JP2018506399A - 足首型エルゴメータ - Google Patents

足首型エルゴメータ Download PDF

Info

Publication number
JP2018506399A
JP2018506399A JP2017555848A JP2017555848A JP2018506399A JP 2018506399 A JP2018506399 A JP 2018506399A JP 2017555848 A JP2017555848 A JP 2017555848A JP 2017555848 A JP2017555848 A JP 2017555848A JP 2018506399 A JP2018506399 A JP 2018506399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ergometer
plate
force
ankle
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017555848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6775524B2 (ja
Inventor
エミール・シモノー−ビュシンガー
クリストフ・ジレ
セバスチャン・ルトゥナール
ジャン−フランソワ・デブリル
ニコラ・ドゥクフール
Original Assignee
ウニヴェルシテ・ドゥ・ヴァロンシエンヌ・エ・デュ・エノー−カンブレシ
サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク(セ.エン.エル.エス.)
サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク(セ.エン.エル.エス.)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ウニヴェルシテ・ドゥ・ヴァロンシエンヌ・エ・デュ・エノー−カンブレシ, サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク(セ.エン.エル.エス.), サントル ナスィオナル ド ラ ルシェルシュ スィアンティフィク(セ.エン.エル.エス.) filed Critical ウニヴェルシテ・ドゥ・ヴァロンシエンヌ・エ・デュ・エノー−カンブレシ
Publication of JP2018506399A publication Critical patent/JP2018506399A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6775524B2 publication Critical patent/JP6775524B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/45For evaluating or diagnosing the musculoskeletal system or teeth
    • A61B5/4538Evaluating a particular part of the muscoloskeletal system or a particular medical condition
    • A61B5/4595Evaluating the ankle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6828Leg
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1107Measuring contraction of parts of the body, e.g. organ, muscle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/22Ergometry; Measuring muscular strength or the force of a muscular blow
    • A61B5/221Ergometry, e.g. by using bicycle type apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/22Ergometry; Measuring muscular strength or the force of a muscular blow
    • A61B5/224Measuring muscular strength
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/45For evaluating or diagnosing the musculoskeletal system or teeth
    • A61B5/4519Muscles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6829Foot or ankle
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/70Means for positioning the patient in relation to the detecting, measuring or recording means
    • A61B5/702Posture restraints
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/103Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
    • A61B5/11Measuring movement of the entire body or parts thereof, e.g. head or hand tremor, mobility of a limb
    • A61B5/1124Determining motor skills
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/40Detecting, measuring or recording for evaluating the nervous system
    • A61B5/4005Detecting, measuring or recording for evaluating the nervous system for evaluating the sensory system
    • A61B5/4023Evaluating sense of balance

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Rheumatology (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

本発明は、足首タイプのエルゴメータに関し、エルゴメータは、ユーザの膝が伸長状態にあるときに下肢を受けることができる添木タイプの第1部分であって、脚が伸長状態にある状態で下肢を不動化するように構成された不動化手段を備える、第1部分と、第2部分であって、第1部分に取り付けられた主本体と、主本体に固定された対応支持素子と、足の下面のための支持面を形成する硬質プレートであって、硬質プレートが対応支持素子に対してほぼ静止している、硬質プレートと、プレートと対応支持素子との間に挿入された力センサと、を備え、プレートは、主本体に固定されておらず、それにより、センサは、足首の運動に関与する筋肉がプレートの支持面にかけた力を計測でき、力は、プレートから対応支持素子に伝達される。

