米国特許法第119条に基づく優先権の主張
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、すべての目的のために参照により本明細書に明確に組み込まれる、2016年7月8日に出願された「TECHNIQUES FOR BROADCASTING SERVICE DISCOVERY INFORMATION」と題する非仮出願第15/205,985号、および2015年7月29日に出願された「TECHNIQUES FOR BROADCASTING SERVICE DISCOVERY INFORMATION」と題する仮出願第62/198,590号に対する優先権を主張する。
[0002]ワイヤレス通信システムは、音声、データなど、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅および送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
[0003]概して、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のユーザ機器デバイス(UE)のための通信を同時にサポートすることができる。各UEは、順方向リンクおよび逆方向リンク上での送信を介して、発展型ノードB(eNB)など、1つまたは複数の基地局と通信する。順方向リンク(またはダウンリンク)はeNBからUEへの通信リンクを指し、逆方向リンク(またはアップリンク)はUEからeNBへの通信リンクを指す。この通信リンクは、単入力単出力、多入力単出力または多入力多出力(MIMO)システムを介して確立され得る。この点について、UEは、1つまたは複数のeNBを介してワイヤレスネットワークにアクセスすることができる。
[0004]これらのシステムのためのネットワーク展開は、一般に固定され、したがって、eNBは、所与のネットワーク上でUEのためのサブスクリプション情報を取得および/または検証する(verify)ために、UEに関係するホームネットワークと通信する。ワイヤレスネットワークは、一般に、UEをそれの国際モバイル加入者識別子(IMSI)および/または他の識別情報を使用して識別することに基づき得る、ワイヤレスネットワークにサブスクライブされた(subscribed)UEに関係する情報を管理するためのホーム加入者サーバ(HSS:home subscriber server)を採用する。この点について、UEにワイヤレスネットワークアクセスを与えるeNBは、UEのサブスクリプションを検証するために、(たとえば、1つまたは複数のネットワークノードをトラバースすること(traversing)によって)UEに関連するHSSと通信することができる。多くの例では、eNBは、訪問先ネットワーク上にあり得、サブスクリプションを検証するためにUEのホームネットワーク上のHSSにアクセスすることができる。
[0005]しかしながら、アクセスおよびトラフィックがサードパーティネットワークの所有者によって管理され、および/または無認可(unlicensed)スペクトル中の周波数帯域が通信のために使用され、およびアクセスが、UEまたは他のサービスプロバイダに関係するモバイルネットワーク事業者(MNO:mobile network operator)からの証明を用いた認証を使用してサードパーティによって許可される、サードパーティネットワーク上での他のコンテキストにおいて、UEが、1つまたは複数のワイヤレスネットワーク技術を使用して通信することを可能にしたいという要望がある。これらのサードパーティネットワークは、ネットワークをホストするエンティティがMNOによって管理されないことがあり、トラフィックがMNOネットワークを最初にトラバースする必要がないような、ニュートラルホストネットワークと呼ばれることがある。さらに、ニュートラルホストネットワークは、1つまたは複数のサービスプロバイダを介して1つまたは複数のUEに異なるサービスを提供し得る、1つまたは複数のeNBまたは他のアクセスポイントを含み得る。
[0006]以下は、1つまたは複数の態様の基本的理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての企図された態様の包括的な概観ではなく、すべての態様の主要または重要な要素を識別するものでも、いずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示されるより詳細な説明の導入として、1つまたは複数の態様のいくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
[0007]ニュートラルホストネットワークは、1つまたは複数の異なるサービスプロバイダを介して1つまたは複数の異なるサービスを提供し得るが、ユーザ機器(UE)は、ニュートラルホストネットワークによってどのサービス/サービスプロバイダが提供されるかを必ずしも知っているとは限らない。したがって、ニュートラルホストネットワークのノード(たとえば、発展型ノードB(eNB)など、アクセスポイント)は、ノードおよび/またはニュートラルホストネットワークによって提供される1つまたは複数のサービスまたはサービスプロバイダを広告するためにサービス発見情報(SDI:service discovery information)を送信し得る。したがって、UEは、ノードによるブロードキャストを介したSDI、ノードからの専用メッセージなどを受信することができ、したがって、SDIの少なくとも一部分を(たとえば、サービスの選択を可能にするためのディスプレイ上で)提示するか、または、SDIに少なくとも部分的に基づいて、そのノードに接続すべきなのかニュートラルホストネットワークの別のノードに接続すべきなのかを決定することができる。
[0008]一例によれば、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するための方法が提供される。本方法は、プロセッサによって、ニュートラルホストネットワークに関連する基地局を検出することと、トランシーバによって、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すSDIインジケータを含む基地局によるブロードキャストについてキャリアを監視することと、トランシーバによって、SDIインジケータに基づいて基地局による追加のブロードキャスト中でSDIを受信することとを含む。
[0009]別の例では、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するための装置が提供される。本装置は、トランシーバと、ニュートラルホストネットワークにおいて信号を通信するためにバスを介してトランシーバと通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、バスを介して少なくとも1つのプロセッサおよび/またはトランシーバと通信可能に結合されたメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、ニュートラルホストネットワークに関連する基地局を検出することと、トランシーバを介して、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すSDIインジケータを含む基地局によるブロードキャストについてキャリアを監視することと、トランシーバを介して、SDIインジケータに基づいて基地局による追加のブロードキャスト中でSDIを受信することとを行うように構成される。
[0010]また別の例では、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するための装置が提供される。本装置は、ニュートラルホストネットワークに関連する基地局を検出するための手段と、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すSDIインジケータを含む基地局によるブロードキャストについてキャリアを監視するための手段と、SDIインジケータに基づいて基地局による追加のブロードキャスト中でSDIを受信するための手段とを含む。
[0011]さらなる一例では、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体が提供される。コードは、ニュートラルホストネットワークに関連する基地局を検出するためのコードと、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すSDIインジケータを含む基地局によるブロードキャストについてキャリアを監視するためのコードと、SDIインジケータに基づいて基地局による追加のブロードキャスト中でSDIを受信するためのコードとを含む。
[0012]別の例によれば、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するための方法が提供される。本方法は、トランシーバによって、UEからSDI要求を受信することと、トランシーバによって、1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIの存在を示すSDIインジケータをブロードキャストすることと、トランシーバによって、SDI要求を受信することに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIをブロードキャストすることと、ここで、1つまたは複数の後続のブロードキャストは、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)または1つまたは複数のブロードキャストチャネルを含み、を含む。
[0013]別の例では、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するための装置が提供される。本装置は、トランシーバと、ニュートラルホストネットワークにおいて信号を通信するためにバスを介してトランシーバと通信可能に結合された少なくとも1つのプロセッサと、バスを介して少なくとも1つのプロセッサおよび/またはトランシーバと通信可能に結合されたメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、トランシーバを介して、UEからSDI要求を受信することと、トランシーバを介して、1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIの存在を示すSDIインジケータをブロードキャストすることと、トランシーバを介して、SDI要求を受信することに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIをブロードキャストすることと、ここで、1つまたは複数の後続のブロードキャストは、1つまたは複数のSIBまたは1つまたは複数のブロードキャストチャネルを含み、を行うように構成される。
[0014]また別の例では、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するための装置が提供される。本装置は、UEからSDI要求を受信するための手段と、1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIの存在を示すSDIインジケータをブロードキャストするための手段と、SDI要求を受信することに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIをブロードキャストするための手段と、ここで、1つまたは複数の後続のブロードキャストは、1つまたは複数のSIBまたは1つまたは複数のブロードキャストチャネルを含み、を含む。
