JP2018207420A - 遠隔作業支援システム - Google Patents

遠隔作業支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018207420A
JP2018207420A JP2017113876A JP2017113876A JP2018207420A JP 2018207420 A JP2018207420 A JP 2018207420A JP 2017113876 A JP2017113876 A JP 2017113876A JP 2017113876 A JP2017113876 A JP 2017113876A JP 2018207420 A JP2018207420 A JP 2018207420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
camera terminal
unit
designated
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017113876A
Other languages
English (en)
Inventor
大輔 戸口
Daisuke Toguchi
大輔 戸口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2017113876A priority Critical patent/JP2018207420A/ja
Publication of JP2018207420A publication Critical patent/JP2018207420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】作業者側に表示デバイスがなくても、支援者との音声コミュニケーションで作業対象物を正確に一致させることができる遠隔作業支援システムを提供する。【解決手段】遠隔作業支援システムは、作業者が装備するカメラ端末と、支援者が操作しカメラ端末と通信する作業支援端末とを備える。カメラ端末が撮影したライブビュー画像を作業支援端末との間で送受信する画像送受信手段と、作業支援端末が受信した画像を表示する表示手段と、作業支援端末が支援者によって指定された作業対象物の位置情報を取得するオブジェクト位置取得手段と、作業対象物を認識するオブジェクト認識手段と、作業者が作業対象物を指定するための被写体を認識する指定被写体認識手段と、カメラ端末が認識した作業対象物および指定被写体を追尾する追尾手段と、を有する。作業対象物と指定被写体の距離が所定範囲内になると作業者に通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔作業支援システムに関し、特にカメラで撮影した映像を表示するシステムに関する。
従来より、プリンタの修理や工事などの現場で作業する経験の浅い作業者に対して、遠隔地にいる支援者が公衆回線を利用したネットワークを経由してリモートサポートする遠隔作業支援システムが知られている。
特許文献1には、次のような遠隔作業支援システムが開示されている。作業者は撮影機能と表示機能を有するカメラ端末を持ちながら、作業状況を撮影したライブビュー画像を支援者が持つ作業支援端末に送信し、作業支援端末で表示されるライブビュー画像を支援者が確認する。そして、作業支援端末は支援者がライブビュー画像内の所定位置に指示した指示データを受付け、指示データと指示位置を関連づけたデータをカメラ端末へ送信する。作業者の持つカメラ端末が受信した指示データを表示することで、作業者は支援者の指示内容を確認できる。
特開2011−34315号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、作業者側のカメラ端末に支援者からの指示内容を表示する表示機能が必要となる。さらに作業支援端末には支援者の指示内容を処理する機能が必要となり、遠隔作業支援システムを構築するコストが高くなる。また、作業者はカメラ端末を持ちながら支援者から送信される指示データを確認しなければならないため、カメラ端末が作業の妨げとなってしまう。
そこで、本発明は、作業者側に表示デバイスがなくても、支援者と音声でのコミュニケーションで作業対象物を正確に一致させることができる遠隔作業支援システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る遠隔作業支援システムは、
作業者が装備しかつ通信可能なカメラ端末と、
支援者が操作し前記カメラ端末と通信を介し接続される作業支援端末を備えた遠隔作業支援システムであって、
前記カメラ端末が撮影したライブビュー画像を前記作業支援端末に送信する画像送信手段と、
前記作業支援端末が前記ライブビュー画像を受信する画像受信手段と、
前記作業支援端末が前記受信した画像を表示する表示手段と、
前記作業支援端末が支援者によって指定された作業対象物の位置情報を取得するオブジェクト位置取得手段と、
前記作業支援端末が前記作業対象物の位置情報を送信するオブジェクト位置送信手段と、
前記カメラ端末が前記作業対象物の位置情報を受信し位置情報の周辺を解析することにより作業対象物を認識するオブジェクト認識手段と、
前記カメラ端末が前記ライブビュー画像を解析し作業者が作業対象物を指定するための被写体を認識する指定被写体認識手段と、
