関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2015年10月16日に出願された「Device-to-Device Based Mechanism for Evolved Machine Type Communication」と題する米国仮出願第62/242,846号、および2016年8月31日に出願された「SYSTEM AND METHOD FOR DEVICE-TO-DEVICE COMMUNICATION WITH EVOLVED MACHINE TYPE COMMUNICATION」と題する米国特許出願第15/253,701号の利益を主張する。
分野
[0002]本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、発展型マシンタイプ通信(eMTC:evolved machine type communication)のためのデバイスツーデバイス(D2D)機構に関する。
背景技術
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソースを共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムを含む。
[0004]これらの多元接続技術は、様々なワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格はロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、ダウンリンク上ではOFDMAを使用し、アップリンク上ではSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、スペクトル効率の改善、コストの低下、およびサービスの改善を通して、モバイルブロードバンドアクセスをサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。これらの改善はまた、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であり得る。
[0005]以下は、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
[0006]本開示の一態様では、方法、コンピュータ可読媒体、および装置が提供される。例示的な実施形態では、本装置は、第1のユーザ機器(UE)のUuプロトコルスタックにおいてパケットを受信することができ、パケットは基地局に向けられる。さらに、本装置は、パケットを第1のUEのUuプロトコルスタックから第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックに転送することができる。さらに、本装置は、パケットを第1のUEからの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するために、PC5インターフェースプロトコルスタックにおいてパケットのヘッダを変更することができる。その上、本装置は、基地局に中継するために、変更されたヘッダを含むパケットを第2のUEに送信することができる。
[0007]別の例示的な実施形態では、本装置は、第2のユーザ機器(UE)から第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックにおいて第1のパケットを受信することができ、第1のパケットは、パケットを第2のUEからの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するヘッダを含む。さらに、本装置は、第1のUEのUuプロトコルスタックにおいて第2のパケットをことができ、第2のパケットは第1のUEから基地局に向けられる。さらに、本装置は、第1のパケットを第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックから第1のUEのUuプロトコルスタックに転送することができる。その上、本装置は、組み合わせられたパケットを作るために第1のパケットと第2のパケットとを組み合わせることができる。さらに、本装置は、第1のパケットを第2のUEからの中継アップリンクトラフィックとして識別し、第2のパケットを第1のUEからのローカルデータ識別するために、Uuプロトコルスタックにおいて、組み合わせられたパケットのヘッダを変更することができる。またさらに、本装置は、変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットを基地局に転送することができる。
[0008]さらなる例示的な実施形態では、本装置は、第1のUEからデータ送信を受信することができ、データ送信は、第1のUEに関連する第1のパケットと、第2のUEからの第2のパケットと、第1のUEに関連するレイヤ2識別情報(L2−ID:layer 2 identification)テーブルの第1のインデックスと、第2のUEに関連するシステムアーキテクチャエボリューション(SAE:system architecture evolution)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI:SAE temporary mobile subscriber identity)テーブルの第2のインデックスとを含む、組み合わせられたパケットを含む。さらに、本装置は、セル比一時識別子(C−RNTI)マッピングのためにL2−IDテーブルの第1のインデックスを使用して第1のパケットを復号することができる。さらに、本装置は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSIテーブルの第2のインデックスを使用して第2のパケットを復号することができる。
[0009]上記のおよび関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
[0010]ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワークの一例を示す図。
[0011]DLフレーム構造のLTE例を示す図。
DLフレーム構造内のDLチャネルのLTE例を示す図。
ULフレーム構造のLTE例を示す図。
ULフレーム構造内のULチャネルのLTE例を示す図。
[0012]ワイヤレス通信システムのブロック図。
[0013]デバイスツーデバイス通信システムの図。
[0014]デバイスツーデバイス通信システムの図。
デバイスツーデバイス通信システムの図。
デバイスツーデバイス通信システムの図。
[0015]デバイスツーデバイス通信システムの図。
[0016]デバイスツーデバイス通信システムの流れ図。
[0017]デバイスツーデバイス通信システムの流れ図。
[0018]デバイスツーデバイス通信システムの流れ図。
[0019]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
[0020]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
[0021]ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
ワイヤレス通信の方法のフローチャート。
[0022]例示的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図。
[0023]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
[0024]例示的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図。
[0025]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
[0026]例示的な装置中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図。
[0027]処理システムを採用する装置のためのハードウェア実装形態の一例を示す図。
詳細な説明
[0028]添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成を説明するものであり、本明細書で説明される概念が実施され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびコンポーネントがブロック図の形態で示されている。
[0029]次に、様々な装置および方法に関して電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法は、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、コンポーネント、回路、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるかソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0030]例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」として実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、中央処理ユニット(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0031]したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0032]図1は、ワイヤレス通信システムおよびアクセスネットワーク100の一例を示す図である。(ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN:wireless wide area network)とも呼ばれる)ワイヤレス通信システムは、基地局102と、UE104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)160とを含む。基地局102は、マクロセル(高電力セルラー基地局)および/またはスモールセル(低電力セルラー基地局)を含み得る。マクロセルはeNBを含む。スモールセルは、フェムトセル、ピコセル、およびマイクロセルを含む。
[0033](発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)と総称される)基地局102は、バックホールリンク132(たとえば、S1インターフェース)を通してEPC160とインターフェースする。他の機能に加えて、基地局102は、以下の機能、すなわち、ユーザデータの転送と、無線チャネル暗号化および解読と、完全性保護と、ヘッダ圧縮と、モビリティ制御機能(たとえば、ハンドオーバ、デュアル接続性)と、セル間干渉協調と、接続セットアップおよび解放と、負荷分散と、非アクセス層(NAS:non-access stratum)メッセージのための分配と、NASノード選択と、同期と、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)共有と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS:multimedia broadcast multicast service)と、加入者および機器トレースと、RAN情報管理(RIM:RAN information management)と、ページングと、測位と、警告メッセージの配信とのうちの1つまたは複数を実行し得る。基地局102は、バックホールリンク134(たとえば、X2インターフェース)を介して互いと直接または間接的に(たとえば、EPC160を通して)通信し得る。バックホールリンク134はワイヤードまたはワイヤレスであり得る。
[0034]基地局102はUE104とワイヤレス通信し得る。基地局102の各々は、それぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。重複する地理的カバレージエリア110があり得る。たとえば、スモールセル102’は、1つまたは複数のマクロ基地局102のカバレージエリア110と重複するカバレージエリア110’を有し得る。スモールセルとマクロセルの両方を含むネットワークが、異種ネットワークとして知られ得る。異種ネットワークはまた、限定加入者グループ(CSG)として知られる限定グループにサービスを提供し得るホーム発展型ノードB(eNB)(HeNB)を含み得る。基地局102とUE104との間の通信リンク120は、UE104から基地局102への(逆方向リンクとも呼ばれる)アップリンク(UL)送信、および/または基地局102からUE104への(順方向リンクとも呼ばれる)ダウンリンク(DL)送信を含み得る。通信リンク120は、空間多重化、ビームフォーミング、および/または送信ダイバーシティを含む、MIMOアンテナ技術を使用し得る。通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを通したものであり得る。基地局102/UE104は、各方向において送信のために使用される最高合計Yx MHz(x個のコンポーネントキャリア)のキャリアアグリゲーションにおいて割り振られた、キャリアごとの最高Y MHz(たとえば、5、10、15、20MHz)帯域幅のスペクトルを使用し得る。キャリアは、互いに隣接することも隣接しないこともある。キャリアの割振りは、DLとULとに対して非対称であり得る(たとえば、ULよりも多いまたは少ないキャリアがDLのために割り振られ得る)。コンポーネントキャリアは、1次コンポーネントキャリアと、1つまたは複数の2次コンポーネントキャリアとを含み得る。1次コンポーネントキャリアは1次セル(PCell)と呼ばれることがあり、2次コンポーネントキャリアは2次セル(SCell)と呼ばれることがある。
[0035]ワイヤレス通信システムは、5GHz無認可(unlicensed)周波数スペクトル中で通信リンク154を介してWi−Fi(登録商標)局(STA)152と通信しているWi−Fiアクセスポイント(AP)150をさらに含み得る。無認可周波数スペクトル中で通信するとき、STA152/AP150は、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信するより前にクリアチャネルアセスメント(CCA)を実行し得る。
[0036]スモールセル102’は、認可および/または無認可周波数スペクトル中で動作し得る。無認可周波数スペクトル中で動作するとき、スモールセル102’は、LTEを採用し、Wi−Fi AP150によって使用されるのと同じ5GHz無認可周波数スペクトルを使用し得る。無認可周波数スペクトル中でLTEを採用するスモールセル102’は、アクセスネットワークへのカバレージをブーストし、および/またはアクセスネットワークの容量を増加させ得る。無認可スペクトルにおけるLTEは、LTE無認可(LTE−U:LTE-unlicensed)、認可支援アクセス(LAA)、またはMuLTEfireと呼ばれることがある。
[0037]EPC160は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)162と、他のMME164と、サービングゲートウェイ166と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ168と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC:Broadcast Multicast Service Center)170と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ172とを含み得る。MME162はホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)174と通信していることがある。MME162は、UE104とEPC160との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME162はベアラおよび接続管理を行う。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP:Internet protocol)パケットはサービングゲートウェイ166を通して転送され、それ自体はPDNゲートウェイ172に接続される。PDNゲートウェイ172はUEのIPアドレス割振りならびに他の機能を与える。PDNゲートウェイ172およびBM−SC170はIPサービス176に接続される。IPサービス176は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC170は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を与え得る。BM−SC170は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールするために使用され得る。MBMSゲートウェイ168は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN)エリアに属する基地局102にMBMSトラフィックを配信する(distribute)ために使用され得、セッション管理(開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
