JP2018525692A - シミュレータ酔いを防止するための視点移動を含む仮想現実コンテンツの提示 - Google Patents

シミュレータ酔いを防止するための視点移動を含む仮想現実コンテンツの提示 Download PDF

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Abstract

一般的な局面において、コンピュータにより実現される方法は、電子装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップを含み得る。この方法は、上記ディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップをさらに含み得る。この方法はまた、上記電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップをさらに含み得る。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2015年6月15日に出願された仮出願第62/175,736号に基づく優先権を主張し、2016年6月10日に出願された米国出願第15/179,246号の継続出願である。上記出願のタイトルはいずれも「VIRTUAL REALITY CONTENT PRESENTATION INCLUDING VIEWPOINT TRANSITIONS TO PREVENT SIMULATOR SICKNESS」であり、これらの内容を本明細書に引用により援用する。
技術分野
本明細書は、概して仮想現実(virtual reality:VR)コンテンツの使用および提示に関する。
概要
一般的な局面において、コンピュータにより実現される方法は、電子装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップを含み得る。この方法は、上記ディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップをさらに含み得る。この方法はまた、上記電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップをさらに含み得る。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。
実装例は以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。たとえば、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点から第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のフェードアウトと第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のディゾルブアウトと第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含み得る。
第1のVR視点からオブジェクトを表示するステップと、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、第2のVR視点からオブジェクトを表示するステップとが実行されているとき、オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されていてもよい。
オブジェクトは、VRツアーのデジタルコンテンツに含まれる芸術作品であってもよい。
ハイライトは第1のハイライトであってもよく、上記コンピュータにより実現される方法は、上記電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、第1のハイライトが重畳された第1のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、電子装置のディスプレイから第1のハイライトを削除するステップとを含み得る。上記方法は、ディスプレイ上において、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3の視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを含み得る。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
別の一般的な局面において、非一時的な機械読取可能な媒体は、格納された命令を有し得る。この命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップを実行させてもよい。上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、ディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。
実装例は以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。たとえば、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点から第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のフェードアウトと第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のディゾルブアウトと第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含み得る。
第1のVR視点からオブジェクトを表示するステップと、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、第2のVR視点からオブジェクトを表示するステップとが実行されている間、オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されていてもよい。
ハイライトは第1のハイライトであってもよい。上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記コンピューティングデバイスに、電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、第1のハイライトが重畳された第1のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイから第1のハイライトを削除するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3の視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
別の一般的な側面において、装置は、1つ以上のプロセッサと、当該1つ以上のプロセッサに作動的に結合された非一時的な機械読取可能な媒体とを備え得る。非一時的な機械読取可能な媒体は格納された命令を有し得る。この命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記装置に、この装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップと、この装置のディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、この装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。
実装例は以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。たとえば、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点から第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のフェードアウトと第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のディゾルブアウトと第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含み得る。
第1のVR視点からオブジェクトを表示するステップと、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、第2のVR視点からオブジェクトを表示するステップとが実行されているとき、オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されていてもよい。
オブジェクトは、VRツアーのデジタルコンテンツに含まれる芸術作品であってもよい。
ハイライトは第1のハイライトであってもよい。上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記装置に、この装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、第1のハイライトが重畳された第1のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、この装置のディスプレイから第1のハイライトを削除するステップと、ディスプレイ上において、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、この装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3の視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