[0015]さらなる一例では、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIを通信するためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体が提供される。コードは、UEからSDI要求を受信するためのコードと、1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIの存在を示すSDIインジケータをブロードキャストするためのコードと、SDI要求を受信することに少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数の後続のブロードキャスト中でSDIをブロードキャストするためのコードと、ここで、1つまたは複数の後続のブロードキャストは、1つまたは複数のSIBまたは1つまたは複数のブロードキャストチャネルを含み、を含む。
[0016]上記および関係する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明され、特に特許請求の範囲で指摘される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。ただし、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用され得る様々な方法のうちのほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様およびそれらの均等物を含むものとする。
[0017]開示される態様は、開示される態様を限定するためではなく、例示するために与えられる、添付の図面とともに以下で説明され、同様の表示は同様の要素を示す。
[0018]本明細書で説明される態様による、ニュートラルホストネットワークアクセスを与えるためのシステムの一例を示す図。
[0019]本明細書で説明される態様による、ニュートラルホストネットワークアクセスを与えるためのシステムの別の例を示す図。
[0020]本明細書で説明される態様による、ニュートラルホストネットワークアクセスを与えるためのシステムのまた別の例を示す図。
[0021]本明細書で説明される態様による、サービス発見情報(SDI)を通信するためのシステムの一例を示す図。
[0022]本明細書で説明される態様による、SDIを受信および処理するための方法の一例を示す図。
[0023]本明細書で説明される態様による、SDIをブロードキャストするための方法の一例を示す図。
[0024]本明細書で説明される態様に従ってSDIを通信するためのシステム、およびそれの1つまたは複数のUEとeNBとの間のメッセージフローの一例を示す図。
[0025]本明細書で説明される態様に従って部分的SDIを通信するためのシステム、およびそれのUEとeNBとの間のメッセージフローの一例を示す図。
詳細な説明
[0026]次に、図面を参照しながら様々な態様が説明される。以下の説明では、説明の目的で、1つまたは複数の態様の完全な理解を与えるために多数の具体的な詳細が記載される。ただし、そのような(1つまたは複数の)態様は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることは明らかであろう。
[0027]本明細書ではニュートラルホストネットワークにおいてサービス発見情報(SDI)をブロードキャストすることに関係する様々な態様が説明され、ここで、SDIは、ニュートラルホストネットワークにおいて1つまたは複数のサービスプロバイダによって提供されるサービスに関する様々なパラメータを示すことができる。ニュートラルホストネットワークは、(たとえば、ユーザ機器(UE)に)ニュートラルホストネットワークによって通信されたトラフィックが、最初にMNOネットワークをトラバースする必要がないように、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)など、モバイルネットワーク無線アクセス技術(RAT)を使用して動作させられ得るが、モバイルネットワーク事業者(MNO)によって動作させられないことがあるかまたはさもなければMNOネットワークに直接接続されないことがある、ネットワークを含むことができる。たとえば、本明細書でさらに説明されるように、ニュートラルホストネットワークは、モバイルネットワークRATに基づいてホットスポットとして機能する1つまたは複数の発展型ノードB(eNB)または他のアクセスポイントを含み得、デバイス(たとえば、UE)へのアクセスを(たとえば、必ずしも、ニュートラルホストネットワークにおける通信の少なくともいくつかのタイプのための認証を必要とすることなしに)公然と(openly)可能にする。eNBは、eNBまたはバックエンドネットワークによって実装され(be implemented)得るUEのための認証の代替形態を使用し得、または、ニュートラルホストネットワークを介してMNOネットワークにアクセスすることによってMNO認証(たとえば、ユニバーサル加入者識別モジュール(USIM:universal subscriber identity module)証明)を使用する。一例では、eNBは、ニュートラルホストネットワークについてのSDIを広告するために、モバイルネットワークRATによって定義されたシステム情報ブロードキャスト機構を使用することができる。
[0028]SDIは、たとえば、SDIをブロードキャストするニュートラルホストネットワークを介して、サービスプロバイダによって提供されるサービスに関する実質的に任意の情報に関係することができる。SDIは、ニュートラルホストネットワークによって提供される1つまたは複数のサービスプロバイダを選択すべきかどうかを決定するために、UEによって受信され得る。一例では、UEは、サービスプロバイダまたは関係するネットワーク/eNBの手動または自動選択を可能にするために、ユーザインターフェースまたは他のインターフェース(たとえば、アプリケーションプログラムインターフェース)を介してユーザに提示するための様々なサービスプロバイダついてのSDIを収集し得る。たとえば、SDIは、サービスプロバイダ名、事業者パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)識別子(ID)、サービスプロバイダのために表示すべきアイコンに関する情報、サービスプロバイダにアクセスするための証明情報、サービスプロバイダにアクセスするためのポータル情報、オンラインサインアップを提供するサービスプロバイダのリスト、サービスプロバイダプロビジョニングサーバ情報(たとえば、インターネットプロトコル(IP)アドレス、サポートされるプロビジョニングプロシージャなど)、サービスプロバイダによってサポートされるサービス(たとえば、本明細書でさらに説明されるように、接続性タイプ)、および/または同種のものを含み得る。
[0029]ニュートラルホストネットワークのeNBは、システム情報送信中で、たとえば、1つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)中でSDIをブロードキャストし得、UEは、eNBまたは関係するニュートラルホストネットワークに関連するSDIを決定するためにシステム情報送信からSDIを取得することができる。一例では、eNBはまた、1つまたは複数の後続のシステム情報送信中でSDIの存在を示すことができる、SDIインジケータを広告するために、(1つまたは複数の)前のシステム情報送信(たとえば、1つまたは複数の前のSIB、または1つまたは複数のマスタ情報ブロック(MIB:master information block)など)を利用することができる。たとえば、SDIインジケータは、前のシステム情報送信におけるビットインジケータまたは他の値であり得、ここで、前のシステム情報送信は、SDIを含み得るシステム情報送信の前に、eNBによってブロードキャストされ得る。したがって、UEは、前のシステム情報送信を受信することができ、SDIインジケータに基づいて、SDIがeNBによってブロードキャストされているかどうかを決定することができる。UEが、SDIインジケータに基づいて、後続のシステム情報送信中でSDIがブロードキャストされないと決定する、一例では、UEは、SDIをブロードキャストするようにとの要求をeNBに送信し得る。eNBは、要求を受信し、SDI(および/またはSDIインジケータ)をブロードキャストし始め、SDIのオンデマンドブロードキャスティング(on-demand broadcasting)を可能にすることができる。このことは、要求を受信することに基づいて、および必ずしもすべてのシステム情報ブロードキャストにおいてとは限らずに、SDIをブロードキャストすることによって、eNBによって利用される周波数スペクトルおよび処理リソースを節約する(conserve)ことができる。
[0030]本出願で使用される「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」などの用語は、限定はしないが、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアなど、コンピュータ関連のエンティティを含むものとする。たとえば、コンポーネントは、限定はしないが、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。例として、コンピューティングデバイス上で実行しているアプリケーションと、そのコンピューティングデバイスの両方がコンポーネントであり得る。1つまたは複数のコンポーネントがプロセスおよび/または実行スレッド内に存在することができ、1つのコンポーネントが1つのコンピュータ上に配置され得、および/または2つ以上のコンピュータ間に分散され得る。さらに、これらのコンポーネントは、様々なデータ構造を記憶している様々なコンピュータ可読媒体から実行することができる。これらのコンポーネントは、ローカルシステム、分散型システム、および/または他のシステムを用いるインターネットなどのネットワーク中の別のコンポーネントと信号を介して対話する1つのコンポーネントからのデータなど、1つまたは複数のデータパケットを有する信号によるなどのローカルプロセスおよび/またはリモートプロセスを介して通信することができる。
[0031]さらに、本明細書では、ワイヤード端末またはワイヤレス端末であり得る端末に関する様々な態様が説明される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイルデバイス、リモート局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、またはユーザ機器デバイスと呼ばれることもある。ワイヤレス端末は、セルラー電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスであり得る。その上、本明細書では基地局に関する様々な態様が説明される。基地局は、(1つまたは複数の)ワイヤレス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、アクセスノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
[0032]その上、「または」という用語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味するものとする。すなわち、別段に規定されていない限り、または文脈から明からでない限り、「XはAまたはBを採用する」という句は、自然包括的並べ替えのいずれかを意味するものとする。すなわち、「XはAまたはBを採用する」という句は、XがAを採用する場合、XがBを採用する場合、またはXがAとBの両方を採用する場合のいずれによっても満たされる。さらに、本出願と添付の特許請求の範囲とで使用される冠詞「a」および「an」は、別段に規定されていない限り、または単数形を対象とすることが文脈から明らかでない限り、概して「1つまたは複数」を意味するものと解釈されるべきである。
