JP2018533324A - 情報伝送方法、装置、およびシステム - Google Patents

情報伝送方法、装置、およびシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、切断状態の端末により、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得するステップと、端末により、アクセスネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するステップであって、第1のメッセージが端末のカバレージクラスに関する情報を搬送する、ステップとを含む、情報伝送方法を提供する。切断状態の端末は、カバレージクラスに関する情報を能動的に報告し、その結果、ネットワークデバイスは、端末のカバレージクラスに関する情報をタイムリーに知る。このようにして、通信中に、ネットワーク側に格納されている端末のカバレージクラスに関する情報と、実際のカバレージクラスに関する情報との間の不一致によって生じる通信制限または通信リソースの浪費を回避することができ、ネットワークリソースを完全に使用することができる。

Description

本発明は、ワイヤレス通信技術に関し、詳細には、情報伝送方法、装置、およびシステムに関する。
モノのインターネットがワイヤレス通信技術の重要な部分になるにつれて、モノのインターネットに対する市場要件は急速に増加している。モノのインターネットは大量の端末を含み、端末は、端末の様々な位置に起因して、様々な経路損失および侵入損失を有する。したがって、モノのインターネットに関連するプロトコルは、様々な端末に適用可能であるために、複数のカバレージクラスをサポートする。ネットワーク側は、端末のカバレージクラスに応じて端末のリソース情報を構成し、その結果、ネットワークは端末にページングすることができ、ネットワークと端末との間でデータ伝送が実現される。
従来技術では、アイドル状態などの切断状態にある端末のカバレージクラス報告をサポートするための専用手順は存在しない。この場合、端末とネットワークとの間の通信上の制限、または通信リソースの浪費が生じる。
本発明は、ネットワークリソースを完全かつ有効に使用することができ、端末とネットワーク側との間の通信上の制限を回避することができるように、情報伝送方法、装置、およびシステムを提供する。
一態様によれば、本出願の一実施形態は、切断状態の端末により、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得するステップと、端末により、アクセスネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するステップとを含む、情報伝送方法およびシステムを提供し、第1のメッセージは、端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、端末のカバレージクラスに関する情報は、以下の情報:端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、または端末の現在のカバレージクラスに関する情報、のうちの少なくとも1つを含む。
アクセスネットワークデバイスは、第2のメッセージを使用することにより、端末のカバレージクラスに関する受信情報をコアネットワークデバイスに転送することができ、すなわち、端末から取得されたすべてのカバレージクラス情報をコアネットワークデバイスに送信する。場合によっては、アクセスネットワークデバイスは、情報の一部のみをコアネットワークデバイスに送信してもよく、たとえば、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報のみ、または端末の現在のカバレージクラスに関する情報のみをコアネットワークデバイスに送信してもよい。コアネットワークデバイスは、カバレージクラスが変化したことを示す報告情報に従って、端末の現在のカバレージクラスが変化したことを直接知ることができるか、またはコアネットワークデバイスは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報と、カバレージクラスに関しコアネットワークデバイスに格納されている情報との間の不一致に従って、端末の現在のカバレージクラスが変化したことを知ることができる。場合によっては、コアネットワークデバイスは、次の通信で使用するために、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を格納することができる。
本発明のこの実施形態では、切断状態の端末は、カバレージクラスに関する情報を能動的に報告し、その結果、ネットワークデバイスは、端末のカバレージクラスに関する情報をタイムリーに知る。このようにして、通信中に、ネットワーク側に格納されている端末のカバレージクラスに関する情報と、実際のカバレージクラスに関する情報との間の不一致によって生じる通信制限または通信リソースの浪費を回避することができ、ネットワークリソースを完全に使用することができる。
可能な設計では、カバレージクラスが変化したことを示す情報は、第1のメッセージ内の原因値フィールド内で搬送されてもよく、または端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、第1のメッセージ内の情報要素もしくはフィールド内で搬送される。別の設計では、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、第1のメッセージのベアラリソースを使用することによって暗黙的に示されてもよい。
端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、以下の情報:カバレージクラス報告、アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス、またはカバレージ半径、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。
可能な設計では、端末は、ネットワーク側のページングに周期的に応答し、端末は、端末がネットワークのページングに応答する前の所定時間内に第1のメッセージを送信する。たとえば、端末は、ページングに応答する瞬間に近い瞬間に第1のメッセージを送信する。この場合、現在のカバレージクラスに関する報告情報は最も正確である。
可能な設計では、第1のメッセージは、ランダムアクセス要求メッセージ、無線リソース制御接続セットアップ完了メッセージ、または無線リソース制御接続再開要求メッセージであってもよい。第2のメッセージは、初期UEメッセージ、UEコンテキスト解放コマンドメッセージ、S1−APコンテキストアクティブ化メッセージ、またはS1−AP UEコンテキスト非アクティブ化メッセージであってもよい。
可能な設計では、端末のカバレージクラスに関しアクセスデバイスによって送信された情報をコアネットワークデバイスが受信した後の所定時間内に、送信されるべきダウンリンクデータが存在するとコアネットワークデバイスが判断した場合、コアネットワークデバイスは、伝送チャネルを確立するプロセスを開始し、ダウンリンクデータを端末に配信する。コアネットワークデバイスは、所定時間内に送信されるべきダウンリンクデータをタイムリーに送信するので、端末にページングする手順を省略することができ、その結果、ダウンリンクデータをタイムリーに配信することができ、端末は可能な限り早くダウンリンクデータを取得することができる。加えて、リンクの解放および非アクティブ化が最初に実行され、次いで端末がランダムアクセス手順を使用してダウンリンクデータを取得した後に端末がページングされるプロセスにおける大量のシグナリングオーバヘッドが回避され、ネットワークリソースの利用が最適化される。
可能な設計では、端末のカバレージクラスに関しアクセスデバイスによって送信された情報をコアネットワークデバイスが受信した後の所定時間内に、送信されるべきダウンリンクデータが存在するとコアネットワークデバイスが判断した場合、コアネットワークデバイスは、端末とネットワークとの間の接続の解放または非アクティブ化を開始する。コアネットワークデバイスは、伝送チャネルを確立するプロセスを開始する必要はない。
可能な設計では、端末とネットワークとの間の接続は、暗黙的な方式で解放されてもよい。端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの各々はタイマを保持する。コアネットワークデバイスが端末の現在のカバレージクラスに関する情報を格納した後、3つのタイマが同時に満了するようにタイミング持続時間が設定される。3つのタイマが満了すると、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスは、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの間の接続を自動的に解放する。
可能な設計では、送信されるべきダウンリンクデータが存在するとき、データ受信側がデータ伝送の終了時刻を知るように、そのデータパケットが最後のデータパケットであることを示すために、最後に送信されたデータパケットの媒体アクセス制御(media access control、MAC)ヘッダに1ビットが加えられてもよい。
可能な設計では、端末とネットワークとの間の接続が解放または非アクティブ化される前に、アクセスネットワークデバイスは、メッセージを使用することにより、端末がキャンプオンするセルを選択することを支援するためのリダイレクションメッセージを端末に送信することができ、その結果、端末は、端末がキャンプオンする必要があるセルをより迅速かつ適切に選択することができる。
別の態様によれば、本発明の一実施形態は端末を提供し、端末は、前述の方法設計における端末の動作を実装する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてもよいし、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアであってもよい。
可能な設計では、端末の構造は、送信機、受信機、およびプロセッサを含む。プロセッサは、端末の現在のカバレージクラスを取得するように構成される。送信機は、アクセスネットワークデバイスに第1のメッセージを送信する際に端末をサポートするように構成され、第1のメッセージは、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報を搬送する。
さらに別の態様によれば、本発明の一実施形態はアクセスネットワークデバイスを提供し、アクセスネットワークデバイスは、前述の方法設計におけるアクセスネットワークデバイスの動作を実装する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてもよいし、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
可能な設計では、アクセスネットワークデバイスの構造は、プロセッサ、受信機、および送信機を含む。プロセッサは、前述の方法において対応する機能を実行する際にアクセスネットワークデバイスをサポートするように構成される。送信機および受信機は、アクセスネットワークデバイスと端末との間の通信をサポートするように構成される。送信機は、前述の方法の中の情報または命令を端末またはコアネットワークデバイスに送信する。受信機は、前述の方法の中にあり、端末またはコアネットワークデバイスによって送信された情報または命令を受信する。アクセスネットワークデバイスはメモリをさらに含んでもよい。メモリはプロセッサと結合するように構成され、メモリは、アクセスネットワークデバイスに必要なプログラム命令およびデータを記憶する。
さらに別の態様によれば、本発明の一実施形態はコアネットワークデバイスを提供する。コアネットワークデバイスは、前述の方法設計におけるコアネットワークデバイスの動作を実装する機能を有する。この機能は、ハードウェアを使用することによって実装されてもよいし、ハードウェアが対応するソフトウェアを実行することによって実装されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
可能な設計では、コアネットワークデバイスの構造は、プロセッサ、受信機、および送信機を含む。受信機は、アクセスネットワークデバイスによって送信された情報または命令を受信するように構成される。プロセッサは、受信機が第2のメッセージを受信した後の事前設定された時間内に到来するダウンリンクデータがあるかどうかを判定し、および到来するダウンリンクデータがある場合、伝送チャネルのセットアップを開始する、または到来するダウンリンクデータがない場合、端末とネットワークとの間の接続を解放する手順を開始する、ように構成される。
さらにまた別の態様によれば、本発明の一実施形態は通信システムを提供し、システムは、前述の態様におけるアクセスネットワークデバイスおよび端末を含むか、またはシステムは、前述の態様におけるアクセスネットワークデバイスおよびコアネットワークデバイスを含むか、またはシステムは、前述の態様におけるアクセスネットワークデバイス、端末、およびコアネットワークデバイスを含む。
さらなる態様によれば、本発明の一実施形態はコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、前述のアクセスネットワークデバイスによって使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成され、前述の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。
