新規のシステム、装置、コンピュータプログラム製品、および方法の様々な態様が、添付の図面を参照して以下でさらに十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化され得るので、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるために与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲が、本発明の何らかの他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本発明の何らかの他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書において開示される新規のシステム、装置、コンピュータプログラム製品、および方法のいかなる態様をも包含することが意図されていることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、あるいは方法が実施されてもよい。加えて、本発明の範囲は、本明細書に記載される本発明の様々な態様に加えて、またはそれ以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるような装置または方法を包含することが意図されている。本明細書において開示されるいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
特定の態様が本明細書において説明されるが、これらの態様の多くの変形および置換が本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられるが、本開示の範囲は、特定の利益、用途、または目的に限定することを意図するものではない。そうではなく、本開示の態様は、異なるワイヤレス技法、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であることが意図され、それらのうちのいくつかが例として図および好ましい態様の以下の説明において示される。発明を実施するための形態および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのWLANを含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを利用して、近くのデバイスを互いに相互接続するために使用され得る。本明細書において説明される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用され得る。
いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS)通信、OFDMおよびDSSS通信の組合せ、または他の方式を使用して、802.11プロトコルに従って送信され得る。802.11プロトコルの実装形態は、センサ、メータ計測、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利なことに、802.11プロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスよりも少ない電力しか消費しないことがあり、かつ/または、たとえば、約1キロメートル以上の比較的長い距離にわたってワイヤレス信号を送信するために使用されることがある。
いくつかの実装形態では、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわち、アクセスポイント(「AP」)およびクライアント(局または「STA」とも呼ばれる)があり得る。一般に、APはWLANのためのハブまたは基地局として機能し、STAはWLANのユーザとして機能する。たとえば、STAは、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイル電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的な接続性を得るために、Wi-Fi(たとえば、IEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実装形態では、STAはAPとして使用されることもある。
アクセスポイントはまた、NodeB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、eNodeB、基地局コントローラ(BSC)、ベーストランシーバ局(BTS)、基地局(BS)、トランシーバ機能(TF)、無線ルータ、無線トランシーバ、接続ポイント、もしくは何らかの他の用語を備えることがあり、それらとして実装されることがあり、またはそれらとして知られていることがある。
局はまた、アクセス端末(AT)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、もしくは何らかの他の用語を備えることがあり、それらとして実装されることがあり、またはそれらとして知られていることがある。いくつかの実装形態では、局は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、携帯電話またはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、個人情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスもしくはシステム、全地球測位システムデバイス、またはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
「アソシエート」もしくは「アソシエーション」という用語、またはそれらの任意の変形は、本開示の文脈の中で可能な最も広い意味が与えられるべきである。例として、第1の装置が第2の装置にアソシエートするとき、2つの装置が直接アソシエートされることがあり、または中間的な装置が存在することがあることを理解されたい。簡潔のために、2つの装置間でアソシエーションを確立するためのプロセスは、装置のうちの一方による「アソシエーション要求」と、それに続く他方の装置による「アソシエーション応答」とを必要とする、ハンドシェイクプロトコルを使用して説明される。ハンドシェイクプロトコルは、例として、認証を提供するためのシグナリングなどの、他のシグナリングを必要とし得ることが当業者によって理解されよう。
本明細書において「第1の」、「第2の」などの呼称を使用する、要素のいかなる参照も、一般に、それらの要素の数量または順序を限定しない。むしろ、これらの呼称は、2つ以上の要素、または要素のインスタンスを区別する都合のよい方法として本明細書において使用される。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみが利用され得ること、または第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。加えて、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を参照する句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、またはB、またはC、またはそれらの任意の組合せ(たとえば、A-B、A-C、B-C、およびA-B-C)を包含することが意図される。
上で論じられたように、本明細書において説明されるいくつかのデバイスは、たとえば、802.11規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるか、APとして使用されるか、または他のデバイスとして使用されるかにかかわらず、スマートメータリングのために、またはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサへの適用例を提供することができ、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりに、または加えて、健康管理の状況で、たとえば、個人の健康管理のために使用され得る。デバイスはまた、(たとえば、ホットスポットとともに使用するための)長距離インターネット接続を可能にするために、または機械間通信を実施するために、監視のために使用され得る。
図1は、本開示の態様が利用され得る例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば、802.11規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STA(たとえば、STA112、114、116、および118)と通信するAP104を含み得る。
様々なプロセスおよび方法が、AP104とSTAとの間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTAとの間で送受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替として、信号は、CDMA技法に従ってAP104とSTAとの間で送受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれ得る。
AP104からSTAのうちの1つまたは複数への送信を支援する通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STAのうちの1つまたは複数からAP104への送信を支援する通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替として、ダウンリンク108は、順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は、逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。いくつかの態様では、DL通信は、ユニキャストまたはマルチキャストのトラフィック指示を含み得る。
いくつかの態様では、顕著なアナログデジタル変換(ADC)クリッピング雑音を引き起こすことなくAP104がUL通信を2つ以上のチャネルで同時に受信し得るように、AP104は隣接チャネル干渉(ACI)を抑制し得る。AP104は、たとえば、チャネルごとに別個の有限インパルス応答(FIR)フィルタを有すること、またはビット幅が拡大されたより長いADCバックオフ期間を有することによって、ACIの抑制を改善し得る。
AP104は、基地局として作動し、基本サービスエリア(BSA)102内でワイヤレス通信カバレッジを提供し得る。BSA(たとえば、BSA102)は、AP(たとえば、AP104)のカバレッジエリアである。AP104は、AP104にアソシエートされ通信のためにAP104を使用するSTAとともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は中央AP(たとえば、AP104)を有しないことがあり、むしろSTA間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書において説明されるAP104の機能は、代替として、STAのうちの1つまたは複数によって実行され得る。
AP104は、1つまたは複数のチャネル(たとえば、各チャネルがある周波数帯域幅を含む、複数の狭帯域チャネル)上で、ビーコン信号(または、単に「ビーコン」)をダウンリンク108などの通信リンクを介してワイヤレス通信システム100の他のノード(STA)へ送信することができ、ビーコン信号は他のノード(STA)が自身のタイミングをAP104と同期することを助けることができ、またはビーコン信号は他の情報もしくは機能を提供することができる。そのようなビーコンは、定期的に送信され得る。一態様では、連続する送信と送信の間の期間は、スーパーフレームと呼ばれることがある。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたは区間に分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はされないが、共通クロックを設定するためのタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力情報、スーパーフレーム時間長、送信方向情報、受信方向情報、近隣リスト、および/または拡張近隣リストなどの情報を含むことがあり、それらのうちのいくつかは以下でさらに詳細に説明される。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイス間で共通である(たとえば、共有される)のみならず所与のデバイスに特有でもある情報を含み得る。
いくつかの態様では、STA(たとえば、STA114)は、AP104へ通信を送信し、かつ/またはAP104から通信を受信するために、AP104にアソシエートすることが必要とされ得る。一態様では、アソシエートするための情報は、AP104によってブロードキャストされるビーコンに含まれる。そのようなビーコンを受信するために、STA114は、たとえば、カバレッジ領域にわたって広いカバレッジ探索を実行し得る。探索はまた、たとえば、カバレッジ領域を灯台のように掃引することによって、STA114によって実行され得る。ビーコンまたはプローブ応答フレームのいずれかから、アソシエートするための情報を受信した後、STA114は、アソシエーションプローブまたはアソシエーション要求などの基準信号をAP104へ送信し得る。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用し得る。
一態様では、STA114は、様々な機能を実行するための1つまたは複数の構成要素を含み得る。たとえば、STA114は、接続セットアップ構成要素124、マルチキャスト構成要素126、および/またはセキュリティ構成要素128を含み得る。接続セットアップ構成要素124は、本明細書において説明されるように、NAN(またはNANクラスタ)においてデータリンク(たとえば、P2P接続)をセットアップすることに関する手順を実行するように構成され得る。マルチキャスト構成要素126は、NANにおいてマルチキャストサービスを提供しそれに加入することに関する手順を実行するように構成され得る。セキュリティ構成要素128は、NAN内でデータリンクのためのセキュリティコンテキストをセットアップすることに関する手順を実行するように構成され得る。ある態様では、接続セットアップ構成要素124、マルチキャスト構成要素126、および/またはセキュリティ構成要素128は、1つの構成要素または複数の構成要素であり得る。別の態様では、接続セットアップ構成要素124、マルチキャスト構成要素126、および/またはセキュリティ構成要素128は、処理システム内にあり得る。
複数のワイヤレスデバイスを有するNANにおいて、各ワイヤレスデバイスは、P2P接続を通じて別のワイヤレスデバイスへ送信すべきデータを有し得る。NAN発見時間枠は、NAN内のワイヤレスデバイスが他のワイヤレスデバイスを発見することを可能にするために使用され得る。ワイヤレスデバイスがNAN発見時間枠を逃すと、ワイヤレスデバイスは、接続セットアップを実行するために次のNAN発見時間枠を待たなければならない。しかしながら、NAN発見時間枠はあまりにも長くしてはならず、そうしなければワイヤレスデバイスがリソースを浪費することがある。したがって、ワイヤレスデバイスが長い期間起動状態にとどまる必要なく互いに接続を確立することを可能にする、効率的な方法に対する需要が存在する。加えて各ワイヤレスデバイスの様々なサービス品質および帯域幅の要件のもとで利用可能なワイヤレスリソースを効率的に利用する、NANネットワーク内の(たとえば、P2P接続のための)接続セットアップを実行することに対する需要が存在する。
NANデータリンク(たとえば、P2Pデータリンク)において通信を始めるために、ワイヤレスデバイスは、接続セットアップを実行する必要があり、接続セットアップは、能力の決定(たとえば、各ワイヤレスデバイス上で利用可能なサービスのタイプについての情報を交換すること)、セキュアなアソシエーションおよび鍵の導出(たとえば、別のワイヤレスデバイスにアソシエートして秘密鍵を交換すること)、インターネットプロトコル(IP)アドレスの決定および交換、ならびにブロック肯定応答のセットアップを伴う。接続セットアップのためのシグナリングは、デバイスのリソース(たとえば、バッテリー電力)を節約してワイヤレス媒体上のトラフィックを減らすために、できるだけ少なくなければならない。
接続セットアップが開始できるようになる前に、ワイヤレスデバイスは、他のワイヤレスデバイスが接続セットアップのためにいつ起動状態となるかを知るための効率的な方法を必要とし得る。図2Aおよび図2Bは、ワイヤレスデバイスが接続セットアップのためにいつ利用可能になるかをシグナリングするための、ワイヤレスデバイスのための方法を論じる。
図2Aは、通信区間200の例示的な図である。通信区間200は、発見時間枠202、218(たとえば、NANサービス発見時間枠)を含むことがあり、これらは、NAN内のワイヤレスデバイス(たとえば、STA)が他のワイヤレスデバイスを発見することを可能にするために指定された、そのことに専用の時間枠であり得る。すなわち、発見時間枠202の間、たとえば、NANの中のワイヤレスデバイスは、ピア発見のためのピア発見信号を送信し得る。2つの発見時間枠の間の時間間隔は512時間単位(たとえば、512ms)であり得る。通信区間200は固定された区間204、220(これらは、接続セットアップ時間枠として、または追加サービス発見時間枠としても知られていることがある)を含むことがあり、これらは接続セットアップのために割り振られ得る。たとえば、ワイヤレスデバイスが発見時間枠202の間に互いに発見した後で、ワイヤレスデバイスは、接続セットアップ(たとえば、P2P接続セットアップ)のためのシグナリングを送信するために、発見時間枠202の後の固定された区間204を利用し得る。一態様では、固定された区間204は、発見時間枠202の直後であることがあり、接続セットアップに専用であることがある。別の態様では、固定された区間204は、発見時間枠202の後にあり得るが、発見時間枠202の直後である必要はない。
ある態様では、ワイヤレスデバイスは、固定された区間204、220の間にのみ、接続セットアップを実行し得る。サービスをパブリッシュする/サービスにサブスクライブするワイヤレスデバイスは、固定された区間204、220において接続セットアップメッセージを交換するために、発見時間枠202、218の後で起動状態のままであり得る。しかしながら、いくつかの事例では、固定された区間204、220は頻繁には現れない(たとえば、512msに現れる)ことがある。ワイヤレスデバイスは、次の固定された区間よりも、以前に発見されたサービスに早く接続することを望み得る。加えて、接続セットアップが固定された区間204、220にのみ存在することが許可される場合、ワイヤレスデバイスは、接続セットアップメッセージを受信するために、それぞれの通信区間200において発見時間枠202、218を超える時間の間起動状態のままである必要があり得る。接続セットアップが行われずデータ送信が予想されない場合でも、ワイヤレスデバイスは、発見時間枠202、218の後で早期スリープを利用することが可能ではないことがある。
よりフレキシビリティを与えるために、固定された区間204、220において接続セットアップを実行することとは別に、ワイヤレスデバイスは、NANデータリンク時間ブロック(または別のタイプのDL-TB)の間に接続を開始するための選択肢を与えられ得る。図2Aに示されるように、通信区間200は、第1のNDL時間ブロック(NDL-TB)206および第2のNDL-TB212を含む。第1のNDL-TB206は、NDLオフセット値によって発見時間枠202の終了または開始からオフセットされ得る。第1のNDL-TB206は、第1のページング時間枠208および第1のデータ時間枠210を含み得る。態様では、ページング時間枠はNDL-TBの第1の部分であると見なされ得る。第1のワイヤレスデバイスが第2のワイヤレスデバイスへ送信すべきデータ(たとえば、写真共有サービスに関するデータ)を有することを示すために、第2のワイヤレスデバイスにページングするための第1のページング時間枠208が、第1のワイヤレスデバイスによって使用され得る。続いて、第1のワイヤレスデバイスは、第1のページング時間枠208の間に特定された宛先/ワイヤレスデバイスと関連付けられるデータを送信するために使用される第1のデータ時間枠210において、上記のデータを送信し得る。同様に、第2のNDL-TB212は、第2のページング時間枠214および第2のデータ時間枠216を含み得る。
ある態様では、第3のワイヤレスデバイスは、以前の発見時間枠の間に第1のワイヤレスデバイスを発見している可能性があり、第1のワイヤレスデバイスがサービス(たとえば、写真共有サービス)を提供していることを認識している可能性がある。続いて、第3のワイヤレスデバイスは、第1のワイヤレスデバイスとの接続を確立することを望み得るが、固定された区間204はすでに過ぎ去っている可能性がある。この態様では、第3のワイヤレスデバイスは、接続セットアップのために第1のページング時間枠208を利用し得る。接続セットアップのより詳細な説明が図2Bにおいて与えられる。図2Aは1つの完全通信区間を示し、通信区間200は、1つの発見時間枠、1つの固定された区間、および2つのNDL-TBを有するが、任意の数の発見時間枠、固定された区間、およびNDL-TBが、通信区間内で見出され得る。
NANネットワークは、既存のデバイスまたはNANに入る新しいデバイスにおいて発見可能にされたNANサービスの発見を容易にするように、デバイスが集まり得る時間およびチャネルを同期するための、ワイヤレスデバイスのための機構を提供する。ある態様では、サービス発見は、APの支援なしで行われ得る。NANネットワークは、2.4ギガヘルツ(GHz)周波数帯域の中の1つだけのチャネルにおいて、および任意選択で、5GHz周波数帯域の中の1つのチャネルにおいて動作し得る。2.4GHz周波数帯域の中のNANチャネルは、チャネル6(2.327GHz)であり得る。NANクラスタは、STA112、114、116、118などの、複数のワイヤレスデバイスまたはNANデバイスを含み得る。NANクラスタは、NANパラメータの共通セットを共有するNANデバイスの集合体であり得る。NANパラメータは、連続する発見時間枠と発見時間枠の間の期間、発見時間枠の時間長、およびビーコン区間を含み得る。ある態様では、NANクラスタに参加しているSTA112、114、116、118のすべてが同じNANクロックに同期されることがあり、このことは、たとえばSTA112がNANクラスタのアンカーマスターの役割を果たしている場合、STA112によって決定され得る。STA112は、アンカーマスターとして、タイミング同期機能(TSF)を決定し、NAN同期ビーコンにおいてTSFをブロードキャストし得る。NANクラスタ中の他のSTAは、TSFを採用し、TSFをNAN内の他のデバイスにブロードキャストすることを要求され得る。NAN同期ビーコンは、発見時間枠の間にNANデバイスによってブロードキャストされ得る。NAN同期ビーコンを受信するNANデバイスは、クロック同期のためにそのビーコンを使用し得る。
図2Bは、NANにおけるデータリンク接続セットアップのための例示的な呼フロー図250を示す。図2Bに示されるように、第1のSTA252は、発見時間枠202(たとえば、NAN発見時間枠)においてメッセージ256(たとえば、発見メッセージ)を第2のSTA254に送信し得る。メッセージ256は、第1のSTA252によって提供されるサービス/能力(たとえば、写真/ビデオ共有)を示し得る。メッセージ256は、第1のSTA252と関連付けられる起動情報および時間ブロック情報を含み得る。起動情報は、第1のSTA252が接続セットアップのために利用可能な1つまたは複数の時間を示し得る。起動情報は、第1のSTA252が接続セットアップのために利用可能な時間を示すインジケータ(たとえば、ビットインジケータ)を含み得る。たとえば、起動情報は、次の値のうちの1つを有する2ビットのインジケータであり得る。
インジケータが00に設定されるとき、第1のSTA252は、第1のSTA252の既存の接続と関連付けられる1つまたは複数のNDL-TBの第1のページング時間枠208および第2のページング時間枠214の間に起動する。この構成では、第1のSTA252は、固定された区間204、220の間に接続セットアップを実行しないことがあり、これは第1のSTA252が起動している時間の長さを減らし得る。インジケータが01に設定されるとき、第1のSTA252は、接続セットアップのための固定された区間204、220に対する発見時間枠202、218の後にのみ、起動状態のままになる。この構成では、第1のSTA252は既存の接続と関連付けられるあらゆるNDL-TBに対して起動状態であり得るが、第1のSTA252はそのようなNDL-TBの間の接続セットアップを許可しないことがある。インジケータが10に設定されるとき、第1のSTA252は、接続セットアップのための第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212の第1の部分の間に起動し、第1のSTA252はまた、接続セットアップのための固定された区間204、220に対する発見時間枠202、218の後で、起動状態のままになる。言い換えると、接続セットアップは、固定された区間204、220の中で、かつ第1のページング時間枠208および第2のページング時間枠214の中で行われ得る。この構成は、接続セットアップに関する最大のフレキシビリティを可能にするが、第1のSTA252に対して最長の起動状態時間も必要とする。インジケータが11に設定されるとき、第1のSTA252は、接続セットアップのための固定された区間204、220に対する発見時間枠202、218の後に、起動状態のままになる。第1のSTA252はまた、接続を要求するワイヤレスデバイス(たとえば、第2のSTA254)が、接続(たとえば、P2P接続)が確立されるとデータ通信のために使用されるべき1つまたは複数のNDL-TBを提案することを可能にする。
最初の3つの構成(たとえば、00、01、10)では、メッセージ256に含まれる時間ブロック情報は、第1のNDL-TBによるデータ通信のために使用される1つまたは複数のNDL-TBを示し得る。メッセージ256に示されるNDL-TBは、接続シグナリングのために第2のSTA254によって使用され得る。メッセージ256において示されるNDL-TBはまた、第1のSTA252と確立されることになる接続においてデータを送信するために、第2のSTA254によって使用され得る。第4の構成では(たとえば、インジケータが11に設定される)、時間ブロック情報は、提案されるP2P接続に対して選択されたNDL-TBがないことを示し得る。したがって、第2のSTA254は、データ接続のために自由にNDL-TBを提案できる。
第1のSTA252がメッセージ256を送信した後で、第2のSTA254はメッセージ256を受信し得る。前に論じられたように、メッセージ256は、第1のSTA252についての起動情報と、いずれかのNDL-TBがデータ通信のために第1のSTA252によって使用されるかどうかを示す時間ブロック情報とを含む、インジケータを含み得る。メッセージ256の中のインジケータおよび時間ブロック情報に基づいて、第2のSTA254は、第1のSTA252の起動時間を決定し得る(258)。たとえば、インジケータが00に設定される場合、第2のSTA254は、第1のSTA252が、時間ブロック情報において示されるNDL-TBの間、具体的にはNDL-TBに関するページング時間枠の間、接続セットアップのために起動状態になると決定する。インジケータが01に設定される場合、第2のSTA254は、第1のSTA252が、固定された区間204、220の間、接続セットアップのために起動状態になると決定する。この構成では、接続セットアップのためのNDL-TBの起動は発生しない。しかしながら、要求側のデバイス(たとえば、第2のSTA254)がサービスに対して利用可能であり得るかどうかを要求側のデバイスが決定することを可能にするために、予期されるデータリンクのために使用されるであろうNDL-TBが通信される。インジケータが10に設定される場合、第2のSTA254は、第1のSTA252が、固定された区間204、220の間、かつ接続セットアップのための時間ブロック情報において示される任意のNDL-TBのページング時間枠(たとえば、第1のページング時間枠208および第2のページング時間枠214)の間、接続セットアップのために起動状態になると決定する。インジケータが11に設定される場合、第2のSTA254は、第1のSTA252が固定された区間204、220の間起動状態になることと、第2のSTA254が第1のSTA252とデータを通信するために使用されるべき1つまたは複数のNDL-TBを提案できることとを決定する。
第1のSTA252と関連付けられる1つまたは複数の起動時間を決定した後で、第2のSTA254は、1つまたは複数の決定された起動時間に基づいて、第1のSTA252との接続を確立し得る(260)。ある態様では、第2のSTA254は、第1のSTA252にアソシエート要求を送信することによって、接続を確立し得る(260)。アソシエーション要求(たとえば、アソシエーションフレーム)は、追加のセキュリティのための鍵の導出に必要なデバイスの能力および情報を含み得る。アソシエーション要求は、第1のSTA252が接続セットアップのために起動しているかどうかに応じて、固定された区間204、220と、第1のページング時間枠208および第2のページング時間枠214とのいずれかにおいて送信され得る。アソシエーション要求を送信した後で、第2のSTA254は、追加のシグナリングおよび肯定応答メッセージを通じて、第1のSTA252とセキュリティ鍵および能力情報を交換し得る。接続セットアップが固定された区間204、220の間に実行される場合、接続セットアップは、固定された区間204、220内で完了し得る。しかしながら、接続セットアップが第1のページング時間枠208の間に実行される場合、たとえば、接続セットアップは、第1のページング時間枠208内で完了する必要はない。ある態様では、第2のSTA254は、第1のページング時間枠208の間に第1の接続セットアップメッセージ(たとえば、アソシエーション要求メッセージ)を第1のSTA252に送信することがあり、それは、第1のSTA252が少なくともページング時間の間は起動しているからである。後続のメッセージ(たとえば、暗号鍵の交換、肯定応答)は、第1のデータ時間枠210の間に送信されることがあり、それは、接続セットアップメッセージを受信した後で、第1のSTA252が接続セットアップを完了するために起動したままであることを知っているからである。
ある態様では、起動情報および時間ブロック情報を有するインジケータは、NDL属性を構成し得る。NDL属性は、メッセージ(たとえば、発見フレーム、管理フレーム、またはアクションフレーム)内のフィールドであり得る。
接続セットアップがNDL-TBの間に行われることを許容することによって、第1のSTA252は、NDL-TBが発生するのと同じ頻度で接続のために利用可能となることがあり、これは発見時間枠よりも頻繁であることがある。これにより、ワイヤレスデバイスは、サービスを発見した後でより融通の利く時間にサービスへ参加することが可能になる。さらに、いつデバイスが起動状態となるかを示すインジケータビットを使用することによって、デバイスは、さらなる接続を可能にすることは望まないときにエネルギーを節約しながら、複数の接続セットアップの選択肢を提供することを選べるようにするためのフレキシビリティももたらすことができる。
図3は、NANにおいてデータリンクをセットアップするための時間を決定するための例示的な方法300のフローチャートである。方法300は、装置(たとえば、STA114、第1のSTA252、または第2のSTA254)を使用して実行され得る。方法300は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック305において、装置は、第2のワイヤレスデバイスからメッセージを受信し得る。メッセージは、接続セットアップのための第2のワイヤレスデバイスと関連付けられる起動情報を含むことがあり、メッセージは、データ通信のために第2のワイヤレスデバイスによっていずれかのDL-TBが使用されるかどうかを示す時間ブロック情報を含むことがある。たとえば、図2を参照すると、第2のSTA254は、メッセージ256を受信し得る。メッセージ256は、第1のSTA252と関連付けられる起動情報を含み得る。メッセージ256は、データ通信のために第1のSTA252によって使用されるNDL-TBを示す時間ブロック情報を含み得る。起動情報は、10に設定された2ビットのインジケータを有し得る。時間ブロック情報は、第1のSTA252がデータ通信のために第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212を使用していることを示し得る。
ブロック310において、装置は、メッセージに含まれる起動情報および時間ブロック情報に基づいて、接続セットアップのための第2のワイヤレスデバイスと関連付けられる1つまたは複数の起動時間を決定し得る。たとえば、図2を参照すると、第2のSTA254は、発見メッセージに含まれるインジケータおよび時間ブロック情報に基づいて、第1のSTA252と関連付けられる起動時間を決定し得る(258)。ある例では、第2のSTA254は、第1のSTA252がそれぞれ第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212のための第1のページング時間枠208および第2のページング時間枠214の間に起動すると決定することができ、10に設定されたインジケータに基づいて、第2のSTA254は、第1のSTA252が接続セットアップのための固定された区間204、220に対する発見時間枠202、218の後で起動状態のままになると決定することができる。
ブロック315において、装置は、第2のワイヤレスデバイスと関連付けられる決定された1つまたは複数の起動時間に基づいて、第2のワイヤレスデバイスとの接続を確立し得る。たとえば、図2を参照すると、第2のSTA254は、第1のSTA252と関連付けられる決定された起動時間(たとえば、固定された区間204、220ならびに第1のページング時間枠208および第2のページング時間枠214)に基づいて、第1のSTA252との接続を確立し得る。
図4は、NANにおいてデータリンクをセットアップするための時間の決定を可能にするための例示的な方法400のフローチャートである。方法400は、装置(たとえば、STA114、第1のSTA252、または第2のSTA254)を使用して実行され得る。方法400は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック405において、装置は、第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信し得る。メッセージは、接続セットアップのための第1のワイヤレスデバイスと関連付けられる起動情報を含むことがあり、メッセージは、データ通信のために第1のワイヤレスデバイスによっていずれかのDL-TBが使用されるかどうかを示す時間ブロック情報を含むことがある。たとえば、図2を参照すると、第1のSTA252はメッセージ256を第2のSTA254に送信し得る。メッセージ256は、接続セットアップのための第1のSTA252と関連付けられる起動情報を含み得る。たとえば、起動情報は、10に設定された2ビットのインジケータを含み得る。メッセージ256は、所定の時間ブロック(たとえば、第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212)がデータ通信のために第1のSTA252によって使用されることを示す時間ブロック情報を含み得る。
ブロック410において、装置は、メッセージに含まれる起動情報および時間ブロック情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスから接続セットアップメッセージを受信し得る。たとえば、図2を参照すると、第1のSTA252は、インジケータが10に設定されていることおよびメッセージ256に含まれる時間ブロック情報に基づいて、第2のSTA254から接続セットアップメッセージ(たとえば、アソシエーション要求メッセージ)を受信し得る。ある態様では、アソシエーション要求メッセージは第1のページング時間枠208の間に送信され得る。
ブロック410において、装置は、受信された接続セットアップメッセージに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとの接続を確立し得る。たとえば、図2を参照すると、第1のSTA252は、受信されたアソシエーション要求メッセージに基づいて、第2のSTA254との接続を確立し得る(260)。
上述の議論では、ワイヤレスデバイスがデバイス発見および接続セットアップの目的で起動時間をシグナリングするために使用し得る方法に注目した。以下の議論では、ワイヤレスデバイスがデータ送信のために起動時間に集まり得る方法に注目する。NANでは、データリンクをセットアップすることを望むワイヤレスデバイスは、共通の時間に起動状態となるように集まる必要がある。起動時間は、電力の活用を確実にするために最小限にされるべきである。ある態様では、第1のSTA252と第2のSTA254との間のデータリンクを確立するために、第1のSTA252および第2のSTA254は、互いに可用性情報(たとえば、追加可用性マップ)を送信し得る。ある態様では、接続セットアップおよび起動時間のスケジューリングネゴシエーション(または再ネゴシエーション)は、既存のNDL-TBまたは固定された区間(たとえば、追加サービス発見時間枠)の間に発生し得る。
図5Aは、可用性情報の例を伴う図500である。ワイヤレスデバイスは、各々のそれぞれのワイヤレスデバイスがデータリンクのために利用可能である時間(および推測で、各々のそれぞれのワイヤレスデバイスがデータリンクのために利用不可能である時間)を示すために、可用性情報を互いに送信し得る。ある態様では、可用性情報はスケジュール/ビットマップを含み得る。たとえば、第1の追加可用性マップ(FAM)502は、第1のSTA252がデータを通信するのに利用可能である時間ブロックを表す。第2のFAM504は、第2のSTA254がデータを通信するのに利用可能である時間ブロックを表す。第1のFAM502を参照すると、この例は物理チャネル1における8つの時間ブロックを示す。ある態様では、8つの時間ブロック(または任意の他の数のタイミングブロック)が、所定の区間内にあり得る。第1のFAM502は、第1のSTA252が物理チャネル1における時間ブロック1、4、5、および8において利用可能であることを示す。第2のFAM504は、第2のSTA254が物理チャネル1における時間ブロック2、4、5、7、および8において利用可能であることを示す。図500はSTAごとに単一のFAMを示すが、他の物理チャネルに対応する追加のFAMが使用され得る。
第1のFAM502および第2のFAM504を利用してデータのための時間/チャネルシーケンスに集まるために、第1のSTA252は、第1のFAM502を第2のSTA254に送信し得る。第2のSTA254は、第2のFAM504を第1のSTA252に送信し得る。第1のSTA252は、第1のSTA252と第2のSTA254の両方が利用可能である、時間ブロックのグループを決定し得る。同様に、第2のSTA254は、第1のSTA252と第2のSTA254の両方が利用可能である、時間ブロックのグループを決定し得る。図500に示されるように、重複する時間ブロックは時間ブロック4、5である。したがって、P2P接続を確立する過程において、第1のSTA252および第2のSTA254は、通信(たとえば、P2P通信)のために時間ブロック4、5を使用すると決定し得る。ある態様では、第1のFAM502および第2のFAM504は、アソシエーション要求の中のフィールドを表し得る。標準化されたアルゴリズムが時間ブロックのグループを選択するために使用されることを確実にすることによって、さらなるメッセージングは必要ではない。この例は1つの物理チャネルを使用するだけであるが、第1のSTA252および第2のSTA254は、追加の物理チャネルと関連付けられるFAMを送信することがあり、共通に利用可能な時間ブロックが、異なる物理チャネルにわたって発見されることがある。ある態様では、FAMは、論理チャネルを含む他のチャネルの利用可能時間および利用不可能時間を通信するためにも使用され得る。
しかしながら、第1のFAM502および第2のFAM504は、デバイスが1つのチャネル上で利用可能である時間を示すだけである。現在の構成では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスがデータ交換のために複数のチャネルのいずれのチャネルでも利用可能であり得ることを示すことができない。したがって、FAMを含む可用性属性は、デバイスが複数のチャネルのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すフィールド(またはインジケータ)を含むように修正され得る。
図5Bは、データリンクをスケジューリングするためのワイヤレスデバイスの可用性を決定するための可用性属性550を示す。可用性属性550は可用性情報の別の例であり得る。可用性属性550は、デバイスが特定のチャネル上で利用可能である時間、およびデバイスが複数のチャネルのいずれのチャネルでも利用可能である時間についての情報を含み得る。図5Bに示されるように、可用性属性550は、第1のFAM502または第2のFAM504に対応し得る可用性区間ビットマップを含む。可用性属性550の動作クラスフィールド(サイズが1オクテットであり得る)は、たとえば第1のSTA252が利用可能になる周波数帯域を示す。チャネル番号フィールド(サイズが1オクテットであり得る)は、たとえば第1のSTA252が利用可能になる物理チャネルを示す。エントリ制御フィールド(サイズが1オクテットであり得る)は、8ビットの情報を含む。エントリ制御フィールドの最初の2ビットは、可用性区間と関連付けられる可用性区間時間長(たとえば、時間ブロック長)を示し得る。残りのビットのうちの1つ(たとえば、第3のビット)は、第1のSTA252(または任意の他のSTA)が動作クラスの中のすべてのチャネル上で利用可能であるかどうかを示すために使用され得る。動作クラスの中のチャネルは、デバイスの地理的位置に基づいて(たとえば、国ごとに)決定され得る。たとえば、第3のビットが1に設定されるとき、第1のSTA252は、動作クラスの中のすべてのチャネル上で利用可能であり得る(たとえば、規定されたまたは特定の期間の間チャネル0〜7で利用可能であり得る)。第3のビットが0に設定されるとき、第1のSTA252は、ビットマップの中で示される時間ブロックにおいて、チャネル番号フィールドの中で示されるチャネル上で利用可能である。エントリ制御フィールドの中の特別なビットを処理することを知らないSTAに対する後方互換性を可能にするために、チャネル番号フィールドは、第1のSTA252が利用可能である、可能性のあるチャネルのうちの1つに設定され得る。ある態様では、1つまたは複数の可用性属性はメッセージ内で送信され得る。別の態様では、可用性属性550は、第1のSTA252と関連付けられる接続性情報を含み得る。接続性情報は、第1のSTA252と関連付けられるアクティブな接続の現在の数を示し得る。別の態様では、可用性属性550は、ワイヤレスデバイス間でネゴシエートされ確立されるべきデータリンクを識別するデータリンク識別子(たとえば、NDL ID)を含み得る。データリンク識別子は、データリンクへの変更が要求される場合に(たとえば、データリンクの再ネゴシエーションまたはデータリンクの削除を要求するスケジューリングの変更)、ワイヤレスデバイスがデータリンクを参照することを可能にし得る。
図6は、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第1のネゴシエートされる手法を示す呼フロー図600である。図6を参照すると、第1のSTA602および第2のSTA604はNANの中にあり得る。第1のSTA602は、第2のSTA604とのデータリンクを確立する目的で、第1のメッセージ606を第2のSTA604に送信し得る。第1のメッセージ606は、第1の接続性値および第1の乱数RSTA1を含み得る。第1の接続性値は、第1のSTA602と関連付けられるアクティブな接続の数であり得る。ある態様では、第1のメッセージ606は、第1のSTA602と第2のSTA604との間でネゴシエートされ確立されるべきデータリンクを識別するデータリンク識別子(たとえば、NDL ID)を含み得る。データリンク識別子は、データリンクへの変更(たとえば、再ネゴシエーションまたはデータリンクの削除を要求するスケジューリングの変更)が要求される場合に、第1のSTA602および第2のSTA604がデータリンクを参照することを可能にする。
第2のSTA604は、第2のメッセージ608を第1のSTA602に送信し得る。第2のメッセージ608は、第2の接続性値および第2の乱数を含み得る。第2の接続性値は、第2のSTA604と関連付けられるアクティブな接続の数であり得る。互いの接続性値および乱数を受信すると、第1のSTA602または第2のSTA604は、第1の接続性値と第2の接続性値の比較に基づいて、可用性情報(たとえば、可用性属性550)を送信するかどうかを決定し得る。ある態様では、より大きい接続性値(たとえば、より多数の接続)を有するワイヤレスデバイスが、データリンクのスケジュールを決定するために使用する可用性情報を送信し、それは、より多数の接続を有するワイヤレスデバイスが時間の可用性に関してより制約が大きいことがあるからである。別の態様では、より小さい接続性値を有するワイヤレスデバイスが、スケジュールを決定するために使用する可用性情報を送信し得る。ある態様では、第1の接続性値と第2の接続性値が同じである場合、第1の乱数RSTA1および第2の乱数RSTA2が、どのデバイスが可用性情報を送信するかを決定するためのタイブレーカーとして使用され得る。たとえば、デバイス間で接続の数が同じである場合、より大きな乱数を有するワイヤレスデバイスが可用性情報を送信し得る。図6を参照すると、第1の接続性値が第2の接続性値より大きい場合、第1のSTA602が、第1のSTA602と関連付けられる可用性情報610(たとえば、可用性属性550)を第2のSTA604に送信し得る。そうではなく、第1の接続性値が第2の接続性値より小さい場合、第2のSTA604が可用性属性610を送信し得る(例は示されていない)。接続性値が同じである場合、第1の乱数RSTA1および第2の乱数RSTA2がタイブレーカーとして使用され得る。第1のSTA602が第2のSTA604より大きな接続性値を有すると仮定すると、可用性情報610を受信すると、第2のSTA604は、可用性情報610に基づいて、データ通信のために使用するスケジュールを決定し得る(612)。第2のSTA604は、第1のSTA602が可用性情報において提供した利用可能な時間ブロックのスケジュールから選び得る。図5Bにおいて論じられたように、可用性情報610は、第1のSTA602があるチャネル上で利用可能である1つまたは複数の時間ブロック(たとえば、スケジュール)と、第1のSTA602がチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを示し得る。受信された可用性情報610に基づいて、第2のSTA604は、第2のSTA604と関連付けられる利用可能な時間ブロックに時間ブロックのいずれかが対応するかどうかに基づいて、第1のSTA602と関連付けられる1つまたは複数の利用可能な時間ブロックを選び得る。第2のSTA604に対して適切である時間ブロック/チャネルが、第1のSTA602と関連付けられる可用性情報610の中にない場合、第2のSTA604は、NDLセットアップが失敗したことを示すメッセージを第1のSTA602に送信し得る。そうではなく、第2のSTA604が、第1のSTA602と第2のSTA604の両方が利用可能である1つまたは複数の時間ブロックを特定する場合、第2のSTA604は、NDLスケジュール614を決定することができ(612)、NDLスケジュール614を第1のSTA602に送信する。一構成では、第1のSTA602は任意選択で、スケジュール確認メッセージ616を第2のSTA604に送信し得る。スケジュール確認メッセージ616は、第1のSTA602が、第2のSTA604によって提案されるNDLスケジュール614を受け入れ、第2のSTA604からデータを受信する準備ができていること、および/または第2のSTA604にデータを送信する準備ができていることを、(たとえば、確認ビットを使用して)示し得る。ある態様では、第1のSTA602は、第1のSTA602がデータリンク上で通信するためのリソース(たとえば、バッファおよびステートマシン)をセットアップした後で、スケジュール確認メッセージ616を送信し得る。別の態様では、第2のSTA604は、第2のSTA604がスケジュール確認メッセージ616を受信するまで、NDLスケジュール614上でデータを送信しないことがある。続いて、第1のSTA602がスケジュール確認メッセージ616を送信した後で、第1のSTA602および第2のSTA604は、NDLスケジュール614に基づいてデータリンク618(たとえば、P2P接続)を確立し得る。別の構成では、第1のSTA602はスケジュール確認メッセージ616を送信しないことがあり、第2のSTA604はNDLスケジュール614を送信した後でデータリンク618上で通信するのを開始することがある。しかしながら、第1のSTA602はデータを受信する準備ができていないことがあるので、いくつかの事例では、スケジュール確認メッセージ616を利用することは、第1のSTA602が準備のできる前にデータリンク618上でデータを受信する状況を防ぎ得る。
別の態様では、NDL(たとえば、データリンク618)は存続時間(または有効時間)と関連付けられ得る。存続時間は、NDLがいつ期限切れになるかを示す値であり得る。NDL存続時間は、NDL属性の一部としてNANにおいて広告され得る。存続時間は、ワイヤレスデバイスが(必要であれば)異なるNDLまたはNDLスケジュールにいつ切り替え得るかについての、明確な境界を与え得る。NAN内のワイヤレスデバイスが同期され存続時間がNANにおいて広告されるので、すべてのワイヤレスデバイスが、存続時間のエポックがいつ発生するかについて同じように理解することができる。存続時間は、主要な遷移が発生すべき時間も提供し得る。たとえば、存続時間は、共通グループ鍵(たとえば、任意のグループアドレス指定されるトラフィックを暗号化するために使用される)が更新されるとき、またはNDLの1つまたは複数のデバイスが異なるクラスタに移動するときに、終了し得る。最初は、NDL存続時間は、NDLの作成者によって設定されることがあり、NDLを使用して任意のワイヤレスデバイスによって延長され得る。存続時間を延長するワイヤレスデバイスは、NDLを開始したのと同じワイヤレスデバイスまたは異なるデバイスであり得る。たとえば、1対多数のワイヤレスデバイスのトポロジーでは、サービス提供者デバイスが存続時間を延長し得る。しかし、1対1または多数対多数のトポロジーでは、サービス提供者または加入者が、NDLの存続時間を延長し得る。NDLがもはや必要とされない(たとえば、送信すべきさらなるデータが残っていない)場合、存続時間は延長されないことがあり、ワイヤレスデバイスのすべてが存続時間の期限切れの際にNDLから去ることがある。しかしながら、1つまたは複数のワイヤレスデバイスが、NDLにおいて送信または受信すべき追加のデータを有する場合、それらの1つまたは複数のワイヤレスデバイスがNDLの存続時間を延長し得る。したがって、ある態様では、図6を参照すると、NDLセットアップが失敗したと第2のSTA604が決定する場合、第1のSTA602および第2のSTA604は、データ通信のための所定のスケジューリング方式(たとえば、NDLプロファイルベースのスケジュール、デフォルトのNDLスケジュール、またはサービス提供者のNDLスケジュールなどの、ネゴシエートされないスケジューリング方式)を使用すると決めることがある。所定のスケジュール方式は、存続時間と関連付けられるNDLを確立するために使用され得る。存続時間が期限切れになると、第2のSTA604(または第1のSTA602)は、いずれかの条件が変化した場合(たとえば、1つまたは複数の接続がもはやアクティブではないので第1のSTA602および/または第2のSTA604の可用性が高くなった場合)に備えて、存続時間の期限切れの後でNDLスケジュールを再ネゴシエートすることを試み得る。NDLの延長は、新しいNDLスケジュールのネゴシエーションと同様であり得る。新しいスケジュールのネゴシエーションは、DWの外側で行われ、既存のNDL-TB、FSD、または何らかの他の共通に合意された時間の間に行われ得る。
