JP2018504640A - 生体外解剖学的組織試料創傷閉鎖シミュレーションモデル - Google Patents

生体外解剖学的組織試料創傷閉鎖シミュレーションモデル Download PDF

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Abstract

生体外体壁創傷閉鎖シミュレーション器具の外科用締結器具を試験するための新規なシステム及び装置が開示される。システムは、特に、腹壁創傷閉鎖をシミュレーションすることに有用である。システムは、体壁湾曲近似物機器と、組織固定システムと、組織支持及びテンショナ機器とを有する。システムは、生体外創傷閉鎖シミュレーションのために、解剖学的に正しい表示及び張力作用を体壁組織試料に提供する。システムは、また、体壁に加えて別の解剖学的組織試料に対して使用されてもよい。

Description

本発明が関連する技術分野は、医療器具であり、より具体的には、外科用創傷閉鎖又は締結器具を試験するための試験システム及び装置である。
創傷閉鎖は、従来、組織に接近させるために、縫合糸、ステープル、グルー、又はこれらの器具の組合せの外科医又は施術者による使用を含む。創傷閉鎖器具は、外科医にとって使用が容易で、迅速な配備及び植込みが可能であることが必要であり、かつ、該器具は、優れた創傷閉鎖患者予後を提供する必要もある。これらの器具の設計及び評価は、組織の外科的な生体内の状態を厳密に表現するモデルにおける製品の試験を必要とする。それに付加して、未熟な外科の施術者が生体外モデルで練習することによって創傷閉鎖技能を習得することが重要である。器具及びシステムがそのような試験のために開発されてきたが、いくつかの欠陥を有する。組織を取り付けるために現在使用され、かつ知られている一技術は、静止フレームへのケーブル結束又は糸(例えば縫合糸)による組織試料の平坦な取り付けを含む。このモデルは、正方形に取り付けられた4つのロッドから構成される。ケーブル結束又は糸が、全層組織サンプルを通して挿入され、そして、個々にロッドの周りに巻かれてケーブル結束を結ぶか又は締めることによって適所に固定される。結果として得られた組織取り付けは、離散した固定点を提供し、これがそれぞれの固定点での張力のレベルを増加させ、張力の不均一な分布を生じさせ、組織を、垂れ下がらせ、ハンモック状にさせる。組織サンプルの固定のために現在使用されている別の技術としては、組織を挟むざらざらとした締め付け表面が挙げられる。組織をこのように締め付けることは、組織性状の完全性を妨害し、その結果、組織の領域が過度の圧縮により絞り出されるという不十分な固定を生じさせる。先行技術の欠陥は、組織を平坦に取り付けることが、結果として生体内で見られない力の分布を生じさせ、そして、そのようなモデルで閉鎖器具を試験することが、いくつかの重要な状況における生体内閉鎖を再現しないことにおいて重大である。腹壁などの身体構造は、曲がった構造である。平坦で張力をかけられた組織試料に切開を設けることは、結果として以下の態様で生体内切開と異なる組織開口部をもたらすことになる。腹壁は多層構造であり、そして、他の組織試料も、また、一般的に多層である。平坦な態様で張力をかけられるとき、個々の層は、異なる張力をかけられ、その結果、外側層は、十分に張力をかけられず、そして内側層は、過剰に張力をかけられる。その結果の組織開口部は、全層腹壁に沿って一貫していない。創傷閉鎖器具をそのような平坦な組織切開において試験するとき、組織は、生体内での機能を完全に表す様式で挙動しない。第2に、外科医及び施術者を平坦な組織試料モデルにおいて創傷閉鎖技術を訓練させることは、創傷閉鎖技能を生体内創傷閉鎖処置に適用するのに有用な移行可能な技能を生み出すことにはならならない。同様の問題が、体壁などを含む別の曲がった身体構造に関連している。
器具の生体内での使用をシミュレーションする条件下で創傷閉鎖器具を生体外で試験するための、新規なシステム及び器具に対する当該技術分野でのニーズが存在する。器具の生体内での使用をシミュレーションする条件下での創傷閉鎖器具の使用における外科医及び施術者の生体外訓練のための新規のシステム及び機器に対する更なるニーズが存在する。
全体又は部分壁厚切開についての腹壁又は別の体壁などの解剖学的組織試料に使用される創傷閉鎖器具の試験及び評価のための新規の生体外解剖学的組織試料創傷閉鎖シミュレーションシステムが開示される。システムは、また、体壁に加えて別の種類の組織試料について有用である。システムは、近似物部材を有する組織試料湾曲近似物器具を有する。近似物部材は、対向する端部と、湾曲を有する上面と、底面とを有する。上面の湾曲は、生体内組織試料の湾曲に一致する。近似物部材は、部材に取り付けられた支持構造を有する。システムは、組織固定システムを有する。組織固定システムは、ピンレールを有し、ピンレールは、表面から延在する複数の組織係合ピンを有する細長い部材を有する。組織固定システムは、また、ピンレールを係合するためのレシーバレールを有する。レシーバレールは、少なくとも1つのガイドピンを有する細長いレシーバレール部材と、組織係合ピンの遠位端部を受容するための細長い部材の長さの少なくとも一部分に沿った溝とを有する。システムは、また、組織固定システムを受容するための組織支持及びテンショナ器具を有する。組織支持及びテンショナ器具は湾曲を有する少なくとも1つの組織支持部材を有し、その湾曲は、生体内の組織試料の湾曲に一致する。テンショナ器具は、組織支持部材の端部に取り付けられた一対の端板部材と、それぞれの板部材に枢動可能に取り付けられた一対の引張アームと、レシーバレールの少なくとも一区画を受容するための引張アームの外側端部と関連した部材とを有する。
本発明の別の態様は、全体又は部分壁厚切開のための腹壁又は別の体壁などの解剖学的組織試料に使用される創傷閉鎖器具の試験及び評価のための新規な生体外解剖学的組織試料創傷閉鎖シミュレーションシステムである。システムは、また、体壁に加えて別の種類の組織試料について有用である。システムは、組織固定システムを有する。組織固定システムは、ピンレールを有し、このピンレールは、表面から延在する複数の組織係合ピンを有する細長い部材を有する。組織固定システムは、ピンレールを係合するためのレシーバレールを有する。レシーバレールは、少なくとも1つのガイドピンを有する細長いレシーバレール部材と、組織係合ピンの遠位端部を受容するための細長い部材の長さの少なくとも一部分に沿った溝とを有する。システムは、また、組織固定システムを受容するための組織支持及びテンショナ器具を有する。支持及びテンショナ器具は、湾曲を有する少なくとも1つの組織支持部材を有し、この湾曲は、生体内の組織試料の湾曲に一致する。テンショナ器具は、組織支持部材の端部に取り付けられた一対の端板部材と、それぞれの板部材に枢動可能に取り付けられた一対の引張アームと、レシーバレールの少なくとも一区画を受容するための引張アームの外側端部と関連した部材とを有する。