[0038]基地局は、ノードB、発展型ノードB(eNB)、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。基地局102は、UE104にEPC160へのアクセスポイントを与える。UE104の例は、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)電話、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星無線、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、タブレット、スマートデバイス、ウェアラブルデバイス、または任意の他の同様の機能デバイスを含む。UE104は、局、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
[0039]再び図1を参照すると、いくつかの態様では、第1のUE104aは、第1のUE104aのUuプロトコル構造においてパケットを受信するように構成され得る。第1のUE104aは、パケットを第1のUE104aのUuプロトコルスタックから第1のUE104aのPC5インターフェースプロトコルスタックに転送するように構成され得る。第1のUE104aは、パケットを第1のUE104aからの基地局102に向けられた中継アップリンクトラフィック識別するために、PC5インターフェースプロトコルスタックにおいてそのパケットのヘッダを変更するように構成され得る。第1のUE104aは、たとえば、(いくつかの態様では、デバイスツーデバイス通信リンクであり得る)通信120を使用して、基地局102に中継するためにパケットを第2のUE104に送信するように構成され得る。
[0040]第2のUE104は、第1のUE104aから第2のUE104のPC5インターフェースプロトコルスタックにおいてパケットを受信するように構成され得る。第2のUE104は、第2のUE104のUuプロトコルスタックにおいて第2のパケットを受信するようにさらに構成され得る。第2のUE104は、組み合わせられたパケットを作るために、第1のUE104aからのパケットと(第2のUE104のUuプロトコルスタックにおいて受信された)第2のパケットとを組み合わせ得る。第2のUE104は、第1のパケットを第1のUE104aからの中継アップリンクトラフィック識別し、第2のパケットを第2のUE104からのローカルデータとして識別するために、組み合わせられたパケットのヘッダを変更し得る。第2のUE104は、次いで、基地局102に、変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケット198を送信し得る。
[0041]基地局102は、第2のUE104から組み合わせられたパケット198を受信するように構成され得る。組み合わせられたパケット198は、第1のUE104aに関連する第1のパケットと、第2のUE104からの第2のパケットと、第1のUE104aに関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)テーブルの第1のインデックスと、第2のUE104に関連するシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)テーブルの第2のインデックスとを含み得る。基地局102は、セル無線一時識別子(C−RNTI)マッピング)のためにL2−IDテーブルの第1のインデックスを使用して、組み合わせられたパケット198の第1のパケットを復号し得る。基地局102は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSIテーブルの第2のインデックスを使用して第2のパケットを復号するようにさらに構成され得る。
[0042]図2Aは、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図200である。図2Bは、LTEにおけるDLフレーム構造内のチャネルの一例を示す図230である。図2Cは、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図250である。図2Dは、LTEにおけるULフレーム構造内のチャネルの一例を示す図280である。他のワイヤレス通信技術は、異なるフレーム構造および/または異なるチャネルを有し得る。LTEでは、フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットは、1つまたは複数の(物理RB(PRB:physical resource block)とも呼ばれる)時間並列(time concurrent)リソースブロック(RB)を含む。リソースグリッドは複数のリソース要素(RE)に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計84個のREについて、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に7つの連続するシンボル(DLの場合、OFDMシンボル、ULの場合、SC−FDMAシンボル)を含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスの場合、RBは、合計72個のREについて、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に6個の連続するシンボルを含んでいる。各REによって搬送されるビット数は変調方式に依存する。
[0043]図2Aに示されているように、REのうちのいくつかが、UEにおけるチャネル推定のためのDL基準(パイロット)信号(DL−RS)を搬送する。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有基準信号(CRS:cell-specific reference signal)と、UE固有基準信号(UE−RS:UE-specific reference signal)と、チャネル状態情報基準信号(CSI−RS:channel state information reference signal)とを含み得る。図2Aは、(それぞれ、R0、R1、R2、およびR3として示される)アンテナポート0、1、2、および3のためのCRSと、(R5として示される)アンテナポート5のためのUE−RSと、(Rとして示される)アンテナポート15のためのCSI−RSとを示す。図2Bは、フレームのDLサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:physical control format indicator channel)は、スロット0のシンボル0内にあり、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)が1つのシンボルを占有するのか、2つのシンボルを占有するのか、3つのシンボルを占有するのかを示す制御フォーマットインジケータ(CFI)を搬送する(図2Bは、3つのシンボルを占有するPDCCHを示す)。PDCCHは、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE)内でダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、各CCEは9つのREグループ(REG)を含み、各REGは、OFDMシンボル中に4つの連続するREを含む。UEは、DCIをも搬送するUE固有拡張PDCCH(ePDCCH:enhanced PDCCH)で構成され得る。ePDCCHは、2つ、4つ、または8つのRBペアを有し得る(図2Bは2つのRBペアを示し、各サブセットは1つのRBペアを含む)。物理ハイブリッド自動再送要求(ARQ:automatic repeat request)(HARQ:hybrid ARQ)インジケータチャネル(PHICH:physical HARQ indicator channel)もスロット0のシンボル0内にあり、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)に基づいて、HARQ確認応答(ACK)/否定ACK(NACK)フィードバックを示すHARQインジケータ(HI)を搬送する。1次同期チャネル(PSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル6内にあり、サブフレームタイミングと物理レイヤ識別情報とを決定するためにUEによって使用される1次同期信号(PSS)を搬送する。2次同期チャネル(SSCH)は、フレームのサブフレーム0および5内のスロット0のシンボル5内にあり、物理レイヤセル識別情報グループ番号を決定するためにUEによって使用される2次同期信号(SSS)を搬送する。物理レイヤ識別情報と物理レイヤセル識別情報グループ番号とに基づいて、UEは物理セル識別子(PCI)を決定することができる。PCIに基づいて、UEは、上述のDL−RSのロケーションを決定することができる。物理ブロードキャストチャネル(PBCH:physical broadcast channel)は、フレームのサブフレーム0のスロット1のシンボル0、1、2、3内にあり、マスタ情報ブロック(MIB:master information block)を搬送する。MIBは、DLシステム帯域幅中のRBの数と、PHICH構成と、システムフレーム番号(SFN)とを与える。物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)は、ユーザデータと、システム情報ブロック(SIB:system information block)などのPBCHを通して送信されないブロードキャストシステム情報と、ページングメッセージとを搬送する。
[0044]図2Cに示されているように、REのうちのいくつかが、eNBにおけるチャネル推定のための復調基準信号(DM−RS)を搬送する。UEは、サブフレームの最後のシンボル中でサウンディング基準信号(SRS)をさらに送信し得る。SRSはコム(comb)構造を有し得、UEは、コムのうちの1つ上でSRSを送信し得る。SRSは、eNBによって、UL上での周波数依存スケジューリングを可能にするために、チャネル品質推定のために使用され得る。図2Dは、フレームのULサブフレーム内の様々なチャネルの一例を示す。物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)が、PRACH構成に基づいてフレーム内の1つまたは複数のサブフレーム内にあり得る。PRACHは、サブフレーム内に6つの連続するRBペアを含み得る。PRACHは、UEが初期システムアクセスを実行し、UL同期を達成することを可能にする。物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)は、ULシステム帯域幅のエッジ上に位置し得る。PUCCHは、スケジューリング要求、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インジケータ(PMI)、ランクインジケータ(RI)、およびHARQ ACK/NACKフィードバックなど、アップリンク制御情報(UCI)を搬送する。PUSCHは、データを搬送し、バッファステータス報告(BSR:buffer status report)、パワーヘッドルーム報告(PHR)、および/またはUCIを搬送するためにさらに使用され得る。
[0045]図3は、アクセスネットワーク中でUE350と通信しているeNB310のブロック図である。DLでは、EPC160からのIPパケットはコントローラ/プロセッサ375に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はレイヤ3およびレイヤ2機能を実装する。レイヤ3は無線リソース制御(RRC)レイヤを含み、レイヤ2は、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤと、無線リンク制御(RLC)レイヤと、媒体アクセス制御(MAC)レイヤとを含む。コントローラ/プロセッサ375は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)のブロードキャスティングと、RRC接続制御(たとえば、RRC接続ページング、RRC接続確立、RRC接続変更、およびRRC接続解放)と、無線アクセス技術(RAT)間モビリティと、UE測定報告のための測定構成とに関連するRRCレイヤ機能、ならびにヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)と、ハンドオーバサポート機能とに関連するPDCPレイヤ機能、ならびに上位レイヤパケットデータユニット(PDU)の転送と、ARQを通した誤り訂正と、RLCサービスデータユニット(SDU)の連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、トランスポートブロック(TB)上へのMAC SDUのデマリプレクシングと、TBからのMAC SDUのデマリプレクシングと、スケジューリング情報報告と、HARQを通した誤り訂正と、優先度処理と、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を与える。
[0046]送信(TX)プロセッサ316および受信(RX)プロセッサ370は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。物理(PHY)レイヤを含むレイヤ1は、トランスポートチャネル上の誤り検出と、トランスポートチャネルの前方誤り訂正(FEC)コーディング/復号と、インターリービングと、レートマッチングと、物理チャネル上へのマッピングと、物理チャネルの変調/復調と、MIMOアンテナ処理とを含み得る。TXプロセッサ316は、様々な変調方式(たとえば、2位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、多値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングを扱う。コーディングされ、変調されたシンボルは、次いで、並列ストリームにスプリットされ得る。各ストリームは、次いで、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを作るために、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成され得る。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを作るために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器374からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE350によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機318TXを介して異なるアンテナ320に与えられ得る。各送信機318TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0047]UE350において、各受信機354RXは、それのそれぞれのアンテナ352を通して信号を受信する。各受信機354RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ356に与える。TXプロセッサ368およびRXプロセッサ356は、様々な信号処理機能に関連するレイヤ1機能を実装する。RXプロセッサ356は、UE350に宛てられた任意の空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を実行し得る。複数の空間ストリームがUE350に宛てられた場合、それらはRXプロセッサ356によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ356は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、eNB310によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器358によって算出されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB310によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いで、レイヤ3およびレイヤ2機能を実装するコントローラ/プロセッサ359に与えられる。