図7Aは、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第2のネゴシエートされる手法の第1の変形を示す呼フロー図700である。図7Aを参照すると、第1のSTA702および第2のSTA704はNANの中にある。第1のSTA702は、第1の可用性情報706(たとえば、第1の可用性属性)を第2のSTA704に送信する。第2のSTA704は、第2の可用性情報708(たとえば、第2の可用性属性)を第1のSTA702に送信する。第1のSTA702は、受信された第2の可用性情報708を第1の可用性情報706と組み合わせて、標準化されたアルゴリズムまたは許容されるアルゴリズムに基づいて相互スケジュールを決定し得る(710)。同様に、第2のSTA704は、受信された第1の可用性情報706を第2の可用性情報708と組み合わせて、同じ標準化された/許容されるアルゴリズムを使用して第1のSTA702によって決定されるのと同じ相互スケジュールを決定し得る(712)。ある態様では、このアルゴリズムは、重複する時間ブロックのサブセットが1つまたは複数のサービス品質要件のもとでどのように選択されるべきかについての、共通の基準に基づき得る。さらに、このアルゴリズムは、チャネルのグループがある特定の時間に利用可能であるときにチャネルを選ぶための基準の共通のセットに基づき得る。ある例では、チャネルのグループが利用可能であるとき、デバイスは、どのチャネルが最低のエネルギー使用レベルを有するかを決定することができ、最低のエネルギー使用レベルは、チャネルが他のデバイスからのトラフィックによりあまり混雑していないことを示唆する。一構成では、相互スケジュールを決定した後で、第1のSTA702は任意選択で、スケジュール確認メッセージ714を第2のSTA704に送信し得る。スケジュール確認メッセージ714は、決定された相互スケジュールに従って第1のSTA702がデータを受信する準備ができていることを、および/または、決定された相互スケジュールに従って第1のSTA702がデータを送信する準備ができていることを、(たとえば、確認ビットを使用して)示し得る。ある態様では、第1のSTA702は、第1のSTA702がデータリンク上で通信するためのリソース(たとえば、バッファおよびステートマシン)をセットアップした後で、スケジュール確認メッセージ714を送信し得る。別の態様では、第2のSTA704は、第2のSTA704がスケジュール確認メッセージ714を第1のSTA702から受信するまで、相互スケジュール上でデータを送信しないことがある。続いて、第1のSTA702がスケジュール確認メッセージ714を送信した後で、第1のSTA702および第2のSTA704は、決定された相互スケジュールに基づいてデータリンク716(たとえば、P2P接続)を確立し得る。別の構成では、第1のSTA702はスケジュール確認メッセージ714を送信しないことがあり、第2のSTA704は相互スケジュールを決定した後でデータリンク716上で通信するのを開始することがある。しかしながら、第1のSTA702はデータを受信する準備ができていないことがあるので、いくつかの事例では、スケジュール確認メッセージ714を利用することは、第1のSTA702が準備のできる前にデータリンク716上でデータを受信する状況を防ぎ得る。別の態様では、第1のSTA702および/または第2のSTA704は、データリンク716と関連付けられる存続時間が期限切れになった後で、決定された相互スケジュールを再評価し得る。再評価は、いずれかの条件が変化したかどうか(たとえば、送信すべきデータが残っているかどうか、サービス品質要件が変化したかどうかなど)に基づき得る。
図7Bは、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第2のネゴシエートされる手法の第2の変形を示す呼フロー図750である。図7Bを参照すると、第1のSTA752および第2のSTA754はNANの中にある。第1のSTA752は、第1の可用性情報756(たとえば、第1の可用性属性)を第2のSTA754に送信する。第1の可用性情報は、第1のSTA752が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュール(たとえば、図5Bに示されるような可用性区間ビットマップ)と、第1のSTA752がチャネルのセットのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のチャネルインジケータ(たとえば、図5Bに示されるような、第1のSTA752が動作クラスの中のすべてのチャネル上で利用可能であることを示すビットインジケータ)とを含み得る。
第1の可用性情報756を受信すると、第2のSTA754は、第2のSTA754が第1の可用性情報において示される時間の大半またはすべての間に利用可能であるかどうかを決定し得る。第2のSTA754は、第1の可用性情報756に基づいて、第1のSTA752へ送信すべき第2の可用性情報758(たとえば、第2の可用性属性)を決定し得る。一態様では、第2のSTA754が第1の可用性情報において示される時間のすべての間に利用可能である場合、第2のSTA754は、第1のSTA752と通信するために、第1の可用性情報において示されるのと同じスケジュールを使用すると決定し得る。したがって、第2の可用性情報758は、第1のスケジュールと同じ第2のスケジュールと、第1のインジケータと同じ第2のインジケータとを有し得る。別の態様では、第2のSTA754が第1の可用性情報において示される時間の大半の間に利用可能である場合、第2のSTA754は、第1のSTA752および第2のSTA754がともに利用可能である時間を含む第2のスケジュールを決定し得る。第2のスケジュールは、第2のSTA754が利用可能である追加の時間を含み得る。別の態様では、第2のSTA754が第1の可用性情報756において示される時間のすべてまたは大半の間に利用可能ではない場合、第2のSTA754は、大半が第1のスケジュールとは異なり得る第2のスケジュールを決定し得る。第2のSTA754は、第2の可用性情報758を第1のSTA752に送信し得る。ある態様では、第2の可用性情報は、第2のSTA754がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータを含み得る。第1のSTA752は、第1のSTA752が第2の可用性情報758において示される時間の大半またはすべての間に利用可能であるかどうかを決定し得る。利用可能ではない場合、第1のSTA752および第2のSTA754は、追加の可用性情報を送信することによって、相互に合意可能なスケジュールをネゴシエートすることを続け得る。ある態様では、可用性情報の所定の回数の交換(たとえば、10回の交換)の後で、第1のSTA752と第2のSTA754との間のネゴシエーションは失敗することがあり、第1のSTA752および第2のSTA754はネゴシエーションを止めることを決定し得る。
相互に合意可能なスケジュールを決定した後で、第1のSTA752は任意選択で、スケジュール確認メッセージ760を第2のSTA754に送信し得る。スケジュール確認メッセージ760は、決定された相互スケジュールに従って第1のSTA752がデータを受信する準備ができていることを、および/または、決定された相互スケジュールに従って第1のSTA752がデータを送信する準備ができていることを、(たとえば、確認ビットを使用して)示し得る。ある態様では、第1のSTA752は、第1のSTA752がデータリンク上で通信するためのリソース(たとえば、バッファおよびステートマシン)を準備した後で、スケジュール確認メッセージ760を送信し得る。別の態様では、第2のSTA754は、第2のSTA754がスケジュール確認メッセージ760を第1のSTA752から受信するまで、相互スケジュール上でデータを送信しないことがある。続いて、第1のSTA752がスケジュール確認メッセージ760を送信した後で、第1のSTA752および第2のSTA754は、決定された相互スケジュールに基づいてデータリンク762(たとえば、P2P接続)を確立し得る。別の構成では、第1のSTA752はスケジュール確認メッセージ760を送信しないことがあり、第2のSTA754は相互スケジュールを決定した後でデータリンク762上で通信するのを開始することがある。しかしながら、第1のSTA752はデータを受信する準備ができていないことがあるので、いくつかの事例では、スケジュール確認メッセージ760を利用することは、第1のSTA752が準備のできる前にデータリンク762上でデータを受信する状況を防ぎ得る。別の態様では、第1のSTA752および/または第2のSTA754は、データリンク762と関連付けられる存続時間が期限切れになった後で、決定された相互スケジュールを再評価し得る。再評価は、いずれかの条件が変化したかどうか(たとえば、送信すべきデータが残っているかどうか、サービス品質要件が変化したかどうかなど)に基づき得る。
ある態様では、デバイスがNDLに対して利用可能である時間(たとえば、好ましい時間および/または好ましいチャネル)を示す代わりに、またはそのことに加えて、デバイスは、スケジュールネゴシエーションの一部として、不可用性時間を示し得る。不可用性時間は、NDL-TBおよび/または利用不可能なチャネルであり得る。不可用性時間の指示は、ある時間ブロックの間にデバイスが(たとえば、他の同時ネットワークにより、または何らかの他の活動により)多忙でありどのようなNDL動作も望まないので、デバイスがそのような時間ブロックを避けることを望むときに、有用であり得る。同時ネットワークの例は、他のNDL、AP以下の接続、Bluetooth(登録商標)などであり得る。同様に、いくつかの事例では、デバイスは、そのチャネル上での進行中の動作が原因で、好ましいチャネルを示すことがある。デバイスは、チャネル切替えを避けるようにチャネルを使用することを好み得る。別の態様では、デバイスは、たとえばチャネルがLTEおよび/または他の展開を有することが知られているので、いくつかのチャネルを避けることがある。
図6、図7A、および図7Bにおいて論じられた、ネゴシエートされたスケジュールは、1対1の接続に関するものであった。しかしながら、いくつかの事例では、1対多数の接続が望まれることがある。たとえば、第1のワイヤレスデバイスは、多数のワイヤレスデバイスと共有すべき写真を有することがある。この最も単純な場合には、第1のワイヤレスデバイスは、他のワイヤレスデバイスの各々とペアごとにデータリンクをセットアップし得る。しかし、これは、複数の起動スケジュールに対応するために、第1のワイヤレスデバイスをより長く起動状態にさせることがある。さらに、接続がセットアップされる順序が、いくつかの宛先を含めることを不可能にすることがある。たとえば、第1のワイヤレスデバイスが、第2および第3のワイヤレスデバイスとの接続をセットアップすることがある。続いて、第4のワイヤレスデバイスが接続をセットアップすることを望むことがあるが、第2および第3のワイヤレスデバイスが第1のワイヤレスデバイスと関連付けられる利用可能な時間ブロックのすべてを使用したので、第1のワイヤレスデバイスから残されたこれ以上の時間ブロックがないことがある。1対多数の接続セットアップの代替的な方式が図8に示される。
図8は、可用性情報に基づく1対多数の接続セットアップを実行するための第3のネゴシエートされる手法を示す呼フロー図800である。図8を参照すると、第1のSTA802は、セットアップ要請メッセージ810(たとえば、NANデータリンクセットアップ要請メッセージ)を、第2のSTA804、第3のSTA806、および第4のSTA808に送信し得る。セットアップ要請メッセージ810は、可用性情報(たとえば、可用性属性550)を受信するための要求を示し得る。セットアップ要請メッセージ810を受信すると、第2のSTA804は、第1の可用性情報812(たとえば、可用性属性550)を第1のSTA802に送信し得る。第3のSTA806は、第2の可用性情報814を第1のSTA802に送信し得る。第4のSTA808は、第3の可用性情報816を第1のSTA802に送信し得る。第1の可用性情報812、第2の可用性情報814、および第3の可用性情報816は、可用性属性(たとえば、特定のチャネルにおけるSTAの可用性および/またはチャネルのセットの任意のチャネルにおけるSTAの可用性を含むFAM)であり得る。ある態様では、第1の可用性情報812、第2の可用性情報814、および第3の可用性情報816は、それぞれ、STAの各々と関連付けられる現在の接続性情報を含み得る。第1の可用性情報812、第2の可用性情報814、および第3の可用性情報816を受信すると、第1のSTA802は、第2のSTA804、第3のSTA806、および第4のSTA808の各々とデータを通信するためのスケジュール820または時間のセットを決定し得る(818)。スケジュール820は、第1のSTA802と他のSTA(たとえば、第2のSTA804、第3のSTA806、および第4のSTA808)の両方が利用可能である時間に基づいて決定され得る。スケジュール820はさらに、スループット要件、サービス品質要件、および/または物理チャネル条件に基づき得る。別の態様では、第1のSTA802は、第1の可用性情報812、第2の可用性情報814、および/または第3の可用性情報816に含まれ得る接続性情報に基づいて、スケジュール820を決定し得る(818)。この態様では、第1のSTA802は、スケジュール820を決定するときに、たとえば多くのアクティブな接続を有する制約されたデバイスのスケジュールを考慮し得る。スケジュール820は、NAN内でのP2P通信のための、第2のSTA804、第3のSTA806、および第4のSTA808の各々に割り振られた、またはそれらと関連付けられた1つまたは複数のNDL-TBを備え得る。ある態様では、第1のSTA802は、第2のSTA804、第3のSTA806、および第4のSTA808の各々に同じスケジュール820を送信し得る。別の態様では、第1のSTA802は、第2のSTA804、第3のSTA806、および第4のSTA808の各々に異なるスケジュール820を送信し得る。スケジュール820を受信すると、第1のSTA802は、第2のSTA804との第1のデータリンク822を確立し得る。第1のSTA802は、第3のSTA806との第2のデータリンク824を確立し得る。第1のSTA802は、第4のSTA808との第3のデータリンク826を確立し得る。第1のデータリンク822、第2のデータリンク824、第3のデータリンク826の各々は、P2P接続であり得る。
ある態様では、図6および図7に関する議論と同様に、第2のSTA804、第3のSTA806、および/または第4のSTA808が、第1のSTA802からスケジュール820を受信するとスケジュール確認メッセージを送信し得る。第1のSTA802は、第1のSTA802が第1のSTA802、第2のSTA804、または第3のSTA806のうちの少なくとも1つからスケジュール確認を受信するまで、スケジュール820に基づいてデータを送信しないことがある。
別の態様では、第1のデータリンク822、第2のデータリンク824、および第3のデータリンク826は各々、それぞれの存続時間と関連付けられ得る。存続時間の期限切れの際に、またはその前に、第1のSTA802、第2のSTA804、第3のSTA806、および/または第4のSTA808は、条件のあらゆる変化(たとえば、送信/受信すべき残りのデータがないこと、サービス品質またはレイテンシの要件の変化、NAN中のデバイスの数の変化、デバイスの電力の変化など)に基づいて、スケジュール820またはそれぞれのデータリンクを再評価し、データリンクのそれぞれの存続時間を延長するか、またはデータリンクから去るかを決定することができる。
図6、図7A、図7B、および図8は、接続セットアップおよび接続セットアップパラメータ(たとえば、NDL-TB)をネゴシエートするための方法に関する。いくつかの状況のもとでは、いくつかのSTAのための異なるスケジュールを単一のスケジュールへと収容することは、STAが異なるチャネル上で利用可能でありサービスを提供するSTAが異なるチャネルの間で切り替えることが必要である場合には特に、可能ではないことがある。さらに、前に論じられたように、STAが考慮される順序が、得られるスケジュールに影響する。2つのSTAに対応するスケジュールを作成するために、STAのうちの1つを用いてセットアップされたスケジュールは変更されなければならないことがある。追加のSTAが接続セットアップを要求するときにすでにセットアップされているスケジュールを迅速に変更することは難しいことがある。言い換えると、相互にネゴシエートされたデータ送信時間は、多数のワイヤレスデバイスに対してはスケーラブルではないことがある。したがって、1対多数または多数対多数のトポロジーにおいては特に、ネゴシエートされない(または所定の)スケジュールも使用されることがある。
図9は、データリンクのための標準化された定期的な時間ブロックを伴うサービス提供者のスケジュールを使用するためのネゴシエートされない手法を示す呼フロー図900である。データ接続を要求する各STAが可用性属性に基づいて時間ブロックをネゴシエートすることを許容する代わりに、たとえば、サービスを提供する第1のSTA902は、サービス提供者NDLスケジュールを利用することがある。第2のSTA904、第3のSTA906、および第4のSTA908は、第1のSTA902によって提供されるサービスを受ける/それに参加することに関心がある場合がある。図9を参照すると、第1のSTA902は、サービスを提供するためのサービス提供者NDLスケジュール912を決定し得る(910)。ある態様では、サービス提供者NDLスケジュール912は、第1のSTA902が1つまたは複数のサービスを(たとえば、NANサービス発見の一部として発見時間枠の中で)広告するとき、第1のSTA902によってパブリッシュされ得る。この態様では、サービス提供者NDLスケジュール912は、たとえば、サービス発見フレーム内のNDL属性へ挿入され得る。
別の態様では、NDL属性はNAN管理フレーム(NMF)に挿入され得る。NMFは、サービス発見フレームと同じまたは同様の構造を有し得る。NMFは、NAN動作に関する属性を搬送し得る。ある態様では、NMFは、NDLまたはNDPスケジュールネゴシエーションなどの、サービス発見後の動作のために使用され得る。いくつかの事例では、NMFは、いくつかのタイプのメッセージのために、NDLインターフェースの代わりにNANインターフェースを介して送信され得る。たとえば、NANインターフェースは、NAN発見および/または接続セットアップなどの、NAN制御シグナリングのために使用され得る。したがって、NDLの前に関するすべてのNMFは、NDLインターフェースがまだセットアップされていないので、NANインターフェース上で送信され得る。続いて、NDLがセットアップされるとき、NDLインターフェース(またはNDPインターフェース)が、NDPを通じたデータ送信のために使用され得る。したがって、NDLがセットアップされた後で、NDLインターフェースが、NDLに関するNMFを送信するために使用され得る。そのような場合、受信機デバイスは、そのNDLピアのNANインターフェースとNDLインターフェースとの間での対応付けを有することがある。別の態様では、NMFは、ベンダー固有のアクションフレームまたはベンダー固有のパブリックアクションフレームであり得る。NANインターフェースおよびNDLインターフェースを有することによって、設計はより詳細に描写され得る。すなわち、NDLが確立されると、すべてのNDL活動(データおよび管理)がNDLインターフェース上で行われ得る。
ある態様では、2つのワイヤレスデバイス間に1つだけのNDLがあり得る。しかしながら、2つのデバイス間に複数のNDPが存在することがあり、各NDPは特定のサービスと関連付けられることがある。NDPはまた、2つのデバイス間の特定のセッションを対応付けするために、NDP IDと関連付けられ得る。NDPは、固有のサービス品質要件および/またはセキュリティ要件を有し得る。各NDPは固有のインターフェースも有し得る。2つのワイヤレスデバイス間のNDPのすべてが、2つのデバイス間のNDLスケジュールであり得る同じスケジュールに従い得る。NDL IDは、デバイス間のNDLに割り当てられた識別子であり得る。NDL IDは、たとえばページング時間枠の間に、トラフィック広告のためのビットマップにおいて表現され得る。すなわち、ビットマップ内の1つまたは複数の場所がNDL IDに対応し得る。NDLに対応するビットが1に設定されるとき、NDL IDと関連付けられるトラフィックが間もなく来る。対照的に、NDLに対応するビットが0に設定されるとき、NDL IDと関連付けられるトラフィックは予想されない。そのようなトラフィックシグナリングは、異なるNDLと関連付けられる複数のワイヤレスデバイスが同じまたは同様の起動時間を有するときには役立ち得る。ワイヤレスデバイスは同じ時間の一部の間起動しているが、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスがサブスクライブしているNDL IDがトラフィック告知期間(たとえば、ページング時間枠)の間にビットマップにおいてシグナリングされない場合、スリープ状態に入り得る。
別の態様では、サービス提供者NDLスケジュール912は、ネットワークデータリンク接続(たとえば、P2P接続)のための1つまたは複数の論理チャネルを示し得る。サービス提供者NDLスケジュール912の中の各論理チャネルは、特定の時間ブロック長(たとえば、15ms)および特定の時間ブロック周期性(たとえば、75msごと)を有する、時間ブロックのセット(たとえば、NDL-TB)を含み得る。ある態様では、サービス提供者NDLスケジュール912の中の異なる論理チャネルは、異なる時間ブロック長および/または異なる周期性を有する異なる時間ブロックを指し得る。時間ブロックの長さおよび周期性は、サービス品質、スループット要件などに基づいて決定され得る。したがって、より高いスループットを要求するデバイス(たとえば、第2のSTA904、第3のSTA906、または第4のSTA908)は、適切な論理チャネルを選択し得る。ある態様では、サービスに関心のあるデバイスは、それらのデバイスがサービス提供者NDLスケジュール912の大半に対して利用可能であり得る場合、サービス提供者NDLスケジュール912を使用してNDLに参加し得る。たとえば、デバイスがサービス提供者NDLスケジュール912のうちのx%以上に対して利用可能である場合、デバイスはサービス提供者NDLスケジュール912の大半に対して利用可能であることがあり、x%は60%、80%、または90%であり得る。ある態様では、x%は、提供されているサービスのタイプ(たとえば、サービスのタイプと関連付けられるレイテンシおよび/またはスループットの要件)に応じたものであり得る。
図9を参照すると、サービス提供者NDLスケジュール912は、5つの異なる論理チャネル(または任意の他の数の論理チャネル)を有し得る。論理チャネルの各々は、異なる時間ブロックの長さおよび/または周期性を有する、時間ブロックの異なるセットと関連付けられ得る。サービス提供者NDLスケジュール912を受信すると、第2のSTA904、第3のSTA906、および第4のSTA908は、第1のSTA902とのデータリンクをセットアップするために使用すべき、論理チャネルのうちの1つを選択し得る。ある態様では、第2のSTA904、第3のSTA906、または第4のSTA908の各々は、選択された論理チャネルのために使用されるべき物理チャネルを選び得る。物理チャネルは、チャネル上で検出されるエネルギーの量に基づいて選ばれ得る。選択された論理/物理チャネルに基づいて、第2のSTA904は、第1のSTA902との第1のデータリンク914を確立することができ、第3のSTA906は、第1のSTA902との第2のデータリンク916を確立することができ、第4のSTA908は、第1のSTA902との第3のデータリンク918を確立することができる。ある態様では、第1のデータリンク914、第2のデータリンク916、および第3のデータリンク918は、データリンクの各々がいつ期限切れになるか、および/またはいつ開始するかを示す、それぞれの存続時間と関連付けられ得る。
図10は、データリンクのためのスケジュールを決定するためのサービスと関連付けられるプロファイルを使用するためのネゴシエートされない手法を示す呼フロー図1000である。プロファイルベースのスケジューリングは、いずれのトポロジーにも適していることがある。図9において論じられた方法と同様に、図10は、ワイヤレスデバイス間のネゴシエーションを伴わずにデータリンクスケジュールを確立するための方法に関する。この方法では、データリンクスケジュールは、広告されているアプリケーション/サービスのタイプに基づいてカスタマイズされ得る。図10を参照すると、第1のSTA1002は、各々が異なるレイテンシおよび/またはスループットの要件を有し得る、様々なサービスを有し得る。ある態様では、第1のSTA1002は、サービスに基づいてNDLプロファイルを決定し得る(1010)。ある態様では、様々なNDLプロファイルは、いくつかのサービス要件(たとえば、レイテンシ、スループット、電力、トポロジーなど)を満たすようにカスタマイズされ得る。各NDLプロファイルは、サービスまたはアプリケーションの要件を満たすように適合され得るNDLスケジュールのセットにマッピングされ得る。アプリケーションまたはサービスはグループへと分類されることがあり、各グループは特定のNDLプロファイルと関連付けられることがある。たとえば、サービス要件に基づいて、音声チャットがあるグループ(たとえば、頻繁に繰り返すより小さな時間ブロック)へと分類されることがあり、ビデオチャットが異なるグループ(たとえば、頻繁に繰り返すより長い時間ブロック)へと分類されることがあり、ファイル転送がさらに別の異なるグループ(たとえば、頻繁には繰り返さないより長い時間ブロック)へと分類されることがある。第1のSTA1002が広告すべきサービスを有するとき、第1のSTA1002は、サービスと関連付けられるNDLプロファイルを決定し得る(1010)。NDLプロファイルに基づいて、第1のSTA1002は、NDLプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットを決定し得る。一態様では、第1のSTA1002は、スケジュールのセットに基づいてNDLプロファイルベースのスケジュール1012を選択し、NDLプロファイルベースのスケジュール1012を、第2のSTA1004、第3のSTA1006、および/または第4のSTA1008に送信し得る。別の態様では、NDLプロファイルベースのスケジュール1012は、NDLプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットから選択されるスケジュールのサブセットを含むことがあり、第1のSTA1002は、第2のSTA1004、第3のSTA1006、および/または第4のSTA1008にスケジュールのサブセットを送信することがある。別の態様では、スケジュールの各タイプはインデックスと関連付けられ得る。この態様では、第1のSTA1002はNDLプロファイルベースのスケジュール1012を送信することがあり、NDLプロファイルベースのスケジュール1012は、NDLプロファイル、および/または異なるNDLスケジュールと関連付けられる1つまたは複数のインデックスを含むことがある。NDLプロファイルベースのスケジュール1012を受信すると、第2のSTA1004、第3のSTA1006、および第4のSTA1008は、相互に許容可能なスケジュールに集まり、それぞれ、第1のSTA1002との第1のデータリンク1014、第2のデータリンク1016、および第3のデータリンク1018を確立し得る。ある態様では、第1のデータリンク1014、第2のデータリンク1016、および第3のデータリンク1018は各々、それぞれの存続時間と関連付けられ得る。
図11は、データリンクのためのデフォルトのNDLスケジュールを使用するためのネゴシエートされない手法を示す呼フロー図1100である。デフォルトのNDLスケジュールは、複数のワイヤレスデバイスの可用性に対応することが困難であり得る、多数対多数のトポロジーに適していることがある。各NANクラスタは、NAN上で広告される任意のサービスが利用できるデフォルトのNDLスケジュールを有し得る。デフォルトのNDLスケジュールは、NANクラスタと関連付けられるアンカーマスターによって定義されることがあり、NANクラスタのイニシエータによって定義されることがあり、または交代でNANの他のメンバーによって定義されることがある。NANのイニシエータは、たとえばNANを広告するビーコンを送出することによってNANを作成することを決める最初のワイヤレスデバイスである。NANクラスタと関連付けられるアンカーマスターは、NANのイニシエータまたはNAN内の別のワイヤレスデバイスであり得る。アンカーマスターは、NANを広告するビーコンメッセージを送出することを担い得る。ある態様では、アンカーマスターは、NAN中の他のワイヤレスデバイスと比較して、ワイヤレスデバイスと関連付けられる利用可能なリソースの量(たとえば、バッテリー電力、接続性、NAN内の他のワイヤレスデバイスに対する地理的な近接)に基づいて選ばれ得る。図11を参照すると、第1のSTA1102は広告すべきサービスを有し得る。ある態様では、第1のSTA1102は、NAN内のワイヤレスデバイスによって広告されるデフォルトのNDLスケジュールに基づいて、サービスのためのデフォルトNDLスケジュール1112を決定し得る(1110)。別の態様では、第1のSTA1102は、デフォルトのNDLスケジュールを決定することを担うワイヤレスデバイスであり得る。サービスに関心のあるワイヤレスデバイス(たとえば、第2のSTA1104、第3のSTA1106、および/または第4のSTA1108)は、デフォルトのNDLに参加してデータ交換を開始し得る。ある態様では、第2のSTA1104はさらに、デフォルトNDLスケジュールがアプリケーション要件を満たさない場合、新しいまたは補助的なNDLスケジュールをネゴシエートし得る。たとえば、第1のシナリオでは、第2のSTA1104は、デフォルトNDLスケジュールが不十分であると直ちに決定し得る。このシナリオでは、第2のSTA1104は、(たとえば、第1のSTA1102がNDL-TBのページング時間枠の間に起動している場合、デフォルトNDLスケジュールのNDL-TBを使用することによって)補助的なNDLスケジュールをネゴシエートし得る。第2のシナリオでは、第2のSTA1104は、ある期間デフォルトNDLスケジュールを利用することがあり、次いで、追加のユーザがスケジュールに参加したことまたは他の要因に基づいて、デフォルトNDLスケジュールがもはや十分ではないと決定することがある。このシナリオでは、第2のSTA1104は補助的なNDLスケジュールをネゴシエートし得る。第3のシナリオでは、第2のSTA1104は、サービス要件に基づいて、新しいNDLスケジュールをネゴシエートし、デフォルトNDLスケジュールを使用しないことがある。ある態様では、第2のSTA1104は、接続セットアップのために、デフォルトNDLスケジュールの中のNDL-TBを利用することがある。この態様では、第2のSTA1104は、ユーザデータを交換するために、デフォルトNDLスケジュールの中のNDL-TBを使用する必要がない。代わりに、第2のSTA1104は、第2のSTA1104が関心を持っているサービスのための接続セットアップを実行するために、そのNDL-TB内のページング時間枠を利用することがある。言い換えると、新しいまたは補助的なデータリンクのネゴシエーションは、デフォルトNDLスケジュールよりも優先して行われ得る。
図12は、データリンクのための所定のNDLスケジュールおよびネゴシエートされるNDLスケジュールを使用するためのハイブリッド手法を示す呼フロー図1200である。一構成では、第1のSTA1202は、図9〜図11において論じられた所定のNDLスケジュール(ネゴシエート可能ではない)と、図6〜図8において論じられたネゴシエートされたNDLスケジュールとの両方を利用し得る。たとえば、大半のピアツーピアタイプの短い接続セットアップおよび切断では、第1のSTA1202は、図6、図7、または図8のネゴシエートされる方法を使用し得る。1対多数または多数対多数の接続では、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュールを使用し得る。ある例として、1対多数の接続を示す図12を参照すると、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュール1212(たとえば、サービス提供者NDLスケジュール912、NDLプロファイルベースのスケジュール1012、またはデフォルトNDLスケジュール1112)を最初に決定し得る(1210)。所定のNDLスケジュール1212に基づいて、第1のSTA1202は、第2のSTA1204との第1のデータリンク1214を確立し、第3のSTA1206との第2のデータリンク1216を確立し、第4のSTA1208との第3のデータリンク1218を確立し得る。
続いて、一構成では、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュール1212がサービスと関連付けられるデータを通信するための1つまたは複数の要件をもはや満たさないと決定することがあり(1220)、または、NAN中のワイヤレスデバイスの数の変化もしくはサービストポロジーの変化があったと決定することがある(1220)。ある態様では、1つまたは複数の要件は、サービスもしくはワイヤレスデバイスに対するレイテンシ要件、サービスもしくはワイヤレスデバイスに対するスループット要件、またはサービスもしくはワイヤレスデバイスに対する電力要件を含み得る。別の構成では、第1のSTA1202は、第1のSTA1202からのメッセージ1222に基づいてサービスと関連付けられるデータを通信するための1つまたは複数の要件を所定のNDLスケジュール1212がもはや満たさないと決定し得る(1220)。メッセージ1222は、所定のNDLスケジュール1212がサービスと関連付けられるデータを通信するための1つまたは複数の要件をもはや満たさないことを示し得る。メッセージ1222は、データ通信のための追加のリソースを要求し得る。メッセージ1222は、第2のSTA1204と関連付けられる可用性情報(たとえば、可用性属性)を含み得る。ある態様では、第1のSTA1202および第2のSTA1204は、所定のNDLスケジュール1212よりも異なるNDLスケジュール1224を優先してネゴシエートし得る。受信されたメッセージ1222に基づいて、第1のSTA1202は、第2のSTA1204と新しい/補助的なデータリンク1226において通信するために使用されるべき、異なるNDLスケジュール1224を決定し得る。ある態様では、異なるNDLスケジュール1224が新しいデータリンクのためのものである場合、第1のSTA1202および第2のSTA1204は、第1のデータリンク1214と関連付けられる存続時間が期限切れになるまで、第1のデータリンク1214を通じて通信し続けることができ、その期限切れの時点で、第1のSTA1202および第2のSTA1204が通信のために新しいデータリンクを確立し得る。ある態様では、第1のデータリンク1214の存続時間は、所定のNDLスケジュール1212がもはや要件を満たさないという決定に基づいて短縮され得る。別の態様では、異なるNDLスケジュール1224が補助的なデータリンクのためのものである場合、第1のSTA1202および第2のSTA1204は、第1のデータリンク1214と関連付けられる存続時間が期限切れになるまで第1のデータリンク1214上で通信し続け、補助的なデータリンク上でも通信することができる。
図13Aは、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第1のネゴシエートされる手法を実行するサービス受入者の例示的な方法1300のフローチャートである。方法1300は、装置(たとえば以下の、STA114、第2のSTA604、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1300は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1305において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに第1のメッセージを送信し得る。第1のメッセージは、第1の接続性値および第1の乱数を含み得る。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、第2のメッセージ608を第1のSTA602へ送信し得る。第2のメッセージ608は、第2の接続性値および第2の乱数を含み得る。
ブロック1310において、装置は、第2のワイヤレスデバイスから第2のメッセージを受信し得る。第2のメッセージは、第2の接続性値および第2の乱数を含み得る。ある態様では、第1の接続性値は、装置と関連付けられるアクティブな接続の第1の数と関連付けられることがあり、第2の接続性値は、第2のワイヤレスデバイスと関連付けられるアクティブな接続の第2の数と関連付けられる。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、第1のメッセージ606を第1のSTA602から受信し得る。第1のメッセージ606は、第1の接続性値および第1の乱数を含み得る。第1の接続性値は、第1のSTA602と関連付けられるアクティブな接続の第1の数と関連付けられることがあり、第2の接続性値は、第2のSTA604と関連付けられるアクティブな接続の第2の数と関連付けられることがある。
ブロック1315において、装置は、第1の接続性値と第2の接続性値との比較に基づいて、可用性情報を送信するかどうかを決定し得る。ある態様では、装置は、第1の接続性値が第2の接続性値より大きい場合、可用性情報を送信すると決定し、ワイヤレスデバイスは、第1の接続性値が第2の接続性値より小さい場合、可用性情報を送信しないと決定する。別の態様では、可用性情報を送信するかどうかの決定は、第1の乱数と第2の乱数の比較にも基づき得る。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、第1の接続性値が第2の接続性値より大きいので、第1のSTA602に可用性情報を送信しないと決定し得る。
ブロック1320において、装置は、第2のワイヤレスデバイスから可用性情報を受信し得る。可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスがあるチャネル上で利用可能であるスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、可用性情報を第1のSTA602から受信し得る。可用性情報は、第1のSTA602が利用可能である時間を示す、図5BにおけるようなFAMを含み得る。
ブロック1325において、装置は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、第1のSTA602とNANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。第2のSTA604は、第2のSTA604が利用可能である時間を決定することによって、かつ決定された時間に基づいて、スケジュールを決定し、第1のSTA602と第2のSTAの両方が重複する可用性をいつ有するかを決定し得る。決定されたスケジュールは、重複する時間を含み得る。決定されたスケジュールは、第2のSTA604が利用可能である追加の時間も含み得る。
ブロック1330において、装置は、P2P接続を通じてデータを通信するための決定されたスケジュールを送信し得る。決定されたスケジュールは、受信された可用性情報に基づき得る。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、P2P接続を通じてデータを通信するための決定されたスケジュールを第1のSTA602へ送信し得る。
ブロック1335において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信し得る。たとえば、図6を参照すると、第2のSTA604は、決定されたスケジュールに基づいて、第1のSTA602とデータリンク618を通じてデータを通信し得る。
図13Bは、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第2のネゴシエートされる手法の第1の変形を実行するワイヤレスデバイスの例示的な方法1350のフローチャートである。方法1350は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA752、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1350は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1355において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに第1の可用性情報を送信し得る。第1の可用性情報は、装置が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、装置がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。たとえば、図7Bを参照すると、第1のSTA752は、第1の可用性情報756を第2のSTA754へ送信し得る。第1の可用性情報756は、第1のSTA752が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第1のSTA752がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。
ブロック1360において、装置は、送信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2の可用性情報を受信し得る。第2の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。一態様では、第2のスケジュールは第1のスケジュールと同じであり得る。別の態様では、第2のスケジュールは第1のスケジュールと異なり得る。たとえば、図7Bを参照すると、第1のSTA752は、送信された第1の可用性情報756に基づいて、第2のSTA754から第2の可用性情報758を受信するように構成され得る。第2の可用性情報758は、第1のSTA752と第2のSTA754の両方が同じ時間に利用可能であるので、第1の可用性情報756と同じスケジュールを含み得る。
ブロック1365において、装置は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。一態様では、スケジュールは、送信される第1の可用性情報および受信された第2の可用性情報に基づいて決定され得る。一構成では、装置は、装置が第2のスケジュールの間に利用不可能であると決定することによって、および、第2のワイヤレスデバイスに第3の可用性情報を送信して相互に合意可能なスケジュールをさらにネゴシエートすることによって、スケジュールを決定し得る。第3の可用性情報は、第3のスケジュールと第3のインジケータとを含み得る。ある態様では、第3のスケジュールおよび/または第3のインジケータは、受信された第2の可用性情報に基づき得る。たとえば、図7Bを参照すると、第1のSTA752は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。第1のSTA752は、第2の可用性情報758において示されるスケジュールが第1の可用性情報756において示されるのと同じスケジュールであると決定し得る。したがって、第1のSTA752は、通信スケジュールが第1の可用性情報756および第2の可用性情報758において示されるスケジュールと同じであると決定し得る。しかしながら、スケジュールが同じではない場合、第1のSTA752は第2のSTA754へ送信するために新しいスケジュールを決定することができ、新しいスケジュールは、第2の可用性情報758において示される可用性時間に基づき得る。
ブロック1370において、装置は、受信された第2の可用性情報に基づいて、装置が通信のために利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを送信し得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは、受信された第2の可用性情報に基づき得る。図7Bを参照すると、第1のSTA752は、受信された第2の可用性情報758に基づいて、第1のSTA752が通信のために利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージ760を送信し得る。
ブロック1375において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信し得る。ある態様では、この通信は、装置がスケジュール確認メッセージを送信した後で行われ得る。たとえば、図7Bを参照すると、第2のSTA754は、決定されたスケジュールに基づいて、データリンク718を通じてデータを通信し得る。
図14は、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第2のネゴシエートされる手法を実行するサービス受入者/提供者の例示的な方法1400のフローチャートである。方法1400は、装置(たとえば以下の、STA114、第2のSTA704、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1400は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1405において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに第1の可用性情報を送信し得る。第1の可用性情報は、装置が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、装置がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。
ブロック1410において、装置は、第2のワイヤレスデバイスから第2の可用性情報を受信し得る。第2の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。
ブロック1415において、装置は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。ある態様では、データを通信するためのスケジュールを決定することは、装置および第2のワイヤレスデバイスに知られている共通の基準のセットに基づくことがあり、共通の基準のセットは、サービス品質要件またはエネルギー使用レベルを含むことがある。
ブロック1420において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信し得る。
図15は、可用性情報に基づく1対多数の接続セットアップを実行するための第3のネゴシエートされる手法を実行するサービス受入者の例示的な方法1500のフローチャートである。方法1500は、装置(たとえば以下の、STA114、第2のSTA804、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1500は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1505において、装置は、データリンクセットアップ要請メッセージを受信し得る。たとえば、図8を参照すると、第2のSTA804は、セットアップ要請メッセージ810を受信し得る。
ブロック1510において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに可用性情報を送信し得る。可用性情報は、装置がチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、装置がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含むことがあり、可用性情報は、受信されたデータリンクセットアップ要請メッセージに基づいて送信されることがある。たとえば、図8を参照すると、第2のSTA804は、第1の可用性情報812を第1のSTA802へ送信し得る。第1の可用性情報812は、第2のSTA804がチャネル上で利用可能である第1のスケジュール(たとえば、FAM)と、第2のSTA804がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。
ブロック1515において、装置は、送信された可用性情報に基づいてデータリンクスケジュールを受信し得る。たとえば、図8を参照すると、第2のSTA804は、送信された第1の可用性情報812に基づいてスケジュール820を受信し得る。
ブロック1520において、装置は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定することができ、スケジュールは受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定される。たとえば、図8を参照すると、第2のSTA804は、データを通信するためのスケジュールを決定し得る。スケジュールは、スケジュール820からスケジューリング情報を抽出することによって、およびスケジュール820からのスケジューリング情報を記憶することによって、決定される。第2のSTA804は、第2のSTA804が受信されたスケジュール820上で利用可能であるかどうかを決定し得る。利用可能である場合、第2のSTA804は、通信のために受信されたスケジュール820を利用すると決定し得る。
ブロック1525において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信し得る。たとえば、図8を参照すると、第2のSTA804は、決定されたスケジュールに基づいて、第1のデータリンク822を通じてデータを通信し得る。
図16は、データリンクのための標準化された定期的な時間ブロックを伴うサービス提供者のスケジュールを使用するためのネゴシエートされない手法を実行するサービス受入者の例示的な方法1600のフローチャートである。方法1600は、装置(たとえば以下の、STA114、第2のSTA904、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1600は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1605において、装置はデータリンクスケジュールを受信することができ、データリンクスケジュールは1つまたは複数の論理チャネルを含み得る。1つまたは複数の論理チャネルの各々は、それぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含み得る。たとえば、図9を参照すると、第2のSTA904はサービス提供者NDLスケジュール912を受信することができ、サービス提供者NDLスケジュール912は1つまたは複数の論理チャネルを含み得る。1つまたは複数の論理チャネルの各々は、それぞれの時間ブロック長と時間ブロック周期性とを含み得る。
ブロック1610において、装置は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定することができ、スケジュールを決定することは、受信されたデータリンクスケジュールに基づく。たとえば、図9を参照すると、第2のSTA904は、第2のSTA904がサービス提供者NDLスケジュール912上で利用可能であるかどうかを決定し得る。利用可能である場合、第2のSTA904は、通信のためにサービス提供者NDLスケジュール912を利用すると決定することができ、それ以外の場合、第2のSTA904はスケジュールを利用しないことがある。
ブロック1615において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信し得る。たとえば、図9を参照すると、第2のSTA904は、サービス提供者NDLスケジュール912に基づいて、データリンクを通じてデータを通信し得る。
図17は、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第1のネゴシエートされる手法を実行するサービス提供者の例示的な方法1700のフローチャートである。方法1700は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA602、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1700は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1705において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに第1のメッセージを送信し得る。第1のメッセージは、第1の接続性値および第1の乱数を含み得る。
ブロック1710において、装置は、第2のワイヤレスデバイスから第2のメッセージを受信し得る。第2のメッセージは、第2の接続性値および第2の乱数を含み得る。
ブロック1715において、装置は、第1の接続性値と第2の接続性値に基づいて、可用性情報を送信するかどうかを決定し得る。ある態様では、可用性情報を送信するかどうかの決定はさらに、第1の乱数と第2の乱数の比較に基づき得る。
ブロック1720において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに可用性情報を送信し得る。可用性情報は、装置がチャネル上で利用可能であるスケジュールと、装置がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。
ブロック1725において、装置はデータリンクスケジュールを受信し得る。
