JP2018199571A - 搬送装置、印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】媒体の搬送不良を抑制できる搬送装置、搬送装置を備える印刷装置を提供する。
【解決手段】媒体Mを搬送する搬送ローラー24と、搬送ローラー24の軸方向Xとは異なる支持方向Z1から搬送ローラー24を回転可能に支持するローラー支持部34と、軸方向Xに延在し、ローラー支持部34を支持するベースフレーム35と、を備え、ベースフレーム35は、媒体Mの搬送方向Y1及び支持方向Z1のうち搬送方向Y1に近い方向に延在し、支持方向Z1の位置が異なる少なくとも3つの横板部38と、媒体Mの搬送方向Y1及び支持方向Z1のうち支持方向Z1に近い方向に延在し、搬送方向Y1の位置が異なる少なくとも3つの縦板部39と、を有し、横断面が環状の閉断面材であり、ローラー支持部34は、少なくとも3つの縦板部39のうち、間に位置する縦板部39に連結される。
【選択図】図3
【解決手段】媒体Mを搬送する搬送ローラー24と、搬送ローラー24の軸方向Xとは異なる支持方向Z1から搬送ローラー24を回転可能に支持するローラー支持部34と、軸方向Xに延在し、ローラー支持部34を支持するベースフレーム35と、を備え、ベースフレーム35は、媒体Mの搬送方向Y1及び支持方向Z1のうち搬送方向Y1に近い方向に延在し、支持方向Z1の位置が異なる少なくとも3つの横板部38と、媒体Mの搬送方向Y1及び支持方向Z1のうち支持方向Z1に近い方向に延在し、搬送方向Y1の位置が異なる少なくとも3つの縦板部39と、を有し、横断面が環状の閉断面材であり、ローラー支持部34は、少なくとも3つの縦板部39のうち、間に位置する縦板部39に連結される。
【選択図】図3
Description
本発明は、媒体を搬送する搬送装置、搬送装置を備える印刷装置に関する。
従来から、印刷装置の一例としてインクを吐出して用紙などの記録紙(媒体)に記録(印刷)するインクジェット式の記録装置が知られている。記録装置の中には、搬送装置の一例として搬送駆動ローラ(搬送ローラー)と、搬送従動ローラと、を備え、搬送駆動ローラと搬送従動ローラが記録紙を挟持した状態で回転することにより、記録紙を搬送するものがある(例えば特許文献1)。
こうした記録装置では、搬送従動ローラを搬送駆動ローラへ付勢するばねと、搬送従動ローラとは反対側から搬送駆動ローラを支持する中支え部材(ローラー支持部)と、中支え部材を支持するサブフレーム(ベースフレーム)と、を備えていた。
軸方向における搬送駆動ローラの長さは、記録紙の長さよりも長い。しかし、搬送駆動ローラやサブフレームは、長さが長くなるほど曲がりやすくなる。そのため、サイズが大きな記録紙を搬送するために、搬送駆動ローラ及びサブフレームの長さを長くすると、搬送駆動ローラ及びサブフレームが曲がり、記録紙の搬送に影響を与えてしまう虞がある。
なお、こうした課題は、記録紙を搬送する記録装置に限らず、媒体を搬送する搬送装置、及び搬送装置を備える印刷装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体の搬送不良を抑制できる搬送装置、搬送装置を備える印刷装置を提供することにある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体の搬送不良を抑制できる搬送装置、搬送装置を備える印刷装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する搬送装置は、媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーの軸方向とは異なる支持方向から前記搬送ローラーを回転可能に支持するローラー支持部と、前記軸方向に延在し、前記ローラー支持部を支持するベースフレームと、を備え、前記ベースフレームは、前記媒体の搬送方向及び前記支持方向のうち前記搬送方向に近い方向に延在し、前記支持方向の位置が異なる少なくとも3つの横板部と、前記媒体の搬送方向及び前記支持方向のうち前記支持方向に近い方向に延在し、前記搬送方向の位置が異なる少なくとも3つの縦板部と、を有し、横断面が環状の閉断面材であり、前記ローラー支持部は、前記少なくとも3つの縦板部のうち、間に位置する縦板部に連結される。
