[関連出願の相互参照]
本出願は、2015年12月3日に中国特許庁宛に出願された、「無線通信方法および装置」と題する中国特許出願番号第201510875575.2号に基づく優先権を主張し、当該出願は、その全体を参照することにより、本明細書に組み込まれている。
本発明の実施形態は、通信分野に関し、より具体的には、無線通信方法および装置に関する。
モバイルインターネット技術の開発に伴い、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システムなどの通信システムは、100メガヘルツMHzまたはさらにより高い帯域幅を提供することができる。
加えて、通信サービスがますます多様化してきている。例えば、サービスタイプの面からみると、音声サービスまたはショートメッセージサービスなどの従来のサービスが存在し、動画サービスまたは高解像度画像サービスなどの大容量データのサービスも存在する。伝送の速さの面からみると、低速サービスが存在し、高速サービスも存在する。異なるサービスは、周波数領域リソースの帯域幅に対して異なる要求を有する。例えば、ユーザが、コストを低減するために比較的低い帯域幅要求を有する場合、比較的低い処理性能を有する端末デバイスが存在し得る(例えば、端末デバイスは、比較的低い帯域幅を有する周波数領域リソース上のみで伝送を処理することができる)。その結果、比較的低い性能を有する端末デバイスは、先述の高帯域幅のシステムにおいて用いられることができない。
どのように高帯域幅の通信システムにおいて異なるユーザ要求を柔軟に満たすかが業界において早急に解決されたい問題となっている。
本発明の実施形態は、無線通信方法および装置を提供し、異なるユーザ要求を柔軟に満たす。
第1の態様によれば、無線通信方法が提供され、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。ここで、周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含み、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属し、方法は、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階であって、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、段階と、ネットワークデバイスが、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階とを備える。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の実装方式において、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ターゲット端末デバイスへ伝送する段階であって、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる、段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第2の実装方式において、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも3つのトランスポートブロックTBをターゲット端末デバイスへ伝送する段階を含み、ここで、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースにおける少なくとも1つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのTBを保持するために用いられるか、または、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのTBを保持するために用いられる。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第3の実装方式において、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信する段階であって、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階とを含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第4の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第5の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第6の実装方式において、ネットワークデバイスが、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第7の実装方式において、制御チャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第8の実装方式において、制御チャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第9の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、受信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第10の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、受信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第11の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第12の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第13の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成され、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティを決定する段階と、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティに従って、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されている伝送に対してHARQ処理を実行する段階とを含む。
第2の態様によれば、無線通信方法が提供され、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用され、ここで、周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含み、少なくとも2つの周波数領域リソースグループが同じセルに属し、方法は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、段階と、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階とを備える。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の実装方式において、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を実行する段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBをネットワークデバイスへ伝送する段階を含み、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第2の実装方式において、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも3つのトランスポートブロックTBをネットワークデバイスへ伝送する段階を含み、ここで、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースにおける少なくとも1つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのTBを保持するために用いられるか、または、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループが、少なくとも1つのTBを保持するために用いられる。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第3の実装方式において、方法はさらに、ターゲット端末デバイスが、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信する段階を備え、ここで、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第4の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第5の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第6の実装方式において、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第7の実装方式において、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第8の実装方式において、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第9の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第10の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第11の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第12の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第3の態様によれば、無線通信装置が提供され、第1の態様における全ての段階と、第1の態様の全ての実装方式とを実行するように構成されるユニットを備える。
第4の態様によれば、無線通信装置が提供され、第2の態様における全ての段階と、第1の態様の全ての実装方式とを実行するように構成されるユニットを備える。
本発明の実施形態における無線通信方法および装置によれば、システムに提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、端末デバイスに割り当てられてよく、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
本発明の実施形態に係る周波数領域リソースの区分方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係るHARQエンティティの設定方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係る制御チャネルの設定方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係るアップリンクフィードバックチャネルの設定方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係るダウンリンクフィードバックチャネルの設定方式の例の模式図である。
本発明の実施形態に係る制御チャネルの設定方式の別の例の模式図である。
本発明の実施形態に係るアップリンクフィードバックの設定方式の別の例の模式図である。
本発明の実施形態に係るダウンリンクフィードバックの設定方式の別の例の模式図である。
本発明の実施形態に係る無線通信方法の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係るTBマッピング方式の一例の模式的フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係る無線通信方法の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係る無線通信装置の模式的ブロック図である。
本発明の別の実施形態に係る無線通信装置の模式的ブロック図である。
本発明の実施形態に係る無線通信デバイスの模式的構造図である。
本発明の別の実施形態に係る無線通信デバイスの模式的構造図である。
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確にかつ十分に説明する。
本明細書において用いられる「コンポーネント」、「モジュール」、および「システム」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために用いられる。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、対象物、実行可能なファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。コンピューティングデバイス、およびコンピューティングデバイス上で作動するアプリケーションが両方、コンポーネントであってよい。1つ又は複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在してよく、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に位置してよく、および/または、2つまたはそれより多いコンピュータの間で分布されてよい。加えて、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてよい。例えば、コンポーネントは、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを用いることによって、かつ、(例えば、ローカルシステム、分散型システムにおける、および/または、信号を用いて別のシステムとインタラクションする、インターネットなどのネットワークにわたる別のコンポーネントとインタラクションする1つのコンポーネントからのデータのような)1つ又は複数のデータパケットを有する信号に従って、通信を行ってよい。
本発明の実施形態において、コンピュータは、ハードウェアレイヤと、ハードウェアレイヤの上方で実行されるオペレーティングシステムレイヤと、オペレーティングシステムレイヤの上方で実行されるアプリケーションレイヤとを含む。ハードウェアレイヤは、CPU、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、略してMMU)、および(記憶装置とも称される)メモリなどのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、例えば、Linux(登録商標)システム、Unix(登録商標)システム、Android(登録商標)システム、iOS(登録商標)システム、またはWindows(登録商標)システムなどの、プロセスを用いることによってサービス処理を実装する任意の1つ又は複数のコンピュータオペレーティングシステムであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、住所録、ワード処理ソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。上に列挙されたコンピュータデバイスは単に、説明のための例であることが、理解されるべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
本発明の実施形態における解決手段は、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communication、略してGSM(登録商標))、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA(登録商標))システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)システム、または符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、略してCDMA)システムなどの既存のセルラ通信システムに適用されてよく、サポートされる通信は主に、音声およびデータのための通信である。概して、従来の基地局によりサポートされた接続の数量が限定されており、容易に実装される。
任意選択的に、ネットワークデバイスは、基地局であり、端末デバイスは、ユーザ機器である。
本発明の実施形態は、端末デバイスに関連して説明される。端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、略してUE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置、または同様のものとも称されてよい。端末デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、略してWLAN)におけるステーション(STATION、略してST)であってよく、または、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、略してSIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、略してWLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、略してPDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークにおける端末デバイスであってよい。
加えて、本発明の実施形態は、ネットワークデバイスに関連して説明される。ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成されるデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(ACCESS POINT、略してAP)、またはGSM(登録商標)またはCDMAにおけるベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、略してBTS)であってよく、または、WCDMA(登録商標)におけるノードB(NodeB、略してNB)であってよく、または、LTEにおける進化型NodeB(Evolutional NodeB、略してeNBまたはeNodeB)、リレーノードまたはアクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイスであってよい。
加えて、本発明の実施形態における態様または特徴は、方法、装置、または標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を用いる製品として実装されてよい。本出願において用いられる「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読コンポーネント、キャリア、または媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムを含む。例えば、コンピュータ可読媒体は、(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、または磁気テープなどの)磁気記憶装置コンポーネント、コンパクトディスク(Compact Disk、略してCD)またはデジタルバーサタイルディスク(Digital Versatile Disk、略してDVD)などの光ディスク、スマートカード、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(Erasable Programmable Read−Only Memory、略してEPROM)などのフラッシュメモリコンポーネントを含んでよいが、これらに限定されない。加えて、本明細書において説明されている様々な記憶媒体は、1つ又は複数のデバイスおよび/または情報を記憶するために用いられる他の機械可読媒体を示してよい。「機械可読媒体」という用語は、無線チャネル、および、命令および/またはデータを記憶、含有および/または保持する様々な他の媒体を含んでよいが、これらに限定されない。
本発明の実施形態において、通信システムにより用いられる周波数領域リソースは、ネットワークデバイスにより用いられ、特定の帯域幅を有するキャリアに対応するスペクトルリソースであってよい。キャリアは、複数のサブキャリア(Sub−carrier)を含んでよく、または、キャリアは、複数のリソースブロック(RB、Resource Block)を含んでよい。
加えて、本発明の実施形態において、周波数領域リソースの帯域幅は、システム要求またはプロトコル規則に従ってランダムに設定されてよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。例えば、周波数領域リソースの帯域幅は、20MHzまたは100MHzであってよい。
図1は、本発明の実施形態に係る周波数領域リソースの区分方式の一例の模式図を示す。図1において示されているように、周波数領域リソース(すなわち、キャリアに対応するスペクトルリソース)は、N個の周波数領域リソースグループ(または、「ワイドサブバンド」と称されてよい)、すなわち、図1において示されている周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#Nに区分されてよく、N≧2である。
各周波数領域リソースグループは、RBを含むか、または、各周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのサブキャリアを含む。
本発明のこの実施形態において、全てのN個の周波数領域リソースグループの帯域幅(または、全てのN個の周波数領域リソースグループにより含まれるサブキャリアまたはRBの数量)は、同じまたは異なってよいことに留意すべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
具体的には、本発明のこの実施形態において、任意の2つの隣接する周波数領域リソースグループは、連続して設定されてよく、または、任意の2つの隣接する周波数領域リソースグループの間にガードインターバルが設定されなくてよい。従って、帯域幅利用率を向上させることができる。
上に列挙された、周波数領域リソースグループの間の設定関係は単に、説明のための例であることは、理解されるべきである。本発明において、このことは限定されない。例えば、ガードインターバルが、N個の周波数領域リソースグループの一部または全てにおいて、2つの隣接する周波数領域リソースグループの間に設定されてよい。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成される。
