JP2018201084A - 制御装置、通信システム、通信経路切替方法、及び通信経路切替プログラム - Google Patents

制御装置、通信システム、通信経路切替方法、及び通信経路切替プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】NAT機能を有する通信経路への切り替えにおいて、通信装置のスループットの低下を抑制する。【解決手段】通信装置と、前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置であって、前記通信装置が通信する通信経路を通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信する送信部と、前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する記憶部とを有する。【選択図】図8

Description

本発明は、制御装置、通信システム、通信経路切替方法、及び通信経路切替プログラムに関する。
インターネットにおいて、通信装置はグローバルIP(Internet Protocol)アドレスを使用して通信を行う。グローバルIPアドレスは、NIC(Network Information Center)と呼ばれる組織から取得するアドレスである。一方、企業内などの閉鎖されたローカルネットワークにおいて、通信装置はプライベートIPアドレス(ローカルIPアドレスとも呼ぶ)を使用して通信を行う。プライベートIPアドレスは、例えば、ローカルネットワークの管理者が、ローカルネットワーク内の通信装置に割り当てる。
例えば、ローカルネットワーク内の通信装置が、ローカルネットワークと接続するインターネットと通信を行うとき、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する必要がある。そこで、NAT(Network Address Translation)機能を有するゲートウィ装置を使用して、ローカルネットワークとインターネットを接続する。
NAT機能は、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを変換する機能であり、NAT機能を有する装置は、通信装置毎のプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを管理する。
NATに関する技術については、以下の特許文献1,2に記載されている。
特開2016−178483号公報 特表2010−520668号公報
しかし、ゲートウェイ装置は、NAT機能において、通信装置に割り当てられるグローバルIPアドレスの数に上限がある。そのため、ゲートウェイ装置は、所定時間通信が行われない通信装置に割り当てたグローバルIPアドレスを解放し、割り当てられるグローバルIPアドレスが枯渇しないようにする場合がある。
通信装置は、例えば、LTE(Long Term Evolution)と無線LAN(Local Area Network)など、複数の通信経路を有する場合がある。通信装置は、例えば、無線LANを使用して長時間通信を行うと、もう一方の通信経路であるLTEにおいては、ゲートウェイ装置で割り当てられたグローバルIPアドレスが解放される。このとき、例えば、通信装置の通信相手(通信相手装置と呼ぶ)が、通信経路を切り替え、LTE経由でパケットを送信すると、ゲートウェイ装置は通信装置にパケットを送信することができない。この場合、パケットは破棄されるため、通信装置の通信におけるスループットが低下する。
一方、ゲートウェイ装置にグローバルIPアドレスを解放させないようにするため、定期的に通信装置にパケットを送信するキープアライブ方式と呼ばれる処理方式がある。しかし、キープアライブ方式では、通信システム内で送受信されるパケット数が増加し、通信システムの処理負荷が増加する。また、長時間通信を行わない通信装置がグローバルIPアドレスを占有することとなり、グローバルIPアドレスの効率的な割り当てができない場合がある。
そこで、一開示は、NAT機能を有する通信経路への切り替えにおいて、通信装置のスループットの低下を抑制する制御装置、通信システム、通信経路切替方法、及び通信経路切替プログラムを提供する。
1つの側面では、通信装置と、前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置であって、前記通信装置が通信する通信経路を通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信する送信部と、前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する記憶部とを有する。
一開示は、NAT機能を有する通信経路への切り替えにおいて、通信装置のスループットの低下を抑制することができる。
図1は、通信システム10の構成例を示す図である。 図2は、制御装置300の構成例を示す図である。 図3は、端末装置100の構成例を示す図である。 図4は、GW400の構成例を示す図である。 図5は、通信システム10における無通信監視処理のシーケンスの例を示す図である。 図6は、制御装置300の通信経路管理テーブル322及びGW400のアドレス管理テーブル422の例を示す図である。 図7は、無通信測定タイマ管理処理の処理フローチャートの例を示す図である。 図8は、通信経路切替処理のシーケンスの例を示す図である。 図9は、アドレス情報要求送信処理S112の処理フローチャートの例を示す図である。 図10は、アドレス情報要求受信処理S115の処理フローチャートの例を示す図である。 図11は、GW400で端末装置100のグローバルIPアドレスが解放されない場合のシーケンスの例を示す図である。 図12は、制御装置300の構成例を示す図である。 図13は、GW400の構成例を示す図である。 図14は、通信経路切替処理のシーケンスの例を示す図である。 図15は、アドレス割当要求送信処理S202の処理フローチャートの例を示す図である。 図16は、アドレス割当要求受信処理S204の処理フローチャートの例を示す図である。 図17は、制御装置300の構成例を示す図である。 図18は、GW400の構成例を示す図である。 図19は、端末装置100の構成例を示す図である。 図20は、GWからの取得処理のシーケンスの例を示す図である。 図21は、測定による取得処理のシーケンスの例を示す図である。 図22は、解放時間取得処理S401の処理フローチャートの例を示す図である。 図23は、解放時間測定処理S404の処理フローチャートの例を示す図である。 図24は、測定による取得処理の変形例のシーケンスの例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書における課題及び実施例は一例であり、本願の権利範囲を限定するものではない。特に、記載の表現が異なっていたとしても技術的に同等であれば、異なる表現であっても本願の技術を適用可能であり、権利範囲を限定するものではない。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について説明する。
<通信システムの構成例>
図1は、通信システム10の構成例を示す図である。通信システム10は、端末装置100、基地局装置200、アクセスポイント201、制御装置300、GW(gateway)400、通信相手装置500、及びインターネット600を有する。
端末装置100は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの移動体通信装置である。端末装置100は、例えば、基地局装置200又はアクセスポイント201と無線接続し、インターネット600を介して通信相手装置500と通信を行う。また、端末装置100は、基地局装置200又はアクセスポイント201とデータを含むパケットを送受信する。端末装置100は、通信相手装置500と通信を行うとき、基地局装置200を介した通信経路(通信経路C1)とアクセスポイント201を介した通信経路(通信経路C2)を切り替える。
