JP2018203539A - 搬送装置 - Google Patents

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Shuhei Nishida
周平 西田
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康一 中川
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Abstract

【課題】搬送能力を向上させる。【解決手段】搬送装置は、鉛直方向に沿って配置されたベルト2と、ベルト2の外周面2aに装着されたバケット1とを備えている。ベルト2は、上端に設けられた上湾曲部2xと、下端に設けられた下湾曲部2yとを有する。各バケット1は、ベルト2の走行により、下湾曲部2yにおいて穀物Gを掬い取り、掬い取った穀物Gを保持しつつ上方に搬送し、上湾曲部2xにおいて穀物Gを放出する。下湾曲部2yにおける水平方向の長さLyは、上湾曲部2xにおける水平方向の長さLxよりも長い。【選択図】図3

Description

本発明は、穀物乾燥機等においてバケットで粒体を掬い取り搬送する搬送装置に関する。
穀物乾燥機等で用いられる搬送装置において、特許文献1及び特許文献2に示されたものが知られている。特許文献1及び特許文献2に記載の搬送装置は、共に、鉛直方向に沿って配置された環状部材(ベルト)と、環状部材の外周面に装着されたバケットとを備えている。バケットは、環状部材の走行により、下方で粒体(穀物)を掬い取り、掬い取った粒体を保持しつつ上方に搬送し、上方で粒体を放出するように構成されている。
実開昭56−151209号公報 実開昭59−043413号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の搬送装置では、環状部材の下端に設けられた下湾曲部においてバケットが粒体を掬い取る時間を十分に確保することができず、搬送能力(穀物の放出量)を向上させることができない。
本発明の目的は、搬送能力を向上させることが可能な搬送装置を提供することである。
本発明によると、鉛直方向に沿って配置された環状部材と、前記環状部材の外周面に装着されたバケットとを備え、前記環状部材は、上端に設けられた上湾曲部と、下端に設けられた下湾曲部とを有し、前記バケットは、前記環状部材の走行により、前記下湾曲部において粒体を掬い取り、掬い取った前記粒体を保持しつつ上方に搬送し、前記上湾曲部において前記粒体を放出するように構成されており、前記下湾曲部における前記環状部材の幅方向と直交しかつ水平面に沿った水平方向の長さが、前記上湾曲部における前記水平方向の長さよりも長いことを特徴とする搬送装置が提供される。
本発明によれば、バケットが下湾曲部において粒体を掬い取る時間を長くすることができ、搬送能力を向上させることができる。
本発明に係る搬送装置は、前記環状部材における前記上湾曲部の内周面に接触する1つの上回転部材と、前記環状部材における前記下湾曲部の内周面に接触する1つの下回転部材とを備え、前記下回転部材の径が、前記上回転部材の径よりも大きくてよい。この場合、下湾曲部の水平方向の長さが上湾曲部の水平方向の長さよりも長いという要件を、上下回転部材によって容易に実現することができる。
前記下湾曲部に、前記水平方向に延在する水平部が設けられてよい。この場合、バケットが水平部において粒体の掬い取りを安定して行うことができ、搬送能力をより向上させることができる。
本発明に係る搬送装置は、前記環状部材における前記下湾曲部の内周面に接触する複数の下部分回転部材を備え、前記複数の下部分回転部材は、前記水平方向に互いに離隔し、前記水平部を形成してよい。この場合、複数の下部分回転部材を用いて、水平部を容易に形成することができる。
本発明によれば、搬送能力を向上させることが可能である。
