JP2018196091A - 管理装置、複合装置、設定管理方法及びプログラム - Google Patents

管理装置、複合装置、設定管理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の機能を搭載可能な複合装置の設定処理時に正常な設定処理を行うことができない場合においても、煩雑なユーザ操作を要することなく、適切に装置を稼働させることを目的とする。【解決手段】複数の機器を搭載可能な複合装置の設定を管理する管理装置であって、複合装置において、複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む複合装置の機能の設定処理を実行した際に発生したエラーの種類を複合装置から受信する受信手段と、設定対象の複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、複合装置のエラーの種類と、エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた第1のテーブルを参照し、受信手段が受信したエラーの種類に基づいて、暫定処理の内容を決定する暫定処理決定手段と、暫定処理決定手段により決定された暫定処理の内容を複合装置に送信する送信手段とを有する。【選択図】図14

Description

本発明は、管理装置、複合装置、設定管理方法及びプログラムに関する。
複合機は、以下のような手順で販売、設置される。まず、営業担当者がお客様に複合機を販売する。その際、複合機に装着するオプション機器、複合機にインストールするアプリケーションソフトウェアを決定する。そして、お客様のネットワーク環境で動作させるための設定や、複合機をお客様の使用方法に相応しい状態にするための設定をお客様から聴取する。営業担当者または複合機設定のスペシャリストが、販売したオプション機器のソフトウェアやアプリケーションソフトウェアと、聴取した設定を組み合わせ、複合機の設定データを作成する。作成した設定データは、クラウド上の設置サーバに登録される。営業担当者および設置作業者(同一人物の場合もある)は、お客様が購入した機器の発注、配送指示を行なう。そして、設置作業者は、発注したものが入荷次第、またはお客様が指定した日に、お客様先において、設置サーバに登録された設定データを用いて、設定処理を行なう。
しかしながら、複合機の設置時や動作時において、製造や流通の都合により、設置予定のオプション機器(ICカードリーダ、FAXボード、HDD、フィニッシャ等)が揃っていない場合がある。一方、複合機の設置に用いるデータは、納入予定の全構成が揃った複合機用に、ファームウェア、設定、追加するアプリケーションソフトウェアが用意される。このため、全構成が揃っていない複合機に対して、全構成が揃った複合機用の設定データが適用され、複合機がエラーを起こし、設定処理が停止する場合がある。また、装着オプション機器と複合機の機能設定、アプリケーションソフトウェアの組み合わせの齟齬により、複合機が動作できない場合もある。
このような設定処理の停止は、複合機を構成する部品が故障した場合にも発生する。特許文献1には、複合機自身で、エラーが発生した部品に関わる機能を停止するなど機能を制限した状態で複合機を稼働させる技術が開示されている。また、特許文献1には、エラー検知時には外部装置を介して、機能を制限した状態で稼働させるか否かをユーザに選択させる技術が開示されている。
特開2002−254781号公報
しかしながら、上述のように機能を制限した状態で稼働させる場合に、オプション機器やアプリケーションソフトウェアが正常動作するか否かを複合機において判断するのが困難であった。このため、機能を制限した状態で稼働させる場合には、設置作業者等のユーザが適切な設定を行う必要があった。このような問題は、複合機だけでなく、オプション機器を搭載可能な装置に共通する。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、複数の機能を搭載可能な複合装置の設定処理時に正常な設定処理を行うことができない場合においても、煩雑なユーザ操作を要することなく、適切に装置を稼働させることを目的とする。
そこで、本発明は、複数の機器を搭載可能な複合装置の設定を管理する管理装置であって、前記複合装置において、前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行した際に発生したエラーの種類を前記複合装置から受信する受信手段と、設定対象の前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照し、前記受信手段が受信した前記エラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する暫定処理決定手段と、前記暫定処理決定手段により決定された前記暫定処理の内容を前記複合装置に送信する送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の機能を搭載可能な複合装置の設定処理時に正常な設定処理を行うことができない場合においても、煩雑なユーザ操作を要することなく、適切に装置を稼働させることができる。
設定処理システムの全体図である。 複合機のハードウェア構成図である。 サーバ装置のハードウェア構成図である。 複合機のソフトウェア構成図である。 設定処理プログラムのソフトウェア構成図である。 サーバ装置のメモリマップの構造を示す図である。 販売機器テーブルの構成図である。 設定データの構成図である。 設定データテーブルの構成図である。 設定データを示す図である。 設定データを示す図である。 ステータステーブルの構成図である。 前処理テーブルの構成図である。 設定管理処理を示すフローチャートである。 設定管理処理を示すフローチャートである。 設定管理処理を示すフローチャートである。 USBメモリのイメージ図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、複合機の設定に係る設定処理システムの全体図である。設定処理システムは、サーバ装置111と、データベース(DB)112と、複合機121と、PC131と、を有している。サーバ装置111及びDB112は、データセンタ110に設置されている。複合機121は、複合機121の設置先環境(客様環境)120に置かれている。また、PC131は、例えば販売会社130に置かれ、販売会社の設定データの作成担当者等のユーザにより利用される。サーバ装置111及びDB112は、LAN113を介してインターネット140に接続する。複合機121は、LAN122を介してインターネット140に接続する。PC131はLAN132を介してインターネット140に接続する。
複合機121は、オプション機器としてICカードリーダやFAXボード、HDD、フィニッシャ等を搭載することができ、オプション機器を利用した機能を含む、複数の機能を実行可能な装置である。ここで、複合機は、複数のオプション機器を搭載可能な複合装置の一例である。ただし、複合機121の設置先環境への設置時にオプション機器がすべてそろっているとは限らず、製造の問題等により未着の場合もある。この場合には、複合機121の設置時の設定において、未着のオプション機器を利用した機能を実行可能とすることができない。本実施形態の設定処理システムは、このように搭載予定のオプション機器が揃っていない場合においても、エラーが発生するのを回避した暫定的な設定処理(暫定処理)を行うことにより、複合機121を稼働状態とすることができる。ここで、暫定処理とは、搭載予定であるが搭載されていない機器を使った機能を制限した設定処理であり、搭載予定の機器が搭載されないことで生じるエラーを回避することのできる設定処理である。
サーバ装置111は、複合機121の設定処理を管理する。サーバ装置111は、管理装置の一例である。サーバ装置111には、複合機121の設定処理に利用される設定データを作成する設定データ作成プログラムや、設定処理プログラムがインターネット140を介して利用可能な状態で格納されている。DB112は、設定データの作成及び設定データを用いた設定処理に関わる各種データを格納している。DB112のデータは、サーバ装置111上の設定データ作成プログラムや設定処理プログラムから参照される。なお、DB112は、サーバ装置111内に存在してもよい。また、DB112は、サーバ装置111がインターネット140を介してアクセス可能な場所に設定されていればよく、その設置場所は、データセンタに限定されるものではない。