基地局装置200は、端末装置100と無線接続し、端末装置100と通信する。また、基地局装置200は、端末装置100と通信相手装置500との通信を中継する。基地局装置200は、例えば、LTE(Long Term Evolution)に準拠した通信システムにおけるeNodeB(evolved Node B)である。
アクセスポイント201は、端末装置100と無線接続し、端末装置100と通信する。また、アクセスポイント201は、端末装置100と通信相手装置500との通信を中継する。アクセスポイント201は、例えば、Wi−Fi規格に準拠した通信システムにおけるアクセスポイントである。
制御装置300は、端末装置100と通信相手装置500との通信における通信経路を制御(あるいは監視)する装置であり、例えば、コンピュータやサーバマシンである。制御装置300は、例えば、通信相手装置500が端末装置100に送信するパケットを監視し、パケット(データ)の宛先(送信先)のアドレスに応じて、パケットが送信される通信経路を制御する。また、制御装置300は、例えば、端末装置100が通信相手装置500に送信するパケットを監視する。
GW400は、異なるネットワーク間で送受信されるパケットを中継する装置である。また、GW400は、NAT機能を有するアドレス変換装置である。GW400は、例えば、基地局装置200と端末装置100を含むLTEの第1ネットワークと、インターネット600(通信相手装置500を含んでも良い)を含む第2ネットワークを接続する。第1ネットワークは、例えば、企業内のネットワークであり、プライベートIPアドレスを用いてパケットを送受信する。一方、第2ネットワークは、グローバルIPアドレスを用いてパケットを送受信する。GW400は、NAT機能において、グローバルIPアドレスのパケットをプライベートIPアドレスに、又はプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する。
通信相手装置500は、端末装置100と通信を行う装置であり、例えば、コンピュータやサーバマシン、又はタブレット端末やスマートフォンなどの移動体通信端末である。
インターネット600は、グローバルIPアドレスでパケットを送受信するネットワークである。インターネット600は、例えば、制御装置300や通信相手装置500を有する。
通信システム10において、端末装置100が使用する通信経路C1と通信経路C2は、例えば、通信相手装置500によって切り替えられる。通信相手装置500は、端末装置100にパケットを送信するとき、通信に使用する通信経路(C1又はC2)における端末装置100のアドレスをパケットの送信先とすることで、使用する通信経路を切り替える。
又、通信システム10における通信経路C1と通信経路C2は、例えば、端末装置100によって切り替えられても良い。端末装置100は、通信相手装置500にパケットを送信するとき、通信に使用する通信経路(C1又はC2)に対応する端末装置100のアドレスをパケットの送信元とすることで、使用する通信経路を切り替える。
なお、図1における端末装置100は、基地局装置200及びアクセスポイント201と無線で接続されているが、有線で接続されてもよい。また、端末装置100は、基地局装置200やアクセスポイント201を介さず、GW400やインターネット600と接続してもよい。また、端末装置100は、例えば、コンピュータやサーバマシンなどの通信装置であってもよい。
<制御装置の構成例>
図2は、制御装置300の構成例を示す図である。制御装置300は、CPU(Central Processing Unit)310、ストレージ320、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ330、及びNIC(Network Interface Card)340を有する。
ストレージ320は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ320は、通信経路管理プログラム321及び通信経路管理テーブル322を記憶する。
通信経路管理テーブル322は、通信経路ごとの端末装置100のアドレス(グローバルIPアドレス)を記憶するテーブルである。制御装置300は、通信経路のグローバルIPアドレスが変更されたことを検出すると、通信経路管理テーブル322を更新する。
メモリ330は、ストレージ320に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ330は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
NIC340は、例えば、インターネット600と接続し、GW400、アクセスポイント201、及び通信相手装置500と通信するネットワークインターフェースである。
CPU310は、通信経路管理プログラム321を実行することで、送信部及び記憶部を構築し、通信経路管理処理を行う。通信経路管理処理は、各通信経路における端末装置100のアドレス(グローバルIPアドレス)を管理する処理である。通信経路管理処理は、アドレス情報要求送信処理と無通信測定タイマ管理処理を有する。
CPU310は、通信経路管理プログラム321が有するアドレス情報要求送信モジュール3211を実行することで、送信部を構築し、アドレス情報要求送信処理を行う。アドレス情報要求送信処理は、端末装置100にアドレス情報要求を送信する処理である。制御装置300は、NAT機能を有するGW400の通信経路C1における端末装置100のアドレスが送信先であるパケット(データ)を受信すると、通信経路C1において端末装置100が無通信である時間に応じて、通信経路C2にてアドレス情報要求を送信する。
CPU310は、通信経路管理プログラム321が有する無通信測定タイマ管理モジュール3212を実行することで、測定部を構築し、無通信測定タイマ管理処理を行う。無通信測定タイマ管理処理は、NAT機能を有するGW400の通信経路C1において端末装置100が無通信である時間を測定する無通信測定タイマの起動及び停止を行う処理である。なお、NAT機能を有するGWを有する通信経路(例えば、通信経路C1)は、端末装置100が当該通信経路で無通信である時間を制御装置300によって監視される、監視対象経路である。
<端末装置の構成例>
図3は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、DRAMなどのメモリ130、及びRF(Radio Frequency)回路150を有する。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、通信プログラム121及びアドレス情報要求受信プログラム122を記憶する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
RF回路150は、基地局装置200又はアクセスポイント201と無線接続する装置である。RF回路150は、例えば、アンテナを有し、無線接続する基地局装置200又はアクセスポイント201と所定周波数の電波で信号を送受信することで、データを含むパケットの送受信を実現する。
CPU110は、通信プログラム121を実行することで、通信処理を行う。通信処理は、基地局装置200又はアクセスポイント201を介して、通信相手装置500と通信を行う処理である。端末装置100は、通信処理において、例えば、基地局装置200又はアクセスポイント201を介して、通信相手の通信相手装置500にパケットを送信する。また、端末装置100は、通信処理において、例えば、基地局装置200又はアクセスポイント201を介して、通信相手装置500からデータパケットを受信する。