ある実装例に従う、仮想現実(VR)コンテンツを提示するためのシステムを示す図である。 ある実装例に従う、図1のシステムで使用できるVR「ツアーガイド」およびVRツアーコンテンツを概略的に示すブロック図である。 ある実装例に従う、図2のVRコンテンツに含まれ得るVRツアー用のVRコンテンツを概略的に示すブロック図である。 ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。 ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。 ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。 ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。 ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。 ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。 ある実装例に従う、図4Cの画像の立体視を示す図である。 ある実装例に従う、視点に対応するアノテーションを含むVR視点を示す図である。 ある実装例に従う、図4A〜図4FのVR視点移動等のVR視点移動を実現する方法を示すフローチャートである。 本明細書に記載の技術を実現するために使用することができるコンピュータデバイスおよびモバイルコンピュータデバイスの一例を示す。
異なる図面における同様の参照符号は同様の要素を示す。
詳細な説明
以下の説明は全体的に、仮想現実(VR)美術館または画廊ツアー(以下「美術館ツアー」と呼ぶ)体験をユーザに提供するという状況における、仮想現実(VR)コンテンツ(3次元(3D)画像(VR画像)、3Dビデオ(VRビデオ)、音声、情報アノテーション(annotation)等)の使用に関する。しかしながら、本明細書に記載の手法は、たとえば所与の数のオブジェクトを観察し詳しく調べることができるようにするために、教育的環境、専門家のプレゼンテーション、展示会におけるプレゼンテーション、会議におけるプレゼンテーション等の、美術館/画廊以外の施設等のその他の環境でも使用することができる点が、理解されるであろう。
たとえば、本明細書に記載の技術は、自動車修理に関する職業コース等の訓練環境において使用することが可能である。たとえば、本明細書に記載の手法を用いて、自動車のエンジン全体の3D画像とエンジンのさまざまな部品(部分、断面等)のクローズアップVR画像との間の切替を行なうことが可能である。当然ながら、本明細書に記載の手法は任意の数のその他の環境において使用することもできる。
本開示において、画像は、2D画像として示されることも立体(3D)画像として示されることもあり、このような画像が例示のために示される。実装例において、VR画像、VR図形、VRビデオ、ならびにその他の要素、このような要素の構成、および/またはこのようなVRコンテンツを提示するための手法は、本明細書に記載の用途以外でも使用し得る。本明細書に記載の手法およびその他の手法において、3D画像、3D全天球写真(photosphere)、3Dビデオ等のVR視覚コンテンツを用いることにより、没入型3Dである、VR美術館ツアー体験をユーザに提供することができる。たとえば、ユーザは、VRハードウェアおよび/またはVRコンテンツを使用することにより、ユーザが簡単にアクセスできないかもしれない場所の、または、物理的な一回(または複数回の)訪問では不可能なスケジュールで、VR美術館ツアーを行なうことができる。たとえば、本明細書に記載の手法を用いて、ユーザは(世界のどこからでも)、旅行しなくても、ニューヨークのメトロポリタン美術館のVRツアーに参加しその直後にパリのルーブル美術館のVRツアーに参加することができる。その他の実装例では、特定の物理環境に基づくやり方とは異なるやり方で、関連があるVRツアー(展覧会)を提供することができる。たとえば、このようなVRツアーは、1人の芸術家の作品、関連する芸術家のグループの作品、所与のジャンルまたは期間の作品等を含み得る。このような場合、これらの作品は地理的に多様な場所の多様な環境に位置している。
以下の説明において、VR美術館ツアーを行なう(体験する等)ためのシステムおよび技術について述べるが、これは一例であって説明のためのものである。このようなシステムは、少なくとも、コンテンツ要素と、ソフトウェア要素と、ハードウェア要素とを含み得る。使用される特定の要素は、少なくとも特定の実装例に応じて決まり得る。
実装例において、このようなVR美術館ツアーのためのコンテンツは、高解像度3D(VR)デジタル画像、パノラマ写真、全天球写真を集めたものを、音声コンテンツ(学芸員のナレーション、音楽等)、情報メモ等のその他のデジタルコンテンツとともに、含み得る。たとえば、VR美術館ツアーの一部として実現される画像は、VR美術館ツアーの一部として没入型3D体験を提供する、高品質で高解像度の立体画像(たとえばパノラマ、タイル画像(tiled images)および/または全天球写真)であってもよい。明確にするために、以下、VR、3Dおよび立体という用語は、没入型のVR視覚体験を提供するために使用される視覚コンテンツを指すために、区別なく使用される場合がある。VR美術館ツアー用のコンテンツ(たとえば視覚コンテンツ)(またはその他の環境で使用されるコンテンツ)は、既存の画像および/またはビデオのコレクション(たとえばインターネットに基づくコレクション、個人的なコレクション、美術館の学芸員等)といった、利用できる任意の数のソースから、たとえばこのようなコンテンツの所有者と提携することにより、取得することができる。
VRツアー(たとえばVR美術館ツアー)を体験するために使用できるハードウェア、ソフトウェア、およびコンテンツの構成が、図1〜図3に示され、以下でさらに説明される。しかしながら、簡単に述べると、一実装例のハードウェア要素は、VRビューア、データネットワーク(インターネット等)、データルーティングデバイス(たとえばVRビューアとデータネットワークとの間のインターフェイスを提供)、およびサーバ(たとえばVR美術館ツアーに対応付けられたコンテンツを格納)を、含み得る。その他の実装例では、その他のハードウェアを使用できる、または、その他の構成が可能である。たとえば、ある実装例において、VRコンテンツはVRビューアに含まれている可能性がある(VRビューアに含まれる電子デバイス等)。このような手法の場合、ネットワーキング要素(たとえばデータネットワークおよびルータ)および/またはサーバを省略することができる。
ある例示的な実装例において、VR美術館ツアーを実現するためのソフトウェア要素は、VR美術館および画廊「ツアーガイド」アプリケーションであってもよい。このような手法において、ツアーガイドアプリケーションは、所与の美術館または画廊に対応付けられたVRコンテンツにアクセスし、このVRコンテンツを、上記ツアーガイドアプリケーションソフトウェアが実行されているVRビューアを用いて提示することができるユーザインターフェイス(たとえばVRコンテンツに含まれる)から選択された美術館のツアー等の、ガイド付きVR美術館ツアーとして、提示することができる。
実装例によっては、所与の美術館のVRツアーが、完全に「ガイド付きツアー」である場合がある。「ガイド付きツアー」の場合、観察者は、VRビューア上の入力装置を用いて、ツアーのペースを制御しながら、ツアーのうち、キュレートされている1つの部分から次の部分に移動することができる。その他の実装例において、美術館のVRツアーは「セルフガイド」ツアーである場合がある。「セルフガイド」ツアーの場合、ユーザは、VR空間内で、選択された美術館を(たとえばこの美術館に対応付けられたVRコンテンツを用いて)探検し、見たい作品を選択することができる。作品が選択されると、ツアーガイドアプリケーションは、その作品の高解像度の画像、その作品に関する学芸員のナレーション、および/またはその作品に関するテキストアノテーションを、提示することができる。また、ツアーガイドアプリケーションは、本明細書に記載の手法を用いて、ユーザが選択した作品をより詳しく調べることができるよう、多数の視点移動を提供することもできる。視点移動の提供は予め定められていてもよく、または、鑑賞されている作品の特定領域の選択に応じて行なわれてもよい。その他の実装例において、VR美術館ツアーは、学芸員によるガイドとセルフガイドとを組み合わせたものであってもよい。
図1は、ある実装例に従う、VR美術館ツアー(またはその他のVRコンテンツ)を実装する(実行する、体験する等)ためのシステム100を示す図である。図1に示されるように、システム100は、VR美術館ツアーコンテンツを見るために使用できる複数のVRビューア110を含む。図1には2つのVRビューア110が示されているが、その他の実装例では1つのVRビューア110またはその他のVRビューア110が用いられてもよい。さらに、複数のユーザがVRビューア110を用いることにより、同じ美術館ツアーを同時に行なうことができる、または、異なるVR美術館ツアーを行なうことができる、または、その他の種類のツアー展示会および/またはプレゼンテーションを見ることができる。明確にするために、以下の図1の説明で言及するのは1つのVRビューア110である。
また、システム100は、VRビューア110とネットワーク130(たとえばインターネット、または、ローカルネットワーク等のその他のデータネットワーク)との間のデータ接続を提供するのに使用されるルータ120と、ネットワーク130と作動的に接続されたサーバ140とを含み得る。サーバ140は、本明細書で述べるコンテンツ等の、VR美術館ツアーに対応付けられたVRコンテンツを格納し得る。図1には複数のサーバ140が示されているが、その他の構成において単一のサーバ140またはその他のサーバ140が使用されてもよい。