Description

本発明は、エルゴメータの分野に、より詳しくは足首タイプのエルゴメータの分野に、関する。
本発明の1つの目的は、足首の筋肉、特に足首の運動性にかかわる筋肉の能力の機械的性質を、より詳しくは底屈(すなわち伸長)及び/または背屈(すなわち背側湾曲)を達成する力をかける足首の筋肉の能力を、正確に計測できる計測装置を提供することである。
本発明は、医療及び/もしくは準医療の分野における、または、さらに例えば体作り中の運動分野における用途で様々な利点を見出している。
一例として、本発明の用途、すなわち起立姿勢(直立姿勢)を維持する能力を評価するために人に試験を行うことに関して言及し得、これは、例えば、長期間寝たきりの患者が立って安全に身体活動を取り戻すことを可能とするために、医療環境で特に有利である。
例えば、足首の捻挫などに続く適応リハビリ運動を行うため、または、さらに足首の捻挫に続いて人が実現した進展を評価するためなど、他の有利な用途は、同様に、本発明の範囲にあると意図され得る。
知られていることは、筋神経系が、例えば加齢、自発運動の抑制またはさらなる活動過剰などのような内生の及び/または外生の要因を受けて、その特性及び/またはその挙動を改良する能力を有すること、である。
この現象は、神経筋可塑性という用語で知られている。
このため、力を生成するための筋肉の能力は、その緊張によって増減し得る。
この神経筋可塑性を評価するため、エルゴメータタイプの計測装置が存在しており、この計測装置は、加齢の、長期の運動不足の、さらには訓練の影響を評価する可能性を付与し、これは、関節に現れる力モーメントを解析することに基づいて達成される。
とりわけ足首の関節に興味がある場合、わかることは、特に個人を起立姿勢で落ち着いたままとするために、足の伸長及び背屈のために足首の関節に力を生じさせることが特に重要である、ことである。
本明細書に添付した図1は、底屈P1状態の及び背屈P2状態の足を概略的に示す。
これら足首の2つの主な運動(伸長/背屈)は、足首に対する横断方向の軸回りにある矢状面で行われる。
背屈P2は、足の甲が脚の前面に接近する可能性を付与し、伸長P1は、足を脚の前面から離間して戻るように移動させ、足を脚の延長線に配置させる。
このため、活発な伸長P1及び背屈P2を可能とすることによって、足首の関節の周囲の筋肉は、個人を起立姿勢で落ち着いたままとする可能性を付与し、同様に、移動(歩くこと、走ること及び横方向移動)の慣性を付与する。
したがって、理解することは、特に足首の筋肉の機械的及び機能的性能を、特に伸長P1にある及び背屈P2にある足首の筋肉によって生じる力(または力モーメント)を正確に評価できるという医療的観点から、非常に重要であること、である。
これは、個人自信を起立姿勢で維持するかつ/または身体活動を回復させるための十分な筋肉力を生じるために個人の能力を評価する可能性を付与する。
その結果、エルゴメータタイプの計測装置は、ペダルを有し、このペダルは、
−ペダルの回転軸から所定距離離間して配置された一方向性力センサに、または、
−ペダルの回転軸に配置された(すなわち、足首の関節の屈曲−伸長回転に位置合わせされた)トルクセンサに、
接続されている。
これにより、これらセンサは、静止状態で生じた力または力モーメントを計測するように構成されている。
この計測は、トルクセンサを用いて直接的に、または、力センサを用いて間接的に、なされる。
力センサに関して、実際には、ペダルの軸(足首軸)と力センサの軸(力をかける点)との間にあるレバーアームによって計測された力を増やさなければならない。
この計測技術に基づいて、従来、複数のタイプのエルゴメータが存在する。
従来技術に挙げられた第1タイプのエルゴメータを図2に示す。
この図2において、ユーザUの背中及び骨盤の後に配置された支持体Sは、ユーザの膝Gが完全に伸びるようにかつ足Pの裏が垂直厚板PVと接触するように、識別されている。
この厚板PVは、ヒンジシステムSCを用いて地面に連結されており、このヒンジシステムは、厚板が地面に対して回動することを可能とする。
さらに、力ゲージDは、この垂直厚板PVと支持体Sとの間に取り付けられており、ユーザが厚板に力をかけていないときに上記厚板をほぼ垂直軸で所定位置に維持する。
この力ゲージDは、底屈後に足Pの裏にかけた力を計測するようにさらに構成されている。
このようなシステムは、非特許文献1で説明されている。
このようなシステムは、底屈(すなわち伸長)中にかけた力の計測のみを可能とし、背屈(すなわち背側湾曲)中にかけた力の計測を可能としない。
他のタイプのエルゴメータは、存在する。
例えば、ディジョンのInstitut Universitaire Technologique de Genie Mecaniqueによって開発されたエルゴメータは、歪ゲージを用いてペダルを介して足首の関節における筋肉モーメントを計測する可能性を付与する。
このようなエルゴメータを用いると、ユーザは、腰をほぼ110°曲げ、膝をほぼ120°曲げ、そして足首を90°曲げた状態で、座位にあるべきである(特に、非特許文献2、または非特許文献3、またはさらに非特許文献4参照)。
さらに、Bio2M社によって開発された足首タイプのエルゴメータがさらに知られている。
このエルゴメータは、足首の関節における底屈筋の機械的性能を試験するように(特に、非特許文献5または非特許文献6参照)、例えば等尺性、等運動性及び等張性の収縮に続く筋肉の収縮性を計測するように、特に設計されている。
このエルゴメータは、2つの主ユニット、すなわち、
(i)特に互いに電気的に接続されたアクチュエータ及びトルクセンサを有するパワーユニット、及び、
(ii)コンピュータによって制御された制御ユニット、
からなる。
このエルゴメータによれば、足首の角度変位は、デジタル工学センサを用いて計測され、角速度は、スタジア計測器を必要とする15.70rad/sより大きい速度を除いて、ロータに接続されたレゾルバから取られる。
トルクは、ゲージを有するトルクセンサを用いることによって得られる。
このようなエルゴメータのユーザは、膝を120°に曲げた状態で慎重姿勢を背中で保持する。
このようなエルゴメータは、腓腹筋の寄与を最小化しており(特に、非特許文献7参照)、このような筋肉は、底屈において重要であり、これら寄与は、最小化されないべきであり、正確な計測を意図している場合に、計測から除外されないべきである。
図3に示すエルゴメータのようなエルゴメータも知られている。
このようなエルゴメータを用いて、底屈における等尺性力の計測は、膝の関節を90°で阻止することによって下肢を安定して取り付けた状態で行われ、これにより、等尺性収縮中に足首の関節の回転を最小化する(特に、非特許文献8参照)。
最後に、足首の筋肉がかけたモーメントを評価するために「CybexNorm(登録商標)」を使用して足首の関節に行ったいくつかの研究が存在する(特に、非特許文献9または非特許文献10参照)。
"Absolute muscle force in the ankle flexors of man." J. Physiol. (I944) I03, 267-273, Haxton, H. A. (1944) Simoneau et al. 2008: "Difficult memory task during postural tasks of various difficulties in young and older people: a pilot study." Clin Neurophysiol 119(5): 1158-65 Simoneau et al. 2009: "Antagonist mechanical contribution to resultant maximal torque at the ankle joint in young and older men." J Electromyogr Kinesiol 19(2): 123-31 Billot et al. 2010: "Age-related relative increases in electromyography activity and torque according to the maximal capacity during upright standing." Appl Physiol 109(4): 669-80 Tognella et al. 1997: "A mechanical device for studying mechanical properties of human