JP2018531165A6 - 複合ストリップまたは複合薄板を連続的に製造するための方法および設備 - Google Patents

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Abstract

金属から成る少なくとも1つの第1の下側のカバー層1と、金属から成る1つの第2の上側のカバー層2と、および、これらカバー層1、2の間に配設され且つこれらカバー層と材料構造一体的結合された、合成物質から成るコア層3とから成る、複合ストリップまたは複合薄板を製造するための方法が問題であり、その際、前記第1のカバー層1のための第1の金属ストリップ4と、前記第2のカバー層2のための第2の金属ストリップ5と、および、前記コア層3のための合成物質ウェブ6とが集合され、且つ、押圧力及び/または熱の使用のもとで、互いに、材料構造一体的に結合される。この方法は、前記第1の金属ストリップ4と前記第2の金属ストリップ5とが、前処理ラインV内において、それぞれに、連続的に、付着媒介剤でもって被覆され、且つ、引き続いて、巻き上げられること、前記第1の金属ストリップ4、および、前記第2の金属ストリップ5、および、前記合成物質ウェブ6が、引き続いて、前記前処理ラインVから分離されたラミネートラインL内において集合され、且つ、互いに、押圧力及び/または熱の使用のもとで、連続的に、複合ストリップへと結合されること、によって特徴付けられている。

Description

本発明は、金属から成る少なくとも1つの第1の(例えば下側の)カバー層と、金属から成る1つの第2の(例えば上側の)カバー層と、および、これらカバー層の間に配設され且つこれらカバー層と材料構造一体的結合された、合成物質から成る少なくとも1つのコア層とから成る、複合ストリップまたは複合薄板を製造するための方法に関し、
前記第1のカバー層のための第1の金属ストリップと、前記第2のカバー層のための第2の金属ストリップと、および、前記コア層のための少なくとも1つの合成物質ウェブ(例えば合成物質フィルム)とが集合され、且つ、押圧力及び/または熱の使用のもとで、互いに、材料構造一体的に結合される。
そのような金属−合成物質−複合薄板もしくはサンドイッチ薄板は、例えば、車両構造内において使用される。
これら金属−合成物質−複合薄板もしくはサンドイッチ薄板は、一方では従来の鋼薄板、および、他方では同様にアルミニウム薄板の代用をすべきである。何故ならば、これら金属−合成物質−複合薄板もしくはサンドイッチ薄板が、一方では、鋼薄板よりも軽量であり、他方では、しかしながら、アルミニウム薄板よりもコストが安いからである。カバー薄板は、その際、例えば、0.1mmから1mmまでの範囲内における厚さを有しており、且つ、合成物質から成るコア層が、例えば、0.05mmから3mmまでの厚さを有している。
そのような複合薄板は、自動車構造において、例えば車体外殻のための車体用薄板として、しかしながら同様に構造部材および補強部材として、多様に使用される。サンドイッチ薄板は、高い曲げ強度および座屈強度によって特徴付けられており、且つ、これらサンドイッチ薄板が、それに加えて、良好な変形特性を備えており、従って、これらサンドイッチ薄板が、有利には、相応する構造部材へと加工可能である。重量低減およびコスト低減と並んで、そのようなサンドイッチ薄板でもって、同様に、音響的な特性、および、断熱性も改善可能である。
製造の際、カバー薄板のために、先ず第一に、例えば、冷間圧延された鋼薄板が提供され、これら冷間圧延された鋼薄板が、通常、焼鈍、調質および(電気分解的に)溶融亜鉛めっきされている。
このようにして製造されたカバー薄板は、次いで、第1の上側のカバー層および第2の下側のカバー層として、合成物質ウェブの間挿のもとで集合され、且つ、合成物質コア層が、上側のカバー層および下側のカバー層と材料構造一体的に結合されるというやり方で、押圧力及び/または熱の使用のもとで互いに結合される。
複合ストリップまたは複合薄板を製造するための方法は、例えば、特許文献1から公知である。その際、両方のカバー薄板は、金属薄板から形成されており、この金属薄板の表面が、相対して異なる粗面性を有している。合成物質層は、ポリアミド、ポリエチレン、または、ポリアミドとポリエチレンから成る混合物から製造されているべきである。
調質された金属ストリップは、合成物質層の片側の付着の前に、先ず第一に、1つまたは複数の加工ステーション内において前処理される。従って、このストリップは、例えば、1つの加工ステーション内において、アルカリで脱脂および洗浄される。
後に続く加工ステーション内において、ストリップ表面は、1つまたは複数の化学的な前処理槽内において不動態化され、且つ、これに伴って、被覆のために準備される。それに加えて、付着媒介剤または粘着剤の片側の塗布のための、1つの加工ステーションが設けられていることは可能である。この前処理の後、場合によっては付着媒介剤または粘着剤を備えた、ストリップの側面上に、合成物質層が付着される。この合成物質層は、前もって製造された合成物質フィルムの様式で、例えば、押圧ロールを有するラミネート装置でもって、ストリップの上に貼り合わされ得、その際、このラミネート装置のロールの内の少なくとも1つのロールが、加熱されていることは可能である。
合成物質層の付着の後、片側で被覆されたストリップは、冷却及び/または乾燥装置を通過する。上記のことに引き続いて、ストリップは、コイルへと巻き上げられ、且つ、中間貯蔵され、または、直接的に、カバー薄板のための、または、同様に片側で合成物質層でもって被覆されたカバー薄板の付着のための装置へと更に先に移送される。
この後に接続された装置内において、その場合に、例えば、ストリップ形状の2つの半製品が集合され、これら半製品が、それぞれにカバー薄板と合成物質被覆層から成っており、その際、これら半製品が、それぞれの巻出しリールから巻き出され、且つ、ロール対に、半製品の両方の合成物質層が互いに向き合わされており且つ互いに接触するような様式で、供給される。
半製品が、これらロールによって規定されたロール間隙内へと挿入される直前に、両方の半製品の合成物質層は、合成物質面側から作用する手段によって活性化される(特許文献1を参照)。
