関連出願の相互参照
本出願は、2015年9月30日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第201510642554.6号に基づくものであると共に、該中国特許出願の優先権を主張するものであり、該中国特許出願の全ての内容が、参照により本出願に組み込まれる。
技術分野
本開示は、通信技術分野に関し、より具体的には、無線ネットワークにアクセスする方法、装置及びシステムに関する。
スマートデバイスの使用手順において、ユーザはスマートデバイスをルータに接続した後、ルータの提供するワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WIFI)ネットワークを用いる。
WIFIネットワークにアクセスする際には、通常、ユーザは手動で直接、スマートデバイス上でWIFIネットワークの選択及びパスワードの入力を行うか、他の端末デバイスを通じて該スマートデバイスを制御することによってWIFIネットワークの選択及びパスワードの入力を行い、その後WIFIネットワークにアクセスする。
上述のWIFIネットワークアクセス過程は複雑な操作が必要であるため、ユーザエクスペリエンスに影響する。
関連技術に存在する問題を克服するため、本開示は、無線ネットワークにアクセスする方法、装置及びシステムを提供する。
本開示における実施形態の第1態様によれば、無線ネットワークにアクセスする方法が提供され、前記方法が、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることと、
前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信することと、
第2アクセス情報を受信することであって、前記第2アクセス情報が、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に前記対象ルータによって送信されたものである、ことと、
全部のサーバにアクセスするために、前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすることと
を含んでいる。
本開示の第1態様の一実施方式によれば、前記第2アクセス情報を受信することが、
前記対象ルータによって送信された前記第2アクセス情報を受信することを含み、前記第2アクセス情報が、前記一部のサーバからの命令に応じて前記対象ルータによって送信されたものである。
本開示の第1態様の別の一実施方式によれば、前記第2アクセス情報を受信することが、前記一部のサーバによって送信された前記第2アクセス情報を受信することを含んでいる。
本実施形態では、第2アクセス情報は前記サーバによって送信されてもよく、前記ルータによって送信されてもよい。それにより、多様な要求が満たされる。
本開示の第1態様の別の一実施方式によれば、前記デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の第1態様の別の一実施方式によれば、前記第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は前記第1アクセス情報が前記第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第1無線ネットワークは、前記一部のサーバへのアクセスをサポートしており、
前記第2アクセス情報が、前記第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第2無線ネットワークは、前記全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示における実施形態の第2態様によれば、無線ネットワークにアクセスする方法が提供され、前記方法が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて前記デバイスとの第1接続を確立することと、
前記デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信することと、
前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信することと、
前記デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記デバイスとの第2接続を確立することと
を含んでいる。
本開示の第2態様の一実施方式によれば、前記第2アクセス情報に基づいて、前記デバイスとの第2接続を確立することが、
前記一部のサーバによって送信された命令を受信することであって、前記命令が前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、ことと、
前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本開示の第2態様の別の一実施方式によれば、前記第2アクセス情報に基づいて、前記デバイスとの第2接続を確立することが、
前記一部のサーバによって送信された前記第2アクセス情報を受信することと、
前記第2アクセス情報を前記デバイスに送信することと
を含んでいる。
本開示の第2態様の別の一実施方式によれば、前記デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の第2態様の別の一実施方式によれば、前記第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は前記第1アクセス情報が前記第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第1無線ネットワークは、前記一部のサーバへのアクセスをサポートしており、
前記第2アクセス情報が、前記第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第2無線ネットワークは、前記全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示における実施形態の第3態様によれば、無線ネットワークにアクセスする方法が提供され、前記方法が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信することと、
前記デバイス検証情報に基づいて、前記デバイスに対して検証を行うことと、
検証に合格した時、前記デバイスが前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、前記対象ルータを介して前記デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本開示の第3態様の一実施方式によれば、前記対象ルータを介して前記デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信するよう前記対象ルータに指示するために、前記対象ルータに命令を送信することを含んでいる。
本開示の第3態様の別の一実施方式によれば、前記対象ルータを介して前記デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
前記対象ルータが前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信するために、前記対象ルータに前記第2アクセス情報を送信することを含んでいる。
本開示の第3態様の別の一実施方式によれば、前記デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の第3態様の別の一実施方式によれば、前記第2アクセス情報が、前記第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第2無線ネットワークは、前記全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示における実施形態の第4態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されたアクセスモジュールと、
前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信するように構成された送信モジュールと、
第2アクセス情報を受信するように構成された受信モジュールであって、前記第2アクセス情報が、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に前記対象ルータによって送信されたものである、受信モジュールと
を含み、
前記アクセスモジュールは、さらに、全部のサーバにアクセスするために、前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスするように構成されている。
本開示の第4態様の一実施方式によれば、前記受信モジュールが、
前記対象ルータによって送信された前記第2アクセス情報を受信するように構成されており、前記第2アクセス情報が、前記一部のサーバからの命令に応じて前記対象ルータによって送信されたものである。
本開示の第4態様の別の一実施方式によれば、前記受信モジュールが、前記一部のサーバによって送信された前記第2アクセス情報を受信するように構成されている。
本開示の第4態様の別の一実施方式によれば、前記デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の第4態様の別の一実施方式によれば、前記第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は前記第1アクセス情報が前記第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第1無線ネットワークは、前記一部のサーバへのアクセスをサポートしており、
前記第2アクセス情報が、前記第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第2無線ネットワークは、前記全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示における実施形態の第5態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第1接続を確立するように構成された接続モジュールと、
前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信するように構成された受信モジュールと、
前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信するように構成された送信モジュールと
を含み、
前記接続モジュールは、さらに、前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
本開示の第5態様の一実施方式によれば、前記接続モジュールが、
前記一部のサーバによって送信された命令を受信するように構成された接続サブモジュールであって、前記命令が前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、接続サブモジュールと、
前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信するように構成された送信サブモジュールと
を含んでいる。
本開示の第5態様の別の一実施方式によれば、前接続モジュールが、
前記一部のサーバによって送信された前記第2アクセス情報を受信するように構成された受信サブモジュールと、
前記第2アクセス情報を前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに送信するように構成された送信サブモジュールと
を含んでいる。
本開示の第5態様の別の一実施方式によれば、前記デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の第5態様の別の一実施方式によれば、前記第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は前記第1アクセス情報が前記第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第1無線ネットワークは、前記一部のサーバへのアクセスをサポートしており、
前記第2アクセス情報が、前記第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第2無線ネットワークは、前記全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示における実施形態の第6態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信するように構成された受信モジュールと、
前記デバイス検証情報に基づいて、前記デバイスに対して検証を行うように構成された検証モジュールと、
検証に合格した時、前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスが前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、前記対象ルータを介して前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成された送信モジュールと
を含んでいる。
本開示の第6態様の一実施方式によれば、前記送信モジュールが、
前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信するよう前記対象ルータに指示するために、前記対象ルータに命令を送信するように構成されている。
本開示の第6態様の別の一実施方式によれば、前記送信モジュールが、
前記対象ルータが前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに前記第2アクセス情報を送信するために、前記対象ルータに前記第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本開示の第6態様の別の一実施方式によれば、前記デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の第6態様の別の一実施方式によれば、前記第2アクセス情報が、前記第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、前記第2無線ネットワークは、前記全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示における実施形態の第7態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと
を含んでおり、
前記プロセッサは、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、
前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、
第2アクセス情報を受信し、ここで、前記第2アクセス情報が、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に前記対象ルータによって送信されたものであり、
全部のサーバにアクセスするために、前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスする
ように構成されている。
本開示における実施形態の第8態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと
を含んでおり、
前記プロセッサは、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第1接続を確立し、
無線ネットワークにアクセスする前記デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信し、
前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信し、
無線ネットワークにアクセスする前記デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第2接続を確立する
ように構成されている。
本開示における実施形態の第9態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと
を含んでおり、
前記プロセッサは、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信し、
前記デバイス検証情報に基づいて、前記デバイスに対して検証を行い、
検証に合格した時、無線ネットワークにアクセスする前記デバイスが第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、前記対象ルータを介して前記第2アクセス情報を送信する
ように構成されている。
本開示における実施形態の第10態様によれば、無線ネットワークにアクセスするシステムが提供され、前記システムは、端末デバイスと、ルータと、複数のサーバとを含んでおり、
前記端末デバイスは、一部のサーバにアクセスするために第1アクセス情報に基づいて前記ルータにアクセスし、前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、第2アクセス情報を受信し、全部のサーバにアクセスするために前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスするように構成されており、
前記ルータは、前記第1アクセス情報に基づいて前記端末デバイスとの第1接続を確立し、前記端末デバイスによって送信された前記デバイス検証情報を受信し、前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信し、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記端末デバイスとの第2接続を確立するように構成されており、
前記サーバは、前記端末デバイスによって前記ルータを介して送信された前記デバイス検証情報を受信し、前記デバイス検証情報に基づいて前記端末デバイスに対して検証を行い、検証に合格した時、前記ルータを介して前記端末デバイスに前記第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本開示の実施形態により提供される技術的解決手段は、以下の有利な効果を有し得る。
スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
上述の一般的説明及び後述の詳細な説明は、単なる例示及び説明であって、本開示を限定するように解釈されるものではないことを理解されたい。
添付の図面は、本明細書に組み込まれると共に本明細書の一部を構成し、本開示に一致する実施形態を示しており、本明細書と共に本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は、本開示の例示の実施形態に基づく適用場面の概略図である。
