JP2018507247A - 毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるための組成物及び方法 - Google Patents

毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるための組成物及び方法 Download PDF

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Abstract

毛髪をストレート化する等によって、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるための、還元剤、中和剤、ジメチコンコポリオール、セルロース化合物、及び水を含み、pHは約2から約7未満の範囲である組成物が本明細書において開示される。毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させる方法も開示される。

Description

本出願は、例えば毛髪をストレート化することによって、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるための、還元剤、中和剤、ジメチコンコポリオール及びセルロース化合物を含む組成物及び前記組成物を毛髪へ施用することを含む方法に関する。
毛髪等のケラチン基体に使用するための化粧料及びパーソナルケア製品は、様々な形態で、例えば、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、ペースト剤、及び粉末剤として市販されている。形態に関わらず、これらの製品は、有効性、美容性、所望の質感、安定な配合、並びに使用及び施用の容易性及び利便性等の、特定の利点及び特質を達成しかつもたらす必要がある。したがって、このような製品の製造業者は、変化する消費者の要求及び嗜好を満たすために、使用に対して安定かつ安全なままであると同時に、有効性が高められた新規の製品を絶えず再配合し、生み出そうとしている。更に、製造業者は、粘度、質感、安定性、及び有効性に関する所望の特質及び特性の実現の助けとなる、新規の原材料及び成分又は新規の製品形態の使用を引き続きテストしている。
製造業者が常に改良しようとしている1つの分野は、毛髪の外観、形状、又は外形を変化させるように作られている毛髪用化粧料等の分野である。このような毛髪用化粧料の例は、ウェーブのかかった毛髪を含む、巻き毛又は縮れた毛を矯正又はストレート化することができる毛髪矯正剤又は毛髪ストレート化剤である。毛髪矯正剤は、美容院において専門家により、又は家庭において個人消費者により、そのいずれでも施用できる。強い巻き毛のカールをストレート化又は矯正すると、このような毛髪の扱いやすさやスタイリングの容易さが向上することがある。
毛髪の形状を変化させかつより扱いやすくするために、毛髪へ施用することができる1つの種類の組成物は、アルカリ組成物である。アルカリ性の毛髪矯正/ストレート化は、様々なアルカリ剤、例えば、無機水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、又は有機水酸化物、例えば、グアニジン水酸化物、又は有機アミンを用いて毛髪のケラチンを加水分解することに関与する。水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを用いる毛髪矯正/ストレート化の製品は苛性アルカリ系製品とも呼ばれ、他のアルカリ剤、例えば、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、有機水酸化物、及び他の非水酸化物化合物、例えば有機アミンを使用する製品は非苛性アルカリ系製品の分類に一般に入る。
更に、毛髪線維を弱め、かつ/又は乾燥をもたらすことによって毛髪に損傷を与える恐れがある上述のアルカリ性の苛性アルカリ系及び非苛性アルカリ系製品並びに方法の代替手段を見出すことが望ましい。しかし、新たな成分を組成物へ組み込むことによってその性能、化粧特質、及び配合安定性に悪影響を与えることになりうるため、毛髪に与える損傷がより少ないか又は最小である、毛髪の形状を変化させるための新規の組成物及び方法の発見は、製造業者及び開発者に課題をもたらすことになる。更に、アルカリ度及び/又はpHは、これらの製品に関して重要な問題である。毛髪の形状を処理しかつ変化させる新たな方法は、組成物の性能、処置時間、及び使用品質に影響を与えることもある。
本発明は、毛髪をストレート化すること等によって毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるための、還元剤、中和剤、ジメチコンコポリオール、セルロース化合物、及び水の組合せを含む組成物であって、そのpHが約2から約7未満の範囲の非アルカリ性である組成物を提供する。本発明はまた、容易でかつ有効な方法で毛髪をストレート化すること等による、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させる方法であって、前記組成物を毛髪へ施用し、毛髪をブラッシングし、任意選択で場合によっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら、毛髪を加熱し、毛髪を水ですすぐか又は毛髪をシャンプー及び/若しくはコンディショナーから選択される中性pHを有する中間処理剤と接触させ、続いて水ですすぐことを含む、方法を提供する。組成物を毛髪へ施用する前に、毛髪を、中性pHを有するシャンプーと接触させ、次いで水ですすぐことができる。
本発明の組成物は安定であり、滴らないことに相当する粘度及び組成物を毛髪線維へ施用することの容易性を促進する均質な稠度を有し、それによって毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させる効果的な方法がもたらされることが、驚くべきことにかつ予想外に発見された。更に、本発明の方法は、一方では毛髪の劣化を制限し、高評価の作用品質を維持すると同時に、良好な毛髪のストレート化/矯正を可能にし、特にストレート化の時点で組成物の過度な蒸発は伴わない。本発明による毛髪処理方法は、毛髪線維が破壊される問題を最小限にすることも可能である。本発明の組成物及び方法は、毛髪のボリューム及び縮毛効果を恒久的に減らすことによって、毛髪の物理的性質を改善させることも見出した。
本発明は毛髪をストレート化するための組成物であって、
(a) チオール還元剤、非チオール還元剤、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の還元剤、
(b) 少なくとも1種の中和剤、
(c) 0.5質量%〜5質量%、好ましくは1質量%〜4質量%、より好ましくは1.5質量%〜3質量%、更により好ましくは2質量%〜3質量%の量で存在する、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
(d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選択される、約0.1質量%〜約2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
(e )水
を含み、
その組成物のpHが2から7未満の範囲であり、
全ての質量は、組成物の総質量に対する、組成物に関する。
本発明はまた、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させる方法であって、
(1) 上述の組成物を毛髪へ施用する工程と、
(2) 毛髪をブラッシングする工程と、
(3) 任意選択で場合よっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら、毛髪を少なくとも40℃の温度で加熱する工程と、
(4) 毛髪を水ですすぐか、又は毛髪を、中性pHを有し、シャンプー及び/若しくはコンディショナーから選択される中間処理剤と接触させ、続いて水ですすぐ工程と、
を含む方法に関する。
(1)において組成物を毛髪へ施用する前に、毛髪を、中性pHを有するシャンプーと接触させ、次いで水ですすぐことができる。
本発明の組成物を製造する方法もまた、本開示において開示される。
本発明によれば、本発明の組成物は好ましくはゲルの形態である。
前述の一般的説明及び以下の詳細な説明はいずれも、例示的かつ説明的なものにすぎず、本発明を制限するものではないと理解すべきである。
すすぎ手順及びすすぎのない手順に従って本発明の組成物により与えられる、毛髪に対するストレート化/成形の効果を示す毛髪サンプルの写真である。
本明細書において使用される「少なくとも1つ(種)の」という表現は、1つ(種)又は複数を意味し、したがって個別の構成成分並びに混合物/組合せを含む。
操作例以外、又は別段の指示がある場合を除き、成分の分量及び/又は反応条件を表す全ての数は、全ての場合において、示される数の+/-10%の範囲内を意味する用語「約」によって修飾されていると理解すべきである。
本明細書において使用される「ケラチン基体」には、これらに限定されるものではないが、皮膚、唇、並びにケラチン又はケラチン線維、例えば、毛髪及び睫毛が含まれる。
本明細書において使用される「揮発性」は、約100℃未満の引火点を有することを意味する。
本明細書において使用される「不揮発性」は、約100℃を超える引火点を有することを意味する。
本明細書において使用される「還元剤」は、毛髪のジスルフィド結合を還元することが可能な薬剤を意味する。
成分又は原材料の百分率量に関して本明細書において使用される「活性材料」は、成分又は原材料の100%活性を指す。
pH値を示す全ての数は、全ての場合において、最大+/-3%を含包する「約」という用語によって修飾されていると理解すべきである。
本発明の組成物及び方法は、本明細書に記載された本発明の必須の要素及び限定、並びに本明細書に記載された又はその他の有用な、あらゆる任意の若しくは任意選択の成分、構成成分、又は限定を、含み、それらのみからなり、又はそれらのみから本質的になることができる。
1つの実施形態において、本発明は毛髪をストレート化するための組成物であって、
(a) チオ乳酸、チオグリコール酸、及びそれらの混合物から選択される、約1質量%〜約15質量%の少なくとも1種の還元剤、
(b) アミノメチルプロパノール及び水酸化ナトリウムから選択される、少なくとも1種の中和剤、
(c) 約0.5質量%〜約5質量%の、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
(d) 約0.3質量%〜約1.5質量%の、ヒドロキシエチルセルロースを含む少なくとも1種のセルロース化合物、及び
(e) 水
を含み、
全ての質量は組成物の総質量に対するものであり、
少なくとも1種の中和剤がアミノメチルプロパノールから選択される場合、アミノメチルプロパノールは、約0.1質量%〜約6.3質量%の量で存在し、
少なくとも1種の中和剤が水酸化ナトリウムから選択される場合、水酸化ナトリウムは、約0.1質量%〜約4.1質量%の量で存在し、
そのpHが2から7未満の範囲であり、
ゲルである、
組成物に関する。
