JP2018518239A - 解剖学的に緩和された補助具 - Google Patents

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Abstract

骨に埋め込まれるように構成され、一つ以上のレリーフを有する、解剖学的形状の補助具を提供する。補助具の外側部分の遠位端は、骨の髄内管の骨幹端−骨幹の接合部の形状に略従うように構成された形状を有し得る。外側部分の近位端は、髄内管の骨幹端領域の形状に略従うように構成された形状を有し得る。レリーフは、補助具の大きさを低減するとともに補助具のインプラント配置及び/又は定寸の自由度を増加させるように構成され得る。さらに、このようなレリーフは、皮質骨の接触を防ぐように、及び/又は、髄内管と骨の骨幹端又は骨幹領域との間の不揃いに関連し得るインプラントデバイスとの接触を防ぐように、補助具の輪郭形成を行い得る。

Description

本願の各実施形態は、一般に整形外科用補助具(orthopedic augments)に関する。より具体的には(ただし排他的ではない)、本願の各実施形態は、不均等な荷重条件を解決するとともに関連する骨管(bone canal)内に設置するにあたっての柔軟性を向上させるように構成された、解剖学的形状の整形外科用補助具に関する。
骨幹端及び/又は骨幹の補助具は、通常、例えばインプラント脛骨ベースプレートなどの関節インプラント/コンポーネントの緩み及び/又は沈下を防止する助けとなる。このような補助具は、関節のコンポーネントの固定が維持された状態で、骨を通じて関節インプラントに加わる荷重又は関節インプラントによる荷重の分散を助けることができ、これによりインプラントの寿命が長くなり得る。
整形外科インプラント、特に脛骨におけるものの早期の不具合に起因する主要な力の一つにねじり応力がある。また、ねじり応力は、関節インプラントと骨との接触面(結合されていようといまいと)を引き離すことがあり、インプラントの早すぎる又は早期の不具合が生じやすくなるおそれがある。剪断力など他の力も、同様の関節インプラントと骨との接触面の早すぎる又は早期の不具合の一因となり得る。加えて、圧縮荷重、特に、関節インプラントと骨との接触面の正中面への不均等な荷重(すなわち内側への荷重)もまた、関節インプラントの沈下及び早期の不具合を引き起こし得る。
加えて、皮質が補助具と接触し過ぎると、過度の荷重を支持した結果として、骨界面の関節のコンポーネントの応力遮蔽が生じ得る。このような状況は、骨吸収をもたらすことがあり、インプラントの早期の不具合の一因となり得る。加えて、適合性又はフィット性が欠けることにより皮質の接触が不均等になると、骨の特定領域に荷重がかかることがあるので、そうした領域では関節インプラントと骨との接触面が緩和(relieve)される。少なくとも特定の状況では、このような不均等な荷重又は不均等な接触は、支点として働き得るものであり、これにより、補助具及び関節インプラントの両方に関して骨界面の不具合が生じやすくなり得る。
本願の一態様は、骨における整形外科インプラントデバイスに関連する埋込み(implantation)のための補助具であって、外側部分、内側部分、遠位端、及び近位端を含む補助具壁部を有する補助具である。補助具壁部の内側部分は、補助具の内側領域を画定し、内側領域は、整形外科インプラントデバイスの一つ以上のコンポーネントの設置(placement)を受容するような大きさである。外側部分における遠位端は、骨管の骨幹端−骨幹の接合部の形状に略従うように構成された第1形状を有する。加えて、外側部分における近位端は、骨管の骨幹端領域の形状に略従うように構成された第2形状を有する。さらに、第1形状は、第2形状とは異なる形状及び大きさを有する。当該補助具は、補助具壁部の近位端及び遠位端の少なくとも一方から延在する少なくとも一つのレリーフをさらに含む。加えて、少なくとも一つのレリーフは、補助具が骨に埋め込まれる場合に、補助具壁部の一部とこれに隣接する骨壁との間の接触を防ぐように適合される。
本明細書における説明は添付図面を参照して行われ、図面における類似の参照番号は、複数の図を通して類似の部分を指すものである。
本願の一実施形態に係る解剖学的に緩和された(anatomically relieved)脛骨補助具を有する脛骨の関節インプラントの内方−外方図を示す。 図1に示された解剖学的に緩和された脛骨補助具脛骨インプラントデバイスの前方−後方図を示す。 本願の一実施形態に係る解剖学的に緩和された脛骨補助具の等角図を示す。 図3に示された解剖学的に緩和された脛骨補助具の内方−外方図を示す。 図3に示された解剖学的に緩和された脛骨補助具の前方−後方図を示す。 調製されたインプラント骨上の脛骨インプラントデバイスの前方−後方図を示す。 図6の線A−Aに沿って切り取った、骨及び解剖学的に緩和された脛骨補助具を含む脛骨インプラントデバイスの断面図を示す。 本願の一実施形態に係る解剖学的に緩和された大腿骨補助具を有する大腿インプラントデバイスの前方−後方図を示す。 図8に示された大腿インプラントデバイス及び解剖学的に緩和された大腿骨補助具の内方−外方図を示す。 本願の一実施形態に係る解剖学的に緩和された大腿骨補助具の等角図を示す。 図10に示された解剖学的に緩和された大腿骨補助具の内方−外方図を示す。 図10に示された解剖学的に緩和された大腿骨補助具の前方−後方図を示す。 調製された大腿骨に配置された解剖学的に緩和された大腿骨補助具を有する例示的な大腿インプラントデバイスの一部の内方−外方図を示す。 調製された大腿骨に配置された、図13に示された大腿インプラントデバイスの一部及び解剖学的に緩和された大腿骨補助具の前方−後方図を示す。 図14の線A−Aに沿って切り取った、調製された大腿骨に配置された大腿インプラントの一部及び解剖学的に緩和された大腿骨補助具の内方−外方断面図を示す。