本発明の更に別の態様は、医療創傷閉鎖器具を試験、評価、及び使用するために上記システムを使用する方法である。
本発明のこれら及びその他の態様並びに利点は、以下の説明及び添付の図面からより明らかとなるであろう。
生体外腹壁創傷閉鎖モデルにおいて有用な本発明のシステムの斜視図を示す写真である。 本発明のシステムにおいて使用される腹壁湾曲近似物の斜視端面図を示す写真である。 図2Aの腹壁湾曲近似物の側面図を示す写真であり、レールの受け入れスロットが見て取れる。 図2Aの腹壁湾曲近似物の側面斜視図を示す写真であり、レシーバレールが近似物の両側にある受け入れスロットに取り付けられていることがわかる。 図2Cの近似物の側面図であり、更に近似物の頂部の反対側端部のピンレシーバホールに取り付けられた2つの組織保持ピンを示す。 ピンレール及びレシーバレールからなる組織固定システムの上面分解斜視図である。 図3Aのレシーバレールの側面図である。 部分的に組み立てられた図3Aの組織固定システムの側面図である。 組み立てられて図1Aの腹壁湾曲近似物に取り付けられた図3Aの2つの組織固定システムを示す斜視端面図である。 腹壁湾曲近似物の頂部の反対側端部のピンレシーバホールに取り付けられた2つの組織保持ピンを有する図3Bの固定システム及び近似物の端部斜視図を示す写真である。 レシーバレールに取り付けられたピンレールを有する図3Dの腹壁湾曲近似物の側面図である。 組織試料の曲線状固定対平坦固定との間の相違を示す概略図である。 本発明の組織支持及びテンショナ器具の端部斜視図である。 図5Aの器具の端面図である。 図5Aの器具の側面図である。 図5Aの器具の平面図である。 それぞれの反対側にある引張アームに取り付けられた組織固定システムを有する図5Aの組織支持及びテンショナ器具の端部斜視図である。 移植される哺乳動物腹壁試料の写真であり、試料の全層が見て取れる。 図6の試料の底部腹膜面を示す。組織クランプ留め用具が、試料の方向付けを助けるために白線の頭側及び尾側端部に設置されている。 外科医によって腹壁湾曲近似物の頂部の適所に置かれている図7の試料を示し、組織固定システムの側面レシーバレールが、近似物の側面溝に係合されていることがわかる。 腹壁湾曲近似物の頂部の適所にある図8Aの試料を示す。 図8の組織試料及び腹壁湾曲近似物の側面図である。ピンレールがサイドレールのガイドピンに取り付けられている。組織穿孔ピンが、組織試料と部分的に係合されていることがわかる。 近似物の上にあり、そして2つの外側に取り付けられた組織固定システムによって係合された図9Aの試料の上面斜視図である。固定システムが設置され、そしてピンレールがねじによってレシーバレールに固着されている。 組織試料及び組織固定システムを組織支持及びテンショナ器具に移す外科医を示す。 外科医による、テンショナ器具の引張アームの受け入れ端部の中へのレシーバレールの設置を示すクローズアップ部分斜視図である。 テンショナ器具に取り付けられた組織試料の端面図である。端部固着ピンが、張力調整中に組織を固着するために組織のそれぞれの側面の頂部にあることがわかる。 組織マーキング器具を使用して、切開部位を創傷閉鎖試験のための組織試料上にレイアウトしている外科医を示す。組織試料は、通常の解剖学的腹部湾曲を組織の全ての層と整列した状態に保持し、部位は、下にある支持及びテンショナ器具の開放領域の上に位置している。 組織試料に外科医によって作製された切開を示し、組織試料は、切開が生体内手順をシミュレーションするように維持される。 外科用縫合針及び縫合糸を使用して切開を閉じている外科医を示す。 縫合糸又は別の閉鎖機器を使用する多層閉鎖の試験を可能にする試料の全体壁欠損を示す。 示された全体壁欠損のような典型的外科条件を再現するための適切な張力を試料に作用させるために、引張アームを調整している外科医を示す。張力は、用途又は必要に従って試験中に変化させられても、一定に保たれてもよい。作用させられる張力のレベルは、それぞれの終板上のスケールから記録されてもよい。 従来の外科用縫合針及び縫合糸を使用する筋膜層縫合閉鎖を示す。 従来の外科用縫合針及び縫合糸を使用する筋膜層縫合閉鎖を示す。 先行技術の組織シミュレーション器具を示し、人工試料が器具内に取り付けられている。
本発明は、創傷閉鎖器具の評価及び試験のための解剖学的及び生理学的組織反応の固定及び復元のための新規のシステム及び方法を提供する。創傷閉鎖器具という用語は、組織の層を接近させることによって創傷を閉じるために使用される医療器具を含むような、その従来の意味を有するように規定される。創傷閉鎖器具の例として、従来の外科用縫合針と縫合糸、ステープル、グルー、ねじ、接着剤、タック、並びにそれらの同等物及び組合せが挙げられるが、これらに限定されない。創傷閉鎖器具は、吸収性、非吸収性、又は吸収性と非吸収性との組合せである従来の生体適合材料から作製されてもよい。非吸収性材料の例は、外科用ステンレス鋼、タングステン−レニウム合金、ニチノール等の外科用等級金属を含む。非吸収性材料は、また、セラミックス、及びポリオレフィン、ポリエステル、ナイロンなどのポリマーを含んでもよい。吸収性材料は、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、イプシロン−カプロラクトン、ポリジオキサノン並びにそれらの混合物及びコポリマーなどの既知の生体吸収性ポリマーを含んでもよい。
図1を参照すると、生体内腹壁創傷閉鎖の正確なシミュレーションを可能にする生体外腹部創傷閉鎖を提供するための本発明のシステム10が示されている。新規システムは、また、天然及び人工両方の体壁及び曲線状構造を含む別の種類の解剖学的組織試料での正確な創傷閉鎖シミュレーションのために使用されてもよい。システム10は、腹壁湾曲近似物20と、組織固定システム100と、組織支持及びテンショナ200とから構成されることがわかる。図2A〜Dに示すように、組織近似物20は、組織取り付け部材30を有することがわかる。取り付け部材30は、曲線状外側面部34に接続された曲線状上面32と、底面35とを有する。底面35は、好ましくは平坦であるが、別の幾何学的外形を有してもよい。上面32及び側面34の曲率半径は、腹部組織試料が採取される哺乳類の腹部湾曲を近似する。
