JP2018511582A - シクロクレアチン微細懸濁物 - Google Patents

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Abstract

シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む微細懸濁物が提供される。シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物を含む、薬学的経口投与形態。製粉容器に粉砕媒体および水を充填する工程;シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、該製粉容器の中にポンピングする工程;ならびに該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、該水性微細懸濁物を形成する工程を包含するプロセスによって調製される、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物。

Description

発明の分野
本発明は、経口投与形態のシクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的塩の微細懸濁物(microsuspension)を含む薬学的製剤、およびこれを作製するためのプロセスに関する。以下で引用もしくは依拠される全ての文献は、本明細書に参考として明示的に援用される。
発明の背景
シクロクレアチンは、クレアチン輸送体欠損の処置における医療適用を伴う、天然アミノ酸クレアチンの合成アナログである。この遺伝性疾患において、変異は、クレアチニンが血液脳関門(BBB)を横断することを妨げ、脳におけるこの重要なアミノ酸の欠損症をもたらす。
クレアチンは、極性の小さな分子であり、BBBを横断するために活性な輸送体を要する。対照的に、シクロクレアチンは、その2個のさらなるメチレン基のせいでより親油性であり、受動的拡散によってBBBを横断し得、クレアチン代用物として機能する。
シクロクレアチンは、限られた水溶性を有するので、この薬物の大用量を経口的に固体または薄い溶液として送達することは困難である。従って、動物またはヒトへの経口送達のために、シクロクレアチンを含む濃縮微細懸濁物製剤が当該分野で必要である。
発明の要旨
本発明は、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物を含む、薬学的経口投与形態に関する。本発明はまた、この薬学的経口投与形態を作製および使用する方法に関する。
図1は、シクロクレアチン微細懸濁物を調製するために使用されるビーズ製粉装置(bead milling apparatus)を示す模式図である。
図2は、シクロクレアチン微細懸濁物の写真を示す。
図3は、微細懸濁物(製粉前および製粉後)からの粒子の顕微鏡写真である。
図4は、製粉前(A)および製粉後(B)の微細懸濁物の代表的粒度分布の一例を示す。
図5は、シクロクレアチン微細懸濁物の調製に有用な乾式製粉のためのピンミル設定図解を示す模式図である。
図6は、乾式製粉前のシクロクレアチンの粒度を示す。
図7は、45分間の乾式製粉後のシクロクレアチンサンプルの粒度を示す。
発明の詳細な説明
本発明の図面および説明は、本発明の明確な理解に直接関連する要素を図示するために単純化されていると同時に、明瞭にする目的で、代表的な薬学的組成物および安定化の方法において見出される多くの他の要素を排除していることは、理解されるべきである。当業者は、他の要素および/または工程が、本発明を実施するにあたって望ましいおよび/または要求されることを認識する。しかし、このような要素および工程は当該分野で周知であるので、およびそれらは本発明のよりよい理解を促進しないので、このような要素および工程の考察は、本明細書では提供されない。本明細書中の開示は、当業者に公知のこのような要素および方法に対するこのような全てのバリエーションおよび改変に関する。さらに、本明細書で同定および例証される実施形態は、例示目的に過ぎず、排他的であることも、本発明のそれら説明に限定されることも意味しない。
本発明は一般に、シクロクレアチンまたはそのアナログに、経口投与を可能にするために十分なバイオアベイラビリティーを提供するために適した水性薬学的組成物の驚くべき知見に関する。この薬学的組成物は、水性媒体中に分散された、シクロクレアチンまたはそのアナログの粒子を含む微細懸濁物である。シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、従って、水性微細懸濁物において、経口投与を可能にするために十分な溶解度、溶解速度および/またはバイオアベイラビリティーを伴って提供され得る。
