JP2018501904A - 足先足指湾曲を組み込んだ履物製品 - Google Patents

足先足指湾曲を組み込んだ履物製品 Download PDF

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Abstract

【解決手段】履物製品は、延びた部分を有するアッパーを含んでいてもよい。延びた部分はアッパーの第1の側部から延びている。延びた部分は、履物製品のアッパーの下方を、第2の側部へと通っていてもよい。延びた部分は、履物製品のフィット性を調節するために、複数の位置で固定されていてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、足先足指湾曲を組み込んだ履物製品に関する。
従来の履物製品は一般に、アッパーおよびソール(履物の底)構造という、2つの主要な要素を含んでいる。アッパーおよびソール構造は少なくとも部分的に、足受け入れ開口を通じてユーザの足がアクセスできる足受け入れチャンバを区画している。
アッパーはソール構造に固定されており、快適かつ安定した仕方で足を受け入れるために、履物の内部に空洞を形成する。アッパー部材が、ソール部材に対して足を固定していてもよい。アッパーはくるぶしを巡り、足の甲および足指区域を越えて延びていてもよい。アッパーはまた、足の内側側部および外側側部ならびに足のかかとに沿って延びていてもよい。アッパーは、足を保護し、換気を提供し、それにより足を冷やすよう構成されていてもよい。さらに、アッパーは、特定の区域において余分の支持を与えるために、追加の材料を含んでいてもよい。
ソール構造は、アッパーの下側区域に固定されており、それにより、アッパーと地面との間に位置付けられている。ソール構造は、ミッドソール(中底)およびアウトソール(外底)を含んでいてもよい。ミッドソールはしばしば、ポリマー発泡材料を含んでいる。ポリマー発泡材料は、歩くこと、走ること、および他の歩行活動の最中に、足および脚への圧迫を軽減するため、地面の反力を減じる。くわえて、ミッドソールは、流体を充填したチャンバ、プレート、調節器、または、さらに力を減じ、安定性を高め、もしくは足の動きに影響する他の要素を含んでいてもよい。アウトソールは、ミッドソールの下面に固定されており、ゴムなどの耐久性があり耐磨耗性である材料で形成されたソール構造の地面に触れる部分を形成する。ソール構造はまた、履物の快適性を高めるために、空洞内で足の下面に近接して配置された中敷きを含んでいてもよい。
さまざまな材料要素(例えば、布地、ポリマー発泡体、ポリマーシート、皮革、合成皮革)が、アッパーの製造に際して従来より使用されている。例えば運動用の履物において、アッパーは、接合されたさまざまな材料要素をそれぞれが含んでいる複数の層を有していてもよい。例として、伸張抵抗、耐摩耗性、柔軟性、通気性、圧縮性、快適性および放湿性を、アッパーの異なる区域に付与するために、材料要素を選択してもよい。アッパーの異なる区域に異なる特性を付与するために、材料要素はしばしば、所望の形状に切断され、次いで、通常は縫製または接着剤結合により、互いに接合される。さらに、材料要素はしばしば、同じ区域に複数の特性を付与するために、層状の構成に接合される。
アッパーに組み込まれる材料要素の数および種類が増加すると、材料要素の輸送、保管、切断および接合に関連した時間および費用も増加する場合がある。アッパーに組み込まれる材料要素の数および種類が増えると、裁断および縫製処理からの廃棄材料も、より大きく積み上がる。そのうえ、材料要素の数がより多いアッパーは、より少ない種類および数の材料要素で形成されたアッパーよりも、再生処理が困難な場合がある。さらに、互いに縫製された複数の断片が、特定の区域で、力をより大きく集中させる場合がある。縫製の継ぎ目は応力を、履物製品の他の部分に対して不均一な比率で伝える場合があり、これは不具合または不快感を引き起こす場合がある。追加の材料および縫製の接合箇所は、摩耗したときに不快感につながる場合がある。ゆえに、アッパーに利用される材料要素の数を減らすことにより、廃棄物を減らしつつ、アッパーの製造効率、快適性、性能および再生可能性を増加させられる場合がある。
米国特許第8,839,532号明細書(Huffa et al.) 米国特許第8,490,299号明細書(Dua et al.)
一局面において、履物製品は、アッパーおよびアッパーに固定されたソール構造を含んでいる。アッパーは、ベース部分および延びた部分を含んでいる。ベース部分は第1の側部および第2の側部を有している。延びた部分は第1の側部から延びている。延びた部分は、アッパーの下方を、第1の側部から第2の側部へと通っている。延びた部分は第2の側部を越えて延びている。
別の局面において、履物製品は、アッパーおよびアッパーに固定されたソール構造を含んでいる。アッパーはニット要素を組み込んでいる。ニット要素は、ベース部分および延びた部分を含んでいる。ベース部分は第1の側部および第2の側部を有している。延びた部分は第1の側部から延びている。延びた部分は、ニット要素の下方を、第1の側部から第2の側部へと通っている。延びた部分は第2の側部を越えて延びている。
別の局面において、履物製品は、アッパーおよびアッパーに固定されたソール構造を含んでいる。アッパーはニット要素を組み込んでいる。ニット要素は、ベース部分および延びた部分を含んでいる。ベース部分は第1の側部および第2の側部を有している。延びた部分は第1の側部から延びている。延びた部分は、ニット要素の下方を、第1の側部から第2の側部へと通っている。延びた部分は伸張性の要素を組み込んでいる。伸張性の要素はアッパーの足首区域へと延びている。
アッパー部品の実施形態の頂面図である。 形成されたアッパー部品の実施形態の等角図である。 形成されたアッパー部品の実施形態の等角底面図である。 履物製品の実施形態の等角図である。 張力にさらされた履物製品の実施形態の側面図である。 締め付けられていない製品の実施形態の断面図である。 締め付けられている製品の実施形態の断面図である。 履物製品内に足が配置された状態の、締め付けられていない履物製品の実施形態の断面図である。 履物製品内に足が配置された状態の、締め付けられている履物製品の実施形態の断面図である。 形成されたニット要素の実施形態の外側側面図である。 形成されたニット要素の実施形態の内側側面図である。 形成されたニット要素の実施形態の頂面図である。 形成されたニット要素の実施形態の等角底面図である。 形成されたニット要素の実施形態の等角底面図である。 履物製品の実施形態の頂面図である。 履物製品の代替的な実施形態の頂面図である。 履物製品の別の代替的な実施形態の頂面図である。 ニット要素の延びた部分の実施形態の図である。 ニット要素の延びた部分の代替的な実施形態の図である。 ニット要素の延びた部分の代替的な実施形態の図である。 ニット要素の延びた部分の代替的な実施形態の図である。 ニット要素の延びた部分の代替的な実施形態の図である。 複数の延びた部分を組み込んだ履物製品の実施形態の図である。 ニット要素の一部の実施形態の図である。 ニット要素の一部の代替的な実施形態の図である。 力を受けている履物製品の実施形態の等角図である。 力を受けている履物製品の実施形態の頂面図である。 締め付けられていない位置にある履物製品の実施形態の断面図である。 締め付けられていない位置にある延びた部分の実施形態の等角図である。 締め付けられている位置にある履物製品の実施形態の断面図である。 締め付けられている位置にある延びた部分の実施形態の等角図である。
本実施形態の他のシステム、方法、特徴および利点は、以下の図面および詳細な説明を検討することで、当業者にとって明らかとなるであろう。そのような追加のシステム、方法、特徴および利点はすべて、本説明および本要約内に含まれ、本実施形態の範囲内にあり、かつ以下の特許請求の範囲により保護されるよう意図されている。
以下の図面および説明を参照することで、実施形態をより良く理解することができる。図中の構成要素は必ずしも縮尺に従っておらず、むしろ、実施形態の原理を説明するにあたって、強調が加えられている。さらに、図では、類似の参照番号が、異なる図を通じて、対応する部分を示している。
上記要約および以下の詳細な説明は、添付図面とともに読むことで、よりよく理解されるであろう。
明瞭さのために、本明細書における詳細な説明では特定の例示的な実施形態について説明するが、本明細書における開示は、本明細書で説明し特許請求の範囲で取り上げる特定の特徴を備えるいずれの履物製品に適用してもよい。特に、以下の詳細な説明では、ランニングシューズ、ジョギングシューズ、テニス、スカッシュまたはラケットボールシューズ、バスケットボールシューズ、サンダルおよびフリッパーなどの履物の形態の実施形態について検討するが、本明細書における開示は、広い範囲の履物または考え得る他の種類の製品に適用されてもよい。
一貫性のため、および、便宜上、方向を表す形容詞を、図示した実施形態に対応して、この詳細な説明を通じて使用する。この詳細な説明を通じて、かつクレームにおいて使用する「長手方向」という用語は、かかとから足指へと延びる方向を指しており、スポーツシューズまたはカジュアルシューズ(recreational shoe)などの履物製品の長さ(すなわち、最も長い寸法)に関連付けられていてもよい。また、この詳細な説明を通じて、かつクレームにおいて使用する「横方向」という用語は、履物製品の側部から側部(外側側部および内側側部)へと延びる方向すなわち幅を指している。横方向は、長手方向に対して大略的に垂直であってもよい。この詳細な説明を通じて、かつクレームにおいて履物製品に関して使用する「垂直方向」という用語は、履物製品のソールの平面に直角な方向を指している。そのうえ、垂直方向は、長手方向および横方向の両方に対して大略的に垂直であってもよい。
本明細書で使用する「ソール(履物の底)」という用語は、着用者の足用に支持を提供し、シングルソール、アウトソールとインナーソール(中底)との組み合わせ、アウトソール、ミッドソールおよびインナーソールの組み合わせ、外側被覆、アウトソール、ミッドソールおよびインナーソールの組み合わせなどの地面または競技面と直接接触する表面に耐える、あらゆる組み合わせを指すものとする。
さまざまな図面および表現において、製品および製品の部品は、左足を収容するように形成されている。しかし、同じ全体的な構造を、右足を収容するために形成してもよいことを認識されたい。
図1〜5は、アッパー部品100、および、簡単に製品400とも呼ばれる履物製品400のさまざまな図を示している。アッパー部品100は大部分または実質的に、履物製品のアッパーを形成していてもよいが、アッパーを形成するために他の部品または要素が取り付けられ、または挿入されていてもよい。例えば、アッパーは、締めひも、図、ベロ、支持機構および他の追加の機構を含んでいてもよい。
図4および図5に最もよく示すように、製品400は、足先領域10、中足領域12、および、かかと領域14の3つの大略的な領域に分割されてもよい。大略的な領域は、製品400に、ならびに、アッパー部品100、ソール構造110、および、それらの個別の要素を含む製品400の他の部品に適用されてもよい。足先領域10は大略的に、足指と、中足骨を指骨と接続する関節とに対応する、製品400の部分を含んでいる。中足領域12は大略的に、足のアーチ区域に対応する、製品400の部分を含んでいる。かかと領域14は大略的に、踵骨を含む、足の後部に対応している。
製品400は、足先領域10、中足領域12、および、かかと領域14を通って延び、かつ、履物の両側に対応する、外側側部16および内側側部18をも含んでいる。より詳しくは、外側側部16は足の外側区域に対応し、内側側部18は足の内側区域(すなわち、他方の足と向き合う表面)に対応する。足先領域10、中足領域12、かかと領域14、外側側部16および内側側部18は、履物の厳密な区域を区切ることを意図していない。むしろ、足先領域10、中足領域12、かかと領域14、外側側部16および内側側部18は、以下の記述において製品400の大略的な区域を表すのを助けることを意図している。