[0048]コントローラ/プロセッサ359は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ360に関連し得る。メモリ360はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ359は、EPC160からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ359はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0049]eNB310によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ359は、システム情報(たとえば、MIB、SIB)獲得と、RRC接続と、測定報告とに関連するRRCレイヤ機能、ならびにヘッダ圧縮/復元と、セキュリティ(暗号化、解読、完全性保護、完全性検証)とに関連するPDCPレイヤ機能、ならびに上位レイヤPDUの転送と、ARQを通した誤り訂正と、RLC SDUの連結、セグメンテーション、およびリアセンブリと、RLCデータPDUの再セグメンテーションと、RLCデータPDUの並べ替えとに関連するRLCレイヤ機能、ならびに論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングと、TB上へのMAC SDUの多重化と、TBからのMAC SDUのデマリプレクシングと、スケジューリング情報報告と、HARQを通した誤り訂正と、優先度処理と、論理チャネル優先度付けとに関連するMACレイヤ機能を与える。
[0050]eNB310によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器358によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を可能にすることとを行うために、TXプロセッサ368によって使用され得る。TXプロセッサ368によって生成される空間ストリームは、別個の送信機354TXを介して異なるアンテナ352に与えられ得る。各送信機354TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0051]UL送信は、UE350における受信機機能に関して説明された様式と同様の様式でeNB310において処理される。各受信機318RXは、それのそれぞれのアンテナ320を通して信号を受信する。各受信機318RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ370に与える。
[0052]コントローラ/プロセッサ375は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ376に関連し得る。メモリ376はコンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ375は、UE350からのIPパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の多重分離と、パケットリアセンブリと、解読と、ヘッダ復元と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ375からのIPパケットは、EPC160に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ375はまた、HARQ動作をサポートするためにACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0053]図4はデバイスツーデバイス通信システム400の図である。デバイスツーデバイス通信システム400は複数のUE404および406を含む。デバイスツーデバイス通信システム400は、たとえば、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)などのセルラー通信システムと重複し得る。UE404および406は、DL/UL WWANスペクトルを使用してデバイスツーデバイス通信において互いに通信し得、一部はeNB402と通信し得、一部は両方を行い得る。たとえば、図4に示されているように、UE406は、eNB402とのセルラー通信410中にある。eNB402はまた、ダウンリンク通信412をUE406に送信している。たとえば、UE406は、リレーUE804へのD2D送信410のために、およびeNB402からのダウンリンク(DL)送信412の受信のために構成されたリモート発展型マシンタイプ通信(eMTC)UEであり得る。例示的な実施形態では、リモートeMTC UE406は、リレーUE404からのD2D受信のために、またはeNB402へのUL送信のために構成されないことがある。このようにして、リモートeMTC UE406は、低コストの利点を依然として維持しながら、改善された電力効率においてULカバレージ拡張を与え得る。さらに、UE404は、eNB402との通信408を受信することと送信することとの両方を行う、セルラー通信408中にある。
[0054]以下で説明される例示的な方法および装置は、たとえば、FlashLinQ、WiMedia、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、またはIEEE802.11規格に基づくWi−Fiに基づくワイヤレスデバイスツーデバイス通信システムなど、様々なワイヤレスデバイスツーデバイス通信システムのいずれにも適用可能である。説明を簡略化するために、例示的な方法および装置がLTEのコンテキスト内で説明される。ただし、例示的な方法および装置は、様々な他のワイヤレスデバイスツーデバイス通信システムにより一般的に適用可能であることを当業者は理解されよう。
[0055]図5Aおよび図5Bは、D2D通信システム500の図である。たとえば、通信システム500は、リモートUE502のPC5インターフェースプロトコルスタックからのUL送信をリレーUE504を介してeNB506に中継するためのアップリンク(UL)プロトコルスタックを含み得る。一態様では、リモートUE502は、発展型マシンタイプ通信(eMTC)UEであり得る。
[0056]図5Aおよび図5Bを参照すると、リモートUE502とリレーUE504とは各々、それぞれ、コアネットワークとリモートUE502およびリレーUE504の各々との間のインターフェースを与える非アクセス層(NAS)サブレイヤ510、548を含み得る。NASサブレイヤ510、548は、通信セッションの確立を管理するために、ならびに、リモートUE502および/またはリレーUE504が移動するときにEPCおよびリモートUE502およびリレーUE504との連続通信を維持するために、使用され得る。さらに、リモートUE502とリレーUE504とは各々、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得することと、eNB506とリモートUE502およびリレーUE504の各々との間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当するRRCサブレイヤ512、550を含み得る。
[0057]その上、リモートUE502とリレーUE504とは各々、eNB506にエアインターフェースを与えるユーザプレーンプロトコルスタック(Uu)526、554を含み得る。たとえば、リモートUE502中のUu526は、IPサブレイヤ514とPDCPサブレイヤ516とを含み得る。リレーUE504中のUu554は、IPサブレイヤ538と、PDCPサブレイヤ540と、RLCサブレイヤ542と、MACサブレイヤ544と、L1レイヤ546とを含み得る。IPレイヤ514、538は、インターネット、イントラネット、IMS、PSS、および/または他のIPサービスのうちの1つまたは複数へのアクセスを与え得る。PDCPサブレイヤ、RLCサブレイヤ、MACサブレイヤ、およびL1レイヤのための説明が、図5に関して上記で見つけられ得る。
[0058]まだ図5Aおよび図5Bを参照すると、リモートUE502とリレーUE504とは各々、リモートUE502とリレーUE504との間のD2D通信のためのPC5インターフェースプロトコルスタック528、552を含み得る。各PC5スタック528、552は、PDCPサブレイヤ518、530と、RLCサブレイヤ520、532と、MACサブレイヤ522、534と、L1レイヤ524、536とを含む。
[0059]eNB506は、コアネットワークとeNB506との間のインターフェースを与えるNASサブレイヤ570を含み得る。さらに、eNB506は、無線リソース(たとえば、無線ベアラ)を取得することと、eNB506とリモートUE502およびリレーUE504の各々との間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当するRRCサブレイヤ568を含み得る。
[0060]さらに、eNB506は、リレーUE504との間のエアインターフェースを与えるリレーUu572を含み得る。さらに、eNB506は、リレーUE502との間のエアインターフェースを与えるリモートUu574を含み得る。たとえば、リモートUu574は、IPサブレイヤ566と通信しているPDCPサブレイヤ564を含み得る。リレーUu556は、PDCPサブレイヤ562と、RLCサブレイヤ560と、MACサブレイヤ558と、L1レイヤ556とを含み得る。IPレイヤ514、538は、インターネット、イントラネット、IMS、PSS、および/または他のIPサービスのうちの1つまたは複数へのアクセスを与え得る。
[0061]次に図5Aを参照すると、第1のパケットが、リモートUE502によってUu526において受信され得る。第1のパケットは、eNB506に向けられ得る。しかしながら、リモートUE502はeNB506とのUL送信のために構成されないことがあるので、リモートUE502は、リレーUE504を介して第1のパケットをeNB506に中継し得る。リレーUE504は、リモートUE502からeNB506に中継される第1のパケットを送信し得る。Uu526中のPDCPサブレイヤ516は、第1のパケットをPC5スタック528中のPDCPサブレイヤ518に転送し得る。PDCPサブレイヤ518は、第1のパケットをリモートUE502からの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するために、第1のパケットのヘッダを変更し得る。たとえば、ヘッダは、eNB506が、第1のパケットをリモートUE502から発信するものとして識別する際に使用し得るシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)を含むように変更され得る。さらに、変更されたヘッダは、PC5 PDCPヘッダ(たとえば、1バイト)と、第1のパケットが中継ULリンクトラフィックであることを示す情報(たとえば、1ビット)と、(たとえば、リモートUE502がeNB506からのDL送信を受信することができることを示す)DLトラフィックのための「ハートビート(heartbeat)」を示す情報とを含み得る。変更されたヘッダを含む第1のパケットは、PC5スタック528中のL1 524まで転送され得る。第1のパケットは、次いで、L1 524を介してリレーUE504に送信され得る。一態様では、第1のパケットは、リレーUE504中のPC5スタック552のL1 536において受信され得る。
[0062]まだ図5Aを参照すると、第1のパケットは、次いで、PC5スタック552のサブレイヤを通して上に受け渡され(be passed up through the sublayers of PC5 stack 552)得る。PDCPサブレイヤ530は、第1のパケットをUu554中のPDCPサブレイヤ540に転送し得る。その上、第2のパケットが、PDCPサブレイヤ540において受信され得る。たとえば、第2のパケットは、リレーUE504から発信し、eNB506に向けられたローカルデータであり得る。PDCPサブレイヤ540は、第1のパケットと第2のパケットの両方がeNB506に向けられるので、第1のパケットと第2のパケットとを組み合わせ得る。PDCPサブレイヤ540は、第1のパケットをリモートUE502からの中継アップリンクトラフィックとして識別し、第2のパケットをリレーUE504からのローカルデータ識別するために、組み合わせられたパケットのヘッダを変更し得る。たとえば、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは、リレーUE504に関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)テーブルのインデックスと、リモートUE502に関連するS−TMSI/IMSIテーブル(たとえば、ソースリモートUE502のProSe L2−IDを示すためのProSe L2−IDテーブル)のインデックスとを含み得る。組み合わせられたパケットは、Uu554中のサブレイヤを通して下に受け渡され(be passed down through the sublayers in the Uu 554)得る。さらに、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは、第1のパケットがリモートUE502から中継されていることを示す情報(たとえば、1ビット)を含み得る。変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットは、L1レイヤ546を介してeNB506に送信され得る。
[0063]再び図5Aを参照すると、組み合わせられたパケットは、eNB506のリレーUu572において受信され得る。一態様では、組み合わせられたパケットは、リレーUu572のL1レイヤ556において受信され、次いで、PDCPサブレイヤ562まで受け渡され得、ここで、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダが削除および/または復号され得る。eNB506は、C−RNTIマッピングのために、変更されたヘッダ中のS−TMSI/IMSIテーブルのインデックスを使用して第1のパケットを復号し得る。さらに、eNB506は、C−RNTIマッピングのために、変更されたヘッダ中のL2−IDテーブルのインデックスを使用して第2のパケットを復号し得る。たとえば、eNB506は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSI/IMSIを決定し、第1のパケットをリモートUu574にルーティングするために、S−TMSI/IMSIのインデックスを使用し得る。代替的に、eNB506は、リレーUE504のためのC−RNTIマッピングのためにProSe L2−IDのインデックスを使用し得る。一態様では、ProSe L2−ID/関連インデックスとS−TMSI/IMSI/関連インデックスとは、SidelinkUEinformationメッセージ中でリレーUE504によってeNB506に与えられ得る。