複合薄板を製造するための類似の方法は、特許文献2内において記載されている。その際、半製品の合成物質層の活性化は、直接的に、この半製品の合成物質でもって被覆されている側から行われる。
特許文献3および特許文献4内において、相応するサンドイッチ薄板が記載されており、これらサンドイッチ薄板において、合成物質層は、繊維強化された合成物質から成っている。
選択的に、特許文献5は、サンドイッチ薄板を記載しており、このサンドイッチ薄板において、合成物質から製造されたコア層は、発泡物質層として形成されており、この発泡物質層が、ポリアミド−ポリエチレン混合物を有している。
複合薄板を製造するための方法は、その他の点では、同様に特許文献6内において記載されている。金属ストリップの上に、プラズマ被覆装置を用いて、付着媒介剤層が塗布され得る。
特許文献7は、金属および合成物質から成る、金属−合成物質ハイブリッド構造部材の製造に関連し、その際、金属表面が、少なくとも1つの変換層の付着によって前処理される。引き続いて、付着媒介剤組成物の少なくとも1つの層が付着され、且つ、次いで、金属が、合成物質と結合される。この付着媒介剤組成物は、その際、コポリアミドベースの、少なくとも1つの溶融粘着剤を含有すべきである。
最後に述べれば、特許文献8は、複合要素、例えばサンドイッチ板の製造を開示しており、これら複合要素が、第1のカバー層と第2のカバー層とを有しており、その際、これらカバー層の間に発泡材料層が配設されている。発泡材料層と少なくとも1つのカバー層との間の境界面は、付着媒介剤層を有している。少なくとも、付着媒介剤層の付着、および、発泡材料層の付着は、不連続な走行方法において行われ得る。
総じて、冒頭に記載された様式の複合薄板を、経済的な方法において、高い品質を有して製造することの要求が存在する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2013 110 282 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2013 013 495 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2011 015 071 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2012 106 206 A1号明細書 ヨーロッパ特許第2 193 021 B1号明細書 ヨーロッパ特許出願公開第2 896 502 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2013 201 388 A1号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2009 013 712 A1号明細書 ヨーロッパ特許出願公開第1 808 237 A1号明細書
本発明の根底をなす課題は、冒頭に記載した様式の方法を提供することであり、この方法でもって、複合ストリップまたは複合薄板が、経済的に、高い品質でもって製造可能である。この目的のために、同様に1つの設備も提供されるべきであり、この設備が、高い品質を有する複合ストリップの経済的な製造を可能にし、且つ、特に障害なく作動し、且つ、ストリップのスクラップ長さを最小限に減らす。
この課題の解決のために、本発明は、はじめに記載された様式の冒頭の方法において、
前記第1の金属ストリップと前記第2の金属ストリップとが、(連続的な)前処理ライン内において、それぞれに、連続的に、(片側で)付着媒介剤でもって被覆され、且つ、引き続いて、巻き上げられること、および、
前記第1の金属ストリップ、および、前記第2の金属ストリップ、および、前記合成物質ウェブが、引き続いて、−前記前処理ラインから分離された−(連続的な)ラミネートライン内において集合され、且つ、互いに、押圧力及び/または熱の使用のもとで、連続的に、複合ストリップへと結合されること、
を教示している。
本発明は、その際、複合ウェブまたは複合薄板が、経済的な方法において、高い品質でもって、互いに分離された2つの処理ライン内において製造可能であることの認識を出発点としている。
第1の製造プロセスにおいて、提供される金属ストリップの完全な前処理、および、特に付着媒介剤の付着が行われ、この付着媒介剤は、後の方法のステップにおいて、間挿された合成物質ウェブとの金属ストリップの問題の無い結合を可能にする。
それに加えて、この前処理ライン内において、以下で更に説明される、更に別の前処理ステップが実施され得る。合成物質ウェブの付着は、しかしながら、この前処理の際、明確に放棄される。この前処理ライン内における前処理によって、従って、問題無く準備され且つ付着媒介剤でもって被覆された金属ストリップが提供され、これら金属ストリップは、コイルへと巻き上げられる。
前処理され、巻き上げられたこれら金属ストリップは、次いで、場合によっては中間貯蔵の後、第2のラインへと、即ち、ラミネートラインへと移送され得る。このラミネートライン内において、その場合に、それぞれに前処理された金属ストリップは、合成物質ウェブの間挿のもとで、押圧力及び/または熱の使用のもとで、連続的な作動において互いに結合され、且つ、従って、複合薄板へと加工される。合成物質ウェブは、従って、このラミネートライン内において初めて供給され、このラミネートライン内において、複合ストリップもしくは複合薄板が、両方の金属ストリップから製造される。
本発明に従う構成によって、特に、製品の改造の際に、または、同様に障害の際にも、ストリップのスクラップ長さは最小限に減らされ得る。そこで、ラミネートライン内における複合ウェブの製造のために、別個の前処理ライン内において準備された金属ストリップは提供される。
例えば、ラミネートプロセスが、障害または、製造欠陥に基づいて、停止されねばならない場合、このことは、既にラミネートライン内において存在する、前処理された金属ストリップに対する、如何なる影響も有してなく、この金属ストリップは、従って、スクラップとして廃棄物処理される必要はなく、むしろ、始動の後、実際に加工され得る。何故ならば、特に、変化するストリップ速度または静止しているストリップにおいてスクラップの製造を誘起するストリップ被覆装置が、ラミネートライン内にではなく、むしろ、別個の前処理ライン内に統合されているからである。
