本発明は、通信分野に関連し、特に、データ伝送方法、無線ネットワークノード、および通信システムに関連する。
サービスが指数関数的に増大するにつれて、モバイルネットワークは、5Gモバイルネットワークを目指して進化している。5Gネットワークは、サービスの爆発的な増大をサポートするために、より大きい帯域幅、より高いスペクトル効率、および同様のものを提供する必要がある。超高密度低電力スモールセルネットワークを使用することによって、より大きいデータ量を効果的に提供できる。しかしながら、高密度ネットワークを配備する結果、セル間の干渉がより大きくなり、干渉の状況がより複雑になる。上述の問題を解決するために、集中化された処理法であるC‐RANが提供される。この解決法は、干渉の問題と、スモールセル間の負荷分散とを効果的に解決でき、これにより、システム容量を効果的に向上させる。C‐RANシステムは、RRU(Remote Radio Unit、リモート無線ユニット、略称:RRU)およびBBUプールを備える。BBUプールは、複数のBBU(Base band Unit、ベースバンドユニット、略称:BBU)を有する。RRUは、CPRI(Common Public Radio Interface、公衆無線インタフェース、略称:CPRI)を使用することによってBBUプールに接続される。
現在のC‐RANの解決法は、システム容量を効果的に向上させることができる。しかしながら、RRUとBBUプールとの間には、理想的なトランスポートネットワークが必要とされる。すなわち、CPRIは、理想的な帯域幅および理想的な遅延を必要とする。例えば、8つのアンテナをサポートする、20MHzの帯域幅を有するセルについては、ベースバンド帯域幅が20MHzであるとき、ベースバンドサンプリングレートが30.72Mであり、かつ、サンプリングビット幅が15ビットである場合、アンテナの回線速度は、30.72×15×2(IQ)×16/15(15ビットのデータあたり1ビットの制御ワード)=983.04Mであり、8B/10B符号化後、CPIR上の伝送速度は、983.04M×10/8=1228.8Mである。すなわち、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output、多入力多出力、略称:MIMO)が使用されていないとき、単一セクタ内の単一のアンテナは、CPRI上で1228.8Mの伝送速度を必要とする。8つのアンテナがある場合、1228.8Mに8を乗算する必要がある。つまり、伝送速度は10Gbit/sである。そのような高い伝送速度をRRUとBBUプールとの間で実現することは困難である。従って、伝送帯域幅および遅延についての要件を下げることができる解決法が緊急に必要とされている。
本発明の実施形態の目的は、データ伝送方法、無線ネットワークノード、および通信システムを提供し、これにより、伝送帯域幅および遅延についての要件が高いという従来技術における問題を解決することである。
上述の技術的問題を解決するために、本発明の実施形態の第1態様は、第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがDRBであるとき、第1無線ネットワークノードが、ダウンリンクパケットに対してPDCP層の機能を実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第1態様に関連して、第1の可能な実装において、上述の方法はさらに、第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、第2無線ネットワークノードは、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、段階と、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信する段階とをさらに備える。
第1態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、上述の方法はさらに、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得し、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する段階をさらに備え、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階は、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階を有する。
第1態様の第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
第1態様に関連して、第4の可能な実装において、第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階の前に、方法はさらに、第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信する段階と、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、第1無線ネットワークノードが、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信する段階であって、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようにユーザ端末に命令するために使用される、段階とを備える。
第1態様から第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、上述の方法はさらに、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、第1無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信する段階と、第1無線ネットワークノードが、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得する段階と、ハンドオーバ動作をUEが完了した後、第1無線ネットワークノードが、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをUEへ伝送する段階とを備える。
第1態様の第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、第1無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定する段階は、第1無線ネットワークノードが、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードと、ユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得し、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択する段階であって、リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む、段階を有する。
本発明の実施形態の第2態様は、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される識別モジュールと、ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードによって、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第2無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する、第1送信モジュール、または、ベアラタイプがDRBであるとき、ダウンリンクパケットに対してPDCP層の機能を実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成される第1処理モジュールを備える無線ネットワークノードを提供する。
第2態様に関連して、第1の可能な実装において、上述のノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成される受信モジュールであって、第2無線ネットワークノードにおいて、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能がアップリンクパケットに対して実行され、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、受信モジュールと、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
第2態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、上述のノードは、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得するように構成されるセキュリティ情報取得モジュールであって、第1無線ネットワークノードはDRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する、セキュリティ情報取得モジュールをさらに備え、第1処理モジュールは、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
第2態様の第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
第2態様に関連して、第4の可能な実装において、ノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備え、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようユーザ端末に命令するために使用される。
第2態様から第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、ノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得するように、および、ハンドオーバ動作をUEが完了した後に、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをUEへ伝送するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
第2態様の第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、ハンドオーバモジュールは、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードとユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得するように、および、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択するように構成され、リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む。
本発明の実施形態の第3の態様は、メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、メモリは、第1態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、プロセッサは、第1態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第4態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがシグナリング無線ベアラSRBであるとき、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードが、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがデータ無線ベアラDRBであるとき、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実施形態の第5態様は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがSRBであるとき、第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、および、PHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがDRBであるとき、第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第5態様に関連して、第1の可能な実装において、第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階は、第2無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階を有する。
第5態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、方法は、第5無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットのベアラタイプがSRBである、段階と、第2無線ネットワークノードが、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信する段階とをさらに備える。
第5態様に関連して、第3の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送する段階と、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成されるアドミッション指示を第2無線ネットワークノードが受信する段階であって、アドミッション指示はユーザ端末識別子を保持する、段階と、第2無線ネットワークノードが、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末が、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に接続確立完了メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信する段階と、第2無線ネットワークノードが、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信する段階とをさらに備える。
第5態様の第1の可能な実装に関連して、第4の可能な実装において、方法は、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第2無線ネットワークノードが判定する段階と、第2無線ネットワークノードが、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信する、段階と、第2無線ネットワークノードが、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送する段階であって、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ユーザ端末は、ハンドオーバ動作が完了した後に、ハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ターゲット無線ネットワークアクセスノードは、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、SRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行する、段階とをさらに備える。
第5態様の第4の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを検出したとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定する段階は、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと第2無線ネットワークノードが判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと第2無線ネットワークノードが判定するか、または、第2無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと第2無線ネットワークノードが判定する段階と、第2無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従ってターゲット無線ネットワークノードを判定する段階とを備える。
本発明の実施形態の第6態様は、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される識別モジュールと、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュール、または、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第1送信モジュールとを備える無線ネットワークノードを提供する。
第6態様に関連して、第1の可能な実装において、第1処理モジュールは、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
第6態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、ノードは、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成される、ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBである、受信モジュールと、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
第6態様に関連して、第4の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末は、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備える。
第6態様の第1の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送し、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
第6態様の第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、ハンドオーバモジュールは、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従って、ターゲット無線ネットワークノードを判定するように構成される。
本発明の実施形態の第7態様は、メモリおよびプロセッサを備え、メモリは、第5態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、プロセッサは、第5態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第8態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、
ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、または、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実施形態の第9態様は、第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信し、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第1無線ネットワークノードが、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第9態様に関連して、第1の可能な実装において、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実装する段階は、第1無線ネットワークノードが、アップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行する段階とを備える。
第9態様の第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、方法は、第1無線ネットワークノードが、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、段階と、第1無線ネットワークノードが、RRC層の機能と、PDCP層の機能とをパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階とをさらに備える。
第9態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、方法は、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、第1無線ネットワークノードが、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得する段階と、第1無線ネットワークノードが、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ユーザ端末がアクセス許可を有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信する段階と、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用される、段階とをさらに備える。
第9態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、方法は、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定する段階と、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信する段階であって、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用される、段階と、第1無線ネットワークノードは、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信する段階と、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、第1無線ネットワークノードが、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信する段階であって、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用される、段階とをさらに備える。
本発明の実施形態の第10態様は、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報を示す第1指示情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを保持する、第1受信モジュールと、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される識別モジュールと、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュールとを備える無線ネットワークノードを提供する。
第10態様に関連して、第1の可能な実装において、第1処理モジュールは、アップリンクパケットのベアラタイプを認識するように、ならびに、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従ってPDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行するように構成される。
第10態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、ノードは、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、RRC層の機能、およびPDCP層の機能をパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する、第2処理モジュールとをさらに備える。
第10態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第1ハンドオーバモジュールをさらに備える。
第10態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、ノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、および、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第2ハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明の実施形態の第11態様は、メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、メモリは、第9態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、プロセッサは、第9態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第12態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実施形態の第13態様は、第2無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第2無線ネットワークノードが、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、第2無線ネットワークノードが、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第13態様に関連して、第1の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、段階と、第2無線ネットワークノードが、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する段階とをさらに備える。
第13態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第1無線ネットワークノードが、測定報告に従って、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを検出したとき、第1無線ネットワークノードが、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信する段階と、第2無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信する段階とをさらに備える。
本発明の実施形態の第14態様は、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報保持する、第1受信モジュールと、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される識別モジュールと、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュールとを備える無線ネットワークノードを提供する。
第8態様に関連して、第1の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第2処理モジュールとをさらに備える。
第14態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを第1無線ネットワークノードが測定報告に従って検出するとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明の実施形態の第15態様は、メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、メモリは、第3態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶しプロセッサは、第3態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第16態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実装は、以下の有益な効果を有する。
第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードの層が再分割される。第1無線ネットワークノードは、DRBの中に保持されるサービスデータに対するセキュリティ保護の実行を担い、無線ネットワークノードは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対するセキュリティ保護の実行を担う。代替的に、第1無線ネットワークノードは、RRC層およびPDCP層の処理を担い、第2無線ネットワークノードは、PDCP層より下の層の処理を担う。従来技術におけるCPRIインタフェースと比較して、この構造により、2つのネットワークノード間で伝送されるデータ量が減少し、これにより、2つのネットワークノード間の伝送帯域幅および遅延についての要件が低下する。
本発明の実施形態または従来技術における技術的解決法をより明確に説明すべく、実施形態を説明するために必要な添付図面を以下で簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者ならば、創造的努力なく、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出し得ることは明らかである。
本発明の実施形態に係るネットワークの構造図である。
本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。
本発明の実施形態に係る基地局の別の概略構造図である。
本発明の第1実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。
本発明の第4実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第5実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第6実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第6実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。
本発明の第1実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第2実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第3実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第4実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第5実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第6実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第7実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第8実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決法を以下で明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、すべてではないことは明らかである。創造的努力なく本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に当然に含まれる。