またさらなる態様によれば、本発明の一実施形態はコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータ記憶媒体は、前述の端末によって使用されるコンピュータソフトウェアの命令を記憶するように構成され、前述の態様を実行するために設計されたプログラムを含む。
従来技術と比較して、本発明で提供される解決策は、端末とネットワーク側との間の通信上の制限を回避し、ネットワークリソースの完全使用を実現することができる。
本発明の実施形態または従来技術における技術的解決策をより明確に記載するために、以下で、実施形態または従来技術を記載するために必要とされる添付図面を簡単に記載する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明のいくつかの実施形態を示すにすぎず、当業者は、創造的な努力なしに、これらの添付図面から他の図面をさらに導出することができる。
本発明の一実施形態による、適用シナリオの図である。 本発明の一実施形態による、カバレージクラスの概略図である。 本発明の一実施形態による、情報伝送方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、別の情報伝送方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、情報交換手順の概略図である。 本発明の一実施形態による、別の情報交換手順の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の情報交換手順の概略図である。 本発明の一実施形態による、端末の概略構造図である。 本発明の一実施形態による、アクセスネットワークデバイスの概略構造図である。 本発明の一実施形態による、コアネットワークデバイスの概略構造図である。
図1は、本発明の一実施形態による適用シナリオである。図1に示されたように、端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)およびコアネットワーク(Core Network、CN)を使用することにより、外部ネットワーク(External Network)にアクセスする。本発明に記載される技術は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、または様々な無線アクセス技術が使用される他のワイヤレス通信システム、たとえば、符号分割多元接続、周波数分割多元接続、時分割多元接続、直交周波数分割多元接続、およびシングルキャリア周波数分割多元接続が使用されるシステム、または第5世代5Gシステムなどの後続の発展型システムに適用することができる。加えて、これらの技術は、モノのインターネットシステムにさらに適用することができる。モノのインターネットは物を接続するインターネットであり、新世代の情報技術の重要な部分である。モノのインターネットは、依然としてインターネットに基づいているが、端末の範囲をあらゆるものに拡張する。たとえば、端末は、スマートメータおよびスマート水道メータなどの低電力消費および低周波数のマシンツーマシン(Machine to Machine、M2M)デバイスであってもよい。デバイスは、既存のシステムアーキテクチャを使用して情報交換および通信を実装することができるか、またはデバイスのシステムアーキテクチャを使用して情報交換および通信を実装することができる。
明確にするために、本明細書では説明のための例としてLTEシステムが使用される。LTEシステムでは、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、E−UTRAN)が無線アクセスネットワークとして使用され、発展型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)がコアネットワークとして使用される。
以下で、本出願における共通名詞を記載する。
本出願では、名詞「ネットワーク」および「システム」は通常互換的に使用されるが、その意味は当業者によって理解されよう。本出願の端末は、ワイヤレス通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくはコンピューティングデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、および様々な形態のユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、端末機器(Terminal Equipment)などを含む場合がある。説明を容易にするために、本出願では、上述されたデバイスは端末と総称される。本出願のアクセスネットワークデバイスは、RAN内に配置され、端末にワイヤレス通信機能を提供するように構成された装置である。アクセスネットワークデバイスには、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継ノード、アクセスポイントなどが含まれる場合がある。様々な無線アクセス技術が使用されるシステムでは、アクセスネットワークデバイスの具体的な名称は変わる場合がある。たとえば、LTEネットワークでは、アクセスネットワークデバイスは発展型ノードB(evolved NodeB、eNB)と呼ばれる。モノのセルラーインターネット(Cellular Internet of Thing、CIoT)では、アクセスネットワークデバイスはCIoT RANと呼ばれる。本出願のコアネットワークデバイスは、CN内に配置され、端末のインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス割当て、パケットフィルタリング、およびモビリティ管理などの機能を実装するように構成された装置である。様々な無線アクセス技術が使用されるシステムでは、コアネットワークデバイスの具体的な名称は変わる場合がある。たとえば、LTEネットワークでは、コアネットワークデバイスはモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)と呼ばれる。CIoTシステムでは、コアネットワークデバイスはモノのセルラーインターネットサービングゲートウェイノード(CIoT Serving Gateway Node、C−SGN)と呼ばれる。
カバレージクラス(coverage class、CC)は、カバレージレベル(coverage level)、カバレージカテゴリ(coverage category)などと呼ばれ、通信中の端末の経路損失および侵入損失を示すことができる。端末の位置はカバレージクラスに属する。カバレージクラスの具体的な定義については、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)の技術レポート(Technical Report、TR)45.820の記述を参照されたい。たとえば、図2では、カバレージクラスAおよびカバレージクラスBの2つのカバレージクラスが存在する。たとえば、カバレージクラスAの範囲内の端末の最大出力電力は5dBであり、カバレージクラスBの範囲内の端末の最大出力電力は25dBである。カバレージクラスAの領域内の経路損失および侵入損失は、カバレージクラスBの領域内の経路損失および侵入損失よりも低いことが分かる。したがって、カバレージクラスAはカバレージクラスBよりも優れている。様々なカバレージクラス内の端末は様々なリソース構成情報を受信する。リソース構成情報の主な機能は、データ受信を容易にするために、端末がネットワークによって送信されたデータ情報の復号に成功することを可能にすることである。したがって、端末の実際のカバレージクラスに関する情報が、端末のカバレージクラスに関しコアネットワークデバイスに格納されている情報と異なる場合、端末の通信は制限されている可能性が非常に高い。
接続状態の端末がネットワークへの接続を解放すると、コアネットワークデバイスは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得し、そのカバレージクラスに関する情報を格納する。次の通信では、コアネットワークデバイスは、カバレージクラスに関する格納された情報に基づいて端末と通信する。しかしながら、実際には、端末がアイドル(Idle)状態またはサスペンド(suspend)状態などの切断状態にある時間期間の間、端末はネットワークに接続されていなくてもよく、端末の位置はこの時間期間の間に変化する。結果として、端末のカバレージクラスが変化する。この場合、カバレージクラスに関しコアネットワークデバイスに格納されている情報は、次の通信中の端末の実際のカバレージクラスに関する情報と矛盾する。端末のカバレージクラスが低下した(たとえば、図2を参照すると、端末のカバレージクラスがAからBに変化した)場合、端末はネットワークによって送信された情報を正しく受信することができない。端末110のカバレージクラスが向上した(たとえば、図2を参照すると、端末のカバレージクラスがBからAに変化した)が、依然として元の通信リソースが使用される場合、通信リソースの浪費が生じる。したがって、前述の問題を解決するために技術的解決策が緊急に必要とされる。
図3は、本発明の一実施形態による、情報送信方法のフローチャートである。方法は、図1に示されたシステム環境に適用される場合があり、方法は以下のステップを含む。
S301.端末が端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得する。
Idle状態またはsuspend状態などの切断状態の端末は、端末の現在のカバレージクラスを能動的に測定するか、またはアクセスネットワークデバイスの指示を受信し、端末の現在のカバレージクラスを測定して、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得することができる。一例では、端末の現在のカバレージクラスを測定する瞬間は、端末内に配置されたタイマを開始することによって決定されてもよい。タイマが満了すると、測定プログラムが開始される。あるいは、端末は、アクセスネットワークデバイスの指示を受信すると直ちに測定プログラムを開始する。測定方式および測定方法は従来技術と同様である。詳細は本明細書では記載されない。
S302.端末がアクセスネットワークデバイスに第1のメッセージを送信し、第1のメッセージは端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、端末のカバレージクラスに関する情報は、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、もしくは端末の現在のカバレージクラスに関する情報を含むか、または端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報と、端末の現在のカバレージクラスに関する情報の両方を含む。
一例では、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報は、端末のカバレージクラスが変化したことを示すために使用される指示情報であってもよい。たとえば、端末のカバレージクラスが変化したことを示すために、第1のメッセージ内で搬送された原因値cause情報要素が使用される。当然、情報要素は別の名称をもつことができ、これは本明細書では限定されない。アクセスネットワークデバイスは、cause情報要素を識別することにより、端末のカバレージクラスが変化したことを知る。
一例では、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、第1のメッセージ内で搬送され、情報要素を使用して示されてもよい。別の例では、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、第1のメッセージを使用して暗黙的に示されてもよい。たとえば、端末およびアクセスネットワークデバイスは、プロトコルを使用することにより、端末の現在のカバレージクラスに関し、端末が第1のメッセージを送信するときに使用される時間周波数リソースまたはコード領域リソースに対応する情報に対して、事前に合意することができる。この場合、端末によって特定の時間領域リソースまたはコード領域リソース上で送信された第1のメッセージを受信した後、アクセスネットワークデバイスは、プロトコルに従って端末の現在のカバレージクラスに関する情報を知ることができる。
端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、以下の情報:カバレージクラス報告(coverage class report)、アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス(index)、カバレージ半径など、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。
一例では、第1のメッセージは、ランダムアクセス要求(random access request)メッセージ、無線リソース制御接続セットアップ完了(radio resource control(RRC)connection setup complete)メッセージ、RRC接続再開要求(RRC connection resume request)メッセージなどであってもよい。たとえば、端末は、Idle状態から目覚め、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報をネットワークデバイスに送信し、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報は、ランダムアクセス要求メッセージまたはRRC接続セットアップ完了メッセージ内で搬送されてもよい。別の例では、端末は、Suspend状態から目覚め、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報をネットワークデバイスに送信し、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報は、ランダムアクセス要求メッセージまたはRRC接続再開要求メッセージ内で搬送されてもよい。