いくつかの実装例において、VR美術館ツアー用のVRコンテンツはVRビューア110から直接ロードされてもよい(たとえば、VRコンテンツをサーバ140のうちの1つ以上からネットワーク130およびルータ120を介してダウンロードすることによって直接ロードされてもよい)。このような手法では、VRビューア110を用いることにより、VR美術館ツアー(またはダウンロードされたその他のVRコンテンツ)を、「オンライン」(たとえばルータ120、ネットワーク130、およびサーバ140のうちの1つ以上に接続)でなくても、体験することができる。
図1におけるデータ接続は無線接続として示されているが、有線接続を使用することも可能である。その他の実装例において、サーバ140のうちの1つ以上は、無線ネットワークのホットスポットとして動作することができる。このような手法では、ルータ120およびネットワーク130は省略することができ、VRビューア110をサーバ140に直接接続すればよい。さらに他の実装例において、システム100は、いくつかの例として、インターネット(またはその他のネットワーク)接続を提供するモデムおよび/またはVRコンテンツを格納するその他の種類のデータ記憶装置等の、その他のデータおよび/またはネットワーク装置を含み得る。
ある実装例において、VRビューア110は、一体化された1つの装置として実現されてもよい。たとえば、VRビューア110は、1セットのVRゴーグルに一体化された(たとえば恒久的にインストールされた)電子装置(たとえばスマートフォン、タブレット等)を含み得る。このような実装例では、電子装置をVRビューア110に挿入したりVRビューアから取外したりする必要がなくなり、準備時間が短縮される。その他の実装例において、VRビューア110の電子装置は、VRゴーグルに含まれるフラップ、ドア等を使用することにより、VRビューア110のVRゴーグルから分離可能(たとえばVRゴーグルに挿入可能かつVRゴーグルから取外可能)でもよい。このような手法の場合、VRビューア110の電子装置を、VR美術館ツアーの開始時にVRゴーグルに挿入し、VR美術館ツアーの終了後にVRビューア110から取外せばよい(たとえば電子装置の充電のため、他の目的で使用するため等)。VRビューア110(一体型または分離可能)は、そのVRゴーグルの中にVR光学部品(たとえば非球面レンズ)を含み得る。また、VRゴーグルは、適切な何らかの材料(たとえばプラスチック、ゴム、厚紙、またはその他の材料)で作られた筐体を有し得る。
図1には示されていないが、システム100はまた、VR美術館ツアー中に音声コンテンツ(たとえば美術館の学芸員のナレーション)を提供するために使用できる1つ以上の音声システムを含み得る。このような音声システムは、VRビューア110(たとえばVRビューア110の電子装置)に(たとえばブルートゥース(登録商標)接続またはその他の無線接続を利用して)無線接続されたスピーカを含み得る。その他の実装例において、VRビューア110は、一体化された(内蔵)スピーカまたは音声ヘッドセット(ヘッドフォン)を含み得る。
図2は、ある実装例に従う、図1のシステムにおいて使用することによりVR美術館ツアーを実現する(提示する、体験する等)ことができる、VR「ツアーガイド」(ツアーガイド)210およびVRツアーコンテンツ(ツアーコンテンツ)220を概略的に示すブロック図である。例示のために、図2について、図1のシステム100を参照しながら説明する。その他の実装例において、ツアーガイド210およびツアーコンテンツ220を、その他の構成を有するシステムとともに使用してもよく、および/または適切なVRコンテンツを提示するために使用してもよい。
ツアーガイド210は、所与の美術館(たとえばユーザインターフェイスから選択された美術館)用のツアーコンテンツ220にアクセスし、VRビューア110を用いてツアーコンテンツ220をVR美術館ツアーとして提示するように構成されてもよい。ツアーガイド210は、数多くのやり方で実現できる。たとえば、ツアーガイド210は、VRビューア110の電子装置にインストールされて実行される(たとえばプロセッサによって実行される)アプリケーションとして実現されてもよい。別の実装例において、ツアーガイド210は、ウェブベースのポータル(たとえばVR美術館ツアーポータル等)からアクセス可能でありそこで実行されるウェブベースのアプリケーションであってもよい。その他の実装例において、ツアーガイド210はその他のやり方で実現されてもよい。
たとえば、特定の団体の商標が与えられその団体のツアーを主催するツアーガイドアプリケーション210を提供することができる。このような手法では、ツアーガイドアプリケーションが実行されると、対応する団体の一組のツアーが表示される。これらのツアーの数およびコンテンツは、その団体(たとえば学芸員)が決定することができ、必要に応じてコンテンツサーバ(たとえばサーバ140)上で更新することができる。次に、このようなコンテンツをVRビューア110にダウンロードすることにより、このようなツアーを体験することができる。可能なツアーの例を挙げると、学芸員が、有名な芸術作品の詳細なガイドツアーや、音声ガイダンス付きで展示室を歩いて回ること、(物理的に異なる地理的場所に存在する可能性がある)特定の芸術家の作品、および/または所与の団体の芸術家、ジャンル、または期間の高度な展示品を含むツアーを、作成する場合がある。
図2に示されるように、ツアーコンテンツ220は、複数の美術館および画廊のVRツアーコンテンツを含み得る。たとえば、ツアーコンテンツ220は、ルーブル美術館222のVR美術館ツアー用、メトロポリタン美術館224のVR美術館ツアー用、ウフィツィ美術館226のVR美術館ツアー用、およびナショナルギャラリー228のVR美術館ツアー用のVRコンテンツを含み得る。示されているツアーコンテンツ220は一例であり、その他のVRコンテンツが含まれていてもよく、および/または図2に示される特定の美術館および画廊が省略されてもよい。所与の美術館または画廊のコンテンツの例(物理的な美術館または画廊の作品であってもよく、または、純粋に仮想上の美術館または画廊の作品であってもよい)が図3に示されており以下で説明される。例示的なある実装例において、ツアーコンテンツ220に含まれる個々のツアー(たとえば美術館、画廊等)がユーザインターフェイスに(たとえばウェブページ上に)提示されてもよく、そこから所望のVRツアーが選択されてもよい。
図3は、ある実装例に従う、図2のVR美術館/画廊220に含まれ得るVR美術館/画廊ツアー(VRツアー)300用のVRコンテンツを概略的に示すブロック図である。たとえば、VRツアー300を用いることにより、図2に示されるVR美術館/画廊220のうちの所与の1つのためのVRツアーを実現することができる。例示のために、図1および図2を参照しながら図3について説明する。その他の実装例ではその他の構成および配置が使用されてもよい。
図3に示されるように、VRツアー300は、VR画像/ビデオ310と、音声コンテンツ320と、テキストコンテンツ330とを含み得る。図3にさらに示されているように、VR画像/ビデオ310は、美術館/画廊の画像312と、芸術作品の画像314と、地図の画像316とを含み得る。美術館/画廊の画像312は、VRツアー300の対象である美術館または画廊の外部および/または内部のVR画像(全天球写真、パノラマ、ビデオ、タイル画像等)であってもよい。芸術作品の画像314は、VRツアー300の対象である(物理的または仮想上の)美術館または画廊で展示されている作品のVR画像(全天球写真、パノラマ、ビデオ、タイル画像等)であってもよい。地図の画像316は、VRツアー300の対象である美術館または画廊に対応付けられた地図のVR画像(全天球写真、パノラマ、ビデオ、タイル画像等)であってもよい。これは、たとえば、平面図(そこから、ツアーする領域を選択できる)、美術館または画廊の場所を示す地図等である。
VR画像/ビデオ310がツアーガイド210によって使用されることにより、キュレートされた(ガイド付の)VRツアーを実現することができ、および/または対応付けられた美術館または画廊を(VR画像/ビデオ310に対応する、利用できるVR空間内で)自由に探索することができる。また、ツアーガイド210は、音声コンテンツ320(たとえば学芸員のナレーション)およびテキストコンテンツ330(たとえば情報アノテーション等)を、画像/ビデオ310とともに使用することにより、VRツアー300をVRビューア110上で提示することができる。たとえば、ある実装例において、VRツアー300は、対応する美術館の外部で、この美術館に関する学芸員のナレーション(音声コンテンツ320)および/または情報アノテーション(テキストコンテンツ)の表示付きで開始されることができ、観察者は、VR空間に提示された画像/ビデオ310を考察(探索)することが可能である(たとえば電子装置が加速度計を用いて検出できる頭部の移動によって可能)。
VRツアーは(たとえば学芸員のガイド付きでまたはセルフガイドツアーとして)、美術館の内部において、VRツアー300に対応する美術館または画廊で「ディスプレイされている」個々の作品に対し、続けることができる。ツアーガイド210は、関連する音声コンテンツ320およびテキストコンテンツ330(VRツアー300の場所によって決まる)をVRツアー300の一部として提示することができる。所与のVRツアー300に対して提示されるコンテンツの特定の順序および選択は、実装例に応じて異なり得る。先に述べたように、VRビューア110の入力装置を用いてガイド付きツアーのペースを制御し(たとえばキュレートされたある部分からキュレートされた次の部分に進む)、および/またはVRツアー300内で選択を行なってセルフガイドツアーを体験することができる。
図4A〜図4Fは、ある実装例に従う、VR視点移動を示す図である。本開示のために、図4A〜図4Fについて、必要に応じて図1〜図3を参照しながら説明する。図4A〜図4Fに示される視点移動は、ツアーガイド210が、VRツアー300の提示中に、画像314からの芸術作品をビューア110に提示するときに、使用する(実現する)ことができる。
