[0009] 本開示は、患者の良好さを遠隔からモニタするための良好さのメトリックとしての話声パターンのシステムを提供するためのシステム、デバイス、及び方法を含む。例示的な一実施形態においては、このシステムは、少なくとも1つのウェアラブルデバイスを含むことができ、このウェアラブルデバイスは、患者に関連付けられているボディーセンサデータ及び話声パターンデータを収集し、それらのデータを分析して、患者の情緒的良好さが損なわれているかどうか、及びアラートが発せられるべきであるということを判定するように構成されている。いくつかの例示的な実施形態においては、このウェアラブルデバイスは、患者の良好さが損なわれていることを示すアラートを少なくとも1つの介護者デバイスへ送信するように構成されることが可能である。このデバイスは、状況を緩和するためのアクションの方針に関する推奨を送信するように構成されることも可能である。いくつかの実施形態においては、アラートは、患者の良好さが損なわれている具体的な様態、及びそのアラートを引き起こしたセンサデータを含めて、そのアラートに関連している特定の情報を含むこともできる。このようなシステム及びデバイスは、さまざまな介護状況、たとえば、介護者から遠く離れている患者、又は自分が実際にはどのように感じているかを介護者に告げることに気が進まない患者など、介護者が患者の良好さに関する正確な情報を入手することが困難である状況において使用されることが可能である。たとえば、高齢者の子供たち、及び老人ホームの職員を含めて、高齢者の介護者は、本開示の実施形態を利用して、それぞれ自分の親又はゲストの良好さに関する正確なリアルタイムの情報を得ることができる。
[0010] 図1は、話声センサとボディーセンサとを有するウェアラブルデバイスを用いて患者の情緒的良好さを遠隔からモニタする例示的な方法100を示している。一実施形態においては、この方法は、ステップ105において話声センサからの話声パターンデータをモニタするステップと、ステップ110においてボディーセンサからのボディーセンサデータをモニタするステップとを含むことができる。以降で論じられているように、例示的なウェアラブルデバイスは、さまざまなボディーセンサと、1つ又は複数のマイクロフォンと、センサからデータを受け取り、それらのデータを処理して、ユーザの情緒的良好さをモニタするために使用することができるさまざまなメトリックを入手するための命令を伴うソフトウェアとを含むことができる。示されているように、この方法は、ステップ115において話声パターンデータ及びボディーセンサデータを、複数の情緒的良好さアラートを有するアラートデータベースに対して比較するステップを含むこともできる。そしてステップ120において、この方法は、話声パターンデータ及びボディーセンサデータが情緒的良好さアラートのうちの少なくとも1つをトリガーして、ユーザの情緒的良好さが損なわれていることを示した場合に介護者へアラートメッセージを送信するステップを含むことができる。
[0011] 図2は、本開示の態様を実施するための、良好さのメトリックとしての話声パターンの例示的なシステム200を示している。示されているように、例示的なシステム200は、たとえば「クラウド」又はインターネット204を介して、ネットワーク206及び1つ又は複数の介護者ユーザデバイス208に接続されている1つ又は複数のウェアラブルデバイス202を含むことができる。示されているように、ウェアラブルデバイス202は、たとえば、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、4G LTE、セルラーデータなどを含む任意の通信手段によってクラウド又はインターネット204を介してネットワーク及び介護者と通信するための通信モジュール210を含むことができる。ウェアラブルデバイス202は、オペレーティングシステム212(「OS」)、クロック214、及びディスプレイ216、たとえばタッチディスプレイを有することができ、脈拍センサ218(1)、血圧センサ218(n)、話声感知のためのマイクロフォンなどの話声センサ222、及び天候状態を判定するためのセンサなどの複数のセンサ、並びに/又は外部ソースから気象情報を入手するための機能を有することもできる。ウェアラブルデバイス202は、メモリ224を含むこともでき、メモリ224は、示されているように、さまざまなソフトウェアプログラム及びデータベースを格納することができる。例示的なウェアラブルデバイスメモリデータベースは、録音された話声データを格納するための話声データベース226と、話声センサ以外のセンサからのデータを格納するためのセンサデータベース228と、患者の良好さが損なわれていてアラートが必要とされていることを示唆するセンサデータ及び話声パターンデータのさまざまな所定の組合せを含むことができるアラートデータベース230とを含むことができる。アラートデータベース230の情報は、たとえばモニタリングソフトウェア232によって、アラート状況が発生しているかどうかを判定するためにセンサデータに対して比較されることが可能である。ウェアラブルデバイス202は、ユーザID情報を格納するためのユーザIDデータベース233を含むこともできる。
[0012] ウェアラブルデバイス202は、現在のロケーション情報をユーザに提供するためのロケーションソフトウェア236を含むさまざまなソフトウェアプログラム234を含むこともでき、ロケーションソフトウェア236は、ロケーション固有アラートデータを入手するためにユーザロケーションデータをネットワーク206へ送信することもできる。ロケーションソフトウェア236は、関連付けられているウェアラブルロケーショングラフィカルユーザインターフェース238(GUI)のためのソフトウェアを含むこともできる。デバイスソフトウェア234は、さまざまなウェアラブルデバイスセンサ218(1)〜218(n)及び話声センサ222を機能させて、センサデータ及び話声パターンデータをセンサデータベース及び話声データベース内に格納するためのセンサソフトウェア240と、センサデータ並びに話声パターン及び他の音響データをモニタして、アラートが必要とされているかどうかを判定するために、それらのデータをウェアラブルアラートデータベース230内の情報などの他の情報に対して比較するためのモニタリングソフトウェア232とを含むこともできる。いくつかの例においては、ウェアラブルセンサソフトウェア240は、ユーザの話声パターンを判定するためにウェアラブルデバイス202上に配置されている、又は他の形でウェアラブルデバイス202に動作可能に接続されているウェアラブル話声センサ222、たとえば1つ又は複数のマイクロフォンからの音響を処理及び分析するための命令を含むことができる。一例においては、ソフトウェア240は、周囲の音からユーザの話声を分離するための当技術分野において知られているアルゴリズムを含むことができる。一例においては、ウェアラブルソフトウェア240は、ユーザの話声のさまざまな側面を実質的にリアルタイムで分析して、ユーザが通常の会話に関わっているか、又はユーザが怒鳴っている若しくは他の形で口論していることをユーザの話声が示しているかを判定するように構成されることも可能である。いくつかの例においては、ソフトウェア240は、ユーザの話声から分離された周囲の音響があれば、その周囲の音響を分析し、その周囲の音響をさらに処理して、ユーザの近くの人々を含む他者の話声、並びにラジオ、コンピュータ、及びテレビからの話声及び他の音を識別するための命令を有することもできる。一例においては、ソフトウェア240は、ユーザの話声の周波数及び他の特徴並びに他者の話声を分析して、ユーザが別の人との会話に関わっていることを相対周波数が示しているかどうかを判定するように構成されることが可能である。
[0013] いくつかの例においては、ウェアラブルセンサソフトウェア240は、ウェアラブルボディーセンサ218(1)〜218(n)、たとえば脈拍センサ及び血圧センサからのデータを処理して、センサ測定値の変化率を求めて、さまざまなセンサ測定値を相関付けてセンサデータを相互参照及び分析し、心拍変動(HRV)などのさまざまなメトリックを計算するためのソフトウェアを含むこともできる。以降で説明されているように、ボディーセンサ218(1)〜218(n)は、ユーザがいつ目を覚ましているかを特定することを含むさまざまな理由で、及びユーザの物理的なアクティビティーレベルをモニタする目的でユーザの動きを記録するために使用することができる加速度計などの1つ又は複数の動きセンサを含むこともできる。モニタリングソフトウェア232は、1つ又は複数のユーザアラートをウェアラブルデバイスディスプレイ216上に表示するための、及びアラートを引き起こしたトリガリングデータを任意選択で表示するためのユーザアラートGUI 242のための命令を含むことができる。モニタリングソフトウェア232は、ユーザが介護者に連絡することを可能にするためのユーザ連絡GUI 244を提供することもできる。モニタリングソフトウェア232は、警告を含む情報を、介護者アラートGUI 246内に表示する目的で1つ又は複数の介護者ユーザデバイス208へ送信することをウェアラブルデバイス202に行わせるように構成されることも可能である。
