JP2018531733A - 接合領域を有する埋込型医療装置 - Google Patents
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Abstract
医療装置と医療装置を製造し使用する方法とを開示する。例示の医療装置は、埋込型内部人工器官を含み得る。埋込型内部人工器官は、近位端、遠位端、及び近位端と遠位端との間に延びる軸方向接合領域を有する円柱体を含み得る。円柱体は、1個以上の巻きフィラメントと、軸方向接合領域に沿って配置される複数の個別軸方向接合部とを含み得る。個別軸方向接合部は、1個以上の巻きフィラメントの縁部領域をまとめて固定し得る。
Description
本発明は、医療装置及び医療装置の製造方法に関する。特に、本発明は、埋込型医療装置に関する。
多様な体内医療装置が、医療用、たとえば血管内で使用するために開発されてきた。これらの装置のいくつかは、ガイドワイヤ、カテーテル、ステントなどを含む。これらの装置は、様々な異なる製造方法のいずれか1つによって製造され、様々な方法のいずれか1つに基づいて使用し得る。
本発明は、医療装置の設計、材料、製造方法及び使用の選択肢を提供する。例示的な医療装置は、近位端と、遠位端と、前記近位端と前記遠位端との間に延びる軸方向接合領域とを有する円柱体を備え、前記円柱体は、1個以上の巻きフィラメントと、前記軸方向接合領域に沿って配置され、まとまって前記1個以上の巻きフィラメントの縁部領域を固定する複数の個別軸方向接合部と、を含む、埋込型内部人工器官を含む。
上述の実施態様に代え、又は加えて、前記1個以上の巻きフィラメントは、撚り部、編み部、又は、撚り部及び編み部を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記1個以上の巻きフィラメントは、撚り部及び編み部を含み、前記撚り部は、前記編み部と織り合わされる。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記1個以上の巻きフィラメントは、撚り部及び編み部を含み、前記撚り部は、前記編み部と織り合わされる。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、複数の前記巻きフィラメントは、第1の径方向圧縮強度を有する第1のフィラメントと、前記第1の径方向圧縮強度と異なる第2の径方向圧縮強度を有する第2のフィラメントとを含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記個別軸方向接合部は、溶接部を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記円柱体は、二叉部をさらに備える。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記円柱体は、二叉部をさらに備える。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記円柱体は、第2の軸方向接合領域を含む。
別の例示的な埋込型内部人工器官は、近位端、遠位端、及び長軸を含み、かつ、第1の組の巻き線及び第2の組の巻き線を含む少なくとも第1のフィラメントを含む管状骨格と、前記管状骨格に沿って延びる複数の個別接合部を含む接合領域と、を備え、前記1個以上の個別接合部は、第1の組の巻き線を第2の組の巻き線に固定する埋込型内部人工器官である。
別の例示的な埋込型内部人工器官は、近位端、遠位端、及び長軸を含み、かつ、第1の組の巻き線及び第2の組の巻き線を含む少なくとも第1のフィラメントを含む管状骨格と、前記管状骨格に沿って延びる複数の個別接合部を含む接合領域と、を備え、前記1個以上の個別接合部は、第1の組の巻き線を第2の組の巻き線に固定する埋込型内部人工器官である。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、第2のフィラメントをさらに備え、前記第1のフィラメントは、撚り部を含み、前記第2のフィラメントが編み部を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記撚り部と前記編み部とは、織り合わされる。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記撚り部と前記編み部とは、織り合わされる。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、第2のフィラメントをさらに備え、第1のフィラメントは、第1の材料を含み、第2のフィラメントは、第1の材料とは異なる第2の材料を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記管状骨格は、二叉部を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記管状骨格は、前記二叉部に沿って複数の個別接合部を含む第2の接合領域を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記管状骨格は、前記二叉部に沿って複数の個別接合部を含む第2の接合領域を含む。