図2は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図3は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図4は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図5は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図6は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図7は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図8は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図9は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図10は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図11は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図12は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図13は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図14は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図15は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置の概略図である。
図16は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置の概略図である。
図17は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置の概略図である。
図18は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスするシステムのブロック図である。
以下、例示の実施形態について詳細に説明し、その例示を添付の図面中に示す。以下の説明が添付の図面に言及する際には、他に述べられていない限り、異なる図面における同一の参照番号は同一又は類似の要素を示す。例示の実施形態に係る以下の説明にて明示される実施方式は、本開示と一致する全ての実施方式を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述されるような、本開示に関するいくつかの態様と一致する装置及び方法の単なる例である。
実施形態の説明を容易にするために、まずは以下に本開示の実施形態における適用場面を簡単に紹介する。図1に示すように、該適用場面は、スマートデバイス1と、モバイル端末2と、サーバ3と、ルータ4とを含む。モバイル端末2は、ルータ3に接続されている。モバイル端末2は、ルータ4に開始命令を送信することができ、それによってルータ4における第1無線ネットワークをオンにする。第1無線ネットワークはパスワードを有しておらず(又はパスワードは予め決定されたパスワードであり)、第1無線ネットワークを介しては、サーバ3とのみ通信することができる。第1無線ネットワークがオンになった後、スマートデバイス1が第1無線ネットワークをスキャンした場合、スマートデバイス1は第1無線ネットワークにアクセスし、その後にサーバ3との検証を行う。スマートデバイス1が検証に合格した時に、ルータ4は第2無線ネットワークの識別子及びパスワードをスマートデバイス1に送信する。スマートデバイス1は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを受信した後に、第2無線ネットワークにアクセスすることができ、それによってデータのアップロード及びその他のネットワーク機能を実現する。
スマートデバイス1は、以下に限定されないが、スマートプラグ、スマートカメラ、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートリモコン、スマートフォン等を含む。モバイル端末2は、以下に限定されないが、スマートフォン又はタブレットコンピュータを含む。ルータ4は、XiaoMiルータのようなスマートルータである。
なお、上述のデバイスの種類及び数量は単なる例示であって、本開示を限定するものとみなしてはならないことに留意されたい。
図2は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のスマートデバイスに適用される。図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS11では、一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
該一部のサーバは、スマートデバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含む。例えば、スマートデバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaoMiサーバを含む。
ステップS12では、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信する。
デバイス検証情報は、該一部のサーバによりスマートデバイスを検証するために用いられる。
ステップS13では、第2アクセス情報を受信する。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。
ステップS14では、全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスした後には、インターネット全体における全部のサーバにアクセスすることができる。
対象ルータは、XiaoMiルータのような前述のルータである。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図3は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のスマートデバイスに適用される。図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS20では、無線ネットワークのスキャンを定期的に行って、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを取得する。
例えば、スマートデバイスは、ルータ(対象ルータを含む)によって送信されたビーコンフレームを定期的に受信し、ビーコンフレーム中の無線ネットワークの識別子に基づいて、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを決定する。
無線ネットワークの識別子は、無線ネットワークのサービスセット識別子(Service Set Identifier、SSID)であり、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストは、複数の無線ネットワークのSSIDにより構成される。
ステップS21では、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子があるか否かを判断して、ある場合には、第1無線ネットワークがスキャンされたことを決定する。第1無線ネットワークは、スマートデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために対象ルータにより提供されるものであって、第1無線ネットワークは、暗号化されていない無線ネットワークであるか、パスワードが設定された無線ネットワークである。
識別子リストの中に第1無線ネットワークの識別子がない場合には、第1無線ネットワークがスキャンされるまでステップS20及びS21を継続して実行する。
ステップS22では、該一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。第1アクセス情報は、スマートデバイス中に予め記憶されていてもよい。
該一部のサーバは、スマートデバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含んでいる。例えば、スマートデバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaomiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaomiサーバを含む。
第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることは、
対象ルータに検証要求を送信することであって、検証要求が、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる、ことと、
対象ルータによって返信された検証応答が受信された時、第1無線ネットワークにアクセスするために、スマートデバイスを第1無線ネットワークと関連付けることと
を含んでいる。
スマートデバイスを第1無線ネットワークと関連付けることとは、対象ルータに関連付け要求をスマートデバイスによって送信することや、対象ルータによって返信された関連付けの確認をスマートデバイスによって受信することを含んでいてもよい。関連付けが完了した後に、スマートデバイスは、対象ルータとデータ通信を行うことができる。
ステップS23では、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
検証鍵はサーバにより生成され、スマートデバイスの製造時においてスマートデバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。サーバは、記憶した検証鍵とデバイス識別子との対応関係に基づいてスマートデバイスに対して検証を行う。すなわち、スマートデバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合すると、検証に合格する。
ステップS24では、第2アクセス情報を受信する。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。
本実施形態の実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、対象ルータによって送信された第2アクセス情報を受信することを含む。第2アクセス情報は、該一部のサーバからの命令に応じて対象ルータによって送信されたものである。対象ルータは、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信する前に、該一部のサーバによって送信された命令を受信する。該命令は、スマートデバイスが検証に合格するよう対象ルータに指示するために用いられ、該命令は、スマートデバイスのデバイス識別子を含む。
本実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することを含む。該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報は、対象ルータによって該一部のサーバに事前にアップロードされてもよい。
検証に合格しなかった場合には、スマートデバイスは第2アクセス情報を受信しないことになる。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。第2無線ネットワークは、対象ルータによって提供される。
ステップS25では、全部のサーバへのアクセスをサポートするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスした後には、インターネット全体における全部のサーバにアクセスすることができる。上述のアクセス手順では、ユーザは無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、そのため手動の関与なしに無線ネットワークにアクセスしている。このことは、有効な入力装置又は表示装置のないスマートデバイス(スマートブレスレットやスマートプラグなど)にとって特に適しており、他の端末デバイスを介して制御を行うことなくアクセスを実現することができ、アクセス手順が便利になる。
アクセス手順はステップS22と同じであり、ここでは繰り返さない。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図4は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のルータに適用される。図4に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS31では、無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立する。
該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよい。該一部のサーバは、該デバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含む。例えば、該デバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaoMiサーバを含む。
ステップS32では、該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信する。
ステップS33では、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信し、それによって該一部のサーバが該デバイスに対する検証を行う。
ステップS34では、該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの第2接続を確立する。
該デバイスが第2アクセス情報に基づいてルータにアクセスした後には、インターネット全体における全部のサーバにアクセスすることができる。
本開示では、対象ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して無線ネットワークにアクセスするデバイスに接続し、次に、検証を行う該一部のサーバに該デバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立する。それによって、該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。該デバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図5は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のルータ(すなわち、対象ルータ)に適用される。図5に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS40では、第1無線ネットワークをオンにする。第1無線ネットワークは、一部のサーバへのアクセスをサポートするものであって、第1無線ネットワークは、暗号化されていない無線ネットワークであるか、パスワードが設定された無線ネットワークである。
本実施形態の一実施方式では、ルータは、モバイル端末によって送信された開始命令を受信する。開始命令は、第1無線ネットワークをオンにするために用いられるものである。ルータは、該開始命令に基づいて、第1無線ネットワークをオンにする。
本実施形態の別の実施方式では、ルータの第1無線ネットワークはまた、起動時にオンになることができ、モバイル端末によって送信される開始命令が必要ない。
本実施形態では、第1無線ネットワークは事前設定されており、この事前設定はパスワード(空のパスワード又は設定されたパスワード)及びルータのフィルタリング(例えば、該一部のサーバを宛先アドレスとするデータの通過のみ許可される)を含んでいる。
ステップS41では、無線ネットワークにアクセスするデバイスの該一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立する。
該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよい。該一部のサーバは、該デバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含む。例えば、該デバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaoMiサーバを含む。
第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
ステップS41は、該デバイスによって送信された検証要求を受信することを含んでいてもよい。ここで、検証要求は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークがパスワードを有していない場合には、検証応答を直接返信し、第1無線ネットワークがパスワードを有している場合には、パスワードを検証した後に検証応答を返信する。該端末に検証応答を返信した後に、第1無線ネットワークと該デバイスとの関連付けを行い、それによって該端末に第1無線ネットワークへと接続させる。
ステップS42では、該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
デバイス検証情報は、該一部のサーバにより無線ネットワークにアクセスする該デバイスを検証するために用いられる。
ステップS43では、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信する。
ステップS44では、該デバイスが第2無線ネットワークに接続されて、全部のサーバにアクセスできるようにするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの第2接続を確立する。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示の実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された命令を受信することであって、該命令が該デバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、ことと、
該デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含む。
本開示の実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することと、
第2アクセス情報を該デバイスに送信することと
を含む。
該デバイスに第2アクセス情報を送信した後、該デバイスによって送信された検証要求をルータが受信する。検証要求は、第2無線ネットワークの識別子及び第2無線ネットワークのパスワードを含んでいる。第2無線ネットワークのパスワードが検証に合格した場合、ルータは検証応答を返信し、ルータは該デバイスによって送信された関連付け要求を受信して、ルータは該デバイスに関連付けの確認を返信する。関連付けが完了した後に、スマートデバイスは、対象ルータとデータ通信を行うことができる。
本実施形態では、ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、無線ネットワークにアクセスするデバイスとの接続を確立し、次に、検証を行う該一部のサーバに該デバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立する。それによって、該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。該デバイスが該ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図6は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のサーバに適用される。図6に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS51では、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信する。