[0064]図5Bは、図5Aに関して上記で説明されたRLCのための同じプロトコルスタックを含むが低減されたオーバーヘッドをもつ、D2D通信システム500の図である。一態様では、RLCは、非確認応答モード(UM:unacknowledged mode)で動作し得る。図5Bに示されているように、リレーUE504におけるUu 554とeNB506におけるリレーUu572との間のプロトコルスタックは不変である。これは、何らかの冗長、たとえば、リレーUE504とeNB506との間のリンクの追加のセキュリティを含み、データがリモートUE502におけるPDCPサブレイヤ518によってセキュアにされるので、必要とされないことがある。ここで、第1のパケットは、リレーUE504を介して、ただしプロトコルスタックの異なるレイヤを介して、eNB506に中継され得る。たとえば、第1のパケットは、eNB506におけるRLCレイヤ560を通してリモートUu574のためのPDCPサブレイヤ564に受け渡され得る。一態様では、第1のパケットは、Uu PDCPサブレイヤ516からPC5 RLC520まで通信経路592に従い得、リレーUE504において、第1のパケットは、PC5 RLC532からUu RLC542まで通信経路592に従い得る。
[0065]図5Cは、RLC確認応答モード(AM:acknowledgement mode)のためのプロトコルスタックを含むD2D通信500の図である。図5Cは、リモートUE502のUu526中で受信された第1のパケットが、RLCサブレイヤ576を介してPC5 528に転送されることを除いて、図5Aおよび図5Bに関して上記で説明されたものと同様のプロトコルスタックを開示する。さらに、リレーUu572中のPDCPサブレイヤ562は、第1のパケットを、eNB506におけるリモートUu574中のRLCサブレイヤ578に転送する。Uu上のRLC AMエンティティがインスタンス化され、これは、UEとeNBとの間の通常Uu動作(たとえば、UEとeNBとの間の直接ULおよびDL通信)に似ている。図5Cに示されているように、セグメンテーションは、PC5リンク(たとえば、したがってリモートUE502におけるPC5 MACサブレイヤ522とUu RLCサブレイヤ576との間の結合)に基づいて行われ得る。RLC UMと比較して、RLC AMは、UL送信のための信頼性/フィードバックを与えることができる。RLC AMを有することはまた、リモートUE502がカバレージ外にある(無線リンク障害(RLF:radio link failure)送信タイマータイムアウト)とき、RLFのためのレガシープロシージャを再利用するのに役立ち得る。
[0066]図6は、リモートUE604とeNB602との間のダウンリンクプロトコルスタックを示す。
[0067]図6に示されているように、eNBは、PDCPサブレイヤ610と、RLCサブレイヤ612と、MACサブレイヤ614と、L1レイヤ616とを含むリモートUu618を含む。リモートUu618は、RRCサブレイヤ606およびIPサブレイヤ608と通信していることがある。PDCPサブレイヤ610からリモートUu618の下へL1 616までパケットを受け渡すことによって、パケットがダウンリンク上で送信していることがある。パケットは、L1 616を介してリモートUE604に、リモートUE604におけるUu632中のL1 620に送信され得る。リモートUE604におけるUu632は、L1レイヤ620と、MACサブレイヤ622と、RLCサブレイヤ624と、PDCPサブレイヤ626と、IPサブレイヤ628とを含み得る。PDCPサブレイヤ626は、リモートUE604におけるRRCサブレイヤ630と通信していることがある。サブレイヤの各々のための説明は、図3および図5A〜図5Cに関して上記で説明された。
[0068]図7は、リレーUE704を介したeNB706へのリモートUE702の初期アタッチプロシージャのための流れ図700を示す。図7中の影付き矢印は、リレーUE704を介してリモートUE702からeNB706に中継(たとえば、トンネリング)されているメッセージを示す。
[0069]図7に示されているように、リモートUE702は、発見メッセージ(PC5−D)710をリレーUE704に送ることができる。一態様では、PC5−D710は、リモートUE702に関連するIMSI、リモートUE702を、リレーUE704を介してeNB706と通信する他のUEと区別する数「X」、アタッチ要求、および/またはUuリンク品質を含むことができる。リレーUE704は、リレー要求712をeNB706に送ることができる。リレー要求712は、SLUEInfoメッセージであり、インデックスを含み得る。eNB706は、RRC再構成メッセージ714をリレーUE704に送ることができる。さらに、eNB706は、RRC接続セットアップメッセージ716をリモートUE702に送ることができる。たとえば、RRC接続メッセージは、リレーUE704および/またはリモートUE702に関連するL2−IDとC−RNTIとを含むことができる。リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−Cメッセージ718をeNB706に送ることができる。一態様では、PC5−Cメッセージ718は、RRC接続セットアップ完了およびNASアタッチ要求(NAS−AR:NAS attach request)を含み得る。
[0070]eNB706は、S1アプリケーションプロトコル(S1−AP)初期UEメッセージおよびNAS−AR720をMME708に送信し得る。たとえば、S1−APは、E−UTRAとEPCとの間のシグナリングサービスを与える。MME708は、シグナリングサービスが確立されると、認証要求722をeNB706に送信し得る。たとえば、認証要求722は、S1−AP DL NASトランスポートおよびNAS認証要求を含み得る。eNB706は、認証要求724をリモートUE702に送信し得る。たとえば、認証要求724は、RRC DL情報転送およびNAS認証要求を含み得る。リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C認証応答726をeNB706に送り得る。たとえば、PC5−C認証応答726は、RRC DL情報転送+NAS(認証応答)を含み得る。
[0071]eNB706は、認証応答728をMME708に送信し得る。たとえば、認証応答728は、S1−AP UL NASトランスポート+NAS(認証応答)を含み得る。MME708は、セキュリティモードコマンド730をeNB706に送信し得る。たとえば、セキュリティモードコマンド730は、S1−AP DL NASトランスポート+NAS(セキュリティモードコマンド)を含み得る。eNB706は、セキュリティコードコマンド732をリモートUE702に送信し得る。たとえば、セキュリティコードコマンド732は、RRC DL情報転送+NAS(セキュリティモードコマンド)を含み得る。リモートUE702は、リレーUE704を介してセキュリティコード完了メッセージ734をeNB706に送信し得る。
[0072]eNB706は、セキュリティコード完了メッセージ736をMME708に送信し得る。たとえば、セキュリティコード完了メッセージ736は、S1−AP UL NASトランスポート+NAS(セキュリティモード完了)を含み得る。MME708は、アタッチ受付メッセージ738をeNB706に送信し得る。たとえば、アタッチ受付メッセージ738は、S1−AP初期コンテキストセットアップ要求+NAS(アタッチ受付+デフォルトEPSベアラコンテキスト要求)メッセージを含み得る。eNB706は、S−TMSIメッセージ740をリモートUE702に送信し得る。たとえば、S−TMSIメッセージ740は、RRC接続再構成+NAS(アタッチ受付+デフォルトEPSベアラコンテキスト要求)を含み得る。
[0073]リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C RRC接続構成完了メッセージ742をeNB706に送り得る。eNB706は、S1−AP初期コンテキストセットアップ応答メッセージ744をMME708に送り得る。リモートUE702は、PC5−Cアタッチ完了メッセージ746をeNB706に送り得る。たとえば、アタッチ完了メッセージ746は、RRC UL情報転送+NAS(アタッチ完了+デフォルトEPSベアラコンテキストアクティブ化受付(Activate Default EPS Bearer Context Accept))メッセージを含み得る。eNB706は、A1−AP ULトランスポートメッセージ748をMME708に送信し得る。
[0074]新しいRRC接続セットアップメッセージ716は、C−RNTI、リレーL2 IDを含み得、随意に、UL構成(たとえば、専用PUSCH Tx電力設定など)を含み得る。競合を解決するために、eNB706は、リモートUE702のS−TMSI/IMSIをリモートUE702および/またはリレーUE704のうちの1つまたは複数に与えることができる。さらに、eNB706は、新しい保存されたRNTI(たとえば、RS−RNTI)を使用してリモートUE702にシグナリングし得る。
[0075]リレーUE704が移動している場合、新しいeNBへのリレーUE704のためのレガシーハンドオーバプロシージャが適用され得る。たとえば、リレーUE704は、eNB706もリモートUE702を動かす場合、PC5プロトコルスタックをティアダウンする(tear down)ことまたはPC5プロトコルスタックをしばらくの間保つことのいずれかを行うことを決定し得る。追加および/または代替として、eNB706は、リレー要請を再開するために専用トリガをリモートUE702に送り得る。
[0076]リモートUE702が移動している場合、レガシーアイドル/接続モードプロシージャが適用され得る。たとえば、eNB706は、PC5プロトコルスタックをティアダウンするためにリモートUE702にシグナリングし得る。eNB706は、RLC AMがULにおいて使用されるかどうかを決定することによって、リモートUE−リレーUEリンクが依然として利用可能であるかどうかを決定し得る。ここで、リモートUE−eNB ULリンクおよび/またはリモートUE−eNB DLリンクが中断する場合の無線リンク障害(RLF)を含む、レガシープロシージャが適用され得る。追加および/または代替として、決定は、ULのためのRLF UMが使用されるかどうかに基づいて行われ得、次いで、ハートビート信号を導入する。PDCP ACK(たとえば、受信されたパケットの数)は、リンクハートビートインジケーションとして使用され得る。
[0077]図8は、リレーUE804を介したリモートUE802からeNB806へのデータトンネリングプロシージャのための流れ図800を示す。図8中の影付き部分は、リレーUE804を介してeNB806にトンネリングされる、リモートUE802からのULデータ送信を示す。
[0078]図8を参照すると、リモートUE802は、eNB806に中継するために、PC5−Cデータ送信808をリレーUE804に送ることができる。リレーUE804は、バッファステータス報告(BSR)810をeNB806に送り得る。随意に、BSR80は、リレーUE804および/またはリモートUE802に関連するL2−IDへのおよびインデックスを含み得る。eNB806は、UL許可812をリレーUE804に送信し得る。リレーUE804は、PC5−Cデータ送信808に関連するUuデータ送信814をeNB806に送信し得る。一態様では、Uuデータ送信814は、送信814が中継データであることを示す1ビットの情報と、リモートUE802のL2−IDへのインデックスとを含むPDCPヘッダを含み得る。
[0079]図9は、リレーUE904を介したリモートUE902からeNB906へのデータトンネリングプロシージャのための流れ図900を示す。たとえば、図9に示されているデータトンネリングプロシージャは、リモートUE902がネットワークへのアタッチプロシージャを実行し、IMSIおよび/またはグローバル一意一時識別子(GUTI:globally unique temporary identifier)を取得した後、開始し得る。図9中の影付き部分は、リレーUE904を介してeNB906にトンネリングされる、リモートUE902からのULデータ送信を示す。
[0080]一態様では、リモートUE902は、発見メッセージ916をリレーUE904に送信し得る。たとえば、発見メッセージ916は、S−TMSIとNAS探索要求(NAS−SR:NAS search request)とを含むPC5−D発見メッセージであり得る。リレーUE904は、リレー要求メッセージ918をeNB906に送り得る。たとえば、リレー要求メッセージは、発見メッセージ916中で受信されたS−TMSIとNAS−SRとを含み得る。リレーUE904を介したリモートUE902からeNB906へのULデータ中継の目的でリレーUE904への要請のためのリモートUE902からの新しい発見メッセージ916。たとえば、発見メッセージは、コンテンツ(たとえばデータ)、S−TMSI+NAS−SR(S−TMSIが利用可能である場合)、および/またはIMSI/X+NAS−ARのためのインジケーション(たとえば、PC5−C上で送られた実際のNAR−AR)を含み得る。ここで、「X」は、リモートUE902を、リレーUE904を介してeNB906と通信している他のUEと区別する、リモートUE902に関連する値であり得る。その上、新しい発見メッセージ916は、カバレージレベルインジケーションをも含み得る(たとえば、eNB906は、TTIバンドリングのためにこれを使用することができる)。カバレージレベルインジケーションは、(たとえば、eNB906からリモートUE902へのダウンリンク送信に関連する信号電力に関する)Uu基準信号受信電力(RSRP:reference signal received power)、粗いカバレージレベルインジケーション(たとえば、良好、不十分、悪い)、および/またはRACH ID(たとえば、狭帯域モノのインターネット(NB−IOT:narrowband internet of things)と同様に、RACH IDはカバレージレベルを示し得、DL ULのためのRACHを送る代わりに、リモートUE902は、eNB906との直接UL通信が使用された場合にそれが使用したであろうRACH IDを示すことができ、それを新しいPC5−D発見メッセージ916中で送る)を含み得る。
[0081]eNB906は、S1−AP初期UEメッセージ920をMME−m908に送り得る。たとえば、メッセージ920は、PD5−D発見メッセージ916中で送られたS−TMSIとNAS−RSとを含み得る。MME−m908は、S1−AP初期コンテキストセットアップ要求922をeNB906に送り得る。セットアップ要求922は、P/SGW−m912のトンネルエンドポイントID(TEID:tunnel endpoint ID)を含み得る。eNB906は、RRC接続再構成メッセージ924をリレーUE904に送り得る。たとえば、RRC接続再構成メッセージ924は、リレーUE904がリモートUE902からeNB906にULデータを中継するときに使用するためのリモートUE902に関連するIDを含み得る。eNB906は、リモートUE902からのS1−U UL送信が準備ができていることを示す信号928をP/SGW−m912に送り得る。さらに、eNB906は、これをリモートUE902のIDとともに記憶し得る。eNB906は、新しいメッセージ926をリモートUE902に送り得る。たとえば、新しいメッセージ926は、リレーUE904に関連するL2−IDとC−RNTIとを含み得る。eNB906は、コンテキスト管理プロシージャ(cmp)を含むS1−AP初期コンテキストセットアップメッセージ930をMME−m908に送り得る。たとえば、コンテキストセットアップメッセージ930は、eNB−m TEIDを含み得る。MME−m908とP/SGW−m912とは、ベアラ変更メッセージ932を互いに通信し得る。eNB906とP/SGW−m912とは、リモートUE902(m−UE)のためのS1−U DLデータが準備ができていることを通信し得る。P/SGW−m912は、この情報をリモートUE902とともに(たとえば、リモートUE902の識別子とともに)記憶し得る。リモートUE902は、リレーUE904を介してPD5−U ULデータ送信936をeNB906に送り得る。たとえば、PD5−U送信936は、リレーUE904のL2−IDを含み得る。eNB906は、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)トンネリングプロトコル(GTP−U:GPRS tunneling protocol)メッセージ938をP/SGW−m912に送り得る。たとえば、GTP−Uメッセージは、リモートUE902から中継されたULデータを含み得る。P/SGW−m912は、データ940をEPCに送り得る。
