JP2018529296A - 高いアップリンク干渉状態における呼連続性 - Google Patents

高いアップリンク干渉状態における呼連続性 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。本装置は、ワイヤレスチャネル上でRTPデータパケットのストリームを受信し、パケットを復号するためにROHC伸張を適用する。ROHC伸張に失敗すると、本装置は、前の正常に復号されたパケットのRTPシーケンス番号(SN)、RTPタイムスタンプ(TS)、およびPDCP受信時間(RT)、並びに失敗したパケットのPDCP SNおよびPDCP RTを識別する。識別された情報を使用して、本装置は、失敗したパケットの各々のRTP SNおよびRTP TSを推定する。本装置は、推定された情報を使用してパケットを復号する。
【選択図】図9

Description

関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2015年9月23日に出願された「CALL CONTINUITY IN HIGH UPLINK INTERFERENCE STATE」と題する米国特許出願第14/863,416号の利益を主張する。
[0002] 本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、送信品質を向上させるための技法に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストのような様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。通常のワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続技術の例としては、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システムがある。
[0004] これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。例示的な電気通信規格は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):Third Generation Partnership Project)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)モバイル規格の拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善すること、コストを下げること、サービスを改善すること、新しいスペクトルを利用すること、およびダウンリンク(DL)上でOFDMAを使用し、アップリンク(UL)上でSC−FDMAを使用し、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより良く統合することによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術と、これらの技術を採用する電気通信規格とに適用可能であるべきである。
[0005] リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP:Real-Time Transport Protocol)パケットは、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)を使用して、ワイヤレスチャネル上で送信され得る。データパケットは様々なモードで送信され得る。例えば、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE:Voice-over-Long Term Evolution)呼、およびマルチメディアデータのリアルタイム送信を伴う他のアプリケーションのような、帯域幅需要が通信の品質を規定する多くのアプリケーションのコンテキストでは、繰り返されるパケット失敗が、ユーザのエクスペリエンスに著しく影響を及ぼし得る。例えば、一般に、失敗したパケットは認識されないことがあり、データのシームレスな送信を確保にするのに間に合うように再送信されないことがあるという点で、問題が生じ得る。
[0006] 本開示の一態様では、方法、コンピュータプログラム製品、および装置が提供される。本装置は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC:Robust Header Compression)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗がパケットのうちの少なくとも1つについて発生する、対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを行うように構成される。
[0007] 本装置は、ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信するための手段と、受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用するための手段と、ここにおいて、復号失敗がパケットのうちの少なくとも1つについて発生する、対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための手段と、少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段とをさらに含む。
[0008] 本開示の別の態様では、ワイヤレス通信のための方法が、ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗がパケットのうちの少なくとも1つについて発生する、対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを含む。
[0009] 本開示の別の態様では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体が、ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗がパケットのうちの少なくとも1つについて発生する、対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを行うためのコードを含む。
ネットワークアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワークの一例を示す図。 LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図。 LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図。 ユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図。 アクセスネットワーク中の発展型ノードBおよびユーザ機器の一例を示す図。 VoLTEにおいて使用される様々な構成要素を識別するIMSネットワーク700の図。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 ワイヤレス通信の方法のフローチャート。 例示的な装置における異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図。 処理システムを採用する装置のためのハードウェア実施形態の一例を示す図。
詳細な説明
[0021] 添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実施され得る構成を表すことを意図しない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念はこれらの具体的な詳細なしに実施され得ることは当業者には明らかであろう。いくつかの例では、そのような概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形式で示される。
[0022] 次に、様々な装置および方法を参照しながら電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法が、以下の詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなどによって添付の図面に示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実施され得る。そのような要素がハードウェアとして実施されるかソフトウェアとして実施されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
[0023] 例として、要素、または要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実施され得る。プロセッサの例としては、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を行うように構成された他の好適なハードウェアがある。処理システム中の1つまたは複数のプロセッサはソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味すると広く解釈されたい。
[0024] 従って、1つまたは複数の例示的な具体例において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。ソフトウェアで実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上に1つまたは複数の命令またはコードとして符号化され得る。コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定でなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスクROM(CD−ROM)または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、あるいはコンピュータによってアクセスされ得る、命令またはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を備えることができる。
[0025] 図1は、LTEネットワークアーキテクチャ100を示す図である。LTEネットワークアーキテクチャ100は、発展型パケットシステム(EPS:Evolved Packet System)100と呼ばれることがある。EPS100は、1つまたは複数のユーザ機器(UE:user equipment)102と、発展型UMTS地上波無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved UMTS Terrestrial Radio Access Network)104と、発展型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)110と、事業者のインターネットプロトコル(IP)サービス122とを含み得る。EPSは他のアクセスネットワークと相互接続できるが、簡単のために、それらのエンティティ/インターフェースは図示されない。図示のように、EPSはパケット交換サービスを提供するが、当業者が容易に諒解するように、本開示全体にわたって提示される様々な概念は、回線交換サービスを提供するネットワークに拡張され得る。
[0026] E−UTRANは、発展型ノードB(eNB)106と、他のeNB108とを含み、マルチキャスト協調エンティティ(MCE)128を含み得る。eNB106は、UE102に対してユーザプレーンプロトコル終端と制御プレーンプロトコル終端とを与える。eNB106は、バックホール(例えば、X2インターフェース)を介して他のeNB108に接続され得る。MCE128は発展型マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)(eMBMS:evolved Multimedia Broadcast Multicast Service)のために時間/周波数無線リソースを割り振り、eMBMSのために無線構成(例えば、変調およびコーディング方式(MCS:modulation and coding scheme))を決定する。MCE128は、別個のエンティティ、またはeNB106の一部であり得る。eNB106は、基地局、ノードB、アクセスポイント、基地トランシーバ局、無線基地局、無線トランシーバ、トランシーバ機能、基本サービスセット(BSS:basic service set)、拡張サービスセット(ESS:extended service set)、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。eNB106は、UE102にEPC110へのアクセスポイントを与える。UE102の例としては、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP:session initiation protocol)フォン、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、衛星ラジオ、全地球測位システム、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(例えば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲームコンソール、タブレット、または任意の他の同様の機能デバイスがある。UE102は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。
