JP5369873B2 - 判定プログラムおよびキャリブレーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体に設置されたカメラのキャリブレーションを行うキャリブレーション装置等に関する。
近年、移動体の周囲に設置した複数のカメラが撮影した画像を用いて、移動体を上方から撮影したような俯瞰(鳥瞰)図や、各画像を合成して360度のパノラマ画像を表示する技術が普及している。このように、カメラが撮影した画像を俯瞰図などに変換する場合や、各画像を合成してパノラマ画像を表示するためには、カメラの位置(x座標、y座標、z座標)や角度(ロール角、ピッチ角、ヨー角)、レンズ系のひずみや水平、垂直画角などを含む各種のパラメータを用いる。
移動体にカメラを設置する場合、レンズ系のひずみや水平、垂直画角などのカメラ固有のパラメータは予めカメラ毎に計測しておけばよい。しかし、カメラの位置や角度は取り付け条件によって誤差を含む場合がある。このうち、カメラの位置に関する誤差は比較的無視することができるが、カメラの角度に関する誤差は、俯瞰画像やパノラマ画像に与える影響が大きいため、無視することができない。従って、何らかのキャリブレーションを実行することで、カメラの位置や角度を算出することが必要である。
従来のキャリブレーション技術には、形状が既知のキャリブレーション冶具を路面上、かつ、各カメラの視野のオーバーラップ部分の任意の場所に1個ずつ配置し、キャリブレーション冶具の形状条件よりカメラの位置と角度を算出する技術が提案されている。
また、1点の特徴点からなる小型のキャリブレーション冶具を、カメラ視野のオーバーラップ部分に2個ずつ配置し、1カメラあたり4個のキャリブレーション冶具を撮影することで、パラメータの一部を算出する技術も存在する。
特開2008−187566号公報 特開2008−245326号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、キャリブレーションを実行してカメラのパラメータを算出した場合に、算出したパラメータが適切なパラメータであるか否かを簡易にユーザが確認することができないという問題があった。
一般的に、キャリブレーションにより算出したパラメータが適切なものか否かを確認する作業は煩雑であるため、パラメータ算出時におけるパラメータの確認作業が行われない場合が多い。そのため、キャリブレーションにより求めたパラメータから俯瞰図やパノラマ画像を生成して初めて、パラメータの間違いに気がつき、キャリブレーションを始めからやり直すケースがあった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、キャリブレーション結果のパラメータが適切なものであるか否かをユーザが容易に判定することができる判定プログラムおよびキャリブレーション装置を提供することを目的とする。
この判定プログラムは、コンピュータに、移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標を取得するステップと、前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得するステップと、前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換するステップと、前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定するステップとを実行させることを要件とする。
この判定プログラムをコンピュータに実行させることで、キャリブレーション結果のパラメータが適切なものであるか否かをユーザが容易に判定することが出来る。
図1は、本実施例1にかかる冶具の一例を示す図である。 図2は、その他の冶具の一例を示す図である。 図3は、車両に設置されたカメラと冶具の関係を示す図である。 図4は、各カメラが撮影した画像の一例を示す図である。 図5は、カメラの各パラメータを説明するための図である。 図6は、カメラの各パラメータを説明するための図である。 図7は、冶具の画像座標の特定結果を示す図である。 図8は、カメラ座標系における冶具とカメラの関係を示す図である。 図9は、車両座標系における冶具とカメラの関係を示す図である。 図10は、俯角ψと光軸ベクトルVWAの関係を示す図である。 図11は、鉛直ベクトルと回転角φの関係を示す図である。 図12は、車両座標系およびカメラ座標系における鉛直ベクトルの関係を示す図である。 図13は、本実施例にかかるキャリブレーション装置の構成を示す図である。 図14は、マーカ画像格納部110aに格納された画像データの一例を示す図である。 図15は、マーカ画像格納部110bに格納された画像データの一例を示す図である。 図16は、画像の合成を説明するための図である。 図17は、視線ベクトルVと路面上の点の座標Rの関係を示す図である。 図18は、俯瞰画像の一例を示す図である。 図19は、俯瞰画像上の俯瞰座標に十字を描画した場合の表示例を示す図である。 図20は、ユーザが介在する場合の判定部の処理手順を示すフローチャートである。 図21は、ポインティング誤差確認処理の処理手順を示すフローチャートである。 図22は、冶具の設定位置確認処理の処理手順を示すフローチャートである。 図23は、ユーザが介在しない場合の判定部の処理手順を示すフローチャートである。 図24は、ポインティング誤差判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図25は、冶具の設置誤差判定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図26は、実施例にかかるキャリブレーション装置を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
以下に、本願の開示する判定プログラムおよびキャリブレーション装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例1にかかるキャリブレーション装置は、車両に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように冶具が規定座標に配置された状態で、カメラが撮影した画像と、カメラのパラメータと、画像上の冶具の座標を取得する。キャリブレーション装置は、画像とパラメータに基づいて、移動体の俯瞰画像を生成すると共に、カメラ画像上の冶具の座標と規定座標を俯瞰画像上の座標に変換する。そして、キャリブレーション装置は、俯瞰画像上の冶具の座標と、変換結果を基にして、パラメータが適切であるか否かを判定する。