その他の点では、前処理の後、前処理されたストリップが次いで実際に複合薄板へと更に加工される前に、この前処理されたストリップの完全な検査が可能であることは、有利である。従って、特に、金属ストリップの外側面が欠陥を有しているかどうかは、検査され得る。欠陥のあるストリップは、従って、これら欠陥のあるストリップが複合薄板へと加工される前に、既に選別可能である。
その他の点では、両方のカバー薄板の内のただ一方のカバー薄板だけが、後の製品において、(例えば車体用薄板の)外側面もしくは外被を形成するので、比較的に少ない欠陥を有する前処理されたストリップを、「内側の」カバー薄板のために使用することの可能性が存在し、従って、プロセスの経済性が更に改善され得る。
上側のカバー層のための金属ストリップ、および、下側のカバー層のための金属ストリップが、同一の前処理ライン内において(順々に)前処理され得ることは、2つのラインへの分離において、特に有利である。
このことは、前処理ラインがラミネートラインよりも高い速度でもって作動され得るので、それ故に、特に合目的である。そこで、前処理、特に、付着媒介剤の付着は、(後の)ラミネート、および、従って、合成物質ウェブとの金属ストリップの結合よりも、明確に高い速度でもって実現され得る。
その際、同様に、付着媒介剤でもっての金属ストリップの被覆が、ストリップ被覆装置によって実施され得ることは意義があり、このストリップ被覆装置が、ロール被覆装置もしくはローラー被覆装置として形成されており、且つ、少なくとも1つの塗布ロール、および、場合によっては1つの支持ロールを有している。そのようなロール−ストリップ被覆装置は、実務から公知であり、これらロール−ストリップ被覆装置が、例えば、同様に特許文献9内においても記載されている。ロール被覆装置でもってのストリップの被覆は、高い品質でもって、経済的に、特に、連続的な被覆が比較的に高い最小速度でもって実施される場合に実施可能である。
本発明に従い、ここで、付着媒介剤でもってのストリップの被覆が、本来のラミネーションと異なる(特に、より高い)速度でもって行われ得ることは有利である。何故ならば、このプロセスは、2つの異なるライン内において実現されるからである。本発明は、しかしながら、同様に、他の被覆装置、例えば、噴射方式または浸漬方式において作動する被覆装置が使用される実施形態も包括している。ロール被覆装置は、しかしながら、通常は、これらロール被覆装置が、同様に変化するストリップ速度においても問題なく作動し、少ない許容差を有し、且つ、その他の点では、極めて周囲環境を損なわずに作動することの利点を有している。
特に有利な更なる構成において、前処理ラインは、ラミネートラインの、少なくとも2倍の速度でもって作動される。
このことは、前処理ライン内において、第1の(例えば上側の)カバー薄板のための金属ストリップ、および、第2の(例えば下側の)カバー薄板のための金属ストリップが、(順々に)前処理され得、且つ、それにも拘らず、2倍の加工速度に基づいて、常に、上側のカバー薄板および下側のカバー薄板のための金属ストリップが、引き続いてのラミネートラインのために使用に供せられる、ことの利点を有している。
有利な更なる構成において、更により高い速度でもって、前処理ライン内において作動されることは可能である。このようにして、場合によっては、1つの前処理ラインでもって、複数のラミネートラインに供給することの可能性は存在する。このことは、前処理ラインが、−説明されているように−ラミネートラインよりも明確に高い速度でもって作動され得るので、特に関心を引く。総じて、一方ではラミネートライン内において、および、他方では前処理ライン内において、極めて異なるプロセス速度でもって、作動され得ることは有利である。
上側のカバー薄板および下側のカバー薄板が、同一の前処理ライン内において前被覆可能であることの事実は、更に、全設備が、総じて極めて経済的に実現可能であることの大きな利点を有する。何故ならば、上側のカバー薄板および下側のカバー薄板のために、全ての設備部材が、1つの前処理ラインのために、提供される必要がないからである。
前処理、および、特に付着媒介剤でもっての前被覆が、ラミネートライン内に統合されており、且つ、その場合に、相応する前処理装置が上側のカバー薄板および下側のカバー薄板のために提供されるべき、設備とは対照的に、設備経費は、著しく低減可能である。それに加えて、別個のラミネートライン内における使用のために、前処理された、平坦な、且つ、検査されたストリップが使用に供せられ、従って、その場合に、同様に後接続された別個のラミネートライン内における問題も低減可能であることは有利である。
その際、特にストリップを、付着媒介剤の付着のために最適化するために、前処理ライン内において、更に別の前処理ステップが、この連続的な前処理プロセス内に統合されることは、本発明の範囲内にある。従って、特に、前被覆の前に、(例えば予洗浄装置内において)予洗浄、および、(後洗浄装置内において)後洗浄が行われる。
それに加えて、前被覆及び/またはラミネーションのための平坦なストリップを提供するために、ストリップは、前処理の際、矯正、例えば延伸曲げ矯正、及び/または、引張り延伸することは可能である。
付着媒介剤でもっての前被覆は、特別な意義がある。この前被覆は、リン酸塩処理の趣旨で、または、他の方法で行われ得る。従って、引き続いてのラミネートプロセスの際、一方では金属ストリップと、他方では合成物質ウェブとの間の問題のない結合が、全体的に材料構造一体的な結合のために達成されることは、保証される。
従って、例えば水性のリン酸塩溶液を用いての、例えばリン酸塩処理の範囲において、1つの層は、強固に付着する金属リン酸塩から成る付着媒介剤層として形成することは可能である。選択的に、しかしながら、同様に他の付着媒介剤層も考慮に値する。
金属のカバー薄板は、有利には、0.1mmから1mmまで、有利には、0.2mmから0.6mmまでの厚さを有している。
