JP2019000566A - ゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴルフ練習場で回収されたゴルフボールが一時的に貯留されるとき、1個毎にして整列状態で順次に送り出しでき、搬送機器によって円滑に搬送できるようにする。【解決手段】回収したゴルフボールBを貯留するボール貯留槽11と、ゴルフボールBをボール貯留槽11内で周回状に整列移動させるように設けたボール送出路12と、ボール送出路12に接続連通させて配装したボール送出口13と、ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13がわに移動させる水流を噴出するボール送出用水流噴出管15と、ボール送出口13の近傍等で重なり状となるゴルフボールBを崩す水流を噴出するボール崩し用水流噴出管16とを備える。また、ボール送出口13には、送り出したゴルフボールBを囲繞する複数の棒状材からなる水分離シュート14を接続連通し、水と分離したゴルフボールBをバキューム式の搬送パイプ17で吸引搬送させるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフ練習場において打球後で例えば水流を利用して移動送出されるように傾斜状に形成されている集球溝を経て回収されたゴルフボールを、纏まったいわゆる固まり状にすることなく集球後に1個毎で無理なく、例えばゴルフボールの洗浄装置に搬送できるようにしたゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置に関する。
従来から、ゴルフ練習場において打球されたゴルフボールは、回収後に速やかに洗浄され、洗浄後は例えば打球席近傍に設置されているボール貸出機等に送出配球され、練習者に所定数で貸し出されるようになっている。また、練習場のグランド上から回収したゴルフボールを一旦は貯留し、更に洗浄装置に、あるいは貸出機等に搬送するために例えばこれらの間に配管した搬送パイプ等を利用する場合、搬送パイプによって搬送させるは、纏まって貯留されているゴルフボールを1個毎で連続的にでも搬送パイプに送り出す必要がある。
そのためのゴルフボールの回収、洗浄、貸出等の一連のシステムとして、例えば特許文献1に係るゴルフ練習場におけるゴルフボール送球・洗滌システムと、ゴルフボール輸送用ポンプ等が提案されている。この特許文献1システムでは、集球溝に集められたゴルフボールを水流の利用でピット装置に移動させ、このピット装置で水と共に集められたゴルフボールをゴルフボール輸送用ポンプによって水中から吸い込み吐出し、その後、水と分離したゴルフボールのみを洗滌、乾燥して戻り用配管を経て打席に供給するようにしている。
また、例えば特許文献2のゴルフ練習場におけるボール配球装置では風力によって1個毎にボールを送り出すようにし、特許文献3のボール出庫装置では送出用シュートに配したブラシによって1個毎に送り出すように規制し、特許文献4のゴルフ練習機に於けるボール詰まり防止装置ではボールを転動して送り出す平行レールをこの平行レール間に配したボール崩し突出片に対して上下動させることで順次に送り出せるようにし、特許文献5の回収ゴルフボールの選別装置ではボール送出口の上部にボール切り出し用ローラを駆動させることで重なりボールを阻止するようにしている。
また、水流利用で集められたゴルフボールは、水と共に一時的に貯留槽内で貯留された後に例えばコンベア装置によって水と分離されて洗浄装置等に送り出されるように構成される回収ゴルフボールの送出システムも提案されている。
実開平6−34778号公報 特開2010−88677号公報 特開平7−108077号公報 実公昭53−24367号公報 特公平4−41631号公報
上記の特許文献1のシステムによると、水流利用でピット装置に集められたゴルフボールをゴルフボール輸送ポンプで送り出すとき、水中で沈降されるゴルフボールが輸送ポンプにおける広域吸込口のインペラー羽根部によって順次に1個ずつ吸い込まれ、送り出されるとするも、ゴルフボールの沈降量、水流速度等の変動によって広域吸込口近傍でゴルフボールが団子状に固まってしまうことがある。
また、貯留しているホッパーその他からの1個毎にゴルフボールを送り出すとする特許文献2乃至特許文献5に示された構成のものは、いずれも確実にゴルフボールを1個毎に送出させるにはゴルフボールに接する部材等を微妙に調整する必要があり、その取扱いは面倒であった。
更に、コンベア装置によって水と分離させてゴルフボールを貯留槽内から取り出すように構成された送出システムでは、コンベア装置の駆動部分に水が付着すると、使用に伴い腐蝕され、錆が生じるから、定期的な保守、点検、修理更には交換が必要であった。
