JP2018520088A - ヘアトリートメント組成物 - Google Patents

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Abstract

毛髪タンパク質へのダメージを修復するための、好ましくは、毛髪の内部タンパク質の変性温度を増加させるための、毛髪のトリートメントにおいて、3〜6.5の範囲のpHを有する、ラクトン、二糖類、無機塩および有機酸またはその塩を含むヘアトリートメント組成物の使用。

Description

本発明はヘアダメージの修復におけるヘアトリートメント組成物の使用に関する。
消費者は、定常的に、望ましい外見を達成するのを助けるために、毛髪に集中的なトリートメントおよびケアおよびスタイリング手順を受けさせる。消費者によって実行される作用は、毛髪ケラチンタンパク質の化学的性質に変性を導入し、それによって、ミクロおよびマクロ構造変化がもたらされ、そして次に、繊維の物理特性を変化させる。これらの結果は、一般に、消費者によってダメージとして認知される。
毛髪のコーミングおよびブラッシングは、機械的に繊維外皮を摩滅し、これをより粗くさせ、そして摩擦特性を増加させる。ブリーチングまたはカラーリング処置などの毛髪淡色化は、一般に、メラニンを分解し、そして新しい毛髪の色を発展させる酸化ステップを伴うが、これらのプロセスは、毛髪繊維タンパク質および内在性リピドも酸化させる。これらの反応は、繊維内の共有結合および非共有結合の数および種類を変化させ、そして毛髪の熱安定性および機械特性に影響を与える。ダメージを受けた毛髪の内部タンパク質は、典型的に、バージンヘアのものと比較して、低下した変性温度を有する。
種々の有機分子およびその組合せが、ダメージを受けた毛髪のトリートメントでの使用に提案されている。
国際公開第2004054526号は、ダメージを受けた毛髪のケアおよび修復のため、そして毛髪管理可能性を改善するための、二糖類(特に、トレハロース)を含むヘアトリートメント組成物を記載する。
国際公開第2004054525号は、ダメージを受けた毛髪のケアおよび修復のため、そして毛髪管理可能性を改善するための、二糖類(特に、トレハロース)およびジオール(特に、3−メチル−1,3−ブチレングリコール)を含むヘアトリートメント組成物を記載する。
国際公開第2009040240号は、乾燥し、ダメージを受け、かつ/または管理不可能な毛髪のトリートメントのための、ラクトンおよび二糖類を含むヘアトリートメント組成物を開示する。
国際公開第2004054526号 国際公開第2004054525号 国際公開第2009040240号
本発明の第1の態様において、毛髪タンパク質へのダメージを修復するための、毛髪のトリートメントにおいて、3〜6.5の範囲のpHを有する、ラクトン、二糖類、無機塩および有機酸またはその塩を含むヘアトリートメント組成物の使用が提供される。
ダメージ修復は、好ましくは、毛髪の内部タンパク質の変性温度の増加である。
組成物は、好ましくは、進行的なダメージ修復をもたらすために、複数回、毛髪に適用される。これは、好ましくは、タンパク質の変性温度の増加である。このようにして、バージンヘアのものより高くまで、タンパク質の変性温度を増加させることが可能である。
本発明に関連して、バージンヘアとは、集中的な物理的および/または化学的な処置、例えば、ブリーチング、染色、パーマ、熱処理および強く、かつ/または長期の日射への暴露を受けていないか、あるいはダメージを受けた毛髪の特徴、例えば、枝毛および/または過度の乾燥状態を示さない毛髪を意味する。バージンヘアには、自然な毛髪ライフサイクルの間に低レベルのダメージを受けた毛髪も含まれる。低レベルのダメージの原因としては、おそらく、限定される必要はないが、洗浄、ブラッシング、コーミング、および例えば、限定的な太陽光分解などの自然のプロセスが含まれる。
本発明の使用によって、長期のダメージ修復、好ましくは、タンパク質の変性温度の増加が提供される。長期とは、3〜6.5のpHを有する、ラクトン、二糖類、無機塩および有機酸またはその塩を含まないヘア組成物による複数回の洗浄、例えば、2〜5回の洗浄の間、利益が持続することを意味する。
本発明での使用のための好ましい組成物は、グルコノラクトン、トレハロース、硫酸ナトリウムおよび有機酸またはその塩を含むヘアトリートメント組成物であって、組成物のpHが、3〜6.5、好ましくは3〜の範囲にあるものである。
毛髪
毛髪は、バージンヘアまたはダメージを受けた毛髪であることが可能である。毛髪は、好ましくは、毛髪の内部タンパク質の変性温度が減少している、ダメージを受けた毛髪である。
ダメージは、機械的手段、例えば、コーミングおよびブラッシング、化学的手段、熱暴露、日光および有害エネルギー源への暴露、例えばUV光などの光等の環境的手段によって生じ得る。化学的手段には、酸化ステップを伴う処置、例えば、ブリーチングおよびカラーリング処置などの毛髪ヘア淡色化が含まれる。好ましくは、毛髪はブリーチングされ、より好ましくは、毛髪は、複数回ブリーチングされる。
ラクトン
本発明の組成物は、ラクトンを含む。適切なラクトンの例としては、以下が含まれる。
(a)アルドン酸ラクトン
アルドン酸は、カルボン酸基へのアルドースのアルデヒド基の酸化から得られるポリヒドロキシ酸であり、次の一般式:R(CHOH)CH(OH)COOH(式中、Rは、Hまたはアルキル基(通常、H)であり、かつnは、1〜6の整数である)によって表すことができる。
アルドン酸は、カルボキシル基と1個のヒドロキシル基との間で1モルの水分子を除去することによって、分子内ラクトンを形成する。
以下は、代表的なアルドン酸ラクトンである:2,3−ジヒドロキシプロパン酸ラクトン(グリセリン酸ラクトン);2,3,4−トリヒドロキシブタン酸ラクトン(立体異性体:エリスロノラクトン、スレオノラクトン);2,3,4,5−テトラヒドロキシペンタン酸ラクトン(立体異性体:リボノラクトン、アラビノラクトン、キシロノラクトン、リキソノラクトン);2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキサン酸ラクトン(立体異性体:アロノラクトン、アルトロノラクトン、グルコノラクトン、マンノラクトン、グロノラクトン、イドノラクトン、ガラクトノラクトン、タロノラクトン)、および2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロキシヘプタン酸ラクトン(立体異性体:アロヘプトノラクトン、アルトロヘプトノラクトン、グルコヘプトノラクトン、マンノヘプトノラクトン、グロヘプトノラクトン、イドヘプトノラクトン、ガラクトヘプトノラクトン、タロヘプトノラクトン)。
