JP2018514176A - 充電方法、充電装置、及び端末 - Google Patents

Abstract

充電方法、充電装置、及び端末が開示される。当該方法は、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたときに、充電ポートの第１電圧値を特定する段階と、第２充電電流を設定する段階と、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定する段階と、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する段階と、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整する段階とを備える。従って、端末は種々の充電装置に適応でき、充電に関するユーザエクスペリエンスが改善する。

Description

本発明の実施形態は、情報技術の分野に関し、特に、充電方法、充電装置、及び端末に関する。

携帯電話の急速な発展に伴い、より多くの種類の携帯電話が市場に存在するようになっている。携帯電話に必須のアクセサリである、アダプタ及びＵＳＢ（ユニバーサルシリアルバス、Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ、略してＵＳＢ）ケーブルも、多種多様である。一般的に、普通の各家庭には、複数の携帯電話充電器がある。これらの充電器の大部分は電力及び電気の特性が異なる。加えて、中華人民共和国工業情報化部によって設定されたポート統一規格によれば、種々の携帯電話が、種々のＵＳＢケーブルを使用することによって充電され得る。現在、全てのスマートフォンは、比較的大きい電池容量を有し、携帯電話によって設定される充電電流も比較的大きく、これにより、純正の充電器を使用することにより、携帯電話を充電問題なく充電し得る。また、非純正だが国家規格に適合する充電器が家庭には多く存在する。しかしながら、非純正アダプタを使用して携帯電話を充電するとき、アダプタによって過電流保護が生成され、充電を実行することができないことがある。なぜなら、携帯電話によって設定された充電電流が過度に大きく、アダプタの定格電流を超えるからである。ユーザが比較的低品質のＵＳＢケーブルを使用するとき、ＵＳＢケーブルのインピーダンス問題に起因して、ケーブルにシャントされる電圧が過度に大きく、携帯電話側に到達する電圧が過度に低い。その結果、充電が遅い、及び、充電を実行することさえできないなどの問題が存在する。

本発明は、端末が種々の充電装置に適応することを可能にして、充電に関するユーザエクスペリエンスを改善するために、充電方法、充電装置、及び端末を提供する。

本発明の第１態様は、充電方法を提供する。当該方法は、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、充電ポートの第１電圧値を特定する段階と、第２充電電流を設定する段階と、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定する段階と、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する段階と、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整する段階とを備える。

第１態様に関連して、第１態様の第１の可能な実装例において、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する段階は、具体的には、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は第１電圧値であり、Ｖ_２は第２電圧値であり、Ｉ_２は第２充電電流である。

第１態様の第１の可能な実装例に関連して、第１態様の第２の可能な実装例において、方法は更に、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときにユーザにプロンプトを送る段階を更に備える。

第１態様、第１態様の第１の可能な実装例、又は、第１態様の第２の可能な実装例のいずれか１つに関連して、第１態様の第３の可能な実装例において、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整する段階は、第３充電電流を第４充電電流に調整する段階と、第４充電電流における、充電ポートの第４電圧値を特定する段階と、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算する段階と、第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい場合に、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流であると判定する段階とを備える。

第１態様の第３の可能な実装例に関連して、第１態様の第４の可能な実装例において、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算する段階は、具体的には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであり、Ｖは充電装置の出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は、充電装置の定格電圧値であり、Ｉ_４は第４充電電流であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスである。

本発明の第２態様は、充電装置を提供する。当該装置は、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、充電ポートの第１電圧値を特定するように構成される第１特定ユニットと、第２充電電流を設定するように構成される設定ユニットと、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定するように構成される第２特定ユニットと、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算するように構成される第１計算ユニットと、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整するように構成される第１調整ユニットとを備える。

第２態様に関連して、第２態様の第１の可能な実装例において、第１計算ユニットは、具体的には、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であるように構成され、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は第１電圧値であり、Ｖ_２は第２電圧値であり、Ｉ_２は第２充電電流である。

第２態様の第１の可能な実装例に関連して、第２態様の第２の可能な実装例において、装置は、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときにユーザにプロンプトを送るように構成されるプロンプトユニットを更に含む。