上記の発明の概要及び以下の本願の特定の実施形態についての詳細な説明は、添付図面と併せて読むと、より良く理解されるであろう。図面では、類似の参照符号は、類似の特徴、構成要素、及び方法のステップを表す。本発明を図解する目的で、図面には特定の実施形態が示されている。しかしながら、本発明が添付図面に示された配置構成及び手段に限定されるものではないことは理解されるべきである。
説明では、便宜上、特定の術語が使用されるが、これは発明を限定する意図ではない。「上側(upper)」、「下側(lower)」、「上、頂(top)」、「底(bottom)」、「第1(first)」、「第2(second)」などの語は、参照される図面中の方向を指すものである。当該術語には、具体的に上記されたもの、その派生語、及び同趣旨の語が含まれる。加えて、「a」及び「一つの(one)」との語は、具体的な言及がない限り、参照された事項の一つ又は複数を包含するものとして定義される。「A、B、又はC」のように二つ以上の事項が列挙された後に「……のうち少なくとも一つ(at least one of)」とのフレーズが記載された場合、A、B、及びCのうちいずれか個別に一つというだけではなく、それらの任意の組合せも意味する。
図1及び図2は、本願の一実施形態に係る解剖学的に緩和された脛骨補助具102を有する脛骨インプラントデバイス100の内方−外方図及び前方−後方図をそれぞれ示す。図示された実施形態では、脛骨インプラントデバイス100は、脛骨(関節)ベースプレート104、脛骨補助具102、及びステム106を含む脛骨関節アセンブリである。ステム106は、中央ステム軸107に沿って延在し得るものであり、脛骨ベースプレート104に直接的又は間接的に結合され得る(例えば、トレイステム109(図7)に結合され得る)。特定の実施形態によると、脛骨インプラントデバイス100は、オフセット/角度付き結合器を含むこともでき、これにより、ベースプレート104のトレイステム109の中央トレイステム軸111に対して、少なくとも中央ステム軸107をオフセットすることができる。脛骨インプラントデバイス100は、その他のコンポーネント(例えば、髄内ステムや脛骨インプラントデバイス100に組み付け可能なその他の補助具など)を含んでもよい。
図示された脛骨インプラントデバイス100は、脛骨補助具102の中を通って脛骨補助具102へ接合されるとともに調製された患者の近位脛骨に接合されるような構造とされている。さらに、図1及び図2は未インプラントの状態又は条件において脛骨インプラントデバイス100又はその周りに配置された脛骨補助具102を図示しているが、脛骨補助具102は、脛骨インプラントデバイス100の残りの部分を埋め込む前に、患者の骨に埋め込まれ得る。
図3〜図5は、本願の特定の実施形態に係る例示的な脛骨補助具102の等角投影図、内方−外方図、前方−後方図をそれぞれ示す。様々な異なる補助具(中でも、例えば錘状又はスリーブ型の補助具など)が脛骨補助具102に使用され得る。さらに、脛骨補助具102は、様々な形状及び大きさを有し得る。脛骨補助具102は、内側部分110及び外側部分112を有する補助具壁部108を含む。補助具壁部108の内側部分110は、脛骨補助具102の内側領域114を略画定することができ、内側領域114は、脛骨補助具102の遠位端116及び近位端118の少なくとも一部の間で延在し得る。少なくとも図1、図2、及び図7により示されるように、補助具壁部108の内側部分110は、脛骨インプラントデバイス100の患者への埋込み中にステム106、ベースプレート104のトレイステム109、オフセット/角度付き結合器、及び/又はその他の脛骨インプラントデバイス100のコンポーネントの少なくとも一部の通過及び/又は設置を受容するような大きさとすることができる。
脛骨補助具102の外側部分112は、様々な形状及び大きさを有し得る。例えば、特定の実施形態によると、補助具壁部108が脛骨補助具102の遠位端116と近位端118との間で延在する場合、脛骨補助具102の補助具壁部108は、略円筒状又は円錐状の形状を有し得る。しかしながら、別の実施形態によると、補助具壁部108は、骨の別々の部分の形状(例えば脛骨の円錐形状など)に略従うように、及び/又は、髄内管の内壁又は脛骨補助具102が埋め込まれる骨の調製済み開口の形状に略従うように構築され得る。このため、少なくとも、骨、髄内管、及び/又は調製済み開口のこのような形状に対応する脛骨補助具102の補助具壁部108の中での変形及び/又はこれに沿った変形は、脛骨補助具102を骨中に設置する際の柔軟性を向上させることができ、また、関節のバランス(屈曲−伸展のバランス)と膝蓋骨−大腿骨間の関節に対する各コンポーネントの回転とを妨げないようにしつつ、接合線(joint line)に対して関連する関節のコンポーネントを配置する能力を脛骨補助具102が妨げるのを抑制又は最小化することができる。加えて、特定の実施形態によると、脛骨補助具102は、脛骨補助具102の中央補助具軸120に略垂直な少なくとも一つの正中線について対称であり得る。