埋込型内部人工器官の例示的な製造方法は、埋込型内部人工器官の製造方法であって、平面から離れるように延びる複数の突出部を含むベースの前記平面に沿って少なくとも1個のフィラメントを配置する工程であって、前記複数の突出部の周囲に前記フィラメントを巻くことによって、第1の側、第2の側、及び、第1の側と第2の側との間の1個以上の間隙を含む略平面状のステント構造を形成するために前記ベースに沿って前記少なくとも1個のフィラメントを巻くことを含む、前記ベースの前記平面に沿って少なくとも1個のフィラメントを配置する工程と、前記平面状のステント構造を前記平面から取り外す工程と、成形マンドレルの周囲に前記平面状のステント構造を配置する工程と、前記平面状のステント構造の前記第1の側を前記ステント構造の前記第2の側に固定する工程と、を備える。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、ステント構造の第1の側をステント構造の第2の側に固定する工程は、接合領域を形成することを含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記接合領域は、少なくとも1つの溶接部を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、前記接合領域は、少なくとも1つの溶接部を含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、平面に少なくとも1個のフィラメントを配置する工程は、複数の突出部の周囲にフィラメントを撚ることと編むことの両方を備える。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、成形マンドレルの周囲に前記平面状のステント構造を配置する工程は、二叉マンドレルの周囲に前記平面状のステント構造を配置することを含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、略平面状のステント構造を形成するために前記複数の突出部のうち少なくとも2つの間に前記少なくとも1個のフィラメントを配置する工程は、第3の側及び第4の側を形成することを含む。
上述の実施態様のいずれかに代え又は加えて、第2の接合領域を形成するために前記第3の側を前記第4の側に固定する工程をさらに備える。
いくつかの実施態様の上記の概要は、開示される各実施態様又は本発明のあらゆる実施例を記載することを目的としていない。以下の図面及び発明を実施するための形態は、これらの実施態様をより具体的に例示する。
いくつかの実施態様の上記の概要は、開示される各実施態様又は本発明のあらゆる実施例を記載することを目的としていない。以下の図面及び発明を実施するための形態は、これらの実施態様をより具体的に例示する。
本発明は、添付図面を参照する以下の詳細な説明に鑑み、より完全に理解可能である。
本発明は様々な変更及び代替形態が可能であるが、その具体例を図面に示し、詳細に後述する。しかしながら、その目的は、記載される特定の実施形態に本発明を限定することではないと理解すべきである。むしろ、その目的は、本発明の精神と範囲に属するすべての変更、等価物、代替物を対象として含むことである。
請求項又は本明細書の他の箇所で異なる定義がされない限り、以下に定義される文言については、これらの定義が適用されるものとする。
すべての数値は、本明細書に明示されているか否かにかかわらず、「約」という文言によって修飾されると仮定する。一般に、「約」という文言は、記載される値と同等である(たとえば、同一の機能又は結果を有する)と考える数値の範囲を示す。多くの場合、「約」という文言は、最も近い有効数字に四捨五入される数値を含み得る。
すべての数値は、本明細書に明示されているか否かにかかわらず、「約」という文言によって修飾されると仮定する。一般に、「約」という文言は、記載される値と同等である(たとえば、同一の機能又は結果を有する)と考える数値の範囲を示す。多くの場合、「約」という文言は、最も近い有効数字に四捨五入される数値を含み得る。
端点による数値範囲の言及は、その範囲内のすべての数値を含む(たとえば、1から5は、1、1.5、2、2.75、3、3.80、4、及び5を含む)。
本明細書及び添付の請求項で使用される際、単数形「a」、「an」、「the」は、その内容に別段の明確な指示がない限り、複数の言及を含む。
本明細書及び添付の請求項で使用される際、単数形「a」、「an」、「the」は、その内容に別段の明確な指示がない限り、複数の言及を含む。
本明細書及び添付の請求項で使用される際、「又は」という文言は、その内容に別段の明確な指示がない限り、「及び/又は」を含む意味で通常は使用される。
なお、明細書内での「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「他の実施形態」などの言及は、記載される実施形態が1つ以上の特定の特徴、構造及び特性の少なくともいずれかい一方を含むことができることを示す。しかしながら、このような言及は、すべての実施形態が特定の特徴、構造や特性を含むことを必ずしも意味しない。また、特定の特徴、構造及び特性の少なくともいずれか1つが一実施形態に関連して記載されるとき、上記特徴、構造、特性は、異なるように明確に記載されていない限り、明示されているか否かにかかわらず、他の実施形態と関連して使用することもできると理解すべきである。
なお、明細書内での「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、「他の実施形態」などの言及は、記載される実施形態が1つ以上の特定の特徴、構造及び特性の少なくともいずれかい一方を含むことができることを示す。しかしながら、このような言及は、すべての実施形態が特定の特徴、構造や特性を含むことを必ずしも意味しない。また、特定の特徴、構造及び特性の少なくともいずれか1つが一実施形態に関連して記載されるとき、上記特徴、構造、特性は、異なるように明確に記載されていない限り、明示されているか否かにかかわらず、他の実施形態と関連して使用することもできると理解すべきである。
以下の詳細な説明は図面を参照して読むべきであり、図面中、異なる図面における類似の要素は同一の番号を付す。図面は必ずしも等縮尺ではなく、例示の実施形態を示し、本発明を限定することを目的としていない。