図4A〜図4Fに示される(たとえば芸術作品の)VR視点を移動させるための手法は、VR視点間の移動がユーザにとって明白ではない(たとえばユーザにはわからないようにされている)ので、移動酔い(motion sickness)を防止できる。図4A〜図4Fに示され本明細書で説明される手法により、オブジェクト(たとえば芸術作品)全体を見ることができるとともに、このオブジェクトの1つ以上の部分を詳しく考察できる。本明細書に記載の手法を用いて没入型VR体験を提供することにより、観察者は、オブジェクト全体を見ているかオブジェクトの特定部分を見ている(たとえばクローズアップで見ている)かに関わらず、オブジェクト(たとえば芸術作品)の前で吊り下げられている感覚を持つことができる。
図4A〜図4Fの視点移動において、考察対象のオブジェクト(たとえば芸術作品)は、当該オブジェクトのVR画像(またはタイル画像等の画像)を表示するために使用されるVR空間内の固定位置で保持されていてもよく、一方、観察者は、ある視点から別の視点(たとえば考察対象のオブジェクトのさまざまな部分のさまざまなクローズアップ)に瞬間移動(teleport)する(たとえば移動する、仮想的に移動する、仮想的に瞬間移動する)ことができるが、このとき、VR空間内の観察者はこれらの移動に対応する仮想的な動きを知覚していない。このような瞬間移動による視点移動を行なうと、1つの視点から別の視点への移動は観察者にはわからないようにされているので、(たとえばフライイン(fly-in)および/またはフライアウト(fly-out)アニメーションの使用により)仮想的な移動が観察者にとって明白になるようにした場合に生じ得るシミュレータ(移動)酔いを防止することができる。このような視点移動は、1つ以上の中間コンテキストビュー(intermediate contextual view)を提示する(提供する)ことを含み得る。1つ以上の中間コンテキストビューは、観察者の視点がどこにあったか(たとえば観察者が作品のどの部分を観察していたか、または観察者がどこから「瞬間移動」したか)および/または観察者の視点がどこに行こうとしているか(たとえば、観察者がどこを観察しようとしているか、または観察者がどこに「瞬間移動」しようとしているか)を、観察者に対して示す。
図4A〜図4Fの例ではダビンチのモナリザの画像が提示されている。これらの画像は例示を目的として与えられており、その他のオブジェクトを、図4A〜図4Fに示される視点移動の手法を用いて、観察する(提示、考察する等)ことができる。図4Aに示されるように、モナリザのVR画像400をVRビューア110を用いて提示することができる。画像400は、モナリザという作品のタイル状高解像度画像等、非常に解像度が高いデジタルVR画像(たとえばギガ画素画像)であってもよい。先に述べたように、VR空間において、観察者は画像400の前で吊り下げられている感覚を持つことができる。図4Bに示されるように、ハイライト(フレーム、ハイライトフレーム等)410を、画像400に重畳することができる。ハイライト410は、VRツアー300のガイド付き部分として追加することによってオブジェクトのこの部分にユーザの注意を向けさせるためのものである、または、VRビューア110(たとえばVRビューア110の入力機構)を用いた観察者の選択に応じて追加してもよい。
この例において、図4BのVR視点(ハイライト410付きの画像400)は、図4CのVR視点(図4Bのハイライト410の中のモナリザの領域である、領域420)まで、図4Bの視点から図4Cの視点まで「瞬間移動させる」ことにより、移動させることができる。このような、図4Bの視点と図4Cの視点との間の瞬間移動は、VRツアー300のVR空間において、同時に、図4Bの視点をディゾルブアウトし(dissolve out)(たとえば黒くし)、図4Cの視点をディゾルブイン(dissolve in)する(たとえばフェードインする)ことによって、実現できる。図4Bの視点と図4Cの視点との間の変化は、図4Bの画像410の視点から図4Cの画像420の視点への仮想的な移動(カメラ移動)に対応し、観察者が知覚できる場合はシミュレータ酔いが生じる可能性があるが、上記視点の瞬間移動を用いると、観察者は、このような移動に気付かない(たとえばわからない)ので、このような移動の結果として生じるシミュレータ酔いは防止される。
図4C〜図4Fは、図4Cに示される画像420のクローズアップVR視点から、図4Fに示される画像430のクローズアップVR視点に移動するための(上記手法を使用した)視点移動を示す。画像430は、画像420のモナリザの部分と異なる部分のクローズアップである。図4Cの視点と図4Fの視点との間の移動は、VRツアー300の観察者に対し、観察者が、考察対象のオブジェクト上のどの場所を見ているのか(図4D)またはどこから瞬間移動(移動)するのかと、観察者がこのオブジェクト上のどの場所を次に見るのか(図4E)またはどこに瞬間移動しようとしているのか(図4F)とを示す、中間(コンテキスト)移動(ビュー)を含み得る。
2つの中間コンテキスト移動を伴う、図4Cの視点と図4Fの視点との間の移動は、次のようにして実現できる。まず、図4Cの視点と図4Dの視点との間の移動(瞬間移動)は、同時に、図4Cの視点をディゾルブアウトする(たとえば黒くする、フェードアウトする等)とともに、図4Dの視点をディゾルブインする(たとえばフェードインする等)ことにより、行なうことができる。この例において、図4Dの視点は、ハイライト410を含めて図4Bの視点と同一であってもよい。この図4Cの視点と図4Dの視点との間の移動は、VRツアー300の観察者に、観察者が、図4D(たとえばモナリザという作品全体)に瞬間移動して戻る前に見ていた(たとえばモナリザの微笑み)場所(考察対象のオブジェクトの領域)のコンテキストを与えることができる。
中間コンテキスト移動(ビュー)を伴う図4Cの視点と図4Fの視点との間の移動における次のステップが、図4Eに示され、ハイライト410は、図4D(および図4B)の位置から、画像410上の異なる場所(たとえばモナリザの手)に移動しており、図4Eに示されるように、観察者が瞬間移動(移動)しようとしているオブジェクト(モナリザという作品)上の場所のコンテキストを、観察者に提供する。この例の図4Cの視点と図4Fの視点との間の移動を完了するために、図4Eの視点と図4Fの視点との間の移動(瞬間移動)は、図4Eの視点のディゾルブアウト(たとえば黒くすること)と、図4Fの視点のディゾルブイン(たとえばフェードイン)とを同時に実行することにより、行なうことができる(たとえば図4EのVR視点からのビューを図4FのVR視点からのビューに瞬間移動する)。このような手法により、芸術作品(またはその他のオブジェクト)の広い視野とクローズアップとの間で視点が移動する没入型VR美術館ツアー体験(またはその他のVRコンテンツ体験)を、これらの視点移動に対応する仮想的な動きが観察者にとって明白ではない状態で、提供することができる。よって、このような仮想的な動きによって生じ得るシミュレータ酔いを防止することができる。
図5は、ある実装例に従う、図4Cの画像420の立体VR視点500を示す図である。立体視500は、図1のVRビューア110等のVRビューアに提示されてもよい。VRビューア110の非球面レンズを通して見たときに、立体視500内の画像420は、1つの3D画像のように見え、観察者は、この例ではモナリザであるオブジェクトを考察するときに、没入型VR体験をすることができる。
図6は、ある実装例に従う、VR美術館ツアーを提供する際に使用することができる画像420のVR視点600を示す図である。図6に示されるように、視点600は、画像420の隣に配置されたアノテーション610を含んでいてもよい。アノテーション610は、画像420に関する有益な情報(たとえば学芸員によるメモ、歴史等)を含み得る。実装例によっては、アノテーション610を、単独で使用してもよく、または、VR美術館ツアーの音声ナレーションコンテンツと組み合わせて使用してもよい。その他の実装例において、アノテーション610および画像420を、異なる方法で配置してもよい。たとえば、アノテーションを、画像420に重畳してもよい(たとえばキュレートされた音声コンテンツに合わせてフェードインおよびアウトさせてもよい)。このようなアノテーションのさらに他の使用手法も可能である。
図7は、ある実装例に従う、図4A〜図4Fに示されるVR視点移動のようなVR視点移動を実現するための方法700を示すフローチャートである。この方法700は、システム100において、いくつかの例として、図2のVRツアーガイドおよび/または図3のVRツアーコンテンツの使用等の、本明細書に記載の手法を用いて実現できる。例示のために、この方法700を、必要に応じてその他の図面をさらに参照しながら説明する。
図7に示されるように、方法700は、たとえば電子装置(VRビューア110、コンピューティングデバイス等)のディスプレイ上において、図4Aに示されるVR視点等の第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクト(たとえばオブジェクトのVR画像)を表示することを含み得る。ブロック720で、方法700は、ディスプレイ上において、第1のハイライトを、図4Bに示される視点内等の、オブジェクトの第1のVR視点内に重畳することを含み得る。ブロック730で、方法700は、ディスプレイ上において、シミュレートされた動き(たとえば仮想的な瞬間移動、ディゾルブイン/アウト、フェードイン/アウト等)を伴うことなく、第1のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行することを含み得る。第2のVR視点は、第1のVR視点内の第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップ(拡大)であってもよい。
