JP2018534891A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 超音波アレイのための音響窓層であって、前記音響窓層は、前記超音波アレイに面するように配置された内面と、患者に面するように配置された外面とを有し、
   熱可塑性ポリマーポリメチルペンテン及びそれに混合されるポリオレフィン系から選択されるエラストマー（ＰＯＥ）を含む外層であって、前記音響窓層の前記外面に配置される外層を含む、音響窓層。
2. 選択された前記エラストマーはコポリマーである、請求項１に記載の音響窓層。
3. 選択された前記エラストマーは熱可塑性エラストマー（ＴＰＥ）である、請求項２に記載の音響窓層。
4. 前記コポリマーはアルファオレフィンである第１モノマーとエチレンである第２モノマーとを有する、請求項３に記載の音響窓層。
5. 前記第１モノマーはオクタンである、請求項４に記載の音響窓層。
6. 前記外層に混合された前記エラストマーの重量比は最大でも４０％である、請求項１に記載の音響窓層。
7. 前記外層に混合された前記エラストマーの重量比は１５〜２０％の間である、請求項６に記載の音響窓層。
8. 前記外層は１．５〜１．６ＭＲａｙｌの間の音響インピーダンスを呈し、横波の音響エネルギーに対するミリメートル当たりの音響損失は３ｄＢ以上である、請求項１に記載の音響窓層。
9. 前記外層は、０．８〜０．８５ｇ／ｃｍ^３の間の密度及び２０００〜１９００ｍｍ／ｍｓｅｃの間の音波速度を有する、請求項１に記載の音響窓層。
10. 前記外層は、摂氏３０〜７０℃の間で第１の融点（ＭＰ１）を呈し、摂氏２００〜２５０℃の間で第２の融点（ＭＰ２）を呈する、請求項１に記載の音響窓層。
11. 前記外層は、摂氏−４０℃未満で第１のガラス転移温度を呈し、摂氏０〜５０℃の間で第２のガラス転移温度を呈する、請求項３に記載の音響窓層。
12. 前記音響窓層は前記音響窓層の前記内面に配置される内層をさらに含み、前記内層は熱硬化性ゴムを含む、請求項１に記載の音響窓層。
13. 請求項１に記載の音響窓層と超音波トランスデューサアレイとを含む超音波プローブであって、前記超音波トランスデューサアレイの放出側は前記音響窓層の前記内面に音響結合される、超音波プローブ。
14. 前記超音波トランスデューサアレイは少なくとも１つの静電容量型超音波トランスデューサ（ＣＭＵＴ）セルを含み、前記ＣＭＵＴセルは、第１電極を有する基板と、第２電極を有するセル膜とを含み、前記第２電極はキャビティを間に挟んで第１電極と対向し、前記セル膜は前記ＣＭＵＴセルの起動時に振動するよう配置されている、請求項１３に記載の超音波プローブ。
15. 前記超音波トランスデューサアレイは、前記ＣＭＵＴセルに結合された少なくとも１つの駆動回路を含み、（ａ）前記少なくとも１つのＣＭＵＴセルの前記第１電極及び前記第２電極に直流電圧を印加することにより、前記セル膜を、前記セル膜が前記基板までつぶされるつぶれ状態にさせ、（ｂ）少なくとも１つの前記ＣＭＵＴセルの前記第１電極及び前記第２電極に交流電圧を印加することにより前記ＣＭＵＴセルを作動させる、請求項１４に記載の超音波プローブ。