JP2018201659A - 飲料製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、抽出容器から抽出液を好適に注ぎ出すことのできる飲料製造装置を提供する。【解決手段】本発明に係る飲料製造装置10は、送水手段23を具える給水機構20と、加熱手段31を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構30と、抽出原料90が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液92を作製し、底面に形成された吐出孔42から前記抽出液が流出可能な抽出容器40と、前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段70と、を具える飲料製造装置であって、前記制御手段は、前記抽出原料から抽出液を抽出した後、前記加熱手段と前記送水手段を駆動させて前記加熱手段にて蒸気を作製し、前記抽出容器に蒸気を導入し、前記蒸気の圧力によって前記吐出孔から前記抽出液を押し出す押出工程を複数回繰り返す。【選択図】図2

Description

本発明は、コーヒーメーカーなどの飲料製造装置に関するものであり、より具体的には、抽出液を抽出容器で抽出した後、好適にサーバーなどの飲料容器に注ぎ出すことのできる飲料製造装置に関するものである。
コーヒー粉からコーヒーを抽出する所謂コーヒーメーカーや、茶葉からお茶を抽出する所謂お茶メーカーなどの飲料製造装置が知られている。たとえば、特許文献1のコーヒーメーカーでは、抽出原料であるコーヒー粉を抽出容器に投入し、ヒーターで加熱された湯と蒸気を抽出容器に送り込んで抽出を行なっている。飲料となる抽出液は、抽出容器の下方に設けられた吐出孔から重力作用を利用してサーバーやカップなどの飲料容器に注ぎ出している。
特開2001−70167号公報
抽出原料は、抽出容器内で湯に曝して膨潤させつつ抽出が行なわれるから、抽出容器の吐出孔は、一時的に抽出液及び抽出途上の液体を滞留させておく必要がある。従って、抽出容器の吐出孔を細径に形成せざるを得ない。その結果、抽出液の表面張力などにより、重力作用のみでは抽出液が吐出孔から上手く排出されず抽出容器に残ってしまうことがある。
また、抽出後の抽出原料には、多くの抽出液が残留している。このため、所望量の飲料を作製するために同量の湯を供給しても、抽出後の抽出原料に残留する抽出液分だけ得られる量が少なくなってしまう。さらに、抽出原料に残留した抽出液は、時間経過に伴って徐々に抽出原料から浸み出し、滴となって落下するため、汚れや衛生上の問題を引き起こす。
本発明の目的は、抽出容器から抽出液を好適に注ぎ出すことのできる飲料製造装置を提供することである。
本発明に係る第1の飲料製造装置は、
送水手段を具える給水機構と、
加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
を具える飲料製造装置であって、
前記制御手段は、前記抽出原料から抽出液を抽出した後、前記加熱手段と前記送水手段を駆動させて前記加熱手段にて蒸気を作製し、前記抽出容器に蒸気を導入し、前記蒸気の圧力によって前記吐出孔から前記抽出液を押し出す押出工程を複数回繰り返す。
前記制御手段は、前記複数回の押出工程において、前記加熱手段及び前記送水手段を停止させる待機工程を有することができる。
前記制御手段は、前記押出工程において、前記加熱手段を駆動させた後、前記送水手段を駆動させることができる。
また、本発明に係る第2の飲料製造装置によれば、
送水手段を具える給水機構と、
加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
を具える飲料製造装置であって、
前記制御手段は、前記抽出容器に給湯を行なう工程において、前記加熱手段を所定温度になるまで駆動させた後、前記送水手段を低い出力で駆動させ、前記加熱手段の駆動、停止を制御することにより、給湯温度を調整する。
本発明に係る第3の飲料製造装置によれば、
送水手段を具える給水機構と、
加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
を具える飲料製造装置であって、
前記制御手段は、前記抽出原料から抽出液を抽出した後、前記加熱手段を所定温度になるまで駆動させた後、前記送水手段を駆動させて前記加熱手段にて蒸気を作製し、前記抽出容器に所定圧以上の蒸気を導入し、前記蒸気の圧力によって前記吐出孔から前記抽出液を押し出す。
本発明に係る第4の飲料製造装置によれば、
送水手段を具える給水機構と、
加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
を具える飲料製造装置であって、
前記制御手段と電気的に接続され、前記加熱手段と前記抽出容器との間に配置された湯温検出手段を具える。
前記制御手段は、前記湯温検出手段の検出温度に基づいて、前記送水手段の出力を制御することができる。