ブロック740で、方法700は、(電子装置の)ディスプレイ上において、シミュレートされた動き(たとえば仮想的な瞬間移動、ディゾルブイン/アウト、フェードイン/アウト等)を伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、たとえば上記のように図4BのVR視点と同一であってもよい図4DのVR視点等の、第1のハイライトが重畳している第1のVR視点からのオブジェクトの表示に、移行することを含み得る。方法700はさらに、ブロック750で、第1のハイライトを削除することと、ブロック760で、図4Eに示される視点のように、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳することを含み得る。ブロック770で、方法700は、仮想的な動き(たとえば仮想的な瞬間移動、ディゾルブイン/アウト、フェードイン/アウト等)を伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3のVR視点からのオブジェクトの表示に移行することを含み得る。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。本明細書で説明し図4A〜図4Fに示されるように、第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
一般的な局面において、コンピュータにより実現される方法は、電子装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップを含み得る。この方法は、上記ディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップをさらに含み得る。この方法はまた、上記電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップをさらに含み得る。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。
実装例は以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。たとえば、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点から第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のフェードアウトと第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のディゾルブアウトと第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含み得る。
第1のVR視点からオブジェクトを表示するステップと、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、第2のVR視点からオブジェクトを表示するステップとが実行されているとき、オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されていてもよい。
オブジェクトは、VRツアーのデジタルコンテンツに含まれる芸術作品であってもよい。
ハイライトは第1のハイライトであってもよく、上記コンピュータにより実現される方法は、上記電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、第1のハイライトが重畳された第1のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、電子装置のディスプレイから第1のハイライトを削除するステップとを含み得る。上記方法は、ディスプレイ上において、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3の視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを含み得る。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
別の一般的な局面において、非一時的な機械読取可能な媒体は、格納された命令を有し得る。この命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップを実行させてもよい。上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、ディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。
実装例は以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。たとえば、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点から第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のフェードアウトと第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のディゾルブアウトと第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含み得る。
第1のVR視点からオブジェクトを表示するステップと、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、第2のVR視点からオブジェクトを表示するステップとが実行されている間、オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されていてもよい。
ハイライトは第1のハイライトであってもよい。上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記コンピューティングデバイスに、電子装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、第1のハイライトが重畳された第1のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイから第1のハイライトを削除するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3の視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
別の一般的な側面において、装置は、1つ以上のプロセッサと、当該1つ以上のプロセッサに作動的に結合された非一時的な機械読取可能な媒体とを備え得る。非一時的な機械読取可能な媒体は格納された命令を有し得る。この命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記装置に、この装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップと、この装置のディスプレイ上において、ハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、この装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、ハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第2のVR視点は、第1のVR視点内のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。
実装例は以下の特徴のうちの1つ以上を含み得る。たとえば、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点から第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のフェードアウトと第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含み得る。第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップは、第1のVR視点のディゾルブアウトと第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含み得る。
第1のVR視点からオブジェクトを表示するステップと、第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第2のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、第2のVR視点からオブジェクトを表示するステップとが実行されているとき、オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されていてもよい。
オブジェクトは、VRツアーのデジタルコンテンツに含まれる芸術作品であってもよい。
ハイライトは第1のハイライトであってもよい。上記命令は、上記1つ以上のプロセッサによって実行されると、上記装置に、この装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のVR視点からのオブジェクトの表示から、第1のハイライトが重畳された第1のVR視点からのオブジェクトの表示に移行するステップと、この装置のディスプレイから第1のハイライトを削除するステップと、ディスプレイ上において、第2のハイライトをオブジェクトの第1のVR視点内に重畳するステップと、この装置のディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、第2のハイライト付きの第1のVR視点からのオブジェクトの表示から、第3の視点からのオブジェクトの表示に移行するステップとを実行させてもよい。第3のVR視点は、第1のVR視点内の第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部のクローズアップであってもよい。第2のハイライトの中にあるオブジェクトの一部は、第1のハイライトの中にあるオブジェクトの一部と異なっていてもよい。