上記課題を解決する搬送装置は、媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーの軸方向とは異なる支持方向から前記搬送ローラーを回転可能に支持するローラー支持部と、前記軸方向に延在し、前記ローラー支持部を支持するベースフレームと、を備え、前記ベースフレームは、前記媒体の搬送方向及び前記支持方向のうち前記搬送方向に近い方向に延在し、前記支持方向の位置が異なる少なくとも3つの横板部と、前記媒体の搬送方向及び前記支持方向のうち前記支持方向に近い方向に延在し、前記搬送方向の位置が異なる少なくとも3つの縦板部と、を有し、横断面が環状の閉断面材であり、前記ローラー支持部は、前記少なくとも3つの縦板部のうち、間に位置する縦板部に連結される。
この構成によれば、ベースフレームは閉断面材であるため、横断面の断面形が開いた開断面材に比べて曲がりにくい。さらに、ベースフレームが支持方向に力を受けた場合、支持方向に近い方向に延在する縦板部は、横板部に比べて曲がりにくい。したがって、媒体の搬送不良を抑制できる。
上記搬送装置において、前記少なくとも3つの横板部のうち、前記搬送方向の長さが最も長い横板部の前記搬送方向における長さは、前記少なくとも3つの縦板部のうち、前記支持方向の長さが最も長い縦板部の前記支持方向における長さよりも長いことが好ましい。
この構成によれば、横板部の長さが縦板部の長さよりも長い。そのため、ベースフレームの支持方向の長さを短くした場合であっても、搬送方向の長さを長くすることでベースフレームに必要な剛性を確保できる。
上記搬送装置は、前記媒体を支持する媒体支持部をさらに備え、前記媒体支持部は、前記少なくとも3つの横板部のうち間に位置する横板部と、前記媒体が搬送される搬送経路と、の間に位置することが好ましい。
この構成によれば、媒体支持部は、少なくとも3つの横板部のうち、間に位置する横板部と媒体の搬送経路との間に位置するため、ベースフレームにより形成される空間を有効に活用できる。
上記搬送装置は、前記少なくとも3つの縦板部及び前記少なくとも3つの横板部のうち、間に位置する縦板部及び横板部を前記支持方向から支持する支持部材をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、少なくとも3つの縦板部及び少なくとも3つの横板部のうち、間に位置する縦板部及び横板部を支持部材が支持するため、ベースフレームの変形をより抑制できる。
上記課題を解決する印刷装置は、上記構成の搬送装置と、前記媒体に印刷する印刷部と、を備える。
この構成によれば、上記搬送装置と同様の効果を奏し得る。
この構成によれば、上記搬送装置と同様の効果を奏し得る。
以下、搬送装置を備える印刷装置の一実施形態について図を参照して説明する。本実施形態の印刷装置は、例えば、用紙などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって印刷するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、印刷装置11は、使用場所に設置された状態で、高さ、奥行及び幅としてそれぞれ所定の長さを有する筐体12を備える。本実施形態において、幅方向と奥行方向は実質的に水平であり、印刷装置11が水平面上に置かれているものとして重力の方向をZ軸で示す。奥行方向の奧側(後側)から手前側(前側)に向かう方向(前方)をY軸で示す。幅方向は、Z軸及びY軸と交差するX軸で示す。X軸、Z軸及びY軸は、それぞれ幅、高さ及び奥行の長さを示す座標軸となる。幅方向、高さ方向及び奥行方向は、互いに異なる方向である。
筐体12の上面には、後側に位置する第1蓋13と、前側に位置する第2蓋14と、が開閉可能に設けられている。筐体12の上面における第2蓋14と幅方向で隣り合う位置には、印刷装置11の各種の操作を行うための操作部15が設けられている。筐体12の前面には、印刷された媒体M(図2参照)が排出される排出口16が形成されている。
図2に示すように、筐体12内には、媒体Mを円筒状に巻き重ねたロールRがセットされるセット部18と、セット部18から媒体Mを給送する給送部19と、が設けられている。給送部19は、ロールRを回転可能に保持し、ロールRを一方向(図2では反時計回り方向)に回転させることにより、媒体Mを解いて給送する。
