JP2018197056A - 車両用引出装置 - Google Patents

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Yoshihiro Kitamura
芳広 北村
佐藤 晴彦
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Abstract

【課題】自動運転時に引出部の適切な引き出し動作を可能にする車両用引出装置を提供する。【解決手段】本発明の一実施形態に係る車両用引出装置1は、車両のインストルメントパネルに収納されると共に、車両の室内へと引き出し可能な引出部10と、引出部10のインストルメントパネルへの収納及び室内への誘導を行うアクチュエータ部13と、を備え、操作者による自動運転への切替操作に基づいて、引出部10を室内へと誘導するようにアクチュエータ部13を制御することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される車両用引出装置に関する。
従来、車両のダッシュボードに収納された状態から、運転者又は同乗者によって車両の室内へと引き出し可能な引出機構が知られている。
例えば、特許文献1に開示された車両用ダッシュボードは、ダッシュボードに設けた格納部にセンターコンソールを格納した状態で、必要に応じて手動で引き出し可能なように構成されている。
特開平9−267662号
しかしながら、特許文献1に開示された車両用ダッシュボードでは、自動運転の際の引出部の動作について考慮されていなかった。
上記のような課題に鑑みてなされた本発明の目的は、自動運転時に引出部の適切な引き出し動作を可能にする車両用引出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る車両用引出装置は、
車両のインストルメントパネルに収納されると共に、前記車両の室内へと引き出し可能な引出部と、
当該引出部の前記インストルメントパネルへの収納及び前記室内への誘導を行うアクチュエータ部と、
を備え、
操作者による自動運転への切替操作に基づいて、前記引出部を前記室内へと誘導するように前記アクチュエータ部を制御することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る車両用引出装置によれば、自動運転時に引出部の適切な引き出し動作を可能にする。
一実施形態に係る車両用引出装置の引出部の構成例を示した模式図である。 一実施形態に係る車両用引出装置を示す機能ブロック図である。 図1の引出部の第1の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。 図1の引出部の第2の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。 図1の引出部の第3の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。 図1の引出部の第4の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。 図1の引出部の第5の配置例を示すII-II矢線に沿った断面図である。 一実施形態に係る車両用引出装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る車両用引出装置1の引出部10の構成例を示した模式図である。図2は、一実施形態に係る車両用引出装置1を示す機能ブロック図である。一実施形態に係る車両用引出装置1は、テーブル11及びストレージ12によって構成される引出部10と、アクチュエータ部13と、センサ部14と、制御部15とを有する。
車両用引出装置1は、例えば、操作者による自動運転への切替操作に関する情報を取得すると、アクチュエータ部13によって引出部10を車両の室内へと誘導する。車両用引出装置1は、車両のセンターコンソールに配置されるタッチ操作部20、カップホルダ30などとの関係で、引出部10の引き出し位置を制御する。また、車両用引出装置1は、タッチ操作部20上に配置される操作者の操作手、カップホルダ30に載置されるペットボトルなどを含む対象物との関係で、引出部10の引き出し位置を制御する。ここで、操作者とは、例えば車両を運転する運転者又は助手席に座っている同乗者である。操作手とは、例えばセンターコンソール側の運転者又は同乗者自身の手である。
図1(a)は、引出部10を構成するテーブル11が完全に引き出された状態を示す模式図である。図1(b)は、引出部10を構成するストレージ12が完全に引き出された状態を示す模式図である。
引出部10は、車両のインストルメントパネルに設置される。引出部10は、当該インストルメントパネルに収納されると共に、車両の室内へと引き出し可能に設置される。引出部10は、テーブル11と、当該テーブル11の直下に配置されるストレージ12とを備える。すなわち、引出部10は、テーブル11とストレージ12とによる上下方向に沿った二重構造を有する。引出部10は、ストレージ12がテーブル11を下側から支持するような構造を有する。図1では、一例として、引出部10は、2つのテーブル11と、2つのストレージ12とを備える。