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的はゴルフ練習場において、例えば水流利用の集球溝によって回収され、集められたゴルフボールが一時的に貯留された後、その貯留されたゴルフボールを1個毎にして整列状態で順次に確実に送り出しできるようにし、更には送出されたゴルフボールはバキュームによる吸引力で搬送することで水が起因となり得る搬送機器等に対する損傷、錆その他の発生をも防止できるようにしたゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、ゴルフ練習場内で回収し、纏めて貯留してある多数のゴルフボールBを1個毎で送出する回収ゴルフボールの送出装置であって、回収された多数のゴルフボールBが供給導入されるボール貯留槽11と、供給導入されたゴルフボールBをボール貯留槽11内で周回状に整列移動させるようにボール貯留槽11の底部周囲に設けられたボール送出路12と、このボール送出路12に接続連通させてボール貯留槽11の底部に配装したボール送出口13と、前記ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13がわに移動させる水流を噴出するようボール貯留槽11に配装したボール送出用水流噴出管15と、ボール送出口13の近傍で生じた重なり状のゴルフボールBを崩す水流を噴出するようボール貯留槽11に配装したボール崩し用水流噴出管16とを備えて成ることを特徴とする。
ボール貯留槽11は、ゴルフ練習場のグランドに設けられた傾斜した集球溝1内の水流によって回収され、集められたゴルフボールBを水と分離させてボール貯留槽11に案内するようにしたボール案内通路3によって集球溝1に接続されて構成することができる。
ボール送出路12は、ボール貯留槽11の底部にボール貯留槽11自体の内方に向かって膨出状に設けられた膨出部11Aの外周として、ゴルフボールBの外径幅員に相当する幅員を有して平面で彎曲していることで構成することができる。
ボール送出用水流噴出管15は、ボール貯留槽11の中心に対してボール送出口13とは反対がわに設けられていて、その噴出水流は、彎曲しているボール送出路12に沿ってボール送出口13に到達するようにして構成することができる。
ボール崩し用水流噴出管16は、ボール送出用水流噴出管15による噴出水流の向きとは反対する逆方向となる水流を、ボール送出路12内で整列されているゴルフボールBの上方位に向けて噴出するようにして構成することができる。
ボール送出口13には水分離シュート14が接続されていて、この水分離シュート14は、ゴルフボールBを内部に挿通させるようにゴルフボールBの周囲を囲繞してゴルフボールBの外径縁に沿って配列される複数本の棒状材によって下方傾斜状に形成されることで構成することができる。
以上のように構成された本発明に係るゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置にあって、ゴルフ練習場において打球された後に回収され、集められたゴルフボールBがボール貯留槽11に導入されると、ボール送出用水流噴出管15からの水流がボール送出路12内で整列されているゴルフボールBを順次にボール送出口13に移動させ、一方、ボール崩し用水流噴出管16からの水流がボール送出口13に一時的にでも固まり状に滞留することがあるゴルフボールBを崩し、ボール送出口13から順次に連続させてゴルフボールBを円滑に送出させる。
平面で湾曲状となっているボール送出路12は、このボール送出路12内に噴出されるボール送出用水流噴出管15からの噴出水流をボール送出口13に至るように案内し、ボール送出路12内で整列状態のゴルフボールBをボール送出口13まで移動させる。
ボール送出路12の上方に向けて水流を噴出するボール崩し用水流噴出管16は、ボール送出口13の近傍で、例えば複数のゴルフボールBが重なり、固まり状で溜まっていても、そのいわゆるボール溜まりを崩し、ボール送出路12内で整列移動されるゴルフボールBをボール送出口13から順次に連続して送出させる。
ボール送出口13に接続連通した水分離シュート14は、ボール送出口13から排出されるゴルフボールBを通過させるとき、ゴルフボールBに付着している水を滴下して分離し、またボール貯留槽11からボール送出口13を経て流下される水を排水させることで、ゴルフボールBのみを所定箇所に送り出させる。