(b)アルダル酸ラクトン
アルダル酸は、カルボキシル基への両末端炭素原子の酸化によってアルドースから誘導されるポリヒドロキシジカルボン酸であり、次の一般式:HOOC(CHOH)CH(OH)COOH(式中、nは、1〜4の整数である)によって表すことができる。
アルダル酸は、1個のカルボキシル基と1個のヒドロキシル基との間で1モルの水を除去することによって、分子内ラクトンを形成する。
以下は、代表的なアルダル酸ラクトンである:2,3−ジヒドロキシブタン−1,4−ジオン酸ラクトン、2,3,4−トリヒドロキシペンタン−1,5−ジオン酸ラクトン(立体異性体:リバロラクトン、アラバロラクトン、キシラロラクトン、リキサロラクトン);2,3,4,5−テトラヒドロキシヘキサン−1,6−ジオン酸ラクトン(アラロラクトン、アルタロラクトン、グルカロラクトン、マンナロラクトン、グルカル酸およびグラロラクトン、イダロラクトン、ガラクタロラクトン、タラロラクトン);2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘプタン−1,7−ジオン酸ラクトン(立体異性体:アロヘプタロラクトン、アルトロヘプタロラクトン、グルコヘプタロラクトン、マンノヘプタロラクトン、グロヘプタロラクトン、イドヘプタロラクトン、ガラクトヘプタロラクトン、タロヘプタロラクトン)。
(c)アルドウロン酸
アルドウロン酸は、カルボン酸基へのアルドースのアルコールの酸化から得られるポリヒドロキシ酸であり、次の一般式:HOOC(CHOH)CH(OH)CHO(式中、nは、1〜4の整数である)によって表すことができる。
多くのアルドウロン酸は、カルボキシル基と1個のヒドロキシル基との間で1モルの水を除去することによって、分子内ラクトンを形成する。
以下は、代表的なアルドウロン酸ラクトンである:リブロノラクトン;アラブロノラクトン;キシルロノラクトン;リクロノラクトン;アルロノラクトン;アルトルロノラクトン;グルクロノラクトン;マンヌロノラクトン;グルロノラクトン;イデュロノラクトン;ガラクツロノラクトン;タルロノラクトン;アロヘプツロノラクトン;アルトロヘプツロノラクトン;グルコヘプツロノラクトン;マンノヘプツロノラクトン;グロヘプツロノラクトン;イドヘプツロノラクトン;ガラクトヘプツロノラクトンオヨビタロヘプツロノラクトン。
(d)アルドビオン酸
アルドビオン酸はビオン酸としても知られており、そして典型的に、エーテル結合によってアルドン酸に化学的に結合した1個の単糖類を含む。アルドビオン酸は、二糖類または二量体炭水化物の酸化型として記載されてもよく、例えば、ラクトースからのラクトビオン酸である。
ほとんどのアルドビオン酸において、単糖類の1位における炭素は、アルドン酸の異なる位置においてヒドロキシル基と化学結合する。したがって、種々のアルドビオン酸または立体異性体が、それぞれ2つの同一単糖類およびアルドン酸から形成可能である。
上記酸(a)〜(c)と同様に、アルドビオン酸は、炭素鎖に結合した複数のヒドロキシルを有する。
アルドビオン酸は、次の一般式:H(CHOH)(CHOR)(CHOH)COOH(式中、mおよびnは、それぞれ、0〜7の整数であり、かつRは単糖類である)によって表すことができる。
アルドビオン酸は、カルボキシル基と1個のヒドロキシル基との間で1モルの水を除去することによって、分子内ラクトンを形成することができる。
以下は、代表的なアルドビオン酸ラクトンである:ラクトビオノラクトン;およびイソラクトビオノラクトン;マルトビオノラクトン;イソマルトビオン酸イソマルトビオノラクトン;セロビオノラクトン;ゲンチオビオノラクトン;コジビオノラクトン;ラミナリビオノラクトン;メリビオノラクトン;ニゲロビオノラクトン;ルチノビオノラクトンおよびソホロビオノラクトン。
好ましくは、ラクトンは、デルタラクトンである。
より好ましくは、ラクトンは、グルコノラクトン、ガラクトノラクトン、グルクロノラクトン、ガラクツロノラクトン、グロノラクトン、リボノラクトン、サッカリン酸ラクトン、パントイルラクトン、グルコヘプトノラクトン、マンノノラクトンおよびガラクトヘプトノラクトンから選択され、最も好ましくは、ラクトンは、グルコナオラクトンである。
上記炭水化物誘導酸のいずれの混合物も、本発明の組成物において使用されてよい。
本発明のヘアトリートメント組成物中のラクトンの全量は、一般に、組成物の全重量に基づくラクトンの全重量で、0.02〜20%、好ましくは、0.05〜2%、より好ましくは、0.05〜0.8%の範囲である。
好ましくは、グルカノラクトン、トレハロースおよび硫酸ナトリウムの全濃度は、組成物の全重量で、0.005〜5重量%、より好ましくは、0.2〜5重量%である。本発明で使用するための組成物が、シャンプーである場合、好ましい濃度は、シャンプーの全重量で、0.005〜4重量%、より好ましくは、0.6〜4重量%である。組成物がコンディショナーである場合、好ましい濃度は、コンディショナーの全重量で、0.005〜3重量%、より好ましくは、0.2〜3重量%である。
有機酸
本発明で使用するための組成物は、有機酸またはその塩を含む。好ましくは、酸は、ヒドロキシ酸、最も好ましくは、アルファヒドロキシ酸である。適切な例としては、グリコール酸、乳酸、クエン酸、マンデル酸およびその混合物が含まれる。適切なベータヒドロキシ酸としては、プロパン酸、ベータヒドロキシプロピオン酸、ベータヒドロキシ酪酸、サリチル酸、カルニチンおよびその混合物が含まれる。安息香酸ナトリウムも適切である。
二糖類
本発明は、二糖類を含み、好ましくは二糖類は、ペントースまたはヘキソース糖類から構成され、より好ましくは、二糖類は、2つのヘキソース単位から構成される。
