JP2018527120A - 洗剤自動添加システムおよび洗濯機 - Google Patents

Abstract

洗剤自動添加システムおよび洗濯機において、前記洗剤自動添加システムは洗剤を入れる洗剤容器（１）と、前記洗剤容器（１）とつながる洗剤自動投入装置（２）とを含む。前記洗剤自動投入装置（２）および取水管路（３）とそれぞれ連通する管継手（４）と、外槽と連通する導水管（５）とをさらに含み、前記管継手（４）は前記導水管（５）と接続される。洗浄液および取水管路（３）の水道水は、管継手（４）、導水管（５）中で合流して外槽に流入する。既存の洗濯機内の注水槽部材を省略して、構造が簡単であるだけでなく、注水槽部材が存在することによる一連の問題を防止した。さらに水および洗剤を洗濯前に融合し、洗濯効率を高める。洗剤および水をさらに融合させるため、該システムは導水管を特殊な構造にし、洗剤を充分に溶解させる。衣類の洗浄効率を高めただけでなく、洗剤の濃度が過度に高く、衣類の色落ち、繊維の損傷などの問題が生じるのを防止する。
【選択図】図１

Description

本発明は洗濯機の技術分野に関し、特に洗濯機に洗剤、除菌剤、柔軟剤などを添加する自動添加システムおよび洗濯機に関する。

既存の洗濯機は、一般的に、洗剤を溶解後、洗濯機外槽内に輸送する洗剤（柔軟剤、除菌剤などを含む）供給装置が設けられる。しかし、洗濯機の動作前に、ユーザは自分で感覚により洗剤ケースに洗剤を添加する必要があり、洗剤の添加が不便になり、さらに、洗剤の添加量を把握するのも難しい。洗濯機の自動化が向上するのに伴い、現在、次第に多くの洗濯機に洗剤自動添加装置が設けられている。

既存技術の洗剤自動添加装置には、洗剤を入れる洗剤保存ケースが設けられ、洗剤自動添加装置が洗剤保存ケースから一定量の洗剤を抽出し、抽出した洗剤を洗濯機の外槽内に添加して衣類を洗濯する。洗剤の自動添加過程で洗剤は溶解、希釈されず、洗剤は集中してある部分の衣類に投入されるため、この部分の衣類が色落ちすることがある。また、その他の衣類は洗剤と充分に接触することができず、衣類をきれいに洗濯することができなくなる。

上記問題を克服するため、既存技術の洗剤自動添加装置には、洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材がさらに設けられる。洗剤自動添加装置が洗剤保存ケースから一定量の洗剤を抽出し、抽出した洗剤を洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材に添加し、取水管路から水道水を洗濯槽内に流し入れる。中国発明特許出願番号第０２１２１０５７．８号明細書は、洗濯機の液体洗剤自動投入装置を開示し、洗剤保管ケース、空気圧入部分、排気管および排出管を含む。このうち洗剤保管ケースは洗濯槽の上部に位置し、密閉された洗剤保管ケース内部に、密閉された空気層と共に適当な水位の液体洗剤が保存される。排気管は洗剤保管ケースおよび空気圧入部分の間に設置され；排出管の一端は洗剤保管ケースの一側とつながり、もう一端は指定した経路を介して洗濯槽と接続される。

中国発明特許出願番号第２０１２２０５７４７３３．２号明細書は、液体系洗剤の自動投入装置を開示し、注水ケースと、注水ケース中に取り付けられる引出ケースと、注水ケースと接続される洗剤一時保存ケースと、洗剤一時保存ケースと接続されるポンプと、液体系洗剤輸送管路とを含む。前記引出ケースは、注水ケースの内側に位置する洗剤保存ケースと、洗剤保存ケースとつながる分配ケースとを含み、前記注水ケースの外側に、引出ケースを出し入れする開口が設けられる。

