JP2018517482A - 気管切開チューブアセンブリ及び内部カニューレ - Google Patents

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Abstract

気管切開チューブアセンブリは、外側チューブ1及び外側チューブ内に取外し可能に挿入される内部カニューレ2を備える。外側チューブの装置側端部におけるコネクタ15は、ほぼ1/4回転にわたり回転可能であり、またコネクタ内面にねじ山30を有する。内部カニューレ2の装置側端部におけるハブ33にも、コネクタにおけるねじ山30と係合し得るねじ山35を形成する。内部カニューレ2は、外側チューブ1内にコネクタを回転することによって、外側チューブ1内に引っ張り込む、又はチューブ外に押し出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、外側の気管切開チューブ及びこの気管切開チューブのボアに沿って延在するよう取外し可能に挿入される内部カニューレを備える種類の気管切開チューブアセンブリに関する。
気管切開チューブアセンブリは、一般的に外側チューブと、外側チューブ内に取外し可能に装着される内側チューブ又は内部カニューレとを備える。内部カニューレは、アセンブリ内の通路が分泌物によって閉塞されないことを確実にするため周期的に取り外しまた交換することができる。このことにより、外側チューブを頻繁に取り外す必要性を回避する。
内部カニューレは種々の問題があり、これは、内壁が薄く、また大きなボアを生ずるよう外側チューブ内に緊密嵌合して、アセンブリに沿うガスの流れに対する抵抗を制限しなければならないからである。しかし、さらに、外側チューブ内に座屈又はよじれを生ずることなく挿入するのに十分な剛性を有していなければならず、また容易に取外し可能、好適には最小力をチューブに加えることだけで済ませられなければならない。特許文献1及び2(国際公開第94/01156号及び同第2004/101048号)はPTFE製の内部カニューレを記載している。特許文献3(欧州特許第1938857号)は、適切な気管切開チューブ内に嵌合させるだけで済ませられるよう、内部カニューレにおける異なるサイズのハブを異なる形状にする、気管切開チューブ及び内部カニューレの構成について記載している。特許文献4(欧州特許第2224985号)は、ハブを内部カニューレのシャフトに付着させる構成について記載している。特許文献5(英国特許第2056285号)は、外面及び内面の双方を波形にした壁、及び波形の少なくとも幾つかを横断する長手方向溝又は他の補強部材を有する内部カニューレについて記載している。特許文献6(米国特許第4817598号)は、後方の装置側端部にリングプル形成部を有する平滑壁付き内部カニューレについて記載している。特許文献7(米国特許第5119811号)は、異なる材料による2層で形成したフレア付き患者側端部を有する内部カニューレについて記載している。特許文献8(米国特許第5386826号)は、外部に螺旋フィラメント又は低摩擦材料層を有する内部カニューレについて記載している。知文献9(米国特許第5983895号)は、両側の端部を中間湾曲区域によって接合した直線的区域を有する内部カニューレについて記載している。特許文献10(米国特許第6019753号)は、カニューレが優先的屈曲平面を有するよう異なる可撓性の2つの細長領域がある内部カニューレについて記載している。この特許文献10は、より可撓性を持たせる溝孔を形成し、これら溝孔を外部の薄いシャフトによってカバーするシャフトを有する内部カニューレについて記載している。特許文献11(米国特許第6135110号)は、回転可能なばね取付具によって外側チューブに保持される湾曲した内部カニューレについて記載している。気管切開チューブアセンブリは、さらに、15mm雄形テーパ付きコネクタに取り付けられ、このコネクタを気管切開チューブのハブにねじ込む場合にも利用可能である。これら構成は、内部カニューレを取り外し、また挿入するのに必要な引っ張り力及び押し込み力を軽減するという利点を有する。しかし、このような構成には、内部カニューレを取り外すとき、気管切開チューブにコネクタがないという問題がある。さらに、呼吸回路に接続されたときコネクタが不慮にチューブからねじ緩み、換気ガスの漏洩を引き起こし、これにより有効な換気を阻害するというリスクもある。他の内部カニューレ構成は、例えば、特許文献12〜21(米国特許第6024730号、国際公開第2014/132015号、同第2014/132016号、同第2015/110773号、同第2015/118288号、同第2015/136232号、同第2015/145099号、同第2015/166200号、英国特許第2531902号、及び国際公開第2016/166498号(PCTGB2016/000069))に記載されている。