muscles in vivo." J Biomech 30(10): 1077-80 Ochala et al. 2004: "Changes in mechanical properties of human plantar flexor muscles in ageing." Exp Gerontol 39(3): 349-58 Cresswell et al. 1995: "Influence of gastrocnemius muscle length on triceps surae torque development and electromyographic activity in man." Exp Brain Res 105(2): 283-90 Reeves et al. 2005: "Influence of 90-day simulated microgravity on human tendon mechanical properties and the effect of resistive countermeasures." J Appl Physiol 98(6): 2278-86 Scaglioni et al. 2002: "Plantar flexor activation capacity and H reflex in older adults: adaptations to strength training." J Appl Physiol 92(6): 2292-302 Ferri et al. 2003: "Strength and power changes of the human plantar flexors and knee extensors in response to resistance training in old age." Acta Physiol Scand 177(1): 69-78
しかしながら、出願人は、既存の足首タイプのエルゴメータすべてが多くの制限及び多くの欠点を有していると考える。
実際には、多くのエルゴメータにおいて、ユーザは、ペダルをより強く押すために、ユーザの背中またはユーザの肩で支持され得る。
これは、必然的に、他の関節の筋肉の可動化を暗示し、この可動化は、足首に現れる力のまたは力モーメントの評価を過大評価することを引き起こし、同様に、計測の激しいバラツキを引き起こし得る。
すなわち、本エルゴメータを用いると、底屈に関与する足首の筋肉を使用せずに、底屈中の力モーメントを記録できる。
これは、本エルゴメータを用いると、底屈を実現しようとしている間に他の筋肉、例えば膝のまたは腰の伸筋を緊張させ得るという事実に起因しており、したがって、本エルゴメータの構成は、検出することが難しい誤差を暗示し、そのため、事後にエルゴメータを修正することが不可能である。
足首タイプのエルゴメータは、曲げた膝を90°で位置付けることを必要としており、これら膝のまたは腰の伸筋の関与を制限しようとしている。
しかしながら、これらエルゴメータは、同様に、図3に示すエルゴメータの例の場合のように、底屈中に腓腹筋の緊張を低減する。
ここで、上述したように、これら腓腹筋の力を生じさせる能力は、膝を伸ばしている状態(伸長状態)で底屈を評価するために重要であり、実際には、これら腓腹筋は、必然的に、機能的な観点に関して具体的かつ関連する計測のために、特に起立姿勢の研究中に再使用するために、考慮されなければならない。
さらに、出願人は、既存のエルゴメータが一般に一方向性力センサまたは力モーメントセンサを使用しており、このようなセンサが足首において結果として生じるモーメントを過小評価し、実際には、底屈(伸長)及び/または背屈(背側湾曲)が矢状面以外の2つの平面内で関連する反転及び内転運動を常に伴っていること、を述べる。
既存のエルゴメータは、足首の関節にかけた緊張全体を評価する可能性を付与しない。
一方向性センサを使用することは、もっぱら、足首の横断方向軸回りに何が生じたか判断する可能性を付与しており、このようなセンサは、底屈への随伴運動、すなわち、足首の矢状軸(すなわち長手方向軸)及び垂直軸回りの(反転の及び内転の)運動を評価する可能性を付与しない。
最後に、出願人は、既存のエルゴメータがしばしば非常に嵩張りかつ移動が困難であり、さらに、既存のエルゴメータが、同時に単一の脚にのみ使用され得、寝たきりの姿勢で容易に使用され得ないこと、を述べる。
本発明は、上述した状況を改善することを目的とする。
本発明は、あまり嵩張らずかつ効果ではないエルゴメータを提案することによって上述したさまざまな欠点への改善法を見出すことを目的としており、このエルゴメータは、腰または膝の伸筋のような他の筋肉がかけた力ではなく、個人の足の屈筋が足首の関節にかけた力、もっぱらこれら筋肉がかけた力を正確に計測する。
このために、本発明の対象は、第1態様によれば、ユーザの足首の運動に関する筋肉が上記足首の関節にかけた力を計測するための足首タイプのエルゴメータに関する。
本発明によれば、エルゴメータは、第1部分及び第2部分を有し、ブーツとして現れている。
有利には、第1部分は、添木タイプであり、第1部分は、ユーザの膝が伸長状態にあるときにユーザの下肢を受けることができる。
有利には、この第1部分は、膝が伸長状態にある状態で下肢を不動化するように構成された不動化手段を備える。
有利には、第2部分は、
a)第1部分に取り付けられた主本体と、
b)主本体に固定された対応支持素子と、
c)不動化手段を用いて下肢を不動化したときに足の下面のための支持面を形成する硬質プレートであって、硬質プレートが対応支持素子に対してほぼ静止している、硬質プレートと、
d)プレートと対応支持素子との間に挿入された力センサと、
を備える。
本発明によれば、プレートは、主本体に固定されておらず、それにより、センサは、足首の運動に関与する筋肉がプレートの支持面にかけた力を計測でき、力は、プレートから対応支持素子に伝達される。
対応支持素子に対して静止しているプレートによって、本明細書で理解することは、(特に、例えばユーザがユーザの足で上記プレートに力をかける場合に)(巨視的観点で)プレートが対応支持素子に対して移動しないこと、である。
主本体に固定されていないプレートによって、本明細書で理解することは、ユーザの足が乗っているプレートが主本体、ひいては対応支持素子から構造的に独立していること、であり、両素子間をつなぐものは、プレートと対応支持素子との間に挿入された力センサのみである。
このため、その構造及びその構成双方によって、本発明の範囲内で設計されたエルゴメータは、その使用中に簡素な運動装置として表わされ、行われた計測において正確である。
対応支持素子と硬質非固定プレート(固定されていない)との間に挿入されたセンサと、対応支持素子に対して固定された(静止していない)プレートと、のレイアウトは、足の屈筋(すなわち底屈筋)がかけてプレートから対応支持素子に伝達された力の正確かつ信頼性のある計測を有する可能性を付与する。
このようなセンサは、特に、「クローズドチェーン」における使用の可能性を付与する。
これは、膝を伸ばした状態の脚をエルゴメータの第1部分のレベルに位置付け、その後、この目的のために設けられた手段を用いて脚を不動化するのに十分である。
この位置において、足は、硬質プレート上に載っている。
その後、(足底側のまたは背側の)屈曲力をプレートにかけるのに十分である。
この力は、対応支持素子に伝達される。
このため、プレートと対応支持素子との間に位置する力センサは、この力を計測する。
ユーザの足の底屈及び/または背屈中にかけた力を計測するために、有利には、規定されていることは、力センサが3Dセンサタイプ(すなわち、3次元センサ)であること、である。
好ましくは、力センサは、3次元(3D)で力及び力モーメントを計測できる力モーメントセンサである。
有利な形態において、エルゴメータを「オープンチェーン」で使用することは、好ましい。
この形態において、エルゴメータは、
−転動または摺動トラックと、
−転動または摺動部材と、
をさらに有する。
この転動または摺動部材は、主本体に取り付けられている。
有利な形態において、この転動または摺動部材は、ブーツの踵にほぼ位置付けられている。この部材は、必要に応じて、特に技術的な理由により、どこにでも位置付けられ得る。
有利には、転動または摺動部材は、主本体とトラックとの間の摩擦を制限するために、転動または摺動トラックと協働できる。
この部材が主本体上にあること及びこの部材がトラックと協働することにより、装置をその周囲から独立させる。
