JP2018525213A - 試料採取ピペットのための改良された制御ボタン - Google Patents

試料採取ピペットのための改良された制御ボタン Download PDF

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Abstract

本発明は、手動で作動させられる試料採取ピペットの制御ボタン(12)に関し、そのボタンは、一方に力センサ(31)が備え付けられ、他方に作動部材(30)が備え付けられる下方および上方の部分(24a、24b)を備える。ボタンの鉛直位置において、力に曝されていない状態で、上方部分が下方部分(24a)に軸方向で保持されることを部材(30)が確保するだけでなく、これらの部分はそれらの間に円形で軸方向に保持する連結(42)を定めもし、円形の連結は、圧力が操作者の親指によって中心から外れた作用領域(102a)に発揮されるとき、軸方向クリアランス(47)がこの領域(102a)において小さくされるように構成される軸方向クリアランス(47)を呈し、一方、連結(42)は、作用領域(102a)の径方向で反対側に配置される反作用領域(102b)を、下方部分(24a)に対して軸方向で局所的に保持する。

Description

本発明は、容器などにある液体を試料採取および分注するための、実験用ピペットまたはさらには液体移送ピペットとも呼ばれる試料採取ピペットの分野に関する。
本発明によって関係させられるピペットは、手動で作動させられるピペットである。これらのピペットは、液体試料採取の操作および分注の操作の間、操作者によって手で保持されるように意図されており、これらの操作は、作動圧力を制御ボタンに加えることで得られる制御ボタンの動きにおける設定によって実施される。
より詳細には、本発明は、制御ボタンを備え付けるこのピペットの種類に関し、そのボタンは、ピペット実施操作の間にボタンに操作者の親指によって発揮される力を検出するように意図される力センサが備え付けられる。決して限定ではない例を示すと、この力センサは、ピストンの分注ストロークまたは放出ストロークに沿っての所定の位置を通るピストンの通過を検出するのに有用であり得る。
所定の位置をピストンが通過するのを検出することができることは、いくつかの点において興味深いことが分かっている。例えば、特には特許文献1および2に記載されているように、同じピペットで実施されるピペット実施操作の回数を確実に計数することを可能にする。
他方で、ピペットの制御ボタン内に力センサを埋め込むことは、興味深いことが分かっている。このようなセンサは、操作者の親指によってボタンに発揮される力に比例した信号を送ることができる。したがって、このセンサは、ピストンの分注ストロークまたは放出ストロークに沿っての所定の位置を通るピストンの通過の検出と、実施される多くの他の用途とを可能にする。
しかしながら、操作者の親指によって発揮される圧力の力の測定は、この力がしばしばボタンの中心軸に沿って加えられず、中心から外れた形で発揮されるという事実によって歪められる可能性がある。この力の中心から外れることは、特に、センサによって検出される力を小さくさせてしまう可能性があり、同時に、所望の用途は、この用途を適切な操作で提供するために、高い検出閾を要求する可能性がある。これは、具体的には、ピストンの分注ストロークまたは放出ストロークに沿っての所定の位置を通るピストンの通過の検出についての場合である。
検出の信頼性の問題はそこから生じる。この問題は、圧力が加えられるボタンの上方部分の回転する性質のため、操作者の圧力が発揮されるボタンの中心から外れた作用領域が、各々の新たなピペット実施操作において異なる可能性があることを解決するために、より一層複雑とされる。
国際公開第01/76749号パンフレット 仏国特許発明第2986718号明細書
したがって、本発明の1つの目的は、先行技術の実施に関する前述の欠点を少なくとも部分的に克服することである。
これを行うために、本発明の1つの目的物は、手動で作動させられる試料採取ピペットの制御ボタンであり、前記ボタンは、下方部分と、操作者の親指のための圧力外面を定める上方部分とを備え、前記下方部分および前記上方部分の一方は、ボタンの中心軸に中心付けられる力センサが備え付けられ、ボタンの前記下方部分および前記上方部分の他方は、ボタンの中心軸に中心付けられ、操作者がボタンの上方部分に圧力を発揮するときに力を力センサに伝達するように意図される作動部材を備える。