別の種類の曲線状解剖学的組織試料と共に使用されるとき、曲率半径は、組織試料及び/又は身体構造の種類並びに組織試料が採取された身体場所に基づいて別の形状を近似して、高張力又は低張力などの所望の条件を生成し得ることに留意されたい。この曲率半径は、予め採取された組織の形状を再現する。部材30は、対向した平坦端部37を有するが、端部が、例えば、別の幾何学的外形、例えば曲線状の外形を有してもよい。頂部42及び底部45を有する横支持部材40が、それぞれの側面37に取り付けられている。それぞれの横支持部材40の底部45は、任意選択の支持板50の上面51に取り付けられる。横支持部材は、ねじ55などの従来の締結具によって端部37及び上面51に取り付けられる。必要に応じて、横支持部材40は、例えば台座などの単一の支持構造によって置換されてもよい。部材30が任意選択的に支持構造又は支持部材40に関節運動する方式で取り付けられることにより、部材30は、関節運動態様で位置決めされ得る。部材30のそれぞれの外側面部34内には、細長い受け入れ溝60がある。受け入れ溝60は、細長い空洞62と、対向した端部64と、対向した側面66と、底部68とを有することがわかる。
組織固定システム100の実施例を図3A〜Fに示す。組織固定システム100は、一対のものとしてシステム10において使用され、腹壁湾曲近似物20の両側面の受け入れ溝60に取り付けられる。それぞれの組織固定システム100は、ピンレール120と、レシーバレール160とを有することがわかる。ピンレール120は、頂面132と、底面134と、対向した外側部136と、対向した外側部138とを有する細長い部材130を有することがわかる。ピン受け入れ開口部139は、端部138を通って延在することがわかる。ねじレシーバ開口部137も、また、端部138にある。任意選択的に、開口部137は、ねじ山を有してもよい。組織係合ピン部材140が、部材130の底面134に取り付けられ、そして外向きに延在することがわかる。具体的には、ピン部材140は、部材130の底面134内に又はこれに取り付けられた底部142と、本体部材144と、遠位端部146から延在する遠位穿孔先端148とを有することがわかる。ピン140は、部材130の長さに沿って、より長い長さとより短い長さとの間で交互する千鳥状の長さを有することがわかる。必要に応じて、ピン140の全てが同一の長さを有してもよく、又は、ピン140が様々な所望のパターンで取り付けられた様々な長さを有してもよい。ピン140は、止めねじ、溶接、接着剤、グルーなどを含む様々な従来方式で部材130に取り付けられてもよい。好ましくは、ピン140は、ピン140が曲げられるか又は鈍くなる場合での交換のために、部材130から容易に取外し可能である。示すように、ピン140は、止めねじ150を使用して底面140を通して部材130に取り付けられ、別の従来の方式で取り付けられてもよい。
レシーバレール160は、頂面162と、底面164と、対向した外側部166と、対向した端部168とを有する細長い部材161であることがわかる。対向した端部168は、それを通って延在し、そしてねじ山を有するねじレシーバ開口部169を有する。頂面162は、ピン部材140の遠位端部146の少なくとも一部分及び穿孔先端148を受容するための溝170を有することがわかる。溝170は、空洞172と、対向した側面174と、対向した端部176と、底部178とを有することがわかる。スタンドオフ部材180が、頂面162の両端部から上方に延在する。スタンドオフ部材180は、底部181と、頂部182とを有する円筒部材である。部材180は、従来の方式、例えば、ねじ、溶接などで部材161に取り付けられるか、又は一体的な部品として部材161と共に製造されてもよい。整列ピン185が、頂部182から延在している。ねじ山191を有するねじ190が、ピンレール120及びレシーバレール160を適所に保持するために使用される。示すように、遠位端部193は、ねじ切りされているが、必要に応じて、ねじ190全体が、ねじ山191によってねじ切れされてもよい。ねじ山191は、レシーバ開口部169内のねじ山と係合可能である。ねじ190は、また、頭部部材194を有する。整列ピン185は、(示すように)スタンドオフ部材180に取り付けられてそれから延在し、そして止めねじ186によって適所に固着されることがわかる。必要に応じて、スタンドオフ部材180と整列ピン185とは、一体的部材として製造されてもよい。完全に組み立てられた固定システムが、図3A〜3Fに示され、システム100は、それらが組織試料を係合するときのように、腹壁湾曲近似物20の組織取り付け部材30に取り付けられている。
本発明のシステム10の組織支持及びテンショナ器具200を図5A〜Eに示す。システム200は、側面支持体210を有することがわかる。横支持部材210が、曲線状頂面212と、平坦底面214とを有することがわかる。組織係合ピン195を受容するための端部ピン開口部215が頂面212の中へと延在する。横支持部材210は、また、外面216と、内面218とを有することがわかる。外側部220は、底面214と頂面216とを接続する。外側部220は、切欠き224を曲線状突出区画226の両側に有する切取り区画222を有することがわかる。曲線状スロット230が、外面216から内面218まで横支持部材210を通って延在することがわかる。それぞれの横支持部材210は、それを通して延在する一対の曲線状スロット230を有し、そして、このスロット230は、それらが互いに鏡像であるように位置決め及び配列されている。必要に応じて、横支持部材210は、例えば台座などの単一の支持構造によって置換されてもよい。組織支持部材240が、頂面212に隣接した横支持部材210に取り付けられている。組織支持部材240は、頂面242と、底面244と、外側の外側部246と、内側の外側部247と、対向した端部248とを有する細長い部材であることがわかる。組織支持部材240は、横支持部材210の頂面216の曲率半径と同一又は類似の曲率半径、及び腹壁湾曲近似物20の曲面32の曲率半径と類似の曲率半径を有する。組織支持部材240は、内側外側部247同士間に間隙又は開口部250があるように、横支持部材210に取り付けられる。