[0082]図10Aおよび図10Bは、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1000である。方法は、第1のUE(たとえば、図5A〜図5Cに示されたリモートUE502、図7中のリモートUE702、図8中のリモートUE802、および/または図9中のリモートUE902)によって実行され得る。第2のUEは、図5A〜図5Cに示されたリレーUE504、図7中のリレーUE704、図8中のリレーUE804、または図9中のリレーUE904を含み得る。破線で示される動作が、本開示の様々な態様のための動作を表すことを理解されたい。
[0083]ブロック1002において、第1のUEは、第1のUEのユーザプレーンプロトコルスタックにおいてパケットを受信することができ、パケットは基地局に向けられる。たとえば図5Aを参照すると、第1のパケットが、リモートUE502によってUu526において受信され得る。第1のパケットは、eNB506に向けられ得る。
[0084]ブロック1004において、第1のUEは、パケットを第1のUEのユーザプレーンプロトコルスタックから第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックに転送することができる。たとえば、図5Aを参照すると、リモートUE502のUu526中のPDCPサブレイヤ516は、第1のパケットをPC5 528中のPDCPサブレイヤ518に転送する。
[0085]ブロック1006において、第1のUEは、パケットを第1のUEからの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するために、PC5インターフェースプロトコルスタックにおいてパケットのヘッダを変更することができる。たとえば、図5Aを参照すると、リモートUE502のPDCPサブレイヤ518は、第1のパケットをリモートUE502からの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するために、第1のパケットのヘッダを変更し得る。たとえば、ヘッダは、eNB506が、第1のパケットをリモートUE502から発信するものとして識別する際に使用し得るシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)を含むように変更され得る。さらに、変更されたヘッダは、PC5 PDCPヘッダ(たとえば、1バイト)と、第1のパケットが中継ULリンクトラフィックであることを示すための1ビットと、(たとえば、リモートUE502がeNB506からのDL送信を受信することができることを示す)DLトラフィックのための「ハートビート」を示す情報とを含み得る。
[0086]ブロック1008において、第1のUEは、基地局に中継するために、変更されたヘッダを含むパケットを第2のUEに送信することができる。たとえば、図5Aを参照すると、変更されたヘッダを含む第1のパケットは、PC5 528中のL1 524まで転送され得る。第1のパケットは、次いで、リモートUE502のL1 524によって、リレーUE504に送信され得る。一態様では、第1のパケットは、リレーUE504中のPC5 552のL1 536において受信され得る。
[0087]ブロック1010において、第1のUEは、基地局に向けられた発見メッセージを第2のUEに送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、発見メッセージ(PC5−D)710をリレーUE704に送ることができる。一態様では、PC5−D710は、リモートUE702に関連するIMSI、リモートUE702を、リレーUE704を介してeNB706と通信する他のUEと区別する数、アタッチ要求、および/またはUuリンク品質を含むことができる。
[0088]ブロック1012において、第1のUEは、基地局からRRC接続セットアップメッセージを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、RRC接続セットアップメッセージ716をリモートUE702に送ることができる。たとえば、RRC接続メッセージは、リレーUE704に関連するL2−IDとリモートUE702に関連するC−RNTIとを含むことができる。
[0089]図10Bに見られるように、ブロック1014において、第1のUEは、第2のUEに、基地局に向けられたNASアタッチ要求を送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−Cメッセージ718をeNB706に送ることができる。一態様では、PC5−Cメッセージ718は、RRC接続セットアップ完了およびNASアタッチ要求(NAS−AR)を含み得る。
[0090]ブロック1016において、第1のUEは、基地局からNAS認証要求を受信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、認証要求724をリモートUE702に送信し得る。たとえば、認証要求724は、RRC DL情報転送およびNAS認証要求を含み得る。
[0091]ブロック1018において、第1のUEは、第2のUEに、基地局に向けられたNAS認証応答を送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C認証応答726をeNB706に送り得る。たとえば、PC5−C認証応答726は、RRC DL情報転送+NAS(認証応答)を含み得る。
[0092]ブロック1020において、第1のUEは、基地局からセキュリティモードコマンドを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、セキュリティコードコマンド732をリモートUE702に送信し得る。たとえば、セキュリティコードコマンド732は、RRC DL情報転送+NAS(セキュリティモードコマンド)を含み得る。
[0093]ブロック1022において、第1のUEは、第2のUEに、基地局に向けられたセキュリティモード完了メッセージを送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してセキュリティコード完了メッセージ734をeNB706に送信し得る。
[0094]ブロック1024において、第1のUEは、基地局からS−TMSIを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、S−TMSIメッセージ740をリモートUE702に送信し得る。たとえば、S−TMSIメッセージ740は、RRC接続再構成+NAS(アタッチ受付+デフォルトEPSベアラコンテキスト要求)を含み得る。
[0095]図11A〜図11Cは、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1100である。方法は、第1のUE(たとえば、図5A〜図5Cに示されたリレーUE504、図7中のリレーUE704、図8中のリレーUE804、または図9中のリレーUE904)によって実行され得る。第2のUEは、図5A〜図5Cに示されたリモートUE502、図7中のリモートUE702、図8中のリモートUE802、および/または図9中のリモートUE902)を含み得る。破線で示される動作が、本開示の様々な態様のための動作を表すことを理解されたい。
[0096]ブロック1102において、第1のUEは、第2のUEから第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックにおいて第1のパケットを受信することができ、第1のパケットは、パケットを第2のUEからの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するヘッダを含む。たとえば、図5を参照すると、第1のパケットが、リモートUE502のL1 524によって、リレーUE504に送信され得る。一態様では、第1のパケットは、リレーUE504中のPC5 552のL1 536において受信され得る。
[0097]ブロック1104において、第1のUEは、第1のUEのユーザプレーンプロトコルスタックにおいて第2のパケットを受信することができ、第2のパケットは第1のUEから基地局に向けられる。たとえば、図5を参照すると、第2のパケットは、PDCPサブレイヤ540において受信され得る。たとえば、第2のパケットは、リレーUE504から発信し、eNB506に向けられたローカルデータであり得る。
[0098]ブロック1106において、第1のUEは、第1のパケットを第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックから第1のUEのユーザプレーンプロトコルスタックに転送することができる。たとえば、図5を参照すると、第1のパケットは、次いで、PC5 552のサブレイヤを通して上に受け渡され得、PDCPサブレイヤ530は、第1のパケットをUu554中のPDCPサブレイヤ540に転送し得る。
[0099]ブロック1108において、第1のUEは、組み合わせられたパケットを作るために第1のパケットと第2のパケットとを組み合わせることができる。たとえば、図5を参照すると、PDCPサブレイヤ540は、第1のパケットと第2のパケットの両方がeNB506に向けられるので、第1のパケットと第2のパケットとを組み合わせ得る。
[00100]ブロック1110において、第1のUEは、第1のパケットを第2のUEからの中継アップリンクトラフィックとして識別し、第2のパケットを第1のUEからのローカルデータ識別するために、ユーザプレーンプロトコルスタックにおいて、組み合わせられたパケットのヘッダを変更することができる。たとえば、図5を参照すると、PDCPサブレイヤ540は、第1のパケットをリモートUE502からの中継アップリンクトラフィックとして識別し、第2のパケットをリレーUE504からのローカルデータ識別するために、組み合わせられたパケットのヘッダを変更し得る。たとえば、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは、リレーUE504に関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)テーブルのインデックスと、リモートUE502に関連するS−TMSI/IMSIテーブル(たとえば、ソースリモートUE502のProSe L2−IDを示すためのProSe L2−IDテーブル)のインデックスとを含み得る。組み合わせられたパケットは、Uuプロトコルスタック554中のサブレイヤを通して下に受け渡され得る。さらに、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは、第1のパケットがリモートUE502から中継されていることを示す情報(たとえば、1ビット)を含み得る。
[00101]ブロック1112において、第1のUEは、変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットを基地局に送信することができる。たとえば、図5を参照すると、変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットは、L1レイヤ546からeNB506に送信され得る。
[00102]図11Bに見られるように、ブロック1114において、第1のUEは、第2のUEから、基地局に向けられた発見メッセージを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、発見メッセージ(PC5−D)710をリレーUE704に送ることができる。一態様では、PC5−D710は、リモートUE702に関連するIMSI、リモートUE702を、リレーUE704を介してeNB706と通信する他のUEと区別する数、アタッチ要求、および/またはUuリンク品質を含むことができる。
[00103]ブロック1116において、第1のUEは、発見メッセージを基地局に送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リレーUE704は、リレー要求712をeNB706に送ることができる。リレー要求712は、SLUEInfoメッセージであり、インデックスを含み得る。
[00104]ブロック1118において、第1のUEは、第2のUEから、基地局に向けられたNASアタッチ要求を受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−Cメッセージ718をeNB706に送ることができる。一態様では、PC5−Cメッセージ718は、RRC接続セットアップ完了およびNASアタッチ要求(NAS−AR)を含み得る。
[00105]ブロック1120において、第1のUEは、NASアタッチ要求を基地局に送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−Cメッセージ718をeNB706に送ることができる。一態様では、PC5−Cメッセージ718は、RRC接続セットアップ完了およびNASアタッチ要求(NAS−AR)を含み得る。
[00106]ブロック1122において、第1のUEは、第2のUEから、基地局に向けられたNAS認証応答を受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C認証応答726をeNB706に送り得る。たとえば、PC5−C認証応答726は、RRC DL情報転送+NAS(認証応答)を含み得る。
[00107]ブロック1124において、第1のUEは、NAS認証応答を基地局に送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C認証応答726をeNB706に送り得る。たとえば、PC5−C認証応答726は、RRC DL情報転送+NAS(認証応答)を含み得る。
[00108]図11Cに見られるように、ブロック1126において、第1のUEは、第2のUEから、基地局に向けられたセキュリティモード完了メッセージを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してセキュリティコード完了メッセージ734をeNB706に送信し得る。
[00109]ブロック1128において、第1のUEは、セキュリティモード完了メッセージを基地局に送信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してセキュリティコード完了メッセージ734をeNB706に送信し得る。
[00110]図12A〜図12Cは、ワイヤレス通信の方法のフローチャート1200である。方法は、eNB(たとえば、図5A〜図5Cに示されたeNB506、図7中のeNB706、図8中のeNB806、または図9中のeNB906)または基地局によって実行され得る。第1のUE(たとえば、図5A〜図5Cに示されたリレーUE504、図7中のリレーUE704、図8中のリレーUE804、または図9中のリレーUE904)。第2のUEは、図5A〜図5Cに示されたリモートUE502、図7中のリモートUE702、図8中のリモートUE802、および/または図9中のリモートUE902)を含み得る。破線で示される動作が、本開示の様々な態様のための動作を表すことを理解されたい。
[00111]ブロック1202において、eNBは、第1のUEからデータ送信を受信することができ、データ送信は、第1のパケットと、第2のパケットと、L2−IDテーブルの第1のインデックスと、S−TMSIテーブルの第2のインデックスとを含む、組み合わせられたパケットを含む。たとえば、図5を参照すると、変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットは、eNB506のリレーUuプロトコルスタック572において受信され得る。組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは、リレーUE504に関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)テーブルのインデックスと、リモートUE502に関連するS−TMSI/IMSIテーブル(たとえば、ソースリモートUE502のProSe L2−IDを示すためのProSe L2−IDテーブル)のインデックスとを含み得る。組み合わせられたパケットは、Uuプロトコルスタック554中のサブレイヤを通して下に受け渡され得る。さらに、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは、第1のパケットがリモートUE502から中継されていることを示す情報(たとえば、1ビット)を含み得る。変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットは、L1レイヤ546からeNB506に送信され得る。