図8は、本明細書に記載されている技術とともに使用することができる一般的なコンピュータデバイス800および一般的なモバイルコンピュータデバイス850の一例を示す。コンピューティングデバイス800は、ラップトップ、デスクトップ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、および他の適切なコンピュータなどのさまざまな形態のデジタルコンピュータを表わすよう意図されている。コンピューティングデバイス850は、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、および他の同様のコンピューティングデバイスなどのさまざまな形態のモバイルデバイスを表わすよう意図されている。本明細書に示されている構成要素、それらの接続および関係、ならびにそれらの機能は、単に例示的であるよう意図されており、本文献に記載および/またはクレームされている本発明の実装例を限定することを意図したものではない。
コンピューティングデバイス800は、プロセッサ802と、メモリ804と、記憶装置806と、メモリ804および高速拡張ポート810に接続する高速インターフェイス808と、低速バス814および記憶装置806に接続する低速インターフェイス812とを含む。構成要素802,804,806,808,810および812の各々は、さまざまなバスを使用して相互接続され、共通のマザーボード上にまたは他の態様で適宜実装されてもよい。プロセッサ802は、コンピューティングデバイス800内で実行するために命令を処理することができ、当該命令は、高速インターフェイス808に結合されたディスプレイ816などの外部入出力デバイス上にGUIのためのグラフィック情報を表示するためにメモリ804内または記憶装置806上に記憶された命令を含む。他の実装例では、複数のメモリおよび複数のタイプのメモリとともに、複数のプロセッサおよび/または複数のバスが適宜使用されてもよい。また、複数のコンピューティングデバイス800が接続されてもよく、各デバイスは(たとえば、サーババンク、ブレードサーバの群、またはマルチプロセッサシステムとして)必要な動作の一部を提供する。
メモリ804は、コンピューティングデバイス800内の情報を記憶する。一実装例では、メモリ804は、揮発性メモリユニットまたは複数の揮発性メモリユニットである。別の実装例では、メモリ804は、不揮発性メモリユニットまたは複数の不揮発性メモリユニットである。また、メモリ804は、磁気ディスクまたは光ディスクなどの別の形態のコンピュータ読取可能な媒体であってもよい。
記憶装置806は、コンピューティングデバイス800に大容量記憶を提供することができる。一実装例では、記憶装置806は、コンピュータ読取可能な媒体であってもよく、またはコンピュータ読取可能な媒体を含んでいてもよく、当該コンピュータ読取可能な媒体は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、またはテープデバイス、フラッシュメモリ、または他の同様のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージエリアネットワークにおけるデバイスもしくは他の構成を含むデバイスのアレイなどである。コンピュータプログラム製品が情報キャリアにおいて有形に具現化されてもよい。コンピュータプログラム製品は、実行されたときに上記の方法などの1つ以上の方法を実行する命令も含んでいてもよい。情報キャリアは、メモリ804、記憶装置806、またはプロセッサ802上のメモリなどのコンピュータまたは機械読取可能な媒体である。
高速コントローラ808は、コンピューティングデバイス800のための帯域幅を多用する動作を管理する一方、低速コントローラ812は、より少ない帯域幅を使用する動作を管理する。このような機能の割り当ては例示に過ぎない。一実装例では、高速コントローラ808は、メモリ804、ディスプレイ816(たとえば、グラフィックスプロセッサまたはアクセラレータを介して)、およびさまざまな拡張カード(図示せず)を受け付けることができる高速拡張ポート810に結合されている。当該実装例では、低速コントローラ812は、記憶装置806および低速拡張ポート814に結合されている。さまざまな通信ポート(たとえば、USB、ブルートゥース(登録商標)、イーサネット(登録商標)、ワイヤレスイーサネット)を含み得る低速拡張ポートは、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナなどの1つ以上の入出力デバイス、またはスイッチもしくはルータなどのネットワーキングデバイスに、たとえばネットワークアダプタを介して結合されてもよい。
コンピューティングデバイス800は、図に示されるように、いくつかの異なる形態で実現されてもよい。たとえば、コンピューティングデバイス800は、標準的なサーバ820として実現されてもよく、またはこのようなサーバの群の状態で複数回実現されてもよい。また、コンピューティングデバイス800は、ラックサーバシステム824の一部として実現されてもよい。また、コンピューティングデバイス800は、ラップトップコンピュータ822などのパーソナルコンピュータの状態で実現されてもよい。代替的に、コンピューティングデバイス800からの構成要素は、デバイス850などのモバイルデバイス内の他の構成要素(図示せず)と結合されてもよい。このようなデバイスの各々は、コンピューティングデバイス800,850のうちの1つ以上を含んでいてもよく、システム全体が、互いに通信する複数のコンピューティングデバイス800,850で構成されてもよい。
コンピューティングデバイス850は、いくつかある構成要素の中で特に、プロセッサ852と、メモリ864と、ディスプレイ854などの入出力デバイスと、通信インターフェイス866と、送受信機868とを含む。デバイス850は、さらなる記憶を提供するために、マイクロドライブまたは他のデバイスなどの記憶装置も備えていてもよい。構成要素850,852,864,854,866および868の各々は、さまざまなバスを使用して相互接続され、構成要素のうちのいくつかは、共通のマザーボード上にまたは他の態様で適宜実装されてもよい。
プロセッサ852は、メモリ864に記憶された命令を含むコンピューティングデバイス850内の命令を実行することができる。プロセッサは、別個の複数のアナログおよびデジタルプロセッサを含むチップのチップセットとして実現されてもよい。プロセッサは、たとえばユーザインターフェイス、デバイス850によって実行されるアプリケーション、およびデバイス850による無線通信の制御などの、デバイス850の他の構成要素同士の協調を提供してもよい。
プロセッサ852は、ディスプレイ854に結合された制御インターフェイス858およびディスプレイインターフェイス856を介してユーザと通信してもよい。ディスプレイ854は、たとえばTFT LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)またはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、または他の適切なディスプレイ技術であってもよい。ディスプレイインターフェイス856は、ディスプレイ854を駆動してグラフィックおよび他の情報をユーザに提示するための適切な回路を備えていてもよい。制御インターフェイス858は、ユーザからコマンドを受信し、それらを変換して、プロセッサ852に発信してもよい。また、他のデバイスとのデバイス850の近接領域通信を可能にするように、外部インターフェイス862がプロセッサ852と通信する状態で設けられてもよい。外部インターフェイス862は、たとえばいくつかの実装例では有線通信を提供してもよく、または他の実装例では無線通信を提供してもよく、複数のインターフェイスも使用されてもよい。
メモリ864は、コンピューティングデバイス850内の情報を記憶する。メモリ864は、コンピュータ読取可能な媒体もしくは複数のコンピュータ読取可能な媒体、揮発性メモリユニットもしくは複数の揮発性メモリユニット、または不揮発性メモリユニットもしくは複数の不揮発性メモリユニットのうちの1つ以上として実現することができる。また、拡張メモリ874が設けられて、拡張インターフェイス872を介してデバイス850に接続されてもよく、拡張インターフェイス872は、たとえばSIMM(シングルインラインメモリモジュール)カードインターフェイスを含んでいてもよい。このような拡張メモリ874は、追加の記憶スペースをデバイス850に提供してもよく、またはデバイス850のためのアプリケーションもしくは他の情報も記憶してもよい。具体的には、拡張メモリ874は、上記のプロセスを実行または補完するための命令を含んでいてもよく、安全な情報も含んでいてもよい。したがって、たとえば、拡張メモリ874は、デバイス850のためのセキュリティモジュールとして提供されてもよく、デバイス850の安全な使用を許可する命令でプログラムされてもよい。また、ハッキング不可能な態様でSIMMカードに識別情報を乗せるなど、追加情報とともに安全なアプリケーションがSIMMカードを介して提供されてもよい。
メモリは、たとえば下記のフラッシュメモリおよび/またはNVRAMメモリを含んでいてもよい。一実装例では、コンピュータプログラム製品が情報キャリアにおいて有形に実施される。コンピュータプログラム製品は、実行されたときに上記の方法などの1つ以上の方法を実行する命令を含む。情報キャリアは、メモリ864、拡張メモリ874、またはプロセッサ852上のメモリなどのコンピュータまたは機械読取可能な媒体であり、たとえば送受信機868または外部インターフェイス862を介して受信され得る。