合成物質から成る中間層は、例えば、0.05mmから3mmまで、例えば、0.3mmから2mmまでの厚さを有している。中間層の厚さは、その際、完成した製品内における、および、従って複合薄板の内部での、中間層の厚さを意味する。
合成物質ウェブは、有利には、合成物質フィルムとして形成されている。この合成物質ウェブが、例えば、熱可塑性の合成物質、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、及び/または、ポリアミドから成ることは可能である。
合成物質もしくは合成物質フィルムは、その際、本発明の範囲内において、更に別の小片、またはその種の他の物、例えば繊維が統合されている、合成物質ウェブもしくは合成物質をも意味し、および、従って、特に、繊維強化された合成物質または合成物質ウェブをも意味する。従って、合成物質を1つの構成要素として有し、または、合成物質を基礎として製造されている、ウェブも包括される。
その他の点では、これらカバー層の間に、同様に、複数の合成物質ウェブ、例えば、2つの合成物質ウェブが配設されていることは可能である。
使用および後続加工の際、その場合に、同様に複合ストリップまたは複合薄板の加工プロセスを比較的に高い温度において、例えばラッカー塗装(Lackierung)の範囲内において可能とするために、有利には、比較的に高い融点を有する熱可塑性の合成物質が使用される。
従って、例えば、コア層のために、200℃以上、例えば、200℃から250℃、例えば、ほぼ220℃の溶融温度を有する、ポリエチレン−ポリアミド複合コアから成る合成物質ウェブが使用可能である。
前処理ラインから分離されたラミネートライン内において、金属ストリップは、合成物質ウェブの間挿のもとで集合され、且つ、互いに、押圧力および熱の使用のもとで、連続的に、複合薄板へと結合される。一方では前処理ライン、および、他方ではラミネートラインは、従って、有利には、それぞれに、互いに別個に作動する、連続的なラインとして形成されており、これらライン内において、金属ストリップの連続的な処理が行われる。
本発明の対象は、同様に、記載された様式の、複合ストリップまたは複合薄板を製造するための設備でもある。
そのような設備は、一方では、第1の金属ストリップ、および、第2の金属ストリップの被覆のための前処理ラインと、および、他方では、合成物質ウェブの間挿のもとで、金属ストリップを結合するための、前記前処理ラインから分離されたラミネートラインとを有している。
前処理ラインは、(処理されるべき金属ストリップの巻き出しのための)少なくとも1つの巻出し機と、(付着媒介剤でもっての、この金属ストリップの被覆のための)被覆装置と、および、(被覆された金属ストリップの巻き上げのための)巻上げ機とを有している。
この被覆装置は、その際、有利には、少なくとも1つの塗布ロール、および、場合によっては、1つの支持ロールを有する、ロール被覆装置として形成されている。それに加えて、前処理ラインは、少なくとも1つの洗浄装置、例えば、予洗浄装置および後洗浄装置を有しており、前記洗浄装置が、被覆装置に前接続されている。選択的に、前処理ラインは、少なくとも1つの矯正装置、例えば延伸曲げ矯正装置を有していることは可能であり、この矯正装置が、有利には同様に、被覆装置の手前に配設されていることは可能である。
従って、巻出し機に、第1の矯正装置、次いで、予洗浄装置、次いで、第2の矯正装置、および、その後、後洗浄装置が配設されていることは、例えば本発明の範囲内にある。
この後洗浄装置に、次いで、−場合によっては、乾燥機の間挿のもとで−、例えばローラー塗工機としての被覆装置が接続されていることは可能である。この被覆装置に、加熱装置、例えば炉が接続されており、この炉を、前被覆されたストリップが通過する。この加熱装置に、選択的に、冷却装置が接続されることは可能である。前処理ラインは、次いで、既に説明されている巻上げ機でもって終わる。
更に、この前処理ラインは、更に別の、通常の設備構成要素、特に、緊張ローラセット、駆動機構、ストリップ貯蔵部、等を有していることは可能である。
ラミネートラインは、(被覆された第1の金属ストリップの巻き出しのための)少なくとも1つの第1の巻出し機と、(被覆された第2の金属ストリップの巻き出しのための)第2の巻出し機と、および、合成物質ウェブのための第3の巻出し機とを有している。それに加えて、集合装置が設けられており、この集合装置内において、金属ストリップは、合成物質ウェブの間挿のもとで集合される。更に、この集合装置に後続して配設された加熱及び/または押圧装置が設けられており、この加熱及び/または押圧装置内において、その場合に、金属ストリップと間挿された合成物質ウェブとの間の、材料構造一体的な複合体が製造もしくは完了される。
その際、合成物質ウェブを、直接的に、金属ストリップの集合の際、供給すること、従って、この合成物質ウェブが、場合によっては、両方の金属ストリップの間の、合流する間隙内へと挿入されることは、基本的に、本発明の範囲内にある。本発明の有利な更なる構成において、金属ストリップと合成物質ウェブとの集合は、しかしながら、少なくとも2つのステップにおいて行われる。
この目的のために、集合装置は、有利には、第1のラミネートユニットを有しており、この第1のラミネートユニットでもって、合成物質ウェブが、第1の金属ストリップ(例えば下側の金属ストリップ)と集合され、および、この集合装置が、
第2のラミネートユニットを有しており、この第2のラミネートユニットでもって、第2の金属ストリップ(例えば上側の金属ストリップ)が、第1の金属ストリップの上にもしくはこの第1の金属ストリップに沿って配設された合成物質ウェブと集合される。
従って、第1の金属ストリップ(例えば下側の金属ストリップ)を供給すること、および、合成物質ウェブをこの第1の金属ストリップと集合すること、従って、この合成物質ウェブが、例えば、この第1の金属ストリップに上に貼り合わせされることは、本発明の範囲内にある。引き続いて、次いで、第2の金属ストリップが供給され、従って、第2のラミネートユニット内において、次いで、第2のラミネートもしくは貼り合わせプロセスが行われる。