具体的には、図2において示されているように、本発明のこの実施形態において、N個のハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)エンティティは、ネットワークデバイスにおいて設定されてよく、N個のHARQエンティティは、N個の周波数領域リソースグループと1対1の対応関係にあり、すなわち、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループにおいて保持されている(アップリンク伝送およびダウンリンク伝送を含む)伝送のみに対してフィードバック処理を実行するように構成される。従って、1つのHARQエンティティが複数の周波数領域リソースグループに対してフィードバック処理を処理するように構成されたことに起因して引き起こされる伝送エラーを回避することができ、本発明のこの実施形態の実行可能性をさらに向上させることができる。
本発明のこの実施形態において、N個の周波数領域リソースグループは、一次−二次方式(すなわち、設定方式1)で設定されてよく、または、N個の周波数領域リソースグループは、独立して設定されてよい(すなわち、設定方式2)。以下では、2つの設定方式を個別に詳細に説明する。
[設定方式1]
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
具体的には、N個の周波数領域リソースグループが同じキャリアに対応するスペクトルリソースに属するので、N個の周波数領域リソースグループは、同じセルに属してよく、または、N個の周波数領域リソースグループに対応するセルのセル設定が同じであってよい。
従って、本発明のこの実施形態において、N個の周波数領域リソースグループのうち1つ(または複数)は、一次周波数領域リソースグループ、例えば、図1において示されている周波数領域リソースグループ#0として設定されてよい。
加えて、別の周波数領域リソースグループは、二次周波数領域リソースグループとして用いられてよい。
本発明のこの実施形態において、一次周波数領域リソースグループは、プロトコルにより特定されてよく、または、ネットワークデバイスおよび(ターゲット端末デバイスを含む)端末デバイスにより、ネゴシエーションを用いて決定されてよいことに留意すべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
加えて、本発明のこの実施形態において、一次周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスに最初にアクセスするために端末デバイスにより用いられる周波数領域リソースとして用いられてよい。
すなわち、ネットワークデバイスは、マスタ情報ブロック(MIB、Master Information Block)などのシステム情報を伝送するために用いられる予め設定された時間−周波数リソースを用いることによって、一次周波数領域リソースグループの指示情報、例えば、一次周波数領域リソースグループのシーケンス番号、または周波数領域リソースにおける一次周波数領域リソースグループの位置などの情報を、端末デバイスへ送ってよい。従って、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループを決定し、一次周波数領域リソースグループを用いることによってアクセス処理を実行してよい。
加えて、アクセスが実行された後に、ネットワークデバイスはさらに、例えば、端末デバイスの処理能力(すなわち、端末デバイスにより処理できるスペクトルリソースの幅)に従って、別の周波数領域リソースグループを端末デバイスに割り当ててよい。例えば、比較的低い処理能力を有する端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループのみを用いることによって、通信を行い得て、比較的高い処理能力を有する端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループおよび1つ又は複数の二次周波数領域リソースグループを用いることによって、通信を行い得る。
あるいは、アクセスが実行された後に、ネットワークデバイスはさらに、例えば、端末デバイスが訪問したサービスのサービスタイプ(または、サービスの帯域幅要求)に従って、別の周波数領域リソースグループを端末デバイスに割り当ててよい。例えば、端末デバイスが、比較的高い帯域幅要求を有するサービスを訪問する場合、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループのみを用いて、通信を行ってよい。端末デバイスが、比較的低い帯域幅要求を有するサービスを訪問する場合、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループおよび1つ又は複数の二次周波数領域リソースグループを用いることによって、通信を行ってよい。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図3において示されているように、制御チャネルは、(例えば、周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#Nを含み得る)二次周波数領域リソースグループの代わりに、周波数領域リソースグループ#0(すなわち、一次周波数領域リソースグループの例)のみにおいて設定されてよい。加えて、全ての第2の周波数領域リソースグループのダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)などの制御情報は、周波数領域リソースグループ#0における制御チャネル上で伝送されてよい。
限定ではなく、例として、複数の端末デバイスの制御情報が、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、1つのスケジューリング期間において伝送される必要がある場合、複数の端末デバイスの制御情報は、符号分割多重化方式、時間分割多重化方式、周波数分割多重化方式、または同様の方式で、一次周波数領域リソースグループにおいて制御チャネルを共有してよい。
加えて、本発明のこの実施形態において、(例えば、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含み得る)複数の周波数領域リソースグループが1つの端末デバイスに割り当てられる必要がある場合、以下の場合が存在する。
例えば、端末デバイスに割り当てられる各周波数領域リソースグループは、独立したDCIを有してよく、各DCIは、DCIを用いることによってスケジューリングされた周波数領域リソースグループを示すために用いられる周波数領域リソースグループ指示情報(または、周波数領域リソースグループインジケータフィールド)を含んでよい。加えて、各DCIは、周波数領域リソースグループにおいて保持されているTBの数量を示すために用いられるTB指示情報(またはTBフィールド)を含んでよい。加えて、各DCIは、周波数領域リソースグループにおける、各TBがマッピングされた具体的なリソースブロックを示すために用いられるリソースブロック指示情報(すなわち、リソースブロックインジケータフィールド)を含んでよい。ここで、各周波数領域リソースグループにおいて保持されている全てのTBは、周波数領域リソースグループにおける同じリソースブロックにおいて保持されてよく、または、各周波数領域リソースグループにおいて保持されている全てのTBは、周波数領域リソースグループにおける異なるリソースブロックにおいて個別に保持されてよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
あるいは、端末デバイスに割り当てられる全ての周波数領域リソースグループは、同じDCIを共有してよく、すなわち、任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含む。ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、1つのスケジューリング情報を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける全ての周波数領域リソースグループに対してリソーススケジューリングを実行する段階を含む。
一実装方式において、全ての周波数領域リソースグループは、同じリソース割り当て方式を有してよく(例えば、全ての周波数領域リソースグループは、同じ数量のTBを保持し、TBを保持するために用いられる、全ての周波数領域リソースグループにあるリソースブロックも、同じ位置を有する)、これにより、全ての周波数領域リソースグループのリソース割り当て方式(または、スケジューリング方式)は、1つのDCIを用いることによって示される。
すなわち、任意選択的に、スケジューリング情報は、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソースグループを示すために用いられる指示情報を含む。
具体的には、ビットマップ(Bitmap)などの、現在のセルの全ての周波数領域リソースグループにおける、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべき周波数領域リソースグループを示すために用いられる指示情報は、DCIにおいて設定され得て、これにより、ターゲット端末デバイスは、DCIにおいて保持されているビットマップに従って、ビットマップにより示された周波数領域リソースグループは、情報を伝送するために用いられることができることを決定する。
あるいは、周波数領域リソースグループ識別子は、セルにおける各周波数領域リソースグループに割り当てられ得て、これにより、1つの周波数領域リソースグループ識別子は、セルにおける1つの周波数領域リソースグループを一意に示すことができる。従って、現在のセルにおける、ターゲット端末デバイスに割り当てられる周波数領域リソースグループの周波数領域リソースグループ識別子は、DCIにおいて保持され得て、これにより、ターゲット端末デバイスは、DCIにおいて保持されている周波数領域リソースグループ識別子に従って、周波数領域リソースグループ識別子により示される周波数領域リソースグループが情報を伝送するために用いられることができると決定する。
別の実装方式において、DCIは、複数の情報フラグメントを含んでよく、各情報フラグメントは、対応する周波数領域リソースグループのリソース割り当て方式を示すために用いられる。例えば、1つの端末デバイスに割り当てられるターゲット周波数領域リソースグループが、M個(N≧M≧2)の周波数領域リソースグループ(例えば、周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#M)を含む場合、DCIは、M個の情報フラグメント(例えば、情報フラグメント#1から情報フラグメント#M)を含む。情報フラグメント#1は、周波数領域リソースグループ#1のリソース割り当て方式を示すために用いられる。例えば、情報フラグメント#1は、周波数領域リソースグループ#1の識別子、周波数領域リソースグループ#1において保持されているTBの数量、およびTBを保持するために用いられる、周波数領域リソースグループ#1におけるリソースブロックの位置を含んでよい。同様に、情報フラグメント#Mは、周波数領域リソースグループ#Mのリソース割り当て方式を示すために用いられる。例えば、情報フラグメント#Mは、周波数領域リソースグループ#Mの識別子、周波数領域リソースグループ#Mにおいて保持されているTBの数量、およびTBを保持するために用いられる、周波数領域リソースグループ#Mにおけるリソースブロックの位置を含んでよい。
すなわち、任意選択的に、スケジューリング情報は、少なくとも2つの情報フラグメントを含み、少なくとも2つの情報フラグメントは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる少なくとも2つの周波数領域リソースグループと1対1の対応関係にあり、各情報フラグメントは、対応する周波数領域リソースグループのリソース割り当て方式を示すために用いられる。
加えて、限定ではなく、例として、集中制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH、Enhanced Physical Downlink Control Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
制御チャネルは、一次周波数領域リソースグループのみにおいて設定され、制御チャネルを用いることによって、(一次周波数領域リソースグループおよび二次周波数領域リソースグループを含む)全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報が伝送され、これにより、制御チャネルのリソースオーバヘッドを低減することができ、通信システムのデータスループットを向上させることができる。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図4において示されているように、アップリンクフィードバックチャネルは、二次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#Nなど)の代わりに、一次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0など)において設定されてよく、全ての二次周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報は、集中アップリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、集中アップリンクフィードバックチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control Channel)または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
アップリンクフィードバックチャネルは、一次周波数領域リソースグループのみにおいて設定され、(一次周波数領域リソースグループおよび二次周波数領域リソースグループを含む)全ての周波数領域リソースグループのアップリンクフィードバック情報は、アップリンクフィードバックチャネルを用いることによって伝送され、これにより、アップリンクフィードバックチャネルのリソースオーバヘッドを低減することができ、通信システムのデータスループットを向上させることができる。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図5において示されているように、ダウンリンクフィードバックチャネルは、二次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#Nなど)の代わりに、一次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0など)において設定され、全ての二次周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報は、集中ダウンリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく例として、集中ダウンリンクフィードバックチャネルは、物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(PHICH、Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
ダウンリンクフィードバックチャネルは、一次周波数領域リソースグループのみにおいて設定され、ダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、(一次周波数領域リソースグループおよび二次周波数領域リソースグループを含む)全ての周波数領域リソースグループのダウンリンクフィードバック情報が伝送され、これにより、ダウンリンクフィードバックチャネルのリソースオーバヘッドを低減することができ、通信システムのデータスループットを向上させることができる。
設定方式1が用いられる場合、一次周波数領域リソースグループにおける各チャネルが、システムの、現在の通信期間において通信を行う必要がある全ての端末デバイスにより、検出され得ることに留意すべきである。
[設定方式2]
任意選択的に、制御チャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図6において示されているように、制御チャネルは、全ての周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#Nなど)において設定されてよく、各周波数領域リソースグループのダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)などの制御情報は、各周波数領域リソースグループにおける制御チャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH、Enhanced Physical Downlink Control Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
独立した制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、これにより、各周波数領域リソースグループにおける伝送を柔軟に制御することができ、本発明の実施形態における無線通信方法の柔軟性を向上させることができる。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図7において示されているように、アップリンクフィードバックチャネルは、全ての周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#Nなど)において設定され、各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報は、各周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、アップリンクフィードバックチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
独立したアップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、これにより、フィードバックを各周波数領域リソースグループに対して柔軟に実行することができ、本発明の実施形態における無線通信方法の柔軟性を向上させることができる。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図8において示されているように、ダウンリンクフィードバックチャネルは、全ての周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#Nなど)において設定され得て、各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報は、各周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、ダウンリンクフィードバックチャネルは、物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(PHICH)または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
独立したダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、これにより、フィードバックを各周波数領域リソースグループに対して柔軟に実行することができ、本発明の実施形態における無線通信方法の柔軟性を向上させることができる。
本発明のこの実施形態において、各周波数領域リソースグループにおける各チャネルは、周波数領域リソースグループが割り当てられた端末デバイスのみにより検出され得ることに留意すべきである。
上に列挙された設定方式1および設定方式2は、個別に用いられてよく、または共に用いられてよいことが、理解されるべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。例えば、制御情報は、端末デバイスに割り当てられた二次周波数領域リソースグループを端末デバイスに通知するために、一次周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって伝送されてよく、各二次周波数領域リソースグループの制御情報は、各二次周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって伝送される。
先述において、図1から図8を参照して、本発明のこの実施形態における周波数領域リソースの区分方式を詳細に説明している。以下では、図9から図11を参照して、本発明の実施形態における無線通信方法を詳細に説明する。
図9は、本発明の実施形態に係るネットワークデバイスの視点から説明される無線通信方法100の模式的フローチャートを示す。方法100は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図9に示されているように、方法100は、以下の段階を備える。
S110.ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定し、ここで、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
S120.ネットワークデバイスは、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信し、ここで、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる。
S130.ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う。
具体的には、端末デバイス#A(すなわち、ターゲット端末デバイスの一例)がネットワークデバイスと無線通信を行う必要がある場合、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループを、端末デバイス#Aに割り当ててよい。加えて、本発明のこの実施形態において、ターゲット周波数領域リソースグループは、区分を用いて得られたM個の周波数領域リソースグループを含んでよく、M≦Nである。
限定ではなく、例として、区分を用いて得られたN個の周波数領域リソースグループが、一次周波数領域リソースグループを含む場合、ネットワークデバイスは、システム情報(MIBメッセージなど)を用いることによって、端末デバイス#Aに、一次周波数領域リソースグループの位置を通知し得る。
あるいは、一次周波数領域リソースグループの位置が、プロトコルにより特定され得る。
従って、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、アクセス処理を実行することができる。
上に列挙されたアクセス処理方法は単に、説明のための例であることが理解されるべきである。本発明において、このことは、限定されない。例えば、端末デバイスおよびネットワークデバイスはさらに、プロトコルにより特定された、予め設定された時間−周波数リソースに従って、アクセス処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信する段階であって、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階とを含む。
