JP2018520902A - はさみ用の研ぎ装置 - Google Patents

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Abstract

はさみの刃身を研ぐための小型で持ち運び可能な装置が、本発明に従って提供される。はさみ研ぎ器は、上面を有する主ボディと、主ボディにしっかりと取り付けられた、互いに反対側に位置する表面を有する定置シャープニングスチールと、枢動可能な取付け組立体を有する、主ボディに固着されたブラケットと、枢動可能な取付け組立体に接続された取付け板を有する、枢動可能なシャープニングスチールと、ブラケットと枢動可能なシャープニングスチールの取付け板との間に位置決めされたU字形状の戻しばねとを備える。定置シャープニングスチールは、主ボディの上面よりも上側に垂直に延在するが、枢動可能なシャープニングスチールは、主ボディに対して回転する。二つの刃身の内表面が定置シャープニングスチールの互いに反対側に位置する表面に当接し、且つ、枢動可能なシャープニングスチールの上下に位置決めされた垂直シャープニングスチールを越えて刃身が延在するように、使用者がはさみを挿入する。
【選択図】図5

Description

本発明は、はさみ刃身(scissors blade)の切断縁を研ぐための装置に関し、より詳細には、シャープニングホイール若しくはホーニングホイール、又は熟練したはさみ研ぎ師を必要とすることなしに、はさみの切断刃身の内側及び外側の表面を同時に研ぎ且つ研磨するための、手持ち式で持ち運び可能なそのような装置に関する。
はさみは、紙、金属、箔、プラスチック、又はロープのような様々な薄い又は細い材料を切断するために使用される手動剪断ツールを代表するものである。はさみはまた、毛髪を切るために、理髪師、美容師、及びペット美容師(pet groomer)によって使用される。
はさみは、枢支点の反対側のそれぞれの持ち手が使用者の手によって閉じられたときにそれらのシャープニングエッジが互いに接触して摺動するように枢動される、一対の金属刃身から成る。二つの刃身は、切断される必要のある材料に沿って正確な切れ目を作り出すために、はさみ刃身が閉じられたときに協働する、鋭利な縁部を有する。
しかし、はさみ刃身のそれらの鋭利な縁部は、時間とともに鈍くなる。さらに、より頑丈な又は研磨作用のある材料は、刃身をより急速に鈍らせる。鈍い刃身は、容易に又は正確に切断することなく、また、切断を行うのに手の力をより多く必要とすることにより、最終使用者に危険をもたらし得る。さらに、鈍くなった刃身は、互いにずれた切断表面沿いの領域と一緒に、丸まった縁部、バリ、又はギザギザの縁部を含み得る。そのような位置合わせされていない刃身は、切断される材料に損傷を与える可能性がある。
したがって、そのような鈍くなったはさみ刃身は、定期的に研がれなければならない。典型的には、はさみの刃身に沿った切断縁を修復するために、研削ホイール又は砥石が使用されてきた。しかし、これは、刃身の切断縁の角度が砥石又は研削ホイールの表面の角度と合致しなければならない、正確な操作を構成する。研ぎ行為が不十分に行われた場合、はさみ刃身の切断縁にさらに損傷を与えやすい。したがって、大抵のはさみ使用者は、その鈍くなったはさみを専門の研ぎサービスに送るか、又はそのはさみを新たなはさみと交換することを必要とする。これは、時間が掛かり且つ高額である場合がある。
他のはさみ使用者は、鈍くなったはさみ刃身を研ぐために、より控えめな方法を用いることが知られている。例えば、はさみを手に取って三片の紙やすりを切ることは、紙やすり上の研磨粒子に逆らう切断縁の運動により、切断縁にある程度の鋭利さを取り戻すといわれている。はさみ刃身を研ぐための他の「家伝の」方法には、はさみ刃身に沿ってピンを前方に滑らせながらそのピンを切ること、厚い積み重ねを作り出すように複数回折り畳まれた数片のアルミニウム箔を切ること、又は、はさみを閉じながら飲用グラス又は炭酸飲料瓶のようなガラス筒の外表面にはさみ刃身を押しつけることが含まれる。しかし、それらの方法は、高価な機材又は技術的な腕前を必要としないが、刃身自体を研ぐことよりも、すでに研がれたはさみ刃身を研磨することをより上手にこなすと見られている。
ジュラニッチに発行された米国特許第3,942,394号は、ナイフ刀身(knife blade)を研ぐために特別に設計された仕上げ研ぎデバイスを対象とする。仕上げ研ぎデバイスは、一対の羽根が延在している持ち手を含む。羽根のそれぞれは、断面が弓形で且つ滑らかなシャープニングエッジを画定する、平棒を構成する。鈍くなったナイフ刀身切断縁を羽根のうちの一方のシャープニングエッジと交差させて適切な角度で引き寄せることにより、ナイフ刀身切断縁は、その鋭利な形態に修復され得る。仕上げ研ぎ器の持ち手は、ナイフ刀身を羽根のシャープニングエッジに沿って適切に引き寄せるためのガイドとして働く。しかし、この方法は、ナイフ刀身切断縁の角度と羽根のシャープニングエッジの角度付き表面との適切な調和を確保するために、ナイフ刀身を研ぐ人物による若干の技能をなおも必要とする。さらに、極めて滑らかな形状を有する、比較的小半径の範囲の弓形断面の表面は、ナイフ刀身の切断縁から材料を除去するには不十分である。この仕上げ研ぎ器は、ナイフ刀身が最初にホーン又は研削ホイールで研がれた後でのみ、使用され得る。
ミネソタ州イーリーのレザーエッジシステムズ(Razor Edge Systems)は、特に食肉加工産業で使用するためのはさみ刃身の研ぎ、鋼化、又は維持に有用なシザーセーバ(SCISSORSAVER)デバイスを商品化した。このデバイスは、シャープニングスチール(sharpening steel)を構成し、このシャープニングスチールは、シャープニングスチールに接触して閉じられるはさみの鈍くなった刃身によって係合される。このデバイスはまた、はさみ刃身を位置合わせさせ且つ刃身の内側縁部に対してある程度の研ぎ機能性を提供する、垂直ポストを有する。シャープニングスチールは、垂直ポストよりも上側に位置決めされ、それにより、研がれたはさみがシザーセーバ(SCISSORSAVER)デバイスから取り外されたときに、上部のシャープニングスチールが重力によって降下し、その待機位置に戻って、垂直ポストに接触する。しかし、このシザーセーバ(SCISSORSAVER)デバイスは、食肉加工又は工場組立の流れ作業員の前又は近くに位置決めされ得る、比較的大型で固定して取り付けられる装置である。これは、小型で持ち運び可能な研ぎデバイスの恩恵を受けるであろう理髪師、美容師、ペット美容師、工芸作家、花屋、又ははさみの個人利用者にとっては、特に有用ではない。さらに、このデバイスは、はさみがデバイスから取り外されたときに上部のシャープニングスチールが実際に下部の垂直ポスト上まで後退するのを確実とするために、そのような位置に注意深く設置されなければならない。さもなければ、上部のシャープニングスチールは、再度はさみを研ぐのに利用することができなくなる。
したがって、手によって、また、最小限の尽力及び訓練で、はさみの両方の刃身の切断縁の内側及び外側の表面を同時に研ぐために、比較的熟練していない人物によって使用され得る研ぎ装置を提供することが、非常に有利なはずである。そのような装置は、固定された位置に研ぎ装置を取り付けるのとは対照的に、人が必要に応じて装置を取り出してはさみ刃身の切断縁を研ぐことができるように、小型且つ持ち運び可能であるべきである。さらに、デバイスは、装置のシャープニングスチールの周りで単純にはさみ刃身を閉じることによってはさみの刃身を研げるようにするべきである。さらに、研ぎ装置は、三次元空間におけるデバイスの配向に関係なく、その研ぎ位置からその待機位置まで自動的に戻るべきである。そのような研ぎ装置は、使用者に対する物理的な力及び負担を大幅に減少させて潰れ又は他の損傷を伴うことなしに毛髪のような物質を正確に切断するために、極めて鋭利なはさみ縁部を維持するように使用され得る。