[0033]本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAシステムは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)、cdma2000などの無線技術を実装し得る。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形態を含む。さらに、cdma2000は、IS−2000、IS−95およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実装し得る。OFDMAシステムは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(WiFi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC−FDMAを採用するE−UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTEおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。さらに、そのようなワイヤレス通信システムは、不対(unpaired)無認可スペクトル、802.xxワイヤレスLAN(WLAN)、BLUETOOTH(登録商標)および任意の他の短距離または長距離ワイヤレス通信技法をしばしば使用するピアツーピア(たとえば、モバイルツーモバイル)アドホックネットワークシステムをさらに含み得る。
[0034]様々な態様または特徴が、いくつかのデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含み得るシステムに関して提示される。様々なシステムは、追加のデバイス、コンポーネント、モジュールなどを含むことができ、および/または図に関して説明されるデバイス、コンポーネント、モジュールなどのすべてを含むとは限らないことを理解および諒解されたい。これらの手法の組合せも使用され得る。
[0035]図1を参照すると、(たとえば、SDIをブロードキャストするためのSDI通信コンポーネント460を動作させるアクセスポイントを介して)ニュートラルホストネットワークへのワイヤレスアクセスを与えることを可能にするワイヤレス通信システム100が示されている。ワイヤレス通信システム100は、(たとえば、1つまたは複数の他のコロケートされる、または遠隔に位置するネットワークノードを介して)バックエンドサービスプロバイダネットワーク104へのアクセスを与えるために、1つまたは複数のUEからのワイヤレス通信を受信するためのセルを与えることができる、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)ホットスポット102を含む。この例では、WWANホットスポット102中に示されたコンポーネントは、一般に、LTE、GSMなどのモバイルネットワークRATを使用して特定のMNOへのアクセスを与えるために通信し得る。この例では、WWANホットスポット102は、バックエンドサービスプロバイダネットワーク104へのアクセスを与えるために、無認可周波数帯域中のモバイルネットワークRATを使用するセルを与えることができ、ここで、認証UE106は、バックエンドサービスプロバイダネットワーク104にアクセスするための要件としてのモバイルネットワークサブスクリプション情報(たとえば、USIM証明)に基づいて、必要とされないことがある。したがって、たとえば、UE106は、モバイルネットワークRATを使用して、サービングゲートウェイ(SGW)/パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)110および/またはモビリティ管理エンティティ(MME)112にアクセスするために、eNB108の形態のアクセスポイントと通信する。サービングゲートウェイ(SGW)/パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(PGW)110および/またはモビリティ管理エンティティ(MME)112は、ホットスポット102中に含まれ得る。UE106は、eNB108からSDIを取得および処理するためのSDI処理コンポーネント420を動作させ得る。
[0036]いくつかの態様では、UE106は、当業者によって(ならびに本明細書において互換的に)、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、端末、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE106は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、全地球測位システム(GPS)デバイス、マルチメディアデバイス、ビデオデバイス、デジタルオーディオプレーヤ(たとえば、MP3プレーヤ)、カメラ、ゲーム機、ウェアラブルコンピューティングデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートグラス、ヘルスまたはフィットネストラッカーなど)、アプライアンス、センサー、車両通信システム、医療デバイス、自動販売機、または任意の他の同様の機能デバイスであり得る。概して、UE106は、ポータブルであると見なされるのに十分に小型で軽量であり得、本明細書で説明される1つまたは複数のオーバージエア(OTA)通信プロトコルを使用してオーバージエア通信リンクを介してワイヤレスに通信するように構成され得る。さらに、いくつかの例では、UE106は、複数の別個のサブスクリプション、複数の無線リンク、および/または同種のものを介して複数の別個のネットワーク上での通信を可能にするように構成され得る。
[0037]eNB108は、マクロセルアクセスポイント、スモールセルアクセスポイント、および/または同種のもののようなアクセスポイントを含み得る。本明細書で使用される「スモールセル」という用語は、アクセスポイントまたはアクセスポイントの対応するカバレージエリアを指すことがあり、ここで、この場合のアクセスポイントは、たとえば、マクロネットワークアクセスポイントまたはマクロセルの送信電力あるいはカバレージエリアと比較して、比較的低い送信電力あるいは比較的小さいカバレージを有する。たとえば、マクロセルは、限定はしないが、半径数キロメートルなど、比較的大きい地理的エリアをカバーし得る。対照的に、スモールセルは、限定はしないが、自宅、建築物、または建築物のフロアなど、比較的小さい地理的エリアをカバーし得る。したがって、スモールセルは、限定はしないが、BS、アクセスポイント、フェムトノード、フェムトセル、ピコノード、マイクロノード、ノードB、eNB、ホームノードB(HNB:home Node B)またはホーム発展型ノードB(HeNB:home evolved Node B)など、装置を含み得る。したがって、本明細書で使用される「スモールセル」という用語は、マクロセルと比較して比較的低い送信電力および/または比較的小さいカバレージエリアセルを指す。
[0038]一般的なLTE展開では、たとえば、MME112は、UE106に、ベアラセットアッププロシージャ、SGW/PGW110および他のコアMNOネットワーク構成要素(たとえば、HSS)へのアクセスなどを与え、SGW/PGW110は、UE106に、インターネット接続および/または他の外部ノードへのアクセスを与える。しかしながら、図示された例では、SGW/PGW110およびMME112は、UE106に、サービスプロバイダ(SP)データネットワーク120へのアクセスを与える。SPデータネットワーク120は、WiFiホットスポット150にネットワークアクセスを与えることに随意に関係することができ、また、この例では、(たとえば、認証、課金(billing)、または他の目的のためにUE106のホームネットワークにアクセスするために、ならびに/あるいはワイヤレスネットワークサービスを与えるために他のネットワークノードにアクセスするために)UE106にさらにインターネット124へのアクセスを与えるために、WWANホットスポット102によって利用され得る。この構成は、LTE−U−W展開と呼ばれることがあり、WWANホットスポット102およびバックエンドサービスプロバイダネットワーク104は、ニュートラルホストネットワークの一例であり得る。
[0039]この点について、たとえば、MME112は、SPデータネットワーク120を介してサービスプロバイダネットワーク104のコンポーネントにアクセスするためにUE106がeNB108を介して通信するために、ベアラをセットアップすることができる。これは、UE106とeNB108との間の無線ベアラならびにeNB108およびSGW/PGW110および/またはサービスプロバイダネットワーク104の追加のコンポーネントの間のデータベアラをセットアップすることを含むことができる。さらに、サービスプロバイダネットワーク104中のいくつかの要素と通信するためのユーザおよび制御プレーン通信が機能しなくなることがある。その上、たとえば、セキュリティは、UE106とMME112との間の非アクセス層(NAS:non-access stratum)レイヤにわたって、拡張認証プロトコル(EAP)または同様のセキュリティ機構を使用するように変更され得る。
[0040]サービスプロバイダネットワーク104は、サービスプロバイダネットワーク104(および/または特にSPデータネットワーク120)にアクセスするためのUE106の証明を確立し、検証するための認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サーバ122をさらに含み得る。SPデータネットワーク120はまた、インターネット124へのアクセスを与えることができる。場合によっては、証明のセットのための1つまたは複数のアクセスポリシーを定義することができるポリシーサーバ126、サブスクリプションエラーおよび/またはタイムアウトを解決することができるサブスクリプション改善サーバ(subscription remediation server)128、ならびに/あるいはサービスプロバイダネットワーク104にアクセスするためのサブスクリプション証明を管理するためのオンラインサインアップ(OSU)サーバ130など、追加のサーバが同様にサービスプロバイダネットワーク104に含まれ得る。OSUサーバ130は、サービスプロバイダネットワーク104へのサブスクリプションベースのアクセスを管理するための1つまたは複数の証明書を取得するために、認証局132と通信することができる。一例では、サービスプロバイダネットワーク104はまた、それへのWiFiまたは他のワイヤレスアクセスを可能にするためにルータ(図示せず)を含むことができる。
[0041]一例では、eNB108は、LTE−U−W接続性タイプ、SDIなどを広告するようにSDI通信コンポーネント460を動作させることができ、これらは、SDI通信コンポーネント460がこれらのパラメータを示すシステム情報をブロードキャストすることに基づいて、UE106によって発見可能であり得る。UE106は、たとえば、SDI処理コンポーネント420を介して、eNB108からのシステム情報を検出することができ、(たとえば、パラメータに基づいて)eNB108との接続を確立すべきかどうかを決定することができる。これは、(たとえば、サービスセット識別情報(SSID:service set identification)などのネットワーク識別子を広告することによって)随意のWiFiホットスポット150の存在を広告するために、そのホットスポットのコンポーネントによって使用される機構と同様であり得る。したがって、LTE−U−W展開では、サービスプロバイダは、WWANホットスポット102のために、随意のWiFiホットスポット150のために使用されるような、プロビジョニング、アカウンティング、ポリシー、認証などのための同様のコアネットワーク要素を使用することができる。したがって、いくつかの場合には、同じ証明が、サービスプロバイダおよび/または関係するサービスプロバイダネットワーク104に関係することができるので、UE106は、WWANホットスポット102またはWiFiホットスポット150にアクセスするために同じ証明を使用することができる。さらに、いくつかの例では、UE106のユニバーサル加入者識別モジュール(USIM)(図示せず)は、(たとえば、ホットスポット102がインターネット124を介してMNOコンポーネントにアクセスすることができる、および/またはWWANホットスポット102が場合によってはLTE−U−Mアクセスを与える)WWANホットスポット102にアクセスするための証明を与えるために使用され得る。その上、たとえば、WWANホットスポット102とWiFiホットスポット150の両方のために、オンラインサインアップがOSUサーバ130を介して可能であり得る。