このように、本実施例1にかかるキャリブレーション装置は、視野内の複数の治具を撮影したカメラの画像とパラメータを基にして俯瞰画像を生成し、俯瞰画像上の治具の座標と、変換結果を比較して、パラメータが適切であるか否かを判定するので、キャリブレーション結果のパラメータが適切なものであるか否かを容易かつ早期に確認でき、ユーザにかかる負担を軽減させることが出来る。
次に、キャリブレーション装置が利用する冶具について説明する。図1は、本実施例1にかかる冶具の一例を示す図である。図1に示すように、この冶具は、縦幅297mm、横幅210mmの冶具であり、冶具の表面には、幅30mmの線が十字状にペイントされている。なお、冶具は、冶具自体を識別出来る構成であれば、どのような冶具を利用しても良い。図2は、その他の冶具の一例を示す図である。
次に、車両に設置されたカメラと冶具の関係について説明する。図3は、車両に設置されたカメラと冶具の関係を示す図である。図3に示すように、車両はカメラ20〜23を有する。車両中心の路面に原点を置き、車両進行方向をY軸とし、Y軸と直交する水平方向をX軸とし、垂直上方向をZ軸とする座標系において、冶具10と冶具11は、車両前端より0.5m前方、かつY軸に対照に左右1mの位置に設置されている。冶具12と冶具13は、車両後端より0.5m後方、かつY軸に対照に左右1mの位置に設置されている。
図4は、各カメラが撮影した画像の一例を示す図である。カメラ20の視野には、冶具10,11が含まれ、カメラ21の視野には、冶具11,12が含まれる。カメラ22の視野には、冶具12、13が含まれ、カメラ23の視野には、冶具13,10が含まれる。なお、以下の説明において、前述の車両を基準とした座標軸系を車両座標系と表記し、カメラを基準とした座標軸系をカメラ座標系と表記する。
次に、カメラのパラメータについて説明する。図5および図6は、カメラの各パラメータを説明するための図である。図5および図6に示すように、カメラのパラメータは、カメラ座標系におけるカメラの俯角ψ、回転角φ、パン角θ、車両座標系における3次元座標(x、y、z)を有する。以下の説明において、カメラの俯角ψ、回転角φ、パン角θをカメラ角度パラメータと表記する。車両座標系における3次元座標(x、y、z)をカメラ位置パラメータと表記する。
本実施例1では、カメラ位置パラメータを既知とし、カメラ角度パラメータを算出するものとする。次に、カメラ角度パラメータの算出法について説明する。キャリブレーション装置は、各カメラが撮影した画像を取得し、取得した画像中に含まれる冶具の位置を特定する。以下、画像中の冶具の位置を画像座標と表記する。図7は、冶具の画像座標の特定結果を示す図である。画像中の画像座標を特定する処理は、周知の画像処理により行ってもよいし、ユーザがポインティングデバイスを用いてインタラクティブに行ってもよい。図7に示すように、各画像座標をP、Pとする。
キャリブレーション装置は、冶具の画像座標を特定した後に、かかる画像座標をカメラ座標の視線ベクトルに変換する。ここで、視線ベクトルとは、カメラの光学中心と冶具を結んだ線分の方向ベクトルである。視線ベクトルの方向については、光学中心からマーカへの方向を正の方向とする。ユーザは、予め、画像座標と視線ベクトルとの関係を示す変換テーブルを作成しておき、キャリブレーション装置は、変換テーブルを利用して、画像座標を視線ベクトルVC1、VC2に変換する。
図8は、カメラ座標系における冶具とカメラの関係を示す図である。図8に示すように、カメラ座標系における光軸ベクトルをVca=(0、0、−1)とし、各冶具の視線ベクトルをそれぞれVC1、VC2とする。このとき、画像座標Pの視線ベクトルと光軸ベクトルVCAのなす入射角aは、
=arccos(Vca・Vci)・・・(1)
により計算する。
図9は、車両座標系における冶具とカメラの関係を示す図である。車両座標系における冶具は、道路平面上(z=0)であり、図3のように配置位置が決められているので、車両座標系における冶具の座標MW1、MW2は既知となる。また、カメラの座標CW1を既知とすれば、車両座標系における視線ベクトルVW1、VW2は、
Wi=(MWi−CW1)/|MWi−CW1|・・・(2)
により算出することが出来る。カメラの座標CW1は、カメラ位置パラメータに対応する。
式(1)により算出した入射角aは、図8に示したカメラ座標系でも、図9に示した車両座標系でも同じである。したがって、式(2)で導出済みの視線ベクトルVW1、VW2と、入射角a、aの角度を成すベクトルを求めることで、車両座標系における光軸ベクトルVWAを算出する。
ここで、視線ベクトルVW1、VW2をそれぞれ、VW1=(VW1x、VW1y、VW1z)、V=(VW2x、VW2y、VW2z)とし、求める光軸ベクトルVWAを、VWA=(VWAx、VWAy、VWAz)とする。光軸ベクトルVWAを単位ベクトルと仮定すると、
WAx +VWAy +VWAz =1・・・(3)
が成り立つ。また、内積の条件から
W1xWAx+VW1yWAy+VW1zWAz=cosa・・・(4)
W2xWAx+VW2yWAy+VW2zWAz=cosa・・・(5)
が成り立つ。キャリブレーション装置は、式(3)〜(5)の連立方程式を解くことで、車両座標系における光軸ベクトルVWAを算出する。
キャリブレーション装置は、車両座標系における光軸ベクトルVWAを基準に、パン角θと俯角ψを算出する。パン角θは、
θ=arctan(VWAx/VWAy)・・・(6)
により算出することができる。
図10は、俯角ψと光軸ベクトルVWAの関係を示す図である。俯角と光軸ベクトルVWAは図10の関係があるため、俯角ψは、
ψ=π/2−arccos(VCA・VWN)・・・(7)
により算出することができる。式(7)において、VWNは車両座標系における鉛直下方向を示す鉛直ベクトルである。VWNは、VWN=(0、0、−1)となる。
図11は、鉛直ベクトルと回転角φの関係を示す図であり、図12は、車両座標系およびカメラ座標系における鉛直ベクトルの関係を示す図である。キャリブレーション装置は、カメラ座標系における鉛直ベクトルVCNを算出し、図11の関係から回転角φを算出する。