本明細書で使用される場合、用語「シクロクレアチンまたはそのアナログ」とは、シクロクレアチンおよびそのアナログの全ての種類または形態を意味しかつ包含するものとする。別段特定されなければ、このような形態の例としては、全ての薬学的に受容可能な塩、双性イオン、エステル、異性体、立体異性体、結晶および無定形形態が挙げられる。本発明の製剤中のシクロクレアチンの量は、該製剤の全体の総体積および他の成分の濃度に依存して変動し得る。一実施形態において、本発明において有用なシクロクレアチンまたはそのアナログは、式(I):
の化合物を含み、ここで:
Yは、CHCOH、CHCONRまたはCHCOであり;
、Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、C−C12アルキルまたは低級シクロアルキルであり;そして
nは、1、2、3、4または5である。
別の実施形態において、本発明において有用なシクロクレアチンまたはそのアナログは、式(Ia):
の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、ここで:
Yは、CHCOH、CHCONRまたはCHCOであり;
、R、R、Rは、互いに独立して、水素、低級アルキル、C−C12アルキルまたはシクロアルキルである、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩を包含し得る。
「患者」は、哺乳動物、例えば、ヒト、マウス、ラット、モルモット、イヌ、ネコ、ウマ、ウシ、ブタ、または非ヒト霊長類(例えば、サル、チンパンジー、ヒヒまたはアカゲザル)であり、用語「患者」および「被験体」は、本明細書で交換可能に使用される。
代表的な「薬学的に受容可能な塩」としては、例えば、以下が挙げられる:水溶性および水に不溶性の塩(例えば、アセテート、アムソネート(4,4−ジアミノスチルベン−2,2−ジスルホネート)、ベンゼンスルホネート、ベンゾエート(benzonate)、ビカーボネート、ビスルフェート、ビタートレート、ボレート、ブロミド、ブチレート、カルシウム、カルシウムエデテート、カンシレート、カーボネート、クロリド、シトレート、クラブラリエート(clavulariate)、ジヒドロクロリド、エデテート、エジシレート、エストレート、エシレート、フマレート、グルセプテート、グルコネート、グルタメート、グルコリルアルサニレート(glycollylarsanilate)、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキシルレゾルシネート(hexylresorcinate)、ヒドラバミン、ヒドロブロミド、ヒドロクロリド、ヒドロキシナフトエート、ヨウ化物、イセチオネート(isothionate)、ラクテート、ラクトビオネート、ラウレート、マグネシウム、マレート、マレエート、マンデレート、メシレート、メチルブロミド、メチルニトレート、メチルスルフェート、ムカート(mucate)、ナプシレート、ニトレート、N−メチルグルカミンアンモニウム塩、3−ヒドロキシ−2−ナフトエート、オレエート、オキサレート、パルミテート、パモエート(1,1−メテン−ビス−2−ヒドロキシ−3−ナフトエート、アインボネート(einbonate))、パントテネート、ホスフェート/ジホスフェート、ピクレート、ポリガラクツロネート、プロピオネート、p−トルエンスルホネート、サリチレート、ステアレート、スバセテート(subacetate)、スクシネート、スルフェート、スルホサリチレート、スラメート(suramate)、タンネート、タートレート、テオクレート、トシレート、トリエトヨージド、およびバレレート塩。カルボキシレート官能基におけるさらなる薬学的に受容可能な塩形態は、リチウム、ナトリウム、およびカリウムを含む。
シクロクレアチンと関連して使用される場合、「治療上有効な量」は、シクロクレアチン調節性の疾患または障害を処置または防止するために有効な量である。
微細懸濁物は、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩の微粉化粒子を含む。この微粉化粒子は、D90値によって特徴付けられる場合、1〜50ミクロン、別の実施形態では、1〜30ミクロン、さらなる実施形態では、1〜20ミクロン、およびなおさらなる実施形態では、1〜10ミクロンの範囲の粒子直径を有する。D90値を決定する粒度分析は、当該分野で公知の種々の技術(例えば、光散乱および画像分析に基づく技術など)によって行われ得る。微細懸濁物のシクロクレアチンまたはそのアナログの粒子の濃度は、0.1〜500mg/mLの範囲、別の実施形態では、50〜150mg/mLの範囲、さらなる実施形態では、1〜40mg/mLの範囲、および別の実施形態では、2〜30mg/mLの範囲にあり得る。例は、2mg/mL、5mg/mL、10mg/mL、および20mg/mLの濃度を有する微細懸濁物を含む。
一実施形態において、微細懸濁物は、水および必要に応じて他の水に混和性の溶媒を含む水性媒体の中にある。代表的には、水性媒体は、水性媒体の重量に基づいて、99.99%〜50%、別の実施形態では、95%〜85%の範囲の水を含む。