はさみの刃身を研ぐための装置が、本発明に従って提供される。はさみ研ぎ器は、上面を有する主ボディと、主ボディにしっかりと取り付けられた、向かい合った表面を有する定置シャープニングスチールと、枢動可能な取付け組立体を有する、主ボディに固着されたブラケットと、枢動可能な取付け組立体に接続された取付け板を有する、枢動可能なシャープニングスチールと、ブラケットと枢動可能なシャープニングスチールの取付け板との間に位置決めされたU字形状の戻しばねとを備える。定置シャープニングスチールは、主ボディの上面よりも上側に垂直に延在する。枢動可能なシャープニングスチールは、主ボディに対して回転する。二つの刃身の内表面が定置シャープニングスチールの向かい合った表面に当接し、且つ、枢動可能なシャープニングスチールの上側及び下側に位置決めされた垂直シャープニングスチールを越えて刃身が延在するように、使用者がはさみを挿入すると、刃身は、枢動可能なシャープニングスチールに接触して閉じられて、枢動可能なシャープニングスチールを水平面において主ボディに対して回転させて、その待機位置から刃身切断縁に沿って移動させ、一方で、垂直シャープニングスチールは、はさみ研ぎ装置に対するはさみの安定した位置合わせを提供し、且つ、切断縁の内側を研ぐ。はさみ刃身がはさみ研ぎ装置から係脱されると、戻しばねは、枢動可能なシャープニングスチールを付勢してその待機位置に戻して、いつでも次のはさみを研げるようにする。
枢動可能なシャープニングスチールは、研ぎ操作中に枢動可能なシャープニングスチールがはさみ刃身の切断縁に沿って移動するときにはさみ刃身のチョーキング(choking)を減少させるために、主ボディに取り付けられた枢動可能な取付け組立体から垂直面において上方に傾斜した角度で延在する。主ボディに取り付けられたブラケットもまた、はさみ研ぎ操作中に枢動可能なシャープニングスチールが垂直面において回転するとともに水平面においても枢動するように、主ボディに対して枢動し得る。これは、研ぎ操作中のはさみ刃身に沿った枢動可能なシャープニングスチールのチョッキング(chocking)の可能性をさらに低下させる。
枢動可能なシャープニングスチールは、直線状セグメント、及び二つの曲線状セグメントを含むことが好ましく、直線状セグメントは、ある角度をなして長手軸に接近し、第1の曲線状セグメントは、長手軸から離れるように湾曲し、第2の曲線状セグメントは、長手軸に向かって後方に湾曲している。枢動可能なシャープニングスチールのこの曲線状の構成は、はさみ刃身に沿ってより鋭利な切断縁を作り出すことが分かっている。本発明の別の実施形態では、第1の曲線状セグメントは、長手軸に向かって湾曲してもよく、第2の曲線状セグメントは、長手軸から離れるように湾曲する。枢動可能なシャープニングスチールのこの矯正された曲線状の構成は、刃身の研がれた切断縁に対してより丈夫な仕上がりをもたらすことが分かっている。枢動可能なシャープニングスチールに対してこれらの異なる曲線状の構成を有する二つの研ぎ装置は、はさみ刃身の切断縁を研ぎ、次いでそれらの仕上がりを強化するために、連続的に使用され得る。
はさみ研ぎ装置のさらに別の実施形態では、定置シャープニングスチールが省かれて、主ボディの上面内に水平ニッチが形成され得る。水平ニッチは、研ぎ操作中のはさみ刃身の主ボディ内での枢動可能なシャープニングスチールに対する安定した位置合わせを提供するために使用される。はさみ刃身切断縁は、はさみ刃身を垂直定置シャープニングスチールに沿って操作する必要なしに、上記のように枢動可能なシャープニングスチールによって研がれる。これは、はさみ刃身による研ぎ装置とのより迅速な係合を可能にして、それらの切断縁を研ぐのに必要とされる時間を短縮する。
本発明のはさみ研ぎ装置は、知られている従来技術のデバイスよりも小型で持ち運びに便利である。したがって、本発明のはさみ研ぎ装置は、食肉加工又は工場組立のラインではさみを使用する人によってだけではなく、理髪師、美容師、ペット美容師、花屋、又は工芸作家のような、あまり産業的でない状況におけるはさみの使用者によっても、都合良くアクセスされ且つ使用され得る。さらに、はさみ研ぎ装置は、従来技術のデバイスとは異なり、はさみがデバイスから係脱された後でシャープニングスチールをその待機位置に戻すのに重力が必要とされないので、三次元空間におけるはさみ研ぎ装置の位置に関係なく、迅速且つ都合良く使用され得る。
一枚の紙のような平坦な材料を切断しているはさみの斜視図である。 開位置にある一丁のはさみの斜視図である。 一枚の紙を切断している、部分的に閉位置にあるはさみの二つの刃身の断面図である。 刃身沿いの変形した縁部及びバリを含む、開位置にあるはさみの斜視図である。 使用者の手及びはさみ刃身が仮想線で示されている、本発明のはさみ研ぎデバイスの斜視図である。 図5のはさみ研ぎ器の分解組立図である。 反対側から見た、図5のはさみ研ぎ器の斜視図である。 図5のはさみ研ぎ器の左側面図である。 図5のはさみ研ぎ器の正面図である。 図5のはさみ研ぎ器の背面図である。 図5のはさみ研ぎ器の上部平面図である。 はさみ研ぎ器のためのピボットスリーブの斜視図である。 はさみ研ぎ器のためのばね固定板の上面の斜視図である。 図13のばね固定板の底面の斜視図である。 はさみ研ぎ器の戻しばねの斜視図である。 図5のはさみ研ぎ器の曲線状シャープニングスチール組立体、定置シャープニングスチール、及びアンカブラケット部分の斜視図である。 ばね固定板が仮想線で示されている、図16の曲線状シャープニングスチール組立体の斜視図である。 アンカブラケットが仮想線で示されている、図16の曲線状シャープニングスチール組立体の斜視図である。 ばね固定板が取り付けられているアンカブラケット組立体の斜視図である。 はさみ刃身が研ぎ過程を開始している、図5のはさみ研ぎ器の部分的な斜視図である。 はさみ刃身が研ぎ過程をさらに進めている、図20Aのはさみ研ぎ器の部分的な斜視図である。 本発明のはさみ研ぎデバイスの第2の実施形態の斜視図である。 図21のはさみ研ぎ器の上部平面図である。 垂直の定置シャープニングスチールの代わりに長手方向ニッチを有する、本発明のはさみ研ぎ器の第3の実施形態の斜視図である。 図23のはさみ研ぎ器の正面図である。 はさみ刃身が研ぎ過程を開始している、図23のはさみ研ぎ器の部分的な斜視図である。 はさみ刃身が研ぎ過程をさらに進めている、図25Aのはさみ研ぎ器の部分的な斜視図である。
はさみの刃身を研ぐための小型で持ち運び可能な装置が、本発明に従って提供される。はさみ研ぎ器は、上面を有する主ボディと、主ボディにしっかりと取り付けられた、互いに反対側に位置する表面(opposed surfaces)を有する定置シャープニングスチールと、枢動可能な取付け組立体を有する、主ボディに固着されたブラケットと、枢動可能な取付け組立体に接続された取付け板を有する、枢動可能なシャープニングスチールと、ブラケットと枢動可能なシャープニングスチールの取付け板との間に位置決めされたU字形状の戻しばねとを備える。定置シャープニングスチールは、主ボディの上面よりも上側に垂直に延在するが、枢動可能なシャープニングスチールは、主ボディに対して回転する。二つの刃身の内表面が定置シャープニングスチールの互いに反対側に位置する表面に当接し、且つ、枢動可能なシャープニングスチールの上側及び下側に位置決めされた垂直シャープニングスチールを越えて刃身が延在するように、使用者がはさみを挿入すると、刃身は、枢動可能なシャープニングスチールに接触して閉じられて、枢動可能なシャープニングスチールを水平面において主ボディに対して回転させて、その待機位置から刃身切断縁に沿って移動させる。垂直シャープニングスチールは、はさみ研ぎ装置に対するはさみの安定した位置合わせを提供し、且つ、切断縁の内側を研ぐ。はさみ刃身がはさみ研ぎ装置から係脱されると、戻しばねは、枢動可能なシャープニングスチールを付勢してその待機位置に戻して、いつでも次のはさみを研げるようにする。