CPU110は、アドレス情報要求受信プログラム122を実行することで、受信部を構築し、アドレス情報要求受信処理を行う。アドレス情報要求受信処理は、制御装置300からアドレス情報要求を受信し、アドレス情報要求に含まれる指定経路で、制御装置300にアドレス情報応答を送信する処理である。
<GWの構成例>
図4は、GW400の構成例を示す図である。GW400は、CPU410、ストレージ420、DRAMなどのメモリ430、及びNIC440−1,2を有する。
ストレージ420は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ420は、アドレス管理プログラム421及びアドレス管理テーブル422を記憶する。
アドレス管理テーブル422は、端末装置100のプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの対応関係を記憶するテーブルである。なお、端末装置100のグローバルIPアドレスは、GW400によって割り当てられ、割り当てたグローバルIPアドレスが、最後に通信に使用されてから所定時間(以下、解放時間と呼ぶ場合がある)経過すると、GW400の内部テーブルから解放される。
メモリ430は、ストレージ420に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ430は、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
NIC440−1,2は、例えば、基地局装置200及び通信相手装置500と通信するネットワークインターフェースである。NIC440−1は、例えば、基地局装置200と接続し、プライベートIPアドレスを用いて通信を行ってもよい。また、NIC440−2は、例えば、インターネット600と接続し、グローバルIPアドレスを用いて通信を行ってもよい。
CPU410は、アドレス管理プログラム421を実行することで、アドレス管理部を構築し、アドレス管理処理を行う。アドレス管理処理は、端末装置100に対応するローカルIPアドレスとグローバルIPアドレスを、端末装置100ごとに管理する処理である。
CPU410は、アドレス管理プログラム421が有するアドレス割当モジュール4221を実行することで、割当部を構築し、アドレス割当処理を行う。アドレス割当処理は、端末装置100のグローバルIPアドレスを割り当て、アドレス管理テーブル422を更新する処理である。
CPU410は、アドレス管理プログラム421が有するアドレス変換モジュール4222を実行することで、変換部を構築し、アドレス変換処理を行う。アドレス変換処理は、端末装置100と通信相手装置500間で送受信されるデータの、グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスを変換する処理である。
<通信経路切替処理>
図5は、通信システム10における無通信監視処理のシーケンスの例を示す図である。図5において、端末装置100は、通信経路C1及びC2で、通信相手装置500と接続を確立している(S101)。通信相手装置500は、送信先のアドレスがGIP1であるデータ1(パケット)を送信する。なお、図5のシーケンスにおいて、制御装置300は、端末装置100と通信相手装置500が送受信するデータ(パケット)を中継する。しかし、制御装置300は、データの中継を行わず、各通信経路上を送受信されるデータ(パケット)を監視し、端末装置100と通信相手装置500が送受信するデータ(パケット)を制御してもよい。
図6は、制御装置300の通信経路管理テーブル322及びGW400のアドレス管理テーブル422の例を示す図である。図6(A)は、データ1送信時の状態である。
アドレス管理テーブル422は、「装置」、「ローカルアドレス」、及び「グローバルアドレス」を記憶する。
「装置」は、管理対象装置の識別子であり、図6(A)においては、端末装置100の識別子である「100」が記憶されている。
「ローカルアドレス」は、管理対象装置のローカルIPアドレスであり、図6(A)においては、端末装置100のローカルIPアドレスである「LIP1」が記憶されている。
「グローバルアドレス」は、管理対象装置のグローバルIPアドレスであり、図6(A)においては、端末装置100の通信経路C1におけるグローバルIPアドレスである「GIP1」が記憶されている。
通信経路管理テーブル322は、「装置」、「経路1」、及び「経路2」を記憶する。
「装置」は、管理対象装置の識別子であり、図6(A)においては、端末装置100の識別子である「100」が記憶されている。
「経路1」は、通信経路C1におけるグローバルIPアドレスであり、図6(A)においては、端末装置100の通信経路C1におけるグローバルIPアドレスである「GIP1」が記憶されている。
「経路2」は、通信経路C2におけるグローバルIPアドレスであり、図6(A)においては、端末装置100の通信経路C2におけるグローバルIPアドレスである「GIP2」が記憶されている。
図5のシーケンスに戻り、通信相手装置500は、通信経路C1を使用してデータ1を送信するため、データ1の送信先アドレスを、通信経路C1におけるグローバルIPアドレスである「GIP1」とし、データ1を送信する(S102)。
制御装置300は、通信相手装置500からデータ1を受信すると、無通信測定タイマ管理処理を行う(S103)。
図7は、無通信測定タイマ管理処理の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置300は、受信したデータが、監視対象経路に送信する、又は監視対象経路から受信したデータであるか否かを確認する(S103−1)。監視対象経路とは、制御装置300が無通信を監視する対象となる通信経路であり、例えば、NAT機能を有する装置を有する通信経路であって、無通信が所定時間継続することでグローバルIPアドレスが解放される通信経路である。第1の実施の形態において、監視対象経路は、GW400を有する通信経路C1である。制御装置300は、受信したデータの送信先及び送信元アドレスを確認し、監視対象経路を使用するデータであるか否かを確認する。
制御装置300は、受信したデータが、監視対象経路に送信する、又は監視対象経路から受信したデータである場合(S103−1のYes)、無通信測定タイマを起動する(S103−2)。制御装置300は、無通信測定タイマが起動済みである場合、無通信測定タイマを再起動し、無通信の測定を開始する。
一方、制御装置300は、受信したデータが、監視対象経路に送信する、又は監視対象経路から受信したデータでない場合(S103−1のNo)、処理を終了する。
図5のシーケンスに戻り、制御装置300は、無通信測定タイマ管理処理S103において、送信先が監視対象経路である通信経路C1における端末装置100のアドレスであると判定し(図7のS103−1のYes)、無通信測定タイマを起動する(図7のS103−2)。
制御装置300は、データ1をGW400に送信する(S104)。GW400は、データ1を受信すると、データ1の送信先アドレスを、GIP1に対応するローカルIPアドレスであるLIP1に変換し(S105)、端末装置100に送信する(S106)。
次に、通信相手装置500は、通信経路をC1からC2に切り替え、通信経路C2における端末装置100のグローバルIPアドレスであるGIP2を送信先としたデータ2を送信する(S107)。制御装置300は、データ2を受信すると、無通信測定タイマ管理処理S103において、監視対象経路である通信経路C1への送信ではないと判定し(図7のS103−1のNo)、無通信測定タイマ管理処理S103を終了する。
制御装置300は、データ2を、通信経路C2のアクセスポイント201に送信する(S108)。アクセスポイント201は、データ2を端末装置100に送信する(S109)。