二糖類は、還元または非還元糖のいずれかであることが可能である。非還元糖が好ましい。
二糖類のD型(+)が好ましい。特に好ましいものは、トレハロースおよびセロビオースまたはその混合物である。トレハロースが、最も好ましい二糖類である。
全配合物中に存在する二糖類の濃度は、全組成物の、0.001〜8重量%、好ましくは、0.005重量%〜5重量%、より好ましくは、0.01〜3重量%、最も好ましくは、0.05重量%〜2重量%である。
無機塩
好ましくは、本発明による組成物は、無機塩を含む。
適切な無機塩の例としては、硫酸ナトリウム、フッ化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウムおよびリン酸カリウムが含まれる。
1つの好ましい実施形態において、無機塩はアルカリ金属塩であり、好ましくは、アルカリ金属塩は硫酸塩であり、より好ましくは、硫酸ナトリウムである。
アルカリ金属塩は、全組成物の0.001重量%から、好ましくは、0.05重量%から、最も好ましくは0.1重量%からの濃度で存在する。塩の最高濃度は、10重量%未満、好ましくは、7重量%未満、より好ましくは、5重量%未満である。
第2の別の好ましい実施形態において、無機塩は、アンモニウムイオンの供給源であり、好ましくは、炭酸アンモニウムである。
この第2の好ましい無機塩は、好ましくは、全組成物の0.01重量%から、より好ましくは、0.05重量%からの濃度で存在する。炭酸アンモニウムの最高濃度は、好ましくは、10重量%未満、より好ましくは、5重量%未満、最も好ましくは1重量%未満である。炭酸アンモニウムの濃度が、全組成物の0.01〜2.0重量%である場合がさらに好ましい。
ヘアトリートメント組成物
本発明によるヘアトリートメント組成物は、適切に、シャンプー、コンディショナー、スプレー、ムース、ジェル、ワックスまたはローションの形態をとってよい。
好ましくは、ヘアトリートメント組成物は、好ましくは、シャンプー、コンディショナーおよびマスクから選択される、リンスオフヘアトリートメント組成物である。より好ましくは、シャンプーおよびコンディショナーは、交互に使用され、そして最も好ましくは、数回の洗浄またはトリートメントにわたって使用される。
シャンプー
本発明のシャンプー組成物は、一般に、水性であり、すなわち、それらは、主成分として水または水溶液またはリオトロピック液晶相を有する。
適切に、シャンプー組成物は、組成物の全重量に基づき、50重量%〜98重量%、好ましくは、60〜90重量%の水を含むであろう。
本発明によるシャンプー組成物は、一般に、美容的に許容可能であり、かつ毛髪への局所的適用に適切である、1種またはそれ以上のアニオン性クレンジング界面活性剤を含むであろう。
適切なアニオン性クレンジング界面活性剤の例は、硫酸アルキル、硫酸アルキルエーテル、スルホン酸アルカリール、イセチオン酸アルカノイル、コハク酸アルキル、スルホコハク酸アルキル、スルホコハク酸アルキルエーテル、サルコシン酸N−アルキル、リン酸アルキル、リン酸アルキルエーテルおよびカルボン酸アルキルエーテルおよびその塩、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウムならびにモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩である。アルキルおよびアシル基は、一般に、8〜18個、好ましくは、10〜16個の炭素原子を含有し、かつ不飽和であってもよい。硫酸アルキルエーテル、スルホコハク酸アルキルエーテル、リン酸アルキルエーテルおよびカルボン酸アルキルエーテルおよびその塩は、分子あたり1〜20個の酸化エチレンまたは酸化プロピレン単位を含有し得る。
本発明のシャンプー組成物において使用するための典型的なアニオン性クレンジング界面活性剤としては、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸およびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムが含まれる。
好ましいアニオン性クレンジング界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(nは、1〜3である)、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム(n)EO(nは、1〜3である)、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム(n)EO(nは、1〜3である)、ココイルイセチオン酸ナトリウムおよびラウリルエーテルカルボン酸(n)EO(nは、10〜20である)である。
上記アニオン性クレンジング界面活性剤のいずれの混合物も適切であり得る。
本発明のシャンプー組成物中のアニオン性クレンジング界面活性剤の全量は、一般に、組成物の全重量に基づき、アニオン性クレンジング界面活性剤の全重量で、0.5%〜45%、好ましくは、1.5〜35%、より好ましくは、5%〜20%の範囲である。
本発明のシャンプー組成物は、性能および/または消費者許容性を強化するために、以下に記載のさらなる成分を含有していてもよい。
組成物は、組成物に、美容的、物理的またはクレンジング特性を付与するために有用である補助界面活性剤を含むことができる。
補助界面活性剤の例は、組成物の全重量に基づき、0.5〜8重量%、好ましくは2〜5重量%の範囲の量で含まれることが可能である、非イオン性界面活性剤である。
例えば、本発明のシャンプー組成物に含まれることが可能である代表的な非イオン性界面活性剤には、脂肪族(C〜C18)第一級または第二級直鎖または分岐鎖アルコールまたはフェノールと、酸化アルキレン、通常、酸化エチレンとの縮合生成物であって、かつ一般に、6〜30個の酸化エチレン基を有するものが含まれる。
他の代表的な非イオン性界面活性剤には、モノ−またはジ−アルキルアルカノールアミドが含まれる。例としては、ココモノ−またはジ−エタノールアミドおよびココモノ−イソプロパノールアミドが含まれる。
