JP2018195357A - メモリ装置およびセンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先行技術文献においては、モニタセルの閾値電圧とメインセルの閾値電圧との相対的な大小関係が考慮されていない。したがって、メインセルのデータを正しく読み出すために、未だ改善の余地がある。
【解決手段】複数のメモリセルを各々有するメインメモリおよびモニタメモリを備え、通常時におけるメインメモリの読出し閾値電圧である第1の閾値電圧よりも高い第2の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第1基準を満たさなかった場合に、第1の閾値電圧よりも低い第3の閾値電圧でメインメモリの複数のメモリセルを読み出すメモリ装置を提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、メモリ装置およびセンサ装置に関する。
モニタセル(ダミーセルともいう)のデータを読出し、モニタセルの閾値電圧の変化に応じて、メインセルのデータを読み出すことが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。また、モニタセルを用いず、メインセルのデータを読み出すことも知られている(例えば、特許文献3参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2009−140564号公報
[特許文献2] 特開2006−114078号公報
[特許文献3] 特開2006−147073号公報
これらの先行技術文献においては、モニタセルの閾値電圧とメインセルの閾値電圧との相対的な大小関係が考慮されていない。したがって、メインセルのデータを正しく読み出すために、未だ改善の余地がある。
本発明の第1の態様においては、メモリ装置を提供する。メモリ装置は、複数のメモリセルを各々有するメインメモリおよびモニタメモリを備えてよい。メモリ装置は、第1の閾値電圧よりも高い第2の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第1基準を満たさなかった場合に、第1の閾値電圧よりも低い第3の閾値電圧でメインメモリの複数のメモリセルを読み出してよい。第1の閾値電圧は、通常時におけるメインメモリの読出し閾値電圧であってよい。
メインメモリおよびモニタメモリの複数のメモリセルは、同一のワード線に電気的に接続されてよい。
第2の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第1基準を満たさなかった場合とは、第2の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果、モニタメモリの複数のメモリセルの少なくとも1つにエラーが生じた場合であってよい。第1基準を満たさなかった場合、かつ、第2の閾値電圧よりも低い第4の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果、モニタメモリの複数のメモリセルの全てにエラーが生じない場合に、第3の閾値電圧でメインメモリの複数のメモリセルを読み出してよい。
メモリ装置は、第2の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出す前に、第1の閾値電圧でメインメモリの前記複数のメモリセルを読み出してよい。
メモリ装置は、第3の閾値電圧でメインメモリの複数のメモリセルを読み出した結果に基づいて、メインメモリの複数のメモリセルをリフレッシュしてよい。
メモリ装置は、第2の閾値電圧よりも低い第4の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果に基づいて、モニタメモリの複数のメモリセルをリフレッシュしてよい。
第2の閾値電圧よりも低い第4の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第2基準を満たさなかった場合に、メモリ装置は、メインメモリの複数のメモリセルのデータ保持特性が異常であることを示すフラグを立ててよい。
第4の閾値電圧は、記第1の閾値電圧以上であってよい。
第2の閾値電圧でモニタメモリの複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第1基準を満たす場合に、メモリ装置は、メインメモリおよびモニタメモリをリフレシュしなくてよい。
メインメモリの複数のメモリセルにデータを書き込んだ直後において、メインメモリの複数のメモリセルは、異なるデータ値を示す第1の閾値電圧分布と第2の閾値電圧分布とを有してよい。第3の閾値電圧よりも高い第1の閾値電圧は、第1の閾値電圧分布の平均値と第2の閾値電圧分布の平均値との中間の閾値電圧以上、第1の閾値電圧分布における最小の閾値電圧以下の電圧であってよい。