上記洗剤の自動添加装置は、取水により洗剤希釈ケース、または洗濯機の注水槽部材中の洗剤を洗濯機の外槽中に流し入れることがわかる。該構造は、洗剤の自動添加を実現し、洗剤の溶解、希釈を実現することができるが、洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材を設けることにより、洗剤自動添加装置の構造は複雑になり、コストは高くなる。さらに、洗濯機を長期的に使用すると、洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材に、洗剤が固まって残る現象が出現し、ユーザに洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材を洗浄する負担が増した。さらに、上記洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材を備えた洗濯機を実際に使用すると、洗濯過程において、密封の問題により、洗濯の泡が洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材からあふれる現象も出現し、ユーザに極めて大きな不便をもたらすことがわかる。さらに上記構造は、水流速度が過度に速い、または洗剤および水道水が融合する時間が過度に短いため、洗剤および水を充分に融合させることができず、洗濯効率が低く、洗浄が徹底されなくなり、さらには洗濯時に衣類が退色し、衣類の繊維が損傷する。

このことを考慮して、特に本発明を示す。

中国発明特許出願番号第０２１２１０５７．８号明細書 中国発明特許出願番号第２０１２２０５７４７３３．２号明細書

本発明が解決しようとする技術的問題は、既存技術の不足を克服することであり、洗剤自動添加システムを提供する。既存の洗剤自動添加装置の構造が複雑で、コストが高い問題を解決し、さらに、洗剤が洗濯機の外槽に進入する前に、溶解が不充分で、衣類が損傷する、洗濯が不充分になるなどの問題を克服した。

上記技術的問題を解決するため、本発明が採用した技術案の基本的構想は以下の通りである。
洗剤を入れる洗剤容器と、前記洗剤容器とつながる洗剤自動投入装置とを含む洗剤自動添加システムであって、前記洗剤自動投入装置は洗濯機の取水管路の管継手と連通し、前記管継手は外槽とつながる導水管と連通することを特徴とする。洗剤自動投入装置の洗浄液および取水管路の水道水は、導水管を通過して合流し、外槽に流入する。既存技術における洗濯機の注水槽部材を省略し、洗剤は充分に溶解してから洗濯槽内に進入し、洗濯効率を高める。

このうち、前記洗剤自動投入装置は、前記管継手と連通する輸送管と、一端は輸送管とつながり、もう一端は前記洗剤容器とつながる抽出ポンプと、洗濯機のコントロールユニットおよび抽出ポンプとそれぞれ接続される制御装置とを含む。

このうち、前記洗剤自動投入装置は、管継手と接続される輸送管を有する。前記管継手は碗状または中空の半球状構造であり、前記管継手の開口端は前記導水管と接続される。前記管継手に輸送口が設けられ、前記輸送管は前記輸送口を介して前記管継手と連通する。前記管継手にさらに取水口が設けられ、前記取水管路は前記取水口を介して前記管継手と接続される。前記輸送口は、前記取水口の取水方向から逸脱する。

このうち、前記輸送管および管継手の接続部分の管体はエルボ管であり、前記エルボ管の屈曲は輸送口側に設置される。

このうち、前記取水口は管継手における導水管から離れた一端に位置し、前記輸送口は管継手の中部または導水管に近い一端に位置する。

このうち、前記取水口は第１取水口および第２取水口を含み、前記第１、２取水口は管継手の軸に対して対称に設置される。管継手は碗状の構造であるため、前記取水口は一定の傾斜度を有し、管継手の中部で取水流が衝突する。好ましくは、前記取水口は管継手における導水管から離れた一端に位置し、前記輸送口は管継手の中部に位置する。洗剤は水流の衝突部分で水道水と混合して、予備的に溶解され、洗剤および水道水を混合する効率をさらに高めることができる。

このうち、前記導水管に洗剤溶解構造が設けられ、前記洗剤溶解構造はバイパス構造、および／または液体の流動時間を延長させる構造である。洗剤および水道水の混合液が導水管を通過するとき、洗剤を充分に溶解させ、洗濯効率を高めるだけでなく、衣類の損傷を防止することができる。