デバイス850は、必要に応じてデジタル信号処理回路を含み得る通信インターフェイス866を介して無線で通信してもよい。通信インターフェイス866は、とりわけGSM(登録商標)音声電話、SMS、EMSもしくはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなどのさまざまなモードまたはプロトコルの下で通信を提供してもよい。このような通信は、たとえば無線周波数送受信機868を介して行なわれてもよい。また、ブルートゥース、WiFi、または他のこのような送受信機(図示せず)を使用するなどして短距離通信が行なわれてもよい。また、GPS(グローバルポジショニングシステム)受信機モジュール870は、さらなるナビゲーションおよび位置関連の無線データをデバイス850に提供してもよく、当該データは、デバイス850上で実行されるアプリケーションによって適宜使用されてもよい。
また、デバイス850は、オーディオコーデック860を使用して音声通信してもよく、オーディオコーデック860は、音声による情報をユーザから受信し、それを使用可能なデジタル情報に変換してもよい。同様に、オーディオコーデック860は、話者を介するなどして、たとえばデバイス850のハンドセットにおいて、ユーザにとって聞き取れる音声を生成してもよい。このような音声は、音声電話からの音声を含んでいてもよく、記録された音声(たとえば、音声メッセージ、音楽ファイルなど)を含んでいてもよく、デバイス850上で動作するアプリケーションによって生成される音声も含んでいてもよい。
コンピューティングデバイス850は、図に示されるように、いくつかの異なる形態で実現されてもよい。たとえば、コンピューティングデバイス850は、携帯電話880として実現されてもよい。また、コンピューティングデバイス850は、スマートフォン882、パーソナルデジタルアシスタント、または他の同様のモバイルデバイスの一部として実現されてもよい。
本明細書に記載されているシステムおよび技術のさまざまな実装例は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現されてもよい。これらのさまざまな実装例は、プログラム可能なシステム上で実行可能および/または解釈可能な1つ以上のコンピュータプログラムでの実装例を含み得て、当該プログラム可能なシステムは、記憶システムとデータおよび命令を送受信するように結合された、特殊目的であってもよくまたは汎用であってもよい少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサと、少なくとも1つの入力装置と、少なくとも1つの出力装置とを含む。
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーションまたはコードとしても知られている)これらのコンピュータプログラムは、プログラム可能なプロセッサのための機械命令を含み、ハイレベルの手続き型プログラミング言語および/もしくはオブジェクト指向プログラミング言語で実現されてもよく、ならびに/または、アセンブリ言語/機械言語で実現されてもよい。本明細書で使用されている「機械読取可能な媒体」「コンピュータ読取可能な媒体」という用語は、機械命令を機械読取可能な信号として受信する機械読取可能な媒体を含む、機械命令および/またはデータをプログラム可能なプロセッサに提供するために使用される任意のコンピュータプログラム製品、装置および/またはデバイス(たとえば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD))を指す。「機械読取可能な信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラム可能なプロセッサに提供するために使用される任意の信号を指す。
ユーザとの対話を提供するために、本明細書に記載されているシステムおよび技術はコンピュータ上で実現されてもよく、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイデバイス(たとえば、陰極線管(cathode ray tube:CRT)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、ユーザが入力をコンピュータに提供することができるキーボードおよびポインティングデバイス(たとえば、マウスまたはトラックボール)とを有する。ユーザとの対話を提供するために他の種類のデバイスも使用されてもよい。たとえば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(たとえば、視覚フィードバック、聴覚フィードバックまたは触覚フィードバック)であってもよく、ユーザからの入力は、音響入力、音声入力または触覚入力を含む任意の形態で受信されてもよい。
本明細書に記載されているシステムおよび技術は、バックエンドコンポーネント(たとえば、データサーバ)を含むコンピューティングシステムで実現されてもよく、またはミドルウェアコンポーネント(たとえば、アプリケーションサーバ)を含むコンピューティングシステムで実現されてもよく、またはフロントエンドコンポーネント(たとえば、ユーザが本明細書に記載されているシステムおよび技術の実装例と対話できるグラフィカルユーザインターフェイスもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)を含むコンピューティングシステムで実現されてもよく、またはこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネントもしくはフロントエンドコンポーネントのいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムで実現されてもよい。システムのコンポーネント同士は、デジタルデータ通信の任意の形態または媒体(たとえば、通信ネットワーク)によって相互接続されてもよい。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(local area network:LAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)およびインターネットが挙げられる。
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバとを含み得る。クライアントおよびサーバは、一般に互いに離れており、典型的には通信ネットワークを介して対話する。クライアントおよびサーバの関係は、それぞれのコンピュータで実行されて互いにクライアント・サーバ関係を有するコンピュータプログラムにより生じる。
いくつかの実施形態について説明してきた。しかし、本明細書の範囲から逸脱することなくさまざまな変更を行ってもよいということが理解されるであろう。
また、図面に示されている論理フローまたは動作のシーケンスは、望ましい結果を達成するために示されている特定の順序またはシーケンシャルな順序を必要としない。また、記載されているフローに他のステップが提供されてもよく、または記載されているフローからステップが除去されてもよく、記載されているシステムに他の構成要素が追加されてもよく、または記載されているシステムから構成要素が除去されてもよい。したがって、他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内である。

Claims (20)

  1. コンピュータにより実現される方法であって、
    電子装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップと、
    前記ディスプレイ上において、ハイライトを前記オブジェクトの前記第1のVR視点内に重畳するステップと、
    前記電子装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記ハイライト付きの前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップとを含み、前記第2のVR視点は、前記第1のVR視点内の前記ハイライトの中にある前記オブジェクトの一部のクローズアップである、コンピュータにより実現される方法。
  2. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点から前記第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  3. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点のフェードアウトと前記第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  4. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点のディゾルブアウトと前記第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  5. 前記第1のVR視点から前記オブジェクトを表示するステップと、
    前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップと、
    前記第2のVR視点から前記オブジェクトを表示するステップとが実行されているとき、
    前記オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されている、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  6. 前記オブジェクトは、VRツアーのデジタルコンテンツに含まれる芸術作品である、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  7. 前記ハイライトは第1のハイライトであり、前記コンピュータにより実現される方法はさらに、
