JP2018518321A - 吸収性物品の耳部又は固定タブ用のすべり止め材料 - Google Patents

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Abstract

着用されたときにずれる傾向を低下させた吸収性物品。吸収性物品は、前部腰部分と、クロッチ部分と、背部腰部分と、を有するシャーシを含む。サイドパネル又は耳部はシャーシの前部腰部分及び背部腰部分に取り付けられており、固定部品は後耳部に取り付けられている。すべり止め要素は、例えばエラストマーストリップを実質的に垂直方向に適用することにより、前部サイドパネル若しくは耳部の外部表面及び/若しくは内部表面に、及び/又は固定タブの内部表面に付加されている。後耳部の固定部品を吸収性物品の前部腰部分に取り付けて吸収性物品が着用者に固定されると、すべり止め要素は前部腰部分、前耳部及び/又は着用者と接続して摩擦を作用し、それにより、固定された吸収性物品のずれを低減する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2015年6月26日に出願された米国特許仮出願第62/185,305号明細書の利益及び優先権を主張する。同内容は参照により、本明細書中に完全に説明するかのごとく組み込まれる。
本発明は、全般的に、使い捨ておむつなどの使い捨て吸収性物品に関し、より具体的には、着用されたときのおむつのずれを制限するために耳部及び/又は固定タブに適用されるすべり止め材料を有するおむつに関する。
乳児及び他の失禁症状のある者は、体から排出される身体滲出物、特に尿を吸収し且つ閉じ込めるためにおむつなどの使い捨て吸収性物品を着用する。吸収性物品は、排出された物質を、一方の側では着用者の体から、他方の側では着用者の衣服及び/又は寝具から隔離して閉じ込めるように機能する。吸収性物品は当該技術分野において周知であり、通常、おむつへの液体の通過を可能にする液体及び蒸気透過性材料と、おむつから液体が出るのを防ぐ液体及び蒸気不透過性材料との組み合わせから構成されている。
従来の使い捨ておむつは背部腰部分に耳部とも称されるサイドパネルを有する。使い捨ておむつの後耳部に取り付けられたファスナー(固定タブとも称される)が着用者の腰前部に向かって巻き付けられ、おむつの前部腰部分に沿って固定される。この構成は滲出物の通過を防止するためには良好に機能する。しかしながら、従来のおむつは、着用者に固定された後に初期位置からずれることがある。おむつのずれは着用者にとって不快となる可能性があり、いくらかの滲出物のだれ及び漏れが生じる可能性がある。
本発明の目的は、着用されている最中にずれない吸収性物品を提供することである。また、本発明の目的は、吸収性物品が着用されている最中の吸収性物品のずれを低減することである。
本発明の例示的実施形態によれば、吸収性物品は、吸収性物品が装着されているとき着用者の体に面する内部表面と、内部表面の反対側の外部表面と、を有する。吸収性物品はシャーシを含み、シャーシは前部腰部分を有し、前部腰部分は一方の側に第1前耳部、他方の側に第2前耳部を備える。吸収性物品は、また、背部腰部分を有し、背部腰部分は、一方の側に第1後耳部、他方の側に第2後耳部を含む。吸収性物品でできたクロッチ部分は、前部腰部分と背部腰部分との間に長手方向に延びる。シャーシは、液体透過性トップシートと、少なくとも一部分が液体不透過性であるバックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置された吸収性コアと、を含む。吸収性物品は、前部腰部分にそれぞれ取り付けて着用者の腰の周りに吸収性物品を固定するための、第1後耳部に取り付けられた第1固定部品と、第2後耳部に取り付けられた第2固定部品と、を更に含む。
加えて、吸収性物品はすべり止め要素を含む。実施形態では、第1すべり止め要素は第1前耳部の外側に面する部分(即ち、外衣の方に面する)に沿って配置されていてもよく、第2すべり止め要素は第2前耳部の外側に面する部分に沿って配置されていてもよい。あるいは又は加えて、すべり止め要素は、第1及び第2前耳部の内側に面する部分に付加してもよい。
物品が着用されているときのずれ及び下がりを更に防ぐために、後耳部に取り付けられた固定タブの内部表面上にすべり止め要素が含まれていてもよい。固定タブの内部表面上のすべり止め要素は、前耳部上のすべり止め要素に追加されるものであってもよく、前耳部上のすべり止め要素の代替となるものであってもよい。
実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素は、単数のストリップ又は複数のストリップとして略垂直方向に配置されていてもよく、前耳部の長さの約25〜100%を覆っていてもよい。例えば、すべり止め要素は、吸収性物品の各前耳部の実質的に頂部から底部まで延びていてもよい。ストリップは、吸収性物品の各前耳部の一部分のみを覆うように幅が限定されていてもよい。更に、ストリップは連続的であっても分断されていてもよい。
実施形態では、すべり止め要素はエラストマーを含む。このエラストマーは、吸収性物品が装着されているとき、後耳部及び/又は背部腰部分に対する前部腰部分の動きを低減する高摩擦係数を有する。このようにして、着用者に固定されたときの吸収性物品の望ましくないずれが低減される。
例示的実施形態では、吸収性物品は長手方向軸線及び横方向軸線を有し、第1の背部長手方向側縁部及び第2の背部長手方向側縁部を有する背部腰部分と、背部腰部分の第1の背部長手方向側縁部から外側に延びる第1背部サイドパネルと、背部腰部分の第2の背部長手方向側縁部から外側に延びる第2背部サイドパネルと、第1の前部長手方向側縁部及び第2の前部長手方向側縁部を有する前部腰部分と、前部腰部分の第1の前部長手方向側縁部から外側に延びる第1前部サイドパネルであって、第1前部サイドパネルは第1すべり止め要素を含み、第1すべり止め要素は第1前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されており、吸収性物品が固定された形態にあるとき、第1背部サイドパネル及び背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触している、第1前部サイドパネルと、前部腰部分の第2の前部長手方向側縁部から外側に延びる第2前部サイドパネルであって、第2前部サイドパネルは第2すべり止め要素を含み、第2すべり止め要素は第2前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されており、吸収性物品が固定された形態にあるとき、第2背部サイドパネル及び背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触している、第2前部サイドパネルと、前部腰部分と背部腰部分との間に長手方向に延びるクロッチ部分と、を含む。
吸収性物品が固定された形態にあるとき、第1すべり止め要素は第1背部サイドパネルの内側に面する部分に接触していてもよく、第2すべり止め要素は第2背部サイドパネルの内側に面する部分に接触していてもよい。第1すべり止め要素は、また、背部腰部分の内側に面する部分に接触していてもよく、第2すべり止め要素は、また、背部腰部分の内側に面する部分に接触していてもよい。