一例では、端末は、ネットワークが端末にページングする前の近い瞬間に目覚めて、第1のメッセージを送信することができる。たとえば、近い瞬間は、ページングを実行する瞬間よりも1秒、2秒、またはさらに短い時間であってもよい。端末は、ネットワーク側で送信されるページング密度および不連続受信期間などのいくつかの関連する構成情報を使用することにより、ネットワークが端末にページングする瞬間を事前設定された式による計算によって取得することができる。この場合、端末のカバレージクラスに関し、ページングの瞬間にネットワークによって格納された情報はより正確であり、ページングの瞬間に端末が位置する実際のカバレージクラスをより正確に示すことができる。
S303.アクセスネットワークデバイスが第1のメッセージを受信し、コアネットワークデバイスに第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報を搬送し、端末のカバレージクラスに関する情報は、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、もしくは端末の現在のカバレージクラスに関する情報を含む場合があるか、または端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報と、端末の現在のカバレージクラスに関する情報の両方を含む。
たとえば、端末およびアクセスネットワークデバイスが第1のメッセージの送受信を完了し、端末およびアクセスネットワークデバイスがエアインタフェース接続を確立または再開した後、アクセスネットワークデバイスはコアネットワークデバイスに第2のメッセージを送信する。第2のメッセージは、端末の現在のカバレージクラスが変化したことをコアネットワークデバイスに示すために使用され、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報を搬送する。
一例では、カバレージクラスが変化したことを示す情報は、第2のメッセージ内の情報要素またはフィールド内で搬送されてもよい。たとえば、カバレージクラスが変化したことを示す情報は、indication情報要素内で搬送されてもよい。
一例では、カバレージクラスに関する情報は、以下の情報:カバレージクラス報告(coverage class report)、アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス(index)、カバレージ半径など、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。
一例では、第2のメッセージは、初期UEメッセージ(initial UE message)、S1−AP UEコンテキストアクティブ(S1−AP UE context active)メッセージなどであってもよい。
第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、UEの現在のカバレージクラスが変化したことをタイムリーに知ることができる。
場合によっては、方法はS304をさらに含む場合がある。コアネットワークデバイスが、端末とネットワークとの間の接続の解放または非アクティブ化を開始する。端末とネットワークとの間の接続は、暗黙的な方式または明示的な方式で解放または非アクティブ化される。
一例では、第2のメッセージが端末の現在のカバレージクラスに関する情報を搬送するとき、コアネットワークデバイスは、第2のメッセージを受信し、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得し、端末のカバレージクラスに関する情報を格納する。第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、伝送チャネルを確立する手順を開始する必要はなく、暗黙的な方式で、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの間の既存の接続を解放または非アクティブ化することができる。以下で、参照用の実施形態を使用することにより、暗黙的な方式の具体的な手順を詳細に記載する。暗黙的な方式では、後続の接続解放または非アクティブ化の間に、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの間で関連情報が交換される必要はない。この方式の利点は、ネットワーク内のシグナリングオーバヘッドがさらに低減されることである。
別の例では、第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、伝送チャネルを確立する手順を開始する必要はなく、暗黙的な方式で、すなわちシグナリング指示を使用して、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの間の既存の接続を解放または非アクティブ化する。この方式は従来技術の方式と同じである。詳細は本明細書では記載されない。第2のメッセージが端末の現在のカバレージクラスに関する情報を搬送しない場合、アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスに第3のメッセージを送信できることに留意されたい。第3のメッセージは端末の現在のカバレージクラスに関する情報を搬送し、その結果、コアネットワークデバイスは端末の現在のカバレージクラスに関する情報を知る。一例では、アクセスネットワークデバイスは、接続解放プロセスにおいて、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をコアネットワークデバイスに送信することができる。たとえば、端末がIdle状態に切り替わったとき、第3のメッセージは、UEコンテキスト解放完了(UE context release complete)メッセージであってもよい。端末がSuspend状態に切り替わったとき、第3メッセージは、S1−AP UEコンテキスト非アクティブ(S1−AP UE context deactive)メッセージであってもよい。すなわち、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、既存の手順におけるメッセージ内で搬送され、その結果、コアネットワークデバイスは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得し格納する。一例では、端末の現在のカバレージクラスに関し第3のメッセージ内で搬送される情報は、カバレージ強化レベル(coverage enhancement level)情報要素(Information Element、IE)に含まれてもよい。
本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策によれば、端末は、カバレージクラスが変化したことを示す情報をネットワーク側に能動的に報告し、その結果、ネットワークは、次の通信のためにカバレージクラスが変化したことを示す情報を格納する。このようにして、通信中に、ネットワーク側に格納された端末のカバレージクラスに関する情報と、実際のカバレージクラスに関する情報との間の不一致によって生じる通信制限または通信リソースの浪費を回避することができ、ネットワークリソースを完全に使用することができる。加えて、この手順は特にカバレージクラスを報告するために使用されるので、伝送チャネルを確立する関連手順は省略され、シグナリングオーバーヘッドは大幅に低減される。
図4は、本発明の一実施形態による、別の情報送信方法のフローチャートである。方法は、図1に示されたシステム環境に適用される場合がある。図4のS401、S402、およびS403については、図3のS301、S301、およびS303の関連説明を参照されたい。詳細は本明細書では繰り返し記載されない。
S404.アクセスネットワークメッセージによって送信された第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスが送信されるべきダウンリンクデータがあるかどうかを判定する。たとえば、アクセスネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、時間ウィンドウの間待ち、時間ウィンドウ内で、到来するダウンリンクデータがあるかどうかを判定することができる。到来するダウンリンクデータがある場合、コアネットワークデバイスは、以下のステップを引き続き実行することができる。
S405.コアネットワークデバイスが端末とネットワークとの間の伝送チャネルのセットアップを開始し、伝送チャネルはデータベアラであってもよい。
端末が第1のメッセージを送信する前にIdle状態にあるとき、S405は具体的には以下のようであってもよい:コアネットワークデバイスが端末とネットワークとの間のデータベアラのセットアップを開始する。端末が第1のメッセージを送信する前にsuspend状態にあるとき、S405は具体的には以下のようであってもよい:コアネットワークデバイスが端末とネットワークとの間のデータベアラのセットアップをアクティブ化する。
効率的な小さいデータ伝送がサポートされるとき、伝送チャネルは非アクセス層シグナリングベアラであってもよいので、この実施形態におけるS405は任意選択であることに留意されたい。たとえば、小さいデータ伝送は、非アクセス層シグナリングを使用することによって実行されてもよい。この場合、アクセスネットワークデバイスは、既存の非アクセス層シグナリングチャネルを直接使用することにより、ダウンリンクデータ伝送を実行することができる。
S406.ネットワークと端末との間のダウンリンクデータ伝送を実現する。具体的には、端末は、伝送チャネルを使用することにより、ダウンリンクデータを受信することができる。
この実施形態では、コアネットワークデバイスが、端末のカバレージクラスが変化したことを知ると、所定時間ウィンドウ内に送信されるべきダウンリンクデータがあると判断した場合、コアネットワークデバイスは、最初にダウンリンクデータ配信プロセスを完了し、次いで、端末とネットワークとの間の接続を解放または非アクティブ化する。このようにして、端末にページングする手順が省略される場合があり、ダウンリンクデータをタイムリーに配信することができ、端末は可能な限り早くダウンリンクデータを取得することができる。加えて、リンクの解放および非アクティブ化が最初に実行され、次いで端末がランダムアクセス手順を使用してダウンリンクデータを取得した後に端末がページングされるプロセスにおける大量のシグナリングオーバヘッドが回避され、ネットワークリソースの利用が最適化される。
場合によっては、本発明のこの実施形態は、S407をさらに含む場合がある。S407の説明については、前述のS304の説明を参照されたい。詳細は繰り返し記載されない。
以下で、図5〜図7を参照して本発明の実施形態をさらに記載する。具体的な手順におけるメッセージ名は単なる例示的な説明であることが理解されよう。様々なネットワークアーキテクチャでは、または技術の発展に伴い、メッセージ名が変化する可能性がある。名称の変化は、当業者による具体的な手順の理解に影響を与えない。
図5は、本発明の一実施形態による情報交換手順の概略図である。S501.端末が端末のカバレージクラスに関する情報を測定する。
S301に記載されたように、端末は、自発的かつ能動的に端末の現在のカバレージクラスを測定してもよいし、アクセスネットワークデバイスの指示を受信し、端末の現在のカバレージクラスを測定してもよい。測定の瞬間および測定方式については、S301の説明を参照されたい。以下では、一例としてIdle状態の端末を使用して説明を行う。
S502.端末がランダムアクセス要求(random access request)メッセージを基地局eNBに送信する。
random access requestメッセージを送信する瞬間は、ネットワークが端末にページングする前の近い瞬間であってもよい。たとえば、近い瞬間は、ページングを実行する瞬間よりも1秒、2秒、またはさらに短い時間であってもよい。端末は、ネットワーク側で送信されるページング密度および不連続受信期間などのいくつかの関連する構成情報を使用することにより、ネットワークが端末にページングする瞬間を事前設定された式による計算によって取得することができる。
random access requestメッセージは、端末のカバレージクラスに関する情報、たとえば、カバレージクラスが変化したことを示す情報、および/または端末の現在のカバレージクラスに関する情報を搬送する。詳細については、S302の説明を参照されたい。たとえば、カバレージクラスが変化したことを示す情報は、causeフィールド内で搬送される。random access requestメッセージは、乱数(Random Number)および/またはバッファ状況報告(Buffer Status Report、BSR)などの情報をさらに搬送することができる。
場合によっては、端末のカバレージクラスに関する情報は、random access requestメッセージの代わりにS504におけるRRC接続セットアップ完了メッセージ内で搬送されてもよく、2つのメッセージの両方で搬送されてもよい。本発明はそれに対して限定しない。
場合によっては、端末は、端末がeNBにrandom access requestを送信するときに使用される時間周波数リソースまたはコードリソースを使用することにより、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をeNBに示してもよいし、現在のカバレージクラスに関する情報と前述の情報の両方をrandom access requestメッセージに追加してもよい。