また、ボタンの鉛直位置において、操作者によって付勢されていない状態で、一方で、作動部材は、ボタンの下方部分への上方部分の軸方向の保持を確保し、他方で、ボタンの下方部分および上方部分は、軸方向で保持する円形の連結をそれらの間に定め、前記円形の連結は、ボタンの前記中心軸に対して中心から外れた上方部分の作用領域への操作者の親指による圧力の間、作用領域において全体的または部分的に小さくされるように構成される軸方向クリアランスを有し、一方、前記円形の連結は、中心軸に対して前記作用領域の径方向で反対側に配置される上方部分の反作用領域を、下方部分に対して、軸方向で局所的に保持する。
本発明は、検出の信頼性を向上させることができ、これは、第一に、作動部材によってセンサへと伝達される力が、操作者の親指による中心から外れた圧力についても、同じセンサにおいて中心付けられるためである。さらに、そのためボタンの上方部分は、作用領域と反対の反作用領域において旋回するレバーアームとして作用し、作用領域と反作用領域との間に作動部材は位置付けられ、そのため、作動部材の力が親指によって伝えられる力に対して増幅される。本発明に特有のこの特異性は、所望の適用が高い検出閾を要求するときに有利である。また、このレバーアームの原理は、ボタンの上方部分における作用領域の角度位置に拘わらず、有利に動作する。
加えて、本発明は、単独または組み合わせで、以下の任意選択の特性のうちの少なくともいずれかを提示する。
上方部分は、中心軸に沿って、前記下方部分に回転可能に備え付けられる。
前記作動部材は、ボタンの上方部分と下方部分との間に玉ピボット要素を形成する。
前記作動部材は概して半球の形を有する。
前記上方部分は概してドーム形を有する。
前記軸方向で保持する円形の連結は、ボタンの前記下方部分および前記上方部分の周辺領域上またはその近傍に配置される。しかしながら、この連結は、本発明の範囲から逸脱することなく、ボタンの中心軸においてより中心付けられてもよい。しかしながら、この連結が中心から外れることで、力センサへと作動部材によって送られる力の増幅を増大させることができ、これは、検出の信頼性をさらに向上することに寄与することが示されている。
前記軸方向で保持する円形の連結は、下方部分を備え付け、径方向外向きに突出するフランジと、上方部分を備え付け、前記フランジを受け入れ、径方向内向きに開放する喉部とを用いて形成される。逆の構造が、本発明の範囲から逸脱することなく、当然ながら可能である。
ボタンは、作動部材と力センサとの間に配置され、ボタンの中心軸に中心付けられる力伝達板を備える。この板は、このセンサの出力において最大強度の信号を得る目的のために、センサへの圧力を均一に分布させることができる。
この点において、好ましくは、前記力伝達板は、力センサの有効面積の少なくとも80%を占める面積を有する。
前記力伝達板は、前記作動部材を受け入れるための筐体を有する。したがって、この筐体は、作動部材と協働するために、他の玉ピボット要素を作り上げる。
制御ボタンは、前記力伝達板と力センサとの間にエラストマ層を備える。
制御ボタンは、前記力センサに連結される電子装置を備え、前記力センサは、好ましくは、信号を電子装置に連続的に送り、前記信号は、力センサによって検出される力の関数としての強度を有する。代替で、前記電子装置は、本発明の範囲から逸脱することなく、ピペットの別の部材に収容されてもよい。
前記電子装置は、以下の動作のうちの少なくとも1つを実施するように設計される。
- 日付、時間、強度など、力センサによって送られる信号に関するデータを保存すること。好ましくは、この保存は、本質的には、ピペットによって実施されるピペット実施周期の回数を計数するために提供される。
- 例えば、圧力、温度、試料採取された液体の質量などの物理的データの測定、および/または、ピペット実施操作の回数のカウンタの増加といった、閾値に達する力センサからの信号を受信することに続いて動作を命令すること。
- ピぺットに設けられる画面に表示変更を命令すること。例えば、表示は、最後のゼロ設定からのピペット実施操作の回数を指示できる。
- 送信信号を、ピペットから遠隔に位置付けられる受信機へと、送信機を介して、無線通信により送信すること。ここでは、受信機は、少なくとも1つの滴定マイクロプレートが乗るように意図される、その滴定マイクロプレートのウェルにおける液体分注補助光装置など、ピペットと遠隔で通信するのに適した任意の種類の装置を備え付ける受信機とできる。