本発明の第1実施形態に係る搬送装置を含む穀物乾燥機を示す側面図である。 図1のII−II線に沿った穀物乾燥機の内部を示す概略断面図である。 図1のIII−III線に沿った本発明の第1実施形態に係る搬送装置の概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る搬送装置の図3に対応する概略断面図である。 (a)はバケットの正面図、(b)はバケットの側面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る搬送装置50は、図1に示すように、穀物乾燥機100に適用されている。
穀物乾燥機100は、穀物(米、麦、粟、稗、豆、黍等)を乾燥させるための機械であって、ハウジング100xと、ハウジング100xの側方に配置された搬送装置50と、制御盤やバーナが収容されたケース60と、吸引ファン70とを有する。ハウジング100xにおける図1の紙面手前側の側面、及び、搬送装置50の下方には、それぞれ、穀物を張り込むための張込口81,82が設けられている。
ハウジング100xの内部には、図2に示すように、上から順に、穀物を貯留する貯留部10と、貯留部10から受けた穀物を乾燥させる乾燥部20と、乾燥部20から受けた穀物を搬送装置50に搬送する集穀部30とが設けられている。
乾燥部20は、それぞれ網板20a,20bによりV字状に形成された一対の穀物通路20x,20yと、各穀物通路20x,20yの下端に配置されたロータリーバルブ21x,21yとを有する。
穀物通路20x,20yの間には、バーナから吸引ファン70に向かって熱風が通る熱風路25が形成されている。穀物通路20x,20yの外側には、それぞれ吸引ファン70に通じる排風路26が形成されている。ファンモータ70M(図1参照)の駆動により吸引ファン70が回転すると、熱風路25内の熱風が各穀物通路20x,20yを経てその外側の排風路26を通り、吸引ファン70を介して穀物乾燥機100の外部に排出される。穀物は、ロータリーバルブ21x,21yの間欠回転により、貯留部10から乾燥部20に移動し、穀物通路20x,20yを通って下方に移動する際に上記熱風を浴びて乾燥され、集穀部30に繰り出される。
集穀部30は、図1の左右方向に延在する螺旋状の下部コンベア31を有する。乾燥部20から集穀部30に繰り出された穀物、及び、張込口81から張り込まれた穀物は、下部コンベア31によって図1の右から左に向かう方向に搬送装置50の下部に搬送される。
集穀部30から搬送装置50に搬送された穀物は、後に詳述するように搬送装置50によって下方から上方に搬送されて上方で放出された後、図1の左右方向に延在する螺旋状の上部コンベア(図示略)によって図1の左から右に向かう方向に搬送され、上部コンベアから落下して貯留部10に戻される。即ち、穀物は、水分値が目標値まで低下するまで、貯留部10、乾燥部20、集穀部30、搬送装置50を経て再び貯留部10に戻るように、循環する(図1の白抜き矢印参照)。一方、水分値が目標値まで低下した穀物は、搬送装置50によって下方から上方に搬送された後、排出口90から排出される。
搬送装置50は、図3に示すように、鉛直方向に互いに離隔して配置された上プーリ3x及び下プーリ3yと、上下プーリ3x,3yに巻回されることで鉛直方向に沿って配置されたベルト2と、ボルト・ナット、リベット等の固定部材(図示略)によりベルト2の外周面2aに装着された複数のバケット1とを有する。複数のバケット1は、ベルト2の周方向に等間隔で配置されている。
ベルト2は、上端に設けられた上湾曲部2xと、下端に設けられた下湾曲部2yとを有する。湾曲部2x,2yは、共に円弧状である。
上プーリ3xは、ベルト2における上湾曲部2xの内周面2bに接触している。下プーリ3xは、ベルト2における下湾曲部2yの内周面2bに接触している。下プーリ3yの径Dyは、上プーリ3xの径Dxよりも大きい。したがって、下湾曲部2yの回転半径は、上湾曲部2xの回転半径よりも大きい。下湾曲部2yにおける水平方向(ベルト2の幅方向と直交しかつ水平面に沿った方向)の長さLy(≒Dy)は、上湾曲部2xにおける水平方向の長さLx(≒Dx)よりも長い。
なお、上プーリ3xは、搬送モータ50M(図1参照)により駆動される駆動プーリである。下プーリ3yは、上プーリ3xの駆動に伴うベルト2の走行によって回転する従動プーリである。