本発明のシャンプー組成物に含まれることが可能である、さらなる非イオン性界面活性剤は、アルキルポリグリコシド(APG)である。典型的に、APGは、1つまたはそれ以上のグリコシル基のブロックに(架橋基を経由していてもよく)連結しているアルキル基を含むものである。好ましいAPGは、次式:RO−(G)(式中、Rは、飽和していても、または不飽和であってもよい分岐鎖または直鎖アルキル基であり、かつGは、サッカライド基である)によって定義される。
Rは、約C〜約C20の平均アルキル鎖長を表していてもよい。好ましくは、Rは、約C〜約C12の平均アルキル鎖長を表す。最も好ましくは、Rの値は、約9.5〜約10.5である。Gは、CまたはC単糖類残基から選択されてよく、かつ好ましくは、グルコシドである。Gは、グルコース、キシロース、ラクトース、フルクトース、マンノースおよびその誘導体からなる群から選択されてよい。好ましくは、Gは、グルコースである。
重合度、nは、約1〜約10以上の値を有し得る。好ましくは、nの値は、約1.1〜約2である。最も好ましくは、nの値は、約1.3〜約1.5である。
本発明での使用のために適切なアルキルポリグリコシドは、商業的に入手可能であって、例えば、Oramix NS10 ex Seppic;Plantaren 1200およびPlantaren 2000 ex Henkelとして識別されるものが含まれる。
本発明の組成物に含まれることが可能である他の糖誘導非イオン性界面活性剤としては、C10〜C18 N−アルキル(C〜C)ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、例えば、国際公開第9206154号および米国特許第5194639号に記載されるようなC12〜C18 N−メチルグルカミド、ならびにN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミド、例えば、C10〜C18 N−(3−メトキシプロピル)グルカミドが含まれる。
補助界面活性剤の好ましい例は、組成物の全重量に基づき、0.5〜約8重量%、好ましくは、1〜4重量%の量で含まれることが可能である、両性または双性イオン性界面活性剤である。
両性または双性イオン性界面活性剤の例としては、アルキルアミンオキシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン(スルタイン)、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキルアンホアセテート、アルキルアンホプロピオネート、アルキルアンホグリシネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシルタウレートおよびアシルグルタメートであって、上記アルキルおよびアシル基が、8〜19個の炭素原子を有するものが含まれる。本発明のシャンプーで使用するための典型的な両性および双性イオン性界面活性剤としては、ラウリルアミンオキシド、ココジメチルスルホプロピルベタイン、ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタインおよびナトリウムココアンホアセテートが含まれる。
特に好ましい両性または双性イオン性界面活性剤は、コカミドプロピルベタインである。
上記両性または双性イオン性界面活性剤のいずれの混合物も適切であり得る。好ましい混合物は、コカミドプロピルベタインと、さらなる上記両性または双性イオン性界面活性剤との混合物である。好ましいさらなる両性または双性イオン性界面活性剤は、ナトリウムココアンホアセテートである。
本発明のシャンプー組成物中の界面活性剤の全量(いずれの補助界面活性剤および/またはいずれの乳化剤も含む)は、一般に、組成物の全重量に基づく界面活性剤の全重量で、1〜50%、好ましくは、2〜40%、より好ましくは、10〜25%である。
カチオン性ポリマーは、本発明のシャンプー組成物において、コンディショニング性能を強化するために好ましい成分である。
適切なカチオン性ポリマーは、カチオン的に置換されるホモポリマーであり得るか、または2種以上のモノマーから形成され得る。ポリマーの重量平均(M)分子量は、一般に、100000〜2百万ダルトンであるであろう。ポリマーは、第四級アンモニウムまたはプロトン化アミノ基、あるいはそれらの混合物などのカチオン性窒素含有基を有するであろう。ポリマーの分子量が非常に低い場合、コンディショニング効果は不十分である。非常に高い場合、それが注がれる時に、組成物の曳糸性を導く高外延的粘度の問題が生じ得る。
カチオン性窒素含有基は、一般に、カチオン性ポリマーの全モノマー単位の一部において置換分として存在するであろう。したがって、ポリマーがホモポリマーではない場合、それはスペーサー非カチオン性モノマー単位を含有することができる。そのようなポリマーは、CTFA Cosmetic Ingredient Directory、第3版で記載されている。カチオン性対非カチオン性モノマー単位の比率は、一般に0.2〜3.0meq/gmの必要とされる範囲でカチオン性電荷密度を有するポリマーを付与するように選択される。ポリマーのカチオン性電荷密度は、窒素決定のための化学試験の下、US Pharmacopoeiaに記載されるKjeldahl法によって適切に決定される。
適切なカチオン性ポリマーとしては、例えば、カチオン性アミンまたは第四級アンモニウム官能性を有するビニルモノマー、ならびに水溶性スペーサーモノマー、例えば、(メタ)アクリルアミド、アルキルおよびジアルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル(メタ)アクリレート、ビニルカプロラクトンおよびビニルピロリジンのコポリマーが含まれる。アルキルおよびジアルキル置換モノマーは、好ましくは、C1〜C7アルキル基、より好ましくは、C1〜3アルキル基を有する。他の適切なスペーサーとしては、ビニルエステル、ビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコールおよびエチレングリコールが含まれる。
カチオン性アミンは、特定の種および組成物のpH次第で、第一級、第二級または第三級アミンであることが可能である。一般に、第二級および第三級アミン、特に、第三級アミンが好ましい。