第２態様、第２態様の第１の可能な実装例、又は第２態様の第２の可能な実装例のいずれか１つに関連して、第２態様の第３の可能な実装例において、第１調整ユニットは、第３充電電流を第４充電電流に調整するように構成される第２調整ユニットと、第４充電電流における、充電ポートの第４電圧値を特定するように構成される第３特定ユニットと、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算するように構成される第２計算ユニットと、第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい場合に、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流であると判定するように構成される判定ユニットとを備える。

第２態様の第３の可能な実装例に関連して、第２態様の第４の可能な実装例において、第２計算ユニットは、具体的には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであるように構成され、Ｖは充電装置の出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は、充電装置の定格電圧値であり、Ｉ_４は第４充電電流であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスである。

本発明の第３態様は、端末を提供する。当該端末は、１又は複数のプロセッサと、メモリと、１又は複数のプログラムとを備え、１又は複数のプログラムは、メモリ内に記憶され、１又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、１又は複数のプログラムは、命令を含み、命令は、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたときに充電ポートの第１電圧値を特定すること、第２充電電流を設定すること、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定すること、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算すること、並びに、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することのために使用される。

第３態様に関連して、第３態様の第１の可能な実装例において、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算することは、具体的には、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は第１電圧値であり、Ｖ_２は第２電圧値であり、Ｉ_２は第２充電電流である。

第３態様の第１の可能な実装例に関連して、第３態様の第２の可能な実装例において、命令は更に、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときにユーザにプロンプトを送るために使用される。

第３態様、第３態様の第１の可能な実装例、又は、第３態様の第２の可能な実装例のいずれか１つに関連して、第３態様の第３の可能な実装例において、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することは、第３充電電流を第４充電電流に調整すること、第４充電電流における、充電ポートの第４電圧値を特定すること、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算すること、並びに、第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい場合に、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流であると判定することを有する。

第３態様の第３の可能な実装例に関連して、第３態様の第４の可能な実装例において、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算することは、具体的には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであり、Ｖは充電装置の出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は充電装置の定格電圧値であり、Ｉ_４は第４充電電流であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスである。

本発明の第４態様は、端末を提供する。当該端末は、１又は複数のプロセッサと、メモリと、１又は複数のプログラムとを備え、１又は複数のプログラムは、メモリ内に記憶され、１又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、１又は複数のプログラムは、第１態様から第１態様の第４の可能な実装例のいずれか１つに係る方法を実行するための命令を含む。

本発明の第５態様は、１又は複数のプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供し、１又は複数のプログラムは命令を含み、命令は端末によって実行されるときに、第１態様から第１態様の第４の可能な実装例のいずれか１つに係る方法を端末に実行させる。

上述の技術的解決法において、本発明は、充電方法、充電装置、端末、及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、充電ポートの第１電圧値を特定すること、第２充電電流を設定すること、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定すること、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算すること、並びに、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することによって、端末は、種々の充電装置に適応でき、充電に関するユーザエクスペリエンスが改善する。

本発明の実施形態における技術的解決法をより明確に説明すべく、以下、実施形態を説明するために必要な添付の図面を簡潔に説明する。以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者であれば、創造的努力なく、これらの添付の図面から他の図面をさらに導出し得ることは明らかである。

充電装置による端末の充電の概略図である。

本発明の実施形態に係る充電方法の概略図である。

本発明の実施形態に係る充電電流を調整するための方法の概略図である。

本発明の実施形態に係る端末の概略図である。

本発明の実施形態に係る第１調整ユニットの概略的構造図である。

本発明の実施形態に係る別の端末の概略図である。

本発明の実施形態の目的、技術的解決法、及び利点をより明確にすべく、以下では、本発明の複数の実施形態における技術的解決法を、本発明の実施形態における添付の図面に関連して明確に説明される。記載されている実施形態は、本発明の実施形態の全てではなく、一部であることは明らかである。創造的努力なく本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる全ての他の実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。

本発明の実施形態において言及される「第１」及び「第２」などの序数は、順番を示すことが文脈に従って実際に示される場合を除き、単に区別のために使用されると見なされるべきである。

本発明の実施形態における端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ＭＰ３プレーヤー、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、及び同様のものを含み得る。