他の実施形態において、本発明は毛髪をストレート化するためのゲル組成物であって、
(a) チオ乳酸から選択される、約4質量%〜約8質量%の少なくとも1種の還元剤、
(b) 少なくとも1種の中和剤、
(c) 約1.5質量%〜約3質量%の、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
(d) 約0.5質量%〜約1.5質量%の量のヒドロキシエチルセルロース、及び
(e) 水
を含み、
全ての質量は組成物の総質量に対するものであり、
そのpHが2から7未満の範囲である、
ゲル組成物に関する。
更に他の実施形態において、本発明は毛髪をストレート化するためのゲル組成物であって、
(a) チオ乳酸から選択される、約4質量%〜約8質量%の少なくとも1種の還元剤、
(b) アミノメチルプロパノール及び水酸化ナトリウムから選択される、少なくとも1種の中和剤、
(c) オキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリジメチル(メチル)シロキサン、オキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリメチル(C8〜C22)アルキルジメチルメチルシロキサン、並びにそれらの混合物から選択される、好ましくはジメチコンPEG-8安息香酸エステル、ジメチコンPEG-7リン酸エステル、ジメチコンPEG-8リン酸エステル、ジメチコンPEG-10リン酸エステル、PEG-7ジメチコン、PEG-8ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-14ジメチコン、PEG-17ジメチコン、PEG/PPG-3/10ジメチコン、PEG/PPG-4/12ジメチコン、PEG/PPG-17/18ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、及びそれらの混合物から選択される、約2質量%〜約3質量%の少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
(d) ヒドロキシエチルセルロース(HECとしても知られている)、ヒドロキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPCとしても知られている)、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース(メチルヒドロキシエチルセルロースとしても知られている)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCとしても知られている)、セチルヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヘキシルセルロース、及びそれらの混合物から選択される、約0.75質量%〜約1.25質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
(e) 水
を含み、
全ての質量は組成物の総質量に対するものであり、
そのpHが2から7未満の範囲である、
ゲル組成物に関する。
ある特定の実施形態において、ジメチコンコポリオールは、好ましくはPEG-12ジメチコンである。
ある実施形態において、本発明は毛髪をストレート化する方法であって、
(1) 毛髪を、中性pHを有するシャンプーと接触させる工程と、
(2) 毛髪を水ですすぐ工程と、
(3) 組成物を毛髪へ施用する工程であり、組成物が、
(a) チオール還元剤、非チオール還元剤、及びそれらの混合物から選択され、1質量%〜15質量%、好ましくは3質量%〜10質量%、より好ましくは4質量%〜8質量%の量で存在する、少なくとも1種の還元剤、
(b) アミノメチルプロパノール及び水酸化ナトリウムから選択される、少なくとも1種の中和剤、
(c) 0.5質量%〜5質量%、好ましくは1質量%〜4質量%、より好ましくは1.5質量%〜3質量%、更により好ましくは2質量%〜3質量%の量で存在する、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
(d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選択される、約0.1質量%〜約2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
(e) 水
を含み、
そのpHが2から7未満の範囲であり、
全ての質量は組成物の総質量に対するものであり、
少なくとも1種の中和剤がアミノメチルプロパノールから選択される場合、アミノメチルプロパノールは、0.3質量%〜4.6質量%の量で存在し、
少なくとも1種の中和剤が水酸化ナトリウムから選択される場合、水酸化ナトリウムは、1質量%〜3質量%の量で存在する、
組成物である、工程と、
(4) 毛髪をブラッシングする工程と、
(5) 任意選択で場合によっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら、毛髪を少なくとも40℃の温度で加熱する工程と、
(6) 毛髪を水ですすぐか、又は毛髪を、中性pHを有し、シャンプー及び/若しくはコンディショナーから選択される中間処理剤と接触させ、続いて水ですすぐ工程と、
を含む方法に関する。
好ましくは、上述の方法は、
(1) 最初に、毛髪を、中性pHを有するシャンプーと接触させる工程と、
(2) 第2に、毛髪を水ですすぐ工程と、
(3) 第3に、本発明の上述の組成物のうちのいずれか1つを毛髪へ施用する工程と、
(4) 第4に、毛髪をブラッシングする工程と、
(5) 第5に、任意選択で場合によっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら、毛髪を少なくとも40℃の温度で加熱する工程と、
(6) 第6に、任意選択で場合によっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら、毛髪を少なくとも40℃の温度で加熱する工程と、
を含む。
ある特定の実施形態において、本発明の上述の方法のうちのいずれか1つの加熱工程は、好ましくは加熱用フラットアイロン装置、ブロードライヤー、又はヘアドライヤー等の装置を使用することによって行う。ヘアドライヤー又はブロードライヤーを使用するときは、ブラシ又はコームを、毛髪全体に又はくまなく、1回又は複数回通してよい。
本発明の上述の方法のうちのいずれか1つの加熱工程は、毛髪に対する平滑化操作を伴って行ってもよく、好ましくは機械的又は物理的装置、例えばフラットアイロンのプレート又はヘアブラシを用いて実行してもよい。
ある特定の実施形態において、上述の方法のうちのいずれか1つの加熱工程は、100℃を超える温度で行われる。
ある特定の実施形態において、本発明の上述の方法のうちのいずれか1つの組成物は、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるために十分な所定の時間にわたって毛髪に残存させることが可能である。
好ましい実施形態において、本発明の上述の方法のうちのいずれか1つの組成物は、毛髪ストレート化組成物である。更に他の好ましい実施形態において、前記毛髪ストレート化組成物は、毛髪のストレート化が所望の程度に達するような所定の十分な時間にわたって毛髪に残存させることが可能である。
上述の方法の組成物は、長期にわたって安定である。すなわち、これらは相分離を示さず、かつこれらは変性することなく、組成物の粘度及び/又はレオロジー並びにpHのごくわずかな変化又は変動を伴って、数カ月にわたって保存することができる。
本発明の組成物を施用すると、毛髪が効果的に成形する又はストレート化されることが、驚くべきことにかつ予想外に発見された。
本発明の組成物は長期にわたって安定であり、平滑で、滴らず、かつ均質な質感/稠度を有し、毛髪を効果的に成形又するはストレート化することも、驚くべきことにかつ予想外に発見された。
毛髪が所望の形状に又は毛髪が所望のストレート化の程度に達するような所定の時間にわたって組成物が毛髪に残存することに役立つため、本発明の組成物の滴らない稠度は望ましい。
還元剤
本発明は、チオール還元剤又は非チオール還元剤から選択される少なくとも1種の還元剤を用いる。
本発明の組成物において使用することができるチオール還元剤としては、チオ乳酸、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ホモシスチン、グルタチオン、チオグリセロール、チオリンゴ酸、2-メルカプトプロピオン酸、3-メルカプトプロピオン酸、チオジグリコール、2-メルカプトエタノール、ジチオトレイトール、チオキサンチン、チオサリチル酸、チオプロピオン酸、リポ酸、N-アセチルシステイン、それらの塩、及びそれらの混合物から選択されるチオール還元剤が挙げられる。
本発明の組成物において使用することができる非チオール還元剤としては、具体的には、アルカリ金属、アルカリ土類金属の亜硫酸塩、水素化物、又はホスフィン類、並びにそれらの混合物が挙げられる。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物において使用される還元剤(1又は複数)はチオール還元剤、より具体的にはチオグリコール酸及びチオ乳酸又はそれらの塩、特にアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、若しくはアンモニウム塩、システイン、及びそれらの混合物である。
更に他の実施形態において、本発明の組成物において使用される還元剤は、チオ乳酸、チオグリコール酸、及びそれらの混合物から選ばれる。
ある特定の実施形態において、本発明の組成物において使用される還元剤は、チオ乳酸である。
他の実施形態において、本発明の組成物において使用される還元剤は、チオグリコール酸である。
更に他の実施形態において、本発明の組成物において使用される還元剤は、チオ乳酸及びチオグリコール酸を含む。
少なくとも1種の還元剤は、組成物の総質量に対して、約1質量%〜約15質量%、好ましくは約3質量%〜約10質量%、より好ましくは約4質量%〜約8質量%の量で本発明の組成物において用いることができ、全ての範囲及びその間の部分範囲が含まれる。
ある特定の実施形態において、少なくとも1種の還元剤は、チオ乳酸から選択され、組成物の総質量に対して、約1質量%、又は約2質量%、又は約3質量%、又は約4質量%、又は約5質量%、又は約5.5質量%、又は約6質量%、又は約6.5質量%、又は約7質量%、又は約7.5質量%、又は約8質量%の量で本発明の組成物において用いられる。
ジメチコンコポリオール
本発明は少なくとも1種のジメチコンコポリオールを用いる。
本明細書において使用されるジメチコンコポリオールとしては、ジメチコン並びにポリオキシエチレン及び/又はポリオキシプロピレンから製造されるポリマーが挙げられる。