アミン置換ビニルモノマーおよびアミンは、アミン型で重合させることが可能であり、次いで、四級化によってアンモニウムに変換することができる。
カチオン性ポリマーは、アミンおよび/または第四級アンモニウム置換モノマーおよび/または適合性のあるスペーサーモノマーから誘導されるモノマー単位の混合物を含むことが可能である。
適切なカチオン性ポリマーとしては、例えば:−例えば、それぞれ、工業的に(CTFA)、Polyquaternium 6およびPolyquaternium 7と呼ばれる、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドホモポリマー、ならびにアクリルアミドおよびジメチルジアリルアンモニウムクロリドのコポリマーを含む、カチオン性ジアリル第四級アンモニウム含有ポリマー;−(米国特許第4,009,256号に記載の)3〜5個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモおよびコポリマーのアミノ−アルキルエステルの鉱酸塩;−(国際公開第95/22311号に記載の)カチオン性ポリアクリルアミドが含まれる。
使用可能である他のカチオン性ポリマーとしては、カチオン性セルロース誘導体、カチオン性でんぷん誘導体およびカチオン性グアーゴム誘導体などのカチオン性多糖類ポリマーが含まれる。
本発明の組成物での使用に適切なカチオン性多糖類ポリマーとしては、次式:A−O−[R−N(R)(R)(R)X]のモノマーが含まれる。式中、Aは、でんぷんまたはセルロースアンヒドログルコース残基などのアンヒドログルコース残基である。Rは、アルキレン、オキシアルキレン、ポリオキシアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそれらの組合せである。R、RおよびRは、独立して、アルキル、アリール、アルキルアリール、アリールアルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基であって、それぞれ、約18個までの炭素原子を含有する基である。それぞれのカチオン性部分の炭素原子の合計(すなわち、R、RおよびR中の炭素原子の合計)は、好ましくは約20個未満であり、かつXは、アニオン性対イオンである。
別の種類のカチオン性セルロースとしては、工業的に(CTFA)、Polyquaternium 24と呼ばれる、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースのポリマー第四級アンモニウム塩が含まれる。これらの材料は、Amerchol Corporationから、例えば、商品名Polymer LM−200で入手可能である。
他の適切なカチオン性多糖類ポリマーとしては、(例えば、米国特許第3,962,418号に記載の)第四級窒素含有セルロースエーテル、ならびに(例えば、米国特許第3,958,581号に記載の)エーテル化セルロースおよびでんぷんのコポリマーが含まれる。
使用可能である特に適切な種類のカチオン性多糖類ポリマーは、(Rhodiaから、JAGUARトレードマークシリーズで商業的に入手可能な)グアーヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドなどのカチオン性グアーゴム誘導体である。そのような材料の例は、JAGUAR C13S、JAGUAR C14、JAGUAR C15およびJAGUAR C17である。
上記カチオン性ポリマーのいずれかの混合物も使用されてよい。
カチオン性ポリマーは、一般に、本発明のシャンプー組成物中で、組成物の全重量に基づき、カチオン性ポリマーの全重量で、0.01〜5%、好ましくは、0.05〜1%、より好ましくは、0.08〜0.5%の濃度で存在するであろう。
好ましくは、本発明の水性シャンプー組成物は、懸濁剤をさらに含む。適切な懸濁剤は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水性モノマーとのコポリマー、カルボン酸含有モノマーとアクリルエステルとのコポリマー、アクリル酸とアクリル酸エステルとの架橋コポリマー、複合多糖類ガムおよび結晶質長鎖アシル誘導体から選択される。長鎖アシル誘導体は、エチレングリコールステアレート、16〜22個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミドおよびその混合物から望ましく選択される。エチレングリコールジステアレートおよびポリエチレングリコール3ジステアレートは、組成物に真珠光沢を付与するため、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸は、Carbopol 420、Carbopol 488またはCarbopol 493として商業的に入手可能である。多機能剤と架橋されたアクリル酸のポリマーも使用されてよく、それらは、Carbopol 910、Carbopol 934、Carbopol 941およびCarbopol 980として商業的に入手可能である。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルとの適切なコポリマーの例は、Carbopol 1342である。全てのCarbopol(トレードマーク)材料は、Goodrichから入手可能である。
アクリル酸とアクリル酸エステルとの適切な架橋ポリマーは、Pemulen TR1またはPemulen TR2である。適切な複合多糖類ガムは、例えば、Kelzan muとして入手可能なキサンタンガムである。
上記懸濁剤のいずれの混合物も使用されてよい。アクリル酸の架橋ポリマーおよび結晶質長鎖アシル誘導体の混合物が好ましい。
懸濁剤は、一般に、本発明のシャンプー組成物中に、組成物の全重量に基づき、懸濁剤の全重量で、0.1〜10%、好ましくは、0.5〜6%、より好ましくは、0.9〜4%の濃度で存在するであろう。
コンディショナー
コンディショナー組成物は、典型的に、美容的に許容可能であり、かつ毛髪への局所的適用に適切である、1種またはそれ以上のカチオン性コンディショニング界面活性剤を含むであろう。