無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよく、例えば、XiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよい。対象ルータは、前述のルータであってもよく、例えば、XiaoMiルータであってもよい。
ステップS52では、デバイス検証情報に基づいて、該デバイスに対して検証を行う。
ステップS53では、検証に合格した時、該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。
本実施形態では、一部のサーバが、デバイス検証情報に基づいてデバイスに対して検証を行い、該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバにアクセスし、データ伝送を行う。該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図7は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のサーバに適用される。図7に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS61では、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよく、例えば、XiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよい。対象ルータは、前述のルータであってもよく、例えば、XiaoMiルータであってもよい。サーバは、該デバイスによって第1無線ネットワークを介して送信されたデバイス検証情報を受信する。第1無線ネットワークは、該デバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするように構成されている。
ステップS62では、デバイス検証情報に基づいて、該デバイスに対して検証を行う。
検証鍵はサーバにより生成され、無線ネットワークにアクセスするデバイスの製造時において該デバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。サーバは、デバイス識別子及び検証鍵に対して検証を行う。この検証は、サーバ内にて該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵を検索することと、該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合する場合には、検証に合格することを決定し、そうでない場合には、検証に合格しないことを決定することと、を含む。
ステップS63では、検証に合格した時、該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本実施形態の一実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
該デバイスに第2アクセス情報を送信するよう対象ルータに指示するために、対象ルータに命令を送信することを含む。
本実施形態の別の実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
対象ルータを介して第2アクセス情報を該デバイスに送信するために、対象ルータに第2アクセス情報を送信することを含む。
本実施形態では、サーバが、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスするデバイスに対して検証を行い、該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバにアクセスし、データ伝送を行う。該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図8は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。図8に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS71では、ルータ(すなわち、前述の対象ルータ)は、第1無線ネットワークをオンにする。第1無線ネットワークは、スマートデバイス(すなわち、無線ネットワークにアクセスする前述のデバイス)の一部のサーバへのアクセスをサポートするために用いられ、第1無線ネットワークは、暗号化されていない無線ネットワークであるか、パスワードが設定された無線ネットワークである。
ステップS72は、スマートデバイスは、無線ネットワークのスキャンを定期的に行って、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを取得する。
ステップS73では、スマートデバイスは、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子があるか否かを判断して、ある場合には、第1無線ネットワークがスキャンされたことを決定する。
ステップS74では、スマートデバイスは、第1無線ネットワークにアクセスする。
ステップS75では、スマートデバイスは、スマートデバイスのデバイス識別子及び検証鍵を第1無線ネットワークを介してルータに送信する。
ステップS76では、ルータは、スマートデバイスのデバイス識別子及び検証鍵を該一部のサーバに送信する。
ステップS77では、該一部のサーバは、スマートデバイスに対して検証を行うために、デバイス識別子及び検証鍵に対して検証を行う。
ステップS78では、検証に合格した時、該一部のサーバはルータに命令を送信する。命令は、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信するようルータに指示するために用いられ、命令は、スマートデバイスのデバイス識別子を含んでいる。
検証に合格しなかった場合、該一部のサーバは、ルータに該スマートデバイスが不正なユーザであることを通知して該スマートデバイスが第2ネットワークにアクセスすることを許可しないように、ルータに検証失敗情報を送信してもよい(図7には図示しない)。
ステップS79では、ルータは、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信する。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及び第2無線ネットワークのパスワードを含んでいる。
ステップS710では、スマートデバイスは、第2ネットワークのパスワードを用いて第2ネットワークにアクセスする。
上述の各ステップの詳細な実施手順は、前述の実施形態の内容を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図9は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のスマートデバイスであってもよい。図9に示すように、該装置は、アクセスモジュール701と、送信モジュール702と、受信モジュール703とを含む。
アクセスモジュール701は、一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。
送信モジュール702は、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信するように構成されている。
受信モジュール703は、第2アクセス情報を受信するように構成されている。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。
アクセスモジュール701は、さらに、全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図10は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のスマートデバイスであってもよい。図10に示すように、該装置は、アクセスモジュール801と、送信モジュール802と、受信モジュール803とを含む。
アクセスモジュール801は、一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第1アクセス情報は、ローカル中に予め記憶されていてもよい。
送信モジュール802は、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
検証鍵はサーバにより生成され、スマートデバイスの製造時においてスマートデバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。サーバは、記憶した検証鍵とデバイス識別子との対応関係に基づいてスマートデバイスに対して検証を行う。すなわち、スマートデバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合すると、検証に合格する。
受信モジュール803は、第2アクセス情報を受信する。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
アクセスモジュール801は、さらに、全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。
アクセスモジュール801は、
対象ルータに検証要求を送信するように構成された検証サブモジュール8011であって、該検証要求が、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第1無線ネットワークが、対象ルータによって提供されている、検証サブモジュール8011と、
対象ルータによって返信された検証応答が受信された時、第1無線ネットワークにアクセスするために、スマートデバイスを第1無線ネットワークと関連付けるように構成された関連付けサブモジュール8012と
を含んでいる。
関連付けサブモジュール8012は、具体的には、対象ルータに関連付け要求を送信することや、対象ルータによって返信された関連付けの確認を受信するように構成されている。関連付けが完了した後に、スマートデバイスは、対象ルータとデータ対話を行うことができる。
本開示の実施方式では、受信モジュール803が、対象ルータによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されている。第2アクセス情報は、該一部のサーバからの命令に応じて対象ルータによって送信されたものである。対象ルータは、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信する前に、該一部のサーバによって送信された命令を受信する。該命令は、スマートデバイスが検証に合格するよう対象ルータに指示するために用いられ、該命令は、スマートデバイスのデバイス識別子を含む。
本実施形態の別の実施方式では、受信モジュール803が、該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されている。該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報は、対象ルータによって該一部のサーバに事前にアップロードされる。
さらに、該装置は、スキャンモジュール804と、判断モジュール805とを含む。
スキャンモジュール804は、無線ネットワークのスキャンを定期的に行って、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを取得するように構成されている。
例えば、スキャンモジュール804は、ルータ(対象ルータを含む)によって送信されたビーコンフレームを定期的に受信し、ビーコンフレーム中の無線ネットワークの識別子に基づいて、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを決定する。
無線ネットワークの識別子は、無線ネットワークのSSIDであり、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストは、複数の無線ネットワークのSSIDにより構成される。
本実施形態では、第1無線ネットワークの識別子は、スマートデバイス中に予め記憶されていてもよい。
判断モジュール805は、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子があるか否かを判断して、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子がある場合には、第1無線ネットワークがスキャンされたことを決定するように構成されている。
識別子リストの中に第1無線ネットワークの識別子がない場合には、第1無線ネットワークがスキャンされるまで無線ネットワークのスキャンを繰り返し実行する。
本実施形態では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図11は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のルータであってもよい。図11に示すように、該ルータは、接続モジュール901と、受信モジュール902と、送信モジュール903とを含む。
接続モジュール901は、無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立するように構成されている。
受信モジュール902は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。
送信モジュール903は、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信するように構成されている。
接続モジュール901は、さらに、無線ネットワークにアクセスする該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
本実施形態では、ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、無線ネットワークにアクセスするデバイスに接続し、次に、検証を行う該該一部のサーバに無線ネットワークにアクセスするデバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスするデバイスとの接続を確立する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが該ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図12は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のルータであってもよい。図12に示すように、該ルータは以下のモジュールを含む。
接続モジュール1001は、無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第1接続を確立するように構成されている。
第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
受信モジュール1002は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
送信モジュール1003は、受信モジュール1002によって受信されたデバイス検証情報を該一部のサーバに送信するように構成されている。
接続モジュール1001は、さらに、無線ネットワークにアクセスする該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
接続モジュール1001は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信された検証要求を受信するように構成されている。ここで、検証要求は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークがパスワードを有していない場合には、検証応答を直接返信し、第1無線ネットワークがパスワードを有している場合には、パスワードを検証した後に検証応答を返信する。無線ネットワークにアクセスする該デバイスに検証応答を返信した後に、第1無線ネットワークと無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの関連付けを行い、それによって無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第1無線ネットワークにアクセスできるようになる。
接続モジュール1001は、
該一部のサーバによって送信された命令を受信するように構成された接続サブモジュール1011であって、該命令が無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、接続サブモジュール1011と、
無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成された送信サブモジュール1012と
を含む。
あるいは、接続モジュール1001は、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成された受信サブモジュール1011と、
受信サブモジュール1011によって受信された第2アクセス情報を無線ネットワークにアクセスする該デバイスに送信するように構成された送信サブモジュール1012と
を含む。
さらに、該ルータは、第1無線ネットワークをオンにするように構成された開始モジュール1004を含む。
本実施形態の一実施方式では、開始モジュール1004は、モバイル端末によって送信された開始命令を受信する。開始命令は、第1無線ネットワークをオンにするために用いられるものである。ルータは、該開始命令に基づいて、第1無線ネットワークをオンにする。
本実施形態の別の実施方式では、第1無線ネットワークはまた、ルータの起動時にオンになることができ、モバイル端末によって送信される開始命令が必要ない。
本実施形態では、第1無線ネットワークは事前設定されており、この事前設定はパスワード(空のパスワード又は設定されたパスワード)及びルータのフィルタリング(例えば、該一部のサーバを宛先アドレスとするデータの通過のみ許可される)を含んでいる。
さらに、接続モジュール1001は、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第2接続を確立させるように構成されている。接続モジュール1001は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信された検証要求を受信し、検証要求は、第2無線ネットワークの識別子及び第2無線ネットワークのパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークのパスワードが検証に合格した場合、検証応答を返信し、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信された関連付け要求を受信して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに関連付けの確認を返信するように構成されている。関連付けが完了した後に、無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、該ルータとデータ対話を行うことができる。