[0014] 例示的な介護者ユーザデバイス208も同様に、通信モジュール248及びディスプレイ250を含むことができ、介護者アラートGUI 246のための命令を含むソフトウェア252を含むこともでき、介護者アラートGUI 246は、ウェアラブルデバイス202から受信されたアラートを表示することができ、アラートを引き起こしたトリガリングデータを任意選択で表示することもできる。介護者ユーザデバイス208は、介護者がユーザに連絡することを可能にするための介護者連絡GUI 254を含むこともできる。例示的なシステム200は、ロケーション固有のアラート設定をウェアラブルデバイス202に提供するためのネットワーク206を含むこともできる。例示的なネットワーク206は、ウェアラブルデバイス202と通信するための通信モジュール256と、以降でさらに説明されているように、特定の地理的ロケーションのための、及び特定のユーザのための複数のアラートデータベースを含むことができるネットワークアラートデータベース258と、ネットワークアラートデータベース258内の複数のロケーションに関するジオロケーション情報を含むネットワークロケーションデータベース260と、ネットワークアラート及びロケーションデータベースを機能させるための、並びにウェアラブルデバイス202から情報を送信及び受信することを通信モジュール256に行わせるためのネットワークロケーションソフトウェア262とを含むことができる。代替実施形態においては、本開示に従って作成された良好さのメトリックとしての話声パターンのシステムは、示されているネットワークを含むことができず、ウェアラブルデバイスが、ロケーション固有の情報を含むすべてのアラートデータベース情報をそのデバイス上にローカルに含むことができる。
[0015] 図3は、本開示の他の図において示されている特徴及びプロセス、並びに本開示の全体を読んだ後に当技術分野における標準的な技術者にとって明らかになるであろう特徴及びプロセスなど、本開示のさまざまな特徴及び/又はプロセスのうちの任意の1つ又は複数を実施するように構成されることが可能である例示的なウェアラブルコンピューティングデバイス300のブロック図である。示されているように、コンピューティングデバイス300は、メモリインターフェース304と、1つ又は複数のデータプロセッサ、イメージプロセッサ、及び/又は中央処理装置308と、周辺機器インターフェース312とを含むことができる。メモリインターフェース304、1つ又は複数のプロセッサ308、及び/又は周辺機器インターフェース312は、別々のコンポーネントであることが可能であり、又は1つ若しくは複数の集積回路内で統合されることが可能である。コンピューティングデバイス300内のさまざまなコンポーネントは、1つ又は複数の通信バス又は信号線によって結合されることが可能である。
[0016] センサ、デバイス、及びサブシステムを周辺機器インターフェース312に結合して、1つ又は複数の機能を容易にすることができる。たとえば、モーションセンサ316、光センサ320、及び近接度センサ324を周辺機器インターフェース312に結合して、方位測定、明度測定、及び/又は近接度測定の機能を容易にすることができる。全地球的航法衛星システム(GNSS)(たとえば、GPS受信機)、温度センサ、バイオメトリックセンサ、及び/又は1つ若しくは複数の他の感知デバイスなど、他のセンサ328を周辺機器インターフェース312に接続して、関連した機能を容易にすることもできる。
[0017] カメラサブシステム332及び光センサ336、たとえば、電荷結合素子(CCD)又は相補型金属酸化膜半導体(CMOS)光センサを利用して、イメージ及び/又はビデオを記録することなどのカメラ機能を容易にすることができる。ユーザの認証中に、たとえば顔認識分析を実行することによって使用されることになるユーザのイメージを収集するために、カメラサブシステム332及び光センサ336を使用することができる。
[0018] 無線周波数受信機及び送信機並びに/又は光(たとえば、赤外線)受信機及び送信機を含むことができる1つ又は複数のワイヤレス通信サブシステム340を通じて通信機能を容易にすることができる。通信サブシステム340の具体的な設計及び実施態様は、コンピューティングデバイス300が機能する際に経由することを意図されている通信ネットワークに依存することがある。たとえば、コンピューティングデバイス300は、GSM(登録商標)ネットワーク、GPRSネットワーク、EDGEネットワーク、Wi−Fi(登録商標)若しくはWiMAX(商標)ネットワーク、及び/又はBluetooth(登録商標)ネットワークを介して機能するように設計されている通信サブシステム340を含むことができる。とりわけ、ワイヤレス通信サブシステム340は、ホスティングプロトコルを含むことができ、それによって、1つ又は複数のデバイス300は、他のワイヤレスデバイスのための基地局として構成されることが可能である。
[0019] 音響サブシステム344をスピーカー348及びマイクロフォン352に結合して、話者認識、音声複製、デジタル録音、及び/又は電話機能など、音声対応機能を容易にすることができる。音響サブシステム344は、音声コマンド、音声印刷、及び音声認証を処理することを容易にするように構成されることが可能である。
[0020] I/Oサブシステム356は、タッチ表面コントローラ360及び/又は他の入力コントローラ364を含むことができる。タッチ表面コントローラ360は、タッチ表面368に結合されることが可能である。タッチ表面368及びタッチ表面コントローラ360は、容量性、抵抗性、赤外線、及び/又は弾性表面波テクノロジー、並びに任意選択で、他の近接度センサアレイ、及び/又はタッチ表面368との1つ若しくは複数の接触点を特定するための他の要素を含むがそれらには限定されない複数のタッチセンシティビティーテクノロジーのうちのいずれかの1つ又は複数を使用して、たとえば、接触及び動き又はそれらの欠如を検知することができる。
[0021] 他の入力コントローラ364は、1つ又は複数のボタン、ロッカースイッチ、サムホイール、赤外線ポート、USBポート、及び/又は、スタイラスなどのポインタデバイスなど、他の入力/コントロールデバイス372に結合されることが可能である。1つ又は複数の関連したボタン又は他のコントロール(図示せず)は、スピーカー348及び/又はマイクロフォン352のボリューム及び/又は振幅コントロール用のアップ/ダウンボタンの1つ又は複数のセットを含むことができる。同じ又は同様のボタン又は他のコントロールを使用して、ユーザは、音声コントロール、又は音声コマンド、モジュールをアクティブ化することができ、それによってユーザは、マイクロフォンに向かってコマンドを発声して、その発声されたコマンドをデバイス300に実行させることができる。ユーザは、1つ又は複数のボタン又は他のコントロールの機能をカスタマイズすることができる。タッチ表面368を使用して、たとえば仮想又はソフトボタン及び/又はキーボードを実施することもできる。
[0022] いくつかの実施態様においては、コンピューティングデバイス300は、MP3、AAC、及び/又はMPEGファイルなど、記録された音響ファイル及び/又はビデオファイルを提示することができる。いくつかの実施態様においては、コンピューティングデバイス300は、iPod(登録商標)などのMP3プレーヤの機能を含むことができる。コンピューティングデバイス300はしたがって、関連したiPod(登録商標)ハードウェアと互換性のある36ピンコネクタを含むことができる。他の入力/出力及びコントロール用のデバイスを使用することもできる。
[0023] 示されているように、メモリインターフェース304は、1つ又は複数のタイプのメモリ376に結合されることが可能である。メモリ376は、高速ランダムアクセスメモリ及び/又は不揮発性メモリ、たとえば、1つ若しくは複数の磁気ディスクストレージデバイス、1つ若しくは複数の光ストレージデバイス、及び/又はフラッシュメモリ(たとえば、NAND、NOR)を含むことができる。メモリ376は、Darwin(商標)、RTXC、LINUX、UNIX(登録商標)、OS X(商標)、WINDOWS(登録商標)などのオペレーティングシステム380、及び/又はVxWorksなどの組み込みオペレーティングシステムを格納することができる。オペレーティングシステム380は、基本的なシステムサービスを取り扱うための、及び/又はハードウェアに依存するタスクを実行するための命令を含むことができる。いくつかの実施態様においては、オペレーティングシステム380は、カーネル(たとえば、UNIX(登録商標)カーネル)を含むことができる。さらに、いくつかの実施態様においては、オペレーティングシステム380は、音声認証を実行するための命令を含むことができる。