図1は、埋込型医療装置10の一例を示す。埋込型医療装置10は、様々な医療用途のために身体の内腔に配置されるように構成し得る。たとえば、埋込型医療装置10は、いくつかの例において、血管内の狭窄を治療するため、血管、尿路、胆管、気管、及び気管支、食道若しくは腎盂管内の流体用開口若しくは通路を維持するため、又は体内腔内に人工弁若しくはフィルタなどの装置を配置するために使用し得る。いくつかの例において、埋込型医療装置10は、人工装具グラフト、ステントグラフト、若しくはステント(たとえば、血管ステント、気管ステント、気管支ステント、食道ステントなど)、大動脈弁、又はフィルタなどであってもよい。ステントとして例示されているが、埋込型医療装置10は、内視鏡的に、皮下に、経皮的に又は外科的に導入して、器官、組織又は内腔、たとえば、心臓、動脈、静脈、尿道、食道、気管、気管支、胆管などの内部に配置することができるいくつかの装置のいずれであってもよい。
埋込型医療装置10は、1つ以上の異なる設計構成及び構成要素の少なくともいずれか1つを含み得る。たとえば、医療装置10は、開放端を備え、内腔を画定する拡張式管状枠組であってもよい。いくつかの例において、医療装置10は、自動拡張型ステントであってもよい。自動拡張型ステントの例としては、撚り合わされて剛体ステント構造又は半剛体ステント構造、或いは剛体ステント及び半剛体ステント構造を形成する1つ以上のフィラメント16を有するステントを含んでいてもよい。さらに、ワイヤ16は、円形又は非円形断面を有する中実部材であってもよく、又は(たとえば、円形若しくは非円形断面の外面、及び円形若しくは非円形断面の内面の少なくともいずれか一方を有する)管状部材であってもよい。
医療装置(たとえば、ステント)10は、第1の姿勢、すなわち「非拡張」姿勢と、第2の姿勢、すなわち「拡張」姿勢との間で動くように設計し得る。少なくともいくつかの例において、ステント10は、形状記憶材料(たとえば、ニチノール(合金の商品名。以下、同様。)などのニッケル・チタン合金)から形成することができ、装入中は装入シース内などの非拡張姿勢に拘束することができ、装入シースから展開されるときなどの未拘束状態の場合及び所定温度条件にさらされる場合の少なくともいずれか一方においては、拡張姿勢まで自動拡張して拡張を簡易化する。ステント10の正確な材料組成は、所望に応じて、本明細書で開示される材料を含み得る。
状況によっては、特定の医療用途に対処するように医療装置10をカスタマイズすることが望ましいだろう。さらに、いくつかの例において、特定の構成に絡み合わされる1個以上のフィラメントを含むように医療装置10を構成することが望ましいだろう。たとえば、いくつかの埋込型ステントは、開放された網状構成を含み得る。いくつかの例において、開放された網状構成は、撚られたステント構造、編まれたステント構造、及び織られたステント構造の少なくともいずれか1つに類似させてもよい。換言すると、1個以上のステントフィラメント16は、撚られる、絡み合わされる、織り合わされる、織られる、編まれるなどして、ステント構造10を形成し得る。
上述し、かつ、以下により詳細に記載するように、ステント構造10は、1つ以上の撚ること、織ること、編むこと、又は類似の各種技術を用いて作製されて、単独のステント構造10を構築し得る。さらに、ステント構造10の各部分は、異なるステント構造に対応する様々な機械的特性を有し得る(たとえば、ステント10の各部分は異なる設計の構成を有する)。たとえば、撚り部分を含むステント10の部分は、編み構造又は織り構造を有するステント10の部分と異なる放射方向圧縮強度を有し得る。本発明の目的上、「撚り」ステント構造は、ワイヤが容易に圧縮されつつ、容易に圧縮前形状に復帰する(たとえば、「弾発する」)し得るように織り合わされた1個以上のワイヤとして定義し得る。対照的に、本発明の目的上、「編み」ステント構造は、相互に依存させ得る1個以上の連結ループへと結合される1個以上の連結ワイヤとして定義し得る。換言すると、「編み」構造は、撚りステント構造よりも大きな圧縮強度を有するステント構造を作製するために協働する連結ループを含み得る。さらに、他の機械的及び/又は物理的なステント特性も、異なるステント設計、材料及び製造技術の少なくともいずれか一方に応じて変更し得ることが想定される。
いくつかのステント構造は、撚られたフィラメントのみを含むことが想定される。いくつかのステント構造は、編まれたフィラメントのみを含むことが想定される。さらに、いくつかのステント構造は、撚られたフィラメントを有する部分と編まれたフィラメントを有する部分とを含むことが想定される。このような場合、異なる部分のパターン及び配置の少なくともいずれか一方を変更し得る。たとえば、ステント構造は、第1の部分(たとえば、第1の「半分」)に沿って撚られたフィラメントを有し、第2の部分(たとえば、第2の「半分」)に沿って編まれたフィラメントを有し得る。これらは単に例である。
以下により詳細に説明するように、図1は、接合領域18を含むステント10を示す。接合領域18は、ステント10の長軸に沿って延び得る。接合領域18は1個以上の接合部20を含み得る。いくつかの例において、接合部20は、ワイヤ16の1個以上の端部領域36(図5に示す)の連結及び撚り合わせの少なくともいずれか一方と定義し得る。図1では、接合部20がステント10の長軸に沿って長手方向に並んでいるが、接合部20は、ステント10に沿って様々なパターンや構成で分布させ得ることが想定される。
図1のステント10は、略円柱状であり、フィラメント及びワイヤ16の少なくとも一方の略一定パターン及び分布の少なくともいずれか一方を含むように示されているが、いくつかの例において、より複雑な、すなわち入り組んだステントパターン、構成、又は構造的形状でステント10を構築することが望ましい場合があることが想定される。たとえば、いくつかの例において、1個以上の組立技術(たとえば、撚ること、編むこと、又は撚り、かつ、編むこと)を利用して、様々な異なるステントの骨格を構築することが望ましいだろう。