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態に係る、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション、略称:LTE)ベースのネットワークの構造図である。アクセスネットワークは、RCおよびRAPクラスタを含む。RC(Radio Access Network Controller、無線アクセスネットワークコントローラ、略称:RC)は、RAP(Radio Access Point、無線アクセスポイント、略称:RAP)クラスタを管理する。RAPクラスタは少なくとも1つのRAPを含む。RCは、TN(Transportation Network、トランスポーテーションネットワーク、略称:TN)を使用することによって、RAPクラスタに接続される。UEは、RAPクラスタにおける少なくとも1つのRAPに接続される。RCは、S1インタフェースを使用することによってコアネットワークに接続される。コアネットワークは、モビリティ管理エンティティMME、サービングゲートウェイSGW、およびパケットデータネットワークゲートウェイPGWを含む。コアネットワークの制御プレーンおよびユーザプレーンは分離している。制御プレーン上で、MMEは、S1‐MMEインタフェースを使用することによってRCに接続される。ユーザプレーン上で、SGWは、S1‐Uインタフェースを使用することによってRCに接続される。RC、および管理されるRAPクラスタは、LTEネットワークアーキテクチャにおけるeNodeB(evolved Node B、発展型ノードB)と同等である。RCは、X2インタフェースを使用することによってeNodeBに接続される。eNodeBは、S1インタフェースを使用することによってコアネットワークに接続される。UEは、RAPクラスタにおけるRAPを使用することによってコアネットワークにアクセスする。
上述のLTE通信規格に加えて、本発明は、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communication、モバイル通信のグローバルシステム)もしくはCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多重アクセス)に適用され得るか、または、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多重接続)もしくは将来の5Gネットワーク規格に適用され得るか、または、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互互換性(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)、もしくは赤外線などの別の通信規格に適用され得る。
図2を参照すると、図2は、本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、発展型ノードBは、第1無線ネットワークノードおよび無線ネットワークノードを備える。第1無線ネットワークノードは、第1RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御、略称:RRC)副層および第1PDCP(Packet Data Convergence Protocol、パケットデータコンバージェンスプロトコル、略称:PDCP)副層に対応する機能を備える。無線ネットワークノードは、第2RRC副層、第2PDCP副層、RLC(Radio Link Control、無線リンク制御、略称:RLC)層、MAC(Media Access Control、媒体アクセス制御、略称:MAC)層、およびPHY(Physical、物理、略称:PHY)層に対応する機能を備える。第1RRC副層および第2RRC副層は、RRC層を形成する。第1RRC副層の機能は、グローバルRRC構成管理である。第2RRC副層の機能は、SRB(Signaling Radio Bearers、シグナリング無線ベアラ、略称:SRB)の生成、送信、および受信、ならびにローカルRRC構成管理である。第1PDCP副層の機能は、DRB(Data Radio Bearers、データ無線ベアラ、略称:DRB)処理である。第2PDCP副層の機能は、SRB処理である。既存のRRH(Remote Radio Head、リモート無線ヘッド、略称:RRH)リモート方式におけるリモートインタフェースと比較すると、本発明のこの実施形態における基地局の構造では、RCとRAPとの間の伝送のためのインタフェースを使用することによって伝送されるデータ量が減少する。このことは、RC(Radio access network Controller、無線アクセスネットワークコントローラ、略称:RC)とRAP(Radio Access Point、無線アクセスポイント、略称:RAP)との間で交換されるデータ量を減少させることを助ける。従って、伝送帯域幅および遅延についての要件が緩くなる。
図3を参照すると、図3は、本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、発展型ノードBは、第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードを備える。第1無線ネットワークノードは、RRC層およびPDCP層を備え、RRC層およびPDCP層に対応する機能を実装するように構成される。無線ネットワークノードは、RLC層、MAC層、およびPHY層を備え、RLC層、MAC層、およびPHY層に対応する機能を実装するように構成される。PDCP層に対応する機能は、ヘッダ圧縮、セキュリティ、および並べ替えを含む。RLC層に対応する機能は、セグメント化、カスケード化、および自動再送要求(ARQ、automatic repeat request)を含む。MAC層に対応する機能は、スケジューリング、論理チャネル優先処理、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request、ハイブリッド自動再送要求)、および同様のものを含む。PHY層に対応する機能は、変調および復調、符号化、ならびにマルチアンテナマッピングを含む。既存のRRHリモート方式におけるリモートインタフェースと比較すると、本発明のこの実施形態における基地局の構造では、RCとRAPとの間の伝送のためのインタフェースを使用することによって伝送されるデータ量が減少する。このことは、RCとRAPとの間で交換されるデータ量を減少させることを助ける。従って、伝送帯域幅および遅延についての要件が緩くなる。
図4を参照すると、図4は、本発明の第1実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、本発明のこの実施形態に係るデータ保護方法は、図2におけるネットワークアーキテクチャを使用することによって実装される。方法は、以下の段階を備える。
S401:第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、コアネットワークによって発行されるダウンリンクパケットを受信する。ダウンリンクパケットのベアラタイプは、SRBまたはDRBである。すなわち、ダウンリンクパケットは、サービスデータまたはシグナリングデータである。第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットの中に保持されるベアラタイプ識別子に従って、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識し得る。
S402:ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する。
具体的には、ダウンリンクパケットのベアラタイプがSRBである場合、すなわち、ダウンリンクパケットがシグナリングデータである場合、第1無線ネットワークノードは、シグナリングデータを処理しない。第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ転送し、第2無線ネットワークノードのRRC層は、ダウンリンクパケットがシグナリングデータであることを認識し、次に、第2無線ネットワークノードのPDCP層、RLC層、MAC層、およびPHY層は、ダウンリンクパケットを個別に処理し、第2無線ネットワークノードは、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信する。
S403:ベアラタイプがDRBであるとき、第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットに対してPDCP層処理を実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する。
具体的には、ダウンリンクパケットのベアラタイプがDRBである、すなわち、ダウンリンクパケットがサービスデータである場合、第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する。PDCP層処理は、ヘッダ圧縮、セキュリティ、または並べ替えのうち1つまたは複数を含む。第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理の後に取得されるダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、第2無線ネットワークノードは続けて、RLC層処理、MAC層処理、およびPHY層処理をダウンリンクパケットに対して実行し、第2無線ネットワークノードは、上述の処理が完了した後に、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信する。
任意で、第1無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信する。第2無線ネットワークノードにおいて、PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理がアップリンクパケットに対して実装され、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである。
第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信する。
具体的には、第2無線ネットワークノードは、シグナリングデータの処理を担い、第1無線ネットワークノードは、サービスデータの処理を担う。第2無線ネットワークノードは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信し、PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理をアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであることを認識した後に、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、第1無線ネットワークノードは続けて、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行する。第1無線ネットワークノードがPDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行することは、取得されたDRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ処理をアップリンクパケットに対して実行することを含む。
任意で、方法は、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得する段階と、第1無線ネットワークノードが、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する段階とをさらに備え、第1無線ネットワークノードが、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する段階は、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する段階を有する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、DRBセキュリティ情報を使用することによって、PDCP層処理をサービスデータに対して実行する、すなわち、ベアラタイプがDRBであるパケットに対してセキュリティ保護を実行する。第1無線ネットワークノードは、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信し、第2無線ネットワークノードは、PDCP層処理をシグナリングデータに対して実行する。
SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち少なくとも1つを含む。完全性保護アルゴリズムは、冗長情報をメッセージに追加してメッセージの完全性を保護するために使用される。完全性確認アルゴリズムは、メッセージの中の冗長情報に従って、メッセージが変更されたかどうかを判定するために使用される。暗号化アルゴリズムは、メッセージを暗号化して暗号化テキストを生成するために使用され、暗号化中には暗号化鍵が使用される。復号化アルゴリズムは、暗号化テキストを解読して平文を生成するために使用され、復号中には復号化鍵が使用される。完全性保護アルゴリズムおよび完全性確認アルゴリズムは、同一のアルゴリズムであり得る。暗号化アルゴリズムおよび復号化アルゴリズムも、同一のアルゴリズムであり得る。完全性保護中に使用される鍵と、完全性確認中に使用される鍵と、暗号化中に使用される暗号化鍵と、復号化中に使用される復号化鍵とは、同一のセキュリティキーであり得るか、または、同一のセキュリティキーに基づいて得られる異なるセキュリティキーであり得る。
SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、コアネットワークから取得され得るか、または、別のネットワークノードから取得され得ることを理解されたい。これは、本発明において、限定されるものではない。
本発明のこの実施形態の実装中、第1無線ネットワークノードは、DRBの中に保持されるサービスデータに対するセキュリティ保護の実行を担い、無線ネットワークノードは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対するセキュリティ保護の実行を担う。第1無線ネットワークノードおよび無線ネットワークノードの役割分担により、第1無線ネットワークノードと無線ネットワークノードとの間で伝送されるデータ量が減少し得て、これにより、第1無線ネットワークノードと無線ネットワークノードとの間の伝送帯域幅についての要件が下がり、基礎構成が迅速に完了し、最大限のサービス連続性が保証される。
図5を参照すると、図5は、本発明の第2実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S501:第2無線ネットワークノードは、UEによって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する。
具体的には、UEは、アップリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する。アップリンクパケットのベアラタイプはSRBまたはDRBであり、すなわち、アップリンクパケットは、サービスデータまたはシグナリングデータである。第2無線ネットワークノードは、アップリンクパケットの中に保持されるベアラタイプ識別子に従って、アップリンクパケットのベアラタイプを認識し得る。
S502:ベアラタイプがSRBであるとき、第2無線ネットワークノードは、PHY層処理、MAC層処理、RLC層処理、PDCP層処理、およびRRC層処理をアップリンクパケットに対して完了する。
具体的には、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBである、すなわち、アップリンクパケットがシグナリングデータである場合、第2無線ネットワークノードは、PHY層処理、MAC層処理、RLC層処理、PDCP層処理、およびRRC層処理をアップリンクパケットに対して完了する。処理の後、RRCシグナリングが生成される。第2無線ネットワークノードがPDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行することは、SRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をアップリンクパケットに対して実行することを含む。
S503:ベアラタイプがDRBであるとき、第2無線ネットワークノードは、アップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して完了する。
具体的には、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBである、すなわち、アップリンクパケットがサービスデータである場合、第2無線ネットワークノードは、PDCP層処理をサービスデータに対して実行しない。PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理をアップリンクパケットに対して完了した後、第2無線ネットワークノードは、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、第1無線ネットワークノードは続けて、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行する。PDCP層処理は、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をアップリンクパケットに対して実行することを含む。
SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、第1無線ネットワークノードによって、コアネットワークから取得され得る。SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち少なくとも1つを含む。第1無線ネットワークノードは、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をサービスデータに対して実行する。加えて、第1無線ネットワークノードは、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信し、第2無線ネットワークノードは、SRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行する。
本発明のこの実施形態の実装中、第1無線ネットワークノードは、DRBの中に保持されるサービスデータに対するセキュリティ保護の実行を担い、無線ネットワークノードは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対するセキュリティ保護の実行を担う。第1無線ネットワークノードおよび無線ネットワークノードの役割分担により、第1無線ネットワークノードと無線ネットワークノードとの間で伝送されるデータ量が減少し得て、これにより、第1無線ネットワークノードと無線ネットワークノードとの間の伝送帯域幅についての要件が下がり、基礎構成が迅速に完了し、最大限のサービス連続性が保証される。
本発明のこの実施形態におけるデータ保護方法を詳細に説明するために、RCが第1無線ネットワークノードであり、UEによってアクセスされるRAPが無線ネットワークノードである例を以下で使用する。
図6を参照すると、図6は、本発明の第3実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態におけるデータ伝送方法は、図2におけるアーキテクチャを使用することによって実装される。本発明のこの実施形態において、RCは第1無線ネットワークノードであり、RAPは第2無線ネットワークノードである。方法は、以下の段階を備える。
S601:UEは、RRC接続確立要求メッセージをRAPへ送信し、RRC接続要求は、UEのUE識別子を保持する。
具体的には、UEは、RRC接続確立要求メッセージをRAPへ送信する。RRC接続確立要求メッセージは、RAPとのRRC接続を確立するためにUEによって使用される。RRC接続要求は、デフォルトのSRB(SRB0)を使用することによって送信される。ネットワークとのRRC接続を確立し、SRB1、SRB2、またはSRB3などの新しいSRBを確立するために、RRC接続要求がUEによって使用される。UE識別子は、S‐TMSIもしくはC‐RNTI、または同様のものであり得て、UEの一意のアイデンティティを識別するために使用される。
S602:RAPは、RRC接続要求およびUE識別子をRCへ送信する。
具体的には、RCは、RAPと1対多の対応関係にある。RAPは、1つのRCと一意に対応する。RAPは、対応関係に従って、RAPが属するRCを判定し、RRC接続要求およびUE識別子をRCへ送信する。UE識別子は、RRC接続要求に含まれ得る。
S603:RCは、UE識別子に対応するユーザ端末に対してアドミッション制御を実行する。
具体的には、RCは、RAPにアクセスするための許可をUEが有しているかどうかを判定し、RAPにアクセスするための許可をUEが有している場合、S604を実行する。RAPにアクセスするための許可をUEが有しているどうかをRCが判定するための方法は、RCが、RAPおよび周囲のRAPの負荷状態パラメータ、RAPおよび周囲のRAPの干渉状態パラメータ、UEのサービスタイプ情報、またはUEのサブスクリプション情報のうち1つまたは複数に従って、RAPにアクセスするための許可をUEが有しているかどうかを判定する段階であり得る。例えば、RAPが過負荷であり、かつ、UEのサブスクリプション情報において、UEのアクセスクラスが、予め設定されたアクセスクラスより低い場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを拒否し、そうでない場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを許可する。
S604:RCは、UE識別子を保持するアドミッション指示をRAPへ返信し、アドミッション指示メッセージは、UEがRAPへのアクセスを許可されていることを示すために使用される。
S605:RAPは、RRC接続確立メッセージをUEへ送信する。
具体的には、RAPは、RCによって送信されたアドミッション指示を受信した後にRRC接続確立メッセージを生成し、生成されたRRC接続確立メッセージを、UE識別子に対応するユーザ端末へ送信する。
S606:UEは、RAPへのRRC接続を確立し、RRC接続の確立を完了した後に、UEは、RRC接続確立完了メッセージをRAPへ返信する。
具体的には、UEがRRC接続の確立に成功した後に、新しいSRBの確立に成功したことを示す。UEによってRAPへ返信されるRRC接続確立完了メッセージは、新しいSRBにおいて伝送される。
S607:UEは、RRC接続確立完了メッセージをRAPへ返信する。RAPは、RRC接続確立完了メッセージを受信したとき、新しいSRBの確立に成功したと認識する。
S608:RAPは、RRC接続確立完了指示をRCへ返信する。RCは、RRC接続確立完了指示を受信したとき、新しいSRBの確立に成功したと認識する。
上述のS601からS607の手順は、図2に示されるように、第2RRC副層によってRAPに対して、および、第1RRC副層によってRCに対して完了されることに留意されたい。
S609:RCは、コアネットワークとの初期UEコンテキスト確立手順をトリガする。
具体的には、RCは、RAPによって送信されるRRC接続確立完了指示を受信した後に、初期UEコンテキスト確立手順をトリガして完了する。例えば、RCは、初期UEコンテキスト確立要求メッセージを送信し、初期UEコンテキスト確立手順が完了した後に、コアネットワークは、UEコンテキスト情報をRCへ送信する。
S610:DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報、および/または、DRBのQoSパラメータを保持するUEコンテキスト情報を送信する。
具体的には、RCは、DRBセキュリティ情報と、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとをRAPへ送信する。RAPは、上述の情報のうち1つまたは複数に従って、RRC接続再構成メッセージを生成する。RRC接続再構成メッセージは、UEのためのDRB確立、SRB再構成、およびセキュリティアクティベーションを完了するために使用される。RAPは、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとを記憶する。
S611:DRBセキュリティ情報に従って、DRBの中に保持されるサービスデータに対してセキュリティ保護を実行し、QoSパラメータに従って、DRBの中に保持されるサービスデータに対してサービス品質制御を実行する。
具体的には、UEコンテキスト情報は、DRBセキュリティ情報と、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとを含む。DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報は、セキュリティキー、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、完全性保護アルゴリズム、および完全性確認アルゴリズムを含む。DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報は、同一であり得る。すなわち、セキュリティ保護をDRBおよびSRBに対して実行するために、同一のセキュリティ情報が使用される。QoSパラメータは、DRBにおいて伝送されるサービスデータについてのサービス品質要件を示す。例えば、QoSパラメータは、最高伝送速度、最低保証速度、または伝送遅延を含む。QoSパラメータは、コアネットワークによってRCへ発行され得る。RCは、新しいQoSパラメータを生成するために、RAPおよび周囲のRAPの負荷状態パラメータに従ってQoSパラメータを調節する。RCはさらに、UEのためのDRB確立と、UEのためのSRB再構成と、セキュリティ構成とをトリガする。
サービスデータに対するセキュリティ保護の処理を説明するための例として、データ伝送のダウンリンク方向を使用する。RCは、コアネットワークによって発行されるサービスデータを受信した後に、PDCP機能をサービスデータに対して実装した後にPDCP PDUを生成し、ヘッダ圧縮をPDCP PDUに対して実行し、暗号化アルゴリズムおよび暗号化鍵に従ってPDCP PDUを暗号化し、シーケンス番号をPDCP PDUに追加する。RCは、PDCP PDUをRAPへ発行し、RAPは、PDCP PDUのRLC層、MAC層、およびPHY層に対応する機能を実装する。例えば、RAPは、セグメント化、スケジューリング、ならびに、変調および符号化をPDCP PDUに対して完了し、生成されたQoSパラメータに従って、DRBの中に保持されるサービスデータに対してサービス品質制御を実行する。
S612:RCは、SRBセキュリティ情報をRAPへ送信する。
S613:RAPは、SRBセキュリティ情報に従って、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行する。
具体的には、セキュリティ保護機能がアクティブ化された後に、RAPは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行する。セキュリティ保護は、例えば、暗号化、復号化、完全性保護、および完全性確認であり、シグナリングデータは、例えば、RRCシグナリングである。
図7を参照すると、図7は、本発明の第1実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S701:ソースRAPが、ハンドオーバ条件をUEが満たしていることを検出したとき、S702を実行する。
具体的には、UEがハンドオーバされる前に、UEは、ソースRAPにアクセスする。ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定する。判定方法は、ソースRAPが、受信されたUEの信号搬送波レベルに従って、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定し、UEの信号搬送波レベルが閾値レベルより低い場合、ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしていると判定するか、または、ソースRAPが、受信されたUEの信号搬送波対干渉波比に従って、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定し、UEの信号搬送波対干渉波比が所与の値より低い場合、ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしていると判定するか、または、ソースRAPが、ソースRAPとUEとの間の距離に従って、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定し、ソースRAPとUEとの間の距離が所与の値より大きい場合、ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしていると判定することであり得る。ソースRAPは、ハンドオーバ条件が満たされていると判定したとき、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを取得する必要がある。ターゲットRAPは、ソースRAPによって判定され得るか、または、RCによって判定され得る。これは、本発明において限定されるものではない。
S702:ソースRAPは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPをRCから取得する。
具体的には、ターゲットRAPは、RCによって選択される。ソースRAPは、ターゲットRAPを取得するための要求を、対応するRCへ送信する。要求は、RCのRAPセットの中から、ソースRAPを除くターゲットRAPを選択するようにRCに要求するために使用される。
S703:RCは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを判定する。
具体的には、RCは、RAPセットを管理する。RAPセットは、RAPと、少なくとも1つの他のRAPとを含む。RCは、RAPセットにおける各RAPによって報告される、各RAPとUEとの間のリンク状態パラメータを取得し得て、RCは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPとして最適なリンク状態パラメータを有するRAPを使用する。リンク状態パラメータは、RSSI、RSRP、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む。
S704:RCは、ターゲットRAPの識別子をRAPへ送信する。
S705:ソースRAPは、SRBのSRBセキュリティ情報を取得し、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
具体的には、ソースRAPは、ソースRAPとUEとの間のSRBのSRBセキュリティ情報を取得する。セキュリティ情報は、セキュリティキー、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、完全性保護アルゴリズム、または完全性確認アルゴリズムのうち1つまたは複数を含む。ソースRAPは、ターゲットRAPの識別子に従ってターゲットRAPを判定し、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
S706:ターゲットRAPは、ハンドオーバリソースを準備し、ターゲットRAPは、ハンドオーバリソースを準備した後、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ返信する。
具体的には、ハンドオーバリソースは、スペクトルリソース、ハードウェアリソース、および同様のものを含む。ターゲットRAPは、ソースRAPのSRBセキュリティ情報を受信して記憶し、これにより、UEがターゲットRAPへハンドオーバされた後、ターゲットRAPは、SRBセキュリティ情報を使用することによって、ターゲットRAPとUEとの間のSRBに対してセキュリティ保護を実行する。RCとUEとの間のDRBのDRBセキュリティ情報は変化しないままである。すなわち、UEがターゲットRAPへハンドオーバされた後、RCは、引き続き元のDRBセキュリティ情報を使用することによって、DRBにおけるサービスデータに対してセキュリティ保護を実行する。