また、本発明に係る第5の飲料製造装置によれば、
送水手段を具える給水機構と、
加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
を具える飲料製造装置であって、
前記抽出容器の底面には、前記吐出孔の周縁に周方向に間隔を存して複数のリブが形成されており、前記リブは、前記吐出孔の下方で交差している。
本発明に係る第6の飲料製造装置によれば、
ケーシングに装着され、送水手段を具える給水機構と、
前記ケーシングに配置され、加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
前記ケーシングに装着可能であり、上面の開口から抽出原料が収容され、前記上面の開口から前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
前記ケーシングに揺動可能に配置され、前記抽出容器の前記上面の開口を塞ぐ蓋体と、
前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
を具える飲料製造装置であって、
前記制御手段は、前記送水手段及び前記加熱手段への通電を押下状態で許容し、非押下状態で復帰して前記通電を遮断するスイッチ手段と電気的に接続されており、
前記抽出容器は、前記上面の開口周縁に揺動自在な取手部を有し、
前記ケーシングは、前記抽出容器が装着された状態で前記取手部を倒して収納する移行路端に前記スイッチ手段が配置されており、
前記抽出容器を前記ケーシングに装着し、前記取手部を倒して前記蓋体によって押し込むことにより、前記スイッチ手段は前記取手部に押下され、前記制御手段が前記送水手段及び前記加熱手段に通電することを許容する。
本発明の第1の飲料製造装置によれば、押出工程を複数回繰り返すことで、導入される蒸気によって抽出容器内の内圧を高め、抽出原料に圧力を加えて抽出原料に含まれる抽出液を押し出すことができる。また、蒸気圧により、抽出容器内の抽出液を吐出孔から好適に注ぎ出すことができる。従って、抽出容器中に抽出原料が多い場合、抽出液が多い場合、さらには吐出孔が細径である場合であっても、複数回の押出工程により、抽出液を好適に注ぎ出すことができる。
本発明の第2の飲料製造装置によれば、給湯工程において、送水手段は動作に支障がない範囲で最小或いは最小に近い出力に設定し、加熱手段の駆動、停止によって給湯温度が所望の温度となるように制御する。これにより、送水手段の個体差に関わらず、所望の温度の湯を生成できるから、抽出容器に所望温度の湯を供給して抽出を行なうことができる。
本発明の第3の飲料製造装置によれば、加熱手段を予め所定の温度まで加熱させた後、送水手段を駆動することで、加熱手段に個体差があった場合でも、確実に蒸気を生成して抽出容器に送給でき、押出工程を安定して行なうことができる。
本発明の第4の飲料製造装置によれば、湯温検出手段を加熱手段と抽出容器との間に配置することで、加熱された湯の温度を直接計測することができる。たとえばヒーターの如き加熱手段の温度を計測した場合には、加熱手段の温度と湯温に乖離があることもあるが、湯温を直接測定することで、正確な計測を行なうことがきる。そして、湯温検出手段の検出温度に基づいて送水手段や加熱手段を制御することで、抽出温度を細かく設定することができる。望ましくは、湯温検出手段は、検出部が湯と直接当接するように配置する。
本発明の第5の飲料製造装置によれば、抽出容器の吐出孔にリブを設けたことで、吐出孔から注ぎ出される抽出液がリブを伝うため整流性を向上できる。また、リブが抽出液の滴を抱え込むため、抽出後の滴の垂れ落ちを改善することができる。
本発明の第6の飲料製造装置によれば、抽出容器をケーシングに正しく装着し、取手部を倒して蓋体で取手部を押し込まない限り、通電は行なわれない。従って、抽出容器が取り付けられていない状態、或いは、取り付けられていても正しい取り付けではない状態、さらには、蓋体が正しく閉められていない状態など、抽出容器が蓋体によって略気密に閉じられていない状態で飲料製造装置が作動することを防ぐことができる。また、蓋体を開いたときに、スイッチ手段の復帰力によって取手部が上方に押し出されて浮き上がるから、取手部を掴み易くすることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る飲料製造装置の要部構成を説明するブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る飲料抽出工程のフローチャートである。 図3は、本発明の一実施形態に係る飲料抽出工程のタイミングチャートである。 図4は、本発明の一実施形態に係る飲料製造装置の正面図である。 図5は、図4の線A−Aに沿う断面図である。 図6は、後側のケーシングを外した飲料製造装置の背面図である。 図7は、蓋体近傍の拡大断面図である。 図8は、蓋体を開いた状態の拡大断面図である。 図9は、蓋体の内面側の斜視図である。 図10は、抽出容器の正面図である。 図11は、図10の線B−Bに沿う断面図である。 図12は、抽出容器の斜視図である。 図13は、抽出容器の分解斜視図である。 図14は、抽出容器の吐出孔の異なる実施形態を示す正面図である。 図15は、図14の線C−Cに沿う断面図である。 図16は、図14の吐出孔の底面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る飲料製造装置10について、図面を参照しながら説明を行なう。本実施形態では、抽出原料が粉末状のコーヒー粉であり、抽出液となる飲料がコーヒーである所謂コーヒーメーカーを例に挙げて説明を行なうが、抽出原料を茶葉、抽出飲料をお茶とする所謂お茶メーカーなどの飲料製造装置にも適用することができる。