本発明は以上説明したように構成されているため、ゴルフ練習場内で打球されるゴルフボールBを例えば集球溝1によって回収し、纏めてから例えば洗浄装置C、貸出機L等に搬送機器等で戻し、再使用させるようにするとき、回収後のゴルフボールBを1個ずつで順次に連続的に送り出すことができる。しかも水流の利用で回収し、送り出すようにしても、搬送のための機器には駆動部分等がないことからも水による損傷、錆等が生じることはなく、その保守、点検も容易であり、既存のゴルフ練習場に設置するも過大な費用も掛からず、簡単に据付設置できる。
すなわちこれは、本発明において、ゴルフボールBが供給導入されるボール貯留槽11と、ゴルフボールBをボール貯留槽11内で周回状に整列移動させるように設けられたボール送出路12と、このボール送出路12に接続連通させて配装したボール送出口13と、ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13がわに移動させる水流を噴出するボール送出用水流噴出管15と、重なり状のゴルフボールBを崩す水流を噴出するボール崩し用水流噴出管16とを備えて成るからである。これによって、回収・集められたゴルフボールBの1個毎の送り出し、しかもその送り出しは移動のための水流とボール崩しのための逆方向の水流とによることで連続させた円滑な処理とし、送出のための搬送機器等が駆動部分を有しないことによる保守点検の容易性等を得ることができる。
また、ボール貯留槽11には、集球溝1からボール案内通路3を経てゴルフボールBが供給されるとき、集球溝1内で水流利用によってゴルフボールBが移動されたとしても、ボール案内通路3は集球溝1内の水流による水を分離するから、回収移動のための水が排除されてゴルフボールBのみがボール貯留槽11内に導入案内される。
ボール送出路12は、ボール貯留槽11内で周回状に移動させるようにボール貯留槽11の底部周囲に、ゴルフボールBの外径幅員に相当する幅員で設けられていることで、ゴルフボールBをボール送出路12内で整列させて移動でき、ボール送出用水流噴出管15の水流によって整列状態でボール送出口13にゴルフボールBを送り出すことができる。
ボール送出用水流噴出管15からの水流と、ボール崩し用水流噴出管16からの水流とは互いに逆向きであることで、ボール送出口13近傍にゴルフボールBが上下で重なり、固まり状となって、いわゆるボール溜まりが生じても、ボール崩し用水流噴出管16の噴出水流がそのボール溜まりを崩し、ボール送出用水流噴出管15からの水流がボール送出路12内の整列状態のゴルフボールBを移動させていることと相俟ち、1個毎でゴルフボールBをボール送出口13から順次に連続的に送り出すことができる。
ボール送出口13に水分離シュート14を接続連通してあって、この水分離シュート14がゴルフボールBの周囲を囲繞する複数の棒状材にて下方傾斜状に形成されていることで、水分離シュート14内を通過するときにはゴルフボールBに付着の水は滴下分離されると共に、ボール送出口13からもボール貯留槽11内の水流が排水されるから、送り出されるゴルフボールBは水が付着されていない状態で送り出される。更にはバキューム作用による搬送パイプ17の吸引搬送であることとしても、例えば洗浄装置C等に搬送するための搬送機器等が水等で損傷され、また錆びることもなく、それらの点検、保守が容易で、修理・交換等に伴う諸費用等を大きく節減できる。
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す概要斜視図である。 同じく平面図である。 同じく正面図である。 同じく側面図である。 同じく本発明装置を設置したゴルフ練習場の一部省略の概要斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号11は例えばほぼ円筒ドラム状に形成されているボール貯留槽である。このボール貯留槽11は、ゴルフ練習場のグランドにおける所定の傾斜角度を有するボール転動傾斜面2の底部に設けられている集球用の断面U字形の集球溝1にて集球されるゴルフボールBが、集球溝1内で生じさせている水流によって集められることで回収された後、貯留されるようにしてある。
集球溝1は、図5に示されるように、ゴルフ練習場のグランドの奥部に例えば練習場の打席側、奥部側それぞれに対して向かい合わせで傾斜したボール転動傾斜面2の底部に、例えば練習場のいずれか一方の側部から他方の側部に向けて傾斜させることで設けられている。そして、その上方位から下方位に向かうように水が供給されることで水流が生じており、ボール転動傾斜面2を転動して集球溝1内に落下し集められたゴルフボールBは水流によって下方位に流されるようにしてある。