いくつかの実施形態では、締めひも154が、アッパー部品100の複数の締めひも孔156を通って延びていてもよく、着用者がアッパー部品100の寸法を修正して足の大きさに適応させることを可能にしてもよい(図5に示す)。より詳しくは、締めひも154は、着用者が足の周りでアッパー部品100を締め付けることを可能にし、締めひも154は、着用者がアッパー部品100を緩めて、空洞に対して(すなわち、足首開口140を通って)足を入れることおよび抜くことを促進することを可能にする。くわえて、ベロ152が、足の甲区域150を通って、足先領域10におけるアッパー部品100の前方部分から、かかと領域14において足首開口140に隣接したアッパー部品100の足指部分へと延びている。この実施形態では、ベロ152は、締めひも154の下方を延びて、製品400の快適性を高めている。締めひも孔156に加えて、または、締めひも孔156の代わりに、アッパー部品100は、Dリング、フック、または、さまざまな環状の伸張性の要素などの、他の締めひも受け入れ要素を含んでいてもよい。さらなる構成では、アッパー部品100は、(a)安定性を向上させる、かかと領域14のヒールカウンタ、(b)耐摩耗性の材料で形成される、足先領域10の足指ガード、ならびに、(c)注意事項および材料情報を有するロゴ、商標および札などの、追加の要素を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、アッパー部品の形状を調節するための追加の備えを含んでいてもよい。特に、いくつかの実施形態では、アッパー部品のフィット性を、足先領域で調節することができてもよい。いくつかの実施形態では、アッパー部品の延びた部分が、形成された履物製品のアッパー部品の下方で、巻いていてもよい。延びた部分は、引っ張られることで、足先領域における製品のフィット性および感触を変化させてもよい。延びた部分および追加の機構の局面を、以下に、より詳細に説明する。
図1を参照して、アッパー部品100の二次元の図が示されている。いくつかの実施形態では、アッパー部品100は、ベース部分102および延びた部分104を含んでいてもよい。図1に示すように、ベース部分102の外面121および延びた部分104の第1の表面122が、実質的に類似の平面に沿って配置されていてもよい。ベース部分102は、周縁106の大部分により、かつ、連続縁108により、区画されていてもよい。周縁106は実質的に、アッパー部品100のベース部分102の周辺を巡って延びている。周縁106は、足先領域10の足指縁114から、かかと領域14のかかと縁116へと延びている。周縁106は、完成した製品でユーザの足指を収容するために、足先領域10で屈曲していてもよい。くわえて、周縁106は、かかと縁116から内方へ足の甲区域150へと延びて、それにより、足の甲区域150の形状を区画している。周縁106が外側側部16または内側側部18を延びてゆく際、周縁は延びた部分104に当接してもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は足先領域14に形成されていてもよい。すなわち、延びた部分104の縁を、周縁106と異なる縁とみなしてもよい。ゆえに、周縁106は、延びた部分104とベース部分102とが重なる区域において、隙間を含んでいてもよい。連続縁108は、延びた部分104の区域で、周縁106の隙間にまたがっていてもよい。ゆえに、連続縁108は、ベース部分102の形状を完成してもよい。連続縁108は、ベース部分102および延びた部分104の形状および寸法に関して使用されてもよいが、連続縁108が基準として使用されることを認識されたい。例えば、いくつかの実施形態では、延びた部分104とベース部分102との間に、連続縁108に沿って、描写がない場合がある。例えば、延びた部分104およびベース部分102は、一体型の構成に形成されていてもよい。このような実施形態では、連続縁108は、目に見える縁でない場合がある。むしろ、連続縁108は、記述において、アッパー部品100の異なる部分に言及するために使用される場合がある。
いくつかの実施形態では、延びた部分が、アッパー部品100の外側側部16に沿って形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分が大部分、三角形の形状であってもよい。他の実施形態では、延びた部分が他の形状を有していてもよい。図示した延びた部分104は、ベース部分102から離れるように、外側側部16から延びている。くわえて、図示したように、延びた部分104は、長手方向(すなわち、かかとから足指方向)に実質的に垂直に延びている。図示したように、延びた部分104は、長手方向に実質的に垂直に、ベース部分102から離れるように延びている。他の実施形態では、延びた部分104は、他の角度または方向で、側部から離れるように延びていてもよい。延びた部分104は、延びた部分の縁109により、かつ、連続縁108により、区画されていてもよい。延びた部分の縁109は実質的に、延びた部分104の周辺を巡って延びている。連続縁108は、延びた部分104とベース部分102との間の境界を表していてもよい。連続縁108は、延びた部分104とベース部分102との間の厳密な区切りとすることを意図していない。むしろ、連続縁108は、延びた部分104とベース部分102との間の大略的な領域を示すため、かつ、延びた部分104およびベース部分102の記述を助けるために使用されている。延びた部分の縁109および連続縁108は組み合わさって、延びた部分104の形状を形成している。図示したように、延びた部分104は、おおむね矩形状の形状を有している。
いくつかの実施形態では、足指縁114は足先領域10内に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、足指縁114は、かかと領域14から最も遠い縁区域を指していてもよく、履物製品の前部に配置されている。くわえて、いくつかの実施形態では、かかと縁116はかかと領域14内に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、かかと縁116は、足先領域10から最も遠い縁区域を指していてもよく、履物製品の後部に配置されている。このように、いくつかの実施形態では、足指縁114およびかかと縁116は、長手方向に沿ってアッパー部品100の両端、すなわちアッパー部品100の長さに配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分の縁109は、延びた部分104の記述を助けるために、複数の縁に分割されていてもよい。延びた部分104の縁109は、上縁126、下縁128および掴み縁130を含んでいてもよい。上縁126は、足指縁114に向かって配置された延びた部分104の縁を指していてもよい。下縁128は、かかと縁116に向かって配置された延びた部分104の縁を指していてもよい。くわえて、掴み縁130は、上縁126と下縁128との間に延びていてもよい。掴み縁130は、連続縁108から最も遠くに配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、連続縁108は掴み縁130よりも大きくされていてもよい。他の実施形態では、掴み縁130は、連続縁108よりも大きくされていても、または、連続縁108とほぼ同じサイズであってもよい。いくつかの実施形態では、掴み縁130はフレア型(裾広がり)であってもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、上縁126と下縁128との間の距離(すなわち幅136)は、掴み縁130のサイズよりも小さくされていてもよい。さらなる実施形態では、連続縁108の長さは、延びた部分104の幅136よりも大きくされていてもよい。いくつかの実施形態では、上縁126および下縁128は、図1に示すように延びた部分104が連続縁108に出合うときに、フレア型となっていてもよい。他の実施形態では、連続縁108の長さ、幅136、および、掴み縁130の長さは、すべて実質的に類似していてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104は、線134を中心に対称であってもよい。他の実施形態では、延びた部分104は、足指縁114に向かって斜めになっていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104が、かかと縁116よりも足指縁114に向かって、より多く配置されていてもよい。他の実施形態では、延びた部分104は、かかと縁116に向かって斜めになっていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104が、足指縁114よりもかかと縁116に向かって、より多く配置されていてもよい。他の実施形態では、上縁126および下縁128は、延びた部分104が線134を中心に対称でないような形状とされていてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、上縁126はS字形状を有していてもよい。いくつかの実施形態では、下縁128は、対応するS字形状を有していてもよく、ゆえに、延びた部分104は、線134を中心に対称でなくてもよい。さらに他の実施形態では、上縁126および下縁128は、異なる形状および設計を有していてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102から離れて、さまざまな方向に延びていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、図1に示すように、外側側部16から延びていてもよい。しかし、他の実施形態では、延びた部分が、内側側部18から延びていてもよい。くわえて、いくつかの実施形態では、延びた部分が、ベース部分102および/または連続縁108へと、おおむね垂直な仕方で延びていてもよい。例えば、図1の延びた部分104は、連続縁108へと、おおむね垂直に延びている。他の実施形態では、延びた部分104は、連続縁108から角度を付けて延びていてもよい。
延びた部分104の長さは、異なる実施形態では、変動してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、延びた部分104の長さ138は、ベース部分102の幅132よりも大きくされていてもよい。いくつかの実施形態では、長さ138は、ベース部分102の幅132よりも小さくされていてもよい。いくつかの実施形態では、長さ138は、幅132の寸法距離の2倍であってもよい。さらなる実施形態では、長さ138は、幅132の寸法距離の2倍より大きくされていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、幅よりも大きな長さを有していてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、長さ138の距離は、幅136の距離よりも大きくされていてもよい。他の実施形態では、延びた部分104は、長さ138の距離が幅136の距離よりも小さくされていてもよい、または、幅136の距離と等しくされていてもよいような、異なる寸法を有していてもよい。
図2および図3を参照して、アッパー部品100は、一部が構成された状態で示されている。図2および図3において、アッパー部品100は、図1に示されたアッパー部品100と対照的に、全体として三次元の状態で示されている。図2および図3において、アッパー部品100は、アッパー部品100が履物製品内で構成される仕方を表現するために、ソールなしで示されている。くるぶし部分148が、両方のかかと縁116の互いへの接続により形成されていてもよい。かかと縁116が接続されると、内側側部18と外側側部16との間に、空洞を形成することができる。いくつかの実施形態では、空洞は、足を受け入れる形状とされていてもよい。一部形成された状態でアッパー部品100の幅300が、二次元の状態のベース部分102の幅132よりも小さな寸法距離とされていてもよいことを認識されたい。