S707:ターゲットRAPは、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信する。
ターゲットRAPは、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信し、これにより、ターゲットRAPのハンドオーバリソースが準備されたこと、および、UEがハンドオーバ動作を実行できることをターゲットRAPに通知する。
S708:ソースRAPは、ハンドオーバ命令メッセージをUEへ送信する。
S709:UEはハンドオーバ動作を実行する。UEは、ハンドオーバ動作を実行した後、ターゲットRAPにアクセスする。
S710:ソースRAPは、伝送状態パラメータをRCへ送信する。
具体的には、伝送状態パラメータは、PDCP状態報告であり得て、アップリンク伝送状態パラメータまたはダウンリンク伝送状態パラメータである。ダウンリンク方向については、伝送状態パラメータは、UEへの送信に成功または失敗したPDCPパケットのシーケンス番号を示す。送信に成功したPDCPパケットのシーケンス番号を例として使用すると、現在のRAPによるUEへの送信に成功したPDCPパケットのシーケンス番号が3である場合、RCは、第4PDCPパケットをターゲットRAPへ送信する。アップリンク方向については、伝送状態パラメータは、RCへの送信に成功または失敗したPDCPパケットのシーケンス番号を示し、RCは、アップリンク伝送状態パラメータをUEへ送信し、これにより、UEは、シーケンス番号に従ってPDCPパケットをターゲットRAPへ送信し、これにより、データ伝送の繰り返しを回避する。
S711:RCは、伝送状態パラメータをターゲットRAPへ送信する。
図8を参照すると、図8は、本発明の第4実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態におけるデータ伝送方法は、図3におけるアーキテクチャ概略図を使用することによって実装される。方法は、以下の段階を備える。
S801:第1無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信し、アップリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
具体的には、第2無線ネットワークノードは、UEによって送信されるアップリンクパケットを受信する。アップリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを保持する。第2無線ネットワークノードは、PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信する。処理済みアップリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
S802:第1無線ネットワークノードは、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、アップリンクパケットの中に保持される第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する。ベアラタイプは、SRBまたはDRBである。第1指示情報は、GTPトンネル識別子であり得る。
S803:第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して完了する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行する。PDCP層処理は、ヘッダ圧縮、セキュリティ、または並べ替えのうち1つまたは複数を含む。
図9を参照すると、図9は、本発明の第5実施形態に係るデータ保護方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S901:第2無線ネットワークノードは、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信し、ダウンリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
具体的には、コアネットワークは、ダウンリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信する。ダウンリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを保持する。第1無線ネットワークノードは、RRC層を使用することによって、アップリンクパケットのベアラタイプについての情報を認識し得る。第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する。処理済みダウンリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
S902:第2無線ネットワークノードは、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する。
具体的には、ベアラタイプは、SRBまたはDRBである。異なるUEは、異なるベアラに対応する。
S903:第2無線ネットワークノードは、RLC層処理、MAC層処理、およびPHY層処理をダウンリンクパケットに対して完了する。
具体的には、第2無線ネットワークノードは、RLC層処理、MAC層処理、およびPHY層処理をダウンリンクパケットに対して完了し、UEのアイデンティティ情報に従って、処理済みダウンリンクパケットを対応するユーザ端末へ送信する。
図10Aおよび図10Bを参照すると、図10Aおよび図10Bは、本発明の第6実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、RCは第1無線ネットワークノードであり、RAPは第2無線ネットワークノードである。方法は、以下の段階を備える。
S1001:UEは、UE識別子を保持するRRC接続確立要求メッセージをRAPへ送信する。
具体的には、UEは、デフォルトのベアラSRB0を予め確立し、UEは、SRB0を使用することによって、RRC接続要求を送信する。RRC接続要求は、UEのために、SRB1、SRB2、またはSRB3などの新しいSRBを確立するために使用される。UE識別子は、UEのアイデンティティを一意に識別するために使用される。UE識別子は、S‐TMSI、C‐RNTI、または同様のものがあり得る。
S1002:RAPは、RRC接続確立要求メッセージを受信し、確立されるSRBに第1SRB識別子を割り当てる。
具体的には、RAPは、確立されるSRBに第1SRB識別子を割り当てる。第1SRB識別子は、確立されるSRBのアイデンティティを一意に識別するために、RAPによって使用される(ダウンリンク方向)。例えば、GTPトンネル識別子は、確立されるSRBの第1SRB識別子として、確立されるSRBにおいて伝送されるシグナリングメッセージに追加され得る。RAPは、ダウンリンク方向において、第1SRB識別子を認識することによって、確立されるSRBを判定し得る。RAPは、第1SRB識別子とUE識別子との間のマッピング関係をローカルに記憶する。
S1003:RAPは、UE識別子および第1SRB識別子を保持するRRC接続要求をRCへ送信する。
具体的には、RAPは、第1SRB識別子およびUE識別子をRRC接続要求に追加し、次に、RRC接続要求をRCへ送信する。この場合、引き続きデフォルトのベアラSRB0を使用することによって、RRC接続要求がRCへ送信される。
S1004:RCは、アドミッション制御をUEに対して実行し、RAPへのアクセスをUEが許可された後に、第2SRB識別子を割り当て、これにより、SRB構成情報を生成する。
具体的には、RCは、受信されたRRC接続要求を解析することによって、UE識別子および第1SRB識別子を取得し、UE識別子に対応するユーザ端末に対してアドミッション制御を実行する。アドミッション制御方法は、RCが、RAPおよび周囲のRAPの負荷状態パラメータ、RAPおよび周囲のRAPの干渉状態パラメータ、UEのサービスタイプ情報、またはUEのサブスクリプション情報のうち1つまたは複数に従って、RAPにアクセスするための許可をUEが有しているかどうかを判定することであり得る。例えば、RAPが過負荷であり、かつ、UEのサブスクリプション情報において、UEのアクセスクラスが、予め設定されたアクセスクラスより低い場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを拒否し、そうでない場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを許可する。RCは、RAPにアクセスするための許可をUEが有すると判定した後に、確立されるSRBに第2SRB識別子を割り当てる。第2SRB識別子は、確立されるSRBのアイデンティティを一意に識別するために、RCによって使用される(アップリンク方向)。RCは、第1SRB識別子と、第2SRB識別子と、UE識別子との間のマッピング関係をローカルに記憶する。加えて、RCは、SRB構成情報を生成する。SRB構成情報は、第1SRB構成情報および第2SRB構成情報を含む。第1SRB構成情報は、RAPのRLC層、MAC層、およびPHY層を構成するために使用される。第2SRB構成情報は、RRC層、PDCP層、RLC層、MAC層、およびPHY層を構成するために、UEによって使用される。構成が完了した後に、UEは新しいSRBを確立する。例えば、第1SRB構成情報と第2SRB構成情報とを区別するために、異なる識別子がSRB構成情報に追加され得る。第1SRB情報は、RAPへ送信されるために使用され、第2SRB構成情報は、UEへ送信されるために使用される。
S1005:RCは、第1SRB識別子、第2SRB識別子、およびSRB構成情報を保持するRRC接続確立メッセージをRAPへ送信する。
S1006:RAPは、第1SRB構成情報に従って、基礎構成を完了する。
具体的には、RAPは、受信されたRRC接続確立メッセージを解析することによって、第1SRB識別子、第2SRB識別子、およびSRB構成情報を取得する。RAPは、第1SRB識別子に従って、UEによって確立されるSRBと、SRB構成情報における第1SRB構成情報とを認識し、第1SRB構成情報に従って、RLC層、MAC層、およびPHY層を構成する。RAPは、SRB構成情報における第2SRB構成情報を認識し、第2SRB構成情報をRRC接続確立メッセージに追加する。第1SRB構成情報もしくは第2SRB構成情報、または両方は、第3SRB識別子を含む。第3SRB識別子は、UEとRAPとの間のシグナリングデータを認識するために使用される。RAPは、第3SRB識別子と第1SRB識別子/第2SRB識別子との間の関係を記憶する。
S1007:RAPは、第2SRB構成情報を保持するRRC接続確立メッセージをUEへ送信する。
具体的には、UEは、第2SRB構成情報に従って、UEのRRC層、PDCP層、RLC層、MAC層、およびPHY層を構成し、新しいSRB(例えばSRB1)を確立する。SRB1の確立に成功した後、UEは、RRC接続確立完了メッセージをRAPへ返信する。この場合、RRC接続確立完了メッセージは、新しいSRB1を使用することによって送信され、RRC接続確立完了メッセージはUE識別子を保持する。
S1008:UEは、UE識別子を保持するRRC接続確立完了メッセージをRAPへ送信し、RRC接続確立完了メッセージは、新しいSRBの確立に成功したことをRCに通知するために使用される。
S1009:RAPは、第2SRB識別子を保持するRRC接続確立完了メッセージをRCへ送信し、第3SRB識別子は、第2SRB構成情報の識別子を示し、RAPは、第3SRB識別子と第2SRB識別子との間のマッピング関係に従って第2SRB識別子を問い合わせ、第2SRB識別子をRRC接続確立完了メッセージに追加し、RCは、第2SRB識別子に従って、UEの新しいSRBを認識する。
S1010:RCは、コアネットワークとの初期コンテキスト確立手順をトリガする。
具体的には、RCは、コアネットワークから、初期UEコンテキスト確立手順によって、新しく確立されたSRBのSRBセキュリティ情報と、確立されるDRBのDRBセキュリティ情報と、確立されるDRBのQoSパラメータとを取得する。
S1011:RCは、DRBセキュリティ情報と、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとを取得する。
具体的には、RCは、確立されるDRBのDRBセキュリティ情報と、新しいSRBのSRBセキュリティ情報と、確立されるDRBのセキュリティ情報とを取得する。加えて、RCは、DRB構成情報を生成する。DRB構成情報は、2つのタイプに分類される。第1DRB構成情報は、RAPに対して基礎構成を実行するために使用され、第2DRB構成情報は、DRB確立構成をUEに対して実行するために使用される。第2DRB構成情報および第2DRB構成情報は、異なる識別子を使用することによって区別され得る。RCはさらに、確立されるDRBに第1DRB識別子を割り当てる。第1DRB識別子は、UEのDRBのアイデンティティを一意に認識するために、RCによって使用される。
S1012:RCは、第1DRB構成情報および第1DRB識別子を送信する。
S1013:RAPは、第1DRB構成情報を認識し、第1DRB構成情報に従って、DRB構成をRLC層、MAC層、およびPHY層に対して実行し、DRB構成の完了後、RAPは、第2DRB識別子をDRBに割り当て、第2DRB識別子は、UEのDRBのアイデンティティを一意に認識するためにRAPによって使用され、RAPは、DRB構成情報における第2DRB構成情報を認識する。第1DRB構成情報もしくは第2DRB構成情報、または両方は、第3DRB識別子を含む。第3DRB識別子は、UEとRAPとの間のDRBを認識するために使用される。
S1014:RAPは、第1DRB識別子および第2DRB識別子を保持するDRB構成完了メッセージをRCへ送信する。
S1015:DRB構成完了メッセージを受信後、RCはRRC接続再構成メッセージを生成し、RRC接続再構成メッセージは、DRBを確立するようにUEに命令するために使用される。
S1016:RCは、第1SRB識別子および第2DRB構成情報を保持するRRC接続再構成メッセージをRAPへ送信する。
S1017:RAPは、第1SRB識別子に従って、SRBが属するUEを認識する。
S1018:RAPは、第2DRB構成情報を保持するRRC接続再構成メッセージをUEへ送信する。
S1019:UEは、第2DRB構成情報に従ってDRBを構成し、これにより、DRBを確立する。DRBの確立に成功した後、UEは、RRC接続再構成完了メッセージをRAPへ返信し、RRC接続再構成メッセージは、第2SRB構成メッセージの識別子を保持する。
S1020:RAPは、第2SRB識別子を保持するRRC接続再構成完了メッセージをRCへ送信する。
S1021:RCは、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報に従って、確立されたSRBおよびDRBに対してセキュリティ保護を実行する。
S1022:RCは、セキュリティ保護が実行されたサービスデータをRAPへ送信し、サービスデータは、第1DRB識別子および第2DRB識別子を保持し、シグナリングデータは、第1SRB識別子および第2SRB識別子を保持する。アップリンク方向において、RCは、サービスデータの中に保持される第1DRB識別子に従って、サービスメッセージがUEに属すると認識し、RCは、シグナリングデータの中に保持される第2SRB識別子に従って、シグナリングメッセージがUEに属すると認識する。
図11を参照すると、図11は、本発明の第2実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S1101:UEは、ランダムアクセス手順をトリガし、UEは、ソースRAPとRCとの間でランダムアクセスチャネルを確立する。
S1102:ソースRAPは、UEコンテキスト情報をRCへ送信し、UEコンテキスト情報は、C‐RNTI、無線リソース構成情報、および同様のものを含む。
S1103:RCは、UEコンテキスト情報を記憶する。
S1104:UEは、RRM測定を実行する。
S1105:UEは、RRM測定が実行された後に生成される測定報告をRAPへ送信する。
S1106:ソースRAPは測定報告をRCへ送信する。
S1107:RCは、測定報告に従って、UEがハンドオーバ条件を満たすかどうかを検出し、満たす場合、RCは、ハンドオーバリソースを準備し、S1107を実行し、UEは、測定報告に従って、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを判定する。
S1108:RCは、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
S1109:ターゲットRAPは、アドミッション制御をUEに対して実行し、ターゲットRAPにアクセスすることをUEが許可されているかどうかを判定し、ターゲットRAPにアクセスすることをUEが許可される場合、S1110を実行する。
S1110:ターゲットRAPは、ハンドオーバ応答メッセージをRCへ返信する。
S1111:RCは、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信する。
S1112:ハンドオーバ動作を実行する。UEは、ソースRAPからターゲットRAPへハンドオーバされる。ハンドオーバが成功した後、ターゲットRAPは、UEコンテキスト情報におけるSRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行し、および、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をサービスデータに対して実行する。
図12を参照すると、図12は、本発明の第3実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S1201:UEは、RRM測定を実行する。
S1202:UEは、RRM測定が実行された後に生成される測定報告をRAPへ送信する。
S1203:ソースRAPは、測定報告をRCへ転送する。
S1204:RCは、測定報告に従って、UEがハンドオーバ条件を満たすかどうかを検出し、満たす場合、S705を実行し、RCは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを判定する。
S1205:RCは、ターゲットRAPの識別子を保持するハンドオーバ指示をソースRAPへ送信する。
S1206:ソースRAPは、ターゲットRAPの識別子を保持するハンドオーバ要件メッセージをRCへ返信する。
S1207:RCは、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
S1208:ターゲットRAPは、アドミッション制御をUEに対して実行し、ターゲットRAPへのアクセスをUEが許可された後に、ハンドオーバリソースを準備する。
S1209:ターゲットRAPは、ハンドオーバ応答メッセージをRCへ送信する。
S1210:RCは、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信する。
S1211:ハンドオーバ動作を実行する。UEは、ソースRAPからターゲットRAPへハンドオーバされる。ハンドオーバが成功した後、ターゲットRAPは、UEコンテキスト情報におけるSRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行し、および、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をサービスデータに対して実行する。
図13を参照すると、図13は、本発明の第1実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、識別モジュール1301、第1送信モジュール1302、および第1処理モジュール1303を備える。
識別モジュール1301は、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される。
第1送信モジュール1302は、ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードによって、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
第1処理モジュール1303は、ベアラタイプがDRBであるとき、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成される受信モジュールであって、第2無線ネットワークノードは、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、受信モジュールと、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得するように構成されるセキュリティ情報取得モジュールであって、第1無線ネットワークノードはDRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する、セキュリティ情報取得モジュールをさらに備え、第1処理モジュールは、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備え、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようユーザ端末に命令するために使用される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得するように、および、ハンドオーバ動作をUEが完了した後に、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをUEへ伝送するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
任意で、ハンドオーバモジュールは、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードとユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得するように、および、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択するように構成され、リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む。
本発明のこの実施形態および第1の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第1の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図14を参照すると、図14は、本発明の第2実施形態に係る無線ネットワークノードを示す。無線ネットワークノードは、識別モジュール1401、第1処理モジュール1402、および第1送信モジュール1403を備える。
識別モジュールは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される。
第1処理モジュールは、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、および、PHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
第1送信モジュールは、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する。
任意で、第1処理モジュールは、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成される、ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBである、受信モジュールと、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末は、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送し、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
任意で、ハンドオーバモジュールは、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従って、ターゲット無線ネットワークノードを判定するように構成される。
本発明のこの実施形態および第2の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第2の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図15を参照すると、図15は、本発明の第3実施形態に係る無線ネットワークノードを示す。無線ネットワークノードは、第1受信モジュール1501、識別モジュール1502、および第1処理モジュール1503を備える。
第1受信モジュール1501は、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
識別モジュール1502は、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される。
第1処理モジュール1503は、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、第1処理モジュールは、アップリンクパケットのベアラタイプを認識するように、および、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、RRC層の機能、およびPDCP層の機能をパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する、第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第1ハンドオーバモジュールをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、ならびに、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第2ハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明のこの実施形態および第5の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第5の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図16を参照すると、図16は、本発明の第4実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、第1受信モジュール1601、識別モジュール1602、および第1処理モジュール1603を備える。
第1受信モジュール1601は、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
識別モジュール1602は、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される。
第1処理モジュール1603は、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを第1無線ネットワークノードが測定報告に従って検出するとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明のこの実施形態および第6の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第6の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図17を参照すると、本発明の第5実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、プロセッサ171、メモリ173、および通信インタフェース172を備える。通信インタフェース172は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード17には、1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ171、メモリ173、および通信インタフェース172は、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図4に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図4に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ173はプログラムコードを記憶する。プロセッサ171は、メモリ173に記憶されたプログラムコードを呼び出し、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する動作と、ベアラタイプがシグナリング無線ベアラSRBであるとき、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードが、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがデータ無線ベアラDRBであるとき、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信し、第2無線ネットワークノードは、物理PHY層の機能と、媒体アクセス制御MAC層の機能と、論理リンク制御RLC層の機能とをアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBであるように、ならびに、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得するように、ならびに、DRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行することは、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行することを含む。
本発明のいくつかの実施形態において、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
本発明のいくつかの実施形態において、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する前に、プロセッサはさらに、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように構成され、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようユーザ端末に命令するために使用される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得するように、および、ハンドオーバ動作をユーザ端末が完了した後に、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをユーザ端末へ伝送するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサが、第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワーク、ノードを判定することは、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードとユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得し、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択することを含み、リンク品質パラメータは、基準信号受信電力RSRP、受信信号強度指標RSSI、または基準信号受信品質RSRQのうち1つまたは複数を含む。