ジメチコンコポリオールの好適な例としては、ジメチコンPEG-8アジピン酸エステル、ジメチコンPEG-8安息香酸エステル、ジメチコンPEG-7リン酸エステル、ジメチコンPEG-8リン酸エステル、ジメチコンPEG-10リン酸エステル、ジメチコンPEG/PPG-20/23安息香酸エステル、ジメチコンPEG/PPG-7/4リン酸エステル、ジメチコンPEG/PPG-12/4リン酸エステル、PEG-3ジメチコン、PEG-7ジメチコン、PEG-8ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-14ジメチコン、PEG-17ジメチコン、PEG/PPG-3/10ジメチコン、PEG/PPG-4/12ジメチコン、PEG/PPG-6/11ジメチコン、PEG/PPG-8/14ジメチコン、PEG/PPG-14/4ジメチコン、PEG/PPG-15/15ジメチコン、PEG/PPG-16/2ジメチコン、PEG/PPG-17/18ジメチコン、PEG/PPG-18/18ジメチコン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、PEG/PPG-20/6ジメチコン、PEG/PPG-20/15ジメチコン、PEG/PPG-20/20ジメチコン、PEG/PPG-20/23ジメチコン、PEG/PPG-20/29ジメチコン、PEG/PPG-22/23ジメチコン、PEG/PPG-22/24ジメチコン、PEG/PPG-23/6ジメチコン、PEG/PPG-25/25ジメチコン、PEG/PPG-27/27ジメチコン、及びそれらの混合物が挙げられる。
ジメチコンコポリオールは、シリコーン界面活性剤又は乳化剤と称することもできる。
いかなる特定の理論にも拘束されることを望むものではないが、本発明の組成物におけるジメチコンコポリオールの使用は、組成物を安定化する助けとなると本発明者らは考える。
したがって、本発明に従って用いられるジメチコンコポリオールは、有利にはオキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリジメチル(メチル)シロキサンである。ジメチコンコポリオールとして、以下の式(I)に相当するものを使用してよい。
[式中、
R1、R2、及びR3は互いに独立に、C1〜C6アルキル基、又は-(CH2)x-(OCH2CH2)y-(OCH2CH2CH2)z-OR4基を表し、R1、R2、又はR3基の少なくとも1つはアルキル基ではなく、R4は水素、C1〜C3アルキル基、又はC2〜C4アシル基であり、
Aは0〜200の範囲の整数であり、
A及びBが同時に0ではないという条件で、Bは0〜50の範囲の整数であり、xは1〜6の範囲の整数であり、yは1〜30の範囲の整数であり、zは0〜5の範囲の整数である]
本発明の好ましい実施形態によれば、式(I)の化合物において、R=R3=メチル基であり、xは2〜6の範囲の整数であり、yは4〜30の範囲の整数である。R4は、具体的には水素である。
式(I)の化合物の例として、式(II)の化合物が挙げられる。
[式中、Aは20〜105の範囲の整数であり、Bは2〜10の範囲の整数であり、yは10〜20の範囲の整数である]
式(I)のシリコーン化合物の例として、式(III)の化合物が挙げられる。
HO-(CH2CH20)y-(CH2)3-[(CH3)2SiO]A-(CH2)3-(OCH2CH2)y-OH (III)
[式中、A'及びyは10〜20の範囲の整数である。]
ジメチコンコポリオールとして、Dow Corning社によりDC 5329、DC 7439-146、DC 2-5695、及びQ4-3667の名称で販売されているもの、並びに信越化学工業株式会社によりKF-6013、KF-6015、KF-6016、KF-6017、及びKF-6028の名称で販売されているものを使用してよい。
ある実施形態において、本発明の組成物には、信越化学工業株式会社によりKF-6013、KF-6015、KF-6016、KF-6017、及びKF-6028の名称で販売されているものうちの1つがジメチコンコポリオールとして含まれる。
他の実施形態において、本発明の組成物中のジメチコンコポリオールは、Dow Corning社からXIAMETER(登録商標)OFX-0193 FLUIDの商品名で市販されているPEG-12ジメチコンから選ばれる。
本発明の組成物中のジメチコンコポリオールは、少なくとも1種のC8〜C22アルキルジメチコンコポリオールから選ぶこともできる。
本発明のこのC8〜C22アルキルジメチコンコポリオールは、より具体的にはオキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリメチル(C8〜C22)アルキルジメチルシロキサンである。
C8〜C22アルキルジメチコンコポリオールは、有利には以下の式(IV)の化合物である。
[式中、
- PEは(-C2H40)x-(C3H60)y-R基を表し、ここで、Rは水素原子及び1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から選ばれ、x及びyが同時に0ではないという条件で、xは0〜100の範囲の整数であり、yは0〜80の範囲の整数であり、
- mは1〜40の範囲の整数であり、nは10〜200の範囲の整数であり、oは1〜100の範囲の整数であり、pは7〜21の範囲の整数であり、qは0〜4の範囲の整数である。]
好ましくは、Rは水素原子であり、mは1〜10の範囲の整数であり、nは10〜100の範囲の整数であり、oは1〜30の範囲の整数であり、pは15であり、qは3である。好ましい実施形態において、本発明の少なくとも1種のC8〜C22アルキルジメチコンコポリオールは、セチルジメチコンコポリオール、例えば、Goldschmidt社によりAbil(登録商標)EM-90の名称で販売されている製品から選ばれる。
1つの実施形態において、C8〜C22アルキルジメチコンコポリオールはセチルジメチコンコポリオール、より具体的にはGoldschmidt社によりAbil(登録商標)EM-90の名称で販売されている製品(セチルPEG/PPG-10/1ジメチコンとしても知られている)である。
他の実施形態において、本発明の組成物には、C8〜C22アルキルジメチコンコポリオールとしてセチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、並びに親水性鎖を含まないオルガノポリシロキサンエラストマーとしてジメチコン及びジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーの混合物が含まれる。
他の好ましい実施形態において、本発明の組成物には、親水性鎖を含まないオルガノポリシロキサンエラストマーとしてジメチコン及びジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマーの混合物、ジメチコンコポリオールとしてPEG-10ジメチコン、C8〜C22アルキルジメチコンコポリオールとしてセチルPEG/PPG-10/1ジメチコンが含まれる。
したがって、ある特定の実施形態において、本発明におけるジメチコンコポリオールは、オキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリジメチル(メチル)シロキサン、オキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリメチル(C8〜C22)アルキルジメチルメチルシロキサン、及びそれらの混合物から選ばれる。
ある特定の他の実施形態において、ジメチコンコポリオールは、ジメチコンPEG-8安息香酸エステル、ジメチコンPEG-7リン酸エステル、ジメチコンPEG-8リン酸エステル、ジメチコンPEG-10リン酸エステル、PEG-7ジメチコン、PEG-8ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-14ジメチコン、PEG-17ジメチコン、PEG/PPG-3/10ジメチコン、PEG/PPG-4/12ジメチコン、PEG/PPG-17/18ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、及びそれらの混合物から選ばれる。他の実施形態において、ジメチコンコポリオールは、好ましくはPEG-12ジメチコンである。
ジメチコンコポリオールは、組成物の総質量に対して、約0.5質量%〜約5質量%、好ましくは約1質量%〜約4質量%、より好ましくは約1.5質量%〜約3質量%、更により好ましくは約2質量%〜約3質量%の範囲で、活性材料(AM)に比例して組成物中に通常存在し、全ての範囲及びそれらの間の部分範囲が含まれる。
ある特定の実施形態において、ジメチコンコポリオールは、組成物の総質量に対して、約0.1質量%、又は約0.25質量%、又は約0.5質量%、又は約0.75質量%、又は約1質量%、又は約1.1質量%、又は約1.2質量%、又は約1.3質量%、又は約1.4質量%、又は約1.5質量%、又は約1.6質量%、又は約1.7質量%、又は約1.8質量%、又は約1.9質量%、又は約2質量%の量で本発明の組成物において用いられる。
中和剤
好適な中和剤は上述の少なくとも1種の塩以外であり、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン酸塩、有機アミン、水酸化物系化合物、及びそれらの混合物から、具体的には有機アミン、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、及びそれらの混合物から選択してよい。
有機アミンは、アミノ-2-メチル-1-プロパノール(又はアミノメチルプロパノール)、エチルアミン類、エチレンアミン類、アルカノールアミン類、環状アミン、及び飽和又は不飽和の、1つ又は複数の窒素原子を環内に有する他の環状化合物、並びにそれらの混合物から選択してよい。
有機アミンは、25℃で、12未満、例えば10未満又は例えば6未満のpKbを有するものから選んでよい。これは、最も高い塩基度の機能に相当するpKbであることに留意すべきである。
有機アミンは、1つ又は2つの、第一級、第二級、又は第三級アミン官能基、及び少なくとも1つのヒドロキシル基を有する少なくとも1つの直鎖状又は分岐状C1〜C8アルキル基を含む有機アミンから選んでよい。
有機アミンは、1〜3個の同じか異なるC1〜C4ヒドロキシアルキル基を含むアルカノールアミン、例えば、モノ-、ジ-、又はトリアルカノールアミン、エチルアミン類、エチレンアミン類、キノリン、アニリン、並びに環状アミン、例えば、ピロリン、ピロール、ピロリジン、イミダゾール、イミダゾリドン、イミダゾリジニン、モルホリン、ピリジン、ピペリジン、ピリミジン、ピペラジン、トリアジン、及びそれらの誘導体から選んでもよい。
挙げることができるアルカノールアミン系の化合物には、これらに限定されないが、モノエタノールアミン(モノエタノールアミン又はMEAとしても知られている)、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N-ジメチルアミノエタノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、3-アミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジメチルアミノ-1,2-プロパンジオール、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、及びトリス(ヒドロキシメチルアミノ)メタンがある。