国際公開第94/01156号パンフレット 国際公開第2004/101048号パンフレット 欧州特許第1938857号明細書 欧州特許第2224985号明細書 英国特許第2056285号明細書 米国特許第4817598号明細書 米国特許第5119811号明細書 米国特許第5386826号明細書 米国特許第5983895号明細書 米国特許第6019753号明細書 米国特許第6135110号明細書 米国特許第6024730号明細書 国際公開第2014/132015号パンフレット 国際公開第2014/132016号パンフレット 国際公開第2015/110773号パンフレット 国際公開第2015/118288号パンフレット 国際公開第2015/136232号パンフレット 国際公開第2015/145099号パンフレット 国際公開第2015/166200号パンフレット 英国特許第2531902号明細書 国際公開第2016/166498号パンフレット(PCT/GB2016/000069)
本発明の目的は、従来にとって代わる気管切開チューブアセンブリ及び内部カニューレを得るにある。
本発明の一態様によれば、上述の種類の気管切開チューブアセンブリであって、前記気管切開チューブは、その装置側端部近傍で前記チューブのハブに取り付けた回転可能部材を有し、前記回転可能部材の取付けは、前記回転可能部材が前記ハブの軸線周りに前記ハブに対して少なくとも制限された角度にわたり回転できるように取り付けられ、前記回転可能部材は内面に表面形成部を有し、また前記内部カニューレは、前記内部カニューレの外面に、前記回転可能部材における前記表面形成部に係合し得る表面形成部を有し、前記係合は、前記回転可能部材の前記気管切開チューブに対する一方向への回転が前記内部カニューレを前記気管切開チューブ内に引っ張り込み、また反対方向への回転が前記内部カニューレを前記気管切開チューブから押し出すよう係合する、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリを提供する。
前記回転可能部材は、前記気管切開チューブのコネクタであり得る。前記コネクタは、好適には、テーパ付き外面を有する。代案として、前記回転可能部材は、前記外側チューブにおけるコネクタとは別個の回転可能リングであり得る。前記回転可能部材及び前記内部カニューレにおける前記表面形成部は、好適には、互いに連係動作するねじ山を有する。前記回転可能部材は、好適には、1回転より少ない範囲だけ、例えば、約1/4回転の角度にわたり回転可能である。前記回転可能部材及び前記外側チューブのハブは、好適には、双方ともに、前記回転可能部材がロック状態又はロック解除状態にあるときに整列するマーキングが設けられているものである。前記回転可能部材及び前記外側チューブの一部は、前記ロックされた位置からの回転に抵抗するよう構成された互いに連係動作する係合部材が設けられているものであり得る。
本発明の他の態様によれば、本発明の上述した第1態様による気管切開チューブアセンブリに使用するための内部カニューレを提供する。
本発明による内部カニューレを備える気管切開チューブアセンブリの2つの実施形態を、例として添付図面につき以下に説明する。
アセンブリの第1実施形態における、内部カニューレが外側チューブから突出しており、完全に挿入されていない、又は所定位置にロックされていない状態を示す斜視図である。 アセンブリの、内部カニューレを完全に挿入して所定位置にロックした状態を示す斜視図である。 外側チューブの装置側端部における縦断面図である。 内部カニューレ装置側端部における側面図である。 アセンブリにおける内部カニューレをロックした位置にある状態を示す縦断面図である。 図5の縦断面図平面に対して傾斜した角度をなす平面に沿うアセンブリの断面図である。 本発明の第2実施形態のロックした位置にある状態を示す斜視図である。 内部カニューレが所定位置にロックした状態にある第2実施形態の装置側端部における拡大縦断面図である。 内部カニューレが部分的に突出した状態にある第2実施形態の装置側端部における拡大縦断面図である。 ロックリングが中間位置にある状態を示す患者側端部から見た拡大横断面図である。
