JP2018205827A - アルミホイールの生産管理方法 - Google Patents

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徹雄 御厨
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Abstract

【課題】アルミホイールを鋳造により製造する際、アルミホイール素材の個体情報と製造情報とを対応付けることにより、アルミホイール素材あるいはアルミホイール最終製品の製造履歴を、容易に後で照会できるようにする。【解決手段】ハブ部の取付け面に凹部を有するアルミホイール素材を鋳造により形成し、前記凹部の底表面に、個体識別符号が表示された耐熱ラベルを貼付する。そして、前記アルミホイール素材の一連の製造工程のうち、少なくとも一つの製造工程の製造情報を取得し、前記一製造工程後に、前記耐熱ラベルの個体識別符号から前記アルミホイール素材の個体情報を読み取り、前記個体情報と前記製造情報とを対応付ける。【選択図】図4

Description

本発明は、アルミホイールを鋳造により製造する際、製造途中のアルミホイール素材の個体情報とその製造情報とを対応付ることにより、アルミホイール素材あるいはアルミホイール最終製品の製造履歴を、容易に後で照会できるようにする、アルミホイールの生産管理方法に関する。
鋳造品素材の表面に個体識別符号を付し、その個体識別符号から読み取った鋳造品素材の個体情報とその製造情報とを対応付けることにより、素材あるいは最終製品の製造履歴を、後で照会できるようにする生産管理方法が知られている(例えば、特許文献1)。
その際、鋳造品素材の表面に個体識別符号を付す方法として、素材表面を「化成処理」して個体識別符号を形成する方法(例えば、特許文献1)、鋳型に個体識別符号の反転パターンを刻印し、正となるパターンを鋳造品素材表面に形成する「鋳出し」の方法(例えば、特許文献2)、鋳造品素材表面に個体識別符号を直接付す、「打刻」や「レーザ刻印」の方法(例えば、特許文献3)が知られている。
特開2001−205423号公報 特開平6−39489号公報 特開平10−202355号公報
アルミホイールを鋳造により製造する場合にも、素材表面に個体識別符号を付し、その個体識別符号から読み取った素材の個体情報とその製造情報とを対応付けできるようにして、素材あるいは最終製品の製造履歴を後で照会できるようにすることが好ましいと考えられる。しかし、個体識別符号をデザイン面(表面側)に付すと、アルミホイールのデザインに影響がでないよう、個体識別符号を除去する工程が必要になる可能性があり、また、個体識別符号をリム面に付すと、リム面の機械加工にて個体識別符号が消えてしまう可能性がある。また、個体識別符号を取付け面(裏面側)の機械加工されない部分に付せば上記問題は解消されるものの、被加工部分は狭所なため、「化成処理」「鋳出し」「打刻」「レーザ刻印」等の方法により個体識別符号を付すことは困難であった。
そこで本発明では、アルミホイールを鋳造により製造する際、アルミホイール素材の個体情報と製造情報とを対応付けることにより、アルミホイール素材あるいはアルミホイール最終製品の製造履歴を、容易に後で照会できるようにする、アルミホイールの生産管理方法の提供を目的とする。
本発明のアルミホイールの生産管理方法では、ハブ部の取付け面に凹部を有するアルミホイール素材を鋳造により形成し、前記凹部の底表面に、個体識別符号が表示された耐熱ラベルを貼付し、前記アルミホイール素材の一連の製造工程のうち、少なくとも一つの製造工程の製造情報を取得し、前記一製造工程後に、前記耐熱ラベルの個体識別符号から前記アルミホイール素材の個体情報を読み取り、前記個体情報と前記製造情報とを対応付けることにより、前記アルミホイール素材あるいは前記アルミホイール素材を基にするアルミホイール最終製品の製造履歴を、後で照会できるようにする。
また、本発明のアルミホイールの生産管理方法では、前記個体識別符号に、バーコードあるいは2次元マトリックスコードを用いるようにする。
本発明のアルミホイールの生産管理方法によれば、アルミホイールを鋳造により製造する際、アルミホイール素材の個体情報と製造情報とを対応付けることにより、アルミホイール素材あるいはアルミホイール最終製品の製造履歴を、後で容易に照会できるようになる。そして、不良や不具合の原因となった製造要因を的確に割り出して、アルミホイールの品質向上に寄与することができる。