好ましくは、カチオン性コンディショニング界面活性剤は、次式N(R)(R)(R)(R)(式中、R、R、RおよびRは、独立して、(C〜C30)アルキルまたはベンジルである)を有する。
好ましくは、R、R、RおよびRの1、2または3個は、独立して、(C〜C30)アルキルであり、かつ他のR、R、RおよびR基は、(C〜C)アルキルまたはベンジルである。
より好ましくは、R、R、RおよびRの1または2個は、独立して、(C〜C30)アルキルであり、かつ他のR、R、RおよびR基は、(C〜C)アルキルまたはベンジル基である。アルキル基は、アルキル鎖中に1個またはそれ以上のエステル(−OCO−または−COO−)および/あるいはエーテル(−O−)結合を含んでいてもよい。アルキル基は、1個またはそれ以上のヒドロキシル基で置換されていてもよい。アルキル基は、直鎖または分岐鎖であってよく、かつ3個またはそれ以上の炭素原子を有するアルキル基に関しては、環式であってもよい。アルキル基は、飽和であっても、あるいは1個またはそれ以上の炭素−炭素二重結合を含有していてもよい(例えば、オレイル)。アルキル基は、1個またはそれ以上のエチレンオキシ基でアルキル鎖上でエトキシル化されていてもよい。
本発明によるコンディショナー組成物での使用のために適切なカチオン性コンディショニング界面活性剤としては、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、オクチルトリメチルアンモニウムクロリド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジドデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、タロートリメチルアンモニウムクロリド、二水素化タロージメチルアンモニウムクロリド(例えば、Akzo NobelからのArquad 2HT/75)、ココトリメチルアンモニウムクロリド、PEG−2−オレアンモニウムクロリドおよびその対応する水酸化物が含まれる。さらに適切なカチオン性界面活性剤としては、CTFA名Quaternium−5、Quaternium−31およびQuaternium−18を有するそれらの材料が含まれる。上記材料のいずれの混合物も適切であり得る。本発明によるコンディショナーでの使用のために特に有用なカチオン性界面活性剤は、例えば、GENAMIN CTAC、元Hoechst Celaneseとして商業的に入手可能である、セチルトリメチルアンモニウムクロリドである。本発明による別のコンディショナーでの使用のために特に有用なカチオン性界面活性剤は、例えば、GENAMIN KDMP、元Clariantとして商業的に入手可能である、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリドである。
本発明での使用のために適切な別のカチオン性コンディショニング界面活性剤の分類の例は、単独で、あるいは1種またはそれ以上の他のカチオン性コンディショニング界面活性剤との混合物で、以下の(i)および(ii)の組合せである。
(i)一般式(I):
Figure 2018520088
(式中、
は、10個以上の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖であり、
およびRは、独立して、1〜10個の炭素原子を有するヒドロカルビル鎖から選択され、かつ
mは、1〜約10の整数である)に対応するアミドアミン;ならびに
(ii)酸。
本明細書で使用される場合、ヒドロカルビル鎖という用語は、アルキルまたはアルケニル鎖を意味する。
好ましいアミドアミン化合物は、Rが、約11〜約24個の炭素原子を有するヒドロカルビル残基であり、RおよびRが、それぞれ独立して、1〜約4の炭素原子を有するヒドロカルビル残基、好ましくは、アルキル基であり、かつmが、1〜約4の整数である、式(I)に対応するものである。
好ましくは、RおよびRは、メチルまたはエチル基である。
好ましくは、mは、2または3であり、すなわち、エチレンまたはプロピレン基である。
本明細書において有用な好ましいアミドアミンとしては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミンおよびその混合物が含まれる。
本明細書において有用な好ましいアミドアミンは、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミンおよびその混合物である。
本明細書において有用な、商業的に入手可能なアミドアミンとしては、Inolex(Philadelphia Pennsylvania,USA)から入手可能なLEXAMINE S−13およびNikko(Tokyo,Japan)から入手可能なAMIDOAMINE MSPの商品名のステアラミドプロピルジメチルアミン、Nikko(Tokyo,Japan)から入手可能なAMIDOAMINE Sの商品名のステアラミドエチルジエチルアミン、Croda(North Humberside,England)から入手可能なINCROMINE BBの商品名のベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ならびにScher(Clifton New Jersey,USA)から入手可能なSCHERCODINEシリーズの商品名の様々なアミドアミンが含まれる。
酸(ii)は、ヘアトリートメント組成物中でアミドアミンを保護することができる、いずれの有機または鉱酸であってもよい。本明細書において有用な適切な酸としては、塩酸、酢酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸およびその混合物が含まれる。好ましくは、酸は、酢酸、酒石酸、塩酸、フマル酸およびその混合物からなる群から選択される。
酸の主要な役割は、ヘアトリートメント組成物中のアミドアミンをプロトン化して、それによって、ヘアトリートメント組成物中、その場で第三級アミン塩(TAS)を形成することである。TASは、実質的に、非永続的な第四級アンモニウムまたは擬似第四級アンモニウムカチオン性界面活性剤である。