ベルト2は、平ベルト、Vベルト、タイミングベルト等であり、例えば、未加硫のゴム組成物がフリクション処理により両面に付着した複数の布帛をそれぞれ未加硫のゴム組成物をコーチング処理により片面に形成した上で積層し互いに接着することで形成された布帛積層体を、未加硫のゴム組成物がフリクション処理により両面又は片面に付着した外被布で被覆し、これをフラットの熱プレス盤で順次送り焼き(加硫)して形成されたものである。
布帛の材料、積層数、幅は、ベルト2の片側に装着されたバケット1及びこれに搬送される穀物Gの質量、張力安全率、固定部材の引き抜き力、引き抜き安全率、負荷張力、掬い込み抵抗、有効張力、最大張力、伝達効率と耐久性から最小プーリ径以下に合致した積層枚数、ベルト速度等から決められる。布帛は、合成繊維(ポリエステル、ポリアミド、アラミド、ビニロン等)、天然繊維(綿等)、又は、合成繊維と天然繊維との混紡繊維から構成されてよい。布帛を構成する繊維は、用途に応じて選択されるが、コスト、汎用性の面から、一般的には綿が最も好ましい。また、布帛は、経糸と緯糸とを90°又は90°を超える交差角度で織製された平織り、綾織り、朱子織り等の織物、経編又は緯編の編物、等であってよい。布帛が織布である場合、布帛の密度は、経糸が30〜60本/5cm、緯糸が30〜50本/5cmであることが好ましい。なお、布帛の材料として、外被布として汎用されている繊維材料を用いてもよい。ゴム組成物が付着した布帛の厚みの平均は、布帛の種類等にもよるが、例えば0.5〜3.0mm、好ましくは1.0〜2.5mm、さらに好ましくは1.5〜2.0mmであってよい。布帛の厚みが小さすぎると、固定部材の引き抜き力の低下、穀物搬送能力が低下する可能性がある。布帛の厚みが大きすぎると、上下プーリ3x,3yに対する巻回角度が小さくなり動力伝達効率が大きく低下して穀物搬送能力が大きく低下する可能性がある。
各バケット1は、ベルト2の外周面2aに取り付けられる取付部1aと、穀物Gを保持する保持部1bとを有する。
取付部1aは、外周面2aに沿うように延在している。取付部1aには、2つの貫通孔1ahが形成されている(図5(a)参照)。各バケット1は、当該2つの貫通孔1ahとベルト2に形成された各貫通孔1ahに対応する貫通孔とにそれぞれ固定部材を挿入することで、ベルト2に固定されている。
保持部1bは、ベルト2の幅方向から見て湾曲形状を有する(図5(b)参照)。
各バケット1におけるベルト2の幅方向の両側部は、側板(図示略)によって閉鎖されている。
各バケット1は、ベルト2の走行に伴って移動する過程において、下湾曲部2yにおいてプーリ3yの外周に沿って回転するときに、穀物Gを掬い取る(図3の位置P1にあるバケット1参照)。そして各バケット1は、掬い取った穀物Gを保持部1bに保持しつつ上方に搬送し、上湾曲部2xにおいてプーリ3xの外周に沿って回転するときに、穀物Gを保持部1bから放出する(図3の位置P2にあるバケット1参照)。
以上に述べたように、本実施形態によれば、下湾曲部2yにおける水平方向の長さLyが、上湾曲部2xにおける水平方向の長さLxよりも長い。これにより、バケット1が下湾曲部2yにおいて穀物Gを掬い取る時間を長くすることができ、搬送能力を向上させることができる。
下プーリ3yの径Dyが、上プーリ3xの径Dxよりも大きい。この場合、下湾曲部2yの水平方向の長さLyが上湾曲部2xの水平方向の長さLxよりも長いという要件を、上下プーリ3x,3yによって容易に実現することができる。
<第2実施形態>
続いて、図4を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態は、ベルト及びプーリの構成が第1実施形態と異なり、それ以外は第1実施形態と同じである。
第2実施形態では、ベルト2の下端に2つの下部分プーリ3y1,3y2が設けられている。下湾曲部2yは、円弧状ではなく、水平方向に延在する水平部2zを有する。
下部分プーリ3y1,3y2は、ベルト2における下湾曲部2yの内周面2bに接触している。下部分プーリ3y1,3y2の径Dy1,Dy2は、互いに同じであり、上側のプーリ3aの径Dxよりも小さい。下部分プーリ3y1,3y2は、水平方向に互いに離隔し、水平部2zを形成している。