PC131は、販売会社130の設定データの作成担当者等のユーザにより操作される。PC131は、サーバ装置111に格納されている設定データ作成プログラムを用いて、ユーザ操作に従い、販売した複合機を、お客様先に設置した際に実行する設定処理に用いる設定データを作成する。なお、PC131は、インターネット140に接続可能であれば、モバイル環境に存在してもよい。複合機121には、設定実行プログラムが記憶されており、設定実行プログラムがサーバ装置111上の設定処理プログラムと通信し、複合機121自身の設定処理を行なう。
図2は、複合機121のハードウェア構成図である。CPU202を含む制御部201は、複合機121全体の動作を制御する。CPU202は、ROM203に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や送信制御などの各種制御を行う。この制御プログラムは後述のコントローラ制御部402のプログラムを含む。RAM204は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD205は、画像データや各種プログラム、各種情報テーブルを記憶する。なお、後述する複合機121の機能や処理は、CPU202がROM203又はHDD205に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。
操作部I/F206は、操作部214と制御部201とを接続する。操作部214には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられている。プリンタI/F207は、プリンタ215と制御部201とを接続する。プリンタ215で印刷すべき画像データは、プリンタI/F207を介して制御部201から転送され、プリンタ215において記録媒体上に印刷される。スキャナI/F208は、スキャナ216と制御部201とを接続する。スキャナ216は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F208を介して制御部201に入力する。アクセサリI/F209は、フィニッシャ217と制御部201とを接続する。フィニッシャ217は、出力物のソートや、ステープル処理、パンチ処理、製本処理等を行う物である。本図では、接続するアクセサリの代表としてフィニッシャ217を示したが、他のアクセサリを1つ、または複数接続する事も可能である。アクセサリとしては、原稿を自動的にスキャナ台に供給するADF、印刷用紙を供給するカセットやスタッカー等がある。
ネットワークI/F210は、制御部201をLANに接続する。ネットワークI/F210は、LAN上の外部装置に画像データや情報を送信したり、LAN上の外部装置から各種情報を受信したりする。FAX I/F211は、FAXボード218と制御部201とを接続する。複合機121はFAXボード218を介して公衆回線に接続し、外部からのFAXの受信、および、外部へのFAXの送信を行なう。外部I/F212は、本実施形態においてはUSBポートであり、USBメモリや追加キーボード等と接続する。カードリーダI/F213は、ICカードリーダ219と制御部201とを接続する。
図3は、サーバ装置111のハードウェア構成図である。CPU302を含む制御部301は、サーバ装置111全体の動作を制御する。CPU302は、ROM303に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM304は、CPU302の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD305は、画像データや各種プログラム、或いは後述する各種情報テーブルを記憶する。なお、後述するサーバ装置111の機能や処理は、CPU302がROM303又はHDD305に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。ネットワークI/F306は、制御部301をLAN113に接続する。ネットワークI/F306は、LAN113上の他の装置との間で各種情報を送受信する。
図4は、複合機121のソフトウェア構成図である。401は複合機121全体を制御する。ここでは、401をオペレーティング・システム(以下、OSと略記する)と呼ぶ。OS401は、複合機121の各種機能をリアルタイムに制御可能なリアルタイムOSの各モジュールから構成される。または、OS401は、CPU202に命令してクリティカルに複合機121のオプション機器(拡張カードを含む)の各機能を制御することが可能なライブラリ群から構成される。更に、OS401はその上位で動作するアプリケーションに対して、インターフェース・コマンドを提供するモジュール群を含む。
402は、OS401上で動作するコントローラ制御部であり、スキャナ216、プリンタ215などを制御するモジュールにより構成されるものである。403は、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(以下、APIと略記する)である。API403は、アプリケーションからの命令の入力の命令列に応答して、コントローラ制御部402にアクセスするための処理と、ネットワークI/F210を介してネットワークに接続された機器等に制御コマンドを送る機能を有する。404は、OS401上で動作する、OS401のネイティブ言語で書かれたアプリケーションの1つであるWebブラウザである。Webブラウザ404は、ネットワークI/F210を介してユーザからアクセスされ、API403を使用しコントローラ制御部402に各種処理を実行させるものである。
405は、特定のアプリケーションを実行するために最適な実行環境であり、例えば、Java(登録商標)の仮想マシンなどにより実現されるものである。406は、仮想マシン405上のアプリケーションが、OS401上で動作するコントローラ制御部402にアクセスするための仮想マシンAPIである。仮想マシンAPI406は、API403を呼び出す際、Javaプログラムとネイティブプログラム間のデータ変換をする。なお、本実施形態においては、アプリケーションとして409、410、412のようなJavaで書かれたアプリケーションを想定して説明するが、Webブラウザ404のようなOS401のネイティブな言語で書かれたアプリケーションであっても構わない。
407は、仮想マシン405上のアプリケーションを統括的に制御する機能を有するフレームワークモジュールである。408は、仮想マシン405上の他のアプリケーションを管理するためのアプリケーションであり、フレームワーク407と協調し、アプリケーション409、410、412のダウンロード、アップロード、消去、無効化を行う。409、410、412は、仮想マシン405上で動作するJavaアプリケーションであり、仮想マシンAPI406を使用しコントローラ制御部402に各種処理を実行させるものである。本実施形態において、設置時に動作させる設定実行アプリケーションは、以下412として説明する。
411は、仮想マシン405が使用する資源を管理するリソース管理部であり、OS401上で動作する。リソース管理部411は、仮想マシン405自身、仮想マシンAPI406、フレームワーク407、又はOS401上の全アプリケーションがメモリ等のリソース資源を使用する際、予め決められた以上の資源が使用できないように制限するものである。例えば、操作部214に画面を表示するアプリケーションが複数ある場合、予め決められたアプリケーション上限数を超えた場合には、UI表示を行うことができない、などがある。