[0042]図2を参照すると、(たとえば、SDIをブロードキャストするためのSDI通信コンポーネント460を動作させるアクセスポイントを介して)ニュートラルホストネットワークへのワイヤレスアクセスを与えることを可能にするワイヤレス通信システム200が示されている。ワイヤレス通信システム200は、LTEネットワークからのトラフィックをオフロードする(LTE−U−O)ために使用され得る、MNOのためのLTE−U(LTE−U−M)を与える無線ホットスポット202を含み、ここで、ホットスポット202は、いくつかのUEのための証明を管理するホームPLMN(HPLMN:home PLMN)発展型パケットコア(EPC)206へのアクセスを可能にするために、訪問先PLMN(VPLMN:visiting public land mobile network)EPC204と通信する。ホットスポット202および/または関連するVPLMN EPC204またはHPLMN EPC206は、ニュートラルホストネットワークを表し得る。VPLMN EPC204はまた、認証されたUEにインターネット124へのアクセスを与える。ホットスポット202は、訪問先PLMN(VPLMN)EPC204のコンポーネントおよび/またはインターネット124と通信することを可能にするeNB108およびローカルゲートウェイ(LGW)210を含む。VPLMN EPC204は、この例では、UE106のためのHPLMNではないので、訪問先PLMNと呼ばれる。VPLMN EPC204は、(別個のデバイスとして示されているが、上記および本明細書のさらなる例で示されるように、SGWおよびPGW機能を提供する単一のエンティティとして含まれ得る)SGW110−aおよびPGW110−b、ならびにMME112を備える。HPLMN EPC206は、AAAサーバ212がUE106のためのHPLMN EPCのAAA機能を管理するので、サービスプロバイダネットワーク104のAAAサーバ122(図1)とは異なり得るAAAサーバ212と、いくつかのUEのサブスクリプション情報を記憶するためのHSS214とを含む。UE106は、eNB108からSDIを取得および処理するためのSDI処理コンポーネント420を動作させ得る。
[0043]この例では、VPLMN EPC204およびHPLMN EPC206は、VPLMN EPC204がUE106のサブスクリプション情報をHPLMN EPC206を用いて検証したことに基づいて、HPLMN EPC206のHSS214に関係するUEに、インターネット124または他のネットワークリソースへのアクセスを与えるために一般的なモバイルネットワークの場合のように機能することができる。ホットスポット202は、(たとえば、LGW210を使用して)インターネット124を介してVPLMN EPC204に接続するサードパーティにおいて展開され得る。この例では、eNB108は、UE106と通信するために、図1中のeNB108の場合と同様に、無認可周波数スペクトル中で動作し、UE106に、ホットスポット202が接続するVPLMN EPC204、および/またはUE106に関係するHPLMN EPC206をトラバースすることによってインターネット124へのアクセスを与える。したがって、たとえば、UE106は、ホットスポット202にアクセスするためにUSIM証明を使用することができ、ここで、ホットスポット202は、HPLMN EPC206にアクセスすることによって証明を検証する。この点について、UE106は、ホットスポット202にオフロードすることによってインターネット124を利用することができ、ここで、ホットスポット202は、HPLMN EPC206を介してUE106を認証することが可能である。
[0044]図3は、必ずしも、対応するUE106のための(たとえば、USIM証明を使用する)モバイルネットワーク認証を必要とすることなしに、上記で説明されたようにLTE−U−Wアクセスを与えるための例示的なワイヤレス通信システム300、302、304を示す。ワイヤレス通信システム300はホットスポット310の例示的な企業展開を示し、ワイヤレス通信システム302はホットスポット312の例示的な宅内展開を示し、ワイヤレス通信システム304はホットスポット314の例示的な大規模展開を示す。たとえば、ホットスポット310、312、314が、モバイルネットワークRATおよび関連するRANコンポーネントを使用してインターネット124へのアクセスを同様に与えることができるという点で、ホットスポット310、312、314は、WWANホットスポット102と同様であり得る。ホットスポット310、312、314は、ニュートラルホストネットワークであり得るか、またはそれへのアクセスを与えることができる。各ワイヤレス通信システム300、302、304は、ニュートラルホストネットワークにおいてアクセスを受信するためにeNB108と通信する、UE106を含むことができる。たとえば、アクセスポイント(たとえば、eNB108)は、SDIをブロードキャストするためのSDI通信コンポーネント460を動作させることができ、UE106は、eNB108からSDIを取得および処理するためのSDI処理コンポーネント420を動作させ得る。
[0045]たとえば、ホットスポット310は、WWANホットスポット102とほとんど同様に、eNB108とSGW/PGW110とを含むことができ、組み合わせられたMMEおよびAAAサーバ320をも含むことができる。したがって、ホットスポット310は、eNB108を介してアクセスを与えるために、モバイルネットワークRATを使用して通信することができる。ホットスポット310はまた、MME/AAAサーバ320のAAA部分を使用してUE106を認証することができ、MME/AAAサーバ320のMME部分は、インターネット124へのアクセスを与えるために、UE106のための1つまたは複数のベアラを確立することができる。ホットスポット310では、eNB108とSGW/PGW110とMME/AAAサーバ320とはネットワークにおいて別個のコンポーネントであり得、および/またはコンポーネントのうちの1つまたは複数は組み合わせられ得る。
[0046]ホットスポット312は、たとえば、組み合わせられたeNB、SGW/PGW、およびMME/AAAサーバ330を含み得る。この点について、たとえば、ホットスポット312は、ホットスポット312が接続(たとえば、イーサネット(登録商標)、ワイヤレスLANなど、ローカルエリアネットワーク(LAN)接続)を介してインターネット124に結合され得る宅内設定において使用され得る、単一のデバイスであり得る。したがって、ホットスポット310は、組み合わせられたeNB、SGW/PGW、およびMME/AAAサーバ330のeNB部分を介してアクセスを与えるために、モバイルネットワークRATを使用して通信することができる。ホットスポット310はまた、組み合わせられたeNB、SGW/PGW、およびMME/AAAサーバ330のAAA部分を使用してUE106を認証することができ、組み合わせられたeNB、SGW/PGW、およびMME/AAAサーバ330のMME部分は、インターネット124へのアクセスを与えるために、UE106のための1つまたは複数のベアラを確立することができる。
[0047]ホットスポット314は、一例では、eNB108とLGW210とを含み得、ここで、LGW210は、図2で同様に示されたように、サービスプロバイダネットワーク305へのアクセスを与える。しかしながら、ワイヤレス通信システム304では、サービスプロバイダネットワーク305は、サービスプロバイダネットワーク305を利用するためにUE106を認証するためのAAAサーバ212を含むことができる。さらに、ワイヤレス通信システム304は、サービスプロバイダネットワーク305の一部であり得るHeNBゲートウェイ(GW)350を含む。HeNB GW350は、ネットワークインフラストラクチャ上でのサービスプロバイダネットワーク305への複数のホットスポット314の接続を可能にすることができ、インターネット124にアクセスするためにSGW110−aおよび/またはPGW110−bと通信し得る。たとえば、ケーブルネットワーク事業者がホットスポット314を提供し得、ホットスポット314は、ホットスポット314がeNB108を介してモバイルネットワークRATを使用してワイヤレス通信アクセスを与えるので、HeNBと同様であり得る。ホットスポット314は、サービスプロバイダネットワーク305のコンポーネントと通信することを可能にするためにLGW332をも含み得る。
[0048]一例では、図1、図2、図3中のホットスポット102、202、310、312、314などは、ホットスポットに関係する1つまたは複数のサービスまたはサービスプロバイダについてのSDIを広告するための本明細書で説明される機能を実装し得る。たとえば、ホットスポット102、202、310、312、314中のeNB108は、本明細書でさらに説明されるように、システム情報中でSDIをブロードキャストすることができ、UE106は、UE106による利用のための1つまたは複数のサービスを選択するために使用され得る、SDIを取得することができる。
[0049]次に図4〜図8を参照すると、態様は、本明細書で説明されるアクションまたは動作を実行し得る1つまたは複数のコンポーネントおよび1つまたは複数の方法に関して示され、ここで、破線中の態様は随意であり得る。図5および図6において以下で説明される動作は、特定の順序でおよび/または例示的なコンポーネントによって実行されるものとして提示されるが、アクションの順序およびアクションを実行するコンポーネントは、実装形態に応じて変更され得ることを理解されたい。その上、以下のアクション、機能、および/または説明されるコンポーネントは、特別にプログラムされたプロセッサ、特別にプログラムされたソフトウェアまたはコンピュータ可読媒体を実行するプロセッサによって、あるいは説明されるアクションまたは機能を実行することが可能なハードウェアコンポーネントおよび/またはソフトウェアコンポーネントの任意の他の組合せによって実行され得ることを理解されたい。
[0050]図4は、ワイヤレス通信ネットワークにおいてSDIをブロードキャストおよび受信するためのシステム400を示す。システム400は、上記の図1〜図3においてその例が説明されたワイヤレスネットワークにアクセスするためにeNB108と通信するUE106を含む。UE106は、eNB108を介してワイヤレスネットワーク(図示せず)と通信することができる。一態様では、eNB108およびUE106は、構成された通信リソース上でeNB108からUE106に制御および/またはデータメッセージ(たとえば、シグナリング)を通信するために、ダウンリンク信号406がその上でeNB108によって(たとえば、トランシーバ454を介して)送信され、UE106によって(たとえば、トランシーバ404を介して)受信され得る、1つまたは複数のダウンリンクチャネルを確立していることがある。その上、たとえば、eNB108およびUE106は、構成された通信リソース上でUE106からeNB108に制御および/またはデータメッセージ(たとえば、シグナリング)を通信するために、アップリンク信号408がその上でUE106によって(たとえば、トランシーバ404を介して)送信され、eNB108によって(たとえば、トランシーバ454を介して)受信され得る、1つまたは複数のアップリンクチャネルを確立していることがある。たとえば、eNB108は、複数のUEのためのブロードキャストチャネルまたはUE106のための専用チャネルを含み得るダウンリンクチャネル上でダウンリンク信号406中でSDI480をブロードキャストし得る。一例では、eNB108は、SDI480をブロードキャストし始めるようにとの、アップリンクチャネル上でアップリンク信号408中で送信されたUE106からのSDI要求482などに基づいて、SDI480をブロードキャストし得る。