脛骨の皮質形状、脛骨の髄内管、及び/又は脛骨補助具102が埋め込まれる脛骨の調製済み開口の形状に一般に対応するために、遠位端116及び/又は近位端118における補助具壁部108の様々な部分又は側部の形状、並びに遠位端116と近位端118との間における補助具壁部108の側部の形状は、異なるものとすることができ、及び/又は変化し得る。このような実施形態によると、脛骨補助具102の側部又は領域の中の及び/又はこれに沿ったこのような相違又は不一致のために、脛骨補助具102の補助具壁部108が略均一な円筒状又は円錐状の形状を有することが不可能になり得る。さらに、特定の実施形態によると、脛骨補助具102の補助具壁部108の外側部分112は、少なくとも脛骨補助具102の遠位端116又は骨幹端が脛骨122の骨幹端−骨幹の接合部のおよその形状に略従い、少なくとも脛骨補助具102の近位端118が脛骨122の骨幹端領域のおよその形状又はプロファイルに略従うように構成され得る。別の実施形態によると、遠位端116及び/又は近位端118は、脛骨補助具102が脛骨122の髄内管124及び/又は脛骨122の調製済み開口の少なくとも一部の大きさ及び/又は形状に従いやすくすることができる別の断面形状を提供するような形状とすることができる。脛骨補助具102のこのような適合(conforming)は、脛骨補助具102の外側部分112の各セクションの物理的形状が髄内管124の壁部のうちこれに隣接する部分の形状と篏合又はマッチするというものに限定されなくてよく、代わりに、脛骨補助具102の中央補助具軸120を参照軸(中でも、例えば髄内管124の長手軸及び/又は中央ステム軸107など)と操作可能に位置合わせするような形状、又は選択された位置で参照軸から離れるように当該中央補助具軸120を操作可能に位置合わせするような形状であるものも含みうる。加えて、脛骨補助具102のうち骨幹端領域の形状又はプロファイルに略従う形状とされた部分は、脛骨補助具102のうち骨幹端−骨幹の接合部のおよその形状又はプロファイルに従う部分から、脛骨122の骨幹端領域と骨幹端−骨幹の接合部との距離と略同じ距離だけ、骨幹端方向において離間して配置され得る。
少なくとも図1〜図5に示されるように、特定の実施形態によると、補助具壁部108は、脛骨補助具102のコンポーネントの設置に対応するように構成された少なくとも一つの開口124a、124bをさらに含み得る。例えば、図示された実施形態によると、脛骨補助具102は、少なくとも、脛骨ベースプレート104のキール(keel)126a、126bの少なくとも一部の通過及び/又は設置に対応するような大きさの二つの開口124a、124bを含み得る。
補助具壁部108の外側部分112はまた、少なくとも脛骨補助具102の遠位端116及び/又は近位端118の周りに配置された一つ以上のレリーフ128を含み得る。図示された実施形態によると、レリーフ128は、脛骨補助具102の少なくともプロファイルの形状を縮減するか又はその他の形で変更するように、補助具壁部108の少なくとも一部を除去することができる。例えば、図3の破線は、脛骨補助具102のうちリセス128により除去され得る部分及びレリーフ128を有する結果得られるプロファイルを図示する。上述のように、一つ以上のレリーフ128を有することによる脛骨補助具102の形状及び/又は大きさの除去、変更、及び/又は輪郭形成みより、脛骨122、髄内管、及び/又は脛骨122の成形済み若しくは調製済み開口において脛骨補助具102の設置及び/又は定寸を行うにあたって達成され得る自由度が増加し得る。
特定の実施形態によると、リセス128は、内側領域114の少なくとも一部を露出させる開口130を含むように、補助具壁部108を貫通して延在するように構成され得る。さらに、レリーフ128はまた、開口130の周りで延在する一つ以上のレリーフ壁部132(例えば対向する側壁136a、136b及び上側壁部138など)を含み得る。レリーフ壁部132は、開口130又はその周りにおける補助具壁部108の厚さを減少させることができる。また、レリーフ壁部132とその反対側の補助具壁部108の内側部分110との間の補助具壁部108の材料厚さは、補助具壁部108の互いに反対側に位置する外側部分112と内側部分110との間の厚さより小さなものとすることができる。
レリーフ壁部132の側壁136a、136b及び上側壁部138は、様々な異なる形状及び向きを有することができ、これらの形状及び向きは、少なくとも特定の状況において、レリーフ128の使用により達成され得る、骨122における脛骨補助具102の配置及び/又は定寸の自由度を増加させることができる。例えば、図示された実施形態では、上側壁部138が略湾曲した又は略弧状の形状を有する一方、側壁136a、136bは、概して、上側壁部138に到達するまで反対方向から互いに向かって延在する。加えて、図3に示すように、図示された実施形態によると、レリーフ128は、レリーフ壁部132の一部が遠位端116に向かって内向きに延在する角度付けられ又はテーパ付けられたプロファイルを有するように構成され得る。これにより、レリーフ128を有しない補助具壁部108により与えられ得る傾斜より大きな傾斜又はステップの大きな傾斜(隣接する実線と図3の破線との比較で示されるように)が形成される。