前記カメラ端末が認識した前記作業対象物および前記指定被写体を追尾する追尾手段と、を有し、
前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者に通知することを特徴とする。
本発明に係る遠隔作業支援システムによれば、作業者側に表示デバイスがなくても、支援者と音声でのコミュニケーションで作業対象物を正確に一致させることができる。
第一の実施例における遠隔作業支援システムの構成を示すブロック図である。 第一の実施例における支援者が指定した作業対象物と作業者が指定する作業対象物を一致させる際のライブビュー画像と距離画像について説明する図である。 第一の実施例における支援者が指定した作業対象物を作業者に通知する際のカメラ端末100の動作のフローチャートである。 第一の実施例における支援者が指定した作業対象物を作業者に通知する際の作業支援端末120の動作のフローチャートである。 第二の実施例における遠隔作業支援システムの構成を示すブロック図である。 第二の実施例における支援者が指定した複数の作業対象物と作業者が指定する作業対象物を順番に一致させる際のライブビュー画像と距離画像について説明する図である。 第二の実施例における支援者が指定した複数の作業対象物を作業者に順番に通知する際のカメラ端末100の動作のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
本発明の第一の実施例において、支援者と音声でのコミュニケーションで作業対象物を正確に一致させることができる遠隔作業支援システムの構成について図1を用いて説明する。
カメラ端末100は、光学系101、撮像素子102、A/D変換部103、システム制御部104、メモリ部105、マイク・スピーカー部106、画像処理部107、作業対象物認識部108、指定被写体認識部109、追尾部110、距離画像生成部111、距離算出部112、通知制御部113、通知部114、通信部115、バス116によって構成される。
システム制御部104は、例えばプログラマブルプロセッサ(以下、CPU)と、ROMと、RAMを有し、ROMに記憶されたプログラムをCPUで実行し、各部を制御してカメラ端末100の機能を実現する。
メモリ部105は、揮発性メモリであり、各ブロックからの要求に基づき、一時的に画像データや距離情報などを保存するためのバッファメモリである。
光学系101は、レンズ、シャッター、絞りを有し、システム制御部104の指示に基づき、合焦距離、絞りの開口量、およびシャッターの開閉を制御することができる。
撮像素子102は、システム制御部104の制御に基づき、光学系101を通過した光束を光電変換して被写体像のアナログ信号を生成する。また、撮像素子102は、測距機能を有する素子を備える。例えば、特開2007−065330公報のように、光学系101のレンズの瞳上の異なる領域を通過した光束が、測距機能を有する画素を配置した撮像素子102に露光される。露光された光像の像ズレ量を取得し、後述する距離画像生成部111によってデフォーカス量を算出できるよう構成する。
A/D変換部103は、システム制御部104の制御に基づき、撮像素子102から出力されたアナログ信号に対してA/D変換を行うことによりデジタル信号(以下、RAWデータと呼ぶ)を生成して、メモリ部105に格納する。
マイク・スピーカー部106は、一般に普及しているマイクデバイスとスピーカーデバイスからなる音響入出力部である。作業者が話した内容や周囲の音声を収音する機能と、作業支援端末120のマイク・スピーカー部123で収音した音声を放音する機能を備えている。
画像処理部107は、システム制御部104の制御に基づき、メモリ部105に格納されたRAWデータに対して、ノイズ除去、ガンマ補正処理、ホワイトバランス調整処理などを施すことにより画像データを生成する。さらに、必要に応じて符号化処理や復号処理を行い、得られた画像データをメモリ部105に格納する。
画像データは、システム制御部104の制御に基づき、所定のフレームレートで更新される。そして、画像データは、後述するネットワーク130を介して作業支援端末120に送信され、ライブビュー画像として表示部126に表示される。
作業対象物認識部108は、システム制御部104の制御に基づき、メモリ部105に格納された画像データに対し、通信部115で受信した位置情報の座標(以下、指定座標)をもとに支援者が指定した作業対象物の認識処理を行う。具体的には、作業対象物認識部108は、指定座標の周辺の領域を切り出し、認識した作業対象物を作業対象物テンプレート画像としてメモリ部105に格納する。そして、作業対象物認識部108は、後述する追尾処理のため、作業対象物テンプレート画像の解析により算出した特徴量や被写体位置を示す情報(以下、作業対象物追尾情報)を追尾部110に供給する。
指定被写体認識部109は、システム制御部104の制御に基づき、メモリ部105に格納された画像データに対し、後述する指定被写体テンプレート画像を用いて、例えば、作業者の指などの作業対象物を指定する被写体(以下、指定被写体)の認識処理を行う。前記指定被写体テンプレート画像は、あらかじめカメラ端末100等で撮影した指定被写体の画像データである。認識処理は、指定被写体認識部109は、指定被写体テンプレート画像に基づいて、画像データ内の被写体を解析するマッチング処理を実施する。マッチング処理は、指定被写体テンプレート画像の特徴量と解析により、特定した画像データ内の被写体の特徴量を比較して、類似度を算出する。そして、指定被写体認識部109は、後述する追尾処理のため、指定被写体の類似度や被写体位置を示す情報(以下、指定被写体追尾情報)を追尾部110に供給する。