S503.eNBがランダムアクセス応答(random access response)メッセージを端末に送信する。
random access responseメッセージは、eNBによって割り振られたrandom numberおよび/またはセル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier、C−RNTI)を端末にさらに搬送することができる。
random access responseメッセージは、端末のいくつかの構成情報をさらに搬送することができる。
S504.端末がRRC connection setup completeメッセージをeNBに送信する。
RRC connection setup completeメッセージは、非アクセス層UE識別子(Non Access Stratum UE Identity、NAS UE ID)を搬送することができる。
S502に記載されたように、端末のカバレージクラスに関する情報は、RRC connection setup completeメッセージ内で搬送されてもよい。たとえば、端末がプリアンブル(preamble)方式でランダムアクセスを実行する場合、この方式のrandom access requestメッセージは特定のコードシーケンスである。したがって、random access requestメッセージは、端末のカバレージクラスに関する情報を直接搬送することが可能ではない場合があり、端末のカバレージクラスに関する情報はRRC connection setup completeメッセージ内で搬送され、その結果、基地局はタイムリーに端末のカバレージクラスを知ることができる。
当然、端末のカバレージクラスに関する情報は、無線リソース制御セットアップ要求RRC connection setup requestメッセージ内で搬送されてもよい。このことは本明細書では限定されない。
S505.eNBがモビリティ管理エンティティMMEに初期UEメッセージ(initial UE message)を送信する。
eNBは、S502またはS504において端末によって送信されたメッセージを受信し、端末のカバレージクラスに関する情報を知り、MMEにinitial UE messageを送信する。initial UE messageは、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報を搬送する。たとえば、カバレージクラスが変化したこと(CC Change)を示す情報は、initial UE message内のindicationフィールド内で搬送されてもよい。initial UE messageは、NAS UE IDをさらに搬送することができる。別の例を挙げると、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、initial UE message内で搬送されてもよい。たとえば、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、以下の情報:カバレージクラス報告(coverage class report)、電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス、カバレージ半径など、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。端末の現在のカバレージクラスに関する情報を知った後、MMEは、端末のカバレージクラスが以前格納されたカバレージクラスと比較して変化したかどうかを知ることができる。
S506.MMEが送信されるべきダウンリンクデータがあるかどうかを判定する。
この場合、initial UE messageを受信した後、MMEは時間ウィンドウの間待つことができる。MMEは、時間ウィンドウ内で、送信されるべきダウンリンクデータがあると判断した場合、図5のS507〜S511を実行する。MMEは、時間ウィンドウ内で、送信されるべきダウンリンクデータがないと判断した場合、直接図5のステップS512に進み、それを実行する。一例では、MMEは、事前設定されたタイマを使用して時間ウィンドウを監視することができる。initial UE messageを受信した後、MMEはタイマを開始する。MMEは、タイマが満了する前に、送信されるべきダウンリンクデータがあると判断した場合、S507〜S511を実行する。タイマが満了するまでに送信されるべきダウンリンクデータがない場合、MMEは直接ステップS512に進み、それを実行する。
S507.MMEがeNBに初期コンテキストセットアップ要求(initial context setup request)メッセージを送信する。
initial context setup requestメッセージは、以下の情報:非アクセス層サービス要求(NAS:Service request)、セキュリティコンテキスト(security context)、ローミングおよびアクセス制限(roaming and access restrictions)、UE能力情報(UE capability information)、UE S1インタフェースシグナリング接続識別子(UE S1 signaling connection ID)、またはコアネットワーク支援情報(CN assistance information)、のうちの1つ、またはそれらの任意の組合せを搬送することができる。
S508.端末およびeNBがデータリソースベアラセットアップを完了する。
端末およびeNBは、アクセス層セキュリティセットアップ、およびシグナリングリソースベアラなどの関連情報のセットアップを完了する。
S509.端末がeNBに初期コンテキストセットアップ応答(initial context setup response)メッセージを送信する。
initial context setup responseメッセージは、eNB UEシグナリング接続識別子(eNB UE signaling connection ID)および/またはベアラセットアップ確認(bearer setup confirm)などの情報を搬送することができる。
S510.eNBがMMEにアップリンク非アクセス層トランスポート(uplink NAS transport)メッセージを送信する。
uplink NAS transportメッセージは、非アクセス層サービス完了(NAS:service complete)情報を搬送することができる。
S511.MMEがeNBを使用して端末にダウンリンクデータを送信する。
S512.MMEがeNBにUEコンテキスト解放コマンド(UE context release command)メッセージを送信する。
MMEが、S505においてeNBによって送信されたinitial UE message内で搬送されたindicationフィールドを使用することにより、端末のカバレージクラスが変化したことを知ると、MMEが所定の時間ウィンドウ内に送信されるべきダウンリンクデータがないと判断した場合、MMEはS512を実行し、UEコンテキストを解放するようにeNBに指示することができ、MMEは伝送チャネルを確立する手順を開始する必要はない。あるいは、MMEが所定の時間ウィンドウ内に送信されるべきダウンリンクデータがあると判断すると、MMEはS507〜S511を実行した後にS512を実行する。
S513.eNBがUEに無線リソース制御接続解放(RRC connection release)メッセージを送信する。
場合によっては、端末がキャンプオンするセルを選択することを支援するためのリダイレクション情報が、RRC connection releaseに追加される。
S514.eNBがMMEにUEコンテキスト解放完了(UE context release complete)メッセージを送信する。
S505の説明から、eNBは、S505においてinitial UE messageを使用することにより、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をコアネットワークに送信できることが分かる。場合によっては、eNBは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をUE context release completeメッセージに追加することができる。たとえば、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、coverage enhancement level情報要素IE内で搬送されてもよい。
図6は、本発明の一実施形態による、別の情報交換手順の概略図である。端末は初期化中のIdle状態である。ここでは、一例としてモノのセルラーインターネットシステムが使用される。
図6において本発明のこの実施形態を実装する具体的な手順は、図5において本発明の実施形態を実装する手順と同様である。いくつかの共通の説明については、図5の説明を参照されたい。図6の適用シナリオは、図5の適用シナリオとは異なる。図5では、説明のための例としてLTEシステムが使用されている。しかしながら、図6では、説明のための例としてモノのセルラーインターネットシステムCIoTが使用されている。図6では、アクセスネットワークデバイスはCIoT RANであってもよく、コアネットワークデバイスはモノのセルラーインターネットサービングゲートウェイノードC−SGNであってもよい。
図6のシナリオでは、効率的かつまれではない小さいデータパケットの伝送をサポートすることができ、ダウンリンクデータ伝送は、非アクセス層シグナリングを使用することによって実行されてもよい。
S601〜S606の説明については、図5のS501〜S506の説明を参照されたい。S609〜S611の説明については、図5のS512〜S514の説明を参照されたい。詳細は本明細書では繰り返し記載されない。S607およびS608はS507〜S511とは異なる。S606〜S608は任意選択のステップであり、図6に提示された実施形態として使用されることが理解されよう。以下では、S606〜S608を具体的に記載する。
S607.C−SGNがCIoT RANにダウンリンク非アクセス層トランスポート(downlink NAS transport)メッセージを送信する。
downlink NAS transportは、非アクセス層プロトコルデータユニット(non access stratum protocol data unit、NAS PDU)、すなわち、端末に送信される必要があるダウンリンクデータを搬送する。このステップでは、非アクセス層シグナリングにおいて少量のデータが搬送されるので、特別に少量のデータを送信するためのデータチャネルが確立される必要はない。これは便利かつ効率的である。
S608.CIoT RANが端末にダウンリンク情報(downlink information)を送信する。
downlink informationは、非アクセス層プロトコルデータユニット(NAS、protocol data unit(PDU))を搬送し、その結果、端末はダウンリンクデータを取得する。
場合によっては、NAS PDUでは、端末がキャンプオンするセルを選択することを支援するためのリダイレクション情報は、既存の情報要素IEまたは追加された情報要素IE内で搬送されてもよい。
図7は、本発明の一実施形態による、さらに別の情報交換手順の概略図である。ここでは、LTEシステムのシナリオにおいて端末がsuspend状態にある一例が説明のために使用される。
S701〜S703については、S501〜S503の説明を参照されたい。
S704.端末がeNBに無線リソース制御接続再開要求(RRC connection resume request)メッセージを送信する。
RRC connection resume requestメッセージは、以下の情報:再開識別子(Resume ID)、認証トークン(Auth token)、ベアラインデックス(Bear Index)、または確立原因(Establish cause)、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。
S701においてpreamble方式でランダムアクセスが実行された場合、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報は、RRC connection resume requestメッセージ内で搬送されてもよい。
S705.eNBがMMEにS1−AP UEコンテキストアクティブ(S1−AP UE context active)メッセージを送信する。
S1−AP UE context activeメッセージは、端末のカバレージクラスに関する情報を搬送する。端末のカバレージクラスに関する情報については、図3、図4、および図5の関連説明を参照されたい。たとえば、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報は、indicationフィールド内で搬送されてもよい。
S706.MMEが送信されるべきダウンリンクデータがあるかどうかを判定する。
S706はS506と同様である。詳細については、S506の関連説明を参照されたい。MMEは時間ウィンドウの間待ち、時間ウィンドウ内でS706を実行することができる。到来するダウンリンクデータがあるとき、MMEはS707およびS708を実行し、そうでない場合、S709に直接進み、それを実行する。
S707.MMEがeNBにS1−AP UEコンテキストアクティブ確認応答(S1−AP context active acknowledgement)メッセージを送信し、このメッセージは、端末とネットワークとの間のデータベアラをアクティブ化するために使用される場合がある。