具体的には、端末デバイス#Aは、例えば、一次周波数領域リソースグループにおける時間−周波数リソースを用いることによって、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信し得る。本発明のこの実施形態において、端末能力情報は、端末デバイス#Aにより処理され得る帯域幅を示してよい。従って、ネットワークデバイスは、端末能力情報に基づき、ターゲット周波数領域リソースグループを端末デバイス#Aへ割り当て得る。
例えば、端末デバイス#Aが比較的低い帯域幅を処理できる場合、比較的小さい数量(例えば1つ)の周波数領域リソースグループのみが、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。この場合、限定ではなく、例として、一次周波数領域リソースグループは、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられてよい。
別の例において、端末デバイス#Aが比較的高い帯域幅を処理できる場合、複数の周波数領域リソースグループが端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。
任意選択的に、ネットワークデバイスは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信されたサービスタイプ情報を受信する段階であって、サービスタイプ情報は、ターゲット端末デバイスが訪問したサービスに必要とされる周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、サービスタイプ情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階とを含む。
具体的には、端末デバイス#Aは、例えば、一次周波数領域リソースグループにおける時間−周波数リソースを用いることによって、サービスタイプ情報をネットワークデバイスへ送信してよい。本発明のこの実施形態において、サービスタイプ情報は、端末デバイス#Aが訪問したサービスに必要とされる帯域幅を示し得る。従って、ネットワークデバイスは、サービスタイプ情報に基づき、ターゲット周波数領域リソースグループを端末デバイス#Aに割り当てることができる。
例えば、端末デバイス#Aが訪問したサービスが、音声サービスまたはショートメッセージサービスなどの従来のサービスである場合、サービスは、比較的低い帯域幅要求を有し、比較的小さい数量(例えば、1つ)の周波数領域リソースグループのみが、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。この場合、限定ではなく、例として、一次周波数領域リソースグループは、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられてよい。
例えば、端末デバイス#Aが訪問したサービスが、動画サービスまたは高解像度の画像サービスなどの大容量データのサービスである場合、複数の周波数領域リソースグループが、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。
ターゲット周波数領域リソースグループの先述の割り当て処理は、先述のアクセスプロセスにおいて実行されてよく、または、アクセスプロセスが完了した後に実行されてよいことが理解されるべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
続いて、ネットワークデバイスは、割り当てられたターゲット周波数領域リソースグループの指示情報(すなわち、第1の指示情報)をターゲット端末デバイスへ送信してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、区分を用いて得られたN個の周波数領域リソースグループが、一次周波数領域リソースグループを含む場合、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループ(例えば、一次周波数領域リソースグループにおける集中制御チャネル)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループの指示情報を、端末デバイス#Aへ送信してよい。
上に列挙された、ターゲット周波数領域リソースグループの指示情報の送信方式は単に、説明のための例であることが理解されるべきである。本発明において、このことは限定されない。例えば、ターゲット周波数領域リソースグループの指示情報はさらに、MIBメッセージまたは同様のものを用いることによって、端末デバイス#Aへ送信されてよい。
ネットワークデバイスおよび端末デバイス#Aがネゴシエーションを用いてターゲット周波数領域リソースグループを決定した後に、ネットワークデバイスおよび端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、無線通信を行うことができる。
本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける独立した制御チャネルを用いることによって、または、一次周波数領域リソースグループにおける集中制御チャネルを用いることによって、スケジューリング情報を端末デバイス#Aへ送信してよい。加えて、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、スケジューリング情報に従って、データを伝送してよい。
例えば、ダウンリンク伝送中に、ネットワークデバイスは、スケジューリング情報により示されたターゲット周波数領域リソースグループにおける一部または全ての時間−周波数リソースに、端末デバイス#Aへ送信される必要があるトランスポートブロック(TB、Transport Block)をマッピングし得て、これにより、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、当該TBを端末デバイス#Aへ送信し得る。
別の例において、アップリンク伝送中に、端末デバイス#Aは、スケジューリング情報により示されたターゲット周波数領域リソースグループにおける一部または全ての時間−周波数リソースに、ネットワークデバイスへ送信される必要があるTBをマッピングし得て、これにより、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、当該TBをネットワークデバイスへ送信し得る。
以下では、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるTBマッピング方式を詳細に説明する。
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つのTBが、各周波数領域リソースグループにマッピングされ得る。全ての周波数領域リソースグループにマッピングされたTBは、同じまたは異なってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ターゲット端末デバイスへ伝送する段階を含み、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
具体的には、本発明のこの実施形態において、端末デバイス#Aが2つまたはそれより多いTBを伝送(例えば、送信または受信)する必要がある場合、これらのTBは、異なる周波数領域リソースグループにおいて個別に保持され(または異なる周波数領域リソースグループにマッピングされ)得る。
例えば、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループは、1つのTBを保持してよい。すなわち、端末デバイス#AがN個のTBを伝送する必要がある場合、N個の周波数領域リソースグループ(例えば、周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#N−1)が、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。加えて、N個のTBは、N個の周波数領域リソースグループと1対1の対応関係にあり、すなわち、各周波数領域リソースグループは、対応するTBを保持する。
あるいは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける一部の周波数領域リソースグループはそれぞれ、1つのTBを保持してよく、他の周波数領域リソースグループはそれぞれ、2つ(または2つよりより多くの)TBを保持してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによってターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも3つのトランスポートブロックTBをターゲット端末デバイスへ伝送する段階を含む。
ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースにおける少なくとも1つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのTBを保持するために用いられるか、または、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのTBを保持するために用いられる。
具体的には、ターゲット周波数領域リソースグループが少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含む場合、1つのTBは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる各周波数領域リソースグループにマッピングされてよい。例えば、図10において示されているように、伝送側のデバイス(すなわち、ネットワークデバイスまたは端末デバイス#Aのいずれか)により送信される必要があるTBの数量が、例えば、4であり得て、かつ、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソースグループの数量が、例えば、4であり得る場合、TB#1が周波数領域リソースグループ#1にマッピングされてよく、TB#2が周波数領域リソースグループ#2にマッピングされてよく、TB#3が周波数領域リソースグループ#3にマッピングされてよく、TB#4が周波数領域リソースグループ#4にマッピングされてよい。
あるいは、ターゲット周波数領域リソースグループが少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含む場合、2つまたはそれより多いTBは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる1つ又は複数の周波数領域リソースグループのうちのそれぞれにマッピングされてよい。加えて、1つのTBが、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる他の周波数領域リソースグループのそれぞれにマッピングされてよい。
あるいは、ターゲット周波数領域リソースグループが少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含む場合、2つまたはそれより多いTBは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる各周波数領域リソースグループにマッピングされてよい。
従来技術において、1つの伝送期間において1つのキャリアを用いることによって、1つの端末デバイスの最大で2つのTBを伝送することができる。従来技術と比較して、本発明のこの実施形態において、1つのキャリア上の少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、1つの端末デバイスに割り当てられ、これにより、端末デバイス#Aの少なくとも3つのTBは、1つの伝送期間において伝送され得る。従って、本発明のこの実施形態における無線通信方法によれば、個々の端末デバイスのデータ伝送時間を短縮できる。
加えて、従来技術において、1つの端末デバイスの2つのTBが1つのキャリアを用いて伝送される場合、空間分割多重化などの技術を用いることによって、当該キャリア上の同じ周波数領域リソースは、当該2つのTBに対して多重化される。従来技術と比較して、本発明のこの実施形態において、1つのキャリア上の少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、1つの端末デバイスに割り当てられ、これにより、異なるTBは、異なる周波数領域リソースグループを用いることによって伝送されることができ、空間分割多重化などの技術を用いる必要がない。従って、端末デバイスおよびネットワークデバイスの処理要求および負荷を低減することができる。
上に列挙されたマッピング方式は単に、説明のための例であることが理解されるべきである。本発明において、このことは、限定されない。ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソースグループの数量は、ランダムに設定されてよく、端末デバイス#AのTB数も、ランダムに設定されてよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
任意選択的に、ネットワークデバイスがターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報(DCIなど)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネル上でターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報に基づき、かつ、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、TBを伝送してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースにおける各周波数領域リソースグループのスケジューリング情報(DCIなど)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースの各周波数領域リソースグループにおける制御チャネル上で、ターゲット周波数領域リソースにおける各周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報に基づき、かつ、各周波数領域リソースグループを用いることによって、TBを伝送してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、端末デバイス#Aは、一次周波数領域リソースグループにおいて設定されたアップリンクフィードバックチャネル(PUCCHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報(ダウンリンクHARQのフィードバック情報など)を、ネットワークデバイスへ送信してよい。それに応じて、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて設定されたアップリンクフィードバックチャネル(PUCCHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報(ダウンリンクHARQおフィードバック情報など)を、ネットワークデバイスへ送信してよい。それに応じて、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループの各周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループにおいて設定されたダウンリンクフィードバックチャネル(PHICHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報(アップリンクHARQのフィードバック情報など)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて設定されたダウンリンクフィードバックチャネル(PHICHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報(アップリンクHARQのフィードバック情報など)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループの各周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
本発明のこの実施形態における無線通信方法によれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられてよく、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
図11は、本発明の実施形態に係る端末デバイスの視点から説明されている通信方法200の模式的フローチャートを示す。方法200は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図11において示されているように、方法200は、以下の段階を含む。
S210.ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信し、ここで、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスにより、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
S220.ターゲット端末デバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ネットワークデバイスへ伝送する段階を含み、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、方法はさらに、ターゲット端末デバイスが、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信する段階を備え、ここで、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階を含む。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されるアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信する段階を含む。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信する段階を含む。
方法200における端末デバイスの動作は、方法100における端末デバイスの動作と同様であり、方法200におけるネットワークデバイスの動作は、方法100におけるネットワークデバイスの動作と同様である。ここでは、繰り返しを回避するために、それらの詳述な説明を省略する。
本発明のこの実施形態における無線通信方法によれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
先述においては、図1から図11を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信方法を詳細に説明している。以下では、図12および図13を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信装置を詳細に説明する。
図12は、本発明の実施形態に係る無線通信装置300の模式的ブロック図を示す。装置300は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図12において示されているように、装置300は、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される決定ユニット310であって、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、決定ユニット310と、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される通信ユニット320であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる、通信ユニット320とを備える。
通信ユニット310はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行うように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ターゲット端末デバイスへ伝送するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、通信ユニットはさらに、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信するように構成される。端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる。
決定ユニットは具体的に、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成される。決定ユニットはさらに、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティを決定するように構成され、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティに従って、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されている伝送に対してHARQ処理を実行するように構成される。
本発明のこの実施形態に係る無線通信装置300は、本発明の実施形態の方法におけるネットワークデバイスに対応してよい。加えて、無線通信装置300におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図9の方法100の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信装置によれば、システムにより提供された周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
図13は、本発明の実施形態に係る無線通信装置400の模式的ブロック図を示す。装置400は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図13において示されているように、装置400は、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信するように構成される通信ユニット410であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスにより、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、通信ユニット410と、第1の指示情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される決定ユニット420とを備える。