メモリ装置は、第1、第2および第3のワード線と、複数のデータ線とを有してよい。第1、第2および第3のワード線は、隣接して設けられてよい。複数のデータ線は、第1、第2および第3のワード線の各々と交差してよい。モニタメモリは、複数のメモリセルと、複数の第1追加メモリセルと、複数の第2追加メモリセルとを含んでよい。複数のメモリセルは、第1のワード線に各々電気的に接続されてよい。複数の第1追加メモリセルは、第2のワード線に各々電気的に接続されてよい。第2のワード線は、第1のワード線に隣接してよい。第2のワード線は、第1のワード線とは異なってよい。複数の第2追加メモリセルは、第3のワード線に各々電気的に接続されてよい。第3のワード線は、第2のワード線に隣接してよい。第3のワード線は、第1のワード線および第2のワード線とは異なってよい。複数のメモリセルは、異なるデータ値が第1のパターンでデータが書き込まれた繰り返し領域を含んでよい。複数の第1追加メモリセルは、第1のパターンとは異なる第2のパターンでデータが書き込まれた繰り返し領域を含んでよい。複数の第2追加メモリセルは、第1のパターンでデータが書き込まれた繰り返し領域を含んでよい。
本発明の第2の態様においては、センサ装置を提供する。センサ装置は、圧力センサ部と、トリミング回路と、メモリ装置とを備えてよい。トリミング回路は、圧力センサ部への印加電流を調整してよい。メモリ装置は、トリミング回路へ供給するトリミングデータを保存してよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
第1実施形態におけるメモリ装置100の回路構成を示す図である。 メインメモリ20およびモニタメモリ30を示す図である。 第1の閾値電圧(SA0)、第2の閾値電圧(SA1)、第3の閾値電圧(SA2)および第4の閾値電圧(SA3)を説明する図である。 メモリ装置100におけるデータのリフレッシュを説明するフロー図である。 第1の閾値電圧(SA0)を説明する図である。 第1変形例におけるモニタメモリ30のデータパターンを説明する図である。 第2実施形態におけるセンサ装置200の回路構成を示す図である。 トリミング回路110の概要を説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施形態におけるメモリ装置100の回路構成を示す図である。本例のメモリ装置100は、メモリセルアレイ10、ワード線制御部40、データ線制御部50、制御部60、データ入出力バッファ70およびデータ入出力端子80を備える。
本例のメモリセルアレイ10は、複数のメモリセル12と、複数のワード線14と、複数のデータ線16とを含む。本例において、複数のワード線14は行方向に延伸し、複数のデータ線16は列方向に延伸する。1つのメモリセル12は、1つのワード線14と1つのデータ線16との交点近傍に設けられてよい。
本例のメモリ装置100は、フラッシュメモリ(Flash Memory)装置である。また、本例のメモリセルアレイ10はNAND型である。ただし、他の例においてメモリセルアレイ10はNOR型であってもよい。また、メモリセルアレイ10は、EPROMまたはEEPROMであってもよい。
本例のメモリセルアレイ10は、ソースが接地されたグランド(GND)選択用のトランジスタと、ドレインがデータ線16に電気的に接続されたビット線選択用のトランジスタとを含んでよい。例えば、データ線16と平行な方向(列方向)において、グランド選択用のトランジスタとビット線選択用のトランジスタとの間には、8個、16個または32個のメモリセル12が設けられる。
メモリセルアレイ10は、メインメモリ20およびモニタメモリ30を含む。メインメモリ20およびモニタメモリ30は、NAND型の構造を有してよい。本例のメインメモリ20およびモニタメモリ30は、各々複数のメモリセル12を有する。メモリセル12には、情報が記録されてよい。情報は、メモリセル12の浮遊ゲートにおける電子の有無に対応するテータ値であってよい。当該情報は、例えば、浮遊ゲートに電子が注入された状態に対応するデータ値「0」の情報と、浮遊ゲートから電子が放出された状態に対応するデータ値「1」の情報とを含む。
メモリセル12は、フラッシュメモリの構造を有してよい。具体的には、メモリセル12は、半導体基板中に設けられたソースおよびドレインと、ソースおよびドレイン間のチャネル領域と、半導体基板上に設けられたトンネル酸化膜と、トンネル酸化膜上の浮遊ゲートと、浮遊ゲート上の絶縁膜と、当該絶縁膜上の制御ゲートとを含んでよい。