これにより、「オープンチェーン」において、この構成は、高い信頼性及び高い精度で足首の筋肉がかけた力を計測する可能性を付与し、「オープンチェーン」において、この構成は、他の関節の筋肉の補償の計測を回避する。
実際には、この構成において、この部材及びこの転動または摺動トラックがあることにより、摩擦を防止し、この摩擦は、例えば腰の伸筋のような他の筋肉を刺激するためにユーザに対する支持を付与し得る。
代替例として、転動または摺動部材は、主本体をトラックに対して転動させるためのローラを備える。
このようなローラは、最小の摩擦でトラックに関して本体が変位することを可能とする。
代替的な形態において、転動または摺動部材は、面接触面を備え、転動または摺動トラックは、複数のビーズを有する厚板を備え、これら複数のビーズは、厚板に均一に分布されている。
この代替例において、転動または摺動部材は、ビーズ上を転がり、それにより、最小の摩擦で厚板の平面の全方向で移動する。
有利には、プレートは、その横方向縁部において、補強素子を備え、これら補強素子は、プレートに対して垂直に延在する。
これら補強素子は、例えば足の屈曲中に、プレートが変形する可能性を低減するまたは抑える。
好ましくは、不動化手段は、ユーザの下肢を不動化したままとするための1組のストラップを備える。
好ましくは、第2部分は、ユーザの足を受けるための靴を備え、上記靴は、プレートに取り付けられており、それにより、足をプレートに固定したままとする。
このような靴を用いて、足は、プレートに固定される。
有利にはまたはさらに、1組のストラップは、同様に、足を保持するために設けられ得る。
有利には、本発明にかかるエルゴメータは、第1のいわゆる角度調整手段を有し、この角度調整手段は、第2部分の角度位置を第1部分に対して調整するように構成されている。
このような調整手段は、プレートの支持面上にある足の傾きを調整する可能性を付与する。
このような調整は、足首の傾きと現れた力との間の関係を評価する可能性を付与する。
特有の形態において、調整手段は、
−第1部分に位置付けられた1対の格納式ナットと、
−第2部分の主本体に形成された複数の調整穴部と、
を備える。
この形態において、ナットは、第2部分の角度位置を第1部分に対して調整してロックするための調整穴部内に導入されることができる。
当業者が本明細書で理解することは、上記調整手段がより一般的には主本体に形成された溝部と協働できるバネを有するロックシステムであり得ること、である。
有利には、本発明にかかるエルゴメータは、高さにおけるといわれる第2調整手段を有し、この第2調整手段は、第1部分の高さを第2部分に対して調整するように構成されている。
このような高さ調整は、ユーザのサイズ、特にユーザの脚のサイズに応じてエルゴメータを調整する可能性を付与する。
有利には、本発明にかかるエルゴメータは、足首の運動に関与する筋肉がかけた力を判断するためにセンサから到来する計測信号を受信して処理できる計算処理ユニットを有する。
相まって、本発明の対象は、第2態様によれば、上記リハビリ運動を達成するために上述したかつユーザに適用したようなエルゴメータを使用することに関する。
あるいは、本発明の対象は、第3態様によれば、起立姿勢を維持する人の能力を評価するためにこの人に力試験を行うための、特に寝たきりの人が直立姿勢及び/または活動を取り戻すことを可能とするための、上述したエルゴメータの使用に関する。
このため、本発明の目的は、上述した本発明のさまざまな機能的及び構造的態様により、現在まで開発された他のエルゴメータの場合のように他の筋肉がかけた力の影響を制限することによって、足首の屈筋及び/または伸筋によって生じる力を正確にかつ信頼性良く計測することを可能とする。
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図4から図6を参照しながら上記説明から明らかになり、これら図面は、限定することなく本発明の実施形態を例示する。
底屈状態の及び背屈状態の足を概略的に示す図である。 従来のエルゴメータを示す図である。 別の従来のエルゴメータを示す図である。 例示的な実施形態にかかるエルゴメータを概略的に示す側面図である。 図4にかかるエルゴメータを概略的に示す前面図である。 図4にかかるエルゴメータを概略的に示す側面図であって、転動または摺動部材及びトラックを有する、側面図である。
ここで、本発明の例示的な実施形態にかかるエルゴメータを、図4から図6を一緒に参照しながら、以下で説明する。
注意として、足首の筋肉の伸長に向かう等尺性収縮中において、大部分の従来のエルゴメータで留意することは、ユーザがエルゴメータのペダルを押すためにユーザの背中のまたはユーザの肩の支持を使用すること、であり、これは、他の関節にある他の筋肉の関与を伴い、足首の関節に現れた力(または力モーメント)の評価を過大評価することを引き起こす。
同様に述べることは、膝の関節の関与を制限するために、足首タイプのエルゴメータが90°まで膝を曲げた状態でユーザを座位に位置付かせており、腓腹筋の力を低減すること、である。
ここで、重要なことは、これら腓腹筋によって足首に現れる力を評価すること、である。
したがって、好ましいことは、これら力を考慮するために膝が伸長している状態で試験を行うこと、である。
したがって、本発明の1つの目的は、足を伸ばした(すなわち膝が伸長状態にある)位置で、足首の屈筋かつ/または伸筋、すなわち、足首を矢状面(底屈及び背屈)で安定化させることを可能とする筋肉によって現れる最大力を計測できるエルゴメータを設計すること、である。
これは、図4に示すようなエルゴメータのような足首タイプのエルゴメータ100を用いて後述する例において可能となる。
本明細書で説明する例において、エルゴメータ100は、添木タイプの第1部分10を備える。
この例において、第1部分10は、ジンマー添木であり、上記添木は、ユーザの膝が図6に示すように伸長しているときにユーザUの下肢を受けられる。
もちろん、当業者が本明細書で理解することは、例えば大腿及び脚を受ける樋状添木のような他のタイプの添木を使用し得ること、である。さらに、他のタイプの添木を意図し得る。
この添木は、2本の硬質の縦長棒体12からなり、これら縦長棒体は、ユーザUの脚に沿って延在する。
これら棒体12は、調整可能であり、ユーザのサイズに応じて添木の高さを調整するために高さの調整手段60を備える。
この例において、かつ、図4に示すように、これら調整手段60は、高さを調整するために管体12が摺動することを可能とする摺動機構62と、いったん高さを調整すると管体を所定位置で阻害することを可能とする1組のネジ61と、を有する。
したがって、ユーザUには、必要に応じて添木の高さを事前に調整した後に添木にユーザの脚を位置付けるのに十分である。
図6に示すように、添木は、膝が伸長状態にあるときにユーザUの下肢を不動化させるための不動化手段11、例えば1組のストラップを備える。
本明細書において当業者が理解することは、下肢を不動化するためのストラップ以外の手段を意図できること、である。
いったん所定位置にあると、膝が伸長状態にあるユーザUは、ユーザの下肢を不動化するためにストラップを締め得る。
本明細書で説明する例において、エルゴメータ100は、3D力プラットフォームとも称される第2部分20を備える。
この例において、この第2部分20は、第1部分10に取り付けられた主本体21を備える。この主本体21は、ユーザUの足を取り囲む。
図5に示すように、この第2部分20は、対応支持素子22を備える。
この対応支持素子22は、主本体21に固定されたプレートを有する。
本明細書において当業者が理解することは、対応支持素子22及び主本体21が例えば成形によって得られる単一のかつ同一の単一片部品を形成し得ること、である。
本明細書で説明する例において、かつ、図5に示すように、第2部分20は、同様に、不動化手段11を用いて添木によって下肢を不動化するとユーザUの足の下面のための支持面を形成する他の硬質プレート23を備える。
本明細書で説明しかつ図5に示す例において、このプレート23は、対応支持素子22とほぼ平行である。
この例において、プレート23は、対応支持素子22に対して相対的に固定されている。
このため、このプレート23は、静止している、すなわち、プレートは、巨視的観点で、ユーザが上記プレート23に力をかけても、対応支持素子22に対して移動せず、変形しない。
変形をさらに制限するために、プレート23は、その横方向縁部に、補強素子23a及び23b(図5参照)を有する。
このプレート23と対応支持素子22との間には、力センサ24が挿入されている。