適切には、酸は、存在するアミドアミンの全てをプロトン化するために十分な量で、すなわち、組成物中に存在するアミドアミンの量と少なくとも等モルである濃度で含まれる。
本発明のコンディショナーにおいて、カチオン性コンディショニング界面活性剤の濃度は、一般に、組成物の全重量に基づき、カチオン性コンディショニング界面活性剤の全重量で、0.01〜10%、より好ましくは、0.05〜7.5%、最も好ましくは、0.1〜5%の範囲であろう。
本発明のコンディショナーは、典型的に、脂肪アルコールも含むであろう。コンディショニング組成物での脂肪アルコールとカチオン性界面活性剤の併用は、カチオン性界面活性剤が分散するラメラ相の形成を導くため、有利であると考えられる。
代表的な脂肪アルコールは、8〜22個、より好ましくは、16〜22個の炭素原子を含む。脂肪アルコールは、典型的に、直鎖アルキル基を含有する化合物である。適切な脂肪アルコールの例としては、セチルアルコール、ステアリルアルコールおよびその混合物が含まれる。これらの材料の使用は、それらが本発明の組成物の全体的なコンディショニング特性に寄与するという点でも有利である。
本発明のコンディショナー中の脂肪アルコールの濃度は、一般に、組成物の重量で、0.01〜10%、好ましくは、0.1〜8%、より好ましくは、0.2〜7%、最も好ましくは、0.3〜6%の範囲であろう。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比は、適切には、1:1〜1:10、好ましくは、1:1.5〜1:8、最適には、1:2〜1:5である。カチオン性界面活性剤対脂肪アルコールの重量比が非常に高い場合、これは組成物から眼刺激が導かれるおそれがある。非常に低い場合、消費者の一部に、毛髪がきしんだ感覚を感じさせる可能性がある。
組成物の形態
本発明の組成物は、適切に、洗浄前または洗浄後に使用するためのヘアオイルの形態であってよい。典型的に、ヘアオイルは、主に、トリグリセリド、鉱油およびその混合物などの非水溶性のオイル状コンディショニング材料を含むであろう。
本発明の組成物は、典型的に、洗浄間に使用するためのヘアローションの形態であってもよい。ローションは、非水溶性のオイル状コンディショニング材料を含む水性乳濁液である。相分離に対するそれらの安定性を改善するために、適切な界面活性剤もローションに含まれることが可能である。
本発明によるヘアトリートメント組成物、特に水ベースのシャンプーおよびヘアコンディショナーは、好ましくは、1種またはそれ以上のシリコーンコンディショニング剤も含有するであろう。
特に好ましいシリコーンコンディショニング剤は、ポリジオルガノシロキサン、特に、ジメチコンというCTFA名を有するポリジメチルシロキサン、ジメチコノールというCTFA名を有するヒドロキシル末端基を有するポリジメチルシロキサンおよびアモジメチコンというCTFA名を有するアミノ官能性ポリジメチルシロキサンなどのシリコーンから形成されたものなどのシリコーン乳濁液である。
乳濁液液滴は、典型的に、本発明の組成物中、0.01〜20マイクロメートル、より好ましくは、0.2〜10マイクロメートルの範囲のSauter平均液滴径(D3,2)を有し得る。
Sauter平均液滴径(D3,2)を計測するための適切な方法は、Malvern Mastersizerなどの機器を使用するレーザー光散乱による。
本発明の組成物で使用するための適切なシリコーン乳濁液は、Dow CorningおよびGE Siliconesなどのシリコーンの供給元から入手可能である。そのような予形成されたシリコーン乳濁液の使用は、シリコーン粒径の加工および制御の容易さのために好ましい。そのような予形成されたシリコーン乳濁液は、典型的に、アニオン性または非イオン性乳化剤あるいはその混合物などの適切な乳化剤をさらに含むであろう。そしてエマルジョン重合などの化学的な乳化プロセスによって、あるいは高剪断混合機を使用しての機械的な乳化によって調製され得る。0.15マイクロメートル未満のSauter平均液滴径(D3,2)を有する予形成されたシリコーン乳濁液は、一般に極小乳濁液と呼ばれる。
適切な予形成されたシリコーン乳濁液の例としては、全て、Dow Corningから入手可能な乳濁液DC2−1766、DC2−1784、DC−1785、DC−1786、DC−1788ならびに極小乳濁液DC2−1865およびDC2−1870が含まれる。これらは、全て、ジメチコノールの乳濁液/極小乳濁液である。DC2−8177およびDC939(Dow Corningから)ならびにSME253(GE Siliconesから)などのアモジメチコン乳濁液も適切である。
国際公開第03/094874号に記載されるような、高分子量の特定の種類の界面活性ブロックコポリマーがシリコーン乳濁液液滴とブレンドされたシリコーン乳濁液も適切である。そのような材料において、シリコーン乳濁液液滴は、好ましくは、上記のものなどのポリジオルガノシロキサンから形成される。界面活性ブロックコポリマーの1つの好ましい形態は、次式:HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)(CHCHO)H(式中、xの平均値は4以上であり、かつyの平均値は25以上である)による。
界面活性ブロックコポリマーの別の好ましい形態は、次式:(HO(CHCHO)(CH(CH)CHO)−N−CH−CH−N((OCHCH(CH))(OCHCHOH)(式中、aの平均値は2以上であり、かつbの平均値は6以上である)による。
上記シリコーン乳濁液のいずれの混合物も使用され得る。
上記シリコーン乳濁液は、本発明の組成物中に、組成物の全重量に基づき、シリコーンの全重量で、0.05〜10%、好ましくは、0.05〜5%、より好ましくは、0.5〜2%の濃度で存在するであろう。
他の成分
性能および/または消費者許容性を強化するために、本発明の組成物は、他の成分を含有していてもよい。そのような成分には、香料、染料および顔料、pH調整剤、真珠光沢剤(pearlescers)または乳白剤、粘度改質剤ならびに防腐剤または抗菌剤が含まれる。これらの成分のそれぞれは、この目的を達成するのに有効な量で存在する。一般に、これらの任意選択の成分は、個々に、全組成物の重量で、5%までの濃度で含まれる。