印刷装置11は、媒体Mを搬送する搬送装置20と、媒体Mの搬送経路に沿って媒体Mを案内する案内部21と、媒体Mに印刷する印刷部22と、印刷された媒体Mを切断する切断部23と、を備える。
搬送装置20は、媒体Mの搬送経路を挟んで設けられる搬送ローラー24及び従動ローラー25と、搬送ローラー24を回転駆動する駆動源26と、従動ローラー25を付勢する付勢部材27と、媒体Mを支持する媒体支持部28と、を備える。
付勢部材27は、従動ローラー25を搬送ローラー24側に付勢し、搬送ローラー24と従動ローラー25は、媒体Mを挟んだ状態で回転することにより媒体Mを搬送する。媒体支持部28は、媒体Mの搬送経路を挟んで印刷部22に対向する位置に設けられ、媒体Mのうち印刷部22により印刷される部分を支持する。
媒体Mの搬送方向Y1は、上流側となるセット部18から、下流側となる排出口16に向う方向であり、媒体Mの搬送経路に沿う方向である。搬送ローラー24と従動ローラー25は、軸方向が幅方向と一致するようにX軸に沿って設けられている。以下の説明では、搬送ローラー24の軸方向を軸方向Xと記載する。軸方向Xは、媒体Mの搬送方向Y1とは異なる(好ましくは直交する)方向であり、高さ方向とも異なる方向である。搬送ローラー24は、奥行方向の奥側から前側に向かって媒体Mを送り、搬送装置20が設けられた位置では、搬送方向Y1と奥行方向とが一致する。
印刷部22は、ガイド軸30に支持されて幅方向(主走査方向)に移動可能なキャリッジ31と、キャリッジ31に支持される吐出ヘッド32と、を備える。吐出ヘッド32は、例えばインクなどの液体を吐出する複数のノズル(図示略)を有している。印刷部22は、キャリッジ31が幅方向に移動すると共に、吐出ヘッド32から液体を吐出して媒体Mに印刷する。
図3に示すように、搬送装置20は、搬送ローラー24の軸方向Xとは異なる支持方向Z1から搬送ローラー24を回転可能に支持するローラー支持部34と、ローラー支持部34を支持するベースフレーム35と、を備える。本実施形態の支持方向Z1は、付勢部材27(図2参照)及び従動ローラー25が搬送ローラー24を付勢する付勢方向とは反対の成分を含む反重力方向であり、高さ方向と一致してZ軸に沿う方向である。ローラー支持部34は、従動ローラー25により上側から付勢される搬送ローラー24を、下側から支持する。
ベースフレーム35は、板金を曲げて形成された第1フレーム36及び第2フレーム37を連結して構成される。ベースフレーム35は、少なくとも3つ(本実施形態では3つ)の横板部38と、少なくとも3つ(本実施形態では3つ)の縦板部39と、を有する。ベースフレーム35は、軸方向X、支持方向Z1、搬送方向Y1のうち、軸方向Xにおける長さが最も長く、軸方向Xに向かって延びるように延在する。ベースフレーム35は、軸方向Xと直角をなす平面に沿って切った切り口である横断面が環状の閉断面材である。ベースフレーム35の横断面は、第2横板部38bと第2縦板部39bとで形成される内角が180度よりも大きい凹六角形であり、凹六角形の周方向において縦板部39と横板部38が交互に位置する。
第1フレーム36は、第1横板部38a、第1縦板部39a、第3縦板部39c、及び第1連結部41を有する。第2フレーム37は、第2横板部38b、第3横板部38c、第2縦板部39b、第2連結部42、及び係合部43を有する。
ベースフレーム35は、第1連結部41と第3横板部38cとがねじ止めされると共に、第2連結部42と第3縦板部39cとがねじ止めされて構成されている。第1横板部38a、第2横板部38b、第3横板部38c、及び第1縦板部39aには、穴44が形成されている(第3横板部38cの穴44は図示略)。
第1横板部38a、第2横板部38b、及び第3横板部38cは、媒体Mの搬送方向Y1及び支持方向Z1のうち搬送方向Y1における長さの方が長く、支持方向Z1よりも搬送方向Y1に近い方向に向かって延びるように延在する。本実施形態の第1横板部38a、第2横板部38b、及び第3横板部38cは、搬送方向Y1及び軸方向Xに長さを有し、支持方向Z1に厚みを有する。
第1横板部38a、第2横板部38b、及び第3横板部38cは、支持方向Z1の位置が異なり、第2横板部38bは、支持方向Z1において第1横板部38aと第3横板部38cとの間に位置する。第1横板部38aと第2横板部38bは、ローラー支持部34よりも媒体Mの搬送経路から離れた下側に位置し、第3横板部38cは、ローラー支持部34よりも媒体Mの搬送経路に近い上側に位置する。