枢動可能なシャープニングスチールは、研ぎ操作中に枢動可能なシャープニングスチールがはさみ刃身の切断縁に沿って移動するときにはさみ刃身のチョーキングを減少させるために、主ボディに取り付けられた枢動可能な取付け組立体から垂直面において上方に傾斜した角度で延在する。主ボディに取り付けられたブラケットもまた、研ぎ操作中のはさみ刃身に沿った枢動可能なシャープニングスチールのチョッキングの可能性をさらに低下させるために、はさみ研ぎ操作中に枢動可能なシャープニングスチールが垂直面において回転するとともに水平面においても枢動するように、主ボディに対して枢動し得る。
枢動可能なシャープニングスチールは、直線状セグメント、及び二つの曲線状セグメントを含むことが好ましい。第1の曲線状セグメントが長手軸から離れるように湾曲し、その一方で第2の曲線状セグメントが長手軸に向かって後方に湾曲している場合、枢動可能なシャープニングスチールは、はさみ刃身に沿ってより鋭利な切断縁を作り出す。第1の曲線状セグメントが長手軸に向かって湾曲し、その一方で第2の曲線状セグメントが長手軸から離れるように湾曲している場合、枢動可能なシャープニングスチールは、刃身の研がれた切断縁に対してより丈夫な仕上がりをもたらす。枢動可能なシャープニングスチールに対してこれらの異なる曲線状の構成を有する二つの研ぎ装置は、はさみ刃身の切断縁を研ぎ、次いでそれらの仕上がりを強化するために、連続的に使用され得る。
はさみ研ぎ装置のさらに別の実施形態では、定置シャープニングスチールが省かれて、主ボディの上面内に水平ニッチが形成され得る。水平ニッチは、研ぎ操作中のはさみ刃身の主ボディ内での枢動可能なシャープニングスチールに対する安定した位置合わせを提供するために使用される。はさみ刃身切断縁は、はさみ刃身を垂直定置シャープニングスチールに沿って操作する必要なしに、上記のように枢動可能なシャープニングスチールによって研がれる。これは、はさみ刃身による研ぎ装置とのより迅速な係合を可能にして、それらの切断縁を研ぐのに必要とされる時間を短縮する。
はさみ研ぎ装置は、食肉加工又は工場組立のラインの他に、理髪師、美容師、ペット美容師、花屋、又は工芸作家のようなあまり産業的でない状況ではさみを使用するに人によって、都合良くアクセスされ且つ使用され得る。さらに、はさみ研ぎ装置は、従来のデバイスとは異なり、はさみがデバイスから係脱された後でシャープニングスチールをその待機位置に戻すのに重力が必要とされないので、三次元空間におけるはさみ研ぎ装置の位置に関係なく、迅速且つ都合良く使用され得る。
本発明では、「被切断基材」は、毛髪、紙、厚紙、金属箔、薄いプラスチック、繊維製品、織布、絹、ロープ、より糸、ワイヤ、ベニヤ、木材、花卉、樹木若しくは植物の部分、又は食肉のような食品などの、はさみによって切断されるか又は刈り込まれることが可能な材料を意味する。
本出願では、「はさみ」は刃身を、枢支点の反対側の持ち手により互いに接触して摺動しながら開位置と閉位置との間で枢動される一対の金属刃身を有する、手動剪断ツールを意味する。はさみは、これらに限定されることはないが、従来のはさみ、整髪するための髪切りはさみ、毛髪をすくためのすきばさみ、動物の毛を刈り取ってウールを作るための大ばさみ(blade shear)、ペット美容師の刈り込みばさみ、裁縫又はホビーで使用される織布、紙、プラスチック、木材、若しくは他の材料を切るためのホビーばさみ、生け垣刈り込み器具、グロスシヤー(gross shear)、高い位置にある枝を樹木から切り取るための高枝切りばさみ(averruncator)、小枝を刈り込むための刈り込みばさみ又は剪定ばさみ、太い枝を切り分けるための刈り込み器具、金属又は板金用のはさみ、動物の死体から肉を分離するためのはさみ、調理するためのキッチンばさみ又はシヤー、調理された家禽肉を切るための家禽はさみ(poultry shear)、葉巻の先端を切り落とすための葉巻カッタ、爪切りばさみ、緊急医療応答者が被害者から衣服を切り取るための外傷用はさみ(trauma shear)、手術中にヒト又は動物の肉を切るための外科用はさみ、及び、包帯を切るための包帯ばさみを含む。
図1は、一枚の紙12の形態をした被切断基材を意図された切断線14に沿って切断しているはさみ10を示す。生成された切断線16は、はさみの進行経路の後ろ側に示されている。
はさみ10は、図2により明瞭に示される、手動剪断ツールである。はさみ10は、枢支点の周りで互いに対して枢動される二つの金属製刃身20及び22から成る。ナット及びボルト、又は鋲のような締結具24が、二つの刃身をこの枢支点で一緒に固定するために使用される。この枢支点と刃身20の尖った先端26との間には、その刃身底面に沿って切断縁28が存在する。同様に、枢支点と刃身22の尖った先端32との間には、刃身22の上面に沿って切断縁30が存在する。刃身20及び22の反対側端部には、持ち手34及び36の対が取り付けられる。右利きの人の場合、持ち手36にある開口部38に親指が挿入され、持ち手34にある開口部40に数本の指が挿入される。この人が、持ち手34及び36を互いに離れさせるように、その親指を他の指から離すように動かすと、刃身20及び22も同様に互いに離れて、はさみをその開位置に移動させる。この人が、持ち手34及び36を互いに接触させるように、その親指と他の指とをくっつけるように動かすと、刃身20及び22も同様に、接近し、且つ、互いに接触して摺動し、その結果、鋭利な縁部28及び30が、紙基材12を切る。
図3は、刃身20及び刃身22を含むはさみ10の断面図を示す。刃身20は、平坦な内表面44と、外表面46と、中間にあり且つ刃身の底面に沿った斜縁48と、斜縁48が内表面44と出会う位置によって画定された切断縁28とを有する。同様に、刃身22は、平坦な内表面50と、外表面52と、中間にあり且つその上面に沿った斜縁54と、斜縁54が内表面50と出会う位置によって画定された切断縁30とを有する。はさみ10が使用者によりその閉位置に動かされるときに、刃身20及び22は、紙と係合する刃身の部分の長さに沿って切断縁28及び30が紙12を貫きながら内表面44及び50がそれぞれ互いに接触して摺動するように、枢動する。刃身20及び22の斜縁48及び54は、はさみ刃身が紙基材12を通って進むときにそれらの切断作用を支援するために、切断線16に沿った紙の被切断縁56及び58を互いに離れるように押す働きをする。
したがって、鋭利な状態に維持されることを必要とするのが、刃身20及び22上の切断縁28及び30なのである。図4により明瞭に示されるように、はさみ刃身22に沿った切断縁30は、刃身の長さに沿って連続的で真っ直ぐな縁部の状態に維持されるべきである。しかし、使用を通じて、特に、頑丈な又は研磨作用のある被切断材料12を剪断するためにはさみ10が用いられる場合には、切断縁の一部分が変形することがある。刃身切断縁30におけるそのような変形は、図3に示された垂直線A−Aに向かって偏位する、内向きに反れた領域60を作り出すことがある。或いは、刃身切断縁におけるそのような変形は、垂直線A−Aから離れる方向に偏位する、外向きに反れた領域62を作り出すことがある。そのような変形は、はさみ刃身沿いに「鈍った刃」を生じさせ、そのような「鈍った刃」は、はさみによる切断不良をもたらす。さらに決定的には、はさみ刃身沿いの変形した領域は、その金属がはさみ刃身から分離して刃身沿いにバリ64を形成する程度にまで、時間とともにその変形を悪化させる場合がある。そのような内向きに反れた変形60、及びバリ64は、はさみ刃身20及び22がそれらの内面44及び50に沿って互いに滑らかに通り越すのを妨げて、はさみが開閉されるのを阻む可能性がある。さらに、はさみ刃身沿いの内向きに反れた変形60、外向きに反れた変形62、及びバリ64は、はさみが切断するときに、適切且つ一定の切断線を伴って被切断材料12を薄切り又は剪断する代わりに、切断線16に隣接する被切断材料12を押しつぶす。さらに、毛髪を切るためにはさみ10が使用される場合、変形及びバリは、毛髪を引っ張るか又は押しつぶして、毛髪を切られている人に痛みと毛髪の裂け(split end)とをもたらす可能性がある。同様に、例えばバラの茎を切るためにはさみが使用される場合、これらの変形及びバリは、茎の被切断縁を押しつぶして、バラを病気に罹りやすくしたり、花の寿命を短くしたりする可能性がある。