[0024] メモリ376は、1つ若しくは複数のさらなるデバイス、1つ若しくは複数のコンピュータ、及び/又は1つ若しくは複数のサーバと通信することを容易にするための通信命令382を格納することもできる。追加として、又は代替として、メモリ376は、グラフィックユーザインターフェース処理を容易にするためのグラフィカルユーザインターフェース命令384、センサ関連処理及び機能を容易にするためのセンサ処理命令386、電話関連プロセス及び機能を容易にするための電話命令388、電子メッセージング関連プロセス及び機能を容易にするための電子メッセージング命令390、ウェブブラウジング関連プロセス及び機能を容易にするためのウェブブラウジング命令392、メディア処理関連プロセス及び機能を容易にするためのメディア処理命令394、GNSS及びナビゲーション関連プロセス及び命令を容易にするためのGNSS/ナビゲーション命令396、並びに/又はカメラ関連プロセス及び機能を容易にするためのカメラ命令397を含むことができる。メモリ376は、他のプロセス及び機能を容易にするための他のソフトウェア命令398を格納することができる。たとえば、他のソフトウェア命令398は、デバイス300が着用されているときにユーザが歩く歩数を数えるための命令を含むことができる。
[0025] メモリ376は、ウェブビデオ関連プロセス及び機能を容易にするためのウェブビデオ命令、並びに/又はウェブショッピング関連プロセス及び機能を容易にするためのウェブショッピング命令など、他のソフトウェア命令(図示せず)を格納することもできる。いくつかの実施態様においては、メディア処理命令394は、音響処理関連プロセス及び機能並びにビデオ処理関連プロセス及び機能をそれぞれ容易にするための音響処理命令及びビデオ処理命令へと分割されることが可能である。アクティベーションレコード及び国際移動体装置識別番号(IMEI)399又は同様のハードウェア識別子をメモリ376内に格納することもできる。
[0026] 上で識別されている命令及びアプリケーションのそれぞれは、本明細書において説明されている1つ又は複数の機能を実行するための命令のセットに対応することが可能である。これらの命令は、必ずしも別々のソフトウェアプログラム、プロシージャー、又はモジュールとして実施される必要はない。メモリ376は、さらなる命令又はより少ない命令を含むことができる。さらに、コンピューティングデバイス300のさまざまな機能は、1つ又は複数の信号処理及び/又は特定用途向け集積回路を含めて、ハードウェアで、及び/又はソフトウェアで実施されることが可能である。
[0027] 図4は、モニタリングソフトウェアによって受信されたセンサデータの組合せが、図4において示されている組合せのうちの1つ又は複数にマッチした場合にユーザアラートGUI 242及び介護者アラートGUI 246のうちの少なくとも1つの上に表示するための、ウェアラブルモニタリングソフトウェア232によって生成されることが可能である例示的なアラートを示す例示的なアラートマトリックス400を示している。したがって、アラートマトリックス400、たとえば図4において示されているアラートマトリックスを使用して、2つの表示の組合せを識別することができ、それらの2つの表示は、同時に発生している場合には、望ましくない状況を示唆しており、その状況では、ユーザアラートGUI 242を介したウェアラブルデバイス202のうちの1つ又は複数、及び1人又は複数の介護者による介入が望まれる。示されているように、示されている例示的なアラートマトリックス400は、左手の列に沿ってさまざまな話声センサデータカテゴリーを、及び最も上の行に沿って他の非話声データタイプを含み、それぞれのアラートは、話声センサ測定値と、心拍数、血圧、天候、及び時刻などの別のセンサ測定値との特定の組合せに基づく。理解できるであろうが、他の実施形態においては、アラートは、2つよりも多いセンサタイプ、たとえば、3次元の、又はそれよりも高い次元のマトリックスなどからのデータの組合せに基づくことが可能であり、その場合には、アラートは、3つ以上のデータタイプ及び/又は値の組合せに基づく。また、いくつかのアラートは、話声センサデータを含まないセンサデータの組合せに基づくことが可能である。
[0028] 一例においては、アラートデータベースが、1つ又は複数のうつ状態アラートを含むことができ、それらのうつ状態アラートは、トリガーされた場合には、ユーザがうつ病を患っている可能性があることを示す。一例においては、うつ状態アラートは、軽度の孤独感から重度のうつ病までの表示を含むさまざまな異なるアラートを広く含むことができる。図4は、最小脈拍値、たとえば60bpmを下回る脈拍数、及び最小血圧値、たとえば90mmHGを下回るユーザの血圧を含む、所定の値を下回るボディーセンサからの測定値と組み合わされた、より低いレベルの話す時間、他者と対話することに費やされた時間、又はTVの前でのさらに高いレベルの時間の組合せを含むうつ状態アラートの例を示している。理解できるであろうが、これらの最小値は、例として提供されているにすぎず、これらの最小値を変更して、たとえば、アラートをユーザの特定の基本器官向けに調整することができ、又は、以降でさらに説明されているように、アラートを特定の地理的ロケーション向けに調整することができ、したがってウェアラブルデバイス202の感度をユーザロケーションに基づいて調節することができる。うつ状態アラートの他の例は、曇り若しくは雨などの劣悪な天候を示す、ウェアラブルデバイスによって受け取られた若しくは感知された気象値と組み合わされた、又は時刻と組み合わされた最小の発話を含む。さらに、他のうつ状態アラートは、低いレベルの発話の表示を、ウェアラブルソフトウェア334によって脈拍数から計算されることが可能である低いHRVと組み合わせることを含むことができる。一例においては、ウェアラブルソフトウェア234は、ユーザが話していない時間のパーセントに基づいて不対話値を計算するための命令を含むことができ、うつ状態アラートは、不対話値と他のデータとの特定の組合せによってトリガーされることが可能である。一例においては、不対話値は、発話又は対話のパーセントを、ユーザに関連付けられている標準的な基準値へ標準化するためのファクタを含めて、話声センサによって検知された生の不対話時間に加えるファクタを含むことができる。別の例においては、不対話のタイプ、たとえば、他者と話していないがウォーキング又は運動に費やされた時間か、他者に話すことではなくTVを見ることに費やされた時間かに応じて、異なるファクタを適用することができる。さらに別の例においては、ウェアラブルデバイス202は、ユーザが目を覚ましているかどうかを判定するように、及びユーザが眠っている時間中の話声パターンデータを不対話値の計算に含めないように構成されることが可能である。一例においては、ウェアラブルソフトウェア234は、ユーザが目を覚ましていることを示す信号、たとえば、ウェアラブル動きセンサからのユーザの動き、又はユーザが目を覚ましていることを示すウェアラブル話声センサからの音響、たとえば、ユーザの話声、若しくはテレビ、ラジオ、若しくはコンピュータの音などの周囲の音をデバイス202が受け取らない限り、夜の時間中にはユーザが眠っていると想定する命令を含むことができる。一例においては、ウェアラブルデバイス202は、夜の時間になっていて、かつ周囲の音を検知した場合には、ユーザが目を覚ましているかどうかをユーザに尋ねるプロンプトをユーザに発することもできる。
[0029] 例示的な良好さアラートは、1つ又は複数のストレスアラートを含むこともでき、それらのストレスアラートは、トリガーされた場合には、ユーザがストレスのもとにある又は他の形で過度に興奮していることを示す。図4は、最大値よりも大きい、少なくとも1つのボディーセンサからの測定値と組み合わされた、他者との間で発話又は対話している時間のパーセントを含むことができる例示的なストレスアラートを示している。例示的なボディーセンサ測定値は、最大脈拍値、たとえば100bpmを上回る脈拍数、及び最大血圧値、たとえば140mmHGを上回るユーザの血圧を含むことができる。理解できるであろうが、これらの最大値は、例として提供されているにすぎず、これらの最大値を変更して、たとえば、アラートをユーザの特定の基本器官向けに調整することができ、又は、以降でさらに説明されているように、アラートを特定の地理的ロケーション向けに調整することができ、したがってウェアラブルデバイスの感度をユーザロケーションに基づいて調節することができる。他の例においては、ストレスアラートは、1つ又は複数のボディーセンサ測定値における変化率が最大変化率よりも大きいということと同時に、本明細書において論じられている話声タイプのうちのいずれかをウェアラブル話声センサ222が検知した場合にトリガーされるアラートを含むことができる。さらに別の例においては、ボディーセンサ測定値における変化率が最大変化率を上回ったのと同時の又はそれに最も近い検知された音の始まりによってストレスアラートがトリガーされることが可能である。