図4及び図5は、脛骨補助具102の遠位端116の一部を貫通して延在する開口130を有するレリーフ128、及び脛骨補助具102の一部に沿って開口130の周りで延在するレリーフ壁部132を図示する。しかしながら、特定の実施形態によると、図示された実施形態のレリーフ128は補助具壁部108における開口130を含むが、レリーフ128は、レリーフ128にこのような開口130が形成されない程度に補助具壁部108へ延在することもできる。さらに、レリーフ128の開口130及びレリーフ壁部132の少なくとも一部は、補助具壁部108のうち開口130が配置されている隣接部分に略平行な中央レリーフ軸133に沿って延在し得る。さらに、中央レリーフ軸133は、脛骨補助具102の内側領域114の中へ/内側領域114を通って延在し得る中央補助具軸120及び/又は中央ステム軸107に対して非垂直なものとすることができる。
レリーフ128が補助具壁部108に沿って延在する程度は、変動し得る。例えば、図示された実施形態では、レリーフ128は、補助具壁部108の遠位端116から補助具壁部108の中間領域134の辺りへ延在し、当該中間領域134は、脛骨補助具102の遠位端116と近位端118との間の中間点又は領域に配置される。上述のように、図4及び図5に図示されたレリーフ128は、脛骨補助具102の遠位端116から延在しているが、別の実施形態によると、レリーフは、図4及び図5に図示されたレリーフ128に加えて又はその代わりに、脛骨補助具102の近位端118から延在することもできる。
図7は、図6に図示されたような脛骨122及び/又は髄内管の皮質形状及び/又は構成に対応するように構成された脛骨補助具102のレリーフ128の一例を示す。図示されるように、脛骨補助具102の少なくとも一部のプロファイルの大きさの減少、またその結果としての脛骨補助具102の形状の調節が、レリーフ128により実現される場合、このような減少及び調節は、脛骨補助具102の解剖学的成形を少なくとも助けるように、及び/又は、皮質骨接触を避けるように(例えば骨幹端−骨幹の接合部140における皮質骨との接触を避けるように)脛骨補助具102の輪郭形成若しくはその他の成形を行うのを助けるように構成され得る。さらに、レリーフ128は、脛骨補助具102が脛骨122の非対称形態に係合しないような大きさとされるか、又はそのように係合しないようにその他の方法で構成され得る。加えて、図7にも示されるように、レリーフ128を有することは、脛骨補助具102がインプラント構造物と接触すること(例えば、脛骨122の骨幹端及び/又は骨幹領域に対する髄内管の位置の不揃いに関連し得る、脛骨インプラントデバイス100との接触など)を避けるための少なくとも一助となり得る。
図8及び図9は、それぞれ、大腿インプラントデバイス200の前方−後方図及び内方−外方図を図示する。図示された大腿インプラントデバイス200は、大腿関節のコンポーネント202、髄内ステム204、及び本願の図示された実施形態による大腿骨補助具206を含む。大腿インプラントデバイス200は、これらには限定されないが、遠位補助具及び/又は後部補助具など他のコンポーネントを含み得る。髄内ステム204は、中央ステム軸208に沿って延在することができ、大腿関節のコンポーネント202に直接的又は間接的に結合され(例えば、大腿関節のコンポーネント202のコンポーネントステムなどに結合され)得る。特定の実施形態によると、大腿インプラントデバイス200は、コンポーネントステムの軸に対して少なくとも中央ステム軸208をオフセットすることのできるオフセット/角度付き結合器を含み得る。
図示された大腿インプラントデバイス200は、大腿骨補助具206の中へ当該大腿骨補助具206を通って接合されるとともに患者の調製された遠位大腿骨に接合されるような構造とされている。さらに、図8及び図9は未インプラントの状態又は条件において大腿インプラントデバイス200又はその周りに配置された大腿骨補助具206を図示しているが、大腿骨補助具206は、大腿インプラントデバイス200の残りの部分を埋め込む前に、患者の骨に埋め込まれ得る。このため、大腿骨補助具206の内側領域219は、大腿インプラントデバイス200の患者への埋込み中に、髄内ステム204並びに/又は大腿インプラントデバイス200の他のコンポーネント(例えば、オフセット/角度付き結合器及び/若しくは大腿関節のコンポーネント202のコンポーネントステムなど)の少なくとも一部の通過及び/又は設置を受容するような大きさとすることができる。