その目的のため、図2は、外面26を有するベース部材22の一例を示す。ベース部材22は、概ね部分的に又は少なくとも部分的に、平面状の(たとえば、略平坦な)構造として定義し得る。図2では正方形として示されているが、ベース部材22はいかなる形状をもとり得ることが想定される。たとえば、ベース部材は、円形、矩形、楕円形、三角形などであってもよい。
図2は、ベース部材22の面26から離れるように延びる突出部24を示す。いくつかの例において、突出部24は、ベース部材22から離れるように延びる突起、ピン、ネジ及びロッドの少なくともいずれか1つに類似し得る。しかしながら、これは限定的であることを意図していない。たとえば、突出部24は様々な形状をとり、面26から何らかの角度で延ばし得ることが想定される。たとえば、いくつかの実施例において、切り込み溝を利用して、本明細書に開示される方法を実行し得る。
さらに、図2は、グリッド状パターンに配列される25本の突出部24を示しているが、より多い又は少ない突出部24をベース22と併せて利用し得ることが想定される。たとえば、ベース22は、ベース22に沿って様々なパターン及び/又は分布で配列される2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、10本、15本、20本、30本、40本、50本、100本、又はそれよりも多くの突出部を含み得る。いくつかの例において、突出部24の構成は、特定のステント形状や設計構成に応じて決定し得る。
ベース22(突出部24を含む)を利用して、平面状(たとえば、平坦)ステント構造が構築され得る。次いで、平面状のステント構造は、様々な三次元ステント構成に形成され得る(後述)。図3は、図2に示すベース22及び突出部24の上面図である。上述するように、突出部24は、ベース22に沿って様々なパターン、設計、構成、分布などで構成し得ると理解してよい。
図4は、ベース22の突出部24の周囲に配置されて(たとえば、巻かれて、巻き付けられて)平面状のステント構造30を形成するフィラメント16の一例を示す(図5では、図4のベース22から取り外されている)。図4に示すパターンは、単に一例である。フィラメント16は、多様な構成で突出部24の周囲に巻き付け得ることが想定される。
さらに、2以上のフィラメント16を利用して、平面状のステント構造30を構築できることが想定される。たとえば、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、10本、15本、20本、30本、40本、50本、又はそれよりも多くのフィラメント16を利用して、ステント構造30を形成し得る。また、上述したように、ステント構造30は、ワイヤ16を連結する1つ以上の様々な技術を用いて構築し得る。たとえば、平面状のステント構造30の1つ以上の部分は、1個以上のフィラメント16を撚ることによって形成し得る。また、平面状のステント構造30の1個以上の部分は、1個以上のフィラメント16を編むことによって形成し得る。いくつかの平面状のステント構造30は単独の技術(たとえば、撚る、編む、織るなど)を用いて形成することができるが、同一の平面状のステント構造30内で2以上の技術を共に用い得ることが想定される。たとえば、いくつかの例において、1個以上のワイヤ6は、(たとえば編む技術によって)1個以上のワイヤ16と相互にロックし、(たとえば撚る技術によって)織り合わせ得る。上記の例は、編みと撚りの2つの構築技術について触れているが、平面状のステント構造30は、1個以上のステントフィラメント16を織り混ぜる、連結する、結合する、混合する、捻る、つなぐ、絡み合わせるなどのなんらかのステント製造技術を用いて形成し得ると想定される。
上述したように、図5は、図4に示すベース22から取り外された後の平面状のステント構造30を示す。図5に示すように、平面状のステント構造30は、第1の組のステント巻き線32(図5では第1の破線ボックスで示す)と、第2の組の巻き線34(図5では第2の破線ボックスで示す)とを含み得る。さらに、図5は、各組の巻き線32/34が、平面状のステント構造30に含まれる各種ループに対応する縁部領域36を含むことを示す。
いくつかの実施例において、ステント構造30には、ベース部材22から取り外される前に(ベース22上で)追加処理を施す場合がある。たとえば、ベース部材22の突出部24(図4に示す)に沿って巻かれたままでステント構造30に焼き鈍し工程を施し得る。いくつかの実施例において、焼き鈍し工程は、低温焼き鈍しであってもよい。焼き鈍し工程は、ステント構造30がベース部材22から取り外されたとき、略平面状の形状を保つようにステント構造30を「ヒートセット」し得る。
いくつかの例において、図5に示す平面状のステント構造30を、体内の目標領域を処置するように設計された三次元ステント構造に変えることが望ましい場合がある。図6は、例示的な成形マンドレル38に沿って配置された(たとえば周囲に巻き付けられた)図5の平面状のステント構造30を示す。図6は、(図1に関して上述した)接合部20を含む軸方向接合領域18を示す。
図6に示す接合領域18は、図5に示す第1の組の巻き線32と第2の組の巻き線34の組み合わせ及び連結の少なくともいずれか一方を定義すると理解可能である。さらに、図6の詳細図は、いくつかの実施例において、第1の組の巻き線32を第2の組の巻き線34に連結するために、(ステント構造30のループ部分に対応する)縁部領域36を結合し得ることを示す。