間隙250は、メス、外套針などの外科用具及び医療器具が組織試料を通って部材240の下にある空洞255まで貫入することを可能にする。代替の一実施例では、適切にサイズ設定された間隙又は開口部250が形成されている単一の組織支持部材240が使用される。同じく、創傷閉鎖医療器具、組織取設器具及びアプリケータなどは、同様に組織試料を貫通して、少なくとも部分的に空洞255の中に入り得る。複数又は単数の組織支持部材240が、任意選択的に支持構造支持部材210に関節運動する方式で取り付けられることにより、単数又は複数の組織支持部材240は、関節運動態様で位置決めされ得る。空洞255は、支持部材210の内面218及び組織支持部材240の底面244によって画定されることがわかる。引張アーム270は、横支持部材210に枢動可能に取り付けられていることがわかる。それぞれの枢動アーム270は、近位端部272と、遠位端部274とを有することがわかる。間隙288によって分離された一対のフォーク状部材280が、それぞれの遠位端部274から外向きに延在する。フォーク状部材280は、固定近位端部282と、自由遠位端部284とを有することがわかる。フォーク状部材280は、リビングヒンジ方式で固定近位端部282の周りで定位置への回転運動が可能である。力の作用による部材280の区画と一緒になっての遠位端部284の外向きの回転(すなわち間隙から離れる方への回転)は、間隙288を開けることによりレシーバレール160の区画を受け入れて保持する。従来のピン、レセプタクル及び別の嵌合又は係合構造などの保持構造の代替の実施例が、枢動アーム270に利用されてもよいことを理解されたい。上記のように、引張アーム270は、支持部材210に枢動可能に取り付けられる。これは、アーム270及び支持部材210の中に延在する、そしてこれらを接続する枢動ピン又はねじ275の使用によるなどの従来の方式で実行される。操作ピン290が、アーム270の近位端部272から外向きに延在する。ピン290は、アーム270の端部272に取り付けられた近位端部292と、把持パッド295を有する遠位端部294とを有することがわかる。ピン290は、遠位端部294及びパッド295が外面216に隣接するスロット230から外に延在するようにスロット230の内外に延在することがわかる。番号格子線236及び対応する番号237からなる格子スケール235が、スロット230と部材210の面216との間の中心に置かれる。指部パッド295の係合は、ピン290、引張アーム270及びフォーク状部材280を枢動ピン275の周りで上下いずれかに動かすか又は回転させる。引張アーム270は、ピン290と関連したロック機構を使用して、適所にロック固定されてもよい。示すように、ロック機構は、ねじ山を有するピン290によって、そして、外面216の隣のピン290の上に取り付けられた座金299を有することによって提供され、アーム270は、ピン290を一方向に回転させることによって適所にロック固定され、そして反対方向に回転させることによってロック解除され得る。図5Eを参照すると、組織固定システム100は、支持及びテンショナ器具200のそれぞれの外側部にあるフォーク状部材280同士間の間隙288に取り付けられ、そして、圧力嵌め又は締り嵌め方式で適所に保持されることがわかる。
図4に示すように、本発明の新規な創傷閉鎖シミュレーションシステムは、優れた解剖学的に正しい組織試料を創傷閉鎖医療器具及びアプリケータを試験することに、又は創傷閉鎖医療器具及びアプリケータを使用して創傷の閉鎖を練習することに提供する。先行技術システムにおいては、組織試料は、皮膚がゆるく圧縮されて歪められ、そして腹膜が伸長されて歪められるので、解剖学的には正しくないことがわかる。先行技術の創傷閉鎖シミュレーション及び試験器具500が、図15に示されている。機器500は、脚部540によって支持された長方形の周辺フレーム510を有することがわかる。フレーム510は、中央開口部515を有することがわかる。ポリマー膜530のフラットシートが、複数の縫合糸520によって開口部515に取り付けられていることがわかるが、この縫合糸が膜530の周辺部532付近の離散した箇所で膜530を貫通することにより、点の取設を周辺フレーム510に提供する。膜530は、中央切開550を有することがわかる。切開550は、間隙554によって分離された対向した側面552を有することがわかる。間隙554が不自然な歪んだ外観を有することがわかり、そして、膜530が垂れ下がっていることがわかる。先行技術器具500に取り付けられた腹壁組織試料は、同様に不自然な歪んだ外観を有するであろうが、その理由は、図4に示すように、外側皮膚層が、ゆるく圧縮されて過度にゆるくなり、腹膜層が、伸長されて過度に張っているからである。
以下の実施例は、本発明の原理及び実施を例示するものであるが、これらに限定されない。
本発明の腹部創傷閉鎖シミュレーションモデルシステム10は、以下の態様で使用される。図6に示すような腹壁組織試料300が、商業的供給源(すなわち屠殺場)から入手された。本実施例のために、豚モデルを使用した。試料300は、上部皮膚又は真皮面302と、底部腹膜面304とを有することがわかる。試料は、上側端部306と、下側端部308と、外側部310とを有することがわかる。試料は、真皮350と、皮下脂肪層360と、筋肉/筋膜層370と、腹膜380との層を有する体壁厚320を有することがわかる。図7を参照すると、外科医は、図6の組織試料300をひっくり返すことにより、腹膜面304及び腹膜370が露出される。外科医は、組織クランプ400を試料300の白線340の頭側及び尾側端部342及び344に設置したことにより、腹壁湾曲近似物20の組織取り付け部材30の頂部に設置されるときに、組織試料300の白線の方向付け及び整列を助ける。組織近似物20は、最初にレシーバレール160を取り付け部材30に取り付けることによって組織試料20を受容するために調製される。図2C及び2Dに示すように、レシーバレール160の細長い部材161が、取り付け部材30の受け入れ溝60の中に設置される。次に、図8Aに示すように、外科医が組織試料300の外側部310を把持して、試料300を回転させた結果、皮膚面302は上を向き、そして、腹膜面304は下を向いている。図8A及び8Bに示すように、外科医は、次いで、試料300を腹壁湾曲近似物20の組織取り付け部材30の上面32に設置する。下方に面する腹膜面304及び腹膜370が面32に触れている一方で、上部皮膚面302及び真皮350は、露出されている。組織試料300が近似物20の組織取り付け部材30の上にゆるくかけられた結果、クランプ400を腹壁湾曲近似物20及び組織取り付け部材30の中心線と整列させる。組織取り付け部材30及び近似物20の上に組織試料300を配置すると、解剖学的形状を組織試料300及び腹壁320に復元し、そして組織の全ての層を整列させ、その結果、組織試料は、真皮350及び腹膜370、並びに中間皮下脂肪層360及び筋肉/筋膜層370に対する中立位置に固定される。