図示したように、延びた部分104は、ベース部分102の下方で巻いていてもよい。延びた部分104は、連続縁108から内側側部18に向かって延びていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、延びた部分104がそこから延びているベース部分102の両側へと延びていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102により形成された空洞の下方を通っていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102とソール、または地面もしくは他の表面との間を通っていてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104は、図2に示すように、ベース部分102の内側側部18の一部を巡って延びていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、延びた部分104がそこから延びているベース部分102の両側に配置された周縁106を越えて延びていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、延びた部分104の一部をユーザが把持できるように延びていてもよい。他の実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102の頂にわたって延びていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102の下方およびベース部分102の上方を通っていてもよい。ゆえに、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102を巡って延びていても、または、ベース部分102の周りに巻いていてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104の長さは変動してもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104の長さは、図2および図3に示すように、延びた部分104がベース部分102の下方を通りベース部分102の上方に延びることを可能にするのに十分なようにされていてもよい。他の実施形態では、延びた部分104は、アッパー部品100を複数回巡って巻くのに十分な長さとされていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ベース部分102の下の外側側部16から延び、次いで、内側側部18でベース部分102の上方に延びていてもよい。延びた部分104は、ベース部分102の上方で外側側部16に向かって巻き続けて、再びベース部分102の下方で内側側部18へと延びていてもよい。延びた部分104は、ベース部分102を複数回巡って巻くのに十分な長さとされていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、アッパー部品100に沿って足先領域10からかかと領域14へと巻くのに十分な長さとされていてもよい。
くわえて、いくつかの実施形態では、延びた部分104の第1の表面122に対するベース部分102の外面121の関係が、延びた部分104がベース部分102の下方で巻かれたときに、変化してもよい。図3および図4に最もよく示すように、延びた部分104の第1の表面122は、ベース部分102により形成された空洞の下に、延びた部分104が配置されたときに、ソールに向かって、または、足から離れて、垂直に下方へと向かっていてもよい。くわえて、延びた部分104の第2の表面124が、ベース部分102により形成された空洞の下に、延びた部分104が配置されたときに、上方へ、または、足およびベース部分102の内面123に向かって、垂直に向かっていてもよい。しかし、延びた部分104の表面の方向は、巻き縁200で変化する。ゆえに、延びた部分104の第1の表面122一部は、外方を向いて、ベース部分102から離れて垂直に下方へと向いている。くわえて、第1の表面122の一部が、ベース部分102の外面121と実質的に同じ方向に向いている。
図4および図5を参照して、簡単に製品400とも呼ばれる履物製品400は、アッパー部品100を利用するものとして図示されている。図示したように、製品400はソール構造110を含んでいる。いくつかの実施形態では、製品400は中敷きをさらに含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、製品400はストローベル(strobel)を含んでいてもよい。くわえて、いくつかの実施形態では、製品400は、締めひも154または他の調節可能な締め付け装置を含んでいてもよい。他の実施形態では、製品400はベロ152をさらに含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、ソール構造110は、ミッドソール(中底)、インナーソール(中底)およびアウトソール(外底)を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、アウトソールは、地面に係合する装置を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、アウトソールは、クリート、スタッドまたは他の係合機構を含んでいてもよい。
図示したように、ソール構造110は、上面404および下面406を含んでいる。上面404はアッパー部品100に隣接していてもよい。くわえて、下面406は、上面404の反対に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、下面406は大略的に、地面または他の表面に隣接して配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、アッパー部品100はソール構造110に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、ストローベルはソール構造110に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、アッパー部品100はストローベルに固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、アッパー部品100はストローベルに縫い付けられていてもよい。他の実施形態では、アッパー部品100は、接着剤により、ストローベルに貼着されていてもよい。さらなる実施形態では、アッパー部品100は、鋲およびネジを含む留め具により、ストローベルに固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、ストローベルは、アッパー部品100をソール構造110に固定するために使用されていてもよい。いくつかの実施形態では、ストローベルは、接着剤を使用して、ソール構造110に固定されていてもよい。他の実施形態では、ストローベルは、機械的な機構を使用して、ソール構造110に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、ストローベルは、留め具を使用して、ソール構造110に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、留め具は、鋲、ネジ、釘または他の接続装置を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ソール構造110に隣接して配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、図4に示すように、ソール構造110の外側側部16から内側側部18へと延びていてもよい。他の実施形態では、反対の構成を利用してもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分は、内側側部18から外側側部16へと延びていてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104は、図6に示すように、ストローベル600の下方を通っていてもよい。このような構成では、延びた部分104が張力にさらされたときに平行移動するまたは移動することができるように、ストローベル600の一部がソール構造110に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104が製品400の内側側部18に沿ってストローベル600の下から退出できるように、ストローベル600の一部が、巻き縁200の区域において、ソール構造110に固定されていてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ソール構造110の一部を通過していてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104を収容できる溝、チャネルまたは通路を、ソール構造110に形成してもよい。ストローベル600は、上面404が形成する平面にストローベル600が隣接して配置されるように、通路にわたって配置されていてもよい。すなわち、ストローベル600は、延びた部分104を収容する通路内へと恒久的に延びていてもよい。ストローベル600は、(例えば、垂直な下向きの力にさらされたときに)通路内へと延びることができてもよい。しかし、ストローベル600は、通路に固定されていなくてもよい。延びた部分104は、通路の外側側部16から進入し、内側側部18から退出してもよい。他の実施形態では、貫通孔がソール構造110に形成されて、内側側部18と外側側部16との間を延びて、チャネルまたは通路を形成していてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、ソール構造110の孔を通過していてもよい。このような実施形態では、ユーザは、製品400の足先領域10において、延びた部分104を感じることができない場合がある。すなわち、製品400を使用する際、延びた部分104の厚みからの隆起または持ち上がった部分が、ユーザの足の下で感じられない場合がある。この構成により、快適性を向上させられる場合がある。
いくつかの実施形態では、通路の垂直方向における深さが、延びた部分104が通路内に配置されたときに、延びた部分104の第2の表面124が、ソール構造110の上面404と同じ平面内にあるようにされていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、ソール構造110は、滑らかまたは一様な上面404を維持しながら、延びた部分104を収容してもよい。他の実施形態では、通路の深さは、第2の表面124が、ソール構造110の上面404の平面の上方または下方の別の平面内にあってもよいように、より大きく、または、より小さくされていてもよい。
他の実施形態では、延びた部分104は、ストローベルを含んでいない製品において、ソール構造110の上面404を通り越していてもよい。このような実施形態では、インサートが上面404にわたって、および、延びた部分104にわたって配置されていてもよい。このような場合、延びた部分104は、延びた部分104がソール構造110に近接して通る際に、ソール構造110に固定されていなくてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、力にさらされたときに、ソール構造110に沿って平行移動または移動することができてもよい。