[0027] eNB106は、EPC110に接続される。EPC110は、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)112と、ホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)120と、他のMME114と、サービングゲートウェイ116と、マルチメディアブロードキャストマルチキャストサービス(MBMS)ゲートウェイ124と、ブロードキャストマルチキャストサービスセンター(BM−SC:Broadcast Multicast Service Center)126と、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ118とを含み得る。MME112は、UE102とEPC110との間のシグナリングを処理する制御ノードである。概して、MME112はベアラおよび接続管理を行う。全てのユーザIPパケットは、サービングゲートウェイ116を通して転送され、サービングゲートウェイ116自体はPDNゲートウェイ118に接続される。PDNゲートウェイ118は、UEのIPアドレス割振り並びに他の機能を提供する。PDNゲートウェイ118およびBM−SC126は、IPサービス122に接続される。IPサービス122は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS:IP Multimedia Subsystem)、PSストリーミングサービス(PSS:PS Streaming Service)、および/または他のIPサービスを含み得る。BM−SC126は、MBMSユーザサービスプロビジョニングおよび配信のための機能を提供し得る。BM−SC126は、コンテンツプロバイダMBMS送信のためのエントリポイントとして働き得、PLMN内のMBMSベアラサービスを許可し、開始するために使用され得、MBMS送信をスケジュールし、配信するために使用され得る。MBMSゲートウェイ124は、特定のサービスをブロードキャストするマルチキャストブロードキャスト単一周波数ネットワーク(MBSFN:Multicast Broadcast Single Frequency Network)エリアに属するeNB(例えば、106、108)にMBMSトラフィックを配信するために使用され得、セッション管理(
開始/停止)と、eMBMS関係の課金情報を収集することとを担当し得る。
[0028] 図2は、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。この例において、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割される。1つまたは複数のより低い電力クラスのeNB208が、セル202のうちの1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有し得る。より低い電力クラスのeNB208は、フェムトセル(例えば、ホームeNB(HeNB:home eNB))、ピコセル、マイクロセル、またはリモートラジオヘッド(RRH:remote radio head)であり得る。マクロeNB204はそれぞれ、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202中の全てのUE206にEPC110へのアクセスポイントを与えるように構成される。アクセスネットワーク200のこの例には集中型コントローラはないが、代替構成では集中型コントローラが使用され得る。eNB204は、無線ベアラ制御、承認制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ116への接続性を含む、全ての無線関係機能を担当する。eNBは1つまたは複数の(例えば、3つの)(セクタとも呼ばれる)セルをサポートし得る。「セル」という用語は、eNBの最小カバレージエリア、および/または特定のカバレージエリアをサービスするeNBサブシステムを指すことがある。さらに、「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書において同義で使用され得る。
[0029] アクセスネットワーク200によって採用される変調および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて異なり得る。LTE適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC−FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念はLTE適用例に好適である。ただし、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を採用する他の電気通信規格に容易に拡張され得る。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV−DO:Evolution-Data Optimized)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)に拡張され得る。EV−DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2:3rd Generation Partnership Project 2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局にブロードバンドインターネットアクセスを与えるためにCDMAを採用する。これらの概念はまた、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))とTD−SCDMAのようなCDMAの他の変形態とを採用するユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、TDMAを採用するモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)、並びに、OFDMAを採用する、発展型UTRA(E−UTRA:Evolved UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、およびFlash−OFDMに拡張され得る。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは3GPP団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBについては、3GPP2団体からの文書に記載されている。採用される実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課された全体的な設計制約に依存することになる。
[0030] eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有し得る。MIMO技術の使用により、eNB204は、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートするために空間領域を活用することが可能になる。空間多重化は、異なるデータストリームを同じ周波数上で同時に送信するために使用され得る。データストリームは、データレートを増加させるために単一のUE206に送信されるか、または全体的なシステム容量を増加させるために複数のUE206に送信され得る。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(すなわち、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、DL上で複数の送信アンテナを通して空間的にプリコーディングされた各ストリームを送信することによって達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到着し、これにより、UE206の各々がそのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することが可能になる。UL上で、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することが可能になる。
[0031] 空間多重化は、概して、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり好ましくないとき、送信エネルギーを1つまたは複数の方向に集中させるためにビームフォーミングが使用され得る。これは、複数のアンテナを介して送信するためにデータを空間的にプリコーディングすることによって達成され得る。セルのエッジにおいて良好なカバレージを達成するために、送信ダイバーシティと組み合わせてシングルストリームビームフォーミング送信が使用され得る。
[0032] 以下の詳細な説明では、アクセスネットワークの様々な態様が、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら説明される。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアを介してデータを変調するスペクトラム拡散技法である。サブキャリアは、正確な周波数で離間される。離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を与える。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(例えば、サイクリックプレフィックス)が追加され得る。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR:high peak-to-average power ratio)を補償するために、SC−FDMAをDFT拡散OFDM信号の形態で使用し得る。
[0033] 図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、等しいサイズの10個のサブフレームに分割され得る。各サブフレームは、2つの連続するタイムスロットを含み得る。2つのタイムスロットを表すためにリソースグリッドが使用され得、各タイムスロットはリソースブロックを含む。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、ノーマルサイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックが、合計84個のリソース要素について、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に7つの連続するOFDMシンボルを含んでいる。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、合計72個のリソース要素について、周波数領域中に12個の連続するサブキャリアを含んでおり、時間領域中に6つの連続するOFDMシンボルを含んでいる。R302、304として示されるリソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL−RS:DL reference signal)を含む。DL−RSは、(共通RSと呼ばれることもある)セル固有RS(CRS:Cell-specific RS)302と、UE固有RS(UE−RS:UE-specific RS)304とを含む。UE−RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH:physical DL shared channel)がマッピングされるリソースブロック上で送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は変調方式に依存する。従って、UEが受信するリソースブロックが多いほど、および変調方式が高いほど、UEのデータレートは高くなる。
[0034] 図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULのための利用可能なリソースブロックは、データセクションと制御セクションとに区分され得る。制御セクションは、システム帯域幅の2つのエッジにおいて形成され得、構成可能なサイズを有し得る。制御セクション中のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられ得る。データセクションは、制御セクション中に含まれない全てのリソースブロックを含み得る。ULフレーム構造は、単一のUEがデータセクション中の隣接するサブキャリアの全てを割り当てられることを可能にし得る、隣接するサブキャリアを含むデータセクションをもたらす。
[0035] UEは、eNBに制御情報を送信するために、制御セクション中のリソースブロック410a、410bを割り当てられ得る。UEは、eNBにデータを送信するために、データセクション中のリソースブロック420a、420bをも割り当てられ得る。UEは、制御セクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH:physical UL control channel)中で制御情報を送信し得る。UEは、データセクション中の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH:physical UL shared channel)中でデータまたはデータと制御情報の両方を送信し得る。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにわたり得、周波数上でホッピングし得る。
[0036] 初期システムアクセスを行い、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:physical random access channel)430中でUL同期を達成するために、リソースブロックのセットが使用され得る。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングをも搬送できない。各ランダムアクセスプリアンブルは、6つの連続するリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、特定の時間および周波数リソースに限定される。PRACHの場合、周波数ホッピングはない。PRACH試行は単一のサブフレーム(1ms)中でまたは少数の隣接するサブフレームのシーケンス中で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACH試行を行うことができる。