第1縦板部39a、第2縦板部39b、及び第3縦板部39cは、媒体Mの搬送方向Y1及び支持方向Z1のうち支持方向Z1における長さの方が長く、搬送方向Y1よりも支持方向Z1に近い方向に向かって延びるように延在する。本実施形態の第1縦板部39a、第2縦板部39b、及び第3縦板部39cは、支持方向Z1及び軸方向Xに長さを有し、搬送方向Y1に厚みを有する。
第1縦板部39a、第2縦板部39b、及び第3縦板部39cは、搬送方向Y1の位置が異なり、第2縦板部39bは、搬送方向Y1において第1縦板部39aと第3縦板部39cとの間に位置する。第1縦板部39aと第2縦板部39bは、ローラー支持部34よりも搬送方向Y1の上流側に位置し、第3縦板部39cは、ローラー支持部34よりも搬送方向Y1の下流側に位置する。
第1縦板部39a及び第3縦板部39cは、第1横板部38aに対して略直角に曲げられた部分であり、第1連結部41は、第1縦板部39aの上端部分が搬送方向Y1の下流側に向かって略直角に曲げられた部分である。第2横板部38b及び第3横板部38cは、第2縦板部39bに対して略直角に曲げられた部分であり、第2連結部42は、第2横板部38bの搬送方向Y1の下流側の部分が下側に向かって略直角に曲げられた部分である。係合部43は、第2縦板部39bが第3横板部38cよりも媒体Mの搬送経路側(上側)に飛び出した部分であり、案内部21と係合することで案内部21の位置決めをする。ここで、係合部43は第2縦板部39bまたは第3横板部38cに対して別部材を連結して形成されたものでもよい。
搬送方向Y1において、第2横板部38bの長さは、第1横板部38aの長さよりも短く、第3横板部38cの長さよりも長い。すなわち、搬送方向Y1における第1横板部38a、第2横板部38b、及び第3横板部38cの長さは、第1横板部38aの長さが最も長い。
支持方向Z1において、第2縦板部39bの長さは、第1縦板部39aの長さよりも短く、第3縦板部39cの長さよりも長い。すなわち、支持方向Z1における第1縦板部39a、第2縦板部39b、及び第3縦板部39cの長さは、第1縦板部39aの長さが最も長い。第1横板部38aにおける搬送方向Y1の長さは、第1縦板部39aにおける支持方向Z1の長さよりも長い。
搬送装置20は、第1縦板部39a、第2縦板部39b、第3縦板部39c及び第1横板部38a、第2横板部38b、第3横板部38cのうち、間に位置する第2縦板部39b及び第2横板部38bを支持方向Z1から支持する支持部材46を備える。支持部材46は、管状のベースフレーム35の内部に少なくとも1つ(本実施形態では1つ)設けられ、第2横板部38bに下側から接する。本実施形態における支持部材46は、板金を曲げて形成され、第1横板部38a及び第1縦板部39aにねじ止めされる。支持部材46は、第2横板部38bにおける第2縦板部39b側の端を支持するのが好ましい。これにより支持部材46が第2横板部38bにおける第3縦板部39c側を支持する場合に比べ第2横板部38bの変形を抑制できる。
媒体支持部28は、第2横板部38bと、媒体Mが搬送される搬送経路と、の間に少なくとも一部が位置する。媒体支持部28は、吐出ヘッド32と対向する上側の面で媒体Mを支持する。そのため、媒体支持部28と吐出ヘッド32との間が媒体Mの搬送経路となる。換言すると、媒体支持部28は、第2横板部38bと吐出ヘッド32との間に位置する。
ローラー支持部34は、第2縦板部39bに連結され、第2横板部38bと媒体Mの搬送経路との間に位置する。ローラー支持部34は、搬送ローラー24に接触する接触部48と、接触部48の一部を覆う枠49と、を備える。枠49は、第1ねじ51により搬送方向Y1の下流側(前側)から第2縦板部39bに連結される。接触部48は、第2ねじ52により枠49に連結される。ローラー支持部34をベースフレーム35に連結するとき、ローラー支持部34と第2横板部38bとの間には隙間が空いている。そのため、ローラー支持部34は、搬送ローラー24に合わせて支持方向Z1に位置決めした状態で第2縦板部39bに連結できる。