図18を参照すると、本発明の第6実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、プロセッサ181、メモリ183、および通信インタフェース182を備える。通信インタフェース182は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード18には1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ181、メモリ183、および通信インタフェース182は、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図5に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図5に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ183はプログラムコードを記憶する。プロセッサ181は、メモリ183に記憶されたプログラムコードを呼び出し、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する動作と、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサが、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行することは、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行することを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信し、ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBであるように、ならびに、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末は、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを返信するように、および、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを返信するように、ならびに、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送し、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードをプロセッサが判定することは、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、第2無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従って、ターゲット無線ネットワークノードを判定することを含む。
図19を参照すると、本発明の第7実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、プロセッサ191、メモリ193、および通信インタフェース192を備える。通信インタフェース192は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード19には1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ191、メモリ193、および通信インタフェースは、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図8に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図8に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ193はプログラムコードを記憶する。プロセッサ181は、メモリ183に記憶されたプログラムコードを呼び出して、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信する動作であって、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、動作と、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実装することは、アップリンクパケットのベアラタイプを認識することと、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行することとを含む。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信し、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持するように、ならびに、第1無線ネットワークノードによって、RRC層の機能と、PDCP層の機能とをパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、ならびに、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを返信するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される。
図20を参照すると、本発明の第8実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノード20は、プロセッサ201、メモリ203、および通信インタフェース202を備える。通信インタフェース202は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード20には1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ201、メモリ203、および通信インタフェース202は、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図9に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図9に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ203はプログラムコードを記憶する。プロセッサ201は、メモリ202に記憶されたプログラムコードを呼び出し、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する動作であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、動作と、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する動作と、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信し、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持するように、および、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすかどうかを第1無線ネットワークノードが測定報告に従って検出するとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成される。
当業者であれば、実施形態における方法のプロセスのすべてまたは一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムにより実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得る。プログラムが実行するとき、実施形態における方法のプロセスが実行される。上述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含み得る。
上で開示されたものは、本発明の実施形態の例に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものでないことは明らかである。当業者は、上述の実施形態を実装する処理の全部または一部および本発明の特許請求の範囲に従い成される等価な修正は、本発明の範囲に属することを理解できる。
本発明は、通信分野に関連し、特に、データ伝送方法、無線ネットワークノード、および通信システムに関連する。
サービスが指数関数的に増大するにつれて、モバイルネットワークは、5Gモバイルネットワークを目指して進化している。5Gネットワークは、サービスの爆発的な増大をサポートするために、より大きい帯域幅、より高いスペクトル効率、および同様のものを提供する必要がある。超高密度低電力スモールセルネットワークを使用することによって、より大きいデータ量を効果的に提供できる。しかしながら、高密度ネットワークを配備する結果、セル間の干渉がより大きくなり、干渉の状況がより複雑になる。上述の問題を解決するために、集中化された処理法であるC‐RANが提供される。この解決法は、干渉の問題と、スモールセル間の負荷分散とを効果的に解決でき、これにより、システム容量を効果的に向上させる。C‐RANシステムは、RRU(Remote Radio Unit、略称:RRU)およびBBUプールを備える。BBUプールは、複数のBBU(Baseband Unit、略称:BBU)を有する。RRUは、CPRI(Common Public Radio Interface、略称:CPRI)を使用することによってBBUプールに接続される。
現在のC‐RANの解決法は、システム容量を効果的に向上させることができる。しかしながら、RRUとBBUプールとの間には、理想的なトランスポートネットワークが必要とされる。すなわち、CPRIは、理想的な帯域幅および理想的な遅延を必要とする。例えば、8つのアンテナをサポートする、20MHzの帯域幅を有するセルについては、ベースバンド帯域幅が20MHzであるとき、ベースバンドサンプリングレートが30.72Mであり、かつ、サンプリングビット幅が15ビットである場合、アンテナの回線速度は、30.72×15×2(I/Q)×16/15(15ビットのデータあたり1ビットの制御ワード)=983.04Mであり、8B/10B符号化後、CPRI上の伝送速度は、983.04M×10/8=1228.8Mである。すなわち、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output、多入力多出力、略称:MIMO)が使用されていないとき、単一セクタ内の単一のアンテナは、CPRI上で1228.8Mの伝送速度を必要とする。8つのアンテナがある場合、1228.8Mに8を乗算する必要がある。つまり、伝送速度は10Gbit/sである。そのような高い伝送速度をRRUとBBUプールとの間で実現することは困難である。従って、伝送帯域幅および遅延についての要件を下げることができる解決法が緊急に必要とされている。
本発明の実施形態の目的は、データ伝送方法、無線ネットワークノード、および通信システムを提供し、これにより、伝送帯域幅および遅延についての要件が高いという従来技術における問題を解決することである。
上述の技術的問題を解決するために、本発明の実施形態の第1態様は、第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがDRBであるとき、第1無線ネットワークノードが、ダウンリンクパケットに対してPDCP層の機能を実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第1態様に関連して、第1の可能な実装において、上述の方法はさらに、第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、第2無線ネットワークノードは、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、段階と、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信する段階とをさらに備える。
第1態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、上述の方法はさらに、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得し、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する段階をさらに備え、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階は、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階を有する。
第1態様の第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
第1態様に関連して、第4の可能な実装において、第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階の前に、方法はさらに、第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信する段階と、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、第1無線ネットワークノードが、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信する段階であって、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようにユーザ端末に命令するために使用される、段階とを備える。
第1態様から第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、上述の方法はさらに、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、第1無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信する段階と、第1無線ネットワークノードが、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得する段階と、ハンドオーバ動作をUEが完了した後、第1無線ネットワークノードが、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをUEへ伝送する段階とを備える。
第1態様の第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、第1無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定する段階は、第1無線ネットワークノードが、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードと、ユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得し、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択する段階であって、リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む、段階を有する。
本発明の実施形態の第2態様は、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される識別モジュールと、ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードによって、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第2無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する、第1送信モジュール、または、ベアラタイプがDRBであるとき、ダウンリンクパケットに対してPDCP層の機能を実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成される第1処理モジュールを備える無線ネットワークノードを提供する。
第2態様に関連して、第1の可能な実装において、上述のノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成される受信モジュールであって、第2無線ネットワークノードにおいて、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能がアップリンクパケットに対して実行され、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、受信モジュールと、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
第2態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、上述のノードは、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得するように構成されるセキュリティ情報取得モジュールであって、第1無線ネットワークノードはDRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する、セキュリティ情報取得モジュールをさらに備え、第1処理モジュールは、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
第2態様の第2の可能な実装に関連して、第3の可能な実装において、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
第2態様に関連して、第4の可能な実装において、ノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備え、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようユーザ端末に命令するために使用される。
第2態様から第4の可能な実装のいずれか1つに関連して、第5の可能な実装において、ノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得するように、および、ハンドオーバ動作をUEが完了した後に、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをUEへ伝送するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
第2態様の第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、ハンドオーバモジュールは、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードとユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得するように、および、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択するように構成され、リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む。
本発明の実施形態の第3の態様は、メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、メモリは、第1態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、プロセッサは、第1態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第4態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがシグナリング無線ベアラSRBであるとき、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードが、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがデータ無線ベアラDRBであるとき、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実施形態の第5態様は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがSRBであるとき、第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、および、PHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがDRBであるとき、第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第5態様に関連して、第1の可能な実装において、第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階は、第2無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階を有する。
第5態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットのベアラタイプがSRBである、段階と、第2無線ネットワークノードが、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信する段階とをさらに備える。
第5態様に関連して、第3の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送する段階と、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成されるアドミッション指示を第2無線ネットワークノードが受信する段階であって、アドミッション指示はユーザ端末識別子を保持する、段階と、第2無線ネットワークノードが、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末が、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に接続確立完了メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信する段階と、第2無線ネットワークノードが、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信する段階とをさらに備える。
第5態様の第1の可能な実装に関連して、第4の可能な実装において、方法は、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第2無線ネットワークノードが判定する段階と、第2無線ネットワークノードが、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信する、段階と、第2無線ネットワークノードが、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送する段階であって、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ユーザ端末は、ハンドオーバ動作が完了した後に、ハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ターゲット無線ネットワークアクセスノードは、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、SRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行する、段階とをさらに備える。
第5態様の第4の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを検出したとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定する段階は、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと第2無線ネットワークノードが判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと第2無線ネットワークノードが判定するか、または、第2無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと第2無線ネットワークノードが判定する段階と、第2無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従ってターゲット無線ネットワークノードを判定する段階とを備える。
本発明の実施形態の第6態様は、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される識別モジュールと、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュール、または、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第1送信モジュールとを備える無線ネットワークノードを提供する。
第6態様に関連して、第1の可能な実装において、第1処理モジュールは、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
第6態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、ノードは、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成される、ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBである、受信モジュールと、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
第6態様に関連して、第4の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末は、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備える。
第6態様の第1の可能な実装に関連して、第5の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送し、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
第6態様の第5の可能な実装に関連して、第6の可能な実装において、ハンドオーバモジュールは、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従って、ターゲット無線ネットワークノードを判定するように構成される。
本発明の実施形態の第7態様は、メモリおよびプロセッサを備え、メモリは、第5態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、プロセッサは、第5態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第8態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、
ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、または、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実施形態の第9態様は、第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信し、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第1無線ネットワークノードが、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第9態様に関連して、第1の可能な実装において、第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実装する段階は、第1無線ネットワークノードが、アップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行する段階とを備える。
第9態様の第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、方法は、第1無線ネットワークノードが、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、段階と、第1無線ネットワークノードが、RRC層の機能と、PDCP層の機能とをパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階とをさらに備える。
第9態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、方法は、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、第1無線ネットワークノードが、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得する段階と、第1無線ネットワークノードが、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ユーザ端末がアクセス許可を有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信する段階と、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用される、段階とをさらに備える。
第9態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、方法は、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定する段階と、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信する段階であって、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用される、段階と、第1無線ネットワークノードは、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信する段階と、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、第1無線ネットワークノードが、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信する段階であって、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用される、段階とをさらに備える。
本発明の実施形態の第10態様は、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報を示す第1指示情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを保持する、第1受信モジュールと、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される識別モジュールと、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュールとを備える無線ネットワークノードを提供する。
第10態様に関連して、第1の可能な実装において、第1処理モジュールは、アップリンクパケットのベアラタイプを認識するように、ならびに、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従ってPDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行するように構成される。
第10態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、ノードは、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、RRC層の機能、およびPDCP層の機能をパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する、第2処理モジュールとをさらに備える。