通信ユニット410はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行うように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ネットワークデバイスへ伝送するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、通信ユニットはさらに、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信するように構成される。端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されるダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信するように構成される。
本発明のこの実施形態に係る無線通信装置400は、本発明の実施形態の方法におけるターゲット端末デバイス(端末デバイス#Aなど)に対応してよい。加えて、無線通信装置400におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図11の方法200の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信装置によれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられて得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
先述においては、図1から図11を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信方法を詳細に説明している。以下では、図14および図15を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信デバイスを詳細に説明する。
図14は、本発明の実施形態に係る無線通信デバイス500の模式的ブロック図を示す。図14により示されているように、デバイス500は、プロセッサ510およびトランシーバ520を備え、プロセッサ510は、トランシーバ520に接続される。任意選択的に、デバイス500はさらに、メモリ530を備え、メモリ530は、プロセッサ510に接続される。任意選択的に、デバイス500はさらに、バスシステム540を備える。プロセッサ510、メモリ530、およびトランシーバ520は、バスシステム540を用いることによって、接続されてよい。メモリ530は、命令を記憶するように構成されてよい。プロセッサ510は、メモリ530において記憶されている命令を実行するように構成され、情報または信号を送信するようにトランシーバ520を制御する。デバイス500は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。
プロセッサ510は、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように命令を実行する。ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
プロセッサ510はさらに、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる。
プロセッサ510はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによってターゲット端末デバイスと無線通信を行うようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、プロセッサ510は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって少なくとも2つのトランスポートブロックTBをターゲット端末デバイスへ伝送するようにトランシーバ520を制御するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、プロセッサ510は具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる。
プロセッサ510は具体的に、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループと、少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、プロセッサ510は具体的に、一次周波数領域リソースグループを用いることによって第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されるダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成され、プロセッサ510はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティを決定するように構成され、プロセッサ510はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティに従って、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されている伝送に対してHARQ処理を実行するように構成される。
本発明のこの実施形態において、プロセッサ510は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して「CPU」)であってよく、または、プロセッサ510は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または同様のものであってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサまたは同様のものであってよい。
メモリ530は、リードオンリメモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、命令およびデータをプロセッサ710に提供してよい。メモリ530の一部はさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでよい。例えば、メモリ530はさらに、デバイスタイプについての情報を記憶してよい。
データバスに加えて、バスシステム540はさらに、電力バス、制御バス、ステータス信号バス、および同様のものを含んでよい。しかしながら、説明を分かり易くするために、様々なバスが、図面のバスシステム540として示されている。
実装プロセスにおいて、先述の方法における段階は、プロセッサ510におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形成の命令を用いることによって、完了し得る。本発明の実施形態に関連して開示されている方法における段階は、ハードウェアプロセッサにより直接実行されてよく、または、プロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを用いることによって、実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野において成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的に消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに位置してよい。記憶媒体は、メモリ530に位置する。プロセッサ510は、メモリ530における情報を読み出し、プロセッサ510のハードウェアとの組み合わせで先述の方法の段階を完了させる。繰り返しを回避するために、詳細は、ここでは説明されない。
本発明のこの実施形態に係る無線通信デバイス500は、本発明の実施形態の方法におけるネットワークデバイスに対応してよい。加えて、無線通信デバイス500におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図9の方法100の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信デバイスによれば、システムにより提供された周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
図15は、本発明の実施形態に係る無線通信デバイス600の模式的ブロック図を示す。図15において示されているように、デバイス600は、プロセッサ610およびトランシーバ620を備え、プロセッサ610は、トランシーバ620に接続される。任意選択的に、デバイス600はさらに、メモリ630を備え、メモリ630はプロセッサ610に接続される。任意選択的に、デバイス600はさらに、バスシステム640を備える。プロセッサ610、メモリ630、およびトランシーバ620は、バスシステム640を用いることによって、接続されてよい。メモリ630は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ610は、メモリ630において記憶されている命令を実行するように構成され、情報または信号を送信するようにトランシーバ620を制御する。デバイス600は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いう通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。
プロセッサ610は、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信するようにトランシーバ620を制御するように命令を実行する。第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスにより、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
プロセッサ610は、第1の指示情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される。
プロセッサ610は、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによってネットワークデバイスと無線通信を行うようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、プロセッサ610は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって少なくとも2つのトランスポートブロックTBをネットワークデバイスへ伝送するようにトランシーバ620を制御するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、プロセッサ610はさらに、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従ってターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を、一次周波数領域リソースグループを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信するように、トランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
本発明のこの実施形態において、プロセッサ610は、中央処理装置(Central Processing Unit、略して「CPU」)であってよく、またはプロセッサ610は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または同様のものであってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、または、プロセッサは、任意の従来のプロセッサまたは同様のものであってよい。
メモリ630は、リードオンリメモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、命令およびデータをプロセッサ610に提供しよい。メモリ630の一部はさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでよい。例えば、メモリ630はさらに、デバイスタイプについての情報を記憶してよい。
データバスに加えて、バスシステム640はさらに、電力バス、制御バス、ステータス信号バス、および同様のものを備えてよい。しかしながら、説明を分かり易くするために、様々なバスは、図面においてバスシステム640として示されている。
実装プロセスにおいて、先述の方法における段階は、プロセッサ610におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形成の命令を用いることによって、完了し得る。本発明の実施形態に関連して開示される方法の段階は、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてよく、またはプロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを用いることによって実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野において成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的に消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに位置してよい。記憶媒体は、メモリ630に位置する。プロセッサ610は、メモリ630における情報を読み出し、プロセッサ610のハードウェアとの組み合わせで先述の方法の段階を完了させる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは説明されない。
本発明のこの実施形態に係る無線通信デバイス600は、本発明の実施形態の方法におけるターゲット端末デバイス(端末デバイス#Aなど)に対応してよい。加えて無線通信デバイス600、におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図11の方法200の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信デバイスによれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
本明細書における「および/または」という用語は単に、関連付けられた対象物を説明するための関連関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを表すことが、理解されるべきである。例えば、Aおよび/またはBとは、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、およびBのみが存在するという3つの場合を表し得る。加えて、本明細書における「/」という記号は概して、関連付けられた対象物の間の「または」という関係を示している。
先述の処理のシーケンス番号は、本発明の実施形態の実行順序を意味するものではないことが、理解されるべきである。処理の実行順序は、処理の機能および内部ロジックに応じて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装プロセスに対する何らかの限定と解釈されるべきではない。
本明細書において開示されている実施形態において説明されている例の組み合わせで、ユニットおよびアルゴリズム段階は、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装され得ることを、当業者は認識し得る。機能がハードウェアまたはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決手段の特定の用途および設計の制約条件に依存する。当業者は、各特定の用途に対して、異なる方法を用いて、説明されている機能を実装してよいが、その実装方式は本発明の実施形態の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
便宜上、および説明の簡潔さのために、先述のシステム、装置、およびユニットの詳述した動作処理については、先述の方法の実施形態における対応する処理を参照することは、当業者により明確に理解され得る。詳細はここでは説明されない。
本出願において提供されているいくつかの実施形態において、開示されているシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明されている装置の実施形態は単に、例である。例えば、ユニットの区分は単に、論理機能の区分であり、実際の実装においては他の区分であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせられてよく、または、別のシステムに統合されてよく、または、一部の特徴が、無視されてよく、または実行されなくてよい。加えて、表示されまたは説明されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実装されてよい。装置またはユニットの間の、間接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形成において実装されてよい。
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に個別のものであってもよく、またはそうでなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理ユニットであってよく、またはそうでなくてもよく、1つの場所に位置してよく、または複数のネットワークユニット上に分布されてよい。ユニットの一部または全ては、実施形態の解決手段の目的を達成するために実際の要求に応じて選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能的ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、または、ユニットのそれぞれは、物理的に単体で存在してよく、または2つまたはそれより多いユニットは、1つのユニットに統合される。
機能が、ソフトウェアの機能的ユニットの形成で実装され、独立した製品として販売または用いられる場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体において記憶され得る。そのような理解に基づき、本発明の実施形態の技術的解決手段は本質的に、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決手段の一部は、ソフトウェア製品の形成で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態において説明されている方法の段階の全てまたは一部を実行するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、または同様のものであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。先述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
先述の説明は単に、本発明の具体的な実装方式であり、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明の実施形態において開示されている技術的範囲内において当業者により容易に想到される任意の変形または置き換えは、本発明の実施形態の保護範囲に含まれるものとする。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2015年12月3日に中国特許庁宛に出願された、「無線通信方法および装置」と題する中国特許出願番号第201510875575.2号に基づく優先権を主張し、当該出願は、その全体を参照することにより、本明細書に組み込まれている。
本発明の実施形態は、通信分野に関し、より具体的には、無線通信方法および装置に関する。
モバイルインターネット技術の開発に伴い、ロングタームエボリューション(LTE)システムなどの通信システムは、100メガヘルツ(MHz)またはさらにより高い帯域幅を提供することができる。
加えて、通信サービスがますます多様化してきている。例えば、サービスタイプの面からみると、音声サービスまたはショートメッセージサービスなどの従来のサービスが存在し、動画サービスまたは高解像度画像サービスなどの大容量データのサービスも存在する。伝送の速さの面からみると、低速サービスが存在し、高速サービスも存在する。異なるサービスは、周波数領域リソースの帯域幅に対して異なる要求を有する。例えば、ユーザが、コストを低減するために比較的低い帯域幅要求を有する場合、比較的低い処理性能を有する端末デバイスが存在し得る(例えば、端末デバイスは、比較的低い帯域幅を有する周波数領域リソース上のみで伝送を処理することができる)。その結果、比較的低い性能を有する端末デバイスは、先述の高帯域幅のシステムにおいて用いられることができない。
どのように高帯域幅の通信システムにおいて異なるユーザ要求を柔軟に満たすかが業界において早急に解決されたい問題となっている。
本発明の実施形態は、無線通信方法および装置を提供し、異なるユーザ要求を柔軟に満たす。