追尾部110は、システム制御部104の制御に基づき、作業対象物認識部108と指定被写体認識部109からそれぞれ作業対象物追尾情報と指定被写体追尾情報を取得し、画像データ内に存在する作業対象物と指定被写体の追尾処理を行う。例えば、特開2010−74315のように、画像フレーム間の追尾のための情報によって特定される被写体領域における相関度を算出する。その後に、前フレームの被写体領域と追従関係にある被写体領域を現在のフレームより検出し、その動きベクトルを算出する。そして、動きベクトル量分だけ被写体領域を移動した座標を算出し、作業対象物と指定被写体の位置情報を更新する。追尾部110は、前記作業対象物と指定被写体の更新した位置情報を距離算出部112に供給する。
距離画像生成部111は、システム制御部104の制御に基づき、撮像素子102で得られた像ズレ量から被写体領域毎のデフォーカス量を算出し、領域毎の距離画像を生成して、メモリ部105に格納する。
距離算出部112は、システム制御部104の制御に基づき、追尾部110で得られた作業対象物と指定被写体の位置情報と、距離画像生成部111が生成した領域毎の距離画像から、奥行き方向にある作業対象物の距離と指定被写体の距離を算出する。作業対象物と指定被写体の位置情報と、算出した作業対象物の距離と指定被写体の距離を用いて、作業対象物と指定被写体間の三次元の距離情報(以下、評価距離)を算出する。
なお、評価距離は、距離画像から算出せずに、作業対象物と指定被写体の位置情報のみを用いて平面上の距離を算出してもよい。
通知部114は、作業者に通知音を出力するスピーカーである。本実施例では、スピーカーを用いるが、振動モーター、発光ダイオードなどの通知デバイスで構成してもよい。
通知制御部113は、システム制御部104の制御に基づき、距離算出部112で得られた評価距離をもとに通知部114の制御を行う。本実施例では、通知制御部113は、評価距離に応じて、通知部114の音量を制御するものとする。たとえば、評価距離が近くなるにつれて、通知部114が発する音量を大きくする。
通信部115は、システム制御部104の制御に基づき、後述するネットワーク130を介して、作業支援端末120とデータの送受信を行う。
バス116は、各モジュールを接続するバスである。
作業支援端末120は、システム制御部121と、メモリ部122と、マイク・スピーカー部123と、作業対象物位置取得部124と、通信部125と、表示部126と、操作部127と、バス128によって構成される。
システム制御部121は、例えばプログラマブルプロセッサ(以下、CPU)と、ROMと、RAMを有し、ROMに記憶されたプログラムをCPUで実行し、各部を制御して作業支援端末120の機能を実現する。
メモリ部122は、揮発性メモリであり、各ブロックからの要求に基づき、一時的に画像データなどを保存するためのバッファメモリである。
マイク・スピーカー部123は、一般に普及しているマイクデバイスとスピーカーデバイスからなる音響入出力部である。支援者が話した内容や周囲の音声を収音する機能と、カメラ端末100のマイク・スピーカー部106で収音した音声を放音する機能を備えている。
操作部127は、支援者からの操作指示を受け付けるキーボード、マウス等の入力機器デバイスである。
作業対象物位置取得部124は、システム制御部121の制御に基づき、操作部127から指定された座標を指定座標として取得し、メモリ部122に格納する。
通信部125は、システム制御部121の制御に基づき、後述するネットワーク130を介して、カメラ端末100と音声・指定座標・画像データの送受信を行う。
表示部126は、ディスプレイと表示コントローラーを有し、システム制御部121の制御に基づき、メモリ部122に格納された画像データの内容を読み出して、ディスプレイに表示する。
バス128は、各モジュールを接続するバスである。
ネットワーク130は、複数の端末を接続して、相互に通信できるようにする広域通信網(WAN(Wide Area Network)である。
なお、図1に示して説明した撮像装置の構成は一例であり、以下に説明する動作を実行できるのであれば、本発明に係る撮像装置の構成は、図1に示した構成に限定されるものではない。
次に、図2を用いて第一の実施例における支援者が指定した作業対象物と作業者が指定する作業対象物を一致させる際のライブビュー画像と距離画像について説明する。
図2(a)は、作業支援端末120の表示部126に表示されるカメラ端末100で撮影されたライブビュー画像200である。支援者は、ライブビュー画像200を観察しながら作業者とマイク・スピーカー部123を通じてコミュニケーションする。
図2(b)は、支援者が指定座標211を指定した際のライブビュー画像210である。作業支援端末120は、支援者が作業対象として指定した指定座標211の指定座標を取得し、カメラ端末100へ送信する。