第10態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第3の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第1ハンドオーバモジュールをさらに備える。
第10態様から第2の可能な実装のいずれか1つに関連して、第4の可能な実装において、ノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、および、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第2ハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明の実施形態の第11態様は、メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、メモリは、第9態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、プロセッサは、第9態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第12態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実施形態の第13態様は、第2無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第2無線ネットワークノードが、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、第2無線ネットワークノードが、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階とを備えるデータ伝送方法を提供する。
第13態様に関連して、第1の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、段階と、第2無線ネットワークノードが、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する段階とをさらに備える。
第13態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、方法は、第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第1無線ネットワークノードが、測定報告に従って、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを検出したとき、第1無線ネットワークノードが、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信する段階と、第2無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信する段階とをさらに備える。
本発明の実施形態の第14態様は、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報保持する、第1受信モジュールと、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される識別モジュールと、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュールとを備える無線ネットワークノードを提供する。
第14態様に関連して、第1の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第2処理モジュールとをさらに備える。
第14態様または第1の可能な実装に関連して、第2の可能な実装において、ノードは、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを第1無線ネットワークノードが測定報告に従って検出するとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明の実施形態の第15態様は、メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、メモリは、第3態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するための命令を記憶しプロセッサは、第3態様のいずれか1つに係るデータ伝送方法を実装するために、メモリの中の命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノードを提供する。
本発明の実施形態の第16態様は、データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、方法は、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する段階とを備える、記憶媒体を提供する。
本発明の実装は、以下の有益な効果を有する。
第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードの層が再分割される。第1無線ネットワークノードは、DRBの中に保持されるサービスデータに対するセキュリティ保護の実行を担い、第2無線ネットワークノードは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対するセキュリティ保護の実行を担う。代替的に、第1無線ネットワークノードは、RRC層およびPDCP層の処理を担い、第2無線ネットワークノードは、PDCP層より下の層の処理を担う。従来技術におけるCPRIインタフェースと比較して、この構造により、2つのネットワークノード間で伝送されるデータ量が減少し、これにより、2つのネットワークノード間の伝送帯域幅および遅延についての要件が低下する。
本発明の実施形態または従来技術における技術的解決法をより明確に説明すべく、実施形態を説明するために必要な添付図面を以下で簡潔に説明する。以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者ならば、創造的努力なく、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出し得ることは明らかである。
本発明の実施形態に係るネットワークの構造図である。
本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。
本発明の実施形態に係る基地局の別の概略構造図である。
本発明の第1実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。
本発明の第4実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第5実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第6実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第6実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。
本発明の第1実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第2実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第3実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第4実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第5実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第6実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第7実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の第8実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。
本発明の実施形態における添付図面に関連して、本発明の実施形態における技術的解決法を以下で明確かつ完全に説明する。説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかに過ぎず、すべてではないことは明らかである。創造的努力なく本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に当然に含まれる。
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態に係る、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション、略称:LTE)ベースのネットワークの構造図である。アクセスネットワークは、RCおよびRAPクラスタを含む。RC(Radio Access Network Controller、無線アクセスネットワークコントローラ、略称:RC)は、RAP(Radio Access Point、無線アクセスポイント、略称:RAP)クラスタを管理する。RAPクラスタは少なくとも1つのRAPを含む。RCは、TN(Transportation Network、トランスポーテーションネットワーク、略称:TN)を使用することによって、RAPクラスタに接続される。UEは、RAPクラスタにおける少なくとも1つのRAPに接続される。RCは、S1インタフェースを使用することによってコアネットワークに接続される。コアネットワークは、モビリティ管理エンティティMME、サービングゲートウェイSGW、およびパケットデータネットワークゲートウェイPGWを含む。コアネットワークの制御プレーンおよびユーザプレーンは分離している。制御プレーン上で、MMEは、S1‐MMEインタフェースを使用することによってRCに接続される。ユーザプレーン上で、SGWは、S1‐Uインタフェースを使用することによってRCに接続される。RC、および管理されるRAPクラスタは、LTEネットワークアーキテクチャにおけるeNodeB(evolved Node B、発展型ノードB)と同等である。RCは、X2インタフェースを使用することによってeNodeBに接続される。eNodeBは、S1インタフェースを使用することによってコアネットワークに接続される。UEは、RAPクラスタにおけるRAPを使用することによってコアネットワークにアクセスする。
上述のLTE通信規格に加えて、本発明は、GSM(登録商標)(Global System of Mobile Communication)もしくはCDMA(Code Division Multiple Access)に適用され得るか、または、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)もしくは将来の5Gネットワーク規格に適用され得るか、または、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)、マイクロ波アクセスのための世界規模の相互互換性(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)、もしくは赤外線などの別の通信規格に適用され得る。
図2を参照すると、図2は、本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、発展型ノードBは、第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードを備える。第1無線ネットワークノードは、第1RRC(Radio Resource Control、略称:RRC)副層および第1PDCP(Packet Data Convergence Protocol、略称:PDCP)副層に対応する機能を備える。第2無線ネットワークノードは、第2RRC副層、第2PDCP副層、RLC(Radio Link Control、略称:RLC)層、MAC(Media Access Control、略称:MAC)層、およびPHY(Physical、略称:PHY)層に対応する機能を備える。第1RRC副層および第2RRC副層は、RRC層を形成する。第1RRC副層の機能は、グローバルRRC構成管理である。第2RRC副層の機能は、SRB(Signaling Radio Bearer、略称:SRB)の生成、送信、および受信、ならびにローカルRRC構成管理である。第1PDCP副層の機能は、DRB(Data Radio Bearer、略称:DRB)処理である。第2PDCP副層の機能は、SRB処理である。既存のRRH(Remote Radio Head、略称:RRH)リモート方式におけるリモートインタフェースと比較すると、本発明のこの実施形態における基地局の構造では、RCとRAPとの間の伝送のためのインタフェースを使用することによって伝送されるデータ量が減少する。このことは、RC(Radio access network Controller、略称:RC)とRAP(Radio Access Point、略称:RAP)との間で交換されるデータ量を減少させることを助ける。従って、伝送帯域幅および遅延についての要件が緩くなる。
図3を参照すると、図3は、本発明の実施形態に係る基地局の概略構造図である。本発明のこの実施形態において、発展型ノードBは、第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードを備える。第1無線ネットワークノードは、RRC層およびPDCP層を備え、RRC層およびPDCP層に対応する機能を実装するように構成される。第2無線ネットワークノードは、RLC層、MAC層、およびPHY層を備え、RLC層、MAC層、およびPHY層に対応する機能を実装するように構成される。PDCP層に対応する機能は、ヘッダ圧縮、セキュリティ、および並べ替えを含む。RLC層に対応する機能は、セグメント化、カスケード化、およびARQ(automatic repeat request)を含む。MAC層に対応する機能は、スケジューリング、論理チャネル優先処理、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)、および同様のものを含む。PHY層に対応する機能は、変調および復調、符号化、ならびにマルチアンテナマッピングを含む。既存のRRHリモート方式におけるリモートインタフェースと比較すると、本発明のこの実施形態における基地局の構造では、RCとRAPとの間の伝送のためのインタフェースを使用することによって伝送されるデータ量が減少する。このことは、RCとRAPとの間で交換されるデータ量を減少させることを助ける。従って、伝送帯域幅および遅延についての要件が緩くなる。
図4を参照すると、図4は、本発明の第1実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、本発明のこの実施形態に係るデータ保護方法は、図2におけるネットワークアーキテクチャを使用することによって実装される。方法は、以下の段階を備える。
S401:第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、コアネットワークによって発行されるダウンリンクパケットを受信する。ダウンリンクパケットのベアラタイプは、SRBまたはDRBである。すなわち、ダウンリンクパケットは、サービスデータまたはシグナリングデータである。第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットの中に保持されるベアラタイプ識別子に従って、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識し得る。
S402:ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する。
具体的には、ダウンリンクパケットのベアラタイプがSRBである場合、すなわち、ダウンリンクパケットがシグナリングデータである場合、第1無線ネットワークノードは、シグナリングデータを処理しない。第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ転送し、第2無線ネットワークノードのRRC層は、ダウンリンクパケットがシグナリングデータであることを認識し、次に、第2無線ネットワークノードのPDCP層、RLC層、MAC層、およびPHY層は、ダウンリンクパケットを個別に処理し、第2無線ネットワークノードは、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信する。
S403:ベアラタイプがDRBであるとき、第1無線ネットワークノードは、ダウンリンクパケットに対してPDCP層処理を実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する。
具体的には、ダウンリンクパケットのベアラタイプがDRBである、すなわち、ダウンリンクパケットがサービスデータである場合、第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する。PDCP層処理は、ヘッダ圧縮、セキュリティ、または並べ替えのうち1つまたは複数を含む。第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理の後に取得されるダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、第2無線ネットワークノードは続けて、RLC層処理、MAC層処理、およびPHY層処理をダウンリンクパケットに対して実行し、第2無線ネットワークノードは、上述の処理が完了した後に、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信する。
任意で、第1無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信する。第2無線ネットワークノードにおいて、PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理がアップリンクパケットに対して実装され、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである。
第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信する。
具体的には、第2無線ネットワークノードは、シグナリングデータの処理を担い、第1無線ネットワークノードは、サービスデータの処理を担う。第2無線ネットワークノードは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信し、PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理をアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであることを認識した後に、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、第1無線ネットワークノードは続けて、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行する。第1無線ネットワークノードがPDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行することは、取得されたDRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ処理をアップリンクパケットに対して実行することを含む。
任意で、方法は、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得する段階と、第1無線ネットワークノードが、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する段階とをさらに備え、第1無線ネットワークノードが、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する段階は、第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層処理をダウンリンクパケットに対して実行する段階を有する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、DRBセキュリティ情報を使用することによって、PDCP層処理をサービスデータに対して実行する、すなわち、ベアラタイプがDRBであるパケットに対してセキュリティ保護を実行する。第1無線ネットワークノードは、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信し、第2無線ネットワークノードは、PDCP層処理をシグナリングデータに対して実行する。
SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち少なくとも1つを含む。完全性保護アルゴリズムは、冗長情報をメッセージに追加してメッセージの完全性を保護するために使用される。完全性確認アルゴリズムは、メッセージの中の冗長情報に従って、メッセージが変更されたかどうかを判定するために使用される。暗号化アルゴリズムは、メッセージを暗号化して暗号化テキストを生成するために使用され、暗号化中には暗号化鍵が使用される。復号化アルゴリズムは、暗号化テキストを解読して平文を生成するために使用され、復号中には復号化鍵が使用される。完全性保護アルゴリズムおよび完全性確認アルゴリズムは、同一のアルゴリズムであり得る。暗号化アルゴリズムおよび復号化アルゴリズムも、同一のアルゴリズムであり得る。完全性保護中に使用される鍵と、完全性確認中に使用される鍵と、暗号化中に使用される暗号化鍵と、復号化中に使用される復号化鍵とは、同一のセキュリティキーであり得るか、または、同一のセキュリティキーに基づいて得られる異なるセキュリティキーであり得る。
SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、コアネットワークから取得され得るか、または、別のネットワークノードから取得され得ることを理解されたい。これは、本発明において、限定されるものではない。
本発明のこの実施形態の実装中、第1無線ネットワークノードは、DRBの中に保持されるサービスデータに対するセキュリティ保護の実行を担い、第2無線ネットワークノードは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対するセキュリティ保護の実行を担う。第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードの役割分担により、第1無線ネットワークノードと第2無線ネットワークノードとの間で伝送されるデータ量が減少し得て、これにより、第1無線ネットワークノードと第2無線ネットワークノードとの間の伝送帯域幅についての要件が下がり、基礎構成が迅速に完了し、最大限のサービス連続性が保証される。
図5を参照すると、図5は、本発明の第2実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S501:第2無線ネットワークノードは、UEによって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する。
具体的には、UEは、アップリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する。アップリンクパケットのベアラタイプはSRBまたはDRBであり、すなわち、アップリンクパケットは、サービスデータまたはシグナリングデータである。第2無線ネットワークノードは、アップリンクパケットの中に保持されるベアラタイプ識別子に従って、アップリンクパケットのベアラタイプを認識し得る。
S502:ベアラタイプがSRBであるとき、第2無線ネットワークノードは、PHY層処理、MAC層処理、RLC層処理、PDCP層処理、およびRRC層処理をアップリンクパケットに対して完了する。
具体的には、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBである、すなわち、アップリンクパケットがシグナリングデータである場合、第2無線ネットワークノードは、PHY層処理、MAC層処理、RLC層処理、PDCP層処理、およびRRC層処理をアップリンクパケットに対して完了する。処理の後、RRCシグナリングが生成される。第2無線ネットワークノードがPDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行することは、SRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をアップリンクパケットに対して実行することを含む。
S503:ベアラタイプがDRBであるとき、第2無線ネットワークノードは、アップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して完了する。
具体的には、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBである、すなわち、アップリンクパケットがサービスデータである場合、第2無線ネットワークノードは、PDCP層処理をサービスデータに対して実行しない。PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理をアップリンクパケットに対して完了した後、第2無線ネットワークノードは、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、第1無線ネットワークノードは続けて、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行する。PDCP層処理は、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をアップリンクパケットに対して実行することを含む。
SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、第1無線ネットワークノードによって、コアネットワークから取得され得る。SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち少なくとも1つを含む。第1無線ネットワークノードは、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をサービスデータに対して実行する。加えて、第1無線ネットワークノードは、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信し、第2無線ネットワークノードは、SRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行する。
本発明のこの実施形態の実装中、第1無線ネットワークノードは、DRBの中に保持されるサービスデータに対するセキュリティ保護の実行を担い、第2無線ネットワークノードは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対するセキュリティ保護の実行を担う。第1無線ネットワークノードおよび第2無線ネットワークノードの役割分担により、第1無線ネットワークノードと第2無線ネットワークノードとの間で伝送されるデータ量が減少し得て、これにより、第1無線ネットワークノードと第2無線ネットワークノードとの間の伝送帯域幅についての要件が下がり、基礎構成が迅速に完了し、最大限のサービス連続性が保証される。
本発明のこの実施形態におけるデータ保護方法を詳細に説明するために、RCが第1無線ネットワークノードであり、UEによってアクセスされるRAPが無線ネットワークノードである例を以下で使用する。
図6を参照すると、図6は、本発明の第3実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態におけるデータ伝送方法は、図2におけるアーキテクチャを使用することによって実装される。本発明のこの実施形態において、RCは第1無線ネットワークノードであり、RAPは第2無線ネットワークノードである。方法は、以下の段階を備える。
S601:UEは、RRC接続確立要求メッセージをRAPへ送信し、RRC接続要求は、UEのUE識別子を保持する。
具体的には、UEは、RRC接続確立要求メッセージをRAPへ送信する。RRC接続確立要求メッセージは、RAPとのRRC接続を確立するためにUEによって使用される。RRC接続要求は、デフォルトのSRB(SRB0)を使用することによって送信される。ネットワークとのRRC接続を確立し、SRB1、SRB2、またはSRB3などの新しいSRBを確立するために、RRC接続要求がUEによって使用される。UE識別子は、S‐TMSIもしくはC‐RNTI、または同様のものであり得て、UEの一意のアイデンティティを識別するために使用される。
S602:RAPは、RRC接続要求およびUE識別子をRCへ送信する。
具体的には、RCは、RAPと1対多の対応関係にある。RAPは、1つのRCと一意に対応する。RAPは、対応関係に従って、RAPが属するRCを判定し、RRC接続要求およびUE識別子をRCへ送信する。UE識別子は、RRC接続要求に含まれ得る。
S603:RCは、UE識別子に対応するユーザ端末に対してアドミッション制御を実行する。
具体的には、RCは、RAPにアクセスするための許可をUEが有しているかどうかを判定し、RAPにアクセスするための許可をUEが有している場合、S604を実行する。RAPにアクセスするための許可をUEが有しているどうかをRCが判定するための方法は、RCが、RAPおよび周囲のRAPの負荷状態パラメータ、RAPおよび周囲のRAPの干渉状態パラメータ、UEのサービスタイプ情報、またはUEのサブスクリプション情報のうち1つまたは複数に従って、RAPにアクセスするための許可をUEが有しているかどうかを判定する段階であり得る。例えば、RAPが過負荷であり、かつ、UEのサブスクリプション情報において、UEのアクセスクラスが、予め設定されたアクセスクラスより低い場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを拒否し、そうでない場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを許可する。
S604:RCは、UE識別子を保持するアドミッション指示をRAPへ返信し、アドミッション指示メッセージは、UEがRAPへのアクセスを許可されていることを示すために使用される。
S605:RAPは、RRC接続確立メッセージをUEへ送信する。
具体的には、RAPは、RCによって送信されたアドミッション指示を受信した後にRRC接続確立メッセージを生成し、生成されたRRC接続確立メッセージを、UE識別子に対応するユーザ端末へ送信する。
S606:UEは、RAPへのRRC接続を確立し、RRC接続の確立を完了した後に、UEは、RRC接続確立完了メッセージをRAPへ返信する。
具体的には、UEがRRC接続の確立に成功した後に、新しいSRBの確立に成功したことを示す。UEによってRAPへ返信されるRRC接続確立完了メッセージは、新しいSRBにおいて伝送される。
S607:UEは、RRC接続確立完了メッセージをRAPへ返信する。RAPは、RRC接続確立完了メッセージを受信したとき、新しいSRBの確立に成功したと認識する。
S608:RAPは、RRC接続確立完了指示をRCへ返信する。RCは、RRC接続確立完了指示を受信したとき、新しいSRBの確立に成功したと認識する。
上述のS601からS607の手順は、図2に示されるように、第2RRC副層によってRAPに対して、および、第1RRC副層によってRCに対して完了されることに留意されたい。
S609:RCは、コアネットワークとの初期UEコンテキスト確立手順をトリガする。
具体的には、RCは、RAPによって送信されるRRC接続確立完了指示を受信した後に、初期UEコンテキスト確立手順をトリガして完了する。例えば、RCは、初期UEコンテキスト確立要求メッセージを送信し、初期UEコンテキスト確立手順が完了した後に、コアネットワークは、UEコンテキスト情報をRCへ送信する。
S610:DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報、および/または、DRBのQoSパラメータを保持するUEコンテキスト情報を送信する。