第1の態様によれば、無線通信方法が提供され、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。ここで、周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含み、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属し、方法は、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階であって、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、段階と、ネットワークデバイスが、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階とを備える。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の実装方式において、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ターゲット端末デバイスへ伝送する段階であって、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる、段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第2の実装方式において、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも3つのトランスポートブロックTBをターゲット端末デバイスへ伝送する段階を含み、ここで、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースにおける少なくとも1つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのTBを保持するために用いられるか、または、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのTBを保持するために用いられる。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第3の実装方式において、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信する段階であって、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階とを含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第4の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第5の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第6の実装方式において、ネットワークデバイスが、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第7の実装方式において、制御チャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第8の実装方式において、制御チャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第9の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、受信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第10の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、受信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第11の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第12の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
第1の態様および第1の態様の先述の実装方式に関連して、第1の態様の第13の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成され、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティを決定する段階と、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティに従って、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されている伝送に対してHARQ処理を実行する段階とを含む。
第2の態様によれば、無線通信方法が提供され、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用され、ここで、周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含み、少なくとも2つの周波数領域リソースグループが同じセルに属し、方法は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、段階と、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階とを備える。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の実装方式において、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を実行する段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBをネットワークデバイスへ伝送する段階を含み、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第2の実装方式において、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも3つのトランスポートブロックTBをネットワークデバイスへ伝送する段階を含み、ここで、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースにおける少なくとも1つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのTBを保持するために用いられるか、または、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループが、少なくとも1つのTBを保持するために用いられる。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第3の実装方式において、方法はさらに、ターゲット端末デバイスが、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信する段階を備え、ここで、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第4の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第5の実装方式において、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第6の実装方式において、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第7の実装方式において、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第8の実装方式において、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第9の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第10の実装方式において、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第11の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第2の態様および第2の態様の先述の実装方式に関連して、第2の態様の第12の実装方式において、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信する段階を含む。
第3の態様によれば、無線通信装置が提供され、第1の態様における全ての段階と、第1の態様の全ての実装方式とを実行するように構成されるユニットを備える。
第4の態様によれば、無線通信装置が提供され、第2の態様における全ての段階と、第1の態様の全ての実装方式とを実行するように構成されるユニットを備える。
本発明の実施形態における無線通信方法および装置によれば、システムに提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、端末デバイスに割り当てられてよく、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
本発明の実施形態に係る周波数領域リソースの区分方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係るHARQエンティティの設定方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係る制御チャネルの設定方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係るアップリンクフィードバックチャネルの設定方式の一例の模式図である。
本発明の実施形態に係るダウンリンクフィードバックチャネルの設定方式の例の模式図である。
本発明の実施形態に係る制御チャネルの設定方式の別の例の模式図である。
本発明の実施形態に係るアップリンクフィードバックの設定方式の別の例の模式図である。
本発明の実施形態に係るダウンリンクフィードバックの設定方式の別の例の模式図である。
本発明の実施形態に係る無線通信方法の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係るTBマッピング方式の一例の模式的フローチャートである。
本発明の別の実施形態に係る無線通信方法の模式的フローチャートである。
本発明の実施形態に係る無線通信装置の模式的ブロック図である。
本発明の別の実施形態に係る無線通信装置の模式的ブロック図である。
本発明の実施形態に係る無線通信デバイスの模式的構造図である。
本発明の別の実施形態に係る無線通信デバイスの模式的構造図である。
以下では、本発明の実施形態の添付図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決手段を明確にかつ十分に説明する。
本明細書において用いられる「コンポーネント」、「モジュール」、および「システム」などの用語は、コンピュータ関連エンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために用いられる。例えば、コンポーネントは、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、対象物、実行可能なファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得るが、これらに限定されない。コンピューティングデバイス、およびコンピューティングデバイス上で作動するアプリケーションが両方、コンポーネントであってよい。1つ又は複数のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在してよく、コンポーネントは、1つのコンピュータ上に位置してよく、および/または、2つまたはそれより多いコンピュータの間で分布されてよい。加えて、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行されてよい。例えば、コンポーネントは、ローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを用いることによって、かつ、(例えば、ローカルシステム、分散型システムにおける、および/または、信号を用いて別のシステムとインタラクションする、インターネットなどのネットワークにわたる別のコンポーネントとインタラクションする1つのコンポーネントからのデータのような)1つ又は複数のデータパケットを有する信号に従って、通信を行ってよい。
本発明の実施形態において、コンピュータは、ハードウェアレイヤと、ハードウェアレイヤの上方で実行されるオペレーティングシステムレイヤと、オペレーティングシステムレイヤの上方で実行されるアプリケーションレイヤとを含む。ハードウェアレイヤは、CPU、メモリ管理ユニット(MMU)、および(記憶装置とも称される)メモリなどのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、例えば、Linux(登録商標)システム、Unix(登録商標)システム、Android(登録商標)システム、iOS(登録商標)システム、またはWindows(登録商標)システムなどの、プロセスを用いることによってサービス処理を実装する任意の1つ又は複数のコンピュータオペレーティングシステムであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、住所録、ワード処理ソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。上に列挙されたコンピュータデバイスは単に、説明のための例であることが、理解されるべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
本発明の実施形態における解決手段は、例えば、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(GSM(登録商標))、広帯域符号分割多重接続(WCDMA(登録商標))システム、ロングタームエボリューション(LTE)システム、または符号分割多重接続(CDMA)システムなどの既存のセルラ通信システムに適用されてよく、サポートされる通信は主に、音声およびデータのための通信である。概して、従来の基地局によりサポートされた接続の数量が限定されており、容易に実装される。
任意選択的に、ネットワークデバイスは、基地局であり、端末デバイスは、ユーザ機器である。
本発明の実施形態は、端末デバイスに関連して説明される。端末デバイスは、ユーザ機器(UE)、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザ装置、または同様のものとも称されてよい。端末デバイスは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)におけるステーション(ST)であってよく、または、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、無線ローカルループ(WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、無線モデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークにおける端末デバイスであってよい。
加えて、本発明の実施形態は、ネットワークデバイスに関連して説明される。ネットワークデバイスは、モバイルデバイスと通信するように構成されるデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、WLANにおけるアクセスポイント(AP)、またはGSM(登録商標)またはCDMAにおけるベーストランシーバステーション(BTS)であってよく、または、WCDMA(登録商標)におけるノードB(NB)であってよく、または、LTEにおける進化型NodeB(eNBまたはeNodeB)、リレーノードまたはアクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイスであってよい。
加えて、本発明の実施形態における態様または特徴は、方法、装置、または標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を用いる製品として実装されてよい。本出願において用いられる「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読コンポーネント、キャリア、または媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムを含む。例えば、コンピュータ可読媒体は、(ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、または磁気テープなどの)磁気記憶装置コンポーネント、コンパクトディスク(CD)またはデジタルバーサタイルディスク(DVD)などの光ディスク、スマートカード、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM)などのフラッシュメモリコンポーネントを含んでよいが、これらに限定されない。加えて、本明細書において説明されている様々な記憶媒体は、1つ又は複数のデバイスおよび/または情報を記憶するために用いられる他の機械可読媒体を示してよい。「機械可読媒体」という用語は、無線チャネル、および、命令および/またはデータを記憶、含有および/または保持する様々な他の媒体を含んでよいが、これらに限定されない。
本発明の実施形態において、通信システムにより用いられる周波数領域リソースは、ネットワークデバイスにより用いられ、特定の帯域幅を有するキャリアに対応するスペクトルリソースであってよい。キャリアは、複数のサブキャリア(Sub−carrier)を含んでよく、または、キャリアは、複数のリソースブロック(RB)を含んでよい。
加えて、本発明の実施形態において、周波数領域リソースの帯域幅は、システム要求またはプロトコル規則に従ってランダムに設定されてよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。例えば、周波数領域リソースの帯域幅は、20MHzまたは100MHzであってよい。
図1は、本発明の実施形態に係る周波数領域リソースの区分方式の一例の模式図を示す。図1において示されているように、周波数領域リソース(すなわち、キャリアに対応するスペクトルリソース)は、N個の周波数領域リソースグループ(または、「ワイドサブバンド」と称されてよい)、すなわち、図1において示されている周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#N−1に区分されてよく、N≧2である。
各周波数領域リソースグループは、RBを含むか、または、各周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのサブキャリアを含む。
本発明のこの実施形態において、全てのN個の周波数領域リソースグループの帯域幅(または、全てのN個の周波数領域リソースグループにより含まれるサブキャリアまたはRBの数量)は、同じまたは異なってよいことに留意すべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
具体的には、本発明のこの実施形態において、任意の2つの隣接する周波数領域リソースグループは、連続して設定されてよく、または、任意の2つの隣接する周波数領域リソースグループの間にガードインターバルが設定されなくてよい。従って、帯域幅利用率を向上させることができる。
上に列挙された、周波数領域リソースグループの間の設定関係は単に、説明のための例であることは、理解されるべきである。本発明において、このことは限定されない。例えば、ガードインターバルが、N個の周波数領域リソースグループの一部または全てにおいて、2つの隣接する周波数領域リソースグループの間に設定されてよい。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成される。
具体的には、図2において示されているように、本発明のこの実施形態において、N個のハイブリッド自動再送要求(HARQ、Hybrid Automatic Repeat reQuest)エンティティは、ネットワークデバイスにおいて設定されてよく、N個のHARQエンティティは、N個の周波数領域リソースグループと1対1の対応関係にあり、すなわち、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループにおいて保持されている(アップリンク伝送およびダウンリンク伝送を含む)伝送のみに対してフィードバック処理を実行するように構成される。従って、1つのHARQエンティティが複数の周波数領域リソースグループに対してフィードバック処理を処理するように構成されたことに起因して引き起こされる伝送エラーを回避することができ、本発明のこの実施形態の実行可能性をさらに向上させることができる。
本発明のこの実施形態において、N個の周波数領域リソースグループは、一次−二次方式(すなわち、設定方式1)で設定されてよく、または、N個の周波数領域リソースグループは、独立して設定されてよい(すなわち、設定方式2)。以下では、2つの設定方式を個別に詳細に説明する。
[設定方式1]
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
具体的には、N個の周波数領域リソースグループが同じキャリアに対応するスペクトルリソースに属するので、N個の周波数領域リソースグループは、同じセルに属してよく、または、N個の周波数領域リソースグループに対応するセルのセル設定が同じであってよい。
従って、本発明のこの実施形態において、N個の周波数領域リソースグループのうち1つ(または複数)は、一次周波数領域リソースグループ、例えば、図1において示されている周波数領域リソースグループ#0として設定されてよい。
加えて、別の周波数領域リソースグループは、二次周波数領域リソースグループとして用いられてよい。
本発明のこの実施形態において、一次周波数領域リソースグループは、プロトコルにより特定されてよく、または、ネットワークデバイスおよび(ターゲット端末デバイスを含む)端末デバイスにより、ネゴシエーションを用いて決定されてよいことに留意すべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
加えて、本発明のこの実施形態において、一次周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスに最初にアクセスするために端末デバイスにより用いられる周波数領域リソースとして用いられてよい。
すなわち、ネットワークデバイスは、マスタ情報ブロック(MIB、Master Information Block)などのシステム情報を伝送するために用いられる予め設定された時間−周波数リソースを用いることによって、一次周波数領域リソースグループの指示情報、例えば、一次周波数領域リソースグループのシーケンス番号、または周波数領域リソースにおける一次周波数領域リソースグループの位置などの情報を、端末デバイスへ送ってよい。従って、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループを決定し、一次周波数領域リソースグループを用いることによってアクセス処理を実行してよい。
加えて、アクセスが実行された後に、ネットワークデバイスはさらに、例えば、端末デバイスの処理能力(すなわち、端末デバイスにより処理できるスペクトルリソースの幅)に従って、別の周波数領域リソースグループを端末デバイスに割り当ててよい。例えば、比較的低い処理能力を有する端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループのみを用いることによって、通信を行い得て、比較的高い処理能力を有する端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループおよび1つ又は複数の二次周波数領域リソースグループを用いることによって、通信を行い得る。
あるいは、アクセスが実行された後に、ネットワークデバイスはさらに、例えば、端末デバイスが訪問したサービスのサービスタイプ(または、サービスの帯域幅要求)に従って、別の周波数領域リソースグループを端末デバイスに割り当ててよい。例えば、端末デバイスが、比較的高い帯域幅要求を有するサービスを訪問する場合、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループのみを用いて、通信を行ってよい。端末デバイスが、比較的低い帯域幅要求を有するサービスを訪問する場合、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループおよび1つ又は複数の二次周波数領域リソースグループを用いることによって、通信を行ってよい。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図3において示されているように、制御チャネルは、(例えば、周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#N−1を含み得る)二次周波数領域リソースグループの代わりに、周波数領域リソースグループ#0(すなわち、一次周波数領域リソースグループの例)のみにおいて設定されてよい。加えて、全ての第2の周波数領域リソースグループのダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)などの制御情報は、周波数領域リソースグループ#0における制御チャネル上で伝送されてよい。