図2(c)は、距離画像生成部111によって生成される距離画像220である。距離画像220は、カメラ端末100からの距離で色分けがされており、カメラ端末100からの距離が近いと色が濃くなり、遠いと色が薄くなる。距離算出部112は、距離画像220に基づいて、指定座標221と指定被写体222間の評価距離223を算出する。
図2(d)は、距離算出部112が算出した評価距離223と通知部114が通知する音量の対応関係を示す図である。評価距離223が近くなるにつれ、通知部114が通知する音量が大きくなる。図2(d)の状態では、通知部114が通知する音量は小さい。
図2(e)は、支援者が作業対象として指定した指定座標211を作業者が探し当てた様子を示す。ライブビュー画像230の状態では、指定被写体232と指定座標211間の評価距離223が0になっている。
図2(f)は、距離算出部112が算出した評価距離223と通知部114が通知する音量の対応関係を示す図である。評価距離223が0になったため、通知部114からの通知を停止する。
次に、図3および、図4を用いて第一の実施例における支援者が指定した作業対象物を作業者に通知する際のフローチャートについて説明する。
図3のフローチャートは、カメラ端末100が指定被写体を登録して、作業対象物と指定被写体を一致させるまでのフローである。
ステップS301において、作業者が、作業対象物を指定するための指定被写体として作業者の指をあらかじめカメラ端末100で撮影し、指定被写体テンプレート画像として記憶させる。
ステップS302において、システム制御部104が、光学系101、撮像素子102、A/D変換部103、画像処理部107を制御し、所定のフレームレートで撮影して画像データを生成し、メモリ部105に格納する。
ステップS303において、距離画像生成部111は、撮像素子102で得られた像ズレ量から被写体領域毎のデフォーカス量を算出し、領域毎の距離画像を生成する。生成した領域毎の距離画像をメモリ部105に格納する。
ステップS304において、通信部115は、メモリ部105に格納された画像データを作業支援端末120に送信する。
ステップS305において、作業支援端末120は、カメラ端末100から送信された画像データをもとに処理を行う。詳細は後述する。
ステップS306において、通信部115は、作業支援端末120から指定座標を受信したか判定する。指定座標を受信した場合は、ステップS307へ進み、指定座標を受信していない場合は、ステップS309へ進む。
ステップS307において、通信部115は、作業支援端末120から受信した指定座標を取得する。取得した指定座標をメモリ部105に格納する。
ステップS308において、作業対象物認識部108は、メモリ部105に格納されている指定座標と画像データをもとに、作業対象物の認識処理を行い、作業対象物追尾情報を算出する。算出した作業対象物追尾情報をメモリ部105に格納する。
ステップS309において、システム制御部104は、作業対象物が過去に1回でも認識されたか判定する。作業対象物が1回でも認識されていた場合は、ステップS310へ進み、作業対象物が認識されていない場合は、ステップS302へ進む。
ステップS310において、指定被写体認識部109は、ステップS301で取得した指定被写体テンプレート画像を基に、ステップS302で生成した画像データに対してマッチング処理を行い、指定被写体追尾情報を生成する。生成した指定被写体追尾情報をメモリ部105に格納する。
ステップS311において、追尾部110は、メモリ部105に格納されている指定被写体追尾情報と作業対象物追尾情報をもとに、指定被写体と作業対象物の追尾処理を行う。追尾部110は、追尾処理結果をもとに、メモリ部105に格納されている指定被写体と作業対象物の位置情報を更新する。
ステップS312において、距離算出部112は、ステップS311において更新された指定被写体と作業対象物の位置情報をもとに、領域毎の距離画像から指定被写体と作業対象物の位置に相当する距離情報を取得する。取得された作業対象物の距離と指定被写体の距離から評価距離を算出する。
ステップS313において、通知制御部113は、距離算出部112が算出した評価距離が所定の範囲内であれば、通知部114を制御するとしてステップS314へ進む。所定の範囲内でなければ、ステップS302へ進む。評価距離が所定の範囲内の場合、通知制御部113は評価距離に応じて通知部114を制御する。たとえば、評価距離が近くなるにつれて、通知部114が発する音量を大きし、遠くなると通知部114が発する音量を小さくする。
ステップS314において、通知部114は、通知制御部113の制御をもとに作業者に通知をする。
ステップS315において、システム制御部104は、距離算出部112が算出した評価距離をもとに、作業対象物と指定被写体が一致したか判定する。作業対象物と指定被写体が一致した場合は、フローを終了する。作業対象物と指定被写体が一致していない場合はステップS302へ進む。
次に、図4を用いて図3のステップS304における作業支援端末120の処理に関するフローチャートについて説明する。
ステップS401において、通信部125は、ネットワーク130を介して、通信部115から送信された画像データを受信する。得られた画像データをメモリ部122に格納する。
ステップS402において、表示部126は、メモリ部122に格納された画像データを表示する。