吸収性物品は、第1背部サイドパネルから外側に延びる第1固定タブであって、第1固定タブは、第1固定タブを前部腰部分及び第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第1固定部品を有する、第1固定タブと、第2背部サイドパネルから外側に延びる第2固定タブであって、第2固定タブは、第2固定タブを前部腰部分及び第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第2固定部品を有する、第2固定タブと、を更に含んでもよい。
吸収性物品は、第3すべり止め要素であって、第3すべり止め要素は、第1固定タブが固定された形態にあるときに第3すべり止め要素が第1腰部分及び第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、第1固定タブの内側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素と、第4すべり止め要素であって、第4すべり止め要素は、第2固定タブが固定された形態にあるときに第4すべり止め要素が前部腰部分及び第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、第2固定タブの内側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素と、を更に含んでもよい。
本発明の例示的実施形態によれば、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のそれぞれは、吸収性物品が装着されているときにおける第1背部サイドパネル、第2背部サイドパネル、及び背部腰部分のうちの少なくとも1つと、前部腰部分との間の相対運動を低減するのに十分な摩擦係数を有する。第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つはエラストマーであってもよい。
本発明の実施形態によれば、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されている前部サイドパネルの長さの約25〜100%に延びていてもよい。本発明の他の例示的実施形態によれば、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されている前部サイドパネルの全幅未満に延びていてもよい。
本発明による他の実施形態では、吸収性物品は、第3すべり止め要素であって、第1固定タブが固定された形態にあるときに第3すべり止め要素が吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように第1前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素と、第4すべり止め要素であって、第2固定タブが固定された形態にあるときに第4すべり止め要素が吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように第2前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素と、を更に含んでもよい。
本発明による更に他の実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つはその対応する前部サイドパネルと一体形成されていてもよく、第3すべり止め要素は第1固定タブと一体形成されていてもよく、第4すべり止め要素は第2固定タブと一体形成されていてもよい。
本発明による実施形態では、第1すべり止め要素は、吸収性物品が固定された形態にあるとき、第1前部サイドパネルと、第1背部サイドパネル及び背部腰部分のうち少なくとも1つとの間の保持力をほぼ2倍にし、第2すべり止め要素は、吸収性物品が固定された形態にあるとき、第2前部サイドパネルと第2背部サイドパネル及び背部腰部分のうちの少なくとも1つとの間の保持力をほぼ2倍にする。
本発明による別の例示的実施形態では、吸収性物品は長手方向軸線及び横方向軸線を有し、第1の前部長手方向側縁部及び第2の前部長手方向側縁部を有する前部腰部分と、前部腰部分の第1の前部長手方向側縁部から外側に延びる第1前部サイドパネルと、前部腰部分の第2の前部長手方向側縁部から外側に延びる第2前部サイドパネルと、第1の背部長手方向側縁部及び第2の背部長手方向側縁部を有する背部腰部分と、背部腰部分の第1の背部長手方向側縁部から外側に延びる第1背部サイドパネルと、背部腰部分の第2の背部長手方向側縁部から外側に延びる第2背部サイドパネルと、第1背部サイドパネルから外側に延びる第1固定タブであって、第1固定タブは、第1固定タブを前部腰部分及び第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第1固定部品と、第1すべり止め要素であって、第1固定タブが固定された形態にあるときに第1すべり止め要素が前部腰部分及び第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、第1固定タブの内側に面する部分に配置されている、第1すべり止め要素と、を含む、第1固定タブと、第2背部サイドパネルから外側に延びる第2固定タブであって、第2固定タブは、第2固定タブを前部腰部分及び第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第2固定部品と、第2すべり止め要素であって、第2固定タブが固定された形態にあるときに第2すべり止め要素が前部腰部分及び第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、第2固定タブの内側に面する部分に配置されている、第2すべり止め要素と、を含む、第2固定タブと、前部腰部分と背部腰部分との間に長手方向に延びるクロッチ部分と、を含む。
吸収性物品が固定された形態にあるとき、第1すべり止め要素は第1前部サイドパネルの外側に面する部分に接触していてもよく、第2すべり止め要素は第2前部サイドパネルの外側に面する部分に接触していてもよい。第1すべり止め要素は、また、前部腰部分の外側に面する部分に接触していてもよく、第2すべり止め要素は、また、前部腰部分の外側に面する部分に接触していてもよい。
吸収性物品は、第3すべり止め要素を更に含んでもよく、第3すべり止め要素は、吸収性物品が固定された形態にあるときに第3すべり止め要素が第1背部サイドパネル及び背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触するように、第1前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されている。吸収性物品は、第4すべり止め要素をまた更に含んでもよく、第4すべり止め要素は、吸収性物品が固定された形態にあるときに第4すべり止め要素が第2背部サイドパネル及び背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触するように、第2前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されている。
本発明による実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のそれぞれは、吸収性物品が装着されているときに、第1ファスナータブ及び第2ファスナータブのうちの少なくとも1つと、前部腰部分との間の相対運動を低減するのに十分な摩擦係数を有する。第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つはエラストマーを含んでもよい。