具体的には、RCは、DRBセキュリティ情報と、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとをRAPへ送信する。RAPは、上述の情報のうち1つまたは複数に従って、RRC接続再構成メッセージを生成する。RRC接続再構成メッセージは、UEのためのDRB確立、SRB再構成、およびセキュリティアクティベーションを完了するために使用される。RAPは、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとを記憶する。
S611:DRBセキュリティ情報に従って、DRBの中に保持されるサービスデータに対してセキュリティ保護を実行し、QoSパラメータに従って、DRBの中に保持されるサービスデータに対してサービス品質制御を実行する。
具体的には、UEコンテキスト情報は、DRBセキュリティ情報と、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとを含む。DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報は、セキュリティキー、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、完全性保護アルゴリズム、および完全性確認アルゴリズムを含む。DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報は、同一であり得る。すなわち、セキュリティ保護をDRBおよびSRBに対して実行するために、同一のセキュリティ情報が使用される。QoSパラメータは、DRBにおいて伝送されるサービスデータについてのサービス品質要件を示す。例えば、QoSパラメータは、最高伝送速度、最低保証速度、または伝送遅延を含む。QoSパラメータは、コアネットワークによってRCへ発行され得る。RCは、新しいQoSパラメータを生成するために、RAPおよび周囲のRAPの負荷状態パラメータに従ってQoSパラメータを調節する。RCはさらに、UEのためのDRB確立と、UEのためのSRB再構成と、セキュリティ構成とをトリガする。
サービスデータに対するセキュリティ保護の処理を説明するための例として、データ伝送のダウンリンク方向を使用する。RCは、コアネットワークによって発行されるサービスデータを受信した後に、PDCP機能をサービスデータに対して実装した後にPDCP PDUを生成し、ヘッダ圧縮をPDCP PDUに対して実行し、暗号化アルゴリズムおよび暗号化鍵に従ってPDCP PDUを暗号化し、シーケンス番号をPDCP PDUに追加する。RCは、PDCP PDUをRAPへ発行し、RAPは、PDCP PDUのRLC層、MAC層、およびPHY層に対応する機能を実装する。例えば、RAPは、セグメント化、スケジューリング、ならびに、変調および符号化をPDCP PDUに対して完了し、生成されたQoSパラメータに従って、DRBの中に保持されるサービスデータに対してサービス品質制御を実行する。
S612:RCは、SRBセキュリティ情報をRAPへ送信する。
S613:RAPは、SRBセキュリティ情報に従って、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行する。
具体的には、セキュリティ保護機能がアクティブ化された後に、RAPは、SRBの中に保持されるシグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行する。セキュリティ保護は、例えば、暗号化、復号化、完全性保護、および完全性確認であり、シグナリングデータは、例えば、RRCシグナリングである。
図7を参照すると、図7は、本発明の第1実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S701:ソースRAPが、ハンドオーバ条件をUEが満たしていることを検出したとき、S702を実行する。
具体的には、UEがハンドオーバされる前に、UEは、ソースRAPにアクセスする。ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定する。判定方法は、ソースRAPが、受信されたUEの信号搬送波レベルに従って、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定し、UEの信号搬送波レベルが閾値レベルより低い場合、ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしていると判定するか、または、ソースRAPが、受信されたUEの信号搬送波対干渉波比に従って、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定し、UEの信号搬送波対干渉波比が所与の値より低い場合、ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしていると判定するか、または、ソースRAPが、ソースRAPとUEとの間の距離に従って、UEがハンドオーバ条件を満たしているかどうかを判定し、ソースRAPとUEとの間の距離が所与の値より大きい場合、ソースRAPは、UEがハンドオーバ条件を満たしていると判定することであり得る。ソースRAPは、ハンドオーバ条件が満たされていると判定したとき、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを取得する必要がある。ターゲットRAPは、ソースRAPによって判定され得るか、または、RCによって判定され得る。これは、本発明において限定されるものではない。
S702:ソースRAPは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPをRCから取得する。
具体的には、ターゲットRAPは、RCによって選択される。ソースRAPは、ターゲットRAPを取得するための要求を、対応するRCへ送信する。要求は、RCのRAPセットの中から、ソースRAPを除くターゲットRAPを選択するようにRCに要求するために使用される。
S703:RCは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを判定する。
具体的には、RCは、RAPセットを管理する。RAPセットは、RAPと、少なくとも1つの他のRAPとを含む。RCは、RAPセットにおける各RAPによって報告される、各RAPとUEとの間のリンク状態パラメータを取得し得て、RCは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPとして最適なリンク状態パラメータを有するRAPを使用する。リンク状態パラメータは、RSSI、RSRP、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む。
S704:RCは、ターゲットRAPの識別子をRAPへ送信する。
S705:ソースRAPは、SRBのSRBセキュリティ情報を取得し、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
具体的には、ソースRAPは、ソースRAPとUEとの間のSRBのSRBセキュリティ情報を取得する。セキュリティ情報は、セキュリティキー、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、完全性保護アルゴリズム、または完全性確認アルゴリズムのうち1つまたは複数を含む。ソースRAPは、ターゲットRAPの識別子に従ってターゲットRAPを判定し、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
S706:ターゲットRAPは、ハンドオーバリソースを準備し、ターゲットRAPは、ハンドオーバリソースを準備した後、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ返信する。
具体的には、ハンドオーバリソースは、スペクトルリソース、ハードウェアリソース、および同様のものを含む。ターゲットRAPは、ソースRAPのSRBセキュリティ情報を受信して記憶し、これにより、UEがターゲットRAPへハンドオーバされた後、ターゲットRAPは、SRBセキュリティ情報を使用することによって、ターゲットRAPとUEとの間のSRBに対してセキュリティ保護を実行する。RCとUEとの間のDRBのDRBセキュリティ情報は変化しないままである。すなわち、UEがターゲットRAPへハンドオーバされた後、RCは、引き続き元のDRBセキュリティ情報を使用することによって、DRBにおけるサービスデータに対してセキュリティ保護を実行する。
S707:ターゲットRAPは、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信する。
ターゲットRAPは、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信し、これにより、ソースRAPのハンドオーバリソースが準備されたこと、および、UEがハンドオーバ動作を実行できることをターゲットRAPに通知する。
S708:ソースRAPは、ハンドオーバ命令メッセージをUEへ送信する。
S709:UEはハンドオーバ動作を実行する。UEは、ハンドオーバ動作を実行した後、ターゲットRAPにアクセスする。
S710:ソースRAPは、伝送状態パラメータをRCへ送信する。
具体的には、伝送状態パラメータは、PDCP状態報告であり得て、アップリンク伝送状態パラメータまたはダウンリンク伝送状態パラメータである。ダウンリンク方向については、伝送状態パラメータは、UEへの送信に成功または失敗したPDCPパケットのシーケンス番号を示す。送信に成功したPDCPパケットのシーケンス番号を例として使用すると、現在のRAPによるUEへの送信に成功したPDCPパケットのシーケンス番号が3である場合、RCは、第4PDCPパケットをターゲットRAPへ送信する。アップリンク方向については、伝送状態パラメータは、RCへの送信に成功または失敗したPDCPパケットのシーケンス番号を示し、RCは、アップリンク伝送状態パラメータをUEへ送信し、これにより、UEは、シーケンス番号に従ってPDCPパケットをターゲットRAPへ送信し、これにより、データ伝送の繰り返しを回避する。
S711:RCは、伝送状態パラメータをターゲットRAPへ送信する。
図8を参照すると、図8は、本発明の第4実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態におけるデータ伝送方法は、図3におけるアーキテクチャ概略図を使用することによって実装される。方法は、以下の段階を備える。
S801:第1無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信し、アップリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
具体的には、第2無線ネットワークノードは、UEによって送信されるアップリンクパケットを受信する。アップリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを保持する。第2無線ネットワークノードは、PHY層処理、MAC層処理、およびRLC層処理をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信する。処理済みアップリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
S802:第1無線ネットワークノードは、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、アップリンクパケットの中に保持される第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する。ベアラタイプは、SRBまたはDRBである。第1指示情報は、GTPトンネル識別子であり得る。
S803:第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して完了する。
具体的には、第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行する。PDCP層処理は、ヘッダ圧縮、セキュリティ、または並べ替えのうち1つまたは複数を含む。
図9を参照すると、図9は、本発明の第5実施形態に係るデータ保護方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S901:第2無線ネットワークノードは、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信し、ダウンリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
具体的には、コアネットワークは、ダウンリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信する。ダウンリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを保持する。第1無線ネットワークノードは、RRC層を使用することによって、ダウンリンクパケットのベアラタイプについての情報を認識し得る。第1無線ネットワークノードは、PDCP層処理をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する。処理済みダウンリンクパケットは、UEのアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
S902:第2無線ネットワークノードは、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する。
具体的には、ベアラタイプは、SRBまたはDRBである。異なるUEは、異なるベアラに対応する。
S903:第2無線ネットワークノードは、RLC層処理、MAC層処理、およびPHY層処理をダウンリンクパケットに対して完了する。
具体的には、第2無線ネットワークノードは、RLC層処理、MAC層処理、およびPHY層処理をダウンリンクパケットに対して完了し、UEのアイデンティティ情報に従って、処理済みダウンリンクパケットを対応するユーザ端末へ送信する。
図10Aおよび図10Bを参照すると、図10Aおよび図10Bは、本発明の第6実施形態に係るデータ伝送方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、RCは第1無線ネットワークノードであり、RAPは第2無線ネットワークノードである。方法は、以下の段階を備える。
S1001:UEは、UE識別子を保持するRRC接続確立要求メッセージをRAPへ送信する。
具体的には、UEは、デフォルトのベアラSRB0を予め確立し、UEは、SRB0を使用することによって、RRC接続要求を送信する。RRC接続要求は、UEのために、SRB1、SRB2、またはSRB3などの新しいSRBを確立するために使用される。UE識別子は、UEのアイデンティティを一意に識別するために使用される。UE識別子は、S‐TMSI、C‐RNTI、または同様のものがあり得る。
S1002:RAPは、RRC接続確立要求メッセージを受信し、確立されるSRBに第1SRB識別子を割り当てる。
具体的には、RAPは、確立されるSRBに第1SRB識別子を割り当てる。第1SRB識別子は、確立されるSRBのアイデンティティを一意に識別するために、RAPによって使用される(ダウンリンク方向)。例えば、GTPトンネル識別子は、確立されるSRBの第1SRB識別子として、確立されるSRBにおいて伝送されるシグナリングメッセージに追加され得る。RAPは、ダウンリンク方向において、第1SRB識別子を認識することによって、確立されるSRBを判定し得る。RAPは、第1SRB識別子とUE識別子との間のマッピング関係をローカルに記憶する。
S1003:RAPは、UE識別子および第1SRB識別子を保持するRRC接続要求をRCへ送信する。
具体的には、RAPは、第1SRB識別子およびUE識別子をRRC接続要求に追加し、次に、RRC接続要求をRCへ送信する。この場合、引き続きデフォルトのベアラSRB0を使用することによって、RRC接続要求がRCへ送信される。
S1004:RCは、アドミッション制御をUEに対して実行し、RAPへのアクセスをUEが許可された後に、第2SRB識別子を割り当て、これにより、SRB構成情報を生成する。
具体的には、RCは、受信されたRRC接続要求を解析することによって、UE識別子および第1SRB識別子を取得し、UE識別子に対応するユーザ端末に対してアドミッション制御を実行する。アドミッション制御方法は、RCが、RAPおよび周囲のRAPの負荷状態パラメータ、RAPおよび周囲のRAPの干渉状態パラメータ、UEのサービスタイプ情報、またはUEのサブスクリプション情報のうち1つまたは複数に従って、RAPにアクセスするための許可をUEが有しているかどうかを判定することであり得る。例えば、RAPが過負荷であり、かつ、UEのサブスクリプション情報において、UEのアクセスクラスが、予め設定されたアクセスクラスより低い場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを拒否し、そうでない場合、RCは、RAPへのUEのアクセスを許可する。RCは、RAPにアクセスするための許可をUEが有すると判定した後に、確立されるSRBに第2SRB識別子を割り当てる。第2SRB識別子は、確立されるSRBのアイデンティティを一意に識別するために、RCによって使用される(アップリンク方向)。RCは、第1SRB識別子と、第2SRB識別子と、UE識別子との間のマッピング関係をローカルに記憶する。加えて、RCは、SRB構成情報を生成する。SRB構成情報は、第1SRB構成情報および第2SRB構成情報を含む。第1SRB構成情報は、RAPのRLC層、MAC層、およびPHY層を構成するために使用される。第2SRB構成情報は、RRC層、PDCP層、RLC層、MAC層、およびPHY層を構成するために、UEによって使用される。構成が完了した後に、UEは新しいSRBを確立する。例えば、第1SRB構成情報と第2SRB構成情報とを区別するために、異なる識別子がSRB構成情報に追加され得る。第1SRB構成情報は、RAPへ送信されるために使用され、第2SRB構成情報は、UEへ送信されるために使用される。
S1005:RCは、第1SRB識別子、第2SRB識別子、およびSRB構成情報を保持するRRC接続確立メッセージをRAPへ送信する。
S1006:RAPは、第1SRB構成情報に従って、基礎構成を完了する。
具体的には、RAPは、受信されたRRC接続確立メッセージを解析することによって、第1SRB識別子、第2SRB識別子、およびSRB構成情報を取得する。RAPは、第1SRB識別子に従って、UEによって確立されるSRBと、SRB構成情報における第1SRB構成情報とを認識し、第1SRB構成情報に従って、RLC層、MAC層、およびPHY層を構成する。RAPは、SRB構成情報における第2SRB構成情報を認識し、第2SRB構成情報をRRC接続確立メッセージに追加する。第1SRB構成情報もしくは第2SRB構成情報、または両方は、第3SRB識別子を含む。第3SRB識別子は、UEとRAPとの間のシグナリングデータを認識するために使用される。RAPは、第3SRB識別子と第1SRB識別子/第2SRB識別子との間の関係を記憶する。
S1007:RAPは、第2SRB構成情報を保持するRRC接続確立メッセージをUEへ送信する。
具体的には、UEは、第2SRB構成情報に従って、UEのRRC層、PDCP層、RLC層、MAC層、およびPHY層を構成し、新しいSRB(例えばSRB1)を確立する。SRB1の確立に成功した後、UEは、RRC接続確立完了メッセージをRAPへ返信する。この場合、RRC接続確立完了メッセージは、新しいSRB1を使用することによって送信され、RRC接続確立完了メッセージはUE識別子を保持する。
S1008:UEは、UE識別子を保持するRRC接続確立完了メッセージをRAPへ送信し、RRC接続確立完了メッセージは、新しいSRBの確立に成功したことをRCに通知するために使用される。
S1009:RAPは、第2SRB識別子を保持するRRC接続確立完了メッセージをRCへ送信し、第3SRB識別子は、第2SRB構成情報の識別子を示し、RAPは、第3SRB識別子と第2SRB識別子との間のマッピング関係に従って第2SRB識別子を問い合わせ、第2SRB識別子をRRC接続確立完了メッセージに追加し、RCは、第2SRB識別子に従って、UEの新しいSRBを認識する。
S1010:RCは、コアネットワークとの初期コンテキスト確立手順をトリガする。
具体的には、RCは、コアネットワークから、初期UEコンテキスト確立手順によって、新しく確立されたSRBのSRBセキュリティ情報と、確立されるDRBのDRBセキュリティ情報と、確立されるDRBのQoSパラメータとを取得する。
S1011:RCは、DRBセキュリティ情報と、SRBセキュリティ情報と、DRBのQoSパラメータとを取得する。
具体的には、RCは、確立されるDRBのDRBセキュリティ情報と、新しいSRBのSRBセキュリティ情報と、確立されるDRBのQoSパラメータとを取得する。加えて、RCは、DRB構成情報を生成する。DRB構成情報は、2つのタイプに分類される。第1DRB構成情報は、RAPに対して基礎構成を実行するために使用され、第2DRB構成情報は、DRB確立構成をUEに対して実行するために使用される。第1DRB構成情報および第2DRB構成情報は、異なる識別子を使用することによって区別され得る。RCはさらに、確立されるDRBに第1DRB識別子を割り当てる。第1DRB識別子は、UEのDRBのアイデンティティを一意に認識するために、RCによって使用される。
S1012:RCは、第1DRB構成情報および第1DRB識別子を送信する。
S1013:RAPは、第1DRB構成情報を認識し、第1DRB構成情報に従って、DRB構成をRLC層、MAC層、およびPHY層に対して実行し、DRB構成の完了後、RAPは、第2DRB識別子をDRBに割り当て、第2DRB識別子は、UEのDRBのアイデンティティを一意に認識するためにRAPによって使用され、RAPは、DRB構成情報における第2DRB構成情報を認識する。第1DRB構成情報もしくは第2DRB構成情報、または両方は、第3DRB識別子を含む。第3DRB識別子は、UEとRAPとの間のDRBを認識するために使用される。
S1014:RAPは、第1DRB識別子および第2DRB識別子を保持するDRB構成完了メッセージをRCへ送信する。
S1015:DRB構成完了メッセージを受信後、RCはRRC接続再構成メッセージを生成し、RRC接続再構成メッセージは、DRBを確立するようにUEに命令するために使用される。
S1016:RCは、第1SRB識別子および第2DRB構成情報を保持するRRC接続再構成メッセージをRAPへ送信する。
S1017:RAPは、第1SRB識別子に従って、SRBが属するUEを認識する。
S1018:RAPは、第2DRB構成情報を保持するRRC接続再構成メッセージをUEへ送信する。
S1019:UEは、第2DRB構成情報に従ってDRBを構成し、これにより、DRBを確立する。DRBの確立に成功した後、UEは、RRC接続再構成完了メッセージをRAPへ返信し、RRC接続再構成完了メッセージは、第2SRB構成情報の識別子を保持する。
S1020:RAPは、第2SRB識別子を保持するRRC接続再構成完了メッセージをRCへ送信する。
S1021:RCは、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報に従って、確立されたSRBおよびDRBに対してセキュリティ保護を実行する。
S1022:RCは、セキュリティ保護が実行されたサービスデータをRAPへ送信し、サービスデータは、第1DRB識別子および第2DRB識別子を保持し、シグナリングデータは、第1SRB識別子および第2SRB識別子を保持する。アップリンク方向において、RCは、サービスデータの中に保持される第1DRB識別子に従って、サービスデータがUEに属すると認識し、RCは、シグナリングデータの中に保持される第2SRB識別子に従って、シグナリングデータがUEに属すると認識する。
図11を参照すると、図11は、本発明の第2実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S1101:UEは、ランダムアクセス手順をトリガし、UEは、ソースRAPとRCとの間でランダムアクセスチャネルを確立する。
S1102:ソースRAPは、UEコンテキスト情報をRCへ送信し、UEコンテキスト情報は、C‐RNTI、無線リソース構成情報、および同様のものを含む。
S1103:RCは、UEコンテキスト情報を記憶する。
S1104:UEは、RRM測定を実行する。
S1105:UEは、RRM測定が実行された後に生成される測定報告をソースRAPへ送信する。
S1106:ソースRAPは測定報告をRCへ送信する。
S1107:RCは、測定報告に従って、UEがハンドオーバ条件を満たすかどうかを検出し、満たす場合、RCは、ハンドオーバリソースを準備し、S1108を実行し、UEは、測定報告に従って、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを判定する。
S1108:RCは、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
S1109:ターゲットRAPは、アドミッション制御をUEに対して実行し、ターゲットRAPにアクセスすることをUEが許可されているかどうかを判定し、ターゲットRAPにアクセスすることをUEが許可される場合、S1110を実行する。
S1110:ターゲットRAPは、ハンドオーバ応答メッセージをRCへ返信する。
S1111:RCは、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信する。
S1112:ハンドオーバ動作を実行する。UEは、ソースRAPからターゲットRAPへハンドオーバされる。ハンドオーバが成功した後、ターゲットRAPは、UEコンテキスト情報におけるSRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行し、および、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をサービスデータに対して実行する。
図12を参照すると、図12は、本発明の第3実施形態に係るUEハンドオーバ方法の概略フローチャートである。本発明のこの実施形態において、方法は、以下の段階を備える。
S1201:UEは、RRM測定を実行する。
S1202:UEは、RRM測定が実行された後に生成される測定報告をソースRAPへ送信する。
S1203:ソースRAPは、測定報告をRCへ転送する。
S1204:RCは、測定報告に従って、UEがハンドオーバ条件を満たすかどうかを検出し、満たす場合、S1205を実行し、RCは、UEがハンドオーバされる先のターゲットRAPを判定する。
S1205:RCは、ターゲットRAPの識別子を保持するハンドオーバ指示をソースRAPへ送信する。
S1206:ソースRAPは、ターゲットRAPの識別子を保持するハンドオーバ要件メッセージをRCへ返信する。
S1207:RCは、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲットRAPへ送信する。
S1208:ターゲットRAPは、アドミッション制御をUEに対して実行し、ターゲットRAPへのアクセスをUEが許可された後に、ハンドオーバリソースを準備する。
S1209:ターゲットRAPは、ハンドオーバ応答メッセージをRCへ送信する。
S1210:RCは、ハンドオーバ命令メッセージをソースRAPへ送信する。
S1211:ハンドオーバ動作を実行する。UEは、ソースRAPからターゲットRAPへハンドオーバされる。ハンドオーバが成功した後、ターゲットRAPは、UEコンテキスト情報におけるSRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行し、および、DRBセキュリティ情報を使用することによって、セキュリティ保護をサービスデータに対して実行する。
図13を参照すると、図13は、本発明の第1実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、識別モジュール1301、第1送信モジュール1302、および第1処理モジュール1303を備える。
識別モジュール1301は、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される。
第1送信モジュール1302は、ベアラタイプがSRBであるとき、第1無線ネットワークノードによって、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードが、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
第1処理モジュール1303は、ベアラタイプがDRBであるとき、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成される受信モジュールであって、第2無線ネットワークノードは、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、受信モジュールと、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得するように構成されるセキュリティ情報取得モジュールであって、第1無線ネットワークノードはDRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信する、セキュリティ情報取得モジュールをさらに備え、第1処理モジュールは、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備え、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようユーザ端末に命令するために使用される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得するように、および、ハンドオーバ動作をUEが完了した後に、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをUEへ伝送するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
任意で、ハンドオーバモジュールは、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードとユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得するように、および、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択するように構成され、リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む。
本発明のこの実施形態および第1の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第1の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図14を参照すると、図14は、本発明の第2実施形態に係る無線ネットワークノードを示す。無線ネットワークノードは、識別モジュール1401、第1処理モジュール1402、および第1送信モジュール1403を備える。
識別モジュールは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される。
第1処理モジュールは、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、および、PHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
第1送信モジュールは、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する。
任意で、第1処理モジュールは、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成される、ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBである、受信モジュールと、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信するように構成される第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末は、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送し、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