巻き線32/34の縁部領域36は、様々な方法で結合し得る。たとえば、いくつかの例において、縁部領域36は、溶接によって別の縁部領域に連結し得る。しかしながら、これは単に一例である。縁部領域は、糊付け、縫い付け、鑞付け、半田付けなどの類似の接合技術を用いて相互に連結し得ることが想定される。上述したように、図6の詳細では、例示的な巻き線32/34の縁部領域36が結合及び連結の少なくとも一方が施されている。しかしながら、詳細図には示されていないが、縁部領域36はまとめて結合(たとえば、溶解)して単独構造(たとえば、一体型ステントフィラメント及びステント支柱又はステントフィラメント若しくはステント支柱)を形成し得ることが想定される。
成形マンドレル38の周囲にステント構造30を配置する(たとえば巻き付ける)ことで、平面状のステント構造30が成形マンドレル38の形状になり得ると理解可能である。したがって、様々な異なる形状のマンドレル設計を利用して、様々な異なる形状を有する三次元ステントを構築し得ると、さらに理解可能である。たとえば、さらに後述するように、成形マンドレル38は、体内の特定の管形状を処置するように設計された1個以上の拡張部、すなわち脚部(たとえば、二叉形状)を含み得る。
上述の説明は、まず平面状ベース部材22に平面状のステント構造30を形成した後、成形マンドレル38を用いて平面状のステント構造30を特定の三次元ステント構造10に成形するステント製造方法について記載している。この方法は、既存の製造方法で形成されるステント構成よりも入り組んだステント構成(たとえば、自動拡張型ステント構成)を形成するために用いることができると理解すべきである。たとえば、三次元ステント構造10を形成する前に平面状ベース22に沿ってフィラメント16を巻くことによって、既存の方法では構築しづらい様々な異なる構成、パターン、構造及び分布の少なくともいずれか1つを有する単独のステント構造を生み出すために、1個以上の異なる製造技術(撚る、編むなど)を組み合わせ得る。
さらに、上述したように、異なる製造技術(たとえば、撚る、編むなど)を用いることができるため、ステント構造の異なる部分で異なる物理的特性を有するようにステント10を調整し得る。たとえば、特定のステント製造方法によって形成されるステント部分は、別の製造方法によって形成される別のステント部分とは異なる放射方向強度を有し得る。他の物理的特性は、類似の技術(たとえば、同じステント構造内で撚り部及び編み部を組み合わせるなど)を用いてカスタマイズし得る。
いったん平面状のステント構造30が成形マンドレル38の周囲で三次元ステント設計に成形されると、平面状のステント構造30は成形マンドレル38から取り外され、その後は、図1に示すステント構造に類似する。図7は、ステント構造30を成形マンドレル38から取り外す様子を示す。たとえば、図7中の矢印は、マンドレル38からステント構造30の取り外すことを表す。
いくつかの実施例において、ステント構造30は、成形マンドレル38から取り外す前に第2の焼き鈍し工程を施し得る。たとえば、成形マンドレル38上に載せたまま、ステント30(図6に示す)をヒートセットし得る。いくつかの例において、このヒートセットは高温ヒートセットであり得る。より高温のヒートセットを使用すれば、ステントの構築に使用される材料の形状記憶特性に影響を及ぼし得る。たとえば、いくつかの例において、高温のヒートセットは、ステントフィラメントに形状記憶特性を付与し得る。
上述したように、いったん成形マンドレル38から取り外されると、ステント10は図1に示す例示的な三次元ステント構造に類似し得る。図1に示すように、軸方向接合領域18は、平面状のステント構造の一連の連結点および結合された縁部領域36の少なくともいずれか一方を含むものと定義し得る。いくつかの実施例において、接合領域18は、シームに類似し得る。換言すると、ステント面に沿った線形シームに類似するように、個別接合点は、長手方向に並べられ得る。しかしながら、他の実施例において、接合領域18の個別接合部20は、長手方向には並べられない。むしろ、線形に整列しているか否かにかかわらず、フィラメント16の任意の部分をフィラメント16の他の部分に連結(たとえば溶接)することができるように、ステント10を設計され得たり構成され得たりすることが想定される。
いくつかの例において、1個以上の異なる材料を用いて、本明細書に開示される例示的なステント構造を構築することが望ましい場合がある。たとえば、いくつかの例において、本明細書に開示される例示的なステント構造を構築する際、異なる材料の2以上のフィラメントを組み込むことが望ましい場合がある。図8は、ベース22に配置される平面状のステント構造44を示す。平面状のステント構造44は、図4に関して上述した平面状のステント構造と同様に形成することができると理解可能である。
しかしながら、図8は、構造44を構築するように用いられる2つの異なるフィラメント材料をさらに示す。たとえば、いくつかの例において、第1のフィラメント40(実線で示す)を第2のフィラメント42(破線で示す)と結合させて(たとえば、撚る、織る、編む、巻く、織り合わせるなど)、平面状のステント構造44を形成し得る。図8に示すように、フィラメント42/44は、突出部24の周囲に配置する、巻く、織り合わせることなどができる。また、図4を参照して上述したように、フィラメント42/44は、なんらかの構成、パターン、及び分布の少なくともいずれか1つを用いて、突出部24の周囲に織り合わせ得る。たとえば、フィラメント42/44は、異なる形状、空間、間隙などを形成するように配置し得る。
本発明の目的上、さらに、本明細書に開示されるステント構造は、様々なサイズの間隙を有するように構築可能であることが想定される。たとえば、図8は、間隙72よりも比較的大きな間隙70を有する平面状のステント構造44を示す。平面状のステント構造の構築中、様々なサイズのステントセルを形成することができると理解可能である。さらに、例示的な平面状のステント構造が本明細書に開示されるような三次元ステント構造に形成された後、これらの相対的ステントセルのサイズを維持し得る。いくつかの例において、異なるステントセルの開口(たとえば、間隙)を特定のステント設計に組み込んで、特定の体内腔を処置するステント形状をカスタマイズし得る。