S708.MMEがeNBを使用して端末にダウンリンクデータを送信する。
S709.ネットワークがRRC接続を中断することを決定する。
ここでは、MMEはRRC接続を中断することを決定することができる。たとえば、MMEはeNBにRRC接続を中断するためのコマンドを送信し、eNBは端末とeNBとの間のRRC接続を中断する手順を実行する。
S710.eNBがMMEにS1−AP UEコンテキスト非アクティブ(S1−AP context deactive)メッセージを送信する。
S1−AP context deactiveメッセージは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を搬送することができる。たとえば、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、coverage enhancement level IE内で搬送されてもよい。端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、以下の情報:カバレージクラス報告(coverage class report)、アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス(index)、カバレージ半径など、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。
S711.MMEがEPS接続管理サスペンド(EPS Connection Management Suspend、ECM−Suspend)状態に入る。
S712.eNBが端末にRRC接続サスペンド(RRC connection suspend)メッセージを送信し、RRC connection suspendメッセージは再開識別子(Resume ID)を搬送することができる。
S713.端末がsuspend状態に入る。
あるいは、S705においてeNBによってMMEに送信されたinitial UE messageが、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をさらに搬送する場合、S710およびS712は省略されてもよく、すなわち、端末とネットワークとの間の接続は、暗黙的な方式で非アクティブ化されてもよい。情報の具体的な形態および具体的なフォーマットについては、図5の関連説明を参照されたい。以下で、暗黙的な方式で接続非アクティブ化を実行する具体的な手順を詳細に記載する。
本発明のこの実施形態で提供される技術的解決策によれば、端末は瞬時に目覚め、端末のカバレージクラスに関する情報をアクセスネットワークデバイスに能動的に送信し、その結果、ネットワークは次の通信のために端末のカバレージクラスに関する情報を格納する。このようにして、通信中に、ネットワーク側に格納されている端末のカバレージクラスに関する情報と、実際のカバレージクラスに関する情報との間の不一致によって生じる通信制限または通信リソースの浪費を回避することができ、ネットワークリソースを完全に使用することができる。
暗黙的な方式で解放または非アクティブ化を実行する具体的な動作方式がここに記載される。
このプロセスでは、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの各々がタイマを設定することができる。たとえば、端末はタイマ1を設定し、アクセスネットワークデバイスはタイマ2を設定し、コアネットワークデバイスはタイマ3を設定する。場合によっては、アクセスネットワークデバイスは、最初にアクセスネットワークデバイスのタイマ持続時間T2を決定し、ブロードキャスティング方式で、または専用メッセージ、デフォルト構成などを使用して端末にT2を送信し、initial UE messageまたは別のS1アップリンクメッセージなどのメッセージを使用してコアネットワークデバイスにT2を送信し、その結果、端末はT2に従って端末のタイマ持続時間T1を設定し、コアネットワークデバイスはT2に従ってコアネットワークデバイスのタイマ持続時間T3を設定する。以下に具体的な説明を提供する。
ネットワークへのシグナリングまたはデータのアップリンク伝送を完了した後、端末は、暗黙的な方式で、端末とアクセスネットワークデバイスとの間の接続、およびアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を解放または非アクティブ化する必要がある。
アクセスネットワークによって送信されたシグナリングまたはデータの端末による受信の伝送持続時間がt1であり、端末によるデータ処理の持続時間がt2であると仮定する(t1とt2の両方は具体的な通信環境に応じて端末によって学習または推定されてもよく、実際にはt1の値およびt2の値は非常に小さいので、端末がt1の値およびt2の値を推定または無視してもよい)。最後のデータパケットのアップリンク伝送が完了し、端末がアクセスネットワークデバイスによって送信された確認応答メッセージを受信すると、端末はタイマ1を開始する。タイマ1の持続時間T1はT2−t1−t2である。これは、確認応答メッセージを送信した後に、アクセスネットワークデバイスがタイマ持続時間T2でタイマを直ちに開始するシナリオに対応する。アクセスネットワークデバイスによって送信されたデータを受信すると、コアネットワークデバイスはタイマ3を開始する。アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の伝送遅延は非常に短いので、タイマ3のタイミング値はT2に等しくてもよい。当然、実際の通信状況に応じて、アクセスネットワークデバイスがコアネットワークデバイスにデータを送信する伝送持続時間を考慮することにより、タイマ3のタイミング持続時間が設定されてもよい。この場合、T3はT2よりわずかに短い。結論として、3つのタイマを設定するプロセスでは、3つのタイマの満了時間が同じかほぼ同じである(または互いに合致している)ことが保証されるべきである。3つのタイマが満了すると、端末とアクセスネットワークデバイスとの間の接続、およびアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続は、余分なシグナリング指示なしに自動的に解放または非アクティブ化される。
端末へのシグナリングまたはデータのダウンリンク伝送を完了した後、コアネットワークデバイスは、暗黙的な方式で、端末とアクセスネットワークデバイスとの間の接続、およびアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続を解放または非アクティブ化する必要がある。
アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の伝送遅延は非常に短いので、コアネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスにデータまたはシグナリングを送信した後にタイマ3を開始することができる。タイマ3のタイミング値はT2に等しくてもよい。当然、実際の通信状況に応じて、アクセスネットワークデバイスがコアネットワークデバイスにデータを送信する伝送持続時間を考慮することにより、タイマ3のタイミング持続時間が設定されてもよい。この場合、T3はT2よりわずかに長い。アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスによって送信されたデータを受信した後、タイマ持続時間T2でタイマ2を開始し、そのデータを端末に送信する。アクセスネットワークデバイスによって送信されたシグナリングまたはデータの端末による受信の伝送持続時間がt3であり、端末によるデータ処理の持続時間がt4であると仮定する(t3とt4の両方は具体的な通信環境に応じて端末によって学習または推定されてもよく、実際にはt3の値およびt4の値は非常に小さいので、端末がt3の値およびt4の値を推定または無視してもよい)。端末が最後のダウンリンクデータパケットを受信すると、端末はタイマ1を開始し、タイマ1の持続時間T1はT2−t3−t4である。結論として、3つのタイマを設定するプロセスでは、3つのタイマの満了時間が同じかほぼ同じであることが保証されるべきである。3つのタイマが満了すると、端末とアクセスネットワークデバイスとの間の接続、およびアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続は、余分なシグナリング指示なしに自動的に解放または非アクティブ化される。
特に、効率的な伝送をサポートするために、NASシグナリングを使用して小さいデータ伝送が実行されるとき、各ネットワーク要素は現在の伝送中の最後のデータパケットを知ることができないので、ネットワーク要素は関連するタイマの開始時間を決定することができない。したがって、暗黙的な方式で解放機能または非アクティブ化機能が実装される必要がある場合、最後のデータパケットが示されてもよい。たとえば、アップリンク伝送中に、アクセスネットワークデバイスに最後のデータパケットを送信するとき、端末は、最後のデータパケットの媒体アクセス制御(media access control、MAC)ヘッダに1ビットの指示を追加する。それに対応して、コアネットワークデバイスにデータを送信するとき、アクセスネットワークデバイスは、最後のデータパケットに関する情報を示すために、NASシグナリングまたはS1メッセージに1ビットを追加することができる。ダウンリンク伝送中に、最後のデータパケットは、アップリンク伝送の方式と同じ方式で示されてもよい。
暗黙的な方式で解放または非アクティブ化を実行することは、本発明の技術的解決策に限定されず、端末とネットワークとの間で接続の解放または非アクティブ化が実行される必要がある任意のシナリオに適用され得ることに留意されたい。
前述では、主に、ネットワーク要素間の相互作用の観点から、本発明の実施形態で提供される解決策を記述した。前述の機能を実装するために、端末、アクセスネットワークデバイス、またはコアネットワークデバイスなどの各ネットワーク要素は、各機能を実行するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。本明細書で開示された実施形態を参照して記載された各例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、本発明におけるハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組合せの形態で実装され得ることを、当業者は容易に気づくべきである。機能がハードウェアを使用して実装されるか、またはコンピュータソフトウェアがハードウェアを駆動する方式で実装されるかは、特定の用途および技術的解決策の設計制約要件に依存する。当業者は、様々な方法を使用して、特定の用途ごとに記載された機能を実装することができるが、その実装形態が本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
図8は、前述の実施形態における端末の可能な設計構造の簡略化された概略図を示す。端末は、送信機801と、受信機802と、コントローラ/プロセッサ803と、メモリ804と、モデムプロセッサ805とを含む。
送信機801は、出力サンプリングを(アナログ変換、フィルタリング、増幅、およびアップコンバージョンなどによって)調整し、アップリンク信号を生成する。アップリンク信号は、アンテナを使用することにより、前述の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスに送信される。ダウンリンクでは、アンテナは、前述の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスによって送信されたダウンリンク信号を受信する。受信機802は、アンテナから受信された信号を(フィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、およびデジタル化などによって)調整し、入力サンプリングを供給する。モデムプロセッサ805では、エンコーダ806は、アップリンク上で送信されるべきサービスデータおよびシグナリングメッセージを受信し、サービスデータおよびシグナリングメッセージを(フォーマット化、符号化、およびインターリーブなどによって)処理する。変調器807は、符号化サービスデータおよび符号化シグナリングメッセージを(シンボルマッピングおよび変調などによって)さらに処理し、出力サンプリングを供給する。復調器809は、入力サンプリングを(復調などによって)処理し、シンボル推定値を供給する。デコーダ808は、シンボル推定値を(デインタリービングおよび復号などによって)処理し、端末に送信される復号データおよび復号シグナリングメッセージを供給する。エンコーダ806、変調器807、復調器809、およびデコーダ808は、複合モデムプロセッサ805によって実装されてもよい。これらのユニットは、無線アクセスネットワークで使用される(LTEまたは別の発展型システムのアクセス技術などの)無線アクセス技術に従って処理を実行する。
コントローラ/プロセッサ803は、端末の動作を制御および管理し、前述の実施形態における端末によって実行される処理を実行するように構成され、図3〜図7の端末によって実行される動作を完了するように送信機801および受信機802を制御する。メモリ804は、端末用のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成される。
図9は、前述の実施形態におけるアクセスネットワークデバイスの可能な構造の概略図を示す。