先ず、図1及び6につき説明すると、気管切開チューブアセンブリの第1実施形態は、気管切開挿管用の外側チューブ1と、この外側チューブ内に挿入する取外し可能な内部カニューレ2とを備える。外側チューブ1はシャフト10を有し、このシャフト10はカフがないものとして示すが、通常通りに患者側端部近傍に封止カフを設けることができる。後方又は装置側端部11で外側チューブ1は、ハブ12及びフランジ13を有し、このフランジには患者の首にチューブを固定するための保持テープ(図示せず)を留め付けることができる。外側チューブ1は、約2mm〜10mmの範囲における内径を有し、長さは60mm〜200mmの範囲内とすることができる。ハブ12は、このハブに取り付けた15mm雄形コネクタ15を有し、このコネクタは、互いに連係動作する雌形コネクタの内面に整合し得るテーパ付き外面16を有する。コネクタ15は、このコネクタ前方端部である患者側端部に内方に面する環状リップ17を有し、このリップ17の後部に環状窪み18が延在する(図5参照)。短いカラー19がハブ12から後方に向けてコネクタ15の前方端部内に突入し、このカラーは、傾斜面21を設けた外方突出リップ20を有する。ハブ12におけるリップ20は、コネクタ15周りの窪み18に整列し、また窪み内にスナップ嵌合し、コネクタをハブに対する恒久的取付けを生ずる。このようにして生ずる取付けは、コネクタ15がハブ12に対してハブ軸線周りに1回転の1/4、すなわち90゜の限定角度にわたってのみ回転するのを可能にする。
コネクタ15の前端面22及びハブ12は互いに連係動作する係合部材を有し、これら係合部材は、コネクタにおける浅い窪み23(図6参照)が、ハブ12の端面25から後方に突出する低丈突起又はディンプル24を収容し得る形態とする。ディンプル24及び窪み23の位置は、コネクタ15をハブ12に対して時計周りのロック方向に全行程にわたり回転するとき整列して係合するものとする。ディンプル24及び窪み23のサイズ及び形状は、それらの係合が使用中に見舞われる垂直抗力に抗してロック位置にコネクタ15を保持するのに十分であり、ロック解除方向の反時計周りにコネクタを捻じるようコネクタを釈放するため、ユーザーが初期ロック解除捻じり力を増加させる必要があるものとする。
前方の患者側端部近傍でコネクタ15はその外面に可視マーキング26(図2参照)を有し、この可視マーキング26は、ハブ12の後方に面する端面25における2個の可視マーキング27及び28のうち一方に整列するよう移動可能であり、これら可視マーキング27及び28は、それぞれロック状態又はロック解除状態を示す。当然のことながら、ハブはロック状態又はロック解除状態のいずれか一方を示す単に1個のマーキングを有するものとすることができる。
コネクタ15の内部は、開放した後方端部又は装置側端部に拡大したテーパ付きの開口部29を有する(図3参照)。開口部29の前方でコネクタ15の内部にはねじ山の形態とした表面形成部30を成形し、このねじ山は幅広のピッチで、コネクタ15の長さの約1/3だけ前方に延在する。
とくに図4につき説明すると、内部カニューレ2は、円形断面のシャフト32を有し、またPVC、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、若しくはPTFEのような薄く剛性のあるプラスチック材料、又は他の可撓性材料若しくは半剛性プラスチック材料とすることができる。シャフト32の外径は、外側チューブ1のシャフト10の内径よりも僅かに小さく、これにより内部カニューレ2を外側チューブに対して挿入及び取外しが容易にできるよう選択する。シャフト32は、使用すべき外側チューブ1のシャフト10と同一の曲率となるよう湾曲させる。カニューレ2の後方端部又は装置側端部は、シャフト32よりも厚い壁を設けた一体型のハブ又は装置側端部取付け部33を有する。このハブ又は装置側端部取付け部33は、コネクタ15内に位置付けて固定する形状にする。より具体的には、ハブ33は、後方の装置側端部において半径方向に拡大した環状リム34を有し、この環状リム34は、コネクタ15の拡大した開口部29内にぴったりと嵌合する形状にする。リム34の前方で、装置側端部取付け部33の外面に突出するねじ山35の形態とした表面形成部を成形し、この表面形成部は、コネクタ15の内面におけるねじ山30に連係動作して係合する構成とする。コネクタ15及び内部カニューレ2におけるねじ山30及び35は、コネクタの回転により内部カニューレをコネクタに対して引っ張り込む又は押し出すことができるよう互いに連係動作する。シャフト32の湾曲形状によれば、コネクタ15を回転させるとき内部カニューレ2が大きく回転するのを阻止し、これによりコネクタの回転運動の大部分が内部カニューレの直線運動に変換される。