説明のために、はさみによって剪断される被切断材料片として、一枚の紙12が示されたが、毛髪、花、厚紙、金属フォーク、プラスチック、繊維製品、織布、絹、ロープ、より糸、ワイヤ、ベニヤ板、樹木若しくは植物の部分、又は食肉若しくは他の食品のような、いくつかの他のタイプの被切断材料が、はさみによって一般に剪断され、またそれらは、本発明の範囲に完全に含まれるものとして理解されるべきである。
本発明のはさみ研ぎ器70は、図5に示されている。はさみ研ぎ器70は、第1の端部71及び第2の端部73を有する主ボディ72と、端部ボディ部分74とを備え、それらは組み合わさって、使用者の手78によって保持されるボディ組立体76を提供する。はさみ10の刃身20及び22は、それらを研ぐために、使用者のもう一方の手(図示せず)により、垂直シャープニングスチール80及び枢動するシャープニングスチール82に沿って移動される。
図6により明瞭に示されるように、端部ボディ部分74は、端部ボディ部分74内に形成された開口88及び90と主ボディ部分72内に形成された対応する開口(図示せず)とに挿入されるダウエルピン86などの複数の接続具により、主ボディ部分72の遠位端部73に接続され得る。ねじ若しくはボルト及び対応するねじ穴、又は接着剤若しくは溶接などの他の手段が、二つのボディ部分を互いに接続するために代わりに使用されてもよい。単一の、統一されたボディが用いられてもよい。しかし、二つの別個のボディ部分を使用することにより、端部ボディ部分74は、例えば、主ボディ部分72に使用される材料とは異なる材料から製造することができ、又は、はさみ研ぎ器70の装飾的な外観を高めるために、主ボディ部分に付与される色とは異なる色で製造することができる。
主ボディ72の底面91内には、使用者の親指77によって把握され得る、窪められて丸みを付けられた表面92が形成される。その一方で、主ボディ部分72及び端部ボディ部分74内にそれぞれ形成された半円形表面94及び96が、協力して開口98を形成し、使用者は、この開口98にその中指70を挿入することができる。最後に、端部ボディ部分74の反対側端部表面100は、使用者の他の指81によって把握されるように丸みを付けられる。曲線状のトリガ102もまた、使用者の薬指83によって把握されるように、端部ボディ部分74から下方に延在し得る。このようにして、使用者は、はさみ刃身20及び22をシャープニングスチール80及び82に沿って滑らせると同時にはさみ研ぎ器70を安定した位置に保持するために、はさみ研ぎ器70のボディ組立体76をその手78でしっかりと安全に把握することができる。
主ボディ72の第1の端部71は、定置シャープニングスチール80及び枢動可能な曲線状シャープニングスチール82のための取付け表面を提供する。図7〜8により明瞭に示されるように、主ボディ72は、側壁102及び104、後壁106(図示せず)、並びに底壁108によって画定された、奥まったニッチ100を含む。
定置シャープニングスチール80は、「シャープニングスチール」、「シャープニングロッド」、「シャープニングスティック」、又は(食品又は調理の産業では)「ブッチャーズスチール(butcher’s steel)」若しくは「シェフズスチール(chef’s steel)」と呼ばれることもある、ホーニングスチールである。ホーニングスチールは、焼入鋼、ステンレス鋼若しくはステンレス鋼合金、ダイヤモンド被覆鋼、又はセラミックから作られた棒を含む。定置シャープニングスチール80の場合、定置シャープニングスチール80は、二つの互いに反対側に位置する面110及び二つの互いに反対側に位置する縁端面112を特徴とする、平坦な断面を有する。440C合金(例えば、ミネソタ州ミネアポリスのディスカウントスチール(Discount Steel)から供給される)のような炭素含有ステンレス鋼材料、又はセラミックから作られる場合、定置シャープニングスチール80は、滑らかに高度に研磨された表面を有する。任意選択で、定置シャープニングスチール80は、複数の長手方向隆起部を含み得る。ダイヤモンド被覆鋼から作られる場合、鋼材料は、研磨ダイヤモンド粒子を埋め込まれる。適切なダイヤモンド被覆鋼又はセラミック材料が、フランス、クールブボアのサンゴバンコーポレーションから供給され得る。しかし、定置シャープニングスチール80が作製される材料は、はさみ10の刃身20及び22が作られる金属よりも高い抗張力を有するか、さもなれば、表面硬化処理を受けなければならない。このようにして、定置シャープニングスチール80の機能的遂行は、はさみ刃身の全長がシャープニングスチール80に沿って動かされるときに、はさみ刃身縁部から金属を除去するのではなくて、はさみ刃身の変形した縁部62又は64を再調整することになる。硬いシャープニングスチールに接触してはさみ刃身に圧力が加えられると、それにより、刃身の金属は、より硬いシャープニングスチールの金属又はセラミック材料に屈服して、再調整され且つ研がれる。しかし、スチール表面は、シャープニングスチールによりはさみ刃身がさらに破損及び変形するのを回避するために、超平滑でなければならず、そのようなさらなる破損及び変形は、刃身縁部沿いに望ましくないバリを作り出す可能性がある。したがって、定置シャープニングスチールは、刃身が研がれ得る前に刃身から金属バリを除去するために一般に使用される研削ホイール、砥石、又はホーンのようには機能しない。
定置シャープニングスチール80は、主ボディ72内に形成されたニッチ100の内側に取り付けられる。ボルト又は他の締結具116が、ナット(図示せず)によりその他方の端部において固定された主ボディ72を貫通して形成された穴(図示せず)に挿入される。定置シャープニングスチール80の向かい合った面110の幅は、実質的に、はさみ研ぎ器70の主ボディ72内に形成されたニッチ100の後壁106の幅に一致するべきである。それと同時に、縁端面112の幅は、実質的に、ニッチの側壁102及び104の幅未満であるべきである。この件において、定置シャープニングロッド80は、はさみ刃身がシャープニングスチールの向かい合った面110に沿って動かされるときに、定置シャープニングロッド80の運動が側壁102及び104によって阻まれるように、垂直の配向でニッチ100の内側に嵌合する。したがって、シャープニングスチール80は、はさみ研ぎ器70の使用中は、実質的に動かないままである。
図6に戻ると、はさみ研ぎ器70の主ボディ72の左側136には、枢動可能な曲線状シャープニングスチール組立体119が取り付けられる。曲線状シャープニングスチール組立体119は、主ボディ72の右下側領域138に接続される、L字形状のアンカブラケット120を含む。このアンカブラケットは、おおよそ直角を成す角度で互いに結合された、垂直に配置されるパネル122及び124を有する。パネル122には、ボルト又は他の締結具128(図7参照)を収容するための穴126(図示せず)が形成されており、ボルト又は他の締結具128は、パネル122にある穴126、主ボディ72内に形成された対応する円形チャネル130(図示せず)に挿入されて、主ボディの左手側136に沿ってナット131(図示せず)によって固定される。このようにして、アンカブラケット120のパネル122は、パネル124が主ボディの前側表面132にわたっておおよそ平行な関係で延在した状態で、主ボディ72の右手側に固着される。穴134(図6参照)が、主ボディの左手側136を越えて延在する位置で、パネル124内に形成される。