図10〜図12は、本願の図示された実施形態による大腿骨補助具206の一例を図示する。様々な異なる補助具(中でも、例えば錘状又はスリーブ型の補助具など)が大腿骨補助具206に使用され得る。さらに、大腿骨補助具206は、様々な形状及び大きさを有し得る。大腿骨補助具206は、大腿骨補助具206の中央補助具軸214の周りに延在する補助具壁部212を含み得る。補助具壁部212は、内側部分216及び外側部分218を有する。補助具壁部212の内側部分216は、大腿骨補助具206の内側領域219を略画定することができる。内側領域219の少なくとも一部は、大腿骨補助具206の遠位端220と近位端222との間で延在し得る。内側領域219は、大腿骨補助具206の少なくとも一つ以上のコンポーネント(中でも、例えば、髄内ステム204、オフセット/角度付き結合器、及び/又は大腿関節のコンポーネント202のコンポーネントステム、並びにそれらの間の接合部など)の設置を受容するような大きさとすることができる。
補助具壁部212の外側部分218は、遠位大腿骨及び/又は大腿骨の髄内管の一部の皮質形状に略フィットするような形状とすることができる。このため、特定の実施形態によると、大腿骨補助具206の骨幹端又は遠位端220は、大腿骨の骨幹端−骨幹の接合部のおよその形状に略従うような形状とすることができる。さらに、その反対側に位置する大腿骨補助具206の近位端222は、大腿骨の骨幹端領域のプロファイルのおよその形状に略従うように構成され得る。別の実施形態によると、遠位端220及び/又は近位端222は、大腿骨補助具206が大腿骨及び/又は大腿骨の髄内管の少なくとも一部の大きさ及び/又は形状に従いやすくなるような別の断面形状を提供するような形状とすることができる。このような適合は、補助具の外側部分218の各セクションの物理的形状が大腿骨の髄内管の内壁のうちこれに隣接する部分の形状と篏合又はマッチするというものに限定されなくてよく、代わりに、大腿骨補助具206の中央補助具軸214と略位置合わせするような形状、又は選択された位置で参照軸(中でも、例えば大腿骨の髄内管の長手軸及び/又は中央ステム軸208など)から離れるように位置合わせするような形状であるものも含み得る。加えて、大腿骨補助具206のうち大腿骨及び/又は大腿骨の髄内管の骨幹端領域の形状又はプロファイルに略従う形状とされた部分は、大腿骨補助具206のうち骨幹端−骨幹の接合部のおよその形状又はプロファイルに従う部分から、大腿骨の骨幹端領域と骨幹端−骨幹の接合部との間の距離と略同じ距離だけ、骨幹端方向において離間して配置され得る。
大腿骨及び/又は大腿骨の髄管の皮質形状(例えば、大腿骨の骨幹端−骨幹の接合部及び骨幹端領域の両方における形状や、それらの間の形状など)に略対応するために、補助具壁部212の外側部分218の各領域又は側部は、別々の形状を有し得る。加えて、補助具壁部212の外側部分218のこのような異なる領域又は側部に沿った形状は、大腿骨補助具206の遠位端220と近位端222との間で変わり得る。大腿骨補助具206の側部又は領域の中での及び/又は当該側部又は領域に沿ったこのような変化又は非一貫性により、大腿骨補助具206の補助具壁部212は略均一な円筒状又は円錐状の形状を有しないものとされ得る。しかしながら、別の実施形態によると、大腿骨補助具206は、略円筒状又は円錐状の形状を有してもよい。
少なくとも図10〜図12により示されるように、補助具壁部212の外側部分218は、大腿骨補助具206の遠位端220及び/又は近位端222の少なくとも一部の周りに配置された一つ以上のレリーフ224a、224bを含み得る。図示された実施形態によると、レリーフ224a、224bは、補助具壁部212にリセス及び/又は開口226a、226b、並びに開口226a、226b又はその周りにおける補助具壁部212の厚さを減少させるレリーフ壁部228を形成することができる。図10〜図12に示されるように、図示された実施形態では、大腿骨補助具206は、遠位端220から大腿骨補助具206の近位端222に向かって延在する第1レリーフ224aと、反対方向に延在する、より具体的には近位端222から大腿骨補助具206の遠位端220に向かって延在する、補助具壁部212の略反対側の別の第2レリーフ224bと、を含む。図示された例に示されるように、各レリーフ224a、224bは、互いに反対側に位置する補助具206の遠位端220又は近位端222に隣接する領域、又は比較的近接した領域まで延在する。
各レリーフ224a、224bのレリーフ壁部228は、大腿骨補助具206に沿って、また少なくとも開口226a、226bの周りに延在し得る。さらに、レリーフ壁部228と補助具壁部212の内側部分216との間の補助具壁部212の材料厚さは、互いに反対側に位置する補助具壁部212の内側部分216と外側部分218との間の厚さより小さなものとすることができる。さらに、特定の実施形態によると、図示された実施形態のレリーフ224a、224bはそれぞれ補助具壁部212に開口226a、226bを含むが、レリーフ224a、224bの一方又は両方は、このような開口226a、226bが形成されない程度に補助具壁部212へ延在することもできる。
図示された実施形態によると、開口226a、226b及び/又はレリーフ壁部228の少なくとも一部は、補助具壁部212のうち開口226a、226b及び/又はレリーフ壁部228が配置されている隣接部分に略平行な、関連する中央レリーフ軸230a、230bに沿って延在し得る。さらに、中央レリーフ軸230a、230bは、大腿骨補助具206の中央補助具軸214に対して、及び/又は大腿骨補助具206の内側領域219の中へ/内側領域219を通って延在し得る髄内ステム204の中央ステム軸208に対して、非垂直なものとすることができる。