限定ではなく、例として、複数の端末デバイスの制御情報が、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、1つのスケジューリング期間において伝送される必要がある場合、複数の端末デバイスの制御情報は、符号分割多重化方式、時間分割多重化方式、周波数分割多重化方式、または同様の方式で、一次周波数領域リソースグループにおいて制御チャネルを共有してよい。
加えて、本発明のこの実施形態において、(例えば、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含み得る)複数の周波数領域リソースグループが1つの端末デバイスに割り当てられる必要がある場合、以下の場合が存在する。
例えば、端末デバイスに割り当てられる各周波数領域リソースグループは、独立したDCIを有してよく、各DCIは、DCIを用いることによってスケジューリングされた周波数領域リソースグループを示すために用いられる周波数領域リソースグループ指示情報(または、周波数領域リソースグループインジケータフィールド)を含んでよい。加えて、各DCIは、周波数領域リソースグループにおいて保持されているTBの数量を示すために用いられるTB指示情報(またはTBフィールド)を含んでよい。加えて、各DCIは、周波数領域リソースグループにおける、各TBがマッピングされた具体的なリソースブロックを示すために用いられるリソースブロック指示情報(すなわち、リソースブロックインジケータフィールド)を含んでよい。ここで、各周波数領域リソースグループにおいて保持されている全てのTBは、周波数領域リソースグループにおける同じリソースブロックにおいて保持されてよく、または、各周波数領域リソースグループにおいて保持されている全てのTBは、周波数領域リソースグループにおける異なるリソースブロックにおいて個別に保持されてよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
あるいは、端末デバイスに割り当てられる全ての周波数領域リソースグループは、同じDCIを共有してよく、すなわち、任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含む。ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、1つのスケジューリング情報を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける全ての周波数領域リソースグループに対してリソーススケジューリングを実行する段階を含む。
一実装方式において、全ての周波数領域リソースグループは、同じリソース割り当て方式を有してよく(例えば、全ての周波数領域リソースグループは、同じ数量のTBを保持し、TBを保持するために用いられる、全ての周波数領域リソースグループにあるリソースブロックも、同じ位置を有する)、これにより、全ての周波数領域リソースグループのリソース割り当て方式(または、スケジューリング方式)は、1つのDCIを用いることによって示される。
すなわち、任意選択的に、スケジューリング情報は、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソースグループを示すために用いられる指示情報を含む。
具体的には、ビットマップ(Bitmap)などの、現在のセルの全ての周波数領域リソースグループにおける、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべき周波数領域リソースグループを示すために用いられる指示情報は、DCIにおいて設定され得て、これにより、ターゲット端末デバイスは、DCIにおいて保持されているビットマップに従って、ビットマップにより示された周波数領域リソースグループは、情報を伝送するために用いられることができることを決定する。
あるいは、周波数領域リソースグループ識別子は、セルにおける各周波数領域リソースグループに割り当てられ得て、これにより、1つの周波数領域リソースグループ識別子は、セルにおける1つの周波数領域リソースグループを一意に示すことができる。従って、現在のセルにおける、ターゲット端末デバイスに割り当てられる周波数領域リソースグループの周波数領域リソースグループ識別子は、DCIにおいて保持され得て、これにより、ターゲット端末デバイスは、DCIにおいて保持されている周波数領域リソースグループ識別子に従って、周波数領域リソースグループ識別子により示される周波数領域リソースグループが情報を伝送するために用いられることができると決定する。
別の実装方式において、DCIは、複数の情報フラグメントを含んでよく、各情報フラグメントは、対応する周波数領域リソースグループのリソース割り当て方式を示すために用いられる。例えば、1つの端末デバイスに割り当てられるターゲット周波数領域リソースグループが、M個(N≧M≧2)の周波数領域リソースグループ(例えば、周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#M)を含む場合、DCIは、M個の情報フラグメント(例えば、情報フラグメント#1から情報フラグメント#M)を含む。情報フラグメント#1は、周波数領域リソースグループ#1のリソース割り当て方式を示すために用いられる。例えば、情報フラグメント#1は、周波数領域リソースグループ#1の識別子、周波数領域リソースグループ#1において保持されているTBの数量、およびTBを保持するために用いられる、周波数領域リソースグループ#1におけるリソースブロックの位置を含んでよい。同様に、情報フラグメント#Mは、周波数領域リソースグループ#Mのリソース割り当て方式を示すために用いられる。例えば、情報フラグメント#Mは、周波数領域リソースグループ#Mの識別子、周波数領域リソースグループ#Mにおいて保持されているTBの数量、およびTBを保持するために用いられる、周波数領域リソースグループ#Mにおけるリソースブロックの位置を含んでよい。
すなわち、任意選択的に、スケジューリング情報は、少なくとも2つの情報フラグメントを含み、少なくとも2つの情報フラグメントは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる少なくとも2つの周波数領域リソースグループと1対1の対応関係にあり、各情報フラグメントは、対応する周波数領域リソースグループのリソース割り当て方式を示すために用いられる。
加えて、限定ではなく、例として、集中制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH、Enhanced Physical Downlink Control Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
制御チャネルは、一次周波数領域リソースグループのみにおいて設定され、制御チャネルを用いることによって、(一次周波数領域リソースグループおよび二次周波数領域リソースグループを含む)全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報が伝送され、これにより、制御チャネルのリソースオーバヘッドを低減することができ、通信システムのデータスループットを向上させることができる。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図4において示されているように、アップリンクフィードバックチャネルは、二次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#N−1など)の代わりに、一次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0など)において設定されてよく、全ての二次周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報は、集中アップリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、集中アップリンクフィードバックチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control Channel)または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
アップリンクフィードバックチャネルは、一次周波数領域リソースグループのみにおいて設定され、(一次周波数領域リソースグループおよび二次周波数領域リソースグループを含む)全ての周波数領域リソースグループのアップリンクフィードバック情報は、アップリンクフィードバックチャネルを用いることによって伝送され、これにより、アップリンクフィードバックチャネルのリソースオーバヘッドを低減することができ、通信システムのデータスループットを向上させることができる。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図5において示されているように、ダウンリンクフィードバックチャネルは、二次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#1から周波数領域リソースグループ#N−1など)の代わりに、一次周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0など)において設定され、全ての二次周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報は、集中ダウンリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく例として、集中ダウンリンクフィードバックチャネルは、物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(PHICH、Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
ダウンリンクフィードバックチャネルは、一次周波数領域リソースグループのみにおいて設定され、ダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、(一次周波数領域リソースグループおよび二次周波数領域リソースグループを含む)全ての周波数領域リソースグループのダウンリンクフィードバック情報が伝送され、これにより、ダウンリンクフィードバックチャネルのリソースオーバヘッドを低減することができ、通信システムのデータスループットを向上させることができる。
設定方式1が用いられる場合、一次周波数領域リソースグループにおける各チャネルが、システムの、現在の通信期間において通信を行う必要がある全ての端末デバイスにより、検出され得ることに留意すべきである。
[設定方式2]
任意選択的に、制御チャネルが各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図6において示されているように、制御チャネルは、全ての周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#N−1など)において設定されてよく、各周波数領域リソースグループのダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)などの制御情報は、各周波数領域リソースグループにおける制御チャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)、拡張物理ダウンリンク制御チャネル(EPDCCH、Enhanced Physical Downlink Control Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
独立した制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、これにより、各周波数領域リソースグループにおける伝送を柔軟に制御することができ、本発明の実施形態における無線通信方法の柔軟性を向上させることができる。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図7において示されているように、アップリンクフィードバックチャネルは、全ての周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#N−1など)において設定され、各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報は、各周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、アップリンクフィードバックチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH、Physical Uplink Control Channel)、または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
独立したアップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、これにより、フィードバックを各周波数領域リソースグループに対して柔軟に実行することができ、本発明の実施形態における無線通信方法の柔軟性を向上させることができる。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられる。
具体的には、図8において示されているように、ダウンリンクフィードバックチャネルは、全ての周波数領域リソースグループ(周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#N−1など)において設定され得て、各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報は、各周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネル上で伝送される。
加えて、限定ではなく、例として、ダウンリンクフィードバックチャネルは、物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(PHICH)または同様のものであってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
独立したダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、これにより、フィードバックを各周波数領域リソースグループに対して柔軟に実行することができ、本発明の実施形態における無線通信方法の柔軟性を向上させることができる。
本発明のこの実施形態において、各周波数領域リソースグループにおける各チャネルは、周波数領域リソースグループが割り当てられた端末デバイスのみにより検出され得ることに留意すべきである。
上に列挙された設定方式1および設定方式2は、個別に用いられてよく、または共に用いられてよいことが、理解されるべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。例えば、制御情報は、端末デバイスに割り当てられた二次周波数領域リソースグループを端末デバイスに通知するために、一次周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって伝送されてよく、各二次周波数領域リソースグループの制御情報は、各二次周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって伝送される。
先述において、図1から図8を参照して、本発明のこの実施形態における周波数領域リソースの区分方式を詳細に説明している。以下では、図9から図11を参照して、本発明の実施形態における無線通信方法を詳細に説明する。
図9は、本発明の実施形態に係るネットワークデバイスの視点から説明される無線通信方法100の模式的フローチャートを示す。方法100は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図9に示されているように、方法100は、以下の段階を備える。
S110.ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定し、ここで、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
S120.ネットワークデバイスは、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信し、ここで、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる。
S130.ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う。
具体的には、端末デバイス#A(すなわち、ターゲット端末デバイスの一例)がネットワークデバイスと無線通信を行う必要がある場合、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループを、端末デバイス#Aに割り当ててよい。加えて、本発明のこの実施形態において、ターゲット周波数領域リソースグループは、区分を用いて得られたM個の周波数領域リソースグループを含んでよく、M≦Nである。
限定ではなく、例として、区分を用いて得られたN個の周波数領域リソースグループが、一次周波数領域リソースグループを含む場合、ネットワークデバイスは、システム情報(MIBメッセージなど)を用いることによって、端末デバイス#Aに、一次周波数領域リソースグループの位置を通知し得る。
あるいは、一次周波数領域リソースグループの位置が、プロトコルにより特定され得る。
従って、端末デバイスは、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、アクセス処理を実行することができる。
上に列挙されたアクセス処理方法は単に、説明のための例であることが理解されるべきである。本発明において、このことは、限定されない。例えば、端末デバイスおよびネットワークデバイスはさらに、プロトコルにより特定された、予め設定された時間−周波数リソースに従って、アクセス処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信する段階であって、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階とを含む。
具体的には、端末デバイス#Aは、例えば、一次周波数領域リソースグループにおける時間−周波数リソースを用いることによって、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信し得る。本発明のこの実施形態において、端末能力情報は、端末デバイス#Aにより処理され得る帯域幅を示してよい。従って、ネットワークデバイスは、端末能力情報に基づき、ターゲット周波数領域リソースグループを端末デバイス#Aへ割り当て得る。
例えば、端末デバイス#Aが比較的低い帯域幅を処理できる場合、比較的小さい数量(例えば1つ)の周波数領域リソースグループのみが、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。この場合、限定ではなく、例として、一次周波数領域リソースグループは、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられてよい。
別の例において、端末デバイス#Aが比較的高い帯域幅を処理できる場合、複数の周波数領域リソースグループが端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。
任意選択的に、ネットワークデバイスは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット端末デバイスにより送信されたサービスタイプ情報を受信する段階であって、サービスタイプ情報は、ターゲット端末デバイスが訪問したサービスに必要とされる周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる、段階と、ネットワークデバイスが、サービスタイプ情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定する段階とを含む。
具体的には、端末デバイス#Aは、例えば、一次周波数領域リソースグループにおける時間−周波数リソースを用いることによって、サービスタイプ情報をネットワークデバイスへ送信してよい。本発明のこの実施形態において、サービスタイプ情報は、端末デバイス#Aが訪問したサービスに必要とされる帯域幅を示し得る。従って、ネットワークデバイスは、サービスタイプ情報に基づき、ターゲット周波数領域リソースグループを端末デバイス#Aに割り当てることができる。
例えば、端末デバイス#Aが訪問したサービスが、音声サービスまたはショートメッセージサービスなどの従来のサービスである場合、サービスは、比較的低い帯域幅要求を有し、比較的小さい数量(例えば、1つ)の周波数領域リソースグループのみが、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。この場合、限定ではなく、例として、一次周波数領域リソースグループは、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられてよい。
例えば、端末デバイス#Aが訪問したサービスが、動画サービスまたは高解像度の画像サービスなどの大容量データのサービスである場合、複数の周波数領域リソースグループが、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。
ターゲット周波数領域リソースグループの先述の割り当て処理は、先述のアクセスプロセスにおいて実行されてよく、または、アクセスプロセスが完了した後に実行されてよいことが理解されるべきである。本発明において、このことは具体的に限定されない。
続いて、ネットワークデバイスは、割り当てられたターゲット周波数領域リソースグループの指示情報(すなわち、第1の指示情報)をターゲット端末デバイスへ送信してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、区分を用いて得られたN個の周波数領域リソースグループが、一次周波数領域リソースグループを含む場合、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループ(例えば、一次周波数領域リソースグループにおける集中制御チャネル)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループの指示情報を、端末デバイス#Aへ送信してよい。