図1は、内部カニューレ2を外側チューブ1内に部分的にのみ挿入し、後方又は装置側端部におけるハブ33の一部がコネクタ15から突出している状態のアセンブリを示す。内部カニューレ2のねじ山35はコネクタ15の内面におけるねじ山30に部分的にのみ係合する。この状態において、コネクタ15は全行程にわたり反時計回りに回転しているロック解除位置にある。コネクタ15におけるマーキング26は、図1では見えていないが、ハブ12における「ロック解除」マーク28に整列する。内部カニューレ2を外側チューブ1内に完全に装填して所定位置にロックするためには、ユーザーは単にコネクタ15の外側面を掴んで時計方向に1/4回転にわたり(図1に矢印で示すように)捻じるだけでよい。このようにして、コネクタ15及び内部カニューレ2におけるねじ山30及び35は、互いに係合して、内部カニューレを前方に外側チューブ内に引っ張り込むよう作用し、最終的に図2に示す位置に達し、この位置では内部カニューレの後端部がコネクタの後端部と同一レベルとなるよう引き込まれている。この位置において、コネクタ15のマーキング26はハブ12の「ロック」マーキング27に整列するよう回転している。
内部カニューレ2を取り外すためには、例えば、カニューレをクリーニングする又は他のカニューレと交換するのが必要なとき、コネクタ15は単に反時計方向に捻じるだけでよく、この行為は、内部カニューレのリム34を掴んで外側チューブ1から手作業で完全に引っ張り出すことができる図1に示す位置まで内部カニューレを後方に引き上げる作用を有する。
上述の実施形態は、回転可能なコネクタの内面に、内部カニューレの外側面におけるねじ形成部と係合するねじ山表面を有する。しかし、他の実施形態において、コネクタを固定のものとし、その代わり、アセンブリは、内部カニューレの外側面における形成部に係合する内面形成部を有する何らかの他の回転可能部材を有するものとすることができる。
以下に図7〜10につき説明すると、これは第1実施形態で説明したカニューレとは異なる内部カニューレ2′を有する本発明の第2実施形態を示し、この内部カニューレ2′は、ハブに沿ってねじ山を設ける代わりに、シャフト41から外方に突出する狭小突耳40の形態とした表面形成部を有する点で異なる。さらに、外側気管切開チューブ1′も、固定コネクタ15′、及びコネクタとハブ12′との間でコネクタに同軸状に備え付けた回転可能ロックリング44を有する点で異なる。ロックリング44の外端縁45には、グリップ性を改善するようこぶを付ける。ハブ12′に対するロックリング44の備付けは、限定された90゜の角度回転のみを可能にする。ロックリング44は、内部カニューレ2′における突耳40の両側の面に係合する形状にした短い分割ねじ山46を有する。図8は、ロックリング44を時計方向に完全に回転した状態を示し、この場合、ロックリングにおけるねじ山46の一部分が突耳40の外側である左側表面に当接し、したがって、内部カニューレのハブ47の端部におけるリム48がコネクタ15′の外側端部に係合するまで、内部カニューレ2′を強制的に外側チューブ1′内に内方に押圧する。ロックリング44を逆の反時計方向に回転することにより、リングにおけるねじ山46の他方部分である後方に面する表面を内部カニューレ2′における前方に面する表面と係合させ、これにより図9に示すような短い距離だけ内部カニューレを外側チューブ1′から押し出す。ロックリング44が内部カニューレ2′をエジェクトする距離はほんの僅かであるが、内部カニューレの端部におけるリム48を掴むことができるのに十分であり、これにより手で外側チューブから引っ張り出すことができる。
本発明の構成を使用して、内部カニューレの取外し及び交換の行為が不快な、また患者の瘻孔周りにおけるデリケートな組織対して損傷する力を与えかねない結果となる様々な構成の問題点を克服することができる。本発明の捻転機構によれば、内部カニューレを外側チューブに対して滑らかに引き込む又は滑らかに押し出すことを確実にする。本発明は、さらに、コネクタを外側チューブに対してしっかりと取り付けた状態のままとすることもでき、これにより、内部カニューレの有無に係わらず使用することができる。
1 外側チューブ
1′ 外側チューブ
2 内部カニューレ
2′ 内部カニューレ
10 (外側チューブの)シャフト
11 (外側チューブの)後方又は装置側端部
12 (外側チューブの)ハブ
12′ (外側チューブの)ハブ
13 (外側チューブの)フランジ
15 (15mm雄形)コネクタ
15′ 固定コネクタ
16 テーパ付き外面
17 環状リップ
18 環状窪み
19 カラー
20 リップ
21 傾斜面
22 (コネクタ15の)前端面
23 (コネクタ15の)窪み
24 低丈突起又はディンプル
25 (ハブ12の)端面
26 可視マーキング