複合機121のWebブラウザ404、アプリケーション409、410、412は、処理に応じてAPI403、仮想マシンAPI406を呼び出し、コントローラ制御部402に処理を実行させることにより操作画面を操作部214の表示部に表示する。また、Webブラウザ404、アプリケーション409、410、412は処理に応じてAPI403、仮想マシンAPI406を呼び出し、コントローラ制御部402に処理を実行させることによって印刷を行う。また、Webブラウザ404、アプリケーション409、410、412は処理に応じてAPI403、仮想マシンAPI406を呼び出し、コントローラ制御部402に処理を実行させることによってスキャン処理を実行し、画像データを受信する。
図5は、サーバ装置111上の設定処理プログラムのソフトウェア構成図である。アプリケーション501が、設定処理プログラム本体である。502は、REST APIであり、HTTPサーバ503を介して受信した、複合機121上の設定実行プログラム412からのリクエストをアプリケーション501に伝える。アプリケーション501は、REST API502のレスポンスとして、HTTPサーバ503を介して、リクエスト元である複合機121上の設定実行プログラム412へ返す。なお、本実施形態においては、REST I/Fを採用することとしたが、SOAP I/Fなど他のI/Fを採用してもよい。
図6は、サーバ装置111のCPU302が設定処理プログラム501を実行する際、処理プログラムをRAM304上にロードした状態のメモリマップの構造を示す図である。メモリマップは、基本I/Oプログラム601、システム・プログラム602、本実施形態の処理プログラムを初めとする各種処理プログラム603、関連データを格納するエリア604、ワークエリア605で構成されている。基本I/Oプログラム601は、サーバ装置111の入出力を司る。システム・プログラム602は、各処理プログラムに動作環境を提供する。ワークエリア605は、各種プログラムが動作する際に一時的に利用される領域である。なお、容量の制約により601〜605として利用する領域が足りなくなった場合、HDD305をRAM304の領域の一部として扱うことも可能である。
図6はまた、複合機121において、設定実行プログラムを実行する際、処理プログラムをRAM204上にロードした状態のメモリマップの構造を示す図でもある。メモリマップは、基本I/Oプログラム601、システム・プログラム602、本実施形態の処理プログラムを初めとする各種処理プログラム603、関連データを格納するエリア604、ワークエリア605で構成されている。基本I/Oプログラム601は、複合機121の入出力を司る。システム・プログラム602は、各処理プログラムに動作環境を提供する。ワークエリア605は、各種プログラムが動作する際に一時的に利用される領域である。なお、容量の制約により601〜605として利用する領域が足りなくなった場合、HDD205をRAM204の領域の一部として扱うことも可能である。
図7は、販売機器テーブル701の構成図である。販売機器テーブル701は、サーバ装置111上の設定データ作成プログラムにより、設定データ作成者によるPC131の操作に応じて作成される。販売機器テーブル701は、設定対象となる複合機121に搭載される機能構成に応じた情報テーブルである。作成された販売機器テーブル701は、DB112に格納される。機能Unit列702には、設定対象の複合機における、選択可能な機能やオプション機器が示される。設定データ作成者は、顧客に対して複合機の販売が成立すると、設定データ作成プログラムを用い、お客様が何を購入したかを購入列703に入力する。顧客は712に記載されている。図7の例では、顧客はAである。複合機の機種は、713に記載されている。図7の例では、機種はBBである。購入列703において、購入されたユニットに対応して黒丸が付与されている。
列704〜706には、対応する機種(図7ではBB)の特性を示す情報が格納されている。各情報は、機種固有の情報としてDB112から抽出される。列704には、オプションの利用にライセンス認証が必要か否かを示す情報が格納されている。列705には、機能Unit列702に記載の機能を動作させるために必要なハードウェア、ソフトウェア、および複合機に対する設定情報が格納されている。ここでは、「関連設定」と呼称する。列706には、列702に記載の機能Unitに関して発生し得るエラーコードのうち、その中でエラーが発生した機能Unitの動作を制限して複合機を稼働させることのできるエラーコード情報が格納されている。以下、暫定的に複合機を稼働させることのできるエラーコード情報を「暫定処理可能エラー」と称する。
列707には、列706に記載のエラーコードが発生した時に、機能制限した状態で複合機をお客様先に設置するための暫定処理を実施するか否かを示す暫定処理可否情報が格納されている。この情報は、販売会社の都合や、お客様の利便性を考慮した上で、販売会社130が任意に決定したもので、予めDB112に格納されているものとする。行708〜711は、エラー発生に関わる情報行である。行708は「FAX」機能に関わる情報行、行709は「ICカード部門管理」機能に関わる情報行、行710は「FAX仕分けアプリ」ソフトウェアに関わる情報行、行711は「利用制限アプリ」ソフトウェアに関わる情報行である。
行712は、販売機器テーブル701が、どの顧客用の情報かを示す顧客名であり、ここでは顧客「A」用の情報であることを示している。行713は、本情報が複合機のどの機種用かを示す機種名であり、ここでは機種「BB」であることを示している。行714は、販売機器名である。一つのお客様先には、同一機種で、複数の異なる構成の複合機を販売する事がある。その場合に、同一お客様、同一機種内で構成を識別するために、販売機器名を識別子として付与している。なお、販売機器テーブル701は、暫定処理可能エラーとして、複合機121において発生し得るエラーの種類と、このエラーが発生した場合に、暫定処理を実行可能か否かを示す情報と、を対応付けた対応テーブルの一例である。
図8は、設定データの構成図である。設定データ801は、サーバ装置111上の設定データ作成プログラムにより、設定データ作成者によるPC131の操作に応じて作成され。DB112に格納されている。サーバ装置111上の設定データ作成プログラムは、画面上に表示する販売機器テーブル701を表示すると共に、設定データの作成を補助するインターフェースを提供する。設定データ作成者は、販売機器テーブル701を参照し、設定データ801を作成する。
802は、設定データを一意に識別する設定データ名である。803は、制御部201全般に関わるソフトウェアのインストール指示である。なお、本実施形態においては、インストール指示とソフトウェアを設定データに含めているがこれに限定されるものではない。他の例としては、設定データ内にはソフトウェアの種類/バージョンと、インストール指示のみを含め、複合機121の設定実行プログラム412が、別のサーバからソフトウェアを取得することとしてもよい。804は、制御部201に接続する各種機器(スキャナ216やフィニッシャ217等)のソフトウェアのインストール指示、およびソフトウェアの実体である。804は、制御部201に接続する機器毎に異なるソフトウェアとなっている。設定対象の複合機121の構成に応じて、設定データ801に含まれる、制御部201に接続する各種機器のソフトウェア804の数が異なる。805は、接続する各種機器のソフトウェア804に関する設定値である。
806は、複合機121のハードウェアの調整や、機能の有効/無効、動作モードの決定、オプション機能の追加等を設定する設定値、アドレス帳やHDD205のフォルダ構成等の設定値である。807は、複合機121に追加インストールするアプリケーションソフトウェア(409、410、412)の設定値である。なお、設定値808が不要なアプリケーションもある。さらに、807、808の数は、複合機121の構成により異なる。809は、複合機121のネットワーク設定である。なお、本実施形態では802〜809の順で設定データを構成しているが、複合機121にインストールする機器のソフトウェア、アプリケーションソフトウェアの特質により、順序は変わる。
図9は、設定データリスト901の構成図である。設定データリスト901は、販売機器テーブル701の暫定処理可能エラーと、設定データと、を対応付ける。なお、本図では、便宜上すべてのエラーの組合せは示さず、一部のみ図示している。設定データリスト901は、サーバ装置111上の設定データ作成プログラムにより、設定データ作成者によるPC131の操作に応じて作成され、DB112に格納されている。