[0051]一態様では、UE106は、たとえば、1つまたは複数のバス405を介して通信可能に結合され得る1つまたは複数のプロセッサ402および/またはメモリ403を含み得、ニュートラルホストネットワークにおいて1つまたは複数のeNBによってブロードキャストまたは送信されるSDIを取得および処理するためのSDI処理コンポーネント420、SDIに基づいて1つまたは複数のeNBによって提供される1つまたは複数のサービスを選択するための随意のサービス選択コンポーネント422、および/またはSDIに基づいて提供される1つまたは複数のサービスを提示し、アプリケーション、UE106のユーザなどによる1つまたは複数のサービスの選択を可能にするための随意のインターフェースコンポーネント424のうちの1つまたは複数とともに動作するか、またはさもなければそれらを実装し得る。たとえば、SDI処理コンポーネント420、サービス選択コンポーネント422、インターフェースコンポーネント424などに関係する様々な動作は、1つまたは複数のプロセッサ402によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、動作のうちの異なるものは2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。たとえば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ402は、モデムプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはデジタル信号プロセッサ、または特定用途向け集積回路(ASIC)、または送信プロセッサ、またはトランシーバ404に関連するトランシーバプロセッサのうちのいずれか1つまたは任意の組合せを含み得る。さらに、たとえば、メモリ403は、限定はしないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM(登録商標))、磁気ストレージデバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD))、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブ)、レジスタ、リムーバブルディスク、ならびにコンピュータまたは1つまたは複数のプロセッサ402によってアクセスされ、読み取られ得るソフトウェアおよび/またはコンピュータ可読コードまたは命令を記憶するための任意の他の好適な媒体を含む非一時的コンピュータ可読媒体であり得る。その上、メモリ403またはコンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数のプロセッサ402中に存在する、1つまたは複数のプロセッサ402の外部にある、1つまたは複数のプロセッサ402を含む複数のエンティティにわたって分散される、などであり得る。
[0052]特に、1つまたは複数のプロセッサ402および/またはメモリ403は、SDI処理コンポーネント420またはそれのサブコンポーネントによって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ402および/またはメモリ403は、eNB108から受信されたシステム情報中にSDIが存在するかどうかを検出するためのSDI存在検出コンポーネント440によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、SDI存在検出コンポーネント440は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ402の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいは、メモリ403に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたSDI存在検出動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ402のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ402および/またはメモリ403は、eNB108によってシステム情報中でブロードキャストされるかまたはさもなければ送信される、eNB108からのSDIを受信するためのSDI受信コンポーネント442によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、SDI受信コンポーネント442は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ402の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいは、メモリ403に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたSDI受信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ402のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ402および/またはメモリ403は、SDIをブロードキャストするかまたはさもなければ送信するようにeNB108に要求するためのSDI要求コンポーネント444によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、SDI要求コンポーネント444は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ402の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいは、メモリ403に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたSDI要求動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ402のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
[0053]同様に、一態様では、eNB108は、たとえば、1つまたは複数のバス455を介して通信可能に結合され得る1つまたは複数のプロセッサ452および/またはメモリ453を含み得、また、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIをブロードキャストするかまたはさもなければ送信するためのSDI通信コンポーネント460とともに動作するか、またはさもなければそれを実装し得る。たとえば、SDI通信コンポーネント460に関係する様々な機能は、1つまたは複数のプロセッサ452によって実装されるか、またはさもなければ実行され得、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、他の態様では、上記で説明されたように、機能のうちの異なるものは2つまたはそれ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。一例では、1つまたは複数のプロセッサ452および/またはメモリ453は、UE106の1つまたは複数のプロセッサ402および/またはメモリ403に関して上記の例で説明されたように構成され得る。
[0054]一例では、1つまたは複数のプロセッサ452および/またはメモリ453は、SDI通信コンポーネント460またはそれのサブコンポーネントによって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ452および/またはメモリ453は、eNB108によって通信されたシステム情報中にSDIが存在するかどうか示すためのSDI存在指示コンポーネント462によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、SDI存在指示コンポーネント462は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ452の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいは、メモリ453に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたSDI存在指示動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ452のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ452および/またはメモリ453は、ニュートラルホストネットワークにおいてSDIをブロードキャストするかまたはさもなければ送信するためのSDI送信コンポーネント464によって定義されたアクションまたは動作を実行し得る。一態様では、たとえば、SDI送信コンポーネント464は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ452の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいは、メモリ453に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたSDI送信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ452のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。さらに、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ452および/またはメモリ453は、eNB108に、SDIをブロードキャストするかまたはさもなければ送信するようにとのeNB108についての1つまたは複数の要求を受信するように要求するためのSDI要求受信コンポーネント466によって定義されたアクションまたは動作を随意に実行し得る。一態様では、たとえば、SDI要求受信コンポーネント466は、ハードウェア(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ452の1つまたは複数のプロセッサモジュール)、および/あるいは、メモリ453に記憶され、本明細書で説明される特別に構成されたSDI要求受信動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサ452のうちの少なくとも1つによって実行可能なコンピュータ可読コードまたは命令を含み得る。
[0055]トランシーバ404、454は、一例では、1つまたは複数のアンテナ、RFフロントエンド、1つまたは複数の送信機、および1つまたは複数の受信機を通してワイヤレス信号を送信および受信するように構成され得る。一態様では、トランシーバ404、454は、UE106および/またはeNB108がある周波数において通信することができるように、指定された周波数において動作するように同調させられ得る。一態様では、構成、通信プロトコルなどに基づいて指定された周波数および電力レベルにおいて動作するように、1つまたは複数のプロセッサ402がトランシーバ404を構成し得、および/または1つまたは複数のプロセッサ452がトランシーバ454を構成し得る。