微細懸濁物は、必要に応じて、安定化剤を含む。安定化剤は、シクロクレアチンまたはそのアナログの微細懸濁物の調製のために使用される水性媒体に溶解する。適切な安定化剤の例としては、セルロースエーテルポリマー(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース(MC)、およびヒドロキシプロピルセルロース(HPC))が挙げられる。微細懸濁物中の安定化剤の適切な量としては、0.01%〜10% w/v、別の実施形態では、0.05%〜5% w/vが挙げられる。
微細懸濁物は、必要に応じて、界面活性剤を含み得る。適切な界面活性剤としては、カチオン性、アニオン性、および非イオン性の界面活性剤が挙げられる。1種の界面活性剤または適切な界面活性剤の混合物が、微細懸濁物の中で使用され得る。界面活性剤の適切な具体例としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:ソルビタンエステル(例えば、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート)、ナトリウムアルキルスルフェート(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)、および/またはポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレントリブロックコポリマー(例えば、PLURONIC(登録商標)界面活性剤(ICI Americas, Delaware))。微細懸濁物は、微細懸濁物の体積に基づいて、0.01〜10%、別の実施形態では、0.01〜2%のw/vで界面活性剤を含み得る。
微細懸濁物は、シクロクレアチンまたはそのアナログの粒子の凝集および/または沈殿を最小限にするかまたは妨げるために、必要に応じて懸濁剤を含み得る。適切な懸濁剤としては、アルギネート、ゼラチン、カルボマー、種々のガム(例えば、カラギーナン アカシア)および微結晶性セルロース(例えば、AVICEL(登録商標) PH 101、PH 103、PH 105、およびPH 200 微結晶性セルロース(FMC Corporation, Delaware)など)が挙げられる。1種もしくはこれより多くの懸濁剤が、微細懸濁物中で使用され得る。微細懸濁物は、微細懸濁物の体積に基づいて、0.1〜10% w/v、別の実施形態では、0.5〜5% w/vの範囲の量の懸濁剤を含み得る。
微細懸濁物は、必要に応じて、他の添加剤および/または製剤補助物質を含み得る。例としては、矯味矯臭剤および甘味料(例えば、ソルビトール、マンニトール、アスパルテーム、スクロース、および他の市販の甘味料)が挙げられる。1種の甘味料は、単シロップ(Simple Syrup)(薬学的製剤において使用される水中のスクロースの溶液)である。他の添加剤としては、薬学的に受容可能な弱酸、弱塩基、またはこれらの混合物のような緩衝化剤が挙げられる。好ましい緩衝化剤は、リン酸、酢酸、それらの塩、またはそれらの混合物のような水溶性物質であり、微細懸濁物において5〜7の範囲のpHを維持するために使用され得る。また、保存剤(例えば、メチルパラベンもしくはプロピルパラベン、またはこれらの混合物)が添加され得る。
本発明の製剤の調製
シクロクレアチンまたはそのアナログは、当該分野で公知の任意のプロセスによって製造され得る。一実施形態において、シクロクレアチンは、以下のスキーム1に示されるように、シアナミドを使用して作製され得る:
スキーム1
詳細には、スキームIは、適切な溶媒中で、ジアミンまたはそれらの塩(1)とシアナミドとを縮合することによって、クレアチン(2)の種々の環式アナログを調製するための方法を示す。一実施形態において、1(X=H、Y=CHCOH、n=1)を、25〜100℃においてエタノールまたは水の中でシアナミドと反応させて、2(X=H、Y=CHCOH、n=1)を得る。ジアミンは、およそ20〜99%の6を含む、精製された物質または混合物であり得る。生成物2は、いくつかの実施形態において、水または別の適切な溶媒からの結晶化またはスラリー(crystallization or slurry)によって、さらに精製され得る。
シクロクレアチンまたはそのアナログを含む本発明の微細懸濁物は、当該分野で一般に使用される任意のデバイスまたは方法を使用して調製され得る。一実施形態において、Glen Dyno Millは、剪断力および衝撃力を作り出して、およそ200mg/mLにおいて水中でのシクロクレアチンの固体濃度を有する微細懸濁物製剤を作り出すために、粉砕媒体(例えば、ジルコニア、ガラス、セラミック、特別なポリマーまたはこれらの組み合わせ)とともに使用され得る。この粉砕媒体は、1.0〜1.5mmのサイズの範囲に及び得る。本発明において有用な湿式製粉装置の模式図は、図1に示される。このプロセスにおけるパラメーターとしては、例えば、粉砕媒体サイズ、懸濁媒体の粘度、懸濁媒体中の固体濃度、ローター速度および粉砕時間が挙げられる。