ピボット基礎板140が、互いにおおよそ直角を成す関係で共に結合されたパネル142及び144を有するL字形状のブラケットを構成する。パネル142は、垂直に配置され、且つ、開口146を含む。パネル144は、その中心の近くに開口148を含み、且つ、パネルの周辺位置に開口150を含む(図6参照)。ボルト又は他の締結具152が、ワッシャ154及びワッシャ156と併せて、アンカブラケット120にある開口134及びピボット基礎板140にある開口146を通過し、且つ、その他方の端部においてナット158(図示せず)によって固着されて、ピボット基礎板をアンカブラケットに接続し、ひいてはさみ研ぎ器の主ボディ72に接続する。ボルト頭部152を隠すために、装飾用キャップ160が使用されてもよい。ピボット基礎板のパネル144は、取り付けられると、主ボディ72の垂直側面パネル136に対して上方に傾斜した角度で位置決めされる。さらに、このパネル44は、ピボット基礎板140がボルト締結具152によって提供された枢動軸の周りで回転するときに、上下に枢動し得る。
枢動可能なシャープニングスチール82は、ピボットアーム板172に接続される曲線状シャープニングスチールアーム170を含む。この曲線状シャープニングスチールアーム170及びピボットアーム板172は、別個の部品であってもよく、又はそれらは、一つの統一された部品であってもよい。ピボットアーム板172は、開口174が形成された平坦な半円形の部品と、板から下方に延在する円筒形ボス176とを表す。
シャープニングスチールアーム170は、断面が円形又は楕円形である、鋼若しくはステンレス鋼、セラミック、又はダイヤモンド被覆鋼の棒を含む。はさみ刃身の長さは、曲線状シャープニングスチールアーム170の必要な長さを決定する。例えば、6インチの長さの刃身を持つはさみは、おおよそ3と1/4インチの長さの曲線状シャープニングスチールアームを必要とする。6インチよりも長いはさみ刃身には、より長い曲線状シャープニングスチールアームが必要とされる。それと同時に、シャープニングスチールアーム170の曲線状の領域は、研ぎ過程中にはさみ刃身がそれに沿って移動し得る必要な外表面領域を提供しながらも、シャープニングスチール170が全体に直線状である場合よりも短い横方向距離だけシャープニングスチールアームがピボットアーム板170から突出することを可能にする。
定置シャープニングスチール80のように、曲線状シャープニングスチールオーバ170は、焼入鋼、ステンレス鋼若しくはステンレス鋼合金、ダイヤモンド被覆鋼、又はセラミック材料から作られ得る。曲線状シャープニングスチールオーバ170は、超平滑仕上げを伴って440C合金(例えば、ミネソタ州ミネアポリスのディスカウントスチール(Discount Steel)から供給される)のような炭素含有ステンレス鋼材料から作られることが好ましい。曲線状シャープニングスチールオーバ170は、その外側表面の周りに一連の長手方向隆起部を任意選択で含むことができる。
図9〜10により明瞭に示されるように、枢動可能なシャープニングスチール82の曲線状シャープニングスチールアーム170は、ピボットアーム板172とほぼ同一平面にある。枢動可能なシャープニングスチール82がピボット基礎板140に取り付けられたときに、ピボット基礎板140の上方に傾斜した角度は、シャープニングスチールアーム170を、はさみ研ぎ器70の左側から右側を越えて垂直面において上方の傾斜で延在させて、シャープニングスチールアーム170の下面と主ボディ72の底面91に平行な線との間に形成されるおおよそ20〜50°、好ましくは30〜45°の角度αを形成する。
図11は、曲線状シャープニングスチールアーム170を水平面において示す、はさみ研ぎ器70の上部平面図を提供する。はさみ研ぎ器70の主ボディ72の前面132にほぼ平行な長手軸B−Bも示されている。シャープニングスチールアーム170は、三つのセグメントを含む。第1の、比較的直線状のセグメント180が、長手B−Bに対して角度βでピボットアーム板172から延在する。直線状セグメント180は、枢動可能なシャープニングスチール82が図11に示されたその待機位置にあるときに、はさみ研ぎ器の主ボディ72の上部を通り越える。この比較的直線状のセグメント180は、長手軸B−Bに対して外向きに湾曲したセグメント182に変化する。最後に、シャープニングスチールアーム170のこの外向きに湾曲したセグメント182は、後方に湾曲した領域(bowed−back region)184に変わり、この後方に湾曲した領域184は、主ボディ172の前端部132の方に引き返し且つ長手軸B−Bから離れる、円弧に変わる。シャープニングスチールアーム170のこの後方に湾曲した領域184の端部に端キャップ186が取り付けられて、研ぎ操作中のシャープニングスチールアーム170に沿ったはさみ刃身20及び22の移動に対する終点を提供する。
図6及び12を参照すると、ピボットスリーブ190が、環状上部ハウジング192及び環状下部ハウジング194を有し、二つのハウジングの間にはカラー196がある。カラーは、二つのハウジングの直径よりも大きい直径を有する。環状上部ハウジングの内表面198は、ねじが切られている。環状下部ハウジングの内表面200もまた、ねじが切られている(図示せず)。
ばね固定板210が、図6及び13〜14に示されている。ばね固定板210は、直線状縁部212及び円形縁部214を有する、半円形で平坦なパネル21を含む。開口216が、直線状縁部212の近くでパネル211に形成される。円筒形ボス218が、パネル211の底面から下方に延在する。
戻しばね220が、図6及び15に示されている。戻しばね220は、ばねのように作用するために必要とされる剛性と弾力性との組合せを有している金属材料で作られたU字形状の曲線状ストリップ222を含む。中央セグメント224は、部分的に円形である。ほぼ閉じた円を含む第1の耳セグメント226が、U字形状の中央セクション224の一方の端部に接続される。同じくほぼ閉じた円を含む第2の耳セグメント228が、ばね220の中央セクションのもう一方の端部に取り付けられる。そのような戻しばねは、イリノイ州レークフォレストのW.W.グレインジャー又はイリノイ州エルムハーストのマクマスターカールサプライカンパニー(McMaster−Carr Supply Company)から供給され得る「ばね鋼」材料から作られる。
枢動可能なシャープニングスチール組立体119(図6参照)の組み立てられた状態では、枢動可能なシャープニングスチール82の曲線状ピボットアーム板172は、ピボットスリーブ190の上に位置決めされ、ひいてはピボットスリーブ190は、ばね固定板210の上に位置決めされる。戻しばね220は、ばね固定板210とピボット基礎板140の上方に傾斜したパネル144との間に位置決めされ、ピボット基礎板140は、アンカブラケット120により、はさみ研ぎ器70の主ボディ72に接続される。ピボットスリーブ190の上部環状ハウジング192は、ピボットアーム板172にある開口174に挿入され、ボルト230が、ピボットアーム板の上面から開口174を通してねじ込まれて、ピボットスリーブの雌ねじ付き表面198(図12参照)と係合する。
その一方で、ピボットスリーブ190の下部環状ハウジング194は、ばね固定板210にある開口216(図13〜14参照)、中央セグメント224によって画定された戻しばね220の円形領域238、及び、ピボット基礎板140の上方に傾斜したパネル144にある開口148(図6参照)に挿入される。ボルト232が、パネル144の底面から開口148を通してねじ込まれて、ピボットスリーブ190の下部環状ハウジング194の雌ねじ付き表面200(図示せず)と係合する。
ばね固定板210の底面211から下方に延在するボス218(図14参照)は、戻しばね220の第1の耳セグメント226によって形成された開口領域234を通過し、次いでピボット基礎板140の上方に傾斜したパネル144にある開口150(図6参照)を通過する。このようにして、ボス218は、戻しばね220の第1の耳セグメント端部に固定点を提供する.
