JP2018509549A - ロータリーエンジン用のロータ - Google Patents
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Abstract
Description
エンジン用のロータに関する。
供給するために一般的に使用されている。ロータリー内燃機関は、ハウジングまたはステ
ータのキャビティ内に回転式に装着されたロータリーピストンまたはロータを含む。
では、ステータが、二葉片状のエピトロコイド状ボアと、キャビティを画成するために、
ボアの対向する長さ方向端部に配置されたエンドプレートとを含む。キャビティの壁は、
それぞれ空気および排気ガスのための、吸気ポートおよび排気ポートを備えている。ワン
ケルエンジンのロータは、外側に湾曲した辺を備える、ほぼ正三角形の断面形状の3つの
ロータフランクを含む。
キャビティ内で、遊星式に、回転するように適合されている。ロータの伝動装置は、一般
に、本体の内側面によって設けられた位置決めアパーチャ内に収容されたインサートによ
って提供される。インサートは、軸受部およびインデックスギヤ(indexing gear)を含み
、インデックスギヤは、エンジンのエンドプレートの一方によって担持された固定ギヤに
係合するように配置されている。固定ギヤとのインデックスギヤの係合によって、ロータ
の回転を、主軸の回転の3分の1に抑制する。インサートは、ロータの本体にしっかりと
固定されて、ロータ本体に対するインサートの回転または軸方向運動を防止する必要があ
る。
ド状ボアの内壁と係合するように構成されている。ロータがステータに対して回転すると
、アペックスシールは、エピトロコイド状ボアの内壁に対して変位されるが、ロータの回
転サイクルを通して、内壁と密封係合したままである。それゆえ、ロータは、キャビティ
を複数の作動室に分割し、これら作動室は、ロータがステータに対して回転するときに、
体積および位置が変化する。
うに選択されてきた。これは、外側に湾曲した弓形のフランクを生じ、これらフランクは
、フランクの2つの頂点を垂直に二等分する軸平面の周りでの反射に関して、対称的であ
る。それぞれのフランク内の実質的に中心に、浅い皿状のポケットが形成されていて、こ
れらのポケットのベースは、その前縁および後縁の双方において、内側に湾曲しているこ
とも分かっている。弓形のフランクのように、これらのポケットの形状、サイズおよび位
置は、一般に、エンジンの圧縮比を最大にするように選択される。
れている。
フランクを含むロータリーエンジン用のロータであって、各ロータフランクは、前縁およ
び後縁を有し、ロータフランクのうちの少なくとも1つのロータフランクの前縁は、ロー
タフランクの全軸長にわたって延在する細長いリップを含む、ロータリーエンジン用のロ
ータが提供される。
とによって、エンジンの性能を改善することを見出した。この性能の改善は、燃焼ガスの
膨張をトルクに変換する効率が高まることに起因し得る。このエンジン性能を改善するメ
カニズムは、エンジンの性能におけるいずれの改善もエンジンの圧縮比の改善によって一
般的に実現される当業界で確立された設計実践とは、対照的である。
、概して外側に湾曲したプロファイルを含む。
、好ましくは、ロータフランクのリーディング面とトレーリング面との間で等距離にある
円周上の位置として定義されるロータフランクの円周中心に対して、外側に向けられてい
る。トレーリング面は、好ましくは、ロータフランクの円周中心の方に内側に向けられて
いる。リップは、ロータフランクの前縁に配置されているため、リップのトレーリング面
をロータフランクの円周中心の方へ内側に向けることによって、トレーリングリップの表
面に対する法線が、ロータの回転の方向に対して円周方向において反対方向に確実に向け
られるようにし、それにより、膨張ガスの圧力がロータ上のトルクへ効率的に変換される
ようにする。
ィング面の曲率半径は、好ましくは、少なくとも1つのロータフランクの、その後縁に近
位の曲率半径と実質的に等しい。
のトレーリング面の曲率半径は、リップのリーディング面の曲率半径および/または少な
くとも1つのロータフランクの、その後縁に近位の曲率半径よりも実質的に小さい。リッ
プのトレーリング面の曲率半径は、好ましくは、0.2〜9.0mm、好ましくは1.0
〜8.0mm、好ましくは2.0〜7.0mm、または好ましくは3.0〜6.0mmで
ある。そのリーディング面に隣接するリップのトレーリング面の面素は、好ましくは、ロ
ータの回転の方向と実質的に反対の法線方向を含む。そのリーディング面に遠位のリップ