本発明による他の実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されているファスナータブの長さの約25〜100%に延びていてもよい。本発明による他の実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されているファスナータブの全幅未満に延びている。
本発明による更に他の実施形態では、吸収性物品は、第3すべり止め要素であって、第1固定タブが固定された形態にあるときに第3すべり止め要素が吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように第1前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素と、第4すべり止め要素であって、第2固定タブが固定された形態にあるときに第4すべり止め要素が吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように第2前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素と、を更に含んでもよい。
本発明による更に他の実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つはその対応する固定タブと一体形成されていてもよく、第3すべり止め要素は第1固定タブと一体形成されていてもよく、第4すべり止め要素は第2固定タブと一体形成されていてもよい。
本発明による実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、吸収性物品の長手方向軸線に沿って概ね配置されたすべり止め材料の少なくとも1つのストリップを含んでもよい。すべり止め材料のストリップは、連続的なストリップ、分断されたストリップ、正弦波形状のストリップ、又はジグザグ形状のストリップを含んでもよい。すべり止め材料の少なくとも1つのストリップは、また、すべり止め材料の複数のストリップを含んでもよい。複数のストリップは互いに平行であってもよく、互いに均等な間隔で配されていてもよい。
本発明による他の実施形態では、第1すべり止め要素及び第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、吸収性物品の長手方向軸線に対して対角に概ね配置されたすべり止め材料の少なくとも1つのストリップも含んでよい。
本発明の他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明、添付の図面、及び添付の特許請求の範囲からすぐに明らかとなろう。
本発明の上記の及び関連する対象、特徴及び利点は、本発明の好適ではあるが例証的な実施形態の以下の詳細な説明を添付の図と併せて解釈し、参照することによってより完全に理解されよう。
本発明の例示的実施形態による吸収性物品の内部表面の等角図である。 本発明の例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。 本発明の別の例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。 本発明の更に別の例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。 本発明の更に別の例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。 本発明の更なる例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。 本発明の別の更なる例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。 本発明の別の例示的実施形態による吸収性物品の内部表面の平面図である。 図2Aの線A−Aに沿って切った断面図である。 本発明の例示的実施形態による、固定された形態にある吸収性物品の前部腰部分の簡略頂面図である。 吸収性物品が呈する保持力及び摩擦係数を測定するために使用される試験システムの概略図である。
本発明で使用する場合、「吸収性物品」という用語は、身体滲出物を吸収し且つ閉じ込めるデバイスを意味し、より具体的には、体から排出された種々の滲出物を吸収し且つ閉じ込めるために、着用者の体に接して又は近接させて配置されるデバイスを意味する。「使い捨て」という用語は、本明細書中では、洗濯される又は吸収性物品として別の手法で再生される若しくは再利用されることを意図せず、その代わりに、1回の使用後に廃棄され、好ましくは、リサイクルされる、コンポスト化(composted)される、又は別の環境に適合する手法で廃棄されることを意図した吸収性物品について記載するために使用される。
図1は、全体として参照符号1で示される吸収性物品の内側表面の等角図であり、図2A〜図2Fは、本発明の例示的実施形態による吸収性物品の外部表面の平面図である。図1では、吸収性物品1の内部表面が上に向けられており、図2A〜図2Fでは、吸収性物品1の外部表面が上に向けられている。
吸収性物品1はシャーシ2を有してもよく、シャーシ2は、前部腰部分10と、背部腰部分20と、前部腰部分10と背部腰部分20との間に延びるクロッチ部分30と、を含む。シャーシ2は、吸収性物品1の長手方向(例えば、縦方向)に概ね延びる長手方向側縁部と、長手方向側縁部の間に、吸収性物品1の略横方向に延びる横端縁部と、を有する。
前部腰部分10は前部腰弾性部11を含んでもよく、背部腰部分20は背部腰弾性部21を含んでもよい。前部及び背部腰弾性部11、21は吸収性物品1の腰部に弾性を付与するため、吸収性物品1は着用者の腰の周りにぴったりとしたフィット性(snug fit)を有してもよい。従来技術で周知のように、前部及び背部弾性部11、21は、前部及び背部腰部分10、20の横側縁部から横断方向に延びる1つ以上の長尺状の弾性要素で構成されていてもよい。他の実施形態では、前部腰部分10又は背部腰部分20のみが、伸縮性を持つ部分を含んでもよい。
弾性ストランド42、52をクロッチ部分30の右脚及び左脚領域40、50の自由側縁部44、54に沿って配置し、ギャザーを設けてもよい。ギャザーは、着用者の股及び大腿の周りの密なフィット性をもたらすとともに身体滲出物の漏れを防ぐためのバリアとして機能する。弾性ストランド42、52は右脚及び左脚領域40、50の側縁部44、54全体に沿って延びてもいてよく、又はその一部分のみに沿って延びていてもよい。弾性ストランドの代わりに弾性フィルム又はリボンなどの別の弾性材料を使用してもよい。参照によって本明細書に組み込まれる米国特許第8,795,250号明細書に記載されているように、例示的実施形態では、弾性材料を、シャーシの側面に沿って長手方向に延びるレッグカフと併せて使用してもよい。
好適な実施形態では、後耳部12、14とも称される第1及び第2背部サイドパネルが、背部腰部分20のシャーシ2の長手方向側縁部に取り付けられており、且つそこから外側に延びている。第1及び第2前耳部22、24が同様に、前部腰部分10のシャーシ2の長手方向側縁部に取り付けられており、且つそこから外側に延びている。実施形態では、後耳部を前部腰部分に巻き付けて着用者に固定することができるように、後耳部は前耳部より大きくてもよい。固定タブ62、64などの固定部品が第1及び第2後耳部12、14に配置されていてもよく、第1及び第2後耳部12、14の外部側縁部を越えて延びてもよい。固定タブ62、64を用いて、着用者の腰の周りに吸収性物品を固定する。