メモリ装置100は、ワード線14およびデータ線16を用いて、メモリセル12にデータを書き込むことができ、メモリセル12からデータを読み出すことができる。例えば、メモリセル12にデータ値「0」を書き込む場合、トンネル酸化膜を通って半導体基板から浮遊ゲートへ電子が注入される。これに対して、メモリセル12からデータ値「1」を書き込む場合、トンネル酸化膜を通って浮遊ゲートから半導体基板に電子が放出される。浮遊ゲートから半導体基板に電子が放出されることを、データを消去すると表現してもよい。
メモリセル12からデータを読み出す場合、ワード線14を介して制御ゲートに所定の閾値電圧Vthを印加してよい。制御ゲートに所定の閾値電圧Vthを印加した場合に、浮遊ゲートに電子が注入されていない(即ち、データ値が「1」である)メモリセル12ではソース‐ドレイン間電流Idsが流れる。これに対して、制御ゲートに所定の閾値電圧Vthを印加した場合に、浮遊ゲートに電子が注入された(即ち、データ値が「0」である)メモリセル12ではソース‐ドレイン間電流Idsが流れない。各メモリセル12における電流Idsの有無は、データ線16を介して検出することができる。
メモリセル12の浮遊ゲートに蓄積された電子は、制御ゲートからの電界を弱める作用を有し得る。それゆえ、浮遊ゲートに電子が注入された(即ち、データ値が「0」である)メモリセル12においてIdsが流れる閾値電圧Vth0は、浮遊ゲートに電子が注入されていない(即ち、データ値が「1」である)メモリセル12においてIdsが流れる閾値電圧Vth1よりも高くてよい。データ値「1」を読み出す場合の閾値電圧Vthは、閾値電圧Vth1よりも高く閾値電圧Vth0よりも低くてよい。これに対して、閾値電圧VthにおいてIdsが流れないメモリセル12は、データ値「0」を有すると見なしてよい。
本例のワード線制御部40は、ワード線14に電気的に接続される。ワード線制御部40は、ワード線14に選択的に電圧を印加することにより、制御するワード線14を選択してよい。ワード線制御部40は、メモリセル12へのデータの書き込み、メモリセル12からのデータの読出し、および、メモリセル12におけるデータの消去を制御してよい。
本例のデータ線制御部50は、データ線16に電気的に接続される。データ線制御部50は、選択的にデータ線16に対して所定の電圧を印加することにより、制御するデータ線16を選択してよい。データ線制御部50は、メモリセル12へのデータの書き込み制御、および、メモリセル12からのデータの読出しを行ってよい。
データ線制御部50は、1つのデータ線16に対して1つのセンスアンプを有してよい。センスアンプは、メモリセル12から読み出されたデータの電圧信号を増幅し、当該データを一時的に保持してよい。データ線制御部50は、データ入出力バッファ70を介して各メモリセル12から読み出したデータをデータ入出力端子80に出力してよい。データ入出力端子80は、当該データをホスト90に出力してよい。ホスト90は、例えばPC(Personal Computer)である。
ホスト90は、メモリ装置100の外に位置してよい。ホスト90は、メモリ装置100に対して、データの書き込み、読出し、および消去の対象となるメモリセル12のアドレスを指定してよい。また、ホスト90は、データ入出力端子80およびデータ入出力バッファ70を介して、動作コマンドを制御部60に入力してよい。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)およびROM(Read Only Memory)等を有してよい。制御部60は、ホスト90からの動作コマンドをデコードしてよい。制御部60は、デコードした動作コマンドに基づいて、ワード線制御部40およびデータ線制御部50を制御してよい。制御部60がデコードした動作コマンドは、ワード線制御部40およびデータ線制御部50に対して、メモリセル12へのデータの書き込み、メモリセル12からのデータの読出し、および、メモリセル12におけるデータの消去を実行させてよい。制御部60のCPUは、例えば、ワード線制御部40がワード線14に供給する電圧値を制御し、データ線制御部50がデータ線16に供給する電圧値を制御する。また、制御部60は、メモリセル12から読み出したデータについて、後述の第1および第2基準を満たすか否か判断してよい。
メモリ装置100は、ECC(Error Correction Code)訂正部を有してもよい。ECC訂正部は、メモリセル12から読み出したデータを記録または伝送するときに発生した誤りを検出および訂正してよい。
図2は、メインメモリ20およびモニタメモリ30を示す図である。図2においては、隣接して設けられた3個のワード線14(W0、W1およびW2)を示す。なお、メモリセルアレイ10が4個以上のワード線14を有してよいのは勿論である。W0、W1およびW2は、それぞれ第1、第2および第3のワード線14の一例である。本例において、W1は、W0に隣接しW0とは異なるワード線14である。また、W2は、W1に隣接し、W0およびW1とは異なるワード線14である。