より具体的には、2つのテーブル11は、インストルメントパネルの中央部及び助手席に対向する部分にそれぞれ設置される。2つのテーブル11は、協働して動作してもよいし、各々独立して動作してもよい。2つのテーブル11は、完全に引き出された状態から収納される状態の間で、任意の位置に保持可能である。
同様に、2つのストレージ12は、インストルメントパネルの中央部及び助手席に対向する部分にそれぞれ設置される。好適には、各ストレージ12は、直上の対応するテーブル11と略同一の幅で設置される。2つのストレージ12は、協働して動作してもよいし、各々独立して動作してもよい。2つのストレージ12は、完全に引き出された状態から収納される状態の間で、任意の位置に保持可能である。
テーブル11及びストレージ12は、互いに協働して動作してもよいし、各々独立して動作してもよい。すなわち、2つのテーブル11及び2つのストレージ12の4つの構成要素のうち少なくとも2つの構成要素が同期した状態で引き出されてもよいし、各々が独立した状態で引き出されてもよい。このように、引出部10を構成するテーブル11及びストレージ12の動作態様は様々である。
アクチュエータ部13は、引出部10のインストルメントパネルへの収納及び車両の室内への誘導を行う。すなわち、アクチュエータ部13は、制御部15から出力された制御信号に基づいて、引出部10を構成するテーブル11及びストレージ12の収納及び誘導を行うための電動駆動源である。このように、アクチュエータ部13は、テーブル11及びストレージ12を動作させるための適宜な駆動装置によって構成される。アクチュエータ部13を構成する駆動装置は、各テーブル11及び各ストレージ12それぞれに対して設けられるのが好適である。アクチュエータ部13を構成する駆動装置は、各テーブル11及び各ストレージ12の所望の動作を実現するために、最適な駆動位置に設置される。
センサ部14は、カメラ、ソナーなどの適宜なセンサによって構成される。センサ部14は、例えば、引出部10の先端下部に配置される。特に、センサ部14は、図1に示すとおり、引出部10を構成する各テーブル11及び各ストレージ12の先端下部に配置される。センサ部14は、例えば、タッチ操作部20上に配置される操作者の操作手、カップホルダ30に載置されるペットボトルなどを含む対象物を検出する。
制御部15は、車両用引出装置1の各機能ブロックをはじめとして、車両用引出装置1の全体を制御及び管理するプロセッサである。制御部15は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサで構成される。このようなプログラムは、任意の記憶媒体に格納される。
制御部15は、例えば、操作者のタッチ操作に関する情報をタッチ操作部20から取得する。例えば、インストルメントパネルに設置されるセンター表示器などに表示された自動運転又は手動運転の選択画面に基づいて、操作者が自動運転の選択を確定するタッチ操作をタッチ操作部20上で行う。このとき、制御部15は、操作者による自動運転への切替操作に関する情報をタッチ操作部20から取得する。制御部15は、操作者による自動運転への切替操作に基づいて、引出部10を車両の室内へと誘導するようにアクチュエータ部13を制御する。
制御部15は、センサ部14によって検出された対象物に関する検出情報を取得する。制御部15は、当該検出情報に基づいて、アクチュエータ部13を制御する。アクチュエータ部13は、センサ部14によって検出された対象物に対応させた位置まで引出部10を誘導する。
以下では、アクチュエータ部13を介して制御部15によって行われる引出部10の制御について、図3乃至図8を用いてより詳細に説明する。図3乃至図6では、助手席に同乗者が存在せず、操作者は運転者であるものとして説明する。一方で、図7では、助手席に同乗者が存在しており、操作者は運転者又は同乗者であるものとして説明する。
図3は、図1の引出部10の第1の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。
制御部15は、操作者による自動運転への切替操作に関する情報を取得すると、車両のセンターコンソールに向かって誘導されるように引出部10を制御する。制御部15は、センサ部14から対象物に関する検出情報を取得しない場合、完全に引き出された状態で保持されるよう引出部10を制御する。このとき、引出部10の先端は、センターコンソールに配置されるタッチ操作部20よりもインストルメントパネル側に設けられる第1位置P1に配置される。図3に示すとおり、一例として、第1位置P1は、水平方向、すなわち引出部10の誘導方向に沿って、タッチ操作部20のインストルメントパネル側の端部の直前に位置する。このように、タッチ操作部20上に操作者の操作手が配置されておらず、かつ、カップホルダ30にペッドボトルなどの対象物が載置されていない場合、制御部15は、引出部10を構成するテーブル11及びストレージ12を第1位置P1まで完全に引き出す。
図4は、図1の引出部10の第2の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。