使用方法
本発明の製剤は、脳エネルギー代謝を調節する(例えば、増大させる)ことによって、例えば、被験体における認知機能障害の処置のために使用され得る。脳エネルギー代謝は、脳エネルギー代謝調節化合物の有効量を被験体に投与することによって調節され得る。さらなる実施形態において、被験体の脳エネルギー代謝は、脳エネルギー調節化合物の投与後に正常である。
用語「脳エネルギー代謝」は、好気的代謝、嫌気的代謝、解糖的代謝、ミトコンドリア代謝、ならびにアデニル酸キナーゼおよびクレアチンキナーゼのようなエネルギーバッファーの生成を含み、これらは、脳においてエネルギーを生成する。それはまた、被験体の神経細胞またはグリア細胞におけるエネルギー代謝を含む。脳エネルギー代謝は、ATPもしくはクレアチンホスフェートの濃度を増大させることによって、あるいはADP、GDP、AMP、または他の一リン酸化もしくは二リン酸化されたヌクレオチドの濃度を減少させることによって、増大され得る。脳代謝は、脳エネルギー調節化合物の投与によって増大され得る。
用語「認知機能障害」は、学習機能障害、自閉症、注意欠陥障害、脆弱X症候群、強迫性障害、言語機能障害(speech dysfunction)、発話障害(speech deficit)、学習障害(learning disabilities)、コミュニケーション能力の障害、精神遅滞、低IQ、短期記憶機能障害、空間学習機能障害、および脳に影響を及ぼす先天性代謝異常(クレアチン輸送体機能障害、GAMT、およびAGATが挙げられるが、これらに限定されない)を包含する。認知機能障害はまた、認知、表現および行動の機能変化の状態を含む。一実施形態において、GAMT欠損症は、本発明の認知機能障害ではない。一実施形態において、用語「認知機能障害」は、神経変性障害を含まない。
用語「クレアチン輸送体機能障害」とは、クレアチン合成の先天性異常、または脳におけるクレアチン輸送体もしくは他の異常なクレアチン輸送体の機能の先天性異常によって特徴付けられる障害を含む。脳における異常なクレアチン輸送体機能は、クレアチン輸送体機能障害に罹患している被験体の脳において、被験体を低濃度クレアチンに罹患させ得る。この障害において、エネルギー代謝の障害は、学習機能障害および認知機能の障害(impaired learning dysfunction and cognitive function)と関連していると考えられる。類似の神経学的機能障害もしくは認知機能障害の処置は、脳、神経細胞、もしくはグリア細胞の代謝および/またはエネルギー代謝の改善を標的とする傾向にないことが見出された。本発明はまた、少なくとも部分的に、脳におけるクレアチン輸送体欠損症を有する被験体を処置するための方法に関する。
本開示は、以下の実施例によってさらに例証され、これら実施例は、本開示を、範囲もしくは趣旨において、本明細書で記載される具体的手順に限定するとは解釈されるべきではない。これら実施例は、ある種の実施形態を例証するために提供されるのであって、本開示の範囲への限定が、それによって意図されるものではないことを理解するべきである。本開示の趣旨および/または添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、当業者に明らかであり得る種々の他の実施形態、改変、およびその均等物に頼らざるを得ないかもしれないことは、さらに理解されるべきである。
実施例1
微細懸濁物製剤の調製
Glen Dyno Millの0.6リットルサイズ製粉容器に、約70%容積のジルコニア粉砕媒体を充填(charge)した。撹拌軸は媒体を活動させ、剪断力および衝撃力を作り出した。撹拌器の回転は、そのまわりの媒体へとエネルギーを付与し、水の中で懸濁されたシクロクレアチン固体を破砕し、粒度の全体的減少を生じた。
水を、オーバーヘッド型撹拌器を備えたステンレス鋼の容器に充填し、窒素でブランケッティングし(blanketed)、その後、シクロクレアチンを添加した。この混合物を、蠕動ポンプを介して、粉砕チャンバの中へとポンピングした。チャンバを出る製粉されたサンプルを、第1の容器が空になるまで(その時点で、三方向バルブを、容器のうちの1つの中にある混合物を、粉砕チャンバの中にポンピングし続けるために切り替えた)別のステンレス鋼の容器(同様にオーバーヘッド型撹拌器もまた備え、窒素でブランクにされる(blanked))の中に集めた。懸濁物中の薬物濃度は、10〜20% w/vの範囲に及んだ。製粉チャンバは、3344rpmまでの速度で加速されるディスクを備えたローターを有した。このディスクの回転は、製粉媒体を半径方向に加速した。この懸濁混合物は、粉砕チャンバを通って軸方向に流動した。このチャンバでは、固体粒子とともに製粉媒体の衝撃の間に生成される剪断力がこの薬物をナノメートルサイズの粒子へと破砕するエネルギー投入を提供した。40%までのナノ粒子が観察された。別の実施形態において、体積で約10%までのナノ粒子が観察された。この粉砕チャンバの中の温度を、外側ジャケットを通じて冷却液を循環させることによって制御した。得られた微細懸濁物は、良好な流動特徴を有し、乳状に見えた(図2)。