ステップS403において、システム制御部121は、操作部127を通して指定座標の指定があったか判定する。指定があった場合は、ステップS404へ進み、指定がなかった場合は、終了する。
ステップS404において、作業対象物位置取得部124は、ステップS403で指定された指定座標を取得する。取得した指定座標をメモリ部122に格納する。
ステップS405において、通信部125は、メモリ部122に格納されている指定座標を、ネットワーク130を介して通信部115に送信する。
本実施例に示したように構成された遠隔作業支援システムによれば、作業者の指定被写体と支援者が指定した作業対象物の距離が所定の範囲内になると作業者に通知することができる。これにより、作業者側に表示デバイスがなくても、支援者と音声でのコミュニケーションで作業対象物を正確に一致させることができる。
次に、本発明の第二の実施例において、支援者が指定した複数の作業対象物と、作業者が指定する作業対象物を順番に一致させることができる遠隔作業支援システムの構成について図5を用いて説明する。
なお、本実施例で第一の実施例と同じ内容の説明になるものに関しては、同じ番号を付しており、説明を省略する。
カメラ端末500は、撮像素子102、A/D変換部103、システム制御部104、メモリ部105、マイク・スピーカー部106、画像処理部107、作業対象物認識部508、指定被写体認識部109、追尾部510、距離画像生成部111、距離算出部112、通知制御部513、通知部114、通信部115、バス116、作業対象物指定順記憶部517によって構成される。
作業対象物認識部508は、システム制御部104の制御に基づき、メモリ部105に格納された画像データに対し、通信部115で受信した指定座標をもとに支援者が指定した作業対象物の認識処理を行う。作業対象物認識部508は受信した指定座標の数だけ作業対象物を認識する。
作業対象物指定順記憶部517は、システム制御部104の制御に基づき、通信部115で受信した指定座標の指定順を記憶する。
追尾部510は、システム制御部104の制御に基づき、作業対象物認識部508と指定被写体認識部109からそれぞれ作業対象物追尾情報と指定被写体追尾情報を取得し、画像データ内に存在する作業対象物と指定被写体の追尾処理を行う。作業対象物追尾情報は、作業対象物指定順記憶部517の先頭にある作業対象物の情報を用いる。
通知制御部513は、システム制御部104の制御に基づき、距離算出部112で得られた評価距離と作業対象物指定順記憶部517が記憶している指定座標の指定順をもとに通知部114を制御する。たとえば、評価距離に応じて、通知部114が発する音量を変更することに加え、作業対象物指定順記憶部517が記憶している指定順に従って音を鳴らす周期を変更する。
次に、第二の実施例において、支援者が指定した複数の作業対象物と、作業者が指定する作業対象物を順番に一致させる際のライブビュー画像と距離画像について図6を用いて説明する。
なお、本実施例で第一の実施例と同じ内容の説明になるものに関しては、説明を省略する。
図6(b)は、支援者が指定座標601と指定座標602を順番に指定した際のライブビュー画像600である。作業支援端末120は、支援者が作業対象として指定した指定座標601および指定座標602の指定座標を取得し、カメラ端末100へ送信する。
図6(g)は、支援者が作業対象として指定した指定座標601と指定被写体232が一致した後の様子を示す。システム制御部104が一致したと判定したら、指定座標601の次の指定順となっている指定座標602が追尾対象となり、指定被写体232を検出し、通知部114が指定座標602に対応した音で通知を行う。
図6(h)は、距離算出部112が算出した評価距離612と通知部114が通知する音量の対応関係を示す図である。指定被写体232と指定座標602間の評価距離612が遠いため、通知部114からの通知は行われていない。
次に、第二の実施例において、支援者が指定した複数の作業対象物を、作業者に順番に通知する際のフローチャートについて図7を用いて説明する。
本フローチャートは、カメラ端末100が指定被写体を登録して、支援者が指定した複数の作業対象物と指定被写体を一致させるまでのフローである。
なお、支援端末側処理のフローチャートに関しては、図4で示した第一の実施例と同じであるため、省略する。また、本フローチャートで第一の実施例と同じ処理を行うものに関しては、同じ番号を付しており、説明を省略する。
ステップS701において、システム制御部104は、作業支援端末120からの指定座標の送信がすべて完了したか判定する。判定方法は、たとえば、支援者が全ての作業対象物を選択した後に完了コマンドを送信し、通信部115が完了コマンドを受信した場合は完了と判定する。完了と判定した場合は、ステップS703へ進み、完了と判定していない場合は、ステップS306へ進む。
ステップS702において、システム制御部104は、ステップS308で認識した作業対象物が何番目に指定された作業対象物かを作業対象物指定順記憶部517に記憶する。
ステップS703において、システム制御部104は、作業対象物指定順記憶部517に記憶されている指定順の先頭にある作業対象物の作業対象物追尾情報を追尾対象として設定する。
ステップS704において、通知制御部513は、距離算出部112が算出した評価距離情報が所定の距離範囲内であれば、通知部114を制御するとしてステップS314へ進む。所定の距離範囲内でなければ、ステップS302へ進む。通知制御部513は、作業対象物指定順記憶部517が記憶している指定順に応じて、通知部114が通知する音を鳴らす周期を変更してもよい。