他の例としては、これらに限定されるものではないが、1,3-ジアミノプロパン、1,3-ジアミノ-2-プロパノール、スペルミン、及びスペルミジンが挙げられる。
いくつかの実施形態において、有機アミンは、アミノ酸から選ばれる。
非限定例として、使用してよいアミノ酸は、天然又は合成由来の、L、D、又はラセミ体であってよく、例えば、カルボン酸、スルホン酸、ホスホン酸、及びリン酸の官能基から選ばれる少なくとも1つの酸官能基を含む。アミノ酸は、それらの中性又はイオンの形態であってよい。
本開示において使用してよいアミノ酸としては、これらに限定されるものではないが、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、オルニチン、シトルリン、アスパラギン、カルニチン、システイン、グルタミン、グリシン、ヒスチジン、リシン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、N-フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、及びバリンが挙げられる。
更に、非限定例として、アミノ酸は、環又はウレイド官能基中に任意選択で含まれていてもよい追加のアミン官能基を含む塩基性アミノ酸から選んでよい。このような塩基性アミノ酸は、ヒスチジン、リシン、アルギニン、オルニチン、及びシトルリンから選んでよい。
いくつかの実施形態において、有機アミンは、複素環系の有機アミンから選ばれる。アミノ酸で既に言及されたヒスチジンに加えて、ピリジン、ピペリジン、イミダゾール、1,2,4-トリアゾール、テトラゾール、及びベンゾイミダゾールを非限定的に挙げてもよい。
いくつかの実施形態において、有機アミンは、アミノ酸ジペプチドから選ばれる。本開示において使用してよいアミノ酸ジペプチドとしては、これらに限定されないが、カルノシン、アンセリン、及びバレインが挙げられる。
いくつかの実施形態において、有機アミンは、グアニジン官能基を含む化合物から選ばれる。本開示において使用してよいこの種類の有機アミンとしては、アミノ酸として既に言及されたアルギニンに加えて、クレアチン、クレアチニン、1,1-ジメチルグアニジン、1,1-ジエチルグアニジン、グリコシアミン、メトホルミン、アグマチン、N-アミジノアラニン、3-グアニジノプロピオン酸、4-グアニジノ酪酸、及び2-([アミノ(イミノ)メチル]アミノ)エタン-1-スルホン酸が挙げられる。
使用してよいアルカリ金属リン酸塩及び炭酸塩は、例えば、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、及びそれらの誘導体である。
水酸化物系化合物は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、遷移金属水酸化物、第四級アンモニウム水酸化物、有機水酸化物、及びそれらの混合物から選ばれる。好適な例は、水酸化アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化フランシウム、水酸化ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、水酸化モリブデン、水酸化マンガン、水酸化亜鉛、水酸化コバルト、水酸化カドミウム、水酸化セリウム、水酸化ランタン、水酸化アクチニウム、水酸化トリウム、水酸化アルミニウム、水酸化グアニジニウム、及びそれらの混合物である。
少なくとも1種の中和剤は、少なくとも1種の有機アミン、例えば、少なくとも1種のアルカノールアミンから選んでよい。特に好ましいアルカノールアミンは、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール(アミノメチルプロパノール)、エタノールアミン(モノエタノールアミン又はMEAとしても知られている)、トリエタノールアミン、及びそれらの混合物である。更により特に好ましいアルカノールアミンはエタノールアミンである。
少なくとも1つの実施形態によれば、少なくとも1種の中和剤は、アミノメチルプロパノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アミノメチルプロパンジオール、トリイソプロパノールアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチル/タローアミン、リシン、オルニチン、アルギニン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化カルシウム、重炭酸カルシウム、及びそれらの混合物から選ばれる。
他の好ましい実施形態によれば、少なくとも1種の中和剤は、アミノメチルプロパノール、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシウム、及びそれらの混合物から選ばれる。
1つの好ましい実施形態において、少なくとも1種の中和剤は、アミノメチルプロパノールから選択され、組成物の総質量に対して、約0.1質量%〜約6.3質量%、好ましくは約0.2質量%〜約5.5質量%、より好ましくは約0.3質量%〜約5質量%、更により好ましくは約0.3質量%〜約4.6質量%の量で存在し、全ての範囲及びそれらの間の部分範囲が含まれる。
ある特定の実施形態において、アミノメチルプロパノールから選択される少なくとも1種の中和剤は、組成物の総質量に対して、約0.1質量%、0.3質量%、0.4質量%、0.5質量%、0.6質量%、0.7質量%、0.8質量%、0.9質量%、1質量%、1.3質量%、1.4質量%、1.5質量%、1.75質量%、2質量%、2.3質量%、2.4質量%、2.5質量%、2.75質量%、又は3質量%、3.3質量%、3.5質量%、3.75質量%、4質量%、4.3質量%、4.5質量%、4.6質量%の量で本発明の組成物において用いられる。
他の好ましい実施形態において、少なくとも1種の中和剤は、水酸化ナトリウムから選択され、組成物の総質量に対して、約0.1質量%〜約4.1質量%、好ましくは約0.15質量%〜約3.5質量%、より好ましくは約0.2質量%〜約3質量%、更により好ましくは約1質量%〜約3質量%の量で存在し、全ての範囲及びその間の部分範囲が含まれる。
ある特定の実施形態において、水酸化ナトリウムから選択される少なくとも1種の中和剤は、組成物の総質量に対して、約0.1質量%、0.2質量%、0.3質量%、0.4質量%、0.5質量%、0.6質量%、0.7質量%、0.8質量%、0.9質量%、1質量%、1.1質量%、1.2質量%、1.3質量%、1.4質量%、1.5質量%、1.6質量%、1.7質量%、1.8質量%、1.9質量%、2質量%、2.1質量%、2.2質量%、約2.3質量%、2.4質量%、2.5質量%、2.6質量%、2.7質量%、2.8質量%、2.9質量%、3質量%の量で本発明の組成物において用いられる。
セルロース化合物
本開示の様々な実施形態による組成物はまた、ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選ばれる少なくとも1種のセルロース化合物を含む。ある特定の実施形態において、少なくとも1種のセルロース化合物は、本発明の組成物において増粘剤又は粘性剤として使用される。
いくつかの実施形態において、少なくとも1種のセルロース化合物はヒドロキシアルキルセルロースから選ばれる。本発明のヒドロキシアルキルセルロースの好適な例は、ヒドロキシエチルセルロース(HECとしても知られている)、ヒドロキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPCとしても知られている)、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース(メチルヒドロキシエチルセルロースとしても知られている)、及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCとしても知られている)、並びにそれらの混合物から選んでよい。
本発明の少なくとも1種のヒドロキシアルキルセルロース化合物の他の好適な例としては、少なくとも1つの脂肪鎖を含む基で修飾されたヒドロキシアルキルセルロースが挙げられ、挙げることができる例としては、- 少なくとも1つの脂肪鎖を含む基、例えば、アルキル基、アリールアルキル基若しくはアルキルアリール基又はそれらの混合物で修飾され、アルキル基が好ましくはC8〜C22であるヒドロキシエチルセルロース、例えば、Aqualon社により販売されている製品Natrosol Plus Grade 330 CS(登録商標)(C16アルキル又はセチルヒドロキシエチルセルロース)、又はBerol Nobel社により販売されている製品Bermocoll EHM 100(登録商標)、- アルキルフェニルポリアルキレングリコールエーテル基で修飾されたヒドロキシエチルセルロース、例えば、Amerchol社により販売されている製品Amercell Polymer HM-1500(登録商標)(ポリエチレングリコール(15)ノニルフェニルエーテル)がある。
本発明の少なくとも1種のヒドロキシアルキルセルロース化合物の他の好適な例は、疎水性基で任意選択により修飾されていてもよいヒドロキシアルキルセルロース、例えば、疎水性基で任意選択で修飾されていてもよいヒドロキシエチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロースである。
他の実施形態において、少なくとも1種のセルロース化合物はアルキルセルロースから選ばれる。本発明の好適なアルキルセルロースは、メチルセルロース、エチルセルロース、エチルヘキシルセルロース、及びそれらの混合物から選んでよい。
本発明のある特定の実施形態において、少なくとも1種のセルロース化合物は、Dow Chemical社により販売されCELLOSIZE HYDROXYEHTYL CELLULOSE PCG-10の商品名で市販されているヒドロキシエチルセルロースから選ばれる。
更に他の実施形態において、少なくとも1種のセルロース化合物は、Akzo Nobel社により販売されSTRUCTURE(登録商標)CEL 8000 Mの商品名で市販されているメチルヒドロキシエチルセルロースから選ばれる。
本発明において使用される組成物における増粘剤の量は、組成物の総質量に対し(活性材料の百分率)、0.1質量%から2質量%の間、好ましくは0.5質量%から1.5質量%の間、又はより好ましくは約0.5質量%〜約1質量%の間であってよく、全ての範囲及びその間の部分範囲が含まれる。
ある特定の実施形態において、少なくとも1種の増粘剤は、組成物の総質量に対して、約0.1質量%、0.2質量%、0.3質量%、0.4質量%、0.5質量%、0.6質量%、0.7質量%、0.75質量%、0.8質量%、0.9質量%、1質量%、1.1質量%、1.2質量%、1.3質量%、1.4質量%、1.5質量%、1.6質量%、1.7質量%、1.8質量%、1.9質量%、2質量%の量で本発明の組成物において用いられる。