行902は、設定データリスト901を識別するテーブル名である。ここでは、顧客「A」の機種「BB」用である事を示す名称としている。なお、本実施形態では、顧客「A」の機種「BB」の構成は1つである前提で説明する。列群903は、どのエラーが発生したかを示しており、列に黒丸が記載されているのは、そのエラーが発生している事を示す。列群903に示すエラーコードは、販売機器テーブル701の列706に記載の暫定処理可能エラーの内、列707の暫定処理可否で「可」としたエラーコードである。
複数のエラーをワイルドカードでまとめて扱う事も可能である。例えば、列706に記載の暫定処理可能エラー内のE60001とE60002をまとめて「E600**」とする。また、列706に記載の暫定処理可能エラー内のE60111とE60121をまとめて「E601**」とする。初期設置用のデータは、列群903のいずれの列にも黒丸が付いていない行909で示す。ここで、設定データは、暫定処理の内容に対応し、設定データリスト901は、エラーの種類と、暫定処理の内容と、を対応付ける対応テーブルの一例である。
列904は、設定データ801を識別する設定データ名(802に当たる)である。行906の列904には、FAXボードのエラーのみが発生した時の設定データ「A_BB_FAXLess」が示されている。行907の列904には、フィニッシャのエラーのみが発生した時の設定データ「A_BB_FinLess」が示されている。行908の列904には、ICカードリーダのエラーのみが発生した時の設定データ「A_BB_ICCardLess」が示されている。行909の列904には、初期設定データ「A_BB_Normal」が示されている。行905の列904には、設定データ「A_BB_FAX_Fin_ICC_Less」が示されている。
図10及び図11は、設定データを示す図である。図10の1001は、初期設定処理時に用いる設定データ「A_BB_Normal」であり、設定データリスト901の行909の設定データである。設定データ1001は、列702の機能Unitのうち列703に示される購入されているものに対応するソフトウェアおよび設定値で構成される。複合機121のCPU202は、サーバ装置111の設定処理プログラム501から、設定データ1001を受け取り、設定実行プログラム412を実行することにより1002〜1012のデータを順次インストールまたは設定する。本実施形態においては、1002〜1012を順次処理していく過程で、どこかでエラーを検知した場合、複合機121のCPU202は、設定実行プログラム412を介して、その時点のエラーコードをサーバ装置111の設定処理プログラム501に通知する。そして、CPU202は、それ以降の処理を実行せず、設定処理を一旦中断し、サーバ装置111の設定処理プログラム501からの指示を待つ。
1002は、制御部201のソフトウェアのインストール指示である。1003は、スキャナ216のソフトウェアのインストール指示である。1004は、FAXボード218のソフトウェアのインストール指示である。1005は、アクセサリI/F209に接続するADF等フィーダー(不図示)のソフトウェアのインストール指示である。1006は、フィニッシャ217のソフトウェアのインストール指示である。1007は、FAXボードを使用可能とする設定指示である。
1008は、ICカードリーダを接続するための認証設定である。ICカードリーダを接続した場合、行709の列705に示すように複合機121を使用する際の認証方式は、ICカードを用いた個人認証となる。1009は、複合機121上で動作するアプリケーションプログラムの一つ「FAX仕分けアプリ」のインストール指示である。同様に、1010は、HDD205内の文書データを整理する「文書管理アプリ」、1011は、複合機121での印刷枚数や使用機能を個人毎に制限する「利用制限アプリ」のインストール指示である。
「FAX仕分けアプリ」1009を使用するためには、行710の列705に示すように、HDDとFAXボードが必要である。「利用制限アプリ」1011を利用するためには、行711の列705に示すようにICカードリーダが必要である。1012は、複合機121をお客様のネットワーク環境で使用可能とするためのネットワーク設定指示である。なお、設定データ1001には、インストールする各種ソフトウェアの実体を含んでもよいし、別の場所から取得する指示のみを記載してもよい。
1013は、FAXボードエラー(行906の列群903より「E70100」)発生時に用いる設定データ「A_BB_FAXLess」であり、設定データリスト901の行906の設定データである。初期設定データ1001と異なり、行708の列706と705に基づきFAXボードのソフトウェア1004をインストールしない。また、1014においてFAX機能はOFFとしている。さらに、行710の列706と705に基づき「FAX仕分けアプリ」1009をインストールしない。
1015は、ICカードリーダエラー(行908の列群903より「E80022」)発生時に用いる設定データ「A_BB_ICCardLess」であり、設定データリスト901の行908の設定データである。初期設定データ1001と異なり、1016において認証形式を「デバイス認証」としている。行709の列706と705に基づくと、ICカードリーダを装着した場合、認証形式は「ICカード個人認証」を行う必要がある。しかし、ICカードリーダがエラーの場合、ICカードを使用した認証は不可能となり、ユーザが複合機121を使用できない状態となる。そのため、認証形式を、ICカードを使用しない認証形式である「デバイス認証」にする必要がある。さらに、行711の列706と705に基づき「利用制限アプリ」1011をインストールしない。
1017は、フィニッシャエラー(行907の列群903より「E600**」)発生時に用いる設定データ「A_BB_FinLess」であり、設定データリスト901の行907の設定データである。初期設定データ1001と異なり、行715の列706に基づきフィニッシャのソフトウェア1006をインストールしない。
図11は、複数エラー発生時の設定データ例である。図10で説明したように、設定データを順次処理していく中で、エラー発生時は処理を中断する。その時点で複合機121には全てのソフトウェアがインストールされていない可能性があり、不安定な動作をする事が想定される。そこで、暫定処理の設定データを用いたインストール時には、設定実行プログラム412を除き、書き換え可能な全てのソフトウェアを入れ直す構成の設定データをインストールする。そのため、最終的に複合機121に適用する設定データは、それまでに発生したエラーの組み合わせにより構成が決まる。
1101は、設定データ「A_BB_FAX_Fin_ICC_Less」である。これは、設定データリスト901の行905より、FAXボードエラー「E70100」、フィニッシャエラー「E60001」、ICカードリーダエラー「E8022」が発生した時の設定データである。初期設定データ1001と異なり、FAXボードソフトウェア1004、フィニッシャソフトウェア1006が含まれていない。さらに、FAXボードエラーに関連する設定である「FAX機能」がOFFとされ、FAXを使用するアプリケーション「FAX仕分けアプリ」のインストールが除外されている。さらに、ICカードリーダエラーに関連し、認証形式は「デバイス認証」に設定され、ICカードリーダを使用する「利用制限アプリ」」のインストールが除外されている。
図12は、ステータステーブル1201の構成図である。ステータステーブル1201は、DB112に格納されている。ステータステーブル1201は、以下の情報を持つ。列1202は設定番号であり、複合機毎の設定データを一意に識別する情報である。列1202の設定番号は、予め複合機121の設置実施者に伝えられ、複合機121の設定実行プログラム412開始時に設置実施者により複合機121に入力され、サーバ装置111の設定処理プログラム501に通知される。本処理については図15を参照しつつ後述する。列1203は設定処理を実施するデバイス(複合機)を一意に特定するデバイス識別子である。列1203に記載のデバイス識別子は、複合機121の設定実行プログラム412により、サーバ装置111の設定処理プログラム501に通知される。本処理については図16を参照しつつ後述する。列1204は、列1202に記載の設定番号で設定実行プログラム412に利用される設定データリスト(図9)を識別する設定データリスト名である。列1205は、設定ステータスを示す。