本実施形態のアルミホイールの製造工程を示すフロー図である。 本実施形態のアルミホイール素材をデザイン面から見た側面図である。 図2のA−A断面を示す断面図である。 本実施形態の凹部2cに耐熱ラベル3を添付した状態の図である。 本実施形態の個別識別符号の読取り方法を説明するための模式図である。 本実施形態の製造情報と個別識別符号の対応付けを説明するための概念図である。 本実施形態の製造情報と個別識別符号の対応付けを説明するための他の概念図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したアルミホイールの製造工程の一例である。本実施形態では、一般的な製造工程である、鋳造工程S10、溶体化熱処理工程S20、素材表面の機械加工工程S30、塗装工程S40に、アルミホイール素材に耐熱ラベルを貼付するラベル貼付工程S11、個体識別符号を読み取る符号読み取り工程S12、S21、S31、S41を付加している。
まず、鋳造工程S10では、例えば、図2、図3に示すようなアルミホイール素材1を鋳造により形成する。アルミホイール素材1は、ディスク部2とリム部3とを有する半製品であり、ディスク部2は、ハブ部2aとハブ部2aの外周面から放射状に形成されたデザイン部2bとを有している。そして、製品となった際、図3のP面が「デザイン面」、Q面が「取り付け面」になる。すなわち、図3のP面が車体に対して外側を向く面になる。
ここで、本実施形態では、鋳造工程S10において、ハブ部2aの取り付け面(Q面)に凹部2cを有するアルミホイール素材1を形成する。凹部2cは、機械加工により形成してもよいが、作業効率上、凹部2cが形成されるような型を用いて、「鋳抜き穴」として形成するほうが好ましい。凹部2cは、以下に説明するように、ラベル貼付位置になるとともに、アルミホイール素材1を軽量化する形状にもなる。
次に、ラベル貼付工程S11にて、例えば、図4に示すように、凹部2cの内底面に、個体識別符号が表示された耐熱ラベル4を貼付する。
耐熱ラベル4は、600℃以上の耐熱性を有するものを用いることにより、アルミホイール素材1に耐熱ラベル4を貼付したまま、溶体化熱処理工程S20を行うことができるようになる。また、基材がアルミニウムの耐熱ラベル4にすることで、耐熱ラベル4と凹部2cの内底面とを、溶体化熱処理S20の加熱により強固に固着させ、以降の工程にて剥がれにくくすることができる。
耐熱ラベル4としては、例えば、YSテック社製の常温貼り付けタイプの耐熱ラベル等を用いることができる。
また、耐熱ラベル4に表示される個体識別符号は、数字や文字にして印刷することもできるが、図4に示すような2次元マトリックスコードやバーコードにして印刷するほうが好ましい。このような個体識別符号にすることで、小面積にて情報量が多く、かつ、市販の読み取り装置により容易に読み取ることが可能な個体識別符号にすることができる。特に、2次元マトリックスコードは、耐熱ラベル4を正方形に近い形状にすることができるので、狭所である凹部2cの内底面に貼付しやすい耐熱ラベル4にすることができる。
また、凹部2cの内底面は、機械加工する必要が無い面になる。これにより、耐熱ラベル4を凹部2cの内底面に貼付することにより、機械加工工程S30において耐熱ラベル4が欠損しないようにすることができる。
次に、符号読み取り工程S12において、耐熱ラベル3に印刷された個別識別符号を、図5に示すような読み取り装置5を用いて読み取るようにする。読取り装置5には、耐熱ラベル4上の個別識別符号に光線5aを当て反射光を読み取る、通常のコードリーダーを用いることができる。そして、読み取り装置5は、コンピュータ6に接続し、個体識別符号から読み取った情報を、アルミホイール1の個体情報としてコンピュータ6に送信できるようにしている。
ここで、図6に示すように、コンピュータ6は、読み取り装置5から受信した個体情報、具体的には、アルミホイール素材1のシリアル番号、ロット番号等を保持するとともに、鋳造工程S10の装置に接続し、データロガー7を介して受信した、鋳造工程S10の製造情報、例えば、鋳造日時、鋳造時の湯温、鋳造時の型温度、積算鋳造回数等を保持できるようにしている。そして、コンピュータ6内において、個体情報と製造情報とを対応付けできるようにしている。
個体情報と製造情報との対応付けは、例えば、以下のようにして行うことができる。
まず、コンピュータ6は、鋳造工程S10の製造情報を、時刻tの経時変化情報F(t)として受信し、符号読み取り工程S12で読み取った個体情報を、ある特定時刻tの情報として受信する。そして、あらかじめアルミホイール素材1が、鋳造工程S10から読み取り工程S12に移動するのに要する時間δtを、アルミホイール素材1を搬送するコンベアの搬送速度等から定めておき、コンピュータ6内において、F(t−δt)の製造情報を個体情報に対応付けする。
このような、個体情報と製造情報とを対応付けることにより、鋳造工程S10において、特定のアルミホイール素材1がどのように処理されたかを、管理することができる。例えば、シリアル番号XXX、ロット番号YYY、のアルミホイール素材1が、時刻HH時MM分に鋳造され、その時の湯温はT℃、型温度がT℃であった、のように、アルミホイール素材1の製造履歴として後で容易に照会することができる。