ブロック1730において、装置は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。決定されたスケジュールは、受信されたデータリンクスケジュールおよび送信された可用性情報に基づき得る。
ブロック1735において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信し得る。
図18は、可用性情報を使用したペアごとの接続セットアップのための第3のネゴシエートされる手法を実行するサービス提供者の例示的な方法1800のフローチャートである。方法1800は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA802、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1800は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1805において、装置は、データリンクセットアップ要請メッセージを送信し得る。たとえば、図9を参照すると、第1のSTA802は、セットアップ要請メッセージ810を送信し得る。
ブロック1810において、装置は、少なくとも1つの他のデバイスから可用性情報を受信し得る。可用性情報は、少なくとも1つの他のデバイスの各々がある特定のチャネル上で利用可能であるスケジュールと、少なくとも1つの他のデバイスの各々がチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。たとえば、図8を参照すると、第1のSTA802は、第2のSTA804から第1の可用性情報812を受信し、第3のSTA806から第2の可用性情報814を受信し得る。第1の可用性情報812は、第2のSTA804が利用可能であるスケジュールを含むことがあり、第2の可用性情報814は、第3のSTA806が利用可能であるスケジュールを含むことがある。
ブロック1815において、装置は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。データを通信するための決定されたスケジュールは、少なくとも1つの他のデバイスからの受信された追加の可用性情報に基づき得る。ある態様では、スケジュールを決定することは、1つまたは複数の論理チャネルを決定することを含み得る。1つまたは複数の論理チャネルの各々は、それぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含み得る。別の態様では、1つまたは複数の論理チャネルの決定は、チャネル(たとえば、論理チャネルまたは物理チャネル)のサービス品質要件またはエネルギー使用レベルの少なくとも1つに基づき得る。たとえば、図8を参照すると、第1のSTA802は、データリンクを通じてデータを通信するためのスケジュール820を決定し得る。決定されたスケジュール820は、第1の可用性情報812および第2の可用性情報814に基づき得る。すなわち、決定されたスケジュール820は、第1の可用性情報812と第2の可用性情報814の両方において示される利用可能時間と重複する時間を含み得る。決定されたスケジュール820は、第2のSTA804および第3のSTA806の可用性に適合する時間ブロックおよび周期性を有する、1つまたは複数の論理チャネルを含み得る。
ブロック1820において、装置は、データを通信するための決定されたスケジュールを送信し得る。たとえば、図8を参照すると、第1のSTA802は、決定されたスケジュール820を送信し得る。
ブロック1825において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信し得る。たとえば、図8を参照すると、第1のSTA802は、決定されたスケジュール820に基づいて、第2のSTA804とデータを通信し得る。
図19は、データリンクのための標準化された定期的な時間ブロックを伴うサービス提供者のスケジュールを決定するためのネゴシエートされない手法を使用するサービス提供者の例示的な方法1900のフローチャートである。方法1900は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA902、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法1900は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック1905において、装置は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。決定されたスケジュールは1つまたは複数の論理チャネルを含むことがあり、1つまたは複数の論理チャネルの各々はそれぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含むことがある。たとえば、図9を参照すると、第1のSTA902は、データを通信するためのサービス提供者NDLスケジュール912を決定し得る。第1のSTA902は、第1のSTA902によって提供されるサービスのタイプを決定し、サービスの1つまたは複数のサービス品質要件に基づいてサービス提供者NDLスケジュール912を決定し得る。たとえば、リアルタイムのゲームサービスはより長い周期性のより短い時間ブロックを有することがあり、ファイル共有サービスはより短い周期性のより長い時間ブロックを有することがある。
ブロック1910において、装置は、データを通信するための決定されたスケジュールを送信し得る。たとえば、図9を参照すると、第1のSTA902は、サービス提供者NDLスケジュール912を送信し得る。
ブロック1915において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信し得る。たとえば、図9を参照すると、第1のSTA902は、サービス提供者NDLスケジュール912に基づいて、データリンクを通じてデータを通信し得る。
図20は、データリンクのためのスケジュールを決定するためのサービスと関連付けられるプロファイルを使用するためのネゴシエートされない手法を使用するサービス提供者の例示的な方法2000のフローチャートである。方法2000は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA1002、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法2000は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック2005において、装置は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。ある態様では、スケジュールを決定することは、提供されるべきサービスと関連付けられるプロファイルを装置が決定するブロック2010と、決定されたプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットを装置が決定するブロック2015とを含み得る。決定されたスケジュールは、スケジュールのセットの中から選択され得る。たとえば、図10を参照すると、第1のSTA1002は、データを通信するためのスケジュールを決定し得る。第1のSTA1002は、提供されるべきサービスと関連付けられるプロファイルを決定し得る。このプロファイルは、データリンクのために使用すべきレイテンシおよび/またはスループットの要件を示し得る。第1のSTA1002は、決定されたプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットを決定し、スケジュールのセットの中から選択し得る。第1のSTA1002は、決定されたスケジュールを第2のSTA1004に送信し得る。
ブロック2020において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信し得る。たとえば、図10を参照すると、第1のSTA1002は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のSTA1004とデータを通信し得る。
図21は、データリンクのためのデフォルトのNDLスケジュールを使用するためのネゴシエートされない手法を使用するサービス提供者の例示的な方法2100のフローチャートである。方法2100は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA1102、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法2100は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック2105において、装置は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。スケジュールは、NANと関連付けられるデフォルトのデータリンクスケジュールに基づいて決定され得る。たとえば、図11を参照すると、第1のSTA1102は、第1のSTA1102が提供すべきサービスを有すると決定し得る。しかしながら、サービスは、(たとえば、プロファイルに基づいて)いずれのスケジュールとも関連付けられないことがあり、かつ/または、どのような特定のレイテンシ要件もしくはサービス品質要件も有しないことがある。したがって、第1のSTA1102は、サービスのためにデフォルトのNDLスケジュールを使用すると決定することがある。デフォルトのNDLスケジュールは第1のSTA1102内で事前に構成されることがあり、または、デフォルトのNDLスケジュールは第1のSTA1102が関連付けられるNAN内のアンカーマスターによって広告されることがある。
ブロック2110において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信し得る。たとえば、図11を参照すると、第1のSTA1102は、デフォルトのNDLスケジュールに基づいて、第2のSTA1104と通信し得る。
図22は、データリンクのための所定のNDLスケジュールおよびネゴシエートされたNDLスケジュールを利用するためのハイブリッド手法を使用するサービス提供者の例示的な方法2200のフローチャートである。方法2200は、装置(たとえば以下の、STA114、第1のSTA1202、またはワイヤレスデバイス2302)を使用して実行され得る。方法2200は図23のワイヤレスデバイス2302の要素に関して以下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック2205において、装置は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。装置は、所定のデータリンクスケジュールを使用すると決定することによって、スケジュールを決定し得る。所定のデータリンクスケジュールは、サービスと関連付けられるプロファイル、デフォルトのスケジュール、またはサービス提供者のスケジュールのうちの1つに基づき得る。たとえば、図12を参照すると、第1のSTA1202は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。第1のSTA1202は、所定のスケジュール(たとえば、ネゴシエートされないスケジュール)を使用すると決定し得る。第1のSTA1202は、プロファイルと関連付けられるスケジュール、デフォルトのNDLスケジュール、またはサービス提供者NDLスケジュールを使用すると決定し得る。
ブロック2210において、装置は、NANにおいてデータを通信するための決定されたスケジュールを送信し得る。たとえば、図12を参照すると、第1のSTA1202は、NANにおいてデータを通信するための所定のNDLスケジュール1212を送信し得る。
ブロック2215において、装置は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信し得る。たとえば、図12を参照すると、第1のSTA1202は、第2のSTA1204とデータを通信し得る。
ブロック2220において、装置は、決定されたスケジュールがNANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を満たすかどうかを決定し得る。たとえば、図12を参照すると、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュール1212がサービスのレイテンシ要件を満たすかどうかを決定し得る。満たす場合、第1のSTA1202は、通信のために所定のNDLスケジュール1212を保ち得る。そうではなく、第1のSTA1202が追加のリソースを要求するメッセージ1222を第2のSTA1204から受信する場合、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュール1212が要件を満たさないと決定し得る。
ブロック2225において、装置は、決定されたスケジュールがNANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を満たさないという決定に基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するための異なるスケジュールを決定し得る。たとえば、図12を参照すると、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュール1212が要件を満たさないという決定に基づいて、第2のSTA1204と通信するための異なるNDLスケジュール1224を決定し得る。ある態様では、メッセージ1222は、第2のSTA1204が通信のために利用可能である時間を含み得る。第1のSTA1202は、そのような時間のいずれかが第1のSTA1202の可用性と重複するかどうかを決定し、第2のSTA1204の可用性に基づいて異なるNDLスケジュール1224を決定し得る。
ブロック2230において、装置は、決定されたスケジュールまたは決定された異なるスケジュールの少なくとも1つに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信し得る。たとえば、図12を参照すると、第1のSTA1202は、所定のNDLスケジュール1212または異なるNDLスケジュール1224に基づいて、第2のSTA1204とデータを通信し得る。
図23は、図1のワイヤレス通信システム100内でNAN接続セットアップを実行し得るワイヤレスデバイス2302の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス2302は、本明細書において説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス2302は、STA114、252、254、602、604、702、704、802、804、806、808、902、904、906、908、1002、1004、1006、1008、1102、1104、1106、1108、1202、1204、1206、1208のうちの1つを備え得る。
ワイヤレスデバイス2302は、ワイヤレスデバイス2302の動作を制御するプロセッサ2304を含み得る。プロセッサ2304は、中央処理ユニット(CPU)とも呼ばれることがある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ2306は、命令およびデータをプロセッサ2304に提供し得る。メモリ2306の一部分はまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含み得る。プロセッサ2304は、通常、メモリ2306内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算および算術演算を実行する。メモリ2306の中の命令は、本明細書において説明される方法を実施するように(たとえば、プロセッサ2304によって)実行可能であり得る。
プロセッサ2304は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムの構成要素を備え、またはそのような構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、PLD、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の呼ばれ方をされるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するものと広く解釈されなければならない。命令は、(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または、任意の他の好適なコードのフォーマットにおける)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、本明細書において説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス2302はまた、ハウジング2308を含むことがあり、ワイヤレスデバイス2302は、ワイヤレスデバイス2302とリモートデバイスとの間でのデータの送信および受信を可能にするために送信機2310および/または受信機2312を含むことがある。送信機2310および受信機2312は、トランシーバ2314へと組み合わされ得る。アンテナ2316が、ハウジング2308に取り付けられ、トランシーバ2314に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス2302はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る。
ワイヤレスデバイス2302はまた、トランシーバ2314または受信機2312によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器2318を含み得る。信号検出器2318は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス2302は、信号を処理する際に使用するためのDSP2320も含み得る。DSP2320は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、物理レイヤコンバージェンスプロシージャ(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)を備え得る。
ワイヤレスデバイス2302はさらに、いくつかの態様では、ユーザインターフェース2322を備え得る。ユーザインターフェース2322は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース2322は、ワイヤレスデバイス2302のユーザに情報を伝え、かつ/またはユーザからの入力を受け取る、任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス2302がSTA(たとえば、STA114)として実装されるとき、ワイヤレスデバイス2302は接続セットアップ構成要素2324も備え得る。接続セットアップ構成要素2324は、図1〜図22に関して本開示において列挙された機能および/またはステップの各々を実行するように構成され得る。
一実施形態では、接続セットアップ構成要素2324は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し、決定されたスケジュールに基づいてNAN内でデータリンクを通じてデータを通信するように構成され得る。一構成では、接続セットアップ構成要素2324は、第1の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。第1の可用性情報は、ワイヤレスデバイス2302が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、ワイヤレスデバイス2302がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2324は、送信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2の可用性情報を受信するように構成され得る。第2の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。ある態様では、第2のスケジュールは第1のスケジュールと同じであることがあり、または第2のスケジュールは第1のスケジュールと異なる。別の態様では、スケジュールは、送信される第1の可用性情報および受信された第2の可用性情報に基づいて決定され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、ワイヤレスデバイス2302が第2のスケジュールの間の通信に利用不可能であると決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2324はさらに、第3の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。第3の可用性情報は、ワイヤレスデバイス2302が第3のチャネル上で利用可能である第3のスケジュールと、ワイヤレスデバイス2302がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第3のインジケータとを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、受信された第2の可用性情報に基づいて、ワイヤレスデバイス2302が通信に利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを送信するように構成され得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは受信された第2の可用性情報に基づくことがあり、データはスケジュール確認メッセージを送信した後で通信されることがある。別の態様では、第1の可用性情報は、データリンク(たとえば、NDL)を識別するデータリンク識別子(たとえば、NDL ID)を含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、データリンクセットアップ要請メッセージを受信するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2324は、可用性情報を第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。可用性情報は、ワイヤレスデバイス2302がチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、ワイヤレスデバイス2302がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。可用性情報は、受信されたデータリンクセットアップ要請メッセージに基づいて送信され得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2324は、送信された可用性情報に基づいてデータリンクスケジュールを受信するように構成されることがあり、スケジュールは、受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定されることがある。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324はデータリンクスケジュールを受信するように構成されることがあり、データリンクスケジュールは1つまたは複数の論理チャネルを含むことがある。1つまたは複数の論理チャネルの各々は、それぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含み得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2324は、受信されたデータリンクスケジュールに基づいてスケジュールを決定するように構成され得る。別の態様では、受信されたデータリンクスケジュールはネゴシエート不可能であることがあり、スケジュールは、ワイヤレスデバイス2302が受信されたデータリンクスケジュールの半分以上の間通信に利用可能である場合、受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定されることがある。別の態様では、データはデータリンクと関連付けられる存続時間に基づいて通信されることがあり、存続時間はスケジュール遷移の境界を提供することがある。別の態様では、データリンクと関連付けられる存続時間は、データ通信を可能にするためにある期間だけ延長され得る。別の態様では、データリンクは1つまたは複数のNDPと関連付けられ得る。各NDPは、ワイヤレスデバイス2302と第2のワイヤレスデバイスとの間のサービスのセッションと関連付けられ得る。各NDPは、同じ決定されたスケジュールと関連付けられ得る。別の態様では、データリンクはデータリンク識別子と関連付けられることがあり、各NDPはNDP識別子と関連付けられる。別の態様では、1つまたは複数のNDPの各NDPは、1つまたは複数のNDPの他のNDPと異なるサービス品質要件およびセキュリティ要件を有し得る。
別の実施形態では、接続セットアップ構成要素2324は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2324は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するように構成され得る。一構成では、接続セットアップ構成要素2324は、第1の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスから受信するように構成され得る。第1の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。接続セットアップ構成要素2324は、受信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスに第2の可用性情報を送信するように構成され得る。第2の可用性情報は、ワイヤレスデバイス2302が第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、ワイヤレスデバイス2302がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、第1の可用性情報に基づいて、ワイヤレスデバイス2302が通信に利用不可能であるかどうかを決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。第2の可用性情報は、第1の可用性情報に基づいて決定され得る。構成では、接続セットアップ構成要素2324は、送信された第2の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスが通信に利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを受信するように構成され得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは、受信された第2の可用性情報に基づき得る。データは、スケジュール確認メッセージを受信した後で通信され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、データリンクセットアップ要請メッセージを送信するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2324は、少なくとも1つの他のデバイスから可用性情報を受信するように構成されることがあり、可用性情報は、少なくとも1つの他のデバイスの各々がある特定のチャネル上で利用可能であるスケジュールと、少なくとも1つの他のデバイスの各々がチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含むことがある。可用性情報は、データリンクセットアップ要請メッセージに基づいて受信され得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2324は、データを通信するための決定されたスケジュールを送信するように構成され得る。データを通信するための決定されたスケジュールは、少なくとも1つの他のデバイスからの受信された可用性情報に基づき得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、1つまたは複数の論理チャネルを決定することによってスケジュールを決定するように構成されることがあり、1つまたは複数の論理チャネルの各々はそれぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含むことがある。この構成では、接続セットアップ構成要素2324は、データを通信するための1つまたは複数の論理チャネルを示し得る決定されたスケジュールを送信するように構成され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、サービス品質要件またはエネルギー使用レベルの少なくとも1つに基づいて、1つまたは複数の論理チャネルを決定するように構成され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、サービスと関連付けられるプロファイルを決定することによって、かつ、決定されたプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットを決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。決定されたスケジュールは、スケジュールのセットの中から選択され得る。別の態様では、プロファイルは、サービスと関連付けられるレイテンシ要件、スループット要件、または電力要件のうちの少なくとも1つに基づき得る。別の態様では、スケジュールは、NANと関連付けられるデフォルトのデータリンクスケジュールに基づいて決定され得る。別の態様では、デフォルトのデータリンクスケジュールは、NAN上で広告されるあらゆるサービスに対して利用可能であり得る。別の態様では、デフォルトのデータリンクスケジュールは、接続スケジューリング情報を交換するために利用可能であり得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、所定のデータリンクスケジュールを使用すると決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。所定のデータリンクスケジュールは、サービスと関連付けられるプロファイル、デフォルトのスケジュール、またはサービスと関連付けられるサービス提供者のスケジュールのうちの1つに基づき得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2324は、NANにおいてデータを通信するための決定されたスケジュールを送信するように構成され得る。別の態様では、決定されたスケジュールはネゴシエート不可能である。別の態様では、決定されたスケジュールは、1対多数のサービスまたは多数対多数のサービスのためのものである。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないと決定し、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないという決定に基づいて第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するための異なるスケジュールを決定し、決定された異なるスケジュールに基づいて第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するように構成され得る。別の態様では、1つまたは複数の要件は、レイテンシ要件、スループット要件、または電力要件のうちの少なくとも1つを含み得る。決定されたスケジュールが1つまたは複数の要件を満たさないという決定はさらに、NAN中のワイヤレスデバイスの数の変化またはトポロジーの変化に基づき得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、第2のワイヤレスデバイスからメッセージを受信することによって、決定されたスケジュールがNANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を満たさないと決定し得る。メッセージは、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないことを示し、第2のワイヤレスデバイスと関連付けられる可用性情報を含み得る。可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスがあるチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを示し得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2324は、NAN内のデータリンクのための決定されたスケジュールの確認を示すスケジュール確認メッセージを受信するように構成され得る。データは、スケジュール確認メッセージを受信した後で通信され得る。
ワイヤレスデバイス2302の様々な構成要素は、バスシステム2326によって一緒に結合され得る。バスシステム2326は、たとえばデータバスを含むことがあり、ならびに、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことがある。ワイヤレスデバイス2302の構成要素は、一緒に結合されることがあり、または何らかの他の機構を使用して互いへの入力を受け入れ、もしくは提供することがある。
いくつかの別個の構成要素が図23に示されるが、構成要素のうち1つまたは複数は、組み合わされることがあり、または普通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ2304は、プロセッサ2304に関して上で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器2318、DSP2320、ユーザインターフェース2322、および/または接続セットアップ構成要素2324に関して上で説明された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図23に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
図24は、接続セットアップを実行する例示的なワイヤレス通信デバイス2400の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス2400は、受信機2405、処理システム2410、および送信機2415を含み得る。処理システム2410は、接続セットアップ構成要素2424を含み得る。
一構成では、送信機2415、処理システム2410、および/または接続セットアップ構成要素2424は、図1〜図22に関して本開示において列挙された機能および/またはステップの各々を実行するように構成され得る。
一実施形態では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、送信機2415、および/または受信機2405は、決定されたスケジュールに基づいて、NAN内のデータリンクを通じてデータを通信するように構成され得る。一構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、第1の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。第1の可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、送信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2の可用性情報を受信するように構成され得る。第2の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。ある態様では、第2のスケジュールは第1のスケジュールと同じであることがあり、または第2のスケジュールは第1のスケジュールと異なる。別の態様では、スケジュールは、送信される第1の可用性情報および受信された第2の可用性情報に基づいて決定され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、ワイヤレス通信デバイス2400が第2のスケジュールの間の通信に利用不可能であると決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415はさらに、第3の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。第3の可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400が第3のチャネル上で利用可能である第3のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第3のインジケータとを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、受信された第2の可用性情報に基づいて、ワイヤレス通信デバイス2400が通信に利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを送信するように構成され得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは受信された第2の可用性情報に基づくことがあり、データはスケジュール確認メッセージを送信した後で通信されることがある。別の態様では、第1の可用性情報は、データリンク(たとえば、NDL)を識別するデータリンク識別子(たとえば、NDL ID)を含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、データリンクセットアップ要請メッセージを受信するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、可用性情報を第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。可用性情報は、受信されたデータリンクセットアップ要請メッセージに基づいて送信され得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、送信された可用性情報に基づいてデータリンクスケジュールを受信するように構成されることがあり、スケジュールは、受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定されることがある。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、データリンクスケジュールを受信するように構成されることがあり、データリンクスケジュールは1つまたは複数の論理チャネルを含むことがある。1つまたは複数の論理チャネルの各々は、それぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含み得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、受信されたデータリンクスケジュールに基づいてスケジュールを決定するように構成され得る。別の態様では、受信されたデータリンクスケジュールはネゴシエート不可能であることがあり、スケジュールは、ワイヤレス通信デバイス2400が受信されたデータリンクスケジュールの半分以上の間通信に利用可能である場合、受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定されることがある。別の態様では、データはデータリンクと関連付けられる存続時間に基づいて通信されることがあり、存続時間はスケジュール遷移の境界を提供することがある。別の態様では、データリンクと関連付けられる存続時間は、データ通信を可能にするためにある期間だけ延長され得る。別の態様では、データリンクは1つまたは複数のNDPと関連付けられ得る。各NDPは、ワイヤレス通信デバイス2400と第2のワイヤレスデバイスとの間のサービスのセッションと関連付けられ得る。各NDPは、同じ決定されたスケジュールと関連付けられ得る。別の態様では、データリンクはデータリンク識別子と関連付けられることがあり、各NDPはNDP識別子と関連付けられる。別の態様では、1つまたは複数のNDPの各NDPは、1つまたは複数のNDPの他のNDPと異なるサービス品質要件およびセキュリティ要件を有し得る。
別の実施形態では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、受信機2405、および/または送信機2415は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するように構成され得る。一構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、第1の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスから受信するように構成され得る。第1の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、受信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスに第2の可用性情報を送信するように構成され得る。第2の可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400が第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、第1の可用性情報に基づいて、ワイヤレス通信デバイス2400が通信に利用不可能であるかどうかを決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。第2の可用性情報は、第1の可用性情報に基づいて決定され得る。構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、送信された第2の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスが通信に利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを受信するように構成され得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは、受信された第2の可用性情報に基づき得る。データは、スケジュール確認メッセージを受信した後で通信され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、データリンクセットアップ要請メッセージを送信するように構成され得る。接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、少なくとも1つの他のデバイスから可用性情報を受信するように構成されることがあり、可用性情報は、少なくとも1つの他のデバイスの各々がある特定のチャネル上で利用可能であるスケジュールと、少なくとも1つの他のデバイスの各々がチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含むことがある。可用性情報は、データリンクセットアップ要請メッセージに基づいて受信され得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、データを通信するための決定されたスケジュールを送信するように構成され得る。データを通信するための決定されたスケジュールは、少なくとも1つの他のデバイスからの受信された可用性情報に基づき得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、1つまたは複数の論理チャネルを決定することによってスケジュールを決定するように構成されることがあり、1つまたは複数の論理チャネルの各々はそれぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含むことがある。この構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、データを通信するための1つまたは複数の論理チャネルを示し得る決定されたスケジュールを送信するように構成され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、サービス品質要件またはエネルギー使用レベルの少なくとも1つに基づいて、1つまたは複数の論理チャネルを決定するように構成され得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、サービスと関連付けられるプロファイルを決定することによって、かつ、決定されたプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットを決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。決定されたスケジュールは、スケジュールのセットの中から選択され得る。別の態様では、プロファイルは、サービスと関連付けられるレイテンシ要件、スループット要件、または電力要件のうちの少なくとも1つに基づき得る。別の態様では、スケジュールは、NANと関連付けられるデフォルトのデータリンクスケジュールに基づいて決定され得る。別の態様では、デフォルトのデータリンクスケジュールは、NAN上で広告されるあらゆるサービスに対して利用可能であり得る。別の態様では、デフォルトのデータリンクスケジュールは、接続スケジューリング情報を交換するために利用可能であり得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、所定のデータリンクスケジュールを使用すると決定することによって、スケジュールを決定するように構成され得る。所定のデータリンクスケジュールは、サービスと関連付けられるプロファイル、デフォルトのスケジュール、またはサービスと関連付けられるサービス提供者のスケジュールのうちの1つに基づき得る。この構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415は、NANにおいてデータを通信するための決定されたスケジュールを送信するように構成され得る。別の態様では、決定されたスケジュールはネゴシエート不可能である。別の態様では、決定されたスケジュールは、1対多数のサービスまたは多数対多数のサービスのためのものである。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないと決定し、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないという決定に基づいて第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するための異なるスケジュールを決定し、決定された異なるスケジュールに基づいて第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するように構成され得る。別の態様では、1つまたは複数の要件は、レイテンシ要件、スループット要件、または電力要件のうちの少なくとも1つを含み得る。決定されたスケジュールが1つまたは複数の要件を満たさないという決定はさらに、NAN中のワイヤレスデバイスの数の変化またはトポロジーの変化に基づき得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410は、第2のワイヤレスデバイスからメッセージを受信することによって、決定されたスケジュールがNANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を満たさないと決定し得る。メッセージは、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないことを示し、第2のワイヤレスデバイスと関連付けられる可用性情報を含み得る。可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスがあるチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを示し得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405は、NAN内のデータリンクのための決定されたスケジュールの確認を示すスケジュール確認メッセージを受信するように構成され得る。データは、スケジュール確認メッセージを受信した後で通信され得る。
受信機2405、処理システム2410、接続セットアップ構成要素2424、および/または送信機2415は、図1〜図22に関して上で論じられた1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信機2405は、受信機2312に対応し得る。処理システム2410は、プロセッサ2304に対応し得る。送信機2415は、送信機2310に対応し得る。接続セットアップ構成要素2424は、接続セットアップ構成要素124および/または接続セットアップ構成要素2324に対応し得る。
一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス2400は、NANにおいてデータを通信するためのスケジュールを決定し、決定されたスケジュールに基づいてNAN内でデータリンクを通じてデータを通信するための手段を含み得る。一例では、ワイヤレス通信デバイス2400は、第1の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスへ送信するための手段を含み得る。第1の可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400が第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、送信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2の可用性情報を受信するための手段を含み得る。第2の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。ある態様では、第2のスケジュールは第1のスケジュールと同じであることがあり、または第2のスケジュールは第1のスケジュールと異なる。別の態様では、スケジュールは、送信される第1の可用性情報および受信された第2の可用性情報に基づいて決定され得る。別の構成では、スケジュールを決定するための手段は、ワイヤレス通信デバイス2400が第2のスケジュールの間の通信に利用不可能であると決定するように構成され得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400はさらに、第3の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスへ送信するための手段を含み得る。第3の可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400が第3のチャネル上で利用可能である第3のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第3のインジケータとを含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、受信された第2の可用性情報に基づいて、ワイヤレス通信デバイス2400が通信に利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを送信するための手段を含み得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは受信された第2の可用性情報に基づくことがあり、データはスケジュール確認メッセージを送信した後で通信されることがある。別の態様では、第1の可用性情報は、データリンク(たとえば、NDL)を識別するデータリンク識別子(たとえば、NDL ID)を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、データリンクセットアップ要請メッセージを受信するための手段を含み得る。ワイヤレス通信デバイス2400は、可用性情報を第2のワイヤレスデバイスへ送信するための手段を含み得る。可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含み得る。可用性情報は、受信されたデータリンクセットアップ要請メッセージに基づいて送信され得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、送信された可用性情報に基づいてデータリンクスケジュールを受信するための手段を含むことがあり、スケジュールは、受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定されることがある。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス2400はデータリンクスケジュールを受信するための手段を含むことがあり、データリンクスケジュールは1つまたは複数の論理チャネルを含むことがある。1つまたは複数の論理チャネルの各々は、それぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含み得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、受信されたデータリンクスケジュールに基づいてスケジュールを決定するための手段を含み得る。別の態様では、受信されたデータリンクスケジュールはネゴシエート不可能であることがあり、スケジュールは、ワイヤレス通信デバイス2400が受信されたデータリンクスケジュールの半分以上の間通信に利用可能である場合、受信されたデータリンクスケジュールに基づいて決定されることがある。別の態様では、データはデータリンクと関連付けられる存続時間に基づいて通信されることがあり、存続時間はスケジュール遷移の境界を提供することがある。別の態様では、データリンクと関連付けられる存続時間は、データ通信を可能にするためにある期間だけ延長され得る。別の態様では、データリンクは1つまたは複数のNDPと関連付けられ得る。各NDPは、ワイヤレス通信デバイス2400と第2のワイヤレスデバイスとの間のサービスのセッションと関連付けられ得る。各NDPは、同じ決定されたスケジュールと関連付けられ得る。別の態様では、データリンクはデータリンク識別子と関連付けられることがあり、各NDPはNDP識別子と関連付けられる。別の態様では、1つまたは複数のNDPの各NDPは、1つまたは複数のNDPの他のNDPと異なるサービス品質要件およびセキュリティ要件を有し得る。