のトレーリング面の面素は、好ましくは、実質的に半径方向に向けられた、すなわちロー
タの回転の方向に対して実質的に垂直である法線を含む。あるいは、リップのトレーリン
グ面は、段付きのプロファイルを有してもよい。好ましくは、段付きのプロファイルは、
段を含み得る。
である。あるいは、2つの上述の面素の中間のリップのトレーリング面の曲率は、好まし
くは、リップのリーディング面からの距離が増すとともに、増大する。
リング面に対する法線方向は、好ましくは、ロータの回転の方向に対して実質的に反対の
方向である。
パーチャは、好ましくは、その内側面上にリングギアを備え、およびステータのシャフト
は、好ましくは、ピニオンを含む。リングギアの半径は、好ましくは、ピニオンの半径よ
りも大きいため、リングギアは、ピニオンの周りで偏心運動するように構成される。
半径方向の範囲は、その少なくとも1つのロータフランクの後縁の半径方向の範囲と実質
的に等しい。それゆえ、この実施形態では、リップは、部分的には、ロータフランクの外
側面に形成されかつロータフランクの全軸長にわたって延在している凹部によって画成さ
れている。この実施形態では、凹部のリーディング面は、リップのトレーリング面と同等
であると認識される。
好ましくは、ロータフランクの円周長の30%未満に延在し、一層好ましくは、ロータフ
ランクの円周長の10%未満に延在する。
フランクを含むロータリーエンジン用のロータであって、各ロータフランクは、前縁およ
び後縁を有し、少なくとも1つのロータフランクは、前縁および後縁を有するキャビティ
を含み、キャビティのベースの、その後縁に近位の一部分は、外側に湾曲している、ロー
タリーエンジン用のロータが提供される。
低下をもたらすことによって、ロータが設置されるエンジンの性能を改善することを見出
した。この性能の改善は、燃焼ガスの膨張をトルクに変換する効率が高まることに起因し
得る。
mm、一層好ましくは約150mmである。
ち溶け込んでいる。ベースとキャビティの後縁との間で接線ブレンド(tangent blend)
があることが好ましい。
もよい。この実施形態では、キャビティの前縁に近位のベースの曲率半径は、好ましくは
、キャビティの後縁に近位のベースの曲率半径よりも実質的に小さい。
後縁に近位のベースの部分の曲率中心から変位された曲率中心の周りで、半径方向外側に
湾曲され得るため、凸状の側壁によって囲まれた縦谷(longitudinal valley)を画成して
いる。
くは、実質的に軸方向の中心に配置されている。
と、ロータフランクに形成された第2の部分とを有する、副キャビティを含み得る。
ータ10,20が示されている。
1を含む。
トまたはコバルト合金を含み得るかまたはそれからなり得る。好ましくは、ロータ本体1
1は、鋳鉄からなる。
tive manufacturing)することによって、形成され得る。積層造形は三次元印刷(three-d
imensional printing)を含む。好ましくは、ロータ本体11は、鉄をワンピースすなわち
一体鋳造して形成される。
および全体的に軸方向に向けられた第1および第2の側面15を含む。各ロータフランク
12は、ロータフランク12の回転の方向に対して定義された前縁16および後縁17を
含む(図1の最上のロータフランク12にのみ符号を付す)。
れのロータフランク12の後縁17から、それぞれのロータフランク12の円周長の約9
5%にわたって延在する。各ロータフランク12が凹部18を含み得ることも予想される
。凹部18は、ロータフランク12の回転方向に関して定義されたリーディング面19お
よびトレーリング面20を含む。凹部18のリーディング面19は、内側に湾曲しており
、かつその曲率半径は、好ましくは0.2〜9.0mm、好ましくは1.0〜8.0mm
、好ましくは2.0〜7.0mm、または好ましくは3.0〜6.0mmである。凹部1
8のトレーリング面20は、外側に湾曲しており、かつその曲率半径の大きさは、リーデ
ィング面19の曲率半径よりも数桁大きい、例えば約150mmである。しかしながら、
曲率半径は、それぞれのロータフランク12にわたって円周方向において変化する。特に
、曲率半径は、それぞれのロータフランク12の後縁17の方に向かうに従って増加し得
る。図示の実施形態では、内側に湾曲したリーディング面19は、外向きのトレーリング
面20に溶け込んで、それら2つが、円周に沿って曲率が変化する単一の面であるとみな
され得るようにする。軸方向では、凹部18は、それぞれのロータフランク12の全軸長