固定タブ62、64は、ベース層66及びファスナー要素68を含んでもよい。ベース層66は、例えば、不織材料層又は高分子材料層であってもよい。ベース層66は任意の既知の取り付け方法、例えば、接着剤、超音波接合、熱接着等によって第1又は第2の側部後耳部12、14に取り付けてもよい。ファスナー要素68は、任意の好適な種類のメカニカルファスナー、例えば、テープ、接着剤、フックファスナー、ループファスナー、スナップファスナー、ボタン等であってもよい。ファスナー要素68は、前部腰部分10の、又はあるいは、第1前耳部22若しくは第2前耳部24のランディングゾーン(landing zone)即ち協働ファスナー69に取り付けてもよい。例えば、フックファスナーの場合、ランディングゾーン即ち協働ファスナー69は、ループ材料又は不織材料のストリップであってもよい。しかしながら、ファスナー要素68はまた、前部腰部分10又は第1若しくは第2前耳部22、24の外部不織表面と直接係合するように適合されてもよく、したがって、ランディングゾーン即ち協働ファスナーを必要としないこともある。
吸収性物品は、例示的実施形態によれば、少なくとも、第1前耳部22の外側に面する部分に沿って配置された第1すべり止め要素72と、少なくとも、第2前耳部24の外側に面する部分に沿って配置された第2すべり止め要素74と、を更に含む。すべり止め要素72、74は、前耳部の外部表面と対応する後耳部又は背部腰部分の内部表面との間に摩擦を実現し、着用されているときの着用者における吸収性物品のずれを最小限にするように設計されている。例示的実施形態では、第1及び第2すべり止め要素72、74は、第1及び第2前耳部22、24の実質的に頂部から底部まで略垂直方向に配置されている。更に、すべり止め要素72、74の一方若しくは両方は、対応する前耳部22、24の全幅に延びていてもよく、又は典型的な乳児用おむつの場合はより狭い幅、若しくは成人用おむつの場合はより広い幅に幅が限定されていてもよい。いくつかの実施形態では、すべり止め要素は図2Aに示されるように直線で配置されてもよい。別の実施形態では、すべり止め要素は、例えば、他の形状又はパターンで、例えば、第1及び第2前耳部22、24上において略垂直方向に、正弦波形状又はジグザグ形状で配置されていてもよい。図2Bは、正弦波的な形状のすべり止め要素72’、74’を有する別の実施形態の一例を示す。図2Cは、ジグザグ形状のすべり止め要素72”、74”を有する別の実施形態を示す。実施形態では、すべり止め材料は吸収性物品に適用されていてもよく、又は吸収性物品と一体形成されていてもよい。
図1及び図2A〜図2Cに示される本発明による実施形態は弾性部を含む。しかしながら、本発明による実施形態は弾性部を含む必要はない。
図2D〜図2Fは、本発明の異なる実施形態による、吸収性物品の前耳部22、24の外側に面する部分のすべり止め要素の種々の代替的実施形態の平面図を示す。図2D〜図2Fに示される実施形態は弾性部を含んでも含まなくてもよい。理解を容易にするために、これらの実施形態では弾性部を図示しない。
その内部表面を下にして平らに置かれた吸収性物品の平面図を示す図2Dの実施形態では、すべり止め要素72D、74Dは前耳部それぞれの外部表面上に単一のストリップとして形成されており、これは図2Aに示される実施形態のすべり止め要素72、74の配置に類似している。
図2Eは、吸収性物品の前耳部22、24のすべり止め要素72E、74Eがそれぞれ、前耳部の縁部の近傍において実質的に垂直に延びる一連の3つの実質的に平行なストランド72E1、72E2、72E3、74E1、74E2、及び74E3から形成されたものとして示されているという点において図2Dとは異なる別の実施形態を示す。これらのストランドは、互いに均等又は不均等な間隔で配されてもよく、且つ等しい又は等しくない幅のものであってもよい。
図2Fは、吸収性物品の前耳部のそれぞれがすべり止め要素72F、74Fを含む吸収性物品の別の実施形態を示す。すべり止め要素72F、74Fは、各すべり止めストリップの長さに沿って形成されたすべり止め材料の対角線縞を有する。
図2Gは、本発明による吸収性物品の実施形態の内部表面を示す。本実施形態では、着用されているときの吸収性物品の望ましくないずれを防ぐために、すべり止め要素76、78が対応する固定タブ62、64それぞれの内部表面上に形成されていてもよい。固定タブ上のファスナー要素68に加え、すべり止め要素76、78が存在する。すべり止め要素76、78は、例えば図2A〜図2Fに示す実施形態の前耳部の外部表面上のすべり止め要素の任意の変形形態と併せて存在してもよい。あるいは、すべり止め要素76、78は前耳部上のすべり止め要素の代わりに使用してもよい。前耳部の内部表面と着用者との間に摩擦を得、着用されているときの着用者上における吸収性物品のずれを最小限にするために、すべり止め要素72、74、76、78の1つ以上の代わりに又はそれに加えて、すべり止め要素79、80が前耳部22、24の内部表面上に含まれていてもよい。
すべり止め要素の特定の変形形態を上図中に示してきたが、本発明によるすべり止め要素は図示実施形態のいずれか1つに限定されない。
すべり止め要素は、前耳部22若しくは24又は固定タブの長さの約25%〜100%に概ね延びていてもよく、前耳部22若しくは24の外部及び/若しくは内部表面、又は固定タブ62、64の内部表面の面積の約10%〜100%を概ね覆っていてもよい。例示的実施形態では、すべり止め要素は、好ましくは、幅約5〜25mm(吸収性物品の大きさに依存してもよい)であってもよく、且つ前耳部の外部及び/若しくは内部表面、又は固定タブの内部表面の長さの約25〜100%を覆っていてもよい。
すべり止め要素は前耳部若しくは固定タブ材料と一体形成されていてもよく、又は接着剤、超音波接合若しくは他の接合方法などによって前耳部若しくは固定タブに取り付けられていてもよい。前耳部又は固定タブ自体をおむつ主要シャーシに取り付けることができる、又は物品の本体に組み込んでもよい。
実施形態では、すべり止め要素(又はその変形形態)は、Houston、TX、USAに所在のKraton Polymers LLCによるKraton(登録商標)エラストマーなどのすべり防止材料、又は例えば、前耳部の外に面する若しくは内に面する表面、即ち、吸収性物品を覆っている着用者の外衣に面する若しくは着用者の皮膚に面する表面、若しくは固定タブの内に面する表面に適用される別の高摩擦係数材料を含む。
すべり止め要素自体は、他の表面に取り付けるフック又はその他の固定要素を含まないことが好ましい。
図3は、図2Aの線A−Aに沿って切った吸収性物品1の実施形態の断面図を示し、特に、第1及び第2前耳部22、24、固定タブ62、64、すべり止め要素72、74、及びランディングゾーン69を備えるシャーシ2の前部腰部分10の断面図を示す。図3は、バックシート70と、トップシート90と、バックシート70とトップシート90との間に配置された吸収性コア82と、吸収性コア82とトップシート90との間に配置された獲得/分配層(ADL)84と、を含む、シャーシ2の可能な層状構造も示す。図4に示すように、後及び前耳部12、14、22、24は、バックシート70とトップシート90との間の、背部腰部分20及び前部腰部分10の対応部分に取り付けてもよく、概して、後及び前耳部12、14、22、24の間に吸収性コア82又はADL84はない。実施形態では、前及び後耳部12,14、22、24の対の一方又は両方は、バックシート70又はトップシート90から一体形成されていてもよい。