[00112]ブロック1204において、eNBは、C−RNTIマッピングのためにL2−IDテーブルの第1のインデックスを使用して第1のパケットを復号することができる。たとえば、図5を参照すると、組み合わせられたパケットは、リレーUu572のL1レイヤ556において受信され、次いで、PDCPサブレイヤ562まで受け渡され得、ここで、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは削除および復号され得る。eNB506は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSI/IMSIテーブルのインデックスを使用して第1のパケットを復号し得る。さらに、eNB506は、C−RNTIマッピングのためにL2−IDテーブルのインデックスを使用して第2のパケットを復号し得る。たとえば、eNB506は、リモートUE502のためのC−RNTIマッピングのためにS−TMSI/IMSIを示し、第1のパケットをリモートUu574にルーティングするために、S−TMSI/IMSIのインデックスを使用し得る。代替的に、eNB506は、リレーUE504のためのC−RNTIマッピングのためにProSe L2−IDのインデックスを使用し得る。一態様では、ProSe L2−ID/関連インデックスとS−TMSI/IMSI/関連インデックスとは、SidelinkUEinformationメッセージ中でリレーUE504によってeNB506に与えられ得る。
[00113]ブロック1206において、eNBは、C−RNTIマッピングのためにS−TMSIテーブルの第2のインデックスを使用して第2のパケットを復号することができる。たとえば、図5を参照すると、組み合わせられたパケットは、リレーUu872のL1レイヤ556において受信され、次いで、PDCPサブレイヤ562まで受け渡され得、ここで、組み合わせられたパケットの変更されたヘッダは削除および復号され得る。eNB506は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSI/IMSIテーブルのインデックスを使用して第1のパケットを復号し得る。さらに、eNB506は、C−RNTIマッピングのためにL2−IDテーブルのインデックスを使用して第2のパケットを復号し得る。たとえば、eNB506は、リモートUE502のためのC−RNTIマッピングのためにS−TMSI/IMSIを示し、第1のパケットをリモートUu574にルーティングするために、S−TMSI/IMSIのインデックスを使用し得る。代替的に、eNB506は、リレーUE504のためのC−RNTIマッピングのためにProSe L2−IDのインデックスを使用し得る。一態様では、ProSe L2−ID/関連インデックスとS−TMSI/IMSI/関連インデックスとは、SidelinkUEinformationメッセージ中でリレーUE504によってeNB506に与えられ得る。
[00114]ブロック1208において、eNBは、1つまたは複数の第1のダウンリンク送信を第1のUEのUuインターフェースプロトコルスタックに送信することができる。たとえば、図5を参照すると、eNB506は、リモートUu574を介してDL送信をリモートUE502に送ることができる。
[00115]ブロック1210において、eNBは、1つまたは複数の第2のダウンリンク送信を第2のUEのUuプロトコルスタックに送信することができる。たとえば、図5を参照すると、eNB506は、リレーUu572を介してDL送信をリレーUE504に送ることができる。
[00116]ブロック1212において、eNBは、第1のUEを介して第2のUEから発見メッセージを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、発見メッセージ(PC5−D)710をリレーUE704に送ることができる。一態様では、PC5−D710は、リモートUE702に関連するIMSI、リモートUE702を、リレーUE704を介してeNB706と通信する他のUEと区別する数、アタッチ要求、および/またはUuリンク品質を含むことができる。
[00117]図12Bに見られるように、ブロック1214において、eNBは、第2のUEから、基地局に向けられた発見メッセージを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リレーUE704は、リレー要求712をeNB706に送ることができる。リレー要求712は、SLUEInfoメッセージであり、インデックスを含み得る。
[00118]ブロック1216において、eNBは、RRC接続セットアップメッセージを第2のUEに送信することができ、RRC接続セットアップメッセージは、第1のUEと第2のUEとの間のリレーリンクに関連するL2−IDまたはC−RNT)のうちの少なくとも1つを含む。eNB706は、RRC再構成メッセージ714をリレーUE704に送ることができる。さらに、eNB706は、RRC接続セットアップメッセージ716をリモートUE702に送ることができる。たとえば、RRC接続メッセージは、リレーUE704に関連するL2−IDとリモートUE702に関連するC−RNTIとを含むことができる。
[00119]ブロック1218において、eNBは、第1のUEを介して第2のUEからNASアタッチ要求を受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−Cメッセージ718をeNB706に送ることができる。一態様では、PC5−Cメッセージ718は、RRC接続セットアップ完了およびNASアタッチ要求(NAS−AR)を含み得る。
[00120]ブロック1220において、eNBは、NAS認証要求を第2のUEに送信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、認証要求724をリモートUE702に送信し得る。たとえば、認証要求724は、RRC DL情報転送およびNAS認証要求を含み得る。リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C認証応答726をeNB706に送り得る。たとえば、PC5−C認証応答726は、RRC DL情報転送+NAS(認証応答)を含み得る。
[00121]ブロック1222において、eNBは、第1のUEを介して第2のUEからNAS認証応答を受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してPC5−C認証応答726をeNB706に送り得る。たとえば、PC5−C認証応答726は、RRC DL情報転送+NAS(認証応答)を含み得る。
[00122]ブロック1224において、eNBは、セキュリティモードコマンドを第2のUEに送信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、セキュリティコードコマンド732をリモートUE702に送信し得る。たとえば、セキュリティコードコマンド732は、RRC DL情報転送+NAS(セキュリティモードコマンド)を含み得る。
[00123]図12Cに見られるように、ブロック1226において、eNBは、第1のUEを介して第2のUEからセキュリティモード完了メッセージを受信することができる。たとえば、図7を参照すると、リモートUE702は、リレーUE704を介してセキュリティコード完了メッセージ734をeNB706に送信し得る。
[00124]ブロック1228において、eNBは、S−TMSIを第2のUEに送信することができる。たとえば、図7を参照すると、eNB706は、S−TMSIメッセージ740をリモートUE702に送信し得る。たとえば、S−TMSIメッセージ740は、RRC接続再構成+NAS(アタッチ受付+デフォルトEPSベアラコンテキスト要求)を含み得る。
[00125]図13は、例示的な装置1302中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1300である。装置は、リモートUE502、リモートUE702、リモートUE802、および/またはリモートUE902などのUEであり得る。装置1302は、リレーUE1350を通して基地局1360と通信するように構成され得る。装置は、受信コンポーネント1304を使用してリレーUE1350から信号を受信するように構成され得る。装置1302は、送信コンポーネント1310を使用して信号(たとえば、基地局1360に向けられた信号)をリレーUE1350に送信するように構成され得る。
[00126]装置1302は接続コンポーネント1316を含み得る。接続コンポーネントは、基地局1360に向けられた発見メッセージを生成するように構成され得る。発見メッセージは、アタッチ要求のインジケーションと、装置1302に関連するIMSI、装置1302を、リレーUE1350を介して基地局1360と通信する他の装置と区別する値、セルID、または装置1302のL2−IDのうちの少なくとも1つとを含み得る。装置は、この発見メッセージを送信コンポーネント1310に与え得る。
[00127]発見メッセージに基づいて、接続コンポーネント1316は、受信コンポーネント1304を通して、基地局1360からRRC接続セットアップメッセージに関連する応答を受信し得る。応答メッセージは、装置1302とリレーUE1350との間のリレーリンクに関連するC−RNTIまたはL2−IDのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00128]接続コンポーネント1316は、送信コンポーネント1310に、基地局1360に向けられたNASアタッチ要求を送信させるように、さらに構成され得る。接続コンポーネント1316は、NASアタッチ要求を生成するように構成され得る。
[00129]アタッチ要求に基づいて、接続コンポーネント1310は、受信コンポーネント1304を通して、基地局1360からNAS認証要求を受信し得る。応答して、接続コンポーネント1316は、送信コンポーネント1310に、基地局1360のためのNAS認証応答をリレーUE1350に送信させるように構成され得る。接続コンポーネント1316は、NAS認証要求に基づいてNAS認証応答を生成し得る。
[00130]接続コンポーネント1316は、受信コンポーネント1304を通して、(たとえば、NAS認証応答に応答して)基地局1360からセキュリティモードコマンドを受信し得る。接続コンポーネント1316は、(たとえば、セキュリティモードコマンドに応答して)基地局1360に向けられたセキュリティモード完了メッセージを生成し得る。接続コンポーネント1316は、セキュリティモード完了メッセージが基地局1360に中継され得るように、送信コンポーネント1310に、セキュリティモード完了メッセージをリレーUE1350に送信させ得る。
[00131]接続コンポーネント1316は、受信コンポーネント1304を通して、基地局1360からS−TMSIを受信し得る。接続コンポーネント1316は、S−TIMSIをヘッダコンポーネント1314に与え得る。
[00132]態様では、装置1302はパケットコンポーネント1312をさらに含み得る。パケットコンポーネント1312は、装置1302のUuプロトコルスタックにおいてパケットを受信するように構成され得る(たとえば、パケットコンポーネント1312は、Uuプロトコルスタックを含み得るかまたはそれと通信可能に結合され得る)。パケットは、基地局1360に向けられ得る。パケットコンポーネント1312は、このパケットを生成し得る。パケットコンポーネント1312は、パケットをUuプロトコルスタックから装置1302のPC5インターフェースプロトコルスタックに転送するように構成され得る。パケットコンポーネント1312は、このパケットをヘッダコンポーネント1314に与え得る。
[00133]ヘッダコンポーネント1314は、パケットのヘッダを変更するように構成され得る。ヘッダコンポーネント1314は、装置1302のPC5インターフェースプロトコルスタック中に含まれ得るかまたはそれと通信可能に結合され得る。ヘッダコンポーネント1314は、パケットを装置1302からの基地局1360に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するために、パケットを変更し得る。一態様では、ヘッダコンポーネント1314は、S−TMSIを含むようにパケットのヘッダを変更することによって、パケットを変更し得る。ヘッダコンポーネント1314は、次いで、リレーUE1350を通した基地局1360への送信のために、変更されたパケットを送信コンポーネント1310に与え得る。
[00134]本装置は、図7〜図9、図10A、および図10Bの上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含み得る。したがって、図7〜図9、図10A、および図10Bの上述のフローチャート中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行され得、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00135]図14は、処理システム1414を採用する装置1302’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1400である。処理システム1414は、バス1424によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1424は、処理システム1414の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1424は、プロセッサ1404によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント1304、1310、1312、1314、1316と、コンピュータ可読媒体/メモリ1406とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1424はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