最後に、ボタンは、好ましくは電力供給部も組み込んでいるが、この電力供給部は、本発明の範囲から逸脱することなく、ピペットの別の部材に収容されてもよい。
本発明の別の目的は、手動で作動させられる試料採取ピペットでもあり、試料採取ピペットは、ピペットの吸引室にスライド可能に収容されるピストンの移動を下端が制御し、前述した制御ボタンを上端が担持する制御ロッドを備え、前記制御ボタンは、その最中に第1の弾性戻し手段に荷重が掛けられる分注ストロークと、次に、その最中に第2の弾性戻し手段に荷重が掛けられる放出ストロークとをピストンが連続的に実施するように、操作者の作動圧力によって移動されるように意図される。
この場合、例えば、その分注ストロークまたは放出ストロークに沿う所定位置を通るピストンの通過の検出を実行することが可能であり、その位置において、前記第1および/または第2の弾性戻し手段は、所定の変形の度合いを有する。実際、第1および/または第2の弾性戻し手段の変形の度合いを、ボタンに埋め込まれたセンサによって観察された力の値と関連付けることが可能である。この方法では、使用中、センサによる同じ力の検出は、ピストンがそのストロークに沿う所定位置にあることを指し示しており、その位置は、前述した変形の度合いに従って第1および/または第2の弾性戻し手段を変形することで得られる。
この検出は、場合により記憶装置において保存されるおよび/もしくはピペットにおいて表示されるピペット実施周期の回数を計数すること、所定位置を通るピストンの通過の検出に続いて任意の動作を命令する可能性、またはさらに、ピペットから遠隔に通信するために提供される任意の装置によって受信されるように意図される信号を送信することなど、多くの用途において使用できる。この範囲内で、任意の無線接続の種類が、本発明の範囲から逸脱することなく検討できる。
所定のピストン位置が所望の用途に依存して選択されることに留意されたい。所定のピストン位置は、放出ストロークの最下点を含め、分注ストロークの開始と放出ストロークの終了との間の任意の場所において留められてもよい。
好ましくは、前記第1および第2の弾性戻し手段は、従来における現在の手動で作動させられるピペットの場合のように、圧縮バネである。
好ましくは、ピストンの前記所定位置は、分注ストロークと放出ストロークとの間の移行位置に、またはさらに、この移行位置の近傍における位置に対応する。他の位置が検討可能な場合、移行位置は、液体分注が実際に全体として行われていることを検出することを目的とするとき、特に適していると分かる。
例を示すと、本発明は、前述したような試料採取ピペットと、少なくとも1つの滴定装置が乗るように意図される、その滴定装置のウェルにおける液体分注補助光装置とを備えるシステムに適用可能であり、液体分注補助光装置は、ピペットの前記電子装置による無線接続によって送信される送信信号に応答して、前記ウェルを連続的に照らすように設計される。ここでも、無線接続は、例えばRF、光学的など、当業者に知られている任意の種類のものであり得る。
本発明のさらなる利点および特性は、以下の非限定的な詳細な記載において明らかになる。
この記載は、添付の図面に関して行われている。
操作者によって作動させられるときの、本発明による手動で作動させられる試料採取ピペットの斜視図である。 図1のピペットのボタンの図である。 図1のピペットの中央部分の図である。 図1のピペットの下方部分の図である。 ピペット実施操作の間に取られる異なる構成によるピペットの図である。 ピペット実施操作の間に取られる異なる構成によるピペットの図である。 液体分注操作の間のボタンの図である。 送信信号を送ることができるピペットの様々な構成部品と、送信信号を受信するためにピペットから遠隔にある装置を備え付けるための様々な構成部品とを示す図である。 試料採取ピペットと、液体分注補助光装置に乗るように意図されている、少なくとも1つの滴定のウェルにおける液体分注補助光装置とを備えるシステムを示す図である。
図1を参照すると、手動で作動させられる試料採取ピペット1が描写されており、ピペット1は、自身の親指4を用いてピペットを作動させて、あらかじめ吸い込まれていた液体を分注させる操作者の手2によって保持されている。