にわたって延在する。それゆえ、それぞれのロータフランク12の全軸長にわたって延在
する細長いリップ21が、それぞれのロータフランク12の前縁16において画成される
。各ロータフランク12がリップ21を含み得ることも予想される。リップ21の縦軸は
、ロータフランク12の軸方向に対して実質的に平行であり、かつこの軸に対するリップ
21の横断面は、リップ21の長さにわたって実質的に均一である。リップ21が、リッ
プのトレーリング面の法線の方向がロータの回転の方向とは実質的に反対の方向である形
態を有し得ることも予想される。
およびトレーリング面23を有する。リップ21のリーディング面22は、外側に湾曲し
ており、この面22の曲率半径は、凹部18のトレーリング面20の曲率半径に実質的に
等しい。リップ21のトレーリング面23は、凹部18のリーディング面19によって提
供されるため、内側に湾曲している。リップ21のトレーリング面23の曲率中心は、ロ
ータフランク12の円周方向の中間点に対して面23の内側に配置されている。従って、
リップ21のトレーリング面23の法線の円周方向のベクトル成分は、ロータ10の回転
の方向に対して反対方向に向けられている。リップ21のトレーリング面23の法線の正
確な方向は、面23の内側に湾曲したプロファイルを考慮して検討中の面素に依存し、リ
ップ21のリーディング面22の近位に配置されている面素は、リップ21のリーディン
グ面22の遠位に配置されている面素よりも大きな円周方向のベクトル成分を有する。
24を含み、位置決め部分24は、一緒に、部分的に、位置決めアパーチャ25を画成す
る。各フランク12の内側面14は、さらに、フランク12の各端部に配置された冷却チ
ャネル部分26を含む。冷却チャネル部分26は、一緒に、3つの冷却チャネル27を画
成し、これら冷却チャネルは、ロータ10の各頂点の領域においてロータ10を通って軸
方向に延在する。それぞれの各冷却チャネル27は、形状が部分的にシリンダー状であり
、かつ前記冷却チャネル27の表面積を増大させるように配置されている冷却フィン28
を備えている。ロータが空気によって冷却されない代替的な実施形態(図示せず)では、
空気冷却チャネル27および他の対応する特徴は存在しない。
ように配置されたそれぞれのシールストリップソケットを備える。追加的なシールストリ
ップソケット30は、各ロータフランク12の頂点に設けられ、これらのストリップソケ
ット30は、それぞれの軸方向シールストリップ(図示せず)を受け入れるように配置さ
れている。
2およびインサート31に形成されたそれぞれの固定ソケット(図示せず)を通って延在
する固定ピン(図示せず)によって、インサート31はロータフランク12に結合されて
いる。インサート31は、適切な軸受鋼における鍛造品として、または軸受鋼の棒として
形成される。インサート31は、ロータフランク12の内側面14に形成された冷却チャ
ネル27を円周上で閉鎖して、ロータ10の全軸長にわたって延在する冷却導管32を画
成するようにする。冷却導管34は、ロータ10を通って空気が流れることができるよう
にし、それにより、エンジンを冷却する。
テータ(図示せず)の中心ピニオン(図示せず)の周りで偏心回転するために配置された
、機械加工されたリングギア(annular gear)34を含む。リングギア34の軸長は、ロー
タ本体11の全軸長を下回り、リングギア34は、ロータ10の軸方向の一方の端部に配
置されている。
ティ(図示せず)内に取り付けられている。キャビティは、各端部においてエンドプレー
ト(図示せず)によって閉鎖された、二葉片状のエピトロコイド状ボアによって画成され
ている。リングギア25は、遊星式に固定ピニオン(図示せず)と係合されるように配置
されており、そこでは、ロータ10が、主軸の回転の3分の1の量で回転する。ロータ1
0、およびキャビティの壁は、ロータ10が回転すると作動室が形成されるように形づく
られており、キャビティの壁は、さらに、それぞれ空気および排気のための吸気ポートお
よび排気ポート(図示せず)を備え得る。使用中、各側面シールストリップ29は、ロー
タ本体11の側部14と、ステータ(図示せず)によって設けられたキャビティの壁との
間にシールを形成する。同様に、各軸方向シールストリップ29は、ロータフランク12
のそれぞれの頂点と、キャビティの壁との間にシールを形成して、キャビティを複数の作
動室に分割する。
12の外側面13に力を加える。膨張ガスの圧力は、ロータフランク12の円周長にわた
