JP2018197834A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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俊治 松島
Toshiharu Matsushima
俊治 松島
潮田 豊
Yutaka Shioda
豊 潮田
藤井 健
Takeshi Fujii
健 藤井
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Abstract

【課題】光軸方向に沿った可動時にレンズを安定させること。
【解決手段】本発明のレンズ駆動装置は、レンズバレルをレンズの光軸方向に沿って可動させるボイスコイルモータと、レンズバレルを収容するハウジングと、レンズバレルのレンズの光軸方向に沿った可動をガイドし、レンズバレルに形成された挿通孔に挿通されるシャフトと、を備える。そして、ボイスコイルモータは、ハウジング又はレンズバレルのうち一方に磁石を備えるとともに、他方にコイルとヨークとを備え、ヨークが磁石に引き寄せられる磁力により、レンズバレルをガイド部を構成するシャフトに押しつけるようにヨークを配置した。
【選択図】図8

Description

本発明は、レンズ駆動装置にかかり、特に、オートフォーカス機能を有するレンズ駆動装置に関する。
近年のスマートフォンやタブレット端末などの情報処理端末は、画像撮影用に小型のカメラモジュールを搭載している。このようなカメラモジュールは、被写体を撮影するときのピント合わせを自動的に行うオートフォーカス機能を有するレンズ駆動装置を備えている。
レンズ駆動装置のオートフォーカス機能は、例えば、特許文献1に示すように、マグネットとコイルとによるボイスコイルモータによって実現される。このボイスコイルモータの駆動力を用いて、レンズを光軸方向に沿って往復可動している。これに伴い、レンズ駆動装置は、オートフォーカス機能によるレンズの光軸方向に沿った往復可動を、周囲に配置されたガイドボールによって支持している。
特開2015−180937号公報
ここで、上述したオートフォーカス機能を有するレンズ駆動装置では、光軸方向に沿った可動時に、レンズを安定して往復可動させる必要がある。つまり、可動に伴いレンズの光軸が振れることを抑制する必要がある。このため、往復可動時におけるレンズの安定性の向上を図ることが望まれている。
本発明の一形態であるレンズ駆動装置は、
レンズを装備するレンズバレルと、
前記レンズバレルの周囲に設けられ、当該レンズバレルを前記レンズの光軸方向に沿って可動させるボイスコイルモータと、
前記レンズバレルを収容するハウジングと、
前記ハウジングに対する前記レンズバレルの前記レンズの光軸方向に沿った可動をガイドするガイド部と、を備え、
前記ガイド部は、前記レンズバレルに形成された挿通孔に挿通され、前記レンズの光軸方向に沿ってのびるシャフトを備え、
前記ボイスコイルモータは、前記ハウジング又は前記レンズバレルのうち一方に磁石を備えるとともに、他方にコイルとヨークとを備え、
前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力により、前記レンズバレルを前記ガイド部を構成する前記シャフトに押しつけるように、前記ヨークを配置した、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
前記ガイド部は、2本の前記シャフトを備え、
前記ボイスコイルモータを、前記レンズバレルの周囲に少なくとも2つ配置し、
少なくとも2つの前記ボイスコイルモータがそれぞれ備える前記ヨークによる磁力の合力によって、前記レンズバレルに一方の前記シャフトを中心とする回転力を付勢すると共に、前記レンズバレルを他方の前記シャフトに押し付けるように前記ヨークを配置した、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
略矩形形状の前記レンズバレルの1つの角位置に前記一方のシャフトが挿通される一方の前記挿通孔を形成し、前記レンズバレルの他の角位置に前記他方のシャフトが挿通される他方の前記挿通孔を形成した、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
略矩形形状の前記レンズバレルの1つの角位置に前記一方のシャフトが挿通される前記一方の挿通孔を形成し、この角位置の隣に位置する他の角位置に前記他方のシャフトが挿通される前記他方の挿通孔を形成した、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