いかなる特定の理論にも拘束されることを望むものではないが、本発明の組成物における少なくとも1種の増粘剤の使用は、ケラチン線維(例えば、毛髪)等の基体に施用すること及び広げることが依然として容易なままであると同時に、所望の滴らない稠度又は増粘性/粘度を組成物にもたらすと本発明者らは考える。

本発明の組成物は、水を含む。水は組成物の総質量に対して、約95質量%以下、92質量%以下、90質量%以下、89質量%以下、88質量%以下、87質量%以下、85質量%以下、84質量%以下、83質量%以下、82質量%以下、80質量%以下、70質量%以下、60質量%以下、50質量%以下、40質量%以下、30質量%以下、20質量%以下、10質量%以下、5質量%以下の量で存在することができる。更に、水は組成物の質量に対して、約20質量%〜約95質量%、又は約50質量%〜約90質量%、又は約60質量%〜約88質量%の量で本発明の組成物中に存在することができる。
他の実施形態において、水は組成物の総質量に対して、少なくとも約95質量%、92質量%、90質量%、89質量%、88質量%、87質量%、85質量%、84質量%、83質量%、82質量%、80質量%、70質量%、60質量%、50質量%、40質量%、30質量%、20質量%、10質量%、5質量%以下の量で本発明の組成物中に存在することができる。
化粧品として許容される溶媒
本発明の組成物は、少なくとも1種の、有機溶媒から選ばれる化粧品として許容される溶媒を更に含んでいてよい。
好適な有機溶媒は、揮発性及び不揮発性有機溶媒から選んでよい。
好適な有機溶媒は、一般的にはC2〜C8アルコール、グリコール、ポリオール、ポリオールエーテル、グリコールエーテル、グリセリン、炭化水素、油、及びそれらの混合物である。有機溶媒の例としては、これらに限定されるものではないが、エタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、プロピレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロール、及びそれらの混合物が挙げられる。
他の好適な有機溶媒としては、グリコールエーテル、例えば、エチレングリコール及びそのエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルテル、プロピレングリコール及びそのエーテル、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコール及びジエチレングリコールのアルキルエーテル、例えば、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、及びジプロピレングリコールn-ブチルエーテルが挙げられる。グリコールエーテルは、Dow Chemical社からDOW E-シリーズ及びDOW P-シリーズで市販されている。本発明において使用するための1種の好ましいグリコールエーテルは、DOWANOL(商標)DPnBの商品名で知られているジプロピレングリコールn-ブチルエーテルである。
好適な有機溶媒としてはまた、合成油及び炭化水素油、例えば、鉱油、ワセリン、並びに脂肪族(直鎖、分岐鎖、又は環状鎖を有する)、芳香族、アリール脂肪酸族であることができるC10〜C40炭化水素、例えば、パラフィン、イソパラフィン、イソドデカン、芳香族炭化水素、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、ポリデセン、スクアレン、ワセリン及びイソパラフィン、シリコーン油、フッ素油、並びにそれらの混合物が挙げられる。
「炭化水素系油」又は「炭化水素油」という用語は、主として水素原子及び炭素原子、場合により酸素原子、窒素原子、硫黄原子、及び/又はリン原子を含む油を指す。炭化水素系油の代表例としては、8〜16個の炭素原子を含む油、特に、分岐C8〜C16アルカン(イソパラフィンとしても知られている)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとしても知られている)、イソデカン、及びイソヘキサデカンが挙げられる。
本発明において有用であり得るシリコーン油の例としては、不揮発性シリコーン油、例えば、ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ペンダントである及び/又はシリコーン鎖の末端にあるアルキル基又はアルコキシ基を含み、これらの基がそれぞれ2〜24個の炭素原子を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えば、フェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、及び2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、並びに100cSt以下の粘度を有する、ジメチコン又はフェニルトリメチコンが挙げられる。
本発明において有用であり得る他のシリコーン油の他の代表例としては、揮発性シリコーン油、例えば、直鎖状又は環状シリコーン油、特に粘度yセンチストーク(8×10-6m2/s)を有し、特に2〜10個のケイ素原子、具体的には2〜7個のケイ素原子を含むものが挙げられ、これらのシリコーンは1〜10個の炭素原子を含むアルキル基又はアルコキシル基を任意選択で含む。具体例としては、5及び6cStの粘度を有するジメチコン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサン、並びにそれらの混合物が挙げられる。
本発明において使用するための好適であり得るフッ素油の代表例としては、揮発性フッ素油、例えば、ノナフルオロメトキシブタン及びペルフルオロメチルシクロペンタンが挙げられる。
本発明の組成物中に存在する有機溶媒/化合物の量は、組成物の総質量に対して、約0.5%〜約60%、又は約0.5%〜約40%、又は約0.5%〜約30%、又は約0.5%〜約20%、及びいくつかの実施形態において約0.5質量%〜約15質量%、又は好ましくは約1質量%〜約10質量%、又はより好ましくは約1.5質量%〜約8質量%、又は約2質量%〜約6質量%の範囲であり得、全ての範囲及びその間の部分範囲を含む。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物中に存在する有機溶媒/化合物の量は、組成物の総質量に対して、約2質量%、約2.5質量%、約3質量%、約3.5質量%、約4質量%、約4.5質量%、約5質量%、約5.5質量%、又は約6質量%であり、全ての範囲及びその間の部分範囲を含む。
ある特定の実施形態において、本発明の組成物は、水も、揮発性有機溶媒、不揮発性有機溶媒、及びそれらの混合物から選択される、有機溶媒/化合物も含む。
有機溶媒/化合物の好ましい例としては、揮発性有機溶媒、例えば、C2〜C4モノアルコール、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ポリオール、例えば、C2〜C6グリコール、例えばプロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロール、イソドデカン、揮発性ポリオールエーテル、揮発性グリコールエーテル、アセトン、プロピレンカーボネート、ベンジルアルコール、及びそれらの混合物が挙げられる。ある特定の実施形態において、揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、55質量%を超えないことが好ましい。
他のある特定の実施形態において、揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、20質量%を超えないことが好ましい。
更に他のある特定の実施形態において、揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、10質量%を超えないことが好ましい。
好ましい実施形態において、揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、6質量%を超えない。
有機溶媒/化合物の他の好ましい例としては、不揮発性溶媒、例えば、炭化水素、例えば、直鎖炭化水素、不揮発性シリコーン油、鉱油、ポリブテン、水添ポリイソブテン、水添ポリデセン、ポリデセン、スクアレン、ワセリン、イソパラフィン、不揮発性グリコールエーテル、及びそれらの混合物が挙げられる。
ある特定の実施形態において、不揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、40質量%を超えないことが好ましい。
他のある特定の実施形態において、不揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、20質量%を超えないことが好ましい。
更に他の特定の実施形態において、不揮発性有機溶媒/化合物の量は、本発明の組成物の質量に対して、10質量%を超えないことが好ましい。
本発明のある特定の実施形態において、少なくとも1種の有機溶媒は、エタノールから選ばれる。
中間処理剤
本発明の中間処理剤は、任意のシャンプー又はコンディショナー組成物であってよい。好ましくは、中間処理剤は中性pHを有する。
補助成分
本発明による組成物は、対象とする分野において通常使用される、例えば、コンディショニング剤、天然及び合成油、湿潤剤、光沢剤、充填剤、着色剤、顔料、キレート剤、金属イオン封鎖剤、芳香剤、保存剤、安定剤、及びそれらの混合物から選択される、任意の補助成分を更に含んでよい。
本発明による組成物中に存在する添加剤の性質及び量を、所望の化粧品特性及びその安定性特性が添加剤により影響を受けないように調整することは、当業者にとって常法の範囲内である。
pH
ある特定の実施形態において、中和剤は、本発明の組成物のpHが約pH2〜約7未満、好ましくは約pH2〜約6.5、又はより好ましくは約pH2〜約6、又は約pH2〜約4であり、全ての範囲及びその間の部分範囲を含むような量で使用される。
いくつかの実施形態において、中和剤は、本発明の組成物のpHが約2〜6であり、全ての範囲及びその間の部分範囲を含むような量で使用される。
他の実施形態において、中和剤は、本発明の組成物のpHが約2〜4であり、全ての範囲及びその間の部分範囲を含むような量で使用される。
ある特定の他の実施形態において、本発明の組成物のpHは、約2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5である。
pHは、本発明のチオール系還元剤以外の酸性剤、例えば、無機酸、塩酸若しくはリン酸を用いて、又は塩基性剤、例えば、無機塩基性剤、例えばアンモニア、炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物、若しくは有機塩基性剤、例えばアルカノールアミンを用いて、調整することができる。
pH値を示す全ての数は、全ての場合において、最大+/-0.2を含包する「約」という用語によって修飾されていると理解すべきである。例えば、約7.0のpH値は7+/-0.2を指す。
本発明の組成物は、ゲルの形態である。
他の実施形態において、本発明の組成物は、Rheomat社のRM180によって25℃で測定する場合に、約60M2〜約70M2、好ましくは約62M2〜約68M2、より好ましくは約62M2〜約65M2の粘度を有する。