ユーザが非純正のアダプタなどの充電装置を使用することによって端末を充電するとき、充電装置によって過電流保護が生じて、充電を実行できないことがある。なぜなら、携帯電話などの端末によって設定される充電電流は比較的大きく、アダプタの定格電流を超えるからである。ユーザが、例えばＵＳＢケーブルなどの比較的低品質の充電ケーブルを使用するとき、ＵＳＢケーブルのインピーダンス問題に起因して、ケーブル上の分圧が過度に大きく、携帯電話側に到達する電圧が比較的低い。その結果、充電が遅い、及び、充電を実行することさえできないなどの問題が存在する。加えて、比較的低品質の充電ケーブルのケーブルインピーダンスは比較的大きいので、充電ケーブルから比較的多くの熱が発生する。この状況は比較的危険である。

以下では、充電装置がアダプタ、端末が携帯電話である例を使用することによって、携帯電話がアダプタによって充電されるときの、携帯電話の充電ポートの電圧の変化を説明する。図１は、アダプタによる端末の充電の概略図である。端末を充電するためにアダプタが端末へ挿入されるとき、端末は、アダプタの出力電圧が過度に低いかどうかを検出することによって、アダプタが純正のアダプタであるかどうか特定し得る。アダプタが端末の純正のアダプタでない場合、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートにアダプタが接続された後で、携帯電話の充電ＩＣ（集積チップ、Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｈｉｐ、略してＩＣ）は、初期充電電流Ｉ_０を設定し得る（例えば、Ｉ_０＝５００ｍＡ）。この場合、充電電流は比較的小さく、アダプタの定格充電電流より小さいので、アダプタの出力電圧Ｖは、充電ポートの電圧Ｖ_ｂｕｓに等しいと見なされ得る。端末は、充電ＩＣを使用して充電ポートを検出することによって、充電ポートの電圧Ｖ_ｂｕｓを求め得る。そして、携帯電話の充電ＩＣは、ΔＩの単位で充電電流を徐々に上昇させる（Ｉ_ｉ＝Ｉ_０＋ΔＩ×ｉ）。Ｉ_ｉは、上昇した充電電流であり、Ｉ_０は、事前設定された初期充電電流であり、ΔＩは、充電電流の調整値であり、ｉは、負でない整数であり、ｉ＝０，１，２，３，...である。例えば、ΔＩ＝１００ｍＡである。充電ケーブル上にケーブルインピーダンスＲが存在するので、充電電流Ｉ_ｉが常に上昇するにつれて、アダプタの出力電圧Ｖは徐々に減少する。充電ＩＣは、充電ポートの電圧値Ｖ_ｂｕｓを随時検出し、Ｖ_ｂｕｓも、充電電流Ｉ_ｉが上昇するにつれて徐々に減少する。アダプタの出力電圧が過電流によってプルダウンされる前には、Ｖは基本的にＶ_ｂｕｓに等しいと見なされ得る。Ｖ_ｂｕｓが徐々に減少し、事前設定された電圧値に近い値まで低下するとき、アダプタは、過電流保護の存在に起因して、携帯電話の充電を停止する。

アダプタの定格電圧はＶ_{ａｄａｐｔｅｒ}として示される。アダプタの出力電圧Ｖは、充電電流Ｉ_ｉが上昇するにつれて徐々に減少する。アダプタの出力電圧Ｖとアダプタの定格電圧Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}との間には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_ｉ×Ｒの関係が存在する。Ｖは、ケーブルインピーダンスＲの存在を考慮した計算を通して求められた、アダプタの出力電圧であることが分かる。Ｖ_ｂｕｓは、充電ＩＣによって検出される、端末の充電ポートの電圧である。Ｖ及びＶ_ｂｕｓは、等しいことも、等しくないこともあり得る。

［実施形態１］
図２は、本発明のこの実施形態に係る充電方法を示す。当該方法は、携帯電話又はタブレットコンピュータなどの端末によって実行され得る。方法は以下の段階を含む。

Ｓ１０２：充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたときに、充電ポートの第１電圧値を特定する。

充電装置は、端末を充電できる、アダプタ又はモバイルパワーパックなどの装置であり得る。アダプタはまた、充電器と称され、旅行用充電器、ドック型充電器、及びメンテナンス充電器に大きく分けられ得る。端末の充電ポートは、端末と充電装置とを接続できる、ＵＳＢポート、ミニＵＳＢポート、ＵＳＢ３．０ポート、サンダーボルトポート（登録商標）、又は、ＵＳＢ−Ｃポートなどのポートであり得る。一般に使用される充電ケーブルには、ＵＳＢ充電ケーブル、Ａｐｐｌｅ Ｉｎｃ．のサンダーボルト（ｔｈｕｎｄｅｒｂｏｌｔ）（登録商標）充電ケーブル、及び同様のものが含まれる。具体的には、充電ポートの第１電圧値は、端末の充電ＩＣが検出することよって特定され得る。