前記ボール貯留槽11は、集球溝1内で流されることで集球溝1の下方位に運ばれたゴルフボールBを貯留するように、集球溝1の下方位の前方、例えば練習場の側部近傍に配置されており、回収されたゴルフボールBを一時的に貯留する。
下方位に位置する集球溝1の末端には、ボール貯留槽11に回収したゴルフボールBを案内させるボール案内通路3が設けられて、ボール貯留槽11に接続されている。このボール案内通路3は、図例のように、集球溝1の末端に連続させて下方傾斜した水排除板4と、この水排除板4によって水とは分離されたゴルフボールBをボール貯留槽11に導入案内する導入案内部6とを備える。
水排除板4は、ゴルフボールBの外径幅員に比しやや狭い間隔で、集球溝1から流下される水流方向に沿って並列してある複数の突条部5を有する所定幅員のプレート状に形成されている。突条部5上で転動するゴルフボールBに付着した水は転動によって突条部5相互間に滴下し、必要あれば設けられる例えば水排除板4の下方に開口形成した排水口を経てそのまま排水循環されるようにしてある。
導入案内部6は、水排除板4の末端に連続形成され、例えば図示のように、水排除板4の側外方に隣接させてボール貯留槽11を配装してある場合には、末部に至るに伴い次第に下方傾斜する所定幅員を有した平面でほぼL字形を呈していて、この導入案内部6の末部はボール貯留槽11に接続連通している。なお、この導入案内部6、更に前記水排除板4等はプレート状とせずに、パンチングボード製としたり、スノコ製としたりすることもできる。
ボール貯留槽11には、このボール貯留槽11自体の内周に沿って周回状にゴルフボールBを整列移動させるように、ボール貯留槽11の底部に、ゴルフボールBの外径幅員に相当する幅員を有して平面で彎曲しているボール送出路12が形成されている。このボール送出路12は、図示のように例えばボール貯留槽11の底部にボール貯留槽11自体の内方に向かい、ゴルフボールBの外径に相当するよう対応した高さで膨出状に設けられた膨出部の外周として形成される。こうすることで前記導入案内部6から供給導入されたゴルフボールBは膨出部上からボール送出路12に落下され、ボール送出路12内で転動するようになり、またこのボール貯留槽11内でいわば撹拌されるようにはなっている。
ボール送出路12には、ゴルフボールBの外径に相当する内径を有するボール送出口13がボール貯留槽11の底部に接続連通されている。更にこのボール送出口13には水分離シュート14が接続されていて、ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13、水分離シュート14を経てボール貯留槽11の外部に送り出すようになっている。
また、ボール送出路12には、ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13がわに強制的に移動させる水流を噴出形成するボール送出用水流噴出管15がボール送出路12内に向けて配設されている。このボール送出用水流噴出管15は、例えばボール貯留槽11の中心に対してボール送出口13とは反対がわに設けられていて、このボール送出用水流噴出管15から噴出される水流は、彎曲しているボール送出路12に沿ってボール送出口13に到達することでボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13に移動させるようにしている。
一方、ボール送出口13の上方には、ボール送出用水流噴出管15によって移動されるゴルフボールBがボール送出口13上で、またその近傍で複数のゴルフボールBが例えば重なり、団子状になってボール溜まりとなるときの上位にあるゴルフボールBを除去し、ボール送出路12内のゴルフボールBのみを1個毎に順次にボール送出口13に挿入させるように、ゴルフボールBを崩すための噴出水流を生じさせるボール崩し用水流噴出管16が配設されている。このボール崩し用水流噴出管16による水流は、ボール送出用水流噴出管15による噴出水流の向きとは反対する逆方向となっていて、ボール送出路12内で整列状態されて移動するゴルフボールBに対しては直接に噴流作用せず、ボール送出路12内のゴルフボールBの上方位に向けられるようにしてある。
なお、これらのボール送出用水流噴出管15、ボール崩し用水流噴出管16等には水流ポンプPから所定圧で送水される水が噴出されるもので、これらの噴出水流は前記水分離シュート14から排水される水を循環使用するようにすることもできる。