[0030] ストレス及びうつ状態アラートは、その用語が本明細書において使用される際には、睡眠障害アラートを含むこともできる。なぜなら、睡眠障害はしばしば、さまざまな程度のストレス又は孤独感又はうつ状態によってもたらされることがあるからである。示されている例においては、睡眠に関連したアラートは、特定の音又は話声パターン、たとえば、夜の時間中に他者との間で発話若しくは対話している、又はTVを見ている時間のパーセントの検知を含むことができる。うつ状態アラートに関連して上で論じられているように、ウェアラブルデバイス202は、睡眠障害に関連したうつ状態又はストレスアラートを生成する前に、ユーザが目を覚ましていることを検証するように構成されることが可能である。
[0031] 図5A〜図5Cは、本開示に従って作成された、ウェアラブルデバイス202内に含めることができる3つの例示的なGUIを示している。図5Aにおいて示されているように、ウェアラブルデバイス202は、ユーザの現在のロケーションを確認するためのユーザロケーションGUIを含むことができる。示されているように、このロケーションGUIは、現在のロケーションを特定したいというユーザからの要求を受信するための「GPSロケーションを取得する」ボタン502と、現在のロケーションであるとウェアラブルデバイスが特定したものを表示することができるロケーションフィールド504とを含むことができる。以降でさらに説明されているように、いくつかの実施形態においては、現在のロケーション情報は、ウェアラブルデバイス202が現在のジオロケーション情報をネットワーク206へ送信したことに応答してネットワークロケーションデータベース260から受信されることが可能である。いくつかの実施形態においては、ロケーションGUI 238は、表示されている現在のロケーションが正確である旨の確認をユーザがネットワーク206へ送信することを可能にするための承認ボタン506を含むこともでき、それに応答して、ネットワーク206は、適切なアラートデータベース230をウェアラブルデバイス202へ送信することができる。GUI 238は、ユーザロケーションGUIを閉じるための閉じるボタン508を含むこともできる。図5Bにおいて示されているように、このデバイスは、ウェアラブルデバイス202のユーザにアラートを表示するためのユーザアラートGUIを含むこともできる。この例示的なGUIは、ユーザの情緒的良好さが損なわれる可能性があるということをそのユーザに通知するアラートテキストを表示するためのテキストボックス510を含むことができ、ユーザの情緒的良好さを改善するための推奨を表示することもできる。示されている例においては、アラートは、ユーザが誰かと対話している時間のパーセントと、ストレスアラートに関連付けられている最大脈拍値よりも大きい脈拍測定値との組合せに基づいて、ストレスを受けている又は動揺している状態を判定することに基づくストレスアラートの一例である。ユーザアラートGUI 242は、会話をユーザのストレスの潜在的な源として識別するメッセージと、そのストレスを緩和するための推奨、ここでは、しばらく1人ですごして落ち着くこととを510で表示することもできる。ユーザアラートGUI 242は、トリガリングデータ表示512を含むこともでき、トリガリングデータ表示512は、アラートを引き起こしたセンサデータを示すことができる。この例においては、トリガリングデータは、別の人との対話のパーセント、及び心拍数又は脈拍を含む。ユーザアラートGUI 242は、介護者に連絡するボタン514(選択された場合には、介護者に連絡するためのユーザ連絡GUI 244を実行することができる)と、このアラートGUIを閉じるための閉じるボタン516とを含むこともできる。図5Cは、例示的なユーザ連絡GUI 244を示しており、このユーザ連絡GUI 244は、示されている例においては、テキストメッセージを表示するためのウィンドウ520と、仮想キーボード522とを含む、介護者と通信するためのテキスティングプログラムである。他の例においては、ユーザ連絡GUI 244は、さらなる通信オプションを提供するための電話(セルラー、インターネットベースのものなどを含む)、ビデオ、及びEメール機能を含むこともできる。GUI 244は、ユーザ連絡GUIを閉じるための閉じるボタン524を含むこともできる。
[0032] 図6A及び図6Bは、アラートGUI 246と連絡GUI 254とを含む例示的な介護者デバイスGUIを示している。この例示的なアラートGUI 246は、アラートメッセージを表示するためのテキストボックス602を含めて、ウェアラブルデバイスユーザアラートGUI 242に類似している特徴を含むことができる。示されている例においては、ユーザデバイス上に表示されている同じメッセージを表示するよりもむしろ、代わりに介護者デバイス208上のアラートメッセージを介護者用に調整することができる。示されている例は、口論が発生している可能性があることを示すショートメッセージである。代替例においては、関連付けられている医療情報及び/又は患者固有のアラート履歴など、さらなる情報を提供することができる。示されているように、介護者アラートGUI 246は、そのアラートが関連付けられているユーザ又は患者を識別するユーザ名604、並びにそのアラートを引き起こしたセンサデータを示すトリガリングデータ606、及び介護者連絡GUI 254を実行するためのユーザに連絡するボタン608、並びにこのGUIを閉じるための閉じるボタン610を含むこともできる。介護者連絡GUI254は、ユーザ連絡GUI 244と実質的に同じであることが可能であり、ユーザに、並びにいくつかの例においては、介護者がユーザアラート情報を伝えるために連絡したいと望む可能性がある他の人々に連絡するためのテキスト、電話、ビデオ、及びEメール機能のうちの1つ又は複数を含むことができる。介護者連絡GUI 254は、テキストメッセージを表示するためのメッセージディスプレイ612と、仮想キーボード614と、このGUIを閉じるための閉じるボタン616とを含むことができる。
[0033] 図7A及び図7Bは、例示的なウェアラブルセンサ及びウェアラブル話声データベース(図2)を示している。図7Aにおいて示されているように、ウェアラブルセンサデータベース228は、一例においては、それぞれの時間データが記録されるための行と、それぞれのセンサタイプのための列とを含むことができる。示されている例においては、データは20分ごとに記録されているが、他のさまざまなインターバルを使用することもできる。代替実施形態においては、ウェアラブルセンサデータベース228は、センサ測定値のうちのさまざまな測定値に関して別々のテーブルを含むことができ、これは、特定のセンサに関してデータポイントどうしの間におけるタイムインターバルが変更されることを可能にして、センサタイプごとにタイムインターバルを最適化することができる。非限定的な例に関して、いくつかのケースにおいては、より多くのデータが、気象センサにとってよりも、加速度計にとって望ましいことがある。加えて、代替実施形態においては、センサのタイプ及び数を変更することができる。図7Bにおいて示されているように、ウェアラブル話声データベース226は、1つ又は複数の話声センサからのデータを含むことができ、ウェアラブルデバイス202の上又は外部の話声センサ222又は他のソフトウェアによって実行された可能性があるデータの分析からの結果を含むこともできる。たとえば、それらの分析結果は、録音された音が、別の人との会話に相当するか、又はテレビ若しくはラジオからのノイズを含む周囲のバックグラウンドノイズに相当するか、又はユーザが自分自身で大声で話しているかを判定するための話声データの分析を含むことができる。そのような分析の結果は、話声データベース226に、たとえば「タイプ」の列に格納されることが可能である。話声データベース226は、アラートデータベースによって使用されることが可能である1つ又は複数の累積データ列を含むこともできる。示されている例においては、このデータベースは、別の人との対話のパーセント、話している時間のパーセント、及びテレビを見ている時間のパーセントを含む、話声センサから入手された情報に関連した3つの累積データ列を含む。示されている例においては、センサからのデータは、20分ごとにデータベースに格納され、累積データは、前の1時間分のデータに基づく。他の例においては、累積データのための他のタイムインターバル及び他の持続時間を使用することもできる。