るトルクに変換される。しかしながら、この膨張ガスの圧力のトルクへの変換の効率は、
リップ21のトレーリング面23のベクトル面の方向に起因して、リップのトレーリング
面23において、ロータフランク12の外側面13の残りの部分におけるよりも実質的に
高い。それゆえ、リップ21は、エンジンの圧縮比を実質的に損なうことなく、膨張ガス
の圧力のトルクへの変換の全体効率に実質的に寄与する。
ロータ10と同様であるが、以下の修正を備える。対応する特徴には同じ参照符号が付け
られている。
グ面23は、内側に湾曲しているのとは対照的に、実質的に平面的である。面19、23
の法線の方向は、ロータ10の回転の方向とは実質的に反対の方向である。それゆえ、面
19、23は、燃焼ガスの膨張をトルクに変換するのに最適な方向にされている。
方向に対して実質的に反対の方向でなくてもよい:面19、23の法線の円周方向成分が
、ロータ10の回転の方向に対して反対の方向であるという条件では、リップ21は、膨
張ガスの圧力のトルクへの変換効率を高める。しかしながら、この代替的な実施形態は、
図3に示す実施形態における膨張ガスの圧力のトルクへの変換効率と同じようには高まら
ない。
実施形態のロータ10と同様であるが、以下の修正を備える。対応する特徴には同じ参照
符号が付けられている。
在する。凹部18は、ロータフランクの前縁16の方に配置されるが、そこから分離され
て、凹部18が、ロータフランクの前縁36と境界を接するようにされている。
12の全軸長にわたっては延在しない。その代わり、凹部18は、ロータフランクの軸長
の約90%に延在し、かつ軸方向の中心に配置される。それゆえ、図1〜3に示す実施形
態とは異なり、各ロータフランク12の外側面42は、リップを備えていない。さらに、
図1〜3に示す実施形態とは異なり、凹部は、軸方向縁および円周方向縁と全体的に境界
を接し、それゆえ、ベースおよび側壁35を有するキャビティを画成する。
態(図示せず)では、側壁の曲率半径は、好ましくは0.2〜9.0mmである。
回転の方向に対して定義されたリーディング面19およびトレーリング面20を有する。
凹部18のリーディング面19は、内側に湾曲しており、かつ0.2〜9.0mm、好ま
しくは1.0〜8.0mm、好ましくは2.0〜7.0mm、または好ましくは3.0〜
6.0mmの曲率半径を含む。凹部のトレーリング面20は、外側に湾曲しており、かつ
その曲率半径は、リーディング面19の曲率半径よりも数桁に大きい、例えば150mm
である。しかしながら、曲率半径は、それぞれのロータフランク12にわたって円周で変
化する。特に、曲率半径は、それぞれのロータフランク12の後縁17に向かって大きく
なる。図示の実施形態では、内側に湾曲したリーディング面19は、外向きのトレーリン
グ面20と溶け込み、それら2つが、円周に沿って曲率が変化する単一の面であるとみな
され得るようにする。さらに、凹部18のベースのトレーリング面20は、凹部18の後
縁においてロータフランク12の外側面42に溶け込んでいる。
ロータ40と同様であるが、以下の修正を備える。対応する特徴には同じ参照符号が付け
られている。
ティ52が各ロータフランク12に設けられていることを除いて、図4に示す実施形態の
凹部18と実質的に同一である。副キャビティ52は、全体的に丸みを帯びた矩形を有す
る第1の部分52aと、シャベルのブレードと同様の形状を有する第2の部分52bとを
含む。第1の部分37は、凹部18のベースおよびロータフランク12に広がる一方、第
2の部分は、ロータフランク12内のみに形成される。
形態に示すような副キャビティ52を有してもよい。
ってもよく、例えば、凹部の横断面は、図3に示す凹部18の横断面と同様であってもよ
い。
Claims (20)
- ほぼ正三角形に配置された3つのロータフランクを含むロータリーエンジン用のロータであって、各ロータフランクは、前縁および後縁を有する、ロータリーエンジン用のロータにおいて、