ステップS705において、システム制御部104は、作業対象物指定順記憶部517に記憶されている指定順で最終の作業対象物に対して通知が完了したか確認する。完了していればフローを終了し、完了していなければステップS706に進む。
ステップS706において、システム制御部104は、作業対象物指定順記憶部517に記憶されている指定順の次の作業対象物を指定順の先頭に指定する。
本実施例に示したように構成された遠隔作業支援システムによれば、作業者の指定被写体と支援者が指定した作業対象物の距離が所定の範囲内になると支援者が複数指定した作業対象物を指定した順番で作業者に通知することができる。これにより、作業者側に表示デバイスがなくても、支援者と音声でのコミュニケーションで複数の作業対象物を正確に一致させることができる。
100,500 カメラ端末、101 光学系、102 撮像素子、
103 A/D変換部、104 システム制御部、105 メモリ部、
106 マイク・スピーカー部、107 画像処理部、
108,508 作業対象物認識部、109 指定被写体認識部、
110,510 追尾部、111 距離画像生成部、112 距離算出部、
113,513 通知制御部、114 通知部、115 通信部、116 バス、
517 作業対象物指定順記憶部、120 作業支援端末、
121 システム制御部、122 メモリ部、123 マイク・スピーカー部、
124 作業対象物位置取得部、125 通信部、126 表示部、
127 操作部、128 バス、130 ネットワーク

Claims (8)

  1. 作業者が装備しかつ通信可能なカメラ端末と、
    支援者が操作し前記カメラ端末と通信を介し接続される作業支援端末を備えた遠隔作業支援システムであって、
    前記カメラ端末が撮影したライブビュー画像を前記作業支援端末に送信する画像送信手段と、
    前記作業支援端末が前記ライブビュー画像を受信する画像受信手段と、
    前記作業支援端末が前記受信した画像を表示する表示手段と、
    前記作業支援端末が支援者によって指定された作業対象物の位置情報を取得するオブジェクト位置取得手段と、
    前記作業支援端末が前記作業対象物の位置情報を送信するオブジェクト位置送信手段と、
    前記カメラ端末が前記作業対象物の位置情報を受信し位置情報の周辺を解析することにより作業対象物を認識するオブジェクト認識手段と、
    前記カメラ端末が前記ライブビュー画像を解析し作業者が作業対象物を指定するための被写体を認識する指定被写体認識手段と、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物および前記指定被写体を追尾する追尾手段と、を有し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者に通知することを特徴とする遠隔作業支援システム。
  2. 前記オブジェクト位置取得手段は、支援者によって指定された複数の作業対象物の位置情報を取得し、
    前記オブジェクト位置送信手段は、前記複数の作業対象物の位置情報を送信し、
    前記オブジェクト認識手段は、前記複数の作業対象物の位置情報を受信し位置情報の周辺を解析することにより作業対象物を認識し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記複数の指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者に通知することを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  3. 前記カメラ端末は前記複数の作業対象物の位置の指定された順番を記憶するオブジェクト指定順記憶手段をさらに有し、
    前記カメラ端末は前記作業対象物指定順記憶手段に記憶されている作業対象物の指定順に従って、前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項2に記載の遠隔作業支援システム。
  4. 前記カメラ端末は、前記作業対象物と前記指定被写体の距離に応じて通知内容を変更する通知内容変更手段をさらに有し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると前記通知内容変更手段によって変更された通知手段で作業者に通知することを特徴とする請求項2に記載の遠隔作業支援システム。
  5. 前記カメラ端末は音を出力する音出力手段をさらに有し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者に音出力手段で通知することを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  6. 前記カメラ端末は振動させるバイブレーション手段をさらに有し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者にバイブレーション手段で通知することを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  7. 前記カメラ端末は光を出力する発光手段をさらに有し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると作業者に発光手段で通知することを特徴とする請求項1に記載の遠隔作業支援システム。