図5〜図7を参照して、張力500にさらされている製品400が示されている。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、張力を受け入れるよう構成されていてもよい。延びた部分104が引っ張られると、アッパー部品100の形状が変化してもよい。図5は、引っ張られた状態および引っ張られていない状態の製品400を表現している。鎖線は、延びた部分が力を受けていないときの、アッパー部品100および延びた部分104の位置を示している。反対に、実線は、張力500にさらされているときの、アッパー部品100および延びた部分104の位置を表現している。図5に示すように、アッパー部品100は、延びた部分104が張力500にさらされているときに、締め付けられ、または圧縮する。
図6および図7を参照して、製品400の足先領域10の断面表現が、引っ張られた状態および引っ張られていない状態で示されている。図7に示すように、アッパー部品100は、延びた部分104が張力500にさらされているときに、アッパー部品100が形成する空洞の中央に向かって締め付けられ、または巻いてもよい。
いくつかの実施形態では、延びた部分104に張力が働いているときに、アッパー部品100が形成する空洞の高さが変動してもよい。図示したように、高さ602は、延びた部分104が張力500にさらされていないときの、ソール構造110からアッパー部品100の垂直な部分までの距離を表している。高さ702は、延びた部分104が張力500にさらされているときの、ソール構造110からアッパー部品100の垂直な部分までの距離を表している。図示したように、高さ702は、高さ602よりも小さくされていてもよい。延びた部分104に加わる張力の大きさを変動させることにより、アッパー部品100の高さを変動させてもよいことを認識されたい。延びた部分104に働く張力により、アッパーが締め付けられたときに、アッパーに圧縮力が生じてもよい(図6および図7を参照)。
図6および図7を参照して、延びた部分104は、第1の位置(図6)および第2の位置(図7)において固定することができる。延びた部分104は、異なる仕方で、変動可能に固定することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ボタンまたはフックなどの留め具を使用してもよい。他の実施形態では、締めひも型の構造体を使用してもよい。第1の位置にあるときに、アッパー部品100は、第1の量の圧縮を加えることができ、第2の位置にあるときに、アッパー部品100は、第2の量の圧縮を加えることができる。圧縮の量は、各位置で異なっていてもよい。圧縮値の相違は、図6および図7の表現において、異なるサイズの矢印により表してもよい。
くわえて、いくつかの実施形態では、延びた部分104は、調節可能に構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、延びた部分104は、複数の位置で固定されていてもよく、それにより、異なる水準の圧縮または力をアッパー部品100に働かせる。
いくつかの実施形態では、アッパー部品100が働かせる圧縮は、実質的に分散されていてもよい。すなわち、アッパー部品100の圧縮は、単一の区域に沿って分散されていてもよい。例えば、図7において、圧縮力700は、アッパー部品100が形成する空洞の中央部に向かって延びているのが示されている。圧縮力700は、外側側部16、内側側部18から、かつ、アッパー部品100から下方へと延びている。延びた部分104の位置および構造により、アッパー部品100が、巻く動きに合わせることができるようにしてもよく、それにより力の分散を可能にしてもよい。
延びた部分104の方向および設計により、圧縮力の分散に貢献してもよい。図示した構成では、相対的に垂直な張力500が、外側側部16に向かって横方向または水平方向に、巻き縁200を巡って伝わる。次いで、張力500は、アッパー部品100を巡って、内側側部18に向かって戻るように伝わる。アッパー部品100を通じた張力500の回転による伝達により、圧縮力の相対的に均一な分散を可能にすることができる。この構成において、アッパー部品100は、アッパー部品100を巡って十分に巻く、または圧縮することができる。
図8および図9を参照して、製品400の足先領域10を通る断面が、引っ張られた状態および引っ張られていない状態でアッパー部品100が形成する空洞内に足802を挿入した状態で示されている。図8に示すように、延びた部分104が張力にさらされていないときに、空間800が、足802とアッパー部品100との間に存在する。この状態で、足802は、製品400を動かすことなく、製品400内を摺動および平行移動することができる。すなわち、足802は、ソール構造110が足802の運動に対して運動または反応することなしに、摺動することができる。
図9を参照して、延びた部分104は張力500にさらされている。いくつかの実施形態では、アッパー部品100は、アッパー部品100と足802との間に空間が存在しないように、足802と接触していてもよい。他の実施形態では、空間800よりも小さい空間が、アッパー部品100と足802との間に存在していてもよい。図9に示すように、延びた部分104は、アッパー部品100を足802の周りに締め付け、それにより、アッパー部品100を足802へと圧縮することのできる圧縮力700を形成する張力にさらされている。いくつかの実施形態では、アッパー部品100は、足802の形状に合致することができる。
この構成では、製品400は、ユーザにフィードバックを提供し、かつ、地面との改善された制御を可能にすることができる。アッパー部品100はユーザの足802に対してしっかりと巻かれ、または押し付けられることができるので、製品400はユーザの動きに反応することができる。くわえて、足802の足先領域10周りに力が分散されるため、締め付けられた構成により、着用者の快適性を向上することができる。
図10〜図31は、履物製品のニット要素に関するさまざまな概念を開示している。ニット要素はさまざまな製品で利用することができるが、ニット要素の1つを組み込んだ履物製品を、以下に例として開示している。履物に加えて、ニット要素を、他の種類の衣料(例えば、シャツ、ズボン、靴下、ジャケット、下着)、運動用品(athletic equipment)(例えば、ゴルフバッグ、野球用およびサッカー用グローブ、サッカーボール規制構造物)、入れ物(例えば、バックパック、バッグ)、ならびに、家具用の室内装飾用品(例えば、椅子、長椅子、車の座席)に利用してもよい。ニット要素を、ベッドの覆い(例えば、シーツ、毛布)、テーブル掛け、タオル、旗、テント、帆およびパラシュートにも利用してもよい。ニット要素を、自動車および航空宇宙用途のための構造体、フィルタ材料、医療用繊維素材(例えば、包帯、綿球、インプラント)、盛り土を補強するためのジオテキスタイル、作物保護用のアグロテキスタイル(agrotextile)、ならびに、熱および放射から保護または絶縁する産業用衣料を含む、産業目的のための工業用布(technical textile)として利用してもよい。したがって、本明細書に開示するニット要素および他の概念を、個人的な目的および産業上の目的の両方のために、さまざまな製品に組み込んでもよい。
図10〜図14を参照して、ニット要素1000の実施形態を示している。ニット要素1000は、アッパー部品100と類似して構成されていてもよい。すなわち、ニット要素1000は、図1に最もよく示すように、ニット要素100に類似した仕方で、全体として構成されていてもよい。くわえて、図10〜図14において、ニット要素1000は、ニット要素1000が履物製品内で構成される仕方をより明瞭に示すために、ソールなしで一部が形成された状態で示されている。
くわえて、ニット要素1000は、一体のニット構造で形成されていてもよい。本明細書で利用するように、ニット要素(例えば、ニット要素1000)は、編み処理を通して一体型の要素として形成されるときに「一体のニット構造」で形成されるものとして定義される。すなわち、編み処理は実質的に、重要な追加の製造工程または処理を必要とすることなく、ニット要素1000のさまざまな特徴および構造を形成することができる。一体のニット構造を、糸(yarn)、撚り糸(strand)、または、構造体もしくは要素が、少なくとも1つの共通のコースを含み(すなわち、共通の糸を共有しており)、かつ/もしくは、構造体もしくは要素のそれぞれの間で実質的に連続的なコースを含むように接合されている他のニット材料を含む構造体または要素を有するニット要素を形成するために使用してもよい。この構成により、一体のニット構造の一体型の要素が提供される。
ニット要素1000の主たる要素は、ニット要素1030である。ニット要素1030は、さまざまなコースおよび畝を区画する複数の互いに噛み合わされたループを形成するよう(例えば編み機で)操作された、少なくとも1つの糸で形成されている。すなわち、ニット要素1030は、ニット布地の構造を有している。
いくつかの実施形態では、ニット要素1000は、伸張性の要素を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、ニット要素1000は、複数の伸張性の要素1002を含んでいてもよい。伸張性の要素1002は、ニット要素1030を通って延び、ニット要素1030内のさまざまなループの間を通っている。伸張性の要素1002は大略的にニット要素1030内のコースに沿って延びているが、伸張性の要素1002はまたニット要素1030内の畝に沿って延びていてもよい。伸張性の要素1002の利点には、支持、安定性および構造を提供することが含まれる。例えば、伸張性の要素1002は、ニット要素1000を足の周りに固定するのを助け、ニット要素1000の区域における変形を制限し(例えば、耐伸張性(stretch resistance)を付与し)、締めひも154と連携して作動して履物製品のフィット性を高める。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002はニット要素1030から退出していてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1030から退出し、次いでニット要素1000に再進入していてもよい。さらなる実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000内へと組み込まれたチューブまたは鞘を通って延びている。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002はニット要素1000内へと組み込まれていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000を有する一体のニット構造であってもよい。本明細書に記載の実施形態は、「Article of Footwear Incorporating a Knitted Component」という題で2014年9月23日に特許権を付与され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる上記特許文献1に記載の機器、構造または方法を利用することができる。上記特許文献1では、伸張性の要素または撚り糸がニット要素内へと嵌め込まれて、嵌めこみ撚り糸を形成している。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002はニット要素1000を通過していてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、接近した、または密な構成で、ニット要素1000を通って延びていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、互いに平行かつ隣接したままであってもよい。