前記ロータフランクのうちの少なくとも1つのロータフランクの前記前縁は、前記ロータフランクの全軸長にわたって延在する細長いリップを含むことを特徴とする、ロータリーエンジン用のロータ。 - 前記少なくとも1つのロータフランクが、前記リップから前記ロータフランクの前記後縁まで、概して外側に湾曲したプロファイルを含む、請求項1に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップが、リーディング面およびトレーリング面を含む、請求項1または2に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップのリーディング面が、前記ロータフランクの円周中心に対して外側に向けられている、請求項3に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップのトレーリング面が、前記ロータフランクの前記円周中心の方に内側に向けられている、請求項3または4に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップの前記リーディング面が外側に湾曲している、請求項3〜5のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップの前記リーディング面の曲率半径が、前記少なくとも1つのロータフランクの、その前記後縁に近位の曲率半径と実質的に等しい、請求項6に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップの前記トレーリング面が、半径方向内側に湾曲している、請求項3〜7のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップの前記トレーリング面が実質的に平面的である、請求項3〜7のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップの前記トレーリング面が、段付きのプロファイルを有する、請求項3〜7のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記リップが、前記ロータフランクの前記前縁から、前記ロータフランクの前記円周長の30%未満にわたって延在する、請求項1〜10のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記少なくとも1つのロータフランクが、外側面に形成された凹部を含み、
前記凹部は、前縁および後縁を含み、かつ前記ロータフランクの軸方向に全長にわたって延在し、
前記リップは、前記ロータフランクの前記前縁と前記凹部の前記前縁との間に画成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。 - ほぼ正三角形に配置された3つのロータフランクを含むロータリーエンジン用のロータであって、各ロータフランクは、前縁および後縁を有し、少なくとも1つのロータフランクは、前縁および後縁を有するキャビティを含む、ロータリーエンジン用のロータにおいて、
前記キャビティの、その後縁に近位のベースの少なくとも一部分が、外側に湾曲していることを特徴とする、ロータリーエンジン用のロータ。 - 前記キャビティの、その前記後縁に近位の前記ベースの曲率半径が、100mm〜170mmである、請求項13に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記ベースが、前記キャビティの前記後縁において、前記ロータフランクに溶け込んでいる、請求項13または14に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記キャビティの前記前縁に近位の前記ベースの一部分が、実質的に平面的である、請求項13〜15のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記キャビティの前記前縁に近位の前記ベースの一部分が、半径方向内側に湾曲している、請求項13〜15のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記キャビティの前記後縁に近位の前記ベース部分の前記曲率半径が、前記キャビティの前記前縁に近位の前記ベース部分の前記曲率半径よりも実質的に大きい、請求項17に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記キャビティが、前記ロータフランクの前記軸長の80%〜95%に延在し、かつ実質的に軸方向における中心に配置されている、請求項13〜18のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
- 前記少なくとも1つのロータフランクが、第1のキャビティのベースに形成された第1の部分と、前記ロータフランクに形成された第2の部分とを有する副キャビティを含む、請求項13〜19のいずれか1項に記載のロータリーエンジン用のロータ。
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