そして、GW400は、通信経路C1における通信が所定時間実行されない場合、端末装置100に割り当てたグローバルIPアドレスを解放する(S110)。
図6(B)は、グローバルIPアドレスを解放後の状態の例を示す。アドレス管理テーブル422は、端末装置100のグローバルIPアドレスが解放された状態となる。なお、ローカルIPアドレスは解放されていないが、解放されてもよい。また、通信経路管理テーブル322は、図6(A)と同様の状態である。
図8は、通信経路切替処理のシーケンスの例を示す図である。なお、図8のシーケンスは、図5のシーケンスの続きであり、通信経路C1において所定時間以上の無通信が継続しているため、GW400における端末装置100のグローバルIPアドレスは解放されている。
通信相手装置500は、通信経路を通信中の通信経路C2(第1通信経路)から、GW400を有する通信経路C1(第2通信経路)に変更し、GW400にて解放される前のグローバルIPアドレスであるGIP1を送信先として、データ3を送信する(S111)。通信相手装置500は、GW400においてGIP1が解放されていることを認識していないため、過去に使用していたグローバルIPアドレスを使用してデータを送信する場合がある。制御装置300は、データ3を受信すると、アドレス情報要求送信処理を行う(S112)。
図9は、アドレス情報要求送信処理S112の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置300は、通信相手装置500からデータを受信すると(端末装置100が送信先であるデータを受信すると)、アドレス情報要求送信処理S112を実行する。
制御装置300は、受信したデータが監視対象経路に送信するデータか否かを確認する(S112−1)。制御装置300は、受信したデータが監視対象経路に送信するデータである場合(S112−1のYes)、無通信測定タイマから監視対象経路における無通信時間を取得する(S112−2)。
制御装置300は、取得した無通信時間が閾値より長いか否かを確認する(S112−3)。なお、閾値は、GW400が所定時間無通信であった場合に割り当てたグローバルIPアドレスを解放する所定時間に基づく値であり、例えば、所定時間に数秒間を加算した値や、所定時間に数パーセントのマージンを加算した値である。すなわち、閾値は、GW400の端末装置100のグローバルIPアドレスが解放されるのに充分な時間であればよい。
制御装置300は、無通信時間が閾値より長い場合(S112−3のYes)、アドレス情報要求を、監視対象外の通信経路を使用し、端末装置100に送信する(S112−4)。監視対象外の経路を使用するのは、グローバルIPアドレスが解放されていない通信経路を使用し、データを端末装置100に送信するためである。また、制御装置300は、アドレス情報要求を、監視対象かつ無通信時間が閾値以下である通信経路を使用し、送信してもよい。監視対象かつ無通信時間が閾値以下である通信経路も、グローバルIPアドレスが解放されていない可能性が高いため、データを送信する通信経路となり得る。アドレス情報要求は、通信経路を指定する情報を含み、端末装置100に対して指定された通信経路(指定経路)を使用して制御装置に、応答メッセージであるアドレス情報応答を送信するよう要求するメッセージである。そして、制御装置300は、受信したデータを内部メモリに保留する(S112−5)。
一方、制御装置300は、受信したデータが監視対象経路に送信するデータでない場合や(S112−1のNo)、無通信時間が閾値より長くない場合(S112−3のNo)、受信したデータを端末装置100に送信し(S112−6)、処理を終了する。
制御装置300は、アドレス情報要求に対する応答であるアドレス情報応答の受信を待ち受ける(S112−7のNo)。制御装置300は、アドレス情報応答を受信すると(S112−7のYes)、アドレス情報応答の送信元アドレスを、監視対象経路における端末装置100のグローバルIPアドレスとして記憶する(S112−8)。そして、制御装置300は、保留していたデータの送信先アドレスを、記憶したグローバルIPアドレスに書き換え、端末装置100に送信する(S112−9)。
図8のシーケンスに戻り、制御装置300は、アドレス情報要求送信処理S112において、受信したデータ3は、監視対象経路の通信経路C1が送信先であると判定する(図9のS112−1のYes)。そして、制御装置300は、アドレス情報要求送信処理S112において、無通信時間が閾値より長いと判定し(図9のS112−3のYes)、アドレス情報要求を、通信経路C1(経路1)を指定し、アクセスポイント201に送信する(S113、図9のS112−4)。
アクセスポイント201は、アドレス情報要求を端末装置100に送信する(S114)。端末装置100は、アドレス情報要求を受信すると、アドレス情報要求受信処理を行う(S115)。
図10は、アドレス情報要求受信処理S115の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、アドレス情報要求を受信するのを待ち受ける(S115−1のNo)。端末装置100は、アドレス情報要求を受信すると(S115−1のYes)、アドレス情報要求で指定された通信経路で、制御装置300を送信先とするアドレス情報応答を送信する(S115−2)。
図8のシーケンスに戻り、端末装置100は、アドレス情報要求受信処理S115において、アドレス情報応答を送信する(S116、図10のS115−2)。
GW400は、アドレス情報応答を受信すると、端末装置100のグローバルIPアドレスは解放済みであるため、端末装置100に新たなグローバルIPアドレス(GIP3)を割り当てる(S117)。そして、GW400は、送信元アドレスを割り当てたグローバルIPアドレスであるGIP3に書き換え(S117)、制御装置300のグローバルIPアドレス(GIP300)を送信先としたアドレス情報応答を送信する(S118)。
制御装置300は、アドレス情報要求送信処理S112において、アドレス情報応答を受信すると(図9のS112−7のYes)、アドレス情報応答の送信元アドレスであるGIP3を、端末装置100のグローバルIPアドレスとして、通信経路管理テーブルを更新する(S119、図9のS112−8)。
図6(C)は、処理S119によるテーブル更新後の状態の例を示す。アドレス管理テーブル422は、端末装置100のグローバルIPアドレスとして「GIP3」を記憶している。そして、通信経路管理テーブル322は、端末装置100の通信経路C1(経路1)のグローバルIPアドレスとして、「GIP3」を記憶している。
図8のシーケンスに戻り、制御装置300は、アドレス情報要求送信処理S112において、保留していたデータ3を、更新した通信経路管理テーブル322に記憶する端末装置100の通信経路C1のグローバルIPアドレスであるGIP3を送信先とし、GW400に送信する(S120)。GW400は、GIP3が送信先のデータ3を受信すると、LIP1を送信先に変換し、データ3を端末装置100に送信する(S122)。
第1の実施の形態において、制御装置300は、NAT機能を有する通信経路(監視対象経路)の無通信時間を監視する。制御装置300は、監視対象経路のアドレスを送信先としたデータを受信すると、無通信時間が閾値より長い場合、アドレス情報要求を監視対象でない通信経路を使用して送信する。そして、制御装置300は、アドレス情報応答の送信先を監視対象経路のグローバルIPアドレスとして記憶する。これにより、制御装置300は、所定時間の無通信により、GW400にて端末装置100のグローバルIPアドレスが解放されている場合でも、再度GW400に端末装置100のグローバルIPアドレスを割り当てさせることができ、監視対象経路における通信が継続して可能となる。
一方、無通信時間が閾値以下である場合について説明する。図11は、GW400で端末装置100のグローバルIPアドレスが解放されない場合のシーケンスの例を示す図である。制御装置300は、データ3を受信すると(S111)、アドレス情報要求送信処理を行う(S112)。