[00136]処理システム1414はトランシーバ1410に結合され得る。トランシーバ1410は1つまたは複数のアンテナ1420に結合される。トランシーバ1410は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1410は、1つまたは複数のアンテナ1420から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1414、特に受信コンポーネント1304に与える。さらに、トランシーバ1410は、処理システム1414、特に送信コンポーネント1310から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1420に適用されるべき信号を生成する。処理システム1414は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に結合されたプロセッサ1404を含む。プロセッサ1404は、コンピュータ可読媒体/メモリ1406に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1404によって実行されたとき、処理システム1414に、特定の装置のための上記で説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1406はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1404によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1414は、コンポーネント1304、1310、1312、1314、1316のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ1404中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1406中に常駐する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ1404に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1414は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360、および/またはTXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00137]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1302/1302’は、第1のユーザ機器(UE)のUuプロトコルスタックにおいてパケットを受信するための手段を含み、パケットは基地局に向けられる。装置1302/1302’は、パケットを第1のUEのUuプロトコルスタックから第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックに転送するための手段をさらに含む。装置1302/1302’は、パケットを第1のUEからの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するために、PC5インターフェースプロトコルスタックにおいてパケットのヘッダを変更するための手段をさらに含む。装置1302/1302’は、基地局に中継するために、変更されたヘッダを含むパケットを第2のUEに送信するための手段をさらに含む。
[00138]一態様では、装置1302/1302’は、第2のUEに、基地局に向けられた発見メッセージを送信するための手段をさらに含み得、発見メッセージは、アタッチ要求のインジケーションと、第1のUEに関連する国際モバイル加入者識別情報(IMSI)、第1のUEを、第2のUEを介して基地局と通信する他のUEと区別する値、セルID、または第1のUEのレイヤ2識別情報(L2−ID)のうちの少なくとも1つとを含む。一態様では、装置1302/1302’は、基地局から無線リソース制御(RRC)接続セットアップメッセージに関連する応答を受信するための手段をさらに含み得、応答メッセージは、第1のUEと第2のUEとの間のリレーリンクに関連するセル無線一時識別子(C−RNTI)またはレイヤ2識別情報(L2−ID)のうちの少なくとも1つを含む。
[00139]一態様では、装置1302/1302’は、第2のUEに、基地局に向けられた非アクセス層(NAS)アタッチ要求を送信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1302/1302’は、基地局からNAS認証要求を受信するための手段をさらに含み得る。
[00140]一態様では、装置1302/1302’は、第2のUEに、基地局に向けられたNAS認証応答を送信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1302/1302’は、基地局からセキュリティモードコマンドを受信するための手段をさらに含み得る。
[00141]一態様では、装置1302/1302’は、第2のUEに、基地局に向けられたセキュリティモード完了メッセージを送信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1302/1302’は、基地局からシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)を受信するための手段をさらに含み得る。一態様では、パケットのヘッダを変更するための手段は、S−TMSIを含むようにパケットのヘッダを変更するように構成される。
[00142]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1302、および/または装置1302’の処理システム1414の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、処理システム1414は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とであり得る。
[00143]図15は、例示的な装置1502中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1500である。装置1502は、リレーUE504、リレーUE704、リレーUE804、および/またはリレーUE904などのUEであり得る。装置1502は、リモートUE1560および/または基地局1550から信号を受信するように構成された受信コンポーネント1504を含む。装置は、信号をリモートUE1560および/または基地局1550に送信するように構成された送信コンポーネント1510をさらに含む。
[00144]一態様では、装置1502は接続コンポーネント1508を含む。接続コンポーネント1508は、受信コンポーネント1504を通して、リモートUE1560から、基地局1550に向けられた発見メッセージを受信するように構成され得る。発見メッセージは、アタッチ要求インジケーションと、リモートUE1560に関連するIMSI、またはリモートUE1560を、装置1502を介して基地局1550と通信する他のUEと区別する値のうちの少なくとも1つとを含み得る。接続コンポーネント1508は、送信コンポーネント1510を使用した基地局1550への発見メッセージの送信を引き起こすように構成され得る。
[00145]一態様では、接続コンポーネント1508は、受信コンポーネント1504を通して、リモートUE1560から、基地局1550に向けられたNASアタッチ要求を受信するようにさらに構成され得る。接続コンポーネント1508は、送信コンポーネント1510を使用した基地局1550へのNASアタッチ要求の送信を引き起こすように構成され得る。
[00146]一態様では、接続コンポーネント1508は、受信コンポーネント1504を通して、リモートUE1560から、基地局1550に向けられたNAS認証応答を受信するようにさらに構成され得る。接続コンポーネント1508は、送信コンポーネント1510を使用してNAS認証応答を基地局1550に送信するように構成され得る。
[00147]一態様では、受信コンポーネント1504は、リモートUE1560から第1のパケットを受信するように構成され得る。受信コンポーネント1504は、第1のパケットを組合せコンポーネント1514に与え得る。第1のパケットは、第1のパケットをリモートUE1560からの基地局1550に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するヘッダを含み得る。組合せコンポーネント1514は、装置1502のPC5インターフェースプロトコルスタックにおいて第1のパケットを受信するように構成され得る。組合せパケット1514は、第1のパケットを装置1502のPC5インターフェースプロトコルスタックから装置1502のUuプロトコルスタックに転送するように構成され得る。
[00148]一態様では、装置1502はパケットコンポーネント1512をさらに含み得る。パケットコンポーネント1512は、装置1512のための第2のパケットを生成し得る。第2のパケットは、装置1502から基地局1550に向けられ得る。パケットコンポーネント1512は、第2のパケットを組合せコンポーネント1514に与えるように構成され得る。
[00149]組合せコンポーネント1514は、装置1502のUuプロトコルスタックにおいて第2のパケットを受信するように構成され得る。組合せコンポーネント1514は、組み合わせられたパケットを作るために第1のパケットを第2のパケットと組み合わせるように構成され得る。組合せコンポーネント1514は、組み合わせられたパケットをヘッダコンポーネント1516に与えるように構成され得る。
[00150]ヘッダコンポーネント1516は、組み合わせられたパケットのヘッダを変更するように構成され得る。ヘッダコンポーネント1516は、装置1502のUuプロトコルスタックにおいてヘッダを変更し得る。ヘッダコンポーネント1516は、第1のパケットをリモートUE1560からの中継アップリンクトラフィック識別し、第2のパケットを装置1502からのローカルデータとして識別するために、組み合わせられたパケットのヘッダを変更し得る。一態様では、ヘッダコンポーネント1516は、装置1502に関連するL2−IDテーブルのインデックスおよび/またはリモートUE1560に関連するS−TMSIのインデックスを含むようにヘッダを変更し得る。
[00151]ヘッダコンポーネント1516は、変更されたヘッダを有する組み合わせられたパケットを送信コンポーネント1510に与え得る。送信コンポーネント1510は、変更されたヘッダを有する組み合わせられたパケットを基地局1550に送信するように構成され得る。
[00152]本装置は、図7〜図9、図11A、図11B、および図11Cの上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含み得る。したがって、図7〜図9、図11A、図11B、および図11Cの上述のフローチャート中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行され得、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00153]図16は、処理システム1614を採用する装置1502’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1600である。処理システム1614は、バス1624によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1624は、処理システム1614の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1624は、プロセッサ1604によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント1504、1508、1510、1512、1514、1516と、コンピュータ可読媒体/メモリ1606とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1624はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
[00154]処理システム1614はトランシーバ1610に結合され得る。トランシーバ1610は1つまたは複数のアンテナ1620に結合される。トランシーバ1610は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1610は、1つまたは複数のアンテナ1620から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1614、特に受信コンポーネント1504に与える。さらに、トランシーバ1610は、処理システム1614、特に送信コンポーネント1510から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1620に適用されるべき信号を生成する。処理システム1614は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に結合されたプロセッサ1604を含む。プロセッサ1604は、コンピュータ可読媒体/メモリ1606に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1604によって実行されたとき、処理システム1614に、任意の特定の装置のための上記で説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1606はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1604によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1614は、コンポーネント1504、1508、1510、1512、1514、1516のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ1604中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1606中に常駐する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ1604に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1614は、UE350のコンポーネントであり得、メモリ360、および/またはTXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00155]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1502/1502’は、第2のユーザ機器(UE)から第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックにおいて第1のパケットを受信するための手段を含み、第1のパケットは、第1のパケットを第2のUEからの基地局に向けられた中継アップリンクトラフィックとして識別するヘッダを含む。装置1502/1502’は、第1のUEのUuプロトコルスタックにおいて第2のパケットを受信するための手段をさらに含み得、第2のパケットは第1のUEから基地局に向けられる。装置1502/1502’は、第1のパケットを第1のUEのPC5インターフェースプロトコルスタックから第1のUEのUuプロトコルスタックに転送するための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、組み合わせられたパケットを作るために第1のパケットと第2のパケットとを組み合わせるための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、第1のパケットを第2のUEからの中継アップリンクトラフィックとして識別し、第2のパケットを第1のUEからのローカルデータ識別するために、Uuプロトコルスタックにおいて、組み合わせられたパケットのヘッダを変更するための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、変更されたヘッダを含む組み合わせられたパケットを基地局に送信するための手段をさらに含み得る。
[00156]一態様では、変更されたヘッダは、第1のUEに関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)テーブルのインデックスと、第2のUEに関連するシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)テーブルのインデックスとを含む。
[00157]一態様では、装置1502/1502’は、第2のUEから、基地局に向けられた発見メッセージを受信するための手段をさらに含み得、発見メッセージは、アタッチ要求インジケーションと、第2のUEに関連する国際モバイル加入者識別情報(IMSI)、または第2のUEを、第1のUEを介して基地局と通信する他のUEと区別する値のうちの少なくとも1つとを含む。装置1502/1502’は、発見メッセージを基地局に送信するための手段をさらに含み得る。
[00158]一態様では、装置1502/1502’は、第2のUEから、基地局に向けられた非アクセス層(NAS)アタッチ要求を受信するための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、NASアタッチ要求を基地局に送信するための手段をさらに含み得る。