本実施形態では、ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、無線ネットワークにアクセスするデバイスに接続し、次に、検証を行う該一部のサーバに無線ネットワークにアクセスする該デバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの接続を確立する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが該ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図13は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のサーバであってもよい。図13に示すように、該サーバは、受信モジュール1101と、検証モジュール1102と、送信モジュール1103とを含む。
受信モジュール1101は、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。
検証モジュール1102は、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行うように構成されている。
送信モジュール1103は、検証に合格した時、無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本実施形態では、一部のサーバが、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行い、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバにアクセスし、データ伝送を行う。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図14は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のサーバであってもよい。図14に示すように、該サーバは以下のモジュールを含む。
受信モジュール1201は、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。
検証モジュール1202では、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行うように構成されている。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
検証鍵はサーバにより生成され、無線ネットワークにアクセスするデバイスの製造時において該デバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。検証モジュール1202は、サーバ内にて無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵を検索するように構成された検索サブモジュール1221と、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合する場合には、検証に合格すると決定し、そうでない場合には、検証に合格しないと決定するように構成された検証サブモジュール1222とを含む。
送信モジュール1203は、検証に合格した時、無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
送信モジュール1203は、
無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するよう対象ルータに指示するために、対象ルータに命令を送信するように構成されている。
あるいは、送信モジュール1203は、
対象ルータが無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するために、対象ルータに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本実施形態では、一部のサーバが、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行い、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバへのアクセスをサポートし、データ伝送を行う。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
上述の実施形態における装置に関し、その中の各モジュールの操作を実行するための具体的な方式は、該方法に関する実施形態において詳細に説明されており、ここでは詳述しない。
図15は、例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置1400を表すブロック図である。例えば、装置1400は、スマートデバイスであってもよい。
図15を参照すると、装置1400は、以下の1つ又は複数のコンポーネント、すなわち、処理コンポーネント1402、メモリ1404、電源コンポーネント1406及び通信コンポーネント1416を含んでいてもよい。
処理コンポーネント1402は、典型的には、装置1400の全体的な操作、例えば、表示、電話呼出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作などを制御する。処理コンポーネント1402は、上述の方法におけるステップの全部又は一部を実施するための命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ1420を含んでいてもよい。さらに、処理コンポーネント1402は、処理コンポーネント1402と他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ又は複数のモジュールを含んでいてもよい。例えば、処理コンポーネント1402は、マルチメディアコンポーネント1408と処理コンポーネント1402との間の対話を容易にするマルチメディアモジュールを含んでいてもよい。
メモリ1404は、装置1400の操作をサポートするための種々のタイプのデータを保存するように構成されている。このようなデータの例には、装置1400上において操作される任意のアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオ等が含まれる。メモリ1404は、任意のタイプの揮発性若しくは不揮発性メモリデバイス、又はそれらの組み合わせを用いて実装されていてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクを用いて実装されていてもよい。
電源コンポーネント1406は、装置1400の種々のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント1406は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び、装置1400において電力を生成、管理及び分配することに関する任意の他のコンポーネントを含んでいてもよい。
通信コンポーネント1416は、装置1400と他の装置との間の有線又は無線の通信を容易にするように構成されている。装置1400は、WIFI、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1416は、ブロードキャストチャンネルを経由して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1416は、短距離通信を促進するための近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFアイデンティティ)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術に基づいて実装されていてもよい。
例示の実施形態では、装置1400は、上述の方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子部品により実装されていてもよい。
例示の実施形態では、命令を含んだメモリ1404のような、命令を含んだ非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体もまた提供され、上記命令は、上述の方法を実施するために、装置1400のプロセッサ1420によって実行可能である。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、ROM,RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光学データ記憶デバイス等であってもよい。
非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、該記憶媒体内に、装置のプロセッサにより実行された際に無線ネットワークにアクセスする方法を装置に実行させる命令を有している。該方法は、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることと、
該一部のサーバにデバイス検証情報を送信することと、
第2アクセス情報を受信することであって、第2アクセス情報が、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである、ことと、
全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、
対象ルータによって送信された第2アクセス情報を受信することを含み、第2アクセス情報が、該一部のサーバからの命令に応じて対象ルータによって送信されたものである。
本実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することを含んでいる。
本実施形態では、第2アクセス情報は該一部のサーバによって送信されてもよく、ルータによって送信されてもよい。それにより、多様な要求が満たされる。
本開示の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の一実施方式では、第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
図16は、例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置1500を表すブロック図である。例えば、装置1500は、ルータであってもよい。
図16を参照すると、装置1500は、以下の1つ又は複数のコンポーネント、すなわち、処理コンポーネント1502、メモリ1504、電源コンポーネント1506及び通信コンポーネント1516を含んでいてもよい。
処理コンポーネント1502は、典型的には、装置1500の全体的な操作、例えば、表示、電話呼出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作などを制御する。処理コンポーネント1502は、上述の方法におけるステップの全部又は一部を実施するための命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ1520を含んでいてもよい。さらに、処理コンポーネント1502は、処理コンポーネント1502と他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ又は複数のモジュールを含んでいてもよい。例えば、処理コンポーネント1502は、マルチメディアコンポーネント1508と処理コンポーネント1502との間の対話を容易にするマルチメディアモジュールを含んでいてもよい。
メモリ1504は、装置1500の操作をサポートするための種々のタイプのデータを保存するように構成されている。このようなデータの例には、装置1500上において操作される任意のアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオ等が含まれる。メモリ1504は、任意のタイプの揮発性若しくは不揮発性メモリデバイス、又はそれらの組み合わせを用いて実装されていてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクを用いて実装されていてもよい。
電源コンポーネント1506は、装置1500の種々のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント1506は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び、装置1500において電力を生成、管理及び分配することに関する任意の他のコンポーネントを含んでいてもよい。
通信コンポーネント1516は、装置1500と他の装置との間の有線又は無線の通信を容易にするように構成されている。装置1500は、WIFI、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1516は、ブロードキャストチャンネルを経由して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1516は、短距離通信を促進するための近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFアイデンティティ)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術に基づいて実装されていてもよい。
例示の実施形態では、装置1500は、上述の方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子部品により実装されていてもよい。
例示の実施形態では、命令を含んだメモリ1504のような、命令を含んだ非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体もまた提供され、上記命令は、上述の方法を実施するために、装置1500のプロセッサ1520によって実行可能である。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、ROM,RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光学データ記憶デバイス等であってもよい。
非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、該記憶媒体内に、装置のプロセッサにより実行された際に無線ネットワークにアクセスする方法を装置に実行させる命令を有している。該方法は、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立することと、
該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信することと、
デバイス検証情報を該一部のサーバに送信することと、
該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの第2接続を確立することと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報に基づいてデバイスとの第2接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された命令を受信することであって、命令がデバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、ことと、
デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報に基づいてデバイスとの第2接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することと、
第2アクセス情報をデバイスに送信することと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
図17は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置1900の概略図である。例えば、装置1900は、サーバとして構成されていてもよい。図17に示すように、装置1900は、処理コンポーネント1922であって、1つ又は複数のプロセッサをさらに含んでいる処理コンポーネント1922と、メモリ1932により表されるメモリリソースであって、処理コンポーネント1922に実行されるアプリケーションプログラム等の命令を記憶するように構成されたメモリリソースとを含む。メモリ1932中に記憶されているアプリケーションプログラムは、命令のセットにそれぞれ対応している1つ又は複数のモジュールを含んでいてもよい。さらに、処理コンポーネント1922は、上述の無線ネットワークにアクセスする方法を実行するために、命令を実行するように構成されている。該方法は、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信することと、
デバイス検証情報に基づいて、該デバイスに対して検証を行うことと、
検証に合格した時、該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
該デバイスに第2アクセス情報を送信するよう対象ルータに指示するために、対象ルータに命令を送信することを含んでいる。
本実施形態の別の実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
対象ルータを介して第2アクセス情報を該デバイスに送信するために、対象ルータに第2アクセス情報を送信することを含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報が、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
装置1900は、さらに、装置1900の電源管理を行うように構成された電源コンポーネント1926と、装置1900をネットワークに接続させるように構成された有線又は無線のネットワークインタフェース1950と、入力/出力(I/O)インタフェース1958とを含んでいてもよい。装置1900は、メモリ1932に記憶された操作システムに基づいて操作することができ、該操作システムとしては、例えば、Windows ServerTM,Mac OS XTM,UnixTM, LinuxTM,FreeBSDTM等が挙げられる。
図18は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスするシステムのブロック図である。図18に示すように、該システムは、端末デバイスと181と、ルータ182と、サーバ183とを含む。端末デバイス181は、図2又は図3に対応する実施形態に提供される方法を実行するように構成されており、ルータ182は、図4又は図5に対応する実施形態に提供される方法を実行するように構成されており、サーバ183は、図6又は図7に対応する実施形態に提供される方法を実行するように構成されている。
端末デバイス181は、一部のサーバにアクセスするために第1アクセス情報に基づいてルータにアクセスし、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、第2アクセス情報を受信し、全部のサーバにアクセスするために第2アクセス情報に基づいてルータにアクセスするように構成されている。
本実施形態の別の実施方式では、端末デバイス181が、
ルータによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されており、第2アクセス情報が、サーバからの命令に応じてルータによって送信されたものである。
本実施形態の別の実施方式では、端末デバイス181が、
サーバによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されている。