制御装置300は、アドレス情報要求送信処理S112において、無通信時間が閾値以下であると判定し(図9のS112−3のNo)、受信したデータ3を、GW400を介して(S123)、端末装置100に送信する(図9のS112−6)。
GW400のアドレス管理テーブル422は、図6(A)の状態であるため、受信したデータ3の送信アドレスGIP1をLIP1に変換し(S124)、端末装置100のデータ3を送信する(S125)。
第1の実施の形態において、制御装置300は、無通信時間が閾値以下である場合、GW400にてアドレスが解放されていないとみなし、アドレス情報要求を送信しない。これにより、制御装置300は、不要なメッセージ(アドレス情報要求)の送信を防止し、グローバルIPアドレスが解放されている可能性が高い場合に、GW400にグローバルIPアドレスを再割り当てさせることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態において、制御装置300は、端末装置100を介さず、GW400に端末装置100のグローバルIPアドレスの割当を要求する。
<制御装置の構成例>
図12は、制御装置300の構成例を示す図である。ストレージ320は、さらに、通信経路管理プログラム321のサブモジュールとして、アドレス割当要求送信モジュール3213を記憶する。
CPU310は、通信経路管理プログラム321が有するアドレス割当要求送信モジュール3213を実行することで、送信部及び記憶部を構築し、アドレス割当要求送信処理を行う。アドレス割当要求送信処理は、GW400にアドレス割当要求を送信する処理である。制御装置300は、NAT機能を有するGW400の通信経路C1に対応する端末装置100のアドレスが送信先であるパケットを受信すると、通信経路C1において端末装置100が無通信である時間に応じて、アドレス割当要求を送信する。
<GWの構成例>
図13は、GW400の構成例を示す図である。ストレージ420は、さらに、アドレス割当要求受信プログラム423を記憶する。
CPU410は、アドレス割当要求受信プログラム423を実行することで、要求受信部を構築し、アドレス割当要求受信処理を行う。アドレス割当要求処理は、制御装置300からアドレス割当要求を受信する処理である。GW400は、アドレス割当要求受信処理において、端末装置100に対してグローバルIPアドレスを割り当て、割り当てたグローバルIPアドレスを制御装置300に通知する。
<通信経路切替処理>
図14は、通信経路切替処理のシーケンスの例を示す図である。なお、図14のシーケンスは、図5のシーケンスの続きであり、通信経路C1において所定時間以上の無通信が継続しているため、GW400における端末装置100のグローバルIPアドレスは解放されている。
通信相手装置500は、GW400にて解放される前のグローバルIPアドレスであるGIP1を送信先として、データ3を送信する(S201)。制御装置300は、データ3を受信すると、アドレス割当要求送信処理を行う(S202)。
図15は、アドレス割当要求送信処理S202の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置300は、通信相手装置500からデータを受信すると(端末装置100が送信先であるデータを受信すると)、アドレス割当要求送信処理S202を実行する。
制御装置300は、受信したデータが監視対象経路に送信するデータか否かを確認する(S202−1)。制御装置300は、受信したデータが監視対象経路に送信するデータである場合(S202−1のYes)、無通信測定タイマから監視対象経路における無通信時間を取得する(S202−2)。
制御装置300は 、取得した無通信時間が閾値より長いか否かを確認する(S202−3)。制御装置300は、無通信時間が閾値より長い場合(S202−3のYes)、アドレス割当要求を、監視対象経路のGWに送信する(S202−4)。アドレス割当要求は、指定する端末装置の識別子を含み、指定した端末装置100にグローバルIPアドレスを割り当て、割り当てたグローバルIPアドレスを含むアドレス割当応答を送信するよう要求するメッセージである。そして、制御装置300は、受信したデータを内部メモリに保留する(S202−5)。
一方、制御装置300は、受信したデータが監視対象経路に送信するデータでない場合や(S202−1のNo)、無通信時間が閾値より長くない場合(S202−3のNo)、受信したデータを端末装置100に送信し(S202−6)、処理を終了する。
制御装置300は、アドレス割当要求に対する応答であるアドレス割当応答の受信を待ち受ける(S202−7のNo)。制御装置300は、アドレス割当応答を受信すると(S202−7のYes)、アドレス割当応答に含まれる端末装置100のグローバルIPアドレスを、監視対象経路における端末装置100のグローバルIPアドレスとして記憶する(S202−8)。そして、制御装置300は、保留していたデータの送信先アドレスを、記憶したグローバルIPアドレスに書き換え、端末装置100に送信する(S202−9)。
図14のシーケンスに戻り、制御装置300は、アドレス割当要求送信処理S202において、受信したデータ3は、監視対象経路の通信経路C1が送信先であると判定する(図15のS202−1のYes)。そして、制御装置300は、アドレス割当要求送信処理S202において、無通信時間が閾値より長いと判定し(図14のS202−3のYes)、通信経路C1(経路1)を指定したアドレス割当要求を、アクセスポイント201に送信する(S203、図14のS202−4)。
GW400は、アドレス割当要求を受信すると、アドレス割当要求受信処理を行う(S204)。
図16は、アドレス割当要求受信処理S204の処理フローチャートの例を示す図である。GW400は、アドレス割当要求を受信するのを待ち受ける(S204−1のNo)。GW400は、アドレス割当要求を受信すると(S204−1のYes)、アドレス割当要求で指定された端末装置100のグローバルIPアドレスを割り当てる(S204−2)。そして、GW400は、端末装置100のグローバルIPアドレスを含むアドレス割当応答を、制御装置300に送信する(S204−3)。
図14のシーケンスに戻り、GW400は、アドレス割当要求受信処理S204において、端末装置100にグローバルIPアドレスを割り当て(図16のS204−2)、割り当てたグローバルIPアドレスであるGIP3を含むアドレス割当応答を制御装置300に送信する(S205、図16のS204−3)。
制御装置300は、アドレス割当要求送信処理S202において、アドレス割当応答を受信すると(図15のS202−7のYes)、アドレス割当応答に含まれる端末装置100のグローバルIPアドレスであるGIP3を、端末装置100のグローバルIPアドレスとして、通信経路管理テーブルを更新する(S206、図15のS202−8)。そして、制御装置300は、保留していたデータ3の送信先アドレスを、記憶したグローバルIPアドレスに書き換え、端末装置100に送信する(S207、図15のS202−9)。
第2の実施の形態において、制御装置300は、GW400に端末装置100のグローバルIPアドレスを割り当てるよう要求する。これにより、端末装置100に新規機能を追加することなく、GW400を有する通信経路C1における通信を維持することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態において、制御装置300は、GW400がグローバルIPアドレスを解放する無通信時間(所定時間)を取得する。
<制御装置の構成例>
図17は、制御装置300の構成例を示す図である。ストレージ320は、さらに、通信経路管理プログラム321のサブモジュールとして、アドレス解放時間取得モジュール3214を記憶する。