その一方で、ピボットアーム板172の底面から下方に延在するボス176は、ばね固定板210を迂回し、ばね固定板210の直線状縁部212を越えて延在して、戻しばね220の第2の耳セグメント228によって形成された領域236を通過する。ボス176の遠位端部240は、ピボット基礎板140のパネル144の上面に、それに固着されることなく当接する。
図20Aを参照すると、枢動可能なシャープニングスチール82は、その曲線状シャープニングスチールアーム170が定置シャープニングスチール80に当接又は密接している、その待機位置で示されている。図9で分かるように、曲線状シャープニングスチール170の上方に傾斜した角度αは、垂直面においておおよそ20〜50°、好ましくは30〜45°である。はさみ10が、刃身20を曲線状シャープニングスチールアーム170の上にし、刃身22を曲線状シャープニングスチールアームの下にし、刃身20及び22の内面44及び50を垂直の定置シャープニングスチール80の外側平坦面110に当接させて、挿入される(図20A参照)。
使用者がはさみ刃身をこの曲線状シャープニングスチールアーム170に接触させて閉じると、加えられた力により、曲線状シャープニングスチールアーム170は、定置シャープニングスチール80から離れるように、また、はさみの刃身20及び22に沿って、後ろ向きの方向Aに枢動する(図20B参照)。それと同時に、アンカブラケット120に対するピボット基礎板140の枢動可能な接続により、曲線状シャープニングスチールアーム170は、上向きの方向Bに移動することができる。曲線状シャープニングスチールアーム170によるこの後ろ向きの枢動と上向きの枢動との組合せは、はさみ刃身20及び22の曲線状シャープニングスチールアーム170及び定置シャープニングスチール80によるはさみ刃身20及び22の向上された研ぎを提供する。
図11を参照すると、枢動可能なシャープニングスチール82の曲線状シャープニングスチールアーム170は、直線状セグメント180、外向きに湾曲したセグメント182、及び後方に湾曲したセグメント184の、三つのセグメントを有する。直線状セグメント180は、使用者により刃身が直線状セグメント180に接触して閉じられたときに、はさみ刃身20及び22に沿ったシャープニングスチールアーム170の移動を開始する。6インチのはさみ刃身の場合、この直線状セグメント180は、約1〜3と1/2インチの長さ、好ましくは約2インチの長さであるべきである。はさみ枢支点に最も近い、はさみ刃身の後ろ4分の1は、この直線状セグメントに沿って移動することになる。
シャープニングスチールアーム170は、端キャップ186がはさみ刃身に到達してアーム170の移動を終わらせるまで、はさみ刃身の全長に沿って移動する。シャープニングスチールアーム170の外向きに湾曲したセグメント182がはさみ刃身に到達すると、シャープニングスチールの円形の輪郭が、はさみ刃身20及び22内の外向きに変位した変形62(図4参照)の再調整を開始して刃身を研ぎ、そして後方に湾曲したセグメント184が、作業を完了する。外向きに湾曲したセグメント182及び後方に湾曲したセグメント184は、刃身を研ぐために、はさみ刃身の先端が端キャップ186に接触するまで、はさみ刃身の全長のうちの残り4分の3に対応するのに必要とされるそれらの外表面に必須の緩やかな曲線を提供する。もしも後方に湾曲したセグメント184が長手軸B−Bに向かって後方に湾曲しているのではなく直線状であった場合、はさみ刃身は、研ぎ操作中に移動を阻まれることになり、それにより刃身縁部が破壊されるはずである。
曲線状シャープニングスチール170の外向きに湾曲したセグメント182は、長さが約1/2〜1インチ、好ましくは3/4インチであるべきである。後方に湾曲したセグメント184は、長さが約1/4〜3/4インチ、好ましくは1/2インチであるべきである。
それと同時に、垂直の定置シャープニングスチール80の平坦な外側表面110は、はさみ刃身へのいかなるさらなる損傷も回避するために、また、はさみ刃身沿いの内向きに変位した変形60を再調整するために、はさみ刃身の内側縁部が適切に位置合わせされることを確実にするように作用する。枢動可能なシャープニングスチールアーム170のこのセグメント182の外向きに湾曲した輪郭は、この研ぎ作用を強化し、且つ、シャープニングアームをさらにはさみ刃身20及び22に沿って移動させる。シャープニングスチールアーム170の後方に湾曲したセグメント184のより鋭く傾斜した角度は、枢動可能なシャープニングスチールアーム170の周りでのはさみ刃身のチョーキングを減少させる。垂直面における枢動可能なシャープニングスチールアーム170の上方に傾斜した角度αもまた、このチョーキング現象を減少させる。
シャープニングスチールアーム170が、はさみの刃身に沿って移動してそれらを研ぐために、後ろ向きの方向A及び上向きの方向Bに枢動するにつれて、戻しばね220は、その第1の耳セグメント226が、ボス176によりピボット基礎板140のパネル144に対して所定の位置に固定され、一方でその第2の耳セグメント228が、枢動可能なシャープニングスチールアーム170に取り付けられたピボットアーム板172の回転経路に沿って移動して、延伸される。使用者がはさみ刃身20及び22を枢動可能なシャープニングスチール82及び定置シャープニングスチール80から外すと、戻しばね220に組み込まれた記憶が、第2の耳セグメント228を引き戻して、ピボットアーム板172をピボットスリーブ190によって画定されたピボット軸の周りでボス176を介して逆向きに回転させ、それにより、枢動可能なシャープニングスチール82の曲線状シャープニングスチールアーム170を、図20Aに示された定置シャープニングスチール80に隣接するその待機位置に引き戻す。すると、はさみ研ぎ器は、同じはさみをさらに研ぐか又は別のはさみを研ぐために、いつでもはさみ刃身を受け入れることができる。
したがって、本発明のはさみ研ぎ器の構造は、垂直シャープニングスチール80が、三次元空間において後ろ向き及び上向きの両方の方向に枢動することができる曲線状シャープニングスチールアーム170と一緒に機能するので、はさみ刃身の内表面及び外表面の両方の向上された研ぎを提供する。それと同時に、戻しばね220は、多くの従来技術の卓上はさみ研ぎデバイスがするように重力に依存する必要なしに、はさみ研ぎ器からのはさみ刃身の係脱に応じて枢動可能なシャープニングスチールアーム170がその待機位置に自動的に戻されることを可能し、はさみ研ぎ器70は、実際に逆さして使用され得る。このことは、本発明のはさみ研ぎ器が、重力により曲線状シャープニングスチールがその待機位置に戻るのを可能にするのに必要な曲線状シャープニングスチールの空間的な配向を維持する必要なしに仕事場にいる人物によって都合良く使用され得る持ち運び可能な手持ち式モデルを構成することを、可能にする。使用者が時間を割いて利用可能な卓上はさみ研ぎ器まで仕事場内を移動する必要もない。
本発明のはさみ研ぎ器240の別の実施形態が、図21〜22に示されている。はさみ研ぎ器240の構造は、上述のはさみ研ぎ器70の実施形態に似ており、また、同様の番号が、はさみ研ぎ器240の類似の要素に対して使用される。主な違いは、枢動可能な曲線状シャープニングスチールアーム242の構成である。長手軸C−Cが、図22に示されている。図22に示された水平面で見たときに、直線状セグメント244は、図11に示されたはさみ研ぎ器70の枢動可能なシャープニングアーム170の直線状セグメント180に類似し、且つ、角度γで長手軸C−Cに接近する。しかし、図22に示されたセグメント246は、図11に示されたセグメント182のように外向きに湾曲するのではなく、はさみ研ぎ器主ボディ72の前縁部132に向かって長手軸C−Cから離れるように、内向きに湾曲している。セグメント248もまた、図11に示されたセグメント184におけるように前面に向かって後方に湾曲するのではなく、長手軸C−Cから離れるように湾曲している。
6インチのはさみ刃身の場合、直線状セグメント244の長さは、約1〜2と3/8インチ、好ましくは約1と1/2〜1と3/4インチであるべきである。同様に、内向きに湾曲したセグメント246の長さは、約1/2〜1と1/4インチ、好ましくは約1/2インチであるべきである。最後に、離れるように湾曲したセグメント248は、約1/4〜1インチ、好ましくは約1/2インチであるべきである。
枢動可能な曲線状シャープニングスチールアーム242のこの代替的な曲線状輪郭は、はさみ刃身20及び22に沿いにより丈夫な縁部を提供することが分かっている。
したがって、第1のはさみ研ぎ器実施形態70は、鋭利な縁部をはさみ刃身に作り出すために使用され得る。次いで、同じはさみは、それらの研がれた刃身縁部を強化して、それらが再び鈍くなるまでにより長持ちするように、第2のはさみ研ぎ器実施形態240によって処理され得る。
本発明のさらに別の実施形態260が、図23〜25Bに示されている。実施形態260の構造は、上述のはさみ研ぎ器70の実施形態に似ており、また、同様の番号が、はさみ研ぎ器260の類似の要素に対して使用される。しかし、はさみ研ぎ器260には定置垂直シャープニングスチール80が存在せず、即ち、そのような垂直シャープニングスチールを受け入れるための垂直ニッチ100(図7参照)が存在しない。その代わりに、図23に示されるように、はさみ研ぎ器260の主ボディ72の上面264内に形成された水平ニッチ262が存在する。この水平ニッチ262は、第1の底面266、第2の底面268、及び側壁270を有する。第1の底面は、平坦である。第2の底面も平坦であるが、上面264に対して角度Δで、第1の底面に対して上方に傾斜している。角度Δは、約10〜20°、好ましくは約15°である。