このようにして製造された複合体は、次いで、加熱及び/または押圧装置内において完成される。
この目的のために、加熱及び/または押圧装置は、例えば、一方では、少なくとも1つの加熱装置、例えば通過炉と、および、他方では、この加熱装置に後続して配設された別個の押圧装置とを有していることは可能であり、この押圧装置が、例えば、ロール装置もしくはカレンダー(Kalander)から形成されている。この押圧装置に、その場合に、選択的に、更に別の加熱装置及び/または冷却装置が接続されることは可能である。
有利な更なる構成において、集合装置内において、および、従って、貼り合わせもしくはラミネートの際、金属ストリップおよび合成物質ウェブの適当な温度調節が行われる。集合装置は、従って、有利には、第1の金属ストリップのための予加熱装置、第2の金属ストリップのための予加熱装置、合成物質ウェブのための予加熱装置、及び/または、第1の金属ストリップと、この第1の金属ストリップの上に配設された合成物質ウェブとのための後加熱装置を有している。
それ故に、本発明の範囲内において、ストリップもしくはウェブの温度調節を、所望された所与の要件に対して、および、特に、同様に使用される熱可塑性の合成物質の温度特性に対しても適合すること、および、従って、方法処理を最適化することの、多様な可能性が存在する。
選択的に、ラミネートライン内における金属ストリップを、プロセスの始動の際に、ストリップ始端部の領域内において、(付加的な)ストリップ結合装置でもって局部的に互いに結合することは、合目的に可能である。両方の金属ストリップのそのような結合は、始動プロセス内において、特に、有利には、間挿された合成物質ウェブ無しに行われる。この結合は、例えば、打抜き、リベット固定、貫通接合(クリンチング)、及び/または、溶接、または同様に、粘着によって行われ得る。
そのようなストリップ結合装置は、金属ストリップの製造のためのプロセスラインから公知である。これらストリップ結合装置は、説明された設備において、選択的に、集合装置の領域内に、または、ストリップ走行方向においてこの集合装置の後ろに、および、加熱及び/または押圧装置の手前に配設されている。ストリップ始端部の領域内における、もしくは、金属ストリップの内の1つの金属ストリップのストリップ始端部の領域内における、付加的で局部的なこのストリップ結合によって、ラミネートラインを通っての更なる通過の際のこの領域のラミネート欠陥(Delamination)は回避される。
始動プロセスは、総じて最適化され得、且つ、その他の点では、ラミネートライン、および、特に相応する加熱区間もしくは押圧区間を通っての通過の際に、初めから、合成物質ストリップではなく金属ストリップの、通過する配設の両方の表面が形成されることが保証される。
選択的に、その他の点では、前処理ライン内において、金属ストリップの調質圧延のための調質装置を統合することの可能性が存在し、その際、そのような調質装置が、有利には、延伸曲げ矯正装置の手前に、例えば、延伸曲げ矯正装置の直前に配設されている。
それに加えて、選択的に、カバー薄板に、片側で、フィルム、例えば保護フィルムを、しかも、付着媒介剤の反対側にあるそれぞれのカバー薄板の外側面の上で備えることの可能性が存在する。そのようなフィルムは、例えば、冷間貼り合わせの方法において、カバー薄板の上に、しかも、前処理ライン及び/またはラミネートライン内において、付着され得る。
以下で、ただ1つの実施例を図示する図に基づいて本発明を詳しく説明する。
複合ストリップもしくは複合薄板の簡略化された断面図である。 一方では前処理ライン、および、他方ではこの前処理ラインから別個のラミネートラインを有する、複合ストリップを製造するための設備の、強度に簡略化された概略図である。 図1による設備の前処理ラインの、簡略化された図である。 図1による設備のラミネートラインの、簡略化された概略図である。
図2から4まで内において図示された設備でもって、複合ストリップもしくは複合薄板は製造され得、これら複合ストリップもしくは複合薄板が、金属から成る少なくとも1つの下側のカバー層1と、金属から成る1つの上側のカバー層2と、および、これらカバー層の間に配設された、合成物質から成るコア層3とから成っており、その際、これらカバー層1、2が、材料構造一体的に、合成物質から成るコア層3と結合されている(図1を参照)。
図1によるそのような複合ストリップを製造するために、図2による設備内において、従って、下側のカバー層のための第1の金属ストリップ4と、上側のカバー層のための第2の金属ストリップ5と、および、コア層のための合成物質ウェブ6とが提供される。第1の金属ストリップ4、および、第2の金属ストリップ5、および、合成物質ウェブ6は、連続的に集合され、押圧力及び/または熱の使用のもとで、連続的に、互いに、材料構造一体的に結合される。
複合ストリップを製造するための本発明に従うプロセスのために、従って、金属ストリップ4、5は、出発製品として提供される。その際、例えば鋼から成る金属ストリップ、例えば電気分解的に溶融亜鉛めっきされた、および、場合によっては油を塗られた鋼ストリップが問題である。選択的に、しかしながら同様に、アルミニウムまたは他の金属から成るストリップも使用され得る。
本発明に従い、そのような金属ストリップ4、5から成る複合ストリップの製造は、1つの設備内において行われ、この設備が、別個の、それぞれに連続的に作動する2つのライン、即ち、一方では前処理ラインV、および、他方ではラミネートラインLから成っている(図2を参照)。
第1の金属ストリップ4、および、第2の金属ストリップ5は、連続的に作動する(唯一の)前処理ラインV内において、それぞれに、連続的に、片側で付着媒介剤でもって被覆され、且つ、引き続いて巻き上げられる。
引き続いて、(前処理され且つ前被覆された)第1の金属ストリップ4、および、(前処理され且つ前被覆された)第2の金属ストリップ5、および、合成物質ウェブ6は、前処理ラインVから分離され、且つ、他方また、連続的に作動するラミネートラインL内において集合され、且つ、共に、押圧力および熱の使用のもとで、連続的に、複合薄板へと結合される。前処理ラインVは、詳細において、図3内において図示されており、および、この前処理ラインから別個のラミネートラインLが、詳細において、図4内において図示されている。