外科医は、次いで、図3C〜3Fに示すように、整列ピン185をピンレシーバ開口部139の中へと摺動させることによってそれぞれの組織固定システム100のピンレール120をレシーバレール160に取り付けることにより、組織固定システム100を形成する。図9Aに示すように、ピンレールのピン部材140が、最初にピンレール120をレシーバレール169に向かって押すことによって、組織試料300の中に手で押し込まれることにより、ピンレール部材130がスタンドオフ部材180の頂部182に接触するまで組織試料300の中へと移動するピン140によって、ピン部材140の穿孔先端148に組織試料を貫通させる。ねじ190が開口部137を通って挿入され、そしてねじレシーバ開口部169の中にねじ込まれることにより、ピンレール120及びレシーバレール160を外側部310に沿った組織試料体壁320付近に締め付け、そして、ピンレール120とレシーバレール160とを一緒に固着させる。図9Bを参照すると、両方の組織固定システム100が、組織試料300に取り付けられ、そして十分に締め付けられることにより、システム100をレシーバレール部材161とピンレール部材130との間の組織試料300にねじ190を使用して効果的に固着させていることがわかる。図10Aに示すように、外科医は、次いで、手で組織試料300及び取設された組織固定システム100を腹壁湾曲近似物20の組織取り付け部材30から除去し、そして、腹膜面304を有する試料300を組織支持部材240の頂面242上に静止している組織支持及びテンショナ器具200の頂部の上に降ろす。レシーバレール160の端部168は、レシーバレール160の端部区画168を引張アーム270のフォーク状部材280同士間の間隙288に押し込むことによって、張力調整装置アーム270に取り付けられる。端部区画168は、フォーク状部材280によって作用させられた機械的摩擦力によってフォーク状部材280同士間の間隙288内に維持される。図10Cに示すように、組織固定システム100と共に試料300が、テンショナ及び支持器具200に取り付けられている。組織支持及びテンショナ器具200のこの端面図は、組織係合ピン195を示し、この組織係合ピンは、組織試料300を通して組織試料300の端部306及び308にある部材210の開口部215の中に挿入されている。組織係合端部ピン195は、引張調整中に組織試料300を組織テンショナ器具200に固着して、組織試料300のあらゆる内向き移動又は収縮を防止する。それぞれ組織支持及びテンショナ器具200の側面板部材210の表面216にエッチングされるか又はその上に設置された線と番号(1〜5)236及び237を有する格子スケール235は、試験中に記録可能なフィードバックを提供することにより、それぞれの創傷閉鎖適用中に引張アーム270を調整することによって、組織試料300に作用する張力のレベルを記録する。張力のレベルは、試験中に一定に維持されても、又は変更されてもよい。
図11A及び11Bを参照すると、創傷閉鎖試験のための切開部位600が、従来の組織マーカー670を使用する外科医によって、組織試料300の上部皮膚面302にレイアウトされることにより、切開610が、下にある支持及びテンショナ器具200の開放領域250の上に設置されて、切断器具640(従来の外科用メス)、外科用縫合針、又は閉鎖器具が、いずれの構造にも衝突することなく、腹膜面304を通って空洞255の中へと自由に下方に通過する。任意の深さの切開が作製され得る。図11Bに示すように、切開610は、体壁320を完全に通過することなしに、外側皮膚面302を通って下にある組織皮下層350の中に入る。切開610は、対向した側面612を有する。システムは、部分及び全体両方の壁閉鎖が試験されることを可能にする。創傷閉鎖の正確なシミュレーションを可能にする切開610が、解剖学的に正しい。図12に示すように、外科医は、取縫合糸655が付着した従来の外科用縫合針650によって切開610を縫合し、そして、切開610を多数回通過して修復に必要な縫合を提供する。外科医は、従来の持針器660を用いて縫合針650を把持する。外科医は、また、縫合針650及び縫合糸655を用いて多数の縫合を適用する間に、従来の組織鉗子670を使用して側面612を一緒に動かす。
図13A、13B及び14Aに示すように、解剖学的に正しい全体壁欠損700が対向した側面712を有する組織試料300に作製された結果、張力作用器具200での多層閉鎖又は新規な閉鎖器具の試験を可能にする。欠損700は、外側皮膚面302から、真皮350、皮下脂肪層360、筋肉/筋膜層370、腹膜層380を通って腹膜面304から外へと体壁320を通って延在していることがわかる。適切な張力を組織試料300に作用させることにより、引張アーム270を調整し、そしてそれぞれの終板に刻まれたスケールから張力のレベルを記録することによって、外科条件を再現してもよい。張力は、用途又は必要に従って試験中に変化させられても、一定に保たれてもよい。図14A及び14Bを参照すると、体壁欠損700は、従来の外科用縫合針650及び縫合糸655並びに従来の外科用具660及び670を使用して、外科的に適切な態様で閉鎖される。欠損700での試料300の筋肉/筋膜層370は、伝統的な結節縫合技術で閉鎖される。閉鎖中、欠損700は、正確に生体内手順をシミュレーションする解剖学的に正しい位置に維持される。
必要に応じて、本発明の新規なシステムが、創傷閉鎖器具を適用することなしに、医療の専門家及び学生によって生体内外科的手順をシミュレーションするために使用されてもよい。例えば、メス、電気外科器具、超音波器具及びレーザーなど並びにそれらの同等物のような従来の外科用切断器具を使用して、部分及び全体体壁切開の作製を実施する。
代替の実施例では、本発明のシステムは、組織固定システム100及び支持及びテンショナ器具200だけから構成されてもよい。例えば、腹壁組織試料300が、テンショナ器具200の頂部に直接取り付けられ、次いで、組織固定システム100が組織試料300に取り付けられ、次いで、システム100が、支持及びテンショナ器具200の引張アーム270に取り付けられる。