図24に示されるように、側壁270は、主ボディ72の上面264に対して角度εで傾斜している。角度εは、約65〜85°、好ましくは75°である。その一方で、第1の底面266もまた、上面264に対して上方に傾斜している。第1の底面266は、おおよそ90°の角度で側壁270と出会う。
図25Aを参照すると、枢動可能なシャープニングスチール82が、その待機位置で示されており、シャープニングスチール82の曲線状シャープニングスチール領域170は、はさみ研ぎ器260の前面に向かっている。一丁のはさみ10が、刃身22を水平ニッチ262内に配置して挿入される。刃身22の底面は、第1の底面266及び上方に傾斜した第2の底面268上に位置し、刃身22の外面52は、傾斜した側壁270にもたれ掛かる。先端により近い刃身22の部分は、曲線状シャープニングスチールアーム170の下に位置決めされるが、刃身20のその部分は、曲線状シャープニングスチールアーム170の上に位置決めされる。
使用者がはさみ刃身をこの曲線状シャープニングスチールアーム170に接触させて閉じると、加えられた力により、曲線状シャープニングスチールアーム170を、定置シャープニングスチール80から離れるように、また、はさみの刃身20及び22に沿って、後ろ向きの方向Aに枢動させる(図25B参照)。それと同時に、アンカブラケット120に対するピボット基礎板140の枢動可能な接続により、曲線状シャープニングスチールアーム170は、上向きの方向Bに移動することができる。曲線状シャープニングスチールアーム170によるこの後ろ向きの枢動と上向きの枢動との組合せは、曲線状シャープニングスチール170によるはさみ刃身20及び22の向上された研ぎを提供する。
図11を参照すると、枢動可能なシャープニングスチール82の曲線状シャープニングスチールアーム170は、直線状セグメント180、外向きに湾曲したセグメント182、及び後方に湾曲したセグメント184の、三つのセグメントを有する。直線状セグメント180は、使用者により刃身が直線状セグメント180に接触して閉じられたときに、はさみ刃身20及び22に沿ったシャープニングスチールアーム170の移動を開始する。6インチのはさみ刃身の場合、この直線状セグメント180は、約1〜3と1/2インチの長さ、好ましくは約2インチの長さであるべきである。はさみ枢支点に最も近い、はさみ刃身の後ろ4分の1は、この直線状セグメントに沿って移動することになる。
シャープニングスチールアーム170は、端キャップ186がはさみ刃身に到達してアーム170の移動を終わらせるまで、はさみ刃身の全長に沿って移動する。シャープニングスチールアーム170の外向きに湾曲したセグメント182がはさみ刃身に到達すると、シャープニングスチールの円形の輪郭が、はさみ刃身20及び22の外向きに変位した変形62(図4参照)の再調整を開始して刃身を研ぎ、そして後方に湾曲したセグメント184が、作業を完了する。外向きに湾曲したセグメント182及び後方に湾曲したセグメント184は、刃身を研ぐために、はさみ刃身の先端が端キャップ186に接触するまで、はさみ刃身の全長のうちの残り4分の3に対応するのに必要とされるそれらの外表面に必須の緩やかな曲線を提供する。もしも後方に湾曲したセグメント184が長手軸B−Bに向かって後方に湾曲しているのではなく直線状であった場合、はさみ刃身は、研ぎ操作中に移動を阻まれることになり、それにより刃身縁部が破壊されるはずである。
曲線状シャープニングスチールアーム170の外向きに湾曲したセグメント182は、長さが約1/2〜1インチ、好ましくは3/4インチであるべきである。後方に湾曲したセグメント184は、長さが約1/4〜3/4インチ、好ましくは1/2インチであるべきである。
それと同時に、はさみ研ぎ器260の主ボディ72における水平ニッチ262の垂直方向に傾斜した側壁270並びに傾斜した第1の底面266及び第2の底面268は、刃身が曲線状シャープニングスチール170と係合しているときに、はさみ刃身20及び22へのいかなるさらなる損傷も回避するために、はさみ10の安定した配向を提供して、はさみ刃身沿いの内向きに変位した変形60を再調整する。はさみ切断縁が研がれ且つ研磨されると、それらは、ひいては刃身の内側縁部を研ぐために、本来の役割を果たす。このようにして、第1及び第2の実施形態の定置シャープニングスチール80が、不必要になる。定置シャープニングスチール80がないことにより、使用者ははさみ刃身を曲線状シャープニングスチール270と係合させる前に定置シャープニングスチールと係合させなくてよいので、はさみが使用者によってより速く研がれることが可能になる。枢動可能なシャープニングスチールアーム170のこのセグメント182の外向きに湾曲した輪郭は、この研ぎ作用を強化し、且つ、シャープニングアームをさらにはさみ刃身20及び22に沿って移動させる。シャープニングスチールアーム170の後方に湾曲したセグメント184のより鋭く傾斜した角度は、枢動可能なシャープニングスチールアーム170の周りでのはさみ刃身のチョーキングを減少させる。垂直面における枢動可能なシャープニングスチールアーム170の上方に傾斜した角度αもまた、このチョーキング現象を減少させる。
シャープニングスチールアーム170が、はさみの刃身に沿って移動してそれらを研ぐために、後ろ向きの方向A及び上向きの方向Bに枢動するにつれて、戻しばね220は、その第1の耳セグメント226が、ボス176によりピボット基礎板140のパネル144に対して所定の位置に固定され、一方でその第2の耳セグメント228が、枢動可能なシャープニングスチールアーム170に取り付けられたピボットアーム板172の回転経路に沿って移動して、延伸される。使用者がはさみ刃身20及び22を枢動可能なシャープニングスチール82及び定置シャープニングスチール80から外すと、戻しばね220に組み込まれた記憶が、第2の耳セグメント228を引き戻して、ピボットアーム板172をピボットスリーブ190によって画定されたピボット軸の周りでボス176を介して逆向きに回転させ、それにより、枢動可能なシャープニングスチール82の曲線状シャープニングスチールアーム170を、図20Aに示された定置シャープニングスチール80に隣接するその待機位置に引き戻す。すると、はさみ研ぎ器は、同じはさみをさらに研ぐか又は別のはさみを研ぐために、いつでもはさみ刃身を受け入れることができる。
したがって、この第3の実施形態のはさみ研ぎ器の構造は、水平ニッチ260が、三次元空間において後ろ向き及び上向きの両方の方向に枢動することができる曲線状シャープニングスチールアーム170と一緒に機能するので、はさみ刃身の内表面及び外表面の両方の向上された研ぎを提供する。それと同時に、戻しばね220は、多くの従来技術の卓上はさみ研ぎデバイスがするように重力に依存する必要なしに、はさみ研ぎ器からのはさみ刃身の係脱に応じて枢動可能なシャープニングスチールアーム170がその待機位置に自動的に戻されることを可能にし、はさみ研ぎ器70は、実際に逆さして使用され得る。このことは、本発明のはさみ研ぎ器が、重力により曲線状シャープニングスチールがその待機位置に戻るのを可能にするのに必要な曲線状シャープニングスチールの空間的な配向を維持する必要なしに仕事場にいる人物によって都合良く使用され得る持ち運び可能な手持ち式モデルを構成することを、可能にする。使用者が時間を割いて利用可能な卓上はさみ研ぎ器まで仕事場内を移動する必要もない。
はさみ刃身20及び22の切断縁が研がれた後でそれらを強化するために、この第3の実施形態における曲線状シャープニングスチール170は、第2の実施形態の曲線状シャープニングスチール242で置換されてもよい。
上記の説明及び関連する図面は、本発明のはさみ研ぎ器の構造及び動作の完全な説明を提供する。本発明の多くの代替実施形態が、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく作られ得る。したがって、本発明は、本発明に添付された特許請求の範囲に内在する。

Claims (22)

  1. 被切断基材を剪断するために使用されるはさみの枢動可能な刃身を研ぐためのはさみ研ぎ器であって、前記はさみが、第1の内側表面及び第1の切断縁を有する第1の刃身と、第2の内側表面及び第2の切断縁を有する第2の刃身とを備え、前記はさみ研ぎ器が、
    (a)上面を有する主ボディと、
    (b)前記主ボディにしっかりと取り付けられ且つ前記主ボディの前記上面よりも上側に垂直に延在する、互いに反対側に位置する表面を有する定置シャープニングスチールと、
    (c)枢動可能な取付け組立体を有する、前記主ボディに固着されたブラケットと、
    (d)取付け板を含む第1の端部、及び第2の端部を有する、枢動可能なシャープニングスチールであって、前記取付け板が、前記枢動可能なシャープニングスチールが前記主ボディに対して回転するように、前記ブラケットの前記取付け組立体に動作可能に接続される、枢動可能なシャープニングスチールと、