略矩形形状である前記レンズバレルの周囲の対辺位置のそれぞれに、前記ボイスコイルモータを1つずつ配置し、
2つの前記ボイスコイルモータがそれぞれ備える各前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力が、相互に異なるよう構成した、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
2つの前記ボイスコイルモータがそれぞれ備える各前記ヨークは、相互に大きさが異なるよう形成されている、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
前記一方のシャフトが位置する前記レンズバレルの角位置に隣接する辺位置に設けられた一方の前記ボイスコイルモータが備える前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力が、他方の前記ボイスコイルモータが備える前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力よりも大きくなるよう構成されている、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
前記一方のボイスコイルモータが備える前記ヨークが、前記他方のボイスコイルモータが備える前記ヨークよりも、形状が大きく形成されている、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
前記ヨークは、前記シャフトから距離が離れた一端側の形状が、他端側よりも大きく形成されている、
という構成をとる。
また、上記レンズ駆動装置では、
前記シャフトは、前記ハウジングの内底面からのびて当該ハウジングと一体化して設けられている、
という構成をとる。
また、本発明では、上記レンズ駆動装置を搭載したカメラモジュールも提供している。
本発明のレンズ駆動装置によると、レンズバレルが当該レンズバレルの可動をガイドするガイド部であるシャフトに押しつけられる。これにより、レンズバレルがシャフトに押しつけられた状態で光軸方向に沿って摺動することになる。その結果、レンズバレル可動時の安定性の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施形態におけるカメラモジュールの構成を示す図である。 カメラモジュールを構成するレンズバレルの構成を示す図である。 カメラモジュールを構成するハウジングの構成を示す図である。 図3Aに開示したハウジングの一部の断面図である。 カメラモジュールを構成するマグネット及びコイルの構成を示す図である。 カメラモジュールを構成するヨークの構成を示す図である。 カメラモジュールを構成するFPCの構成を示す図である。 カメラモジュールの動作を示す図である。 カメラモジュールの動作を示す図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、カメラモジュール1の構成を示す図である。図2乃至図6は、カメラモジュールを構成する部品を示す図である。図7は、カメラモジュールの動作を示す図である。
本発明におけるカメラモジュール1は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの情報処理端末に搭載される画像撮影用のものである。但し、本発明におけるカメラモジュール1は、必ずしも情報処理端末に搭載されることに限定されず、他の電子機器や様々な機器に搭載されてもよい。
カメラモジュール1は、被写体を撮影するときのピント合わせを自動的に行うオートフォーカス機能を有するレンズ駆動装置を備えている。以下、主に、オートフォーカス機能を実現するレンズ駆動装置の構成を説明する。なお、レンズ駆動装置は、撮影時に生じる手振れを光学的に補正して画像の乱れを軽減する振れ補正機能など、本実施形態において例示する機能以外の機能を有していてもよい。
[構成]
まず、図1を参照して、カメラモジュール1の全体構成を説明する。図1は、カメラモジュール1の平面図及び各側面図である。カメラモジュール1は、カバーとなるハウジング4と、当該ハウジング4の開口部分を覆うボトムカバー5と、を備えている。なお、ボトムカバー5は、図1では仮想線で示している。そして、カメラモジュール1は、ハウジング4内に、レンズ2を装備したレンズバレル3と、当該レンズバレル3の周囲に配置されるボイスコイルモータと、FPC(Flexible Printed Circuits)9と、を収容して備えている。ボイスコイルモータは、レンズバレル3をレンズ2の光軸方向に沿って可動させるものであり、マグネット61,62(磁石)と、コイル71,72と、ヨーク81,82と、により構成されている。なお、図では、ボトムカバー5が上面側に位置しているが、実際には上下が逆となり使用される。以下、各構成について説明する。