所定の懸濁組成物および所定のエネルギー(粉砕ビーズサイズ、ローター速度)を用いると、上記プロセスは、極めて強いことが見出された。例えば、1.0mm直径のジルコニアビーズで満たされた0.6リットルサイズの粉砕チャンバの中で合計2時間にわたる3344rpm撹拌器速度で処理された200mg/mL固体濃度の製剤は、3回の反復実験において類似の最終粒度を有するサンプルを生じた。全ての場合において、粒度は、30分以内の処理時間で最初の400μmから約80μmへと顕著に減少したが、30〜120分の間にはほとんど変化は観察されなかった。製粉時間をさらに延長しても有益ではなかった。なぜなら減少した粒度は達成されなかったからである。粒度分析(図3)に加えて、SEM顕微鏡写真(図4)から、上記製粉プロセスは元のシクロクレアチン粒子を数ミクロン範囲(low micron range)へと変換するにあたって有効であることもさらに確認された。
実施例2
薬物安定性
シクロクレアチンサンプルを、製粉(実施例1)の前後に分析して、薬物安定性に対する製粉の影響を評価した。以下の表1に示されるように、実施例1の製粉プロセスは、無視できる程度の薬物分解を引き起こした:
実施例3
希釈注射試験(Dilution Injection Test)および安定性試験
水中のシクロクレアチンのおよそ2.5mLの懸濁物製剤(約200mg/mL)を、強制栄養管を備えた10mL シリンジの各々へと装填した。強制栄養管を付けたシリンジおよびプランジャーのアセンブリに加圧し、そして得られたサンプルを分析した(表2)。この研究から、シクロクレアチン水懸濁物製剤は、動物研究における使用に適しており、周囲温度において容易にかつ正確に送達され得ることが確認された。
より濃縮されたシクロクレアチン懸濁物サンプルを、製粉したサンプルから脱イオン水を除去した後に調製した。得られたサンプル中のシクロクレアチンの濃度は、約360.2±4.1mg/gであることが見出され、これは、このより濃縮された懸濁物が22ゲージのシリンジ針を通じて容易に注射されるというずり流動化特性(shear−thinning property)を維持した。
シクロクレアチン懸濁物サンプルでの予備的なラット経口強制栄養投与試験(14−0203−008−p39−1)は、一様な用量送達を示した(表3)。
上記実施例で示されるように、水中のシクロクレアチン固体微粒子の懸濁物製剤は、優れた化学的安定性および良好な経口投与特性を示した。
実施例4
乾式製粉
乾式製粉プロセスを、シクロクレアチンに対して、遠心分離衝撃ミル(代表的には、当該分野でピンミルといわれる)を使用して行った。図5で示されるように、Munsen CIM−18ピンミルを、停止/開始サイクルなしの粉末/窒素再循環ループバッチ製粉において準備した。窒素ガスパージを、3箇所で設置した:1)ピンミル出口、2)集塵器(baghouse collector)の最上部、および3)スクリューフィーダーホッパー。相対湿度インジケーターAI−2を使用して、窒素パージの効力を示した。
約2kgのシクロクレアチン(API)を、ミルの中に導入した。ピンミルの操作は、窒素ガスの再循環およびスクリューフィーダー排出から粉末の空気運搬(pneumatic conveying)を引き起こした。液体窒素を使用して、閉ループ制御を通じて温度コントローラーTIC−2およびソレノイドバルブKV−2(パルス幅変調)を介してピンミル排出を冷却した。液体窒素パルスを、3インチ直径のピンミル粉末フィードポート内に挿入した圧力噴霧ノズルを通じて流した。ピンミルからの粉末/窒素排出は、集塵器へと空気運搬され、集塵器は、連続して振動して(空気振動器)、スクリューフィーダーへの粉末の戻りを促進した。
ブロワーB−1を使用して、集塵器に対して真空圧を維持し、フィルターを通る窒素流を最小にしながら粉末を入れた。フィルターを通る窒素流を最小にすると、このシステムにおいて可能な最高のフィルター効率が維持された。さらに、フィルター効率は、水柱圧低下2インチが達成されるまで、圧力差動スイッチPDS−1を通じてフィルターパルス操作を阻害することによって達成された。運転の最後に、パルス阻害を停止させて、収集を促進した。
約45分間の製粉後、微粉化APIの粒度は、サンプルのバッチ全体に関して一様に減少したと思われた。製粉前後のAPIの粒度データを図6および図7に示す。このAPIは、製粉プロセスの間に安定であることが見出された。
次いで、その集められた微粉化APIを、水とともに製剤化して、水性微細懸濁物を形成した。20.0グラムのシクロクレアチンを、目盛り付き容器へとはかりいれた。およそ80mLの水を添加し、その溶液を混合して部分的溶解を可能にした。5分間混合した後、水を添加して、最終体積100mLへと希釈した。得られた懸濁物は、懸濁物1mLあたり200mgのシクロクレアチンの名目濃度(nominal strength)を有した。水中のシクロクレアチンの溶解度は、17mg/mLであった。