CPU310は、通信経路管理プログラム321が有するアドレス解放時間取得モジュール3214を実行することで、取得部及び推定部を構築し、解放時間取得処理を行う。解放時間取得処理は、GW400が端末装置100に割り当てたグローバルIPアドレスを解放する無通信時間である。
<GWの構成例>
図18は、GW400の構成例を示す図である。ストレージ420は、さらに、解放時間送信プログラム424を記憶する。
CPU410は、解放時間送信プログラム424を実行することで、解放時間送信部を構築し、解放時間送信処理を行う。解放時間送信処理は、制御装置300から解放時間を送信するよう要求されたとき、自装置のグローバルIPアドレスの解放時間を制御装置300に送信する処理である。
<端末装置の構成例>
図19は、端末装置100の構成例を示す図である。ストレージ120は、さらに、解放時間測定プログラム123を記憶する。
CPU110は、解放時間測定プログラム123を実行することで、解放時間測定部を構築し、解放時間測定処理を行う。解放時間測定処理は、制御装置300から指示に応答し、GW400で端末装置100のグローバルIPアドレスが解放される時間(解放時間)を測定する処理である。
<解放時間取得処理>
以下、解放時間取得処理について説明する。制御装置300における解放時間取得処理は、GW400から解放時間を取得する処理(以下、GWからの取得処理と呼ぶ場合がある)と、解放時間を測定する処理(以下、測定による取得処理と呼ぶ場合がある)がある。制御装置300は、両方の処理を有し、それぞれの処理を使い分けてもよいし、どちらか一方の処理を有してもよい。以下、それぞれの処理について説明する。
<1.GWからの取得処理>
図20は、GWからの取得処理のシーケンスの例を示す図である。制御装置300は、解放時間取得処理を実行する契機を検出すると、解放時間取得処理を行う(S301)。解放時間取得処理を行う契機は、例えば、制御装置300の通電による起動時である。また、制御装置300は、例えば、定期的に、あるいは通信量が少ない夜間に、解放時間取得処理を行ってもよい。
制御装置300は、解放時間取得処理S301において、GW400に解放時間要求を送信する(S302)。GW400は、解放時間要求を受信すると、解放時間送信処理を行う(S303)。GW400は、解放時間送信処理S303において、解放時間応答を制御装置300に送信する(S304)。解放時間応答は、端末装置100に割り当てグローバルIPアドレスが解放されるまでの無通信時間(解放時間)を含む。
制御装置300は、解放時間取得処理において、GW400から解放時間を取得することができる。これにより、例えば、GW400の解放時間が変更される場合でも、最新の解放時間を取得することができる。
<2.測定による取得処理>
図21は、測定による取得処理のシーケンスの例を示す図である。制御装置300は、解放時間取得処理を実行する契機を検出すると、解放時間取得処理を行う(S401)。
図22は、解放時間取得処理S401の処理フローチャートの例を示す図である。制御装置300は、解放時間測定開始要求を、監視対象外の通信経路で端末装置100に送信する(S401−1)。解放時間測定開始要求は、所定時間間隔で測定用パケットを送信するよう端末装置100に要求するメッセージである。所定時間は、測定用パケットを送信するごとに増加する時間である。
制御装置300は、測定用パケットを受信するのを待ち受ける(S401−2のNo)。制御装置300は、測定用パケットを受信すると(S401−2のYes)、今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが、前回受信した測定用パケットの送信元アドレスと異なるか否かを確認する(S401−3)。今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが前回受信した測定用パケットの送信元アドレスと異なるということは、前回測定用パケットを受信してから、今回測定用パケットを受信するまでの間に、GW400で端末装置100のグローバルIPアドレスが解放されていることを示す。すなわち、前回測定用パケットを受信した時刻と今回測定用パケットを受信した時刻との時間差は、GW400における解放時間より長い時間である。
制御装置300は、今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが前回受信した測定用パケットの送信元アドレスと異なる場合(S401−3のYes)、今回受信した測定用パケットに含まれる送信間隔を、GW400の解放時間として記憶する(S401−4)。そして、解放時間測定停止要求を端末装置100に送信し(S401−5)、端末装置100に測定用パケットの送信を停止させる。
一方、制御装置300は、今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが前回受信した測定用パケットの送信元アドレスが同じである場合(S401−3のNo)、再び測定用パケットを待ち受ける(S401−No)。
図21のシーケンスに戻り、制御装置300は、解放時間取得処理S401において、解放時間測定開始要求を、アクセスポイント201を経由し(S402、図22のS401−1)、端末装置100に送信する(S403、図22のS401−1)。端末装置100は、解放時間測定開始要求を受信すると、解放時間測定処理を行う(S404)。
図23は、解放時間測定処理S404の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、解放時間測定開始要求を受信するのを待ち受ける(S404−1のNo)。端末装置100は、解放時間測定開始要求を受信すると(S404−1のYes)、測定用パケットを監視対象経路で制御装置300に送信する(S404−2)。なお、測定用パケットの初回送信時は、送信カウントに0を設定する。
端末装置100は、送信間隔が経過するのを待ち受ける(S404−3のNo)。送信間隔は、初期送信間隔に送信カウンタと増加時間を乗じた数値を加算した時間である。初期送信間隔は、例えば、GW400に設定可能な解放時間の最小値である。増加時間は、例えば、GW400に設定可能な解放時間の時間幅である。
端末装置100は、送信間隔が経過すると(S404−3のYes)、解放時間測定停止要求を、受信済みか否かを確認する(S404−4)。端末装置100は、解放時間測定停止要求を受信済みである場合(S404−4のYes)、再び解放時間測定開始要求の受信を待ち受ける(S404−1のNo)。一方、端末装置100は、解放時間測定停止要求を受信していない場合(S404−4のNo)、送信間隔を含む測定用パケットを、監視対象経路で制御装置300に送信する(S404−5)。そして、端末装置100は、送信カウンタをインクリメントする(S404−6)。
図21のシーケンスに戻り、端末装置100は、解放時間測定処理S404において、測定用パケットP1を、GW400を介して制御装置300に送信する(S405、S406、図23のS404−2)。端末装置100は、送信間隔T1が経過すると、送信間隔T1を含む測定用パケットP2を、GW400を介して制御装置300に送信する(S407、S408、図23のS404−5)。
制御装置300は、解放時間取得処理S401において、前回受信した測定用パケットP1の送信元アドレスと今回受信した測定用パケットP2の送信元アドレスが同じであることを確認する(図22のS401−3のNo)。
GW400は、測定用パケットP2の送信後で、測定用パケットP3の送信前に、解放時間の経過により端末装置100のグローバルIPアドレスを解放する(S409)。
端末装置100は、送信間隔T2が経過すると、送信間隔T2を含む測定用パケットP3を、GW400を介して制御装置300に送信する(S410、S411、図23のS404−5)。このとき、GW400は、端末装置100に新たなグローバルIPアドレスを割り当てる。