[0037] 図5は、LTEにおけるユーザプレーンおよび制御プレーンのための無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、3つのレイヤ、すなわち、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3で示される。レイヤ1(L1レイヤ)は最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実施する。L1レイヤは本明細書で物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介したUEとeNBとの間のリンクを担当する。
[0038] ユーザプレーンで、L2レイヤ508は、ネットワーク側のeNBにおいて終端される、媒体アクセス制御(MAC)サブレイヤ510と、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512と、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)514サブレイヤとを含む。図示されていないが、UEは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(例えば、IPレイヤ)と、接続の他端(例えば、ファーエンドUE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤとを含む、L2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有し得る。
[0039] PDCPサブレイヤ514は、異なる無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を行う。また、PDCPサブレイヤ514は、無線送信オーバヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのためのヘッダ圧縮と、データパケットを暗号化することによるセキュリティと、UEのためのeNB間ハンドオーバサポートとを行う。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメンテーションおよびリアセンブリと、喪失データパケットの再送信と、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)による、順が狂った受信を補正するためのデータパケットの並べ替えとを行う。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行う。MACサブレイヤ510はまた、1つのセル中の様々な無線リソース(例えば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担当する。MACサブレイヤ510はまた、HARQ演算を担当する。
[0040] 制御プレーンで、UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンは、レイヤ3(L3レイヤ)中に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516をも含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(例えば、無線ベアラ)を取得することと、eNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することとを担当する。
[0041] 図6は、アクセスネットワーク中でUE650と通信しているeNB610のブロック図である。DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に与えられる。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能を実施する。DLにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、様々な優先度メトリックに基づいて、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化と、UE650への無線リソース割振りとを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ演算と、喪失パケット(lost packets)の再送信と、UE650へのシグナリングとを担当する。
[0042] 送信(TX)プロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)のための様々な信号処理機能を実施する。信号処理機能は、UE650における前方誤り訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインターリービングと、様々な変調方式(例えば、2位相シフトキーイング(BPSK)、4位相シフトキーイング(QPSK)、M位相シフトキーイング(M−PSK)、多値直交振幅変調(M−QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを含む。次いで、コーディングおよび変調されたシンボルが、並列ストリームにスプリットされる。各ストリームは、次いでOFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域中で基準信号(例えば、パイロット)と多重化され、次いで時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成するために、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)を使用して互いに合成される。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値は、コーディングおよび変調方式を決定するために、並びに空間処理のために使用され得る。チャネル推定値は、UE650によって送信される基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出され得る。各空間ストリームは、次いで、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に与えられ得る。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0043] UE650において、各受信機654RXは、それのそれぞれのアンテナ652を通して信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報を受信(RX)プロセッサ656に与える。RXプロセッサ656はL1レイヤの様々な信号処理機能を実施する。RXプロセッサ656は、UE650に宛てられた空間ストリームを復元するために、情報に対して空間処理を行い得る。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、それらの空間ストリームはRXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成され得る。RXプロセッサ656は、次いで、高速フーリエ変換(FFT)を使用してOFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを備える。各サブキャリア上のシンボルと、基準信号とは、eNB610によって送信される、可能性が最も高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって復元され、復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって算出されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号され、デインターリーブされる。データおよび制御信号は、次いでコントローラ/プロセッサ659に与えられる。
[0044] コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実施する。コントローラ/プロセッサは、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ660に関連付けられ得る。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ659は、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、暗号解読(deciphering)と、ヘッダ伸張(header decompression)と、制御信号処理とを行う。上位レイヤパケットは、次いで、L2レイヤの上の全てのプロトコルレイヤを表す、データシンク662に与えられる。また、様々な制御信号がL3処理のためにデータシンク662に与えられ得る。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ演算をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0045] ULでは、データソース667が、コントローラ/プロセッサ659に上位レイヤパケットを与えるために使用される。データソース667は、L2レイヤの上の全てのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明された機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮と、暗号化と、パケットのセグメンテーションおよび並べ替えと、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化とを行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実施する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ演算と、喪失パケットの再送信と、eNB610へのシグナリングとを担当する。
[0046] eNB610によって送信される基準信号またはフィードバックからの、チャネル推定器658によって導出されるチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択することと、空間処理を容易にすることとを行うために、TXプロセッサ668によって使用され得る。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に与えられ得る。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調し得る。
[0047] UL送信は、UE650における受信機機能に関して説明された様式と同様の様式でeNB610において処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通して信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調された情報を復元し、その情報をRXプロセッサ670に与える。RXプロセッサ670はL1レイヤを実施し得る。
[0048] コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤを実施する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードとデータとを記憶するメモリ676に関連付けられ得る。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULにおいて、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化と、パケットリアセンブリと、暗号解読と、ヘッダ伸張と、制御信号処理とを行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットはコアネットワークに与えられ得る。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ演算をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用する誤り検出を担当する。
[0049] リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)は、プログラムがネットワーク上でマルチメディアデータのリアルタイム送信を管理する様式を指定するIP規格である。RTPは、例えば、インターネット電話アプリケーション、複数の地理的に分散した参加者とのビデオ会議などを含む、様々なアプリケーションをサポートする。RTPは、それのデータトランスポート能力を制御プロトコル(RTCP)と組み合わせる。この組合せは、大きいマルチキャストネットワークのためのデータ配信を監視することを可能にし、これは、受信機が失敗したパケットを検出することを可能にする。両方のプロトコルが、下にあるトランスポートレイヤおよびネットワークレイヤプロトコルとは無関係に動作する。RTPヘッダ情報は、データをどのように再構成すべきかに関する情報を受信機に与え、コーデックビットストリームがどのようにパケット化されるかを表す。一般に、RTPはユーザデータグラムプロトコル(UDP)の上で動作するが、RTPは他のトランスポートプロトコルを使用できる。セッション開始プロトコル(SIP)およびH.323はRTPを使用する。
[0050] RTP構成要素は、喪失パケットを検出するために使用され得るシーケンス番号と、帯域幅変動に適応するためにそれが変化させられ得るように詳細なメディア符号化タイプを表すペイロード識別情報と、各フレームの開始および終了を指定するフレーム指示と、フレームの発信者を識別するソース識別情報と、単一のストリーム内の遅延ジッタを検出し補正するためにタイムスタンプを使用するメディア間同期とを含む。