また、特定の材料を用いて異なる製造方法を実行し、さらに異なる材料及び製造方法と組み合わせ得る。たとえば、いくつかの実施例において、第1の材料が組まれ、編まれた第2の材料と結合し得る。第1及び第2の材料(それぞれ撚られた材料及び編まれた材料)を相互に結合して、単独のステント構造を形成し得る。これらは単に例である。多くの異なる材料を多くの異なる製造方法と組み合わせることで、平面状のステント構造と本明細書に開示される三次元ステント構造の両方を形成し得ることが想定される。
上述の例は2つの異なる材料を用いて平面状のステント構造を形成することを開示しているが、それは限定的であることを意図していない。たとえば、2つより多くの材料を組み合わせて、本明細書に記載されるステント構造を形成し得ることが想定される。たとえば、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、10本、15本、20本、又はそれよりも多くの異なるフィラメント材料を組み合わせて、本明細書に記載されるステント構造を形成し得る。
上述するように、本明細書に記載される技術は、様々な複雑な又は入り組んだステント設計や構成を形成するために用い得る。たとえば、図9は、二叉部を有するステントを形成するように設計された例示的な平面状ステントパターン46を示す。図9に示すように、平面状ステントパターン46は、本体部50、第1の脚部52及び第2の脚部54を含み得る。平面状二叉ステントパターン46は、本明細書に開示される技術のいずれかを用いて構築し得る。たとえば、平面状二叉ステントパターンは、突出部24の周囲に配置された(たとえば、覆われた、巻かれたなど)1個以上のフィラメント16を含み得る。フィラメント16は、1個以上の異なる材料を用い、様々な製造技術(たとえば、撚る、織る、編む、連結する、織り交ぜるなど)によって相互に織り合わせ得る。
本明細書に開示されるいくつかの例示的なステント製造方法によると、平面状二叉ステントパターン46(図9に示す)は、二叉形状マンドレル48(図10に示す)に配置し得る。二叉ステントパターン46は二叉マンドレル48の周囲を覆うように図示されていないが、平面状ステント46は、図4から6を参照して上述したのと同様にマンドレル48に配置することができると理解可能である。
図11は、本明細書に開示される方法に従って形成される例示的な二叉ステント60を示す。たとえば、二叉ステント60は、平面状二叉ステント46が成形マンドレル48の周囲に配置された(たとえば、覆われた)後で、成形マンドレル48から取り外されて形成される三次元ステント構造として定義し得る。
また、図11は、接合部64を含む1個以上の軸方向接合領域62を含む二叉ステント60を示す。なお、本発明の目的上、本明細書に記載される方法に従って形成される例示的なステント構造は、1個以上の軸方向接合領域を含み得る。たとえば、ステント設計は、2本、3本、4本、5本、6本、7本、8本、9本、10本、又はそれよりも多くの軸方向接合領域を含み得る。所与のステント設計内の特定の軸方向接合領域の数及び位置は、所与のステント構造の複雑さによって決まる。
埋込型医療装置10(及び本明細書に開示されるその他の装置の少なくともいずれか一方)の各種構成要素及び本明細書に開示される各種管状部材に使用可能な材料は、医療装置に関連する材料を含み得る。埋込型医療装置10やその構成要素は、金属、合金、ポリマー(いくつかの例を後述する)、金属ポリマー配合物、セラミック、それらの組み合わせなど、又はその他の適切な材料から作製し得る。適切なポリマーのいくつかの例としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレンテトラフルオロエチレン(ETFE)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、ポリオキシメチレン(POM、たとえば、DuPont社から入手可能なDELRIN(登録商標))、ポリエーテルブロックエステル、ポリウレタン(たとえば、ポリウレタン85A)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエーテルエステル(たとえば、DSM Engineering Plastics社から入手可能なARNITEL(登録商標))、エーテル又はエステル系コポリマー(たとえば、ブチレン/ポリ(アルキレンエーテル)フタレート及び/又はDuPont社から入手可能なHYTREL(登録商標)などのその他のポリエステルエラストマ)、ポリアミド(たとえば、Bayer社から入手可能なDURETHAN(登録商標)又はElf Atochem社から入手可能なCRISTAMID(登録商標))、エラストマーポリアミド、ブロックポリアミド/エーテル、ポリエーテルブロックアミド(PEBA、たとえば、商標名PEBAX(登録商標)で入手可能)、エチレンビニルアセテートコポリマー(EVA)、シリコーン、ポリエチレン(PE)、Marlex高密度ポリエチレン、Marlex低密度ポリエチレン、線形低密度ポリエチレン(たとえば、REXELL(登録商標))、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリフェニレンオキシド(PPO)、ポリパラフェニレンテレフタルアミド(たとえば、KEVLAR(登録商標)、ポリスルホン、ナイロン、ナイロン−12(たとえば、EMS American Grion社から入手可能なGRILAMID(登録商標))、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)(PFA)、エチレンビニルアルコール、ポリオレフィン、ポリスチレン、エポキシ、ポリ塩化ビニルデン(PVdC)、ポリ(スチレン−b−イソブチレン−b−スチレン)(たとえば、SIBS及び/又はSIBS50A)、ポリカーボネート、イオノマー、生体親和性ポリマー、その他の適切な材料又はそれらの混合物、組み合わせ、コポリマー、ポリマー/金属複合材などを含み得る。いくつかの実施形態では、シースは、液晶ポリマー(LCP)を混合させ得る。たとえば、混合物は、最大約6パーセントのLCPを含有し得る。