より正確には、ピペット1は、ピペットの上方の本体を形成する把持部6を備え、把持部から制御ロッド10が広がっており、制御ロッド10は、その上端に、ピペット実施位置において制御ボタン12を担持し、制御ボタン12の上方部分は、操作者の親指の圧力を受けるように意図されている。表示目的で、表示画面(描写されていない)が把持部6に設けられ得ることは、留意されている。
把持部6の下では、ピペット1は取り外し可能な下部14を備え、下部14は、サンプリングコーンとも呼ばれる消耗品18を受け入れるコーン担持先端16によって下で途切れている。既知の手法では、ピペット実施の後、コーンは取り外し装置20によって機械的に取り外しでき、取り外し装置20の作動ボタン22は、制御ボタン12の近傍において、把持部の上方から突出もしている。
図2を参照して、本発明の好ましい実施形態による制御ボタン12が、より詳細に描写されている。
全体として、制御ボタン12は、ピペットの長手方向軸に対応するボタンの中心軸26に両方とも中心付けられている下方部分24aおよび上方部分24bを備える。この点において、以後において記載されているピペットのすべての要素が同じ軸26に中心付けられることは留意されている。両方の部分24a、24bは、実質的に回転体の形のものであり、それらの間に、後で記載されている機能的要素が収容されている内部空間25を画定している。
その下端において、下方部分24aは制御ロッド10に留め付けられ、その上端はドーム形の上方部分24bに連結され、ボタン12を閉じている。図2で分かるように、ドーム24bは、その上方端において、好ましくは窪み28にクリックイン式に(click-in)組み込まれるキャプ27が備え付けられ得る。
より正確には、ドーム24bは、下向きに配向された中空の空間を有し、したがって、ピペット実施をすると操作者の親指によって加えられる圧力を受けるように意図された概して上向きに膨出する形を有する。別の言い方をすれば、ドーム24bは、操作者がピペット実施操作の間に作動圧力を直接的に発揮する圧力外面29を有する。
内部空間25は、後で詳述されているように、所定位置を通るピペットピストンの通過を検出するための手段を含んでいる。描写した実施形態では、前述の手段はボタン12に完全に組み込まれ、作動部材30はまず軸26において中心付けられ、例えば、小さい直径の概略半球形、またはさらには下向きに配向されたピンの形を有する。
さらに、下方部分24aは力センサ31を支持し、好ましくは平面状のセンサを支持する。描写されていないが、ピンが下方部分24aに組み込まれ、センサ31が上方部分24bと一体である逆の構成を実施することは、可能である。
すべての場合で、以後においてピンと呼ばれる部材30は、操作者がボタンの上方部分に圧力を発揮するとき、力をセンサ31に伝達するように意図されている。
描写した実施形態では、力伝達板32がピン30と協働する。好ましくはセラミックまたは金属のものであるこの板32は、厚さが小さく、ピン30を受け入れる中心筐体33を備える。これらの要素30、33の両方は、下方部分24aと上方部分24bとの間に玉ピボットを一緒に形成し、軸26を中心とした相対回転だけでなく、後で詳述しているように、小さい振幅の揺動も可能にする。
力伝達板32は、センサにおける圧力を均一に分布させ、延いては、このセンサ31の出力において最大強度を持つ信号を得る目的のために、センサ31の有効面積の少なくとも80%を占める面積を有する。好ましくは、エラストマ層34がセンサ31と板32との間に介在され、これらの要素は互いと一体となる。この層34は、剛体の板32とセンサ31との間で力を分布させる機能を確保する。
内部空間25は電子装置40も含んでおり、電子装置40は、マイクロプロセッサと送受信機とを概して備える。この装置40は、装置の下に位置付けられる電池(描写されていない)によって電力供給される。
電子装置40は、電気ケーブル41を介して、センサ31によって送られる信号を連続的に受信する。装置40に送られるこの信号の強度は、ボタンの圧力外面29において、操作者の親指によって発揮される力と本質的に比例する。
さらに、軸方向で保持する円形の連結42が両方の部分24a、24bの間に提供され、この連結は、同じそれらの部分の周辺領域に、または、その周辺領域の近傍に配置される。
円形の連結42は、下方部分24aに設けられたフランジ43を用いて形成され、このフランジ43は径方向外向きに突出している。フランジ43はドーム24bの内面に設けられた喉部44に受け入れられ、この喉部は径方向内向きに開放している。フランジ43および喉部44は、実質的な相似を有し、好ましくは実質的に円の形を有する。