本例の複数のデータ線16は、W0、W1およびW2の各々と交差する。本例のメインメモリ20は128個のデータ線16(D0、D1…D127)を有し、モニタメモリ30は24個のデータ線16(MD0、MD1…MD23)を有する。メインメモリ20とモニタメモリ30とは、接続されるデータ線16により区別してよい。
メインメモリ20のメモリセル12とモニタメモリ30のメモリセル12とは、同一のワード線14に電気的に接続されてよい。本例では、メインメモリ20における128個のメモリセル12とモニタメモリ30の24個のメモリセル12とが、各々W0に電気的に接続する。なお、本例において、メモリセル12がワード線14に電気的に接続するとは、メモリセル12の制御ゲートがワード線14に電気的に接続することを意味する。
同様に、メインメモリ20における128個のメモリセル12とモニタメモリ30の24個のメモリセル12とが、各々W1に電気的に接続する。W1に電気的に接続するモニタメモリ30のメモリセル12は、複数の第1追加メモリセルの一例である。また、メインメモリ20における128個のメモリセル12とモニタメモリ30の24個のメモリセル12とが、各々W2に電気的に接続する。W2に電気的に接続するモニタメモリ30のメモリセル12は、複数の第2追加メモリセルの一例である。
本例においては、ワード線14がメインメモリ20およびモニタメモリ30において共通である。それゆえ、メインメモリ20およびモニタメモリ30にはワード線制御部40から共通の電圧が印加される。このように、メインメモリ20およびモニタメモリ30は、同じ駆動状態を経験してよい(つまり、書き込み頻度が同程度であってよい)。異なるワード線に接続される場合に比べて同一のワード線14に接続される方が、メインメモリ20およびモニタメモリ30のメモリセル12は、劣化の傾向がより類似し得る。本例では、同一のワード線14に接続されたメインメモリ20およびモニタメモリ30のメモリセル12を読み出すことによって、メインメモリ20のモニタメモリ30の閾値電圧の変化(即ち、データの劣化具合)をより正確に判定することができる。
なお、他の例においては、メインメモリ20におけるデータの書き込みおよび消去の単位であるブロックまたはページにつき、モニタメモリ30のメモリセル12を少なくとも一つ設けてもよい。モニタメモリ30における少なくとも一つのメモリセル12は、メインメモリ20におけるいずれかのワード線14に電気的に接続してよい。
図3は、第1の閾値電圧(SA0)、第2の閾値電圧(SA1)、第3の閾値電圧(SA2)および第4の閾値電圧(SA3)を説明する図である。本例においては、第1の閾値電圧(SA0)〜第4の閾値電圧(SA3)をメモリセルアレイ10に保持されていたデータをリフレッシュするために用いる。
図3の(a)は、メインメモリ20におけるメモリセル12の閾値電圧分布を示す。図3の(a)において、横軸は閾値電圧を示し、縦軸は度数を示す。なお、度数は、同じ閾値電圧を有するメモリセル12の数である。これに対して、図3の(b)は、モニタメモリ30におけるメモリセル12の閾値電圧分布を示す。図3の(b)において、横軸および縦軸は図3の(a)と同じである。
メモリセル12にデータを書き込んだ直後の閾値電圧分布と、メモリセル12にデータを書き込んだ後に所定時間が経過したときにおける閾値電圧分布とは異なる。書き込み直後における閾値電圧分布は、例えば、比較的シャープな分布である。これに対して、所定時間が経過後における閾値電圧分布は、例えば、書き込み直後における閾値電圧分布に比べて平均値の度数が低い、比較的フラットな分布である。
書き込み直後における図3の(a)および(b)を比較すると、図3の(a)の方が平均値(μ)の度数が高く、かつ、標準偏差(σ)も大きい。これは、本例においてメインメモリ20におけるメモリセル12の数が、モニタメモリ30におけるメモリセル12の数よりも十分に多いことに起因すると考えてよい。
メモリセル12にデータを書き込んでから時間が経過すると共に、メモリセル12の浮遊ゲートからトンネル酸化膜を通って半導体基板へ電子が抜ける。電子の抜けは、複数のメモリセル12においてランダムに、かつ、不可避的に生じ得る。経過時間が長いほどより多くの電子が抜ける。それゆえ、メモリセル12のデータは定期的にリフレッシュする必要がある。なお、本例において、データのリフレッシュとは、メモリセルアレイ10に記録されていたデータをメモリセル12に再書込みすることをいう。
浮遊ゲートからの電子の抜けに起因して、メモリセル12の閾値電圧分布が変化し得る。具体的には、メモリセル12の閾値電圧分布が中性閾値電圧に向かって移動する。例えば、閾値電圧分布は、0.5[V]から1[V]程度中性閾値電圧に向かって移動する。図3の(a)および(b)に示す様に、所定時間が経過した後における閾値電圧分布は、書き込み直後に比べて、平均値の度数は小さくなり、標準偏差は大きくなる。