たとえば、データを通信するためのスケジュールを決定するための手段は、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410を含み得る。データを通信するための手段は、受信機2405、送信機2415、処理システム2410、および/または接続セットアップ構成要素2424を含み得る。第1の可用性情報を送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。第2の可用性情報を受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。第3の可用性情報を送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。スケジュール情報を送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。データリンクセットアップ要請メッセージを受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および受信機2405を含み得る。可用性情報を送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。データリンクスケジュールを受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。
一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス2400は、NAN内でデータリンクを通じてデータを通信するためのスケジュールを決定するための手段を含み得る。ワイヤレス通信デバイス2400は、決定されたスケジュールに基づいて、第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するための手段を含み得る。一構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、第1の可用性情報を第2のワイヤレスデバイスから受信するための手段を含み得る。第1の可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスが第1のチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示す第1のインジケータとを含み得る。ワイヤレス通信デバイス2400は、受信された第1の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスに第2の可用性情報を送信するための手段を含み得る。第2の可用性情報は、ワイヤレス通信デバイス2400が第2のチャネル上で利用可能である第2のスケジュールと、ワイヤレス通信デバイス2400がチャネルのセットのうちのいずれのチャネルでも利用可能であるかどうかを示す第2のインジケータとを含み得る。別の構成では、スケジュールを決定するための手段は、第1の可用性情報に基づいて、ワイヤレス通信デバイス2400が通信に利用不可能であるかどうかを決定するように構成され得る。第2の可用性情報は、第1の可用性情報に基づいて決定され得る。構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、送信された第2の可用性情報に基づいて、第2のワイヤレスデバイスが通信に利用可能であることを示すスケジュール確認メッセージを受信するための手段を含み得る。NAN内のデータリンクのスケジュールは、受信された第2の可用性情報に基づき得る。データは、スケジュール確認メッセージを受信した後で通信され得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、データリンクセットアップ要請メッセージを送信するための手段を含み得る。ワイヤレス通信デバイス2400は、少なくとも1つの他のデバイスから可用性情報を受信するための手段を含むことがあり、可用性情報は、少なくとも1つの他のデバイスの各々がある特定のチャネル上で利用可能であるスケジュールと、少なくとも1つの他のデバイスの各々がチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを含むことがある。可用性情報は、データリンクセットアップ要請メッセージに基づいて受信され得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、データを通信するための決定されたスケジュールを送信するための手段を含み得る。データを通信するための決定されたスケジュールは、少なくとも1つの他のデバイスからの受信された可用性情報に基づき得る。別の構成では、スケジュールを決定するための手段は、1つまたは複数の論理チャネルを決定するように構成されることがあり、1つまたは複数の論理チャネルの各々はそれぞれの時間ブロック長とそれぞれの時間ブロック周期性とを含むことがある。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、データを通信するための1つまたは複数の論理チャネルを示し得る決定されたスケジュールを送信するための手段を含み得る。別の構成では、1つまたは複数の論理チャネルの決定は、サービス品質要件またはエネルギー使用レベルの少なくとも1つに基づき得る。別の構成では、スケジュールを決定するための手段は、サービスと関連付けられるプロファイルを決定し、決定されたプロファイルと関連付けられるスケジュールのセットを決定するように構成され得る。決定されたスケジュールは、スケジュールのセットの中から選択され得る。別の態様では、プロファイルは、サービスと関連付けられるレイテンシ要件、スループット要件、または電力要件のうちの少なくとも1つに基づき得る。別の態様では、スケジュールは、NANと関連付けられるデフォルトのデータリンクスケジュールに基づいて決定され得る。別の態様では、デフォルトのデータリンクスケジュールは、NAN上で広告されるあらゆるサービスに対して利用可能であり得る。別の態様では、デフォルトのデータリンクスケジュールは、接続スケジューリング情報を交換するために利用可能であり得る。別の構成では、スケジュールを決定するための手段は、所定のデータリンクスケジュールを使用すると決定するように構成され得る。所定のデータリンクスケジュールは、サービスと関連付けられるプロファイル、デフォルトのスケジュール、またはサービスと関連付けられるサービス提供者のスケジュールのうちの1つに基づき得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、NANにおいてデータを通信するための決定されたスケジュールを送信するための手段を含み得る。別の態様では、決定されたスケジュールはネゴシエート不可能であり得る。別の態様では、決定されたスケジュールは、1対多数のサービスまたは多数対多数のサービスのためのものであり得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないと決定するための手段と、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないという決定に基づいて第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するための異なるスケジュールを決定するための手段と、決定された異なるスケジュールに基づいて第2のワイヤレスデバイスとデータを通信するための手段とを含み得る。別の態様では、1つまたは複数の要件は、レイテンシ要件、スループット要件、または電力要件のうちの少なくとも1つを含み得る。決定されたスケジュールが1つまたは複数の要件を満たさないという決定はさらに、NAN中のワイヤレスデバイスの数の変化またはトポロジーの変化に基づき得る。別の構成では、決定されたスケジュールがNANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を満たさないと決定するための手段は、第2のワイヤレスデバイスからメッセージを受信するように構成され得る。メッセージは、NANにおいてデータを通信するための1つまたは複数の要件を決定されたスケジュールが満たさないことを示し、第2のワイヤレスデバイスと関連付けられる可用性情報を含み得る。可用性情報は、第2のワイヤレスデバイスがあるチャネル上で利用可能である第1のスケジュールと、第2のワイヤレスデバイスがチャネルのセットのうちのいずれのチャネル上でも利用可能であるかどうかを示すインジケータとを示し得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス2400は、NAN内のデータリンクのための決定されたスケジュールの確認を示すスケジュール確認メッセージを受信するための手段を含み得る。データは、スケジュール確認メッセージを受信した後で通信され得る。
たとえば、データを通信するためのスケジュールを決定するための手段は、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410を含み得る。通信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、送信機2415、および/または受信機2405を含み得る。第1の可用性情報を受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。第2の可用性情報を送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。スケジュール確認メッセージを受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。データリンクセットアップ要請メッセージを送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。可用性情報を受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。決定されたスケジュールを送信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または送信機2415を含み得る。決定されたスケジュールが1つまたは複数の要件を満たさないと決定するための手段は、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410を含み得る。異なるスケジュールを決定するための手段は、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410を含み得る。データを通信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424および/または処理システム2410を含み得る。メッセージを受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。スケジュール確認を受信するための手段は、接続セットアップ構成要素2424、処理システム2410、および/または受信機2405を含み得る。
図25は、データリンクをスケジューリングするためのワイヤレスデバイスの可用性を決定するためのデータリンク属性2500を示す。ある態様では、データリンク属性2500は、スケジュールのネゴシエーションのために(たとえば、あるスケジュールへと送信のために集まるために)使用されるNDL属性であり得る。データリンク属性2500は、上で論じられたような可用性情報の別の例であり得る。図25におけるデータリンク属性2500はいくつかのフィールドを示すが、すべてのフィールドが必要とされるのではなく、データリンク属性2500は図25に示されるフィールドのうちの任意の数のフィールドを有し得る。データリンク属性2500は、デバイスが特定のチャネル上で利用可能である時間、およびデバイスが複数のチャネルのいずれのチャネルでも利用可能である時間についての情報を含み得る。図25に示されるように、データリンク属性2500は、図5におおける第1のFAM502または第2のFAM504に対応し得る可用性区間ビットマップを含む。図25を参照すると、属性IDフィールドは、とりわけ属性(またはNAN属性)のタイプを識別し得る。ある態様では、属性IDフィールドは、サイズが1オクテットであることがあり、0x0Cという値を有することがある。長さフィールドは、長さフィールドに続くフィールドの長さを示し得る。ある態様では、長さフィールドは、サイズが2オクテットであることがあり、可変の値を有することがある。MACアドレスフィールドは、データリンク属性2500を送信するワイヤレスデバイスのMACアドレスを示し得る。MACアドレスフィールドは、データリンクを通じたパケット送信のためのワイヤレスデバイスを識別するために使用され得る。ある態様では、MACアドレスフィールドは、サイズが6オクテットであることがあり、可変の値を有することがある。グループIDフィールドは、データリンクサービスと関連付けられるデバイスのグループを識別し得る(たとえば、固有のNDLグループID)。ある態様では、グループIDフィールドは、サイズが6オクテットであることがあり、可変の値を有することがある。有効時間フィールドは、データリンク属性2500が有効である発見時間枠区間の数を示し得る。ある態様では、有効時間フィールドは、長さが2オクテットであることがあり、可変の値を有することがある。たとえば、有効時間フィールドは、データリンクの存続時間と等価であることがある。
NDL制御フィールドは、データリンク属性2500内でのいくつかのビットの存在または不在を示し得る。NDL制御フィールドは、可用性マップインジケータ、NDL論理チャネルインジケータ、確認フィールド(またはステータスフィールド)、フレキシブルフィールド、節電フィールド、および予備フィールドを含み得る。可用性マップインジケータ(たとえば、ビットインジケータ)は、データリンク属性2500がマップ制御フィールドおよび可用性区間ビットマップフィールドを有するかどうかを示し得る。たとえば、可用性マップインジケータが0に設定される場合、データリンク属性2500はマップ制御フィールドもしくは可用性区間ビットマップを有しないことがあり、または、マップ制御フィールドおよび可用性区間ビットマップは空であることがある。可用性マップインジケータが1に設定される場合、データリンク属性2500は、マップ制御フィールドと可用性区間ビットマップの両方を有することがあり、または、マップ制御フィールドと可用性区間ビットマップの両方が空ではない。NDL論理チャネルインジケータ(たとえば、ビットインジケータ)は、NDL論理チャネルインジケータフィールドがデータリンク属性2500に存在するかどうかを示し得る。たとえば、NDL論理チャネルインジケータが0に設定される場合、データリンク属性2500は、NDL論理チャネルインジケータフィールドにおいてチャネルを示さないことがある。しかし、NDL論理チャネルインジケータが1に設定される場合、データリンク属性2500は、NDL論理チャネルフィールドにおいてチャネルを示すことがある。フレキシブルフィールド(たとえば、ビットインジケータを有する)は、データリンク属性2500を送信するワイヤレスデバイスが代替的なスケジュールをネゴシエートし得る(または代替的なスケジュールをネゴシエートする意思がある)かどうかを示し得る。たとえば、フレキシブルフィールドが1に設定される場合、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイス間のデータリンクスケジュールに関して、別のワイヤレスデバイスとネゴシエートする意思がある。しかし、フレキシブルフィールドが0に設定される場合、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイス間のデータリンクスケジュールに関してネゴシエートする意思がない。確認フィールドは、データリンク属性2500が、データリンクスケジュール要求と関連付けられるか、データリンクスケジュール対抗要求と関連付けられるか、データリンクスケジュールのネゴシエーションの失敗を示すものと関連付けられるか、または要求されたデータリンクスケジュールの確認と関連付けられるかを示し得る。ある態様では、確認フィールドは2ビットのインジケータを含み得る。確認フィールドが00に設定されるとき、確認フィールドは、データリンク属性2500がデータリンクスケジュール要求と関連付けられる(たとえば、データリンク属性2500がデータリンク属性2500において示されるスケジュールに基づくデータリンクに対する要求である)ことを示し得る。確認フィールドが01に設定されるとき、確認フィールドは、データリンク属性2500がデータリンクスケジュール対抗要求である(たとえば、ワイヤレスデバイスが以前に受信されたスケジュールを拒否し、異なるスケジュールで対抗する、すなわちフレキシブルフィールド=1)であることを示し得る。確認フィールドが10に設定されるとき、確認フィールドは、データリンク属性2500がデータリンクスケジュールのネゴシエーションの失敗を示すものであることを示し得る。データリンクのネゴシエーションは、1つまたは複数の理由で失敗し得る(たとえば、ワイヤレスデバイスがスケジュールのネゴシエーションを許容しない、またはワイヤレスデバイスがデータリンクのスケジューリングのために利用可能ではない)。確認フィールドが11に設定されるとき、確認フィールドは、要求されたデータリンクスケジュールの確認を示し得る。すなわち、確認フィールドが11に設定されたデータリンク属性2500を送信するワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスが別のワイヤレスデバイスから受信されたデータリンクスケジュールを使用することをワイヤレスデバイスが確認することを示す。節電フィールドは、ワイヤレスデバイスが節電モードで動作しているかどうかを示し得る。ワイヤレスデバイスが節電モードで動作しているとき、ワイヤレスデバイスは、ページング信号を検出するために、スケジューリングされたNDL-TB(たとえば、第1のNDL-TB206)の中のページング時間枠(たとえば、ページング時間枠208)において最初に起動状態になり得る。ページング信号を検出すると、ワイヤレスデバイスは、スケジューリングされたNDL-TBにおいて別のワイヤレスデバイスが自身とデータを通信することを要求していると決定し得る。よって、ワイヤレスデバイスはそれに従って、スケジューリングされたNDL-TB(たとえば、第1のNDL-TB206)のデータ時間枠(たとえば、第1のデータ時間枠210)において起動したままとなることを決定し得る。ワイヤレスデバイスがページング時間枠においてページング信号を検出しないとき、ワイヤレスデバイスは、スケジューリングされたNDL-TBのデータ時間枠においてスリープ状態になると決定し得る。ワイヤレスデバイスが節電モードで動作していないとき、ワイヤレスデバイスは、スケジューリングされたNDL-TBの全体で起動したままであり得る。
NDL論理チャネルインジケータフィールドは、データリンク(たとえば、NANデータリンク)に対する論理チャネルインデックスを示す。たとえば、ワイヤレスデバイスは、所定のデータリンクスケジュールのテーブルを有し得る。論理チャネルインデックスは、データリンクのために使用されるべき所定のデータリンクスケジュール(または所定のデータリンクスケジュールのセット)を識別するために使用され得る。ある態様では、NDL論理チャネルインジケータフィールドは複数の論理チャネルインデックスを含み得る。別の態様では、NDL論理チャネルインジケータは、長さが2オクテットであることがあり、可変の値を有することがある。
マップ制御フィールドは、可用性チャネルおよび時間マップ制御情報を示し得る。たとえば、マップ制御フィールドは、ワイヤレスデバイスが利用可能である1つまたは複数の論理チャネルを可用性区間ビットマップに基づいて示し得る。ある態様では、マップ制御フィールドは、長さが1オクテットであることがあり、サイズが可変であることがある。可用性区間ビットマップは、連続する発見時間枠の始まりと発見時間枠の始まりの間の時間を、等しい時間長の連続する時間区間へと分割し得る。ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスがデータリンクの動作チャネルにおいてi番目の時間区間の間に存在するであろうかどうか、または存在し得るかどうかを示すように、可用性区間ビットマップのi番目のビットを設定し得る。
別の態様では、データリンク属性2500はリンク条件フィールドを含み得る。リンク条件フィールドは、サイズが1オクテットであり得る。リンク条件フィールドは、デバイスがNDLに参加するために、またはピアと通信するために満たされるべき、1つまたは複数の要件のセットを含み得る。ワイヤレスデバイスは、たとえば、NDLに対する最低の要件を設定するために、リンク条件フィールドを使用し得る。リンク条件フィールドにおいて示され得る条件の例は、最低の通信帯域幅、最低のデータレート、最低のサービス品質、規格互換性情報(たとえば、802.11n、802.11ac、または未来の規格などの、どのIEEE規格にデバイスが適合するか)、サポートされる空間ストリームの数、チャネル能力(たとえば、デバイスが5GHz以上の周波数チャネルをサポートするかどうか)、セキュリティ能力、および/または追加の物理レイヤ能力を含み得る。
別の態様では、データリンク属性2500は、ワイヤレスデバイス間でネゴシエートされおよび/または確立されるべきデータリンクを識別するデータリンク識別子(たとえば、NDL ID)を含み得る。データリンク識別子は、データリンクへの変更が要求される場合に(たとえば、データリンクスケジュールへの変更またはデータリンクの削除を要求するスケジューリング)、ワイヤレスデバイスがデータリンクを参照することを可能にし得る。
前述の例はNANに関してデータリンク属性2500を論じたが、データリンク属性2500は他のタイプのネットワークにおいても利用され得る。
図26Aは、データリンク属性を使用する第1の例示的なデータリンクのセットアップを示す呼フロー図2600である。図26Aを参照すると、第1のSTA2602および第2のSTA2604はNAN(または別のワイヤレスネットワーク)の中にあり得る。ある態様では、第2のSTA2604がサービスをパブリッシュしていることがあり、第1のSTA2602がサービス(たとえば、ビデオストリーミングサービス)にサブスクライブすることを望むことがある。第1のSTA2602は、第2のSTA2604とのデータリンクを確立することを試み得る。ある態様では、第1のSTA2602は、第2のSTA2604とのデータリンクをスケジューリングするための第1のデータリンク属性を決定し得る。第1のデータリンク属性は、第1のNDL制御フィールド、第1のNDL論理チャネルインジケータフィールド、第1のマップ制御フィールド、および/または第1の可用性区間ビットマップを含み得る。第1のSTA2602は、第1のSTA2602がデータリンクのために利用可能である1つまたは複数のスケジュールを決定することによって、第1のデータリンク属性を決定し得る。一態様では、スケジュールは、データリンク属性の第1の可用性区間ビットマップ(たとえば、図25の可用性区間ビットマップ)において示され得る。別の態様では、第1のSTA2602がデータリンクのために1つまたは複数の論理チャネル(たとえば、規格で規定されるスケジュール)を使用すると決定する場合、スケジュールは1つまたは複数の論理チャネルインデックスと関連付けられ得る。第1のSTA2602は、第1のNDL論理チャネルインジケータフィールドに1つまたは複数の論理チャネルインデックスを含めることがあり、1つまたは複数の論理チャネルインデックスは、1つまたは複数の論理チャネルを参照することがある。
図26Aを参照すると、第1のSTA2602は、1つまたは複数の論理チャネルをスケジュールとして使用すると決定し得る。第1のSTA2602は、第1のSTA2602がデータリンクのためのスケジュールをネゴシエートする意思がないと決定し、第1のSTA2602がデータリンク属性のフレキシブルフィールドにおいてデータリンクのためのスケジュールをネゴシエートする意思がないことを示し得る(たとえば、フレキシブル=0)。第1のSTA2602は、第1のデータリンク属性がデータリンクスケジュール要求であることを示すために、第1の確認フィールドを00に設定し得る。第1のSTA2602はまた、第1のデータリンク属性の他の態様を決定し得る。
第2のSTA2604とのデータリンクをスケジューリングするために使用されるべき第1のデータリンク属性を決定した後で、第1のSTA2602は、第1のSTA2602における第1のデータリンク属性を第2のSTA2604に送信し得る。ある態様では、第1のデータリンク属性は、第1のSTA2602がデータリンクのために利用可能であるスケジュールを含み得る。スケジュールは、NDL論理チャネルインジケータフィールドの論理チャネルインデックスとして示され得る。第1のSTA2602は第1のフレキシブルフィールドを0に設定することがあり、これは、第1のSTA2602がデータリンクのためのスケジュールをネゴシエートしないことを示す。それに応答して、第2のSTA2604が論理チャネルインデックスによって示されるスケジュールにおいて利用可能である場合、第2のSTA2604は、第2のフレーム2608を第1のSTA2602に送信し得る。第2のフレーム2608は、第2のNDL制御フィールドを伴う第2のデータリンク属性を含み得る。第2のNDL制御フィールドの第2の確認フィールドは、要求されたデータリンクスケジュールの確認を示し得る。すなわち、第2のSTA2604は、第1のフレーム2606において示される論理チャネルインデックスに基づいて、第2のSTA2604が第1のSTA2602とのデータリンクを確立し得ることを確認し得る。したがって、第1のSTA2602および第2のSTA2604は、論理チャネルインデックスに基づいて接続を確立し得る。いくつかの事例では、前に論じられたように、ネゴシエートされないスケジュールを使用する代わりに、相互に受け入れ可能なスケジュールをワイヤレスデバイスがネゴシエートすることを可能にすることが有益であり得る。
図26Bは、データリンク属性を使用する第2の例示的なデータリンクのセットアップを示す呼フロー図2650である。図26Bを参照すると、第1のSTA2652および第2のSTA2654はNAN(または別のワイヤレスネットワーク)の中にあり得る。ある態様では、第2のSTA2654がサービスをパブリッシュしていることがあり、第1のSTA2652がサービス(たとえば、写真共有サービス)にサブスクライブすることを望むことがある。第1のSTA2652は、第2のSTA2654とのデータリンクを確立することを試み得る。ある態様では、第1のSTA2652は、第2のSTA2654とのデータリンクをスケジューリングするための第1のデータリンク属性を決定し得る。第1のデータリンク属性は、第1のNDL制御フィールド、第1のNDL論理チャネルインジケータフィールド、第1のマップ制御フィールド、および/または第1の可用性区間ビットマップを含み得る。第1のSTA2652は、第1のSTA2652がデータリンクのために利用可能である1つまたは複数のスケジュールを決定することによって、第1のデータリンク属性を決定し得る。一態様では、スケジュールは、第1のデータリンク属性の第1の可用性区間ビットマップ(たとえば、図25の可用性区間ビットマップ)において示され得る。別の態様では、第1のSTA2652がデータリンクのために1つまたは複数の論理チャネル(たとえば、規格で規定されるスケジュール)を使用すると決定する場合、スケジュールは1つまたは複数の論理チャネルインデックスと関連付けられ得る。第1のSTA2652は、第1のNDL論理チャネルインジケータフィールドに1つまたは複数の論理チャネルインデックスを含めることがあり、1つまたは複数の論理チャネルインデックスは、1つまたは複数の論理チャネルを参照することがある。
図26Bを参照すると、第1のSTA2652は論理チャネルを使用しないことがある。代わりに、第1のSTA2652は、利用可能な時間のセットを決定し、第1の可用性区間ビットマップにおいて可用性を示し得る。第1のSTA2652は、第1のSTA2652がデータリンクのためのスケジュールをネゴシエートする意思があると決定し得る。第1のSTA2652は、第1のフレキシブルフィールドを1に設定することによって、第1のSTA2652がスケジュールをネゴシエートする意思があることを示し得る。第1のSTA2652は、第1のデータリンク属性が第1のマップ制御フィールドおよび第1の可用性区間ビットマップを含むことを示すように、第1の可用性マップインジケータを1に設定し得る。ある態様では、第1のSTA2652は、第1のNDL論理チャネルインジケータフィールドが存在しない、または空であることを示すために、第1の論理チャネルインジケータを0に設定し得る。第1のSTA2652は、第1のデータリンク属性がデータリンクスケジュール要求であることを示すために、第1の確認フィールドを00に設定し得る。第1のSTA2652は、第1のSTA2652が第2のSTA2654とデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思がある(またはそうするように構成される)ことを示すために、第1のフレキシブルフィールドを1に設定し得る。第1のSTA2602はまた、第1のデータリンク属性の他の態様を決定し得る。
第2のSTA2654とのデータリンクをスケジューリングするために使用されるべき第1のデータリンク属性を決定した後で、第1のSTA2652は、第1のフレーム2656における第1のデータリンク属性を第2のSTA2604に送信し得る。ある態様では、第1のデータリンク属性は、第1のSTA2602がデータリンクのために利用可能であるスケジュールを含み得る。この態様では、スケジュールは、第1の可用性区間ビットマップによって示され得る。第1のSTA2652は第1のフレキシブルフィールドを1に設定することがあり、これは、第1のSTA2652がデータリンクのためのスケジュールをネゴシエートする意思があることを示す。第2のSTA2654は、第2のSTA2654が第1のSTA2652から受信された第1の可用性区間ビットマップによって示されるスケジュールにおいて利用可能であるかどうかを決定し得る。ある態様では、第2のSTA2654は、第2のSTA2654が第1のSTA2652によって提供されるスケジュールにおいて利用可能ではないと決定し得る。第2のSTA2654が第1のSTA2652によって示されるスケジュールにおいて利用可能であるかどうかの決定に基づいて、第2のSTA2654は、第2のフレーム2658を第1のSTA2602に送信し得る。第2のフレーム2608は、第2のデータリンク属性を含み得る。第2のデータリンク属性は、第2のNDL制御フィールドを含み得る。第2のNDL制御フィールドは、第2のデータリンク属性が第2のマップ制御フィールドおよび第2の可用性区間ビットマップを含むことを示すように、1に設定された第2の可用性マップインジケータを有し得る。第2の可用性区間ビットマップは、第2のSTA2654が利用可能であるスケジュールを示し得る。ある態様では、第2の可用性区間ビットマップは、第1の可用性区間ビットマップに基づき得る(たとえば、第1の可用性区間ビットマップおいて示される1つまたは複数の時間を含み得る)。第2のNDL制御フィールドに含まれる第2の論理チャネルインジケータは、第2のNDL論理チャネルインジケータフィールドが空であること、または存在しないことを示すために、0に設定され得る。第2の確認フィールドは、第2の可用性区間ビットマップに基づいて、第2のデータリンク属性がデータリンクスケジュール対抗要求であることを示すために、01に設定され得る。すなわち、第2のSTA2654は、第1のSTA2652によって提案されるスケジュールが拒否され、代替的なスケジュールが第2のデータリンク属性において提案されることを示し得る。第2のフレキシブルフィールドは、第2のSTA2654が第1のSTA2652とネゴシエートする意思があることを示すために、1に設定され得る。第1のSTA2652は、第2のフレーム2658を受信し、第1のSTA2652が第2の可用性区間ビットマップおいて示されるスケジュールにおいて利用可能であるかどうかを決定し得る。第1のSTA2652は、第1のSTA2652が第2のSTA2654によって示されるスケジュールにおいて利用可能であると決定し得る。第1のSTA2652は、第3のフレーム2660を第2のSTA2654に送信し得る。第3のフレーム2660は、第3のデータリンク属性を含み得る。第3のデータリンク属性は、第3のNDL制御フィールドを含み得る。ある態様では、第3のNDL制御フィールドは、第3の可用性マップインジケータおよび第3の論理チャネルインジケータを含むことがあり、これらの両方が、第3のフレーム2660が可用性区間ビットマップを含まず論理チャネルインジケータを含まないことを示すために、0に設定され得る。第3のNDL制御フィールドは11に設定された第3の確認フィールドを含むことがあり、これは、要求されたデータリンクスケジュールの確認が第2のフレーム2658において示されることを示す。相互に合意されたスケジュールに基づいて、第1のSTA2652および第2のSTA2654は、互いとのデータリンクを確立し得る。
図26Aおよび図26Bに示されるように、データリンク属性は、NDL制御フィールドの異なる組合せを使用して、データリンク(たとえば、NDL)のスケジュールを指示またはネゴシエートするための複数の可能性を許容する。NDL制御フィールドのいくつかの組合せだけが説明されたが、前述の議論に基づいて追加の組合せが利用可能である。データリンク属性はまた、追加可用性マップによって示される、規格によって作成されたスケジュール(たとえば、論理チャネル)の使用を可能にし得る。ネゴシエートされたスケジュールおよびネゴシエートされないスケジュール(たとえば、指示されたスケジュール)を有効にすることによって、様々なサービスに対応することができる。他の事例では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスの動作モードに基づいて異なるように振る舞い得る。
図27は、動作のモードに基づくワイヤレスデバイスの可能性のある挙動を示す表2700を図示する。図27を参照すると、第1のSTAは、サブスクライバとして、たとえば、パブリッシャによって提供されるサービスに対するサブスクライバ(たとえば、第1のSTA2602)として特徴付けられ得る。第2のSTAは、パブリッシャとして、たとえばサービスのパブリッシャ(たとえば、第2のSTA2604)として特徴付けられ得る。STAは、1対1、1対多数、論理チャネルという、3つの動作モードのうちの1つにあり得る。パブリッシャがサービスに関して1対1の動作モードにあるとき、パブリッシャはサービスを1つだけのサブスクライバに提供している。1対1の動作モードにあるパブリッシャは、サブスクライバからのスケジュールに対応することに関してよりフレキシブルであることがある。パブリッシャがサービスに関して1対多数の動作モードにあるとき、パブリッシャはサービスを多数のサブスクライバに提供している。1対多数の動作モードにあるパブリッシャは、サブスクライバからのスケジュールに対応することに関してよりフレキシブルではないことがある。パブリッシャが論理チャネル動作モードにあるとき、パブリッシャは、1つまたは複数の所定の(たとえば、規格の仕様に従った所定の)スケジュールの間に利用可能であり得る。ある態様では、所定のスケジュールは、図11において論じられるデフォルトのNDLスケジュールまたは図12において論じられる所定のNDLスケジュールであり得る。論理チャネル動作モードにあるパブリッシャは、サブスクライバからのスケジュールに対応することに関して最もフレキシブルではないことがある。同様に、サブスクライバが1対1の動作モードにあるとき、サブスクライバは、論理チャネルと関連付けられることも関連付けられないこともある様々なスケジュールに対してフレキシブルであることがあり、またはそれらに対応することが可能であることがある。サブスクライバはサービスをパブリッシュしないので、サブスクライバはサービスに関して1対多数の動作モードにはならないことがある。サブスクライバが論理チャネル動作モードにあるとき、サブスクライバは、1つまたは複数の論理チャネルと関連付けられるスケジュール(たとえば、所定のスケジュール)に対応することが可能であるだけであり得る。
図27を参照すると、一態様では、第1のSTA(サブスクライバ)が1対1の動作モードにあり、第2のSTA(パブリッシャ)が1対1の動作モードにあるとき、第1のSTAおよび第2のSTAは、(たとえば、図26Bに示されるように)相互に合意されたスケジュールで到達するように可用性情報をネゴシエートして交換し得る。別の態様では、第1のSTAが1対1の動作モードにあり、第2のSTAが1対多数の動作モードにあるとき、第1のSTAは、第2のSTAよりもスケジューリングに関してフレキシブルであり得る。したがって、このシナリオでは、第1のSTAは可用性情報を第2のSTAに提供することができ、第2のSTAは第1のSTAによって提供される可用性情報に基づいてスケジュールを決定し、スケジュールを第1のSTAに送信することができる。第1のSTAは、第2のSTAによって選ばれるスケジュールに適合し得る。別の態様では、第1のSTAが1対1のモードにあり第2のSTAが論理チャネルモードにあるとき、第2のSTAは、サービスが提供される1つまたは複数の論理チャネルを示す1つまたは複数の論理チャネルインデックスを、第1のSTAに提供し得る。第1のSTAは、第1のSTAが1つまたは複数の論理チャネルと関連付けられる時間の間に利用可能である場合、示されるように1つまたは複数の論理チャネルを使用して接続を確立し得る。この態様では、第1のSTAは、いずれの可用性情報も第2のSTAに提供する必要がない。別の態様では、第1のSTAは論理チャネルモードにあることがあり、第2のSTAは1対1のモードにあることがある。この態様では、第2のSTAは、データリンクをスケジューリングすることに関して第1のSTAよりフレキシブルであり得る。したがって、第1のSTAは、第1のSTAが利用可能である1つまたは複数の論理チャネルと関連付けられる1つまたは複数の論理チャネルインデックスを、第2のSTAに提供し得る。第2のSTAは、第2のSTAの可用性に基づいて、第1のSTAへサービスを提供するために1つまたは複数の論理チャネルの中から選ぶことができる。同様に、別の態様では、第1のSTAは論理チャネルモードにあることがあり、第2のSTAは1対多数のモードにあることがある。この態様では、第2のSTAは、データリンクをスケジューリングすることに関して第1のSTAよりフレキシブルであり得る。したがって、第1のSTAは、第1のSTAが利用可能である1つまたは複数の論理チャネルと関連付けられる1つまたは複数の論理チャネルインデックスを、第2のSTAに提供し得る。第2のSTAは、第2のSTAの可用性に基づいて、第1のSTAへサービスを提供するために1つまたは複数の論理チャネルの中から選ぶことができる。さらに別の態様では、第1のSTAと第2のSTAの両方が論理チャネルモードにあることがある。この態様では、第2のSTAは、サービスがパブリッシュされる1つまたは複数の論理チャネルと関連付けられる1つまたは複数の論理チャネルインデックスを、第1のSTAに提供し得る。第1のSTAは、1つまたは複数の論理チャネルに基づいてサービスにサブスクライブし得る。
ある態様では、第1のSTAおよび第2のSTAは、データリンク属性に関して図25および図26において論じられたシグナリングと同様にシグナリングを交換し得る。ある態様では、データリンク属性は、ワイヤレスデバイスの動作のモードも示し得る。したがって、第1のSTAは、第1のSTAによって使用されている動作のモードを決定し得る。第1のSTAは、第2のSTAから受信されたデータリンク属性に基づいて、第2のSTAによって使用されている動作のモードを決定し得る。両方の動作モードに基づいて、第1のSTAはデータリンクのためのスケジュールを決定し得る。第2のSTAは、データリンクのためのスケジュールを決定するための同様の動作を実行し得る。
したがって、図27において、ワイヤレスデバイスは、スケジュールをネゴシエートするための動作のモードを決定し得る。動作のモードは、他のワイヤレスデバイスの様々なスケジュール/可用性に対応するために、ワイヤレスデバイスの前向きな意思または可用性を示し得る。ある態様では、サービスをサービスデータリンク特性と対応付けることは範囲外のままにされることがある。実装形態がモードの選択を最適にすることがあり、またはサービスが要求されるモードを示すことがある。
図28は、図1のワイヤレス通信システム100内でデータリンク属性を利用する接続セットアップを実行し得るワイヤレスデバイス2802の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス2802は、本明細書において説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス2802は、STA114、2602、2604、2652、2654のうちの1つを備え得る。
ワイヤレスデバイス2802は、ワイヤレスデバイス2802の動作を制御するプロセッサ2804を含み得る。プロセッサ2804はCPUと呼ばれることもある。ROMとRAMの両方を含み得るメモリ2806は、命令とデータとをプロセッサ2804に提供することができる。メモリ2806の一部はまた、NVRAMを含み得る。プロセッサ2804は、通常、メモリ2806内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ2806の中の命令は、本明細書において説明される方法を実施するように(たとえば、プロセッサ2804によって)実行可能であり得る。
プロセッサ2804は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムの構成要素を備え、またはそのような構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、PLD、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の呼ばれ方をされるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するものと広く解釈されなければならない。命令は、(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または、任意の他の好適なコードのフォーマットにおける)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、本明細書において説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス2802はまた、ハウジング2808を含むことがあり、ワイヤレスデバイス2802は、ワイヤレスデバイス2802とリモートデバイスとの間でのデータの送信および受信を可能にするために送信機2810および/または受信機2812を含むことがある。送信機2810および受信機2812は、トランシーバ2814へと組み合わされ得る。アンテナ2816は、ハウジング2808に取り付けられ、トランシーバ2814に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス2802はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る。
ワイヤレスデバイス2802はまた、トランシーバ2814または受信機2812によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器2818を含み得る。信号検出器2818は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス2802は、信号を処理する際に使用するためのDSP2820も含み得る。DSP2820は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、PPDUを備え得る。
ワイヤレスデバイス2802はさらに、いくつかの態様では、ユーザインターフェース2822を備え得る。ユーザインターフェース2822は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース2822は、ワイヤレスデバイス2802のユーザに情報を伝え、かつ/またはユーザからの入力を受け取る、任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス2802がSTA(たとえば、STA114)として実装されるとき、ワイヤレスデバイス2802は接続セットアップ構成要素2824(これは接続セットアップ構成要素2324と同じであり得る)も備え得る。接続セットアップ構成要素2824は、第2のワイヤレスデバイスとのデータリンクをスケジューリングするためのデータリンク属性を決定し、決定されたデータリンク属性をフレームにおいて第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。ある態様では、データリンク属性は制御フィールドを含むことがあり、制御フィールドは、可用性マップインジケータ、論理チャネルインジケータ、確認フィールド、またはフレキシブルフィールドのうちの少なくとも1つを含むことがある。別の態様では、可用性マップインジケータは、マップ制御フィールドおよび可用性マップがデータリンク属性に存在するかどうかを示し得る。可用性マップは、データリンクに対するワイヤレスデバイス2802の可用性を示し得る。ある態様では、論理チャネルインジケータは、論理チャネルインジケータフィールドがデータリンク属性において存在するかどうかを示すことができ、論理チャネルインジケータフィールドは、データリンクに対する論理チャネルインデックスを特定することができる。別の態様では、確認フィールドは、データリンク属性が、データリンクスケジュール要求と関連付けられるか、データリンクスケジュール対抗要求と関連付けられるか、データリンクスケジュールのネゴシエーションの失敗を示すものと関連付けられるか、または要求されたデータリンクスケジュールの確認と関連付けられるかを示し得る。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレスデバイス2802がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があるかどうかを示し得る。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレスデバイス2802がフレームにおいて示されるデータリンクスケジュールをネゴシエートしないことを示し得る。この態様では、接続セットアップ構成要素2824は、第2のフレームを第2のワイヤレスデバイスから受信するように構成され得る。第2のフレームは第2のデータリンク属性を含むことがあり、第2のデータリンク属性は、フレームにおいて示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第2の確認フィールドを含むことがある。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレスデバイス2802がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示し得る。この態様では、接続セットアップ構成要素2824は、第2のフレームを第2のワイヤレスデバイスから受信するように構成され得る。第2のフレームは第2のデータリンク属性を含むことがあり、第2のデータリンク属性は、第2のワイヤレスデバイスがデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示す第2のフレキシブルフィールドを含むことがある。第2のデータリンク属性はさらに、データリンクに対する第2のワイヤレスデバイスの可用性に基づいて、要求されたデータリンクスケジュールを示す可用性マップを含み得る。この態様では、接続セットアップ構成要素2824はさらに、第3のフレームを第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。第3のフレームは第3のデータリンク属性を含むことがあり、第3のデータリンク属性は、第2のデータリンク属性において示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第3の確認フィールドを含むことがある。別の態様では、データリンク属性はさらに、データリンクが第2のワイヤレスデバイスと確立されるようにするために、第2のワイヤレスデバイスによって満たされるべき1つまたは複数の要件のセットを示すリンク条件フィールドを含み得る。別の態様では、1つまたは複数の要件のセットは、第2のワイヤレスデバイスの最低の通信帯域幅、第2のワイヤレスデバイスの最低のデータレート、データリンクの最低のサービス品質、ワイヤレス規格互換性情報、サポートされる空間ストリームの最小の数、1つまたは複数のチャネル能力、または1つまたは複数の物理レイヤ能力を含み得る。別の態様では、データリンク属性は、データリンク属性が有効であるいくつかの発見時間枠区間を示す有効時間フィールドを含み得る。別の態様では、有効時間フィールドは、NDLと関連付けられるワイヤレスデバイスが異なるNDLに切り替えることがいつ許可されるかを示し得る。別の態様では、そのいくつかの発見時間枠区間における値は、有効時間フィールドと関連付けられるNDL上で通信しているワイヤレスデバイスによって延長可能であり得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2824は、NDL上で第2のワイヤレスデバイスとサービスのデータを通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。スケジュールは、ワイヤレスデバイス2802および第2のワイヤレスデバイスが利用可能であることが要求される少なくとも1つの時間ブロックを指定し得る。接続セットアップ構成要素2824は、スケジュールを第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。別の態様では、スケジュールはさらに、少なくとも1つの時間ブロックにおいて指定されるデータを通信するためにワイヤレスデバイス2802および第2のワイヤレスデバイスによって使用されるべき、少なくとも1つのチャネルを指定し得る。別の態様では、スケジュールは不変の部分を含むことがあり、ワイヤレスデバイス2802および第2のワイヤレスデバイスは、不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの中で利用可能であることが要求され得る。別の態様では、不変の部分は基本スケジュールを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2824は、第2のワイヤレスデバイスから指示を受信するように構成されることがあり、この指示は、第2のワイヤレスデバイスによって不変の部分が受け入れられるかどうかを示すことがある。ある態様では、スケジュールは準不変の部分を含むことがあり、準不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのサブセットが、所定の規則に従って第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の態様では、スケジュールはフレキシブルな部分を含むことがあり、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのうちの1つまたは複数の時間ブロックが、第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の構成では、接続セットアップ構成要素2824は、サービスのデータを受信するためのQoS要件を第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。1つまたは複数の時間ブロックはさらに、QoS要件を満たすように第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の態様では、フレキシブルな部分はさらに、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの各々において第2のワイヤレスデバイスによって使用されることになる1つまたは複数のチャネルを指定し得る。別の態様では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルのすべてを使用するように第2のワイヤレスデバイスに要求することがある。別の態様では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルから選択することを第2のワイヤレスデバイスに許すことがある。別の構成では、接続セットアップ構成要素2824は、ワイヤレスデバイス2802の第1のモードおよび第2のワイヤレスデバイスの第2のモードに基づいて、データリンク上で通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。ある態様では、第1のモードおよび第2のモードは1対1のモードであり、スケジュールはワイヤレスデバイス2802と第2のワイヤレスデバイスとの間のネゴシエーションに基づいて決定される。別の態様では、第1のモードは1対1のモードにあり第2のモードは1対多数のモードにあり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。この態様では、パブリッシャスケジュールはワイヤレスデバイス2802の可用性に基づき得る。別の態様では、第1のモードは1対1のモードであり第2のモードは論理チャネルモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信された所定のスケジュールに基づいて決定され得る。別の態様では、第1のモードは論理チャネルモードであり第2のモードは1対1のモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。パブリッシャスケジュールは、ワイヤレスデバイス2802によって選択される所定のスケジュールに基づき得る。別の態様では、第1のモードは論理チャネルモードであり第2のモードは1対多数のモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。パブリッシャスケジュールは、ワイヤレスデバイス2802によって選択される所定のスケジュールに基づき得る。別の態様では、第1のモードおよび第2のモードは論理チャネルモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信された所定のスケジュールに基づいて決定される。