[0056]一態様では、トランシーバ404、454は、トランシーバ404、454を使用して送信および受信されるデジタルデータを処理するように、(たとえば、マルチバンドマルチモードモデム、図示せず、を使用して)複数の帯域中で動作することができる。一態様では、トランシーバ404、454は、マルチバンドであり、特定の通信プロトコルのための複数の周波数帯域をサポートするように構成され得る。一態様では、トランシーバ404、454は、複数の動作ネットワークおよび通信プロトコルをサポートするように構成され得る。したがって、たとえば、トランシーバ404、454は、指定されたモデム構成に基づいて信号の送信および/または受信を可能にし得る。
[0057]図5を参照すると、(たとえば、SDI処理コンポーネント420を動作させるUE106による)ニュートラルホストネットワークにおいてSDIブロードキャストを受信するための方法500の一例が示されている。方法500では、点線ボックスとして示されたブロックは、随意のステップを表す。
[0058]方法500は、ブロック502において、ニュートラルホストネットワークに関連する基地局を検出することを含む。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のサービス選択コンポーネント422(図4)は、ニュートラルホストネットワークに関連する基地局(たとえば、eNB108)を検出することができる。たとえば、サービス選択コンポーネント422は、UE106による選択のために利用可能な基地局および/または関連するサービスを決定するために(たとえば、セル再選択またはハンドオーバプロシージャの一部として)1つまたは複数の基地局の存在を周期的に検出することができる。たとえば、サービス選択コンポーネント422は、1つまたは複数の基地局によって送信されたシステム情報を含み得る、1つまたは複数の基地局(たとえば、eNB108)から受信された信号を検出するために、トランシーバ404を利用し得る。したがって、一例では、ブロック502においてニュートラルホストネットワークに関連する基地局を検出することは、ブロック504において、基地局がニュートラルホストネットワークに関連することを指定するインジケーションをシステム情報から取得することを随意に含み得る。一例では、1つまたは複数の基地局から受信された信号は、基地局によってサポートされる接続性タイプ(たとえば、LTE、LTE−U−W、LTE−U−M、LTE−U−O、MuLTEfire、LTE−ライセンス支援アクセス(LTE−LAA:LTE-license assisted access)などの無認可周波数帯域中で動作する他のLTEネットワークなど)を示すためのインジケータなど、ニュートラルホストネットワーク情報を含み得る。したがって、一例では、サービス選択コンポーネント422は、基地局から受信されたシステム情報(たとえばニュートラルホストネットワーク情報)からインジケーションを取得し得、ここで、システム情報は、基地局(たとえば、eNB108)がニュートラルホストネットワークに関連することを指定し得、それは、LTE−U−W、LTE−U−M、LTE−U−O、MuLTEfire、LTE−LAAなどのサポートされる接続性タイプを示す1つまたは複数の信号を含み得る。一例では、SDI通信コンポーネント460は、eNB108によってブロードキャストされるシステム情報中の接続性タイプのインジケータを生成し、および/またはさもなければ初期化し得る。
[0059]方法500はまた、ブロック506において、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされているかどうかを示すSDIインジケータを含むシステム情報についてキャリアを監視することを含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI存在検出コンポーネント440は、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされているかどうかを示すSDIインジケータを含むシステム情報について(たとえば、トランシーバ404を介して)キャリアを監視することができる。たとえば、UE106は、キャリア上でeNB108からの信号を検出することに基づいて、構成に基づいてなど、キャリアを知り得る。いずれの場合も、キャリアは、eNB108によって動作される無線アクセス技術(たとえば、LTE、WiFiなど)に対応する、1つまたは複数のキャリアまたは他の周波数リソースに対応し得る。たとえば、SDIインジケータは、SDI480をブロードキャストするかまたはさもなければ送信するより前に、キャリア上でシステム情報中で基地局(たとえば、eNB108)によってブロードキャストされ得る。特定の例では、eNB108は、SDIを含むことができるSIBまたは他の通信の前に送信される、eNB108によって通信される最初の(initial)1つまたは複数のSIBまたはMIBを含み得る、1つまたは複数のSIB、MIBなどの中でSDIインジケータをブロードキャストし得る。一例では、eNB108は、eNB108によってサポートされる(1つまたは複数の)接続性タイプを示す同じSIB中でSDIインジケータをブロードキャストし得る。この点についてSDIインジケータを使用することは、eNB108がデフォルトでSDIを送ることを控えることを可能にすることができ、これは、スペクトルおよび処理オーバーヘッドを節約することができる。一例では、SDI存在指示コンポーネント462は、SDI通信コンポーネント460が後続のブロードキャスト中でSDI480を通信するようにスケジュールされているかどうかを示すために、SDIインジケータを生成するかまたはさもなければ初期化することができる。
[0060]方法500はまた、ブロック508において、SDIインジケータが、基地局がSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すかどうかを決定することを含む。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI存在検出コンポーネント440は、SDIインジケータが、基地局(たとえば、eNB108)がSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すかどうかを決定することができる。たとえば、SDIインジケータは、SIB、MIBなどの中のビット値であり得、したがって、SDI存在検出コンポーネント440は、値に基づいて、SDIインジケータが、eNB108がSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すかどうかを決定し得る。一例では、SDI存在検出コンポーネント440は、SDIインジケータがそもそも存在するかどうかを決定し得、インジケータが存在しない場合、eNB108がSDIを送信するようにスケジュールされていない(またはSDIの送信をサポートしないなど)と決定することができる。
[0061]SDIインジケータが、ブロック508において、基地局がSDIを送信するようにスケジュールされていることを示す場合、本方法は、ブロック510において、基地局からブロードキャストされたSDIを受信することをさらに含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI受信コンポーネント442は、基地局から(たとえば、eNB108から)ブロードキャストされたSDI480を(たとえば、トランシーバ404を介して)受信することができる。たとえば、SDI受信コンポーネント442は、SIBインジケータを含むSIB、MIBなどに後続する1つまたは複数のSIB中で、SDI480を受信することができ、これは、SDIインジケータを受信することに基づき得る。たとえば、SDI送信コンポーネント464は、示されたSDIインジケータに基づいて、1つまたは複数のSIB中でSDI480をブロードキャストすることができる。一例では、SDIインジケータは、さらに、SDIに関係する1つまたは複数のパラメータ(たとえば、SDIを含むSIBのインデックス、1つまたは複数のSIB内のSDIの位置、SDIのサイズ、および/または同種のもの)を指定し得る。
[0062]方法500はまた、ブロック512において、SDIを処理することを含む。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、SDI処理コンポーネント420は、SDIを処理し得る。たとえば、UE106のSDI処理コンポーネント420は、SDI480の少なくとも一部分をeNB108に関連付け得る。SDI処理コンポーネント420は、たとえば、SDIに基づいて、eNBまたは関係するサービスを選択することを可能にするためにサービス選択コンポーネント422に与えるために、UE106がそれへのアクセスを要求することができるeNBおよび/または関係するサービスのリストを生成し得る。一例では、サービス選択コンポーネント422は、UE106のディスプレイ(図示せず)上に表示されるグラフィカルユーザインターフェース、1つまたは複数のプロセッサ402上で実行している1つまたは複数のアプリケーションによってアクセス可能なアプリケーションプログラムインターフェースなどを含み得る、インターフェースコンポーネント424にリストを提示し得る。いずれの場合も、たとえば、インターフェースコンポーネント424は、SDI480中で指定された1つまたは複数のeNBまたは関係するサービスの選択を可能にし得、したがって、UE106は、トランシーバ404を介して1つまたは複数のeNBまたは関係するサービスへのアクセスを要求することができる。別の例では、サービス選択コンポーネント422は、eNB108から受信されたSDI480中で示されるかまたはさもなければそれに関係する1つまたは複数のサービスを決定することに基づいて、eNB108または関係するサービスを自動的に選択し得る。この点についてeNB108または関係するサービスの選択は、一例では、サービス選択コンポーネント422が1つまたは複数のサービスへのアクセスをeNB108から要求することを含み得る。したがって、一例では、SDIの処理に基づいて、サービス選択コンポーネント422は、SDI中で示されている好適なサービスプロバイダまたは好適なMNO PLMNを識別し得、好適なサービスプロバイダおよび/またはPLMNにアクセスするためにeNB108への接続を開始することができる。
[0063]SDIインジケータが、ブロック508において、基地局がSDIを送信するようにスケジュールされていることを示さない場合、方法500は、ブロック514において、SDIをブロードキャストするようにとの要求を基地局に送信することを随意に含むことができる。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI要求コンポーネント444は、SDIをブロードキャストするようにとのSDI要求482を(たとえば、トランシーバ404を介して)基地局(たとえば、eNB108)に送信することができる。一例では、SDI要求コンポーネント444は、UE106がeNB108にアタッチされる前に、非アクセス層(NAS)メッセージ中でSDI要求482を送信することができる。一例では、NASメッセージを送信することは、SDI要求コンポーネント444が、eNB108との無線リソース制御(RRC)接続(たとえば、eNB108へのアタッチ)を開始するための初期アクセスチャネル要求の一部として、SDI要求482を送信することを含むことができる。詳細には、一例では、ブロック514において要求を送信することは、ブロック516において、SDIをブロードキャストするようにとの要求を示す値をもつ物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を送信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、SDI要求コンポーネント444は、SDIをブロードキャストするようにとの要求を示す値(たとえば、原因コード(cause code))をもつPRACH要求(たとえば、SDI要求482)を送信することができる。たとえば、SDI要求コンポーネント444は、eNB108との通信を開始するためにeNB108によって与えられたアクセスチャネル上でPRACH要求を送信することができ、ここで、PRACH要求は、SDIをブロードキャストするようにとの要求を示す値を含み得る。別の例では、SDI要求コンポーネント444は、RRCリソースがUE106とeNB108との間に確立されるとRRCメッセージ上で、またはさもなければユニキャストシグナリング、アクセス層(AS)メッセージなどを使用して、SDI要求482を送信することができる。一例では、SDI要求482はまた、UE106とeNB108との間の通信を確立するためのランダムアクセスプロシージャにおけるPRACHメッセージであり得る。