メインメモリ20およびモニタメモリ30において、閾値分布の移動の程度は同じであってよい。本例のメインメモリ20およびモニタメモリ30においては、書き込み直後の閾値分布の平均値は互いに一致し、所定時間経過後の閾値分布の平均値も互いに一致する。なお、所定時間経過後の閾値分布の移動の程度は、書き込みおよび消去の回数、ならびに、トンネル酸化膜の劣化等にも起因し得る。
第1の閾値電圧(SA0)は、通常時におけるメインメモリ20のメモリセル12の読出し閾値電圧である。通常時におけるメインメモリ20のメモリセル12の読出し閾値電圧とは、データの書き込み直後から閾値電圧分布が変化しないことを前提とした場合のメモリセル12の読出し閾値電圧であってよい。第1の閾値電圧(SA0)は、例えば、データの書き込み直後におけるメインメモリ20の全てのメモリセル12の閾値電圧分布よりも小さく、かつ、所定時間が経過した後におけるメインメモリ20のいずれかのメモリセル12の閾値電圧分布よりも大きい電圧値を有する。
第2の閾値電圧(SA1)は、モニタメモリ30における複数のメモリセル12を読み出すための閾値電圧である。第2の閾値電圧(SA1)は、第1の閾値電圧(SA0)よりも高い閾値電圧である。つまり、第2の閾値電圧(SA1)は、第1の閾値電圧(SA0)に比べてデータ保持時間が短い場合におけるメモリセル12の読出し条件でもある。
第3の閾値電圧(SA2)は、メインメモリ20における複数のメモリセル12を読み出すための閾値電圧である。第3の閾値電圧(SA2)は、第1の閾値電圧(SA0)よりも低い閾値電圧である。つまり、第3の閾値電圧(SA2)は、第1の閾値電圧(SA0)に比べてデータ保持時間が長い場合におけるメモリセル12の読出し条件でもある。
本例においては、第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果が予め定められた第1基準を満たさなかった場合に、第3の閾値電圧(SA2)でメインメモリ20の複数のメモリセル12を読み出す。本例において、第1基準を満たすとは、第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果、モニタメモリ30の全てのメモリセル12においてデータ値の変化がないことを意味する。それゆえ、第1基準を満たさなかった場合とは、第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果、モニタメモリ30の複数のメモリセル12の少なくとも1つにエラーが生じた(即ち、データ値の変化が生じた)場合である。少なくとも1つのメモリセル12にエラーが生じた場合に第1基準を満たさないと規定することで、複数のメモリセル12にエラーが生じた場合に基準を満たさないと既定する場合に比べて、エラー検出感度を高くすることができる。
図3の(b)に示す様に、第2の閾値電圧(SA1)よりも高い閾値電圧を有するメモリセル12はデータ値が「0」であり、第2の閾値電圧(SA1)よりも低い閾値電圧を有するメモリセル12はデータ値が「1」である。このように、本例のモニタメモリ30においては、第2の閾値電圧(SA1)メモリセル12で読み出した結果、エラーが生じている。
上述のように、メインメモリ20とモニタメモリ30とで閾値電圧分布が異なる。本例においては、メインメモリ20およびモニタメモリ30の閾値電圧分布を考慮して、第1の閾値電圧(SA0)よりも高い第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30を読み出す。このように本例では、メインメモリ20およびモニタメモリ30の両方の閾値電圧分布の変化に応じて適切にデータを読み出すことができる。
なお、仮に、第2の閾値電圧(SA1)によりモニタメモリ30を読出して、その結果、第2の閾値電圧(SA1)よりも低い参照閾値電圧(SAref)によりモニタメモリ30を読出すことが適切であると分かった場合であっても、参照閾値電圧(SAref)によりメインメモリ20を読出すことは適切ではない。このように、メインメモリ20とモニタメモリ30との閾値電圧は、常に同じ値とすることは望ましくない。
第4の閾値電圧(SA3)は、モニタメモリ30における複数のメモリセル12を読み出すための閾値電圧である。第4の閾値電圧(SA3)は、第2の閾値電圧(SA1)よりも低い閾値電圧である。第4の閾値電圧(SA3)は、第2の閾値電圧(SA1)に比べてデータ保持時間が長く、かつ、第3の閾値電圧(SA2)に比べてデータ保持時間が短い場合におけるメモリセル12の読出し条件でもある。