任意で、ハンドオーバモジュールは、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従って、ターゲット無線ネットワークノードを判定するように構成される。
本発明のこの実施形態および第2の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第2の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図15を参照すると、図15は、本発明の第3実施形態に係る無線ネットワークノードを示す。無線ネットワークノードは、第1受信モジュール1501、識別モジュール1502、および第1処理モジュール1503を備える。
第1受信モジュール1501は、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
識別モジュール1502は、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される。
第1処理モジュール1503は、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、第1処理モジュールは、アップリンクパケットのベアラタイプを認識するように、および、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、RRC層の機能、およびPDCP層の機能をパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する、第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第1ハンドオーバモジュールをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、UEがハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、ならびに、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される第2ハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明のこの実施形態および第5の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第5の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図16を参照すると、図16は、本発明の第4実施形態に係る無線ネットワークノードの概略構造図である。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、第1受信モジュール1601、識別モジュール1602、および第1処理モジュール1603を備える。
第1受信モジュール1601は、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する。
識別モジュール1602は、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される。
第1処理モジュール1603は、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するように構成される。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第2処理モジュールとをさらに備える。
任意で、本発明のこの実施形態における無線ネットワークノードは、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを第1無線ネットワークノードが測定報告に従って検出するとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える。
本発明のこの実施形態および第6の方法の実施形態は、同一の思想に基づいており、同一の技術的効果をもたらす。具体的なプロセスについては、第6の方法の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
図17を参照すると、本発明の第5実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、プロセッサ171、メモリ173、および通信インタフェース172を備える。通信インタフェース172は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード17には、1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ171、メモリ173、および通信インタフェース172は、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図4に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図4に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ173はプログラムコードを記憶する。プロセッサ171は、メモリ173に記憶されたプログラムコードを呼び出し、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する動作と、ベアラタイプがシグナリング無線ベアラSRBであるとき、ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードが、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがデータ無線ベアラDRBであるとき、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信する動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信し、第2無線ネットワークノードは、物理PHY層の機能と、媒体アクセス制御MAC層の機能と、論理リンク制御RLC層の機能とをアップリンクパケットに対して実行し、アップリンクパケットのベアラタイプはDRBであるように、ならびに、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報をコアネットワークから取得するように、ならびに、DRBセキュリティ情報を記憶し、SRBセキュリティ情報を第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行することは、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をダウンリンクパケットに対して実行することを含む。
本発明のいくつかの実施形態において、SRBセキュリティ情報およびDRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む。
本発明のいくつかの実施形態において、ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する前に、プロセッサはさらに、第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように構成され、アドミッション指示は、ユーザ端末と第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するようユーザ端末に命令するために使用される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを第2無線ネットワークノードから取得するように、および、ハンドオーバ動作をユーザ端末が完了した後に、伝送状態パラメータに従って、ターゲット無線ネットワークノードを使用することによってサービスデータをユーザ端末へ伝送するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサが、第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定することは、無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードとユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得し、ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択することを含み、リンク品質パラメータは、基準信号受信電力RSRP、受信信号強度指標RSSI、または基準信号受信品質RSRQのうち1つまたは複数を含む。
図18を参照すると、本発明の第6実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、プロセッサ181、メモリ183、および通信インタフェース182を備える。通信インタフェース182は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード18には1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ181、メモリ183、および通信インタフェース182は、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図5に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図5に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ183はプログラムコードを記憶する。プロセッサ181は、メモリ183に記憶されたプログラムコードを呼び出し、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する動作と、ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行するか、または、ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行する、動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサが、PHY層の機能、およびPHY層より上の層の機能をアップリンクパケットに対して実行することは、第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行することを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信し、ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBであるように、ならびに、RRC層の機能、およびRRC層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行し、処理済みダウンリンクパケットをユーザ端末へ送信するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末識別子を保持する、ユーザ端末によって送信される接続要求を第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、ユーザ端末がアクセス許可を有すると第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、接続確立メッセージをユーザ端末へ送信し、これにより、ユーザ端末は、接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを返信するように、および、受信された接続確立完了メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを第2無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ転送し、ハンドオーバ命令メッセージはSRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードをプロセッサが判定することは、ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、第2無線ネットワークノードとユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、アイデンティティに従って、ターゲット無線ネットワークノードを判定することを含む。
図19を参照すると、本発明の第7実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノードは、プロセッサ191、メモリ193、および通信インタフェース192を備える。通信インタフェース192は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード19には1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ191、メモリ193、および通信インタフェースは、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図8に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図8に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ193はプログラムコードを記憶する。プロセッサ191は、メモリ193に記憶されたプログラムコードを呼び出して、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信する動作であって、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、動作と、第1指示情報に従って、アップリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する段階と、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実行する動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサが、PDCP層の機能をアップリンクパケットに対して実装することは、アップリンクパケットのベアラタイプを認識することと、アップリンクパケットのベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能を第2パケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、アップリンクパケットのベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、PDCP層の機能、およびRRC層の機能を第2パケットに対して実行することとを含む。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信し、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持するように、ならびに、第1無線ネットワークノードによって、RRC層の機能と、PDCP層の機能とをパケットに対して実装し、処理済みダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第2無線ネットワークノードは、第2指示情報に従って、ダウンリンクパケットの、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信し、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、第2無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、ハンドオーバ指示メッセージは、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、ならびに、ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージをターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可をユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、ターゲット無線ネットワークノードによって返信されるハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、無線ネットワークノードは、ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージをユーザ端末へ送信し、ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するようにユーザ端末に命令するために使用されるように構成される。
図20を参照すると、本発明の第8実施形態はさらに、無線ネットワークノードを提供する。本発明のこの実施形態において、無線ネットワークノード20は、プロセッサ201、メモリ203、および通信インタフェース202を備える。通信インタフェース202は、外部デバイスと通信するように構成される。無線ネットワークノード20には1または複数のプロセッサが存在し得る。本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサ201、メモリ203、および通信インタフェース202は、バスまたは別の方式を使用することによって、互いに接続され得る。無線ネットワークノードは、図9に示される方法を実行するように構成され得る。この実施形態において使用される用語の意味および例については、図9に対応する実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度記載しない。
メモリ203はプログラムコードを記憶する。プロセッサ201は、メモリ203に記憶されたプログラムコードを呼び出し、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する動作であって、ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、動作と、第1指示情報に従って、ダウンリンクパケットに対応する、ユーザ端末、ベアラタイプ、およびベアラを認識する動作と、PDCP層より下の層の機能をダウンリンクパケットに対して実行する動作とを実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信し、アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持するように、および、PDCP層より下の層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を処理済みアップリンクパケットに対して実行するように構成される。
本発明のいくつかの実施形態において、プロセッサはさらに、ユーザ端末によって送信される測定報告を第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすかどうかを第1無線ネットワークノードが測定報告に従って検出するとき、ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを第1無線ネットワークノードが判定し、第1無線ネットワークノードが、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を受信した後に、ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成される。
当業者であれば、実施形態における方法のプロセスのすべてまたは一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムにより実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体内に記憶され得る。プログラムが実行するとき、実施形態における方法のプロセスが実行される。上述の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、リードオンリメモリ(Read−Only Memory、ROM)、またはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)を含み得る。
上で開示されたものは、本発明の実施形態の例に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図するものでないことは明らかである。当業者は、上述の実施形態を実装する処理の全部または一部および本発明の特許請求の範囲に従い成される等価な修正は、本発明の範囲に属することを理解できる。
(項目1)
第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、
上記ベアラタイプがシグナリング無線ベアラSRBであるとき、上記第1無線ネットワークノードが上記ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記第2無線ネットワークノードは、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行するか、または、
上記ベアラタイプがデータ無線ベアラDRBであるとき、上記第1無線ネットワークノードが、上記ダウンリンクパケットに対してPDCP層の機能を実行し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記第2無線ネットワークノードへ送信する
段階と
を備えるデータ伝送方法。
(項目2)
上記第1無線ネットワークノードが、上記第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、上記第2無線ネットワークノードは、物理PHY層の機能、媒体アクセス制御MAC層の機能、および論理リンク制御RLC層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、上記PDCP層の上記機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを上記コアネットワークへ送信する段階と
をさらに備える、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記第1無線ネットワークノードが、DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報を上記コアネットワークから取得する段階と、上記第1無線ネットワークノードが、上記DRBセキュリティ情報を記憶し、上記SRBセキュリティ情報を上記第2無線ネットワークノードへ送信する段階をさらに備え、
上記第1無線ネットワークノードが、上記PDCP層の上記機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行する段階は、上記第1無線ネットワークノードが、上記DRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行する段階を有する、
項目1または2に記載の方法。
(項目4)
上記SRBセキュリティ情報および上記DRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
第1無線ネットワークノードがダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する上記段階の前に、上記方法はさらに、
上記第1無線ネットワークノードが、上記第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信する段階と、
上記ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、上記第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、上記第1無線ネットワークノードが、上記ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を上記第2無線ネットワークノードへ返信する段階であって、上記アドミッション指示は、上記ユーザ端末と上記第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するように上記ユーザ端末に命令するために使用される、段階と
を備える、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記第1無線ネットワークノードが、上記第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、上記第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、上記ターゲット無線ネットワークノードの識別子を上記第2無線ネットワークノードへ送信する段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、サービスデータの伝送状態パラメータを上記第2無線ネットワークノードから取得する段階と、
上記ユーザ端末がハンドオーバ動作を完了した後、上記第1無線ネットワークノードが、上記伝送状態パラメータに従って、上記ターゲット無線ネットワークノードを使用することによって上記サービスデータを上記ユーザ端末へ伝送する段階と
をさらに備える、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
上記第1無線ネットワークノードが、上記第1無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、上記第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定する上記段階は、
上記第1無線ネットワークノードが、上記無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードと、上記ユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得し、上記ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択する段階であって、上記リンク品質パラメータは、基準信号受信電力RSRP、受信信号強度指標RSSI、または基準信号受信品質RSRQのうち1つもしくは複数を含む、段階
を有する、項目6に記載の方法。
(項目8)
ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される識別モジュールと、
上記ベアラタイプがSRBであるとき、上記第1無線ネットワークノードによって、上記ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、上記第2無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行する、第1送信モジュール、または、
上記ベアラタイプがDRBであるとき、上記ダウンリンクパケットに対してPDCP層の機能を実行し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記第2無線ネットワークノードへ送信するように構成される第1処理モジュール
を備える無線ネットワークノード。
(項目9)
上記第2無線ネットワークノードによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成される受信モジュールであって、上記第2無線ネットワークノードは、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能をアップリンクパケットに対して実行し、上記アップリンクパケットのベアラタイプはDRBである、受信モジュールと、
上記PDCP層の上記機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを上記コアネットワークへ送信するように構成される第2処理モジュールと
をさらに備える、項目8に記載のノード。
(項目10)
DRBセキュリティ情報およびSRBセキュリティ情報を上記コアネットワークから取得するように構成されるセキュリティ情報取得モジュールであって、上記第1無線ネットワークノードは上記DRBセキュリティ情報を記憶し、上記SRBセキュリティ情報を上記第2無線ネットワークノードへ送信する、セキュリティ情報取得モジュールをさらに備え、上記第1処理モジュールは、上記DRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行するように構成される、項目8または9に記載のノード。
(項目11)
上記SRBセキュリティ情報および上記DRBセキュリティ情報は、完全性保護アルゴリズム、完全性確認アルゴリズム、暗号化アルゴリズム、復号化アルゴリズム、またはセキュリティキーのうち1つまたは複数を含む、項目10に記載のノード。
(項目12)
上記第2無線ネットワークノードによって送信されるユーザ端末識別子および接続要求を受信するように、ならびに、上記ユーザ端末識別子に対応するユーザ端末が、上記第2無線ネットワークノードにアクセスするための許可を有するとき、上記ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を上記第2無線ネットワークノードへ返信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備え、上記アドミッション指示は、上記ユーザ端末と上記第2無線ネットワークノードとの間にSRBを確立するよう上記ユーザ端末に命令するために使用される、項目8に記載のノード。
(項目13)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記無線ネットワークノードによって管理される無線ネットワークノードセットの中から、上記第2無線ネットワークノードを除くターゲット無線ネットワークノードを判定し、上記ターゲット無線ネットワークノードの識別子を上記第2無線ネットワークノードへ送信するように、および、サービスデータの伝送状態パラメータを上記第2無線ネットワークノードから取得するように、ならびに、ハンドオーバ動作を上記ユーザ端末が完了した後に、上記伝送状態パラメータに従って、上記ターゲット無線ネットワークノードを使用することによって上記サービスデータを上記ユーザ端末へ伝送するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える、項目8から12のいずれか一項に記載のノード。
(項目14)
上記ハンドオーバモジュールは、上記無線ネットワークノードセットにおける各無線ネットワークノードと上記ユーザ端末との間のリンク品質パラメータを取得するように、および、上記ターゲット無線ネットワークノードとして最適なリンク品質パラメータを有する無線ネットワークノードを選択するように構成され、上記リンク品質パラメータは、RSRP、RSSI、またはRSRQのうち1つまたは複数を含む、項目13に記載のノード。
(項目15)
メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、上記メモリは、項目1から7のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、上記プロセッサは、項目1から7のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するために、上記メモリの中の上記命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノード。
(項目16)
データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、上記方法は、
ダウンリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、
上記ベアラタイプがシグナリング無線ベアラSRBであるとき、上記ダウンリンクパケットを第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記第2無線ネットワークノードが、パケットデータコンバージェンスプロトコルPDCP層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行するか、または、
上記ベアラタイプがデータ無線ベアラDRBであるとき、PDCP層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記第2無線ネットワークノードへ送信する段階と
備える、記憶媒体。
(項目17)
第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、
上記ベアラタイプがSRBであるとき、上記第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、および、上記PHY層より上の層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行するか、または、
上記ベアラタイプがDRBであるとき、上記第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を上記処理済みアップリンクパケットに対して実行する、段階と
を備える、データ伝送方法。
(項目18)
上記第2無線ネットワークノードが、PHY層の機能、および上記PHY層より上の層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行する上記段階は、
上記第2無線ネットワークノードが、上記第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、上記SRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能を上記アップリンクパケットに対して実行する段階を有する、項目17に記載の方法。
(項目19)
上記第2無線ネットワークノードが、上記第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、上記ダウンリンクパケットのベアラタイプがSRBである、段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、RRC層の機能、および上記RRC層より下の層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記ユーザ端末へ送信する段階と
をさらに備える、項目17または18に記載の方法。
(項目20)
上記第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末識別子を保持する、上記ユーザ端末によって送信される接続要求を上記第1無線ネットワークノードへ転送する段階と、
上記ユーザ端末がアクセス許可を有すると上記第1無線ネットワークノードが判定した後に生成されるアドミッション指示を上記第2無線ネットワークノードが受信する段階であって、上記アドミッション指示は上記ユーザ端末識別子を保持する、段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、上記接続確立メッセージを上記ユーザ端末へ送信し、これにより、上記ユーザ端末が、上記接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、上記SRBの確立に成功した後に接続確立完了メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ返信する段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、受信された上記接続確立完了メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ送信する段階と
をさらに備える、項目17に記載の方法。
(項目21)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを上記第2無線ネットワークノードが判定する段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ返信する、段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記ハンドオーバ命令メッセージを上記ユーザ端末へ転送する段階であって、上記ハンドオーバ命令メッセージは上記SRBセキュリティ情報を保持し、これにより、上記ユーザ端末は、ハンドオーバ動作が完了した後に、ハンドオーバ完了メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、上記ターゲット無線ネットワークアクセスノードは、上記ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、上記SRBセキュリティ情報に従って、セキュリティ保護をシグナリングデータに対して実行する、段階と
をさらに備える、項目18に記載の方法。
(項目22)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを上記第2無線ネットワークノードが判定する上記段階は、
上記ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、上記ハンドオーバ条件を上記ユーザ端末が満たすと上記第2無線ネットワークノードが判定するか、または、
上記ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、上記ハンドオーバ条件を上記ユーザ端末が満たすと上記第2無線ネットワークノードが判定するか、または、
上記第2無線ネットワークノードと上記ユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、上記ハンドオーバ条件を上記ユーザ端末が満たすと上記第2無線ネットワークノードが判定する段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、上記第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、上記アイデンティティに従って上記ターゲット無線ネットワークノードを判定する段階と
を備える、項目21に記載の方法。
(項目23)
ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識するように構成される識別モジュールと、
上記ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、および上記PHY層より上の層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュール、または、
上記ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、上記第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を上記処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第1送信モジュールと
を備える無線ネットワークノード。
(項目24)
上記第1処理モジュールは、上記第1無線ネットワークノードによって送信されるSRBセキュリティ情報を受信し、上記SRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能を上記アップリンクパケットに対して実行するように構成される、項目23に記載のノード。
(項目25)
上記第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、上記ダウンリンクパケットのベアラタイプはSRBである、受信モジュールと、
RRC層の機能、および上記RRC層より下の層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記ユーザ端末へ送信するように構成される第2処理モジュールと
をさらに備える、項目22または23に記載のノード。
(項目26)
ユーザ端末識別子を保持する、上記ユーザ端末によって送信される接続要求を上記第1無線ネットワークノードへ転送するように、および、上記ユーザ端末がアクセス許可を有すると上記第1無線ネットワークノードが判定した後に生成される、上記ユーザ端末識別子を保持するアドミッション指示を受信するように、および、上記アドミッション指示に従って接続確立メッセージを生成し、上記接続確立メッセージを上記ユーザ端末へ送信し、これにより、上記ユーザ端末は、上記接続確立メッセージに従ってSRBを確立し、上記SRBの確立に成功した後に、接続確立完了メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、受信された上記接続確立完了メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ送信するように構成されるSRB確立モジュールをさらに備える、項目22に記載のノード。
(項目27)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、上記SRBセキュリティ情報を保持するハンドオーバ要求メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記ターゲット無線ネットワークノードが、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ命令メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、上記ハンドオーバ命令メッセージを上記ユーザ端末へ転送し、上記ハンドオーバ命令メッセージは上記SRBセキュリティ情報を保持し、これにより、ハンドオーバ動作を完了した後に、上記ユーザ端末がハンドオーバ完了メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ返信し、および、上記ハンドオーバ完了メッセージを受信した後に、上記ターゲット無線ネットワークアクセスノードが、上記SRBセキュリティ情報に従って、シグナリングデータに対してセキュリティ保護を実行するように構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える、項目23に記載のノード。
(項目28)
上記ハンドオーバモジュールは、上記ユーザ端末の信号搬送波レベルが第1閾値より低いとき、上記ユーザ端末が上記ハンドオーバ条件を満たすと判定し、または、
上記ユーザ端末の信号搬送波対干渉波比が第2閾値より低いとき、上記ユーザ端末が上記ハンドオーバ条件を満たすと判定するか、または、
上記無線ネットワークノードと上記ユーザ端末との間の距離が第3閾値より大きいとき、上記ユーザ端末が上記ハンドオーバ条件を満たすと判定するように、および、
上記ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持する、上記第1無線ネットワークノードによって送信されるハンドオーバ指示を受信し、上記アイデンティティに従って、上記ターゲット無線ネットワークノードを判定するように
構成される、項目27に記載のノード。
(項目29)
メモリおよびプロセッサを備え、上記メモリは、項目17から22のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、上記プロセッサは、項目17から22のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するために、上記メモリの中の上記命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノード。
(項目30)
データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、上記方法は、
ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットのベアラタイプを認識する段階と、
上記ベアラタイプがSRBであるとき、PHY層の機能、および上記PHY層より上の層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行するか、または、
上記ベアラタイプがDRBであるとき、PHY層の機能、MAC層の機能、およびRLC層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を上記処理済みアップリンクパケットに対して実行する、段階と
を備える、記憶媒体。
(項目31)
第1無線ネットワークノードが、第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信し、上記アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、上記第1指示情報に従って、上記アップリンクパケットに対応する、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識する段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行する段階と
を備えるデータ伝送方法。
(項目32)
上記第1無線ネットワークノードが、PDCP層の機能を上記アップリンクパケットに対して実装する上記段階は、
上記第1無線ネットワークノードが、上記アップリンクパケットの上記ベアラタイプを認識する段階と、
上記アップリンクパケットの上記ベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能を上記第2パケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、
上記アップリンクパケットの上記ベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能、およびRRC層の機能を上記第2パケットに対して実行する段階と
を備える、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記第1無線ネットワークノードが、上記コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、上記ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、上記RRC層の上記機能と、上記PDCP層の上記機能とを上記パケットに対して実装し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記第2無線ネットワークノードは、上記第2指示情報に従って、上記ダウンリンクパケットの、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識する段階と
をさらに備える、項目32に記載の方法。
(項目34)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記第1無線ネットワークノードが、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、上記第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得する段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、上記UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記ターゲット無線ネットワークノードが、上記ユーザ端末がアクセス許可を有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ返信する段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、上記ターゲット無線ネットワークノードによって返信される上記ハンドオーバ応答メッセージを受信し、上記ハンドオーバ応答メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、上記第2無線ネットワークノードは、上記ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージを上記ユーザ端末へ送信し、上記ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するように上記ユーザ端末に命令するために使用される、段階と
をさらに備える、項目31から33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを上記第1無線ネットワークノードが判定する段階と、
上記第1無線ネットワークノードが、上記ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ送信する段階であって、上記ハンドオーバ指示メッセージは、上記ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、上記UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ送信するように上記無線ネットワークノードに命令するために使用される、段階と、
上記第1無線ネットワークノードは、上記ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可を上記ユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ返信する段階と、
上記ターゲット無線ネットワークノードによって返信される上記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、上記第1無線ネットワークノードが、上記ハンドオーバ応答メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記無線ネットワークノードは、上記ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージを上記ユーザ端末へ送信する段階であって、上記ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するように上記ユーザ端末に命令するために使用される、段階と
をさらに備える、項目33および34のいずれかに記載の方法。
(項目36)
第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、上記アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、第1受信モジュールと、
上記第1指示情報に従って、上記アップリンクパケットに対応する、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識するように構成される識別モジュールと、
PDCP層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュールと
を備える無線ネットワークノード。
(項目37)
上記第1処理モジュールは、上記アップリンクパケットの上記ベアラタイプを認識するように、ならびに、
上記アップリンクパケットの上記ベアラタイプがDRBであるとき、DRBセキュリティ情報に従って上記PDCP層の上記機能を上記第2パケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットをコアネットワークへ送信するか、または、
上記アップリンクパケットの上記ベアラタイプがSRBであるとき、SRBセキュリティ情報に従って、上記PDCP層の上記機能、およびRRC層の機能を上記第2パケットに対して実行するように
構成される、項目36に記載のノード。
(項目38)
上記コアネットワークによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、上記ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、
上記RRC層の上記機能、および上記PDCP層の上記機能を上記パケットに対して実装し、上記処理済みダウンリンクパケットを上記第2無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、上記第2無線ネットワークノードは、上記第2指示情報に従って、上記ダウンリンクパケットの、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識する、第2処理モジュールと
をさらに備える、項目36または37に記載のノード。
(項目39)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、上記第2無線ネットワークノードのUEコンテキスト情報を取得するように、ならびに、
上記UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要求メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可を上記ユーザ端末が有すると判定し、かつ、ハンドオーバリソースを準備した後に、ハンドオーバ応答メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、
上記ターゲット無線ネットワークノードによって返信される上記ハンドオーバ応答メッセージを受信し、上記ハンドオーバ応答メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ転送し、これにより、上記第2無線ネットワークノードは、上記ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージを上記ユーザ端末へ送信し、上記ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するように上記ユーザ端末に命令するために使用されるように
構成される第1ハンドオーバモジュールをさらに備える、項目36から38のいずれか一項に記載のノード。
(項目40)
上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定するように、ならびに、
上記ターゲット無線ネットワークノードの識別子を保持するハンドオーバ指示メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ送信し、上記ハンドオーバ指示メッセージは、上記ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得するように、および、上記UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ送信するように上記無線ネットワークノードに命令するために使用されるように、ならびに、
上記ハンドオーバ要件メッセージに従って、ハンドオーバ要求メッセージを上記ターゲット無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記ターゲット無線ネットワークノードが、アクセス許可を上記ユーザ端末が有すると判定した後に、ハンドオーバ応答メッセージを第1無線ネットワークノードへ返信するように、ならびに、
上記ターゲット無線ネットワークノードによって返信される上記ハンドオーバ応答メッセージを受信した後に、上記ハンドオーバ応答メッセージを上記第2無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記無線ネットワークノードは、上記ハンドオーバ応答メッセージに従って、ハンドオーバ命令メッセージを上記ユーザ端末へ送信し、上記ハンドオーバ命令メッセージは、ハンドオーバ動作を完了するように上記ユーザ端末に命令するために使用されるように
構成される第2ハンドオーバモジュールをさらに備える、項目36から38のいずれか一項に記載のノード。
(項目41)
メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、上記メモリは、項目31から35のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、上記プロセッサは、項目31から35のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するために、上記メモリの中の上記命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノード。
(項目42)
データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、上記方法は、
第2無線ネットワークデバイスによって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、上記アップリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、
上記第1指示情報に従って、上記アップリンクパケットに対応する、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識する段階と、
PDCP層の機能を上記アップリンクパケットに対して実行する段階と
を備える、記憶媒体。
(項目43)
第2無線ネットワークノードが、第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、上記ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記第1指示情報に従って、上記ダウンリンクパケットに対応する、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識する段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、PDCP層より下の層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行する段階と
を備えるデータ伝送方法。
(項目44)
上記第2無線ネットワークノードが、ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信する段階であって、上記アップリンクパケットは、上記ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記PDCP層より下の上記層の上記機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを上記第1無線ネットワークノードへ送信し、これにより、上記第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を上記処理済みアップリンクパケットに対して実行する段階と
をさらに備える、項目43に記載の方法。
(項目45)
上記第2無線ネットワークノードが、上記ユーザ端末によって送信される測定報告を上記第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、上記第1無線ネットワークノードが、上記測定報告に従って、上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすかどうかを検出したとき、上記第1無線ネットワークノードが、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを判定し、上記第1無線ネットワークノードが、上記ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を上記第2無線ネットワークノードへ返信する段階と、
上記第2無線ネットワークノードが、上記ターゲット無線ネットワークノードの上記アイデンティティを保持する上記ハンドオーバ指示を受信した後に、上記ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、上記UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ送信する段階と
をさらに備える、項目43または44に記載の方法。
(項目46)
上記第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信するように構成され、上記ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、第1受信モジュールと、
上記第1指示情報に従って、上記ダウンリンクパケットに対応する、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識するように構成される識別モジュールと、
PDCP層より下の層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行するように構成される第1処理モジュールと
を備える無線ネットワークノード。
(項目47)
ユーザ端末によって送信されるアップリンクパケットを受信するように構成され、上記アップリンクパケットは、上記ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第2指示情報を保持する、第2受信モジュールと、
上記PDCP層より下の上記層の上記機能を上記アップリンクパケットに対して実行し、上記処理済みアップリンクパケットを上記第1無線ネットワークノードへ送信するように構成され、これにより、上記第1無線ネットワークノードは、PDCP層の機能を上記処理済みアップリンクパケットに対して実行する、第2処理モジュールと
をさらに備える、項目46に記載のノード。
(項目48)
上記ユーザ端末によって送信される測定報告を上記第1無線ネットワークノードへ転送し、これにより、上記ユーザ端末がハンドオーバ条件を満たすことを第1無線ネットワークノードが上記測定報告に従って検出するとき、上記ユーザ端末がハンドオーバされる先のターゲット無線ネットワークノードを上記第1無線ネットワークノードが判定し、上記第1無線ネットワークノードが、上記ターゲット無線ネットワークノードのアイデンティティを保持するハンドオーバ指示を上記第2無線ネットワークノードへ返信するように、および、
上記ターゲット無線ネットワークノードの上記アイデンティティを保持する上記ハンドオーバ指示を受信した後に、上記ユーザ端末のUEコンテキスト情報を取得し、上記UEコンテキスト情報を保持するハンドオーバ要件メッセージを上記第1無線ネットワークノードへ送信するように
構成されるハンドオーバモジュールをさらに備える、項目46または47に記載のノード。
(項目49)
メモリおよびプロセッサを備える無線ネットワークノードであって、上記メモリは、項目43から45のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するための命令を記憶し、上記プロセッサは、項目43から45のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実装するために、上記メモリの中の上記命令を呼び出して実行する、無線ネットワークノード。
(項目50)
データ伝送方法を実行するためにコンピュータデバイスを制御するように構成される記憶媒体であって、上記方法は、
上記第1無線ネットワークノードによって送信されるダウンリンクパケットを受信する段階であって、上記ダウンリンクパケットは、ユーザ端末のアイデンティティ情報と、ベアラタイプについての情報と、ベアラのアイデンティティ情報とを示す第1指示情報を保持する、段階と、
上記第1指示情報に従って、上記ダウンリンクパケットに対応する、上記ユーザ端末、上記ベアラタイプ、および上記ベアラを認識する段階と、
PDCP層より下の層の機能を上記ダウンリンクパケットに対して実行する段階と
を備える、記憶媒体。
(項目51)
項目8から15のいずれか一項に記載の無線ネットワークノードと、項目23から29に記載の少なくとも1つの上記無線ネットワークノード、または、
項目36から41のいずれか一項に記載の無線ネットワークノードと、項目46から49に記載の少なくとも1つの無線ネットワークノード
を備える通信システム。