本発明の新規な近似物及び張力作用システムが解剖学的組織試料との使用に対して説明されてきたけれども、発泡体、ゴム、ヒドロゲル及び様々なポリマー材料などのような天然及び人工材料から作製された人工組織試料を使用することもまた可能である。市販の有用な人工組織試料の例として、マサチューセッツ州グレートバリントンのThe Chamberlain Group、及びフロリダ州タンパのSyndaver Labsから入手可能な皮膚モデルが挙げられるが、これに限定されない。本発明の新規なシステムと共に人工組織試料を使用するとき、同様の利益がユーザに生じる。
示さないけれども、本発明の新規なシステムは、これが組織試料300での呼吸運動をシミュレーションするために張力作用システム200に取り付けられるときに、試料300を動かすための機構又はシステムと組み合わされてよい。これは、機構、ブラダ、ガスパルスなど含む様々な従来の態様で実行されてもよい。
本発明の新規なシステム及び方法は、多くの利点を有する。システムは、全体壁厚ピンを組織の固定に提供する。ピンは、全層組織を完全に貫通し、そしてそれを接触面における最小の押込み又はずれで適所に固着する。ピンは、操作中、組織を適所にしっかりと保持するためにレシーバレールに整列する。多数の固定ピンの使用は、固定の離散点を低減する。固定の離散点を利用する既知の従来の試験システムは、採取された組織サンプルを取り付けるときに、張力の線を人工的に作製する。本発明の組織固定システムにおいて使用される多数の固定点は、増加した張力の領域を作製することなく、組織にしっかり取り付く。多数の固定ピンが、採取された組織サンプルに沿って固定の線を作製する。体壁などの組織試料の解剖学的形状係数は、固定プロセス中に獲得される。腹壁湾曲近似物が、固定プロセス中に採取された組織の解剖学形状を保存することにより、ピンが全層に垂直であることを確実とする。解剖学的形状を保存しなければ、内部組織層の張力のレベルが不均一になって、最終的な固定具の取り付けの間により大きい又はより小さい張力の領域を生じさせる。組織の可変の張力作用が、本発明のシステムによって提供される。組織支持及びテンショナは、採取された組織サンプルの尾側/頭側及び内側/外側の局面にいくつかのレベルの張力能力を提供する。下にある組織支持体は、解剖学的構造の完全性を維持するために提供される。これは、組織取り付け中に、なんらかの組織が垂れ下がること又はハンモック状になることを防止する支持を提供する。多層閉鎖が、全ての固定方法(例えば縫合糸、ステープル、局所性接着剤など)を有する本発明の新規なシステムによって提供される。結果として得られる一貫した多層モデルは、多数の生産物又は技術が評価されることを可能にする。本発明の新規なシステムは、生体内創傷閉鎖の正確な生体外シミュレーションを可能にする。これは、創傷閉鎖器具及び手順の正確な試験及び評価を可能にすることにより、改善された創傷閉鎖器具及び手順の開発を支援する。新規のシステムは、また、臨床医及び学生が創傷閉鎖技術を実施し、そして創傷閉鎖技能を改善するための改善方法を提供する。システムは、生体外創傷閉鎖シミュレーション及び別の外科的手順シミュレーションのために、腹壁組織サンプルなどの解剖学的組織試料についての解剖学的に正しい表示及び張力作用を提供する。本発明の新規なシステムが、天然の採取された解剖学的組織試料及び人工の組織試料又はサンプルの両方において使用されてもよい。
以上、本発明をその詳細な実施形態について図示及び説明してきたが、当業者であれば、特許請求される発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく本発明の形態及び詳細に様々な変更を行い得る点が理解されるであろう。
〔実施の態様〕
(1) 生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステムであって、
近似物部材を備える組織試料湾曲近似物器具(tissue specimen curvature approximator device)であって、前記近似物部材が、対向する端部、湾曲を有する上面、及び底面を有し、前記上面の前記湾曲が、生体内の組織試料の湾曲に一致し、支持構造体が、前記部材に取り付けられている、組織試料湾曲近似物器具と、
ピンレールを備える組織固定システムであって、前記ピンレールが、表面に取り付けられた複数の組織係合ピンを有する細長い部材を有する、組織固定システムと、
前記ピンレールを係合するためのレシーバレールであって、前記レシーバレールが、少なくとも1つのスタンドオフ部材及び少なくとも1つのガイドピンを有する細長いレシーバレール部材、並びに、前記組織係合ピンの遠位端部を受け入れるための前記細長い部材の長さの少なくとも一部分に沿った溝を有する、レシーバレールと、
前記組織固定システムの少なくとも一部分を受容するための組織支持及びテンショナ器具であって、前記組織支持及びテンショナ器具が、湾曲を有する少なくとも1つの組織支持部材であって、前記湾曲が生体内の組織試料の前記湾曲に一致する、少なくとも1つの組織支持部材、前記組織支持部材の端部に取り付けられた一対の端板部材、それぞれの板部材に枢動可能に取り付けられた一対の引張アーム、並びに、前記レシーバレールの少なくとも一区画を受容するための、前記引張アームの外側端部から延在する部材を備える、組織支持及びテンショナ器具と、を備える、生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステム。
(2) 前記近似物器具が、平坦な底部を有する、実施態様1に記載のシステム。
(3) 前記側面板部材が、前記近似物部材の端部に取り付けられている、実施態様1に記載のシステム。
(4) 前記近似物部材が、前記レシーバレール部材を受容するための溝を更に備える、実施態様1に記載のシステム。
(5) 前記ピンレール部材が、ガイドピン部材を受容するための少なくとも1つの開口部を有する、実施態様1に記載のシステム。
(6) 前記ピンレールを前記レシーバレールに固着するためのねじ部材を更に備える、実施態様1に記載のシステム。
(7) 前記端板部材が、番号付き格子を有する、実施態様1に記載のシステム。
(8) 前記引張アームが、関連したロック機構を有する、実施態様1に記載のシステム。