ワイヤレスデバイス2802の様々な構成要素は、バスシステム2826によって一緒に結合され得る。バスシステム2826は、たとえばデータバスを含むことがあり、ならびに、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことがある。ワイヤレスデバイス2802の構成要素は、一緒に結合されることがあり、または何らかの他の機構を使用して互いへの入力を受け入れ、もしくは提供することがある。
いくつかの別個の構成要素が図28に示されるが、構成要素のうち1つまたは複数は、組み合わされることがあり、または普通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ2804は、プロセッサ2804に関して上で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器2818、DSP2820、ユーザインターフェース2822、および/または接続セットアップ構成要素2824に関して上で説明された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図28に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
図29は、接続のスケジューリングのためのデータリンク属性を使用する例示的な方法2900のフローチャートである。方法2900は、装置(たとえば上の、STA114、第1のSTA2602、またはワイヤレスデバイス2802)を使用して実行され得る。方法2900は図28のワイヤレスデバイス2802の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック2905において、装置は、第2のワイヤレスデバイスとのデータリンクをスケジューリングするためのデータリンク属性を決定し得る。一態様では、データリンク属性は制御フィールドを含むことがあり、制御フィールドは、可用性マップインジケータ、論理チャネルインジケータ、確認フィールド、またはフレキシブルフィールドのうちの少なくとも1つを含むことがある。この態様では、可用性マップインジケータは、マップ制御フィールドおよび可用性マップがデータリンク属性に存在するかどうかを示すことがあり、可用性マップは、データリンクに対する第1のワイヤレスデバイスの可用性を示すことがある。この態様では、論理チャネルインジケータは、論理チャネルインジケータフィールドがデータリンク属性に存在するかどうかを示すことができ、論理チャネルインジケータフィールドは、データリンクに対する論理チャネルインデックスを特定することができる。この態様では、確認フィールドは、データリンク属性が、データリンクスケジュール要求と関連付けられるか、データリンクスケジュール対抗要求と関連付けられるか、データリンクスケジュールのネゴシエーションの失敗を示すものと関連付けられるか、または要求されたデータリンクスケジュールの確認と関連付けられるかを示し得る。この態様では、フレキシブルフィールドは、第1のワイヤレスデバイスがデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があるかどうかを示し得る。一例では、図26Aを参照すると、装置は第1のSTA2602であることがあり、第2のワイヤレスデバイスは第2のSTA2604であることがある。第1のSTA2602は、第2のSTA2604とのデータリンクをスケジューリングするための第1のデータリンク属性を決定し得る。第1のデータリンク属性は第1の制御フィールドを含むことがあり、第1の制御フィールドは、第1の可用性マップインジケータ、第1の論理チャネルインジケータ、第1の確認フィールド、および第1のフレキシブルフィールドを含み得る。第1の可用性マップインジケータは、可用性区間ビットマップが第1のデータリンク属性に存在しないことを示すために、および、第1のマップ制御フィールドが第1のデータリンク属性に存在しないことを示すために、0に設定され得る。第1の論理チャネルインジケータは、第1の論理チャネルインジケータフィールドが存在し、データリンクのための1つまたは複数の論理チャネルインデックスに対応する値を有することを示すために、1に設定され得る。第1の確認フィールドは、第1のデータリンク属性がデータリンクスケジュール要求と関連付けられることを示すために、00に設定され得る。第1のフレキシブルフィールドは、第1のSTA2602がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思がないことを示すために、0に設定され得る。別の例では、図26Bを参照すると、装置は第1のSTA2652であることがあり、第2のワイヤレスデバイスは第2のSTA2654であることがある。第1のSTA2652は、第2のSTA2654とのデータリンクをスケジューリングするための第1のデータリンク属性を決定し得る。第1のデータリンク属性は第1の制御フィールドを含むことがあり、第1の制御フィールドは、第1の可用性マップインジケータ、第1の論理チャネルインジケータ、第1の確認フィールド、および第1のフレキシブルフィールドを含み得る。第1の可用性マップインジケータは、可用性区間ビットマップが第1のデータリンク属性に存在することを示すために、および、第1のマップ制御フィールドが第1のデータリンク属性に存在することを示すために、1に設定され得る。第1の論理チャネルインジケータは、第1の論理チャネルインジケータフィールドがデータリンク属性に存在しないことを示すために、0に設定され得る。第1の確認フィールドは、第1のデータリンク属性がデータリンクスケジュール要求と関連付けられることを示すために、00に設定され得る。第1のフレキシブルフィールドは、第1のSTA2652がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示すために、1に設定され得る。
ブロック2910において、装置は、決定されたデータリンク属性をフレームにおいて第2のワイヤレスデバイスへ送信し得る。一例では、図26Aを参照すると、第1のSTA2602は、決定されたデータリンク属性を第1のフレーム2606において第2のSTA2604へ送信し得る。別の例では、図26Bを参照すると、第1のSTA2652は、決定されたデータリンク属性を第1のフレーム2656において第2のSTA2654へ送信し得る。
一構成では、データリンクスケジュールがネゴシエートされないとき、ブロック2915において、装置は、第2のワイヤレスデバイスから第2のフレームを受信し得る。第2のフレームは、第2のデータリンク属性を含み得る。第2のデータリンク属性は、フレームにおいて示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第2のデータ確認フィールドを含むことがある。たとえば、図26Aを参照すると、第1のSTA2602は、第2のSTA2604から第2のフレーム2608を受信し得る。第2のフレーム2608は、第2のデータリンク属性を含み得る。第2のデータリンク属性は、第1のフレーム2606において示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第2の確認フィールドを含むことがある。
別の構成では、データリンクスケジュールがネゴシエートされるとき、ブロック2920において、装置は、第2のワイヤレスデバイスから第2のフレームを受信し得る。第2のフレームは、第2のデータリンク属性を含み得る。第2のデータリンク属性は、第2のワイヤレスデバイスがデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示す第2のフレキシブルフィールドを含むことがある。第2のデータリンク属性はさらに、データリンクに対する第2のワイヤレスデバイスの可用性に基づいて、要求されたデータリンクスケジュールを示す可用性マップを含み得る。たとえば、図26Bを参照すると、第1のSTA2652は、第2のSTA2654から第2のフレーム2658を受信し得る。第2のフレーム2658は、第2のSTA2654がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示す第2のフレキシブルフィールドを含むことがある。第2のデータリンク属性は、データリンクに対する第2のSTA2654の可用性に基づいて、要求されたデータリンクスケジュールを示す可用性マップを含み得る。
この構成では、ブロック2925において、装置は、第2のワイヤレスデバイスに第3のフレームを送信し得る。第3のフレームは、第3のデータリンク属性を含み得る。第3のデータリンク属性は、第2のデータリンク属性において示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第3の確認フィールドを含むことがある。たとえば、図26Bを参照すると、第1のSTA2652は、第2のSTA2654に第3のフレーム2660を送信し得る。第3のフレーム2660は、第3のデータリンク属性を含み得る。第3のデータリンク属性は、第2のフレーム2658に含まれる第2のデータリンク属性において示される要求されたデータリンクスケジュール(たとえば、可用性区間ビットマップ)の確認を示す第3の確認フィールドを含むことがある。
図30は、動作のモードに基づいてデータリンクスケジュールを決定する例示的な方法3000のフローチャートである。方法3000は、装置(たとえば上の、STA114、第1のSTA2602、第1のSTA2652、またはワイヤレスデバイス2802)を使用して実行され得る。方法3000は図28のワイヤレスデバイス2802の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために他の構成要素が使用されることがある。
ブロック3005において、装置は、第2のワイヤレスデバイスとのデータリンクをスケジューリングするためのデータリンク属性を決定し得る。たとえば、図27を参照すると、第1のSTA(たとえば、サブスクライバ)は、第2のSTA(たとえば、パブリッシャ)とのデータリンクをスケジューリングするためのデータリンク属性を決定し得る。第1のSTAは、データリンク属性の中の1つまたは複数のフィールドを使用するかどうかを決定することによって、データリンク属性を決定し得る。第1のSTAは、たとえば、長さフィールド、MACアドレスフィールド、グループIDフィールド、有効時間フィールド、および/またはNDL制御フィールドの値を決定し得る。
ブロック3010において、装置は、決定されたデータリンク属性をフレームにおいて第2のワイヤレスデバイスへ送信し得る。たとえば、図27を参照すると、第1のSTAは、決定されたデータリンク属性をフレームにおいて第2のSTAへ送信し得る。
ブロック3015において、装置は、装置の第1のモードおよび第2のワイヤレスデバイスの第2のモードに基づいて、データリンク上で通信するためのスケジュールを決定し得る。たとえば、図27を参照すると、第1のSTAは、第1のSTAの第1のモードおよび第2のSTAの第2のモードに基づいて、データリンク上で通信するためのスケジュールを決定し得る。
図31は、接続セットアップを実行する例示的なワイヤレス通信デバイス3100の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス3100は、受信機3105、処理システム3110、および送信機3115を含み得る。処理システム3110は、接続セットアップ構成要素3124を含み得る。接続セットアップ構成要素3124は、接続セットアップ構成要素2324(および/または本明細書で言及される他の接続セットアップ構成要素)と同じであり得る。処理システム3110および/または接続セットアップ構成要素3124は、第2のワイヤレスデバイスとのデータリンクをスケジューリングするためのデータリンク属性を決定するように構成され得る。接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115は、決定されたデータリンク属性をあるフレームにおいて第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。ある態様では、データリンク属性は制御フィールドを含むことがあり、制御フィールドは、可用性マップインジケータ、論理チャネルインジケータ、確認フィールド、またはフレキシブルフィールドのうちの少なくとも1つを含むことがある。別の態様では、可用性マップインジケータは、マップ制御フィールドおよび可用性マップがデータリンク属性に存在するかどうかを示し得る。可用性マップは、データリンクに対するワイヤレス通信デバイス3100の可用性を示し得る。ある態様では、論理チャネルインジケータは、論理チャネルインジケータフィールドがデータリンク属性において存在するかどうかを示すことができ、論理チャネルインジケータフィールドは、データリンクに対する論理チャネルインデックスを特定することができる。別の態様では、確認フィールドは、データリンク属性が、データリンクスケジュール要求と関連付けられるか、データリンクスケジュール対抗要求と関連付けられるか、データリンクスケジュールのネゴシエーションの失敗を示すものと関連付けられるか、または要求されたデータリンクスケジュールの確認と関連付けられるかを示し得る。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレス通信デバイス3100がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があるかどうかを示し得る。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレス通信デバイス3100がフレームにおいて示されるデータリンクスケジュールをネゴシエートしないことを示し得る。この態様では、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または受信機3105は、第2のフレームを第2のワイヤレスデバイスから受信するように構成され得る。第2のフレームは第2のデータリンク属性を含むことがあり、第2のデータリンク属性は、フレームにおいて示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第2の確認フィールドを含むことがある。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレス通信デバイス3100がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示し得る。この態様では、接続セットアップ構成要素2824は、第2のフレームを第2のワイヤレスデバイスから受信するように構成され得る。第2のフレームは第2のデータリンク属性を含むことがあり、第2のデータリンク属性は、第2のワイヤレスデバイスがデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示す第2のフレキシブルフィールドを含むことがある。第2のデータリンク属性はさらに、データリンクに対する第2のワイヤレスデバイスの可用性に基づいて、要求されたデータリンクスケジュールを示す可用性マップを含み得る。この態様では、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115はさらに、第3のフレームを第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。第3のフレームは第3のデータリンク属性を含むことがあり、第3のデータリンク属性は、第2のデータリンク属性において示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第3の確認フィールドを含むことがある。別の態様では、データリンク属性はさらに、データリンクが第2のワイヤレスデバイスと確立されるようにするために、第2のワイヤレスデバイスによって満たされるべき1つまたは複数の要件のセットを示すリンク条件フィールドを含み得る。別の態様では、1つまたは複数の要件のセットは、第2のワイヤレスデバイスの最低の通信帯域幅、第2のワイヤレスデバイスの最低のデータレート、データリンクの最低のサービス品質、ワイヤレス規格互換性情報、サポートされる空間ストリームの最小の数、1つまたは複数のチャネル能力、または1つまたは複数の物理レイヤ能力を含み得る。別の態様では、データリンク属性は、データリンク属性が有効であるいくつかの発見時間枠区間を示す有効時間フィールドを含み得る。別の態様では、有効時間フィールドは、NDLと関連付けられるワイヤレスデバイスが異なるNDLに切り替えることがいつ許可されるかを示し得る。別の態様では、そのいくつかの発見時間枠区間における値は、有効時間フィールドと関連付けられるNDL上で通信しているワイヤレスデバイスによって延長可能であり得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素3124および/または処理システム3110は、NDL上で第2のワイヤレスデバイスとサービスのデータを通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。スケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100および第2のワイヤレスデバイスが利用可能であることが要求される少なくとも1つの時間ブロックを指定し得る。接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115は、スケジュールを第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。別の態様では、スケジュールはさらに、少なくとも1つの時間ブロックにおいて指定されるデータを通信するためにワイヤレス通信デバイス3100および第2のワイヤレスデバイスによって使用されるべき、少なくとも1つのチャネルを指定し得る。別の態様では、スケジュールは不変の部分を含むことがあり、ワイヤレス通信デバイス3100および第2のワイヤレスデバイスは、不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの中で利用可能であることが要求され得る。別の態様では、不変の部分は基本スケジュールを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または受信機3105は、第2のワイヤレスデバイスから指示を受信するように構成されることがあり、この指示は、第2のワイヤレスデバイスによって不変の部分が受け入れられるかどうかを示すことがある。ある態様では、スケジュールは準不変の部分を含むことがあり、準不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのサブセットが、所定の規則に従って第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の態様では、スケジュールはフレキシブルな部分を含むことがあり、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのうちの1つまたは複数の時間ブロックが、第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の構成では、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115は、サービスのデータを受信するためのQoS要件を第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。1つまたは複数の時間ブロックはさらに、QoS要件を満たすように第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の態様では、フレキシブルな部分はさらに、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの各々において第2のワイヤレスデバイスによって使用されることになる1つまたは複数のチャネルを指定し得る。別の態様では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルのすべてを使用するように第2のワイヤレスデバイスに要求することがある。別の態様では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルから選択することを第2のワイヤレスデバイスに許すことがある。別の構成では、接続セットアップ構成要素3124および/または処理システム3110は、ワイヤレスデバイス2802の第1のモードおよび第2のワイヤレスデバイスの第2のモードに基づいて、データリンク上で通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。ある態様では、第1のモードおよび第2のモードは1対1のモードであり、スケジュールはワイヤレス通信デバイス3100と第2のワイヤレスデバイスとの間のネゴシエーションに基づいて決定される。別の態様では、第1のモードは1対1のモードにあり第2のモードは1対多数のモードにあり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。この態様では、パブリッシャスケジュールはワイヤレス通信デバイス3100の可用性に基づき得る。別の態様では、第1のモードは1対1のモードであり第2のモードは論理チャネルモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信された所定のスケジュールに基づいて決定され得る。別の態様では、第1のモードは論理チャネルモードであり第2のモードは1対1のモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。パブリッシャスケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100によって選択される所定のスケジュールに基づき得る。別の態様では、第1のモードは論理チャネルモードであり第2のモードは1対多数のモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。パブリッシャスケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100によって選択される所定のスケジュールに基づき得る。別の態様では、第1のモードおよび第2のモードは論理チャネルモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信された所定のスケジュールに基づいて決定される。
受信機3105、処理システム3110、接続セットアップ構成要素3124、および/または送信機3115は、図25〜図27、図29、および図30に関して上で論じられた1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信機3105は、受信機2812に対応し得る。処理システム3110は、プロセッサ2804に対応し得る。送信機3115は、送信機2810に対応し得る。接続セットアップ構成要素3124は、接続セットアップ構成要素124および/または接続セットアップ構成要素2824に対応し得る。
一構成では、ワイヤレス通信デバイス3100は、第2のワイヤレスデバイスとのデータリンクをスケジューリングするためのデータリンク属性を決定するための手段と、決定されたデータリンク属性をフレームにおいて第2のワイヤレスデバイスに送信するための手段とを含み得る。ある態様では、データリンク属性は制御フィールドを含むことがあり、制御フィールドは、可用性マップインジケータ、論理チャネルインジケータ、確認フィールド、またはフレキシブルフィールドのうちの少なくとも1つを含むことがある。別の態様では、可用性マップインジケータは、マップ制御フィールドおよび可用性マップがデータリンク属性に存在するかどうかを示し得る。可用性マップは、データリンクに対するワイヤレス通信デバイス3100の可用性を示し得る。ある態様では、論理チャネルインジケータは、論理チャネルインジケータフィールドがデータリンク属性において存在するかどうかを示すことができ、論理チャネルインジケータフィールドは、データリンクに対する論理チャネルインデックスを特定することができる。別の態様では、確認フィールドは、データリンク属性が、データリンクスケジュール要求と関連付けられるか、データリンクスケジュール対抗要求と関連付けられるか、データリンクスケジュールのネゴシエーションの失敗を示すものと関連付けられるか、または要求されたデータリンクスケジュールの確認と関連付けられるかを示し得る。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレス通信デバイス3100がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があるかどうかを示し得る。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレス通信デバイス3100がフレームにおいて示されるデータリンクスケジュールをネゴシエートしないことを示し得る。この態様では、ワイヤレス通信デバイス3100は、第2のワイヤレスデバイスから第2のフレームを受信するための手段を含み得る。第2のフレームは第2のデータリンク属性を含むことがあり、第2のデータリンク属性は、フレームにおいて示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第2の確認フィールドを含むことがある。別の態様では、フレキシブルフィールドは、ワイヤレス通信デバイス3100がデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示し得る。この態様では、ワイヤレス通信デバイス3100は、第2のワイヤレスデバイスから第2のフレームを受信するための手段を含み得る。第2のフレームは第2のデータリンク属性を含むことがあり、第2のデータリンク属性は、第2のワイヤレスデバイスがデータリンクスケジュールをネゴシエートする意思があることを示す第2のフレキシブルフィールドを含むことがある。第2のデータリンク属性はさらに、データリンクに対する第2のワイヤレスデバイスの可用性に基づいて、要求されたデータリンクスケジュールを示す可用性マップを含み得る。この態様では、ワイヤレス通信デバイス3100は、第2のワイヤレスデバイスに第3のフレームを送信するための手段を含み得る。第3のフレームは第3のデータリンク属性を含むことがあり、第3のデータリンク属性は、第2のデータリンク属性において示される要求されたデータリンクスケジュールの確認を示す第3の確認フィールドを含むことがある。別の態様では、データリンク属性はさらに、データリンクが第2のワイヤレスデバイスと確立されるようにするために、第2のワイヤレスデバイスによって満たされるべき1つまたは複数の要件のセットを示すリンク条件フィールドを含み得る。別の態様では、1つまたは複数の要件のセットは、第2のワイヤレスデバイスの最低の通信帯域幅、第2のワイヤレスデバイスの最低のデータレート、データリンクの最低のサービス品質、ワイヤレス規格互換性情報、サポートされる空間ストリームの最小の数、1つまたは複数のチャネル能力、または1つまたは複数の物理レイヤ能力を含み得る。別の態様では、データリンク属性は、データリンク属性が有効であるいくつかの発見時間枠区間を示す有効時間フィールドを含み得る。別の態様では、有効時間フィールドは、NDLと関連付けられるワイヤレスデバイスが異なるNDLに切り替えることがいつ許可されるかを示し得る。別の態様では、そのいくつかの発見時間枠区間における値は、有効時間フィールドと関連付けられるNDL上で通信しているワイヤレスデバイスによって延長可能であり得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス3100は、NDL上で第2のワイヤレスデバイスとサービスのデータを通信するためのスケジュールを決定するための手段を含み得る。スケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100および第2のワイヤレスデバイスが利用可能であることが要求される少なくとも1つの時間ブロックを指定し得る。ワイヤレス通信デバイス3100は、スケジュールを第2のワイヤレスデバイスへ送信するための手段を含み得る。別の態様では、スケジュールはさらに、少なくとも1つの時間ブロックにおいて指定されるデータを通信するためにワイヤレス通信デバイス3100および第2のワイヤレスデバイスによって使用されるべき、少なくとも1つのチャネルを指定し得る。別の態様では、スケジュールは不変の部分を含むことがあり、ワイヤレス通信デバイス3100および第2のワイヤレスデバイスは、不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの中で利用可能であることが要求され得る。別の態様では、不変の部分は基本スケジュールを含み得る。別の構成では、接続セットアップ構成要素2824は、第2のワイヤレスデバイスから指示を受信するように構成されることがあり、この指示は、第2のワイヤレスデバイスによって不変の部分が受け入れられるかどうかを示すことがある。ある態様では、スケジュールは準不変の部分を含むことがあり、準不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのサブセットが、所定の規則に従って第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の態様では、スケジュールはフレキシブルな部分を含むことがあり、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのうちの1つまたは複数の時間ブロックが、第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス3100は、サービスのデータを受信するためのQoS要件を第2のワイヤレスデバイスへ送信するための手段を含み得る。1つまたは複数の時間ブロックはさらに、QoS要件を満たすように第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。別の態様では、フレキシブルな部分はさらに、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの各々において第2のワイヤレスデバイスによって使用されることになる1つまたは複数のチャネルを指定し得る。別の態様では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルのすべてを使用するように第2のワイヤレスデバイスに要求することがある。別の態様では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルから選択することを第2のワイヤレスデバイスに許すことがある。別の構成では、データリンク上で通信するためのスケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100の第1のモードおよび第2のワイヤレスデバイスの第2のモードに基づいて決定され得る。ある態様では、第1のモードおよび第2のモードは1対1のモードであり、スケジュールはワイヤレス通信デバイス3100と第2のワイヤレスデバイスとの間のネゴシエーションに基づいて決定される。別の態様では、第1のモードは1対1のモードにあり第2のモードは1対多数のモードにあり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。この態様では、パブリッシャスケジュールはワイヤレス通信デバイス3100の可用性に基づき得る。別の態様では、第1のモードは1対1のモードであり第2のモードは論理チャネルモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信された所定のスケジュールに基づいて決定され得る。別の態様では、第1のモードは論理チャネルモードであり第2のモードは1対1のモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。パブリッシャスケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100によって選択される所定のスケジュールに基づき得る。別の態様では、第1のモードは論理チャネルモードであり第2のモードは1対多数のモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信されたパブリッシャスケジュールに基づいて決定される。パブリッシャスケジュールは、ワイヤレス通信デバイス3100によって選択される所定のスケジュールに基づき得る。別の態様では、第1のモードおよび第2のモードは論理チャネルモードであり、スケジュールは第2のワイヤレスデバイスから受信された所定のスケジュールに基づいて決定される。
たとえば、データリンク属性を決定するための手段は、接続セットアップ構成要素3124および/または処理システム3110を含み得る。決定されたデータリンク属性を送信するための手段は、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115を含み得る。第2のフレームを受信するための手段は、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または受信機3105を含み得る。第3のフレームを送信するための手段は、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115を含み得る。データを通信するためのスケジュールを決定するための手段は、接続セットアップ構成要素3124および/または処理システム3110を含み得る。スケジュールを送信するための手段は、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115を含み得る。指示を受信するための手段は、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または受信機3105を含み得る。QoS要件を第2のワイヤレスデバイスに送信するための手段は、接続セットアップ構成要素3124、処理システム3110、および/または送信機3115を含み得る。スケジュールを決定するための手段は、接続セットアップ構成要素3124および/または処理システム3110を含み得る。
上で説明された方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/もしくはソフトウェア構成要素、回路、ならびに/またはモジュールなどの、動作を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行され得る。一般に、動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって、図に示された任意の動作が実行され得る。
図32は、NANクラスタ3200を示す図である。NANクラスタ3200は、STAの5つのグループ(たとえば、STAの第1のグループ3210、STAの第2のグループ3212、STAの第3のグループ3214、STAの第4のグループ3216、およびSTAの第5のグループ3218)を含み得る。同じグループの2つのSTAがNDLを確立し得る。各NDLは、デフォルトNDLスケジュールを組み込み得る。デフォルトNDLスケジュールは、NDLと関連付けられるSTAがNDLスケジュールをネゴシエートすることを要求しない。デフォルトNDLスケジュールは、NANクラスタ3200においてパブリッシュされることがあり、または、業界規格に基づいて関連するSTAによって決定されることがある。この例では、STAの第5のグループ3218を接続するNDLは、デフォルトNDLスケジュールを使用し得る。
さらに、サービス提供者(またはパブリッシャ)と関連付けられるNDLは、デフォルトNDLスケジュールの代わりにサービス提供者によって決定されるサービスNDLスケジュールを使用し得る。これらのNDLと関連付けられるサブスクライバは、サービス提供者からサービスNDLスケジュールを受信し得る。サービスNDLスケジュールは、これらのNDLと関連付けられるSTAがサービスNDLスケジュールをネゴシエートすることを要求しない。サービス提供者は、発見時間枠/固定された区間(たとえば、発見時間枠202および固定された区間204)においてサービスNDLスケジュールを広告し得る。この例では、STAの第3のグループ3214を接続するNDLは、サービス提供者STAによって提供されるサービスNDLスケジュールを使用する。同様に、STAの第3のグループ3214を接続するNDLは、別のサービス提供者STAによって提供されるサービスNDLスケジュールを使用する。
加えて、2つのSTAが、相互に合意可能なNDLスケジュールをネゴシエートするためにメッセージを交換し得る。この例では、STAの第1のグループ3210を接続するNDLは、STAの第1のグループ3210によってネゴシエートされるNDLスケジュールを使用する。同様に、STAの第2のグループ3212を接続するNDLは、STAの第2のグループ3212によってネゴシエートされるNDLスケジュールを使用する。
図33は、NANデータクラスタ(NDC)を示す図3300である。NDCは、1つまたは複数のNDLによって接続されるSTAの集合体であると見なされ得る。NDCは、2つ以上のSTAを含み得る。この例では、図33は、NDC3310がN個のSTA(たとえば、第1のSTA3321、第2のSTA3322、第3のSTA3323、第4のSTA3324、第5のSTA3325、...、および第NのSTA3379)を含むことを示している。NDCは、1つまたは複数のNDLを含み得る。この例では、NDC3310は、3つのNDL(たとえば、第1のNDL3332、第2のNDL3334、および第3のNDL3336)を含む。さらに、第1のSTA3321は、第1のNDL3332上で第2のSTA3322とデータを通信し得る。第1のSTA3321は、第2のNDL3334上で第3のSTA3323および第4のSTA3324とデータを通信し得る。第1のSTA3321は、第3のNDL3336上で第5のSTA3325から第NのSTA3379とデータを通信し得る。
NDLは、NDLと関連付けられるSTAがデータを通信することを可能にし、データを通信するために関連するSTAによって使用されるべき時間およびチャネル(たとえば、周波数)のブロックのスケジュールを含む、機構であり得る。NDCの中のNDLの各々は、同じ基本NDLスケジュールを組み込み得る。すなわち、NDCの中のSTAの各々は、基本NDLスケジュールによって指定されるチャネル/時間ブロック上で起動しており、データを通信するのに利用可能である。したがって、基本NDLスケジュールは、NDLおよびSTAを管理するために使用され得る。特に、基本NDLスケジュールは、STAのうちの1つまたは複数が異なるNANクラスタに移動し得るときでも、NDCの中のSTAの同期を確実にするために使用され得る。
複数のNDL(たとえば、NDL3332、3334、3336)を有するNANデバイス(たとえば、第1のSTA3321)は、グループNDLスケジュールを指定し得る。グループNDLスケジュールは、NDLと関連付けられるすべてのデバイス(たとえば、第1のSTA3321、第2のSTA3322、...、第NのSTA3379)が起動しているチャネル/時間ブロックを示す。基本NDLスケジュールは、グループNDLスケジュールの一部である。グループNDLスケジュールは、NDLが追加されるにつれて適応する。新しいNDLは、グループNDLスケジュールの一部を採用し得る。グループNDLスケジュールは、新しいNDLが作成されるときに修正され得る。
さらに、例として、第1のSTA3321はサービスのパブリッシャであることがあり、第2のSTA3322はサブスクライバであることがある。図34は、第1のNDL3332のNDLスケジュールを示す図3400である。この例では、第1のSTA3321と第2のSTA3322との間の第1のNDL3332は、物理チャネルまたは論理チャネルであり得るK個のチャネルを含み得る。2つの連続する発見時間枠/固定された区間の間の期間は、上で説明されたM個のNDL-TBを含み得る。たとえば、スケジューリング期間と呼ばれ得る、図2に示される発見時間枠202および固定された区間204と発見時間枠218および固定された区間220との間の期間は、M個のNDL-TBを含むことがあり、M個のNDL-TBは第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212を含む。
したがって、あるスケジューリング期間における第1のNDL3332上の時間/チャネルのリソースが、時間/チャネルリソースグリッド3404として図示され得る。この例では、Kは12でありMは14である。すなわち、14個のNDL-TBおよび12個のチャネルがある。
サービスのパブリッシャまたはサブスクライバは、パブリッシャとサブスクライバとの間でデータを通信するためのNDLスケジュール(たとえば、時間/チャネルリソースグリッド3404上でのリソース割振り)を決定し得る。NDLスケジュールは、パブリッシャおよびサブスクライバが起動状態になることができるNDL-TBと、パブリッシャおよびサブスクライバがデータを通信するために使用できるチャネルとを規定する。例として、時間/チャネルリソースグリッド3404上の影付きのブロックは、通信のために使用されるべき利用可能なNDL-TBおよびチャネルを示す。より具体的には、時間/チャネルリソースグリッド3404は、NDL-TB0および1においてパブリッシャおよびサブスクライバが起動状態になることができチャネル1、5、および10でデータを通信できることをとりわけ規定する、NDLスケジュールを示す。
NDLスケジュールを決定するSTA(たとえば、第1のSTA3321または第2のSTA3322)は、スケジューラと呼ばれ得る。スケジューラは、不変であるものとして、準不変であるものとして、フレキシブルであるものとして、またはこれらの組合せであるものとして、NDLスケジュールを決定し得る。具体的には、スケジューラは、完全に不変であるNDLスケジュールを決定し得る。スケジューラはまた、不変の部分とフレキシブルな部分とを含むNDLスケジュールを決定し得る。スケジューラはさらに、不変の部分と、準不変の部分と、フレキシブルな部分とを含むNDLスケジュールを決定し得る。したがって、時間/チャネルリソースグリッド3404の一部分またはすべてが不変であることがある。時間/チャネルリソースグリッド3404の一部分またはすべてが準不変であることがある。時間/チャネルリソースグリッド3404の一部分またはすべてがフレキシブルであることがある。
スケジューラがNDLスケジュールを決定した後で、スケジューラは、スケジューリングフレーム3410において、決定されたNDLスケジュールを他の関係者に示す情報を送信し得る。スケジューリングフレーム3410は、フレームヘッダ3412とフレーム本体3416とを含み得る。フレーム本体3416は、NDLセットアップ属性3422を含み得る。一例では、NDLセットアップ属性3422は、時間/チャネルリソースグリッド3404上でのNDLスケジュールを示すビットマップ3434を含み得る。
この例では、第1のSTA3321は、パブリッシャであることがあり、またはスケジューラであることもある。第2のSTA3322は、第1のSTA3321(たとえば、パブリッシャ)のサービスにサブスクライブしたサブスクライバであり得る。さらに、第1のSTA3321は、時間/チャネルリソースグリッド3404のためのNDLスケジュールを決定し得る。より具体的には、この例では、時間/チャネルリソースグリッド3404のNDL-TB0からNDL-TB4のためのNDLスケジュールは不変であり得る。NDL-TB5からNDL-TB9のためのNDLスケジュールは準不変であり得る。NDL-TB10からNDL-TB13のためのNDLスケジュールはフレキシブルであり得る。時間/チャネルリソースグリッド3404のNDL-TB0からNDL-TB4のためのNDLスケジュールは、NDLスケジュールの不変の部分3405と呼ばれ得る。時間/チャネルリソースグリッド3404のNDL-TB5からNDL-TB9のためのNDLスケジュールは、NDLスケジュールの準不変の部分3406と呼ばれ得る。時間/チャネルリソースグリッド3404のNDL-TB10からNDL-TB13のためのNDLスケジュールは、NDLスケジュールのフレキシブルな部分3407と呼ばれ得る。スケジューリングフレーム3410のNDLセットアップ属性3422は、不変の部分3405、準不変の部分3406、およびフレキシブルな部分3407を示す情報を含み得る。
第1のSTA3321は、時間/チャネルリソースグリッド3404のための決定されたNDLスケジュールを第2のSTA3322に送信する。不変の部分3405は、第2のSTA3322によってすべてが受け入れられるか拒否されなければならない。第2のSTA3322が、不変の部分3405によって定められる1つまたは複数のチャネル/時間ブロック3408において起動状態になることができず、第1のSTA3321とデータを通信できない場合、第2のSTA3322はNDLスケジュールを拒否し得る。たとえば、第2のSTA3322は、拒否を示すフレームを第1のSTA3321に送信し得る。第2のSTA3322が不変の部分3405を受け入れる場合、第2のSTA3322は、受け入れを示すフレームを第1のSTA3321に送信し得る。
NDLスケジュールの準不変の部分3406は、第1のSTA3321が利用可能であり、第2のSTA3322が所定の規則または論理に基づいてNDL-TBのサブセットをそこから選択できる、チャネル/時間ブロック3408を示す。チャネル/時間ブロック3408を選択する際にはチャネルのフレキシビリティはないことがある。すなわち、第2のSTA3322は、準不変の部分3406の利用可能なNDL-TBから1つまたは複数のNDL-TBを選択し得る。しかし、第2のSTA3322は、選択されたNDL-TBに対して指定されるすべてのチャネル上で利用可能であることが要求される。第2のSTA3322は、第1のSTA3321とデータを通信するために第2のSTA3322がある数のNDL-TBの間だけ起動状態(たとえば、ノーマルモードで動作する)であればよいと決定し得る。したがって、第2のSTA3322は、準不変の部分3406の残りの時間の間、スリープ状態になる(たとえば、エネルギー節約モードで動作する)と決めることがある。第2のSTA3322は、所定の規則または論理に基づいて、準不変の部分3406からNDL-TBを選択し得る。
図34に示される例では、時間/チャネルリソースグリッド3404のためのNDLスケジュールは、第1のSTA3321がNDL-TB6〜9においてチャネル1、6、および11上で利用可能であることを示す。所定の規則または論理は、第2のSTA3322が準不変の部分3406において利用可能なNDL-TBを末端から切り落とすことを可能にし得る。例として、第2のSTA3322は、必要性および所定の規則に基づいて、NDL-TB6〜7の間に起動状態となり、NDL-TB8〜9においてスリープ状態になると決めることがある。言い換えると、利用可能なNDL-TB8〜9は、第2のSTA3322によって切り落とされる。必要に応じて、第2のSTA3322は、選択されたNDL-TB6〜7においてチャネル1、6、および11上で利用可能である。さらに、第2のSTA3322は、準不変の部分3406におけるNDL-TBの選択に関する情報を第1のSTA3321に送信し得る。たとえば、第2のSTA3322は、スケジューリングフレーム3410を使用してそのような情報を送信し得る。さらに、準不変の部分3406は、グループNDLスケジュールに含まれ得る。
NDLスケジュールのフレキシブルな部分は、第1のSTA3321が利用可能なチャネル/時間ブロック3408を示す。第2のSTA3322は、第1のSTA3321とデータを通信するためのチャネル/時間ブロック3408のいずれをも選択しないことがあり、またはそれらのうちの1つまたは複数を選択することがある。一構成では、第1のSTA3321はまた、フレキシブルな部分3407におけるNDL-TBとチャネルの両方が選択についてフレキシブルであることを示す指示を送信し得る。言い換えると、第2のSTA3322は、任意の利用可能なチャネル上の、およびフレキシブルな部分3407において指定される任意の利用可能なNDL-TBの中の、チャネル/時間ブロック3408を選択し得る。図34に示される例では、時間/チャネルリソースグリッド3404のフレキシブルな部分3407の中の影付きの部分は、第2のSTA3322(たとえば、サブスクライバ)がその中から選択するのに利用可能なチャネル/時間ブロック3408である。この構成では、例として、NDL-TBが選択についてフレキシブルであるので、第2のSTA3322は、利用可能なNDL-TB10〜13からNDL-TB10(または任意の他のNDL-TB)を選択することができる。さらに、チャネル4〜8はNDL-TB10に対して利用可能である。チャネルが選択についてフレキシブルであるので、第2のSTA3322は、利用可能なチャネル4〜8からチャネル4(または任意の他のチャネル)を選択することができる。すなわち、第2のSTA3322は、NDL-TB10上で起動状態となり、NDL-TB10においてチャネル4で利用可能になると決定する。
別の構成では、第1のSTA3321は、フレキシブルな部分3407の中のNDL-TBは選択についてフレキシブルであるが、チャネルは選択されたNDL-TBに対して固定されていることを示す、指示を送信し得る。この構成では、例として、NDL-TBが選択についてフレキシブルであるので、第2のSTA3322は、利用可能なNDL-TB10〜13からNDL-TB10(または任意の他のNDL-TB)を選択することができる。第2のSTA3322がNDL-TB10を選択すると、第2のSTA3322は、NDL-TB10のためにフレキシブルな部分3407において指定される、チャネル4〜8のすべてで利用可能であることが要求される。すなわち、第2のSTA3322は、NDL-TB10上で起動状態となり、NDL-TB10においてチャネル4〜8で利用可能になると決定する。
いくつかの構成では、第1のSTA3321はまた、第1のSTA3321によって提供されるサービスのQoS要件を第2のSTA3322に送信し得る。たとえば、QoS要件は、サービスのデータを受信するための最小の量の時間とブロック間時間要件とを規定し得る。さらに、NDLセットアップ属性3422はさらにQoSフィールド3442を含み得る。第1のSTA3321は、スケジューリングフレーム3410のQoSフィールド3442にQoS要件を示す情報を含めることができ、これは次いで第2のSTA3322に送信される。