[0051] ロバストヘッダ圧縮(ROHC)は、インターネットパケットのIP、UDP、UDP−Lite、RTP、およびTCPヘッダを圧縮する規格化された方法である。ROHCは、リンク上でプロトコルヘッダを送信する前に余分なプロトコルヘッダを圧縮し、リンクの他端における受信時に、それらをそれらの元の状態に解凍する。同じパケット並びに同じパケットストリームの連続するパケットのヘッダフィールド中の冗長により、プロトコルヘッダを圧縮することが可能である。
[0052] ROHCは、プロファイル1またはROHCリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)を含む、拡張可能なフレームワークである。ROHC RTPは、効率的およびロバストな圧縮方式であり、ヘッダを1オクテットの合計サイズにまで圧縮することが可能である。ROHC RTPは、IP/UDP/RTPプロトコルヘッダをもつパケットを圧縮する。
[0053] RLC(無線リンク制御)レイヤは、上位レイヤサービスデータユニット(SDU)の配信を担当する。RLCは、トランスポートされるべきデータの要件に応じて、3つの異なるモード、トランスペアレントモード(TM:Transparent Mode)、非確認応答モード(UM:Unacknowledged Mode)および肯定応答モード(AM:Acknowledged Mode)において動作できる。RLCはまた、(UMおよびAMデータ転送に対してのみ)RLCデータPDUの並べ替えと、(UMおよびAMデータ転送に対してのみ)重複検出と、(UMおよびAMデータ転送に対してのみ)RLC SDU廃棄と、RLC再確立と、(AMデータ転送に対してのみ)プロトコル誤り検出とを担当する。ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)のような、RTPアプリケーションのコンテキストにおけるPDCP/無線リンク制御(RLC)非確認応答モード(UM)の場合、他のアプリケーションは、概して、RTP(VoLTE)パケットと同じ専用ベアラを共有していない。
[0054] 本開示のいくつかの態様は、ボイスオーバーLTE(VoLTE)のコンテキストにおいて説明される。VoLTEは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークに基づく。IMSは、IPマルチメディアサービスを配信するためのアーキテクチャフレームワークである。IMSは、コンカレントに動作するいくつかの異種アプリケーションを有するのでなく、様々なサービスがシームレスに稼働されることを可能にする。この手法により、音声サービス(制御およびメディアプレーン)がLTEデータベアラ内のデータフローとして配信されるようになる。
[0055] 図7は、VoLTEにおいて使用される様々な構成要素を識別するIMSネットワーク700の図である。ユーザ機器702は、E−UTRAN706とMME708とを含む、IP接続性アクセスネットワーク(IPCAN)704に接続される。プロキシ呼状態制御機能(P−CSCF:Proxy Call State Control Function)710は、ホームネットワーク中か訪問先ネットワーク中かにかかわらず、ユーザとの間のSIPシグナリングがP−CSCF710を介して流れるような、ユーザからネットワークのプロキシである。問合せ呼状態制御機能(I−CSCF:Interrogating Call State Control Function)712は、イニシエータがどのサービング呼状態制御機能(S−CSCF:Serving Call State Control Function)が要求を受信すべきかを知らないときに、S−CSCF714に初期SIP要求をフォワーディングするために使用される。S−CSCF714はシステム全体内の様々なアクションを引き受け、S−CSCF714は、それがシステム内の他のエンティティと通信することを可能にするために、いくつかのインターフェースを有する。AS718は、アプリケーションとして音声を扱うアプリケーションサーバである。ホーム加入者サーバ(HSS)716は、IMS内で使用される主加入者データベースである。IMS HSS716は、IMSネットワーク700内の他のエンティティに加入者の詳細を与え、ユーザが彼らのステータスに応じてアクセスを許可されることを可能にする。
[0056] VoLTEのためのIMS呼は、ホームネットワーク中の加入者のS−CSCFによって処理される。S−CSCF714への接続はP−CSCF710を介する。使用中のネットワークおよびIMSネットワーク700内の全体的ロケーションに応じて、P−CSCF710は変動することになり、ボイス呼能力を可能にする際に重要な要素は、P−CSCF710の発見である。
[0057] VoLTE対応ネットワークのための追加の要件は、バッテリー寿命を保存するためにハンドセット中に1つの送信無線機のみを有しながら、シームレスな様式で回線交換レガシーネットワークに手渡すための手段を有することである。この目的で単一無線ボイス呼連続性(SRVCC:Single Radio Voice Call Continuity)が使用され得る。SRVCCは、無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)間ハンドオーバ、並びにパケットデータボイス呼から回線交換データボイス呼へのハンドオーバを可能にする。
[0058] 本開示の態様の一例として、ROHCプロファイル1が本明細書で扱われる。ROHCプロファイル1が一例として説明されるが、本明細書の構成はそのように限定されず、多種多様なワイヤレスプロトコルに適用可能であり得る。より良いパフォーマンスのために、パケットは、圧縮される前にストリームに分類される。分類されたストリームは、圧縮プロファイルに従って圧縮され得る。ROHCプロファイル1は、RTP/UDP/IPに関連して使用され得る。このコンテキストでは、様々な程度の保護を与えるために様々なパケットタイプが使用される。UO0パケットタイプは最大の圧縮を与え、3バイトから構成される。UDPチェックサムのために2バイトが使用され、残りのバイトは、RTPシーケンス番号(SN)の4つのLSBと、巡回冗長検査(CRC)のための3ビットとを搬送する。RTP SNを搬送するために4ビットが使用されるので、受信ウィンドウサイズは16である
[0059] ワイヤレスチャネル上でのRTPパケットの失敗の場合、UE650(図6)におけるROHC伸張器およびネットワークにおけるROHC圧縮器は、同期外れを起こし得る。これは、例えば、eNB610からUE650によって受信されたROHCパケットが、受信ウィンドウ外にあるSNのためのものであるときに発生し得る。この場合、UE650は、否定ROHCフィードバックをネットワークに送信し得る。それでも、ダウンリンクチャネル中で受信された後続のパケットは、コンテキスト更新パケット(例えば、初期化およびリフレッシュ(IR:Initialization and Refresh)、IR−DYN、UOR2など)がネットワークから受信されるまで、おそらく伸張に失敗する。VoLTE呼の例において、ROHC伸張失敗は、一般に、音声品質に直接悪影響を及ぼす。
[0060] 本開示の一態様では、上記で示された構成における、または任意の適用可能なネットワーク実施形態におけるROHC伸張失敗のとき、受信されたパケットが伸張をパスする可能性を最大にするために、PDCPレイヤからの情報を使用することによって伸張をパスするための技法が開示される。
[0061] VoLTEを含む、多くのアプリケーションにおけるRTPパケットは、ほとんどの場合、PDCP/RLC UMモードを使用して送られる。そのような実施形態において、他のアプリケーションは、一般に、RTP(VoLTE)パケットと同じ専用ベアラを共有しない。
[0062] 従って、ROHC伸張失敗が発生したとき、次いで、伸張をパスする見込みを増加させるために、PDCPレイヤからの情報が使用され得る。PDCP SNにおけるギャップは、RTP SNにおけるギャップに直接対応する。また、RTPタイムスタンプの値は、受信されたPDCPパケット間の時間ギャップから導出され得る。
[0063] 概して、RTP SNおよびRTPタイムスタンプ(TS)だけが、ワイヤレスチャネル上の異なるROHCパケット間で変化する。この理由で、失敗したパケットのRTP SNおよびRTP TSが決定され得る場合、ROHC伸張はおそらくパスすることになる。
[0064] さらに、RTP SNは概してPDCP SNに従う。従って、RTP SNはPDCP SNに基づいて決定され得る。
[0065] パケット欠落が同じトークスパート中に発生した場合、RTP TS計算は簡単である。例えば、RTP TSジャンプは、(2つのパケット間のRTP SNの差)×20msに等しい。2つのパケットは、例えば、前の正常に復号されたパケットと失敗したパケットとを含み得る。
[0066] RTPレイヤにおいて通話と無音との間の状態遷移がある場合、2つのPDCPパケット間の時間差は、依然として、TSapproxによって示されるRTP TS値を推定するために使用され得る。ROHC CRCがTSapproxを用いて失敗した場合、RTP TSを決定するための反復試行が使用され得る。例えば、RTP TS=TSapprox+/−20msまたはRTP TS=TSapprox+/−40msが使用され得、しきい値まで以下同様であり、ここにおいて、伸張がパスするかまたはしきい値に達するまで、様々な値を使用して伸張が試行される。
[0067] PDCP SNロールオーバが発生するか、またはUE650が、高いジッタのために正しいRTP TS値を計算することが可能でない事例があり得る。これらの状況では、伸張がいずれにしても失敗することになり、従って、これらの問題がパケットロスの主なインフルエンサーでない状況において、伸張がパスすることを可能にするための上記で説明された技法を使用することは優れている。
[0068] 図8は、ワイヤレス通信の方法800のフローチャートである。本方法はUE650によって行われ得る。802において、ワイヤレスノードにおける受信機は、ワイヤレスダウンリンクチャネル上で、リモートノード(例えば、eNB610)からRTPパケットを受信する。RTPパケットは、VoLTE呼または他のリアルタイムアプリケーションに関連して受信され得る。804において、受信機は、着信RTPパケットを復号するために、ROHC伸張を適用する。806において、復号失敗が経験され、ROHC伸張が1つまたは複数のパケットについて失敗する。810において、失敗したパケットのRTPパラメータは、以下でさらに説明される様式で、対応するPDCPパケットに基づいて決定される。次いで、812において、失敗したパケットは、推定されたRTPパラメータに基づいて、ROHC伸張を使用して復号される。失敗が最大数の再試行の間続くか、またはタイマーが満了した場合、814の場合のように、UEは否定ROHCフィードバックをネットワークに送信し得る。
[0069] 次に、失敗したパケットのRTPパラメータの算出の例が説明される。UEにおいて受信されたデータパケットのパラメータを表す例示的なログファイルが以下で示される。
[0070] 上記に示された例示的なログファイルでは、54個のRTP/PDCPパケットが失われた。その後、さらに4つのRTPパケットがROHC伸張失敗により失われた。その後、UEはネットワークからIRパケットを受信し、データ受信が再びパスし始める。以下で示されているように、本明細書で説明される方法が実施されていたならば、ROHC伸張失敗は起こらなかったであろう。
[0071] 最後の2つの正常に受信されたROHCパケットは、上記の例によると、SFN439,9において受信された。その後、次のROHCパケットが2.36秒後に受信されるまで、巨大なギャップが存在する。SFNは675,9であり、前のSFNは439,9であった、従って、差=236フレームである。
[0072] 以下で示されるように、上記の2つのパケットはROHC圧縮に失敗する。
[0073] その後、679,9において受信されたさらに2つのROHCパケット(図示せず)が、圧縮に失敗する。次いで、以下で示されるように、IRパケットが683,9において受信され、その後、伸張が再びパスする。
[0074] 失敗したパケットの正しいRTP SNおよびRTP TSを推定するために以下の式が使用され得る。
[0075] RTP SNについて:
上式で、
SNPDCP,f=失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
SNPDCP,sd=前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
SNRTP,sd=前の正常に復号されたパケットのRTP SNである。
[0076] RTP TSについて:
上式で、
RTPDCP,f=失敗したパケットのPDCP受信時間、
RTPDCP,sd=前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
TSRTP,sd=前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
nは変換係数である。
[0077] 代替的に、RTP TSについて:
上式で、
TSRTP,sd=前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
SNRTP,est=失敗したパケットの推定されたRTP SN、
SNRTP,sd=前の正常に復号されたパケットのRTP SN、および
c=時間的変換手段である。
[0078] 上記の式(ii)は、失敗したパケットと最後の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部である場合に使用され得る。上記の式(i)は、失敗したパケットと最後の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でない場合に使用され得る。
[0079] 上記の例にこれらの式を適用して、上記で示された正常に復号されたパケットから、失敗したパケットの正しいRTP SNおよびRTP TSは、次のようになるであろう。