上に列挙された、ターゲット周波数領域リソースグループの指示情報の送信方式は単に、説明のための例であることが理解されるべきである。本発明において、このことは限定されない。例えば、ターゲット周波数領域リソースグループの指示情報はさらに、MIBメッセージまたは同様のものを用いることによって、端末デバイス#Aへ送信されてよい。
ネットワークデバイスおよび端末デバイス#Aがネゴシエーションを用いてターゲット周波数領域リソースグループを決定した後に、ネットワークデバイスおよび端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、無線通信を行うことができる。
本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける独立した制御チャネルを用いることによって、または、一次周波数領域リソースグループにおける集中制御チャネルを用いることによって、スケジューリング情報を端末デバイス#Aへ送信してよい。加えて、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、スケジューリング情報に従って、データを伝送してよい。
例えば、ダウンリンク伝送中に、ネットワークデバイスは、スケジューリング情報により示されたターゲット周波数領域リソースグループにおける一部または全ての時間−周波数リソースに、端末デバイス#Aへ送信される必要があるトランスポートブロック(TB、Transport Block)をマッピングし得て、これにより、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、当該TBを端末デバイス#Aへ送信し得る。
別の例において、アップリンク伝送中に、端末デバイス#Aは、スケジューリング情報により示されたターゲット周波数領域リソースグループにおける一部または全ての時間−周波数リソースに、ネットワークデバイスへ送信される必要があるTBをマッピングし得て、これにより、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、当該TBをネットワークデバイスへ送信し得る。
以下では、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるTBマッピング方式を詳細に説明する。
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つのTBが、各周波数領域リソースグループにマッピングされ得る。全ての周波数領域リソースグループにマッピングされたTBは、同じまたは異なってよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ターゲット端末デバイスへ伝送する段階を含み、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
具体的には、本発明のこの実施形態において、端末デバイス#Aが2つまたはそれより多いTBを伝送(例えば、送信または受信)する必要がある場合、これらのTBは、異なる周波数領域リソースグループにおいて個別に保持され(または異なる周波数領域リソースグループにマッピングされ)得る。
例えば、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループは、1つのTBを保持してよい。すなわち、端末デバイス#AがN個のTBを伝送する必要がある場合、N個の周波数領域リソースグループ(例えば、周波数領域リソースグループ#0から周波数領域リソースグループ#N−1)が、端末デバイス#Aに割り当てられ得て、ターゲット周波数領域リソースグループとして用いられ得る。加えて、N個のTBは、N個の周波数領域リソースグループと1対1の対応関係にあり、すなわち、各周波数領域リソースグループは、対応するTBを保持する。
あるいは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける一部の周波数領域リソースグループはそれぞれ、1つのTBを保持してよく、他の周波数領域リソースグループはそれぞれ、2つ(または2つよりより多くの)TBを保持してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによってターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも3つのトランスポートブロックTBをターゲット端末デバイスへ伝送する段階を含む。
ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースにおける少なくとも1つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのTBを保持するために用いられるか、または、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのTBを保持するために用いられる。
具体的には、ターゲット周波数領域リソースグループが少なくとも3つの周波数領域リソースグループを含む場合、1つのTBは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる各周波数領域リソースグループにマッピングされてよい。例えば、図10において示されているように、伝送側のデバイス(すなわち、ネットワークデバイスまたは端末デバイス#Aのいずれか)により送信される必要があるTBの数量が、例えば、4であり得て、かつ、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソースグループの数量が、例えば、4であり得る場合、TB#1が周波数領域リソースグループ#1にマッピングされてよく、TB#2が周波数領域リソースグループ#2にマッピングされてよく、TB#3が周波数領域リソースグループ#3にマッピングされてよく、TB#4が周波数領域リソースグループ#4にマッピングされてよい。
あるいは、ターゲット周波数領域リソースグループが少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含む場合、2つまたはそれより多いTBは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる1つ又は複数の周波数領域リソースグループのうちのそれぞれにマッピングされてよい。加えて、1つのTBが、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる他の周波数領域リソースグループのそれぞれにマッピングされてよい。
あるいは、ターゲット周波数領域リソースグループが少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含む場合、2つまたはそれより多いTBは、ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる各周波数領域リソースグループにマッピングされてよい。
従来技術において、1つの伝送期間において1つのキャリアを用いることによって、1つの端末デバイスの最大で2つのTBを伝送することができる。従来技術と比較して、本発明のこの実施形態において、1つのキャリア上の少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、1つの端末デバイスに割り当てられ、これにより、端末デバイス#Aの少なくとも3つのTBは、1つの伝送期間において伝送され得る。従って、本発明のこの実施形態における無線通信方法によれば、個々の端末デバイスのデータ伝送時間を短縮できる。
加えて、従来技術において、1つの端末デバイスの2つのTBが1つのキャリアを用いて伝送される場合、空間分割多重化などの技術を用いることによって、当該キャリア上の同じ周波数領域リソースは、当該2つのTBに対して多重化される。従来技術と比較して、本発明のこの実施形態において、1つのキャリア上の少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、1つの端末デバイスに割り当てられ、これにより、異なるTBは、異なる周波数領域リソースグループを用いることによって伝送されることができ、空間分割多重化などの技術を用いる必要がない。従って、端末デバイスおよびネットワークデバイスの処理要求および負荷を低減することができる。
上に列挙されたマッピング方式は単に、説明のための例であることが理解されるべきである。本発明において、このことは、限定されない。ターゲット周波数領域リソースグループに含まれる周波数領域リソースグループの数量は、ランダムに設定されてよく、端末デバイス#AのTB数も、ランダムに設定されてよい。本発明において、このことは具体的に限定されない。
任意選択的に、ネットワークデバイスがターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報(DCIなど)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネル上でターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報に基づき、かつ、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、TBを伝送してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて設定された制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースにおける各周波数領域リソースグループのスケジューリング情報(DCIなど)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースの各周波数領域リソースグループにおける制御チャネル上で、ターゲット周波数領域リソースにおける各周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を受信し、スケジューリング情報に基づき、かつ、各周波数領域リソースグループを用いることによって、TBを伝送してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、端末デバイス#Aは、一次周波数領域リソースグループにおいて設定されたアップリンクフィードバックチャネル(PUCCHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報(ダウンリンクHARQのフィードバック情報など)を、ネットワークデバイスへ送信してよい。それに応じて、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて設定されたアップリンクフィードバックチャネル(PUCCHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報(ダウンリンクHARQおフィードバック情報など)を、ネットワークデバイスへ送信してよい。それに応じて、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループの各周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、一次周波数領域リソースグループにおいて設定されたダウンリンクフィードバックチャネル(PHICHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報(アップリンクHARQのフィードバック情報など)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
任意選択的に、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行う段階は、ネットワークデバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信する段階を含む。
具体的には、本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて設定されたダウンリンクフィードバックチャネル(PHICHなど)を用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報(アップリンクHARQのフィードバック情報など)を、端末デバイス#Aへ送信してよい。それに応じて、端末デバイス#Aは、ターゲット周波数領域リソースグループの各周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネル上で、ターゲット周波数領域リソースグループにおける各周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信し、フィードバック情報に基づき、HARQ処理を実行してよい。
本発明のこの実施形態における無線通信方法によれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられてよく、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
図11は、本発明の実施形態に係る端末デバイスの視点から説明されている通信方法200の模式的フローチャートを示す。方法200は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図11において示されているように、方法200は、以下の段階を含む。
S210.ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信し、ここで、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスにより、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
S220.ターゲット端末デバイスは、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ネットワークデバイスへ伝送する段階を含み、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、方法はさらに、ターゲット端末デバイスが、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信する段階を備え、ここで、端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信する段階を含む。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信する段階を含む。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信する段階を含む。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されるアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信する段階を含む。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、ターゲット端末デバイスが、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行う段階は、ターゲット端末デバイスが、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信する段階を含む。
方法200における端末デバイスの動作は、方法100における端末デバイスの動作と同様であり、方法200におけるネットワークデバイスの動作は、方法100におけるネットワークデバイスの動作と同様である。ここでは、繰り返しを回避するために、それらの詳述な説明を省略する。
本発明のこの実施形態における無線通信方法によれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
先述においては、図1から図11を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信方法を詳細に説明している。以下では、図12および図13を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信装置を詳細に説明する。
図12は、本発明の実施形態に係る無線通信装置300の模式的ブロック図を示す。装置300は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図12において示されているように、装置300は、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される決定ユニット310であって、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、決定ユニット310と、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される通信ユニット320であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる、通信ユニット320とを備える。
通信ユニット310はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ターゲット端末デバイスと無線通信を行うように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ターゲット端末デバイスへ伝送するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、通信ユニットはさらに、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信するように構成される。端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる。
決定ユニットは具体的に、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を、ターゲット端末デバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成される。決定ユニットはさらに、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティを決定するように構成され、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティに従って、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されている伝送に対してHARQ処理を実行するように構成される。
本発明のこの実施形態に係る無線通信装置300は、本発明の実施形態の方法におけるネットワークデバイスに対応してよい。加えて、無線通信装置300におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図9の方法100の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信装置によれば、システムにより提供された周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
図13は、本発明の実施形態に係る無線通信装置400の模式的ブロック図を示す。装置400は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。図13において示されているように、装置400は、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信するように構成される通信ユニット410であって、第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスにより、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む、通信ユニット410と、第1の指示情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される決定ユニット420とを備える。
通信ユニット410はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスと無線通信を行うように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって、少なくとも2つのトランスポートブロックTBを、ネットワークデバイスへ伝送するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、通信ユニットはさらに、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信するように構成される。端末能力情報は、無線通信装置400により処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されるダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、通信ユニットは具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を受信するように構成される。
本発明のこの実施形態に係る無線通信装置400は、本発明の実施形態の方法におけるターゲット端末デバイス(端末デバイス#Aなど)に対応してよい。加えて、無線通信装置400におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図11の方法200の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信装置によれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられて得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
先述においては、図1から図11を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信方法を詳細に説明している。以下では、図14および図15を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信デバイスを詳細に説明する。