本実施形態では、第2アクセス情報はサーバによって送信されてもよく、ルータによって送信されてもよい。それにより、多様な要求が満たされる。
本実施形態の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
ルータ182は、第1アクセス情報に基づいて端末デバイスとの第1接続を確立し、端末デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信し、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信し、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて端末デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
本実施形態の一実施方式では、ルータ182が、
サーバによって送信された命令を受信し、ここで、命令が端末デバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用され、
端末デバイスに第2アクセス情報を送信する
ように構成されている。
本実施形態の別の実施方式では、ルータ182が、
サーバによって送信された第2アクセス情報を受信し、
第2アクセス情報を端末デバイスに送信する
ように構成されている。
サーバ183は、端末デバイスによってルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信し、デバイス検証情報に基づいて端末デバイスに対して検証を行い、検証に合格した時、ルータを介して端末デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本実施形態の一実施方式では、サーバ183が、
端末デバイスに第2アクセス情報を送信するようルータに指示するために、ルータに命令を送信するように構成されている。
本実施形態の別の実施方式では、サーバ183が、
ルータを介して第2アクセス情報を端末デバイスに送信するために、ルータに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
当業者は、明細書及び本明細書に開示された本発明の実施を考慮して、本発明の他の実施形態に容易に想到するであろう。本出願は、本発明の任意の変形、使用又は翻案に及ぶことを意図しており、これらの変形、使用又は翻案は、本発明の一般的な原理に従うものであると共に、当該技術分野における公知技術又は慣用技術の範囲内における本開示からの逸脱を含む。明細書及び実施例は単なる例示とみなされ、本発明の真の範囲及び趣旨は以下の特許請求の範囲によって示されることが意図される。
本発明は、上述の及び添付の図面に図示された厳密な構成に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更がなされ得ることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
関連出願の相互参照
本出願は、2015年9月30日に中国国家知識産権局に出願された中国特許出願第201510642554.6号に基づくものであると共に、該中国特許出願の優先権を主張するものであり、該中国特許出願の全ての内容が、参照により本出願に組み込まれる。
技術分野
本開示は、通信技術分野に関し、より具体的には、無線ネットワークにアクセスする方法、装置及びシステムに関する。
スマートデバイスの使用手順において、ユーザはスマートデバイスをルータに接続した後、ルータの提供するワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WIFI)ネットワークを用いる。
WIFIネットワークにアクセスする際には、通常、ユーザは手動で直接、スマートデバイス上でWIFIネットワークの選択及びパスワードの入力を行うか、他の端末デバイスを通じて該スマートデバイスを制御することによってWIFIネットワークの選択及びパスワードの入力を行い、その後WIFIネットワークにアクセスする。
上述のWIFIネットワークアクセス過程は複雑な操作が必要であるため、ユーザエクスペリエンスに影響する。
関連技術に存在する問題を克服するため、本開示は、無線ネットワークにアクセスする方法、装置及びシステムを提供する。
本開示における実施形態の第1態様によれば、無線ネットワークにアクセスする方法が提供され、前記方法が、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることと、
前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信することと、
第2アクセス情報を受信することであって、前記第2アクセス情報が、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に前記対象ルータによって送信されたものである、ことと、
全部のサーバにアクセスするために、前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすることと
を含んでいる。
本開示における実施形態の第2態様によれば、無線ネットワークにアクセスする方法が提供され、前記方法が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて前記デバイスとの第1接続を確立することと、
前記デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信することと、
前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信することと、
前記デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記デバイスとの第2接続を確立することと
を含んでいる。
本開示における実施形態の第3態様によれば、無線ネットワークにアクセスする方法が提供され、前記方法が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信することと、
前記デバイス検証情報に基づいて、前記デバイスに対して検証を行うことと、
検証に合格した時、前記デバイスが前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、前記対象ルータを介して前記デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本開示における実施形態の第4態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されたアクセスモジュールと、
前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信するように構成された送信モジュールと、
第2アクセス情報を受信するように構成された受信モジュールであって、前記第2アクセス情報が、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に前記対象ルータによって送信されたものである、受信モジュールと
を含み、
前記アクセスモジュールは、さらに、全部のサーバにアクセスするために、前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスするように構成されている。
本開示における実施形態の第5態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第1接続を確立するように構成された接続モジュールと、
前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信するように構成された受信モジュールと、
前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信するように構成された送信モジュールと
を含み、
前記接続モジュールは、さらに、前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
本開示における実施形態の第6態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信するように構成された受信モジュールと、
前記デバイス検証情報に基づいて、前記デバイスに対して検証を行うように構成された検証モジュールと、
検証に合格した時、前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスが前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、前記対象ルータを介して前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成された送信モジュールと
を含んでいる。
本開示における実施形態の第7態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと
を含んでおり、
前記プロセッサは、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、
前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、
第2アクセス情報を受信し、ここで、前記第2アクセス情報が、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に前記対象ルータによって送信されたものであり、
全部のサーバにアクセスするために、前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスする
ように構成されている。
本開示における実施形態の第8態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと
を含んでおり、
前記プロセッサは、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて前記無線ネットワークにアクセスする前記デバイスとの第1接続を確立し、
前記デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信し、
前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信し、
前記デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記デバイスとの第2接続を確立する
ように構成されている。
本開示における実施形態の第9態様によれば、無線ネットワークにアクセスする装置が提供され、前記装置が、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な命令を保存するように構成されたメモリと
を含んでおり、
前記プロセッサは、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信し、
前記デバイス検証情報に基づいて、前記デバイスに対して検証を行い、
検証に合格した時、前記デバイスが第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、無線ネットワークにアクセスする前記デバイスに前記対象ルータを介して前記第2アクセス情報を送信する
ように構成されている。
本開示における実施形態の第10態様によれば、無線ネットワークにアクセスするシステムが提供され、前記システムは、端末デバイスと、ルータと、複数のサーバとを含んでおり、
前記端末デバイスは、一部のサーバにアクセスするために第1アクセス情報に基づいて前記ルータにアクセスし、前記一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、第2アクセス情報を受信し、全部のサーバにアクセスするために前記第2アクセス情報に基づいて前記対象ルータにアクセスするように構成されており、
前記ルータは、前記第1アクセス情報に基づいて前記端末デバイスとの第1接続を確立し、前記端末デバイスによって送信された前記デバイス検証情報を受信し、前記デバイス検証情報を前記一部のサーバに送信し、前記デバイス検証情報が前記一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、前記第2アクセス情報に基づいて前記端末デバイスとの第2接続を確立するように構成されており、
前記サーバは、前記端末デバイスによって前記ルータを介して送信された前記デバイス検証情報を受信し、前記デバイス検証情報に基づいて前記端末デバイスに対して検証を行い、検証に合格した時、前記ルータを介して前記端末デバイスに前記第2アクセス情報を送信するように構成されている。
上述の一般的説明及び後述の詳細な説明は、単なる例示及び説明であって、本開示を限定するように解釈されるものではないことを理解されたい。
添付の図面は、本明細書に組み込まれると共に本明細書の一部を構成し、本開示に一致する実施形態を示しており、本明細書と共に本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1は、本開示の例示の実施形態に基づく適用場面の概略図である。
図2は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図3は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図4は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図5は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図6は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図7は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図8は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。
図9は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図10は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図11は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図12は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図13は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図14は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。
図15は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置の概略図である。
図16は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置の概略図である。
図17は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置の概略図である。
図18は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスするシステムのブロック図である。
以下、例示の実施形態について詳細に説明し、その例示を添付の図面中に示す。以下の説明が添付の図面に言及する際には、他に述べられていない限り、異なる図面における同一の参照番号は同一又は類似の要素を示す。例示の実施形態に係る以下の説明にて明示される実施方式は、本開示と一致する全ての実施方式を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に詳述されるような、本開示に関するいくつかの態様と一致する装置及び方法の単なる例である。
実施形態の説明を容易にするために、まずは以下に本開示の実施形態における適用場面を簡単に紹介する。図1に示すように、該適用場面は、スマートデバイス1と、モバイル端末2と、サーバ3と、ルータ4とを含む。モバイル端末2は、ルータ3に接続されている。モバイル端末2は、ルータ4に開始命令を送信することができ、それによってルータ4における第1無線ネットワークをオンにする。第1無線ネットワークはパスワードを有しておらず(又はパスワードは予め決定されたパスワードであり)、第1無線ネットワークを介しては、サーバ3とのみ通信することができる。第1無線ネットワークがオンになった後、スマートデバイス1が第1無線ネットワークをスキャンした場合、スマートデバイス1は第1無線ネットワークにアクセスし、その後にサーバ3との検証を行う。スマートデバイス1が検証に合格した時に、ルータ4は第2無線ネットワークの識別子及びパスワードをスマートデバイス1に送信する。スマートデバイス1は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを受信した後に、第2無線ネットワークにアクセスすることができ、それによってデータのアップロード及びその他のネットワーク機能を実現する。
スマートデバイス1は、以下に限定されないが、スマートプラグ、スマートカメラ、スマートウォッチ、スマートブレスレット、スマートリモコン、スマートフォン等を含む。モバイル端末2は、以下に限定されないが、スマートフォン又はタブレットコンピュータを含む。ルータ4は、XiaoMiルータのようなスマートルータである。
なお、上述のデバイスの種類及び数量は単なる例示であって、本開示を限定するものとみなしてはならないことに留意されたい。
図2は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のスマートデバイスに適用される。図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS11では、一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
該一部のサーバは、スマートデバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含む。例えば、スマートデバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaoMiサーバを含む。
ステップS12では、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信する。
デバイス検証情報は、該一部のサーバによりスマートデバイスを検証するために用いられる。
ステップS13では、第2アクセス情報を受信する。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。
ステップS14では、全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスした後には、インターネット全体における全部のサーバにアクセスすることができる。
対象ルータは、XiaoMiルータのような前述のルータである。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図3は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のスマートデバイスに適用される。図3に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS20では、無線ネットワークのスキャンを定期的に行って、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを取得する。