第2ねじ52がねじ止めされる位置と、第1横板部38a及び第2横板部38bに形成された穴44の位置は、第2ねじ52がねじ止めされる方向である支持方向Z1に揃っている。そのため、第2ねじ52は、穴44を通じてローラー支持部34に取り付けることができ、ローラー支持部34の組み付け性を向上できる。
図4に示すように、印刷装置11は、軸方向Xに互いに間隔を有して設けられた一対のサイドフレーム54と、幅方向に向かって延びるように設けられたメインフレーム55を備える。
一対のサイドフレーム54は、搬送ローラー24の両端の部分を回転可能に支持する。ローラー支持部34は、軸方向Xにおいて一対のサイドフレーム54の間の位置に少なくとも1つ(本実施形態では2つ)設けられている。ローラー支持部34は、搬送ローラー24においてサイドフレーム54に支持される部分よりも一対のサイドフレーム54に挟まれる範囲に設けられる。
軸方向Xにおいて一対のサイドフレーム54の間には、媒体支持部28及び切断部23(図2参照)を支持する台座57が少なくとも1つ(本実施形態では2つ)設けられている。搬送方向Y1における台座57の長さは、第2横板部38bの長さよりも長く、先端側がベースフレーム35よりも搬送方向Y1の下流側に飛び出した状態で基端側が第2縦板部39b及び第2横板部38bに連結される。
次に、印刷装置11の作用について、特に搬送装置20が媒体Mを搬送する場合の作用について説明する。
図2,図3に示すように、給送部19は、回転する搬送ローラー24及び従動ローラー25の間に媒体Mを送り込む。搬送装置20は、搬送ローラー24と従動ローラー25が媒体Mを挟んだ状態で回転することにより媒体Mを搬送する。このとき、ベースフレーム35は、従動ローラー25、搬送ローラー24、及びローラー支持部34を介して付勢部材27の付勢力を受け止めると共に、ローラー支持部34を介して搬送ローラー24を回転可能に支持する。印刷部22は、幅方向に移動し、搬送装置20が搬送する媒体Mに印刷する。
図2,図3に示すように、給送部19は、回転する搬送ローラー24及び従動ローラー25の間に媒体Mを送り込む。搬送装置20は、搬送ローラー24と従動ローラー25が媒体Mを挟んだ状態で回転することにより媒体Mを搬送する。このとき、ベースフレーム35は、従動ローラー25、搬送ローラー24、及びローラー支持部34を介して付勢部材27の付勢力を受け止めると共に、ローラー支持部34を介して搬送ローラー24を回転可能に支持する。印刷部22は、幅方向に移動し、搬送装置20が搬送する媒体Mに印刷する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ベースフレーム35は閉断面材であるため、横断面の断面形が開いた開断面材に比べて曲がりにくい。さらに、ベースフレーム35が支持方向Z1に力を受けた場合、支持方向Z1に近い方向に延在する縦板部39は、横板部38に比べて曲がりにくい。したがって、媒体Mの搬送不良を抑制できる。
(1)ベースフレーム35は閉断面材であるため、横断面の断面形が開いた開断面材に比べて曲がりにくい。さらに、ベースフレーム35が支持方向Z1に力を受けた場合、支持方向Z1に近い方向に延在する縦板部39は、横板部38に比べて曲がりにくい。したがって、媒体Mの搬送不良を抑制できる。
(2)横板部38の長さが縦板部39の長さよりも長い。そのため、ベースフレーム35の支持方向Z1の長さを短くした場合であっても、搬送方向Y1の長さを長くすることでベースフレーム35に必要な剛性を確保できる。
(3)媒体支持部28は、第1横板部38a、第2横板部38b、及び第3横板部38cのうち、間に位置する第2横板部38bと媒体Mの搬送経路との間に位置するため、ベースフレーム35により形成される空間を有効に活用できる。
(4)第1縦板部39a、第2縦板部39b、第3縦板部39c及び第1横板部38a、第2横板部38b、第3横板部38cのうち、間に位置する第2縦板部39b及び第2横板部38bを支持部材46が支持するため、ベースフレーム35の変形をより抑制できる。
(5)ローラー支持部34は、第2横板部38bと媒体Mの搬送経路との間に位置するため、ベースフレーム35により形成される空間を有効に活用でき、搬送装置20を小型化できる。
(6)ベースフレーム35には、穴44が形成されているため、穴44を形成しない場合に比べて軽量化できる。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態と下記変更例とは、任意に組み合わせてもよい。