図2に示しているように、ボタン12の鉛直位置において、ボタン12が操作者によって付勢されていない状態で、ピン30は筐体33に圧し掛かっており、これはボタンの下方部分24aへの上方部分24bの軸方向の保持を確保する。したがって、円形の連結42がフランジ43と喉部44の上方壁との間に軸方向クリアランス47を有するように構成されるため、これは両方の部分の間の唯一の接触領域である。クリアランス47は、例えば1mm未満であり、例えば1mmの10分のいくつかであり、円形の連結42を通じて実質的に同一である。軸方向クリアランスがフランジ43と喉部44の下方壁との間に設けられてもよいが、クリアランス47よりはるかに小さい値またはゼロの値である。
ここで図3を参照すると、把持部6の一部分と下部14の一部分とを含んでいるピペットの中央部分が描写されている。保たれている設計は、従来の種類のものであり、当業者には知られており、そのため手短に記載するのみである。
上部では、制御ロッド10の下端が、それ自体知られている試料採取される体積を設定するための装置によって包囲されている。この下端は座部形成品46と接触し、座部形成品46はピストン50の上端と一体であり、ピストン50の下端は、図4に示された、サンプリングコーン18の内部と連通している吸引室52内に収容されている。
吸引室において軸26の方向に沿ってスライド式に移動可能であるピストン50は、第1の圧縮バネ54によって上位置に保持され、第1の圧縮バネ54の上端は座部46の肩部に圧し掛かり、第1の圧縮バネ54の下端は、把持部6と下部14との間の接合部の近傍に配置された別の座部56の肩部に圧し掛かっている。座部56は、把持部の固定されたシェル58と一体であり、下部14の固定されたシェル60とも一体である。第1のバネ54は、一般的には液体分注バネと呼ばれている。
座部56は、ピストン50が通過するポート62を有する。同じ座部56には、下向きに配向された肩部が、第2の圧縮バネ70によって上位置に保持される環体68を並進において停止させており、第2の圧縮バネ70の下端はシェル60の底に圧し掛かっている。第2のバネ70は、一般的には放出バネと呼ばれている。放出バネ70は、分注バネ54のバネ定数より大きいバネ定数を有する。
前述の検出手段は、本明細書では、分注ストロークの位置の端を通るピストン50の通過を検出するように形作られており、すなわち、第2のバネ70が変形され始める直前の、両方のストロークの間での移行においてである。センサ31へのピン30の力の度合いは、第1のバネ54のこの変形の度合いに対応する。結果として、装置40は、上記の力の度合いに対応する強度の信号をセンサ31から受信するとき、ピストン50が分注ストロークの位置の端に到達したことを検出することができる。
したがって、分注操作の間、手に把持部6を保持する操作者は、自身の親指を用いて、作動圧力をボタンの外面29に発揮する。これは制御ロッド10を下向きに移動させることになり、座部46に圧し掛かっているおかげで、制御ロッド10と共にピストンを駆動する。この分注ストロークの開始の間、第1のバネ54は、圧縮によって荷重が掛けられるが、親指によって加えられるボタン12への圧力は、ピン30からセンサ31への小さい力を発生させるだけである。装置40は、小さい強度の信号をセンサ31から受信するとき、分注ストロークの位置の端にまだ達していないことを理解する。
他方で、第1のバネ54がピストン50を分注ストロークの端に置く所定の変形の度合いに達するとき、図5に描写しているように、親指によってボタン12に加えられる圧力は著しく、大きな力をピン30からセンサ31へと発生させる。装置40は、大きい強度の信号をセンサ31から受信するため、分注ストロークの位置の端に達したことを理解する。
そのため、操作者は、ピストンが図6に描写されている最下点に到達するまで、第2のバネ70の圧縮を発生させる放出ストロークを実施するためにボタンへの圧力を増大し続ける。この放出ストロークの間、第1のバネは徐々に荷重が掛けられ続けることは留意されている。第2のバネ70に関して、その圧縮は、座部46から下向きに延びてポート62を通過するスリーブに圧し掛かる座部68によって発生させられる。
ピペット実施操作が終了されると、操作者は圧力を解放し、これによって様々な要素は前述した順番と逆の順番で連続的に荷重が解放されることになる。