図1を参照して、本発明の飲料製造装置10の概略構成を説明する。図1は、飲料製造装置10の要部機構を示すブロック図である。図に示すように、飲料製造装置10は、上流側から説明すると、水Wを貯留して送給する給水機構20と、給水機構20から供給された水Wを加熱して湯HW及び蒸気Sを生成する加熱機構30と、抽出原料90(コーヒー粉)が投入され、加熱機構30から湯HW、蒸気Sの供給を受けて飲料となる抽出液92(コーヒー)を抽出する抽出容器40を具える。抽出容器40にて抽出された抽出液92は、抽出容器40の底面の吐出孔42からサーバーやカップなどの飲料容器80に注ぎ出される。
給水機構20は、水Wを貯留する給水タンク21と、送水手段である送水ポンプ23を有しており、給水パイプ24を通じて給水タンク21の水を加熱機構30に送給する。給水パイプ24の流路中には流量検知手段71を配備することができる。
加熱機構30は、加熱手段としてヒーター31を有しており、給水パイプ24を介して送給された水Wを加熱、また、必要に応じて沸騰させ、湯HW、蒸気Sを生成する。加熱機構30で生成された湯HW、蒸気Sは、給湯パイプ32を通じて抽出容器40に送給される。ヒーター31には、ヒーター31の温度を測定するサーミスタの如きヒーター温度検出手段72、給湯パイプ32には、湯温を検出することのできる湯温検出手段73を配備することができる。湯温検出手段73は、検出部が給湯パイプ32に臨出するよう配置することで直接湯温を検出することができ、抽出容器40に送給される湯HWの温度を正確に計測できる。これにより、湯温検出手段73の検出温度に基づいて送水ポンプ23やヒーター31を制御し、抽出温度を細かく、正確に設定することができる。
抽出容器40は、抽出原料90が投入され、加熱機構30から送給される湯HWによって抽出原料90から抽出液92を抽出するドリッパーの如き容器である。抽出容器40の底面には抽出液92の吐出孔42が形成されている。なお、本実施形態では、抽出容器40を蓋体60によってほぼ気密に塞ぎ、蒸気によって抽出原料90を蒸らし、また、抽出後には蒸気圧を加えて抽出容器40から好適に抽出液92を押し出すことができるようにしている。
本実施形態では、上記のように、抽出容器40内に蒸気圧を加える構成としている。抽出容器40内に蒸気圧を加えるには、抽出容器40が正しく飲料製造装置10に取り付けられ、蓋体60が正しく閉じられて抽出容器40を塞ぐ必要がある。そこで、抽出容器40及び蓋体60の正しい装着状態を検知するスイッチ手段74を配置している。スイッチ手段74は、これらが正しい装着状態である場合に、送水ポンプ23、ヒーター31等に通電を許容し、装着状態が正しくない場合には、通電を遮断する構成とすることができる。
上記構成の飲料製造装置10は、図1に示す操作部75によって操作され、制御手段70によって制御される。制御手段70は、CPUを主体に構成することができ、メモリ等の記憶手段に、飲料製造装置10の各種制御プログラムや設定値等が記憶されている。制御手段70には、上記した送水ポンプ23、流量検知手段71、ヒーター31、ヒーター温度検出手段72、湯温検出手段73、スイッチ手段74及び操作部75が電気的に接続されており、操作部75からの操作に基づき、送水、給湯、蒸気供給が行なわれ、抽出液92が作製される。
図2は、本発明の飲料製造装置10による飲料抽出工程の一実施形態を示すフローチャート、図3は、ヒーター31と送水ポンプ23の駆動状態を示すタイミングチャートである。飲料製造装置10は、抽出容器40に抽出原料90を投入して正しく装着し、蓋体60で抽出容器40を略気密に閉じることでスイッチ手段74が通電を許容する状態になる。また、給水タンク21には、水を貯留しておく。この状態で操作部75を操作することで抽出が開始される。具体的には、図2及び図3に示すように、飲料抽出工程は、操作部75の操作により動作を開始し、まず、ヒーター31を駆動して予熱を行なう(予熱工程:ステップS10)。ヒーター31の温度は、ヒーター温度検出手段72により検出され、制御手段70に送信される。ヒーター31を駆動した後、ヒーター31の温度がたとえば110℃まで上昇したことがヒーター温度検出手段72により検出されると、ヒーター31を駆動したまま予熱工程(ステップS10)を終了する。一方、送水ポンプ23を駆動する蒸らし工程(ステップS20)に入る。