なお、上記実施形態は以下に示す変更例のように変更してもよい。また、上記実施形態と下記変更例とは、任意に組み合わせてもよい。
・図5,図6に示すように、ベースフレーム35は、3つ以上の横板部38及び3つ以上の縦板部39を有し、横断面の形状が多角形の閉断面材としてもよい。例えば、図5に示すように、ベースフレーム35は、4つの横板部38と、3つの縦板部39と、を有し、横断面の形状が凹七角形の閉断面材としてもよい(第1変形例)。図6に示すように、ベースフレーム35は、4つの横板部38と、4つの縦板部39と、を有し、横断面の形状が凹八角形の閉断面材としてもよい(第2変形例)。
・図6に示すように、ローラー支持部34は、搬送方向Y1の上流側から縦板部39に連結してもよい。
・搬送装置20は、従動ローラー25を備えない構成としてもよい。例えば、搬送ローラー24に媒体Mを載せて搬送してもよい。
・搬送装置20は、従動ローラー25を備えない構成としてもよい。例えば、搬送ローラー24に媒体Mを載せて搬送してもよい。
・ベースフレーム35は管状であるため、ベースフレーム35の内部に任意の部材を配置してもよい。例えば、媒体Mの先端を検知するセンサーなどの検知部をベースフレーム35の内部に設けてもよい。検知部をベースフレーム35の内部に配置する場合には、検知部をベースフレーム35の外部に配置する場合に比べ、搬送装置20を小型化できる。
・横板部38は、搬送方向Y1に対して傾いていてもよい。縦板部39は、支持方向Z1に対して傾いていてもよい。隣り合う横板部38と縦板部39とがなす角は、90度でなくてもよい。
・搬送装置20は、支持部材46を備えない構成としてもよい。
・支持部材46は、第3横板部38cを支持してもよい。
・搬送装置20は、複数の支持部材46を備えてもよい。例えば、搬送装置20は、ローラー支持部34と同数の支持部材46を備え、軸方向Xにおいてローラー支持部34の取り付け位置と支持部材46の取り付け位置とを揃えてもよい。支持部材46は、ローラー支持部34に近い位置に設けることにより、ベースフレーム35の変形をより抑制できる。
・支持部材46は、第3横板部38cを支持してもよい。
・搬送装置20は、複数の支持部材46を備えてもよい。例えば、搬送装置20は、ローラー支持部34と同数の支持部材46を備え、軸方向Xにおいてローラー支持部34の取り付け位置と支持部材46の取り付け位置とを揃えてもよい。支持部材46は、ローラー支持部34に近い位置に設けることにより、ベースフレーム35の変形をより抑制できる。
・媒体支持部28は、第2横板部38bと媒体Mの搬送経路との間とは異なる位置に設けてもよい。例えば、媒体支持部28は、第2横板部38bよりも搬送方向Y1の下流側に設けてもよい。
・第1横板部38aにおける搬送方向Y1における長さは、第1縦板部39aの支持方向Z1における長さと同じもしくは短くてもよい。
・搬送装置20は、印刷装置11とは異なる装置に設けられていてもよい。例えば、媒体Mの画像を読み取るスキャナーなどの画像読取装置に設けてもよい。
・搬送装置20は、印刷装置11とは異なる装置に設けられていてもよい。例えば、媒体Mの画像を読み取るスキャナーなどの画像読取装置に設けてもよい。
・液体は、媒体Mに付着することで、この媒体Mに印刷することができるものであれば任意に選択することができる。なお、液体とは、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては、インクが挙げられる。インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
・媒体Mは、用紙、樹脂製のフィルム、樹脂製シート、紙と樹脂の複合体フィルム(樹脂含浸紙、樹脂コート紙など)、金属箔、金属フィルム、織物、不織布などとしてもよい。
・印刷装置11は、媒体にインクなどの液体やトナーなどの流体を付着させることにより文字や絵、写真などの画像を印刷する装置であって、シリアルプリンター、ラテラル式プリンター、ラインプリンター、ページプリンターなどとしてもよい。また、オフセット印刷装置、捺染印刷装置などとしてもよい。また、印刷装置は、少なくとも媒体に印刷する印刷機能を有していればよく、印刷機能以外の機能も併せ持つ複合機としてもよい。