Ｓ１０４：第２充電電流を設定し、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定する。

充電装置が非純正の充電装置である場合、充電装置が端末の充電ポートへ挿入される丁度そのとき、端末は、初期充電電流として使用される第２充電電流を事前設定し得る。充電電流とは、充電装置が端末を充電するときの、充電装置の出力電流を指す。初期充電電流は概して、充電装置の定格電流より小さい。端末は、端末の充電ＩＣを使用することによって、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定し得る。

Ｓ１０６：第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する。

異なる種類の充電ケーブルは、異なるケーブルインピーダンスを有する。高品質の充電ケーブルのケーブルインピーダンスは約３００ｍΩであり、より低品質の充電ケーブルのケーブルインピーダンスは約７００ｍΩである。充電ケーブルのケーブルインピーダンスは、段階Ｓ１０６における計算を通して求められる。計算を通して求められたケーブルインピーダンスが、事前設定インピーダンス値を超える場合、ユーザは、充電ケーブルを交換するためのリマインダを受け得る。なぜなら、ケーブルインピーダンスが比較的大きい場合、充電が遅い、又は、充電を実行することさえできないケースが発生し、また、充電が強行される場合、充電ケーブルの発熱などの不安定な因子が生じるからである。

Ｓ１０８：充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整する。

段階Ｓ１０８における調整を通して求められる、充電装置の充電電流は、アダプタの定格出力電流の範囲内にあり、従って、充電装置の適切な充電電流である。アダプタによって出力される充電電流がアダプタの定格電流の範囲内にあるとき、アダプタの出力電圧は安定し、その結果、端末をより良好に充電でき、充電に関するユーザエクスペリエンスが改善する。

本発明のこの実施形態において、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが計算され、充電装置の充電電流が適切な充電電流に調整され、その結果、端末は異なる充電装置に適応でき、充電に関するユーザエクスペリエンスが改善する。

具体的には、段階Ｓ１０６において第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算することは、数式Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２を使用し得る。ここで、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は第１電圧値であり、Ｖ_２は第２電圧値であり、Ｉ_２は第２充電電流である。

計算を通して求められる充電ケーブルのケーブルインピーダンスが、事前設定インピーダンス値より大きいとき、任意で、ユーザはプロンプトを受ける。事前設定インピーダンス値は、要件に従って設定され得る。例えば、事前設定インピーダンス値は、６５０ｍΩであり得る。計算を通して求められた、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが、６５０ｍΩより大きい場合、ユーザはプロンプトを受け、ユーザは充電ケーブルを交換するためのリマインダを受け得る。なぜなら、ケーブルインピーダンスが比較的大きい場合、充電が遅い、又は、充電を実行することさえできないケースが発生し、また、充電が強行される場合、充電ケーブルの発熱などの不安定な因子が生じるからである。ユーザがリマインダを受ける方式には、様々な方式が存在する。ユーザは、充電ケーブルが端末の充電に適切でないというリマインダを端末のＵＩ（Ｕｓｅｒ Ｐｏｒｔ、ユーザポート、略してＵＩ）上で受け得て、充電ケーブルを交換する。代替的に、ユーザは、端末の指示灯が点滅する方式で、充電ケーブルを交換するためのリマインダを受け得る。

具体的には、段階Ｓ１０８において、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することは、図３に示されている段階を含む。

Ｓ２０２：第３充電電流を第４充電電流に調整する。

第３充電電流は、事前設定された充電電流値であり得て、端末の充電ＩＣによって設定され得る。第３充電電流は、様々な方式で、第４充電電流に調整され得る。例えば、第３充電電流は、１つのΔＩを直接追加することによって、又は、段階的上昇を用いて電流を徐々に増加させることによって、第４充電電流に調整される。電流を徐々に上昇させるための具体的方法については、充電電流Ｉ_ｉに関する上述の説明を参照されたい。