対応支持素子22とプレート23との間に挿入されたこのような力センサ24の配置は、本発明の特徴である。
実際には、ユーザUがユーザの足を介してプレート23に力をかけると、この力は、プレート23から対応支持素子22に伝達される。
そして、両素子22及び23間に位置する力センサ24は、この伝達された力を計測し得る。
この例において、センサ24は、Sensix社からのSH100D1002A2-2のタイプの力−トルクセンサを含む3D力センサである。
このような力センサ24は、底屈中の及び背屈中の力を計測する可能性を付与する。
規定されていることは、ユーザUの足をプレート23の支持面に固定して取り付けられた靴25に収容すること、である。
補足的方法で、例えば、
−ユーザUの足を所定位置で維持するための2つの再配置可能な粘着取付ストラップ、
−足首の移動を阻止するために力プラットフォームに取り付けられた他の相補的な再配置可能な粘着取付ストラップであって、一方が踵の後を通過し、他方が足首の関節の前方を通過する、粘着取付ストラップ、
のような1組のストラップ26を設けることが可能である。
足の前部の移動を阻止するために中足指節関節の背面に別の再配置可能な粘着取付ストラップを設けることは、さらに可能である。
いったん1組のこれら不動素子を位置付けると、ユーザUの足は、プレート23の支持面に固定され、この構成において、ユーザUの足は、プレート23に取り付けられた靴25を用いて所定位置にしっかりと維持され、このプレート23自体は、力プラットフォームに取り付けられている。
したがって、図6に示すように、本発明にかかるエルゴメータ100は、座位で(または腹臥位で)使用され、ユーザUの下肢は、膝を伸長しかつ足をエルゴメータ100のプラットフォームに固定式に取り付けられた靴25内に固定した状態で添木に配置される。
好ましくは、足首の回転軸は、エルゴメータの軸に揃えられている。
脚は、膝の関節で伸長した状態にあり、足首の関節は、中立位置にあり、足の長手方向軸は、起立姿勢を維持している間にそうであり得るように、矢状面にある脚の長手方向軸と90°の角度を形成する。
しかしながら、足首の関節の角度傾きを調整することが可能である。
これは、角度調整器50を用いて可能とされており、この角度調整器は、足Pの軸及び脚Jの軸によって形成される角度を調整する可能性を付与する。
図4及び図5に示すように、これら調整手段50は、管体12の下側部分に位置する1組の格納式ナット51を有し、管体は、回動軸を介して主本体21に取り付けられている。
主本体21は、上記ナット51を導入するための調整穴部52を有する。
調整穴部52を選択することによって、ユーザUは、ユーザの脚の軸に対するユーザの足の傾きを調整することが可能となる。
本明細書で説明する例において、エルゴメータは、「オープンチェーン」で使用される。
この構成によれば、ブーツの踵(すなわち第2部分の踵)は、転動部材40を備える。
この例において、部材40は、ブーツの踵に(すなわち主本体21の後部に)直接取り付けられたまたは間接的に取り付けられた厚板41によって形成されている。
この厚板41自体は、本実施形態において別の厚板31によって形成された転動トラック30に配置されている。
この例において、この厚板31は、厚板41とのその接触面においてローラビーズ32を有する。
ビーズ32上にある厚板41の相対変位は、エルゴメータ100と支持体との間の摩擦を無視する可能性を付与する。
本明細書で理解されることは、例えばブーツの踵にローラがあることによるなど他の手段がこのような摩擦を防止するために可能であること、である。
説明した例において、エルゴメータの力センサ24と計算処理ユニット(ここでは図示しない)とを接続するケーブル24aは、取得を行うために設けられている。
そして、センサ24で計測した力の信号は、このケーブル24aを通して処理ユニットに送信される。
あるいは、これら信号は、無線通信手段を介して送信され得る。
そして、これら信号は、例えばサンプル周波数100Hzで「Labview Signal Express(登録商標)」または「Matlab(登録商標)」タイプのソフトウエアの処理片によって直接記録される。
本明細書で説明した例において、この処理ユニットは、等尺性最大力試験を実行するようにまたはリハビリのための適応運動を行うように構成され得る。
例えば、このようなプロセッサは、爆発的収縮(力をかけた急増)そしてその後に最大強度まで5秒にわたって徐々に行われる収縮(上昇状態、すなわち、ここでは、例えば60bpmでメトロノームの拍子を使用することが可能であり、それにより、対象者は、5秒にわたって実施している規則的な上昇を実現する)を実現させることをユーザに要求するように構成され得る。
処理ユニットは、例えばリアルタイムで計測した力及び達成されるゴールを表示するグラフの形態で、取得したこれら対象を表示してリアルタイムで筋肉が供給した力を見るための表示モジュール(ここでは図示略)に接続され得る。
このため、この表示モジュールは、例えばこれが運動であるときに決定した目標力を事前に取得しなければならない場合に、供給する作動力を制御する可能性をユーザに付与する。
このため、本発明にかかるエルゴメータ100は、固定されていない支持プレート23と対応支持体として使用されるプレートとの間に挿入された3D力センサ24があることによって、関節周囲の筋肉が足首の関節にかけた力を正確にかつ信頼性良く計測する可能性を付与する目標を評価するための装置のように見える。
このように、このようなエルゴメータ100は、信頼性があり正確な計測装置であり、かつ、資金的に低価格に見え、さらに、搬送が容易であり、これにより、既存のエルゴメータの場合に一般的であるのとは反対ではなく、計測装置をユーザまで(例えばユーザのベッドのところまで)持っていく可能性を提供する。
したがって、エルゴメータは、容易に搬送され得、これは、例えば患者を、特に高齢者または足首の慢性的不安定を患っている人であって移動が困難なままである人を試験することを意図している場合に、非常に容易に評価できる。
同じように、トレーニングまたは体作り中に使用するために、スポーツマンのためにエルゴメータをセンターまたは部屋または運動場に搬送することができる。
さらに、上記利点に加え、2つのエルゴメータを使用することによって2つの下肢に同時に計測を行うことができる。これは、両側性試験(bilateral test)と称される。
実際に知られていることは、両側性収縮中に双方の下肢それぞれの筋肉が同時にかけた最大力の総計が、これら同じ筋肉によって生じる一側性収縮中にかかる最大力の総計よりも小さいこと、である。
これは、両側性欠損(bilateral deficiency)という用語で知られている。
両側性試験のために本発明にかかる2つのエルゴメータ100を同時に使用することは、エルゴメータを「クローズドチェーン」構成で使用する場合に、すなわち当接体に対して支持されることによって、この両側性欠損を示す。
しかしながら、「オープンチェーン」構成において、このような両側性欠損は、同じようにみられない。
「クローズドチェーン」構成は、より強く押すために姿勢調整を用いた一側性収縮中に、「オープンチェーン」構成では可能ではない可能性を付与する。
「オープンチェーン」での両側性スラスト中に、姿勢調整は、可能ではなく、エルゴメータ100それぞれによって計測された力は、足首の底屈筋または背屈筋によって現れる力にのみ対応する。
このため、2つのエルゴメータ100を同時に使用したこれら両側性試験は、クローズドチェーンで両側性欠損が実際には存在せず、むしろ単側性容易化が存在することを示す。すなわち、これが一側性にあろうと二側性状態にあろうと、足首それぞれで現れる力は、同一なままであり、これは、両側性欠損がないことを確認する。
明らかなことは、この詳細な説明が本発明の特有の例示的な実施形態を扱っているが、決してこの説明が本発明の対象を限定する性質を有していないこと、であり、全く逆に、以下の特許請求の範囲を不確実に解釈することまたは解釈が不十分になることの可能性を排除する目標を有する。
10 第1部分、11 不動化手段、20 第2部分、21 主本体、22 対応支持素子、23 硬質プレート、23a,23b 補強素子、24 力センサ、25 靴、30 転動または摺動トラック、32 ローラビーズ、40 転動または摺動部材、50 第1調整手段,角度調整手段、51 格納式ナット、52 調整穴部、60 第2調整手段,高さ調整手段、100 エルゴメータ、C 足首、U ユーザ