このうち、前記バイパス構造は、管体の長手方向に沿って管体の内壁に複数の突起／溝が分布し、好ましくは、前記導水管はジャバラ管である。洗濯効率を高めることができるだけでなく、ジャバラ管の力学性能を利用し、洗濯機の振動時、管に対する影響を減少させることができる。

このうち、前記導水管における液体の流動時間を延長させる構造は、螺旋管またはその他の屈曲管である。このような設置は、水道水および洗剤の導水管内における流動時間を増加させるが、洗剤をより良好に水に溶解させるためでもある。

上記技術案を採用すると、本発明は既存技術と比較して、以下の有益な効果を有する。
本発明は、既存の洗濯機の洗剤自動添加装置を改良し、洗剤自動添加システムを提供する。導水管を介して取水管路および洗剤輸送管を接続し、さらに外ドラムとつながる導水管により、洗剤および水道水を槽内に導入して洗濯する。既存の洗濯機内の注水槽部材を省略して、構造が簡単であるだけでなく、注水槽部材が存在することによる一連の問題を防止した。さらに水および洗剤を導水管に流入させる前に、管継手部分で予備的な融合を行い、洗濯効率を高める。洗剤および水をさらに融合させるため、本発明は取水管路の取水口および輸送管の輸送口の位置を改良し、さらに導水管を特定の構造、すなわちバイパス、または水道水および洗剤の流動時間を延長させる構造にし、洗剤を充分に溶解させる。製造コストの減少を高めただけでなく、洗剤および水の融合を加速させ、衣類の洗浄効率を高める。さらに洗剤の濃度が高すぎることにより、衣類が色落ちする、繊維が損傷するなどの問題を防止する。

本発明は、上記の洗剤自動添加システムを含む洗濯機も提供する。該洗濯機の有益な効果は、上記有益な効果と同じである。

以下、図を組み合わせて、本発明を実施するための形態について、さらに詳細に説明する。

図１は、本発明の洗剤自動添加システムの構造概要図である。 図２は、本発明の洗剤自動添加システムにおける実施例の構造概要図である。 図３は、本発明の洗剤自動添加システムにおける実施例の構造概要図である。

本発明の実施例の目的、技術案および利点をより明確にするため、以下、本発明の実施例の図を組み合わせて、実施例中の技術案を明確、完全に説明する。以下の実施例は、本発明を説明するのに用いるが、本発明の範囲を限定するものではない。

図１に示すように、本発明で開示する洗剤自動添加システムは、洗剤容器１と、洗剤容器１と接続される自動投入装置２とを含み、自動投入装置２は取水管路３の管継手４と接続される。前記管継手４は導水管５を介して洗濯機の外槽と接続され、水道水および洗剤は、管継手４および導水管５を通過して充分に融合された後、洗濯槽内に流入して洗濯する。衣類を洗濯するとき、洗剤自動投入装置２は洗濯する必要がある衣類の状況に基づいて、洗剤容器２から一定量の洗剤を自動的に抽出し、洗剤自動投入装置２は洗剤を取水管路３の管継手４中に投入する。洗濯機の取水弁から取水管路３中に取水され、水道水が管継手４を流れるとき、洗剤と合流し、続けて導水管５を流れる。この過程において、水および洗剤は融合し、洗剤は溶解、希釈され、最終的に水および洗剤が合流し、導水管５に沿って洗濯機の外槽に流入する。上記洗剤自動添加システムにおいて、洗剤は導水管５中で取水により溶解、希釈され、洗濯機の外槽に流入する。洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材を除き、構造を簡略化し、コストを低下させた。さらに、洗剤は導水管５中で、水に溶解、希釈されてから、洗濯機の外槽に流入する。衣類に洗剤が均等に分布し、洗剤の利用率を高め、既存技術において、洗剤が集中してある部分の衣類に投入されることにより、衣類が損傷する、または衣類が洗剤と充分に接触することができず、衣類の洗濯が徹底されない問題を克服し、洗濯効率を保証した。