ここで図7を参照すると、本発明の特徴のうちの1つが示されており、センサ31を用いた優れた検出信頼性から便益を得ることを可能にしている。実際、この検出信頼性は、第一にピン30の中心付けの特性から生まれ、これは、操作者の親指2が中心から外れた作用領域102aに作用するときであっても、センサ31を中心付けられた状態で付勢させることができる。この中心から外れた作用領域102aはドーム24bの一部分に対応しており、これは、このドームの周辺部分まで通常延びている。
作用領域102aでのボタン12およびピストンを下向きに移動させる目的の液体分注ストロークの間、円形の連結42の軸方向クリアランス47は、局所的に全体的または部分的に小さくされ、図7の右側の部分に描写されているように、場合によってはゼロになる、または、ゼロ近くになる。同時に、ピン30に沿うドーム24bの旋回のため、円形の連結42は、中心軸26に対して作用領域102aの径方向で反対側に配置される反作用領域102bにおいて局所的に能動的となる。別の言い方をすれば、ドーム24bのこの反作用領域102bにおいて、円形の連結42は、下方部分24aに対してドーム24bを軸方向で局所的に保持している。この軸方向の保持は、反作用領域102bにおけるフランジ43と喉部44の下方壁との間の可及的な小さいクリアランスが小さくされた後、素早く実施される。
結果として、ボタン12を作動させると、そのドーム24bは、疑似的なレバー回転軸が近傍に位置付けられるその反作用領域102bからレバーアーム機能を実行する。この構成では、ドーム24bは、3つの力、すなわち、操作者の親指2によって作用領域102aに発揮される力F1と、フランジ43によってドームの反作用部分102bに発揮される反作用力F2と、ピペットのすべての下方の移動可能要素によってピン30に加えられ、バネ54、70の作用から生じる力F3とを受ける。
このレバーアーム効果のおかげで、ピン30に加えられる力F3は、疑似的な回転軸からより離れた力F1より大きい。これは、センサ31へと伝達される力を大きくすることができ、したがって、より良好な検出信頼性を促進する1つまたは複数のより大きい検出値を取らせることができる。
ピペット実施操作の間、センサ31によって電子装置40へと送られる信号が、所定の位置を通るピストンの通過を反映する値に達するとき、先に記載したものなど、いくつかの動作が生成され得る。これらの動作のうち、好ましいもののうちの1つは、無線接続を介して送信機を通じて、送信信号を、ピペットから遠隔に位置付けられる受信機へと送信することにある。
図8は、ここではRF無線周波数による、そうした無線通信などを可能にする機器の例を示している。ピペットボタンを備え付ける検出手段81はすでに先に記載されている。検出手段81は、マイクロプロセッサ80と送受信機82とが設けられた電子装置40を備える。検出手段81は、信号を装置40に連続的に送る力センサ31と、電力供給電池49とをも備える。ピペットから遠隔に配置される装置に設けられ、ピペットと通信するように意図された受信機84は、マイクロプロセッサ86と送受信機87とが設けられた電子装置85を備える。受信機84は、ピアリング制御部88と、電力供給電池89と、場合によっては、受信機状態のためのLED90とをも備える。さらに、例えばUSB式のものである回路91は、受信機84を遠隔装置92と接続させることができ、遠隔装置92は、ここでは好ましくは、図9に描写されているピペット実施補助光装置である。
実際、この図9は、ピペット1と、それ自体知られている手法で少なくとも1つの滴定装置が乗るように意図されている、その滴定装置のウェルにおける液体分注補助光装置92とを備えるシステム100を示している。滴定装置は、例えば、図9の光装置92の左の部分に置かれているものなど、マイクロプレート98である。光装置92は、図8で説明した手段によるRFによって、ピペットと無線で通信するように意図されている。
当業者に知られている方法では、ピペットによって試料採取された液体は、光装置の上面に乗る滴定マイクロプレート98のウェルに分注でき、光装置は、マイクロプレートにおけるウェル95によって形成されるマトリクスに対応する光点94のマトリクスを有する。次に、液体は、非常に数多くの小さい寸法のものである異なるウェルに、連続的に分注される。操作者による誤りの危険性を抑えるために、装置92は、概して、先に液体が充填されたウェルの光点94が消灯された後、充填されるべきウェルを適切な光点94を介して照らすことを主として行う。点灯は、例えば、マイクロプレートの下に位置付けられるLEDによって実施され、マイクロプレートは少なくとも部分的に透明である。