[0064]いずれの場合も、ブロック514において要求を送信した後に、方法500は、基地局がニュートラルホストネットワークについてのSDIを送信するようにスケジュールされていることを示すSDIインジケータを含むシステム情報についてキャリアを監視するために、ブロック506に進むことができる。以下でさらに説明されるように、eNB108は、UE106からのSDI要求482に基づいてSDIを直ちにブロードキャストし始めないことがあり、したがって、UE106は、時間期間の間キャリアを監視し続け得、その後に、UE106は、たとえば、SDI要求をeNB108に再び送信するか、またはさもなければeNB108がSDI480を送信されないと決定し得る。
[0065]一例では、eNB108によってブロードキャストされるSDI480は、eNB108からの利用可能なSDI情報(たとえば、ニュートラルホストネットワークをサポートする1つまたは複数のサービスプロバイダまたはモバイルネットワーク事業者パブリックランドモバイルネットワークのインジケーション)の一部分(たとえば、それのサブセット)を含む部分的SDI(たとえば、SDIの部分的セット)を含み得る。部分的SDIを受信すると、UE106は、サービス選択コンポーネント422に与えるための追加のSDIを要求すべきかどうかを決定し得る。したがって、UE106は、デフォルトですべての利用可能なSDIを受信し、処理する必要があるとは限らず、eNB108は、必ずしも、デフォルトですべての利用可能なSDIをブロードキャスト/送信する必要があるとは限らない。UE106が、たとえば、ブロック512においてSDIを処理した後に(またはブロック510においてブロードキャストされたSDIを受信した後に)追加のSDIを受信することを決定する場合、方法500はまた、ブロック518において、追加のSDIについての追加の要求を基地局に送信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、SDI要求コンポーネント444は、追加のSDIについての追加の要求を基地局(たとえば、eNB108)に送信することができる。たとえば、SDI要求コンポーネント444は、eNB108によってUE106に許可されたリソース上でユニキャストシグナリングを使用して、追加の要求を送信することができる。追加情報のためにユニキャストシグナリングを使用することは、たとえば、eNB108が、(1つまたは複数の)要求するUE(requesting UE(s))への専用シグナリングを使用することによって、1つまたは複数のUEからの要求時にさらなるSDIを送信しながら、(たとえば、説明されたように要求に応じて、または他の方法で)部分的SDIをブロードキャストすることを可能にすることによって、ブロードキャストリソースを節約することができる。
[0066]一例では、ブロック518において追加の要求を送信することは、ブロック520において、後続のPRACHメッセージ中で追加の要求を基地局に送信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI要求コンポーネント444は、後続のPRACHメッセージ中で追加の要求を基地局に(たとえば、eNB108に)送信することができる。たとえば、後続のPRACHメッセージは、eNB108との接続を確立するためのランダムアクセスプロシージャにおける別のメッセージを含み得る。たとえば、eNB108は、(説明されたように、SDIをブロードキャストするようにとのeNB108についての初期要求を含み得る)UE106から受信された初期PRACHメッセージに応答して、RRCリソースをUE106に許可することができ、別のPRACHメッセージを通信するためのRRCリソースはまた、追加のSDIを要求するために使用され得る。たとえば、追加のSDIは、オンライン証明プロビジョニング(online credential provisioning)がeNB108に関係する1つまたは複数のサービスプロバイダのために利用可能であるかどうか、1つまたは複数のサービスプロバイダがオンラインサインアップを提供するかどうか、eNB108によって提供される1つまたは複数のサービス、eNB108によって提供される1つまたは複数のアクセスポイント名、または1つまたは複数のサービスプロバイダのためのアイコンなどのインジケーションなど、SDIの1つまたは複数の他の部分を含むことができる。
[0067]方法500はまた、ブロック522において、基地局から追加のSDIを受信することを随意に含み得る。たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI受信コンポーネント442は、基地局(たとえば、eNB108)から追加のSDIを、(たとえば、トランシーバ404を介して)受信することができる。たとえば、SDI受信コンポーネント442は、eNB108からユニキャストシグナリング中で(たとえば、eNB108によって、そこからの通信を受信するためにUE106に許可されたRRCリソース中で)追加のSDIを受信することができる。特定の例では、ブロック522において追加のSDIを受信することは、ブロック524において、基地局からPRACHメッセージ中で追加のSDIを受信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ402、メモリ403、および/またはトランシーバ404とともに、UE106のSDI受信コンポーネント442は、基地局から(たとえば、eNB108から)PRACHメッセージ中で追加のSDIを受信することができる。たとえば、PRACHメッセージは、UE106によって送信された後続のPRACHメッセージへのPRACH応答メッセージを含み得る。いずれの場合も、SDI受信コンポーネント442は、この例では、SDI送信コンポーネント464によって送信され得る、eNB108からの複数のブロードキャストおよび/または送信中でSDIを受信することができる。次いで、方法500はブロック512に進むことができ、ここで、SDIは、上記で説明されたように処理され得る。
[0068]図6は、(たとえば、SDI通信コンポーネント460を動作させるeNBによる)ニュートラルホストネットワークにおいてSDIをブロードキャストするかまたはさもなければ送信するための方法600の一例を示す。方法600では、点線ボックスとして示されたブロックは、随意のステップを表す。
[0069]方法600は、ブロック602において、UEからSDI要求を受信することを含む。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、eNB108のSDI要求受信コンポーネント466は、UE106からSDI要求482を受信することができる。たとえば、SDI要求受信コンポーネント466は、UE106と以前に確立された1つまたは複数のアップリンクチャネル上で、ユニキャストシグナリング中でUE106によって送られた要求中でSDI要求482を受信することができる。別の例では、ブロック602においてSDI要求を受信することは、ブロック604において、UEからPRACHメッセージ中でSDI要求を受信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、SDI要求受信コンポーネント466は、UE106からPRACHメッセージ中でSDI要求482を受信することができ、それは、UE106とeNB108との間の接続を確立するためのランダムアクセスプロシージャの一部として、アクセスチャネル上で受信され得る。たとえば、SDI要求受信コンポーネント466は、PRACHメッセージ中で指定された値(たとえば、PRACHメッセージのための原因コード)に基づいて、UE106がeNB108にSDIをブロードキャストするように要求していると決定することができる。
[0070]方法600はまた、ブロック606において、SDI要求に少なくとも部分的に基づいて、システム情報中で、または1つまたは複数のブロードキャストチャネル上でSDIをブロードキャストすることを含む。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、eNB108のSDI送信コンポーネント464は、SDI要求482に少なくとも部分的に基づいて、システム情報中でまたは1つまたは複数のブロードキャストチャネル上で(たとえば、トランシーバ454を介して)SDIをブロードキャストすることができる。たとえば、SDI送信コンポーネント464は、説明されたように、キャリア上で送信される1つまたは複数のSIB中でシステム情報をブロードキャストすることができ、ここで、SDIを通信するために新しいSIBが定義され得る(本明細書ではSIBxxと呼ばれる)。別の例では、SDI送信コンポーネント464は、UE106が、SDIを受信するために(たとえば、キャリアに対応する知られているかまたは受信された構成に基づいて、またはさもなければキャリア上で送信された信号を検出することに基づいて)監視することができるキャリア上で、1つまたは複数のブロードキャストチャネル(たとえば、LTEにおける1次ブロードキャストチャネル(PBCH:primary broadcast channel))上でSDIをブロードキャストすることができる。
[0071]一例では、方法600は、ブロック608において、SDI要求に基づいてSDIをブロードキャストする前に持続時間を待つことを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、eNB108のSDI送信コンポーネント464は、SDI要求に基づいてSDIをブロードキャストする前に持続時間を待つことができる。たとえば、持続時間は、eNB108において、他のUEが、場合によっては(possibly)SDIを要求し、および/または受信することを可能にするように構成され得る。一例では、持続時間は、SDI送信コンポーネント464がSDIをブロードキャストする前に、SDI要求受信コンポーネント466が、1つまたは複数のUEから受信された少なくともしきい値数(threshold number)のSDI要求を検出することなど、1つまたは複数のイベントを検出することに関係するかまたはそれに基づいて決定され得る。
[0072]その上、方法600は、ブロック610において、システム情報中でSDIの存在を示す追加システム情報をブロードキャストすることを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、eNB108のSDI存在指示コンポーネント462は、システム情報中でSDI480の存在を示す追加のシステム情報(たとえば、SDIインジケータ)をブロードキャストすることができる。たとえば、SDI存在指示コンポーネント462は、SDI480を含むSIBまたは他の通信より前に(たとえば、SIBxxより前に)、(本明細書ではeSIBと呼ばれる)SIB、MIBなどの中でSDIインジケータを含む追加のシステム情報をブロードキャストすることができる。この点についてSDIインジケータを使用することは、UEが、後続のSIBまたは他の通信中でSDIを受信することを試みる前に、SDIの存在を検出することを可能にすることができる。説明されたように、SDIインジケータは、ある値に初期化されるかまたはSIB、MIBなどの中に含まれ得る前のSIB、MIBなどの中のビット値を含むことができ、ここで、SDIは後続のSIB中で送信される。