図14は、本発明の実施形態に係る無線通信デバイス500の模式的ブロック図を示す。図14により示されているように、デバイス500は、プロセッサ510およびトランシーバ520を備え、プロセッサ510は、トランシーバ520に接続される。任意選択的に、デバイス500はさらに、メモリ530を備え、メモリ530は、プロセッサ510に接続される。任意選択的に、デバイス500はさらに、バスシステム540を備える。プロセッサ510、メモリ530、およびトランシーバ520は、バスシステム540を用いることによって、接続されてよい。メモリ530は、命令を記憶するように構成されてよい。プロセッサ510は、メモリ530において記憶されている命令を実行するように構成され、情報または信号を送信するようにトランシーバ520を制御する。デバイス500は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いる通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。
プロセッサ510は、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように命令を実行する。ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
プロセッサ510はさらに、第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられる。
プロセッサ510はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによってターゲット端末デバイスと無線通信を行うようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、プロセッサ510は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって少なくとも2つのトランスポートブロックTBをターゲット端末デバイスへ伝送するようにトランシーバ520を制御するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、プロセッサ510は具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された端末能力情報を受信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。端末能力情報は、ターゲット端末デバイスにより処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられる。
プロセッサ510は具体的に、端末能力情報に従って、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから、ターゲット端末デバイスに割り当てられるべきターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループと、少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、プロセッサ510は具体的に、一次周波数領域リソースグループを用いることによって第1の指示情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されるダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット端末デバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ510は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット端末デバイスへ送信するようにトランシーバ520を制御するように構成される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、少なくとも2つのハイブリッド自動再送要求HARQエンティティと1対1の対応関係にあり、各HARQエンティティは、対応する周波数領域リソースグループに対してHARQ処理を実行するように構成され、プロセッサ510はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティを決定するように構成され、プロセッサ510はさらに、ターゲット周波数領域リソースグループに対応するHARQエンティティに従って、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されている伝送に対してHARQ処理を実行するように構成される。
本発明のこの実施形態において、プロセッサ510は、中央処理装置(「CPU」)であってよく、または、プロセッサ510は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または同様のものであってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、またはプロセッサは、任意の従来のプロセッサまたは同様のものであってよい。
メモリ530は、リードオンリメモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、命令およびデータをプロセッサ510に提供してよい。メモリ530の一部はさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでよい。例えば、メモリ530はさらに、デバイスタイプについての情報を記憶してよい。
データバスに加えて、バスシステム540はさらに、電力バス、制御バス、ステータス信号バス、および同様のものを含んでよい。しかしながら、説明を分かり易くするために、様々なバスが、図面のバスシステム540として示されている。
実装プロセスにおいて、先述の方法における段階は、プロセッサ510におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形成の命令を用いることによって、完了し得る。本発明の実施形態に関連して開示されている方法における段階は、ハードウェアプロセッサにより直接実行されてよく、または、プロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを用いることによって、実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野において成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的に消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに位置してよい。記憶媒体は、メモリ530に位置する。プロセッサ510は、メモリ530における情報を読み出し、プロセッサ510のハードウェアとの組み合わせで先述の方法の段階を完了させる。繰り返しを回避するために、詳細は、ここでは説明されない。
本発明のこの実施形態に係る無線通信デバイス500は、本発明の実施形態の方法におけるネットワークデバイスに対応してよい。加えて、無線通信デバイス500におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図9の方法100の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信デバイスによれば、システムにより提供された周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
図15は、本発明の実施形態に係る無線通信デバイス600の模式的ブロック図を示す。図15において示されているように、デバイス600は、プロセッサ610およびトランシーバ620を備え、プロセッサ610は、トランシーバ620に接続される。任意選択的に、デバイス600はさらに、メモリ630を備え、メモリ630はプロセッサ610に接続される。任意選択的に、デバイス600はさらに、バスシステム640を備える。プロセッサ610、メモリ630、およびトランシーバ620は、バスシステム640を用いることによって、接続されてよい。メモリ630は、命令を記憶するように構成される。プロセッサ610は、メモリ630において記憶されている命令を実行するように構成され、情報または信号を送信するようにトランシーバ620を制御する。デバイス600は、特定の帯域幅を有する周波数領域リソースを用いう通信システムに適用される。周波数領域リソースは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分される。各周波数領域リソースグループは、少なくとも1つのリソースブロックを含む。少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、同じセルに属する。
プロセッサ610は、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を受信するようにトランシーバ620を制御するように命令を実行する。第1の指示情報は、ターゲット周波数領域リソースグループを示すために用いられ、ターゲット周波数領域リソースグループは、ネットワークデバイスにより、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから決定され、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも1つの周波数領域リソースグループを含む。
プロセッサ610は、第1の指示情報に従って、ターゲット周波数領域リソースグループを決定するように構成される。
プロセッサ610は、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによってネットワークデバイスと無線通信を行うようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、ターゲット周波数領域リソースグループは、少なくとも2つの周波数領域リソースグループを含み、プロセッサ610は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループを用いることによって少なくとも2つのトランスポートブロックTBをネットワークデバイスへ伝送するようにトランシーバ620を制御するように構成され、ここで、少なくとも2つのTBにおける第1のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第1の周波数領域リソースグループにおいて保持され、少なくとも2つのTBにおける第2のTBが、ターゲット周波数領域リソースグループにおける第2の周波数領域リソースグループにおいて保持され、第1の周波数領域リソースグループは、第2の周波数領域リソースグループと異なる。
任意選択的に、プロセッサ610はさらに、端末能力情報をネットワークデバイスへ送信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。端末能力情報は、無線通信デバイス600により処理され得る周波数領域リソースの最大幅を示すために用いられ、これにより、ネットワークデバイスは、端末能力情報に従ってターゲット周波数領域リソースグループを決定する。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、周波数領域リソースにおいて連続して分布される。
任意選択的に、少なくとも2つの周波数領域リソースグループは、一次周波数領域リソースグループおよび少なくとも1つの二次周波数領域リソースグループを含む。
任意選択的に、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された第1の指示情報を、一次周波数領域リソースグループを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルは、1つのスケジューリング期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を一次周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、制御チャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各制御チャネルは、当該制御チャネルが属する周波数領域リソースグループのスケジューリング情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループのスケジューリング情報をターゲット周波数領域リソースグループにおける制御チャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルは、1つのダウンリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、一次周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによってターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報をネットワークデバイスへ送信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、アップリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各アップリンクフィードバックチャネルは、当該アップリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ターゲット周波数領域リソースグループにおけるアップリンクフィードバックチャネルを用いることによって、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているダウンリンク伝送のフィードバック情報を、ネットワークデバイスへ送信するように、トランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、一次周波数領域リソースグループにおいて設定され、一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルは、1つのアップリンク伝送期間において用いられる全ての周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を一次周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
任意選択的に、ダウンリンクフィードバックチャネルが、各周波数領域リソースグループにおいて設定され、各ダウンリンクフィードバックチャネルは、当該ダウンリンクフィードバックチャネルが属する周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報を伝送するために用いられ、プロセッサ610は具体的に、ネットワークデバイスにより送信された、ターゲット周波数領域リソースグループにおいて保持されているアップリンク伝送のフィードバック情報をターゲット周波数領域リソースグループにおけるダウンリンクフィードバックチャネルを用いることによって受信するようにトランシーバ620を制御するように構成される。
本発明のこの実施形態において、プロセッサ610は、中央処理装置(「CPU」)であってよく、またはプロセッサ610は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または同様のものであってよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、または、プロセッサは、任意の従来のプロセッサまたは同様のものであってよい。
メモリ630は、リードオンリメモリおよびランダムアクセスメモリを含んでよく、命令およびデータをプロセッサ610に提供しよい。メモリ630の一部はさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでよい。例えば、メモリ630はさらに、デバイスタイプについての情報を記憶してよい。
データバスに加えて、バスシステム640はさらに、電力バス、制御バス、ステータス信号バス、および同様のものを備えてよい。しかしながら、説明を分かり易くするために、様々なバスは、図面においてバスシステム640として示されている。
実装プロセスにおいて、先述の方法における段階は、プロセッサ610におけるハードウェアの集積論理回路、またはソフトウェア形成の命令を用いることによって、完了し得る。本発明の実施形態に関連して開示される方法の段階は、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてよく、またはプロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを用いることによって実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野において成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、電気的に消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに位置してよい。記憶媒体は、メモリ630に位置する。プロセッサ610は、メモリ630における情報を読み出し、プロセッサ610のハードウェアとの組み合わせで先述の方法の段階を完了させる。繰り返しを回避するために、詳細はここでは説明されない。
本発明のこの実施形態に係る無線通信デバイス600は、本発明の実施形態の方法におけるターゲット端末デバイス(端末デバイス#Aなど)に対応してよい。加えて無線通信デバイス600、におけるユニットおよびモジュール、ならびに先述の他の動作および/または機能は別々に、図11の方法200の対応する手順を実装することを意図する。簡潔さのために、その詳細はここでは、説明されない。
本発明のこの実施形態における無線通信デバイスによれば、システムにより提供された周波数領域リソースが、少なくとも2つの周波数領域リソースグループに区分され、端末デバイスが無線通信を行う必要がある場合、1つ又は複数の周波数領域リソースグループは、端末デバイスが無線通信を行うことをサポートするように、少なくとも2つの周波数領域リソースグループから端末デバイスに割り当てられ得て、これにより、端末デバイスの要求に基づき、対応する周波数領域リソースを端末デバイスに提供することができる。従って、異なるユーザ要求が柔軟に満たされ得る。
本明細書における「および/または」という用語は単に、関連付けられた対象物を説明するための関連関係を説明し、3つの関係が存在し得ることを表すことが、理解されるべきである。例えば、Aおよび/またはBとは、Aのみが存在する、AおよびBの両方が存在する、およびBのみが存在するという3つの場合を表し得る。加えて、本明細書における「/」という記号は概して、関連付けられた対象物の間の「または」という関係を示している。
先述の処理のシーケンス番号は、本発明の実施形態の実行順序を意味するものではないことが、理解されるべきである。処理の実行順序は、処理の機能および内部ロジックに応じて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装プロセスに対する何らかの限定と解釈されるべきではない。
本明細書において開示されている実施形態において説明されている例の組み合わせで、ユニットおよびアルゴリズム段階は、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実装され得ることを、当業者は認識し得る。機能がハードウェアまたはソフトウェアによって実行されるかは、技術的解決手段の特定の用途および設計の制約条件に依存する。当業者は、各特定の用途に対して、異なる方法を用いて、説明されている機能を実装してよいが、その実装方式は本発明の実施形態の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
便宜上、および説明の簡潔さのために、先述のシステム、装置、およびユニットの詳述した動作処理については、先述の方法の実施形態における対応する処理を参照することは、当業者により明確に理解され得る。詳細はここでは説明されない。
本出願において提供されているいくつかの実施形態において、開示されているシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることが理解されるべきである。例えば、説明されている装置の実施形態は単に、例である。例えば、ユニットの区分は単に、論理機能の区分であり、実際の実装においては他の区分であってよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、組み合わせられてよく、または、別のシステムに統合されてよく、または、一部の特徴が、無視されてよく、または実行されなくてよい。加えて、表示されまたは説明されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを用いて実装されてよい。装置またはユニットの間の、間接結合または通信接続は、電子的、機械的、または他の形成において実装されてよい。
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に個別のものであってもよく、またはそうでなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、物理ユニットであってよく、またはそうでなくてもよく、1つの場所に位置してよく、または複数のネットワークユニット上に分布されてよい。ユニットの一部または全ては、実施形態の解決手段の目的を達成するために実際の要求に応じて選択されてよい。
加えて、本発明の実施形態における機能的ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてよく、または、ユニットのそれぞれは、物理的に単体で存在してよく、または2つまたはそれより多いユニットは、1つのユニットに統合される。
機能が、ソフトウェアの機能的ユニットの形成で実装され、独立した製品として販売または用いられる場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体において記憶され得る。そのような理解に基づき、本発明の実施形態の技術的解決手段は本質的に、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決手段の一部は、ソフトウェア製品の形成で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態において説明されている方法の段階の全てまたは一部を実行するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、または同様のものであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。先述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、リードオンリメモリ(ROM、Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶できる任意の媒体を含む。
先述の説明は単に、本発明の具体的な実装方式であり、本発明の保護範囲を限定することを意図するものではない。本発明の実施形態において開示されている技術的範囲内において当業者により容易に想到される任意の変形または置き換えは、本発明の実施形態の保護範囲に含まれるものとする。