通常、操作者は、あるウェルから別のウェルへの点灯の移動を命令するために、ペダル制御を有する。制御ペダルは、各々のウェルが充填された後に作動される。本発明では、マイクロプレートによって保存されているあらかじめ設定された順番に従った、ウェルの連続的な点灯は、受信機84によって受信され、光装置92に連結される各々の送信信号を送信した後、自動的に動作させられる。別の言い方をすれば、ピペット実施の間、センサによって送られる信号が閾値を超えるとすぐに、前述した一連の事象が、光96における変化が見られるまで起こり、それから、充填される次のウェルを照らす。当然ながら、他の点灯の構成が、本発明の範囲から逸脱することなく検討可能である。
当然ながら、様々な変更が、非限定的な例だけを用いて記載された本発明に、当業者によって提供されてもよい。この点において、本発明が吸い込みストロークを追跡するために有用でもあり得ることは、留意されている。例えば、液体吸い込み操作のためのピストン下降の間にセンサによって検出される力に応じて、操作者には、第1のバネの戻る力に反作用することでも実施されるこのストロークの正確さが通知され得る。ここでの目的は、吸い込みストロークが十分に長くなかったとき、または、吸い込みストロークが長すぎて第2の戻しバネを部分的に圧縮してしまったとき、操作者に案内されることである。同じ方法で、ピペット実施ストローク補助が実施されてもよく、その間に操作者は、対応する瞬間に、ピペット実施ストロークが停止されるべきとする情報を受け取ることになる。
1 試料採取ピペット
2 手
4 親指
6 把持部
10 制御ロッド
12 制御ボタン
14 下部
16 コーン担持先端
18 消耗品、サンプリングコーン
20 取り外し装置
22 作動ボタン
24a 下方部分
24b 上方部分、ドーム
25 内部空間
26 中心軸
28 窪み
29 圧力外面
30 作動部材、ピン
31 力センサ
32 力伝達板
33 中心筐体
34 エラストマ層
40 電子装置
41 電気ケーブル
42 軸方向で保持する円形の連結
43 フランジ
44 喉部
46 座部形成品
47 軸方向クリアランス
49 電力供給電池
50 ピストン
52 吸引室
54 第1の圧縮バネ、分注バネ
56 座部
58 シェル
60 シェル
62 ポート
68 環体、座部
70 第2の圧縮バネ、放出バネ
80 マイクロプロセッサ
81 検出手段
82 送受信機
84 受信機
85 電子装置
86 マイクロプロセッサ
87 送受信機
88 ピアリング制御部
89 電力供給電池
90 LED
91 回路
92 遠隔装置、液体分注補助光装置
94 光点
95 ウェル
96 光
98 マイクロプレート
100 システム
102a 中心から外れた作用領域
102b 反作用領域
F1、F2、F3 力

Claims (15)

  1. 手動で作動させられる試料採取ピペット(1)の制御ボタン(12)であって、下方部分(24a)と、操作者の親指(2)のための圧力外面(29)を定める上方部分(24b)とを備え、前記下方部分(24a)および前記上方部分(24b)の一方は、前記ボタンの中心軸(26)に中心付けられる力センサ(31)が備え付けられる制御ボタン(12)において、
    前記ボタンの前記下方部分(24a)および前記上方部分(24b)の他方は、前記ボタンの前記中心軸(26)に中心付けられ、前記操作者が前記ボタンの前記上方部分(24b)に圧力を発揮するときに力を前記力センサ(31)に伝達するように意図される作動部材(30)を備えることと、
    前記ボタンの鉛直位置において、前記操作者によって付勢されていない状態で、一方で、前記作動部材(30)は、前記ボタンの前記下方部分(24a)への前記上方部分(24b)の軸方向の保持を確保し、他方で、前記ボタンの前記下方部分(24a)および前記上方部分(24b)は、軸方向で保持する円形の連結(42)をそれらの間に定め、前記円形の連結(42)は、前記ボタンの前記中心軸(26)に対して中心から外れた前記上方部分の作用領域(102a)への操作者の親指による圧力の間、前記作用領域(102a)において全体的または部分的に小さくされるように構成される軸方向クリアランス(47)を有し、一方、前記円形の連結(42)は、前記中心軸(26)に対して前記作用領域(102a)の径方向で反対側に配置される前記上方部分の反作用領域(102b)を、前記下方部分(24a)に対して、軸方向で局所的に保持することと