[0080] SNにおけるギャップの前の最後の正常に復号されたパケットについて−
RTP SN=140
RTP TS=83840
PDCP SN=12
PDCP受信時間=439,9
[0081] 第1の失敗したパケットについて−
PDCP SN=67
PDCP受信時間=675,9
推定されるRTP SN=140+(67−12)=195(このパケットの正しいRTP SNにちょうど一致する)
推定されるRTP TS=83840+(6759−4399)×16=121600(正しいRTP TSは121280であるのでCRCは失敗することになり、従って+/−20msを試みる、すなわち、121600−20*16=121280のように、−20msの値が正しいRTP TS値を与える)
[0082] 同様に第2の失敗したパケットについて−
PDCP SN=68
PDCP受信時間=675,9
推定されるRTP SN=140+(68−12)=196(このパケットの正しいRTP SNにちょうど一致する)
[0083] 推定されるRTP TS=83840+(6759−4399)×16=121600(これは正しいRTP TSである)
[0084] 要約すれば、
[0085] 図9は、ワイヤレス通信の方法900のフローチャートである。本方法は、UE(例えば、図6のUE650)によって行われ得る。902において、ROHCパケットがワイヤレスチャネル上で受信され、受信機によって伸張される。904において、1つまたは複数の受信されたパケットについてのROHC伸張失敗が、受信機によって識別される。908において、識別された失敗したパケットについて、最後の正常に復号されたパケットのRTP SNおよびRTP TSが識別される。さらに、910において、失敗したパケットのPDCP SNおよびPDCP TSが識別される。
[0086] 912において、上記で列挙された原理に従って、最後の正常に復号されたパケットのRTP SNおよびPDCP SNと、失敗したパケットのPDCP SNとに基づいて、失敗したパケットのRTP SNが推定される。同様に、914において、最後の正常に復号されたパケットのRTP TSおよびPDCP受信時間と、失敗したパケットのPDCP受信時間とに基づいて、失敗したパケットのRTP TSが推定される。いくつかの構成において、失敗したパケットのRTP TSは、最後の正常に復号されたパケットのRTP SNと、失敗したパケットのRTP SNとに基づいて代替的に推定され得る。
[0087] 916において、受信機は、推定されたRTP SN並びに推定されたRTP TSに基づいて、失敗したパケットにROHC圧縮を適用する。918において、失敗したパケットのストリーム中の第1のパケットのような、所与のパケットについて、受信機は、失敗したパケットが推定された値に基づいて正常に伸張されたかどうかを決定する。正常に伸張された場合、伸張プロセスは通常通り902において再開し得る(922)。正常に伸張されない場合、失敗すると、最大数の再試行が行われたかどうか、またはタイマーが満了したかどうかが決定される(919)。そうでない場合、920において、RTP TSNEW=RTP TSEST+/−20msに基づいて、新しいRTP TSが推定され得る。その上に、新しい推定された値を使用して、失敗したパケットにROHC圧縮が適用され(916)、プロセス916、918、920は、しきい値に達するまで、またはパケットが正常にROHC伸張をパスするまで、繰り返し得る。その時点で、UEは、NACKをネットワークに送り得る(924)。
[0088] 図10は、例示的な装置1002における異なるモジュール/手段/構成要素間のデータフローを示す概念データフロー図1000である。本装置はUEであり得る。本装置は、eNB1050からUE1002へのダウンリンク送信のための信号RTP_PACKETS_INを介して、およびUE1002からeNB1050へのアップリンク送信のための信号RTP_PACKETS_OUTを介して、eNBであり得るノード1050と通信し得る。
[0089] 本装置は、eNB1050からRTPパケットを受信する受信モジュールを含む。受信されたパケットは、復号するために、RCVD_RTP_PACKETSを介して復号モジュール1012に送られる。復号モジュール1012は、DEC_RESULTを介して、失敗したパケットについての結果を識別モジュール1016に送る。識別モジュール1016は、失敗したパケットのPDCP SNおよびRTを識別する。識別モジュールは、I_OUTを介して、推定モジュール1018にこの情報を与える。推定モジュール1018は、識別モジュール1016によって識別されたパラメータに基づいて、RTP SNおよびRTP TSを推定する。RTP SNおよびRTP TSが推定されると、そのパラメータはEST_RTP_PARAMを介して復号モジュール1012に返され、ここで、推定された値を使用してROHC伸張が適用される。ROHC伸張が成功した場合、復号モジュール1012は、例えば、DEC_RESULTを介して識別モジュール1016に好適な指示を与え得る。ROHC伸張を行うことに加えて、復号モジュール1012がデータパケットのための他の復号機能を行い得ることを理解されよう。
[0090] 復号モジュール1012におけるROHC伸張が、推定された値を使用して失敗した場合、復号モジュール1012は、D1を使用して変更モジュール1013に、およびDEC_RESULTを使用して識別モジュールに通知し得る。そのような場合、識別モジュール1016は、D3を介して変更モジュール1013に識別されたパラメータを与え得る。推定モジュール1018は、D4を介して変更モジュール1013に推定された値を与え得る。変更モジュール1013は、識別されたパラメータと推定された値とに基づいて、修正されたRTP TSを決定し得る。修正されたRTP TSは、次いで、D2を介して復号モジュール1012に送られ、ここにおいて、修正されたRTP TSを使用してROHC伸張が試行される。復号モジュール1012は、D1を介して変更モジュール1013にROHC伸張の後続の失敗または成功を通知し得る。RTP TSを修正するプロセスは、ROHC伸張が成功するまで、またはしきい値に達するまで続き得る。失敗の時点で、復号モジュール1012は、eBN1050への送信のために、NACK信号を送信モジュール1010に送り得る。
[0091] 本装置は、図8および図9の上述のフローチャート中のアルゴリズムのブロックの各々を行う追加のモジュールを含み得る。従って、図8および図9の上述のフローチャート中の各ブロックは1つのモジュールによって行われ得、本装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含み得る。それらのモジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように特に構成された1つまたは複数のハードウェア構成要素であるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを行うように構成されたプロセッサによって実施されるか、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
[0092] 図11は、処理システム1114を採用する装置のためのハードウェア実施形態の一例を示す図1100である。処理システム1114は、バス1124によって概略的に表される、バスアーキテクチャを用いて実施され得る。バス1124は、処理システム1114の特定の適用例および全体的な設計制約に応じて、任意の数の相互接続バスおよびブリッジを含み得る。バス1124は、プロセッサ1104、モジュール1108、1110、1112、1114、1116、1118、およびコンピュータ可読媒体/メモリ1106によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む様々な回路を互いにリンクする。バス1124はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調節器、および電力管理回路のような様々な他の回路をリンクし得るが、これらの回路は当技術分野においてよく知られており、従って、これ以上説明されない。
[0093] 処理システム1114はトランシーバ1110に結合され得る。トランシーバ1110は1つまたは複数のアンテナ1120に結合される。トランシーバ1110は、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1110は、1つまたは複数のアンテナ1120から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1114、特に受信モジュール1114に与える。さらに、トランシーバ1110は、処理システム1114、特に送信モジュール1118から情報を受信し、受信された情報に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1120に適用されるべき信号を生成する。
[0094] 処理システム1114は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に結合されたプロセッサ1104を含む。プロセッサ1104は、コンピュータ可読媒体/メモリ1106に記憶されたソフトウェアの実行を含む全体的な処理を担当する。ソフトウェアは、プロセッサ1104によって実行されたとき、処理システム1114に、特定の装置のための上記で説明された様々な機能を行わせる。コンピュータ可読媒体/メモリ1106はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1104によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。処理システムは、モジュール1108、1110、1112、1114、1116、1118のうちの少なくとも1つをさらに含む。適用/復号モジュール1108は、ROHC伸張のための適用機能、並びにデータパケットのための残りの復号機能を含み得る。モジュールは、コンピュータ可読媒体/メモリ1106中に常駐する/記憶された、プロセッサ1104中で動作するソフトウェアモジュールであるか、プロセッサ1104に結合された1つまたは複数のハードウェアモジュールであるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。処理システム1114は、UE650の構成要素であり得、メモリ660および/またはTXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とのうちの少なくとも1つを含み得る。
[0095] 一構成において、ワイヤレス通信のための装置1100/1100’は、ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信するための手段と、受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用するための手段と、ここにおいて、復号失敗がパケットのうちの少なくとも1つについて発生する、対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための手段と、少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットの推定されたRTP SNと、前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットと前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、失敗した少なくとも1つのパケットの推定されたRTP SNと、前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットと前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と、推定された少なくともRTPパラメータを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験するための手段と、推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更するための手段と、変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段と、失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更するための手段とを含む。
[0096] 上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を行うように構成された装置1100および/または装置1100’の処理システム1114の上述のモジュールのうちの1つまたは複数であり得る。上記で説明されたように、処理システム1114は、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とを含み得る。従って、一構成において、上述の手段は、上述の手段によって具陳された機能を行うように構成された、TXプロセッサ668と、RXプロセッサ656と、コントローラ/プロセッサ659とであり得る。
[0097] 開示されるプロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャート中のブロックの特定の順序または階層は並べ替えられ得ることを理解されたい。さらに、いくつかのブロックは組み合わされるかまたは省略され得る。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものでない。