適切な金属及び合金のいくつかの例は、304V、304L、316LVステンレス鋼などのステンレス鋼;軟鋼;線形弾性及び/又は超弾性ニチノールなどのニッケル・チタン合金;ニッケル・クロム・モリブデン合金などのその他のニッケル合金(たとえば、INCONEL(登録商標)625などのUNS:N06625、HASTELLOY(登録商標)C−22(登録商標)などのUNS:N06022、HASTELLOY(登録商標)C276(登録商標)などのUNS:N10276、その他のHASTELLOY(登録商標)合金など)、ニッケル・銅合金(たとえば、MONEL(登録商標)400、NICKELVAC(登録商標)400、NICORROS(登録商標)400などのUNS:N04400)、ニッケル・コバルト・クロム・モリブデン合金(たとえば、MP35−N(登録商標)などのUNS:R30035)、ニッケル・モリブデン合金(たとえば、HASTELLOY(登録商標)ALLOY B2(登録商標)などのUNS:N10665)、その他のニッケル・クロム合金、その他のニッケル・モリブデン合金、その他のニッケル・コバルト合金、その他のニッケル・鉄合金、その他のニッケル・銅合金、その他のニッケル・タングステン若しくはタングステン合金など;コバルト・クロム合金;コバルト・クロム・モリブデン合金(たとえば、ELGILOY(登録商標)、PHYNOX(登録商標)などのUNS:R30003);白金の豊富なステンレス鋼;チタン;それらの組み合わせなどなど;又はなんらかのその他の適切な材料を含み得る。
本明細書で言及されるように、市販のニッケル・チタン又はニチノール合金の族内で、「線形弾性」又は「非超弾性」と指定されるカテゴリは、従来の形状記憶及び超弾性の種類と化学的性質は類似するかもしれないが、別個の有益な機械的特性を発揮し得る。線形弾性ニチノール及び非超弾性ニチノールの少なくともいずれか一方は、超弾性ニチノールのようには応力/歪み曲線において略「超弾性平坦域」又は「フラグ領域」を表示しないという点で、超弾性ニチノールと区別し得る。その代わりに、線形弾性及び非超弾性ニチノールの少なくともいずれか一方では、復帰可能な歪みが増えるにつれ、応力は略線形に、すなわち、塑性変形が開始するまで必ずしも完全ではないがある程度線形に、又は少なくとも超弾性ニチノールで見られる超弾性平坦域及びフラグ領域の少なくともいずれか一方よりも線形に増加し続ける。よって、本発明の目的上、線形弾性ニチノール、非超弾性ニチノールは、「概ね」線形弾性ニチノール、非超弾性ニチノールと称することもできる。
場合によっては、線形弾性ニチノールや非超弾性ニチノールが(たとえば、塑性変形するまで)略弾性を維持しつつも、最大約2から5%の歪みを許容できる一方、超弾性ニチノールは塑性変形するまで最大約8%の歪みを許容することができるという点で、線形弾性ニチノールや非超弾性ニチノールと超弾性ニチノールとを区別し得る。これらの材料はどちらも、塑性変形するまで約0.2から0.44%の歪みしか許容できないステンレス鋼などのその他の線形弾性材料と区別することができる(組成に基づき区別することもできる)。
いくつかの実施形態では、線形弾性ニッケル・チタン合金及び非超弾性ニッケル・チタン合金の少なくともいずれか一方は、広い温度範囲にわたって、示差走査熱量測定(DSC)及び動的金属熱解析(DMTA)によって検出可能であるマルテンサイト/オーステナイト相変化を示さない合金である。たとえば、いくつかの実施形態では、線形弾性ニッケル・チタン合金や非超弾性ニッケル・チタン合金は、摂氏約−60度(℃)から約120℃の範囲で、DSC及びDMTA解析によって検出可能なマルテンサイト/オーステナイト相変化を示さない。したがって、このような材料の機械的屈曲特性は、ほとんどの場合、この非常に広い温度範囲内の温度にほぼ影響を受けない可能性がある。いくつかの実施形態では、大気温度又は室温での線形弾性ニッケル・チタン合金や非超弾性ニッケル・チタン合金の機械的屈曲特性は、たとえば、超弾性平坦域及びフラグ領域の少なくともいずれか一方を表示しないため、体温での機械的特性と略同じである。換言すると、幅広い温度範囲にわたって、線形弾性ニッケル・チタン合金や非超弾性ニッケル・チタン合金は、その線形弾性及び/又は非超弾性特徴及び/又は特性を維持する。
いくつかの実施形態では、線形弾性ニッケル・チタン合金や非超弾性ニッケル・チタン合金は、約50重量パーセントから約60重量パーセントの範囲でニッケルを含有することができ、残りはほぼチタンである。いくつかの実施形態では、その組成は、約54重量パーセントから約57重量パーセントの範囲でニッケルを含有する。適切なニッケル・チタン合金の1例は、日本国神奈川県の株式会社古河テクノマテリアルから市販されているFHP−NTである。ニッケル・チタン合金のいくつかの例は、米国特許第5,238,004号明細書及び第6,508,803号明細書に開示されており、それらの特許は言及により本明細書に組み込む。その他の適切な材料は、(Neo−Metricsから入手可能な)ULTANIUM(商標)及び(Toyotaから入手可能な)GUM METAL(商標)を含み得る。いくつかの他の実施形態では、超弾性合金、たとえば、超弾性ニチノールを用いて、所望の特性を達成し得る。