図2を参照して、上記レンズバレル3の構成について説明する。レンズバレル3は、外形が略矩形形状に形成されている。レンズバレル3の中心には、レンズ2を収容するレンズ収容孔が形成されている。
レンズバレル3の角位置には、後述するシャフト41,42が挿通される挿通孔31,32が形成されている。具体的には、レンズバレル3の1つの角位置に、当該略円形の第1の挿通孔31(一方の挿通孔)が形成されている。この挿通孔31は、レンズバレル3の最も近い角部に向かって外部に連通している。そして、第1の挿通孔31の内側面には、複数の凸部が形成されており、これら複数の凸部の突出端でシャフト41に接触するよう構成されている(図1参照)。
また、レンズバレル3の別の角位置、ここでは、上記第1の挿通孔31が位置する角位置の隣に位置する角位置に、略円形の第2の挿通孔32(他方の挿通孔)が形成されている。つまり、略矩形形状のレンズバレル3の図1における上側に位置する辺の両端に、それぞれ第1の挿通孔31と第2の挿通孔32とが形成されていることとなる。そして、第2の挿通孔32は、レンズバレル3の側面に向かって外部に連通している。また、第2の挿通孔32の内側面には、複数の凸部が形成されており、これら複数の凸部の突出端でシャフト42(図2では点線で示す)に接触するよう構成されている。特に、第2の挿通孔32の内側面の上側に位置する箇所に、凸部が形成されている。
また、レンズバレル3の側面には、内側に凹む凹部33,34が形成されている。具体的には、レンズバレル3の側面のうち、第1の挿通孔31と第2の挿通孔32とが両端に形成された辺を挟む対辺位置に、それぞれ凹部33,34が形成されている。凹部33,34は、各辺において、それぞれ挿通孔31,32が形成された端部側とは反対側の端部側よりに位置して形成されている。そして、各凹部33,34には、ボイスコイルモータを構成するマグネット61,62がそれぞれ配置される。
次に、図3A,図3Bを参照して、上記ハウジング4の構成について説明する。なお、図3Bは、図3Aで示すA−A線及びB−B線の断面図を示している。
ハウジング4は、内底面が略矩形形状に形成されており、四方が側壁で囲まれた箱形に形成されている。そして、ハウジング4の内部には、上述したレンズ2を収容したレンズバレル3が収容されると共に、ボイスコイルモータを構成する部品も収容される。なお、ハウジング4の内底面の中心には、レンズ2への光を透過させる孔が形成されている。
また、ハウジング4の角位置には、内部に収容されるレンズバレル3に形成された挿通孔31,32にそれぞれ挿通される2本のシャフト41,42(ガイド部)が設けられている。具体的には、ハウジング4の1つの角位置に、略円柱形状の第1のシャフト41が形成されている。第1のシャフト41は、ハウジング4の内底面からハウジング4の高さ方向に沿って、つまり、レンズの光軸方向に沿ってのびて形成されており、側面の一部が高さ方向に沿って一様にハウジング4の最も近い角部に連結している。
また、ハウジング4の別の角位置、ここでは、上記第1のシャフト41が位置する角位置の隣に位置する角位置に、略円柱形状の第2のシャフト42が形成されている。つまり、略矩形形状のハウジング4の図1における上側に位置する辺の両端に、それぞれ第1のシャフト41と第2のシャフト42とが形成されていることとなる。そして、第2のシャフト42は、ハウジング4の内底面からハウジング4の高さ方向に沿って、つまり、レンズの光軸方向に沿ってのびて形成されており、側面の一部が高さ方向に沿って一様にハウジング4の側壁に連結している。
また、ハウジング4の側壁には、側壁自体の一部が切除された切除部43,44が形成されている。具体的には、ハウジング4の側面のうち、第1のシャフト41と第2のシャフト42とが両端に形成された辺を挟む対辺位置に、それぞれ切除部43,44が形成されている。切除部43,44は、各辺において、それぞれシャフト41,42が形成された端部側とは反対側の端部側よりに位置して形成されている。そして、各切除部43,44には、ボイスコイルモータを構成するコイル71,72とヨーク81,82とがそれぞれ配置される。
なお、ハウジング4は例えば樹脂成型部品である。これにより、カメラモジュール1が搭載される情報処理端末にアンテナが装備されていても、かかるアンテナに悪影響がない。これに伴い、シャフト41,42は、ハウジング4と一体化して設けられている。このため、後述するように、ハウジング4に対するレンズバレル3の組み付けが容易となる。