[0098] 以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施できるようにするために提供されたものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的原理は他の態様に適用され得る。従って、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものでなく、クレーム文言に矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものでなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書で、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つの」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」のような組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含むことができる。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」のような組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCとすることができ、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含むことができる。本開示全体にわたって説明される様々な態様の要素に対する全ての構造的および機能的等価物は、当業者には既知であるか、または後に既知になり、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。その上、本明細書で開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものでない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきでない。
[0098] 以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施できるようにするために提供されたものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的原理は他の態様に適用され得る。従って、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものでなく、クレーム文言に矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものでなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書で、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されるいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好適または有利であると解釈されるべきであるとは限らない。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つの」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」のような組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含むことができる。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」のような組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCとすることができ、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバを含むことができる。本開示全体にわたって説明される様々な態様の要素に対する全ての構造的および機能的等価物は、当業者には既知であるか、または後に既知になり、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることを意図する。その上、本明細書で開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものでない。いかなるクレーム要素も、その要素が「のための手段」という語句を使用して明確に具陳されていない限り、ミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきでない。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信の方法であって、
ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、
前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを備える、方法。
[C2]
前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、C2に記載の方法。
[C4]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定することを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
SN PDCP,f =前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
SN PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNである、C4に記載の方法。
[C6]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、C4に記載の方法。
[C7]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、C4に記載の方法。
[C8]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
RT PDCP,f =前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
RT PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
nは変換係数である、C6に記載の方法。
[C9]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
SN RTP,est =前記失敗したパケットの前記推定されたRTP SN、
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
=時間的変換手段である、C7に記載の方法。
[C10]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することは、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することとをさらに備える、C4に記載の方法。
[C11]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することが、
前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用することと、
前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験することと、
前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更することと、
前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することは、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更することをさらに備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、C12に記載の方法。
[C14]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、C1に記載の方法。
[C15]
ワイヤレス通信のための装置であって、
ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信するための手段と、
前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用するための手段と、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための手段と、
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段とを備える、装置。
[C16]
前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、C15に記載の装置。
[C17]
前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、C16に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段が、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定するための手段を備える、C15に記載の装置。
[C19]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
SN PDCP,f =前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
SN PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNである、C18に記載の装置。
[C20]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段が、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段をさらに備える、C18に記載の装置。
[C21]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段が、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段をさらに備える、C18に記載の装置。
[C22]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
RT PDCP,f =前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
RT PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
nは変換係数である、C20に記載の装置。
[C23]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
SN RTP,est =前記失敗したパケットの前記推定されたRTP SN、
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
=時間的変換手段である、C21に記載の装置。
[C24]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段は、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段とをさらに備える、C18に記載の装置。
[C25]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための前記手段が、
前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用するための手段と、
前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験するための手段と、
前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更するための手段と、
前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段とを備える、C15に記載の装置。
[C26]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための前記手段は、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更するための手段をさらに備える、C25に記載の装置。
[C27]
前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、C26に記載の装置。
[C28]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、C15に記載の装置。
[C29]
ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、
前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを行うように構成された、装置。
[C30]
前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、C29に記載の装置。
[C31]
前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、C30に記載の装置。
[C32]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定することを備える、C29に記載の装置。
[C33]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
SN PDCP,f =前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
SN PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNである、C32に記載の装置。
[C34]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、C32に記載の装置。