    を特徴とする制御ボタン(12)。
  2. 前記上方部分(24b)は、前記中心軸(26)に沿って、前記下方部分(24a)に回転可能に備え付けられることを特徴とする、請求項1に記載の制御ボタン。
  3. 前記作動部材(30)は、前記ボタンの前記上方部分(24b)と前記下方部分(24a)との間に玉ピボット要素を形成することを特徴とする、請求項1または2に記載の制御ボタン。
  4. 前記作動部材(30)は概して半球の形を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  5. 前記上方部分(24b)は概してドーム形を有することを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  6. 前記軸方向で保持する円形の連結(42)は、前記ボタンの前記下方部分(24a)および前記上方部分(24b)の周辺領域上またはその近傍に配置されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  7. 前記軸方向で保持する円形の連結(42)は、前記下方部分(24a)を備え付け、径方向外向きに突出するフランジ(43)と、前記上方部分(24b)を備え付け、前記フランジ(43)を受け入れ、径方向内向きに開放する喉部(44)とを用いて形成されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  8. 前記作動部材(30)と前記力センサ(31)との間に配置され、前記ボタンの前記中心軸(26)に中心付けられる力伝達板(32)を備えることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  9. 前記力伝達板(32)は、前記力センサ(31)の有効面積の少なくとも80%を占める面積を有することを特徴とする、請求項8に記載の制御ボタン。
  10. 前記力伝達板(32)は、前記作動部材(30)を受け入れるための筐体(33)を有することを特徴とする、請求項8または9に記載の制御ボタン。
  11. 前記力伝達板(32)と前記力センサ(31)との間にエラストマ層(34)を備えることを特徴とする、請求項8から10のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  12. 前記力センサ(31)に連結される電子装置(40)を備え、前記力センサは、好ましくは、信号を前記電子装置に連続的に送り、前記信号は、前記力センサによって検出される力の関数としての強度を有することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  13. 前記電子装置(40)は、以下の動作、すなわち、
    前記力センサによって送られる前記信号に関するデータを保存すること、
    例えば、物理的データの測定、および/または、ピペット実施操作の回数のカウンタの増加といった、閾値に達する力センサからの信号を受信することに続いて動作を命令すること、
    前記ピペットに設けられる画面に表示変更を命令すること、
    送信信号を、前記ピペットから遠隔に位置付けられる受信機(87)へと、送信機(82)を介して、無線接続により送信すること
    のうちの少なくとも1つを実施するように設計されることを特徴とする、請求項12に記載の制御ボタン。
  14. 電力供給部を備えることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の制御ボタン。
  15. 手動で作動させられる試料採取ピペット(1)であって、前記ピペットの吸引室(52)にスライド可能に収容されるピストン(50)の移動を下端が制御し、請求項1から14のいずれか一項に記載の制御ボタン(12)を上端が担持する制御ロッド(10)を備え、前記制御ボタンは、その最中に第1の弾性戻し手段(54)に荷重が掛けられる分注ストロークと、次に、その最中に第2の弾性戻し手段(70)に荷重が掛けられる放出ストロークとを前記ピストン(50)が連続的に実施するように、操作者の作動圧力によって移動されるように意図される、試料採取ピペット(1)。
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