前処理ラインVは、第1の金属ストリップ4および第2の金属ストリップ5のための少なくとも1つの巻出し機7と、付着媒介剤でもっての金属ストリップ4、5の被覆のための少なくとも1つの被覆装置8と、および、1つの巻上げ装置9とを有している。
このようにして、コイルへと巻き上げられ、前処理され、もしくは、前被覆された金属ストリップ4、5は、引き続いてのラミネートプロセスのために提供される。
ラミネートラインLは、他方また、第1の金属ストリップ4のための1つの第1の巻出し機10と、第2の金属ストリップ5のための1つの第2の巻出し機11と、および、合成物質ウェブ6のための1つの巻出し装置12とを有している。
それに加えて、例えば、完成した複合ウェブのための1つの巻上げ機13が設けられていることは可能である。更に、ラミネートラインLは、1つの集合装置14を有しており、この集合装置内において、金属ストリップ4、5が、合成物質ウェブ6の間挿のもとで、集合される。集合装置14に、次いで、1つの加熱及び/または押圧装置15が接続し、この加熱及び/または押圧装置内において、カバー薄板4、5と間挿された合成物質ウェブ6との間の複合体が、製造もしくは完成される。
−従って、図2内において図示されているように−一方では前処理が、および、他方ではラミネーションもしくは貼り合わせが、別個のライン内において実現され、その際、これら別個のラインが、その場合に、他方また、それぞれに連続的の作動することの事実は、特別な意義がある。
その際、ラミネートラインLに、ただ唯一の前処理ラインVだけが所属して設けられており、この前処理ラインでもって、下側のカバー薄板4、および、上側のカバー薄板5が前処理されることが行われる。この目的のために、前処理ラインVが、ラミネートラインLよりも明確により高い速度、有利には(ほぼ)2倍の速度でもって作動する場合に有利であり、従って、この前処理ラインが、ラミネートラインの容量に対して2倍の速度でもって適合されており、且つ、従って、この前処理ラインVによって、第1の金属ストリップ4、および、第2の金属ストリップ5が、十分な規模において提供される。
前処理ラインVの構造および機能態様は、図3に基づいて、明確にされ得る:即ち、
それぞれの金属ストリップ4、5は、巻出し機7から巻き出され、且つ、先ず第一に、第1の矯正装置16内において矯正される。その際、巻出し機7の(直)後に配置されているこの矯正装置16は、湾曲補正に、特にストリップの巻取りによって発生する湾曲を除去するために利用される。種々の加工機械が接続され得、これら加工機械(せん断機、スクラップ廃棄物処理装置、駆動機構、綴じ機(Heftmaschine)、側方打抜き機(Seitenstanze)、等)は、詳細において図示されていない。
それぞれの金属ストリップ4、5は、次いで、第1の洗浄装置もしくは予洗浄装置17、および、場合によっては、ストリップ貯蔵部18を通過する。第1の洗浄装置17に、第2の矯正装置19が接続されており、この第2の矯正装置が、例えば、ストリップ平坦度の改善のための延伸曲げ矯正装置として形成されていることは可能である。この第2の矯正装置19に、第2の洗浄装置20、もしくは、後洗浄装置が接続されている。引き続いて、ストリップは、例えば、乾燥機21を通過し、この乾燥機が、例えば、暖気乾燥機として形成されていることは可能である。
付着媒介剤でもっての既に説明された被覆は、引き続いて、ストリップ被覆装置8でもって行われ、このストリップ被覆装置が、実施例において、ローラー被覆装置もしくはロール被覆装置として形成されており、且つ、少なくとも1つの塗布ロール8a、および、支持ロール8bを有している。ストリップ被覆装置8に、加熱装置22(例えば、炉)、および、場合によっては、冷却装置23(例えば、空気冷却装置)が接続されている。
このようにして、前処理された金属ストリップ4、5は、次いで、巻上げ機9でもって巻き上げられる。この前処理された金属ストリップ4、5は、従って、洗浄され矯正された、および、付着媒介剤でもって前被覆された金属ストリップ4、5として、コイルへと提供され、これらコイルが、次いで、複合ストリップの製造のために、ラミネートラインL内において使用に供せられる。
ラミネートラインLの構造および機能態様は、図4に基づいて明確にされ得る:即ち、
ラミネートラインLは、第1の金属ストリップ4のための第1の巻出し機10と、第2の金属ストリップ5のための第2の巻出し機11とを有している。これら巻出し機10、11に、選択的に、それぞれに、矯正装置25、26が、並びに、場合によってはストリップ貯蔵部27、28が接続され得る。
下側のカバー薄板のための第1の金属ストリップ4は、予加熱装置29、例えば炉内において予加熱される。この予加熱された下側の金属薄板4は、引き続いて、合成物質ウェブ6と集合される。
この目的のために、合成物質ウェブ6は、巻出し機12から巻き出され、且つ、予加熱装置30内において同様に予加熱され、且つ、次いで、しかもロール装置もしくはカレンダーとして形成されていることが可能である第1のラミネートユニット31内において、第1の金属ストリップ4と集合される。この第1のラミネートユニット31に、後加熱装置32、例えば炉が接続されており、この後加熱装置でもって、第1の金属ストリップ4およびこの第1の金属ストリップの上に配設された合成物質ウェブ6は、更に温度を調節される。
第2の金属ストリップ5は、同様に、予加熱装置33内において予加熱され、且つ、次いで、第2のラミネートユニット34内において、第1の金属ストリップ4およびこの第1の金属ストリップの上に配設された合成物質ウェブ6と集合される。この第2のラミネートユニット34は、他方また、ロール装置もしくはカレンダーとして形成されていることが可能である。