[C35]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、C32に記載の装置。
[C36]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
RT PDCP,f =前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
RT PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
nは変換係数である、C34に記載の装置。
[C37]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
SN RTP,est =前記失敗したパケットの前記推定されたRTP SN、
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
=時間的変換手段である、C35に記載の装置。
[C38]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することは、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することとをさらに備える、C32に記載の装置。
[C39]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することが、
前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用すること、
前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験すること、
前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更すること、
前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することを備える、C29に記載の装置。
[C40]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することは、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更することをさらに備える、C39に記載の装置。
[C41]
前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、C40に記載の装置。
[C42]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、C29に記載の装置。
[C43]
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、
ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、
前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することとを行うためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C44]
前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、C43に記載のコンピュータ可読媒体。
[C45]
前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、C44に記載のコンピュータ可読媒体。
[C46]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定することを備える、C43に記載のコンピュータ可読媒体。
[C47]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
SN PDCP,f =前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
SN PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNである、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C48]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C49]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C50]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
RT PDCP,f =前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
RT PDCP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
nは変換係数である、C48に記載のコンピュータ可読媒体。
[C51]
前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
上式で、
TS RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
SN RTP,est =前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SN、
SN RTP,sd =前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
=時間的変換手段である、C49に記載のコンピュータ可読媒体。
[C52]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することは、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと、
前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することとをさらに備える、C46に記載のコンピュータ可読媒体。
[C53]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することが、
前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用すること、
前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験すること、
前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更すること、
前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することを備える、C43に記載のコンピュータ可読媒体。
[C54]
前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することは、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更することをさらに備える、C53に記載のコンピュータ可読媒体。
[C55]
前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、C54に記載のコンピュータ可読媒体。
[C56]
前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、C43に記載のコンピュータ可読媒体。

Claims (56)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、
    前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
    対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、
    前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することと
    を備える、方法。
  2. 前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、請求項2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定することを備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    SNPDCP,f=前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
    SNPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTP SN
    である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、請求項4に記載の方法。
  8. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    RTPDCP,f=前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
    RTPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
    nは変換係数である、
    請求項6に記載の方法。
  9. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
    SNRTP,est=前記失敗したパケットの前記推定されたRTP SN、
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
    c=時間的変換手段
    である、請求項7に記載の方法。
  10. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することは、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと
    をさらに備える、請求項4に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することが、
    前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用することと、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験することと、
    前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更することと、
    前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することは、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更することをさらに備える、請求項11に記載の方法。
  13. 前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、請求項12に記載の方法。
  14. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、請求項1に記載の方法。
  15. ワイヤレス通信のための装置であって、
    ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信するための手段と、
    前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用するための手段と、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
    対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための手段と、
    前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段と
    を備える、装置。
  16. 前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、請求項15に記載の装置。
  17. 前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、請求項16に記載の装置。
  18. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段が、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定するための手段を備える、請求項15に記載の装置。
  19. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    SNPDCP,f=前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
    SNPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTP SN
    である、請求項18に記載の装置。
  20. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段が、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段が、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  22. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    RTPDCP,f=前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
    RTPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