第4の閾値電圧(SA3)は第1の閾値電圧(SA0)以上であってよい。即ち、第4の閾値電圧(SA3)は、第1の閾値電圧(SA0)に比べてデータ保持時間が短い場合におけるメモリセル12の読出し条件であってよい。この場合に、モニタメモリ30をメインメモリ20に比べてより厳しい条件で読み出すことができるので、SA3=SA0である場合に比べてモニタメモリ30のエラー検出感度を向上させることができる。なお、本例の第4の閾値電圧(SA3)は、第1の閾値電圧(SA0)と同じ電圧値である。
本例においては、第1基準を満たさなかった場合、かつ、第2基準を満たす場合に、第3の閾値電圧(SA2)でメインメモリ20の複数のメモリセル12を読み出す。本例において、第2基準を満たすとは、第4の閾値電圧(SA3)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果、モニタメモリ30の複数のメモリセル12の全てにデータ値の変化が生じない(即ち、エラーが生じない)ことを意味する。これにより、メインメモリ20のデータを適切に読み出すことができる。
SA0〜SA3の具体的な一例について説明する。例えば、メモリセル12において、浮遊ゲートに電子が注入されていない状態で制御ゲートに電圧3.3Vを印加した場合に、5μAのソース‐ドレイン間電流Idsが流れるとする。この場合に、メインメモリ20の各メモリセル12に電子が僅かながら残っているか否かを判定するべく、SA2は3.8V(=3.3V+0.5V)であってよい。また、メインメモリ20の各メモリセル12に電子が十分に残っているか否かを判定するべく、SA0は4.3V(=3.3V+0.5V+0.5V)であってよい。
モニタメモリ30に対して用いるSA3およびSA1は、メインメモリ20の閾値電圧のばらつきを考慮して定めてよい。例えば、メインメモリ20のメモリセル12にデータを書き込んだ後にメモリセルアレイ10を高温環境に放置することにより所定時間の加速試験を行った結果、メインメモリ20の度数は、平均値から±0.6Vのばらつき範囲内に収まったとする(なお、ばらつき範囲は、メモリサイズおよび仕様等により異なってよく、0.6Vに限定されるものではない。)。この場合、SA3は、4.4V(=SA2+0.6V)であってよく、SA1は、4.9V(=SA3+0.5V)であってよい。
図4は、メモリ装置100におけるデータのリフレッシュを説明するフロー図である。本例においては、まず、段階S10において、データ線制御部50が、第1の閾値電圧(SA0)でメインメモリ20の複数のメモリセル12を読み出す。
その後、段階S20において、データ線制御部50が、第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出す。つまり、本例においては、第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出す前に、第1の閾値電圧(SA0)でメインメモリ20の複数のメモリセル12を読み出す。
その後、段階S30において、制御部60が、モニタメモリ30のデータが第1基準を満たすか否かを判断する。第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果が予め定められた第1基準を満たす場合、即ち、モニタメモリ30の全てのメモリセル12においてデータ値の変化がない場合に(段階S30においてYES)、制御部60はメインメモリ20およびモニタメモリ30をリフレシュしない。データのリフレッシュは、予め定められた時間間隔で行ってよく、段階S30においてYESの場合、次のリフレッシュタイミングが来るまで、メモリセルアレイ10のデータはリフレッシュされなくてよい。
これに対して、第2の閾値電圧(SA1)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果が予め定められた第1基準を満たさない場合(段階S30においてNO)、制御部60は、第4の閾値電圧(SA3)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出す(段階S40)。
その後、段階S50において、制御部60は、モニタメモリ30のデータが第2基準を満たすか否かを判断する。第4の閾値電圧(SA3)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果が予め定められた第2基準を満たす場合、即ち、モニタメモリ30の全てのメモリセル12においてデータ値の変化がない場合に(段階S50においてYES)、制御部60は、第3の閾値電圧(SA2)でメインメモリ20の複数のメモリセル12を読み出す(段階S60)。そして、第3の閾値電圧(SA2)で読み出した結果に基づいて、制御部60は、ワード線制御部40およびデータ線制御部50を用いて、メインメモリ20の複数のメモリセル12をリフレッシュする(段階S70)。