11…印刷装置、12…筐体、13…第1蓋、14…第2蓋、15…操作部、16…排出口、18…セット部、19…給送部、20…搬送装置、21…案内部、22…印刷部、23…切断部、24…搬送ローラー、25…従動ローラー、26…駆動源、27…付勢部材、28…媒体支持部、30…ガイド軸、31…キャリッジ、32…吐出ヘッド、34…ローラー支持部、35…ベースフレーム、36…第1フレーム、37…第2フレーム、38…横板部、38a…第1横板部、38b…第2横板部、38c…第3横板部、39…縦板部、39a…第1縦板部、39b…第2縦板部、39c…第3縦板部、41…第1連結部、42…第2連結部、43…係合部、44…穴、46…支持部材、48…接触部、49…枠、54…サイドフレーム、55…メインフレーム、57…台座、M…媒体、R…ロール、X…軸方向、Y1…搬送方向、Z1…支持方向。
Claims (5)
- 媒体を搬送する搬送ローラーと、
前記搬送ローラーの軸方向とは異なる支持方向から前記搬送ローラーを回転可能に支持するローラー支持部と、
前記軸方向に延在し、前記ローラー支持部を支持するベースフレームと、
を備え、
前記ベースフレームは、
前記媒体の搬送方向及び前記支持方向のうち前記搬送方向に近い方向に延在し、前記支持方向の位置が異なる少なくとも3つの横板部と、
前記媒体の搬送方向及び前記支持方向のうち前記支持方向に近い方向に延在し、前記搬送方向の位置が異なる少なくとも3つの縦板部と、を有し、
横断面が環状の閉断面材であり、
前記ローラー支持部は、前記少なくとも3つの縦板部のうち、間に位置する縦板部に連結されることを特徴とする搬送装置。 - 前記少なくとも3つの横板部のうち、前記搬送方向の長さが最も長い横板部の前記搬送方向における長さは、前記少なくとも3つの縦板部のうち、前記支持方向の長さが最も長い縦板部の前記支持方向における長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
- 前記媒体を支持する媒体支持部をさらに備え、
前記媒体支持部は、前記少なくとも3つの横板部のうち間に位置する横板部と、前記媒体が搬送される搬送経路と、の間に位置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。 - 前記少なくとも3つの縦板部及び前記少なくとも3つの横板部のうち、間に位置する縦板部及び横板部を前記支持方向から支持する支持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の搬送装置。
- 請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の搬送装置と、
前記媒体に印刷する印刷部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017106267A JP2018199571A (ja) | 2017-05-30 | 2017-05-30 | 搬送装置、印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017106267A JP2018199571A (ja) | 2017-05-30 | 2017-05-30 | 搬送装置、印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018199571A true JP2018199571A (ja) | 2018-12-20 |
Family
ID=64667762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017106267A Pending JP2018199571A (ja) | 2017-05-30 | 2017-05-30 | 搬送装置、印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018199571A (ja) |
-
2017
- 2017-05-30 JP JP2017106267A patent/JP2018199571A/ja active Pending
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