制御部15は、タッチ操作部20上に配置されている操作者の操作手に関する検出情報を取得した場合、第1位置P1よりもインストルメントパネル側に設けられる第2位置P2に先端が配置されるように引出部10を誘導する。例えば、制御部15は、完全に収納された状態から第2位置P2まで引出部10を前進させる。例えば、制御部15は、完全に引き出された状態から第2位置P2まで引出部10を後退させる。一例として、第2位置P2は、車両のステアリング40と、タッチ操作部20とを結ぶ仮想線L1よりもインストルメントパネル側に設けられる。より具体的には、仮想線L1の一端は、図1に示すとおり、車両のステアリング40のうちタッチ操作部20側の運転者の操作手が接触する部分に位置する。仮想線L1の他端は、タッチ操作部20のうち操作者の操作手が接触する部分に位置する。すなわち、仮想線L1は、運転者が自身の操作手をステアリング40とタッチ操作部20との間を往復させる際に操作手の先端が通過する軌道と略一致する。制御部15は、運転者の操作手の先端が引き出された引出部10と干渉しないように、仮想線L1よりもインストルメントパネル側に第2位置P2を設ける。
図4の断面図では、ステアリング40が図示されていないが、ステアリング40とタッチ操作部20とを結ぶ三次元領域において描かれた仮想線L1が、二次元的に射影した状態で描かれる。図4に示すとおり、一例として、第2位置P2は、水平方向、すなわち引出部10の誘導方向に沿って、仮想線L1の直前に位置する。このように、タッチ操作部20上に操作者の操作手が配置されている場合、制御部15は、引出部10を構成するテーブル11及びストレージ12を第2位置P2まで引き出す。
図5は、図1の引出部10の第3の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。
制御部15は、カップホルダ30上に載置されているカップ、ペットボトルなどの対象物に関する検出情報を取得した場合、カップホルダ30よりもインストルメントパネル側に設けられる第3位置P3に先端が配置されるように引出部10を誘導する。例えば、制御部15は、完全に収納された状態から第3位置P3まで引出部10を前進させる。例えば、制御部15は、完全に引き出された状態から第3位置P3まで引出部10を後退させる。一例として、第3位置P3は、図5に示すとおり、水平方向、すなわち引出部10の誘導方向に沿って、カップホルダ30の直前に位置する。このように、カップホルダ30上に対象物が載置されている場合、制御部15は、引出部10を構成するテーブル11及びストレージ12を第3位置P3まで引き出す。
図3乃至図5では、制御部15は、引出部10を構成するテーブル11及びストレージ12の先端の位置が共に一致した状態で、互いに同期して誘導するものとして説明したが、これに限定されない。図6に示すとおり、制御部15は、それぞれの先端の位置が互いに異なった状態で、それぞれを独立して誘導してもよい。
図6は、図1の引出部10の第4の配置例を示すI-I矢線に沿った断面図である。
例えば、制御部15は、カップホルダ30に載置されている対象物に関する検出情報を取得した場合であっても、引出部10の上部に配置されるテーブル11が対象物と干渉しないのであれば、テーブル11を完全に引き出してもよい。同時に、制御部15は、引出部10の下部に配置されるストレージ12を、第3位置P3又は第3位置P3よりもインストルメントパネル側に設けられる所定位置まで引き出してもよい。
例えば、図6に示すとおり、高さの比較的低いカップがカップホルダ30のインストルメントパネル側に載置されているとき、カップとテーブル11との間には比較的大きなクリアランスが形成されるので、制御部15は、テーブル11を完全に引き出してもよい。一方で、カップとストレージ12との間には微小なクリアランスしか形成されないので、制御部15は、ストレージ12を第3位置P3又は第3位置P3よりもインストルメントパネル側に設けられる所定位置まで引き出すのが好適である。
図3乃至図6では、助手席に同乗者が存在せず、制御部15は、同乗者と引出部10との位置関係を判定する必要がないものとして説明したが、これに限定されない。図7に示すとおり、制御部15は、同乗者と引出部10とが互いに干渉しないように、引出部10を制御してもよい。
図7は、図1の引出部10の第5の配置例を示すII-II矢線に沿った断面図である。
例えば、センサ部14は、助手席に座っている同乗者の体の一部を検出してもよい。特に、センサ部14は、対向する同乗者の脚を対象物として検出してもよい。このとき、制御部15は、引出部10の上部に配置されるテーブル11が同乗者の脚と干渉しないのであれば、テーブル11を完全に引き出してもよい。同時に、制御部15は、第1位置P1よりもインストルメントパネル側に設けられ、かつ、同乗者の脚と干渉しない所定位置まで、引出部10の下部に配置されるストレージ12を引き出してもよい。
例えば、図7に示すとおり、ストレージ12と略同一の高さに同乗者の脚が位置しているとき、同乗者の脚とテーブル11との間にはある程度のクリアランスが形成されるので、制御部15は、テーブル11を完全に引き出してもよい。一方で、完全に引き出された状態のストレージ12と同乗者の脚とが干渉するので、制御部15は、ストレージ12を同乗者の脚と干渉しない所定位置まで引き出すのが好適である。