    nは変換係数である、
    請求項20に記載の装置。
  23. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
    SNRTP,est=前記失敗したパケットの前記推定されたRTP SN、
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
    c=時間的変換手段
    である、請求項21に記載の装置。
  24. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定するための前記手段は、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定するための手段と
    をさらに備える、請求項18に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための前記手段が、
    前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用するための手段と、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験するための手段と、
    前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更するための手段と、
    前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための手段と
    を備える、請求項15に記載の装置。
  26. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するための前記手段は、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更するための手段をさらに備える、請求項25に記載の装置。
  27. 前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、請求項26に記載の装置。
  28. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、請求項15に記載の装置。
  29. ワイヤレス通信のための装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、前記少なくとも1つのプロセッサが、
    ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、
    前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
    対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、
    前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することと
    を行うように構成された、装置。
  30. 前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、請求項29に記載の装置。
  31. 前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、請求項30に記載の装置。
  32. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定することを備える、請求項29に記載の装置。
  33. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    SNPDCP,f=前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
    SNPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTP SN
    である、請求項32に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、請求項32に記載の装置。
  35. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、請求項32に記載の装置。
  36. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    RTPDCP,f=前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
    RTPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
    nは変換係数である、
    請求項34に記載の装置。
  37. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
    SNRTP,est=前記失敗したパケットの前記推定されたRTP SN、
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
    c=時間的変換手段
    である、請求項35に記載の装置。
  38. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することは、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと
    をさらに備える、請求項32に記載の装置。
  39. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することが、
    前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用すること、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験すること、
    前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更すること、
    前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号すること
    を備える、請求項29に記載の装置。
  40. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することは、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更することをさらに備える、請求項39に記載の装置。
  41. 前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、請求項40に記載の装置。
  42. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、請求項29に記載の装置。
  43. ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、
    ワイヤレスチャネル上で複数のリアルタイムトランスポート(RTP)パケットを受信することと、
    前記受信されたRTPパケットを復号するために、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)伸張を適用することと、ここにおいて、復号失敗が前記パケットのうちの少なくとも1つについて発生する、
    対応するパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)パラメータに基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットの少なくとも1つのRTPパラメータを推定することと、
    前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することと
    を行うためのコードを備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
  44. 前記少なくとも1つのRTPパラメータが、RTPシーケンス番号(SN)とRTPタイムスタンプとを備える、請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  45. 前記対応するPDCPパラメータが、PDCP SNとPDCP受信時間とを備える、請求項44に記載のコンピュータ可読媒体。
  46. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCPシーケンス番号(SN)と、前の正常に復号されたパケットのPDCP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTP SNを推定することを備える、請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  47. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    SNPDCP,f=前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP SN、
    SNPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP SN、および
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTP SN
    である、請求項46に記載のコンピュータ可読媒体。
  48. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、請求項46に記載のコンピュータ可読媒体。
  49. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することが、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することをさらに備える、請求項46に記載のコンピュータ可読媒体。
  50. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    RTPDCP,f=前記失敗したパケットのPDCP受信時間、
    RTPDCP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、および
    nは変換係数である、
    請求項48に記載のコンピュータ可読媒体。
  51. 前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTPタイムスタンプが、以下の式に基づいて計算され、
    上式で、
    TSRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットのRTPタイムスタンプ、
    SNRTP,est=前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SN、
    SNRTP,sd=前記前の正常に復号されたパケットの前記RTP SN、および
    c=時間的変換手段
    である、請求項49に記載のコンピュータ可読媒体。
  52. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備え、前記少なくとも1つのRTPパラメータを推定することは、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部であるとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットの前記推定されたRTP SNと、前記前の正常に復号されたパケットのRTP SNとの間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットと前記前の正常に復号されたパケットとが同じトークスパートの一部でないとき、前記失敗した少なくとも1つのパケットのPDCP受信時間と、前記前の正常に復号されたパケットのPDCP受信時間との間の差に基づいて、前記失敗した少なくとも1つのパケットのRTPタイムスタンプを推定することと
    をさらに備える、請求項46に記載のコンピュータ可読媒体。
  53. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することが、
    前記推定された少なくともRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号するためにROHCを適用すること、
    前記失敗した少なくとも1つのパケットについて別の復号失敗を経験すること、
    前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の値だけ変更すること、
    前記変更された推定されたRTPタイムスタンプを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号すること
    を備える、請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
  54. 前記少なくとも1つのRTPパラメータを使用して、前記失敗した少なくとも1つのパケットを復号することは、前記失敗した少なくとも1つのパケットが正常に復号されるかまたはしきい値に達するまで、前記推定されたRTPタイムスタンプを所定の増分ずつ連続的に変更することをさらに備える、請求項53に記載のコンピュータ可読媒体。
  55. 前記しきい値が、経過時間および試行の数のうちの少なくとも1つを備える、請求項54に記載のコンピュータ可読媒体。
  56. 前記RTPパケットが、ボイスオーバーロングタームエボリューション(VoLTE)パケットを備える、請求項43に記載のコンピュータ可読媒体。
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