また、水分離シュート14は、例えば図示のように、ゴルフボールBを内部に挿通させるようにゴルフボールBの周囲を囲繞してゴルフボールBの外径縁に沿って配列される例えば4本の棒状材によって下方傾斜状に形成されている。この水分離シュート14は、ボール送出口13から流下される水を排水させ、水分離シュート14内をゴルフボールBが通過するとき、ゴルフボールB自体に付着している水を除去させるようにもしている。この水分離シュート14自体は、4本の棒状材によって形成される場合に限らず、例えば棒状材を増減したり、筒状ネット材としたり等とすることも可能である。
なお、この水分離シュート14が例えば複数本の棒状材によって形成されるとき、ボール送出口13に連結される前部の固定リングと、後部位置で固定する後部の固定リングと、これらの間で必要あれば配される適数の中継リングとによって、棒状材それぞれの前後及び中間等が位置決め固定されるように設けられている。
水分離シュート14の後部には、ゴルフボールBを所定箇所、例えば洗浄装置C等に送出させるバキューム用のサクションホースの如き搬送パイプ17が接続されていて、図示を省略したバキュームブロワーの吸引作用によって水分離シュート14を通過したゴルフボールBが吸引されることで送出されるようになっている。
本発明に係るゴルフボールの送出装置は、図5に示すように、ゴルフ練習場のグランドに構成されたボール転動傾斜面2の底部で傾斜している集球溝1の下方位に配置される。そして搬送パイプ17は例えば練習場の所定箇所に設けられた洗浄装置CにゴルフボールBを搬送し、洗浄後のゴルフボールBは適当な搬送機器等を経て打席近傍に配設されている貸出機Lに供給される。一方、集球溝1内でゴルフボールBを移動させるために生じさせた水流は水排除板4によってゴルフボールBとは分離されて再利用され、またボール貯留槽11内に噴出供給されたゴルフボールBの強制移動のための水流、及びボール送出路12上で重なるゴルフボールBを崩すための水流はボール送出口13から排水されて再利用されるものとして循環使用される。
このようにして例えばゴルフ練習場に設置された本発明に係る送出装置において、ボール転動傾斜面2を経て集球溝1に集められたゴルフボールBは、集球溝1内で生じさせられた水流と共にボール案内通路3を経ることで、集球・移動用の水と分離されてボール貯留槽11内に案内導入される。ボール貯留槽11内に導入案内されたゴルフボールBは、ボール送出路12内で、ボール送出用水流噴出管15からの噴出水流によってボール送出口13に強制的に移動される。ボール送出口13の近傍等で複数のゴルフボールBが団子状になっていると、ボール崩し用水流噴出管16によってゴルフボールBが崩され、ボール送出用水流噴出管15からの強制的な噴出水流と相俟って、1個ずつでボール送出口13から水分離シュート14に排出される。この水分離シュート14では、水分離シュート14の通過中にゴルフボールBに付着されていた水を除去排水し、バキューム作用を有する搬送パイプ17によって例えば洗浄装置C等にゴルフボールBを搬送する。
B…ゴルフボール C…洗浄装置
L…貸出機 P…水流ポンプ
1…集球溝 2…ボール転動傾斜面
3…ボール案内通路 4…水排除板
5…突条部 6…導入案内部
11…ボール貯留槽 11A…膨出部
12…ボール送出路 13…ボール送出口
14…水分離シュート 15…ボール送出用水流噴出管
16…ボール崩し用水流噴出管 17…搬送パイプ
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、ゴルフ練習場内で回収し、纏めて貯留してある多数のゴルフボールBを1個毎で送出する回収ゴルフボールの送出装置であって、回収された多数のゴルフボールBが供給導入されるボール貯留槽11と、供給導入されたゴルフボールBをボール貯留槽11内で周回状に整列移動させるようにボール貯留槽11の底部周囲に設けられたボール送出路12と、このボール送出路12に接続連通させてボール貯留槽11の底部に配装したボール送出口13と、前記ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13がわに移動させる水流を噴出するようボール貯留槽11に配装したボール送出用水流噴出管15と、ボール送出口13の近傍で生じた重なり状のゴルフボールBを崩す水流を噴出するようボール貯留槽11に配装したボール崩し用水流噴出管16とを備えて成ることを特徴とする。
ボール貯留槽11は、ゴルフ練習場のグランドに設けられた傾斜した集球溝1内の水流によって回収され、集められたゴルフボールBを水と分離させてボール貯留槽11に案内するようにしたボール案内通路3によって集球溝1に接続されて構成することができる。