図12の左側に示すように、車両座標系で鉛直ベクトルVWNは、VWN=(0、0、1)であり、視線ベクトルVW1、VW2は、式(2)で算出済みであるため、鉛直ベクトルVWNと、視線ベクトルVW1、VW2の入射角c、cは、
=arccos(VWN・Vwi)・・・(8)
により算出する。
式(8)により算出した入射角cは、車両座標系でも、カメラ座標系でも同じである。したがって、視線ベクトルVC1、VC2と、入射角c、cの角度を成すベクトルを求めることで、カメラ座標系の鉛直ベクトルVCNを算出する。
ここで、視線ベクトルVc1、Vc2をそれぞれ、Vc1=(Vc1x、Vc1y、Vc1z)、V=(Vc2x、Vc2y、Vc2z)とし、求める光軸ベクトルVCNを、VCN=(VCNx、VCNy、VCNz)とする。光軸ベクトルVCNを単位ベクトルと仮定すると、
CNx +VCNy +VCNz =1・・・(9)
が成り立つ。また、内積の条件から
C1xCNx+VC1yCNy+VC1zCNz=cosc・・・(10)
C2xCNx+VC2yCNy+VC2zCNz=cosc・・・(11)
が成り立つ。キャリブレーション装置は、式(9)〜(11)の連立方程式を解くことで、カメラ座標系における鉛直ベクトルVCNを算出する。キャリブレーション装置は、回転角φを、
φ=arctan(−VCNz/VCNy)・・・(12)
により算出する。
次に、本実施例1にかかるキャリブレーション装置の構成について説明する。図13は、本実施例にかかるキャリブレーション装置の構成を示す図である。図13に示すように、このキャリブレーション装置100は、フレームバッファ110、マーカ抽出部120、カメラ角度パラメータ推定部130、俯瞰画像作成部140、判定部150、パラメータ格納部160、ディスプレイ170を有する。キャリブレーション装置100は、カメラ20〜23に接続する。
フレームバッファ110は、カメラ20〜23が撮影した画像のデータを格納するバッファである。フレームバッファ110は、カメラ毎に画像データを格納する。フレームバッファ110は、マーカ画像格納部110a,110bを有する。
マーカ抽出部120は、フレームバッファ110から画像データを取得し、周知の画像処理技術を利用して、画像データ上の冶具の画像座標を特定する手段である。または、マーカ抽出部120は、画像データをディスプレイ170に出力し、ユーザに冶具の位置を指定させ、指定された座標を画像座標として特定しても良い。マーカ抽出部120は、特定した画像座標のデータを各カメラの画像データごとに分類し、パラメータ格納部160の指定位置パラメータに登録する。マーカ抽出部120は、画像座標の特定が終了した場合に、カメラ角度パラメータ推定部に完了通知を行う。
マーカ抽出部120は、冶具を特定した場合に、該冶具を含む画像データをマーカ画像格納部110a、110bに格納する。マーカ抽出部120は、画像データを複数に分割して、マーカ画像格納部110a,110bに格納しても良い。
例えば、ユーザが冶具10,11を車両の前方の所定の位置に配置し、後方に冶具12,13を配置しない状態で、カメラ20,21,23が画像を撮影する。カメラ20の画像データには、冶具10,11が含まれ、カメラ21には、冶具11が含まれ、カメラ23には、冶具10が含まれる。
マーカ抽出部120は、カメラ20の画像データから冶具を2つ、カメラ21,23の画像データから冶具を1つずつ検出する。この場合、マーカ抽出部120は、カメラ20の全画像データと、カメラ21,23の半分の画像データを、マーカ画像格納部110aに格納する。図14は、マーカ画像格納部110aに格納された画像データの一例を示す図である。
続いて、ユーザが冶具12,13を車両の後方の所定の位置に配置し、前方に冶具10,11を配置しない状態で、カメラ21,22,23が画像を撮影する。カメラ21の画像データには、冶具12が含まれ、カメラ22の画像データには、冶具12,13が含まれ、カメラ23の画像データには、冶具13が含まれる。
マーカ抽出部120は、カメラ22の画像データから冶具を2つ、カメラ21,23の画像データから冶具を1つずつ検出する。この場合、マーカ抽出部120は、カメラ22の全画像データと、カメラ21,23の半分の画像データを、マーカ画像格納部110bに格納する。図15は、マーカ画像格納部110bに格納された画像データの一例を示す図である。
図13の説明に戻ると、カメラ角度パラメータ推定部130は、カメラ角度パラメータを算出する処理部である。カメラ角度パラメータ推定部130は、マーカ抽出部120から完了通知を受け付けた場合に、指定位置パラメータ161を取得し、変換テーブルを用いて、画像座標を視線ベクトルVC1、VC2に変換する。
そして、カメラ角度推定部130は、マーカ位置パラメータ162とカメラ位置パラメータ163を取得し、上述した式(1)〜(12)を利用して、カメラ角度パラメータを算出する。カメラ角度推定部130は、カメラ角度パラメータ163をパラメータ格納部160に登録する。ここで、マーカ位置パラメータ162は、車両座標系の座標として、図3に示した所定の位置に各冶具を配置した場合の冶具10〜13の座標を含み、カメラ位置パラメータは、車両座標系のカメラ20〜23の座標を含む。カメラ角度パラメータ推定部130は、各カメラ20〜23のカメラ角度パラメータの算出が完了した場合に、完了通知を俯瞰画像作成部140に出力する。
俯瞰画像作成部140は、フレームバッファ110に格納された画像データとカメラ角度パラメータ164に基づいて、俯瞰画像を生成する処理部である。俯瞰画像作成部140は、カメラ角度パラメータ推定部130から完了通知を取得した場合に、マーカ画像格納部110aに格納された画像データと、マーカ画像格納部110bに格納された画像データを合成する。図16は、画像の合成を説明するための図である。
図16に示すように、俯瞰画像作成部140は、カメラ21の画像データの左半分と右半分の画像データを合成することで、カメラ21の画像データを作成し、カメラ23の画像データの左半分と右半分の画像データを合成することで、カメラ23の画像データを作成する。
続いて、俯瞰画像作成部140は、各画像データとカメラ角度パラメータを基にして、画像データを俯瞰画像に変換する。俯瞰画像作成部140は、画像データ上の座標と俯瞰画像上の座標との関係を求める。以下の説明において、画像データ上の座標を画像上座標、俯瞰画像上の座標を俯瞰上座標と表記する。
