JP2019001472A - Fitting sealing structure for beverage container - Google Patents
Fitting sealing structure for beverage container Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019001472A JP2019001472A JP2017115041A JP2017115041A JP2019001472A JP 2019001472 A JP2019001472 A JP 2019001472A JP 2017115041 A JP2017115041 A JP 2017115041A JP 2017115041 A JP2017115041 A JP 2017115041A JP 2019001472 A JP2019001472 A JP 2019001472A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- seal ring
- inner diameter
- seal
- beverage container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、ビール樽など飲料容器のフィッティングの口金と、この口金にディスペンスヘッドを取り付ける取付部材との間を密封する密封構造に関するものである。 The present invention relates to a sealing structure that seals between a base for fitting a beverage container such as a beer barrel and an attachment member for attaching a dispense head to the base.
図5は、従来の技術によるビール樽用フィッティングの密封構造を示すものである。この図5に示すビール樽用フィッティングにおいて、ビール樽101の上部に形成された口金102の内周には、筒状の取付部材103がねじ込まれており、口金102と取付部材103との間の隙間は、断面形状が四角形のゴム状弾性材料からなるシールリング(角リング)104によって密封されており、ビール樽101内からの二酸化炭素ガスや生ビールの漏れを防止している。
FIG. 5 shows a sealing structure of a beer barrel fitting according to the prior art. In the beer barrel fitting shown in FIG. 5, a
取付部材103の内周にはダウンチューブ105の上部が上下移動可能に挿入されており、このダウンチューブ105の上端には、環状のガスバルブ106が取り付けられている。ガスバルブ106は、通常は取付部材103の下端部とダウンチューブ105の上端鍔部105aとの間に圧縮状態で介装された第一のコイルスプリング107の付勢力によって、外周のシール面106aが、取付部材103の上部内周に形成された弁座103aに密接されている。
The upper part of the
ダウンチューブ105の上端内部には、ビールバルブ108が上下移動可能に挿入されており、通常は、ダウンチューブ105内に圧縮状態で挿入された第二のコイルスプリング109の付勢力によって、ガスバルブ106の下部内周に形成された弁座106bに密接されている。
A
口金102及び取付部材103には不図示のディスペンスヘッドを取り付け可能となっている。そしてこのディスペンスヘッドの操作によって、ガスバルブ106を第一のコイルスプリング107の付勢力に抗して押し下げて開弁動作させると共に、ビールバルブ108を、第二のコイルスプリング109の付勢力に抗して押し下げて開弁動作させ、これによって、加圧した二酸化炭素ガスをビール樽101内に供給すると共に、ビール樽101内の生ビールを、ダウンチューブ105を通して注出させるものである(例えば特許文献1,2参照)。
A dispense head (not shown) can be attached to the
また図6に示すように、シールリング104は、口金102の内周面に形成された上向きフランジ面102aと、取付部材103の外周面に形成された下向きフランジ面103bとの間で軸方向(上下方向)へ圧縮されるが、取付部材103の外周面にシールリング保持溝103cが形成されている場合は、口金102側の上向きフランジ面102aと、取付部材103側の保持溝103cとの間に大きな径方向クリアランスCが形成されるため、圧縮を受けたシールリング104は内径側の一部104aがクリアランスC内へ大きく膨出変形して、上向きフランジ面102aの内径端と対応する径方向位置が、上向きフランジ面102aの内径端の角部102bと強く干渉することから、この部分に応力集中による損傷を生じる懸念がある。
Further, as shown in FIG. 6, the
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、飲料容器用フィッティングの密封構造において、シールリングの損傷を防止して安定した密封性を維持することにある。 The present invention has been made in view of the above points, and its technical problem is to prevent damage to the seal ring and maintain stable sealing performance in the sealing structure of a beverage container fitting. It is in.
上述した技術的課題を解決するため、請求項1の発明に係る飲料容器用フィッティングの密封構造は、飲料容器の口金と、前記口金の内周に螺合された取付部材との間にシールリングが介装され、このシールリングは、前記口金の内周面に形成されたフランジ面及び前記取付部材の外周面に形成されたフランジ面に密接されたシール本体部と、このシール本体部から前記口金のフランジ面より内径側へ延びて前記取付部材の外周面に遊嵌された基部と、を備え、前記口金のフランジ面の内径端と対応する径方向位置に、前記口金のフランジ面の内径端から浮き上がった干渉回避部が形成されたことを特徴とするものである。 In order to solve the technical problem described above, a sealing structure for a beverage container fitting according to the invention of claim 1 includes a seal ring between a mouthpiece of the beverage container and an attachment member screwed to the inner periphery of the mouthpiece. The seal ring includes a flange surface formed on the inner peripheral surface of the base and a seal body portion in close contact with the flange surface formed on the outer peripheral surface of the mounting member. A base portion extending from the flange surface of the base to the inner diameter side and loosely fitted to the outer peripheral surface of the mounting member, and having an inner diameter of the flange surface of the base at a radial position corresponding to an inner diameter end of the flange surface of the base It is characterized in that an interference avoiding portion that is lifted from the end is formed.