実施例１
図１に示すように、本実施例の前記自動投入装置２は、導水管５と連通する輸送管６と、一端が輸送管６とつながり、もう一端は容器とつながる抽出ポンプ７とを含む。抽出ポンプ以外に、例えば、水圧の作用を利用して洗剤を抽出するか、またはベンチュリの原理を利用して洗剤を抽出することができる、その他の洗剤抽出装置でもよい。ポンプ吸い上げの方式を採用した洗剤の添加は、抽出ポンプの揚程により調整することができるため、輸送量および輸送効率を保証することができる。自動投入装置２は、洗濯機のコントロールユニットおよび抽出ポンプ７とそれぞれ接続する制御装置（図示せず）をさらに有し、例えば洗濯時に洗剤を添加し、すすぎ時に柔軟剤を添加する必要があるなど、異なる洗濯過程で異なる洗剤を添加する。洗濯機のコントロールユニットにより、洗剤の添加量、添加時間を自動的に調整し、洗剤の添加の自動化を実現した。

図２および図３に示すように、本発明の実施例のさらに好ましい実施方式として、前記管継手４は碗状または中空の半球状構造である。このような設置の目的は、水流が管継手４に進入するとき、水流の方向が一定の傾斜度を有することを保証するためである。当然、その他の形状の管体、例えば柱状の空洞にすることもでき、取水管の方向を調整すれば、取水水流が一定の傾斜度を呈して管継手４に進入する目的を実現することもできる。上記管継手４の開口端は導水管５と固定クランプにより接続され、シール材も設置される。当然、より良好な密封効果のため、管継手４および導水管５を一体に接続することもできる。

図２および図３に示すように、本発明の実施例のさらに好ましい実施方式として、輸送管６および管継手４の接続部分の輸送口８と、取水管路３および管継手４の接続部分の取水口９は、管継手４の軸に対して相対せずに設置される。つまり、前記輸送口は前記取水口の取水方向から逸脱し、輸送口８の液体注入方向と、取水口９の取水方向は１本の直線にならない。このような設置は、洗剤の多くが比較的粘稠で、流動性が水と比較して劣るためであり、輸送口８および取水口９を相対して設置することにより、水流が輸送管６に進入するか、輸送口８の洗剤の流出が阻害されるのを防止する。

図１に示すように、本発明の実施例のさらに好ましい実施方式として、該輸送管６および管継手４の接続部分の管体はエルボ管であり、該屈曲は輸送口８側に設置され、好ましくは９０度の屈曲を呈する。水流が直接輸送管に流れにくくし、同時に輸送効率を保証することができる。

図２および図３に示すように、洗剤および水道水の充分な溶解を速めるため、前記取水管路の取水口９は複数、好ましくは２つ設置される。すなわち第１取水口９１および第２取水口９２であり、第１取水口９１および第２取水口９２は、管継手４の軸に対して対称に設置される。さらに管継手４の管壁は円弧形であるため、２つの取水口から流れる水流は管継手４中で合流して、水流が衝突し、洗剤および水道水の溶解を速める。好ましくは、前記取水口８は管継手４における導水管５から離れた一側に位置し、輸送口８は管継手４の中部に位置するか、または導水管５に近い部位に位置する。輸送口８から輸送される洗剤は、水流の衝突部分で水道水と合流し、予備的に融合される。

実施例２
図２および図３に示すように、本発明の実施例のさらに好ましい実施方式として、導水管５に、洗剤および水道水の融合を速める洗剤溶解構造１０が設けられ、該洗剤溶解構造１０はバイパス構造である。上記本発明で開示した洗剤自動添加システムについての説明に基づくと、取水が導水管５を流れて洗剤と混合され、洗濯機の外槽に流入することがわかる。取水の流速が比較的速く、一部の洗剤は充分に溶解、希釈されずに、取水に伴って洗濯機の外槽に流入する可能性があるため、導水管５における洗剤の輸送口８と洗濯機の外槽との間に、洗剤溶解構造１０が設けられる。洗剤溶解構造１０の作用は、取水流速を遅らせるか、またはバイパスすることであり、水流が導水管５を経て洗剤と混合する時間を延長させることにより、洗剤は充分に溶解、希釈される。