アクセスネットワークデバイスは、送信機/受信機901と、コントローラ/プロセッサ902と、メモリ903と、通信ユニット904とを含む。送信機/受信機901は、前述の実施形態における端末から情報を受信し、端末に情報を送信する際にアクセスネットワークデバイスをサポートし、別の端末とのワイヤレス通信を実行する際に端末をサポートするように構成される。コントローラ/プロセッサ902は、端末と通信するための様々な機能を実行する。アップリンクでは、端末によって送信されたサービスデータおよびシグナリング情報を復元するために、端末からのアップリンク信号は、アンテナによって受信され、受信機901によって復調され、さらにコントローラ/プロセッサ902によって処理される。ダウンリンクでは、ダウンリンク信号を生成するために、サービスデータおよびシグナリングメッセージは、コントローラ/プロセッサ902によって処理され、送信機901によって復調され、ダウンリンク信号はアンテナを使用して端末に送信される。コントローラ/プロセッサ902は、図3〜図7のアクセスネットワークデバイスの処理プロセスをさらに実行し、かつ/または本出願に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成される。メモリ903は、アクセスネットワークデバイスのプログラムコードおよびデータを記憶するように構成される。通信ユニット904は、別のネットワークデバイスと通信する際にアクセスネットワークデバイスをサポートするように構成される。
図9は、アクセスネットワークデバイスの簡略化された設計のみを示すことが理解されよう。実際の用途では、アクセスネットワークデバイスは、任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、コントローラ、メモリ、通信ユニットなどを含んでもよく、本発明を実装することができるすべてのアクセスネットワークデバイスは、本発明の保護範囲に入る。
図10は、前述の実施形態におけるコアネットワークデバイスの設計のブロック図を示す。
コアネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスの動作を制御および管理し、様々な機能を実行して端末の通信サービスをサポートするように構成されたコントローラ/プロセッサ1002と、コアネットワークデバイス用のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成されたメモリ1001と、コアネットワークデバイスと別のネットワークエンティティとの間の通信、たとえば、コアネットワークデバイスと図9のアクセスネットワークデバイスの通信ユニット904との間の通信、および/またはコアネットワークデバイスと図8の端末との間の通信をサポートするように構成された通信ユニット1003とを含む。コントローラ/プロセッサ1002は、コアネットワークデバイスが図3〜図7のコアネットワークデバイスによって実行される動作を実行することができるように、通信ユニット1003を制御することが理解されよう。
当業者は、本発明の実施形態に列挙された様々な例示的な論理ブロック(illustrative logical block)およびステップ(step)が、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの組合せを使用することによって実装され得ることをさらに理解することができる。ハードウェアとソフトウェアとの間の互換性(interchangeability)を明確に示すために、前述の様々な例示的な構成要素(illustrative components)およびステップの機能が大まかに記載されている。機能がハードウェアまたはソフトウェアを使用して実装されるかどうかは、特定の用途およびシステム全体の設計要件に依存する。当業者は、様々な方法を使用して、特定の用途ごとに記載された機能を実装することができるが、その実装形態が本発明の実施形態の保護範囲を超えると考えられるべきではない。
本発明の実施形態に記載された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用処理ユニット、デジタル信号処理ユニット、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理装置、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを使用することにより、記載された機能を実装または動作することができる。汎用処理ユニットはマイクロプロセッシングユニットであってもよい。場合によっては、汎用処理ユニットは、任意の従来の処理ユニット、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。処理ユニットは、デジタル信号処理ユニットおよびマイクロプロセッシングユニット、複数のマイクロプロセッシングユニット、デジタル信号処理ユニットコアを有する1つもしくは複数のマイクロプロセッシングユニット、または任意の他の同様の構成などの、コンピューティング装置の組合せを使用することによって実装されてもよい。
本発明の実施形態に記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、処理ユニットによって実行されるソフトウェアモジュール、またはそれらの組合せに直接組み込まれてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、CD−ROM、または当技術分野における任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。たとえば、記憶媒体は処理ユニットに接続されてもよく、その結果、処理ユニットは記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。場合によっては、記憶媒体は処理ユニットにさらに統合されてもよい。処理ユニットおよび記憶媒体はASIC内に配置されてもよく、ASICはユーザ端末内に配置されてもよい。場合によっては、処理ユニットおよび記憶媒体は、ユーザ端末の様々な構成要素内に配置されてもよい。
1つまたは複数の例示的な設計では、本発明の実施形態に記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装されてもよい。本発明がソフトウェアによって実装された場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶される場合があり、または1つもしくは複数の命令もしくはコードの形態でコンピュータ可読媒体に送信される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムがある場所から別の場所に移動することを可能にするコンピュータ記憶媒体または通信媒体のいずれかである。記憶媒体は、任意の汎用または専用のコンピュータによってアクセスされ得る利用可能な媒体であってもよい。たとえば、そのようなコンピュータ可読媒体には、限定はしないが、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは別の光ディスクストレージ、ディスクストレージもしくは別の磁気記憶装置、またはプログラムコードを載せるかもしくは記憶するために使用され得る任意の他の媒体が含まれる場合があり、プログラムコードは、命令またはデータ構造の形態、あるいは汎用もしくは専用のコンピュータまたは汎用もしくは専用の処理ユニットによって読み取ることができる形態である。加えて、いかなる接続もコンピュータ可読媒体として適切に定義される場合がある。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバコンピュータ、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)を使用することにより、または赤外線、無線、もしくはマイクロ波などのワイヤレス方式で、ウェブサイト、サーバ、または別のリモートリソースから送信される場合、ソフトウェアは定義されたコンピュータ可読媒体に含まれる。ディスク(disk)およびディスク(disc)には、圧縮ディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、DVD、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクが含まれる。ディスク(disk)は、一般に磁気的手段によってデータをコピーし、ディスク(disc)は、一般にレーザー手段によって光学的にデータをコピーする。前述の組合せもコンピュータ可読媒体に含まれてもよい。
本発明における本明細書の前述の説明によれば、当技術分野の技術は、本発明の内容を使用または実装することができる。開示された内容に基づくいかなる変更も当業者には明らかであると考えられる。本発明に記載された基本原理は、本発明の本質および範囲から逸脱することなく、他の変形形態に適用されてもよい。したがって、本発明で開示された内容は、記載された実施形態および設計に限定されるものではなく、本発明の原理および開示された新しい特徴と一致する最大限の範囲に拡張されてもよい。
801 送信機
802 受信機
803 コントローラ/プロセッサ
804 メモリ
805 モデムプロセッサ
806 エンコーダ
807 変調器
808 デコーダ
809 復調器
901 送信機/受信機
902 コントローラ/プロセッサ
903 メモリ
904 通信ユニット
1001 メモリ
1002 コントローラ/プロセッサ
1003 通信ユニット
一態様によれば、本出願の一実施形態は、切断状態の端末により、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得するステップと、端末により、アクセスネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するステップとを含む、情報伝送方法を提供し、第1のメッセージは、端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、端末のカバレージクラスに関する情報は、以下の情報:端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、または端末の現在のカバレージクラスに関する情報、のうちの少なくとも1つを含む。
可能な設計では、端末のカバレージクラスに関しアクセスネットワークデバイスによって送信された情報をコアネットワークデバイスが受信した後の所定時間内に、送信されるべきダウンリンクデータが存在するとコアネットワークデバイスが判断した場合、コアネットワークデバイスは、伝送チャネルを確立するプロセスを開始し、ダウンリンクデータを端末に配信する。コアネットワークデバイスは、所定時間内に送信されるべきダウンリンクデータをタイムリーに送信するので、端末にページングする手順を省略することができ、その結果、ダウンリンクデータをタイムリーに配信することができ、端末は可能な限り早くダウンリンクデータを取得することができる。加えて、リンクの解放および非アクティブ化が最初に実行され、次いで端末がランダムアクセス手順を使用してダウンリンクデータを取得した後に端末がページングされるプロセスにおける大量のシグナリングオーバヘッドが回避され、ネットワークリソースの利用が最適化される。
可能な設計では、端末のカバレージクラスに関しアクセスネットワークデバイスによって送信された情報をコアネットワークデバイスが受信した後の所定時間内に、送信されるべきダウンリンクデータが存在するとコアネットワークデバイスが判断した場合、コアネットワークデバイスは、端末とネットワークとの間の接続の解放または非アクティブ化を開始する。コアネットワークデバイスは、伝送チャネルを確立するプロセスを開始する必要はない。
可能な設計では、端末とネットワークとの間の接続は、暗黙的な方式で解放されてもよい。端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの各々はタイマを保持する。コアネットワークデバイスが端末の現在のカバレージクラスに関する情報を格納した後、3つのタイマが同時に満了するようにタイマ持続時間が設定される。3つのタイマが満了すると、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスは、端末、アクセスネットワークデバイス、およびコアネットワークデバイスの間の接続を自動的に解放する。
本発明の一実施形態による、適用シナリオの概略図である。 本発明の一実施形態による、カバレージクラスの概略図である。 本発明の一実施形態による、情報伝送方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、別の情報伝送方法のフローチャートである。 本発明の一実施形態による、情報交換手順の概略図である。 本発明の一実施形態による、別の情報交換手順の概略図である。 本発明の一実施形態による、さらに別の情報交換手順の概略図である。 本発明の一実施形態による、端末の概略構造図である。 本発明の一実施形態による、アクセスネットワークデバイスの概略構造図である。 本発明の一実施形態による、コアネットワークデバイスの概略構造図である。