[0034] 図8は、例示的なネットワークロケーションデータベース(図2)を示している。示されているように、ネットワークロケーションデータベース260は、所与のロケーションに関するGPSロケーション及び半径又はジオフェンスと、そのロケーションをネットワークアラートデータベース258(図9は、GPSロケーションに関連付けることができる例示的なネットワークアラートデータベースを示している)内のテーブルにリンクする一意の識別子とを含むことができる。したがって、例示的なネットワークロケーションデータベース260は、さまざまなロケーションに関する特定のユーザに関するジオロケーション情報を格納することができ、その情報を使用して、特定のユーザに関する適切なアラートデータベースを特定することができる。図9において示されているように、ネットワークアラートデータベース258は、特定のユーザに関する特定の地理的ロケーションに関する複数のロケーションベースの良好さアラートデータベースを含むことができる。上述のように、ウェアラブルデバイス内のアラートデータベースは、そのウェアラブルデバイスの現在の地理的ロケーションに基づいて継続的に又は定期的に更新されるように構成されることが可能である。たとえば、ウェアラブルデバイス202が、老人ホームに関連付けられているGPSロケーションにある場合には、ウェアラブルデバイスアラートデータベース230は、ネットワークアラートデータベース258から老人ホームデータベース902を受信することができる。ユーザが次いで老人ホームを出て病院へ移動した場合には、ウェアラブルデバイスアラートデータベース230はクリアされて、次いで病院ネットワークアラートデータベース904を用いて更新されることが可能である。したがって、さまざまなボディーセンサしきい値を有するさまざまなロケーションベースのアラートデータベースをアップロードすることによって、ユーザロケーションに伴ってウェアラブルデバイス良好さアラートの感度を変更することができる。そのようなアプローチは、所与のロケーションにおいてアラートを引き起こすセンサ測定値のしきい値及び/又はセンサ測定値の組合せを最適化することを可能にすることができる。たとえば、ユーザが、そのユーザにとって不安をもたらすとわかっているロケーション、たとえばグループの集まりにいる場合には、より低いしきい値でアラートをトリガーすることができ、介護者の介入がさほど必要とされていない、又はすぐに利用可能なものとしては必要とされていない他の状況においては、しきい値を上げることができる。示されている例においては、ネットワークデータベースのうちのそれぞれは、同じ2つのデータタイプ、すなわち脈拍及び話声タイプを、ユーザアラートGUI及び介護者アラートGUI用の対応するアラートレベル及び関連付けられているアクション又は警告とともに含む。他の例においては、示されているデータタイプに加えて、又はその代わりに、他の多くのデータタイプを使用することができる。また、データタイプはロケーションごとに変わることが可能であり、それによって、所与のロケーションに関する予想される警告状況に関する最も関連性の高いセンサデータタイプをモニタすることができる。さらに他の例においては、ウェアラブルシステムは、ジオロケーションにかかわらずにすべての利用可能なデータを分析及び比較することができ、アラート状況が発生しているかどうかを判定するためのしきい値のみが、ロケーションどうしの間において変わることが可能であり、しきい値データセットは、ネットワークアラートデータベース258から送信される唯一の情報であることが可能である。理解できるであろうが、ネットワークアラートデータベース258内のロケーションの数は、事実上無限であることが可能であり、介護者によって作成されたロケーション、並びにユーザによって作成されたロケーションを含むことができる。図10は、老人ホームアラートデータベース902に関連付けられているGPSロケーションにユーザが位置している場合のウェアラブルアラートデータベース230の一例を示している。たとえば、図10において示されている老人ホームアラートデータベース902は、図9において示されているネットワークアラートデータベース258内の老人ホームデータベース902と同じであることが可能であり、たとえば、ネットワークロケーションデータベース260(図2及び図8)内に格納されている老人ホームに関連付けられているGPSロケーションのジオフェンス内の地理的ロケーションにユーザが位置していたときにネットワークアラートデータベース258から受信されていた可能性がある。
[0035] 図11は、ウェアラブルデバイス202上のさまざまなソフトウェアを調和させて実行すること、このウェアラブルデバイスのさまざまなコンポーネントを調和させて実行すること、並びにネットワーク及び介護者デバイスなどの外部システムコンポーネントとの通信のうちの1つ又は複数を行うためのこのデバイスの基本ソフトウェア234のための例示的な機能1100を示している。示されているように、基本ソフトウェア機能のうちのいくつかは、ステップ1105において、現在のロケーションを特定するためにウェアラブルデバイスロケーションソフトウェア236を実行すること、ステップ1110において、ロケーション情報をネットワーク206へ送信してロケーション固有アラートデータを要求するためにデバイス通信モジュール210を実行すること、及びステップ1115において、センサデータをモニタしてそのセンサデータをアラートデータベースに対して比較して、アラート状況が発生しているかどうかを判定するためにウェアラブルデバイスモニタリングソフトウェア232を実行することを含むことができる。
[0036] 図12は、ウェアラブルデバイスロケーションソフトウェア236モジュール(図2)のための例示的な機能1200を示している。ステップ1205において示されているように、ウェアラブルデバイス202上のロケーションソフトウェアは、ウェアラブルロケーションGUI 238を表示して、ロケーション情報の取得を開始するためのユーザからの命令を受け取るように構成されることが可能である。ステップ1210において、ロケーションソフトウェア236は、GPSデバイスからGPS座標を取得するように構成されることも可能であり、ステップ1215においてそれらのGPS座標をネットワーク206へ送信する。ステップ1220において、ロケーションソフトウェア236は、ネットワークロケーションソフトウェア262を実行して、対応するアラートデータベースを返すようネットワークに要求する。図13は、ネットワーク206がウェアラブルデバイスからGPS座標を受信した場合にステップ1305において実行されることが可能である、ネットワークロケーションソフトウェア262のための例示的な機能1300を示している。示されているように、ステップ1310において、ネットワークロケーションソフトウェアは、ウェアラブルデバイス202のジオロケーション情報を受信して、その情報をネットワークロケーションデータベースに対して比較して、マッチがあるかどうかを判定するように構成されることが可能であり、マッチがある場合には、ステップ1315において、そのマッチしているロケーションは、ユーザによる確認のためにウェアラブルロケーションGUI 238上に表示するためにウェアラブルデバイス202へ送信される。ユーザがステップ1320においてそのロケーションを検証した後に、そのマッチしているロケーションに対応するネットワークアラートデータベースが、ステップ1325においてウェアラブルデバイスへ送信されることが可能である。代替実施形態においては、ネットワークは、ロケーションのユーザ検証を要求することができず、代わりにウェアラブルデバイスの現在のロケーションに関するアラートデータベースをすぐに送信することができる。