好ましくは、洗剤溶解構造１０は、管体の長手方向に沿って、管体の内壁に複数の突起／溝が分布し、水および洗剤と混合液とが突起／溝を流れる。一方では水流の流速が突起／溝の作用により遅くなり、もう一方では、洗剤がこの過程で充分に溶解、希釈される。

さらに好ましくは、導水管５はジャバラ管である。ジャバラ管は同様にバイパスの作用を発揮し、これにより洗剤は充分に溶解、希釈された後、洗濯機の外槽に流入する。さらにジャバラ管の力学性能を利用して、洗濯機の振動が管に与える影響を減少させることができる。

実施例３
本実施例は、導水管５が有する洗剤溶解構造１０が螺旋管またはその他の屈曲管構造であることを除いて、上記実施例２と同じである。このような設置は、水道水および洗剤の導水管５内における流動時間を長くし、洗剤をより良好に水中に溶解するためである。当然、水道水および洗剤をより良好に充分に溶解させるため、螺旋管または屈曲管は、内部に複数の突起または溝を設置したバイパス構造でもよく、洗濯機の洗濯効率を高め、洗剤の溶解が不充分であるため衣類が損傷するのを防止した。

実施例４
図１に示すように、本発明の実施例のさらに好ましい方式として、上記実施方式を基に、複数の洗剤容器１および輸送管６を設けることができ、管継手４に複数の輸送口８が対応して設けられる。衣類を洗濯するとき、ユーザは需要に基づいて、洗剤を添加することに加えて、除菌剤を添加して衣類を除菌するか、または柔軟剤を添加して衣類を柔らかくする必要があることがたびたびある。上記需要を満たすため、図１に示すように、本発明の前記洗剤自動添加システムに、複数の洗剤自動投入装置２を設け、複数の洗剤輸送口８を設け、複数の洗剤容器１を設けることができる。このうち、１つの洗剤自動投入装置は１つの洗剤輸送口に対応し、同時に、１つの洗剤容器にも対応する。ユーザの洗剤、除菌剤または柔軟剤を添加する需要を満たし、異なる洗剤または除菌剤または柔軟剤をそれぞれ独立して自動的に投入することを実現した。洗剤または除菌剤または柔軟剤が相互に混合するのを防止し、洗剤がそれぞれの効果を発揮することを保証する。

図１に示すように、衣類を洗濯するとき、衣類の状況の違いに基づいて、適した水温を選択することは、衣類の洗濯効果を高めるのに有利である。本発明の前記取水管路３は、取水弁により出水を制御する冷水、温水管を有し、衣類を洗濯するとき、異なる洗濯機の取水弁は異なる温度の取水を制御する。取水口９から導水管５に進入し、混合されて適した温度の必要な取水が形成される。導水管５を流れて洗濯機の外槽に進入し、衣類を洗濯し、洗濯効率を高めた。

以下、上記実施例を組み合わせて、本発明の具体的な動作過程について説明する。

ユーザは洗濯動作を行う必要があるとき、洗濯機のコントロールユニットにより、まず冷水、温水管の取水弁を開く。洗濯の需要に基づいて、水温を調節し、その後洗剤自動投入装置２が起動する。制御装置が抽出ポンプ７を制御し、洗剤容器１内から洗剤を抽出し、輸送管６を介して洗剤を添加する。さらに制御装置は洗剤の量を選択することができ、様々な洗濯過程に応じて洗剤を選択することができる。例えば、洗濯過程で洗剤を添加し、すすぎ過程で柔軟剤を添加するなどである。取水管路３に管継手４の軸に対して対称な２本の取水管が設けられ、これにより第１取水口９１および第２取水口９２の２つの取水口構造が形成される。管継手４は碗状または中空の半球状構造であるため、水道水は取水口９から管継手４を流れると、一定の傾斜度を有し、管継手４内で水流が衝突する。洗剤が輸送管６および輸送口８から管継手４に進入するとき、洗剤は水流の衝突部分で水道水と予備的に融合され、その後水道水および洗剤の混合液は導水管５に進入する。導水管５に洗剤溶解構造１０、すなわちバイパス構造および／または水道水の流動時間を延長させる構造が設置されるため、洗剤および水道水を導水管５中で再び充分に混合することができ、最終的に洗濯機の外槽内に流入し、衣類洗濯を行う。洗剤希釈ケースまたは洗濯機の注水槽部材を省略しただけでなく、構造を簡略化し、コストを低下させた。さらに、洗濯効率を高め、衣類の損傷を防止する。