例えば、図11に示す伸張性の要素1002は、互いに隣接して方向付けられている。他の実施形態では、伸張性の要素1002は互いから延びていてもよい。図12に示すように、伸張性の要素1002は、既定のやり方で、互いから離れて広がっていても、または散開していてもよい。図12に示す実施形態では、伸張性の要素1002は、足先領域10の中央区域で互いから広がり始め、または散開し始めていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は広がらなくてもよく、異なる場所で広がっていてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の側部から側部へと延びていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、内側側部18から外側側部16へと延びていてもよい。さらなる実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の周りで巻いていてもよい。すなわち、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の下および伸張性の要素1002内を延びていてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の側部に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002はストローベルに固定されていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002はソール構造に固定されていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は、履物製品の他の区域に固定されていてもよい。例えば、伸張性の要素1002は、内側側部18の固定区域1012で固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000から退出して、ストローベルまたはソールに固定されていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002はニット要素1000内に留まっていてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の中足領域12から延びていてもよい。図11および図12に示すように、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の中足領域12に配置された固定区域1012から延びている。他の実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の他の領域から延びていてもよい。伸張性の要素1002は中足領域12において固定区域1012で固定されているが、伸張性の要素1002は、さまざまな経路に沿ってニット要素1000を横切って延びていてもよい。すなわち、ニット要素1000内に嵌め込まれた撚り糸が、ニット要素1000を横切って直接横方向に延びている必要はない。例えば、図12に示すように、伸張性の要素1002は、内側側部18の中足領域12に配置されているが、伸張性の要素1002がニット要素1000を横断する際に、伸張性の要素1002は足先領域10に進入して、それにより、足指縁1020に向かって配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002が内側側部18から外側側部16へと延びる際に、伸張性の要素1002は、互いから離れて散開してもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は均一に離間されていてもよい。外側側部16に沿った伸張性の要素1002を参照して、伸張性の要素1002は特に、伸張性の要素1004、伸張性の要素1006、伸張性の要素1008および伸張性の要素1010として識別されてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002のそれぞれの間の角度が同じであってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1004は、伸張性の要素1006から約45度の角度に配置されていてもよい。伸張性の要素1006は、伸張性の要素1008から約45度の角度に配置されていてもよい。そして、伸張性の要素1008は、伸張性の要素1010から約45度の角度に配置されていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002の間の角度は変動してもよい。さらなる実施形態では、伸張性の要素1002は、不規則な、または一致しない角度が伸張性の要素1002の間に存在するよう方向付けられていてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は不規則なカーブを含んでいてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1000の外側を延びていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、巻き縁1014に沿ってニット要素1000の外側を延びていてもよい。巻き縁1014は、伸張性の要素1002が、または、ニット要素1000の一部が、ニット要素1000により形成された空洞の下に延び始める区域とみなされてもよい。巻き縁1014を越えて延びる伸張性の要素1002の部分が、延びた部分1070とみなされてもよい。図13および14に示すように、伸張性の要素1002はニット要素1000の下方に延びている。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ほぼ直線の経路で、外側側部16から内側側部18へと横方向に、ニット要素1000の下を延びていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は角度を付けられていてもよい。例えば、図13に示すように、伸張性の要素1002は、巻き縁1014から第2の巻き縁1016へと延びている。特に伸張性の要素1010は、大部分横方向に、第2の巻き縁1016に向かって延びている。すなわち、伸張性の要素1010が巻き縁1014から第2の巻き縁1016へと延びるときに、伸張性の要素1010は、ニット要素1000に対して大きな角度を形成しない。例えば、図12に示すように、伸張性の要素1010は、ニット要素1000の外側側部16の巻き縁1014で、足指縁1020の近くに配置されている。足指縁1020は大略的に、かかと領域14の反対側に配置されている。くわえて、伸張性の要素1002は、内側側部18の第2の巻き縁1016で、足指縁1020の近くに配置されている。図12に示すように、伸張性の要素1002は、ニット要素1000を横切って、横方向に配置されていてもよい。伸張性の要素1004は、伸張性の要素1002の他の個々の伸張性の要素よりも大きな角度で、ニット要素1000の下を延びていてもよい。図12および図13を参照して、伸張性の要素1004は、ニット要素1000の外側側部16の伸張性の要素1010よりも、外側側部16のかかと領域14にさらに向かって配置されている。伸張性の要素1004が巻き縁1014から第2の巻き縁1016に向かって延びるときに、伸張性の要素1004は、ニット要素1000に対して、伸張性の要素1010よりも大きな角度で方向付けられていてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002が巻き縁1014から第2の巻き縁1016に向かって延びるときに、伸張性の要素1002は、さまざまな角度で方向付けられていてもよい。巻き縁1014の位置および第2の巻き縁1016の位置を変動させることで、伸張性の要素1002の方向および角度が変更されてもよいことを認識されたい。例えば、いくつかの実施形態では、第2の巻き縁1016は、図10〜図14に表現されているよりも、中足領域12にさらに向かって配置されていてもよい。このような実施形態では、伸張性の要素1002の角度は、図13および図14に表現されているものとも、異なっているであろう。同様に、巻き縁1014に沿って伸張性の要素1002の位置を変えることで、伸張性の要素1002が巻き縁1014から第2の巻き縁1016へと延びるときに、伸張性の要素1002の角度は変わるであろう。
伸張性の要素1002は、説明を容易にするために、さまざまな部分に分離されていてもよい。第1の部分1050は、ニット要素1000内を固定区域1012から巻き縁1014へと延びる伸張性の要素1002の部分を指していてもよい。第2の部分1052は、巻き縁1014から第2の巻き縁1016へとニット要素1000の下方を延びる伸張性の要素1002の部分を指していてもよい。第3の部分1054は、第2の巻き縁1016からニット要素1000を越えて延びる伸張性の要素1002の部分を指していてもよい。第2の部分1052および第3の部分1054は、延びた部分1070をも指していてもよい。いくつかの実施形態では、第3の部分1054は足首区域140に向かって延びていてもよい。
くわえて、上述した第1の部分1050、第2の部分1052および第3の部分1054のそれぞれは、伸張性の要素を含んでいなくてもよい。例えば、第2の部分1052および第3の部分1054は、伸張性の要素がニット要素1030を通過することなしに、ニット要素1030で形成されていてもよい。伸張性の要素1002を利用した実施形態を、参照を容易にするために、表現および記述する。しかし、第1の部分1050、第2の部分1052および第3の部分1054がニット要素1030で形成されていてもよく、同様に、延びた部分1070もニット要素1030で形成されていてもよいことを認識されたい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素の数が、ニット要素1000内で変動してもよい。図10〜図14に示すように、ニット要素1000は、4つの長さの伸張性の要素を含んでいる。しかし、伸張性の要素1002は単一の連続的な撚り糸であってもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は4つの独立した要素であってもよい。他の実施形態では、異なる数の伸張性の要素が利用されていてもよい。例えば、いくつかの実施形態では、単一の伸張性の要素が使用されていてもよい。他の実施形態では、複数の伸張性の要素が利用されていてもよい。ゆえに、使用される伸張性の要素の数は、異なる実施形態で変動してもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002のサイズまたは直径が変動してもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、さまざまな材料で形成されていてもよく、例えば、ロープ、縫い糸(thread)、帯ひも(webbing)、ケーブル、糸、フィラメントまたはチェーンの構成を有していてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、編み機またはニット要素1000を形成する他の装置で利用できる大略的に一次元の材料で形成されていてもよい。本詳細な説明に関して利用する際、「一次元の材料」という用語またはその変化形は、幅および厚みよりも実質的に大きい長さを示す大略的に長尺の材料を包含することを意図している。したがって、伸張性の要素1002に適した材料には、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリル、絹、綿、炭素、ガラス、アラミド(例えば、パラアラミド繊維およびメタアラミド繊維)、超高分子量ポリエチレンならびに液晶ポリマーで形成されたさまざまなフィラメント、繊維および糸が含まれる。くわえて、他の実施形態では、伸張性の要素1002は、大略的に二次元の材料であってもよい。例えば、伸張性の要素1002は、リボン形状とされていても、または、フラップもしくは平らにした締めひも構造のような形状とされていてもよい。