蒸らし工程(ステップS20)は、少量の湯HWと蒸気Sを抽出容器40に供給する工程である。蒸らし工程では、抽出原料90の全体に湯HWと蒸気Sを浸透させて、抽出原料90を膨潤させ、抽出原料90に含まれるガスを放出すると共に、抽出原料90を重量化して、続く抽出工程(ステップS30)で湯HWを供給したときに抽出原料90と湯HWのなじみを良くし、抽出原料90の浮き上がりを防止し、湯通りを向上させることを目的とする。
蒸らし工程では、制御手段70は、送水ポンプ23をたとえば3秒間程度連続駆動させ、給水タンク21内の水Wを給水パイプ24を通じて予熱されたヒーター31に少量供給する。これにより、水Wは沸騰状態まで加熱され、沸騰状態になった湯HWと蒸気Sが、給湯パイプ32を介して、蓋体60により塞がれた抽出容器40に供給される(湯・蒸気供給:ステップS21)。そして、ヒーター31及び送水ポンプ23の駆動を停止して、所定時間(たとえば12秒)維持する(待機:ステップ22)。
その結果、抽出容器40内の抽出原料90は、上層部から下層部までの全体に亘って湯HWおよび蒸気Sが十分に浸透し、可及的にムラのない蒸らしが行なわれる。
蒸らし工程(ステップS20)が終了すると、抽出工程に入る(ステップS30)。抽出工程は、給湯パイプ32を介して抽出容器40に湯Wを連続的に送給する給湯工程(ステップS31)と待機工程(ステップS32)を有している。
給湯工程(ステップS31)では、制御手段70は、ヒーター31及び送水ポンプ23を駆動することによって、所定温度、所定量の湯HWを抽出容器40に送給する。所定量の湯HWとは、必要な抽出液92の量を前提とし、かつ、抽出原料90が湯HWに浸漬されて抽出が効果的に行なわれるために必要十分な量とすることが望ましい。
具体的には、給湯工程で抽出容器40に供給される湯HWの温度は、湯温検出手段73によって検出され、湯量は、流量検知手段71により検知される。たとえば、給湯工程における供給湯量には、第1、第2の2種の湯量検知基準が設定することができる。第1の湯量検知基準(図3の流量検知1)は、投入された抽出原料90を浸漬させるために必要な最低湯量である第2の湯量検知基準(図3の流量検知2)よりも、所定量少ない湯量とすることができる。そして、制御手段70は、ヒーター31と送水ポンプ23を駆動して、抽出容器40に給湯を行ない、流量検知手段71により検知された湯量が、第1の湯量検知基準に達すると、ヒーター31のみを停止させる。そして、湯量が第2の湯量検知基準に達すると、送水ポンプ23も停止させる。
なお、第2の湯量検知基準は、抽出原料90を浸漬させるために必要な最低湯量以上であれば、ユーザーの好みにより調節できるようにしてもよい。また、供給される湯HWの温度も、ユーザーの好みにより、たとえば85℃、90℃、95℃等の複数の温度に設定できるようにしてもよい。これら調節、設定は、操作部75から行なうことができる。
給湯温度を複数に設定する構成とした場合、湯温検出手段73又はヒーター温度検出手段72の検出温度に基づいて、ヒーター31及び/又は送水ポンプ23を制御することができる。しかしながら、送水ポンプ23の個体差により、同じ電圧、DUTY制御でも流量が変わってしまうことがある。すなわち、流量が多い送水ポンプ23では給湯温度が下がり、流量が少ない送水ポンプ23では給湯温度が上がることがある。このため、送水ポンプ23は、電圧とDUTY制御を、動作に支障がない範囲で最小に設定し、ヒーター31の駆動、停止によって給湯温度が所望の温度となるように制御することが望ましい。
給湯工程(ステップS31)が完了すると、送水ポンプ23を停止して、所定時間維持する(待機:ステップS32)。待機工程における所定時間は、抽出原料90の量、種類、注湯量等によって予め設定又はユーザーの操作部75の操作により調整することができる。
抽出原料90は、ステップS20の蒸らし工程において、十分蒸らされ、湯HW及び蒸気Sを含んで重量が増している。このため、抽出工程(ステップS30)では、抽出原料90は、湯HWに対して浮き上がることなく、沈み易くなっている。従って、一度に大量の湯HWが注がれることで抽出容器40内で効率良く上下に対流し、下層部と上層部が効果的に混合撹拌される。
しかも、抽出原料90は、先の蒸らし工程で蒸らされることにより、湯HWおよび蒸気Sを含んで膨潤しているから、より湯HWを吸入しやすくなっている。従って、待機工程(ステップS32)では、抽出原料90のすべての粉体に対して一層効果的に湯HWを浸潤させることができる。その結果、抽出原料90の粉体から均一かつ効果的に抽出を行なうことができる。
上記抽出工程(ステップS30)では、抽出液92は、順次吐出孔42から注ぎ出るが、注ぎ出る量に対して送給される湯量が多いため、抽出容器40中に抽出液92及び抽出途上の液体が一時的に滞留する。また、抽出原料90には、多くの抽出液92が残留する。そこで、これら抽出液92を抽出容器40から効果的に排出するために、次の押出工程(ステップS40〜S60)を行なうようにしている。