図8は、車両用引出装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
制御部15は、操作者による自動運転への切替操作に関する情報を取得したか否かを判定する(ステップS10)。制御部15は、切替操作に関する情報を取得した場合、ステップS11に進む。例えば、タッチ操作部20が、自動運転又は手動運転の選択画面に基づいて操作者が行う自動運転の選択確定操作を検出すると、制御部15は、当該選択確定操作に関する情報を取得する。一方で、制御部15は、切替操作に関する情報を取得しない場合、当該情報を取得するまで待機する。
制御部15は、切替操作に関する情報を取得した場合、センサ部14から検出情報を取得したか否かを判定する(ステップS11)。制御部15は、センサ部14から検出情報を取得しない場合、ステップS12に進む。制御部15は、センサ部14から検出情報を取得した場合、ステップS13に進む。
制御部15は、センサ部14から検出情報を取得しない場合、引出部10の先端を第1位置P1に配置する(ステップS12)。すなわち、制御部15は、センサ部14が対象物を検出しない場合、引出部10を完全に引き出す。
制御部15は、センサ部14から検出情報を取得した場合、当該検出情報がタッチ操作部20上の操作手に関する情報であるか否かを判定する(ステップS13)。制御部15は、センサ部14から取得した検出情報がタッチ操作部20上の操作手に関する情報である場合、ステップS14に進む。制御部15は、当該検出情報がタッチ操作部20上の操作手に関する情報でない場合、ステップS15に進む。
制御部15は、タッチ操作部20上の操作手に関する検出情報を取得した場合、引出部10の先端を第2位置P2に配置する(ステップS14)。例えば、制御部15は、センサ部14がタッチ操作部20上の操作手を検出した場合、操作手の軌道と干渉しないような位置まで引出部10を引き出す。
制御部15は、センサ部14から取得した検出情報がタッチ操作部20上の操作手に関する情報でない場合、当該検出情報がカップホルダ30上の対象物に関する情報であるか否かを判定する(ステップS15)。制御部15は、センサ部14から取得した検出情報がカップホルダ30上の対象物に関する情報である場合、ステップS16に進む。制御部15は、当該検出情報がカップホルダ30上の対象物に関する情報でない場合、ステップS17に進む。
制御部15は、カップホルダ30上の対象物に関する検出情報を取得した場合、引出部10の先端を第3位置P3に配置する(ステップS16)。例えば、制御部15は、センサ部14がカップホルダ30上の対象物を検出した場合、当該対象物と干渉しないような位置まで引出部10を引き出す。
制御部15は、センサ部14から取得した検出情報が、タッチ操作部20上の操作手及びカップホルダ30上の対象物のいずれに関する情報でもない場合、その他の対象物を避けた所定位置に引出部10の先端を配置する(ステップS17)。例えば、制御部15は、センサ部14が同乗者の脚を検出した場合、同乗者の脚と干渉しないような所定位置まで引出部10を引き出す。
制御部15は、ステップS11に戻り、同様のフローを繰り返す。
以上のような車両用引出装置1は、自動運転時に引出部10の適切な引き出し動作を可能にする。すなわち、車両用引出装置1は、操作者による自動運転への切替操作のタイミングに合わせて引出部10を車両の室内へと誘導することで、自動運転時の操作者による室内空間の利便性を向上できる。同時に、車両用引出装置1は、自動運転時の斬新な室内環境を演出できる。
車両用引出装置1は、引出部10の先端が第1位置P1に配置されることで、引出部10とタッチ操作部20とを重畳させることなく最適な位置で引出部10を保持できる。これにより、タッチ操作部20が引出部10によって隠れないので、操作者は、タッチ操作部20の配置場所を依然として認識可能である。
車両用引出装置1は、タッチ操作部20上に操作者の操作手が配置されている場合、引出部10の先端を第2位置P2に配置することで、引出部10が操作者によるタッチ操作の障害となることを防ぐ。すなわち、操作者は、引出部10の存在を極度に意識することなく、スムーズにタッチ操作を行うことができる。
車両用引出装置1は、第2位置P2が仮想線L1よりもインストルメントパネル側に設けられることで、引出部10が運転者によるタッチ操作及び運転操作の障害となることを防ぐ。すなわち、運転者は、引出部10の存在を極度に意識することなく、スムーズにタッチ操作及び運転操作を行うことができる。このように、車両用引出装置1は、運転者がタッチ操作及び運転操作を交互に行うことで自身の操作手をタッチ操作部20とステアリング40との間で往復させるような現実的な状況に合わせて、適切な位置で引出部10を保持できる。
車両用引出装置1は、カップホルダ30上に対象物が載置されている場合、引出部10の先端を第3位置P3に配置することで、カップ、ペットボトルなどの対象物と引出部10とが互いに干渉することを防止できる。これにより、車両用引出装置1は、引出部10の先端が動作中に対象物と接触して対象物が転倒する、引出部10が破損するなどの弊害を排除できる。