したがって、QoS情報を受信すると、第2のSTA3322は、QoS要件を満たすことができるチャネル/時間ブロック3408をフレキシブルな部分3407から選択し得る。たとえば、第2のSTA3322は、最小の量の時間の要件を集合的に満たし、それらの各々の2つのNDL-TBがブロック間要件を満たす期間によって分離される、異なる時間におけるチャネル/時間ブロック3408の集合体を選択し得る。
さらに、第2のSTA3322は、選択されたチャネル/時間ブロック3408を示す情報を、あるフレームにおいて第1のSTA3321に送信し得る。たとえば、第2のSTA3322は同様に、スケジューリングフレーム3410を使用し得る。より具体的には、スケジューリングフレーム3410は、選択されたチャネル/時間ブロック3408を示すビットマップ3434を搬送する、NDLセットアップ属性3422を含み得る。
上で説明されたように、第1のSTA3321および第2のSTA3322は、両方によって受け入れ可能な第1のNDL3332のNDLスケジュールを決定し得る。したがって、第1のSTA3321および第2のSTA3322は、チャネル上で、かつ受け入れられたNDLスケジュールにおいて指定されるNDL-TBにおいて、互いにデータを通信するのに利用可能であり得る。
図35Aは、NDL上での第1の例示的なスケジューリング手順を示す呼フロー図3500である。図35Aを参照すると、第1のSTA3502および第2のSTA3504はNAN(または別のワイヤレスネットワーク)の中にあり得る。ある態様では、第2のSTA3504がサービスをパブリッシュしていることがあり、第1のSTA3502がサービス(たとえば、ビデオストリーミングサービス)にサブスクライブすることを望むことがある。言い換えると、第1のSTA3502はパブリッシャであることがあり、第2のSTA3504はサブスクライバであることがある。例として、図2に示される発見時間枠202および固定された区間204の中で、第1のSTA3502および第2のSTA3504は、動作3505において、発見手順を通じて互いに発見し、第1のSTA3502と第2のSTA3504との間でNDLの初期セッションセットアップを完了し得る。
動作3506において、第1のSTA3502は不変のNDLスケジュールを決定する。NDLスケジュールは、図2に示される発見時間枠202および固定された区間204と発見時間枠218および固定された区間220との間のNDL-TBの一部またはすべてにおいて利用可能なチャネル/時間ブロック3408を規定し得る。不変のNDLスケジュールは、図34に示された不変の部分3405に類似していることがある。したがって、第1のSTA3502は、決定された不変のNDLスケジュールを示す情報を第2のSTA3504に送信する。具体的には、第1のSTA3502は、情報を搬送するスケジューリングフレーム3410を送信し得る。動作3508において、第2のSTA3504は不変のNDLスケジュールが受け入れ可能であると決定する。したがって、第2のSTA3504は、不変のNDLスケジュールの受け入れの確認を第1のSTA3502に送信する。この確認はフレームにおいて搬送され得る。この例では、動作3505〜3508は、発見時間枠202および固定された区間204において実行され得る。続いて、動作3510において、第1のSTA3502および第2のSTA3504は、不変のNDLスケジュールに従ってチャネル/時間ブロック3408においてデータを通信し得る。たとえば、不変のNDLスケジュールは、第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212を含み得る。
図35Bは、NDL上での第2の例示的なスケジューリング手順を示す呼フロー図3550である。図35Bを参照すると、第1のSTA3552および第2のSTA3554はNAN(または別のワイヤレスネットワーク)の中にあり得る。ある態様では、第2のSTA3554がサービスをパブリッシュしていることがあり、第1のSTA3552がサービス(たとえば、ビデオストリーミングサービス)にサブスクライブすることを望むことがある。言い換えると、第1のSTA3552はパブリッシャであることがあり、第2のSTA3554はサブスクライバであることがある。例として、図2に示される発見時間枠202および固定された区間204の中で、第1のSTA3552および第2のSTA3554は、動作3555において、発見手順を通じて互いに発見し、第1のSTA3552と第2のSTA3554との間でNDLの初期セッションセットアップを完了し得る。動作3556において、第1のSTA3552は、図34に示されるように、不変の部分3405とフレキシブルな部分3407とを含むNDLスケジュールを決定する。NDLスケジュールは、準不変の部分3406を含まない。NDLスケジュールは、発見時間枠202および固定された区間204と発見時間枠218および固定された区間220との間のNDL-TBの一部またはすべてにおいて利用可能なチャネル/時間ブロック3408を規定し得る。したがって、第1のSTA3552は、決定されたNDLスケジュールを示す情報を第2のSTA3554に送信する。具体的には、第1のSTA3552は、情報を搬送するスケジューリングフレーム3410を送信し得る。
動作3558において、第2のSTA3554はNDLスケジュールの不変の部分3405が受け入れ可能であると決定する。さらに、第2のSTA3554は、フレキシブルな部分3407からチャネル/時間ブロック3408の集合体を選択し得る。チャネル/時間ブロック3408の選択された部分は、フレキシブルな部分3407において利用可能なチャネル/時間ブロック3408のサブセットである。したがって、第2のSTA3554は、不変の部分3405の受け入れとフレキシブルな部分3407からのチャネル/時間ブロック3408の選択された集合体とを示す情報を第1のSTA3552に送信する。この情報はフレーム(たとえば、スケジューリングフレーム3410)において搬送され得る。動作3560において、第1のSTA3552は、不変の部分3405の受け入れとチャネル/時間ブロック3408の選択された集合体とを示す情報を第2のSTA3554から受信する。第1のSTA3552はさらに、チャネル/時間ブロック3408の選択された集合体が受け入れ可能であると決定し得る。したがって、第1のSTA3552は、確認を第2のSTA3554に送信し得る。この確認は、チャネル/時間ブロック3408の選択された集合体が第1のSTA3552によって受け入れられることを第2のSTA3554に示す。この例では、動作3555〜3560は、発見時間枠202および固定された区間204において実行され得る。続いて、動作3562において、第1のSTA3552および第2のSTA3554は、相互に受け入れ可能なNDLスケジュールに従ってチャネル/時間ブロック3408においてデータを通信し得る。たとえば、不変のNDLスケジュールは、第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212を含み得る。
NDL(たとえば、第1のNDL3332)のNDLスケジュールをセットアップするためのスケジューリングフレーム3410のNDLセットアップ属性3422は、NDL上でNDL-TBをスケジューリングするためのシグナリング、NDLの時間長、およびNDLのQoS要件のうちの1つまたは複数を示し得る。より具体的には、NDL-TBをスケジューリングするためのシグナリングは、基本スケジュール、グループスケジュール、フレキシブル時間ブロック、およびNDL-TBにおけるページングの使用のうちの1つまたは複数のためのシグナリングを含み得る。QoS要件は、スケジューリングフレーム3410を受信するSTA(たとえば、第2のSTA3322、サブスクライバ)のためのレイテンシ要件および/またはデータレート要件を示し得る。NDLセットアップ属性3422は、セットアップのために費やされる余剰のエアタイムを避けるために、小型であることが要求され得る。
NDLセットアップ属性3422は、512個のTUよりも長い、たとえば最大で8192個のTUのタイムラインを示す必要があり得る。一技法では、NDLの1つまたは複数のチャネル上のNDLスケジュールを示すために、ビットマップが使用され得る。ビットマップはパラメータnを示すことがあり、これは、ビットマップがわたる発見区間(たとえば、図2に示される通信区間200)の数を表す2nを計算するためにスケジューリングフレーム3410の受信者(たとえば、第2のSTA3322)によって使用される。例として、パラメータnは、0、1、2、3、または4であり得る。さらに、ビットマップは、NDL-TBの時間長をTUのグループの数で示し得る。TUのグループは、所定の数のTUを含み得る。例として、所定の数のTUは16個のTUであり得る。加えて、ビットマップは、ビットマップの開始をオクテットの単位で示し得る。さらに、各ビットマップからの先行する0および/または後続の0は除去され得る。
代替的に、NDLセットアップ属性3422は、ビットマップの代わりに定期的な指示によってNDLのためのNDLスケジュールを示し得る。定期的な指示は存在または不在を示し得る。定期的な指示が存在を示すように構成されるとき、定期的な指示は、起動状態NDL-TB(たとえば、図2に示される第1のNDL-TB206および第2のNDL-TB212)を示す。定期的な指示が不在を示すように構成されるとき、定期的な指示はスリープ期間(たとえば、第1のNDL-TB206と第2のNDL-TB212との間の期間)を示す。
チャネルに対する定期的な指示は、以前のDWからの開始オフセット(たとえば、図2に示されるNDLオフセット)を、所定の数のTUのグループの数で示し得る(たとえば、1つのグループは16個のTUを含み得る)。さらに、定期的な指示は、NDLスケジュールの周期性を示し得る。たとえば、周期性は、ある起動状態NDL-TB(またはあるスリープ期間)の開始から次の起動状態NDL-TB(または次のスリープ期間)の開始までの時間長であり得る。周期性の時間長はTUの数で示され得る。さらに、定期的な指示は、起動状態NDL-TBの時間長(存在の定期的な指示のための)またはスリープ期間の時間長(不在の定期的な指示のための)をTUの数で示し得る。
さらに、各NDLのためのNDLスケジュールは基本NDLスケジュールを含み得る。基本NDLスケジュールは、定期的であることがあり、定期的な指示を使用して示されることがある。
さらに、NDLの各チャネル上でのNDLスケジュールのフレキシブルな部分(たとえば、図34に示されるフレキシブルな部分3407)は、上で説明されたようなビットマップまたは定期的な指示によって示され得る。定期的な指示を使用するとき、不在の定期的な指示と存在の定期的な指示の組合せが、フレームサイズを最適化するために一緒に使用され得る。
図36は、NANセットアップ属性3422のフィールドを示す図3600である。NDLセットアップ属性3422は、1つまたは複数のフィールドを含み得る。NDLセットアップ属性3422は属性IDフィールドを含むことがあり、属性IDフィールドの値は、NAN属性(たとえば、NDLセットアップ属性3422)のタイプを識別するために使用される。属性IDフィールドは1オクテットを含み得る。例として、属性IDフィールドの値は0x0Cであり得る。NDLセットアップ属性3422は長さフィールドを含むことがあり、長さフィールドの値は、NDLセットアップ属性3422における長さフィールドに後続するフィールドの長さを示す。長さフィールドは2オクテットを含み得る。長さフィールドの値は可変であり得る。NDLセットアップ属性3422はNDL IDフィールドを含むことがあり、NDL IDフィールドの値は、NDLセットアップ属性3422と関連付けられるNDLを一意に識別する。NDL IDフィールドは6オクテットを含み得る。NDL IDフィールドの値は可変であり得る。NDLセットアップ属性3422は有効時間フィールドを含むことがあり、有効時間フィールドの値は、NDLセットアップ属性3422が有効である発見区間の数を示す。有効時間フィールドは1オクテットを含み得る。有効時間フィールドの値は可変であり得る。NDLセットアップ属性3422はレート要件フィールドを含むことがあり、レート要件フィールドの値は要求されるデータレートをMbpsで示す。レート要件フィールドは1オクテットを含み得る。レート要件フィールドの値は可変であり得る。NDLセットアップ属性3422はレイテンシ要件フィールドを含むことがあり、レイテンシ要件フィールドの値はパケットレイテンシ要件を示す。レイテンシ要件フィールドは1オクテットを含み得る。レイテンシ要件フィールドの値は可変であり得る。NDLセットアップ属性3422は基本スケジュールフィールドを含むことがあり、基本スケジュールフィールドは、基本NDLスケジュールを示す時間ブロック長値サブフィールド3622を含むことがある。基本スケジュールフィールドは、可変の数のオクテットを含み得る。基本スケジュールフィールドの値は可変であり得る。NDLセットアップ属性3422はデータリンクスケジュールフィールドを含むことがあり、データリンクスケジュールフィールドは、NDLスケジュール(たとえば、時間/チャネルリソースグリッド3404のためのNDLスケジュール)を示す1つまたは複数の時間ブロック長値サブフィールド3622を含むことがある。データリンクスケジュールフィールドは、可変の数のオクテットを含み得る。基本スケジュールフィールドの値は可変であり得る。
時間ブロック長値サブフィールド3622は長さセクションを含むことがあり、長さセクションの値は時間ブロック長値サブフィールド3622の長さを示す。長さセクションは1オクテットを含み得る。長さセクションの値は可変であり得る。時間ブロック長値サブフィールド3622は制御セクション3632を含むことがあり、制御セクション3632の値は、時間ブロック長値サブフィールド3622がビットマップを使用するか、存在の定期的な指示を使用するか、または不在の定期的な指示を使用するかを示す。制御セクション3632は1オクテットを含み得る。制御セクション3632の値は可変であり得る。時間ブロック長値サブフィールド3622は動作クラスセクションを含むことがあり、動作クラスセクションの値は、時間ブロック長値サブフィールド3622において搬送されるNDLスケジュールが適用されるべきチャネルを識別する。動作クラスセクションは1オクテットを含み得る。動作クラスセクションの値は可変であり得る。時間ブロック長値サブフィールド3622はスケジュールセクション3638を含むことがあり、スケジュールセクションの値はNDLスケジュール(たとえば、時間/チャネルリソースグリッド3404のためのNDLスケジュール)を表す。スケジュールセクション3638は、可変の数のオクテットを含み得る。スケジュールセクション3638の値は可変であり得る。
制御セクション3632は定期的/ビットマップサブセクションを含むことがあり、定期的/ビットマップサブセクションの値はスケジュールセクション3638がNDLスケジュールを表すビットマップまたは定期的な指示を搬送するかどうかを示す。定期的/ビットマップサブセクションは1ビットを含み得る。制御セクション3632は存在/不在サブセクションを含むことがあり、存在/不在サブセクションの値は、定期的な指示が使用されるときにそれが存在を示しているか不在を示しているかを示す。存在/不在サブセクションは1ビットを含み得る。制御セクション3632は予備サブセクションを含むことがあり、その値は、定期的な指示が使用されるときにそれが存在を示しているか不在を示しているかを示す。予備サブセクションは4ビットを含み得る。
スケジュールセクション3638は定期的なスケジュール3642を搬送することがあり、これは定期的な指示を含む。定期的なスケジュール3642はオフセットサブセクションを含むことがあり、これは2オクテットを含むことがあり、上で説明されたような開始オフセットを示す。定期的なスケジュール3642は周期性サブセクションを含むことがあり、これは2オクテットを含むことがあり、上で説明されたようなNDLスケジュールの周期性を示す。定期的なスケジュール3642は時間ブロック長サブセクションを含むことがあり、これは1オクテットを含むことがあり、上で説明されたような起動状態NDL-TBまたはスリープ期間の時間長を示す。
スケジュールセクション3638はビットマップスケジュール3646を搬送することがあり、これはNDLスケジュールを表すビットマップを含む。ビットマップスケジュール3646はビットマップスパンサブセクションを含むことがあり、これは3ビットを含むことがあり、上で説明されたようなビットマップがわたる発見区間の数を示す。ビットマップスケジュール3646は開始オフセットサブセクションを含むことがあり、これは2ビットを含むことがあり、上で説明されたようなビットマップの開始を示す。ビットマップスケジュール3646は予備サブセクションを含むことがあり、これは4ビットを含むことがある。ビットマップスケジュール3646はビットマップサブセクションを含むことがあり、これは可変の数のビットを含むことがあり、上で説明されたようなNDLスケジュールを表すビットマップを搬送する。
図37は、NDLをスケジューリングするための方法(プロセス)のフローチャート3700である。方法は、第1のワイヤレスデバイス(たとえば、第1のSTA3321、第2のSTA3322、...、第NのSTA3379、ワイヤレスデバイス3800/3902)によって実行され得る。
動作3713において、第1のワイヤレスデバイスは、NDL上で第2のワイヤレスデバイスとサービスのデータを通信するためのスケジュールを決定する。スケジュールは、第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスが利用可能であることが要求される少なくとも1つの時間ブロックを指定する。たとえば、図35Bを参照すると、第1のSTA3552は、第2のSTA3554とNDL上でサービスのデータを通信するためのスケジュールを決定し得る。スケジュールは、第1のSTA3552および第2のSTA3554が利用可能であることが要求される少なくとも1つの時間ブロックを指定し得る。第1のSTA3552は、第1のSTA3552が利用可能である時間ブロックを決定することによって、NDLスケジュールを決定し得る。第1のSTA3552は、第1のSTA3552が利用可能である時間ブロックの周期性を決定し得る。第1のSTA3552が利用可能である決定された時間ブロックの中から、第1のSTA3552は、あるサブセットを不変であるものとして指定するために選択することができ、すなわち、時間ブロックのそのサブセットに対して、第1のSTA3552および第2のSTA3554は利用可能でなければならない。
動作3716において、第1のワイヤレスデバイスは、スケジュールを第2のワイヤレスデバイスに送信する。ある構成では、スケジュールはさらに、少なくとも1つの時間ブロックにおいて指定されるデータを通信するために第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスによって使用されるべき、少なくとも1つのチャネルを指定する。いくつかの構成では、スケジュールは不変の部分を含む。第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスは、不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの中で利用可能であることが要求され得る。不変の部分は基本スケジュールを含み得る。いくつかの構成では、スケジュールは準不変の部分を含む。準不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのサブセットが、所定の規則に従って第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。いくつかの構成では、スケジュールはフレキシブルな部分を含む。フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのうちの1つまたは複数の時間ブロックが、第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。たとえば、図35Bを参照すると、第1のSTA3552は、第2のSTA3554にNDLスケジュールを送信し得る。
いくつかの構成では、動作3719において、第1のワイヤレスデバイスは、サービスのデータを受信するためのQoS要件を第2のワイヤレスデバイスへ送信する。1つまたは複数の時間ブロックはさらに、QoS要件を満たすように第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。いくつかの態様では、フレキシブルな部分はさらに、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの各々において第2のワイヤレスデバイスによって使用されることになる1つまたは複数のチャネルを指定する。いくつかの構成では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルのすべてを使用するように第2のワイヤレスデバイスに要求する。いくつかの構成では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルから選択することを第2のワイヤレスデバイスに許す。たとえば、図35Bを参照すると、第1のSTA3552は、NDL上でデータを受信するためのQoS要件を第2のSTA3554に送信し得る。
いくつかの構成では、動作3723において、第1のワイヤレスデバイスは、第2のワイヤレスデバイスから指示を受信する。この指示は、不変の部分が第2のワイヤレスデバイスによって受け入れられるかどうかを示す。たとえば、図35Bを参照すると、第1のSTA3552は、NDLスケジュールの不変の部分が第2のSTA3554によって受け入れられるかどうかの指示を第2のSTA3554から受信し得る。
図38は、例示的なワイヤレス通信デバイス3800の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス3800は、第1のSTA3321、第2のSTA3322、...、第NのSTA3379のうちの1つであり得る。ワイヤレス通信デバイス3800は、受信機3805、送信機3815、および処理システム3810を含み得る。処理システム3810は、NDLスケジューリング構成要素/回路3824を含み得る。NDLスケジューリング構成要素/回路3824は、本明細書において列挙される様々な機能を実行するように構成され得る。一態様では、ワイヤレス通信デバイス3800は、第1のワイヤレスデバイスであり得る。いくつかの構成では、NDLスケジューリング構成要素/回路3824は、NDL上で第2のワイヤレスデバイスとサービスのデータを通信するためのスケジュールを決定するように構成され得る。スケジュールは、第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスが利用可能であることが要求される少なくとも1つの時間ブロックを指定する。NDLスケジューリング構成要素/回路3824は、スケジュールを送信機3815に送信するように構成され得る。送信機3815は、スケジュールを第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。ある構成では、スケジュールはさらに、少なくとも1つの時間ブロックにおいて指定されるデータを通信するために第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスによって使用されるべき、少なくとも1つのチャネルを指定する。
いくつかの構成では、スケジュールは不変の部分を含む。第1のワイヤレスデバイスおよび第2のワイヤレスデバイスは、不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの中で利用可能であることが要求され得る。不変の部分は基本スケジュールを含み得る。いくつかの構成では、受信機3805は、第2のワイヤレスデバイスから指示を受信するように構成され得る。この指示は、不変の部分が第2のワイヤレスデバイスによって受け入れられるかどうかを示す。受信機3805は、指示をNDLスケジューリング構成要素/回路3824に送信するように構成され得る。いくつかの構成では、スケジュールは準不変の部分を含む。準不変の部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのサブセットが、所定の規則に従って第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。いくつかの構成では、スケジュールはフレキシブルな部分を含む。フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックのうちの1つまたは複数の時間ブロックが、第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。
いくつかの構成では、送信機3815は、サービスのデータを受信するためのQoS要件を第2のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。1つまたは複数の時間ブロックはさらに、QoS要件を満たすように第2のワイヤレスデバイスによって選択されることになる。いくつかの態様では、フレキシブルな部分はさらに、フレキシブルな部分において指定される少なくとも1つの時間ブロックの各々において第2のワイヤレスデバイスによって使用されることになる1つまたは複数のチャネルを指定する。いくつかの構成では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルのすべてを使用するように第2のワイヤレスデバイスに要求する。いくつかの構成では、フレキシブルな部分は、第2のワイヤレスデバイスによって選択されるフレキシブルな部分の時間ブロックに対して指定される1つまたは複数のチャネルから選択することを第2のワイヤレスデバイスに許す。
装置は、図37の上述のフローチャートにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する、追加の構成要素を含み得る。したがって、図37の上述のフローチャート内の各ブロックは、構成要素によって実行されることがあり、装置は、それらの構成要素のうちの1つまたは複数を含むことがある。構成要素は、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施される、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成された1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
図39は、図1のワイヤレス通信システム100または図32のワイヤレスネットワーク内で利用され得る、ワイヤレスデバイス3902のハードウェア実装形態の例を示す図解3900である。ワイヤレスデバイス3902は、本明細書において説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス3902は、第1のSTA3321、第2のSTA3322、...、第NのSTA3379のうちの1つであり得る。
ワイヤレスデバイス3902は、ワイヤレスデバイス3902の動作を制御するプロセッサ3904を含み得る。プロセッサ3904はCPUと呼ばれることもある。ROMとRAMの両方を含み得るメモリ3906は、命令とデータとをプロセッサ3904に提供することができる。メモリ3906の一部はまた、NVRAMを含み得る。プロセッサ3904は、通常、メモリ3906内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ3906の中の命令は、本明細書において説明される方法を実施するように(たとえば、プロセッサ3904によって)実行可能であり得る。
プロセッサ3904は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムの構成要素を備え、またはそのような構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、PLD、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の呼ばれ方をされるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するものと広く解釈されなければならない。命令は、(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または、任意の他の好適なコードのフォーマットにおける)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、本明細書において説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス3902は、ワイヤレスデバイス3902とリモートデバイスとの間のデータの送信および受信を可能にするために送信機3910および/または受信機3912を含み得るハウジング3908も含み得る。送信機3910および受信機3912は、トランシーバ3914へと組み合わされ得る。アンテナ3916は、ハウジング3908に取り付けられ、トランシーバ3914に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス3902はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る。
ワイヤレスデバイス3902はまた、トランシーバ3914または受信機3912によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器3918を含み得る。信号検出器3918は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス3902は、信号を処理する際に使用するためのDSP3920も含み得る。DSP3920は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、PPDUを備え得る。
ワイヤレスデバイス3902はさらに、いくつかの態様では、ユーザインターフェース3922を備え得る。ユーザインターフェース3922は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース3922は、ワイヤレスデバイス3902のユーザに情報を伝え、かつ/またはユーザからの入力を受け取る、任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス3902はまた、NDLスケジューリング構成要素/回路3824を含む。プロセッサ3904、メモリ3906、信号検出器3918、DSP3920、ユーザインターフェース3922、およびNDLスケジューリング構成要素/回路3824が、処理システム3810を構成し得る。プロセッサ3904、メモリ3906、およびトランシーバ3914は、送信機3815および受信機3805を構成し得る。上で説明されたように、NDLスケジューリング構成要素/回路3824は、構成要素の中でもとりわけ、プロセッサ3904およびメモリ3906を利用し得る。
ワイヤレスデバイス3902の様々な構成要素は、バスシステム3926によって一緒に結合され得る。バスシステム3926は、たとえばデータバスを含むことがあり、ならびに、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことがある。ワイヤレスデバイス3902の構成要素は、一緒に結合されることがあり、または何らかの他の機構を使用して互いへの入力を受け入れ、もしくは提供することがある。
いくつかの別個の構成要素が図39に示されるが、構成要素のうち1つまたは複数は、組み合わされることがあり、または普通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ3904は、プロセッサ3904に関して上で説明された機能を実装するためだけでなく、信号検出器3918、DSP3920、ユーザインターフェース3922、および/またはNDLスケジューリング構成要素/回路3824に関して上で説明された機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図39に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
一態様では、ワイヤレスデバイス3800/3902は、第1のワイヤレスデバイスであり得る。ワイヤレスデバイス3800/3902は、図37に示された動作を実行するための手段を含み得る。前述の手段は、前述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、ワイヤレスデバイス3800/3902の前述の構成要素の1つまたは複数であり得る。
リンクのいずれかの端部における可用性時間に配慮するように、P2Pスケジュール作成が使用され得る。ある態様では、P2Pスケジュール作成は、マルチキャストスケジュール(たとえば、1対多数または多数対多数のマルチキャストスケジュール)を作成するために拡張され得る。1つの選択肢では、パブリッシュ側デバイス(またはパブリッシャ)が、各々の可能性のある受信者(またはサブスクライバ)へのユニキャストの場合のようにスケジュールを作成し、各受信者デバイスが固有のそれぞれの可用性時間に基づいてフレームを受信するための機会を有するようにフレームを繰り返し得る。しかしながら、この選択肢は、受信者デバイスが重複する可用性を有しないときに、各受信者デバイスに対して送信を繰り返すためにパブリッシュ側デバイスに負担をかける。別の選択肢では、マルチキャストスケジュールは単一の不変のスケジュールであることがあり、パブリッシュ側デバイスは、すべての受信者デバイスに対して、スケジュールに配慮することまたはサービスを失うことを強いることがある。1つの事例では、不変のスケジュールを提供された受信者デバイスは、スケジュールを修正することが許されていないことがあるので、受信者デバイスの可用性が変化すると、受信者デバイスはサービスを切断しなければならないことがある。別の事例では、受信者デバイスは、(たとえば、図12において論じられるように)スケジュールの修正を要求し得る。
図40A〜図40Bは、マルチキャストスケジュールを配信するためのいくつかの選択肢を示す。図40Aは、マルチキャストスケジュールを配信するための第1の選択肢を示す。図40Aを参照すると、NANクラスタ4000内の1つまたは複数のSTAは、NAN内のサービスと関連付けられ得る。NANクラスタ4000は、STA4002、4004、4006、4008、4010を含み得る。ある態様では、すべてのSTA4002、4004、4006、4008、4010は、サービス(たとえば、カードゲーム)に参加していることがある。STA4002は、サービスのサービスアンカーであり得る。サービスアンカーは、サービスのインスタンスと関連付けられるNDLマルチキャストスケジュールを決定し、維持し、かつ/または通信することを担い得る。したがって、サービスの寿命または可用性は、サービスアンカーの存在に依存し得る。サービスアンカーが利用不可能である場合、サービスは停止し得る。サービスアンカーとして機能するSTA4002は、サービスに加入することを望むSTA4012とのNDLを開始またはセットアップし得る。ある態様では、STA4012は、サービスに関してアクティブである(たとえば、サービスと関連付けられる通信を受信または送信している)STA4002、4004、4006、4008、4010のうちの1つまたは複数から受信されたピア発見信号に基づいて、サービスを発見し得る。STA4002、4004、4006、4008、4010からのピア発見信号は、STA4002がサービスのサービスアンカーであることと、NDLセットアップがSTA4002とのメッセージ交換を介して開始され得ることとを示し得る。たとえば、STA4012はSTA4006からピア発見信号を受信することがあり、ピア発見信号は、STA4002がサービスのサービスアンカーであることと、STA4012がサービスに参加することを望んでいる場合にSTA4002とのNDLセットアップが開始され得ることとを示し得る。したがって、STA4012は、NDLセットアップを開始するために、たとえばサブスクリプション要求をSTA4002に送信し得る。STA4002は、サービスと関連付けられるNDLスケジュールを用いてSTA4012に応答し得る。NDLスケジュールは、不変のスケジュール(たとえば、スケジュールの受信者によって修正されることが可能ではないスケジュール)であり得る。
ある態様では、STA4002は、サービスのサービスアンカーとして作動している間、サービスのパブリッシャである必要はない。たとえば、STA4004および/またはSTA4008は、サービスのパブリッシャであり得る。STA4002は、サービスが提供されるNANクラスタ4000と関連付けられることがあり、NANアンカーマスターであることがある。NANアンカーマスターは、最高のマスターランクを有するNANクラスタ中のデバイスであり、最高のマスターランクは、NANクラスタのマスターとして動作することに対するデバイスの前向きな意思を表す。NANアンカーマスターは、NANクラスタに同期を提供するのを助け、それは、アンカーマスターの時間同期機能(TSF)がNANクラスタ中のすべてのデバイスへビーコンフレームにおいて配信されるからである。別の態様では、STA4002は、サービスのサービスアンカーであり、かつ唯一のパブリッシャ(または多数のパブリッシャのうちの1つ)であることがある。
別の態様では、サービスは複数のインスタンスを有し得る。たとえば、サービスはあるタイプのカードゲームと関連付けられ得る。STA4002、4004、4006、4008は、カードゲームの第1のインスタンスと関連付けられ得る。STA4004、4006、4008、4010は、カードゲームの第2のインスタンスと関連付けられ得る。すなわち、STA4002、4004、4006、4008は互いにあるカードゲームをプレイしていることがあり、STA4004、4006、4008、4010は同じタイプの異なるカードゲームをプレイしていることがある。STA4012は、STA4002とのNDLセットアップを開始することによって、STA4002、4004、4006、4008とのカードゲームの第1のインスタンスに、および/またはSTA4004、4006、4008、4010とのカードゲームの第2のインスタンスに参加することが可能であり得る。ある態様では、STA4002は、STA4012によって提供されるサービスIDおよび/またはインスタンスIDに基づいて、2つのインスタンスのうちのいずれへの参加をSTA4012が要求しているかを区別し、要求されたインスタンスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを識別することが可能であり得る。
別の態様では、STA4002は、サービスのタイプに基づいてマルチキャストスケジュールを決定し得る。たとえば、頻繁なリアルタイムの更新があるカードゲームなどのサービスはより頻繁なNDL-TBを有し得るが、写真共有サービスはより少数のNDL-TBを有し得る。STA4002はまた、ネットワーク負荷に基づいてマルチキャストスケジュールを決定し得る。たとえば、ネットワーク負荷が高い場合、STA4002は、ネットワーク負荷を減らすためにより少数のNDL-TBを有するマルチキャストスケジュールを作成し得るが、ネットワーク負荷が低い場合、STA4002は、より多数のNDL-TBを利用することによってスループットを向上させ得る。さらに、STA4002は、サービスのインスタンスの数に基づいてマルチキャストスケジュールを決定し得る。より多数のインスタンスを有するサービスは、1つのサービスが利用可能なワイヤレスリソースを占有しないようにより少数のNDL-TBを有するマルチキャストスケジュールを割り振られ得るが、インスタンスがより少ない、またはないサービスは、より多数のNDL-TBを有するマルチキャストスケジュールを割り振られ得る。
図40Bは、マルチキャストスケジュールを配信するための第2の選択肢を示す。図40Bを参照すると、NANクラスタ4050内の1つまたは複数のSTAは、NAN内のサービスと関連付けられ得る。NANクラスタ4050は、STA4052、4054、4056、4058を含み得る。ある態様では、すべてのSTA4052、4054、4056、4058が、カードゲームなどのサービスに参加していることがある。STA4052、4054、4056、4058の各々は、カードゲームサービスのパブリッシャであり得る。ある態様では、STA4052が、サービスのマルチキャストスケジュールを決定し得る(たとえば、STA4052がサービスを開始した最初のデバイスであったので)。マルチキャストスケジュールを決定した後、STA4052は、メッセージ4062においてSTA4054、4056、4058へスケジュールを広め得る。このメッセージは、サービスへの参加またはサブスクライブを要求している他のデバイスへマルチキャストスケジュールが広められるべきであることを示し得る。たとえば、STA4060は、NANクラスタ4050に参加し、たとえばSTA4058から受信されたピア発見信号に基づいてサービスを発見し得る。結果として、STA4060は、サービスに参加してNDLセットアップを開始することを望み得る。しかしながら、図40AのSTA4012とは異なり、STA4060は、STA4052、4054、4056、4058のいずれかを介してNDLのセットアップを開始し得る。この例では、STA4058は、STA4052(または別のSTA)からマルチキャストスケジュールを受信し、第2のメッセージ4064において同じマルチキャストスケジュールをSTA4060へ送信し得る。マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであり得る。別の態様では、第2のメッセージ4064は、マルチキャストスケジュールが1対多数のサービス/NDLと関連付けられるか、または多数対多数のサービス/NDLと関連付けられるかを示し得る。
一構成では、図40A〜図40Bを参照すると、デバイス(たとえば、図40Aのサービスアンカーまたは図40Bのサービスのパブリッシャ)が、マルチキャストトラフィックが利用可能である(たとえば、ページング時間枠において)ことを示し得る。たとえば、デバイスは、マルチキャストIDを含むメッセージを送信(またはブロードキャスト)することがあり、マルチキャストIDはマルチキャストグループ(たとえば、マルチキャストサービスにサブスクライブするユーザのグループ)を識別し得る。ある態様では、パブリッシャ(マルチキャストのソースまたはNDLの創設者)は、マルチキャストIDを選択してマルチキャストグループを識別し得る。マルチキャストIDは、(たとえば、MACアドレス値と同様に)6オクテットの値であり得る。マルチキャストサービスに関心のあるデバイスがマルチキャストグループに参加するにつれて、マルチキャストIDはマルチキャストグループのためのトラフィックを識別するために使用され得る。たとえば、デバイスが告知すべきマルチキャストトラフィックを有する場合、デバイスは、ページング時間枠において、またはいくつかの他のトラフィック告知期間において、マルチキャストIDを示し得る。一態様では、デバイスはマルチキャストアドレスのプールから選択し得る。たとえば、マルチキャストグループの創設者(たとえば、パブリッシャ)は、マルチキャストサービスと関連付けられる固有のマルチキャストIDを決定する。マルチキャストグループの創設者は、固有のマルチキャストIDを決定するための異なる方法を有し得る。一態様では、創設者はアドレスのプールから1つのアドレスを選び得る。別の態様では、創設者はマルチキャストIDをランダムに生成し得る。さらに別の態様では、創設者はマルチキャストIDを生成するためにあるアルゴリズム(たとえば、マルチキャストサービスの名前と創設者のMACアドレスのハッシュ)を使用し得る。別の態様では、マルチキャストID全体が発見時間枠(たとえば、NAN発見時間枠)の間に広告され得る。別の態様では、マルチキャストID全体を広告する代わりに、アドレスのプールは、上位のバイトが共通のサブセットであるが下位のバイトが異なる、アドレスのセットを含み得る。この態様では、トラフィック広告は、部分的なマルチキャストアドレスを表す、マルチキャストアドレスの下位バイトだけを広告し得る。マルチキャストサービスの1つのパブリッシャまたはサービスアンカーがNANにおいてマルチキャストアドレスを広告するとき、異なるマルチキャストグループを形成しようとする別のデバイスは、マルチキャストアドレスが使用中であると決定し、異なるアドレスを選択し、それによってアドレスの競合(たとえば、2つのグループが同じマルチキャストアドレスを使用すること)を避けることができる。
NANは同じスケジュールを共有し得る複数のマルチキャストグループを有し得るので、あるデバイスが、マルチキャストグループが起動状態となるようにスケジューリングされるがマルチキャストグループと関連付けられるトラフィックがない期間の間、起動状態であり得る。それでも、他のマルチキャストグループはその期間の間に送信し得る。マルチキャストIDは、ワイヤレスデバイスがサブスクライブするマルチキャストグループおよびサブスクライブしないマルチキャストグループと関連付けられるマルチキャストトラフィックをフィルタリングするために使用され得る。たとえば、ワイヤレスデバイスがある時間長の間起動状態となるようにスケジューリングされるが、ワイヤレスデバイスがサブスクライブするマルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャストIDを含むトラフィック告知を受信しない場合、ワイヤレスデバイスはスリープモードに入り得る。ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスに関心のないマルチキャストIDを無視し、ワイヤレスデバイスがワイヤレスデバイスによりサブスクライブされないマルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャストIDしか受信しないときにスリープモードに入り得る。
別の態様では、マルチキャストIDのすべてまたは一部分を送信する代わりに、ビットマップ中の各場所が単一のマルチキャストIDに対応するように、利用可能なマルチキャストIDのプールがビットマップと関連付けられ得る。ビットマップ内の場所が0に設定されるとき、トラフィックはマルチキャストIDのために送信されないが、場所が1に設定されるとき、マルチキャストIDに対してトラフィックが予想される。たとえば、トラフィック告知のためのページング時間枠の間に、ビットマップが送信され得る。
別の態様では、マルチキャストグループは、グループ承認のための単一の認証という概念をサポートし得る。第1のデバイスがマルチキャストグループに参加すると、第1のデバイスは、第2のデバイス、または任意の数のデバイスがマルチキャストグループに参加するための、紹介者(または認証者)として作動し得る。第2のデバイスがマルチキャストグループに参加するとき、第2のデバイスは、親デバイス(たとえば、第2のデバイスがマルチキャストグループに参加することを認証した第1のデバイス)からマルチキャストスケジュールを受け継ぎ得る。ある態様では、第2のデバイスは、マルチキャスト要求を第1のデバイスに送信することによって、マルチキャストグループに参加し得る。マルチキャスト要求を受信すると、第2のデバイスは、要求が受け入れられるか拒否されるかを示すマルチキャスト応答を送信し得る。要求が受け入れられる場合、マルチキャスト応答はマルチキャストスケジュール(たとえば、マルチキャスト属性)も含み得る。マルチキャストセキュリティが要求される場合、第2のデバイスは、マルチキャスト応答を受信した後でマルチキャストセキュリティ確認メッセージを送信し得る。続いて、第1のデバイスがセキュリティインストールメッセージを送信し得る。この手順は第2のデバイスに関して説明されたが、第1のデバイスがパブリッシャに関して同様の手順を実行することができる。
図41は、パブリッシャとサブスクライバとの間の呼フローおよび機能呼出しの図解4100を示す。図41を参照すると、パブリッシャは、データ通信のための上位層(たとえば、アプリケーション層およびサービス層)とMAC層(たとえば、NAN層)とを有するワイヤレスデバイスであり得る。パブリッシャは、1つまたは複数のサブスクライバへのサブスクリプションに利用可能な1つまたは複数のサービス(たとえば、カードゲームサービス)を有し得る。同様に、サブスクライバは、データ通信のための上位層(たとえば、アプリケーション層およびサービス層)とMAC層(たとえば、NAN層)とを有するワイヤレスデバイスであり得る。サブスクライバは、1つまたは複数のサービスに参加することに関心があることがある。
図41を参照すると、サブスクライバおよびパブリッシャは、たとえば、第1の発見時間枠4102の間のピア発見を通じて他者の存在を認識するようになり得る。サブスクライバ上のアプリケーションが、パブリッシャ上で利用可能なサービスを決定することを望むことがある。アプリケーションは、subscribe()プリミティブ(たとえば、プリミティブは機能呼出しであり得る)をNAN層に出すことがあり、このプリミティブはNAN通信のためにMAC層内にあることがある。それに応答して、サブスクライバの中のNAN層は、サブスクリプションメッセージ4104をパブリッシャに送信し得る。
パブリッシャ上のアプリケーションは、たとえば、カードゲームサービスが利用可能であると決定することがあり、publish()プリミティブを出すことがある。pulish()プリミティブは、NAN層にサービスをパブリッシュさせ得る。NAN層は、1つまたは複数のサービスがサブスクリプションに利用可能であることを示すパブリッシュメッセージ4106を第1の発見時間枠4102内に送信し得る。ある態様では、サブスクリプションメッセージ4104は、パブリッシャにおいて利用可能なサービスに対する要求を含むことがあり、パブリッシャは、サブスクリプションメッセージ4104を受信したことに応答してパブリッシュメッセージ4106を送信することがある。
サブスクライバのNAN層は、パブリッシュメッセージ4106をパブリッシャから受信し、発見結果をサブスクライバ中のアプリケーションに送信し得る。発見結果に基づいて、サブスクライバは、サブスクライバが関心のある1つまたは複数のサービスがもしあればそれらを決定し得る。サブスクライバがパブリッシャにより提供されるサービスの少なくとも1つに関心があると仮定すると、サブスクライバは、サブスクライバがパブリッシャにより提供されるサービスの少なくとも1つに関心があることを示す管理要求4108を送信し得る。管理要求4108は、パブリッシャとサブスクライバとの間で、NDLのための接続セットアップを開始し得る。ある態様では、管理要求4108は、サブスクライバがNDLセットアップをネゴシエートするのに、またはNDLセットアップのためにメッセージを交換するのに利用可能である、時間を示し得る。管理要求4108を受信すると、パブリッシャは、管理応答4112を送信することによって応答し得る。管理応答4112は、パブリッシャがNDLセットアップをネゴシエートするのに、またはNDLセットアップのためにメッセージを交換するのに利用可能である、時間を示し得る。いくつかの事例では、発見時間枠(たとえば、第2の発見時間枠4110)は、パブリッシャとサブスクライバが接続セットアップのための時間をネゴシエートするのに十分な長さを持たないことがあるので、パブリッシャおよびサブスクライバは、第1の追加可用性時間枠4114を利用して、あらゆる追加の管理メッセージ交換を実行し得る。ある態様では、パブリッシャが提供すべき追加のサービスを有する場合、または提供されるサービスについての追加の情報を有する場合、パブリッシャは、追加の管理メッセージ交換の間に、そのようなサービスまたはサービスに関する情報を示し得る。別の態様では、パブリッシャおよびサブスクライバは、さらなるサービス発見のための付加的な追加可能性時間枠(たとえば、第2の追加可用性時間枠4116)を利用し得る。
パブリッシャ上で利用可能なサービス、サービスに関する情報、および/または接続セットアップのための時間を決定した後で、サブスクライバ上のアプリケーションは、パブリッシャ上で利用可能な1つまたは複数のサービスと関連付けられるデータを要求することを決定し得る。アプリケーションはdatarequest()プリミティブを実行することがあり、これは、サブスクライバ上のNAN層にNDLスケジュール要求メッセージ4118を送信させ得る。NDLスケジュール要求メッセージ4118は、サブスクライバがサービスと関連付けられるNDLスケジュール(たとえば、マルチキャストNDLスケジュール)を要求していることを示し得る。ある態様では、NDLスケジュール要求メッセージ4118は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを示し得る。別の態様では、NDLスケジュール要求メッセージ4118は、サブスクライバと関連付けられる能力情報を示し得る。能力情報は、サブスクライバの最低の通信帯域幅、サブスクライバの最低のデータレート、サブスクライバのワイヤレス規格互換性情報、サブスクライバのサポートされる空間ストリームの最小の数、サブスクライバの1つまたは複数のチャネル能力、および/または、サブスクライバの1つまたは複数の物理レイヤ能力を含み得る。