まず、俯瞰画像作成部140は、変換テーブルを用いて、画像上座標Pをカメラ座標系の視線ベクトルVを算出する。俯瞰画像作成部140は、算出したカメラ座標系の視線ベクトルVを、車両座標系の視線ベクトルVに変換する。変換式は、下記に示す式(13)に示す。
Figure 0005369873
式(13)におけるRotX(ψ)、RotY(θ)、RotZ(φ)は、下記の式(14)〜(16)で表される。
Figure 0005369873
Figure 0005369873
Figure 0005369873
続いて、俯瞰座標作成部140は、カメラ位置パラメータ163(カメラ位置C)に基づいて、車両座標系の視線ベクトルVを、視線ベクトルVの方向にある路面上の点の座標Rを算出する。図17は、視線ベクトルVと路面上の点の座標Rの関係を示す図である。視線ベクトルと座標の関係は、
=C+kV・・・(17)
となる。但し、k=CWZ/VWZとする。
続いて、俯瞰座標作成部140は、座標Rを俯瞰画像上の俯瞰上画像Tに変換する。俯瞰画像とZ=0に平面における車両座標系の(x、y)座標間には線形の関係が成り立つため、原点のオフセット量O(画素)と縮尺(画素/mm)により変換することが出来る。座標Rを俯瞰画像上の俯瞰上座標Tの関係は、
T=S×(RWX,RWY)+O・・・(18)
となる。式(18)において、俯瞰画像の原点と、車両座標の原点が一致している場合には、O=(0,0)となる。
式(13)〜(18)を基にして、画像上座標Pと俯瞰上座標Tの関係が算出されるので、俯瞰画像作成部140は、画像上座標Pの画像データを、対応する俯瞰画像の俯瞰上座標Tに貼り付けることで、俯瞰画像を作成する。図18は、俯瞰画像の一例を示す図である。俯瞰画像作成部140は、俯瞰画像を判定部150に出力する。
判定部150は、俯瞰画像と、指定位置パラメータ161と、マーカ位置パラメータ162に基づいて、キャリブレーションが成功したか否かを判定する処理部である。以下において、判定部150の処理にユーザが介在する場合と、判定部150が自動的で処理を行う場合に分けて説明する。
まず、判定部150の処理にユーザが介在する場合について説明する。判定部150は、カメラ20が撮影した画像における冶具の画像座標を指定位置パラメータ161から取得する。また、判定部150は、カメラ20のカメラ位置パラメータ、カメラ角度パラメータを取得する。判定部150は、式(13)〜式(18)を基にして、画像座標に対応する俯瞰上座標を算出する。以下において、画像座標に対応する俯瞰上座標を第1の俯瞰座標と表記する。
判定部150は、俯瞰画像上の第1の俯瞰座標に十字を描画し、ディスプレイに表示する。図19は、俯瞰画像上の俯瞰座標に十字を描画した場合の表示例を示す図である。ユーザは、ディスプレイ170に表示された画像を目視し、冶具の中心と十字が一致しているかを判断する。そして、ユーザは入力装置を介して、冶具の中心と十字の位置は許容範囲内であるか否かの判断結果を判定部150に入力する。判定部150は、カメラ21〜23に関しても上記処理を行う。
判定部150は、全てのカメラに対するユーザの判断結果が、1つでも許容範囲内でない場合には、ユーザに冶具の抽出失敗を通知し、マーカ抽出部120を再起動する。冶具の抽出が失敗していた、すなわち十字の中心位置が俯瞰画像上に表示されている冶具の中心とずれているということは、マーカ抽出部120による画像データ上での冶具の座標特定において、画像上の冶具の位置を正しく特定していなかったことを意味する。例えば、画像上の冶具の位置とずれた位置をユーザが冶具の位置として指定した場合、ここでの判定結果は抽出失敗となる。
一方、全てのカメラに対するユーザの判断結果が、許容範囲内の場合には、判定部150は、カメラ20により撮影された冶具の位置を、マーカ位置パラメータ162から取得する。
判定部150は、上述した式(18)を用いて、冶具の位置を俯瞰画像上の座標に変換する。以下において、マーカ位置パラメータ162から取得した冶具の位置に対応する俯瞰上座標を第2の俯瞰座標と表記する。
判定部150は、俯瞰画像上の第2の俯瞰座標に十字を描画し、ディスプレイ170に表示する。ユーザは、ディスプレイ170に表示された画像を目視し、冶具の中心と十字が一致しているかを判断する。そして、ユーザは入力装置を介して、冶具の中心と十字の位置は許容範囲内であるか否かの判断結果を判定部150に入力する。判定部150は、カメラ21〜23に関しても上記処理を行う。ここで、マーカ位置パラメータには、図3に示す所定の位置に冶具が正しく設置されていた場合の画像上の各冶具の座標を表している。従って、すなわち十字の中心位置が俯瞰画像上に表示されている冶具の中心とずれているということは、そもそも画像を撮影した時点で冶具が設置されていた場所が、正しい位置ではなかったことを意味する。
判定部150は、全てのカメラに対するユーザの判断結果が、1つでも許容範囲内でない場合には、ユーザに冶具配置の失敗を通知し、冶具の配置のやり直しを通知する。一方、全てのカメラに対するユーザの判断結果が、許容範囲内の場合には、判定部150は、キャリブレーションが成功した旨を通知する。
次に、判定部150が自動で処理を行う場合について説明する。判定部150は、カメラ20が撮影した画像における冶具の画像座標を指定位置パラメータ161から取得する。また、判定部150は、カメラ20のカメラ位置パラメータ、カメラ角度パラメータを取得する。判定部150は、式(13)〜式(18)を基にして、画像座標に対応する俯瞰上座標を算出する。以下において、画像座標に対応する俯瞰上座標を第1の俯瞰座標と表記する。
判定部150は、俯瞰画像に対する画像処理を行い、俯瞰画像上における冶具の座標を抽出する。以下において、俯瞰画像から直接抽出した冶具の座標を第3の俯瞰座標と表記する。判定部150は、第1の俯瞰座標(TN1、TN2)と第3の俯瞰座標(TM1、TM2)とを比較し、
|TN1−TM1|≦閾値C
かつ
|TN2−TM2|≦閾値C
という条件を満たすか否かを判定する。かかる条件を満たす場合に、判定部150は、カメラ20に対する誤差は許容範囲内であると判定する。条件を満たさない場合には、カメラ20に対する誤差は許容範囲外であると判定する。判定部150は、カメラ21〜23に関しても上記処理を行う。
判定部150は、全てのカメラに対する判定結果が、1つでも許容範囲内でない場合には、ユーザに冶具の抽出失敗を通知し、マーカ抽出部120を再起動する。