車両用引出装置1は、テーブル11とストレージ12とによる二重構造とすることで、テーブル11単体で引き出されたときの片持ち梁状態となる長さを低減できる。すなわち、車両用引出装置1は、テーブル11に加えてストレージ12も所定位置まで引き出すことで、ストレージ12がテーブル11を下側から支持し、片持ち梁状態となる長さを低減できる。これにより、車両用引出装置1は、テーブル11の剛性及び耐荷重を向上できる。すなわち、操作者は、様々な物をテーブル11に安定して載置できる。
車両用引出装置1は、引出部10の先端下部に配置されるセンサ部14を有することで、障害となる様々な対象物を適切に検出できる。これにより、車両用引出装置1は、タッチ操作部20、カップホルダ30などとの関係で、適切な位置に引出部10を誘導できる。特に、センサ部14が引出部10の先端下部に配置されることで、車両用引出装置1は、タッチ操作部20及びカップホルダ30の状況を精度良く検出できる。
車両用引出装置1は、同乗者の脚と干渉しない所定位置で引出部10を保持することで、同乗者の快適性を維持できる。すなわち、テーブル11が完全に引き出され、ストレージ12が所定位置で保持されることで、操作者は、下部にあるストレージ12の存在を極度に意識することなく、上部のテーブル11を効率良く利用できる。
本発明を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形又は修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形又は修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段又はステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、制御部15は、タッチ操作部20上の操作手、カップホルダ30上のカップ又はペットボトル、同乗者の脚などの対象物をセンサ部14が検出した場合、引出部10をそもそも室内に誘導しないという制御を行ってもよい。同様の状況で、制御部15は、テーブル11のみを室内に誘導し、ストレージ12をインストルメントパネルへ収納し続けるように引出部10を制御してもよい。
車両用引出装置1は、引出部10の前面に設置された静電容量タッチスイッチなどの任意の機構を備えてもよい。この場合、操作者が静電容量タッチスイッチをタッチすることで、車両用引出装置1は、引出部10を室内へと誘導してもよい。
1 車両用引出装置
10 引出部
11 テーブル
12 ストレージ
13 アクチュエータ部
14 センサ部
15 制御部
20 タッチ操作部
30 カップホルダ
40 ステアリング
P1 第1位置
P2 第2位置
P3 第3位置
L1 仮想線

Claims (7)

  1. 車両のインストルメントパネルに収納されると共に、前記車両の室内へと引き出し可能な引出部と、
    当該引出部の前記インストルメントパネルへの収納及び前記室内への誘導を行うアクチュエータ部と、
    を備え、
    操作者による自動運転への切替操作に基づいて、前記引出部を前記室内へと誘導するように前記アクチュエータ部を制御することを特徴とする車両用引出装置。
  2. 前記引出部は、前記車両のセンターコンソールに向かって誘導され、
    前記引出部が完全に引き出された状態で、当該引出部の先端は、前記センターコンソールに配置されるタッチ操作部よりも前記インストルメントパネル側に設けられる第1位置に配置される、
    請求項1に記載の車両用引出装置。
  3. 前記タッチ操作部上に前記操作者の操作手が配置されている場合、前記引出部の前記先端は、前記第1位置よりも前記インストルメントパネル側に設けられる第2位置に配置される、
    請求項2に記載の車両用引出装置。
  4. 前記第2位置は、前記車両のステアリングと、前記タッチ操作部とを結ぶ仮想線よりも前記インストルメントパネル側に設けられる、
    請求項3に記載の車両用引出装置。
  5. 前記車両のセンターコンソールに設けられるカップホルダ上に対象物が載置されている場合、前記引出部の先端は、前記カップホルダよりも前記インストルメントパネル側に設けられる第3位置に配置される、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用引出装置。
  6. 前記引出部は、テーブルと、当該テーブルの直下に配置されるストレージとを備える、
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用引出装置。
  7. 前記引出部の先端下部に配置され、前記操作者の操作手を含む対象物を検出するセンサ部をさらに備える、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両用引出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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