くわえて、いくつかの実施形態では、ニット要素1000内での伸張性の要素1002の位置および配置により、ニット要素1000に対する伸張性の要素1002の機能および影響を変更してもよい。例えば、伸張性の要素1002が巻き縁1014に向かって延びる際に、第1の部分1050の伸張性の要素1002は、離れて広がり、または散開する。図24および図25に示すように第3の部分1054が引かれる、または引っ張られると、足先領域10の外側側部16の大部分にわたって、張力を分散することができる。伸張性の要素1002の広がりにより、張力を分散することを支援することができる。張力の分散は、着用者にとって快適な感覚を可能にする場合がある。分散された力も、力の大きな区域を減少させる場合があり、ゆえに、ユーザにとって不快な高圧地点を減少させる場合がある。
くわえて、延びた部分1070がニット要素1000に付与することのできる巻き特性に、第2の巻き縁1016の位置が影響する場合がある。例えば、図10〜図14に示す実施形態を参照して、第3の部分1054が引っ張られると、ニット要素1000が、ユーザの足指に関連付けられた区域に沿って巻いても、または締め付けてもよい。すなわち、ニット要素1000は、足先領域10で足指縁1020に向かって圧縮してもよい。他の実施形態では、第2の巻き縁1016は、足の中足骨または膨らみに関連付けられた区域で、中足領域12に向かって配置されていてもよい。延びた部分1070がこのような構成で引っ張られると、次いでニット要素1000の締め付ける区域は足の膨らみに関連付けられてもよい。ニット要素が、足のさまざまな部分に関連付けられたニット要素100の異なる区域で、引っ張り、圧縮または巻きを達成するために、さまざまな方向に形成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002はニット要素1000の下で露出していてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニット要素1030の外側まで延びていてもよい。このような構成では、伸張性の要素1002は容易に移動および変更されて、特定の位置に伸張性の要素1002を方向付けてもよい。他の実施形態では、第2の部分1052の伸張性の要素1002は、ニット要素1030により包囲されていてもよい。ニット要素1030内に包囲された第2の部分1052のさまざまな実施形態が図18〜図22に表現されており、本詳細な説明で後ほどさらに詳細に説明される。
図15〜図17を参照して、第3の部分1054の異なる実施形態を組み込んだ履物製品のさまざまな実施形態を表現する。特に図15を参照して、履物製品1500の実施形態を、伸張性の要素1002の第3の部分1054が履物製品1500の足首開口140内へと延びた状態で示す。次いで、伸張性の要素1002は、伸張性の要素1002の2つの伸張性の要素が内側側部18に向かって延び、かつ、伸張性の要素1002の2つの伸張性の要素が履物製品1500の外側側部16に向かって延びるように、分割または組織されていてもよい。次いで、伸張性の要素1002は、製品1500の締めひもループ158を通過していてもよい。このようにして、伸張性の要素1002は、締めひもとして使用されて、履物製品1500をユーザの足の周りに固定してもよい。いずれかの方向に延びる伸張性の要素1002の2つの伸張性の要素を表現したが、さまざまな実施形態で、異なる数の伸張性の要素および異なる配分の伸張性の要素を利用してもよい。例えば、4つの伸張性の要素を利用するいくつかの実施形態では、1つの要素が内側側部18へと延びるのに対して、3つが外側側部16へと延びていてもよい。くわえて、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002のいくつかの伸張性の要素が、足首開口140へと完全に延びていなくてもよい。
図15に示す実施形態では、伸張性の要素1002は、製品1500をユーザの足の周りに一様に締め付けてもよい。ユーザが伸張性の要素1002を調節すると、伸張性の要素1002は、製品1500を中足領域12において足首開口140の周りに締め付けてもよい。くわえて、伸張性の要素1002は、製品1500を足先領域10において締め付けてもよい。構成されたように、伸張性の要素1002は、製品1500において締めひもとして働く伸張性の要素1002を簡単に調節することにより、製品1500のさまざまな区域において、締め付けおよび圧縮を提供してもよい。
本明細書に記載の実施形態は、「Article of Footwear Having an Upper Incorporating a Knitted Component」という題で2013年7月23日に刊行され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる上記特許文献2に記載の機器、構造または方法を利用することができる。例えば、製品1500の締めひもループ158を包囲する製品1500の部分が、上記特許文献2の機器、構造または方法を利用してもよい。上記特許文献2では、糸が、ニット要素中でニットチューブ状構造の長さの一部を通って延びている。くわえて、第1の部分1050、第2の部分1052および第3の部分1054における伸張性の要素1002のさまざまな部分が、上記特許文献2に記載の機器、構造または方法を利用してもよい。
図16を参照して、製品1600が、伸張性の要素1002の第3の部分1054の代替的な実施形態を有する状態で表現されている。図示したように、第3の部分1054は、第2の巻き縁1016から足首開口140に向かって延びている。伸張性の要素1002は足首開口140に向かって延びて、足首開口140内にループを形成する。いくつかの実施形態では、締めひも154は、伸張性の要素1002により形成されたループを通過していてもよい。製品1500と同様に、製品1600は、締めひも154を受け入れることのできる締めひもループ158を含んでいてもよい。締めひも154が締め付けられると、伸張性の要素1002は同様に締め付けてもよい。ゆえに、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は足先領域10で締め付けてもよい。
図17を参照して、製品1700が、伸張性の要素1002の第3の部分1054の別の代替的な実施形態を有する状態で表現されている。図示したように、製品1700は、把持パッド1702を含んでいる。把持パッド1702は、ユーザにより容易に把持される構造体を提供してもよい。くわえて、把持パッド1702は、伸張性の要素1002の個々の伸張性の要素が互いに容易にもつれず絡み合わないように、伸張性の要素1002を整列させることを支援してもよい。
いくつかの実施形態では、把持パッド1702は、ニット要素で形成されていてもよい。他の実施形態では、把持パッド1702は、別の布地材料で形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、把持パッド1702は、伸張性の要素1002の一部を包囲していてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、先に説明したように、把持パッド1702内に嵌め込まれていてもよい。把持パッドを使用した実施形態を、図24および図25に表現している。
いくつかの実施形態では、把持パッド1702は、製品1700の足先領域10でさまざまな量の圧縮を提供するために利用されてもよい。いくつかの実施形態では、把持パッド1702は、張力にさらされてもよい。把持パッド1702が引かれると、伸張性の要素1002は足先領域10の区域を締め付け、かつ圧縮してもよい。所望の量の圧縮力が実現したのち、把持パッド1702は製品1700に固定されてもよい。
把持パッド1702を、さまざまな方法を使用して、固定してもよい。例えば、把持パッド1702は、ボタンまたは類似の装置を使用して固定されてもよい。くわえて、把持パッド1702は開き口を含んでいてもよく、締めひもに把持パッド1702の開き口を通過させる。さらなる実施形態では、把持パッド1702は、他の技術を使用して、固定されていてもよい。
くわえて、把持パッド1702は、さまざまな位置で固定されていてもよい。例えば、把持パッド1702は、足先領域10で固定されていてもよい。他の実施形態では、把持パッド1702は中足領域12で固定されていてもよい。くわえて、把持パッド1702は、内側側部18、外側側部16に沿って、または、製品1700の中央部で固定されていてもよい。把持パッド1702はくわえて、所望の圧縮力の量に応じて、製品1700のさまざまな区域に沿って固定されていてもよい。
図18〜図22を参照して、第1の部分1050、第2の部分1052および第3の部分1054を含む延びた部分のさまざまな実施形態を、二次元の図で表現する。すなわち、まだ組み立てられていない製品の一部として、部分を表現する。
図18を参照して、延びた部分1800を表現する。延びた部分1800はニット要素の一部である。特に、ニット要素の外側側部16を示す。延びた部分1800は、延びた部分1800全体にわたって延びる伸張性の要素1002を含んでいる。図示したように、伸張性の要素1002は、第1の部分1050から第2の部分1052へ第3の部分1054へとニット要素1030を包囲している。そのようにして、伸張性の要素1002は大略的に、伸張性の要素1002が配置されたニット要素1030に対して固定された関係にある。
延びた部分1800は大部分が矩形形状として表現されているが、延びた部分1800はさまざまな形状に形成されていてもよい。例えば、延びた部分1800は、不規則な形状とされていてもよく、延びた部分1800の縁は、第2の部分1052から第3の部分1054へと変化していてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、延びた部分1800を通って延びていなくてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、延びた部分は、嵌め込まれた伸張性の要素を含んでいないニット要素1030で形成されていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002の一部が、ニット要素1030により形成されたニット要素の縁を越えて延びていてもよい。
図19を参照して、延びた部分の代替的な実施形態を表現する。延びた部分1900は、伸張性の要素1002、第2の部分1052から第3の部分1054を含んでいる。図示したように、延びた部分1900の第2の部分1052の一部が、ニット要素1030内に嵌め込まれた伸張性の要素を含んでいる。しかし、延びた部分1900は第3の部分1054に向かって延び、伸張性の要素1002はニット要素1030から退出している。いくつかの実施形態では、この特定の構成を、各伸張性の要素が第2の巻き縁1016に向かって延びる際に伸張性の要素1002が容易に移動または操作されるようにしながら巻き縁1014に沿って安定性を与えるために使用することができる。くわえて、伸張性の要素1002は、第2の巻き縁1016の周りを巻いたあとで、さらなる調節のために、容易に操作することができる。