抽出工程(ステップS30)が完了すると、抽出容器40に蒸気圧を加えて、抽出容器40内の抽出液92を吐出孔42から飲料容器80に押し出す押出工程(ステップS40〜S60)が行なわれる。本実施形態では、押出工程を3回行なうようにしているが、回数は3回に限定されるものではない。
押出工程(1回目:ステップS40)では、まず、制御手段70は、ヒーター31を所定時間(たとえば10秒)駆動する(加熱工程:ステップS41)。なお、1回目の押出工程では、先の抽出工程(ステップS30)でヒーター31に湯HWが残っていることがあるが、この加熱工程(ステップS41)により、ヒーター31中の湯HWは再沸騰して蒸気Sとなり、給湯パイプ32を介して抽出容器40に注ぎ込まれる。
そして、所定時間が経過するとヒーター31を停止し、送水ポンプ23を駆動する(蒸気供給工程:ステップS42)。これにより、加熱されたヒーター31に水Wが供給され、急激に加熱され、蒸気Sとなって、給湯パイプ32を介して抽出容器40に注ぎ込まれる。ヒーター31にて効率よく蒸気Sを生成するために、図3に示すように、送水ポンプ23は間欠的に駆動させ、少量の水Wを複数回に分けて供給することが望ましい。
抽出容器40に注ぎ込まれた蒸気Sは、蒸気供給工程(ステップS42)及び待機工程(ステップS43)において、抽出容器40内の内圧を高める(たとえば2気圧)。その結果、抽出原料90の上に溜まっている抽出液92、或いは、抽出原料90に圧力が加えられる。そして、その加圧力によって、溜まっている抽出液92や抽出原料90に含まれる抽出液92が押し出され、吐出孔42から注ぎ出される。
1回目の押出工程(ステップS40)が完了すると、2回目の押出工程(ステップS50)、3回目の押出工程(ステップS60)を順次行なう。これら押出工程は、1回目の押出工程と同じ要領で実施される加熱工程(ステップS51、ステップS61)、蒸気供給工程(ステップS52、ステップS62)、待機工程(ステップS53、ステップS63)である。2回目及び3回目の押出工程では、蒸気Sの導入により抽出容器40の内圧が高くなった後、抽出容器40が冷えることで抽出容器40の内圧が下がる。その結果、空気孔48から抽出容器40内に空気が入り、残留する抽出液92及び抽出原料90が撹拌される効果もある。
複数回の押出工程を行なうことで、抽出容器40内の抽出液92、とくに抽出原料90に含まれる抽出液92は蒸気圧により好適に吐出孔42から注ぎ出される。
本実施形態では、複数回の押出工程(ステップS40〜S60)を行なっている。これは、一度のみの押出工程では十分な押出効果を得られないこと、また、一度に大量の蒸気Sを抽出容器40に供給した場合、抽出容器40の内圧が高くなりすぎる虞れがあるためである。さらに、一度に大量に蒸気Sを供給した場合、抽出原料90に空気の通り孔が形成されてしまい、形成された通り孔を通って蒸気Sが吐出孔42から漏れ出し、十分な押出効果を得られないこともある。また、一度に多くの蒸気Sを供給するには、ヒーター31を長時間駆動させる必要があり、ヒーター31が過加熱状態になってしまう虞れもある。
一方、複数回の押出工程を行なうことにより、各押出工程における押出効果が期待できる。また、少量の蒸気Sを供給することで、抽出容器40の内圧が高くなりすぎることを防止できる。さらに、たとえ抽出原料90に空気の通り孔が形成されても、待機工程(ステップS43、ステップS53)において抽出原料90が馴染んで通り孔が塞がれ、続く押出工程(ステップS50、ステップS60)において、再度蒸気圧を加えることができ、高い押出効果を発揮できる利点がある。また、待機工程を設けたことで、ヒーター31の過加熱を抑える効果もある。
なお、複数回の押出工程において抽出容器40に供給される蒸気Sの体積は、合計量で抽出容器40の抽出量の最大値を超える量とすることが望ましい。
最後の押出工程(ステップS60)が完了すると、飲料抽出工程は完了し、飲料容器80を取り出すことができる。飲料抽出工程完了後に、抽出容器40に残留する抽出液92は抽出原料90に浸透した少量の抽出液92のみになるから、抽出液92が滴となって浸み出すことも可及的に抑えることができ、滴が落下して汚れや衛生上の問題を引き起こす可能性を低減できる。
上記した押出工程における加熱工程(ステップS41、ステップ51、ステップS61)では、上記のように、所定時間、ヒーター31を駆動するのではなく、加熱工程の終期を、ヒーター温度検出手段72により所定温度(たとえば120℃)まで昇温することを条件とすることもできる。これにより、ヒーター31の個体差や、加熱工程以前のヒーター31の温度に関わらず、同じ温度で蒸気供給工程(ステップS42、ステップS52、ステップS62)を行なうことができるから、安定して蒸気Sを供給することができる。
以下、本発明の飲料製造装置10の具体的実施形態について説明する。図4は、飲料製造装置10の正面図、図5は図4の線A−Aに沿う断面図、図6は、後ろ側のケーシングを取り外した状態の背面図である。