次に、図4乃至図5を参照して、ボイスコイルモータを構成する部品について説明する。ボイスコイルモータは、ハウジング4に設置されたコイル71,72及びヨーク81,82と、当該コイル71,72及びヨーク81,82に対応してレンズバレル3に設置されたマグネット61,62と、により構成されている。
図4(a)の正面図及び平面図に示すように、マグネット61,62は、所定の厚みを有する長方形に形成されている。また、図4(b)の正面図及び平面図に示すように、コイル71,72は、マグネット61,62とほぼ同じ大きさの外形を有し、楕円環状に形成されている。
図5(a),(b)の正面図及び平面図に示すように、ヨーク81,82は、それぞれT字型の薄板形状に形成されているが、相互に若干形状が異なる。図5(a)に示す第1のヨーク81は、第1のシャフト41が位置する角位置に隣接する側壁に形成された切除部43に配置されるヨークであり、図5(b)に示す第2のヨーク82は、第2のシャフト42が位置する角位置に隣接する側壁に形成された切除部44に配置されるヨークである。図に示すように、第1のヨーク81の形状の方が第2のヨーク82の形状よりも大きく形成されている。具体的には、第1のヨーク81におけるT字型形状のうちの足部分の太さが、第2のヨーク82よりも太く形成されている。
上記各ヨーク81,82は、T字型の形状のうちの頭部分が、各シャフト41,42側とは反対側に位置して配置される。つまり、各ヨーク81,82は、シャフト41,42側の端部(他端)に対して、シャフト41,42側とは反対側の端部(一端)の形状が大きく形成されている。
また、図6の正面図及び平面図に示すように、FPC9は、所定の長さを有するケーブル部分と端子部分とを有する。そして、図1に示すように、ハウジング4のシャフト41,42が位置する辺側とは反対側に位置する側壁に設けられる。
[組み付け]
次に、上述したカメラモジュール1の組み付けの様子を説明する。まず、図2に示すレンズバレル3には、予めレンズ2を装着しておく。また、レンズバレル3に凹部33,34に、それぞれマグネット61,62を配置する。なお、レンズバレル3に対するレンズ2やマグネット61,62の配置は、後に行ってもよい。
続いて、図1に示すように、図3に示すハウジング4を開口部が上方を向くよう配置して、開口部からレンズバレル3をハウジング4の内部に収容する。このとき、レンズバレル3の第1の挿通孔31にハウジング4の第1のシャフト41を挿通させ、レンズバレル3の第2の挿通孔32にハウジング4の第2のシャフト42を挿通させて、レンズバレル3をハウジング4の内部に配置する。
続いて、図1に示すように、ハウジング4の側壁に形成された各切除部43,44に、それぞれコイル71,72とヨーク81,82を配置する。なお、コイル71,72は、図5に示すように、T字型形状のヨーク81,82の足部分に形成された楕円形状の凸部に、内径が嵌められ取り付けられ、その状態でハウジング4に取り付けられる。なお、コイル71,72とヨーク81,82は、レンズバレル3が収容されるよりも先にハウジング4に配置されてもよい。
その後、ハウジング4の側壁にFPC9を配置する。但し、FPC9は、レンズバレル3が収容される前にハウジング4に配置されてもよい。最後に、ハウジング4の開口部にボトムカバー5を配置し、蓋をする。このようにして組み付けられたカメラモジュール1は、ハウジング4側が前面側となり、スマートフォンやタブレット端末などの情報処理端末に搭載される。
このとき、カメラモジュール1は、特にハウジング4が樹脂成型部品であるため、情報処理端末に装備されるアンテナに対する影響がない。また、カメラモジュール1は、予めシャフト41,42がハウジング4に一体成型されていることにより、上述したようにレンズバレル3の組み付けが容易である。このため、製造工程が簡略化され、製造コストを低減することができる。
[動作]
次に、カメラモジュール1の動作を、図7乃至図8を参照して説明する。まず、カメラモジュール1によるオートフォーカス機能としてのレンズ駆動は、ボイスコイルモータによって行われる。
ボイスコイルモータは、図7に示すように、レンズバレル3側の上下にN極とS極が着磁されているマグネット61と、ハウジング4側のコイル71及びヨーク81と、により構成されている。なお、ヨーク81は、マグネット61から出る磁束を集中させ、例えば、軟質磁性材料など(例えば、不純物の少ない鉄など)により構成されている。そして、コイル71に電流を流すことによって、レンズバレル3をレンズ2の光軸方向に沿って可動させる駆動力を生じる。具体的には、コイル71に電流を流すと、かかる電流の向きと、マグネット61からコイル71を通過する磁束と、により、フレミングの左手の法則に従って、レンズバレル3はレンズ2の光軸方向(矢印Y1方向)に沿って往復駆動される。このとき、レンズバレル3の挿通孔31,32に各シャフト41,42が挿通されて接触しているため、当該レンズバレル3はシャフト41,42にガイドされて、当該シャフト41,42の長手方向に沿って摺動される。