なお、列1203に記載のデバイス識別子は、販売会社の複合機の物流の都合で、設置前に予め決まっているケースと、決まっていないケースがある。通常、列1203に記載のデバイス識別子が決まっている/いないに関わらず、初期設定の場合(列1205に記載の設定ステータスが「未設定」の場合)、複合機121の設定実行プログラム412から通知されたデバイス識別子を格納する。なお、列1203に記載のデバイス識別子が設定処理の実行前に予め決まっている場合は、設定処理において列1202に記載の設定番号と列1203に記載のデバイス識別子が一致しないと不正設置とみなす場合もある。列1206は、設定データリスト「AA_BB_List」の情報行である。
図13は、サーバ装置111の設定処理プログラム501が、複合機121の設定実行プログラム412に実施させる前処理を決定する際に参照する前処理テーブル1301の構成図である。前処理テーブル1301は、DB112に格納されている。前処理は、設定処理プログラム501が、複合機121の設定実行プログラム412に設定データを提供する前に、複合機121の設定実行プログラム412に実行させる処理である。なお、本実施形態においては、前処理が顧客や機種に依らず一意に定まるものとする。これに対応し、サーバ装置111の設定処理プログラム501が参照する前処理テーブルは1つである。なお、前処理が顧客や機種により異なる場合は、前処理テーブル1301に顧客や機種を特定する情報を持たせてもよい。
列1304の前処理内容は、列1302の設定ステータスと、列1303の機器置き換えの有無により決定されるもので、予め設定されている。行1305は、列1302の設定ステータスが「未設定」のケースである。このケースでは機器の置き換えは発生しないため、列1303の機器置き換え情報は「無」である。このケースにおける列1304の前処理は、複合機121のデータ領域であるHDDと、お客様に機器使用に応じて課金するためのカウンタ情報クリアを、複合機121の設定実行プログラム412に実行させる。
行1306は、前回の設定処理が正常終了しているケースで参照される情報である。このケースは、お客様先で複合機121が正常に稼働している状況に対し、バージョンアップや設定変更のために設定処理を実施するケースである。このケースでは、HDDやカウンタのクリアは不要であり、すなわち前処理は実施されない。行1307は、前回の設定処理がエラー終了しているケースで参照される情報である。このケースは、お客様先で複合機121が稼働しておらず、複合機121を改めて新規設置するケースである。そのため、列1303に示す機器の置き換えの有無に関わらず、HDDとカウンタ情報クリアを複合機121の設定実行プログラム412に実行させる。
行1308は、前回の設定処理が暫定処理終了しており、今回の設定処理において機器置き換えが発生しているケースで参照される情報である。このケースは、お客様先で暫定処理により複合機121を稼働させたものの、エラー箇所の修理やオプションの追加設定を行うのではなく、お客様や販売会社の都合により、新規に複合機121に置き換えるケースである。このケースでは、それまでにお客様が使用した分の費用回収のためカウンタ締め指示と、お客様が作成したデータを新規複合機121に移行指示を、新規複合機121の操作部214に表示する。設置実施者は、前記指示に呼応し、置き換え前の複合機121で、カウンタ締めと、ユーザデータ移行処理を実施する。さらに、置き換え前の複合機で使用していたオプションを、新規複合機で使用可能なように、ライセンス返却を新複合機121の設定実行プログラム412に実行させる。その後、HDDとカウンタ情報クリアを複合機121の設定実行プログラム412に実行させる。
行1309は、前回の設定処理において暫定処理が終了しており、今回の設定処理で機器の置き換えが発生していないケースで参照される情報である。このケースでは、同じ複合機121でユーザの使用が継続するため、HDDやカウンタのクリアは不要であり、すなわち前処理は実施されない。
図14は、サーバ装置111が実行する設定管理処理を示すフローチャートである。本処理は、サーバ装置111のCPU302が設定処理プログラム501を実行することにより実現される。S1400において、CPU302は、複合機121上の設定実行プログラム412から、設定リクエストとして設定番号とデバイス識別子を受信する。次に、S1401において、CPU302は、ステータステーブル1201を参照し、リクエストしてきた複合機121の設定ステータスを確認する。CPU302は、設定ステータスが「未設定」または「エラー終了」であった場合、処理をS1402へ進める。S1402において、CPU302は、前処理テーブル1301を参照し、設定ステータスに応じて、複合機121において実行すべき前処理内容を決定する。次に、S1403において、CPU302は、S1402において決定した前処理内容を示す前処理指示を複合機121に送信し、その後処理をS1407へ進める。
S1401において、CPU302は、設定ステータスが「暫定処理終了」であった場合、処理をS1404へ進める。S1404において、CPU302は、ステータステーブル1201のデバイス識別子が、設定リクエストとして受信したデバイス識別子と一致しているか否かにより、複合機121の置き換えの有無を判断する。CPU302は、置き換えなしと判断した場合は、処理をS1407へ進める。CPU302は、置き換えありと判断した場合は、処理をS1405へ進める。S1405において、CPU202は、前処理テーブル1301を参照し、設定ステータスに応じて、複合機121において実行すべき前処理内容を決定する。ここで、設定ステータスは、処理状態の一例であり、S1402及びS1405の処理は、処理状態に応じて、複合装置の設定の前処理の内容を決定する前処理決定処理の一例である。次に、S1406において、CPU302は、1405において決定した前処理内容を示す前処理指示を複合機121に送信し、その後処理をS1407へ進める。
S1407において、CPU302は、ステータステーブル1201により決定する設定データリスト901を参照し、初期設定データ「A_BB_Normal」を、複合機121に送信する。ここで、初期設定データは、設定対象の複合機121に搭載予定のすべての機器が搭載された状態に対応して作成されたデータであり、初期設定処理において利用されるデータである。複合機121のCPU202は、初期設定データを受信すると、初期設定データを用いて設定実行プログラム412を実行させることにより、設定処理を行う。そして、複合機121のCPU202は、設定処理の結果(設定結果)をサーバ装置111に送信する。設定処理においてエラーが発生した場合には、設定結果には、エラーの種類を示すエラーコードが含まれる。設定処理が正常に終了した場合には、設定結果には、正常終了を示すコードが含まれる。
S1407の処理の後、S1408において、CPU302は、複合機121から設定結果を受信する。本処理は、複合装置としての複合機121からエラーの種類を受信する受信処理の一例である。次に、S1409において、CPU302は、複合機121での設定処理におけるエラーの有無を判断する。CPU302は、エラーありと判断した場合、処理をS1410へ進める。S1410において、CPU302は、設定データリスト901を参照し、設定結果に含まれるエラーコードが暫定処理可能なエラーとして設定されているか否かを判断する。CPU302は、設定結果に含まれるエラーコードが暫定処理可能エラーとして設定データリスト901に含まれている場合に、暫定処理可能なエラーと判断する。S1411において、CPU302は、暫定処理可能でないと判断した場合、処理をS1412へ進める。S1412において、CPU302は、ステータステーブル1201において処理対象の複合機121の列1205の設定ステータスを「エラー終了」に書き換え、処理を終了する。