NDLスケジュール要求メッセージ4118を受信すると、パブリッシャのNAN層は、対応する1つまたは複数の要求されるサービスと関連付けられる1つまたは複数のアプリケーションにデータ指示を送信し得る。データ指示は、1つまたは複数のアプリケーションと関連付けられるデータをサブスクライバが要求していることを示し得る。ある態様では、パブリッシャは、サブスクライバから受信された能力情報に基づいて、NDLスケジュールをサブスクライバに送信するかどうかを決定し得る。サブスクライバの能力が要求されたサービスに適合しないことをパブリッシャが決定する場合、パブリッシャはNDL接続セットアップを開始するのを拒否し得る。対照的に、サブスクライバの能力が適合するとパブリッシャが決定する場合、パブリッシャは接続セットアップを継続し得る。受信されたNDLスケジュール要求メッセージ4118に基づいて、アプリケーションはdata response()プリミティブを実行し得る。data response()プリミティブは、パブリッシャ中のNAN層がNDLスケジュール応答メッセージ4120を送信することを引き起こし得る。NDLスケジュール応答メッセージ4120は、要求されたサービスの各々のためのマルチキャストスケジュールを含み得る。別の態様では、パブリッシャは、各マルチキャストスケジュールのために異なるNDLスケジュール応答メッセージを送信し得る。NDLスケジュール応答メッセージ4120は、NDLスケジュールが1対多数のサービスと関連付けられるか、または多数対多数のサービスと関連付けられるかを示し得る。ある態様では、NDLスケジュール応答メッセージ4120に含まれるスケジュールは不変であり得る。NDLスケジュール応答メッセージ4120においてスケジュールを受信すると、サブスクライバ中のNAN層は、サービスを要求しているアプリケーションへデータ確認信号を送信し得る。サブスクライバ中のNAN層はまた、パブリッシャとサブスクライバとの間のNDLがパブリッシャにより送信されるマルチキャストスケジュールに基づいて確立されることを示す、NDLスケジュール確認メッセージ4122を送信し得る。
図42は、図1のワイヤレス通信システム100内でNAN接続セットアップを実行し得るワイヤレスデバイス4202の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス4202は、本明細書において説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス4202は、STA4002、4052のうちの1つを備え得る。
ワイヤレスデバイス4202は、ワイヤレスデバイス4202の動作を制御するプロセッサ4204を含み得る。プロセッサ4204はCPUと呼ばれることもある。ROMとRAMの両方を含み得るメモリ4206は、命令とデータとをプロセッサ4204に提供することができる。メモリ4206の一部はまた、NVRAMを含み得る。プロセッサ4204は、通常、メモリ4206内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ4206の中の命令は、本明細書において説明される方法を実施するように(たとえば、プロセッサ4204によって)実行可能であり得る。
プロセッサ4204は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムの構成要素を備え、またはそのような構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、PLD、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の呼ばれ方をされるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するものと広く解釈されなければならない。命令は、(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または、任意の他の好適なコードのフォーマットにおける)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、本明細書において説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス4202はまた、ハウジング4208を含むことがあり、ワイヤレスデバイス4202は、ワイヤレスデバイス4202とリモートデバイスとの間でのデータの送信および受信を可能にするために送信機4210および/または受信機4212を含むことがある。送信機4210および受信機4212は、トランシーバ4214へと組み合わされ得る。アンテナ4216は、ハウジング4208に取り付けられ、トランシーバ4214に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス4202はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る。
ワイヤレスデバイス4202はまた、トランシーバ4214または受信機4212によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器4218を含み得る。信号検出器4218は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス4202は、信号を処理する際に使用するためのDSP4220も含み得る。DSP4220は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、PPDUを備え得る。
ワイヤレスデバイス4202はさらに、いくつかの態様では、ユーザインターフェース4222を備え得る。ユーザインターフェース4222は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース4222は、ワイヤレスデバイス4202のユーザに情報を伝え、かつ/またはユーザからの入力を受け取る、任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス4202がSTA(たとえば、STA114、STA4002、STA4058、STA4012、またはSTA4060)として実装されるとき、ワイヤレスデバイス4202はマルチキャスト構成要素4224も備え得る。
一実施形態では、マルチキャスト構成要素4224は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定し、マルチキャストスケジュールを少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。一態様では、ワイヤレスデバイス4202はサービスのサービスアンカーであることがあり、サービスアンカーはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。別の態様では、ワイヤレスデバイス4202はサービスをパブリッシュしないことがある。別の態様では、マルチキャスト構成要素4224は、サービスのためのNDLを開始するための要求を少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスから受信するように構成されることがあり、マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであることがある。別の態様では、サービスは、マルチキャストスケジュールを通信するためのマルチキャスト構成要素4224の可用性に基づいて、別のワイヤレスデバイスによるサブスクリプションに利用可能なままであり得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示すメッセージを送信するように構成され得る。別の態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスのインスタンスと関連付けられることがあり、マルチキャストスケジュールは、サービスの異なるインスタンスと関連付けられるマルチキャストスケジュールのセットとは異なることがある。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、マルチキャストスケジュールを示すメッセージを受信するように構成されることがあり、マルチキャストスケジュールは、受信されたメッセージに基づいて決定されることがある。別の態様では、メッセージは、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示し得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定するように構成され得る。ある態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスに関するサービス識別子およびサービスインスタンス識別子と関連付けられ得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示すように構成され得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、サービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を送信するように構成されることがあり、トラフィック告知は、データがサービスのために送信されることを示すことがある。
別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを要求するために、メッセージを第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。マルチキャスト構成要素4224は、送信されたメッセージに基づいて第2のワイヤレスデバイスから第2のメッセージを受信するように構成され得る。第2のメッセージは、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを含み得る。ある態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスのサービス提供者から継承され得る。別の態様では、ワイヤレスデバイス4202は、NDLに参加することについて第2のワイヤレスデバイスから認証を得ることに成功した後で、NDLに参加することについて第3のワイヤレスデバイスに認証を与えることが許可され得る。一構成では、マルチキャスト構成要素4224は、第2のワイヤレスデバイスによって認証された後でCGKを受信するように構成され得る。CGKは、NDLと関連付けられるグループアドレス指定されるトラフィックを暗号化および復号するための、単一の認証グループの権限を有効にし得る。別の態様では、マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであり得る。別の態様では、第2のメッセージは、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示し得る。別の態様では、第2のワイヤレスデバイスはサービスのサービスアンカーであることがあり、第2のワイヤレスデバイスはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定するように構成され得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示すように構成され得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、マルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を受信するように構成され得る。トラフィック告知は、マルチキャストサービスのためにデータが送信されることを示し得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4224は、受信されたトラフィック告知に基づいてスリープモードに入るかどうかを決定するように構成され得る。
ワイヤレスデバイス4202の様々な構成要素は、バスシステム4226によって一緒に結合され得る。バスシステム4226は、たとえばデータバスを含むことがあり、ならびに、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことがある。ワイヤレスデバイス4202の構成要素は、一緒に結合されることがあり、または何らかの他の機構を使用して互いへの入力を受け入れ、もしくは提供することがある。
いくつかの別個の構成要素が図42に示されるが、構成要素のうち1つまたは複数は、組み合わされることがあり、または普通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ4204は、プロセッサ4204に関して上で説明された機能を実施するためだけでなく、信号検出器4218、DSP4220、ユーザインターフェース4222、および/またはマルチキャスト構成要素4224に関して上で説明された機能を実施するためにも使用され得る。さらに、図42に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
図43は、サービスアンカーを介してマルチキャストスケジュールを配信する例示的な方法4300のフローチャートである。方法4300は、装置(たとえば、STA114、STA4002、またはワイヤレスデバイス4202)を使用して実行され得る。方法4300は、図42のワイヤレスデバイス4202の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために、他の構成要素が使用され得る。
ブロック4305において、装置は、サービスのためのNDLを開始するための、またはそれに参加するための要求を、少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスから受信し得る。ある態様では、装置はサービスのサービスアンカーであり、サービスアンカーはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。サービスアンカーとして、装置はサービスをパブリッシュすることもしないこともある。サービスは、マルチキャストスケジュールを通信するための装置の可用性に基づいて、別のワイヤレスデバイスによるサブスクリプションに利用可能なままであり得る。たとえば、図40Aを参照すると、装置はSTA4002に対応し得る。STA4002は、カードゲームサービスのサービスアンカーであり得る。STA4002は、カードゲームサービスのためのNDLを開始する/NDLに参加するための要求をSTA4012から受信し得る。この例では、STA4002はカードゲームサービスをパブリッシュし得る。STA4004、4006、4008、4010は、カードゲームサービスの同じインスタンスに参加し、サービスをパブリッシュし得る。したがって、NDLは、STA4002、4004、4006、4008、4010を含む多数対多数のマルチキャストスケジュールであり得る。
ブロック4310において、装置は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定し得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4002は、要求されるカードゲームサービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定し得る。STA4002は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを記憶されている情報が示すかどうかを決定し得る。ある態様では、STA4002がサービスのパブリッシャでもない場合、STA4002は、サービスが1対多数であるか多数対多数であるかを示す発見メッセージをサービスのパブリッシャ(たとえば、STA4004、4008、または他のSTA)から受信し得る。この例では、カードゲームサービスは多数対多数のサービスであり得る。
ブロック4315において、装置は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示し得る。たとえば、図40Aおよび図41を参照すると、STA4002はサービスのパブリッシャであり得る。STA4002上のカードゲームアプリケーションまたはサービス層は、dataresponse()データリンク初期化プリミティブを実行することによって、サブスクライバ(たとえば、STA4012)とのサービス初期化の間に、カードゲームサービスが多数対多数のサービスであることを、STA4002上のNAN層に示し得る。
ブロック4320において、装置は、サービスと関連付けられるNDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定し得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4002は、STA4002、4004、4006、4008、4010、およびSTA4012の間でNDLを通じてカードゲームサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定し得る。別の例では、STA4002がサービスアンカーであるがサービスのパブリッシャではない場合、NDLは、STA4012とSTA4004、4006、4008、4010との間であり得る。STA4002は、サービスのインスタンスのためのNDLスケジュールがすでに作成されているかどうかを決定し得る。既存のNDLスケジュールは、サービスID(たとえば、サービス名のハッシュ)およびインスタンスIDと関連付けられ得る。STA4002は、NDLスケジュールが特定のサービスIDおよび/またはインスタンスIDのために存在するかどうかを決定し得る。ある態様では、サービスIDおよびインスタンスIDは、STA4012からの要求に含まれ得る。既存のNDLスケジュールがない場合、STA4002は、サービスのタイプに基づいて新しいNDLスケジュールを生成し得る。頻繁な更新を要求し得るカードゲームサービスに対しては、NDLスケジュールはより頻繁なNDL-TBを有し得る。STA4002は、新しいNDLスケジュールをサービスIDおよびインスタンスIDと関連付け得る。
ブロック4325において、装置は、少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスにマルチキャストスケジュールを送信し得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4002は、STA4012にNDLスケジュールを送信し得る。
図44は、サービスのアクティブメンバーを介してマルチキャストスケジュールを配信する例示的な方法4400のフローチャートである。方法4400は、装置(たとえば、STA114、STA4052、4058、またはワイヤレスデバイス4202)を使用して実行され得る。方法4400は、図42のワイヤレスデバイス4202の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために、他の構成要素が使用され得る。
ブロック4405において、装置は、マルチキャストスケジュールを示すメッセージを受信し得る。たとえば、図40Bを参照すると、装置はSTA4058に対応し得る。STA4058は、カードゲームサービスのインスタンスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを示すメッセージ4062を受信し得る。メッセージ4062は、マルチキャストスケジュールが、カードゲームサービスのインスタンスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイス(たとえば、STA4060)への伝播のためのものであることを、示し得る。
ブロック4410において、装置は、サービスのためのNDLを開始するための、またはそれに参加するための要求を、少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスから受信し得る。たとえば、図40Bを参照すると、STA4058は、カードゲームサービスのインスタンスのためのNDLを開始するための、またはNDLに参加するための要求をSTA4060から受信し得る。
ブロック4415において、装置は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定し得る。たとえば、図40Bを参照すると、STA4058は、要求されるカードゲームサービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定し得る。STA4058は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを記憶されている情報が示すかどうかを決定し得る。この例では、カードゲームサービスは多数対多数のサービスであり得る。
ブロック4420において、装置は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示し得る。たとえば、図40Bおよび図41を参照すると、STA4058上のカードゲームアプリケーションまたはサービス層は、dataresponse()データリンク初期化プリミティブを実行することによって、サブスクライバ(たとえば、STA4060)とのサービス初期化の間に、カードゲームサービスが多数対多数のサービスであることを、STA4058上のNAN層に示し得る。
ブロック4425において、装置は、サービスと関連付けられるNDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定し得る。たとえば、図40Bを参照すると、STA4058は、STA4052、4054、4056、4058、およびSTA4060の間でNDLを通じてカードゲームサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定し得る。STA4058は、サービスのインスタンスのためのNDLスケジュールがすでに作成されているかどうかを決定し得る。既存のNDLスケジュールは、サービスID(たとえば、サービス名のハッシュ)およびインスタンスIDと関連付けられ得る。STA4058は、NDLスケジュールが特定のサービスIDおよび/またはインスタンスIDのために存在するかどうかを決定し得る。ある態様では、サービスIDおよびインスタンスIDは、STA4060からの要求に含まれ得る。既存のNDLスケジュールがない場合、STA4058は、サービスのタイプに基づいて新しいNDLスケジュールを生成し得る。頻繁な更新を要求し得るカードゲームサービスに対しては、NDLスケジュールはより頻繁なNDL-TBを有し得る。STA4058は、新しいNDLスケジュールをサービスIDおよびインスタンスIDと関連付け得る。
4435において、装置は、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示すメッセージを送信し得る。たとえば、図40Bを参照すると、STA4058は、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示す、第2のメッセージ4064をSTA4060に送信し得る。したがって、別のワイヤレスデバイスがカードゲームサービスの同じインスタンスのためにSTA4060との接続セットアップを開始する場合、STA4060は同じマルチキャストスケジュールを提供し得る。
4440において、装置は、サービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を送信し得る。トラフィック告知は、サービスのためにデータが送信されることを示し得る。たとえば、図40Bを参照すると、STA4058は、カードゲームサービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を送信し得る。別の例では、STA4052はトラフィック告知を送信し得る。
図45は、サービスのアクティブメンバーを介してマルチキャストスケジュールを受信する例示的な方法4500のフローチャートである。方法4500は、装置(たとえば、STA114、STA4012、STA4060、またはワイヤレスデバイス4202)を使用して実行され得る。方法4500は、図42のワイヤレスデバイス4202の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために、他の構成要素が使用され得る。
ブロック4505において、装置は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定し得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4012は、1つまたは複数の発見時間枠の間にサービスに関する情報を受信し得る。情報は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを示し得る。別の態様では、情報は、サービスと関連付けられるサービスIDおよびインスタンスIDを示し得る。サービスIDおよび/またはインスタンスIDに基づいて、STA4012は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを決定することが可能であり得る。別の例では、STA4060が同様の決定を行い得る。
ブロック4510において、装置は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示し得る。たとえば、図40Aおよび図41を参照すると、STA4012はサービスのサブスクライバであり得る。STA4012上のカードゲームアプリケーションまたはサービス層は、datarequest()データリンク初期化プリミティブを実行することによって、パブリッシャ(たとえば、STA4002)とのサービス初期化の間に、カードゲームサービスが多数対多数のサービスであることを、STA4012上のNAN層に示し得る。
ブロック4515において、装置は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを要求するために、メッセージを第2のワイヤレスデバイスに送信し得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4012は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを要求するために、メッセージをSTA4002に送信し得る。別の例では、図40Bを参照すると、STA4060は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを要求するために、メッセージをSTA4058に送信し得る。
ブロック4520において、装置は、送信されたメッセージに基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2のメッセージを受信し得る。第2のメッセージは、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを含み得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4012は、STA4002からのメッセージにおいてマルチキャストスケジュールを受信し得る。別の例では、図40Bを参照すると、STA4060は、STA4058からのメッセージにおいてマルチキャストスケジュールを受信し得る。
ブロック4525において、装置は、第2のワイヤレスデバイスによって認証された後でCGKを受信し得る。CGKは、NDLと関連付けられるグループアドレス指定されるトラフィックを暗号化および復号するための、単一の認証グループの権限を有効にし得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4012は、STA4002によって認証された後でSTA4002からCGKを受信し得る。
ブロック4530において、装置は、マルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を受信し得る。トラフィック告知は、マルチキャストサービスのためにデータが送信されることを示し得る。たとえば、図40Aを参照すると、STA4012は、STA4002によって提供されるマルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を受信し得る。
図46は、接続セットアップを実行する例示的なワイヤレス通信デバイス4600の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス4600は、受信機4605、処理システム4610、および送信機4615を含み得る。処理システム4610は、マルチキャスト構成要素4624を含み得る。
一実施形態では、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定するように構成され得る。マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615は、マルチキャストスケジュールを少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスへ送信するように構成され得る。一態様では、ワイヤレス通信デバイス4600はサービスのサービスアンカーであることがあり、サービスアンカーはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。別の態様では、ワイヤレス通信デバイス4600はサービスをパブリッシュしないことがある。別の態様では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605は、サービスのためのNDLを開始するための要求を少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスから受信するように構成されることがあり、マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであることがある。別の態様では、サービスは、マルチキャストスケジュールを通信するためのワイヤレス通信デバイス4600の可用性に基づいて、別のワイヤレスデバイスによるサブスクリプションに利用可能なままであり得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615は、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示すメッセージを送信するように構成され得る。別の態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスのインスタンスと関連付けられることがあり、マルチキャストスケジュールは、サービスの異なるインスタンスと関連付けられるマルチキャストスケジュールのセットとは異なることがある。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605は、マルチキャストスケジュールを示すメッセージを受信するように構成されることがあり、マルチキャストスケジュールは、受信されたメッセージに基づいて決定されることがある。別の態様では、メッセージは、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示し得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定するように構成され得る。ある態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスに関するサービス識別子およびサービスインスタンス識別子と関連付けられ得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示すように構成され得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615は、サービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を送信するように構成されることがあり、トラフィック告知はデータがサービスのために送信されることを示すことがある。
別の実施形態では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを要求するために、メッセージを第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成され得る。マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605は、送信されたメッセージに基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2のメッセージを受信するように構成され得る。第2のメッセージは、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを含み得る。ある態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスのサービス提供者から継承され得る。別の態様では、ワイヤレス通信デバイス4600は、NDLに参加することについて第2のワイヤレスデバイスから認証を得ることに成功した後で、NDLに参加することについて第3のワイヤレスデバイスに認証を与えることが許可され得る。一構成では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605は、第2のワイヤレスデバイスによって認証された後でCGKを受信するように構成され得る。CGKは、NDLと関連付けられるグループアドレス指定されるトラフィックを暗号化および復号するための、単一の認証グループの権限を有効にし得る。別の態様では、マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであり得る。別の態様では、第2のメッセージは、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示し得る。別の態様では、第2のワイヤレスデバイスはサービスのサービスアンカーであることがあり、第2のワイヤレスデバイスはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定するように構成され得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示すように構成され得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605は、マルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を受信するように構成され得る。トラフィック告知は、マルチキャストサービスのためにデータが送信されることを示し得る。別の構成では、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610は、受信されたトラフィック告知に基づいてスリープモードに入るかどうかを決定するように構成され得る。
送信機4615、処理システム4610、および/またはマルチキャスト構成要素4624は、図43のブロック4305、4310、4315、4320、および4325、図44のブロック4405、4410、4415、4420、4425、4430、4435、および4440、ならびに図45のブロック4505、4510、4515、4520、4525、および4530に関して上で論じられた1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信機4605は、受信機4212に対応し得る。処理システム4610は、プロセッサ4204に対応し得る。送信機4615は、送信機4210に対応し得る。マルチキャスト構成要素4624は、マルチキャスト構成要素126および/またはマルチキャスト構成要素4224に対応し得る。
一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス4600は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを決定するための手段と、マルチキャストスケジュールを少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスに送信するための手段とを含み得る。一態様では、ワイヤレス通信デバイス4600はサービスのサービスアンカーであることがあり、サービスアンカーはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。別の態様では、ワイヤレス通信デバイス4600はサービスをパブリッシュしないことがある。別の態様では、ワイヤレス通信デバイス4600は、サービスのためのNDLを開始するための要求を少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスから受信するための手段を含むことがあり、マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであることがある。別の態様では、サービスは、マルチキャストスケジュールを通信するためのワイヤレス通信デバイス4600の可用性に基づいて、別のワイヤレスデバイスによるサブスクリプションに利用可能なままであり得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示すメッセージを送信するための手段を含み得る。別の態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスのインスタンスと関連付けられることがあり、マルチキャストスケジュールは、サービスの異なるインスタンスと関連付けられるマルチキャストスケジュールのセットとは異なることがある。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、マルチキャストスケジュールを示すメッセージを受信するための手段を含むことがあり、マルチキャストスケジュールは、受信されたメッセージに基づいて決定されることがある。別の態様では、メッセージは、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示し得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定するための手段を含み得る。ある態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスに関するサービス識別子およびサービスインスタンス識別子と関連付けられ得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示すための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、サービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を送信するための手段を含むことがあり、トラフィック告知は、データがサービスのために送信されることを示すことがある。
たとえば、マルチキャストスケジュールを決定するための手段は、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610を含み得る。マルチキャストスケジュールを送信するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615を含み得る。要求を受信するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605を含み得る。メッセージを送信するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615を含み得る。メッセージを受信するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605を含み得る。サービスが1対多数であるか多数対多数であるかを決定するための手段は、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610を含み得る。示すための手段は、マルチキャスト構成要素4624および/または処理システム4610を含み得る。トラフィック告知を送信するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または送信機4615を含み得る。
別の実施形態では、ワイヤレス通信デバイス4600は、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを要求するために、メッセージを第2のワイヤレスデバイスに送信するための手段を含み得る。ワイヤレス通信デバイス4600は、送信されたメッセージに基づいて、第2のワイヤレスデバイスから第2のメッセージを受信するための手段を含み得る。第2のメッセージは、NDLを通じてサービスと関連付けられるデータを通信するためのマルチキャストスケジュールを含み得る。ある態様では、マルチキャストスケジュールは、サービスのサービス提供者から継承され得る。別の態様では、ワイヤレス通信デバイス4600は、NDLに参加することについて第2のワイヤレスデバイスから認証を得ることに成功した後で、NDLに参加することについて第3のワイヤレスデバイスに認証を与えることが許可され得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、第2のワイヤレスデバイスによって認証された後でCGKを受信するための手段を含み得る。CGKは、NDLと関連付けられるグループアドレス指定されるトラフィックを暗号化および復号するための、単一の認証グループの権限を有効にし得る。別の態様では、マルチキャストスケジュールは不変のスケジュールであり得る。別の態様では、第2のメッセージは、マルチキャストスケジュールがサービスへのサブスクリプションを要求している他のワイヤレスデバイスへの伝播のためのものであることを示し得る。別の態様では、第2のワイヤレスデバイスはサービスのサービスアンカーであることがあり、第2のワイヤレスデバイスはサービスと関連付けられるマルチキャストスケジュールを通信するのを担う単独のエンティティであることがある。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、サービス初期化の間に決定するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、データリンク初期化プリミティブを通じたサービス初期化の間に、サービスが1対多数のサービスであるか多数対多数のサービスであるかを、アプリケーション層またはサービス層から示すための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、マルチキャストサービスと関連付けられるマルチキャスト識別子を含むトラフィック告知を受信するための手段を含み得る。トラフィック告知は、マルチキャストサービスのためにデータが送信されることを示し得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス4600は、受信されたトラフィック告知に基づいてスリープモードに入るかどうかを決定するための手段を含み得る。
たとえば、送信するための手段は、送信機4615、処理システム4610、および/またはマルチキャスト構成要素4624を含み得る。受信するための手段は、受信機4605、処理システム4610、および/またはマルチキャスト構成要素4624を含み得る。共通グループ鍵を受信するための手段は、受信機4605、処理システム4610、および/またはマルチキャスト構成要素4624を含み得る。決定するための手段は、処理システム4610および/またはマルチキャスト構成要素4624を含み得る。示すための手段は、処理システム4610および/またはマルチキャスト構成要素4624を含み得る。トラフィック告知を受信するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605を含み得る。スリープモードに入るかどうかを決定するための手段は、マルチキャスト構成要素4624、処理システム4610、および/または受信機4605を含み得る。
NDP(またはNDL)セットアップの一部として、パブリッシャデバイスおよびサブスクライバデバイスは、ロバストセキュリティネットワークアソシエーション(RSNA:robust security network association)を使用してセキュアな接続を確立するために、4ウェイハンドシェイクに関与し得る。
図47は、RSNAを使用してセキュアな接続を確立する方法4700を示す。一態様では、IEEE802.11の協定に従って、4ウェイハンドシェイクのイニシエータはRSNAのオーセンティケータの役割を引き受けることがあり、レスポンダはRSNAのサプリカントの役割を引き受けることがある。NDPセットアップの間、サブスクライバが通常は接続を開始するので、サブスクライバはNDP 4ウェイハンドシェイクにおいてNDP要求を最初に送信する。結果として、サブスクライバはオーセンティケータとして指定され、一方でパブリッシャはサプリカントになる。
図47を参照すると、パブリッシャは、サブスクライバによるサブスクリプションに利用可能な1つまたは複数のNANサービスを有し得る。一態様では、サブスクライバ上のアプリケーションが、NANサービスにサブススクライブすることを意図し得る。アプリケーションは、subscribe()プリミティブをNAN層に出すことがあり、このプリミティブはNAN通信のためにMAC層内にあることがある。それに応答して、サブスクライバの中のNAN層は、第1の発見時間枠4702の間にサブスクリプションメッセージ4704を送信し得る。サブスクリプションメッセージ4704は、1つまたは複数のサービスに対する要求を示し得る。
パブリッシャ上のアプリケーションは、たとえば、サービス(たとえば、ゲームサービス)が利用可能であると決定することがあり、publish()プリミティブを出すことがある。pulish()プリミティブは、NAN層にサービスをパブリッシュさせ得る。一態様では、パブリッシャは、サブスクリプションメッセージ4704を受信したことに応答して、第1の発見時間枠4702の間にパブリッシュメッセージ4706を送信し得る。別の態様では、パブリッシャは、サブスクリプションメッセージ4704を受信することなく、第1の発見時間枠4702の間にパブリッシュメッセージ4706を送信し得る。パブリッシュメッセージ4706は、1つまたは複数のサービスがパブリッシャ上でのサブスクリプションに利用可能であることを示し得る。
サブスクライバのNAN層は、パブリッシュメッセージ4706をパブリッシャから受信し、発見結果をサブスクライバ中のアプリケーションに送信し得る。発見結果に基づいて、サブスクライバは、サブスクライバが関心のある1つまたは複数のサービスがもしあればそれらを決定し得る。サブスクライバがパブリッシャによって提供されるサービスの少なくとも1つに関心があると仮定すると、サブスクライバおよびパブリッシャは4ウェイハンドシェイクのセキュリティネゴシエーションを実行し得る。
サブスクライバ上のアプリケーションはdatarequest()プリミティブを実行することがあり、これは、サブスクライバ上のNAN層にNDP要求4708を送信させ得る。NDP要求メッセージ4708を受信すると、パブリッシャ上のNAN層は、対応する1つまたは複数の要求されるサービスと関連付けられる1つまたは複数のアプリケーションにデータ指示を送信し得る。データ指示は、1つまたは複数のアプリケーションと関連付けられるデータをサブスクライバが要求していることを示し得る。データ指示に基づいて、パブリッシャ上の1つまたは複数のアプリケーションはdata responseプリミティブを実行することがあり、これは、パブリッシャのNAN層にNDP応答4710を送信させ得る。NDP応答4710を受信すると、サブスクライバはNDPセキュリティ確認4712を送信し得る。続いて、パブリッシャは、受信されたNDPセキュリティ確認4712に基づいて、NDPセキュリティインストールメッセージ4714を送信し得る。NDPセキュリティインストールメッセージ4714を受信すると、サブスクライバのNAN層は、4ウェイハンドシェイクが完了したことを示すデータ確認メッセージを1つまたは複数のアプリケーション層に送信し得る。そしてパブリッシャおよびサブスクライバは、セキュアなデータ通信4716を有し得る。
図47を参照すると、パブリッシャはサービスを提供するエンティティであるが、サブスクライバはオーセンティケータの役割を引き受けるエンティティである。理想的には、サービスを提供するデバイスがオーセンティケータ(たとえば、サービスのためのNDPに参加することを望む新しいデバイスを認証するデバイス)であるべきである。この問題に対する1つの解決法は、パブリッシャがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータであるべきであることと、サブスクライバがサプリカントであることとを、NDP要求4708においてサブスクライバに示させることである。たとえば、サブスクライバは、パブリッシャがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータであるべきであることを示す開始メッセージまたはフィールドをNDP要求4708に含め得る。この解決法では、NDP要求4708は開始メッセージを含み得る。ペアごとの一時的な鍵を導出するために使用されるサブスクライブされたからのノンスを含み得る、NDP要求4708を受信したことに応答して、パブリッシャはNDP応答4710を送信し得る。ある態様では、NDP応答4710は共通グループ鍵(CGK)を含み得る。この態様では、NDPセキュリティインストレーションメッセージ4714がNDP応答4710に含まれ得る。NDP応答4710を受信すると、サブスクライバは、第1のNDPセキュリティ確認メッセージ(たとえば、NDPセキュリティ確認4712)をパブリッシャに送信し得る。パブリッシャは次いで、第2のNDPセキュリティ確認メッセージをサブスクライバ(図示されていない)に送信し得る。ある態様では、NDP応答4710においてCGKを送信する代わりに、CGKは、第2のNDPセキュリティ確認メッセージにおいてサブスクライバへパブリッシャによって送信され得る。この態様では、第2のNDPセキュリティ確認メッセージは、NDPセキュリティインストールメッセージ4714を含む。別の態様では、CGKがNDP応答4710において送信される場合、パブリッシャからの第2のNDPセキュリティ確認メッセージはプロトコルから省略され得る。要約すると、CGKは、NDP応答4710と第2のNDPセキュリティ確認メッセージのいずれかにおいて送信され得る。
他の解決法も可能である。以下でさらに論じられるように、図47の4ウェイハンドシェイク構成は、パブリッシャがオーセンティケータとして作動し得る一方でサブスクライバがサプリカントとして作動し得るように、修正され得る。この構成では、サブスクライバは、図48に示されるように、パブリッシャへのINIT(または開始)メッセージを用いて4ウェイハンドシェイクを引き起こし得る。
図48は、パブリッシャがオーセンティケータとして作動する、RSNAを使用してセキュアな接続を確立する方法4800を示す。図48を参照すると、パブリッシャは、サブスクライバによるサブスクリプションに利用可能な1つまたは複数のNANサービスを有し得る。一態様では、サブスクライバ上のアプリケーションが、NANサービスにサブススクライブすることを意図し得る。アプリケーションは、subscribe()プリミティブをNAN層に出すことがあり、このプリミティブはNAN通信のためにMAC層内にあることがある。それに応答して、サブスクライバの中のNAN層は、第1の発見時間枠4802の間にサブスクリプションメッセージ4804を送信し得る。サブスクリプションメッセージ4804は、1つまたは複数のサービスに対する要求を示し得る。
パブリッシャ上のアプリケーションは、たとえば、サービス(たとえば、ゲームサービス)が利用可能であると決定することがあり、publish()プリミティブを出すことがある。pulish()プリミティブは、NAN層にサービスをパブリッシュさせ得る。publish()プリミティブはまた、1つまたは複数の暗号スイートおよびクレデンシャルをNAN層に示し得る。暗号スイートは、パブリッシャによってサポートされるアルゴリズム(たとえば、暗号化アルゴリズム、完全性保護アルゴリズム、ハッシュおよびキーラップアルゴリズムなどの、暗号アルゴリズム)およびパラメータの束であり、セキュリティに関する処理のためのプロファイルを定義し得る。暗号スイートは、暗号のアジリティとセキュリティ処理におけるバージョン変更とをサポートするための、プロトコルのための手段を提供し得る。暗号スイート識別子(CSID)が暗号スイートを識別し得る。CSIDは、特定の暗号スイートを表すオクテット文字列であり得る。CSIDオクテット文字列は、長さが1〜32オクテットであり得る。単一のオクテットCSID値は、よく知られているアルゴリズムのスイートに対する一意性を確保するように定義され登録され得る。ハッシュを使用した固有値の作成をサポートするために、より長いCSID値が許容され得る。したがって、CSIDは、デバイスがサポートする暗号アルゴリズムのタイプを示し得る。クレデンシャルは、セキュリティネゴシエーションにおいて関係者を認証するのを支援するための、暗号スイートとともに提示される公開情報であり得る。クレデンシャルの例には、ペアごとのマスター鍵識別子(PMKID:pairwise master key identifier)、公開鍵、証明書などがある。クレデンシャルは、デバイスがサポートする認証方法のタイプ(たとえば、共有鍵対公開鍵)を示し得る。