ある特定の好ましい実施形態において、本発明の組成物は、約62M2〜約65M2の粘度及び約pH2〜約6のpH範囲を有する。
いくつかの好ましい実施形態において、本発明の組成物は、約62M2〜約65M2の粘度及び約pH2〜約4のpH範囲を有する。
粘度を示す全ての数は、全ての場合において、最大+/-0.2を含包する「約」という用語によって修飾されていると理解すべきである。例えば、約64.2M2の粘度は64.2+/-0.2M2を指す。
好ましい実施形態において、本発明の組成物は、毛髪ストレート化組成物である。
組成物を使用する準備ができるまで組成物のストレート化の有効性が維持されるように、本発明の組成物は安定である。
更に、本発明の組成物は相分離を示さない。
製造方法
本発明の組成物は、少なくとも1種の還元剤、少なくとも1種の中和剤、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、少なくとも1種のセルロース、及び水を組み合わせることによって製造される。
1つの実施形態において、本発明の組成物を製造する方法は、
(1)
(a) チオール還元剤、非チオール還元剤、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の還元剤、
(b) 少なくとも1種の中和剤、
(c) 少なくとも1種のジメチコンコポリオール
(d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選ばれる、0.1質量%〜2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
(e) 水
を組み合わせる工程であって、
全ての質量は組成物の総質量に対するものである工程と、
(2) (a)〜(e)を混合して、2から7未満の範囲のpHを有する組成物を形成する工程と、
を含む。
本発明はまた、例えば、毛髪をストレート化することによって、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させる方法に関する。本方法は、
(1) 組成物を毛髪へ施用する工程であって、組成物が、
(a) チオール還元剤、非チオール還元剤、及びそれらの混合物から選択される、好ましくはチオ乳酸、チオグリコール酸、及びそれらの混合物から選択される、より好ましくはチオ乳酸から選択される、少なくとも1種の還元剤、
(b) 好ましくはアミノメチルプロパノール、水酸化ナトリウム、及びそれらの混合物から選択される、少なくとも1種の中和剤、
(c) 少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
(d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選ばれる、好ましくはヒドロキシエチルセルロースから選ばれる、0.1質量〜2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
(e) 水
を含み、そのpHが2から7未満の範囲であり、全ての質量は組成物の総質量に対するものである組成物である工程と、
(2) 毛髪をブラッシングする工程と、
(3) 任意選択で場合によっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら、毛髪を少なくとも40℃の温度、好ましくは約40℃〜約250℃、好ましくは約100℃〜約230℃、又はより好ましくは約150℃〜約230℃の温度で加熱する工程であって、平滑化操作を用いるときは、加熱操作及び平滑化操作は加熱用フラットアイロン装置を使用することによって行う工程と、
(4) 毛髪を水ですすぐか、又は毛髪を、中性pHを有する中間処理剤と接触させ、続いて水ですすぐ工程と、
を含む。
好ましくは、上記方法における組成物を毛髪へ施用する前に、毛髪を、中性pHを有するシャンプーとまず接触させ、次いで水ですすぐ。
ある特定の実施形態において、上記方法における中間処理剤は、好ましくは中性pHを有するシャンプー又はコンディショナーである。
ある特定の実施形態において、組成物は、所定の時間、例えば、約1〜約60分、又は例えば約5〜約45分、又は例えば約5〜約30分、又は例えば約10〜約20分、又は例えば約20分、又は例えば約10分にわたってケラチン線維に残存させる(時間通りに放置する)ことが可能である。所定の時間は、ヒト頭部の毛髪等のケラチン線維の、満足なストレート化又は成形若しくは形状の変形に達するために十分である。
他の実施形態においては、組成物を、ブラッシングする前に毛髪から水ですすぐ。すすがれた毛髪には、ブラッシングする前に、ほぐす操作又は平滑化操作が行われてもよい。
毛髪を、ほぐす、又はブラッシングする、又は平滑化するための好適な装置としては、ヘアブラシ、コーム、又は加熱用フラットアイロンが挙げられる。毛髪に対する平滑化又はほぐすことの操作としては、毛髪に指を通すことも挙げることができる。
組成物は塗布装置を使用して、又は手若しくは手袋をはめた手を用いて、毛髪に施用することもできる。
好適な塗布装置は、塗布ブラシ、又は塗布コーム、又は塗布ヘラ、又は組成物を収容している容器に連結されたディスペンサー若しくはアプリケーターチップである。
毛髪に対して平滑化操作を実行しながら、(少なくとも40℃の温度での)加熱を毛髪に施すことができる。熱源は、ブロードライヤー、フラットアイロン、ヘアドライヤー、ヒートランプ、ヒートワンド、又は他の同様の装置から選ぶことができる。
更に、上記態様の使用とは無関係に、線維又は毛髪上にある組成物は、一般的に約1〜約60分の時間、例えば約5〜約45分、又は例えば約5〜約20分、又は例えば約10〜約20分、又は例えば約20分、又は例えば約10分にわたってその場に放置する。
本発明の組成物は滴らない稠度を有し、すなわち、毛髪等のケラチン線維に広げることが更に容易であることが驚くべきことにかつ予想外に発見された。
組成物を毛髪に施用すると、毛髪が十分にストレート化されることが、驚くべきことにかつ予想外に発見された。
本開示の組成物及び方法を使用することで得られるストレート化効果は、耐久性又は洗浄耐性でもあり得る。
毛髪のストレート化の程度は、毛髪を本発明の組成物と接触させた後に、毛髪の巻き及び/又はウェーブ及び/又は縮れの低減を視覚的に判定することによって評価できる。他の種類の評価には、組成物を接触させる前と後の、毛髪の長さ並びに毛髪の容積の幅を測定することを含むことができる。
毛髪を本発明の組成物と接触させると、従来の又は旧来のストレート化組成物と接触させた毛髪と比較して、ごわごわするように感じることはなく、視覚的により平滑で、伸展され、かつストレートであるように思われることが、驚くべきことにかつ予想外に発見された。
本発明の組成物は、チューブ、ジャー、又はボトル等の任意の好適な容器に包装してよい。ある特定の実施形態において、組成物は、チューブ又はボトル、例えばスクイーズチューブ又はスクイーズボトルに包装することができる。更に、塗布装置は、包装/スクイーズチューブ又はボトルの開口部に連結又は接続することができ、歯状突起の末端に開口部を有し、そこから本発明の組成物が貫流し、毛髪に直接施用することができるように、塗布装置は歯状突起を備えたブラシ又はコームである。
本発明の組成物は、毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるためのキットであり、シャンプー又はコンディショナーから選ばれる中性pHを有する中間処理薬剤等の他の構成成分を更に含むことができる、キットの成分として提供することもできる。
本明細書において使用されるように、本明細書において開示される方法及び組成物は、人工的に、染色されていない、着色されていない、又はパーマをかけられていない毛髪に対して使用してよい。
本明細書において使用されるように、本明細書において開示される方法及び組成物は、人工的に、染色された、着色された、又はパーマをかけられた毛髪に対しても使用してよい。
本発明の広範な範囲を記載する数値的な範囲及びパラメーターは近似値であるが、具体的な例に記載の数値は、可能な限り正確に報告されている。しかし、いずれの数値も、個々の測定値に見られる標準偏差から必然的に生じる特定の誤差を本質的に含む。以下の実施例は、本発明を例示することが企図されており、結果としてその範囲を限定するものではない。
以下の実施例は、非限定的で説明のためだけのものであることを意図しており、本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定される。
下記の組成物/配合物中の成分量は、組成物/配合物の総重量に対する質量%で表される。
実施例1:組成物
上記の組成物は、一般的な手順に従ってそれぞれ調製された。
2. 水を約70℃に加熱する。
3. セルロース材料を添加し、温度を約70℃に維持し、30分にわたって撹拌する。
4. シリコーン材料を添加し、更に70℃で15分にわたって混合する。
5. 25℃に冷却する。
6. 中和剤を、25℃で撹拌しながら添加し、次いでチオ乳酸を添加する。
7. pHを調整し、粘度をチェックする。
本発明の組成物の粘度は、Mettler RM 180 Rheomat社粘度計、スピンドル2番を使用し、25℃で測定した(uD=偏差の単位)。
約60〜65M2の範囲のM2単位の粘度測定値は、ゲル組成物の質感及び稠度に相当する。ゲルの質感は、組成物を毛髪に施用することを容易にすること、組成物を毛髪に広げること、及び/又は毛髪ブラッシング若しくはコーミングを容易にすることの利点をもたらす。ゲルの質感を有する本発明の組成物はまた、ストレート化の処置時間中に、組成物と接触している毛髪から簡単には滴り落ちず、毛髪に残存する。
本発明の配合物の稠度及び質感は、配合物が、ジャー、チューブ内(例えば、スクイーズチューブ)、又はボトル(例えば、塗布ボトル)に包装されることを可能にする。
本発明の配合物は安定であることも見出された。安定性は、4℃、25℃、及び45℃に設定された湿度制御環境中に配合物を少なくとも2か月置くことによって測定した。配合物は、相分離が観察されず、粘度及びpHがほとんど変動しないときに、安定であると判断された。
実施例2:毛髪の形状をストレート化又は変形する方法及びストレート化性能の判定
毛髪をストレート化する方法
これらの研究は、本発明の組成物及び比較組成物を使用して、(バージンヘア、すなわち、化学的に未処理の)巻き毛又はウェーブのかかった毛髪見本で行った。
毛髪をストレート化する方法は、すすぐプロトコール(方法1)及びすすがないプロトコール(方法2)に従って行った。
方法1に関して、以下の工程を行った。
1. 毛髪をシャンプー(中性pH)と接触させた。
2. 毛髪を水ですすいだ。
3. 試験組成物(本発明又は比較)を、塗布ブラシ装置を使用して毛髪に対して施用した(毛髪1グラム当たり組成物約1グラム又は頭髪当たり約300グラム)。
4. 試験組成物を毛髪に30分にわたって残存させた。
5. 毛髪を、ヘアブラシを用いて20〜30ストロークしてブラッシングした。
6. 毛髪を平滑化し、230℃に設定したフラットアイロンを用いて10ストローク(又はパス)して加熱した。