一方、S1411において、CPU302は、暫定処理可能と判断した場合、処理をS1416へ進める。S1416において、CPU302は、設定結果に含まれるエラーコードをROM303等の記憶部に格納する。次に、S1417において、CPU302は、S1416で記憶したエラーコードに基づいて、設定データリスト901を参照し、暫定処理に用いる設定データを選択する。ここで、設定データは、暫定処理の内容に相当するものであり、S1417の処理は、暫定処理の内容を決定する暫定処理決定処理の一例である。
次に、S1418において、CPU302は、S1417で選択した設定データを、複合機121に送信する。本処理は、S1417で決定された暫定処理の内容を複合装置としての複合機121に送信する送信処理の一例である。S1419において、CPU302は、列1205の設定ステータスを「暫定処理終了」に書き換え、その後処理をS1408へ進める。
S1409において、CPU302は、エラーなしと判断した場合、処理をS1413へ進める。S1413において、CPU302は、列1205の設定ステータスを確認する。CPU302は、「暫定処理終了」でなかった場合は、処理をS1414へ進める。また、CPU302は、「暫定処理終了」の場合は、処理をS1415へ進める。S1414において、CPU302は、列1205の設定ステータスを「正常終了」に書き換える。
次に、S1415において、CPU302は、設定内容を説明するための説明情報を作成し、表示部(不図示)に出力するよう制御する。これに対応し、表示部には、説明情報が表示される。なお、他の例としては、CPU302は、説明情報を、インターネット140を介してダウンロード可能な状態でHDD305等に格納してもよい。また、他の例としては、CPU302は、説明情報を複合機121に送信し、複合機121に印刷又は表示させてもよい。この説明情報は、設定処理の内容と、その実行結果とを設定担当者が把握し、お客様に説明するためのデータである。設置担当者が複合機121の設定に精通していない場合であっても、説明情報を確認することにより、サーバ装置111と複合機121の協働により自動的に実行された設定処理の内容を把握することができる。なお、初期設定データを用いた正常な設定処理が終了した場合には、その設定内容を説明するための説明情報が作成される。ここで、説明情報は、内容情報の一例である。
図15は、複合機121が実行する設定管理処理を示すフローチャートである。本処理は、複合機121のCPU202が設定実行プログラム412を実行することにより実現される。本処理は、操作部214上に表示する設定実行プログラム412のボタンがユーザによって押下されることにより開始される。S1501において、CPU202は、複合機121のネットワーク設定を、サーバ装置111と通信可能な状態に設定する。次に、S1502において、CPU202は、予め設置担当者に伝えてある設定番号を受け付ける。ここで、設定番号は、サーバ装置111上の設定データ作成プログラムで、設置テーブル2101作成時に付与している、ステータステーブル1201の列1202に記載の設定番号である。
次に、S1503において、CPU202は、S1502で入力された設定番号と、複合機121内で取得したデバイス識別子とを含む設定リクエストをサーバ装置111に送信する。次に、S1504において、CPU202は、設定データの受信カウンタを「0」で初期化する。次に、S1505において、CPU202は、サーバ装置111から前処理指示を受信する。次に、S1506において、CPU202は、サーバ装置111から設定データを受信する。次に、S1507において、CPU202は、S1506で設定データを受信したか否かを判断する。S1507において、CPU202は、設定データを受信したと判断した場合、処理をS1508へ進める。
S1508において、CPU202は、設置データの受信カウンタをカウントアップする。次に、S1509において、CPU202は、S1505で受信した前処理指示に基づき、前処理を実行する。次に、S1510において、CPU202は、S1506で受信した設定データに基づき、設定処理を実行する。なお、直前のS1506において受信した設定データが、初期設定データの場合には、S1510において、初期設定データを利用した設定処理が実行される。一方、直前のS1506において受信した設定データが、暫定処理の設定データの場合には、S1510において、設定データを利用した暫定処理が実行される。S1510の処理の後、S1511において、CPU202は、S1510の設定処理結果をサーバ装置111に送信する。
次に、S1512において、CPU202は、設定処理においてエラーが発生したか否かを判断する。エラーが発生したと判断した場合は、処理をS1513へ進める。S1513において、CPU202は、複合機121内で保存する設定ステータスを「エラー」とする。次に、S1514において、CPU202は、S1501同様に複合機121のネットワーク設定を、サーバ装置111と通信可能な状態に設定する。この処理は、S1510における設定処理の実行により、ネットワーク設定が変更されている可能性に対し、再度暫定処理用の設定データを受信するための処理である。CPU202は、S1514の処理の後、処理をS1505へ進める。
S1512において、CPU202は、エラーが発生しなかったと判断した場合には、処理をS1515へ進める。S1515において、CPU202は、複合機121内で保存する設定ステータスを「正常」とする。次にS1516に進む。S1516において、CPU202は、受信カウンタが1より大きく、かつ複合機121の設定ステータスが「エラー」でないという条件を満たすか否かを確認する。CPU202は、条件を満たすと判断した場合には、処理をS1517へ進める。S1517において、CPU202は、複合機121に保存される設定ステータスを「暫定」とする。以上で処理を終了する。一方、S1516において、CPU202は、条件を満たさないと判断した場合には、設定ステータスの変更を行うことなく、処理を終了する。
そして、CPU202は、設定ステータスが暫定の場合には、複合機121を稼働状態とする。本処理は、暫定処理が正常に終了した場合に、複合装置を稼働状態とする状態管理処理の一例である。また、CPU202は、設定ステータスが正常の場合にも、同様に複合機121を稼働状態とする。一方で、設定ステータスがエラーの場合には、複合機121を稼働状態としないよう制御する。また、複合機121は、暫定処理の後、未着であった機器の着荷に伴う再設定を、設定実行プログラム412により実行することができる。
以上のように、第1の実施形態に係る設定処理システムにおいては、サーバ装置111は、複合機121に対し、正常な設定処理を実行させることにより、エラーが発生するか否かを判定する。そして、サーバ装置111は、エラーが発生した場合には、エラーの種類に応じて、適切な暫定処理の内容を自動的に決定し、これを複合機121に実行させる。これにより、複合機121は、エラーを回避した暫定的な設定処理を完了させ、複合機121を稼働状態とすることができる。すなわち、設定処理システムにおいては、複数の機能を搭載可能な複合装置の設定処理時に正常な設定処理を行うことができない場合においても、煩雑なユーザ操作を要することなく、適切に装置を稼働させることができる。
これにより、製造の都合等で複合機に搭載する予定の一部の機器が未着の場合であっても、複合機は管理装置の制御に応じて自動的に、未着の機器を使う機能を制限した暫定的な設置処理を完了し、稼働状態とすることができる。すなわち、複合機の設置現場の設置担当者が複合機の設定に関する詳細な知識を持たなくとも、複合機を稼働状態とすることができる。さらに、暫定処理においては、未着の機器の機能だけでなく、未着の機器を使用する複合機上の他の機能の制限や設定の変更、アプリケーションソフトウェアの機能の制限を行うことができる。