[0073]一例において説明されたように、eNB108によってブロードキャストされるSDIは、利用可能なSDIの一部分を含む部分的SDIであり得る。したがって、方法600はまた、ブロック612において、UEから追加のSDIについての追加の要求を受信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、eNB108のSDI要求受信コンポーネント466は、UE106から追加のSDIについての追加の要求を(たとえば、トランシーバ454を介して)受信することができ、これは、UE106が、部分的SDIを受信することと、eNB108について追加のSDIを受信することを望むこととに基づき得る。上記で説明された一例では、UE106は、eNB108によってUE106に許可されたリソース(たとえば、RRCレイヤリソース)上にあり得る、ユニキャストシグナリング中で追加の要求をeNB108に送信することができる。一例では、ブロック612において追加の要求を受信することは、ブロック614において、UEから後続のPRACHメッセージ中で追加の要求を受信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、eNB108のSDI要求受信コンポーネント466は、UE106から後続のPRACHメッセージ中で追加の要求を受信し得る。たとえば、後続のPRACHメッセージは、SDIをブロードキャストするようにとのeNB108についての初期要求がその中で受信されるPRACHメッセージに後続し得る。後続のPRACHメッセージは、説明されたように、UE106とeNB108との間の接続を確立するためのそれらの間の同じランダムアクセスプロシージャの一部であり得る。
[0074]方法600はまた、ブロック616において、追加のSDIをUEに送信することを随意に含み得る。一態様では、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、SDI送信コンポーネント464は、追加のSDIをUE106に(たとえば、トランシーバ454を介して)送信することができる。たとえば、eNB108のSDI送信コンポーネント464は、UE106から受信された追加のSDI要求に応答して、追加のSDIを送信することができ、したがって、ユニキャストシグナリング中で(たとえば、eNB108によってUE106に許可されたRRCリソース上で)追加のSDIをUE106に送信し得る。したがって、ブロック616において追加のSDIを送信することは、ブロック618において、PRACHメッセージに応答して追加のSDIを送信することを随意に含み得る。説明されたように、たとえば、(1つまたは複数の)プロセッサ452、メモリ453、および/またはトランシーバ454とともに、SDI送信コンポーネント464は、ランダムアクセスプロシージャの一部としてUE106から受信された後続のPRACHメッセージに応答して、別のPRACHメッセージ中で追加のSDIを送信し得る。いずれの場合も、UE106は、上記で説明されたように、SDIを受信し、処理することができる。
[0075]図7は、上記で説明された態様による、システム700、702、および1つまたは複数のUE106、710、712とeNB108との間の通信を含む、それらのコンポーネント間のメッセージフローの例を示す。たとえば、システム700は、eNB108と通信しているUE1 710およびUE2 712を含み、ここで、UE1 710およびUE2 712の各々は、図1〜図4において図示および説明されたUE106と同様であり得る。この例では、eNB108は、SDIを搬送するSIB(SIBxx)がeNB108による送信のためにスケジュールされていないことを示すインジケータSIBxx=OFFを含み得る、拡張SIB(eSIB)またはMIB720をブロードキャストすることができる。eSIBまたはMIBは、説明されたように、モバイルネットワークRAT(たとえば、LTE)において定義されている1つまたは複数のSIB、MIBなどを含み得る初期SIBブロードキャストに対応し得る。UE1 710は、eSIBまたはMIB720を受信することができ、721において、LTE−U−W展開と、追加情報が必要とされることとを検出することができる。UEは、LTE−U−W/M/Oネットワーク(たとえば、ニュートラルホストネットワーク)を探索して、このネットワークを介してサービスを提供するサービスプロバイダ/事業者を見つけることができる。たとえば、eSIBまたはMIB720は、eNB108のためのLTE−U−Wの接続性タイプを示すことができ、この接続性タイプは、UE1 710に、LTE−U−W展開と、追加のSDIが要求されるかまたはさもなければ望まれていることとを検出させることができる。
[0076]したがって、UE1は、SDIをブロードキャストし始めるようにとのeNB108についての要求を示すために、初期PRACHメッセージの形態である得るプローブ722をeNB108に送信することができる。これは、eNB108に、SIBxx=ON(たとえば、SDIが、eNB108による送信のためにスケジュールされていること)を示すeSIBまたはMIB723をブロードキャストし始めさせることができる。一例では、UE2 712は、724において、eNB108を含み得る1つまたは複数のeNBからeSIBまたはMIBを取得することを開始し得る。したがって、UE2 712はまた、(たとえば、eNB108を特にプローブすることなしに)SIBxx=ONを示すeSIBまたはMIB725を受信することができる。したがって、eNB108は、(サービス発見プロトコル(SDP:service discovery protocol)情報とも呼ばれる)SDIをもつSIBxx726、727をブロードキャストする。UE1 710は、728において、eNB108からSDIを取得するためにSIBxxを獲得することができ、UE2 712はまた、728において、726におけるeNB108からのSDIを取得するためにSIBxxを獲得することができる。UE1 710は、SDIを要求する前にSDIインジケータを検査することができるので、この例は、いくつかのUEが、同様の時間において、eNB108によってカバーされたエリアに入る場合に好適であり得、したがって、各UEは、SDI送信をeNB108から要求する必要がない。
[0077]システム702は、UE1 701と、UE2 712と、eNB108とを含む。このシステム702では、eNB108は、システム700において説明されたようにUE1からプローブ722を受信する。eNB108は、UE2 712からプローブ732をなど、追加のUEから追加のプローブを潜在的に(potentially)受信するために、持続時間Tを待つことができる。プローブ732はまた、UE2 712からのPRACH要求であり得る。時間Tの後に、eNB108は、(たとえば、SIBxx中で)SDI726、727をブロードキャストすることができる。いずれのシステム700、702でも、たとえば、SDIは、eNB108に対応するLTE−U−O/W(ニュートラルホスト)ネットワークを介してサービスを提供するサービスプロバイダおよびMNO PLMNを与えることに限定され得る。オンラインプロビジョニングが、特定のサービスプロバイダ、提供されるサービス、提供されるAPNなどのために利用可能であるかどうかなど、より詳細な情報が、本明細書で説明されるように、RRCシグナリング上で与えられ得る。
[0078]図8は、部分的SDIを通信するためのシステム800およびそれのコンポーネント間のメッセージフローの一例を示す。システム800は、説明されるようにワイヤレスネットワークにおいて通信することができる、UE106とeNB108とを含む。たとえば、eNB108は、UE106によって受信され得るSIBおよび/またはMIB802をブロードキャストすることができる。SIB/MIBは、SIBxxがブロードキャストされているかどうかを示し得、部分的SDIを含み得、それは、804おいてSIBxxを介して取得され得る、など。UE106は、説明されたように、eNB108とのユニキャスト接続(たとえば、RRC接続)を確立するために拡張PRACH806をeNB108に送信し得る。(たとえば、804において部分的SDIが受信されない)一例では、ePRACHは、eNB108にSDIを送信し始めるように要求するための値を含み得る。いずれの場合も、eNB108は、RRC接続を確立するために(たとえば、競合解消とともに)ランダムアクセス応答(RAR)808をUE106に送信することができる。UE106は、次いで、(PRACHプロシージャにおいてメッセージ3と呼ばれる)RRCメッセージ810をeNB108に送信することができ、それはまた、追加のSDIについての要求(たとえば、SDP問合せ)を含み得る。eNB108は、(PRACHプロシージャにおいてメッセージ4と呼ばれる)別のRRCメッセージ812を用いてUE106に応答することができ、それはまた、追加のSDI(たとえば、SDP応答)をも含み得る。
[0079]本明細書で開示された実施形態に関して説明された様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、コンポーネント、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、上記で説明されたステップおよび/またはアクションのうちの1つまたは複数を実行するように動作可能な1つまたは複数のモジュールを備え得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるようにプロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化され得る。さらに、いくつかの態様では、プロセッサおよび記憶媒体はASIC中に存在し得る。さらに、ASICはユーザ端末中に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末中に個別コンポーネントとして存在し得る。
[0080]1つまたは複数の態様では、説明された機能、方法、またはアルゴリズムは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、あるいはコンピュータ可読媒体上で送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、実質的にいかなる接続もコンピュータ可読媒体と呼ばれ得る。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびblu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、通常、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0081]上記の開示は、例示的な態様および/または実施形態について論じたが、添付の特許請求の範囲によって定義された説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなく、様々な変更および改変が本明細書で行われ得ることに留意されたい。さらに、説明された態様および/または実施形態の要素は、単数形で説明または特許請求されていることがあるが、単数形への限定が明示的に述べられていない限り、複数形が企図される。さらに、任意の態様および/または実施形態の全部または一部は、別段に記載されていない限り、任意の他の態様および/または実施形態の全部または一部とともに利用され得る。