一方、全てのカメラに対する判定結果が、許容範囲内の場合には、判定部150は、カメラ20により撮影された冶具の位置を、マーカ位置パラメータ162から取得する。
判定部150は、上述した式(18)を用いて、冶具の位置を俯瞰画像上の座標に変換する。以下において、マーカ位置パラメータ162から取得した冶具の位置に対応する俯瞰上座標を第2の俯瞰座標(MT1、MT2)と表記する。
判定部150は、第2の俯瞰座標と第3の俯瞰座標とを比較し、
|MT1−TM1|≦閾値D
かつ
|MT2−TM2|≦閾値D
という条件を満たすか否かを判定する。かかる条件を満たす場合に、判定部150は、カメラ20に対する誤差は許容範囲内であると判定する。条件を満たさない場合には、カメラ20に対する誤差は許容範囲外であると判定する。判定部150は、カメラ21〜23に関しても上記処理を行う。
判定部150は、全てのカメラに対するユーザの判断結果が、1つでも許容範囲内でない場合には、ユーザに冶具配置の失敗を通知し、冶具の配置のやり直しを通知する。一方、全てのカメラに対するユーザの判断結果が、許容範囲内の場合には、判定部150は、キャリブレーションが成功した旨を通知する。
パラメータ格納部160は、指定位置パラメータ161、マーカ位置パラメータ162、カメラ位置パラメータ163、カメラ角度パラメータ164を格納する記憶部である。ディスプレイ170は、各種の情報を表示する装置である。
次に、判定部150の処理手順について説明する。まず、ユーザが介在する場合の判定部150の処理手順について説明する。図20は、ユーザが介在する場合の判定部の処理手順を示すフローチャートである。図20に示すように、判定部150は、カメラ20が撮影した画像に対するポインティング誤差確認処理を行い(ステップS101)、カメラ21が撮影した画像に対するポインティング誤差確認処理を行う(ステップS102)。
判定部150は、カメラ22が撮影した画像に対するポインティング誤差確認処理を行い(ステップS103)、カメラ23が撮影した画像に対するポインティング誤差確認処理を行う(ステップS104)。
判定部150は、全カメラの画像に対するポインティング誤差が許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS105)。判定部150は、いずれかのカメラの画像に対するポインティング誤差が許容範囲外である場合には(ステップS106,No)、冶具の検出を失敗した旨をディスプレイ170に出力し(ステップS107)、マーカ抽出部120を再起動する(ステップS108)。
一方、判定部150は、全カメラの画像に対するポインティング誤差が許容範囲内である場合には(ステップS106,Yes)、カメラ20の視野に含まれる冶具の設置誤差確認処理を行い(ステップS109)、カメラ21の視野に含まれる冶具の設置誤差確認処理を行う(ステップS110)。
判定部150は、カメラ22の視野に含まれる冶具の設置誤差確認処理を行い(ステップS111)、カメラ23の視野に含まれる冶具の設置誤差確認処理を行う(ステップS112)。
判定部150は、全冶具の設置誤差が許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS113)。判定部150は、いずれかのカメラの画像に対する冶具設置誤差が許容範囲外である場合には(ステップS114,No)、冶具の設置を失敗した旨をディスプレイ170に出力する(ステップS115)。一方、判定部150は、全冶具の設置誤差が許容範囲内である場合には(ステップS114,Yes)、キャリブレーションが成功した旨をディスプレイ170に出力する(ステップS116)。
次に、図20のステップS101〜104に示したポインティング誤差確認処理の処理手順について説明する。図21は、ポインティング誤差確認処理の処理手順を示すフローチャートである。
図21に示すように、判定部150は、カメラn(nは20、21、22または23)が撮影した画像に基づいて特定した冶具の画像座標を取得し(ステップS201)、カメラnのカメラ位置パラメータおよびカメラ角度パラメータを取得する(ステップS202)。判定部150は、画像座標を第1の俯瞰座標に変換する(ステップS203)。
判定部150は、俯瞰画像上の第1の俯瞰座標に十字を描画しディスプレイ170に表示する(ステップS204)。判定部150は、冶具の十字と、描画した十字が一致した旨の情報を入力装置から取得したか否かを判定する(ステップS205)。
判定部150は、一致した旨の情報を取得した場合に(ステップS206,Yes)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲内」に設定する(ステップS207)。一方、判定部150は、一致しない旨の情報を取得した場合に(ステップS206,No)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲外」に設定する(ステップS208)。
次に、図20のステップS109〜S112に示した冶具の設定位置確認処理の処理手順について説明する。図22は、冶具の設定位置確認処理の処理手順を示すフローチャートである。
図21に示すように、カメラn(nは20、21、22または23)が撮影した画像に含まれる冶具のマーカ位置パラメータを取得し(ステップS301)、マーカ位置パラメータを第2の俯瞰座標に変換する(ステップS302)。
判定部150は、俯瞰画像上の第2の俯瞰座標に十字を描画しディスプレイ170に表示する(ステップS303)。判定部150は、冶具の十字と、描画した十字が一致した旨の情報を入力装置から取得したか否かを判定する(ステップS304)。
判定部150は、一致した旨の情報を取得した場合に(ステップS305,Yes)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲内」に設定する(ステップS306)。一方、判定部150は、一致しない旨の情報を取得した場合に(ステップS305,No)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲外」に設定する(ステップS307)。
次に、ユーザが介在しない場合の判定部150の処理手順について説明する。図23は、ユーザが介在しない場合の判定部150の処理手順を示すフローチャートである。図23に示すように、判定部150は、カメラ20が撮影した画像に対するポインティング誤差判定処理を行い(ステップS401)、カメラ21が撮影した画像に対するポインティング誤差判定処理を行う(ステップS402)。