Claims (14)

  1. ユーザ(U)の下肢における足首(C)の運動に関与する筋肉が前記足首(C)の関節にかけた力を計測するための足首タイプのエルゴメータ(100)であって、
    当該エルゴメータ(100)が、ブーツとして現れており、
    −前記ユーザ(U)の膝が伸長状態にあるときに前記下肢を受けることができる添木タイプの第1部分(10)であって、前記膝が伸長状態にある状態で前記下肢を不動化するように構成された不動化手段(11)を備える、第1部分と、
    −第2部分(20)であって、
    a)前記第1部分(10)に取り付けられた主本体(21)と、
    b)前記主本体(21)に固定された対応支持素子(22)と、
    c)前記不動化手段(11)を用いて前記下肢を不動化したときに足の下面のための支持面を形成する硬質プレート(23)であって、当該硬質プレート(23)が前記対応支持素子(22)に対してほぼ静止している、硬質プレートと、
    d)前記プレート(23)と前記対応支持素子(22)との間に挿入された力センサ(24)と、
    を備え、
    前記プレート(23)が、前記主本体(21)に固定されておらず、それにより、前記センサ(24)が、前記足首(C)の運動に関与する筋肉が前記プレート(23)の前記支持面にかけた力を計測でき、前記力が、前記プレート(23)から前記対応支持素子(22)に伝達されることを特徴とするエルゴメータ。
  2. 前記力センサ(24)が、前記ユーザ(U)の前記足の底屈及び/または背屈中にかけられた力を計測するための3Dセンサタイプであることを特徴とする請求項1に記載のエルゴメータ。
  3. 前記力センサ(24)が、力及び力モーメントを三次元で計測できる力モーメントセンサであることを特徴とする請求項2に記載のエルゴメータ。
  4. −転動または摺動トラック(30)と、
    −前記主本体(21)に直接的にまたは間接的に取り付けられた転動または摺動部材(40)であって、当該部材(40)が前記主本体(21)と前記トラック(30)との間の摩擦を制限するために前記トラック(30)と協働できる、転動または摺動部材と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  5. 前記部材(40)が、前記主本体(21)を前記トラック(30)に対して転動させるためのローラを備えることを特徴とする請求項4に記載のエルゴメータ。
  6. 前記部材(40)が、平坦接触面(41)を備え、
    前記トラック(30)が、厚板(31)を有し、前記厚板が、当該厚板にわたって均一に分布する複数のビーズ(32)を有することを特徴とする請求項4に記載のエルゴメータ。
  7. 前記プレート(23)が、当該プレートの横方向縁部に補強素子(23a、23b)を備え、前記補強素子が、前記プレート(23)に対して垂直に延在していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  8. 前記不動化手段(11)が、前記ユーザ(U)の前記下肢を不動化したままとするための1組のストラップを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  9. 前記第2部分(20)が、前記ユーザ(U)の前記足を受けるための靴(25)を備え、
    前記靴(25)が、前記プレートに取り付けられており、それにより、前記ユーザ(U)の前記足を前記プレート(23)に固定したままとすることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  10. 前記第1部分(10)に対する前記第2部分(20)の角度位置を調整するように構成された第1調整手段(50)、いわゆる角度調整手段を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  11. 前記角度調整手段(50)が、
    −前記第1部分(10)に位置付けられた1対の格納式ナット(51)と、
    −前記第2部分(20)の前記主本体(21)に形成された複数の調整穴部(52)と、
    を備え、
    前記ナット(51)が、前記第1部分(10)に対する前記第2部分(20)の角度位置を調整してロックするために前記調整穴部(52)内に導入されることができることを特徴とする請求項10に記載のエルゴメータ。
  12. 前記第2部分(20)に対する前記第1部分(10)の高さを調整するように構成された第2調整手段(60)、いわゆる高さ調整手段を有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  13. 前記足首の運動に関与する筋肉がかけた力を判断するために前記センサ(24)から計測信号を受信して処理することができる計算処理ユニットを有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のエルゴメータ。
  14. 起立姿勢を維持する人の能力を評価するために力試験を患者に行うための、特に人に直立姿勢及び/または活動を取り戻すことを可能とするための、請求項1から13のいずれか1項に記載のエルゴメータの使用。
JP2017555848A 2015-01-20 2015-12-17 足首型エルゴメータ Active JP6775524B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1550439 2015-01-20
FR1550439A FR3031664B1 (fr) 2015-01-20 2015-01-20 Ergometre pour cheville
PCT/FR2015/053578 WO2016116673A1 (fr) 2015-01-20 2015-12-17 Ergometre pour cheville