飲料製造装置10は、図1に示すように、正面側から見てやや右側の上方に抽出容器40が配置されている。抽出容器40は、ケーシング50にヒンジ部61により揺動可能に支持された蓋体60により、その上面が閉止可能となっている。また、抽出容器40の下方には飲料容器80が載置される飲料容器載置空間54がケーシング50によって形成されている。ケーシング50の左側には給水タンク21が着脱可能に設置されている。たとえば、給水タンク21は、手前側から奥に向けて挿入することで設置され、手前側に引き出すことで取り外す構成とすることができる。
ケーシング50の内部構成を図5及び図6に示す。ケーシング50の内部には、給水タンク21に接続された給水パイプ24が配設されており、その流路中には図示しない流量検知手段(図1参照)と送水手段である送水ポンプ23が配置されている。給水パイプ24は、加熱手段であるヒーター31に連繋されている。ヒーター31は、図示しないヒーター温度検出手段72(図1参照)が配備されると共に、給湯パイプ32が連繋されており、給湯パイプ32は、上方に延びて蓋体60のヒンジ部61を通過し、抽出容器40の上方で開口している。
給湯パイプ32は、図6にその一部を断面して示すように、流路からT字状に分岐した分岐路34を有する。分岐路34内には湯温検出手段73の検出部が露出するよう配置されており、給湯パイプ32を通過する湯HWの温度を直接測定可能となっている。
蓋体60は、図7乃至図9に示すように、ケーシング50にヒンジ部61により揺動可能に配置されており、抽出容器40の上面の開口を塞ぐ。本実施形態では、蓋体60は、抽出容器40の上部となる位置に給湯パイプ32が接続された散水部62が形成されている。散水部62は、上部に給湯パイプ32が接続されており、その下部にはドーム状に上向きに膨らんだ散水面63を有し、給湯パイプ32を介して供給された湯WH及び蒸気Sは、散水面63に当たって分散し、図9に最も良く示されるように散水面63の周囲に等間隔に複数設けられた散水孔64から抽出容器40に広がりながら放出されるようにしている。
また、本実施形態では、蓋体60は、抽出容器40に導入される蒸気Sが外部に放出されることなく抽出容器40内で留めて、上記した蒸らし工程を効果的に実行でき、さらに、押出工程において、抽出原料90へ圧力を加えることができるように、抽出容器40に密着して気密性を確保できる構成としている。具体的には、蓋体60は下面側に抽出容器40の上縁に当接する環状のパッキン部材65が配設されている。パッキン部材65は、抽出容器40の上縁に当接する鍔部66と鍔部66の内側から下向きに突出した筒部67を有し、閉止状態において鍔部66が抽出容器40の上縁に押し付けられると共に、筒部67が抽出容器40の内周縁に嵌まり、蓋体60と抽出容器40を気密に接続する。
パッキン部材65の反力に抗して蓋体60を閉止できるようにするために、蓋体60は自由端側にバネ付勢された爪片68が揺動可能に装着されており、ケーシング50に設けられた係止片52と係合可能となっている。爪片68は、蓋体60の上面にスライド可能に取り付けられたスライド片69を押し込むことで、係止片52から外れて蓋体60を開放できるようにしている。
抽出容器40は、ケーシング50に形成された容器挿入孔51に装着される。抽出容器40は、図10乃至図13に示すように、底面にフィルター44が装着された筒状のシリンダ部43と、抽出液92を一時的に貯留させる液溜部45を有する。シリンダ部43と液溜部45は、環状のパッキン46を介在させて螺合される構成としている。
シリンダ部43の上縁には抽出容器40の出し入れ等に用いられる取手部47が揺動可能に取り付けられている。取手部47は、図8に点線で示すように、出し入れ時には抽出容器40に対して略垂直に起こして把持でき、ケーシング50に装着した後は図7及び図8に示すように横に倒して蓋体60を閉止可能としている。なお、図8には、給湯パイプ32を図示省略している。
一方、ケーシング50には、容器挿入孔51の周縁(図示では後方側)に取手部47が嵌まる取手溝53が形成されている。取手溝53には、上述したスイッチ手段74が配設されている。スイッチ手段74は、上方に向けて押圧子74aが突出するよう配置されている。
液溜部45には、図11に示すように、中央に向けて錐状に傾斜した底面を有し、その中央には、抽出液92を注ぎ出す吐出孔42が形成されている。吐出孔42は、本実施形態では、下端を斜めに尖った形状としている。これは、吐出孔42から出る滴を、傾斜部分を伝って吐出孔42の先端に集中させ、落下を促進させるためである。また、図示の実施形態では吐出孔42は1つであるが、後述する図14に示すように、吐出孔42を2つ設けて、2つの飲料容器80に同時に抽出液92を供給することもできる。
本実施形態の抽出容器40は、図11に示すように液溜部45に空気孔48を設けている。空気孔48は、液溜部45の底面から上方に向けてフィルター44の近傍まで延びる筒状体である。空気孔48を設けることで、液溜部45に抽出液92が一時的に溜まった状態でも吐出孔42から好適に抽出液92を注ぎ出すことができる。