制御装置300は、解放時間取得処理S401において、前回受信した測定用パケットP2の送信元アドレスと今回受信した測定用パケットP3の送信元アドレスが異なる確認する(図22のS401−3のYes)。そして、制御装置300は、測定用パケットP3に含まれる送信間隔T2を、GW400の解放時間として記憶する(図22のS401−4)。そして、制御装置300は、端末装置100に解放時間測定停止要求を送信する(図22のS401−5)。
端末装置100は、解放時間測定停止要求を受信すると、測定用パケットの送信を停止する(図23のS404−4のYes)。
<変形例>
図24は、測定による取得処理の変形例のシーケンスの例を示す図である。図21のシーケンスにおいては、端末装置100が測定用パケットの送信間隔を計測するが、図24のシーケンスにおいては、制御装置300が送信間隔を計測する。
制御装置300は、解放時間取得処理S501において、解放時間測定開始要求を、アクセスポイント201を介して、端末装置100に送信する(S502、S503)。端末装置100は、解放時間測定開始要求を受信すると、解放時間測定処理を行う(S504)。
端末装置100は、解放時間測定処理S504において、測定用パケットP1を、GW400を介して制御装置300に送信する(S505、S506)。
制御装置300は、解放時間取得処理S501において、送信間隔T21が経過すると、解放時間測定開始要求を、アクセスポイント201を介して、端末装置100に送信する(S507、S508)。
端末装置100は、解放時間測定開始要求を受信すると、解放時間測定処理を行う(S504)。端末装置100は、解放時間測定処理S504において、測定用パケットP2を、GW400を介して制御装置300に送信する(S509、S510)。
制御装置300は、前回受信した測定用パケットP1の送信元アドレスと、今回受信した測定用パケットP2の送信元アドレスが同じであることを確認し、送信間隔T22が経過するのを待ち受ける。
GW400は、測定用パケットP2の送信後で、測定用パケットP3の送信前に、解放時間の経過により端末装置100のグローバルIPアドレスを解放する(S511)。
制御装置300は、送信間隔T22が経過すると、解放時間測定開始要求を端末装置100に送信する(S512、S513)。
端末装置100は、解放時間測定開始要求を受信すると、解放時間測定処理を行う(S504)。端末装置100は、解放時間測定処理S504において、測定用パケットP3を、GW400を介して制御装置300に送信する(S514、S515)。
制御装置300は、前回受信した測定用パケットP2の送信元アドレスと、今回受信した測定用パケットP3の送信元アドレスが異なることを確認し、送信間隔T22を、GW400の解放時間として記憶する。
制御装置300は、解放時間取得処理として測定による取得処理を行うことで、GW400の解放時間を取得する。これにより、例えば、GW400が制御装置300に対して解放時間を送信するインターフェースを有さない場合でも、制御装置300はGW400の解放時間を取得することができる。
以上の第1から第3の実施の形態を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
通信装置と、
前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、
前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置であって、
前記通信装置が通信する通信経路を通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信する送信部と、
前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する記憶部とを有する
制御装置。
(付記2)
さらに、前記通信装置が前記第2通信経路を使用しない無通信時間を測定する測定部を有し、
前記送信部は、前記無通信時間が閾値以上の場合、前記要求メッセージを送信する
付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記閾値は、前記アドレス変換装置が前記通信装置に割り当てたアドレスが第1時間使用されない場合、前記通信装置に割り当てたアドレスを解放する前記第1時間である解放時間に基づいた時間である
付記2記載の制御装置。
(付記4)
前記第2通信経路に切り替えるときは、前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスを送信先とするパケットを、前記他の通信装置から受信したときを含み、
前記送信部は、
前記パケットを受信したとき、前記パケットを保留し、
前記応答メッセージを受信したとき、前記保留したパケットの送信先を前記記憶した前記通信装置のアドレスに書き換え、前記通信装置に送信する
付記1記載の制御装置。
(付記5)
さらに、前記アドレス変換装置から前記解放時間を取得する取得部を有する
付記3記載の制御装置。
(付記6)
さらに、前記通信装置が前記第2通信経路で送信する測定用パケットを受信し、前回受信した測定用パケットと今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが異なる場合、今回受信した測定用パケットと前回受信した測定用パケットの送信間隔を前記解放時間とみなす推定部を有する
付記3記載の制御装置。
(付記7)
前記推定部は、送信間隔を所定時間ずつ増加させ前記測定用パケットを連続送信するよう指示する測定用パケット送信指示を、前記通信装置に送信する
付記6記載の制御装置。
(付記8)
前記推定部は、前回受信した測定用パケットと今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが異なる場合、前記測定用パケットの連続送信を停止するよう指示する測定用パケット送信停止指示を、前記通信装置に送信する
付記7記載の制御装置。
(付記9)
前記推定部は、前記測定用パケットを送信するよう指示する測定用パケット送信指示を、所定時間ずつ増加させた時間間隔で前記通信装置に送信する
付記6記載の制御装置。
(付記10)
前記推定部は、前回受信した測定用パケットと今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが異なる場合、前記測定用パケット送信指示の送信を停止する
付記9記載の制御装置。
(付記11)
他の通信装置と通信を行う通信装置と、
前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、
前記通信装置と他の通信装置との通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムであって、
前記制御装置は、前記通信装置が通信する通信経路を、通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信し、
前記通信装置は、前記要求メッセージの受信に応答し、前記応答メッセージを前記第2通信経路で前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する
通信システム。
(付記12)
通信装置と、前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムの制御装置における通信経路切替方法であって、
前記通信装置が通信する通信経路を、通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信し、
前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、
前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する