請求項2の発明に係る飲料容器用フィッティングの密封構造は、請求項1に記載の構成において、シールリングは高さ方向の幅が内径側ほど減少しており、シール本体部がシールリップからなることを特徴とするものである。 The sealing structure of the beverage container fitting according to the invention of claim 2 is the structure according to claim 1, wherein the width of the seal ring in the height direction decreases toward the inner diameter side, and the seal body portion is formed of a seal lip. It is characterized by this.
請求項3の発明に係る飲料容器用フィッティングの密封構造は、請求項1に記載の構成において、干渉回避部が円周方向へ連続したくびれ部からなることを特徴とするものである。 A beverage container fitting sealing structure according to a third aspect of the invention is characterized in that, in the configuration of the first aspect, the interference avoiding portion is formed of a constricted portion continuous in the circumferential direction.
本発明に係る飲料容器用フィッティングの密封構造によれば、シールリングは、口金の内周面に形成された上向きフランジ面と、取付部材の外周面に形成された下向きフランジ面との間で圧縮されても、口金のフランジ面の内径端と対応する径方向位置が上向きフランジ面の内径端の角部と強く干渉しないため、シールリングの損傷を防止して安定した密封性を維持することができる。 According to the sealing structure of the beverage container fitting according to the present invention, the seal ring is compressed between the upward flange surface formed on the inner peripheral surface of the base and the downward flange surface formed on the outer peripheral surface of the mounting member. However, since the radial position corresponding to the inner diameter end of the flange surface of the base does not interfere strongly with the corner of the inner diameter end of the upward flange surface, damage to the seal ring can be prevented and stable sealing performance can be maintained. it can.
以下、本発明に係る飲料容器用フィッティングの密封構造をビール樽のフィッティングに適用した好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1及び図2は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。 Hereinafter, a preferred embodiment in which a sealing structure for a beverage container fitting according to the present invention is applied to beer barrel fitting will be described with reference to the drawings. 1 and 2 show a first embodiment of the present invention.
図1において、参照符号101はビール樽で、このビール樽101の上部には、口金102が形成されている。口金102の内周面には雌螺子1021が形成されており、この雌螺子1021には、口金102の内周に配置された筒状の取付部材103に形成された雄螺子1031が螺合されている。なお、ビール樽101は請求項1に記載された飲料容器に相当するものである。
In FIG. 1,
取付部材103の内周にはダウンチューブ105の上部が上下移動可能に挿入されており、このダウンチューブ105の上端には、ガスバルブ106が取り付けられている。ガスバルブ106は、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料によって環状に成形されたものであって、その下部外周面が、ダウンチューブ105の上端内周に圧入によって固定状態に取り付けられ、金属製の補強環1061が一体に埋設されている。
An upper part of the
取付部材103の下端鍔部103dと、ダウンチューブ105の上端鍔部105aとの間には第一のコイルスプリング107が適宜圧縮状態に介装されており、この第一のコイルスプリング107によって、ガスバルブ106がダウンチューブ105と共に常に上方へ付勢されている。取付部材103の上部内周面には、上側ほど小径になるような円錐面状をなす弁座103aが形成されており、ガスバルブ106は、その上端外周に形成されたシール面106aが、通常は第一のコイルスプリング107の付勢力によって、弁座103aに密接されている。
A