この第2のラミネートユニット34に、加熱及び/または押圧装置15が接続されており、この加熱及び/または押圧装置が、少なくとも1つの加熱装置35、例えば炉、および、1つの押圧装置36、並びに、場合によっては、更に別の1つの加熱装置37、および、更に別の1つの押圧装置38を有している。それに加えて、次いで、有利には、1つまたは複数の冷却装置39、40が設けられており、その複合ストリップが引き続いて巻上げ機13でもって巻き上げられまたは選択的に即座に相応する設備内において薄板へと分割される前に、前記冷却装置でもって、完成した複合ストリップの冷却が行われる。
その他の点では、図4内において、ラミネートラインが、ストリップ結合装置41を備えており、このストリップ結合装置でもって、両方の金属ストリップ4、5が、ラミネートラインLの始動の際、(付加的に)および合成物質ウェブを介しての材料構造一体的な結合に依存せずに、局部的に互いに結合されることが示唆されている。この目的のために、ストリップ結合装置41は、例えば、打抜き結合装置(Stanzverbindung)もしくは綴じ結合装置(Heftverbindung)として、または、貫通接合装置として、または、溶接装置、またはその種の他のものとして形成されている。
有利には、両方の金属ストリップ4、5は、始動プロセスの間じゅう、局部的に、間挿された合成物質ウェブ6無しに互いに結合される。ストリップ始端部の領域内におけるこの局部的なストリップ結合は、それに続く設備構成要素、特に、加熱装置または押圧装置を通っての更なる通過の際の、このストリップ始端部の領域内におけるラミネート欠陥を回避する。
ラミネートラインLの始動の際、有利には、先ず第一に、第1の(下側の)金属ストリップ4は、完全にラミネートライン内へと引き込まれ、且つ、巻上げ機13でもって、このラミネートラインLを通って引き通される。第1のラミネートユニット31は、合成物質ウェブ6を、下側の金属ストリップ4の上に貼り合わせされる。
第1の金属ストリップが、この第1の金属ストリップの上に配設された合成物質ウェブ6と共に、その場合に、第2のラミネートユニット34に到達する前に、この下側の金属薄板4は停止される。ここで、上側の金属ストリップ5が、駆動機構42を介して供給され、従って、この上側の金属ストリップは、間挿された合成物質ウェブ無しに、下側の金属ストリップ4の上に配置される。
上側の金属薄板5は、ストリップ結合装置41の領域内に至るまで案内され、且つ、そこで、これら金属ストリップ4、5が、次いで、例えば、綴じ合わせ(Heften)、クリンチング、溶接、粘着、またはその種の他のものによって、互いに結合され得る。このストリップ結合は、従って、これらストリップの内の1つのストリップのストラップ始端部、この実施例において上側のストリップ5の領域内において行われる。
引き続いて、駆動機構42が開放され得、且つ、下側の金属ストリップ4が、次いで、この下側の金属ストリップに固定された上側の金属ストリップ5と共に、この設備を通って引っ張られ、従って、同様に、合成物質ウェブ6も、第2のラミネートユニット34に到達し、且つ、連続的な製造プロセスが開始可能になる。
説明されたラミネートラインL内において設けられた加熱装置によって、製造プロセスは、可変に行われ得、且つ、特に、使用される合成物質ウェブの特性、特にこの合成物質ウェブの融点に適合可能である。従って、有利には、200℃以上、例えば、約220℃の融点を有する合成物質ウェブもしくは合成物質フィルムが使用され、この合成物質ウェブもしくは合成物質フィルムが、例えば、約190℃から200℃までの再結晶化温度を有していることは可能である。
加熱装置29でもって、第1の金属ストリップ4は、合成物質ウェブの融点以上の温度、例えば200℃以上、例えば約250℃へと加熱される。合成物質ウェブ6は、加熱装置30内において、同様に、しかしながら明確にこの合成物質ウェブの融点以下の温度、例えば25℃から100℃までの温度へと予熱される。
引き続いて、第1の金属ストリップ4と合成物質ウェブ6とから成る複合体は、炉32内において、共に、しかも合成物質ウェブの融点の範囲内における温度、例えば200℃と250℃の間、例えば約220℃から230℃までの温度へと加熱される。
第2の金属ストリップ5は、加熱装置33内において、同様に、合成物質ウェブの融点以上の温度、例えば200℃以上、例えば約250℃の温度へと加熱される。
第2のラミネートユニット34内において、金属ストリップ4、5、および、合成物質ウェブ6は、従って、合成物質ウェブの融点の範囲内における温度を有している。引き続いて、更なる加熱が加熱装置35内において、しかも、有利には、融点以上の温度、例えば220℃以上、例えば約250℃の温度へと行われる。この温度でもって、これらストリップは、液化された合成物質ウェブの間挿のもとで、押圧装置36内において互いに結合される。
引き続いて、合成物質ウェブの融点以下の温度の場合に、更なる温度調節が加熱装置37内において、および、更なる結合が押圧装置38内において行われる。引き続いて、既に述べた冷却装置内において、ステップ状に、冷却および硬化が行われる。
その際、説明された温度ガイダンスは、ただ例示的にだけ提示されており、且つ、この温度ガイダンスが、もちろん、使用される合成物質ウェブの特性に従う。
1 第1のカバー層、下側のカバー層
2 第2のカバー層、上側のカバー層
3 コア層
4 第1の金属ストリップ、下側の金属ストリップ、下側の金属薄板
5 第2の金属ストリップ、上側の金属ストリップ、上側の金属薄板
6 合成物質ウェブ
7 巻出し機
8 被覆装置、ストリップ被覆装置
8a 塗布ロール
8b 支持ロール
9 巻上げ機
10 第1の巻出し機
11 第2の巻出し機
12 巻出し装置、巻出し機、第3の巻出し機
13 巻上げ機
14 集合装置
15 加熱及び/または押圧装置
16 第1の矯正装置
17 第1の洗浄装置もしくは予洗浄装置
18 ストリップ貯蔵部
19 第2の矯正装置
20 第2の洗浄装置
21 乾燥機
22 加熱装置
23 冷却装置
25 矯正装置
26 矯正装置
27 ストリップ貯蔵部
28 ストリップ貯蔵部
29 予加熱装置
30 予加熱装置
31 第1のラミネートユニット
32 後加熱装置、炉
33 予加熱装置
34 第2のラミネートユニット
35 加熱装置
36 押圧装置
37 加熱装置
38 押圧装置
39 冷却装置
40 冷却装置