上記構成の飲料製造装置10は、以下の要領で使用される。
まず、給水タンク21に水を入れてケーシング50に取り付ける。また、抽出容器40を組み立てて、シリンダ部43に抽出原料90を投入し、蓋体60のスライド片69を操作して蓋体60を開き、ケーシング50の容器挿入孔51に抽出容器40を挿入する。そして、抽出容器40の取手部47を後方に倒す。取手部47は、ケーシング50の取手溝53に嵌まるが、図8に示すように押圧子74aに軽く載るだけであり、スイッチ手段74を押し込むには至らない。
この状態から蓋体60を閉じる。蓋体60は、図7に示すように、下方に押し込むように閉じることで、蓋体60の爪片68がケーシング50の係止片52と係合すると共に、蓋体60のパッキン部材65が、抽出容器40の上縁及び内周縁に当接し、蓋体60と抽出容器40が気密に接続される。また、蓋体60を閉じると、蓋体60に押されて取手部47がケーシング50の取手溝53に強く押しつけられ、押圧子74aを介してスイッチ手段74が押し込まれ、ヒーター31や送水ポンプ23への通電が許容される状態になる。取手部47が蓋体60の閉止によってスイッチ手段74を操作するようにしているから、抽出容器40の取付け忘れや取付けミス、蓋体60の半開きなどを防止することができる。
また、吐出孔42の直下の飲料容器載置空間54にサーバーやカップなどの飲料容器80を載置する。
然して、操作部75(図1参照)を操作すると、上記及び図2、図3を用いて説明した飲料抽出工程が開始され、抽出液92の抽出が行なわれる。ヒーター31で加熱された湯HWや蒸気Sは、散水部62の散水面63にて分散されて複数の散水孔64からほぼ均等に抽出原料90に降り注ぐ。そして、抽出が行なわれ、得られた抽出液92は、吐出孔42から注ぎ出され、飲料容器80に落下する。本実施形態の飲料製造装置10では、抽出容器40は、吐出孔42に加えて空気孔48を設けているから、抽出液92は、吐出孔42から好適に注ぎ出される。
なお、本実施形態では、複数回の押出工程を行なっている。これにより、抽出後、抽出原料90に残留する抽出液92を蒸気圧によって好適に押し出すことができ、抽出容器40に供給された湯量に対して、飲料容器80に注ぎ出される抽出液量を多くすることができる。また、複数回の押出工程により抽出原料90に残留する抽出液92を少なくできるから、飲料抽出工程完了後に抽出原料90から落ちる滴を可及的に減らすことができ、汚れや衛生上の問題を抑えることができる。
飲料抽出工程が完了すると、飲料容器80を取り出せばよい。そして、スライド片69を操作して蓋体60を開く、蓋体60を開くと、図8に示すように取手部47は、押圧子74aの付勢力(復元力)により取手溝53から浮き上がる。従って、取手部47は掴み易く、取手部47を掴んで抽出容器40を容易に取り出すことができる。
<吐出孔42の異なる実施形態>
図14乃至図16は、吐出孔42の異なる実施形態を示している。図示の実施形態では、吐出孔42は2つである。吐出孔42を2つにすることで、同じ濃さの抽出液92を同時に2つの飲料容器80に注ぎ込むことができる。
また、吐出孔42には、周縁から吐出孔42の下方に向けて複数のリブ49を突設しており、これらリブ49は、吐出孔42の下方で交差している。吐出孔42にリブ49を形成したことで、吐出孔42から注ぎ出される抽出液92の整流性を向上させることができる。また、リブ49が抽出液92の滴を抱え込むため、滴の垂れ落ちを抑えることができ、さらに、リブ49を伝って吐出孔42の交差部分に集中させ、落下を促進させることができる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或いは範囲を限縮するように解すべきではない。また、本発明の各部構成は、上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、上記した飲料製造装置10の各部構成や制御方法、温度、時間などは一例であり、種々の変更を行なうことができ、さらには、上記した構成や制御方法を部分的に組み合わせたり、一部のみを採用することもできる。
10 飲料製造装置
20 給水機構
23 送水ポンプ(送水手段)
30 加熱機構
31 ヒーター(加熱手段)
40 抽出容器
42 吐出孔
60 蓋体
70 制御手段
80 飲料容器
90 抽出原料
92 抽出液

Claims (9)

  1. 送水手段を具える給水機構と、
    加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
    抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
    前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
    を具える飲料製造装置であって、
    前記制御手段は、前記抽出原料から抽出液を抽出した後、前記加熱手段と前記送水手段を駆動させて前記加熱手段にて蒸気を作製し、前記抽出容器に蒸気を導入し、前記蒸気の圧力によって前記吐出孔から前記抽出液を押し出す押出工程を複数回繰り返す、