[0037] 図14は、ウェアラブルデバイスモニタリングソフトウェア232のための例示的な機能1400を示している。示されているように、モニタリングソフトウェア232は、現在のセンサデータがアラート状況を示しているかどうかを判定することに関連付けられている、及びアラートをユーザ及び1人又は複数の介護者に発するためのさまざまな機能を実行することができる。図14においてさらに詳細に提供されているように、モニタリングソフトウェア232は、ステップ1420における実行に際して、ウェアラブルセンサソフトウェア240(図14における「1」によって表されており、図15においてさらに詳細に説明されている)を実行し、次いでステップ1415においてセンサデータベース228からセンサデータを取り出し、ステップ1420においてそのデータをウェアラブルアラートデータベース230内の情報と比較して、マッチがあるかどうか(1425)、及びアラートのうちの1つ又は複数がトリガーされていることを判定するように構成されることが可能である。示されているように、ソフトウェア232は、ユーザの情緒的良好さが損なわれていることを示すマッチがあるまで、更新されたセンサデータをアラート設定に対して比較し続けることができる。マッチがある場合には、ステップ1420において、このプログラムは、ユーザアラートGUI 242を適切なメッセージとともに表示することができ、ステップ1435において、アラートを、ユーザID情報、及びそのアラートを引き起こしているセンサ測定値のコピーとともに1つ又は複数の介護者デバイス208へ送信することもできる。介護者デバイス208は次いで、アラートを受信した後にさらなるオペレーションを実行することができ、それは、図14における「2」によって表されており、以降で図16に関連してさらに説明されている。ステップ1445において、情報を介護者デバイス208へ送信した後に、モニタリングソフトウェア232は、ユーザからの要求に応答して、たとえば、アラートを引き起こした話声センサデータ及び他のデータを含むセンサデータを表示することができ、ユーザからの要求に応答して、ユーザ連絡GUI 244を表示して、ステップ1450において指定の介護者との通信要求を開始することもできる。ステップ1455において、デバイスは、アラートGUI 242及び/又は連絡GUI 244を表示することを、GUIを閉じる(1460)ためのユーザからの命令をモニタリングソフトウェア232が受信するまで続けることができ、その閉じるケースにおいては、プログラムは、「開始」へ戻って、別の警告状態を探して新たなセンサデータをモニタし始めることができる。
[0038] 図15は、たとえば、上で論じられている図14における「1」においてモニタリングソフトウェア232によって呼び出されることが可能である、ウェアラブルセンサソフトウェア240のための例示的な機能1500を示している。示されているように、ステップ1505において、センサソフトウェア240は、ウェアラブルセンサ218(1)〜218(n)及びウェアラブルクロック214の測定値を継続的に又は断続的に取り、ステップ1510において、それらの測定値をウェアラブルセンサデータベース228に保存するように構成されることが可能である。ステップ1515において、センサソフトウェア240は、ウェアラブル話声センサ222及びウェアラブルクロック214からの測定値を取り、ステップ1520において、それらの測定値をウェアラブル話声センサデータベース226に保存することができる。ステップ1525において、センサソフトウェア240は、取得されたセンサデータ及び時間情報、たとえば、任意の所定の時間、たとえば1時間にわたる対話している、話している、TVを見ているなどの時間のパーセントに基づいて累積データを計算することもできる。ステップ1530において、センサソフトウェア240は、計算された累積データを、上述の図14における「1a」において始まるモニタリングソフトウェア232による分析のために話声センサデータベース226に保存することもできる。
[0039] 図16は、上述の図14において「2」として表されている、ユーザデバイスからのアラートを受信した後に実行されることが可能である、介護者ソフトウェア252のための例示的な機能1600を示している。図16において示されているように、ステップ1605〜1620において、介護者ソフトウェア252は、ユーザデバイス202からのアラートメッセージを、ユーザID、及びそのアラートを引き起こしたセンサデータとともに受信して、それらの情報を介護者アラートGUI 246上に表示するように構成されることが可能である。ステップ1625において、ソフトウェア252は、ウェアラブルセンサデータベース228及びウェアラブル話声センサデータベース226からのデータを受信し、ステップ1630において、それらのデータを介護アラートGUI 246上に表示し、ステップ1635において、介護者が、介護者アラートGUI 246上で「ユーザに連絡する」を選択することによってユーザとの通信を開始することを可能にすることができる。
[0040] 本開示の実施形態は、ウェアラブルデバイス202と、介護者ユーザデバイス208と、ネットワーク206とを含むウェアラブル健康システムを提供する例示的な方法を含む。いくつかの実施形態においては、例示的なプロセスは、ロケーション情報を特定するためにウェアラブルデバイス202上のソフトウェアを実行するステップと、ロケーション固有のアラート情報をウェアラブルデバイス202に提供するためにネットワーク206上のソフトウェアを実行するステップと、ウェアラブルデバイス202を使用してアラート状態を探してモニタするために、そしてアラートがトリガーされると、そのアラートをさらなる情報及びさらなるオプションとともにユーザ及び介護者に通信するために、本明細書において説明されているさまざまなソフトウェアモジュールを実行するステップとを含むことができる。
[0041] コンピュータ技術分野における標準的な技術者にとっては明らかであろうが、本明細書において説明されている態様及び実施形態のうちの任意の1つ又は複数は、本明細書の教示に従ってプログラムされた1つ又は複数のマシン(たとえば、電子ドキュメント用のユーザコンピューティングデバイスとして利用される1つ又は複数のコンピューティングデバイス、ドキュメントサーバなどの1つ又は複数のサーバデバイスなど)を使用して便利に実施されることが可能である。ソフトウェア技術分野における標準的な技術者にとっては明らかであろうが、本開示の教示に基づけば、熟練したプログラマによって適切なソフトウェアコーディングが容易に準備されることが可能である。ソフトウェア及び/又はソフトウェアモジュールを採用する上述の態様及び実施態様は、そのソフトウェア及び/又はソフトウェアモジュールのマシン実行可能命令の実施において支援を行うための適切なハードウェアを含むこともできる。
[0042] そのようなソフトウェアは、マシン可読ストレージメディアを採用するコンピュータプログラム製品であることが可能である。マシン可読ストレージメディアは、マシン(たとえば、コンピューティングデバイス)による実行のための、かつ、本明細書において説明されている方法及び/又は実施形態のうちのいずれか1つをマシンに実行させる命令のシーケンスを格納及び/又はエンコードすることができる任意のメディアであることが可能である。マシン可読ストレージメディアの例は、磁気ディスク、光ディスク(たとえば、CD、CD−R、DVD、DVD−Rなど)、光磁気ディスク、読み取り専用メモリ「ROM」デバイス、ランダムアクセスメモリ「RAM」デバイス、磁気カード、光カード、ソリッドステートメモリデバイス、EPROM、EEPROM、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。マシン可読メディアは、本明細書において使用される際には、単一のメディア、並びに物理的に別々のメディアの集合、たとえば、コンパクトディスクの集合、又はコンピュータメモリと組み合わせた1つ若しくは複数のハードディスクドライブなどを含むことを意図されている。本明細書において使用される際には、マシン可読ストレージメディアは、一時的な形態の信号送信を含まない。
[0043] そのようなソフトウェアは、搬送波など、データ担体上のデータ信号として搬送される情報(たとえば、データ)を含むこともできる。たとえば、マシン実行可能情報は、データ担体において具体化されるデータ搬送信号として含まれることが可能であり、その信号は、マシン(たとえば、コンピューティングデバイス)による実行のための命令のシーケンス、又はその一部と、本明細書において説明されている方法及び/又は実施形態のうちのいずれか1つをマシンに実行させる任意の関連した情報(たとえば、データ構造及びデータ)とをエンコードしている。
[0044] コンピューティングデバイスの例は、電子ブック読み取りデバイス、コンピュータワークステーション、端末コンピュータ、サーバコンピュータ、ハンドヘルドデバイス(たとえば、タブレットコンピュータ、スマートフォンなど)、ウェブアプライアンス、ネットワークルータ、ネットワークスイッチ、ネットワークブリッジ、任意のマシンであって、そのマシンによって取られることになるアクションを指定する命令のシーケンスを実行することができるマシン、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。一例においては、コンピューティングデバイスは、キオスクを含むこと、及び/又はキオスクに含まれることが可能である。