本発明は、以下の番号付けした段落にさらに記載される。:
段落1。シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物を含む、薬学的経口投与形態。
段落2。前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜500μmの体積加重平均粒度を有する、段落1に記載の薬学的経口投与形態。
段落3。前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜10μmの体積加重平均粒度を有する、段落1に記載の薬学的経口投与形態。
段落4。シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む、水性微細懸濁物。
段落5。前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜500μmの体積加重平均粒度を有する、段落4に記載の水性微細懸濁物。
段落6。前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜10μmの体積加重平均粒度を有する、段落4に記載の水性微細懸濁物。
段落7。以下の工程:
製粉容器に粉砕媒体および水を充填する工程;
シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、該製粉容器の中にポンピングする工程;ならびに
該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、該水性微細懸濁物を形成する工程
を包含するプロセスによって調製される、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物。
段落8。シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物を作製する方法であって、該方法は:
製粉容器に粉砕媒体および水を充填する工程;
シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、該製粉容器の中にポンピングする工程;ならびに
該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、水性微細懸濁物を形成する工程、
を包含する方法。
段落9。前記製粉容器を窒素でブランケッティングする工程をさらに包含する、段落8に記載の方法。
段落10。前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、1〜50% w/vの濃度にある、段落8に記載の方法。
段落11。前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、10〜20% w/vの濃度にある、段落8に記載の方法。
段落12。微粉化シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を作製する方法であって、該方法は:
シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、遠心分離衝撃ミル容器の中に入れる工程;
該遠心分離衝撃ミルを作動させる工程;および
該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、微粉化シクロクレアチンを形成する工程、
を包含する方法。
段落13。以下の工程を包含するプロセスによって調製される、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物:
シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、遠心分離衝撃ミル容器の中に入れる工程;
該遠心分離衝撃ミルを作動させる工程;
該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、微粉化シクロクレアチンを形成する工程;
該微粉化シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を該遠心分離衝撃ミル容器から集める工程;および
該集めた微粉化シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、水性製剤へと製剤化する工程。
段落14。クレアチニン輸送体機能不全を処置するための方法であって、その必要性のある被験体に段落1に記載の薬学的経口投与形態の治療上有効な量を投与する工程を包含する、方法。
本発明は、上記で記載される発明の特定の実施形態に限定されないことは、理解されるべきである。なぜならその特定の実施形態のバリエーションが行われ得、かつ添付の特許請求の範囲内になお入り得るからである。