本出願では、名詞「ネットワーク」および「システム」は通常互換的に使用されるが、その意味は当業者によって理解されよう。本出願の端末は、ワイヤレス通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、もしくはコンピューティングデバイス、または、ワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、および様々な形態のユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、端末機器(Terminal Equipment)などを含む場合がある。説明を容易にするために、本出願では、上述されたデバイスは端末と総称される。本出願のアクセスネットワークデバイスは、RAN内に配置され、端末にワイヤレス通信機能を提供するように構成された装置である。アクセスネットワークデバイスには、様々な形態のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継ノード、アクセスポイントなどが含まれる場合がある。様々な無線アクセス技術が使用されるシステムでは、アクセスネットワークデバイスの具体的な名称は変わる場合がある。たとえば、LTEネットワークでは、アクセスネットワークデバイスは発展型ノードB(evolved NodeB、eNB)と呼ばれる。モノのセルラーインターネット(Cellular Internet of Things、CIoT)では、アクセスネットワークデバイスはCIoT RANと呼ばれる。本出願のコアネットワークデバイスは、CN内に配置され、端末のインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレス割当て、パケットフィルタリング、およびモビリティ管理などの機能を実装するように構成された装置である。様々な無線アクセス技術が使用されるシステムでは、コアネットワークデバイスの具体的な名称は変わる場合がある。たとえば、LTEネットワークでは、コアネットワークデバイスはモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)と呼ばれる。CIoTシステムでは、コアネットワークデバイスはモノのセルラーインターネットサービングゲートウェイノード(CIoT Serving Gateway Node、C−SGN)と呼ばれる。
接続状態の端末がネットワークへの接続を解放すると、コアネットワークデバイスは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得し、そのカバレージクラスに関する情報を格納する。次の通信では、コアネットワークデバイスは、カバレージクラスに関する格納された情報に基づいて端末と通信する。しかしながら、実際には、端末がアイドル(Idle)状態またはサスペンド(suspend)状態などの切断状態にある時間期間の間、端末はネットワークに接続されていなくてもよく、端末の位置はこの時間期間の間に変化する。結果として、端末のカバレージクラスが変化する。この場合、カバレージクラスに関しコアネットワークデバイスに格納されている情報は、次の通信中の端末の実際のカバレージクラスに関する情報と矛盾する。端末のカバレージクラスが低下した(たとえば、図2を参照すると、端末のカバレージクラスがAからBに変化した)場合、端末はネットワークによって送信された情報を正しく受信することができない。端末のカバレージクラスが向上した(たとえば、図2を参照すると、端末のカバレージクラスがBからAに変化した)が、依然として元の通信リソースが使用される場合、通信リソースの浪費が生じる。したがって、前述の問題を解決するために技術的解決策が緊急に必要とされる。
一例では、端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報は、端末のカバレージクラスが変化したことを示すために使用される指示情報であってもよい。たとえば、端末のカバレージクラスが変化したことを示すために、第1のメッセージ内で搬送された原因値情報要素が使用される。当然、情報要素は別の名称をもつことができ、これは本明細書では限定されない。アクセスネットワークデバイスは、cause情報要素を識別することにより、端末のカバレージクラスが変化したことを知る。
一例では、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、第1のメッセージ内で搬送され、情報要素を使用して示されてもよい。別の例では、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、第1のメッセージを使用して暗黙的に示されてもよい。たとえば、端末およびアクセスネットワークデバイスは、プロトコルを使用することにより、端末の現在のカバレージクラスに関し、端末が第1のメッセージを送信するときに使用される時間周波数リソースまたはコードリソースに対応する情報に対して、事前に合意することができる。この場合、端末によって特定の時間-周波数領域リソースまたはコードリソース上で送信された第1のメッセージを受信した後、アクセスネットワークデバイスは、プロトコルに従って端末の現在のカバレージクラスに関する情報を知ることができる。
第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、端末の現在のカバレージクラスが変化したことをタイムリーに知ることができる。
図4は、本発明の一実施形態による、別の情報送信方法のフローチャートである。方法は、図1に示されたシステム環境に適用される場合がある。図4のS401、S402、およびS403については、図3のS301、S302、およびS303の関連説明を参照されたい。詳細は本明細書では繰り返し記載されない。
S404.アクセスネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスが送信されるべきダウンリンクデータがあるかどうかを判定する。たとえば、アクセスネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信した後、コアネットワークデバイスは、時間ウィンドウの間待ち、時間ウィンドウ内で、到来するダウンリンクデータがあるかどうかを判定することができる。到来するダウンリンクデータがある場合、コアネットワークデバイスは、以下のステップを引き続き実行することができる。
当然、端末のカバレージクラスに関する情報は、無線リソース制御接続セットアップ要求RRC connection setup requestメッセージ内で搬送されてもよい。このことは本明細書では限定されない。
initial context setup requestメッセージは、以下の情報:非アクセス層サービス要求(NAS:Service request)、セキュリティコンテキスト(security context)、ローミングおよびアクセス制限(roaming and access restrictions)、UE能力情報(UE capability information)、UE S1インタフェースシグナリング接続識別子(UE S1 interface signaling connection ID)、またはコアネットワーク支援情報(CN assistance information)、のうちの1つ、またはそれらの任意の組合せを搬送することができる。
uplink NAS transportメッセージは、非アクセス層サービス完了(NAS service complete)情報を搬送することができる。
場合によっては、端末がキャンプオンするセルを選択することを支援するためのリダイレクション情報が、RRC connection release messageに追加される。
S505の説明から、eNBは、S505においてinitial UE messageを使用することにより、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をコアネットワークデバイスに送信できることが分かる。場合によっては、eNBは、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をUE context release completeメッセージに追加することができる。たとえば、端末の現在のカバレージクラスに関する情報は、coverage enhancement level情報要素IE内で搬送されてもよい。
S601〜S606の説明については、図5のS501〜S506の説明を参照されたい。S609〜S611の説明については、図5のS512〜S514の説明を参照されたい。詳細は本明細書では繰り返し記載されない。S607およびS608はS507〜S511とは異なる。S607〜S608は任意選択のステップであり、図6に提示された実施形態として使用されることが理解されよう。以下では、S606〜S608を具体的に記載する。
downlink NAS transport messageは、非アクセス層プロトコルデータユニット(non access stratum protocol data unit、NAS PDU)、すなわち、端末に送信される必要があるダウンリンクデータを搬送する。このステップでは、非アクセス層シグナリングにおいて少量のデータが搬送されるので、特別に少量のデータを送信するためのデータチャネルが確立される必要はない。これは便利かつ効率的である。
downlink informationは、非アクセス層プロトコルデータユニット(NAS protocol data unit(PDU))を搬送し、その結果、端末はダウンリンクデータを取得する。
RRC connection resume requestメッセージは、以下の情報:再開識別子(Resume ID)、認証トークン(Auth token)、ベアラインデックス(Bear Index)、または確立原因(Establishment cause)、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある。
S707.MMEがeNBにS1−AP UEコンテキストアクティブ確認応答(S1−AP UE context active acknowledgement)メッセージを送信し、このメッセージは、端末とネットワークとの間のデータベアラをアクティブ化するために使用される場合がある。
S710.eNBがMMEにS1−AP UEコンテキスト非アクティブ(S1−AP UE context deactive)メッセージを送信する。
あるいは、S705においてeNBによってMMEに送信されたS1−AP UE context active messageが、端末の現在のカバレージクラスに関する情報をさらに搬送する場合、S710およびS712は省略されてもよく、すなわち、端末とネットワークとの間の接続は、暗黙的な方式で非アクティブ化されてもよい。情報の具体的な形態および具体的なフォーマットについては、図5の関連説明を参照されたい。以下で、暗黙的な方式で接続非アクティブ化を実行する具体的な手順を詳細に記載する。
アクセスネットワークデバイスによって送信されたシグナリングまたはデータの端末による受信の伝送持続時間がt1であり、端末によるデータ処理の持続時間がt2であると仮定する(t1とt2の両方は具体的な通信環境に応じて端末によって学習または推定されてもよく、実際にはt1の値およびt2の値は非常に小さいので、端末がt1の値およびt2の値を推定または無視してもよい)。最後のデータパケットのアップリンク伝送が完了し、端末がアクセスネットワークデバイスによって送信された確認応答メッセージを受信すると、端末はタイマ1を開始する。タイマ1の持続時間T1はT2−t1−t2である。これは、確認応答メッセージを送信した後に、アクセスネットワークデバイスがタイマ持続時間T2でタイマを直ちに開始するシナリオに対応する。アクセスネットワークデバイスによって送信されたデータを受信すると、コアネットワークデバイスはタイマ3を開始する。アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の伝送遅延は非常に短いので、タイマ3のタイミング値はT2に等しくてもよい。当然、実際の通信状況に応じて、アクセスネットワークデバイスがコアネットワークデバイスにデータを送信する伝送持続時間を考慮することにより、タイマ3のタイマ持続時間が設定されてもよい。この場合、T3はT2よりわずかに短い。結論として、3つのタイマを設定するプロセスでは、3つのタイマの満了時間が同じかほぼ同じである(または互いに合致している)ことが保証されるべきである。3つのタイマが満了すると、端末とアクセスネットワークデバイスとの間の接続、およびアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続は、余分なシグナリング指示なしに自動的に解放または非アクティブ化される。
アクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の伝送遅延は非常に短いので、コアネットワークデバイスは、アクセスネットワークデバイスにデータまたはシグナリングを送信した後にタイマ3を開始することができる。タイマ3のタイミング値はT2に等しくてもよい。当然、実際の通信状況に応じて、アクセスネットワークデバイスがコアネットワークデバイスにデータを送信する伝送持続時間を考慮することにより、タイマ3のタイマ持続時間が設定されてもよい。この場合、T3はT2よりわずかに長い。アクセスネットワークデバイスは、コアネットワークデバイスによって送信されたデータを受信した後、タイマ持続時間T2でタイマ2を開始し、そのデータを端末に送信する。アクセスネットワークデバイスによって送信されたシグナリングまたはデータの端末による受信の伝送持続時間がt3であり、端末によるデータ処理の持続時間がt4であると仮定する(t3とt4の両方は具体的な通信環境に応じて端末によって学習または推定されてもよく、実際にはt3の値およびt4の値は非常に小さいので、端末がt3の値およびt4の値を推定または無視してもよい)。端末が最後のダウンリンクデータパケットを受信すると、端末はタイマ1を開始し、タイマ1の持続時間T1はT2−t3−t4である。結論として、3つのタイマを設定するプロセスでは、3つのタイマの満了時間が同じかほぼ同じであることが保証されるべきである。3つのタイマが満了すると、端末とアクセスネットワークデバイスとの間の接続、およびアクセスネットワークデバイスとコアネットワークデバイスとの間の接続は、余分なシグナリング指示なしに自動的に解放または非アクティブ化される。