また、2つのボイスコイルモータには、マグネット61,62からヨーク81,82を通過する磁束が発生するが、このとき、ヨーク81,82はマグネット61,62からの磁束をできるだけ取り込もうとする性質がある。このため、ヨーク81,82は、マグネット61,62の中心、つまり、N極とS極との境界部に対向して位置するよう作用する。このような磁気浮上効果により、ヨーク81,82がマグネット61,62のN極とS極との境界部に位置するよう、マグネット61,62が連結されたレンズバレル3は浮上することになる。さらに、マグネット61,62が連結されたレンズバレル3がフレミングの左手の法則に従って可動することにより、ヨーク81,82の位置がマグネット61,62の中央に対して上下方向にずれると、磁気力によって元の位置に戻ろうとする磁気バネ効果が発生する。
以上より、マグネット61,62が連結されたレンズバレル3は、ヨーク81,82の設置位置に応じた位置に安定して位置することとなる。このため、磁気浮上効果によるレンズバレル3の位置を、例えば使用頻度の高いフォーカス合焦位置など予め定められた位置に設定しておくことで、上述したボイスコイルモータによるレンズバレル3の駆動を抑制でき、省電力化を図ることができる。
また、レンズバレル3には、2つのボイスコイルモータにより、図8に示す磁力が作用することとなる。まず、各ヨーク81,82は、磁力によって近接するマグネット61,62に引き寄せられる。本発明では、ハウジング4のシャフト41,42にレンズバレル3が挿通された状態であるため、逆にレンズバレル3に配置されたマグネット61,62が、ヨーク81,82に引き寄せられる状態となる。
このとき、ヨーク81,82は、各ボイスコイルモータで異なる形状や大きさに形成されているため、レンズバレル3には図8の矢印F1,F2に示すような力が生じる。つまり、第1のシャフト41側に位置するボイスコイルモータのヨーク81の方が、第2のシャフト42側に位置するボイスコイルモータのヨーク82よりも大きいため、第1のシャフト41側のボイスコイルモータにおけるマグネット61が側方に引き寄せられる磁力F1が、他方のマグネット62が側方に引き寄せられる磁力F2よりも強くなる。すると、磁力F1,F2の合力により、矢印F3に示すように、レンズバレル3に第1のシャフト41を中心とした回転力が生じることとなる。そして、この回転力により、レンズバレル3の第2の挿通孔32の内側面は、矢印F4に示すように、第2のシャフト42に押しつけられる。
これにより、レンズバレル3は、ハウジング4内で2本のシャフト41,42に接触した状態が維持され、当該ハウジング4内における光軸に対する垂直方向への移動が規制され、姿勢が安定する。これに伴い、光軸がぶれずに安定したオートフォーカス動作を実現しうる。さらに、レンズバレル3が、各挿通孔31,32の内側面に形成された複数の凸部の突出端でシャフト41,42と接触しており、つまり、複数の点のみで接触しているため、レンズバレル3がシャフト41,42に沿って挿通する際の摩擦を軽減することができる。
なお、上記では、ボイスコイルモータを対辺にそれぞれ設けたが、相互に隣り合う辺にそれぞれ設けてもよく、さらに多くの辺に設けてもよい。この場合であっても、ボイスコイルモータの位置やヨークの位置、形状などを調整したり、各ヨークに生じる磁力がそれぞれ異なるよう構成したりすることで、各ボイスコイルモータのヨークがマグネットに引き寄せられる磁力の合力により、レンズバレル3がシャフト41,42に押しつけられるよう構成することができる。また、シャフト41,42も上述した数や位置に限定されず、いかなる数のシャフトがいかなる位置に設けられてもよい。
また、本実施形態においては、レンズバレル3がマグネット61,62を有し、ハウジング4がコイル71,72及びヨーク81,82を有する場合について説明した。しかしながら、例えば、レンズバレル3がコイル71,72及びヨーク81,82を有し、ハウジング4がマグネット61,62を有するように構成してもよい。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
1 カメラモジュール
2 レンズ
3 レンズバレル
31 第1の挿通孔
32 第2の挿通孔
33,34 凹部
4 ハウジング
41 第1のシャフト
42 第2のシャフト
43,44 切除部