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018506399A true JP2018506399A (ja) 2018-03-08
JP6775524B2 JP6775524B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=52779886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017555848A Active JP6775524B2 (ja) 2015-01-20 2015-12-17 足首型エルゴメータ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10835173B2 (ja)
EP (1) EP3247273B1 (ja)
JP (1) JP6775524B2 (ja)
CA (1) CA2973312C (ja)
ES (1) ES2952718T3 (ja)
FR (1) FR3031664B1 (ja)
WO (1) WO2016116673A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110301922B (zh) * 2019-06-12 2023-12-19 四川大学 一种小腿肌肉衰老测试装置
CN110584686A (zh) * 2019-10-16 2019-12-20 合肥工业大学 一种踝关节力矩测量装置
CN113261962B (zh) * 2021-05-10 2024-03-26 中国科学院合肥物质科学研究院 一种下肢等长肌力测量装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198344A (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 山陽電子工業株式会社 電動足関節運動器
JP2003220102A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Hitachi Ltd 動作支援装置
JP2004239622A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Japan Science & Technology Agency 3次元接地圧力値計測機能を有する靴
US20120010534A1 (en) * 2010-07-09 2012-01-12 The University Of Utah Systems, devices, and methods for monitoring an under foot load profile of a tibial fracture patient during a period of partial weight bearing
JP2012005633A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Daiyukai 下肢改善器具
WO2012039365A1 (ja) * 2010-09-24 2012-03-29 Inaba Tomohiko 筋力トレーニング用器具及び筋力トレーニング方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040186399A1 (en) * 2003-03-17 2004-09-23 Jung-Chun Tseng Leg massage installation
TWI303169B (en) * 2005-12-20 2008-11-21 Ind Tech Res Inst Apparatus for multi-joint lower limb exercise
US8460163B2 (en) * 2009-08-13 2013-06-11 Vincent B Gibbons Calf enhancer for the lower extremity
US8206267B2 (en) * 2009-12-04 2012-06-26 Northeastern University Virtual ankle and balance trainer system
US20110160625A1 (en) * 2009-12-28 2011-06-30 Nikolay Yefimov Apparatus and method for training knee and hip joints of a patient in post-traumatic or post-operative period
FR2970408B1 (fr) * 2011-01-17 2014-01-03 Univ Compiegne Tech Dispositif de mesure de la spasticite
US8840527B2 (en) * 2011-04-26 2014-09-23 Rehabtek Llc Apparatus and method of controlling lower-limb joint moments through real-time feedback training