図4に示すように吸収性物品がおむつ形態である例示的実施形態では、吸収性物品1は、第1及び第2後耳部12、14の固定タブ62、64を前部腰部分10に取り付けることにより着用者の腰の周りにしっかりと固定されてもよい。固定タブ62、64が前部腰部分10に取り付けられる位置は、例えば、おむつの潜在的ユーザの腰のサイズが異なる可能性があること、並びにおむつのサイズ及び形態のために様々であってもよい。したがって、すべり止め部品72、74が存在する場合、前耳部22、24上の第1及び第2のすべり止め部品72、74の外部表面(例えば、バックシート70)は後耳部12、14、背部腰部分20のいずれか、又はその両方の内部表面と強化された摩擦接触を行う。いずれにせよ、おむつが固定された形態にあるとき、すべり止め要素72、74の外部表面の比較的大きな摩擦係数によって望ましくないおむつのずれを制限することで、物品は着用者に全般的により良好にフィットする。この図に示される実施形態では、固定タブ上のすべり止め要素76、78は任意として破線で示されている。存在する場合、すべり止め要素76、78もまた望ましくないおむつのずれを制限する。
トップシート90は、液体の通過を可能にする当該技術分野において現在知られている又は後に発見される任意の適切な比較的液体透過性の材料で作製されていてもよい。トップシート90は、通常、着用者の皮膚と接触するため、ヒトの皮膚に優しい材料で作製されていることが好ましい。適切なトップシート材料の例としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエステル、及びこれらの材料のブレンドの不織、スパンボンド(spun-bonded)若しくは毛羽立て加工ウェブ(carded webs)、又は有孔、開口若しくは網状フィルム等が挙げられる。不織材料は例示である。なぜなら、このような材料は、下にある獲得/分配層84に、及び獲得/分配層84を通して吸収性コア82に液体を通過させることを容易に可能にするからである。トップシート90は単プライ(single ply)の不織材料で形成されていることが好ましく、不織材料は、熱的に結合された、スパンボンド加工された、スパンレース加工された、水流交絡加工された(hydroentangled)、若しくはこれらを組み合わせた、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリラクチド(PLA)、ナイロン、ポリエステル、及びこれらの材料のブレンド、又はスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド(SMS)不織布などの不織材料の複合体を含む繊維で作製されていてもよい。例えば、不織材料は、1平方メートル当たり約8〜30グラムの坪量を有し得るとともに、ヒトの皮膚と接触する用途においてトップシートとして使用するための適切な強度及び柔軟性を有し得る。水分がトップシート90を通過し、獲得/分配層84及び吸収性コア82に入ることを促すために、トップシート90は表面全体又は表面の一部を界面活性剤で処理し、親水性にしてもよい。本発明は、トップシート90の任意の特定の材料に限定されることを意図するものではなく、当業者には他のトップシート材料が容易に明らかとなろう。
獲得/分配層84は、合成若しくは天然材料、又は両者の組み合わせで作製された単一層若しくは複数層、又は単一の多層開口フィルムであってもよい。獲得/分配層84は、排出された体液を吸収性コア82へと素早く回収し、分配するように機能する。このような流体は通常、勢いよく排出されることから、流体排出箇所に近接する吸収性コア82の領域はその量に圧倒される可能性があり、漏れが生じる。したがって、獲得/分配層84は、流体を排出箇所から獲得/分配層84の表面積全体に輸送し、流体がより速やかに吸収され得る吸収性コア82の他の部分への接触を促進する。獲得/分配層の使用は当該技術分野において周知である。したがって、吸収性物品1の獲得/分配層84は任意の周知の又は未だ未発見の構造を有していてもよい。
吸収性コア82は、尿及びある種の他の身体滲出物などの液体を吸収し保持することが可能であり、液体が着用者を何度も濡らすこと又はそうでなければ吸収性物品から漏れることのいずれかを防止することを補助する任意の吸収性材料であってもよい。吸収性材料は、概して、圧縮可能であり、着用者の体の形状に適合可能であってもよく、着用者の通常の動作を妨げるべきではない。吸収性コア82は、多種多様な大きさ及び形状(例えば、矩形、砂時計のようにくびれた形、「T」字形、非対称等)で、使い捨ておむつ及び他の吸収性物品に一般に用いられる多種多様な液体吸収性材料から製造されてもよい。適切な吸収性材料の例としては、木材パルプ毛羽、捲縮セルロース塊(creped cellulose wadding)、メルトブローンポリマー、化学的に剛化、変性又は架橋されたセルロースファイバー、ティッシュラップ及びティッシュラミネートを含むティッシュ、吸収性フォーム、吸水性スポンジ、超吸収性ポリマー(SAP)、吸収性ゲル材料若しくは任意の類似の吸収性材料、又は材料の組み合わせが挙げられる。
吸収性コア82の形態及び構造もまた様々であってもよい。例えば、吸収性コアは、様々なキャリパーゾーン、親水性勾配、吸収性ゲル材料勾配、より低い平均密度及びより低い平均坪量の獲得ゾーンを有してもよい、又は1つ以上の層若しくは構造体(例えば、シート若しくはウェブ)を含んでもよい。加えて、各層は単一の一体材料片で形成される必要はなく、互いに流体連通する限り、長さ方向若しくは幅方向に接合された、いくつかの小さなストリップ又は部品で形成してもよい。しかしながら、吸収性コア82の総吸収能力は設計負荷及び吸収性物品1の使用目的に適合すべきである。更に、吸収性コア82の大きさ及び吸収能力は乳児から成人までの範囲の着用者に適応するよう様々であってもよい。
バックシート70は、液体不透過性材料で作製されていてもよく、又は1層が液体不透過性である複数層を含んでもよい。例えば、バックシート70は、適切に柔軟で且つ液体不透過性のフィルムの内層と、液体及び/又は蒸気透過性材料の外層と、を含んでもよい。バックシート70の内層の典型的な材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、及びポリ塩化ビニル(PVC)、並びにこれらの材料のブレンドのフィルムが挙げられる。例えば、内層は、約0.4〜2.0ミルの範囲の厚さを有するポリエチレンフィルムで作製されていてもよい。他の内層材料は当業者には容易に明らかであり得る。バックシート70の内層は、流体のあらゆる漏れを防ぐほど十分な液体不透過性を有することが好ましい。バックシート70の外層は、トップシートが選択される材料群と同じ材料群から選択され得る液体及び/又は蒸気透過性材料で作製されていてもよい。外層は、例えば、1平方メートル当たり約5〜45グラムの坪量を有してもよい。しかしながら、トップシート90とは異なり、バックシート70の外層に使用される材料は、トップシート90に関して上述した界面活性剤を省略することによって疎水性にされることが好ましい。バックシート70の外層は、熱接着、化学的接着、スパンボンディング、及び水流交絡などの周知の方法によって、又はスパンボンディングと水流交絡との組み合わせによって製造されてもよい。
第1及び第2前耳部22、24並びに第1及び第2後耳部12、14は、不織布、フィルム、又はこれらの組み合わせで作製されていてもよい。第1及び第2前耳部22、24並びに第1及び第2の耳部12、14は、空気及び/若しくは水蒸気の透過性、弾性、流体透過性、柔軟性、又は耳部を形成するために使用される特定の材料及び構造に応じた任意の他の所望の特性を変化させるように作製されていてもよい。いくつかの例示的実施形態では、第1及び第2前耳部22、24並びに/又は第1及び第2後耳部12、14は、非弾性材料、任意の方向に伸縮可能な弾性材料、又はこれらの組み合わせで作製されていてもよい。いくつかの例示的実施形態では、第1及び第2前耳部22、24は、吸収性物品の適用における指示を与えるための印を含んでもよい。