27 可視マーキング
28 可視マーキング
29 開口部
30 (コネクタの)表面形成部(ねじ山)
32 (内部カニューレの)シャフト
33 (内部カニューレの)ハブ又は装置側端部取付け部
34 (内部カニューレの)環状リム34
35 (内部カニューレの)ねじ山
44 回転可能ロックリング
46 (ロックリングの)ねじ山
47 (内部カニューレの)ハブ
48 (内部カニューレの)リム

Claims (10)

  1. 外側の気管切開チューブ(1,1′)及び前記気管切開チューブのボアに沿って延在するよう取外し可能に挿入される内部カニューレ(2,2′)を備える気管切開チューブアセンブリであって、前記気管切開チューブは、その装置側端部近傍で前記チューブ(1,1′)のハブ(12,12′)に取り付けた回転可能部材(15,44)を有し、前記回転可能部材の取付けは、前記回転可能部材が前記ハブの軸線周りに前記ハブに対して少なくとも制限された角度にわたり回転できるように取り付けられ、前記回転可能部材(15,44)は内面に表面形成部(30,46)を有し、また前記内部カニューレ(2,2′)は、前記内部カニューレの外面に、前記回転可能部材(15,44)における前記表面形成部(30,46)に係合し得る表面形成部(35,40)を有し、前記係合は、前記回転可能部材の前記気管切開チューブ(1,1′)に対する一方向への回転が前記内部カニューレ(2,2′)を前記気管切開チューブ内に引っ張り込み、また反対方向への回転が前記内部カニューレを前記気管切開チューブから押し出すよう係合する、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  2. 請求項1記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材は、前記気管切開チューブ(1)のコネクタ(15)である、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  3. 請求項2記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記コネクタ(15)はテーパ付き外面(16)を有する、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  4. 請求項1記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材は、前記外側チューブ(1′)におけるコネクタ(15′)とは別個の回転可能リング(44)である、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材(15,44)及び前記内部カニューレ(2,2′)における前記表面形成部は、互いに連係動作するねじ山(30,46及び35,40)を有する、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材(15,44)は、1回転より少ない範囲だけ回転可能である、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  7. 請求項6記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材(15,44)は、約1/4回転の角度にわたり回転可能である、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  8. 請求項1〜7のうちいずれか一項記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材(15)及び前記外側チューブ(1)のハブ(12)は、双方ともに、前記回転可能部材がロック状態又はロック解除状態にあるときに整列するマーキング(26,27)が設けられている、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  9. 請求項1〜8のうちいずれか一項記載の気管切開チューブアセンブリにおいて、前記回転可能部材(15)及び前記外側チューブ(1)の一部は、前記ロックされた位置からの回転に抵抗するよう構成された互いに連係動作する係合部材(23,24)が設けられている、ことを特徴とする気管切開チューブアセンブリ。
  10. 内部カニューレ(2,2′)であって、請求項1〜9のうちいずれか一項記載の気管切開チューブアセンブリに使用するための、内部カニューレ。
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