(9) 前記テンショナ器具が、アクセス可能な空洞を前記組織支持部材の下に備える、実施態様1に記載のシステム。
(10) 開口部によって分離された2つの組織支持部材を備える、実施態様1に記載のシステム。
(11) 前記解剖学的組織試料が、体壁を備える、実施態様1に記載のシステム。
(12) 前記組織試料が、腹壁を備える、実施態様1に記載のシステム。
(13) 生体外解剖学的組織試料創傷閉鎖を実施態様1に記載のシステムを使用してシミュレーションするための方法であって、
組織試料の区画を前記組織試料湾曲近似物器具に取り付けることであって、前記組織が外側部を有する、取り付けることと、
組織固定システムを前記組織試料のそれぞれの外側縁部に取設することと、
前記組織試料及び取設された組織固定システムを前記組織支持及び引張器具に取り付け、前記引張アームを使用して前記組織試料を引っ張ることと、
切開を前記組織試料の少なくとも1つの区画に作製することと、
組織閉鎖器具を適用することと、を含む、方法。
(14) 前記組織閉鎖器具は、外科用縫合糸、外科用ステープル、接着剤、グルー、及びタックからなる群から選択される、実施態様13に記載の方法。
(15) 生体外解剖学的組織試料外科的手順を実施態様1に記載のシステムを使用してシミュレーションする方法であって、
組織試料の区画を前記組織試料湾曲近似物器具に取り付けることであって、前記組織は外側部を有する、取り付けることと、
組織固定システムを前記組織試料のそれぞれの外側縁部に取設することと、
前記組織試料及び取設された組織固定システムを前記組織支持及び引張器具に取り付け、前記引張アームを使用して前記組織試料を引っ張ることと、
切開を前記組織試料の少なくとも1つの区画に作製することと、を含む、方法。
(16) 前記切開は、機械的切断器具、電気外科切断器具、レーザー切断器具、及び超音波切断器具からなる群から選択される外科用具を使用して作製される、実施態様13に記載の方法。
(17) 前記閉鎖器具が、縫合糸を備える、実施態様13に記載の方法。
(18) 前記切開が、機械的切断器具、電気外科切断器具、レーザー切断器具、及び超音波切断器具からなる群から選択される外科用具を使用して作製される、実施態様15に記載の方法。
(19) 前記組織試料が、採取された天然組織を備える、実施態様13に記載の方法。
(20) 前記組織試料が、人工組織を備える、実施態様13に記載の方法。
(21) 前記組織試料が、採取された天然組織を備える、実施態様15に記載の方法。
(22) 前記組織試料が、人工組織を備える、実施態様15に記載の方法。
(23) 前記組織試料が、体壁を備える、実施態様13に記載の方法。
(24) 前記組織試料が、腹壁を備える、実施態様13に記載の方法。
(25) 前記組織試料が、体壁を備える、実施態様15に記載の方法。
(26) 前記組織試料が、腹壁を備える、実施態様15に記載の方法。
(27) 生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステムであって、
ピンレールを備える組織固定システムであって、前記ピンレールが、表面に取り付けられた複数の組織係合ピンを有する細長い部材を有する、組織固定システムと、
前記ピンレールを係合するためのレシーバレールであって、少なくとも1つのスタンドオフ部材及び少なくとも1つのガイドピンを有する細長いレシーバレール部材、並びに、前記組織係合ピンの遠位端部を受け入れるための前記細長い部材の長さの少なくとも一部分に沿った溝を有する、レシーバレールと、
前記組織固定システムの少なくとも一部分を受容するための組織支持及びテンショナ器具であって、前記組織支持及びテンショナ器具が、湾曲を有する少なくとも1つの組織支持部材であって、前記湾曲が、生体内の組織試料の湾曲に一致する、少なくとも1つの組織支持部材、前記組織支持部材の端部に取り付けられた一対の端板部材、それぞれの板部材に枢動可能に取り付けられた一対の引張アーム、及び前記レシーバレールの少なくとも一区画を受容するための前記引張アームの外側端部から延在する部材を備える、組織支持及びテンショナ器具と、を備える、生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステム。
(28) 前記テンショナ器具が、アクセス可能な空洞を前記組織支持部材の下に備える、実施態様27に記載のシステム。
(29) 開口部によって分離された2つの組織支持部材を備える、実施態様27に記載のシステム。
(30) 前記端板部材が、番号付き格子を有する、実施態様27に記載のシステム。
(31) 前記引張アームが、関連したロック機構を有する、実施態様27に記載のシステム。
(32) 前記組織試料が、体壁を備える、実施態様27に記載のシステム。
(33) 前記組織試料が、腹壁を備える、実施態様27に記載のシステム。

Claims (33)

  1. 生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステムであって、
    近似物部材を備える組織試料湾曲近似物器具であって、前記近似物部材が、対向する端部、湾曲を有する上面、及び底面を有し、前記上面の前記湾曲が、生体内の組織試料の湾曲に一致し、支持構造体が、前記部材に取り付けられている、組織試料湾曲近似物器具と、
    ピンレールを備える組織固定システムであって、前記ピンレールが、表面に取り付けられた複数の組織係合ピンを有する細長い部材を有する、組織固定システムと、
    前記ピンレールを係合するためのレシーバレールであって、前記レシーバレールが、少なくとも1つのスタンドオフ部材及び少なくとも1つのガイドピンを有する細長いレシーバレール部材、並びに、前記組織係合ピンの遠位端部を受け入れるための前記細長い部材の長さの少なくとも一部分に沿った溝を有する、レシーバレールと、
    前記組織固定システムの少なくとも一部分を受容するための組織支持及びテンショナ器具であって、前記組織支持及びテンショナ器具が、湾曲を有する少なくとも1つの組織支持部材であって、前記湾曲が生体内の組織試料の前記湾曲に一致する、少なくとも1つの組織支持部材、前記組織支持部材の端部に取り付けられた一対の端板部材、それぞれの板部材に枢動可能に取り付けられた一対の引張アーム、並びに、前記レシーバレールの少なくとも一区画を受容するための、前記引張アームの外側端部から延在する部材を備える、組織支持及びテンショナ器具と、を備える、生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステム。