  8. 前記カメラ端末は支援者の作業対象物の指定順に従って通知内容を変更する通知内容変更手段をさらに有し、
    前記カメラ端末が認識した前記作業対象物と前記指定被写体の距離が所定内の範囲になると前記通知内容変更手段によって変更された通知手段で作業者に通知することを特徴とする請求項3に記載の遠隔作業支援システム。
JP2017113876A 2017-06-09 2017-06-09 遠隔作業支援システム Pending JP2018207420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113876A JP2018207420A (ja) 2017-06-09 2017-06-09 遠隔作業支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017113876A JP2018207420A (ja) 2017-06-09 2017-06-09 遠隔作業支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018207420A true JP2018207420A (ja) 2018-12-27

Family

ID=64958247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017113876A Pending JP2018207420A (ja) 2017-06-09 2017-06-09 遠隔作業支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018207420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100331A1 (ja) 2019-11-20 2021-05-27 ダイキン工業株式会社 遠隔作業支援システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100331A1 (ja) 2019-11-20 2021-05-27 ダイキン工業株式会社 遠隔作業支援システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102111935B1 (ko) 표시 제어장치, 표시 제어방법 및 프로그램
CN108139561B (zh) 摄像装置及摄像方法
CN112073613B (zh) 会议人像的拍摄方法、交互平板、计算机设备及存储介质
JP2010177741A (ja) 撮像装置
JP2017102085A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2009522683A (ja) ステレオカメラを装着した移動端末機を利用した虹彩認識システム及び虹彩認識方法
KR20210055074A (ko) 모바일 디바이스의 사용자의 인지 상태를 결정하는 장치, 방법 및 프로그램
JP5369873B2 (ja) 判定プログラムおよびキャリブレーション装置
JP2018207420A (ja) 遠隔作業支援システム
JP2010217984A (ja) 像検出装置及び像検出方法
JP5526733B2 (ja) 画像合成装置、画像再生装置、および撮像装置
JP2019212962A (ja) 作業支援制御装置および作業画像制御装置
JP7293039B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
CN110225247B (zh) 一种图像处理方法及电子设备
JP6987538B2 (ja) 画像処理装置、作業支援システム、制御方法およびプログラム
JPWO2014171438A1 (ja) 3次元形状計測装置、3次元形状計測方法及び3次元形状計測プログラム
JP6987537B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、作業支援システム、制御方法およびプログラム
JP4871315B2 (ja) 複眼撮影装置およびその制御方法並びにプログラム
US20190025585A1 (en) Wearable device and control method for wearable device
US20210185223A1 (en) Method and camera for photographic recording of an ear
KR101240418B1 (ko) 실시간 비접촉식 동작 모방시스템을 이용한 로봇 교시 장치 및 방법
WO2017195646A1 (ja) 作業支援装置
US11463615B2 (en) Imaging apparatus
KR102273577B1 (ko) 다시점 촬영 가이딩 장치 및 방법
JP2022108638A (ja) 信号処理装置及び信号処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20191125