5 ボトムカバー
61,62 マグネット
71,72 コイル
81,82 ヨーク
9 FPC

Claims (11)

  1. レンズを装備するレンズバレルと、
    前記レンズバレルの周囲に設けられ、当該レンズバレルを前記レンズの光軸方向に沿って可動させるボイスコイルモータと、
    前記レンズバレルを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに対する前記レンズバレルの前記レンズの光軸方向に沿った可動をガイドするガイド部と、を備え、
    前記ガイド部は、前記レンズバレルに形成された挿通孔に挿通され、前記レンズの光軸方向に沿ってのびるシャフトを備え、
    前記ボイスコイルモータは、前記ハウジング又は前記レンズバレルのうち一方に磁石を備えるとともに、他方にコイルとヨークとを備え、
    前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力により、前記レンズバレルを前記ガイド部を構成する前記シャフトに押しつけるように、前記ヨークを配置した、
    レンズ駆動装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ駆動装置であって、
    前記ガイド部は、2本の前記シャフトを備え、
    前記ボイスコイルモータを、前記レンズバレルの周囲に少なくとも2つ配置し、
    少なくとも2つの前記ボイスコイルモータがそれぞれ備える前記ヨークによる磁力の合力によって、前記レンズバレルに一方の前記シャフトを中心とする回転力を付勢すると共に、前記レンズバレルを他方の前記シャフトに押し付けるように前記ヨークを配置した、
    レンズ駆動装置。
  3. 請求項2に記載のレンズ駆動装置であって、
    略矩形形状の前記レンズバレルの1つの角位置に前記一方のシャフトが挿通される一方の前記挿通孔を形成し、前記レンズバレルの他の角位置に前記他方のシャフトが挿通される他方の前記挿通孔を形成した、
    レンズ駆動装置。
  4. 請求項3に記載のレンズ駆動装置であって、
    略矩形形状の前記レンズバレルの1つの角位置に前記一方のシャフトが挿通される前記一方の挿通孔を形成し、この角位置の隣に位置する他の角位置に前記他方のシャフトが挿通される前記他方の挿通孔を形成した、
    レンズ駆動装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれかに記載のレンズ駆動装置であって、
    略矩形形状である前記レンズバレルの周囲の対辺位置のそれぞれに、前記ボイスコイルモータを1つずつ配置し、
    2つの前記ボイスコイルモータがそれぞれ備える各前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力が、相互に異なるよう構成した、
    レンズ駆動装置。
  6. 請求項5に記載のレンズ駆動装置であって、
    2つの前記ボイスコイルモータがそれぞれ備える各前記ヨークは、相互に大きさが異なるよう形成されている、
    レンズ駆動装置。
  7. 請求項5又は6に記載のレンズ駆動装置であって、
    前記一方のシャフトが位置する前記レンズバレルの角位置に隣接する辺位置に設けられた一方の前記ボイスコイルモータが備える前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力が、他方の前記ボイスコイルモータが備える前記ヨークが前記磁石に引き寄せられる磁力よりも大きくなるよう構成されている、
    レンズ駆動装置。
  8. 請求項7に記載のレンズ駆動装置であって、
    前記一方のボイスコイルモータが備える前記ヨークが、前記他方のボイスコイルモータが備える前記ヨークよりも、形状が大きく形成されている、
    レンズ駆動装置。
  9. 請求項7又は8に記載のレンズ駆動装置であって、
    前記ヨークは、前記シャフトから距離が離れた一端側の形状が、他端側よりも大きく形成されている、
    レンズ駆動装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のレンズ駆動装置であって、
    前記シャフトは、前記ハウジングの内底面からのびて当該ハウジングと一体化して設けられている、
    レンズ駆動装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載のレンズ駆動装置を搭載したカメラモジュール。
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