図10〜図12に示されるように、図示された実施形態によると、レリーフ224a、224bのレリーフ壁部228はそれぞれ、対向する側壁232a、232b及びこれらに隣接する上側壁部234を含み得る。側壁232a、232b及び上側壁部234は、様々な異なる形状及び向きを有することができ、これらの形状及び向きは、少なくとも特定の状況において、レリーフ224a、224bの使用により達成される配置及び/又は定寸の自由度を増加させることができる。例えば、少なくとも図11に示されるように、図示された実施形態では、第1レリーフ224aの上側壁部234が略湾曲した又は略弧状の形状を有し得る一方、第2レリーフ224bの上側壁部234は、略平坦なセクション236を含む。さらに、少なくとも図12に示されるように、レリーフ224a、224bの側壁232a、232bの少なくとも一部は、対応する遠位端220又は近位端222に向かって内向きに延在する角度付けられ又はテーパ付けられたプロファイルを有することができ、これにより、これらの領域において、レリーフ224a、224bが設けられていない場合のプロファイルよりも狭い又は薄いプロファイル(図12において破線で示される)を有する大腿骨補助具206を提供する一助となり得る。
脛骨補助具102又は大腿骨補助具206の解剖学的形状は、レリーフ128、224a、224bを有するという特徴と同様に、対応する調製された脛骨若しくは大腿骨、脛骨若しくは大腿骨の成形された開口、及び/又は脛骨補助具102又は大腿骨補助具206が埋め込まれた対応する髄内管における補助具102、206の配置及び/又は定寸の利用可能な選択肢又は自由度を増加させることができる。上述のように、レリーフ128、224a、224bを有することにより、少なくとも遠位端116、220及び近位端118、222において、及び/又は脛骨補助具102又は大腿骨補助具206の対向する側部に沿って、脛骨補助具102又は大腿骨補助具206のプロファイル及び/又は大きさが抑制され得る。さらに、補助具102、206が配置され得る骨又は骨管の形状の特定の特徴に対応するように補助具102、206が構成されるように、レリーフ128、224a、224bは構成され得る。例えば、レリーフ128、224a、224bを有することは、補助具102、206が骨の特定の部分と接触することを避ける(例えば、大腿骨補助具206が大腿骨の非対称形態に係合しないようにする)ための少なくとも一助となり得る。
本明細書に記載された、レリーフ128、224a、224bを有する解剖学的形状の脛骨補助具102又は大腿骨補助具206が、成形又は調製された脛骨又は大腿骨に比較的浅い深さで設置された場合(例えばインプラントデバイス100、200が骨の骨端の近くに配置された場合)、主に海綿骨が(場合によっては海綿骨のみが)脛骨補助具102又は大腿骨補助具206の荷重支持面に接触し得る。さらに、脛骨又は大腿骨の調製済み開口の深さが適合性を増加させるので、調製済み開口及びレリーフ128、224a、224bを有する解剖学的形状の補助具102、206の設置個所と皮質骨との近接の程度も増加し得る。脛骨補助具102又は大腿骨補助具206の配置の深さのバリエーション全体にわたる海綿骨及び/又は皮質骨接触のこのような適合性及び一貫性は、荷重分布の均一性を向上させるための少なくとも一助となり得るとともに、インプラントデバイス及び対応するコンポーネントに関連し得る圧縮力、剪断力、及び/又はねじれ力などの力のうち一つ以上に起因する緩み及び/又は沈降によって生じ得るインプラントの不具合に対する耐性を向上させる一助ともなり得る。従って、解剖学的形状の脛骨補助具102及び大腿骨補助具206は、補助具102、206とこれに隣接する骨の皮質壁部との間の点接触の発生を防ぐか又は最小化するように(例えば成形により、及び/又はレリーフ128、224a、224bを有することにより)構成され得る。このような点接触の防止には、皮質壁部の周りでの円周上の荷重の不揃いな又は不均等な共有を防ぐことが含まれ得る。さらに、点接触を防ぐことにより、補助具102、206は、補助具102、206がこれに隣接する骨の皮質壁部を貫通又はその他の方法で損傷させる可能性を抑えるか又は最小化することができる。
脛骨及び大腿骨並びに/又はこれらの骨の髄内管124の形状の変化並びに/又は相違に略従うか又は対応するように、それぞれ脛骨補助具102及び大腿骨補助具206を成形することにより脛骨補助具102又は大腿骨補助具206が不均等な荷重条件に置かれる程度を抑えるか又は最小化することができる。さらに、脛骨補助具102及び大腿骨補助具206の別々の部分又は領域を、少なくとも対応する骨管又はキャビティのうちこれに隣接する内壁の形状に略従うか又はその他の方法で対応するように成形することにより、一般に本明細書に記載の解剖学的形状の補助具102、206は、このような力又は荷重を比較的大きな表面積にわたって分散させることで、対応する関節インプラントと骨との接触面への衝撃力を低減することができる。より具体的には、例えば、補助具102、206のこのような適合構成は、このような力を円周上に均等に分散させることにより、ねじり応力に対する耐性を改善することができる。