本発明の実施形態による吸収性物品は、吸収性物品が着用されている最中の吸収性物品のずれを排除に対する大幅な改良を実現することが示された。特に、従来の吸収性物品の前耳部の対照サンプルの保持力を、本発明による吸収性物品の前耳部の高摩擦係数(高CoF)サンプルの保持力と比較した。本発明による高CoF前耳部サンプルは、従来の吸収性物品の対照前耳部サンプルの少なくとも2倍の保持力、したがって、2倍の摩擦係数をもたらすことが示された。
対照前耳部サンプルは、First Quality Nonwovens、Inc.により製造されている、識別番号NWN0213を持つ30gsm、SMS不織布、PILLOW BOND材料で作製した。対照前耳部サンプルは65mmの長さ及び45mmの幅を有していた。
高CoF前耳部サンプルは、First Quality Baby Productsの、40gsm、SMS不織布、PILLOW BOND材料で作製した。高CoF前耳部サンプルも65mmの長さ及び45mmの幅を有していた。高CoF前耳部サンプルは、更に、65mmの長さ(即ち、ストリップは高CoFサンプルの全長に延びていた)及び10mmの幅を有するすべり止め材料のストリップを含んでいた。すべり止め材料は、Velcro Companiesによって製造され、識別番号CFM♯41−8206を持つエラストマーであった。
対照サンプル及び高CoFサンプルを両者とも、Bluehill(登録商標)Softwareを備える型番3343/Q7066試験システム、型番2810−005 Coefficient of Friction Fixture(プルコード、摩擦テーブル、及び重さ200gの摩擦スレッドを含む)、及び試験中に測定される力のための適切な定格を有するロードセルにおいて試験した。試験中に使用した機器はすべて、INSTRON(登録商標)によって製造されたものである。試験は、内容全体を参照により本明細書中に組み込むFirst Quality Baby Productsの文書番号FQB PD−063.0に従い実施した。
試験システム100の概略図を図6に示す。試験の第1部では、弾性後耳部材料102のサンプルを、テープ106を用いて完全に平坦な状態で試験システム100の摩擦テーブル104上に固定した。後耳部材料102のサンプルは、APLIX(登録商標)により製造され、製品番号AH21R0150L01034X0245を持つEFT弾性ラミネートで作製した。
次いで、前耳部材料108の対照サンプルを、テープ106を用いて摩擦スレッド110に固定した。後耳部及び前耳部材料102、108のサンプルをそれぞれ摩擦テーブル104及び摩擦スレッド110に貼るために使用してもよいテープの種類は当業者には周知であり、したがって、本明細書中ではこれ以上記載しない。
次いで、摩擦スレッド110をプルコード112に取り付け、摩擦テーブル104上の開始位置に置いた。この摩擦スレッド104の配置は、2つのサンプル102、108間にあらゆる不自然な結合が生じるのを防ぐために非常に軽く且つ穏やかに行った。プルコード112がぴんと張られたと判定されると、Bluehill(登録商標)Softwareにより与えられた指示に従い、摩擦テーブル104に沿って摩擦スレッド110を150mm/分の速度で引くことにより試験を実施した。対照前耳部材料108及び弾性後耳部材料102の各合計5つのサンプルに試験を実施した。
吸収性物品の不織カフ及び内部横縁部に使用される材料114のサンプルに対する、前耳部材料108の対照サンプルの試験も実施した。このカフ材料114のサンプルはFirst Quality Nonwovens,Inc.により製造された、識別番号NWN0743を持つ15gsm、SMS不織材料で作製した。弾性後耳部材料102に関する試験と同様に、対照前耳部材料108及びカフ材料114の合計5つのサンプルに試験を実施した。
上記の試験を、その後、上記の弾性後耳部材料102及びカフ材料114両方に対する高CoF前耳部サンプル116について繰り返した。試験結果の概要を、以下、表1及び表2に示す。
Figure 2018518321
Figure 2018518321
表1及び表2に示すように、各試験材料の組み合わせの5つの試験サンプルの平均結果に基づくと、本発明の実施形態による高CoF前耳部サンプル116は、前耳部108の対照サンプルの少なくとも2倍の保持力(したがって、少なくとも2倍の摩擦係数)を示した。特に、前耳部108の対照サンプルのわずか90gfと比較して、高CoF前耳部サンプル116は弾性後耳部材料102に対し220gfの平均動的力(即ち、2.4倍の保持力)を示した。同様に、前耳部108の対照サンプルのわずか60gfと比較して、高CoF前耳部サンプル116はカフ材料114に対し120gfの平均動的力(即ち、2倍の保持力)を示した。
本発明者は更に、本発明の実施形態による吸収性物品により示される保持力及び摩擦係数の増加はこれら吸収性物品の劣化による影響を受けないと結論付けた。
本発明の実施形態を示し、詳細に記述してきたが、本発明の種々の修正及び改良は当業者には即座に明らかとなり得る。したがって、上述の例示的な本発明の実施形態は例証的であり限定的でないものとする。本発明の趣旨及び範囲は広く解釈される。

Claims (48)

  1. 長手方向軸線及び横方向軸線を有する吸収性物品であって、
    第1の背部長手方向側縁部及び第2の背部長手方向側縁部を有する背部腰部分と、
    前記背部腰部分の前記第1の背部長手方向側縁部から外側に延びる第1背部サイドパネルと、
    前記背部腰部分の前記第2の背部長手方向側縁部から外側に延びる第2背部サイドパネルと、
    第1の前部長手方向側縁部及び第2の前部長手方向側縁部を有する前部腰部分と、
    前記前部腰部分の前記第1の前部長手方向側縁部から外側に延びる第1前部サイドパネルであって、前記第1前部サイドパネルは第1すべり止め要素を含み、前記第1すべり止め要素は前記第1前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されており、当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、前記第1背部サイドパネル及び前記背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触している、第1前部サイドパネルと、
    前記前部腰部分の前記第2の前部長手方向側縁部から外側に延びる第2前部サイドパネルであって、前記第2前部サイドパネルは第2すべり止め要素を含み、前記第2すべり止め要素は前記第2前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されており、当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、前記第2背部サイドパネル及び前記背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触している、第2前部サイドパネルと、
    前記前部腰部分と前記背部腰部分との間に長手方向に延びるクロッチ部分と、
    を含む、吸収性物品。
  2. 当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、
    前記第1すべり止め要素は前記第1背部サイドパネルの前記内側に面する部分に接触しており、