例えば、スマートデバイスは、ルータ(対象ルータを含む)によって送信されたビーコンフレームを定期的に受信し、ビーコンフレーム中の無線ネットワークの識別子に基づいて、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを決定する。
無線ネットワークの識別子は、無線ネットワークのサービスセット識別子(Service Set Identifier、SSID)であり、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストは、複数の無線ネットワークのSSIDにより構成される。
ステップS21では、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子があるか否かを判断して、ある場合には、第1無線ネットワークがスキャンされたことを決定する。第1無線ネットワークは、スマートデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために対象ルータにより提供されるものであって、第1無線ネットワークは、暗号化されていない無線ネットワークであるか、パスワードが設定された無線ネットワークである。
識別子リストの中に第1無線ネットワークの識別子がない場合には、第1無線ネットワークがスキャンされるまでステップS20及びS21を継続して実行する。
ステップS22では、該一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。第1アクセス情報は、スマートデバイス中に予め記憶されていてもよい。
該一部のサーバは、スマートデバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含んでいる。例えば、スマートデバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaomiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaomiサーバを含む。
第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることは、
対象ルータに検証要求を送信することであって、検証要求が、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる、ことと、
対象ルータによって返信された検証応答が受信された時、第1無線ネットワークにアクセスするために、スマートデバイスを第1無線ネットワークと関連付けることと
を含んでいる。
スマートデバイスを第1無線ネットワークと関連付けることとは、対象ルータに関連付け要求をスマートデバイスによって送信することや、対象ルータによって返信された関連付けの確認をスマートデバイスによって受信することを含んでいてもよい。関連付けが完了した後に、スマートデバイスは、対象ルータとデータ通信を行うことができる。
ステップS23では、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
検証鍵はサーバにより生成され、スマートデバイスの製造時においてスマートデバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。サーバは、記憶した検証鍵とデバイス識別子との対応関係に基づいてスマートデバイスに対して検証を行う。すなわち、スマートデバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合すると、検証に合格する。
ステップS24では、第2アクセス情報を受信する。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。
本実施形態の実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、対象ルータによって送信された第2アクセス情報を受信することを含む。第2アクセス情報は、該一部のサーバからの命令に応じて対象ルータによって送信されたものである。対象ルータは、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信する前に、該一部のサーバによって送信された命令を受信する。該命令は、スマートデバイスが検証に合格するよう対象ルータに指示するために用いられ、該命令は、スマートデバイスのデバイス識別子を含む。
本実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することを含む。該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報は、対象ルータによって該一部のサーバに事前にアップロードされてもよい。
検証に合格しなかった場合には、スマートデバイスは第2アクセス情報を受信しないことになる。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。第2無線ネットワークは、対象ルータによって提供される。
ステップS25では、全部のサーバへのアクセスをサポートするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスする。
第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスした後には、インターネット全体における全部のサーバにアクセスすることができる。上述のアクセス手順では、ユーザは無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、そのため手動の関与なしに無線ネットワークにアクセスしている。このことは、有効な入力装置又は表示装置のないスマートデバイス(スマートブレスレットやスマートプラグなど)にとって特に適しており、他の端末デバイスを介して制御を行うことなくアクセスを実現することができ、アクセス手順が便利になる。
アクセス手順はステップS22と同じであり、ここでは繰り返さない。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図4は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のルータに適用される。図4に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS31では、無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立する。
該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよい。該一部のサーバは、該デバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含む。例えば、該デバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaoMiサーバを含む。
ステップS32では、該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信する。
ステップS33では、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信し、それによって該一部のサーバが該デバイスに対する検証を行う。
ステップS34では、該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの第2接続を確立する。
該デバイスが第2アクセス情報に基づいてルータにアクセスした後には、インターネット全体における全部のサーバにアクセスすることができる。
本開示では、対象ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して無線ネットワークにアクセスするデバイスに接続し、次に、検証を行う該一部のサーバに該デバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立する。それによって、該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。該デバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図5は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のルータ(すなわち、対象ルータ)に適用される。図5に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS40では、第1無線ネットワークをオンにする。第1無線ネットワークは、一部のサーバへのアクセスをサポートするものであって、第1無線ネットワークは、暗号化されていない無線ネットワークであるか、パスワードが設定された無線ネットワークである。
本実施形態の一実施方式では、ルータは、モバイル端末によって送信された開始命令を受信する。開始命令は、第1無線ネットワークをオンにするために用いられるものである。ルータは、該開始命令に基づいて、第1無線ネットワークをオンにする。
本実施形態の別の実施方式では、ルータの第1無線ネットワークはまた、起動時にオンになることができ、モバイル端末によって送信される開始命令が必要ない。
本実施形態では、第1無線ネットワークは事前設定されており、この事前設定はパスワード(空のパスワード又は設定されたパスワード)及びルータのフィルタリング(例えば、該一部のサーバを宛先アドレスとするデータの通過のみ許可される)を含んでいる。
ステップS41では、無線ネットワークにアクセスするデバイスの該一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立する。
該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよい。該一部のサーバは、該デバイスに対して検証を行うために用いられるサーバを含む。例えば、該デバイスがXiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよく、該一部のサーバがXiaoMiサーバを含む。
第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
ステップS41は、該デバイスによって送信された検証要求を受信することを含んでいてもよい。ここで、検証要求は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークがパスワードを有していない場合には、検証応答を直接返信し、第1無線ネットワークがパスワードを有している場合には、パスワードを検証した後に検証応答を返信する。該端末に検証応答を返信した後に、第1無線ネットワークと該デバイスとの関連付けを行い、それによって該端末に第1無線ネットワークへと接続させる。
ステップS42では、該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
デバイス検証情報は、該一部のサーバにより無線ネットワークにアクセスする該デバイスを検証するために用いられる。
ステップS43では、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信する。
ステップS44では、該デバイスが第2無線ネットワークに接続されて、全部のサーバにアクセスできるようにするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの第2接続を確立する。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本開示の実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された命令を受信することであって、該命令が該デバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、ことと、
該デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含む。
本開示の実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することと、
第2アクセス情報を該デバイスに送信することと
を含む。
該デバイスに第2アクセス情報を送信した後、該デバイスによって送信された検証要求をルータが受信する。検証要求は、第2無線ネットワークの識別子及び第2無線ネットワークのパスワードを含んでいる。第2無線ネットワークのパスワードが検証に合格した場合、ルータは検証応答を返信し、ルータは該デバイスによって送信された関連付け要求を受信して、ルータは該デバイスに関連付けの確認を返信する。関連付けが完了した後に、スマートデバイスは、対象ルータとデータ通信を行うことができる。
本実施形態では、ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、無線ネットワークにアクセスするデバイスとの接続を確立し、次に、検証を行う該一部のサーバに該デバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの接続を確立する。それによって、該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。該デバイスが該ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図6は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のサーバに適用される。図6に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS51では、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信する。
無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよく、例えば、XiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよい。対象ルータは、前述のルータであってもよく、例えば、XiaoMiルータであってもよい。
ステップS52では、デバイス検証情報に基づいて、該デバイスに対して検証を行う。
ステップS53では、検証に合格した時、該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。
本実施形態では、一部のサーバが、デバイス検証情報に基づいてデバイスに対して検証を行い、該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバにアクセスし、データ伝送を行う。該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図7は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。該方法は、前述のサーバに適用される。図7に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS61では、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、前述のスマートデバイスであってもよく、例えば、XiaoMiスマートプラグやXiaoMiブレスレットであってもよい。対象ルータは、前述のルータであってもよく、例えば、XiaoMiルータであってもよい。サーバは、該デバイスによって第1無線ネットワークを介して送信されたデバイス検証情報を受信する。第1無線ネットワークは、該デバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするように構成されている。
ステップS62では、デバイス検証情報に基づいて、該デバイスに対して検証を行う。
検証鍵はサーバにより生成され、無線ネットワークにアクセスするデバイスの製造時において該デバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。サーバは、デバイス識別子及び検証鍵に対して検証を行う。この検証は、サーバ内にて該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵を検索することと、該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合する場合には、検証に合格することを決定し、そうでない場合には、検証に合格しないことを決定することと、を含む。
ステップS63では、検証に合格した時、該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
本実施形態の一実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
該デバイスに第2アクセス情報を送信するよう対象ルータに指示するために、対象ルータに命令を送信することを含む。
本実施形態の別の実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
対象ルータを介して第2アクセス情報を該デバイスに送信するために、対象ルータに第2アクセス情報を送信することを含む。
本実施形態では、サーバが、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスするデバイスに対して検証を行い、該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバにアクセスし、データ伝送を行う。該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図8は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする方法のフローチャートである。図8に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップS71では、ルータ(すなわち、前述の対象ルータ)は、第1無線ネットワークをオンにする。第1無線ネットワークは、スマートデバイス(すなわち、無線ネットワークにアクセスする前述のデバイス)の一部のサーバへのアクセスをサポートするために用いられ、第1無線ネットワークは、暗号化されていない無線ネットワークであるか、パスワードが設定された無線ネットワークである。
ステップS72は、スマートデバイスは、無線ネットワークのスキャンを定期的に行って、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを取得する。
ステップS73では、スマートデバイスは、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子があるか否かを判断して、ある場合には、第1無線ネットワークがスキャンされたことを決定する。
ステップS74では、スマートデバイスは、第1無線ネットワークにアクセスする。
ステップS75では、スマートデバイスは、スマートデバイスのデバイス識別子及び検証鍵を第1無線ネットワークを介してルータに送信する。
ステップS76では、ルータは、スマートデバイスのデバイス識別子及び検証鍵を該一部のサーバに送信する。
ステップS77では、該一部のサーバは、スマートデバイスに対して検証を行うために、デバイス識別子及び検証鍵に対して検証を行う。
ステップS78では、検証に合格した時、該一部のサーバはルータに命令を送信する。命令は、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信するようルータに指示するために用いられ、命令は、スマートデバイスのデバイス識別子を含んでいる。