    ことを特徴とする飲料製造装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数回の押出工程において、前記加熱手段及び前記送水手段を停止させる待機工程を有する、
    請求項1に記載の飲料製造装置。
  3. 前記制御手段は、前記押出工程において、前記加熱手段を駆動させた後、前記送水手段を駆動させる、
    請求項1又は請求項2に記載の飲料製造装置。
  4. 送水手段を具える給水機構と、
    加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
    抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
    前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
    を具える飲料製造装置であって、
    前記制御手段は、前記抽出容器に給湯を行なう工程において、前記加熱手段を所定温度になるまで駆動させた後、前記送水手段を低い出力で駆動させ、前記加熱手段の駆動、停止を制御することにより、給湯温度を調整する、
    ことを特徴とする飲料製造装置。
  5. 送水手段を具える給水機構と、
    加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
    抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
    前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
    を具える飲料製造装置であって、
    前記制御手段は、前記抽出原料から抽出液を抽出した後、前記加熱手段を所定温度になるまで駆動させた後、前記送水手段を駆動させて前記加熱手段にて蒸気を作製し、前記抽出容器に所定圧以上の蒸気を導入し、前記蒸気の圧力によって前記吐出孔から前記抽出液を押し出す、
    ことを特徴とする飲料製造装置。
  6. 送水手段を具える給水機構と、
    加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
    抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
    前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
    を具える飲料製造装置であって、
    前記制御手段と電気的に接続され、前記加熱手段と前記抽出容器との間に配置された湯温検出手段を具える、
    ことを特徴とする飲料製造装置。
  7. 前記制御手段は、前記湯温検出手段の検出温度に基づいて、前記送水手段の出力を制御する、
    請求項5に記載の飲料製造装置。
  8. 送水手段を具える給水機構と、
    加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
    抽出原料が収容され、前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
    を具える飲料製造装置であって、
    前記抽出容器の底面には、前記吐出孔の周縁に周方向に間隔を存して複数のリブが形成されており、前記リブは、前記吐出孔の下方で交差している、
    飲料製造装置。
  9. ケーシングに装着され、送水手段を具える給水機構と、
    前記ケーシングに配置され、加熱手段を具え、前記送水手段の駆動により水が供給され、前記加熱手段で水を加熱する加熱機構と、
    前記ケーシングに装着可能であり、上面の開口から抽出原料が収容され、前記上面の開口から前記加熱機構から湯及び蒸気が供給されて、抽出液を作製し、底面に形成された吐出孔から前記抽出液が流出可能な抽出容器と、
    前記ケーシングに揺動可能に配置され、前記抽出容器の前記上面の開口を塞ぐ蓋体と、
    前記送水手段及び加熱手段を制御する制御手段と、
    を具える飲料製造装置であって、
    前記制御手段は、前記送水手段及び前記加熱手段への通電を押下状態で許容し、非押下状態で復帰して前記通電を遮断するスイッチ手段と電気的に接続されており、
    前記抽出容器は、前記上面の開口周縁に揺動自在な取手部を有し、
    前記ケーシングは、前記抽出容器が装着された状態で前記取手部を倒して収納する移行路端に前記スイッチ手段が配置されており、
    前記抽出容器を前記ケーシングに装着し、前記取手部を倒して前記蓋体によって押し込むことにより、前記スイッチ手段は前記取手部に押下され、前記制御手段が前記送水手段及び前記加熱手段に通電することを許容する、
    飲料製造装置。
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