    (e)第1の端部及び第2の端部を有するU字形状の戻しばねであって、その第1の端部が前記ブラケットに取り付けられ、その第2の端部が前記枢動可能なシャープニングスチールの前記取付け板に取り付けられて、前記ブラケットと前記枢動可能なシャープニングスチールの前記取付け板との間に位置決めされる、U字形状の戻しばねと、
    を備え、
    (f)前記第1の内側刃身表面及び第2の内側刃身表面が前記定置シャープニングスチールの前記互いに反対側に位置する表面に当接した状態で、前記はさみ刃身が前記はさみ研ぎ器に係合し、そして前記枢動可能なシャープニングスチールの上に位置決めされた前記第1の刃身が、前記枢動可能なシャープニングスチールの下に位置決めされた前記第2の刃身に対して閉じられると、前記枢動可能なシャープニングスチールが、その待機位置から前記第1の刃身切断縁及び前記第2の刃身切断縁に沿って移動するように前記主ボディに対して枢動して、前記切断縁を研ぎ、
    (g)前記はさみ刃身が前記定置シャープニングスチール及び前記枢動可能なシャープニングスチールから係脱されると、前記戻しばねが、前記枢動可能なシャープニングスチールを付勢してその待機位置に戻す、
    はさみ研ぎ器。
  2. 前記枢動可能なシャープニングスチールが、焼入鋼、ステンレス鋼、ステンレス鋼−炭素合金、ダイヤモンド被覆鋼、又はセラミック材料から作られる、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  3. 前記定置シャープニングスチールが、焼入鋼、ステンレス鋼、ステンレス鋼−炭素合金、ダイヤモンド被覆鋼、又はセラミック材料から作られる、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  4. 前記枢動可能なシャープニングスチールが、前記枢動可能なシャープニングスチールが前記はさみ刃身の切断縁に沿って移動するときに前記はさみ刃身のチョーキングを減少させるために、垂直面において前記主ボディの前記上面に対して上方に傾斜した角度で前記枢動可能な取付け組立体から延在する、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  5. 前記枢動可能なシャープニングスチールが、前記取付け板から延在する曲線状シャープニングスチールアームを含む、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  6. 前記曲線状シャープニングスチールアームが、水平面において、長手軸に対して傾斜した直線状セグメントと、前記長手軸から離れるように湾曲した第1の曲線状セグメントと、前記長手軸に向かって湾曲した第2の曲線状セグメントとを含む、請求項5に記載のはさみ研ぎ器。
  7. 前記曲線状シャープニングスチールアームが、水平面において、長手軸に対して傾斜した直線状セグメントと、前記長手軸に向かって湾曲した第1の曲線状セグメントと、前記長手軸から離れるように湾曲した第2の曲線状セグメントとを含む、請求項5に記載のはさみ研ぎ器。
  8. 前記主ボディの表面内に形成された連続的な表面をさらに備えて、はさみ研ぎ操作中に使用者の手が前記はさみ研ぎ器をよりしっかりと把握することを可能にする、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  9. 前記主ボディに取り付けられた持ち手をさらに備えて、はさみ研ぎ操作中に使用者の手が前記はさみ研ぎ器をよりしっかりと把握することを可能にする、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  10. 前記枢動可能なシャープニングスチールが前記研ぎ操作中に前記第1の刃身及び前記第2の刃身の前記切断縁に沿って移動するときに上向き及び下向きの方向にさらに回転することができるように、前記ブラケットが前記主ボディに枢動可能に接続される、請求項1に記載のはさみ研ぎ器。
  11. 被切断基材を剪断するために使用されるはさみの枢動可能な刃身を研ぐためのはさみ研ぎ器であって、前記はさみが、第1の内側表面及び第1の切断縁を有する第1の刃身と、第2の内側表面及び第2の切断縁を有する第2の刃身とを備え、前記はさみ研ぎ器が、
    (a)上面を有する主ボディと、
    (b)前記主ボディの前記上面内に形成された水平ニッチであって、底面及び側壁を有する水平ニッチと、
    (c)枢動可能な取付け組立体を有する、前記主ボディに固着されたブラケットと、
    (d)取付け板を含む第1の端部、及び第2の端部を有する、枢動可能なシャープニングスチールであって、前記取付け板が、前記枢動可能なシャープニングスチールが前記主ボディに対して回転するように、前記ブラケットの前記取付け組立体に動作可能に接続される、枢動可能なシャープニングスチールと、
    (e)第1の端部及び第2の端部を有するU字形状の戻しばねであって、その第1の端部が前記ブラケットに取り付けられ、その第2の端部が前記枢動可能なシャープニングスチールの前記取付け板に取り付けられて、前記ブラケットと前記枢動可能なシャープニングスチールの前記取付け板との間に位置決めされる、U字形状の戻しばねと
    を備え、
    (f)前記第2の刃身が前記水平ニッチの前記底面及び前記側壁に当接した状態で、前記はさみ刃身が前記はさみ研ぎ器に係合し、そして前記枢動可能なシャープニングスチールの上に位置決めされた前記第1の刃身が、前記枢動可能なシャープニングスチールの下に位置決めされた前記第2の刃身に対して閉じられると、前記枢動可能なシャープニングスチールが、その待機位置から前記第1の刃身切断縁及び前記第2の刃身切断縁に沿って移動するように前記主ボディに対して枢動して、前記切断縁を研ぎ、
    (g)前記はさみ刃身が前記水平ニッチ及び前記枢動可能なシャープニングスチールから係脱されると、前記戻しばねが、前記枢動可能なシャープニングスチールを付勢してその待機位置に戻す、
    はさみ研ぎ器。
  12. 前記枢動可能なシャープニングスチールが、焼入鋼、ステンレス鋼、ステンレス鋼−炭素合金、ダイヤモンド被覆鋼、又はセラミック材料から作られる、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  13. 前記定置シャープニングスチールが、焼入鋼、ステンレス鋼、ステンレス鋼−炭素合金、ダイヤモンド被覆鋼、又はセラミック材料から作られる、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  14. 前記枢動可能なシャープニングスチールが、前記枢動可能なシャープニングスチールが前記はさみ刃身の切断縁に沿って移動するときに前記はさみ刃身のチョーキングを減少させるために、垂直面において前記主ボディの前記上面に対して上方に傾斜した角度で前記枢動可能な取付け組立体から延在する、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  15. 前記枢動可能なシャープニングスチールが、前記取付け板から延在する曲線状シャープニングスチールアームを含む、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  16. 前記曲線状シャープニングスチールアームが、水平面において、長手軸に対して傾斜した直線状セグメントと、前記長手軸から離れるように湾曲した第1の曲線状セグメントと、前記長手軸に向かって湾曲した第2の曲線状セグメントとを含む、請求項15に記載のはさみ研ぎ器。
  17. 前記曲線状シャープニングスチールアームが、水平面において、長手軸に対して傾斜した直線状セグメントと、前記長手軸に向かって湾曲した第1の曲線状セグメントと、前記長手軸から離れるように湾曲した第2の曲線状セグメントとを含む、請求項15に記載のはさみ研ぎ器。
  18. 前記主ボディの表面内に形成された連続的な表面をさらに備えて、はさみ研ぎ操作中に使用者の手が前記はさみ研ぎ器をよりしっかりと把握することを可能にする、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  19. 前記主ボディに取り付けられた持ち手をさらに備えて、はさみ研ぎ操作中に使用者の手が前記はさみ研ぎ器をよりしっかりと把握することを可能にする、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  20. 前記枢動可能なシャープニングスチールが前記研ぎ操作中に前記第1の刃身及び前記第2の刃身の前記切断縁に沿って移動するときに上向き及び下向きの方向にさらに回転することができるように、前記ブラケットが前記主ボディに枢動可能に接続される、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  21. 前記水平ニッチの前記側壁が、約65〜85°の角度で前記主ボディの前記上面に対して傾斜している、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
  22. 前記水平ニッチの前記底面が、約90°の角度で前記側壁に接合される、請求項11に記載のはさみ研ぎ器。
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