少なくともいくつかの実施形態では、装置10の一部又は全部は、放射線不透過性材料でドープされる、放射線不透過性材料で作製される又はその他の形で放射線不透過性材料を含み得る。放射線不透過性材料は、医療処置中にX線透視画面又は他の撮像技術に基づいて比較的明るい画像を生成できる材料であると理解される。この比較的明るい画像は、位置を判定する際に装置10の使用者を支援する。放射線不透過性材料のいくつかの例としては、金、白金、パラジウム、タンタル、タングステン合金、放射線不透過性充填剤を加えたポリマー材料などが挙げられるが、それらに限定されない。また、その他の放射線不透過性マーカバンド及びコイルの少なくともいずれか一方を装置10の設計に組み込んで、同じ結果を達成し得る。
いくつかの実施形態では、ある程度の磁気共鳴映像法(MRI)との両立性が装置10に付与される。たとえば、装置10又はその一部は、画像を歪ませ、実質的なアーチファクト(たとえば、画像内の隙間)をほぼ生じない材料で作製し得る。特定の強磁性材料は、たとえば、MRI画像にアーチファクトを生じる場合があるので適切ではない。装置10又はその一部は、MRI機が撮影することのできる材料で作製することもできる。これらの特徴を発揮する材料は、たとえば、タングステン、コバルト・クロム・モリブデン合金(たとえば、ELGILOY(登録商標)、PHYNOX(登録商標)などのUNS:R30003)、ニッケル・コバルト・クロム・モリブデン合金(たとえば、MP35−N(登録商標)などのUNS:R30035)、ニチノールなどを含む。
本発明は、多くの点で、例示にすぎないことを理解すべきである。開示の範囲を逸脱せずに、細部、特に形状やサイズ、ステップの構成に変更を行うことができる。これには、例示の一実施形態の特徴を他の実施形態において用いることが適切であることを含み得る。
Claims (15)
- 近位端と、遠位端と、前記近位端と前記遠位端との間に延びる軸方向接合領域とを有する円柱体を備え、
前記円柱体は、
1個以上の巻きフィラメントと、
前記軸方向接合領域に沿って配置され、まとまって前記1個以上の巻きフィラメントの縁部領域を固定する複数の個別軸方向接合部と、を含む、埋込型内部人工器官。 - 前記1個以上の巻きフィラメントは、撚り部、編み部、又は、撚り部及び編み部を含む、請求項1に記載の埋込型内部人工器官。
- 前記1個以上の巻きフィラメントは、撚り部及び編み部を含み、前記撚り部は、前記編み部と織り合わされる、請求項1又は2に記載の埋込型内部人工器官。
- 複数の前記巻きフィラメントは、第1の径方向圧縮強度を有する第1のフィラメントと、前記第1の径方向圧縮強度と異なる第2の径方向圧縮強度を有する第2のフィラメントとを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の埋込型内部人工器官。
- 前記個別軸方向接合部は、溶接部を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の埋込型内部人工器官。
- 前記円柱体は、二叉部をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の埋込型内部人工器官。
- 前記円柱体は、第2の軸方向接合領域を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の埋込型内部人工器官。
- 前記1個以上の巻きフィラメントは、第1のフィラメント及び第2のフィラメントを含み、前記第1のフィラメントは、第1の材料を含み、前記第2のフィラメントは、前記第1の材料とは異なる第2の材料を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の埋込型内部人工器官。
- 平面から離れるように延びる複数の突出部を含むベースの前記平面に沿って少なくとも1個のフィラメントを配置する工程であって、前記複数の突出部の周囲に前記フィラメントを巻くことによって、第1の側、第2の側、及び第1の側と第2の側との間の1個以上の間隙を含む略平面状のステント構造を形成するために前記ベースに沿って前記少なくとも1個のフィラメントを巻くことを含む、前記ベースの前記平面に沿って少なくとも1個のフィラメントを配置する工程と、
前記平面状のステント構造を前記平面から取り外す工程と、
成形マンドレルの周囲に前記平面状のステント構造を配置する工程と、
前記平面状のステント構造の前記第1の側を前記ステント構造の前記第2の側に固定する工程と、
を備える、埋込型内部人工器官の製造方法。 - 前記ステント構造の前記第1の側を前記ステント構造の前記第2の側に固定する工程は、接合領域を形成することを含む、請求項9に記載の製造方法。
- 前記接合領域は、少なくとも1つの溶接部を含む、請求項10に記載の製造方法。
- 平面に前記少なくとも1個のフィラメントを配置する工程は、前記複数の突出部の周囲に前記フィラメントを撚ることと編むことの両方を備える、請求項9から11のいずれか一項に記載の製造方法。
- 成形マンドレルの周囲に前記平面状のステント構造を配置する工程は、二叉マンドレルの周囲に前記平面状のステント構造を配置することを含む、請求項9から12のいずれか一項に記載の製造方法。
- 略平面状のステント構造を形成するために前記複数の突出部のうち少なくとも2つの間に前記少なくとも1個のフィラメントを配置する工程は、第3の側及び第4の側を形成することを含む、請求項9から13のいずれか一項に記載の製造方法。
- 第2の接合領域を形成するために前記第3の側を前記第4の側に固定する工程をさらに備える、請求項14に記載の製造方法。
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