通信経路切替方法。
(付記13)
通信装置と、前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置のコンピュータに実行させる通信経路切替プログラムであって、
前記通信装置が通信する通信経路を、通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信し、
前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、
前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する
処理を前記コンピュータに実行させる通信経路切替プログラム。
(付記14)
通信装置と、
前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、
前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置であって、
前記通信装置が通信する通信経路を通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する通信経路に切り替えるとき、前記通信装置に対してアドレスを割り当てるよう要求する割当要求メッセージを前記アドレス変換装置に送信する送信部と、
前記割当要求メッセージに対する応答メッセージを前記アドレス変換装置から受信し、前記応答メッセージに含まれる前記通信装置に割り当てられたアドレスを、前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する記憶部とを有する
制御装置。
10…通信システム 100…制御装置
100…端末装置 110…CPU
120…ストレージ 121…通信プログラム
122…アドレス情報要求受信プログラム 123…解放時間測定プログラム
130…メモリ 150…RF回路
200…基地局装置 201…アクセスポイント
240…NIC 300…制御装置
310…CPU 320…ストレージ
321…通信経路管理プログラム
3211…アドレス情報要求送信モジュール
3212…無通信測定タイマ管理モジュール
3213…アドレス割当要求送信モジュール
3214…アドレス解放時間取得モジュール
322…通信経路管理テーブル 330…メモリ
400…GW 410…CPU
420…ストレージ 421…アドレス管理プログラム
422…アドレス管理テーブル 4221…アドレス割当モジュール
4222…アドレス変換モジュール 423…アドレス割当要求受信プログラム
424…解放時間送信プログラム 430…メモリ
440…NIC 500…通信相手装置
600…インターネット

Claims (9)

  1. 通信装置と、
    前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、
    前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置であって、
    前記通信装置が通信する通信経路を通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信する送信部と、
    前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する記憶部とを有する
    制御装置。
  2. さらに、前記通信装置が前記第2通信経路を使用しない無通信時間を測定する測定部を有し、
    前記送信部は、前記無通信時間が閾値以上の場合、前記要求メッセージを送信する
    請求項1記載の制御装置。
  3. 前記閾値は、前記アドレス変換装置が前記通信装置に割り当てたアドレスが第1時間使用されない場合、前記通信装置に割り当てたアドレスを解放する前記第1時間である解放時間に基づいた時間である
    請求項2記載の制御装置。
  4. 前記第2通信経路に切り替えるときは、前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスを送信先とするパケットを、前記他の通信装置から受信したときを含み、
    前記送信部は、
    前記パケットを受信したとき、前記パケットを保留し、
    前記応答メッセージを受信したとき、前記保留したパケットの送信先を前記記憶した前記通信装置のアドレスに書き換え、前記通信装置に送信する
    請求項1記載の制御装置。
  5. さらに、前記アドレス変換装置から前記解放時間を取得する取得部を有する
    請求項3記載の制御装置。
  6. さらに、前記通信装置が前記第2通信経路で送信する測定用パケットを受信し、前回受信した測定用パケットと今回受信した測定用パケットの送信元アドレスが異なる場合、今回受信した測定用パケットと前回受信した測定用パケットの送信間隔を前記解放時間とみなす推定部を有する
    請求項3記載の制御装置。
  7. 他の通信装置と通信を行う通信装置と、
    前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、
    前記通信装置と他の通信装置との通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムであって、
    前記制御装置は、前記通信装置が通信する通信経路を、通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、前記要求メッセージの受信に応答し、前記応答メッセージを前記第2通信経路で前記制御装置に送信し、
    前記制御装置は、前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する
    通信システム。
  8. 通信装置と、前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムの制御装置における通信経路切替方法であって、
    前記通信装置が通信する通信経路を、通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信し、
    前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、
    前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する
    通信経路切替方法。
  9. 通信装置と、前記通信装置と他の通信装置との通信において送受信するパケットを中継し、前記パケットに含まれる送信先及び送信元のアドレスを、前記通信装置及び前記他の通信装置それぞれのネットワークに対応するアドレスに変換するアドレス変換装置と、前記通信装置の通信経路を制御する制御装置とを有する通信システムにおける制御装置のコンピュータに実行させる通信経路切替プログラムであって、
    前記通信装置が通信する通信経路を、通信中の第1通信経路から前記アドレス変換装置を有する第2通信経路に切り替えるとき、前記第2通信経路で前記制御装置に応答メッセージを送信するよう要求する要求メッセージを、前記第1通信経路で前記通信装置に送信し、
    前記アドレス変換装置を介して前記応答メッセージを受信し、
    前記応答メッセージに含まれる送信元アドレスを前記第2通信経路における前記通信装置のアドレスとして記憶する
    処理を前記コンピュータに実行させる通信経路切替プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023228252A1 (ja) * 2022-05-23 2023-11-30 楽天モバイル株式会社 通信経路制御装置、通信経路制御方法及びプログラム

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