[0045] 図17は、コンピュータシステム1700という例示的な形態でのコンピューティングデバイスの一実施形態の図表示を示しており、その内部では、コントロールシステム、たとえば、本開示のさまざまなシステムのうちの任意の1つ又は複数、たとえば、本開示の他の図において示されているシステム、並びに、本開示の全体を読んだ後なら当技術分野における標準的な技術者にとって明らかであろうシステムに、本開示の態様及び/又は方法のうちの任意の1つ又は複数を行わせるための命令のセットが実行されることが可能である。複数のコンピューティングデバイスを利用して、それらのデバイスのうちの1つ又は複数に本開示の態様及び/又は方法のうちの任意の1つ又は複数を行わせるための命令の特別に構成されたセットを実施することができるということも考えられる。コンピュータシステム1700は、プロセッサ1704及びメモリ1708を含み、それらは、バス1712を介して互いに、及び他のコンポーネントと通信する。バス1712は、さまざまなバスアーキテクチャーのいずれかを使用する、メモリバス、メモリコントローラ、ペリフェラルバス、ローカルバス、及びそれらの任意の組合せを含むがそれらには限定されないいくつかのタイプのバス構造のいずれかを含むことができる。
[0046] メモリ1708は、ランダムアクセスメモリコンポーネント、読み取り専用コンポーネント、及びそれらの任意の組合せを含むがそれらには限定されないさまざまなコンポーネント(たとえば、マシン可読メディア)を含むことができる。一例においては、基本入出力システム1716(BIOS)は、スタートアップ中などにコンピュータシステム1700内の要素どうしの間において情報を転送するのを補助する基本ルーチンを含み、メモリ1708内に格納されることが可能である。メモリ1708は、本開示の態様及び/又は方法のうちの任意の1つ又は複数を具体化する命令(たとえば、ソフトウェア)1720を含むこと(たとえば、1つ又は複数のマシン可読メディア上に格納されること)も可能である。別の例においては、メモリ1708は、オペレーティングシステム、1つ又は複数のアプリケーションプログラム、他のプログラムモジュール、プログラムデータ、及びそれらの任意の組合せを含むがそれらには限定されない任意の数のプログラムモジュールをさらに含むことができる。
[0047] コンピュータシステム1700は、ストレージデバイス1724を含むこともできる。ストレージデバイスの例(たとえば、ストレージデバイス1724)は、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光メディアと組み合わせた光ディスクドライブ、ソリッドステートメモリデバイス、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。ストレージデバイス1724は、適切なインターフェース(図示せず)によってバス1712に接続されることが可能である。例示的なインターフェースは、SCSI、アドバンストテクノロジーアタッチメント(ATA)、シリアルATA、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE 1394(FIREWIRE(登録商標))、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。一例においては、ストレージデバイス1724(又はその1つ若しくは複数のコンポーネント)は、(たとえば、外部ポートコネクタ(図示せず)を介して)コンピュータシステム1700と取り外し可能にインターフェース接続されることが可能である。特に、ストレージデバイス1724及び関連付けられているマシン可読メディア1728は、コンピュータシステム1700のためのマシン可読命令、データ構造、プログラムモジュール、及び/又は他のデータの不揮発性及び/又は揮発性の格納を提供することができる。一例においては、ソフトウェア1720は、マシン可読メディア1728内に完全に、又は部分的に存在することが可能である。別の例においては、ソフトウェア1720は、プロセッサ1704内に完全に、又は部分的に存在することが可能である。
[0048] コンピュータシステム1700は、入力デバイス1732を含むこともできる。一例においては、コンピュータシステム1700のユーザは、入力デバイス1732を介してコマンド及び/又は他の情報をコンピュータシステム1700へと入力することができる。入力デバイス1732の例は、英数字入力デバイス(たとえば、キーボード)、ポインティングデバイス、ジョイスティック、ゲームパッド、音響入力デバイス(たとえば、マイクロフォン、音声応答システムなど)、カーソルコントロールデバイス(たとえば、マウス)、タッチパッド、光スキャナ、ビデオ取り込みデバイス(たとえば、スチルカメラ、ビデオカメラ)、タッチスクリーン、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。入力デバイス1732は、シリアルインターフェース、パラレルインターフェース、ゲームポート、USBインターフェース、FIREWIRE(登録商標)インターフェース、バス1712へのダイレクトインターフェース、及びそれらの任意の組合せを含むがそれらには限定されないさまざまなインターフェース(図示せず)のいずれかを介してバス1712にインターフェース接続されることが可能である。入力デバイス1732は、以降でさらに論じられている、ディスプレイ1736の一部であること、又はディスプレイ1736とは別個であることが可能であるタッチスクリーンインターフェースを含むことができる。入力デバイス1732は、上述のようなグラフィカルインターフェースにおける1つ又は複数のグラフィカル表示を選択するためのユーザ選択デバイスとして利用されることが可能である。
[0049] ユーザは、ストレージデバイス1724(たとえば、取り外し可能なディスクドライブ、フラッシュドライブなど)及び/又はネットワークインターフェースデバイス1740を介してコンピュータシステム1700にコマンド及び/又は他の情報を入力することもできる。ネットワークインターフェースデバイス1740などのネットワークインターフェースデバイスは、ネットワーク1744などのさまざまなネットワークのうちの1つ又は複数、及びそこに接続されている1つ又は複数のリモートデバイス1748にコンピュータシステム1700を接続するために利用されることが可能である。ネットワークインターフェースデバイスの例は、ネットワークインターフェースカード(たとえば、モバイルネットワークインターフェースカード、LANカード)、モデム、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。ネットワークの例は、ワイドエリアネットワーク(たとえば、インターネット、エンタープライズネットワーク)、ローカルエリアネットワーク(たとえば、オフィス、ビルディング、キャンパス、又は他の比較的小さな地理的スペースに関連付けられているネットワーク)、電話ネットワーク、電話/音声プロバイダに関連付けられているデータネットワーク(たとえば、モバイル通信プロバイダのデータ及び/又は音声ネットワーク)、2つのコンピューティングデバイスの間における直接接続、並びにそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。ネットワーク1744などのネットワークは、有線及び/又はワイヤレスモードの通信を採用することができる。一般には、任意のネットワークトポロジーを使用することができる。ネットワークインターフェースデバイス1740を介してコンピュータシステム1700へ、及び/又はコンピュータシステム1700から情報(たとえば、データ、ソフトウェア1720など)を通信することができる。
[0050] コンピュータシステム1700は、表示可能なイメージをディスプレイデバイス1736などのディスプレイデバイスへ通信するためのビデオディスプレイアダプタ1752をさらに含むことができる。ディスプレイデバイスの例は、液晶ディスプレイ(LCD)、ブラウン管(CRT)、プラズマディスプレイ、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。ディスプレイアダプタ1752及びディスプレイデバイス1736をプロセッサ1704と組み合わせて利用して、本開示の態様のグラフィカル表示を提供することができる。コンピュータシステム1700は、ディスプレイデバイスに加えて、オーディオスピーカー、プリンタ、及びそれらの任意の組合せを含むがそれらには限定されない1つ又は複数の他の周辺出力デバイスを含むことができる。そのような周辺出力デバイスは、周辺インターフェース1756を介してバス1712に接続されることが可能である。周辺インターフェースの例は、シリアルポート、USB接続、FIREWIRE(登録商標)接続、パラレル接続、及びそれらの任意の組合せを含むが、それらには限定されない。