説明する必要があることとして、上記実施例における実施案はさらに組み合わせるか、または置換することができ、さらに実施例は本発明の好ましい実施例を説明したに過ぎず、本発明の構想および範囲を限定しない。本発明の設計の発想を逸脱しない前提で、当業者が本発明の技術案に対して行う各種の変更および改良は、いずれも本発明の保護範囲に属する。

１ 洗剤容器
２ 洗剤自動投入装置
３ 取水管路
４ 管継手
５ 導水管
６ 輸送管
７ 抽出ポンプ
８ 輸送口
９ 取水口
９１ 第１取水口
９２ 第２取水口
１０ 洗剤溶解構造

Claims (10)

1. 洗剤を入れる洗剤容器と、前記容器とつながる洗剤自動投入装置とを含む洗剤自動添加システムであって、前記洗剤自動投入装置および取水管路とそれぞれ連通する管継手と、外槽と連通する導水管とをさらに含み、前記管継手は前記導水管と接続されることを特徴とするシステム。
2. 前記洗剤自動投入装置は、前記管継手と連通する輸送管と、一端は輸送管とつながり、もう一端は前記洗剤容器とつながる抽出ポンプと、洗濯機のコントロールユニットおよび抽出ポンプとそれぞれ接続される制御装置とを含むことを特徴とする、請求項１に記載の洗剤自動添加システム。
3. 前記洗剤自動投入装置は管継手と接続される輸送管を有し、前記管継手は碗状または中空の半球状構造であり、前記管継手の開口端は前記導水管と接続され、前記管継手に輸送口が設けられ、前記輸送管は前記輸送口を介して前記管継手と連通し、前記管継手にさらに取水口が設けられ、前記取水管路は前記取水口を介して前記管継手と接続され、前記輸送口は前記取水口の取水方向から逸脱することを特徴とする、請求項１または２に記載の洗剤自動添加システム。
4. 前記輸送管および管継手の接続部分の管体はエルボ管であり、前記エルボ管の屈曲は輸送口側に設置されることを特徴とする、請求項３に記載の洗剤自動添加システム。
5. 前記取水口が管継手における導水管から離れた一端に位置し、前記輸送口は管継手の中部または導水管に近い一端に位置することを特徴とする、請求項３に記載の洗剤自動添加システム。
6. 前記取水口は第１取水口および第２取水口を含み、前記第１、２取水口は管継手の軸に対して対称に設置されることを特徴とする、請求項５に記載の洗剤自動添加システム。
7. 前記導水管に洗剤溶解構造が設けられ、前記洗剤溶解構造はバイパス構造、および／または液体の流動時間を延長させる構造であることを特徴とする、請求項１または２に記載の洗剤自動添加システム。
8. 前記バイパス構造は、管体の長手方向に沿って管体の内壁に複数の突起／溝が分布し、好ましくは、前記導水管はジャバラ管であることを特徴とする、請求項７に記載の洗剤自動添加システム。
9. 前記導水管における液体の流動時間を延長させる構造は、螺旋管またはその他の屈曲管であることを特徴とする、請求項７に記載の洗剤自動添加システム。
10. 請求項１〜９のいずれか１項に記載の洗剤自動添加システムを有する洗濯機。

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