図20を参照して、延びた部分の別の代替的な実施形態を表現する。図示したように、伸張性の要素1002は、第1の部分1050において、ニット要素1030内に配置されている。しかし、伸張性の要素1002がニット要素の縁に向かって延びると、伸張性の要素1002はニット要素から退出する。この構成では、伸張性の要素1002が第2の部分1052および第3の部分1054内に規制されていないので、伸張性の要素1002を、さまざまな経路に沿って配置または設置することができる。
図21を参照して、延びた部分の別の代替的な実施形態を表現する。図示したように、延びた部分2100では、伸張性の要素1002は、第1の部分1050においてニット要素のニット要素1030内に配置されている。しかし、伸張性の要素1002がニット要素の縁に向かって延びると、伸張性の要素1002はニット要素から退出する。ゆえに、延びた部分2100の第2の部分1052では、伸張性の要素1002は、ニット要素またはニット構造の外側に配置されていてもよい。次いで、伸張性の要素1002は把持パッド1702に進入してもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、把持パッド1702内でループしていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は、把持パッド1702内で終わっていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は、把持パッド1702を通って延びていてもよい。図示したように、延びた部分2100の把持パッド1702は、伸張性の要素1002に把持パッド1702を通過させる。この構成では、把持パッド1702は、伸張性の要素1002に沿って摺動することができてもよい。把持パッド1702は、第3の部分1054から第2の部分1052へと摺動または移動することができてもよい。くわえて、この構成では、伸張性の要素1002が第2の部分1052内に規制されていないので、伸張性の要素1002を、さまざまな経路に沿って配置または設置することができる。
くわえて、いくつかの実施形態では、把持パッド1702はさまざまな構成で形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、把持パッド1702はニット構造で形成されていてもよい。他の実施形態では、把持パッド1702は、織った、または織っていない構造で形成されていてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002を、縫製、接着剤結合、熱結合または他の技術により、把持パッド1702に固定してもよい。
図22を参照して、延びた部分の別の代替的な実施形態を表現する。図示したように、延びた部分2200では、伸張性の要素1002は、第1の部分1050においてニット要素のニット要素1030内に配置されている。しかし、伸張性の要素1002がニット要素の縁に向かって延びると、伸張性の要素1002はニット要素から退出する。ゆえに、延びた部分2200の第2の部分1052では、伸張性の要素1002は、ニット要素の外側に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、複数の把持パッドを利用してもよい。把持パッドはさまざまな形状およびサイズに形成されていてもよい。図22に示すように、把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206を、ほぼ同じ形状およびサイズとして表現している。他の実施形態では、把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206は、異なるサイズおよび異なる形状であってもよい。例えば、第1の把持パッドが、形状が三角形であってもよいのに対して、第2の把持パッドは、形状が矩形であってもよい。同様に、第1の把持パッドは第2の把持パッドよりも大きくされていてもよい。
把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206は、延びた部分2200のさまざまな部分に沿って方向付けられていてもよい。図示したように、把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206は、伸張性の要素1002に沿ってほぼ均一に離間されている。図21に示す構成に類似して、把持パッドは移動可能とされていてもよい。ゆえに、いくつかの実施形態では、把持パッドは、把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206すべてが延びた部分2200の第3の部分1054に配置されるように移動されてもよい。他の実施形態では、把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206はすべて、延びた部分2200の第2の部分1052に配置されるように摺動されてもよい。
いくつかの実施形態では、把持パッド2202、把持パッド2204および把持パッド2206のそれぞれは、異なる場所で履物製品に固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、履物製品に組み込まれたときに、把持パッド2206は、履物製品の足指縁の近くに配置されていてもよい。他の実施形態では、把持パッド2206は足首開口140の近くに位置付けられていてもよい。各把持パッドは特定の場所で固定されて、競技者の希望に応じてアッパーへの特有のフィット性を競技者に得させてもよい。くわえて、伸張性の要素1002がアッパーの周りを巻いたときに、複数の把持パッドが伸張性の要素1002を整列させてもよい。
図23を参照して、複数の延びた部分を組み込んだ履物製品の実施形態の正面図を表現する。図示したように、製品2300の前側部分が足指区域から表現されている。この実施形態では、製品2300は、延びた部分2302および延びた部分2304を含んでいる。ニット要素として表現されているものの、製品2300が不織材料および他の材料を使用して形成されていてもよいことを認識されたい。延びた部分2304および延びた部分2302は、この詳細な説明の先行する実施形態で表現したものと類似の仕方で形成されていてもよい。延びた部分2302は、外側側部16からアッパー部品2306の下方を内側側部18へと延びていてもよい。くわえて、延びた部分2304は、内側側部18からアッパー部品2306の下方を外側側部16へと延びていてもよい。延びた部分2302および延びた部分2304のそれぞれは、個々に引っ張られ個々に固定されて、所望の引っ張りを達成していてもよい。2つの延びた部分を使用することで、ユーザの足の周りでの製品2300のフィット性に対する正確な制御を可能にすることができてもよい。例えば、ユーザは、延びた部分2302を、延びた部分2304よりも大きく引っ張って、個人に合わせた、調節可能なフィット性を可能にしてもよい。
図24を参照して、ニット要素の一部の実施形態を示す。ニット要素2400は伸張性の要素1002を含んでいる。図20に示したのと類似の構成で、伸張性の要素1002は、ニット要素2400の縁に沿ってニット要素2400から退出する。しかし、この特定の構成では、伸張性の要素1002はまた、締めひもループ158を形成していてもよい。伸張性の要素1002は、内側側部18から足首開口140に向かって延びている。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002はニット要素2400嵌め込まれていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は露出していてもよい。図示したように、伸張性の要素1002の一部が、足首開口140の近くでニット要素2400から退出し、締めひもループ158を形成している。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、内側側部18に向かって戻って延びて、ニット要素2400から退出していてもよい。さらに、伸張性の要素1002は、ニット要素2400を横切って外側側部16へ延びていてもよい。そのようにして、伸張性の要素1002は、第1の部分1050、第2の部分1052および第3の部分1054を形成していてもよい。これらの部分は、先行する実施形態で表現したように、伸張性の要素1002の区域に対応していてもよい。
ニット要素2400のこの構成では、伸張性の要素1002が張力にさらされたときに、追加の引っ張りを受けてもよい。ニット要素2400を組み込んだ組み立てられた履物製品では、ニット要素2200の足先領域10は、伸張性の要素1002の第3の部分1054が引かれると、締め付けられ、または拘束してもよい。くわえて、ニット要素2400の内側側部18は、張力を受けてもよい。この張力は、伸張性の要素1002を通って伝わり、(図9に示すように)圧縮力を形成して、それにより、履物製品内に足を固定してもよい。いくつかの実施形態では、ニット要素2400はさらに、足に合致することができてもよい。
図25を参照して、ニット要素2500の一部を鞘2502とともに表現する。伸張性の要素1002を、第2の部分1052から第3の部分1054まで表現する。図示したように、第2の部分1052は、ニット要素2500の下方を第2の巻き縁1016に向かって延びている。次いで、伸張性の要素1002の第3の部分1054は鞘2302を通って延びていてもよい。
いくつかの実施形態では、鞘2502は、別体で追加された部品であってもよい。他の実施形態では、鞘2502は、ニット要素2500と一体の構造であってもよい。いくつかの実施形態では、鞘2502はニット要素1030で形成されていてもよい。他の実施形態では、鞘2502は異なる材料で形成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、鞘2502は、おおよそ摩擦のない材料で形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、鞘2502は、伸張性の要素1002が鞘2502を容易に通過できるように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、鞘2502を通って摺動または平行移動することができてもよい。他の実施形態では、鞘2502は、伸張性の要素1002の動きを規制してもよい。鞘2502が伸張性の要素1002の移動に大部分干渉しない実施形態では、伸張性の要素1002は容易に移動して、履物製品の足先領域10内に働く圧縮力の量を調整してもよい。反対に、鞘2502が伸張性の要素1002を移動しないよう拘束する実施形態では、伸張性の要素1002が所望の量まで引っ張られたのちに、伸張性の要素100を固定する必要のない場合がある。いくつかの実施形態では、鞘2502から伸張性の要素1002への摩擦力が、伸張性の要素1002が滑る、または摺動するのを防ぐのに十分な場合がある。本詳細な説明で説明した先行する実施形態で、鞘2502を使用してもよいことを認識されたい。
いくつかの実施形態では、鞘2502は、硬質材料で形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、鞘2502はプラスチックで形成されていてもよい。他の実施形態では、鞘2502は、別体の布地または他の材料で形成されていてもよい。
いくつかの実施形態では、鞘2502は、履物製品内のさまざまな位置に配置されていてもよい。図23に示すように、鞘2502は、ニット要素2500の内側側部18に沿って、足先領域10に配置されている。他の実施形態では、鞘2502は、中足領域12またはかかと領域14に配置されていてもよい。
くわえて、鞘2502は、異なる角度に方向付けられていてもよい。例えば、図25に示すように、鞘2502は、内側側部18から大略的に足首開口140に向かって角度が付いている。他の実施形態では、鞘2502は、外側側部16に向かって、または、製品の足指縁に向かって角度が付いていてもよい。さらに、鞘2502は他の方向に配置されていてもよい。