これに対して、第4の閾値電圧(SA3)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果が予め定められた第2基準を満たさなかった場合に、即ち、モニタメモリ30の少なくとも1つメモリセル12においてデータ値の変化がある場合に(段階S50においてNO)、制御部60はメインメモリ20の複数のメモリセル12のデータ保持特性が異常であることを示すフラグを立てる(段階S90)。メインメモリ20とモニタメモリ30との閾値電圧の経時変化特性は相関性を有するので、モニタメモリ30のデータ保持特性に基づいて、メインメモリ20の劣化が激しいことを推定することができる。なお、フラグ用のデータは、制御部60内のROMに記録されてよい。
段階S70においてメインメモリ20をリフレッシュした後、第4の閾値電圧(SA3)でモニタメモリ30の複数のメモリセル12を読み出した結果に基づいて、制御部60は、ワード線制御部40およびデータ線制御部50を用いて、モニタメモリ30の複数のメモリセル12をリフレッシュする(段階S80)。
図5は、第1の閾値電圧(SA0)を説明する図である。横軸はメインメモリ20の閾値電圧であり、縦軸はメインメモリ20の度数である。閾値電圧分布Aおよびaは、データ値「0」を有するメモリセル12の閾値電圧分布である。閾値電圧分布Aは、メインメモリ20に複数のメモリセル12にデータを書き込んだ直後におけるメモリセル12の閾値電圧分布である。また、閾値電圧分布aは、メモリセル12にデータを書き込んだ後に所定時間が経過したときにおける閾値電圧分布である。閾値電圧分布Aは、第1の閾値電圧分布の一例である。閾値電圧分布Aおよびaの閾値電圧は、中性閾値電圧よりも高い。
閾値電圧分布Bおよびbは、データ値「1」を有するメモリセル12の閾値電圧分布である。閾値電圧分布Bは、メインメモリ20に複数のメモリセル12にデータを書き込んだ直後におけるメモリセル12の閾値電圧分布である。また、閾値電圧分布bは、メモリセル12にデータを書き込んだ後に所定時間が経過したときにおける閾値電圧分布である。閾値電圧分布Bは、第2の閾値電圧分布の一例である。閾値電圧分布Bおよびbの閾値電圧は、中性閾値電圧よりも低い。
本例において、第1の閾値電圧(SA0)は、閾値電圧分布Aの平均値(μ)と閾値電圧分布Bの平均値(μ)との中間の閾値電圧以上、閾値電圧分布Aにおける最小の閾値電圧(VAmin)以下の電圧であってよい。なお、本例において、μおよびμの中間の閾値電圧は、中性閾値電圧である。
本例の第1の閾値電圧(SA0)は、中性閾値電以上VAmin以下の範囲に位置する閾値電圧分布aの閾値電圧の範囲である。より具体的には、本例の第1の閾値電圧(SA0)は、閾値電圧分布aの最小の閾値電圧(Vamin)以上、閾値電圧分布aの平均値(μ)以下の範囲である。
仮に、図4の段階S10において、第1の閾値電圧(SA0)よりも小さな第3の閾値電圧(SA2)でメインメモリ20のメモリセル12を読み出す場合、隣接する閾値電圧分布を誤って読み出す可能性がある。例えば、段階S10において、閾値電圧分布a(データ値「0」)のメモリセル12を第3の閾値電圧(SA2)で読み出そうとする場合、図6において隣接する閾値電圧分布b(データ値「1」)のメモリセル12を誤って読み出す可能性がある。本例においては、例えば、第3の閾値電圧(SA2)を中性閾値電圧よりも高くすることにより、このような誤った読出しを防ぐことができる。
なお、本例はデータ値「0」および「1」の場合であるが、他の例においては、メモリセル12にデータ値を多値レベルで保持する場合にも本例を適用してもよい。例えば、第1の閾値電圧(SA0)を、「1/3」、「2/3」および「3/3」を示す複数の閾値電圧分布の中間の閾値電圧とする。多値レベルの例においては、例えば、第3の閾値電圧(SA2)を隣接する閾値電圧分布の平均値の中間とすることにより、このような誤った読出しを防ぐことができる。
図6は、第1変形例におけるモニタメモリ30のデータパターンを説明する図である。例えば、W0行とMD0列との交点のデータ値が、対応するメモリセル12が有するデータ値である。本例のモニタメモリ30の複数のメモリセル12は、繰り返し領域32と、データ値0の領域34と、データ値1の領域36とを有する。
繰り返し領域32においては、データ値0および1がワード線14の延伸方向において交互に繰り返される。データ値0の領域34においては、全てのメモリセル12のデータ値が0である。データ値1の領域36においては、全てのメモリセル12のデータ値が1である。
繰り返し領域32においては、異なるデータ値が第1のパターンでデータが書き込まれる。本例において、W0に電気的に接続された8個のメモリセル12(MD0…MD7)は、ワード線14の延伸方向においてデータ値0および1が第1パターン{0,1,0,1,0,1,0,1}で書き込まれている。