下湾曲部2yにおける水平方向の長さLyは、第1実施形態と同様、上湾曲部2xにおける水平方向の長さLx(≒Dx)よりも長い。
以上に述べたように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様、下湾曲部2yにおける水平方向の長さLyが、上湾曲部2xにおける水平方向の長さLxよりも長い。これにより、バケット1が下湾曲部2yにおいて穀物Gを掬い取る時間を長くすることができ、搬送能力を向上させることができる。
下湾曲部2yに、水平方向に延在する水平部2zが設けられている。この場合、バケット1が水平部において穀物Gの掬い取りを安定して行うことができ、搬送能力をより向上させることができる。
2つの下部分プーリ3y1,3y2は、水平方向に互いに離隔し、水平部2zを形成している。この場合、2つの下部分プーリ3y1,3y2を用いて、水平部2zを容易に形成することができる。
本願発明者等は、比較例及び実施例1,2に係る搬送装置における搬送能力を評価する実験を行った。
比較例及び実施例1,2に係る搬送装置は、共に、上述の実施形態に係る穀物乾燥機100と同様の構成の穀物乾燥機に適用された搬送装置50において、ベルト2として平ベルト(幅140mm、長さ5460mm、厚み8.0mm)を用い、平ベルトに対してバケット(上述の実施形態のバケット1と同様のもの)を420mmのピッチで13個取り付けたものである。比較例及び実施例1,2共に、バケットの各部の寸法A〜F(図5(a),(b)参照)は、A=120mm、B=84mm、C=78mm、D=45mm、E=98mm、F=26mmである。
比較例及び実施例1,2では、下プーリの構成が互いに異なる。実施例1は、第1実施形態に対応し、下プーリの径が上プーリの径よりも大きい。実施例2は、第2実施形態に対応し、下プーリが2つの下部分プーリで構成されている。比較例は、第1実施形態の下プーリを上プーリと同じサイズにしたものである。詳細は、下記表1のとおりである。
Figure 2018203539
比較例及び実施例1,2に係る搬送装置の搬送能力(穀物の放出量)を、下記表2に示す。
Figure 2018203539
表2では、各バケットの容量を「10」としている。比較例では、各バケットによる穀物の掬い取り量及び放出量は「8」であった。これに対し、実施例1では、各バケットによる穀物の掬い取り量及び放出量は「9」、実施例2では、各バケットによる穀物の掬い取り量及び放出量は「10」であった。つまり、実施例2では、各バケットが容量どおりの穀物を掬い取り放出することができた。実施例1では、各バケットが容量に近い量の穀物を掬い取り放出することができた。これにより、実施例1,2では、比較例に比べ、搬送能力(穀物の放出量)が1〜2割強多くなった。
なお、実施例1,2において、各バケットによる穀物の搬送量の増加に伴い、バケットの総重量は増加したが、ベルトのスリップは生じなかった。
また、本願発明者等は、比較例及び実施例1,2に係る穀物乾燥機における、乾燥時間と燃料の使用量を評価する実験を行った。
比較例及び実施例1,2に係る穀物乾燥機のそれぞれにおいて、同様の乾燥条件で実験を行った。比較例及び実施例1,2に係る穀物乾燥機における乾燥条件の詳細を、下記表3に示す。
Figure 2018203539
穀物乾燥機において乾燥を始める前までに、1530kgの生籾を穀物乾燥機の張込口から張り込んでおいた。乾燥前の初期の、1530kgの生籾の水分率(1粒の生籾全体の重量に対する1粒の生籾に含まれる水の重量の比率)の平均は26.1%であった。全ての生籾が目標の水分率14.0%となるまで乾燥させた。生籾は、乾燥開始から最初の5時間は送風のみで乾燥させた。穀物乾燥機の乾燥部の熱風路には、遠赤外線放射体が配置されていた。送風のみの乾燥時間である5時間の経過後、遠赤外線放射体を加熱し、遠赤外線放射体から放射される遠赤外線と遠赤外線放射体から排出される排熱によって熱せられた熱風で、生籾を乾燥させた。遠赤外線放射体は、JIS1号灯油を燃料として1時間当たり4.6L使用して加熱した。生籾の乾燥中、乾減率(1時間当たりの水分の重量の減少率)が0.8%/hを超えないように、乾減率が0.6〜0.8%/hの範囲に収まるように調節した。