本発明のヘアトリートメント組成物は、主に、乾燥し、ダメージを受け、かつ/または管理不可能な毛髪のトリートメントのための、リンスオフまたはリーブオン組成物のいずれかにおける、ヒト被験者の毛髪および/または頭皮への局所的適用が意図されている。
本発明は、別途述べられない限り、全ての引用されたパーセンテージが全重量に基づく重量によるものである、以下の非限定的な実施例によって、さらに説明されるであろう。
[実施例]
毛髪
バージン:以下の実施例で使用される毛髪は、5グラムおよび長さ10インチの濃褐色ヨーロッパ系ヘアトレスであった。
二重ブリーチ:バージンヘアトレスを、以下の手順に従ってブリーチングした。毛髪を、9%クリームペルオキシド、30「vol」(Excel GS Ltd,UK)と混合したPlatine Precision White Compact Lightening Powder(L’Oreal Professionnel Paris,Paris,France)を用いて、30分間、2回ブリーチングした(120gのクリームペルオキシドで混合した60gの粉末)。次いで、乾燥前、2回目の処置の後に、毛髪を14%SLES溶液で洗浄した。
バージンおよび二重ブリーチヘアを、実験前に、90時間にわたって5Lの蒸留水中で透析させた。この期間にわたって、水は3回変えられた。透析後、ヘアトレスを制御された環境(20℃および50%の相対湿度)で一晩乾燥させた。
組成物
本発明による使用のための組成物1は、シャンプー組成物である。
本発明による使用のための組成物2は、コンディショナー組成物である。
組成物Aは、非コンディショニングシャンプーである。
組成物Bは、シャンプーである。
組成物Cは、コンディショナーである。
組成物A、BおよびCの使用は、比較目的のためである。
Figure 2018520088
毛髪のトリートメント
毛髪(バージンおよび二重ブリーチ)を、最初に、30秒の泡立てを使用して、0.1ml/1g毛髪で、14%のナトリウムラウレスエーテルスルフェート(SLES)を含有する水性組成物で2回処理し、そして水道水で30秒リンスした。
次いで、毛髪を以下の方法を使用して、組成物1またはAまたはBで処理した:0.1ml/1g毛髪で30秒の泡立ておよび水道水で30秒リンス。
組成物1またはBによるトリートメントの後、毛髪を、組成物2またはCで、それぞれ次のようにトリートメントした:0.2ml/1g毛髪で60秒の適用および水道水で60秒リンス。
次いで、ヘアトレスを、20℃、50%の相対湿度において一晩乾燥させた。
1、2、A、BおよびCによるトリートメントの効果
トリートメントの効果は、示差走査熱量測定(DSC)を使用して測定した。
Figure 2018520088
変性温度の進行的な増加によって示される、進行的なダメージの修復は、本発明によるシャンプーおよびコンディショナーの使用数が増加するにつれて生じることが見られるであろう。

Claims (15)

  1. 毛髪タンパク質へのダメージを修復するための、毛髪のトリートメントにおける、3〜6.5の範囲のpHを有する、ラクトン、二糖類、無機塩および有機酸またはその塩を含むヘアトリートメント組成物の使用。
  2. 前記ダメージ修復が、毛髪の内部タンパク質の変性温度の増加である、請求項1に記載の使用。
  3. 前記組成物が、進行的なダメージ修復、好ましくは、前記タンパク質の変性温度の進行的な増加をもたらすために、複数回、前記毛髪に適用される、請求項1または2に記載の使用。
  4. バージンヘアのものより高くまで、前記タンパク質の変性温度を増加させるための、請求項3に記載の使用。
  5. 長期のダメージ修復、好ましくは、タンパク質の変性温度の長期の増加を提供するための、請求項1〜4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 前記毛髪がダメージを受けている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の使用。
  7. 前記毛髪がブリーチされている、請求項6に記載の使用。
  8. 前記ヘアトリートメント組成物が、好ましくは、シャンプー、コンディショナーおよびマスクから選択される、リンスオフヘアトリートメント組成物である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の使用。
  9. 前記シャンプーおよび前記コンディショナーが、交互に使用される、請求項8に記載の使用。
  10. 前記ラクトンが、グルコノラクトン、ガラクトノラクトン、グルクロノラクトン、ガラクツロノラクトン、グロノラクトン、リボノラクトン、サッカリン酸ラクトン、パントイルラクトン、グルコヘプトノラクトン、マンノノラクトン、ガラクトヘプトノラクトンおよびその混合物から選択されるデルタラクトンである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の使用。
  11. 前記ラクトンがグルコノラクトンである、請求項10に記載の使用。
  12. 前記二糖類が、ペントースまたはヘキソース糖類から構成され、より好ましくは、前記二糖類が、2つのヘキソース単位から構成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の使用。
  13. 前記二糖類がトレハロースである、請求項12に記載の使用。
  14. 前記無機塩が硫酸ナトリウムである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の使用。
  15. 前記ヘアトリートメント組成物が、グルコノラクトン、トレハロース、硫酸ナトリウムおよび有機酸またはその塩を含み、前記組成物のpHが、3〜6.5、好ましくは、3〜5の範囲であり、前記毛髪繊維の内部タンパク質の変性温度を増加させるためのものである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の使用。
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