7. 毛髪をシャンプー及び/又はコンディショナー(中性pH)と接触させた。
8. 毛髪を水ですすいだ(工程7でシャンプーを使用した場合、次いでこれをすすぐ工程には、毛髪を中性pHを有するコンディショナーと接触させ、次いで水ですすぐ工程を任意選択で続けることができる)。
9. シャンプー/すすぎ/任意選択により場合によってコンディショニング/すすぎのサイクルは所望する回数繰り返した。
方法2に関して、以下の工程を行った。
1. 毛髪をシャンプー(中性pH)と接触させた。
2. 毛髪を水ですすいだ。
3. 試験組成物(本発明又は比較)を、塗布ブラシ装置を使用して毛髪に対して施用した(毛髪1グラム当たり組成物約1グラム又は頭髪当たり約300グラム)。
4. 試験組成物を毛髪に30分にわたって残存させた。
5. 毛髪から試験組成物を洗い落とした。
6. 毛髪を、ヘアブラシを用いて20〜30ストロークしてブラッシングした。
7. 毛髪を平滑化し、230℃に設定したフラットアイロンを用いて10ストローク(又パス)して加熱した。
8. 毛髪をシャンプー及び/又はコンディショナー(中性pH)と接触させた。
9. 毛髪を水ですすいだ(工程7でシャンプーを使用した場合、次いでこれをすすぐ工程には、毛髪を中性pHを有するコンディショナーと接触させ、次いで水ですすぐ工程を任意選択で続けることができる)。
10. シャンプー/すすぎ/任意選択により場合によってコンディショニング/すすぎのサイクルは所望する回数を繰り返した。
ストレート化性能並びに毛髪の縮れ及びボリュームの減少の判定
毛髪のストレート化性能は、次の特質:毛髪のボリューム(幅)の減少(また、毛髪の縮れの程度及び規則性の程度の表示)及び毛髪見本のストレート化の程度に対して視覚的に判定された。これらの特質は、1〜4のスケールで測定又は判定することもでき、4は最もボリュームが少なく、これは毛髪のストレート化又は伸長の程度が最も大きいこと、毛髪の縮れ又はボリュームの減少が最も大きいこと、及び毛髪の規則性の量が最も大きいことを示す。
図1は、見本を本発明の組成物である配合物Aで処理する前、見本に上述のすすぎのプロトコール(方法1)を行うことによって見本を配合物Aで処理した後、並びに見本に上述のすすがないプロトコール(方法2)を行うことによって見本を配合物Aで処理した後の写真である。本発明の配合物は、毛髪を巻き毛状態から著しくストレート化し、優れた規則性(すなわち、縮れの量が非常に少ないか又はない)を毛髪に与え、かつ毛髪のボリュームを著しく減少させることが見出された。
表2中の比較配合物と比較すると、ストレート化及び/又は規則性及び/又はボリュームの減少の程度は、全ての配合物(本発明及び比較)に関して視覚的に比較できるが、本発明の組成物で処理された毛髪はより優れた又は高められた自然な感触を有することが観察された。更に、本発明の組成物にヒドロキシエチルセルロースを使用すると、毛髪をストレート化する品質及び方法が改善され、すなわち、毛髪のブラッシングが容易であり、かつフラットアイロンプレートの毛髪に対するスライド/通過(パス)が良好又は容易であった。
実施例3:本発明の配合物を用いた様々な成分の試験
A. 8質量%のチオ乳酸を含む異なるpH値の水溶液中の、異なる中和剤(水酸化ナトリウム及びアミノメチルプロパノール)の、(バージンヘア、すなわち、化学的に未処理の)巻き毛又はウェーブのかかった毛髪見本に対する方法1
を使用した試験
8〜12のpH値において、刺激のレベルが高いことが観察され、このpH範囲で切れ毛も観察された。したがって、10〜12のpH値において、毛髪のストレート化性能は評価しなかった。2〜6のpH値において、毛髪の美容性及び規則性が改善された。
6〜12のpH値において、刺激のレベルが高いことが観察され、このpH範囲で切れ毛も観察された。10〜12のpH値において、毛髪のストレート化性能は評価しなかった。2〜4のpH値において、毛髪の美容性及び規則性が改善され、また毛髪は自然な感触であった。
B. 類似のpH値を有する水溶液中の異なる濃度のチオ乳酸を使用した、(バージンヘア、すなわち、化学的に未処理の)巻き毛又はウェーブのかかった毛髪見本に対する見本の評価
上記の表から、類似のpH値において、チオ乳酸のレベルが増加するにつれて、ストレート化の程度が増加することが見出された。
C: 水溶液中で粘性剤/増粘剤として2種の異なるセルロース化合物を使用した、(バージンヘア、すなわち、化学的に未処理の)巻き毛又はウェーブのかかった毛髪見本に対する見本の評価
上記の配合物は両方とも、毛髪により自然な感触をもたらした。ヒドロキシエチルセルロースが添加された配合物1は優れた粘度を有し、この配合物で処理された毛髪はブラッシングが容易であった。
D: 水溶液中で異なる量のヒドロキシエチルセルロースを使用した、(バージンヘア、すなわち、化学的に未処理の)巻き毛又はウェーブのかかった毛髪見本に対する見本の評価
水、8質量%のチオ乳酸、3質量%のアミノメチルプロパノール、ジメチコン及びアモジメチコン(KF 8020)を含む2質量%のシリコーン材料、並びに0.75質量%、1質量%、及び1.25質量%のヒドロキシエチルセルロースを含む3つの水溶液の毛髪見本に対する試験を行った(全ての質量は溶液の総質量に対している)。
0.75〜1.25質量%のヒドロキシエチルセルロースを有する組成物で処理された処理見本で観察されたボリュームの減少及び規則性(縮れが減少又はない)の程度を互いに比較した。
上の記載は、本発明の好ましい実施形態を説明していること、及び特許請求の範囲に記述されている本発明の趣旨又は範囲から逸脱することなく、変形をその中で行ってもよいことが理解されるべきである。

Claims (27)

  1. 毛髪をストレート化するための組成物であって、
    (a) チオール還元剤、非チオール還元剤、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の還元剤、
    (b) 少なくとも1種の中和剤、
    (c) 0.5質量%〜5質量%、好ましくは1質量%〜4質量%、より好ましくは1.5質量%〜3質量%、更により好ましくは2質量%〜3質量%の量で存在する、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
    (d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選ばれる、0.1質量%〜2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
    (e) 水
    を含み、
    そのpHが2から7未満の範囲であり、
    全ての質量は組成物の総質量に対するものである、組成物。
  2. 少なくとも1種の還元剤が、組成物の総質量に対して、1質量%〜15質量%、好ましくは3質量%〜10質量%、より好ましくは4質量%〜8質量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
  3. 少なくとも1種の還元剤が、チオ乳酸、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ホモシステイン、グルタチオン、チオグリセロール、チオリンゴ酸、2-メルカプトプロピオン酸、3-メルカプトプロピオン酸、チオジグリコール、2-メルカプトエタノール、ジチオトレイトール、チオキサンチン、チオサリチル酸、チオプロピオン酸、リポ酸、N-アセチルシステイン、及びそれらの塩、アルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ土類金属亜硫酸塩、並びにそれらの混合物から選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 少なくとも1種の還元剤が、チオ乳酸、チオグリコール酸、及びそれらの塩から、好ましくはチオ乳酸及びチオグリコール酸から選択される、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 少なくとも1種の中和剤が、有機アミン、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン酸塩、及びそれらの混合物から選択される、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 少なくとも1種の中和剤が、アミノメチルプロパノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、アミノメチルプロパンジオール、トリイソプロパノールアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチル/タローアミン、リシン、オルニチン、アルギニン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化カルシウム、重炭酸カルシウム、及びそれらの混合物から選択される、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 少なくとも中和剤が、アミノメチルプロパノールから選択され、かつ、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜6.3質量%、好ましくは0.2質量%〜5.5質量%、より好ましくは0.3質量%〜5質量%、更により好ましくは0.3質量%〜4.6質量%の量で存在する、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 少なくとも中和剤が、水酸化ナトリウムから選択され、かつ、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜4.1質量%、好ましくは0.15質量%〜3.5質量%、より好ましくは0.2質量%〜3質量%、更により好ましくは1質量%〜3質量%の量で存在する、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 少なくとも1種のジメチコンコポリオールが、オキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリジメチル(メチル)シロキサン、オキシプロピレン化及び/又はオキシエチレン化ポリメチル(C8〜C22)アルキルジメチルメチルシロキサン、並びにそれらの混合物から選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 少なくとも1種のジメチコンコポリオールが、ジメチコンPEG-8安息香酸エステル、ジメチコンPEG-7リン酸エステル、ジメチコンPEG-8リン酸エステル、ジメチコンPEG-10リン酸エステル、PEG-7ジメチコン、PEG-8ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-14ジメチコン、PEG-17ジメチコン、PEG/PPG-3/10ジメチコン、PEG/PPG-4/12ジメチコン、PEG/PPG-17/18ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、及びそれらの混合物から選択される、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 