[00159]一態様では、装置1502/1502’は、第2のUEから、基地局に向けられたNAS認証応答を受信するための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、NAS認証応答を基地局に送信するための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、第2のUEから、基地局に向けられたセキュリティモード完了メッセージを受信するための手段をさらに含み得る。装置1502/1502’は、セキュリティモード完了メッセージを基地局に送信するための手段をさらに含み得る。
[00160]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1502、および/または装置1502’の処理システム1614の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、処理システム1614は、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ368と、RXプロセッサ356と、コントローラ/プロセッサ359とであり得る。
[00161]図17は、例示的な装置1702中の異なる手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図1700である。装置は、eNB506、eNB706、eNB806、および/またはeNB906などのeNBであり得る。装置1702は、そのうちのいくつかがリモートUE1760において発信し得る信号を、リレーUE1750から受信するように構成された受信コンポーネント1704を含む。装置は、そのうちのいくつかがリモートUE1760に中継され得る信号を、リレーUE1750に送信するように構成された送信コンポーネント1710をさらに含む。
[00162]一態様では、装置1702は接続コンポーネント1716を含み得る。接続コンポーネント1716は、受信コンポーネント1704を通して、リレーUE1750を介してリモートUE1760から発見メッセージを受信するように構成され得る。発見メッセージは、アタッチ要求と、リモートUE1760に関連するIMSI、またはリモートUE1760を、リレーUE1750を介して装置1702と通信する他のUEと区別する値のうちの少なくとも1つとを含み得る。
[00163]接続コンポーネント1716は、送信コンポーネントに、リレーUE1750を通してRRC接続セットアップメッセージをリモートUE1760に送信させるように構成され得る。接続コンポーネント1716は、たとえば、アタッチ要求に応答して、RRC接続セットアップメッセージを生成し得る。一態様では、接続セットアップメッセージは、リモートUE1760とリレーUE1750との間のリレーリンクに関連するL2−IDまたはC−RNTIのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00164]接続コンポーネント1716は、受信コンポーネント1704を通して、リレーUE1750を介してリモートUE1760からNASアタッチ要求を受信するように構成され得る。接続コンポーネント1716は、NASアタッチ要求に基づいてNAS認証要求を生成するように構成され得る。接続コンポーネント1716は、送信コンポーネント1710を通した、リレーUE1750を介したリモートUE1760へのNAS認証要求の送信を引き起こすように構成され得る。
[00165]接続コンポーネント1716は、受信コンポーネント1704を通して、リレーUE1750を介してリモートUE1760からNAS認証応答を受信するように構成され得る。接続コンポーネント1716は、NAS認証応答に基づいてリモートUE1760のためのセキュリティモードコマンドを決定するように構成され得る。接続コンポーネント1716は、送信コンポーネント1710を通した、リレーUE1750を通したリモートUE1760へのセキュリティモードコマンドの送信を引き起こすように構成され得る。
[00166]接続コンポーネント1716は、受信コンポーネント1704を通して、リレーUE1750を介してリモートUE1760からセキュリティモード完了メッセージを受信するように構成され得る。接続コンポーネント1716は、セキュリティモード完了メッセージに基づいてリモートUE1760のためのS−TMSIを決定するように構成され得る。接続コンポーネント1716は、送信コンポーネント1710を通した、リレーUE1750を通したリモートUE1760へのS−TMSIの送信を引き起こすように構成され得る。
[00167]一態様では、装置1702は、受信コンポーネント1704を通してデータ送信を受信し得る。データ送信は、リレーUE1750に関連する第1のパケットと、リモートUE1760からの第2のパケットと、リレーUE1750に関連するL2−IDテーブルの第1のインデックスと、リモートUE1760に関連するS−TMSIテーブルの第2のインデックスとを含み得る。一態様では、データ送信からの第1のパケットは、リレーインターフェースコンポーネント1714に与えられ得る。一態様では、データ送信からの第2のパケットは、リモートインターフェースコンポーネント1712に与えられ得る。
[00168]リレーインターフェースコンポーネント1714は、C−RNTIマッピングのためにL2−IDテーブルの第1のインデックスを使用して第1のパケットを復号するように構成され得る。リレーインターフェースプロトコルコンポーネント1714は、リモートUE1760のための1つまたは複数の第1のダウンリンク送信を決定するようにさらに構成され得る。リレーインターフェースプロトコルコンポーネント1714は、送信コンポーネント1710を通した、リレーUE1750のUuインターフェースプロトコルスタックへの1つまたは複数の第1のダウンリンク送信の送信を引き起こすように構成され得る。
[00169]リモートインターフェースコンポーネント1712は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSIテーブルの第2のインデックスを使用して第2のパケットを復号するように構成され得る。リモートインターフェースプロトコルコンポーネント1712は、リモートUE1760のための1つまたは複数の第2のダウンリンク送信を決定するようにさらに構成され得る。リモートインターフェースプロトコルコンポーネント1712は、送信コンポーネント1710を通した、リモートUE1760のUuインターフェースプロトコルスタックへの1つまたは複数の第2のダウンリンク送信の送信を引き起こすように構成され得る。
[00170]本装置は、図7〜図9、図12A、図12B、および図12Cの上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含み得る。したがって、図7〜図9、図12A、図12B、および図12Cの上述のフローチャート中の各ブロックは、1つのコンポーネントによって実行され得、本装置は、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含み得る。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[00171]図18は、処理システム1814を採用する装置1702’のためのハードウェア実装形態の一例を示す図1800である。処理システム1814は、バス1824によって概略的に表されるバスアーキテクチャを用いて実装され得る。バス1824は、処理システム1814の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1824は、プロセッサ1804によって表される1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアコンポーネントと、コンポーネント1704、1710、1712、1714、1716と、コンピュータ可読媒体/メモリ1806とを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1824はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、および電力管理回路など、様々な他の回路をリンクし得るが、これらは当技術分野においてよく知られており、したがって、これ以上説明されない。
[00172]処理システム1814はトランシーバ1810に結合され得る。トランシーバ1810は1つまたは複数のアンテナ1820に結合される。トランシーバ1810は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1810は、1つまたは複数のアンテナ1820から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1814、特に受信コンポーネント1304に与える。さらに、トランシーバ1810は、処理システム1814、特に送信コンポーネント1310から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1820に適用されるべき信号を生成する。処理システム1814は、コンピュータ可読媒体/メモリ1806に結合されたプロセッサ1804を含む。プロセッサ1804は、コンピュータ可読媒体/メモリ1806に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1804によって実行されたとき、処理システム1814に、任意の特定の装置のための上記で説明された様々な機能を実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1806はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1804によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システム1814は、コンポーネント1704、1710、1712、1714、1716のうちの少なくとも1つをさらに含む。それらのコンポーネントは、プロセッサ1804中で動作し、コンピュータ可読媒体/メモリ1806中に常駐する/記憶されたソフトウェアコンポーネントであるか、プロセッサ1804に結合された1つまたは複数のハードウェアコンポーネントであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1814は、eNB310のコンポーネントであり得、メモリ376、および/またはTXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[00173]一構成では、ワイヤレス通信のための装置1702/1702’は、第1のUEからデータ送信を受信するための手段を含み、データ送信は、第1のUEに関連する第1のパケットと、第2のUEからの第2のパケットと、第1のUEに関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)テーブルの第1のインデックスと、第2のUEに関連するシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)テーブルの第2のインデックスとを含む、組み合わせられたパケットを含む。装置1702/1702’は、セル比一時識別子(C−RNTI)マッピングのためにL2−IDテーブルの第1のインデックスを使用して第1のパケットを復号するための手段をさらに含む。装置1702/1702’は、C−RNTIマッピングのためにS−TMSIテーブルの第2のインデックスを使用して第2のパケットを復号するための手段をさらに含む。
[00174]一態様では、装置1702/1702’は、1つまたは複数の第1のダウンリンク送信を第1のUEのUuプロトコルスタックに送信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1702/1702’は、1つまたは複数の第2のダウンリンク送信を第2のUEのUuプロトコルスタックに送信するための手段をさらに含み得る。
[00175]一態様では、装置1702/1702’は、第1のUEを介して第2のUEから発見メッセージを受信するための手段をさらに含み得、発見メッセージは、アタッチ要求と、第2のUEに関連する国際モバイル加入者識別情報(IMSI)、または第2のUEを、第1のUEを介して基地局と通信する他のUEと区別する値のうちの少なくとも1つとを含む。一態様では、装置1702/1702’は、無線リソース制御(RRC)接続セットアップメッセージを第2のUEに送信するための手段をさらに含み得、RRC接続セットアップメッセージは、第1のUEと第2のUEとの間のリレーリンクに関連するレイヤ2識別情報(L2−ID)またはセル比一時識別子(C−RNTI)のうちの少なくとも1つを含む。
[00176]一態様では、装置1702/1702’は、第1のUEを介して第2のUEから非アクセス層(NAS)アタッチ要求を受信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1702/1702’は、NAS認証要求を第2のUEに送信するための手段をさらに含み得る。
[00177]一態様では、装置1702/1702’は、第1のUEを介して第2のUEからNAS認証応答を受信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1702/1702’は、セキュリティモードコマンドを第2のUEに送信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1702/1702’は、第1のUEを介して第2のUEからセキュリティモード完了メッセージを受信するための手段をさらに含み得る。一態様では、装置1702/1702’は、システムアーキテクチャエボリューション(SAE)一時モバイル加入者識別情報(S−TMSI)を第2のUEに送信するための手段をさらに含み得る。
[00178]上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、装置1702、および/または装置1702’の処理システム1814の上述のコンポーネントのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、処理システム1814は、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とを含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を実行するように構成された、TXプロセッサ316と、RXプロセッサ370と、コントローラ/プロセッサ375とであり得る。
[00179]開示されるプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は再構成され得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わせられるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
[00180]以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施することができるようにするために提供されたものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含み得る。詳細には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数」、および「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであり得、ここで、いかなるそのような組合せも、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでいることがある。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明される様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されるものである。その上、本明細書で開示されるいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。「モジュール」、「機構」、「要素」、「デバイス」などという単語は、「手段」という単語の代用でないことがある。したがって、いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」という句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。