図13及び図14はそれぞれ、解剖学的に緩和された大腿骨補助具206を有する例示的な大腿インプラントデバイス200の大腿関節のコンポーネント202の内方−外方図及び前方−後方図を示しており、大腿骨補助具206は、調製された大腿骨240に配置されている。さらに、図15は、図14の線A−Aで切った、大腿関節のコンポーネント202及び調製された大腿骨240上の解剖学的に緩和された大腿骨補助具206の一部の内方−外方断面図を示す。図13に示されるように、第1レリーフ224aは、大腿骨補助具206の形状又はプロファイルが骨幹端−骨幹の接合部242における大腿骨240の形状に略従うように、また、骨幹端−骨幹の接合部242における皮質骨との接触を避けるように構成され得る。さらに、示されるように、レリーフ224a、224bを有することは、大腿骨補助具206がインプラント構造物と接触すること(例えば、大腿骨240の骨幹端及び/又は骨幹領域に対する髄内管の不揃いに関連し得る、大腿関節のコンポーネント202との接触など)を避けるための少なくとも一助となり得る。例えば、示されるように、大腿骨補助具206の第2レリーフ224bの形状は、大腿骨補助具206が大腿インプラントデバイス200の内側部分216(例えば関節インプラント構造物の内側部分など)と接触するのを防ぐか又はその他の方法で接触を最小化しつつ、骨240の調製された部分又はキャビティに埋め込まれ得るか又は配置され得る、大腿骨240の遠位端220における大腿骨補助具206のセグメントを提供するようなものとすることができる。このため、レリーフ224a、224bは、図示されるように、埋め込まれた大腿骨補助具206の角度配置において、少なくとも中央補助具軸214の周りの回転の自由度を与えつつ、大腿補助具206が大腿骨240の形状に略従うのを可能にするとともに必要であれば大腿骨補助具206と大腿インプラントデバイス200の内側部分216との接触を妨げるように構築され得る。
現在最も実際的で好ましい実施形態であると考えられるものを参照して本発明について説明したが、本発明は開示された実施形態に限定されるものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲内に含まれる様々な修正例及び均等な配置構成をカバーすることが意図されていることは理解されよう。この本発明の範囲は、法により認められるこのような修正例及び均等な構造のすべてを包含するように、最も広い解釈を与えられるべきものである。さらに、「好ましい(preferable)」、「好ましくは(preferably)」、又は「好ましい(preferred)」との語が上記説明中に使用された場合、そのように説明された特徴は、より望ましいものではあり得るが必ずしも必須のものではなく、当該特徴を欠く実施形態でも以下の特許請求の範囲により定められる本発明の範囲内とされてよい、ということを表すものと理解すべきである。特許請求の範囲においては、「a」、「an」、「少なくとも一つ(at least one)」、「少なくとも一部(at least a portion)」などの語が使用される場合、当該請求項において別途の具体的な記載がない限り、請求項を一つだけの事項に限定する意図はない。さらに、「少なくとも一部(at least a portion)」及び/又は「一部(a portion)」との語が使用された場合、当該事項は、別途の具体的な記載がない限り、当該事項の部分及び/又は全体を含み得る。
100 脛骨インプラントデバイス
102 脛骨補助具
104 脛骨ベースプレート
106 ステム
107 中央ステム軸
108 補助具壁部
109 トレイステム
110 内側部分
111 中央トレイステム軸
112 外側部分
114 内側領域
116 遠位端
118 近位端
120 中央補助具軸
122 脛骨
124 髄内管
124a、124b 開口
126a、126b キール
128 レリーフ、リセス
130 開口
132 レリーフ壁部
133 中央レリーフ軸
134 中間領域
136a 側壁
136b 側壁
138 上側壁部
140 接合部
200 大腿インプラントデバイス
202 大腿関節のコンポーネント
204 髄内ステム
206 大腿骨補助具
208 中央ステム軸
212 補助具壁部
214 中央補助具軸
216 内側部分
218 外側部分
219 内側領域
220 遠位端
222 近位端
224a 第1レリーフ
224b 第2レリーフ
226a 開口
226b 開口
228 レリーフ壁部
230a 中央レリーフ軸
230b 中央レリーフ軸
232a 側壁
232b 側壁
234 上側壁部
236 略平坦なセクション
240 大腿骨
242 接合部

Claims (20)

  1. 骨における整形外科インプラントデバイスに関連する埋込み用補助具であって、
    外側部分、内側部分、遠位端、及び近位端を有する補助具壁部であって、前記内側部分は、前記補助具の内側領域を画定し、前記内側領域は、前記整形外科インプラントデバイスの一つ以上のコンポーネントの設置を受容するような大きさであり、前記補助具壁部の前記遠位端は、骨管の骨幹端−骨幹の接合部の形状に略従うように構成された第1形状を有し、前記外側部分における前記近位端は、前記骨管の骨幹端領域の形状に略従うように構成された第2形状を有し、前記第1形状は、前記第2形状とは異なる形状及び大きさを有する、補助具壁部と;