少なくとも1種のセルロース化合物が、ヒドロキシエチルセルロース(HECとしても知られている)、ヒドロキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPCとしても知られている)、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース(メチルヒドロキシエチルセルロースとしても知られている)及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCとしても知られている)、セチルヒドロキシエチルセルロース、並びにそれらの混合物から選択されるヒドロキシアルキルセルロースである、請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. (i) C2〜C8アルコール、グリコール、ポリオール、ポリオールエーテル、グリコールエーテル、グリセリン、炭化水素、油、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の有機溶媒、並びに/又は(ii) コンディショニング剤、天然及び合成油、湿潤剤、光沢剤、充填剤、着色剤、顔料、キレート剤、金属イオン封鎖剤、芳香剤、保存剤、安定剤、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の補助成分を更に含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. ゲルの形態であって、毛髪をストレート化するために使用される、請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させる方法であって、
    a) 組成物を毛髪へ施用する工程であり、組成物が、
    (a) チオール還元剤、非チオール還元剤から選択される少なくとも1種の還元剤、
    (b) 少なくとも1種の中和剤、
    (c) 0.5質量%〜5質量%、好ましくは1質量%〜4質量%、より好ましくは1.5質量%〜3質量%、更により好ましくは2質量%〜3質量%の量で存在する、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
    (d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選択される、0.1質量%〜2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、及び
    (e) 水
    を含み、そのpHが2から7未満の範囲であり、全ての質量が組成物の総質量に対する、
    組成物である、工程と、
    b) 毛髪をブラッシングする工程と、
    c) 毛髪を少なくとも40℃の温度で加熱する工程であって、任意選択で場合によっては毛髪に対して平滑化操作を施用しながら行う工程と、
    d) 毛髪を水ですすぐか、又は毛髪を、中性pHを有しかつシャンプー及び/若しくはコンディショナーから選択される中間処理剤と接触させ、続いて水ですすぐ工程と、
    を含む、方法。
  15. 少なくとも1種の還元剤が、組成物の総質量に対して、1質量%〜15質量%、好ましくは3質量%〜10質量%、より好ましくは5質量%〜8質量%の量で存在する、請求項14に記載の方法。
  16. 少なくとも1種の還元剤が、チオ乳酸、チオグリコール酸、システイン、システアミン、ホモシステイン、グルタチオン、チオグリセロール、チオリンゴ酸、2-メルカプトプロピオン酸、3-メルカプトプロピオン酸、チオジグリコール、2-メルカプトエタノール、ジチオトレイトール、チオキサンチン、チオサリチル酸、チオプロピオン酸、リポ酸、N-アセチルシステイン、及びそれらの塩、アルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ土類金属亜硫酸塩、並びにそれらの混合物から選択される、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 少なくとも1種の中和剤が、有機アミン、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン酸塩、及びそれらの混合物から選択される、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 少なくとも1種の中和剤がアミノメチルプロパノールから選択される場合に、中和剤は組成物の総質量に対して、0.1質量%〜6.3質量%、好ましくは0.2質量%〜5.5質量%、より好ましくは0.3質量%〜5質量%、更により好ましくは0.3質量%〜4.6質量%の量で存在し、少なくとも1種の中和剤が、水酸化ナトリウムから選択される場合に、中和剤は組成物の総質量に対して、0.1質量%〜4.1質量%、好ましくは0.15質量%〜3.5質量%、より好ましくは0.2質量%〜3質量%、更により好ましくは1質量%〜3質量%の量で存在する、請求項14から17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 少なくとも1種のジメチコンコポリオールが、ジメチコンPEG-8安息香酸エステル、ジメチコンPEG-7リン酸エステル、ジメチコンPEG-8リン酸エステル、ジメチコンPEG-10リン酸エステル、PEG-7ジメチコン、PEG-8ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG-14ジメチコン、PEG-17ジメチコン、PEG/PPG-3/10ジメチコン、PEG/PPG-4/12ジメチコン、PEG/PPG-17/18ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、及びそれらの混合物から選択される、請求項14から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 少なくとも1種のセルロース化合物が、ヒドロキシエチルセルロース(HECとしても知られている)、ヒドロキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(HPCとしても知られている)、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース(メチルヒドロキシエチルセルロースとしても知られている)及びヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCとしても知られている)、セチルヒドロキシエチルセルロース、並びにそれらの混合物から選択される、請求項14から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. (i) C2〜C4アルコール、グリコール、グリコールエーテル、グリセリン、炭化水素、鉱油、ポリブテン、及びそれらの混合物から選択される少なくとも1種の有機溶媒、並びに/又は(ii) コンディショニング剤、天然及び合成油、湿潤剤、光沢剤、充填剤、着色剤、顔料、キレート剤、金属イオン封鎖剤、芳香剤、保存剤、安定剤、並びにそれらの混合物から選択される少なくとも1種の補助成分を更に含む、請求項14から20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 工程(1)に先行して、(i) 任意選択で場合により毛髪に対して平滑化操作を施用すると同時に、任意選択で場合により毛髪を水ですすぐ工程、(ii) 毛髪を、中性pHを有するシャンプーと接触させる工程、及び(iii) 毛髪を水ですすぐ工程が行われる、請求項14から21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 工程(3)が、少なくとも100℃、例えば150℃から250℃で、好ましくはフラットアイロン装置を用いて行われる、請求項14から22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 工程(1)の後に、毛髪を水ですすぐ工程を更に含む、請求項14から23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 工程(1)に従って組成物を毛髪へ施用した後、工程(1)で組成物を5〜30分の時間にわたって毛髪上に放置してから、工程(2)に従ってブラッシングするか、又は請求項24に従って毛髪を水ですすぐ工程を更に含む、請求項14から24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 毛髪を成形する又は毛髪の形状を変形させるための組成物を製造する方法であって、
    a)
    (a) チオール還元剤、非チオール還元剤から選択され、かつ、組成物の総質量に対して、1質量%〜15質量%、好ましくは3質量%〜10質量%、より好ましくは4質量%〜8質量%の量で存在する、少なくとも1種の還元剤、
    (b) 有機アミン、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、及びそれらの混合物から選択される、少なくとも1種の中和剤、
    (c) 0.5質量%〜5質量%、好ましくは1質量%〜4質量%、より好ましくは1.5質量%〜3質量%、更により好ましくは2質量%〜3質量%の量で存在する、少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
    (d) ヒドロキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、及びそれらの混合物から選択される、0.1質量%〜2質量%の少なくとも1種のセルロース化合物、並びに
    (e) 水
    を合わせる工程であって、
    全ての質量は組成物の総質量に対するものである、工程と、
    (2) (a)〜(e)を混合して、2から7未満の範囲のpHを有する組成物を形成する工程と、
    を含む、方法。
  27. 毛髪をストレート化するための組成物であって、
    a) チオ乳酸、チオグリコール酸、及びそれらの混合物から選択される、3質量%〜10質量%の少なくとも1種の還元剤、
    b) 有機アミン、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン酸塩、及びそれらの混合物から選択される、0.2質量%〜5質量%の少なくとも1種の中和剤、
    c) 1質量%〜4質量%の少なくとも1種のジメチコンコポリオール、
    d) 0.2質量%〜1質量%のヒドロキシエチルセルロース、並びに
    e) 水、
    を含み、
    全ての質量は組成物の総質量に対するものであり、
    pHが2から7未満の範囲であり、かつ
    ゲルである、
    組成物。
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