Ｓ２０４：第４充電電流における、充電ポートの第４電圧値を特定する。

充電電流が第４充電電流であるとき、端末の充電ＩＣは、充電ポートの第４電圧値を特定する。

Ｓ２０６：充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算する。

充電装置の定格電圧値はＶ_{ａｄａｐｔｅｒ}である。ケーブルインピーダンスが存在するので、充電装置の定格電圧が充電ケーブルを通して端末の充電ポートに到達するとき、充電装置の出力電圧値は充電装置の定格電圧に等しくなく、充電装置の出力電圧値は段階Ｓ２０６に従って計算され得る。

Ｓ２０８：第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい場合、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流であると判定する。

第４電圧値は、端末が充電ＩＣを使用することによって検出する、端末の充電ポートの電圧値である。充電装置の出力電圧値は、計算を通して求められる、充電装置の理論上の出力電圧値である。第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい（充電装置の出力電圧が過電流によってプルダウンされていることを示す）場合、第４充電電流は、充電装置の定格電流の範囲を超えたものであり得て、充電装置の適切な充電電流ではなく、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流である。この方式で求められる第３充電電流は、充電装置の定格電流の範囲内にある。充電装置の出力電流が定格電流の範囲内にあるとき、充電装置の出力電圧は安定であり、その結果、端末をより良好に充電でき、充電のエクスペリエンスが改善する。

段階Ｓ２０６において、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算することは、具体的には、数式Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒを使用し得て、Ｖは充電装置の出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は、充電装置の定格電圧値であり、Ｉ_４は第４充電電流であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスである。

本発明のこの実施形態において提供される充電方法によれば、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、充電ポートの第１電圧値を特定すること、第２充電電流を設定すること、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定すること、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算すること、及び、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することによって、端末は、種々の充電装置に適応でき、より良好に充電でき、充電に関するユーザエクスペリエンスが改善する。

［実施形態２］
図４は、本発明のこの実施形態に係る充電装置を示す。充電装置は、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、充電ポートの第１電圧値を特定するように構成される第１特定ユニット３０２と、第２充電電流を設定するように構成される設定ユニット３０４と、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定するように構成される第２特定ユニット３０６と、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算するように構成される第１計算ユニット３０８と、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整するように構成される第１調整ユニット３１０とを備える。

具体的には、第１計算ユニット３０８は、数式Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２を使用することによって、充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する。ここで、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は第１電圧値であり、Ｖ_２は第２電圧値であり、Ｉ_２は第２充電電流である。

任意で、充電装置は更に、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときに、ユーザにプロンプトを送るように構成されるプロンプトユニット３１２を備える。

具体的には、図５に示されているように、第１調整ユニット３１０は、第３充電電流を第４充電電流に調整するように構成される第２調整ユニット３１０１と、第４充電電流における、充電ポートの第４電圧値を特定するように構成される第３特定ユニット３１０２と、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算するように構成される第２計算ユニット３１０３と、第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい場合に、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流であると判定するように構成される判定ユニット３１０４とを備える。

具体的には、第２計算ユニット３１０３は特に、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであるように構成される。ここで、Ｖは充電装置の出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は充電装置の定格電圧値であり、Ｉ_４は第４充電電流であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスである。

［実施形態３］
図６は、本発明のこの実施形態に係る端末を示す。端末は、１又は複数のプロセッサ４０２と、メモリ４０４と、１又は複数のプログラムとを備える。１又は複数のプログラムは、メモリ内に記憶され、１又は複数のプロセッサによって実行されるように構成される。１又は複数のプログラムは、命令を含み、当該命令は、充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、充電ポートの第１電圧値を特定すること、第２充電電流を設定すること、第２充電電流における、充電ポートの第２電圧値を特定すること、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算すること、並びに、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することのために使用される。

具体的には、第１電圧値、第２充電電流、及び第２電圧値に従って充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算することは特に、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は第１電圧値であり、Ｖ_２は第２電圧値であり、Ｉ_２は第２充電電流である。

任意で、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいとき、ユーザはプロンプトを受ける。

具体的には、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の適切な充電電流を調整することは、第３充電電流を第４充電電流に調整すること、第４充電電流における、充電ポートの第４電圧値を特定すること、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び、充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算すること、並びに、第４電圧値が充電装置の出力電圧値より小さい場合に、第３充電電流が充電装置の適切な充電電流であると判定することを有する。