ダウンチューブ105の上端内部には、ビールバルブ108が上下移動可能に挿入されている。このビールバルブ108は、下端をダウンチューブ105に形成された段差部105bに支持された第二のコイルスプリング109の付勢力によって、通常は、ガスバルブ106の下部内周に形成された弁座106bに密接されている。
A
口金102及び取付部材103には不図示のディスペンスヘッドが取り付けられる。ディスペンスヘッドは、第一のコイルスプリング107の付勢力に抗してガスバルブ106をダウンチューブ105と共に押し下げることによって、ガスバルブ106のシール面106aを弁座103aから離して開弁動作させると共に、ビールバルブ108を、第二のコイルスプリング109の付勢力に抗して押し下げることによって、このビールバルブ108をガスバルブ106の弁座106bから離してダウンチューブ105の上端開口を開放し、これによって、加圧した二酸化炭素ガスがビール樽101内に供給され、ビール樽101内の生ビールを、ダウンチューブ105を通して注出させるものである。
A dispense head (not shown) is attached to the
口金102と取付部材103の間の隙間から、ビール樽101内の二酸化炭素ガスや生ビールが漏れるのを防止するための密封構造として、口金102の雌螺子1021と取付部材103の雄螺子1031との螺合部の下側の位置にはシールリング10が介装されている。
As a sealing structure for preventing carbon dioxide gas and draft beer in the
詳しくは、口金102における雌螺子1021の下側の内周面には、図2に示す上向きフランジ面102aが形成されており、取付部材103における雄螺子1031の下側の外周面には、図2に示すシールリング保持溝103cが形成されており、シールリング保持溝103cの上端面である下向きフランジ面103bは、口金102の上向きフランジ面102aと上下に対向している。
Specifically, an
シールリング10は、たとえばHNBR(水素化ニトリルゴム)あるいはEPDM(エチレンプロピレンゴム)など、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料で成形されたものであって、口金102の上向きフランジ面102a及び取付部材103の下向きフランジ面103bに密接され外径側を向いた一対のシールリップ11,12と、このシールリップ11,12から上向きフランジ面102aより内径側へ延びて取付部材103のシールリング保持溝103cの外周面に遊嵌された基部13とを備える。なお、シールリップ11,12は請求項1に記載されたシール本体部に相当するものである。
The
すなわちこのシールリング10は、断面形状が略V字形に形成されていて、下面(シールリップ11及び基部13の下面)が内径側ほど高くなるテーパ面をなし、上面(シールリップ12及び基部13の上面)が内径側ほど低くなるテーパ面をなし、このため高さ方向の幅が内径側ほど減少しており、シールリップ11と基部13の間(シールリップ11の根元)であって口金102の上向きフランジ面102aの内径端と対応する径方向位置は、上向きフランジ面102aの内径端の角部102bから浮き上がった干渉回避部14となっている。
That is, the
シールリング10は、基部13の内周面がシールリング保持溝103cに遊嵌されることによって、口金102及び取付部材103に対する同心性が保持され、口金102の雌螺子1021に取付部材103の雄螺子1031をねじ込んで行くことによって、シールリップ11,12が上下に変形を受けて上向きフランジ面102aと下向きフランジ面103bに密接され、図1に示すビール樽101内の二酸化炭素ガスや生ビールの漏れを防止すると共に外部からの異物等の浸入を遮断するものである。
The
そして上記構成によれば、取付部材103の外周面にシールリング保持溝103cが形成されていることによって、口金102側の上向きフランジ面102aと取付部材103側の保持溝103cとの間には大きな径方向クリアランスCを有するが、シールリング10は、上向きフランジ面102a及び下向きフランジ面103bに密接されたシール本体部がシールリップ11,12からなり、シールリング10の高さ方向の幅が内径側ほど減少していることから、フランジ面102a,103b間での充填率が小さく、したがって内径側の基部13がクリアランスC内へ大きく膨出変形することはなく、しかもシールリップ11の根元の、上向きフランジ面102aの内径端と対応する径方向位置は、上向きフランジ面102aの内径端の角部102bから浮き上がった干渉回避部14となっているため、角部102bと強く干渉することもなく、したがって損傷を有効に防止して安定した密封性を維持することができる。
And according to the said structure, since the seal
また、図1に示すフィッティングを高温蒸気によって殺菌する場合は、内部圧力が上昇することによって、シールリング10より内側は外部よりも圧力が高くなるが、この圧力は、シールリング10のシールリップ11,12を上向きフランジ面102a及び下向きフランジ面103bから開く方向へ作用するので、内部圧力が所定値を超えて上昇した時点で内部圧力が開放される。このため、シールリング10の外側へ入り込んだ異物等が除去され、内部圧力の過度な上昇が防止される。
Further, when the fitting shown in FIG. 1 is sterilized with high-temperature steam, the pressure inside the
次に、図3及び図4は、本発明に係るビール樽フィッティングの密封構造の第二の実施の形態を示すものである。 Next, FIG.3 and FIG.4 shows 2nd embodiment of the sealing structure of the beer keg fitting which concerns on this invention.