    前記第2すべり止め要素は前記第2背部サイドパネルの前記内側に面する部分に接触している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記第1すべり止め要素は前記背部腰部分の前記内側に面する部分にも接触している、請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第2すべり止め要素は前記背部腰部分の前記内側に面する部分にも接触している、請求項2に記載の吸収性物品。
  5. 前記第1背部サイドパネルから外側に延びる第1固定タブであって、前記第1固定タブは、前記第1固定タブを前記前部腰部分及び前記第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第1固定部品を含む、第1固定タブと、
    前記第2背部サイドパネルから外側に延びる第2固定タブであって、前記第2固定タブは、前記第2固定タブを前記前部腰部分及び前記第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第2固定部品を含む、第2固定タブと、
    を更に含む、請求項1に記載の吸収性物品。
  6. 第3すべり止め要素であって、前記第3すべり止め要素は、前記第1固定タブが固定された形態にあるときに前記第3すべり止め要素が前記第1腰部分及び前記第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、前記第1固定タブの内側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素と、
    第4すべり止め要素であって、前記第4すべり止め要素は、前記第2固定タブが固定された形態にあるときに前記第4すべり止め要素が前記前部腰部分及び前記第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、前記第2固定タブの内側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素と、
    を更に含む、請求項5に記載の吸収性物品。
  7. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のそれぞれは、当該吸収性物品が装着されているとき、前記第1背部サイドパネル、第2背部サイドパネル、及び前記背部腰部分のうちの少なくとも1つと、前記前部腰部分との間の相対運動を低減するのに十分な摩擦係数を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
  8. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つはエラストマーを含む、請求項7に記載の吸収性物品。
  9. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されている前記前部サイドパネルの長さの約25〜100%に延びている、請求項1に記載の吸収性物品。
  10. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されている前記前部サイドパネルの全幅未満に延びている、請求項1に記載の吸収性物品。
  11. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、当該吸収性物品の前記長手方向軸線に沿って概ね配置されたすべり止め材料の少なくとも1つのストリップを含む、請求項1に記載の吸収性物品。
  12. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の連続的なストリップを含む、請求項11に記載の吸収性物品。
  13. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の分断されたストリップを含む、請求項11に記載の吸収性物品。
  14. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の正弦波形状のストリップを含む、請求項11に記載の吸収性物品。
  15. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料のジグザグ形状のストリップを含む、請求項11に記載の吸収性物品。
  16. 前記すべり止め材料の少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の複数のストリップを含む、請求項11に記載の吸収性物品。
  17. 前記すべり止め材料の複数のストリップは互いに平行である、請求項16に記載の吸収性物品。
  18. 前記すべり止め材料の複数のストリップは互いに均等な間隔で配されている、請求項16に記載の吸収性物品。
  19. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、当該吸収性物品の前記長手方向軸線に対して対角に概ね配置されたすべり止め材料の少なくとも1つのストリップを含む、請求項1に記載の吸収性物品。
  20. 第3すべり止め要素であって、前記第1固定タブが固定された形態にあるとき、前記第3すべり止め要素が当該吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように前記第1前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素と、
    第4すべり止め要素であって、前記第2固定タブが固定された形態にあるとき、前記第4すべり止め要素が当該吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように前記第2前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素と、
    を更に含む、請求項1に記載の吸収性物品。
  21. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つの対応する前部サイドパネルと一体形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  22. 前記第3すべり止め要素は前記第1固定タブと一体形成されている、請求項6に記載の吸収性物品。
  23. 前記第4すべり止め要素は前記第2固定タブと一体形成されている、請求項6に記載の吸収性物品。
  24. 前記第1すべり止め要素は、当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、前記第1背部サイドパネル及び前記背部腰部分のうち少なくとも1つと、前記第1前部サイドパネルとの間の保持力をほぼ2倍にする、請求項1に記載の吸収性物品。
  25. 前記第2すべり止め要素は、当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、第2背部サイドパネル及び前記背部腰部分のうちの少なくとも1つと、第2前部サイドパネルとの間の前記保持力をほぼ2倍にする、請求項1に記載の吸収性物品。
  26. 長手方向軸線及び横方向軸線を有する吸収性物品であって、
    第1の前部長手方向側縁部及び第2の前部長手方向側縁部を有する前部腰部分と、
    前記前部腰部分の前記第1の前部長手方向側縁部から外側に延びる第1前部サイドパネルと、
    前記前部腰部分の第2の前部長手方向側縁部から外側に延びる第2前部サイドパネルと、