具体的には、充電装置の定格電圧値、第４充電電流、及び充電ケーブルのケーブルインピーダンスに従って充電装置の出力電圧値を計算することは特に、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであり、Ｖは充電装置の出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は、充電装置の定格電圧値であり、Ｉ_４は第４充電電流であり、Ｒは充電ケーブルのケーブルインピーダンスである。

［実施形態４］
本発明のこの実施形態は更に、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。１又は複数のプログラムはコンピュータ可読記憶媒体内に記憶され、１又は複数のプログラムは命令を含む。命令は、端末によって実行されるとき、実施形態１に係る任意の方法を端末に実行させる。

最後に、上述の実施形態は、本発明を制限するものではなく、本発明の技術的解決法を説明するための例に過ぎずないことに留意されたい。本発明、及び、本発明の利点は、上述の実施形態に関連して詳細に説明されるが、当業者であれば、本発明の特許請求の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態において説明される技術的解決法に更に修正を加えられ得ること、又は、そのいくつかの技術的特徴に対して均等な置き換えが行われ得ることを理解するはずである。

計算を通して求められる充電ケーブルのケーブルインピーダンスが、事前設定インピーダンス値より大きいとき、任意で、ユーザはプロンプトを受ける。事前設定インピーダンス値は、要件に従って設定され得る。例えば、事前設定インピーダンス値は、６５０ｍΩであり得る。計算を通して求められた、充電ケーブルのケーブルインピーダンスが、６５０ｍΩより大きい場合、ユーザはプロンプトを受け、ユーザは充電ケーブルを交換するためのリマインダを受け得る。なぜなら、ケーブルインピーダンスが比較的大きい場合、充電が遅い、又は、充電を実行することさえできないケースが発生し、また、充電が強行される場合、充電ケーブルの発熱などの不安定な因子が生じるからである。ユーザがリマインダを受ける方式には、様々な方式が存在する。ユーザは、充電ケーブルが端末の充電に適切でないというリマインダを端末のＵＩ（Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ユーザインタフェース、略してＵＩ）上で受け得て、充電ケーブルを交換する。代替的に、ユーザは、端末の指示灯が点滅する方式で、充電ケーブルを交換するためのリマインダを受け得る。

Claims (17)