比較例及び実施例1,2に係る穀物乾燥機における、乾燥時間(最初の、送風のみの乾燥時間である5時間を含まない)と燃料の使用量を、下記表4に示す。
Figure 2018203539
表4に示すように、穀物乾燥機における乾燥時間(最初の、送風のみの乾燥時間である5時間を含まない)は、比較例は8.2hr、実施例1は7.3hr、実施例2は6.5hrであった。実施例1,2では、比較例に比べ、全ての生籾の水分率が目標値まで低下するのに要する時間が1〜2割強短縮され、乾燥効率が向上した。また、燃料の使用量は、比較例は37.7L、実施例1は33.6L、実施例2は29.9Lであった。実施例1,2では、比較例に比べ、燃料の使用量が減少した。
実施例1,2では、比較例に比べ、各バケットの穀物の掬い取り量及び放出量が多くなることにより、搬送能力(穀物の放出量)が1〜2割強多くなることが、表2から分かっていた。搬送能力が多くなることにより、単位時間あたりにそれぞれの生籾の粒が熱風を受ける回数が多くなり、全ての生籾の水分率が目標の水分率まで低下するのに要する時間が1〜2割強短縮されたといえる。そして、実施例1,2では、乾燥効率が向上したため、熱風の熱源となる燃料を節約することができたといえる。
以上、本発明の好適な実施の形態及び実施例について説明したが、本発明は上述の実施形態及び実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・本発明に係る搬送装置は、穀物乾燥機に適用されることに限定されず、穀物乾燥機以外の農業機械に適用されてもよく、また、農業機械以外の機械(例えば土木機械)に適用されてもよい。
・粒体は、穀物に限定されず、例えば土砂等であってもよい。
・ベルトは、布帛を含まずゴム組成物のみから構成されてもよい。
・環状部材は、ベルトに限定されず、例えばチェーン等であってもよい。
・バケットのサイズや形状は、任意に変更可能である。バケットの数は、特に限定されず、単数であってもよい。
・下部分回転部材の数は、2に限定されず、3以上であってもよい。
1 バケット
2 ベルト(環状部材)
2a 外周面
2b 内周面
2x 上湾曲部
2y 下湾曲部
2z 水平部
3x 上プーリ(上回転部材)
3y 下プーリ(下回転部材)
3y1,3y2 下部分プーリ(下部分回転部材)
50 搬送装置
100 穀物乾燥機
Dx,Dy 径
G 穀物(粒体)
Lx,Ly 水平方向の長さ

Claims (4)

  1. 鉛直方向に沿って配置された環状部材と、
    前記環状部材の外周面に装着されたバケットとを備え、
    前記環状部材は、上端に設けられた上湾曲部と、下端に設けられた下湾曲部とを有し、
    前記バケットは、前記環状部材の走行により、前記下湾曲部において粒体を掬い取り、掬い取った前記粒体を保持しつつ上方に搬送し、前記上湾曲部において前記粒体を放出するように構成されており、
    前記下湾曲部における前記環状部材の幅方向と直交しかつ水平面に沿った水平方向の長さが、前記上湾曲部における前記水平方向の長さよりも長いことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記環状部材における前記上湾曲部の内周面に接触する1つの上回転部材と、前記環状部材における前記下湾曲部の内周面に接触する1つの下回転部材とを備え、
    前記下回転部材の径が、前記上回転部材の径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記下湾曲部に、前記水平方向に延在する水平部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記環状部材における前記下湾曲部の内周面に接触する複数の下部分回転部材を備え、
    前記複数の下部分回転部材は、前記水平方向に互いに離隔し、前記水平部を形成することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
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