図26および図27を参照して、履物製品が力を受けた状態で示されている。特に図26を参照して、履物製品2600の等角図を示す。ユーザ2602が把持パッド1702を製品2600から離れるように垂直に引いているのが表現されている。把持パッド1702が引かれると、張力が、第3の部分1054、第2の部分1052および第1の部分1050において、伸張性の要素1002全体を通じて伝えられてもよい。
いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002の一部が、第3の部分1054で露出していてもよい。図示したように、伸張性の要素1002は、第3の部分1054においてニットストラップ2604を通って延びている。伸張性の要素1002は、ニットストラップ2604を出てさらに延び、次いで把持パッド1702内へと延びている。いくつかの実施形態では、ニットストラップ2604は第2の部分1052内へと延びていてもよい。他の実施形態では、より大きな距離の伸張性の要素1002がニットストラップ2604内に配置されるよう、ニットストラップ2604が大きくされていてもよい。
把持パッド1702が引かれると、伸張性の要素1002は、締め付けられ、かつ張力にさらされてもよい。図27に示すように、張力2700が伸張性の要素1002全体を通じて延びている。矢印は、伸張性の要素1002が引かれる方向を表しており、その方向に沿って張力2700が導かれている。図示したように、伸張性の要素1002は内側側部18から外側側部16へと引かれる。くわえて、伸張性の要素1002は、製品2600の足先領域10の周りで引かれる。
図28〜図31を参照して、製品2600の部分が、引っ張られている状態および引っ張られていない状態で表現されている。図28を参照して、製品2600の断面を、図6に代替的な実施形態において表現したのと類似の、引っ張られていない状態で表現する。図29を参照して、伸張性の要素1002の部分の等角図を表現する。図27で特に表現されている部分は、第2の部分1052および第3の部分1054である。第2の部分1052は、ストローベル2800の下方を延びる部分として示されている。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、第2の部分1052において、ニット要素内に嵌め込まれていてもよい。他の実施形態では、伸張性の要素1002は、詳細な説明で先に記述したように、露出していてもよい。
図30および図31を参照して、製品2600が、把持パッド1702が引っ張りを受けている状態で示されている。図7で示したものと類似して、圧縮力3000が、製品2600内に形成された空洞の中央に向かって延びていてもよい。
図31を参照して、伸張性の要素1002は、張力3002にさらされている状態で示されている。図示したように、伸張性の要素1002は、ニットストラップ2604を通って延びていてもよい。伸張性の要素1002が引かれると、伸張性の要素1002はニットストラップ2604を通って平行移動してもよい。
いくつかの実施形態では、ニットストラップ2464および伸張性の要素1002は、異なる量だけ延びていてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニットストラップ2604を引く、または引っ張ることなく、ニットストラップ2604を通って平行移動することができてもよい。いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002とニットストラップ2604との間の摩擦が、伸張性の要素1002がニットストラップ2604を通って平行移動することを可能にするほど低くてもよい。このような実施形態では、伸張性の要素1002は、ニットストラップ2604の形状を変形することなく、ニットストラップ2604内を平行移動することができてもよい。この構成では、ニットストラップ2604は鞘2502と類似の仕方で働いてもよい。すなわち、ニットストラップ2604は、伸張性の要素1002の個々のニット要素が絡み合い、もつれることのないような組織された仕方で、伸張性の要素1002を配置してもよい。しかし、ニットストラップ2604は、伸張性の要素1002がニットストラップ2604を通って平行移動することを可能にしてもよい。この実施形態の構成により、ユーザの足の下での分裂が最小の状態で、ユーザがニットストラップ2604を締め付けることが可能とされていてもよい。これにより、ユーザの快適性を高めることができる。
他の実施形態では、ユーザが、伸張性の要素1002およびニットストラップ2604の両方が同じ度合いだけ引っ張られるように、ニットストラップ2604を引くことができる。すなわち、いくつかの実施形態では、伸張性の要素1002は、ニットストラップ2604を通って自由に移動することができない。ニットストラップ2604と伸張性の要素1002との間の摩擦量から、伸張性の要素1002が張力にさらされたときにニットストラップ2604が延びる量を判定することができる。
いくつかの実施形態では、ニットストラップ2604は、製品2600のさまざまな部分に沿って固定されていてもよい。すなわち、いくつかの実施形態では、ニットストラップ2604のニット部分が固定されていてもよい。例えば、ニットストラップ2604は、製品2600のさまざまな区域に沿って、縫製され、編まれ、糊着され、または他の仕方で固定されていてもよい。いくつかの実施形態では、ニットストラップ2604はストローベル2800に固定されていてもよい。他の実施形態では、ニットストラップ2604は、アッパーのさまざまな部分に沿って固定されていてもよい。ニットストラップ2604は固定されていてもよいが、伸張性の要素1002は、ニットストラップ2604を通って平行移動することができてもよい。この構成により、ニットストラップ2604を、製品2600に沿った同じ区域で組織することを可能にすることができてもよい。ニットストラップ2604を特定の箇所に配置することにより、製品2600の他の区域とのニットストラップ2604のもつれを低減することができる。くわえて、ニットストラップ2604を固定することにより、外部の物体とのもつれを低減することができる。さらに、ニットストラップ2604を、美的な目的で固定してもよい。くわえて、ニットストラップ2604を製品2600に固定することにより、ニットストラップ2604を製品2600の設計に組み込むことを可能にしてもよい。
さまざまな実施形態を説明してきたが、この説明は、限定ではなく例示を意図しており、さらに多くの実施形態および実施態様が本実施形態の範囲内で可能であることは、当業者にとって明らかであろう。したがって、本実施形態は、添付の特許請求の範囲およびその均等物に照らす場合を除いて、限定されない。また、さまざまな修正および変更を、添付の特許請求の範囲内で行うことができる。請求項で使用される場合、「いずれかの」は、先行する請求項を引用している場合、(i)いずれか1項の請求項、または、(ii)引用した2つもしくはそれ以上の請求項のいずれかの組み合わせを意図している。
関連出願
本出願は、2015年1月16日に出願された米国特許仮出願第62/104,355号明細書の優先権を主張するものであり、その全体は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (24)

  1. アッパーおよび前記アッパーに固定されたソール構造を有する履物製品であって、前記アッパーは、
    ベース部分および延びた部分を備え、
    前記ベース部分は第1の側部および第2の側部を有し、
    前記延びた部分は前記第1の側部から延び、
    前記延びた部分は、前記アッパーの下方を、前記第1の側部から前記第2の側部へと通り、
    前記延びた部分は前記第2の側部を越えて延びている、履物製品。
  2. 前記第1の側部は外側側部であり、前記第2の側部は内側側部である、請求項1に記載の製品。
  3. 前記延びた部分は、前記第1の側部の足先領域に配置されている、請求項1に記載の製品。
  4. 前記延びた部分は、前記第2の側部の前記足先領域に配置されている、請求項3に記載の製品。
  5. 前記延びた部分およびベース部分は、一体型の構造体として構成されている、請求項1に記載の製品。
  6. 前記延びた部分は調節可能に固定可能である、請求項1に記載の製品。
  7. 前記延びた部分の一部が、前記ソール構造に隣接して配置されている、請求項1に記載の製品。
  8. 前記ソール構造は上面および下面を有しており、前記延びた部分は第1の表面および第2の表面を有しており、前記第2の表面の一部が、前記ソール構造の前記上面に隣接して配置されている、請求項7に記載の製品。
  9. 前記ベース部分は外面を有しており、前記延びた部分は第1の表面を有しており、前記第1の表面の一部が、前記ベース部分の前記外面の反対方向を向いており、前記第1の表面の一部が、前記ベース部分の前記外面と実質的に同じ方向を向いている、請求項1に記載の製品。
  10. アッパーおよび前記アッパーに固定されたソール構造を有する履物製品であって、前記アッパーはニット要素を組み込み、前記ニット要素は、
    ベース部分および延びた部分を備え、
    前記ベース部分は第1の側部および第2の側部を有し、
    前記延びた部分は前記第1の側部から延び、
    前記延びた部分は、前記ニット要素の下方を、前記第1の側部から前記第2の側部へと通り、
    前記延びた部分は前記第2の側部を越えて延びている、履物製品。
  11. 前記延びた部分は伸張性の要素を組み込んでいる、請求項10に記載の製品。
  12. 前記伸張性の要素は、前記ニット要素の前記第1の側部から前記ニット要素の前記第2の側部へと延びる、請求項11に記載の製品。
  13. 前記伸張性の要素は、前記ニット要素の前記ベース部分内に嵌め込まれている、請求項12に記載の製品。
  14. 前記伸張性の要素は、前記ニット要素の前記延びた部分内に嵌め込まれている、請求項13に記載の製品。
  15. 前記伸張性の要素は、前記ニット要素の前記延びた部分から退出する、請求項14に記載の製品。
  16. 前記伸張性の要素は把持パッド内へと延びる、請求項15に記載の製品。
  17. 前記伸張性の要素は、前記ベース部分の中足領域から前記ベース部分の足先領域へと延びる、請求項12に記載の製品。
  18. 第2の伸張性の要素は、前記ベース部分の前記中足領域から前記ベース部分の前記足先領域へと延びる、請求項17に記載の製品。
  19. 前記延びた部分および前記ベース部分は、一体のニット構造で形成されている、請求項13に記載の製品。
  20. アッパーおよび前記アッパーに固定されたソール構造を有する履物製品であって、前記アッパーはニット要素を組み込み、前記ニット要素は、
    ベース部分および延びた部分を備え、
    前記ベース部分は第1の側部および第2の側部を有し、
    前記延びた部分は前記第1の側部から延び、
    前記延びた部分は、前記ニット要素の下方を、前記第1の側部から前記第2の側部へと通り、
    前記延びた部分は伸張性の要素を組み込み、
    前記伸張性の要素は前記アッパーの足首区域へと延びている、履物製品。
  21. 前記伸張性の要素は、前記ニット要素の前記ベース部分内に嵌め込まれている、請求項20に記載の製品。
  22. 前記伸張性の要素は、少なくとも1つの締めひも開き口を通って延びる、請求項20に記載の製品。
  23. 前記伸張性の要素は、締めひもを受け入れるよう構成されたループを形成する、請求項20に記載の製品。
  24. 前記ベース部分は、前記伸張性の要素を受け入れるよう構成された鞘を含んでいる、請求項20に記載の製品。
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