[0051] 前述の内容は、本発明の例示的な実施形態の詳細な説明である。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、さまざまな修正及び追加を行うことができる。上述のさまざまな実施形態のうちのそれぞれの特徴を、必要に応じて他の説明されている実施形態の特徴と組み合わせて、関連付けられている新たな実施形態において多数の特徴の組合せを提供することができる。さらに、前述の内容は、複数の別々の実施形態について説明しているが、本明細書において説明されている内容は、本発明の原理の適用を例示しているにすぎない。加えて、本明細書における特定の方法は、特定の順序で実行されるものとして例示及び/又は説明されていることがあるが、その順序付けは、本開示のさまざまな態様を達成するための標準的な技術内で高度に変更可能である。したがって、この説明は、例としてのみ解釈されることを意図されており、他の形で本発明の範囲を限定することを意図されているものではない。
[0052] 例示的な実施形態が、上で開示されており、添付の図面において示されている。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書において具体的に開示されている内容に対してさまざまな変更、省略、及び追加を行うことができるということを当業者なら理解するであろう。本明細書において提供されている教示を考慮すれば、当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろうが、「介護者」という用語は、本明細書及び添付の図面及び特許請求の範囲において使用される際には、たとえば、開業医、メンタルヘルススペシャリスト、パーソナルヘルススペシャリスト、アシスタント、ボランティア、家族、友達、同僚、並びに、別の人の良好さを気遣っている、もたらしている、及び/又は担当している可能性がある他の誰かを含むように広く解釈されるべきである。
[0053] さらに、本明細書において提供されている教示を考慮すれば、当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろうが、本開示/本明細書において説明されている、及び/又は添付の図において示されている特徴、要素、コンポーネントなどは、ハードウェア及びソフトウェアのさまざまな組合せで実施されること、並びに単一の要素又は複数の要素で組み合わせることができる機能を提供することが可能である。たとえば、図において示されている/例示されている/描かれているさまざまな特徴、要素、コンポーネントなどの機能は、専用のハードウェア、並びに、適切なソフトウェアと関連付けてソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通じて提供されることが可能である。それらの機能は、プロセッサによって提供される場合には、単一の専用のプロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、又は複数の個別のプロセッサ(そのうちのいくつかは、共有及び/又は多重化されることが可能である)によって提供されることが可能である。その上、「プロセッサ」又は「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけを指すと解釈されるべきではなく、デジタルシグナルプロセッサ(「DSP」)ハードウェア、メモリ(たとえば、ソフトウェアを格納するための読み取り専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、不揮発性ストレージなど)、並びに、プロセスを実行及び/又はコントロールすることができる(及び/又はそうするように構成可能である)事実上任意の手段及び/又はマシン(ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、それらの組合せなどを含む)を黙示的に含むことができるが、それらには限定されない。
[0054] その上、本開示の原理、態様、及び例示的な実施形態、並びにそれらの具体例について記述する本明細書におけるすべての言明は、それらの構造的な均等物及び機能的な均等物の両方を包含することを意図されている。加えて、そのような均等物は、現在知られている均等物、並びに今後開発される均等物(たとえば、構造を問わずに、同じ又は実質的に同様の機能を実行することができる開発される任意の要素)の両方を含むということが意図されている。したがって、たとえば、本明細書において提示されているいかなるブロック図も、本発明の原理を具体化する例示的なシステムコンポーネント及び/又は回路の概念的なビューを表すことができるということを、本明細書において提供されている教示を考慮すれば、当技術分野における標準的な技術者なら理解するであろう。同様に、あらゆるフローチャート、流れ図などは、コンピュータ可読ストレージメディアにおいて実質的に表されることが可能な、したがってコンピュータ、プロセッサ、又は、処理能力を有する他のデバイスによって実行されることが可能な(そのようなコンピュータ又はプロセッサが明示的に示されているか否かにかかわらず)さまざまなプロセスを表すことができるということを、本明細書において提供されている教示を考慮すれば、当技術分野における標準的な技術者なら理解するはずである。「X又はYの少なくとも1つ」というフレーズは、本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用される際には、「X及び/又はY」と解釈されることを意図されている。
[0055] さらに、本発明のいくつかの例示的な実施形態は、たとえば、コンピュータ若しくは任意の命令実行システムによって、又はコンピュータ若しくは任意の命令実行システムに関連して使用するためのプログラムコード及び/又は命令を提供するコンピュータ使用可能及び/又はコンピュータ可読ストレージメディアからアクセス可能なコンピュータプログラム製品の形態を取ることができる。本開示によれば、コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読ストレージメディアは、命令実行システム、装置、若しくはデバイスによって、又は命令実行システム、装置、若しくはデバイスに関連して使用するためのプログラムを、たとえば、含むこと、格納すること、通信すること、伝搬すること、又は移送することが可能な任意の装置であることが可能である。そのような例示的なメディアは、たとえば、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線、又は半導体システム(又は装置又はデバイス)、又は伝搬メディアであることが可能である。コンピュータ可読メディアの例は、たとえば、半導体又はソリッドステートメモリ、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、フラッシュ(ドライブ)、剛性磁気ディスク、及び光ディスクを含む。光ディスクの現時点での例は、コンパクトディスク−読み取り専用メモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク−読み取り/書き込み(CD−R/W)、及びDVDを含む。さらに、今後開発される可能性がある新たなコンピュータ可読メディアはいずれも、本発明及び本開示の例示的な実施形態に従って使用又は言及されることが可能である場合には、コンピュータ可読メディアとみなされるべきであるということを理解されたい。
[0056] 良好さのメトリックとしての話声パターンの機能を有するウェアラブルデバイス、及び関連したシステム及び方法の好ましい例示的な実施形態(それらの実施形態は、限定的ではなく例示的であることを意図されている)について説明してきたが、添付の図及び特許請求の範囲を含めて、本明細書において提供されている教示を考慮すれば、当技術分野における標準的な技術者なら修正形態及び変形形態を作成することができるということがわかる。したがって、本明細書において開示及び説明されている本発明及び例示的な実施形態の範囲内にある、本開示の好ましい例示的な実施形態における/に対する変更を行うことができるということを理解されたい。
[0057] その上、本開示によるデバイスにおいて使用/実施されることが可能であるデバイスなどを組み込んでいる及び/又は実施している対応する及び/又は関連したシステムも本発明の範囲内にあると考えられ、またそうみなされるということが考えられる。さらに、本開示によるデバイス及び/又はシステムを製造及び/又は使用するための対応する及び/又は関連した方法も本発明の範囲内にあると考えられ、またそうみなされる。