    前記電子装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第1のハイライトが重畳された前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップと、
    前記電子装置の前記ディスプレイから前記第1のハイライトを削除するステップと、
    前記ディスプレイ上において、第2のハイライトを前記オブジェクトの前記第1のVR視点内に重畳するステップと、
    前記電子装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記第2のハイライト付きの前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、第3の視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップとを含み、前記第3のVR視点は、前記第1のVR視点内の前記第2のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部のクローズアップであり、前記第2のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部は、前記第1のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部と異なる、請求項1に記載のコンピュータにより実現される方法。
  8. 命令が格納されている非一時的な機械読取可能な媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、コンピューティングデバイスに、
    前記コンピューティングデバイスのディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップと、
    前記ディスプレイ上において、ハイライトを前記オブジェクトの前記第1のVR視点内に重畳するステップと、
    前記コンピューティングデバイスの前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記ハイライト付きの前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップとを実行させ、前記第2のVR視点は、前記第1のVR視点内の前記ハイライトの中にある前記オブジェクトの一部のクローズアップである、非一時的な機械読取可能な媒体。
  9. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点から前記第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含む、請求項8に記載の非一時的な機械読取可能な媒体。
  10. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点のフェードアウトと前記第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含む、請求項8に記載の非一時的な機械読取可能な媒体。
  11. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点のディゾルブアウトと前記第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含む、請求項8に記載の非一時的な機械読取可能な媒体。
  12. 前記第1のVR視点から前記オブジェクトを表示するステップと、
    前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップと、
    前記第2のVR視点から前記オブジェクトを表示するステップとが実行されている間、
    前記オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されている、請求項8に記載の非一時的な機械読取可能な媒体。
  13. 前記ハイライトは第1のハイライトであり、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記コンピューティングデバイスに、さらに、
    前記電子装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第1のハイライトが重畳された前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップと、
    前記コンピューティングデバイスの前記ディスプレイから前記第1のハイライトを削除するステップと、
    前記コンピューティングデバイスの前記ディスプレイ上において、第2のハイライトを前記オブジェクトの前記第1のVR視点内に重畳するステップと、
    前記コンピューティングデバイスの前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記第2のハイライト付きの前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、第3の視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップとを実行させ、前記第3のVR視点は、前記第1のVR視点内の前記第2のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部のクローズアップであり、前記第2のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部は、前記第1のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部と異なる、請求項8に記載の非一時的な機械読取可能な媒体。
  14. 1つ以上のプロセッサと、
    前記1つ以上のプロセッサに作動的に結合された非一時的な機械読取可能な媒体とを備える装置であって、前記非一時的な機械読取可能な媒体には命令が格納されており、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記装置に、
    前記装置のディスプレイ上において、第1の仮想現実(VR)視点からオブジェクトを表示するステップと、
    前記装置の前記ディスプレイ上において、ハイライトを前記オブジェクトの前記第1のVR視点内に重畳するステップと、
    前記装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記ハイライト付きの前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップとを実行させ、前記第2のVR視点は、前記第1のVR視点内の前記ハイライトの中にある前記オブジェクトの一部のクローズアップである、装置。
  15. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点から前記第2のVR視点まで仮想的に瞬間移動するステップを含む、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点のフェードアウトと前記第2のVR視点のフェードインとを同時に実行するステップを含む、請求項14に記載の装置。
  17. 前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップは、前記第1のVR視点のディゾルブアウトと前記第2のVR視点のディゾルブインとを同時に実行するステップを含む、請求項14に記載の装置。
  18. 前記第1のVR視点から前記オブジェクトを表示するステップと、
    前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップと、
    前記第2のVR視点から前記オブジェクトを表示するステップとが実行されているとき、
    前記オブジェクトはVR空間内の固定位置で仮想的に保持されている、請求項14に記載の装置。
  19. 前記オブジェクトは、VRツアーのデジタルコンテンツに含まれる芸術作品である、請求項14に記載の装置。
  20. 前記ハイライトは第1のハイライトであり、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記装置に、さらに、
    前記装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記第2のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、前記第1のハイライトが重畳された前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップと、
    前記装置の前記ディスプレイから前記第1のハイライトを削除するステップと、
    前記ディスプレイ上において、第2のハイライトを前記オブジェクトの前記第1のVR視点内に重畳するステップと、
    前記装置の前記ディスプレイ上において、シミュレートされた動きを伴うことなく、前記第2のハイライト付きの前記第1のVR視点からの前記オブジェクトの表示から、第3の視点からの前記オブジェクトの表示に移行するステップとを実行させ、前記第3のVR視点は、前記第1のVR視点内の前記第2のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部のクローズアップであり、前記第2のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部は、前記第1のハイライトの中にある前記オブジェクトの一部と異なる、請求項14に記載の装置。
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