そして、上記の対応付けと同様に、符号読み取り工程S21にて読み取った個体情報と、溶体化熱処理工程S20の製造情報とを対応付けるとともに、符号読み取り工程S31にて読み取った個体情報と、機械加工工程S30の製造情報、符号読み取り工程S41にて読み取った個体情報と、塗装工程S30の製造情報とを対応付けることにより、各製造工程についても、特定のアルミニウム素材1がどのように処理されたかを、製造履歴として後で照会することができる。
また、各製造工程における対応付けは、図7に示すようなコンピュータ6で一括して行うこともできる。このようにすることで、鋳造工程S10以降の全ての製造工程においてアルミニウム素材1がどのように処理されたかについて管理することができ、アルミホイール素材1を基にするアルミホイール最終製品、すなわち、特定のアルミホイール最終製品についても、各製造工程においてどのように処理されたかを、製造履歴として後で照会することができる。
このように、アルミホイール最終製品の製造履歴を後で照会できるようにすることで、アルミホイール最終製品の外観やリークテストのような検査において、不良や不具合が発生した際、問題のある工程プロセスを容易に絞り込むことが可能になり、再発防止策を迅速に実行できるようになる。
以上、本発明のアルミホイールの生産管理方法について、上記実施形態を用いて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。特許請求の範囲の技術範囲において、構成を変更することが可能である。
例えば、上記実施形態では、アルミホイールの、鋳造工程S10、溶体化熱処理工程S20、アルミホイール1素材表面の機械加工工程S30、塗装工程S40の製造工程後に符号読み取り工程を設けたが、符号読み取り工程の位置はこれに拘るものではない。例えば、これら製造工程以外の工程を付加し、その工程の後に符号読み取り工程を設けることもでき、製造工程を小工程に分割し、その小工程の後に符号読み取り工程を設けることもできる。
また、上記実施形態では、ラベル貼付工程S11を、鋳造工程S10直後に設けたが、溶体化熱処理工程S20直後に設け、溶体化熱処理工程S20以降のアルミホイール素材1とその製造情報とを、対応付けすることもできる。その場合、耐熱ラベル4は、塗装工程S40の最高温度に耐える得るものを用いればよい。なお、溶体化熱処理工程S20直後にラベル貼付工程S11を設ける場合には、符号読み取り工程S12は不要になる。
なお、耐熱ラベル4は、デザイン面(P面)の反対面に貼付されるので、アルミホイールのデザインに影響を与えず、また、凹部2cの内底面に貼付されるので、アルミホイールの車軸への取り付けにも影響を及ぼさない。これにより、耐熱ラベル4を貼付したままアルミホイール最終製品として出荷することができ、ユーザー不具合等があった際には、耐熱ラベル4の個体識別符号を、不具合があったアルミホイールの製造履歴の追跡に使用することもできる。
1:アルミホイール素材
2:ディスク部
2a:ハブ部
2b:デザイン部
2c:凹部
2d:貫通孔の形成予定位置
3:リム部
4:耐熱ラベル
5 9 11 13:読み取り装置
6:コンピュータ
7 10 12 14:データロガー
8:コンベア

Claims (2)

  1. ハブ部の取付け面に凹部を有するアルミホイール素材を鋳造により形成し、
    前記凹部の底表面に、個体識別符号が表示された耐熱ラベルを貼付し、
    前記アルミホイール素材の一連の製造工程のうち、少なくとも一つの製造工程の製造情報を取得し、
    前記一製造工程後に、前記耐熱ラベルの個体識別符号から前記アルミホイール素材の個体情報を読み取り、
    前記個体情報と前記製造情報とを対応付けることにより、前記アルミホイール素材あるいは前記アルミホイール素材を基にするアルミホイール最終製品の製造履歴を、後で照会できるようにする
    ことを特徴とするアルミホイールの生産管理方法。
  2. 前記個体識別符号に、バーコードあるいは2次元マトリックスコードを用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載のアルミホイールの生産管理方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023089659A1 (ja) * 2021-11-16 2023-05-25 太平洋工業株式会社 緩み検知装置、及び緩み検知プログラム

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