判定部150は、カメラ22が撮影した画像に対するポインティング誤差判定処理を行い(ステップS403)、カメラ23が撮影した画像に対するポインティング誤差判定処理を行う(ステップS404)。
判定部150は、全カメラの画像に対するポインティング誤差が許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS405)。判定部150は、いずれかのカメラの画像に対するポインティング誤差が許容範囲外である場合には(ステップS406,No)、冶具の検出を失敗した旨をディスプレイ170に出力し(ステップS407)、マーカ抽出部120を再起動する(ステップS408)。
一方、判定部150は、全カメラの画像に対するポインティング誤差が許容範囲内である場合には(ステップS406,Yes)、カメラ20の視野に含まれる冶具の設置誤差判定処理を行い(ステップS409)、カメラ21の視野に含まれる冶具の設置誤差判定処理を行う(ステップS410)。
判定部150は、カメラ22の視野に含まれる冶具の設置誤差確認処理を行い(ステップS411)、カメラ23の視野に含まれる冶具の設置誤差確認処理を行う(ステップS412)。
判定部150は、全冶具の設置誤差が許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS413)。判定部150は、いずれかのカメラの画像に対する冶具設置誤差が許容範囲外である場合には(ステップS414,No)、冶具の設置を失敗した旨をディスプレイ170に出力する(ステップS415)。一方、判定部150は、全冶具の設置誤差が許容範囲内である場合には(ステップS414,Yes)、キャリブレーションが成功した旨をディスプレイ170に出力する(ステップS416)。
次に、図23のステップS401〜404に示したポインティング誤差判定処理の処理手順について説明する。図24は、ポインティング誤差判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図24に示すように、判定部150は、カメラn(nは20、21、22または23)が撮影した画像に基づいて特定した冶具の画像座標を取得し(ステップS501)、カメラnのカメラ位置パラメータおよびカメラ角度パラメータを取得する(ステップS502)。
判定部150は、画像座標を第1の俯瞰座標に変換し(ステップS503)、俯瞰画像から第3の俯瞰座標を抽出する(ステップS504)。判定部150は、第1の俯瞰座標と第3の俯瞰座標を比較して、第1の俯瞰座標と第3の俯瞰座標の差が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS505)。
判定部150は、第1の俯瞰座標と第3の俯瞰座標の差が閾値以下の場合に(ステップS506,Yes)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲内」に設定する(ステップ507)。一方、判定部150は、第1の俯瞰座標と第3の俯瞰座標の差が閾値よりも大きい場合に(ステップS506,No)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲外」に設定する(ステップ508)。
次に、図23のステップS409〜412に示した冶具の設置誤差判定処理の処理手順について説明する。図25は、冶具の設置誤差判定処理の処理手順を示すフローチャートである。
図25に示すように、判定部150は、カメラn(nは20、21、22または23)が撮影した画像に含まれる冶具のマーカ位置パラメータを取得し(ステップS601)、マーカ位置パラメータを第2の俯瞰座標に変換する(ステップS602)。
判定部150は、俯瞰画像から第3の俯瞰座標を抽出し(ステップS603)、第2の俯瞰座標と第3の俯瞰座標を比較して、第2の俯瞰座標と第3の俯瞰座標の差が閾値以下であるか否かを判定する(ステップS604)。
判定部150は、第2の俯瞰座標と第3の俯瞰座標の差が閾値以下の場合に(ステップS605,Yes)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲内」に設定する(ステップ606)。一方、判定部150は、第2の俯瞰座標と第3の俯瞰座標の差が閾値よりも大きい場合に(ステップS605,No)、カメラnに対する戻り値を「許容範囲外」に設定する(ステップ607)。
上述してきたように、本実施例1にかかるキャリブレーション装置100は、車両に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように冶具が規定座標に配置された状態で、カメラが撮影した画像と、カメラのパラメータと、カメラ画像上の冶具の座標を取得する。キャリブレーション装置100は、画像とパラメータに基づいて、移動体の俯瞰画像を生成すると共に、カメラ画像上の冶具の座標と規定座標を、俯瞰画像上の座標に変換する。そして、キャリブレーション装置は、俯瞰画像上の冶具の座標と変換結果を基にして、パラメータが適切であるか否かを判定する。
このように、本実施例1にかかるキャリブレーション装置は、視野内の複数の治具を撮影したカメラの画像とパラメータを基にして俯瞰画像を生成し、俯瞰画像上の治具の座標と、実際の治具の座標等を比較して、パラメータが適切であるか否かを判定するので、キャリブレーション結果のパラメータが適切なものであるか否かを容易かつ早期に確認でき、ユーザにかかる負担を軽減させることが出来る。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例1以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例2として本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)冶具の撮影について
上記の実施例1では、カメラ20〜23が画像を撮影するタイミングについて言及していなかったが、キャリブレーションに必要なカメラ画像をすべて同時に撮影しなくてもよい。例えば、キャリブレーション装置100は、撮影範囲を分割して各冶具を撮影した後に各画像を合成することで、実施例1と同様にしてカメラ角度パラメータを算出しても良い。このように、撮影範囲を分割して各冶具を撮影することで、キャリブレーションを行う場合に必要となるスペースを更に狭くすることが出来る。なお、カメラの数は4個に限定されるものではない。