1. 充電のための方法であって、
   充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、前記充電ポートの第１電圧値を特定する段階と、
   第２充電電流を設定する段階と、
   前記第２充電電流における、前記充電ポートの第２電圧値を特定する段階と、
   前記第１電圧値、前記第２充電電流、及び前記第２電圧値に従って前記充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する段階と、
   前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の適切な充電電流を調整する段階と
   を備える方法。
2. 前記第１電圧値、前記第２充電電流、及び前記第２電圧値に従って前記充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算する前記段階は、具体的には、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であり、Ｒは前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は前記第１電圧値であり、Ｖ_２は前記第２電圧値であり、Ｉ_２は前記第２充電電流である、請求項１に記載の方法。
3. 前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときにユーザにプロンプトを送る段階を更に備える、請求項２に記載の方法。
4. 前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の適切な充電電流を調整する前記段階は、
   第３充電電流を第４充電電流に調整する段階と、
   前記第４充電電流における、前記充電ポートの第４電圧値を特定する段階と、
   前記充電装置の定格電圧値、前記第４充電電流、及び、前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の出力電圧値を計算する段階と、
   前記第４電圧値が前記充電装置の前記出力電圧値より小さい場合に、前記第３充電電流が前記充電装置の前記適切な充電電流であると判定する段階と
   を有する、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記充電装置の定格電圧値、前記第４充電電流、及び前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の出力電圧値を計算する前記段階は、具体的には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであり、Ｖは前記充電装置の前記出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は前記充電装置の前記定格電圧値であり、Ｉ_４は前記第４充電電流であり、Ｒは前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスである、請求項４に記載の方法。
6. 充電のための装置であって、
   充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、前記充電ポートの第１電圧値を特定するように構成される第１特定ユニットと、
   第２充電電流を設定するように構成される設定ユニットと、
   前記第２充電電流における、前記充電ポートの第２電圧値を特定するように構成される第２特定ユニットと、
   前記第１電圧値、前記第２充電電流、及び前記第２電圧値に従って前記充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算するように構成される第１計算ユニットと、
   前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の適切な充電電流を調整するように構成される第１調整ユニットと
   を備える装置。
7. 前記第１計算ユニットは、具体的には、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であるように構成され、Ｒは前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は前記第１電圧値であり、Ｖ_２は前記第２電圧値であり、Ｉ_２は前記第２充電電流である、請求項６に記載の装置。
8. 前記装置は、前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときにユーザにプロンプトを送るように構成されるプロンプトユニットを更に含む、請求項７に記載の装置。
9. 前記第１調整ユニットは、
   第３充電電流を第４充電電流に調整するように構成される第２調整ユニットと、
   前記第４充電電流における、前記充電ポートの第４電圧値を特定するように構成される第３特定ユニットと、
   前記充電装置の定格電圧値、前記第４充電電流、及び、前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の出力電圧値を計算するように構成される第２計算ユニットと、
   前記第４電圧値が前記充電装置の前記出力電圧値より小さい場合に、前記第３充電電流が前記充電装置の前記適切な充電電流であると判定するように構成される判定ユニットと
   備える、請求項６から８のいずれか一項に記載の装置。
10. 前記第２計算ユニットは、具体的には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであるように構成され、Ｖは前記充電装置の前記出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は、前記充電装置の前記定格電圧値であり、Ｉ_４は前記第４充電電流であり、Ｒは前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスである、請求項９に記載の装置。
11. １又は複数のプロセッサと、
    メモリと、
    １又は複数のプログラムと、
    を備える端末であって、
    前記１又は複数のプログラムは、前記メモリ内に記憶され、前記１又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記１又は複数のプログラムは、命令を含み、前記命令は、
    充電ケーブルを使用することによって端末の充電ポートへ充電装置が挿入されていることが検出されたとき、前記充電ポートの第１電圧値を特定すること、
    第２充電電流を設定すること、
    前記第２充電電流における、前記充電ポートの第２電圧値を特定すること、
    前記第１電圧値、前記第２充電電流、及び前記第２電圧値に従って前記充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算すること、及び、
    前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の適切な充電電流を調整すること
    のために使用される、
    端末。
12. 前記第１電圧値、前記第２充電電流、及び前記第２電圧値に従って前記充電ケーブルのケーブルインピーダンスを計算することは、具体的には、Ｒ＝（Ｖ_１−Ｖ_２）／Ｉ_２であり、Ｒは前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスであり、Ｖ_１は前記第１電圧値であり、Ｖ_２は前記第２電圧値であり、Ｉ_２は前記第２充電電流である、請求項１１に記載の端末。
13. 前記命令は更に、前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスが事前設定インピーダンス値より大きいときにユーザにプロンプトを送るために使用される、請求項１２に記載の端末。
14. 前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の適切な充電電流を調整することは、
    第３充電電流を第４充電電流に調整すること、
    前記第４充電電流における、前記充電ポートの第４電圧値を特定すること、
    前記充電装置の定格電圧値、前記第４充電電流、及び前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の出力電圧値を計算すること、並びに、
    前記第４電圧値が前記充電装置の前記出力電圧値より小さい場合に、前記第３充電電流が前記充電装置の前記適切な充電電流であると判定すること
    を有する、請求項１１から１３のいずれか一項に記載の端末。
15. 前記充電装置の定格電圧値、前記第４充電電流、及び前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスに従って前記充電装置の出力電圧値を計算することは、具体的には、Ｖ＝Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}−Ｉ_４×Ｒであり、Ｖは前記充電装置の前記出力電圧値であり、Ｖ_{ａｄａｐｔｅｒ}は、前記充電装置の前記定格電圧値であり、Ｉ_４は前記第４充電電流であり、Ｒは前記充電ケーブルの前記ケーブルインピーダンスである、請求項１４に記載の端末。
16. １又は複数のプロセッサと、
    メモリと、
    １又は複数のプログラムと、
    を備える端末であって、
    前記１又は複数のプログラムは、前記メモリ内に記憶され、前記１又は複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記１又は複数のプログラムは、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法を実行するための命令を含む、
    端末。
17. １又は複数のプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体であって、前記１又は複数のプログラムは、命令を含み、前記命令は、前記端末によって実行されるときに、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法を前記端末に実行させる、コンピュータ可読記憶媒体。

Images