ボール送出路12は、ボール貯留槽11の底部にボール貯留槽11自体の内方に向かって膨出状に設けられた膨出部11Aの外周として、ゴルフボールBの外径幅員に相当する幅員を有して平面で彎曲していることで構成することができる。
ボール送出用水流噴出管15は、ボール貯留槽11の中心に対してボール送出口13とは反対がわに設けられていて、このボール送出用水流噴出管15から噴出される噴出水流は、彎曲しているボール送出路12に沿ってボール送出口13に到達するようにして構成することができる。
ボール崩し用水流噴出管16は、ボール送出用水流噴出管15による噴出水流の向きとは反対する逆方向となる水流を、ボール送出路12内で整列されているゴルフボールBの上方位に向けて噴出するようにして構成することができる。
ボール送出口13には水分離シュート14が接続されていて、この水分離シュート14は、ゴルフボールBを内部に挿通させるようにゴルフボールBの周囲を囲繞してゴルフボールBの外径縁に沿って配列される複数本の棒状材によって下方傾斜状に形成されることで構成することができる。
また、ボール送出路12には、ボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13がわに強制的に移動させる水流を噴出形成するボール送出用水流噴出管15がボール送出路12内に向けて配設されている。このボール送出用水流噴出管15は、例えばボール貯留槽11の中心に対してボール送出口13とは反対がわに設けられていて、このボール送出用水流噴出管15から噴出される噴出水流は、彎曲しているボール送出路12に沿ってボール送出口13に到達することでボール送出路12内のゴルフボールBをボール送出口13に移動させるようにしている。

Claims (6)

  1. ゴルフ練習場内で回収し、纏めて貯留してある多数のゴルフボールを1個毎で送出する回収ゴルフボールの送出装置であって、回収された多数のゴルフボールが供給導入されるボール貯留槽と、供給導入されたゴルフボールをボール貯留槽内で周回状に整列移動させるようにボール貯留槽の底部周囲に設けられたボール送出路と、このボール送出路に接続連通させてボール貯留槽の底部に配装したボール送出口と、前記ボール送出路内のゴルフボールをボール送出口がわに移動させる水流を噴出するようボール貯留槽に配装したボール送出用水流噴出管と、ボール送出口の近傍で生じた重なり状のゴルフボールを崩す水流を噴出するようボール貯留槽に配装したボール崩し用水流噴出管とを備えて成ることを特徴とするゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置。
  2. ボール貯留槽は、ゴルフ練習場のグランドに設けられた傾斜した集球溝内の水流によって回収され、集められたゴルフボールを水と分離させてボール貯留槽に案内するようにしたボール案内通路によって集球溝に接続されている請求項1に記載のゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置。
  3. ボール送出路は、ボール貯留槽の底部にボール貯留槽自体の内方に向かって膨出状に設けられた膨出部の外周として、ゴルフボールの外径幅員に相当する幅員を有して平面で彎曲していることで形成されている請求項1または2に記載のゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置。
  4. ボール送出用水流噴出管は、ボール貯留槽の中心に対してボール送出口とは反対がわに設けられていて、その噴出水流は、彎曲しているボール送出路に沿ってボール送出口に到達するようにしてある請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置。
  5. ボール崩し用水流噴出管は、ボール送出用水流噴出管による噴出水流の向きとは反対する逆方向となる水流を、ボール送出路内で整列されているゴルフボールの上方位に向けて噴出するようにしてある請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置。
  6. ボール送出口には水分離シュートが接続されていて、この水分離シュートは、ゴルフボールを内部に挿通させるようにゴルフボールの周囲を囲繞してゴルフボールの外径縁に沿って配列される複数本の棒状材によって下方傾斜状に形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフ練習場における回収ゴルフボールの送出装置。
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