アクセスネットワークデバイスは、送信機/受信機901と、コントローラ/プロセッサ902と、メモリ903と、通信ユニット904とを含む。送信機/受信機901は、前述の実施形態における端末から情報を受信し、端末に情報を送信する際にアクセスネットワークデバイスをサポートし、別の端末とのワイヤレス通信を実行する際にアクセスネットワークデバイスをサポートするように構成される。コントローラ/プロセッサ902は、端末と通信するための様々な機能を実行する。アップリンクでは、端末によって送信されたサービスデータおよびシグナリング情報を復元するために、端末からのアップリンク信号は、アンテナによって受信され、受信機901によって復調され、さらにコントローラ/プロセッサ902によって処理される。ダウンリンクでは、ダウンリンク信号を生成するために、サービスデータおよびシグナリングメッセージは、コントローラ/プロセッサ902によって処理され、送信機901によって復調され、ダウンリンク信号はアンテナを使用して端末に送信される。コントローラ/プロセッサ902は、図3〜図7のアクセスネットワークデバイスの処理プロセスをさらに実行し、かつ/または本出願に記載された技術の別のプロセスを実行するように構成される。メモリ903は、アクセスネットワークデバイスのプログラムコードおよびデータを記憶するように構成される。通信ユニット904は、別のネットワークデバイスと通信する際にアクセスネットワークデバイスをサポートするように構成される。
1つまたは複数の例示的な設計では、本発明の実施形態に記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装されてもよい。本発明がソフトウェアによって実装された場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に記憶される場合があり、または1つもしくは複数の命令もしくはコードの形態でコンピュータ可読媒体に送信される。コンピュータ可読媒体は、コンピュータプログラムがある場所から別の場所に移動することを可能にするコンピュータ記憶媒体または通信媒体のいずれかである。記憶媒体は、任意の汎用または専用のコンピュータによってアクセスされ得る利用可能な媒体であってもよい。たとえば、そのようなコンピュータ可読媒体には、限定はしないが、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは別の光ディスクストレージ、ディスクストレージもしくは別の磁気記憶装置、またはプログラムコードを載せるかもしくは記憶するために使用され得る任意の他の媒体が含まれる場合があり、プログラムコードは、命令またはデータ構造の形態、あるいは汎用もしくは専用のコンピュータまたは汎用もしくは専用の処理ユニットによって読み取ることができる形態である。加えて、いかなる接続もコンピュータ可読媒体として適切に定義される場合がある。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)を使用することにより、または赤外線、無線、もしくはマイクロ波などのワイヤレス方式で、ウェブサイト、サーバ、または別のリモートリソースから送信される場合、ソフトウェアは定義されたコンピュータ可読媒体に含まれる。ディスク(disc)およびディスク(disk)には、圧縮ディスク、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、DVD、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクが含まれる。ディスク(disk)は、一般に磁気的手段によってデータをコピーし、ディスク(disc)は、一般にレーザー手段によって光学的にデータをコピーする。前述の組合せもコンピュータ可読媒体に含まれてもよい。

Claims (16)

  1. 端末であって、
    前記端末が切断状態にあるときに前記端末の現在のカバレージクラスに関する情報を取得するように構成されたプロセッサと、
    アクセスネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成された送信機であって、前記第1のメッセージが前記端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:前記端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、または前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報、のうちの少なくとも1つを含む、送信機と
    を備える、端末。
  2. 前記第1のメッセージが前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報を搬送することが、
    前記第1のメッセージ内の情報要素またはフィールド内で前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報を搬送すること、または
    前記第1のメッセージのベアラリソースを使用することにより、前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報を暗示的に示すこと
    を含む、請求項1に記載の端末。
  3. 前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:カバレージクラス報告、前記アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス、またはカバレージ半径、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある、請求項1または2に記載の端末。
  4. 前記第1のメッセージが、以下のメッセージ:ランダムアクセス要求メッセージ、無線リソース制御接続セットアップ完了メッセージ、無線リソース制御接続再開要求メッセージ、または無線リソース制御接続セットアップ要求メッセージ、のうちの1つである、請求項1から3のいずれか一項に記載の端末。
  5. 前記送信機が、前記端末がネットワークページングに応答する前の所定時間内に、前記第1のメッセージを送信するように構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の端末。
  6. 情報伝送方法であって、
    アクセスネットワークデバイスにより、端末によって送信された第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージが前記端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:前記端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、または前記端末の現在のカバレージクラスに関する情報、のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記アクセスネットワークデバイスにより、コアネットワークデバイスに第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージが前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報を搬送するか、または前記第2のメッセージが前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報内の前記端末の前記カバレージクラスが変化したことを示す前記情報もしくは前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報を搬送する、ステップと
    を含む、方法。
  7. 前記カバレージクラスが変化したことを示す前記情報が、前記第2のメッセージ内のindication情報要素内で搬送される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:カバレージクラス報告、前記アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス、またはカバレージ半径、のうちの1つ、またはそれらの組合せを含む場合がある、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記コアネットワークデバイスが前記第2のメッセージを受信した後の所定時間内に、前記コアネットワークデバイスが、送信されるべきダウンリンクデータがあると判断した場合、前記コアネットワークデバイスにより、伝送チャネルのセットアップを開始し、前記端末に前記ダウンリンクデータを送信するステップを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記コアネットワークデバイスが前記第2のメッセージを受信した後の前記所定時間内に、前記コアネットワークデバイスが、送信されるべきダウンリンクデータがあると判断した場合、前記コアネットワークデバイスにより、非アクセス層シグナリングを使用して前記アクセスネットワークデバイスに前記ダウンリンクデータを送信するステップを含む、請求項6から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記アクセスネットワークデバイスにより、コアネットワークデバイスに第2のメッセージを送信する前記ステップの後に、前記方法が、
    前記アクセスネットワークデバイスにより、前記コアネットワークデバイスの指示に従って前記端末への接続を解放または非アクティブ化するステップと、前記コアネットワークデバイスに第3のメッセージを送信するステップであって、前記第3のメッセージが前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報を搬送する、ステップと
    をさらに含む、請求項6から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記アクセスネットワークデバイスにより、コアネットワークデバイスに第2のメッセージを送信する前記ステップの後に、前記アクセスネットワークデバイスが第1のタイマを開始し、前記第1のタイマの満了時間が、前記端末のタイマの満了時間および前記コアネットワークデバイスのタイマの満了時刻と同じであり、前記第1のタイマが満了すると、前記アクセスネットワークデバイスが、前記端末への前記接続を解放または非アクティブ化し、前記コアネットワークへの接続を解放または非アクティブ化する、請求項6から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 端末によって送信された第1のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記第1のメッセージが前記端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:前記端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、または前記端末の現在のカバレージクラスに関する情報、のうちの少なくとも1つを含む、受信機と、
    コアネットワークデバイスに第2のメッセージを送信するように構成された送信機であって、前記第2のメッセージが前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報を搬送するか、または前記第2のメッセージが前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報内の前記端末の前記カバレージクラスが変化したことを示す前記情報もしくは前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報を搬送する、送信機と
    を備える、アクセスネットワークデバイス。
  14. 前記カバレージクラスが変化したことを示す前記情報が、前記第2のメッセージ内のindication情報要素内で搬送される、請求項13に記載のアクセスネットワークデバイス。
  15. 前記端末の前記現在のカバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:カバレージクラス報告、前記アクセスネットワークデバイスの送信電力、カバレージクラス、カバレージクラスインデックス、またはカバレージ半径、のうちの1つまたはそれらの組合せを含む場合がある、請求項13または14に記載のアクセスネットワークデバイス。
  16. アクセスネットワークデバイスによって送信された第2のメッセージを受信するように構成された受信機であって、前記第2のメッセージが端末のカバレージクラスに関する情報を搬送し、前記端末の前記カバレージクラスに関する前記情報が、以下の情報:前記端末のカバレージクラスが変化したことを示す情報、または前記端末の現在のカバレージクラスに関する情報、のうちの少なくとも1つを含む、受信機と、
    前記受信機が前記第2のメッセージを受信した後の所定時間内に、送信されるべきダウンリンクデータがあるかどうかを判定し、および
    送信されるべきダウンリンクデータがあるとき、伝送チャネルのセットアップを開始し、前記ダウンリンクデータを配信する、または
    到来するダウンリンクデータがないとき、前記端末とネットワークとの間の接続の解放もしくは非アクティブ化を開始する
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサと
    を備える、コアネットワークデバイス。
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