(2)システム構成等
本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図13にて説明したマーカ抽出部120、カメラ角度パラメータ推定部130、俯瞰画像作成部140、判定部150に対応する機能をサーバに持たせ、かかるサーバに、各カメラの撮影した画像や、パラメータ格納部160に格納された各データを送信することで、サーバがキャリブレーションの成功可否を判定し、判定結果をユーザの端末に通知する構成にしてもよい。あるいは、カメラ角度パラメータ推定部130、俯瞰画像作成部140、判定部150に対応する機能を移動端末等に持たせても良い。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
図26は、実施例にかかるキャリブレーション装置100を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。図26に示すように、このコンピュータ(キャリブレーション装置)200は、入力装置201、モニタ202、カメラ203、RAM(Random Access Memory)204、ROM(Read Only Memory)205、他の装置と通信を行う通信制御装置206、記憶媒体からデータを読み取る媒体読取装置207、CPU(Central Processing Unit)208、HDD(Hard Disk Drive)209をバス210で接続する。コンピュータ200は、カメラ203以外にもカメラを有しているものとする。
HDD209には、上記したキャリブレーション装置100の機能と同様の機能を発揮するキャリブレーションプログラム209bが記憶されている。CPU208がキャリブレーションプログラム209bを読み出して実行することにより、キャリブレーションプロセス208aが起動される。ここで、キャリブレーションプロセス208aは、図13に示した、マーカ抽出部120、カメラ角度パラメータ推定部130、俯瞰画像作成部140、判定部150に対応する。
また、HDD209は、パラメータ格納部160に記憶される情報に対応する各種データ209aを記憶する。CPU208は、HDD209に格納された各種データ209aを読み出して、RAM204に格納し、RAM204に格納された各種データ204aおよびカメラ203に撮影された画像を用いて、キャリブレーションが成功したか否かを判定する。
ところで、図26に示したキャリブレーションプログラム209bは、必ずしも最初からHDD209に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにキャリブレーションプログラム209bを記憶しておき、コンピュータがこれらからキャリブレーションプログラム209bを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標を取得するステップと、
前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得するステップと、
前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換するステップと、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定するステップと
を実行させることを特徴とする判定プログラム。
(付記2)前記判定するステップは、前記パラメータが適切でないと判定した場合に、前記俯瞰画像上の治具の座標と前記変換するステップにて変換された前記規定座標の距離、および、前記俯瞰画像上の治具の座標と前記変換するステップにて変換された画像上の冶具の座標の距離を基にして、前記パラメータが適切ではない理由を通知することを特徴とする付記1に記載の判定プログラム。
(付記3)コンピュータに、
移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータを取得するステップと、
前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得するステップと、
前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換するステップと、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定するステップと
を実行させることを特徴とする判定プログラム。
(付記4)前記判定するステップは、前記パラメータが適切でないと判定した場合に、前記俯瞰画像上の治具の座標と前記変換するステップにて変換された前記規定座標の距離を基にして、前記パラメータが適切ではない理由を通知することを特徴とする付記3に記載の判定プログラム。
(付記5)コンピュータに、
移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標を取得するステップと、
前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得するステップと、
前記画像上の治具の座標を、前記俯瞰画像上の座標に変換するステップと、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定するステップと、
を実行させることを特徴とする判定プログラム。
(付記6)前記判定するステップは、前記パラメータが適切でないと判定した場合に、前記俯瞰画像上の治具の座標と前記変換ステップにて変換された前記画像上の冶具の座標の距離を基にして、前記パラメータが適切ではない理由を通知することを特徴とする付記5に記載の判定プログラム。
(付記7)移動体に設置されたカメラの視野に複数の治具が含まれるように前記治具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記規定座標と、前記カメラの座標を基にして、前記カメラのパラメータを算出するパラメータ算出部と、
前記画像と前記パラメータに基づいて、前記移動体の俯瞰画像を生成する俯瞰画像生成部と、
前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換する変換部と、