Claims (14)

  1. シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物を含む、薬学的経口投与形態。
  2. 前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜500μmの体積加重平均粒度を有する、請求項1に記載の薬学的経口投与形態。
  3. 前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜10μmの体積加重平均粒度を有する、請求項1に記載の薬学的経口投与形態。
  4. シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む、水性微細懸濁物。
  5. 前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜500μmの体積加重平均粒度を有する、請求項4に記載の水性微細懸濁物。
  6. 前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、0.1〜10μmの体積加重平均粒度を有する、請求項4に記載の水性微細懸濁物。
  7. 以下の工程:
    製粉容器に粉砕媒体および水を充填する工程;
    シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、該製粉容器の中にポンピングする工程;ならびに
    該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、該水性微細懸濁物を形成する工程
    を包含するプロセスによって調製される、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物。
  8. シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物を作製する方法であって、該方法は:
    製粉容器に粉砕媒体および水を充填する工程;
    シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、該製粉容器の中にポンピングする工程;ならびに
    該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、水性微細懸濁物を形成する工程、
    を包含する方法。
  9. 前記製粉容器を窒素でブランケッティングする工程をさらに包含する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、1〜50% w/vの濃度にある、請求項8に記載の方法。
  11. 前記シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩は、10〜20% w/vの濃度にある、請求項8に記載の方法。
  12. 微粉化シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を作製する方法であって、該方法は:
    シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、遠心分離衝撃ミル容器の中に入れる工程;
    該遠心分離衝撃ミルを作動させる工程;および
    該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、微粉化シクロクレアチンを形成する工程、
    を包含する方法。
  13. 以下の工程を包含するプロセスによって調製される、シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を含む水性微細懸濁物:
    シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、遠心分離衝撃ミル容器の中に入れる工程;
    該遠心分離衝撃ミルを作動させる工程;
    該シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を破砕して、微粉化シクロクレアチンを形成する工程;
    該微粉化シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を該遠心分離衝撃ミル容器から集める工程;および
    該集めた微粉化シクロクレアチン、またはそのアナログもしくは薬学的に受容可能な塩を、水性製剤へと製剤化する工程。
  14. クレアチニン輸送体機能不全を処置するための方法であって、その必要性のある被験体に請求項1に記載の薬学的経口投与形態の治療上有効な量を投与する工程を包含する、方法。
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