    前記補助具壁部の前記近位端及び前記遠位端のうち少なくとも一方の周りに配置された少なくとも一つのレリーフであって、前記レリーフのうち少なくとも一つは、前記補助具が前記骨に埋め込まれた場合に、前記補助具壁部の一部とこれに隣接する骨壁との間の点接触を防ぐように適合されている、少なくとも一つのレリーフと、
    を備える補助具。
  2. 前記少なくとも一つのレリーフのうち少なくとも一つは、第1形状が骨幹端−骨幹の接合部の形状に略従うように構成されるための少なくとも一助となるような形状である、請求項1に記載の補助具。
  3. 前記少なくとも一つのレリーフのうち少なくとも一つは、前記第2形状が前記骨管の前記骨幹端領域の形状に略従うように構成されるための少なくとも一助となるような形状である、請求項1又は2に記載の補助具。
  4. 前記少なくとも一つのレリーフは、前記補助具が前記骨に埋め込まれる場合に、前記補助具壁部のうち前記レリーフに隣接する部分が前記骨の皮質骨部分と接触しないようにするための少なくとも一助となるような形状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の補助具。
  5. 前記少なくとも一つのレリーフは、前記補助具の前記骨への埋込み中の、少なくとも前記骨に対する前記補助具の選択的回転移動を容易にするような形状である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の補助具。
  6. 前記少なくとも一つのレリーフは、前記骨の髄内管の位置が前記骨の骨幹端−骨幹の接合部に対して不揃いになっている場合に、埋込み中において前記補助具と前記整形外科インプラントデバイスとの接触を避けるような形状である、請求項5に記載の補助具。
  7. 前記少なくとも一つのレリーフは、前記骨の髄内管の位置が前記骨の骨幹端領域に対して不揃いである場合に、埋込み中において前記補助具と前記整形外科インプラントデバイスとの接触を避けるような形状である、請求項5に記載の補助具。
  8. 前記少なくとも一つのレリーフは、開口及びレリーフ壁部を含み、前記開口は、前記補助具壁部を貫通して前記補助具の前記内側部分まで延在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の補助具。
  9. 前記開口は、前記補助具壁部のうちこれに隣接する部分に略平行な中央レリーフ軸に沿って延在する、請求項8に記載の補助具。
  10. 前記中央レリーフ軸は、前記補助具の中央補助具軸に非垂直である、請求項9に記載の補助具。
  11. 前記レリーフ壁部と前記内側部分のうち前記レリーフ壁部の反対側に位置する部分との間の距離は、これに隣接する部分の前記外側部分と前記内側部分との間の距離より小さい、請求項8〜10のいずれか一項に記載の補助具。
  12. 前記少なくとも一つのレリーフは、レリーフ壁部を含み、前記レリーフ壁部と前記内側部分のうち前記レリーフ壁部の反対側に位置する部分との間の距離は、これに隣接する部分の前記外側部分と前記内側部分との間の距離より小さく、前記レリーフは、開口を含まない、請求項1〜7のいずれか一項に記載の補助具。
  13. 前記レリーフ壁部は、前記補助具の中央補助具軸に非垂直な中央レリーフ軸に沿って延在し、前記中央レリーフ軸は、前記補助具壁部のうち前記レリーフ壁部に隣接する部分に略平行である、請求項12に記載の補助具。
  14. レリーフ壁部は、前記補助具のプロファイルの大きさを低減するように、前記補助具壁部の前記近位端及び前記遠位端の少なくとも一方に向かって内向きにテーパ付けられている、請求項7〜12のいずれか一項に記載の補助具。
  15. 前記少なくとも一つのレリーフは、第1レリーフ及び第2レリーフを含み、前記第1レリーフ及び前記第2レリーフは、互いに前記補助具壁部の略反対側に位置し、前記第1レリーフは、前記補助具壁部の前記遠位端まで延在し、前記第2レリーフは、前記補助具壁部の前記近位端まで延在する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の補助具。
  16. 前記第1レリーフは、比較的前記近位端の近傍で終端し、前記第2レリーフは、比較的前記遠位端の近傍で終端する、請求項15に記載の補助具。
  17. 前記第1レリーフ及び前記第2レリーフは、少なくとも互いに反対側に位置する前記補助具の両端に沿って、前記補助具壁部の大きさを低減する、請求項15又は16に記載の補助具。
  18. 前記少なくとも一つのレリーフのうち少なくとも一つは、前記補助具壁部の中間セクションで終端する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の補助具。
  19. 前記補助具は、脛骨補助具である、請求項1〜18のいずれか一項に記載の補助具。
  20. 前記補助具は、大腿骨補助具である、請求項1〜19のいずれか一項に記載の補助具。
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