検証に合格しなかった場合、該一部のサーバは、ルータに該スマートデバイスが不正なユーザであることを通知して該スマートデバイスが第2ネットワークにアクセスすることを許可しないように、ルータに検証失敗情報を送信してもよい(図7には図示しない)。
ステップS79では、ルータは、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信する。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及び第2無線ネットワークのパスワードを含んでいる。
ステップS710では、スマートデバイスは、第2ネットワークのパスワードを用いて第2ネットワークにアクセスする。
上述の各ステップの詳細な実施手順は、前述の実施形態の内容を参照することができ、ここでは繰り返して説明しない。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図9は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のスマートデバイスであってもよい。図9に示すように、該装置は、アクセスモジュール701と、送信モジュール702と、受信モジュール703とを含む。
アクセスモジュール701は、一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。
送信モジュール702は、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信するように構成されている。
受信モジュール703は、第2アクセス情報を受信するように構成されている。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。
アクセスモジュール701は、さらに、全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。
本開示では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図10は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のスマートデバイスであってもよい。図10に示すように、該装置は、アクセスモジュール801と、送信モジュール802と、受信モジュール803とを含む。
アクセスモジュール801は、一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第1アクセス情報は、ローカル中に予め記憶されていてもよい。
送信モジュール802は、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信する。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
検証鍵はサーバにより生成され、スマートデバイスの製造時においてスマートデバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。サーバは、記憶した検証鍵とデバイス識別子との対応関係に基づいてスマートデバイスに対して検証を行う。すなわち、スマートデバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合すると、検証に合格する。
受信モジュール803は、第2アクセス情報を受信する。第2アクセス情報は、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである。第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
アクセスモジュール801は、さらに、全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスするように構成されている。
アクセスモジュール801は、
対象ルータに検証要求を送信するように構成された検証サブモジュール8011であって、該検証要求が、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第1無線ネットワークが、対象ルータによって提供されている、検証サブモジュール8011と、
対象ルータによって返信された検証応答が受信された時、第1無線ネットワークにアクセスするために、スマートデバイスを第1無線ネットワークと関連付けるように構成された関連付けサブモジュール8012と
を含んでいる。
関連付けサブモジュール8012は、具体的には、対象ルータに関連付け要求を送信することや、対象ルータによって返信された関連付けの確認を受信するように構成されている。関連付けが完了した後に、スマートデバイスは、対象ルータとデータ対話を行うことができる。
本開示の実施方式では、受信モジュール803が、対象ルータによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されている。第2アクセス情報は、該一部のサーバからの命令に応じて対象ルータによって送信されたものである。対象ルータは、スマートデバイスに第2アクセス情報を送信する前に、該一部のサーバによって送信された命令を受信する。該命令は、スマートデバイスが検証に合格するよう対象ルータに指示するために用いられ、該命令は、スマートデバイスのデバイス識別子を含む。
本実施形態の別の実施方式では、受信モジュール803が、該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されている。該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報は、対象ルータによって該一部のサーバに事前にアップロードされる。
さらに、該装置は、スキャンモジュール804と、判断モジュール805とを含む。
スキャンモジュール804は、無線ネットワークのスキャンを定期的に行って、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを取得するように構成されている。
例えば、スキャンモジュール804は、ルータ(対象ルータを含む)によって送信されたビーコンフレームを定期的に受信し、ビーコンフレーム中の無線ネットワークの識別子に基づいて、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストを決定する。
無線ネットワークの識別子は、無線ネットワークのSSIDであり、アクセス可能な無線ネットワークの識別子リストは、複数の無線ネットワークのSSIDにより構成される。
本実施形態では、第1無線ネットワークの識別子は、スマートデバイス中に予め記憶されていてもよい。
判断モジュール805は、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子があるか否かを判断して、識別子リスト中に第1無線ネットワークの識別子がある場合には、第1無線ネットワークがスキャンされたことを決定するように構成されている。
識別子リストの中に第1無線ネットワークの識別子がない場合には、第1無線ネットワークがスキャンされるまで無線ネットワークのスキャンを繰り返し実行する。
本実施形態では、スマートデバイスは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、検証を行う該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、検証に合格した後、直ちに第2アクセス情報を取得する。それにより、該スマートデバイスは、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスし、それによって全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行う。スマートデバイスが対象ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図11は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のルータであってもよい。図11に示すように、該ルータは、接続モジュール901と、受信モジュール902と、送信モジュール903とを含む。
接続モジュール901は、無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立するように構成されている。
受信モジュール902は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。
送信モジュール903は、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信するように構成されている。
接続モジュール901は、さらに、無線ネットワークにアクセスする該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
本実施形態では、ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、無線ネットワークにアクセスするデバイスに接続し、次に、検証を行う該該一部のサーバに無線ネットワークにアクセスするデバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスするデバイスとの接続を確立する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが該ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図12は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のルータであってもよい。図12に示すように、該ルータは以下のモジュールを含む。
接続モジュール1001は、無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第1接続を確立するように構成されている。
第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1アクセス情報は、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
受信モジュール1002は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
送信モジュール1003は、受信モジュール1002によって受信されたデバイス検証情報を該一部のサーバに送信するように構成されている。
接続モジュール1001は、さらに、無線ネットワークにアクセスする該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
接続モジュール1001は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信された検証要求を受信するように構成されている。ここで、検証要求は、第1無線ネットワークの識別子を含んでいるか、第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでいる。第1無線ネットワークがパスワードを有していない場合には、検証応答を直接返信し、第1無線ネットワークがパスワードを有している場合には、パスワードを検証した後に検証応答を返信する。無線ネットワークにアクセスする該デバイスに検証応答を返信した後に、第1無線ネットワークと無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの関連付けを行い、それによって無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第1無線ネットワークにアクセスできるようになる。
接続モジュール1001は、
該一部のサーバによって送信された命令を受信するように構成された接続サブモジュール1011であって、該命令が無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、接続サブモジュール1011と、
無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成された送信サブモジュール1012と
を含む。
あるいは、接続モジュール1001は、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成された受信サブモジュール1011と、
受信サブモジュール1011によって受信された第2アクセス情報を無線ネットワークにアクセスする該デバイスに送信するように構成された送信サブモジュール1012と
を含む。
さらに、該ルータは、第1無線ネットワークをオンにするように構成された開始モジュール1004を含む。
本実施形態の一実施方式では、開始モジュール1004は、モバイル端末によって送信された開始命令を受信する。開始命令は、第1無線ネットワークをオンにするために用いられるものである。ルータは、該開始命令に基づいて、第1無線ネットワークをオンにする。
本実施形態の別の実施方式では、第1無線ネットワークはまた、ルータの起動時にオンになることができ、モバイル端末によって送信される開始命令が必要ない。
本実施形態では、第1無線ネットワークは事前設定されており、この事前設定はパスワード(空のパスワード又は設定されたパスワード)及びルータのフィルタリング(例えば、該一部のサーバを宛先アドレスとするデータの通過のみ許可される)を含んでいる。
さらに、接続モジュール1001は、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの第2接続を確立させるように構成されている。接続モジュール1001は、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信された検証要求を受信し、検証要求は、第2無線ネットワークの識別子及び第2無線ネットワークのパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークのパスワードが検証に合格した場合、検証応答を返信し、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信された関連付け要求を受信して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに関連付けの確認を返信するように構成されている。関連付けが完了した後に、無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、該ルータとデータ対話を行うことができる。
本実施形態では、ルータは、まず、一部のサーバへのアクセスをサポートするのみである無線ネットワークを介して、無線ネットワークにアクセスするデバイスに接続し、次に、検証を行う該一部のサーバに無線ネットワークにアクセスする該デバイスのデバイス検証情報を送信して、検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスとの接続を確立する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスは、全部のサーバにアクセスして、データ伝送を行うことができる。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが該ルータにアクセスして全部のサーバへアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図13は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のサーバであってもよい。図13に示すように、該サーバは、受信モジュール1101と、検証モジュール1102と、送信モジュール1103とを含む。
受信モジュール1101は、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。
検証モジュール1102は、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行うように構成されている。
送信モジュール1103は、検証に合格した時、無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本実施形態では、一部のサーバが、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行い、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバにアクセスし、データ伝送を行う。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
図14は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置のブロック図である。該装置は、前述のサーバであってもよい。図14に示すように、該サーバは以下のモジュールを含む。
受信モジュール1201は、無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信するように構成されている。
検証モジュール1202では、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行うように構成されている。デバイス検証情報は、デバイス識別子及び検証鍵を含む。
検証鍵はサーバにより生成され、無線ネットワークにアクセスするデバイスの製造時において該デバイス中にプログラムされる。サーバは、それぞれの検証鍵とデバイス識別子との対応関係を記憶することになる。検証モジュール1202は、サーバ内にて無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵を検索するように構成された検索サブモジュール1221と、無線ネットワークにアクセスする該デバイスによって送信されたデバイス識別子及び検証鍵がサーバ内に記憶されていて互いに整合する場合には、検証に合格すると決定し、そうでない場合には、検証に合格しないと決定するように構成された検証サブモジュール1222とを含む。
送信モジュール1203は、検証に合格した時、無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含んでおり、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
送信モジュール1203は、
無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するよう対象ルータに指示するために、対象ルータに命令を送信するように構成されている。
あるいは、送信モジュール1203は、
対象ルータが無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信するために、対象ルータに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本実施形態では、一部のサーバが、デバイス検証情報に基づいて、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対して検証を行い、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに対する検証に合格した時、対象ルータを介して、無線ネットワークにアクセスする該デバイスに第2アクセス情報を送信する。それによって、無線ネットワークにアクセスする該デバイスを第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスさせて、それにより全部のサーバへのアクセスをサポートし、データ伝送を行う。無線ネットワークにアクセスする該デバイスが第2無線ネットワークにアクセスする際に、ユーザが手動で無線ネットワークの選択及びパスワード入力を行う必要がなく、アクセス手順が便利になり、ユーザエクスペリエンスが向上する。