41 ストリップ結合装置
42 駆動機構
L ラミネートライン
V 前処理ライン

Claims (13)

  1. 金属から成る少なくとも1つの第1のカバー層(1)と、金属から成る1つの第2のカバー層(2)と、および、これらカバー層(1、2)の間に配設され且つこれらカバー層と材料構造一体的結合された、合成物質から成る少なくとも1つのコア層(3)とから成る、複合ストリップまたは複合薄板を製造するための方法であって、
    前記第1のカバー層(1)のための第1の金属ストリップ(4)と、前記第2のカバー層(2)のための第2の金属ストリップ(5)と、および、前記コア層(3)のための少なくとも1つの合成物質ウェブ(6)とが集合され、且つ、押圧力及び/または熱の使用のもとで、互いに、材料構造一体的に結合される、
    様式の上記方法において、
    前記第1の金属ストリップ(4)と前記第2の金属ストリップ(5)とが、前処理ライン(V)内において、それぞれに、連続的に、付着媒介剤でもって被覆され、且つ、引き続いて、巻き上げられること、
    前記第1の金属ストリップ(4)、および、前記第2の金属ストリップ(5)、および、前記合成物質ウェブ(6)が、引き続いて、前記前処理ライン(V)から分離されたラミネートライン(L)内において集合され、且つ、互いに、押圧力及び/または熱の使用のもとで、連続的に、複合ストリップへと結合されること、
    を特徴とする方法。
  2. 前記前処理ライン(V)は、前記ラミネートライン(L)よりも高い速度でもって、有利には、少なくとも2倍の速度でもって作動されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記金属ストリップ(4、5)は、前記前処理ライン(V)内において、それぞれに、例えば予洗浄装置および後洗浄装置内において、洗浄されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記金属ストリップ(4、5)は、前記前処理ライン(V)内において、例えば延伸曲げ矯正及び/または引張り延伸の方法で、それぞれに矯正されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 前記金属ストリップは、前記前処理ライン(V)内において、付着媒介剤でもっての前記被覆の後、加熱もしくは乾燥されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の方法によって、
    金属から成る少なくとも1つの第1のカバー層(1)と、金属から成る1つの第2のカバー層(2)と、および、これらカバー層(1、2)の間に配設され且つこれらカバー層と材料構造一体的結合された、合成物質から成るコア層(3)とから成る、複合ストリップまたは複合薄板を製造するための設備において、
    前記第1の金属ストリップ(4)、および、前記第2の金属ストリップ(5)の被覆のための、少なくとも1つの前処理ライン(V)と、および、前記合成物質ウェブの間挿のもとで、前記金属ストリップを結合するための、前記前処理ライン(V)から分離された少なくとも1つのラミネートライン(L)とが設けられていること、
    前記前処理ライン(V)が、少なくとも1つの巻出し機(7)と、被覆装置(8)と、および、巻上げ機(9)とを有しており、および、
    前記ラミネートライン(L)が、被覆された前記第1の金属ストリップのための少なくとも1つの第1の巻出し機(10)と、被覆された前記第2の金属ストリップのための第2の巻出し機(11)と、前記合成物質ウェブのための第3の巻出し機(12)と、その内において前記金属ストリップが前記合成物質ウェブの間挿のもとで集合される、集合装置(14)と、および、場合によっては、この集合装置に後続して配設された加熱及び/または押圧装置(15)とを有していること、
    を特徴とする設備。
  7. 前記集合装置(14)は、
    第1のラミネートユニット(31)を有しており、この第1のラミネートユニットでもって、前記合成物質ウェブ(6)が、前記第1の金属ストリップ(4)と集合可能であり、および、この集合装置が、
    第2のラミネートユニット(34)を有しており、この第2のラミネートユニットでもって、前記第2の金属ストリップ(5)が、前記第1の金属ストリップ(4)の上に配設された前記合成物質ウェブ(6)と集合可能である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の設備。
  8. 前記集合装置(14)は、
    前記第1の金属ストリップのための予加熱装置、
    前記第2の金属ストリップのための予加熱装置、
    前記合成物質ウェブのための予加熱装置、及び/または、
    前記第1の金属ストリップとこの第1の金属ストリップの上に配設された前記合成物質ウェブとのための後加熱装置、
    を有していることを特徴とする請求項6または7に記載の設備。
  9. 前記加熱及び/または押圧装置(15)は、少なくとも1つの加熱装置と、および、この加熱装置に後続して配設された別個の押圧装置とを有していることを特徴とする請求項6から8のいずれか一つに記載の設備。
  10. 前記被覆装置は、少なくとも1つの塗布ロールと、および、場合によっては1つの支持ロールとを有する、ロール被覆装置として形成されていることを特徴とする請求項6から9のいずれか一つに記載の設備。
  11. 前記前処理ライン(V)は、少なくとも1つの洗浄装置、例えば、予洗浄装置および後洗浄装置を有していることを特徴とする請求項6から10のいずれか一つに記載の設備。
  12. 前記前処理ライン(V)は、少なくとも1つの矯正装置、例えば延伸曲げ矯正装置を有していることを特徴とする請求項6から11のいずれか一つに記載の設備。
  13. 前記前処理ライン(V)内において、調質圧延のための調質装置が、例えば延伸曲げ矯正装置の(直)前に統合されていることを特徴とする請求項6から12のいずれか一つに記載の設備。
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