    第1の背部長手方向側縁部及び第2の背部長手方向側縁部を有する背部腰部分と、
    前記背部腰部分の前記第1の背部長手方向側縁部から外側に延びる第1背部サイドパネルと、
    前記背部腰部分の第2の背部長手方向側縁部から外側に延びる第2背部サイドパネルと、
    前記第1背部サイドパネルから外側に延びる第1固定タブであって、前記第1固定タブは、前記第1固定タブを前記前部腰部分及び前記第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第1固定部品と、第1すべり止め要素であって、前記第1固定タブが固定された形態にあるときに前記第1すべり止め要素が前記前部腰部分及び前記第1前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、前記第1固定タブの内側に面する部分に配置されている、第1すべり止め要素と、を含む、第1固定タブと、
    前記第2背部サイドパネルから外側に延びる第2固定タブであって、前記第2固定タブは、前記第2固定タブを前記前部腰部分及び前記第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つに固定するための第2固定部品と、第2すべり止め要素であって、第2固定タブが固定された形態にあるときに前記第2すべり止め要素が前記前部腰部分及び前記第2前部サイドパネルのうちの少なくとも1つの外側に面する部分に接触するように、前記第2固定タブの内側に面する部分に配置されている、第2すべり止め要素と、を含む、第2固定タブと、
    前記前部腰部分と前記背部腰部分との間に長手方向に延びるクロッチ部分と、
    を含む、吸収性物品。
  27. 当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、
    前記第1すべり止め要素が前記第1前部サイドパネルの前記外側に面する部分に接触しており、
    前記第2すべり止め要素が前記第2前部サイドパネルの前記外側に面する部分に接触している、請求項26に記載の吸収性物品。
  28. 前記第1すべり止め要素は前記前部腰部分の前記外側に面する部分にも接触している、請求項26に記載の吸収性物品。
  29. 前記第2すべり止め要素は前記前部腰部分の前記外側に面する部分にも接触している、請求項26に記載の吸収性物品。
  30. 第3すべり止め要素であって、前記第3すべり止め要素は、当該吸収性物品が固定された形態にあるときに前記第3すべり止め要素が前記第1背部サイドパネル及び前記背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触するように、前記第1前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素を更に含む、請求項26に記載の吸収性物品。
  31. 第4すべり止め要素であって、前記第4すべり止め要素は、当該吸収性物品が固定された形態にあるとき、前記第4すべり止め要素が前記第2背部サイドパネル及び前記背部腰部分のうちの少なくとも1つの内側に面する部分に接触するように、前記第2前部サイドパネルの外側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素を更に含む、請求項30に記載の吸収性物品。
  32. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のそれぞれは、当該吸収性物品が装着されているとき、前記第1のファスナータブ及び前記第2ファスナータブのうちの少なくとも1つと、前記前部腰部分との間の相対運動を低減するのに十分な摩擦係数を有する、請求項26に記載の吸収性物品。
  33. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つはエラストマーを含む、請求項32に記載の吸収性物品。
  34. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されている前記ファスナータブの長さの約25〜100%に延びている、請求項26に記載の吸収性物品。
  35. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つが配置されている前記ファスナータブの全幅未満に延びている、請求項26に記載の吸収性物品。
  36. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、当該吸収性物品の前記長手方向軸線に沿って概ね配置されたすべり止め材料の少なくとも1つのストリップを含む、請求項26に記載の吸収性物品。
  37. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の連続的なストリップを含む、請求項36に記載の吸収性物品。
  38. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の分断されたストリップを含む、請求項36に記載の吸収性物品。
  39. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の正弦波形状のストリップを含む、請求項36に記載の吸収性物品。
  40. 前記少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料のジグザグ形状のストリップを含む、請求項36に記載の吸収性物品。
  41. 前記すべり止め材料の少なくとも1つのストリップは、すべり止め材料の複数のストリップを含む、請求項36に記載の吸収性物品。
  42. 前記すべり止め材料の複数のストリップは互いに平行である、請求項41に記載の吸収性物品。
  43. 前記すべり止め材料の複数のストリップは互いに均等な間隔で配されている、請求項41に記載の吸収性物品。
  44. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、当該吸収性物品の前記長手方向軸線に対して対角に概ね配置されたすべり止め材料の少なくとも1つのストリップを含む、請求項26に記載の吸収性物品。
  45. 第3すべり止め要素であって、前記第1固定タブが固定された形態にあるときに前記第3すべり止め要素が当該吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように前記第1前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第3すべり止め要素と、
    第4すべり止め要素であって、前記第2固定タブが固定された形態にあるとき、前記第4すべり止め要素が当該吸収性物品の着用者の皮膚に接触するように第2前部サイドパネルの内側に面する部分に配置されている、第4すべり止め要素と、
    を更に含む、請求項26に記載の吸収性物品。
  46. 前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つは、前記第1すべり止め要素及び前記第2すべり止め要素のうちの少なくとも1つの対応する固定タブと一体形成されている、請求項26に記載の吸収性物品。
  47. 前記第3すべり止め要素は前記第1固定タブと一体形成されている、請求項30に記載の吸収性物品。
  48. 前記第4すべり止め要素は前記第2固定タブと一体形成されている、請求項31に記載の吸収性物品。
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