なお、第1の実施形態においては、設定データリスト及び設定データは予め作成され、サーバ装置111に記憶されているものとした。ただし、他の例としては、サーバ装置111が図14に示すS1408において、エラーコードを受信した場合に、販売機器テーブルを参照し、自動的に設定データリスト及び設定データを作成することとしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について第1の実施形態と異なる点を説明する。第2の実施形態においては、第1の実施形態においてサーバ装置111が行った処理を複合機121が行うことで、複合機121が、発生したエラーに応じた暫定処理を選択する。第2の実施形態においても、サーバ装置111は、設定データ作成プログラムにより、販売機器テーブルを参照して、設定データリスト、ステータステーブル、設定データを作成する。そして、サーバ装置111は、設定データ作成プログラムにより、ステータステーブルを用いて、設定対象となる装置毎の設定データリストと設定データをUSBメモリに格納する。サーバ装置111はさらに、前処理テーブルもUSBメモリに格納する。
複合機121は、このUSBメモリからデータを読み出し、以下の処理を実行する。図16は、第2の実施形態に係る複合機121が実行する設定管理処理を示すフローチャートである。本処理は、複合機121のCPU202が設定実行プログラム412を実行することにより実現される。本処理は、操作部214上に表示する設定実行プログラム412のボタンがユーザによって押下されることにより開始される。
S1601において、CPU202は、外部I/F212に装着されたUSBメモリから、設定データリストを取得する。次に、S1602において、CPU202は、複合機121のROM203等の記憶部に保存される設定ステータスを「未設定」とする。次に、S1603において、CPU202は、複合機121に保存される設置カウンタを「0」で初期化すると共に、複合機121に保存される設定結果を初期化する。次に、S1604において、CPU202は、S1601で取得した設定データリストテーブルと、設定結果に基づいて、設定データを選択する。CPU202は、設定結果が初期化された状態の場合には、初期設定データ(図10の「A_BB_Normal」1001)を選択する。なお、設定データリストテーブルに、該当する設置結果(エラーコード)がない場合には、CPU202は、設定データを選択できない。
次に、S1605において、CPU202は、設定データを選択できたか否かを判断する。CPU202は、設定データを選択できたと判断した場合、処理をS1606へ進める。CPU202は、設定データを選択できなかったと判断した場合には、処理をS1614へ進める。S1606において、CPU202は、設定データ受信カウンタをカウントアップする。次に、S1607において、CPU202は、S1604で選択した設定データを、USBメモリから取得する。
次に、S1608において、CPU202は、USBメモリ内の前処理テーブルを参照し、設定ステータスに基づいて、前処理内容を決定する。そして、CPU202は、決定した内容の前処理を実行する。次に、S1609において、CPU202は、S1607で取得した設定データを用いて設定処理を実行する。なお、直前のS1604において受信した設定データが、初期設定データの場合には、S1609において、初期設定データを利用した設定処理が実行される。一方、直前のS1604において受信した設定データが、暫定処理の設定データの場合には、S1609において、設定データを利用した暫定処理が実行される。
次に、S1610において、CPU202は、S1609の設定処理においてエラーが発生したか否かを判断する。CPU202は、エラーが発生したと判断した場合には、処理をS1611へ進める。S1611において、CPU202は、図10で説明した複数のエラーに対応するために、エラーコードを設定結果として記憶部に記憶する。次に、S1612において、CPU202は、設定ステータスを「エラー」とし、その後処理をS1604へ進める。一方、S1610において、CPU202は、エラーが発生しなかったと判断した場合には、処理をS1613へ進める。S1613において、CPU202は、設定ステータスを「正常」とし、その後処理をS1614へ進める。
S1614において、CPU202は、設定カウンタが1より大きく、かつ設定ステータスが「エラー」でない、という条件を満たすか否かを確認する。CPU202は、条件を満たすと判断した場合には、処理をS1615へ進める。S1615において、CPU202は、設定ステータスを「暫定」とし、その後処理をS1616へ進める。一方、S1614において、CPU202は、条件を満たさないと判断した場合には、設定ステータスの変更を行うことなく、処理をS1616へ進める。S1616において、CPU202は、設定内容を説明するための説明情報を作成し、操作部214の表示部に表示するよう制御する。なお、説明情報は、第1の実施形態において、サーバ装置111が作成する節説明情報と同様である。
図17は、複合機121に装着され、図16に示す処理において使用されるUSBメモリのイメージ図である。図17は、サーバ装置111の設定データ作成プログラムで作成された設定に用いられる各種データを、USBメモリ1701に格納した状態を例示している。USBメモリ1701には、前処理テーブル1301、設定データリスト901、設定データ1001、1013、1015が格納されている。なお、図17においては、設定データリストの一部である901と、設定データの一部である1001、1013、1015のみ図示したが、実際には1機種に関わる設定データリストと、設定データの全てが格納される。なお、本実施形態では、1複合機毎にUSBメモリを用意することとするが、これに限定されるものではない。他の例としては、ステータステーブル1201もUSBメモリに格納し、複合機121上の設定実行プログラム412に参照させる事で、複数の複合機の設定データを1つのUSBメモリに格納してもよい。また、可搬メディアとしてUSBメモリを利用したが、複合機121で読み取り可能なメディアであれば、DVD等の磁気ディスク、メモリカードなどでもよい。なお、第2の実施形態に係る設定処理システムのこれ以外の構成及び処理は、第1の実施形態に係る設定処理システムの構成及び処理と同様である。第2の実施形態に係る設定処理システムは、単独で適切な暫定処理を実行し、稼働状態とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
111 サーバ装置
121 複合機

Claims (16)

  1. 複数の機器を搭載可能な複合装置の設定を管理する管理装置であって、
    前記複合装置において、前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行した際に発生したエラーの種類を前記複合装置から受信する受信手段と、
    設定対象の前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照し、前記受信手段が受信した前記エラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する暫定処理決定手段と、
    前記暫定処理決定手段により決定された前記暫定処理の内容を前記複合装置に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする管理装置。
  2. 設定対象の前記複合装置の機能に対応して作成された第2の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記暫定処理を実行可能か否かを示す情報と、を対応付けた前記第2の対応テーブルを参照し、前記受信手段が受信したエラーの種類に基づいて、前記暫定処理を実行可能か否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記判定手段により前記暫定処理を実行可能と判定された場合に、前記暫定処理の内容を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記第1の対応テーブルは、ユーザ操作に応じて作成され、前記管理装置の記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記第2の対応テーブルは、ユーザ操作に応じて作成され、前記管理装置の記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  5. 前記設定の処理状態に応じて、前記複合装置の設定の前処理の内容を決定する前処理決定手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記前処理決定手段により決定された前記前処理の内容を前記複合装置に送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の管理装置。