上述の実施形態における装置に関し、その中の各モジュールの操作を実行するための具体的な方式は、該方法に関する実施形態において詳細に説明されており、ここでは詳述しない。
図15は、例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置1400を表すブロック図である。例えば、装置1400は、スマートデバイスであってもよい。
図15を参照すると、装置1400は、以下の1つ又は複数のコンポーネント、すなわち、処理コンポーネント1402、メモリ1404、電源コンポーネント1406及び通信コンポーネント1416を含んでいてもよい。
処理コンポーネント1402は、典型的には、装置1400の全体的な操作、例えば、表示、電話呼出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作などを制御する。処理コンポーネント1402は、上述の方法におけるステップの全部又は一部を実施するための命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ1420を含んでいてもよい。さらに、処理コンポーネント1402は、処理コンポーネント1402と他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ又は複数のモジュールを含んでいてもよい。例えば、処理コンポーネント1402は、マルチメディアコンポーネント1408と処理コンポーネント1402との間の対話を容易にするマルチメディアモジュールを含んでいてもよい。
メモリ1404は、装置1400の操作をサポートするための種々のタイプのデータを保存するように構成されている。このようなデータの例には、装置1400上において操作される任意のアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオ等が含まれる。メモリ1404は、任意のタイプの揮発性若しくは不揮発性メモリデバイス、又はそれらの組み合わせを用いて実装されていてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクを用いて実装されていてもよい。
電源コンポーネント1406は、装置1400の種々のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント1406は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び、装置1400において電力を生成、管理及び分配することに関する任意の他のコンポーネントを含んでいてもよい。
通信コンポーネント1416は、装置1400と他の装置との間の有線又は無線の通信を容易にするように構成されている。装置1400は、WIFI、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1416は、ブロードキャストチャンネルを経由して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1416は、短距離通信を促進するための近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFアイデンティティ)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術に基づいて実装されていてもよい。
例示の実施形態では、装置1400は、上述の方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子部品により実装されていてもよい。
例示の実施形態では、命令を含んだメモリ1404のような、命令を含んだ非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体もまた提供され、上記命令は、上述の方法を実施するために、装置1400のプロセッサ1420によって実行可能である。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、ROM,RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光学データ記憶デバイス等であってもよい。
非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、該記憶媒体内に、装置のプロセッサにより実行された際に無線ネットワークにアクセスする方法を装置に実行させる命令を有している。該方法は、
一部のサーバにアクセスするために、第1アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることと、
該一部のサーバにデバイス検証情報を送信することと、
第2アクセス情報を受信することであって、第2アクセス情報が、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した時に対象ルータによって送信されたものである、ことと、
全部のサーバにアクセスするために、第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすることと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、
対象ルータによって送信された第2アクセス情報を受信することを含み、第2アクセス情報が、該一部のサーバからの命令に応じて対象ルータによって送信されたものである。
本実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報を受信することが、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することを含んでいる。
本実施形態では、第2アクセス情報は該一部のサーバによって送信されてもよく、ルータによって送信されてもよい。それにより、多様な要求が満たされる。
本開示の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本開示の一実施方式では、第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
図16は、例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスする装置1500を表すブロック図である。例えば、装置1500は、ルータであってもよい。
図16を参照すると、装置1500は、以下の1つ又は複数のコンポーネント、すなわち、処理コンポーネント1502、メモリ1504、電源コンポーネント1506及び通信コンポーネント1516を含んでいてもよい。
処理コンポーネント1502は、典型的には、装置1500の全体的な操作、例えば、表示、電話呼出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作などを制御する。処理コンポーネント1502は、上述の方法におけるステップの全部又は一部を実施するための命令を実行する1つ又は複数のプロセッサ1520を含んでいてもよい。さらに、処理コンポーネント1502は、処理コンポーネント1502と他のコンポーネントとの間の対話を容易にする1つ又は複数のモジュールを含んでいてもよい。例えば、処理コンポーネント1502は、マルチメディアコンポーネント1508と処理コンポーネント1502との間の対話を容易にするマルチメディアモジュールを含んでいてもよい。
メモリ1504は、装置1500の操作をサポートするための種々のタイプのデータを保存するように構成されている。このようなデータの例には、装置1500上において操作される任意のアプリケーション又は方法のための命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオ等が含まれる。メモリ1504は、任意のタイプの揮発性若しくは不揮発性メモリデバイス、又はそれらの組み合わせを用いて実装されていてもよく、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクを用いて実装されていてもよい。
電源コンポーネント1506は、装置1500の種々のコンポーネントに電力を供給する。電源コンポーネント1506は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び、装置1500において電力を生成、管理及び分配することに関する任意の他のコンポーネントを含んでいてもよい。
通信コンポーネント1516は、装置1500と他の装置との間の有線又は無線の通信を容易にするように構成されている。装置1500は、WIFI、2G若しくは3G、又はそれらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1516は、ブロードキャストチャンネルを経由して、外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号又はブロードキャスト関連情報を受信する。例示の一実施形態では、通信コンポーネント1516は、短距離通信を促進するための近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFアイデンティティ)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術及び他の技術に基づいて実装されていてもよい。
例示の実施形態では、装置1500は、上述の方法を実行するための1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又は他の電子部品により実装されていてもよい。
例示の実施形態では、命令を含んだメモリ1504のような、命令を含んだ非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体もまた提供され、上記命令は、上述の方法を実施するために、装置1500のプロセッサ1520によって実行可能である。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、ROM,RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光学データ記憶デバイス等であってもよい。
非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、該記憶媒体内に、装置のプロセッサにより実行された際に無線ネットワークにアクセスする方法を装置に実行させる命令を有している。該方法は、
無線ネットワークにアクセスするデバイスの一部のサーバへのアクセスをサポートするために、第1アクセス情報に基づいて該デバイスとの第1接続を確立することと、
該デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信することと、
デバイス検証情報を該一部のサーバに送信することと、
該デバイスの全部のサーバへのアクセスをサポートするために、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて該デバイスとの第2接続を確立することと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報に基づいてデバイスとの第2接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された命令を受信することであって、命令がデバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用される、ことと、
デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本実施形態の別の実施方式では、第2アクセス情報に基づいてデバイスとの第2接続を確立することが、
該一部のサーバによって送信された第2アクセス情報を受信することと、
第2アクセス情報をデバイスに送信することと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
図17は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークへのアクセスに用いられる装置1900の概略図である。例えば、装置1900は、サーバとして構成されていてもよい。図17に示すように、装置1900は、処理コンポーネント1922であって、1つ又は複数のプロセッサをさらに含んでいる処理コンポーネント1922と、メモリ1932により表されるメモリリソースであって、処理コンポーネント1922に実行されるアプリケーションプログラム等の命令を記憶するように構成されたメモリリソースとを含む。メモリ1932中に記憶されているアプリケーションプログラムは、命令のセットにそれぞれ対応している1つ又は複数のモジュールを含んでいてもよい。さらに、処理コンポーネント1922は、上述の無線ネットワークにアクセスする方法を実行するために、命令を実行するように構成されている。該方法は、
無線ネットワークにアクセスするデバイスによって対象ルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信することと、
デバイス検証情報に基づいて、該デバイスに対して検証を行うことと、
検証に合格した時、該デバイスが第2アクセス情報に基づいて対象ルータにアクセスすると共にそれによって全部のサーバにアクセスするために、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することと
を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
該デバイスに第2アクセス情報を送信するよう対象ルータに指示するために、対象ルータに命令を送信することを含んでいる。
本実施形態の別の実施方式では、対象ルータを介して該デバイスに第2アクセス情報を送信することが、
対象ルータを介して第2アクセス情報を該デバイスに送信するために、対象ルータに第2アクセス情報を送信することを含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第2アクセス情報が、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
装置1900は、さらに、装置1900の電源管理を行うように構成された電源コンポーネント1926と、装置1900をネットワークに接続させるように構成された有線又は無線のネットワークインタフェース1950と、入力/出力(I/O)インタフェース1958とを含んでいてもよい。装置1900は、メモリ1932に記憶された操作システムに基づいて操作することができ、該操作システムとしては、例えば、Windows ServerTM,Mac OS XTM,UnixTM, LinuxTM,FreeBSDTM等が挙げられる。
図18は、本開示の例示の実施形態に基づく無線ネットワークにアクセスするシステムのブロック図である。図18に示すように、該システムは、端末デバイスと181と、ルータ182と、サーバ183とを含む。端末デバイス181は、図2又は図3に対応する実施形態に提供される方法を実行するように構成されており、ルータ182は、図4又は図5に対応する実施形態に提供される方法を実行するように構成されており、サーバ183は、図6又は図7に対応する実施形態に提供される方法を実行するように構成されている。
端末デバイス181は、一部のサーバにアクセスするために第1アクセス情報に基づいてルータにアクセスし、該一部のサーバにデバイス検証情報を送信し、第2アクセス情報を受信し、全部のサーバにアクセスするために第2アクセス情報に基づいてルータにアクセスするように構成されている。
本実施形態の別の実施方式では、端末デバイス181が、
ルータによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されており、第2アクセス情報が、サーバからの命令に応じてルータによって送信されたものである。
本実施形態の別の実施方式では、端末デバイス181が、
サーバによって送信された第2アクセス情報を受信するように構成されている。
本実施形態では、第2アクセス情報はサーバによって送信されてもよく、ルータによって送信されてもよい。それにより、多様な要求が満たされる。
本実施形態の一実施方式では、デバイス検証情報がデバイス識別子及び検証鍵を含んでいる。
本実施形態の一実施方式では、第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子を含み又は第1アクセス情報が第1無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第1無線ネットワークは、該一部のサーバへのアクセスをサポートしている。
第2アクセス情報は、第2無線ネットワークの識別子及びパスワードを含み、第2無線ネットワークは、全部のサーバへのアクセスをサポートしている。
ルータ182は、第1アクセス情報に基づいて端末デバイスとの第1接続を確立し、端末デバイスによって送信されたデバイス検証情報を受信し、デバイス検証情報を該一部のサーバに送信し、デバイス検証情報が該一部のサーバ上で行われる検証に合格した後、第2アクセス情報に基づいて端末デバイスとの第2接続を確立するように構成されている。
本実施形態の一実施方式では、ルータ182が、
サーバによって送信された命令を受信し、ここで、命令が端末デバイスに第2アクセス情報を送信することを指示するために使用され、
端末デバイスに第2アクセス情報を送信する
ように構成されている。
本実施形態の別の実施方式では、ルータ182が、
サーバによって送信された第2アクセス情報を受信し、
第2アクセス情報を端末デバイスに送信する
ように構成されている。
サーバ183は、端末デバイスによってルータを介して送信されたデバイス検証情報を受信し、デバイス検証情報に基づいて端末デバイスに対して検証を行い、検証に合格した時、ルータを介して端末デバイスに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
本実施形態の一実施方式では、サーバ183が、
端末デバイスに第2アクセス情報を送信するようルータに指示するために、ルータに命令を送信するように構成されている。
本実施形態の別の実施方式では、サーバ183が、
ルータを介して第2アクセス情報を端末デバイスに送信するために、ルータに第2アクセス情報を送信するように構成されている。
当業者は、明細書及び本明細書に開示された本発明の実施を考慮して、本発明の他の実施形態に容易に想到するであろう。本出願は、本発明の任意の変形、使用又は翻案に及ぶことを意図しており、これらの変形、使用又は翻案は、本発明の一般的な原理に従うものであると共に、当該技術分野における公知技術又は慣用技術の範囲内における本開示からの逸脱を含む。明細書及び実施例は単なる例示とみなされ、本発明の真の範囲及び趣旨は以下の特許請求の範囲によって示されることが意図される。
本発明は、上述の及び添付の図面に図示された厳密な構成に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更がなされ得ることを理解されたい。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。