前記俯瞰画像上の治具の位置と、前記画像上の冶具の座標と規定座標とを前記俯瞰画像上の座標にそれぞれ変換した変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定する判定部と、
を有することを特徴とするキャリブレーション装置。
(付記8)判定装置が、
移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標を取得する取得ステップと、
前記画像と前記パラメータに基づいて、前記移動体の俯瞰画像を生成する俯瞰画像生成ステップと、
前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換する変換ステップと、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換ステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定する判定ステップと、
を含んだことを特徴とする判定方法。
(付記9)移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標と、前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得する取得部と、
前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換する変換部と、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定する判定部と
を有することを特徴とする判定装置。
(付記10)移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得する取得部と、
前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換する変換部と、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定する判定部と
を有することを特徴とする判定装置。
(付記11)移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標と、前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得する取得部と、
前記画像上の治具の座標を、前記俯瞰画像上の座標に変換する変換部と、
前記俯瞰画像上の治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定する判定部と、
を有することを特徴とする判定装置。
10,11,12,13 冶具
20,21,22,23 カメラ
100 キャリブレーション装置
110 フレームバッファ
110a,110b マーカ画像格納部
120 マーカ抽出部
130 カメラ角度パラメータ推定部
140 俯瞰画像作成部
150 判定部
160 パラメータ格納部
161 指定位置パラメータ
162 マーカ位置パラメータ
163 カメラ位置パラメータ
164 カメラ角度パラメータ
170 ディスプレイ
200 コンピュータ
201 入力装置
202 モニタ
203 カメラ
204 RAM
204a 各種データ
205 ROM
206 通信制御装置
207 媒体読取装置
208 CPU
208a キャリブレーションプロセス
209 HDD
209a 各種データ
209b キャリブレーションプログラム
210 バス

Claims (4)

  1. コンピュータに、
    移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標を取得するステップと、
    前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得するステップと、
    前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換するステップと、
    前記俯瞰画像上から直接抽出した治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定するステップと
    を実行させることを特徴とする判定プログラム。
  2. 前記判定するステップは、前記パラメータが適切でないと判定した場合に、前記俯瞰画像上の治具の座標と前記変換するステップにて変換された前記規定座標の距離、および、前記俯瞰画像上の治具の座標と前記変換するステップにて変換された画像上の冶具の座標の距離を基にして、前記パラメータが適切ではない理由を通知することを特徴とする請求項1に記載の判定プログラム。
  3. コンピュータに、
    移動体に設置されたカメラの視野に複数の冶具が含まれるように前記冶具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記カメラのパラメータと、前記画像上の治具の座標を取得するステップと、
    前記画像と前記パラメータに基づいて生成された前記移動体の俯瞰画像を取得するステップと、
    前記画像上の治具の座標を、前記俯瞰画像上の座標に変換するステップと、
    前記俯瞰画像上から直接抽出した治具の座標と、前記変換するステップの変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定するステップと、
    を実行させることを特徴とする判定プログラム。
  4. 移動体に設置されたカメラの視野に複数の治具が含まれるように前記治具が規定座標に配置された状態で、前記カメラが撮影した画像と、前記規定座標と、前記カメラの座標を基にして、前記カメラのパラメータを算出するパラメータ算出部と、
    前記画像と前記パラメータに基づいて、前記移動体の俯瞰画像を生成する俯瞰画像生成部と、
    前記画像上の治具の座標と前記規定座標を前記俯瞰画像上の座標に変換する変換部と、
    前記俯瞰画像上から直接抽出した治具の座標と、前記画像上の冶具の座標と、前記規定座標とを前記俯瞰画像上の座標にそれぞれ変換した変換結果を基にして、前記パラメータが適切であるか否かを判定する判定部と、
    を有することを特徴とするキャリブレーション装置。
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