  6. 前記暫定処理が終了した旨の設定結果を前記複合装置から受信した場合に、前記暫定処理の内容をユーザに示すための内容情報を出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の管理装置。
  7. 複数の機能を搭載可能な複合装置であって、
    前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行する第1の実行手段と、
    前記設定処理においてエラーが発生した場合に、発生したエラーの種類を管理装置に送信する送信手段と、
    前記管理装置から前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容を受信した場合に、受信した前記暫定処理を実行する第2の実行手段と、
    前記暫定処理が正常に終了した場合に、前記複合装置を稼働状態とする状態管理手段と
    を有することを特徴とする複合装置。
  8. 前記状態管理手段は、前記エラーが発生した場合において、前記第2の実行手段が前記暫定処理を実行しなかった場合には、前記複合装置を前記稼働状態としないよう制御することを特徴とする請求項7に記載の複合装置。
  9. 複数の機器を搭載可能な複合装置であって、
    前記複合装置に搭載予定の機器された機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行する第1の実行手段と、
    前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照して、前記設定処理において発生したエラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された内容の前記暫定処理を実行する第2の実行手段と、
    前記暫定処理が正常に終了した場合に、前記複合装置を稼働状態とする状態管理手段と
    を有することを特徴とする複合装置。
  10. 前記複合装置の機能に対応して作成された第2の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記暫定処理を実行可能か否かを示す情報と、を対応付けた前記第2の対応テーブルを参照し、前記設定処理において発生したエラーの種類に基づいて、前記暫定処理を実行可能か否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記第2の実行手段は、前記判定手段により前記暫定処理を実行可能と判定された場合に、前記暫定処理を実行することを特徴とする請求項9に記載の複合装置。
  11. 複数の機器を搭載可能な複合装置の設定を管理する管理装置が実行する設定管理方法であって、
    前記複合装置において、前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行した際に発生したエラーの種類を前記複合装置から受信する受信ステップと、
    設定対象の前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照し、前記受信ステップにおいて受信した前記エラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する暫定処理決定ステップと、
    前記暫定処理決定ステップにおいて決定された前記暫定処理の内容を前記複合装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする設定管理方法。
  12. 複数の機能を搭載可能な複合装置が実行する設定管理方法であって、
    前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行する第1の実行ステップと、
    前記設定処理においてエラーが発生した場合に、発生したエラーの種類を管理装置に送信する送信ステップと、
    前記管理装置から前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容を受信した場合に、受信した前記暫定処理を実行する第2の実行ステップと、
    前記暫定処理が正常に終了した場合に、前記複合装置を稼働状態とする状態管理ステップと
    を含むことを特徴とする設定管理方法。
  13. 複数の機器を搭載可能な複合装置が実行する設定管理方法であって、
    前記複合装置に搭載予定の機器された機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行する第1の実行ステップと、
    前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照して、前記設定処理において発生したエラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された内容の前記暫定処理を実行する第2の実行ステップと、
    前記暫定処理が正常に終了した場合に、前記複合装置を稼働状態とする状態管理ステップと
    を含むことを特徴とする設定管理方法。
  14. 複数の機器を搭載可能な複合装置の設定を管理する管理装置のコンピュータを、
    前記複合装置において、前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行した際に発生したエラーの種類を前記複合装置から受信する受信手段と、
    設定対象の前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照し、前記受信手段が受信した前記エラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する暫定処理決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記暫定処理の内容を前記複合装置に送信する送信手段と
    して機能させるためのプログラム。
  15. 複数の機能を搭載可能な複合装置のコンピュータを、
    前記複合装置に搭載予定の機器を利用した機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行する第1の実行手段と、
    前記設定処理においてエラーが発生した場合に、発生したエラーの種類を管理装置に送信する送信手段と、
    前記管理装置から前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容を受信した場合に、受信した前記暫定処理を実行する第2の実行手段と、
    前記暫定処理が正常に終了した場合に、前記複合装置を稼働状態とする状態管理手段と
    して機能させるためのプログラム。
  16. 複数の機器を搭載可能な複合装置のコンピュータを、
    前記複合装置に搭載予定の機器された機能を含む前記複合装置の機能の設定処理を実行する第1の実行手段と、
    前記複合装置の機能に対応して作成された第1の対応テーブルで、前記複合装置のエラーの種類と、前記エラーを回避した設定処理である暫定処理の内容と、を対応付けた前記第1のテーブルを参照して、前記設定処理において発生したエラーの種類に基づいて、前記暫定処理の内容を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された内容の前記暫定処理を実行する第2の実行手段と、
    前記暫定処理が正常に終了した場合に、前記複合装置を稼働状態とする状態管理手段と
    して機能させるためのプログラム。
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