  2. 前記近似物器具が、平坦な底部を有する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記側面板部材が、前記近似物部材の端部に取り付けられている、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記近似物部材が、前記レシーバレール部材を受容するための溝を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記ピンレール部材が、ガイドピン部材を受容するための少なくとも1つの開口部を有する、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記ピンレールを前記レシーバレールに固着するためのねじ部材を更に備える、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記端板部材が、番号付き格子を有する、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記引張アームが、関連したロック機構を有する、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記テンショナ器具が、アクセス可能な空洞を前記組織支持部材の下に備える、請求項1に記載のシステム。
  10. 開口部によって分離された2つの組織支持部材を備える、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記解剖学的組織試料が、体壁を備える、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記組織試料が、腹壁を備える、請求項1に記載のシステム。
  13. 生体外解剖学的組織試料創傷閉鎖を請求項1に記載のシステムを使用してシミュレーションするための方法であって、
    組織試料の区画を前記組織試料湾曲近似物器具に取り付けることであって、前記組織が外側部を有する、取り付けることと、
    組織固定システムを前記組織試料のそれぞれの外側縁部に取設することと、
    前記組織試料及び取設された組織固定システムを前記組織支持及び引張器具に取り付け、前記引張アームを使用して前記組織試料を引っ張ることと、
    切開を前記組織試料の少なくとも1つの区画に作製することと、
    組織閉鎖器具を適用することと、を含む、方法。
  14. 前記組織閉鎖器具は、外科用縫合糸、外科用ステープル、接着剤、グルー、及びタックからなる群から選択される、請求項13に記載の方法。
  15. 生体外解剖学的組織試料外科的手順を請求項1に記載のシステムを使用してシミュレーションする方法であって、
    組織試料の区画を前記組織試料湾曲近似物器具に取り付けることであって、前記組織は外側部を有する、取り付けることと、
    組織固定システムを前記組織試料のそれぞれの外側縁部に取設することと、
    前記組織試料及び取設された組織固定システムを前記組織支持及び引張器具に取り付け、前記引張アームを使用して前記組織試料を引っ張ることと、
    切開を前記組織試料の少なくとも1つの区画に作製することと、を含む、方法。
  16. 前記切開は、機械的切断器具、電気外科切断器具、レーザー切断器具、及び超音波切断器具からなる群から選択される外科用具を使用して作製される、請求項13に記載の方法。
  17. 前記閉鎖器具が、縫合糸を備える、請求項13に記載の方法。
  18. 前記切開が、機械的切断器具、電気外科切断器具、レーザー切断器具、及び超音波切断器具からなる群から選択される外科用具を使用して作製される、請求項15に記載の方法。
  19. 前記組織試料が、採取された天然組織を備える、請求項13に記載の方法。
  20. 前記組織試料が、人工組織を備える、請求項13に記載の方法。
  21. 前記組織試料が、採取された天然組織を備える、請求項15に記載の方法。
  22. 前記組織試料が、人工組織を備える、請求項15に記載の方法。
  23. 前記組織試料が、体壁を備える、請求項13に記載の方法。
  24. 前記組織試料が、腹壁を備える、請求項13に記載の方法。
  25. 前記組織試料が、体壁を備える、請求項15に記載の方法。
  26. 前記組織試料が、腹壁を備える、請求項15に記載の方法。
  27. 生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステムであって、
    ピンレールを備える組織固定システムであって、前記ピンレールが、表面に取り付けられた複数の組織係合ピンを有する細長い部材を有する、組織固定システムと、
    前記ピンレールを係合するためのレシーバレールであって、少なくとも1つのスタンドオフ部材及び少なくとも1つのガイドピンを有する細長いレシーバレール部材、並びに、前記組織係合ピンの遠位端部を受け入れるための前記細長い部材の長さの少なくとも一部分に沿った溝を有する、レシーバレールと、
    前記組織固定システムの少なくとも一部分を受容するための組織支持及びテンショナ器具であって、前記組織支持及びテンショナ器具が、湾曲を有する少なくとも1つの組織支持部材であって、前記湾曲が、生体内の組織試料の湾曲に一致する、少なくとも1つの組織支持部材、前記組織支持部材の端部に取り付けられた一対の端板部材、それぞれの板部材に枢動可能に取り付けられた一対の引張アーム、及び前記レシーバレールの少なくとも一区画を受容するための前記引張アームの外側端部から延在する部材を備える、組織支持及びテンショナ器具と、を備える、生体外解剖学的組織試料シミュレーションシステム。
  28. 前記テンショナ器具が、アクセス可能な空洞を前記組織支持部材の下に備える、請求項27に記載のシステム。
  29. 開口部によって分離された2つの組織支持部材を備える、請求項27に記載のシステム。
  30. 前記端板部材が、番号付き格子を有する、請求項27に記載のシステム。
  31. 前記引張アームが、関連したロック機構を有する、請求項27に記載のシステム。
  32. 前記組織試料が、体壁を備える、請求項27に記載のシステム。
  33. 前記組織試料が、腹壁を備える、請求項27に記載のシステム。
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