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198344A (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 山陽電子工業株式会社 電動足関節運動器
JP2003220102A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Hitachi Ltd 動作支援装置
JP2004239622A (ja) * 2003-02-03 2004-08-26 Japan Science & Technology Agency 3次元接地圧力値計測機能を有する靴
JP2012005633A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Daiyukai 下肢改善器具
US20120010534A1 (en) * 2010-07-09 2012-01-12 The University Of Utah Systems, devices, and methods for monitoring an under foot load profile of a tibial fracture patient during a period of partial weight bearing
WO2012039365A1 (ja) * 2010-09-24 2012-03-29 Inaba Tomohiko 筋力トレーニング用器具及び筋力トレーニング方法

Also Published As

Publication number Publication date
FR3031664B1 (fr) 2017-01-27
CA2973312A1 (fr) 2016-07-28
US20180014775A1 (en) 2018-01-18
ES2952718T3 (es) 2023-11-03
WO2016116673A1 (fr) 2016-07-28
FR3031664A1 (fr) 2016-07-22
EP3247273A1 (fr) 2017-11-29
US10835173B2 (en) 2020-11-17
CA2973312C (fr) 2023-11-21
JP6775524B2 (ja) 2020-10-28
EP3247273B1 (fr) 2023-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Messier et al. Does high weight loss in older adults with knee osteoarthritis affect bone-on-bone joint loads and muscle forces during walking?
Goldmann et al. The potential of human toe flexor muscles to produce force
RU2626872C2 (ru) Устройство и способ оценки сгибателя колена
Kubo et al. Effects of cold and hot water immersion on the mechanical properties of human muscle and tendon in vivo
Cheung et al. Efficacy of motion control shoes for reducing excessive rearfoot motion in fatigued runners
Boyd Measurement properties of a hand-held inclinometer during straight leg raise neurodynamic testing
Wilken et al. A new device for assessing ankle dorsiflexion motion: reliability and validity
Mulder et al. Musculoskeletal effects of 5 days of bed rest with and without locomotion replacement training
Dufek et al. Functional and dynamic response characteristics of a custom composite ankle foot orthosis for Charcot–Marie–Tooth patients
Whyte et al. The influence of reduced hamstring length on patellofemoral joint stress during squatting in healthy male adults
Han et al. Effects of 4 weeks of elastic-resistance training on ankle-evertor strength and latency
Kalsi et al. Gastrocnemius muscle–tendon interaction during walking in typically-developing adults and children, and in children with spastic cerebral palsy
US20120277063A1 (en) Apparatus and Method of Controlling Lower-Limb Joint Moments through Real-Time Feedback Training
Tsuji et al. Ground reaction force in sit-to-stand movement reflects lower limb muscle strength and power in community-dwelling older adults
Houx et al. Threshold of equinus which alters biomechanical gait parameters in children
Eek et al. Kinematic gait pattern in children with cerebral palsy and leg length discrepancy: effects of an extra sole
Coury et al. Change in knee kinematics during gait after eccentric isokinetic training for quadriceps in subjects submitted to anterior cruciate ligament reconstruction
Hackney et al. The effect of sprung (suspended) floors on leg stiffness during grand jeté landings in ballet
JP6775524B2 (ja) 足首型エルゴメータ
Kerkum et al. Defining the mechanical properties of a spring-hinged ankle foot orthosis to assess its potential use in children with spastic cerebral palsy
Siddiqi et al. Improvement of isometric dorsiflexion protocol for assessment of tibialis anterior muscle strength
Karamanidis et al. Inevitable joint angular rotation affects muscle architecture during isometric contraction
Tramonti et al. Type 2 diabetes mellitus and obesity: The synergistic effects on human locomotor function
Vismara et al. Osteopathic Manipulative Treatment improves gait pattern and posture in adult patients with Prader–Willi syndrome
Ghorbanlou et al. Effects of Corrective Exercise Protocol Utilizing A TheraBand on Muscle Activity During Running in Individuals With Genu Valgum

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200406

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775524

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250