この第二の実施の形態において、シールリング10は、断面形状が横長の略長方形状に形成されていて、口金102の上向きフランジ面102a及び取付部材103の下向きフランジ面103bに密接された外径側のシール本体部15と、このシール本体部15から上向きフランジ面102aより内径側へ延びて取付部材103のシールリング保持溝103cの外周面に遊嵌された基部16とを備える。
In this second embodiment, the
また、シールリング10におけるシール本体部15と基部16との間、すなわち径方向中間部であって口金102の上向きフランジ面102aの内径端と対応する径方向位置の上下両面には、円周方向へ連続したくびれ部17,18が形成されており、このうち、下面のくびれ部17は、上向きフランジ面102aの内径端の角部102bから浮き上がった干渉回避部14となっている。
Further, in the circumferential direction between the seal
その他の部分の構成は、図1及び図2と同様である。 The configuration of the other parts is the same as in FIGS.
シールリング10は、基部16の内周面がシールリング保持溝103cに遊嵌されることによって、口金102及び取付部材103に対する同心性が保持され、口金102の雌螺子1021に取付部材103の雄螺子1031をねじ込んで行くことによって、シール本体部15が圧縮されて上向きフランジ面102aと下向きフランジ面103bに密接され、図3に示すビール樽101内の二酸化炭素ガスや生ビールに対する所要の密封機能を発揮するものである。
The
そして上記構成によれば、取付部材103の外周面にシールリング保持溝103cが形成されていることによって、口金102側の上向きフランジ面102aと取付部材103側の保持溝103cとの間には大きな径方向クリアランスCを有するが、シールリング10は、上向きフランジ面102aと下向きフランジ面103bとの間でシール本体部15が圧縮を受けても、その応力による内径側への膨出変形がくびれ部17,18によって吸収されるので、内径側の基部16がクリアランスC内へ大きく膨出変形することはなく、しかも下面のくびれ部17は、上向きフランジ面102aの内径端の角部102bから浮き上がった干渉回避部14となっているとなっているため、シールリング10が角部102bと強く干渉することもなく、したがって損傷を有効に防止して安定した密封性を維持することができる。
And according to the said structure, since the seal
10 シールリング
11,12 シールリップ(シール本体部)
13,16 基部
14 干渉回避部
15 シール本体部
17,18 くびれ部
101 ビール樽(飲料容器)
102 口金
102a 上向きフランジ面
102b 角部
103 取付部材
103b 下向きフランジ面
103c シールリング保持溝
10
13, 16
102
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017115041A JP2019001472A (en) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | Fitting sealing structure for beverage container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017115041A JP2019001472A (en) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | Fitting sealing structure for beverage container |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019001472A true JP2019001472A (en) | 2019-01-10 |
Family
ID=65007241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017115041A Pending JP2019001472A (en) | 2017-06-12 | 2017-06-12 | Fitting sealing structure for beverage container |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019001472A (en) |
-
2017
- 2017-06-12 JP JP2017115041A patent/JP2019001472A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6021912A (en) | Closure for a bottle or the like | |
US4322011A (en) | Side seal closure | |
JP7253330B2 (en) | Gasket mounting structure and gasket | |
US2704621A (en) | soffer | |
NZ546030A (en) | A closure | |
JPS5848761B2 (en) | pressure vessel | |
CN215487978U (en) | Micro-leakage prevention gate valve | |
JP4693161B2 (en) | Beverage container fitting | |
US20100000998A1 (en) | Screw cap | |
HUE030156T2 (en) | Linerless closure | |
CN111051208A (en) | Sealing cover | |
RU2294870C2 (en) | Plug-like stopper | |
JP5216786B2 (en) | Fluid dispenser pump and dispenser having the pump | |
JP2019001472A (en) | Fitting sealing structure for beverage container | |
JP2008137710A (en) | Container cap and packing used therefor | |
ZA200610087B (en) | Closing element | |
JP2016034830A (en) | Beer barrel | |
JP5264275B2 (en) | Double container | |
US2103108A (en) | Pneumatic valve | |
KR101299872B1 (en) | Seal ring for plug | |
JP5311475B2 (en) | Liquid discharge pump | |
JP6277030B2 (en) | pump | |
JP6941025B2 (en) | Sealing structure and sealing member for male and female threads | |
WO2021246085A1 (en) | Sealing structure | |
JP7313235B2 (en) | ejector |