一態様では、パブリッシャは、サブスクリプションメッセージ4804を受信したことに応答して、第1の発見時間枠4802の間に、CSIDおよび/またはクレデンシャルを含み得るパブリッシュメッセージ4806を送信し得る。別の態様では、パブリッシャは、サブスクリプションメッセージ4804を受信することなく、第1の発見時間枠4802の間にパブリッシュメッセージ4806を送信し得る。パブリッシュメッセージ4806は、1つまたは複数のサービスがパブリッシャ上でのサブスクリプションに利用可能であることを示し得る。パブリッシュメッセージ4806はまた、パブリッシャのためのサポートされる暗号スイートおよび利用可能なクレデンシャルを広告し得る。パブリッシュメッセージ4806を受信すると、サブスクライバのNAN層は、サブスクライバ上の1つまたは複数のアプリケーションに発見結果を送信し得る。発見結果は、パブリッシュメッセージ4806に含まれるCSIDおよびクレデンシャルを含み得る。サブスクライバは、NDPネゴシエーションを行うための、およびセキュアなデータ通信4818を確立するための、適切な暗号スイートおよびクレデンシャルを選択し得る。
一構成では、サブスクライバが第1の発見時間枠4802の間にサブスクリプションメッセージ4804を送信する場合、サブスクライブメッセージは、NDP要求4810を送信するようにパブリッシャに要求するINITメッセージを含み得る。別の構成では、サブスクライバがサブスクリプションメッセージ4804を送信しない場合、またはサブスクリプションメッセージ4804がINITメッセージを含まない場合、サブスクライバは、さらなるサービス発見期間の間などに、サブスクリプションメッセージ4804とは別個にINITメッセージ4808を送信し得る。この構成では、サブスクライバ上のアプリケーションは、datarequest()プリミティブを実行することができ、これは、サブスクライバと関連付けられるCSID、クレデンシャル、ピアクレデンシャル、および/またはペアごとのマスター鍵(PMK)をNAN層に示すことがある。INITメッセージ4808は、CSID、クレデンシャル、ピアクレデンシャル、および/またはPMKIDのすべてまたは一部を含み得る。
INITメッセージを受信すると、サブスクリプションメッセージ4804の中で、または別個のメッセージとして、パブリッシャのNAN層は、データ指示をパブリッシャ上の1つまたは複数のアプリケーションに送信し得る。データ指示は、サブスクライバによってサポートされるCSIDおよび/またはクレデンシャルを含み得る。それに応答して、パブリッシャ上の1つまたは複数のアプリケーションは、dataresponse()プリミティブを実行し得る。dataresponse()プリミティブは、たとえば、パブリッシャと関連付けられるクレデンシャルおよびPMKを含み得る。NAN層は、クレデンシャルおよびPMKを受信し、4ウェイハンドシェイクを開始し得る。
パブリッシャと局の両方が、サービスと関連付けられるPMKまたは公開鍵を有すると仮定すると、パブリッシャは、NDP要求4810を送信することによって4ウェイハンドシェイクを開始し得る。NDP要求は、CSID、クレデンシャル、および鍵記述子を含み得る。鍵記述子は、ペアごとの一時鍵(PTK:pairwise transient key)を生成するための値およびパラメータ(たとえば、ノンス)を含むことがあり、これは、2つのピアデバイス間のユニキャスト通信のために、および、同じPMKまたは公開鍵が交換されたことに基づいてパブリッシャとサブスクライバが各々同じPTKを取得した/導出した/生成したことを証明するために、使用され得る。PTKは、NANユニキャストセキュリティ鍵であり得る。任意のメンバーが暗号化されたユニキャストフレームをグループの任意の他のメンバーに送信できるように、NANセキュリティグループは、1つまたは複数のサービスに対して共通のセキュリティポリシーおよび適合するセキュリティクレデンシャルまたは鍵材料を共有する、2つ以上のデバイスを含み得る。さらに、パブリッシャがサブスクライバを認証すると、パブリッシャはまた、暗号化されたユニキャストメッセージを用いて(たとえば、NDPセキュリティインストレーションメッセージにおいて)共通グループ鍵(CGK)をサブスクライバに送信し得る。CGKは、NDLのメンバー間のグループ通信のために使用される別個の鍵であり得る。CGKは、同じNANサービスと関連付けられるすべてのデバイスまたは同じNANサービスの同じインスタンスによって使用され得る。
NDP要求4810を受信すると、サブスクライバは、PMK、パブリッシャと関連付けられるNDP要求4810の中のノンス、サブスクライバと関連付けられるノンス、パブリッシャと関連付けられる識別子(たとえば、MACアドレス)、およびサブスクライバと関連付けられる識別子(たとえば、MACアドレス)に基づいて、PTKを生成し得る。公開鍵がクレデンシャルとして使用されるとき、サブスクライバは、パブリッシャから受信された公開鍵および固有の公開鍵に基づいてPTKを生成し得る。サブスクライバは、NDP応答4812をパブリッシャに送信し得る。NDP応答4812は、暗号化されたデータ(たとえば、PTKに基づいて暗号化された)とともに、CSID、クレデンシャル、および鍵記述子を含み得る。NDP応答4812を受信すると、パブリッシャは、PMK、サブスクライバと関連付けられるNDP応答4812の中のノンス、パブリッシャと関連付けられるノンス、パブリッシャと関連付けられる識別子、およびサブスクライバと関連付けられる識別子に基づいて、PTKを生成し得る。公開鍵がクレデンシャルとして使用されるとき、パブリッシャは、サブスクライバから受信された公開鍵および固有の公開鍵に基づいてPTKを生成し得る。PTKを生成した後で、パブリッシャは、NDP応答4812において送信される暗号化されたデータを復号し得る。復号されたデータが、NDP要求4810においてパブリッシャにより送信される暗号化されていないデータと一致する場合、パブリッシャは、サブスクライバがPMKを有することを確認し得る。パブリッシャは、NDPセキュリティインストールメッセージ4814をサブスクライバに送信し得る。NDPセキュリティインストールメッセージ4814は鍵記述子を含むことがあり、NDPセキュリティインストールメッセージ4814はサブスクライバがパブリッシャによって認証されることを示すことがある。NDPセキュリティインストールメッセージ4814はグループ鍵を含むことがあり、これは、パブリッシャと関連付けられるすべてのサブスクライバにブロードキャストまたはマルチキャストされ得るパブリッシャからのメッセージを復号するために使用されることがある。セキュリティインストールメッセージ4814は、パブリッシャがサブスクライバと同じPTKを導出したことを示し得る。ある態様では、NDPセキュリティインストールメッセージ4814は、第1のNDPセキュリティ確認メッセージ(図示されていない)においてパブリッシャにより送信され得る。NDPセキュリティインストールメッセージ4814を受信すると、サブスクライバは、サブスクライバがNDPを通じたセキュアなデータ通信4818の準備ができていることを示すNDPセキュリティ確認4816を送信し得る。NDPセキュリティ確認4816は、第2のNDPセキュリティ確認メッセージと呼ばれ得る。NDPセキュリティ確認4816は、サブスクライバがパブリッシャと同じPTKを導出したことを確認し得る。サブスクライバ上のNAN層はまた、セキュアなNDPがセットアップされることを示すデータ確認メッセージを、サブスクライバ上の1つまたは複数のアプリケーションに送信し得る。
上の例は、INITメッセージ4808が送信され得るいくつかのシナリオを与えたが、他のシナリオも可能である。一態様では、INITメッセージは、属性(たとえば、NDL属性)の中のフィールドとして、または、新しいセキュリティ属性もしくは新しい情報要素の一部として、含まれ得る。別の態様では、INITメッセージは、extensible authentication protocol (EAP) over local area network (LAN)(EAPoL)キーフレームにおいて搬送される別個のメッセージであり得る。さらに別の態様では、INITメッセージは、IEEE802.1管理フレームにおけるフィールドまたは情報要素であり得る。
図49は、図1のワイヤレス通信システム100内でNDPのためにセキュリティネゴシエーションを実行し得るワイヤレスデバイス4902の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス4902は、本明細書において説明される様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス4902は、図47および図48において、パブリッシャまたはサブスクライバを備え得る。
ワイヤレスデバイス4902は、ワイヤレスデバイス4902の動作を制御するプロセッサ4904を含み得る。プロセッサ4904はCPUと呼ばれることもある。ROMとRAMの両方を含み得るメモリ4906は、命令とデータとをプロセッサ4904に提供することができる。メモリ4906の一部はまた、NVRAMを含み得る。プロセッサ4904は、通常、メモリ4906内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を実行する。メモリ4906の中の命令は、本明細書において説明される方法を実施するように(たとえば、プロセッサ4904によって)実行可能であり得る。
プロセッサ4904は、1つまたは複数のプロセッサを用いて実装された処理システムの構成要素を備え、またはそのような構成要素であり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSP、FPGA、PLD、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算もしくは他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いて実装され得る。
処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の呼ばれ方をされるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味するものと広く解釈されなければならない。命令は、(たとえば、ソースコードフォーマット、バイナリコードフォーマット、実行可能コードフォーマット、または、任意の他の好適なコードのフォーマットにおける)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、本明細書において説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
ワイヤレスデバイス4902はまた、ハウジング4908を含むことがあり、ワイヤレスデバイス4902は、ワイヤレスデバイス4902とリモートデバイスとの間でのデータの送信および受信を可能にするために送信機4910および/または受信機4912を含むことがある。送信機4910および受信機4912は、トランシーバ4914へと組み合わされ得る。アンテナ4916は、ハウジング4908に取り付けられ、トランシーバ4914に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス4902はまた、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナを含み得る。
ワイヤレスデバイス4902はまた、トランシーバ4914または受信機4912によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器4918を含み得る。信号検出器4918は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス4902は、信号を処理する際に使用するためのDSP4920も含み得る。DSP4920は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、PPDUを備え得る。
ワイヤレスデバイス4902はさらに、いくつかの態様では、ユーザインターフェース4922を備え得る。ユーザインターフェース4922は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース4922は、ワイヤレスデバイス4902のユーザに情報を伝え、かつ/またはユーザからの入力を受け取る、任意の要素または構成要素を含み得る。
ワイヤレスデバイス4902がSTA(たとえば、STA114)として実装されるとき、ワイヤレスデバイス4902はセキュリティ構成要素4924も備え得る。
一構成では、ワイヤレスデバイス4902がサブスクライブ側デバイスとして機能しているとき、セキュリティ構成要素4924は、セキュアなNDPを確立するためのパブリッシュ側デバイスとのセキュリティネゴシエーションを開始することを決定するように構成されることがあり、ここで、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータでありワイヤレスデバイス4902がサプリカントである。セキュリティ構成要素4924は、セキュアなNDPを確立するためのセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを提供しているパブリッシュ側デバイスに開始メッセージ(たとえば、INITメッセージ4928)を送信するように構成され得る。別の構成では、セキュリティ構成要素4924はパブリッシュ側デバイスにサブスクリプションメッセージを送信するように構成されることがあり、サブスクリプションメッセージはワイヤレスデバイス4902により要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがある。この構成では、セキュリティ構成要素4924はパブリケーションデバイスからパブリケーションメッセージを受信するように構成されることがあり、パブリケーションメッセージはパブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。ある態様では、開始メッセージは発見時間枠の間にサブスクリプションメッセージにおいて送信されることがあり、または、開始メッセージはNDPスケジュールネゴシエーションの間に送信されることがある。別の態様では、開始メッセージは、extensible authentication protocol (EAP) over local area network (LAN)(EAPoL)キーフレームにおいて搬送されるフィールド、情報要素、メッセージ、または、IEEE802.11管理フレームにおいて搬送されるフィールドもしくは情報要素であり得る。別の構成では、セキュリティ構成要素4924は、送信された開始メッセージに基づいてパブリッシュ側デバイスからNDP要求メッセージを受信し(たとえば、NDP要求メッセージはパブリッシャノンス4932を含み得る)、受信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを送信し(たとえば、NDP応答メッセージはサブスクライバノンス4930を含み得る)、送信されたNDP応答メッセージに応答してNDPセキュリティインストレーションメッセージを受信し(たとえば、NDPセキュリティインストレーションメッセージはグループ鍵4934を含み得る)、受信されたNDPセキュリティインストレーションメッセージに基づいてNDPセキュリティ確認メッセージを送信するように構成され得る。この構成では、セキュリティ構成要素4924は、サブスクライバノンス4930およびパブリッシャノンス4932に基づいてPTK4936を生成するように構成され得る。別の構成では、セキュリティ構成要素4924はNDP要求メッセージをパブリッシュ側デバイスに送信するように構成されることがあり、ここで、開始メッセージはNDP要求メッセージに含まれることがあり、開始メッセージはパブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータとなることを示すことがある。この構成では、セキュリティ構成要素4924は、送信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを受信し、受信されたNDP応答メッセージに応答してNPDセキュリティインストレーションメッセージを送信し、送信されたNDPセキュリティインストレーションメッセージに基づいてNDPセキュリティ確認メッセージを受信するように構成され得る。
別の構成では、ワイヤレスデバイス4902がパブリッシュ側デバイスとして機能しているとき、セキュリティ構成要素4924は、NANサービスを要求しているサブスクライブ側デバイスから開始メッセージを受信して、NDPと関連付けられるセキュリティネゴシエーションを開始し、受信された開始メッセージに基づいて、セキュリティネゴシエーションにおいてワイヤレスデバイス4902がオーセンティケータでありサブスクライブ側デバイスがサプリカントであると決定するように構成され得る。別の構成では、セキュリティ構成要素4924は、受信された開始メッセージに基づいてサブスクライブ側デバイスにNDP要求メッセージを送信するように構成され得る。別の構成では、セキュリティ構成要素4924はサブスクライブ側デバイスからサブスクリプションメッセージを受信するように構成されることがあり、サブスクリプションメッセージはサブスクライブ側デバイスにより要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがある。この構成では、開始メッセージはサブスクリプションメッセージにおいて受信され得る。またこの構成では、セキュリティ構成要素4924はサブスクライブ側デバイスにパブリケーションメッセージを送信するように構成されることがあり、パブリケーションメッセージはワイヤレスデバイス4902から利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。別の構成では、セキュリティ構成要素4924は、サブスクライブ側デバイスからNDP要求メッセージを受信するように構成されることがあり、開始メッセージはNDP要求メッセージ内に含まれることがある。
ワイヤレスデバイス4902の様々な構成要素は、バスシステム4926によって一緒に結合され得る。バスシステム4926は、たとえばデータバスを含むことがあり、ならびに、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことがある。ワイヤレスデバイス4902の構成要素は、一緒に結合されることがあり、または何らかの他の機構を使用して互いへの入力を受け入れ、もしくは提供することがある。
いくつかの別個の構成要素が図49に示されるが、構成要素のうち1つまたは複数は、組み合わされることがあり、または普通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ4904は、プロセッサ4904に関して上で説明された機能を実施するためだけでなく、信号検出器4918、DSP4920、ユーザインターフェース4922、および/またはセキュリティ構成要素4924に関して上で説明された機能を実施するためにも使用され得る。さらに、図49に示された構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
図50〜図51は、セキュアなNDPのためのセキュリティネゴシエーションを開始するようにパブリッシャに要求する例示的な方法5000、5100のフローチャートである。方法5000、5100は、装置(たとえば、STA114またはワイヤレスデバイス4902)を使用して実行され得る。方法5000、5100は、図49のワイヤレスデバイス4902の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために、他の構成要素が使用され得る。
ブロック5005において、装置は、セキュアなNDPを確立するためにパブリッシュ側デバイスとのセキュリティネゴシエーションを開始すると決定することがあり、ここで、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションのオーセンティケータであり、サブスクライブ側デバイスがサプリカントである。たとえば、図38を参照すると、装置はサブスクライバに対応し得る。サブスクライバは、セキュアなNDP(たとえば、セキュアなデータ通信4818)を確立するためにパブリッシャとのセキュリティネゴシエーションを開始すると決定することがあり、ここで、パブリッシャがセキュリティネゴシエーションのオーセンティケータであり、サブスクライバがサプリカントである。一構成では、サブスクライバは、subscribe()プリミティブを実行することによって、および、1つまたは複数のNANサービスを要求するためにサブスクライバのNAN層にサブスクリプションメッセージ4804においてINITメッセージを送信させることによって、セキュリティネゴシエーションを開始すると決定し得る。別の構成では、サブスクライバは、1つまたは複数のNANサービスが利用可能であることを示すパブリッシュメッセージ4806を受信した後で、セキュリティネゴシエーションを開始すると決定し得る。この構成では、サブスクライバのNAN層は、発見結果をアプリケーション層に送信することがあり、アプリケーション層は、datarequest()プリミティブを実行して、NAN層にINITメッセージ4808を(たとえば、スタンドアロンのメッセージとして、または、NDPスケジューリングもしくはセキュリティネゴシエーションの手順の一部として)送信させることがある。
ブロック5010において、装置は、セキュアなNDPを確立するためのセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを提供しているパブリッシュ側デバイスに開始メッセージを送信し得る。たとえば、図48を参照すると、サブスクライバは、NANサービスを提供しているパブリッシャにINITメッセージ4808を送信して、セキュアなNDPを確立するためのセキュリティネゴシエーションを開始し得る。
ブロック5015において、装置は、パブリッシュ側デバイスにサブスクリプションメッセージを送信し得る。サブスクリプションメッセージは、サブスクライブ側デバイスによって要求される1つまたは複数のNANサービスを示し得る。たとえば、図48を参照すると、サブスクライバは、サブスクリプションメッセージ4804をパブリッシャへ送信し得る。サブスクリプションメッセージ4804は、サブスクライバによって要求される1つまたは複数のNANサービスを示し得る。この例では、サブスクリプションメッセージ4804は、NDP要求4810を送信するようにパブリッシャに要求するINITメッセージを含み得る。
ブロック5020において、装置はパブリケーションデバイスからパブリケーションメッセージを受信することがあり、パブリケーションメッセージはパブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。たとえば、図48を参照すると、サブスクライバはパブリッシャからパブリッシュメッセージ4806を受信することがあり、パブリッシュメッセージ4806はパブリッシャから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。パブリッシュメッセージ4806はさらに、パブリッシャとサブスクライバとの間のセキュリティネゴシエーションのために使用されるべきCSIDおよびクレデンシャルを含み得る。
ブロック5025において、装置は、送信された開始メッセージに基づいて、パブリッシュ側デバイスからNDP要求メッセージを受信し得る。たとえば、サブスクライバは、送信された開始メッセージに基づいて、パブリッシャからNDP要求4810を受信し得る。一態様では、送信された開始メッセージはサブスクリプションメッセージ4804の中にあり得る。別の態様では、送信された開始メッセージは、INITメッセージ4808などの別個のメッセージであり得る。NDP要求4810は、パブリッシャにおいて利用可能な暗号スイートを識別するCSIDを含み得る。NDP要求4810はクレデンシャルおよび鍵記述子を含むことがあり、これらは、PMKからPTKを生成するためのパブリッシャからのノンスを含むことがある。
ブロック5030において、装置は、受信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを送信し得る。たとえば、図48を参照すると、サブスクライバは、PMK、パブリッシャと関連付けられるノンス、サブスクライバと関連付けられるノンス、パブリッシャと関連付けられる識別子、およびサブスクライバと関連付けられる識別子に基づいて、PTKを生成し得る。PTKを生成した後で、サブスクライバは、受信されたNDP要求4810に基づいてNDP応答4812を送信し得る。NDP応答4812は、関連するクレデンシャルとともにサブスクライバによって選択されたCSIDを含み得る。NDP応答4812は鍵記述子を含むことがあり、これは、サブスクライバと関連付けられるノンスおよびPTKに基づいて暗号化されたデータを含むことがある。
図51に続くと、ブロック5105において、装置は、送信されたNDP応答メッセージへの応答においてNDPセキュリティインストレーションメッセージを受信し得る。たとえば、サブスクライバは、NDP応答4812を送信したことに応答してNDPセキュリティインストールメッセージ4814を受信し得る。NDPセキュリティインストールメッセージ4814は鍵記述子を含むことがあり、鍵記述子は、サブスクライバがPMKを有すること、および/またはサブスクライバがパブリッシャによって認証されることの確認を含むことがある。
ブロック5110において、装置は、受信されたNDPセキュリティインストレーションメッセージに基づいてNDPセキュリティ確認メッセージを送信し得る。たとえば、図48を参照すると、サブスクライバは、受信されたNDPセキュリティインストールメッセージ4814に基づいて、NDPセキュリティ確認4816を送信し得る。NDPセキュリティ確認4816は、サブスクライバがNDPを通じたセキュアなデータ通信4818の準備ができていることを示し得る。
別の構成では、ブロック5115において、装置は、パブリッシュ側デバイスにNDP要求メッセージを送信し得る。開始メッセージはNDP要求メッセージに含まれることがあり、開始メッセージはパブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータになることを示し得る。たとえば、図47を参照すると、装置はサブスクライバであり得る。サブスクライバは、NDP要求4708をパブリッシャに送信し得る。NDP要求4708は、パブリッシャがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータになるべきであることを示すINITフィールドを含み得る。NDP要求4708の内容は、図48のNDP要求4810の内容と同様であり得る。
この構成では、ブロック5120において、装置は、送信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを受信し得る。たとえば、図47を参照すると、サブスクライバは、送信されたNDP要求4708に基づいて、NDP応答4710を受信し得る。NDP応答4710は、図48のNDP応答4812と同様の内容を含み得る。ブロック5125において、装置は、受信されたNDP応答メッセージに応答してNDPセキュリティ確認メッセージを送信し得る。たとえば、図47を参照すると、サブスクライバはNDPセキュリティ確認4712を送信する。NDPセキュリティ確認4712は、NDPセキュリティ確認4816と同様の内容を含み得る。ブロック5130において、装置は、送信されたNDPセキュリティ確認メッセージに基づいてNDPセキュリティインストールメッセージを受信し得る。たとえば、図47を参照すると、サブスクライバは、送信されたNDPセキュリティ確認4712に基づいて、NDPセキュリティインストールメッセージ4714を受信し得る。NDPセキュリティインストールメッセージ4714は、NDPセキュリティインストールメッセージ4814と同様の内容を含み得る。
図52は、パブリッシャにおいてセキュアなNDPのためのセキュリティネゴシエーションを開始する例示的な方法5200のフローチャートである。方法5200は、装置(たとえば、STA114またはワイヤレスデバイス4902)を使用して実行され得る。方法5200は、図49のワイヤレスデバイス4902の要素に関して下で説明されるが、本明細書において説明されるステップのうちの1つまたは複数を実施するために、他の構成要素が使用され得る。
ブロック5205において、装置は、NDPと関連付けられるセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを要求しているサブスクライブ側デバイスから開始メッセージを受信し得る。たとえば、図48を参照すると、装置はパブリッシャに対応し得る。パブリッシャは、NDPと関連付けられる4ウェイハンドシェイクを開始するために、NANサービスを要求しているサブスクライバからINITメッセージを受信し得る。INITメッセージは、パブリッシャが4ウェイハンドシェイクにおけるオーセンティケータであることを示し得る。
ブロック5210において、装置は、受信された開始メッセージに基づいて、セキュリティネゴシエーションにおいてパブリッシュ側デバイスがオーセンティケータでありサブスクライブ側デバイスがサプリカントであることを決定し得る。たとえば、図48を参照すると、パブリッシャは、4ウェイハンドシェイクにおいてパブリッシャがオーセンティケータでありサブスクライバがサプリカントであることを、受信されたINITメッセージに基づいて決定し得る。たとえば、INITメッセージはビット値を含み得る。ビット値が0に設定されるとき、パブリッシャはサプリカントであり、ビット値が1に設定されるとき、パブリッシャはオーセンティケータである。パブリッシャは、ビット値が0に設定されるか1に設定されるかを決定し、ビット値に基づいて、パブリッシャがオーセンティケータであるかサプリカントであるかを決定し得る。
一構成では、ブロック5215において、装置は、サブスクライブ側デバイスからサブスクリプションメッセージを受信し得る。サブスクリプションメッセージはサブスクライブ側デバイスによって要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがあり、開始メッセージはサブスクリプションメッセージにおいて受信されることがある。たとえば、図48を参照すると、パブリッシャは、サブスクリプションメッセージ4804をサブスクライバから受信し得る。サブスクリプションメッセージ4804はサブスクライバによって要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがあり、INITメッセージはサブスクリプションメッセージ4804に含まれることがある。この構成では、ブロック5220において、装置は、サブスクライブ側デバイスにパブリケーションメッセージを送信し得る。パブリケーションメッセージは、パブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示し得る。たとえば、図48を参照すると、パブリッシャは、パブリッシュメッセージ4806をサブスクライバに送信し得る。パブリッシュメッセージ4806は、パブリッシャから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示し得る。パブリッシュメッセージ4806はさらに、パブリッシャのためのサポートされる暗号スイートおよび利用可能なクレデンシャルを示し得る。
別の構成では、サブスクライバは、開始メッセージを別個のメッセージとして送信し得る。この構成では、ブロック5225において、装置は、受信された開始メッセージに基づいて、サブスクライブ側デバイスにNDP要求メッセージを送信し得る。たとえば、図48を参照すると、サブスクライバは、INITメッセージ4808を別個のメッセージとして送信し得る。パブリッシャは次いで、受信されたINITメッセージ4808に基づいて、NDP要求4810をサブスクライバに送信し得る。NDP要求4810は、パブリッシャと関連付けられるCSID、クレデンシャル、および鍵記述子を含み得る。
別の構成では、ブロック5230において、装置は、サブスクライブ側デバイスからNDP要求メッセージを受信し得る。開始メッセージはNDP要求メッセージに含まれ得る。たとえば、図47を参照すると、パブリッシャはサブスクライバからNDP要求4708を受信することがあり、INITメッセージはNDP要求4708に含まれることがある。
図53は、セキュリティネゴシエーションを実行する例示的なワイヤレス通信デバイス5300の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス5300は、受信機5305、処理システム5310、および送信機5315を含み得る。処理システム5310は、セキュリティ構成要素5324を含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、サブスクライブ側デバイスであり得る。この構成では、処理システム5310および/またはセキュリティ構成要素5324は、セキュアなNDPを確立するためのパブリッシュ側デバイスとのセキュリティネゴシエーションを開始することを決定するように構成されることがあり、ここで、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータでありサブスクライブ側デバイスがサプリカントである。処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315は、セキュアなNDPを確立するためのセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを提供しているパブリッシュ側デバイスに開始メッセージを送信するように構成され得る。開始メッセージは、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータになることを示し得る。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315はパブリッシュ側デバイスにサブスクリプションメッセージを送信するように構成されることがあり、サブスクリプションメッセージはサブスクライブ側デバイスにより要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがある。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305はパブリケーションデバイスからパブリケーションメッセージを受信するように構成されることがあり、パブリケーションメッセージはパブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。ある態様では、開始メッセージは発見時間枠の間にサブスクリプションメッセージにおいて送信されることがあり、または、開始メッセージはNDPスケジュールネゴシエーションの間に送信されることがある。別の態様では、開始メッセージは、EAPoLキーフレームにおいて搬送されるフィールド、情報要素、メッセージ、または、IEEE802.11管理フレームにおいて搬送されるフィールドもしくは情報要素であり得る。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305は、送信された開始メッセージに基づいてパブリッシュ側デバイスからNDP要求メッセージを受信するように構成され得る。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315は、受信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを送信するように構成され得る。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305は、送信されたNDP応答メッセージに応答してNDPセキュリティインストレーションメッセージを受信するように構成され得る。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315は、受信されたNDPセキュリティインストレーションメッセージに基づいてNDPセキュリティ確認メッセージを送信するように構成され得る。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315はパブリッシュ側デバイスにNDP要求メッセージを送信するように構成されることがあり、開始メッセージはNDP要求メッセージに含まれることがある。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305は、送信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを受信するように構成され得る。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315は、受信されたNDP応答メッセージに応答してNDPセキュリティ確認メッセージを送信するように構成され得る。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305は、送信されたNDPセキュリティ確認メッセージに基づいてNDPセキュリティインストレーションメッセージを受信するように構成され得る。
一構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、パブリッシュ側デバイスであり得る。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305は、NDPと関連付けられるセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを要求しているサブスクライブ側デバイスから開始メッセージを受信するように構成され得る。開始メッセージは、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータであることを示し得る。この構成では、処理システム5310および/またはセキュリティ構成要素5324は、受信された開始メッセージに基づいて、セキュリティネゴシエーションにおいてパブリッシュ側デバイスがオーセンティケータでありサブスクライブ側デバイスがサプリカントであることを決定するように構成され得る。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315は、受信された開始メッセージに基づいてサブスクライブ側デバイスにNDP要求メッセージを送信するように構成され得る。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305は、サブスクライブ側デバイスからサブスクリプションメッセージを受信するように構成され得る。サブスクリプションメッセージはサブスクライブ側デバイスによって要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがあり、開始メッセージはサブスクリプションメッセージにおいて受信されることがある。この構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315はサブスクライブ側デバイスにパブリケーションメッセージを送信するように構成されることがあり、パブリケーションメッセージはパブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。別の構成では、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305はサブスクライブ側デバイスからNDP要求メッセージを受信するように構成されることがあり、開始メッセージはNDP要求メッセージに含まれることがある。
一構成では、送信機5315、処理システム5310、および/またはセキュリティ構成要素5324は、図50のブロック5005、5010、5015、5020、5025、5030、図51のブロック5105、5110、5115、5120、5125、および5130、ならびに図52のブロック5205、5210、5215、5220、5225、および5230に関して上で論じられた1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信機5305は、受信機2812に対応し得る。処理システム5310は、プロセッサ4904に対応し得る。送信機5315は、送信機4910に対応し得る。セキュリティ構成要素5324は、セキュリティ構成要素4924および/またはセキュリティ構成要素128に対応し得る。
一構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、サブスクライブ側デバイスであり得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、セキュアなNDPを確立するためのパブリッシュ側デバイスとのセキュリティネゴシエーションを開始することを決定するための手段を含むことがあり、ここで、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータでありサブスクライブ側デバイスがサプリカントである。ワイヤレス通信デバイス5300は、セキュアなNDPを確立するためのセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを提供しているパブリッシュ側デバイスに開始メッセージを送信するための手段を含み得る。開始メッセージは、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータになることを示し得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス5300はパブリッシュ側デバイスにサブスクリプションメッセージを送信するための手段を含むことがあり、サブスクリプションメッセージはサブスクライブ側デバイスにより要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがある。この構成では、ワイヤレス通信デバイス5300はパブリケーションデバイスからパブリケーションメッセージを受信するための手段を含むことがあり、パブリケーションメッセージはパブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。ある態様では、開始メッセージは発見時間枠の間にサブスクリプションメッセージにおいて送信されることがあり、または、開始メッセージはNDPスケジュールネゴシエーションの間に送信される。別の態様では、開始メッセージは、EAPoLキーフレームにおいて搬送されるフィールド、情報要素、メッセージ、または、IEEE802.11管理フレームにおいて搬送されるフィールドもしくは情報要素であり得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、送信された開始メッセージに基づいてパブリッシュ側デバイスからNDP要求メッセージを受信するための手段と、受信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを送信するための手段と、送信されたNDP応答メッセージに応答してNDPセキュリティインストレーションメッセージを受信するための手段と、受信されたNDPセキュリティインストレーションメッセージに基づいてNDPセキュリティ確認メッセージを送信するための手段とを含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、パブリッシュ側デバイスにNDP要求メッセージを送信するための手段であって、開始メッセージがNDP要求メッセージに含まれる、手段と、送信されたNDP要求メッセージに基づいてNDP応答メッセージを受信するための手段と、受信されたNDP応答メッセージに応答してNDPセキュリティ確認メッセージを送信するための手段と、送信されたNDPセキュリティ確認メッセージに基づいてNDPセキュリティインストレーションメッセージを受信するための手段とを含み得る。
たとえば、決定するための手段は、処理システム5310および/またはセキュリティ構成要素5324を含み得る。送信するための手段は、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315を含み得る。受信するための手段は、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305を含み得る。
一構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、パブリッシュ側デバイスであり得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイス5300は、NDPと関連付けられるセキュリティネゴシエーションを開始するために、NANサービスを要求しているサブスクライブ側デバイスから開始メッセージを受信するための手段を含み得る。開始メッセージは、パブリッシュ側デバイスがセキュリティネゴシエーションにおけるオーセンティケータであることを示し得る。この構成では、ワイヤレス通信デバイスは、受信された開始メッセージに基づいて、セキュリティネゴシエーションにおいてパブリッシュ側デバイスがオーセンティケータでありサブスクライブ側デバイスがサプリカントであることを決定するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイスは、受信された開始メッセージに基づいてサブスクライブ側デバイスにNDP要求メッセージを送信するための手段を含み得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイスは、サブスクライブ側デバイスからサブスクリプションメッセージを受信するための手段を含み得る。サブスクリプションメッセージはサブスクライブ側デバイスによって要求される1つまたは複数のNANサービスを示すことがあり、開始メッセージはサブスクリプションメッセージにおいて受信されることがある。この構成では、ワイヤレス通信デバイスはサブスクライブ側デバイスにパブリケーションメッセージを送信するための手段を含むことがあり、パブリケーションメッセージはパブリッシュ側デバイスから利用可能な少なくとも1つのNANサービスを示すことがある。別の構成では、ワイヤレス通信デバイスは、サブスクライブ側デバイスからNDP要求メッセージを受信するための手段を含むことがあり、開始メッセージはNDP要求メッセージ内に含まれることがある。
たとえば、受信するための手段は、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または受信機5305を含み得る。決定するための手段は、処理システム5310および/またはセキュリティ構成要素5324を含み得る。受信するための手段は、処理システム5310、セキュリティ構成要素5324、および/または送信機5315を含み得る。
ある態様では、本明細書において説明されるNDLおよびNDPの原理は、他のピアツーピア通信プロトコルにも適用可能であり得る。
上で説明された方法の様々な動作は、様々なハードウェアおよび/もしくはソフトウェア構成要素、回路、ならびに/または構成要素などの、動作を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行され得る。一般に、動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって、図に示された任意の動作が実行され得る。
本開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、構成要素、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、もしくは他のPLD、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書において説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実現されることもある。
1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されることがあり、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されることがある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、コンパクトディスク(CD)ROM(CD-ROM)もしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備え得る。また、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。したがって、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備える。
本明細書において開示された方法は、説明された方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が明記されていない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく変更され得る。
したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、命令が記憶(および/または符号化)されているコンピュータ可読媒体を備えることがあり、命令は、本明細書において説明された動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
さらに、本明細書において説明された方法および技法を実行するための構成要素および/または他の適切な手段は、適宜、ユーザ端末および/または基地局によってダウンロードされ得ること、および/または別の方法で取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書において説明された方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合され得る。代替として、本明細書において説明された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が、記憶手段をデバイスに結合または提供すると様々な方法を取得できるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、CDまたはフロッピーディスクなどの物理的記憶媒体など)を介して提供され得る。その上、本明細書において説明された方法および技法をデバイスに提供するための任意の他の好適な技法が利用され得る。
特許請求の範囲は、上で示された正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。上で説明された方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
上記のことは本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様が、その基本的な範囲から逸脱することなく考案されることが可能であり、その範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
上記の説明は、本明細書において説明された様々な態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な変更が当業者には容易に明らかになり、本明細書において定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示される態様に限定されることは意図されず、特許請求の範囲の文言と一致するすべての範囲を与えられるべきであり、単数形での要素への参照は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」ではなく、「1つまたは複数の」を意味することが意図される。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は、1つまたは複数を指す。当業者に知られているか、または後で知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素の、すべての構造的および機能的等価物が、参考として本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。さらに、本明細書に開示されるものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に記載されているかどうかにかかわらず、公に供されることは意図されていない。請求項のいかなる要素も、「のための手段」という句を使用して要素が明示的に列挙されていない限り、または方法クレームの場合、「のためのステップ」という句を使用して要素が列挙されていない限り、米国特許法第112条(f)項の規定の下で解釈されるべきではない。