また、W1に電気的に接続された8個のメモリセル12(MD0…MD7)は、ワード線14の延伸方向において、データ値0および1が第1のパターンとは異なる第2パターン{1,0,1,0,1,0,1,0}で書き込まれている。W1に電気的に接続された8個のメモリセル12は、第1追加メモリセルの一例である。
W2に電気的に接続された8個のメモリセル12(MD0…MD7)は、データ値0および1が第1パターン{0,1,0,1,0,1,0,1}で書き込まれている。W2に電気的に接続された8個のメモリセル12は、第2追加メモリセルの一例である。
このように、本例の繰り返し領域32においては、マトリックス状に配置されたメモリセル12に、データ値お0よび1をいわゆるチェッカー模様に配置する。これにより、データの読出し時および書き込み時のデータパターン依存性を検出することができる。
メモリセルアレイ10中の回路構成およびレイアウトにも依るが、一般的に、隣り合うメモリセル12が、同じデータ値(即ち、電荷状態またはビット値)である場合よりも異なるデータ値である方が、メモリセル12間における電子のリークが発生しやすい。例えば、電子が注入されている浮遊ゲートから電子が注入されていない浮遊ゲートへ、電子のリークが発生し得る。それゆえ、繰り返し領域32においては、データ値がより劣化しやすくなる可能性がある。
このように、モニタメモリ30においてメモリセル12間の干渉が生じやすい構成とすることにより、モニタメモリ30における所定時間経過後の閾値電圧分布の移動幅(例えば、閾値電圧の平均値の変化量)をメインメモリ20に比べて大きくすることができる。それゆえ、モニタメモリ30のデータ値を判定することにより、メインメモリ20をリフレッシュすべきか否か等の決定をより余裕をもって行うことができる。
さらに、本例では、モニタメモリ30に繰り返し領域32と、データ値0の領域34およびデータ値1の領域36とを設ける。繰り返し領域32と、データ値0の領域34およびデータ値1の領域36とにおいて、データ値の劣化状態を比較することにより、データ値の劣化がデータ値のパターンに起因しているのか否かを確認することができる。
図7は、第2実施形態におけるセンサ装置200の回路構成を示す図である。本例のセンサ装置200は、第1実施形態のメモリ装置100と、トリミング回路110と、圧力センサ部120とを備える。本例のメモリ装置100は、トリミング回路110へ供給するトリミングデータを保存する。本例のトリミング回路110は、メモリ装置100と圧力センサ部120とに電気的に接続する。本例のトリミング回路110は、メモリ装置100からのトリミングデータを受けて、圧力センサ部120への印加電流を調整する。
図8は、トリミング回路110の概要を説明する図である。本例のトリミング回路110は、電源部116と、複数の抵抗部112と、複数のスイッチ部114と、制御部119とを有する。複数の抵抗部112は、電源部116と圧力センサ部120への出力端118との間において直列に接続される。スイッチ部114は、各抵抗部112に対して各々並列に設けられる。本例のトリミング回路110においては、n個の抵抗部112とn個のスイッチ部114とが設けられる(なお、nは2以上の自然数)。
本例の制御部119は、メモリ装置100からトリミングデータを受けて、いずれのスイッチ部114をオン/オフするか決定する制御信号をスイッチ部114に出力する。スイッチ部114は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)およびIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等のトランジスタであってよい。
本例において、スイッチ部114がオン状態である場合のオン抵抗または導通抵抗は、抵抗部112の抵抗に比べて十分に小さい。また、抵抗部112の抵抗は、トリミング回路110の出力電流Iを適切に調整できる値であってよい。抵抗部112の抵抗値は、R1=R2=…=Rnであってよく、R1<R2<…<Rnであってもよい。抵抗部112の抵抗値は、仕様に従い適切に定めてよい。トリミング回路110は、どのスイッチ部114をオン状態とするか、または、何個のスイッチ部114をオン状態とするかに応じて、出力電流Iを適切に調整することができる。これにより、圧力センサ部120の感度、温度特性およびオフセット等を調整することができる。
一例において、センサ装置200は自動車のエンジン制御に用いられる。メモリ装置100からのトリミングデータが誤った場合、センサ装置200が適切に動作しない恐れがある。それゆえ、メモリ装置100のデータは、時間経過に伴い変化しないことが望ましい。メモリ装置100には、高い信頼性が求められる。本例においては、第1実施形態のメモリ装置100を用いることにより、トリミングデータを適切にリフレッシュして、メモリ装置100内のデータの信頼性を担保することができる。
なお、圧力センサ部120からのセンシングデータは、図1に記載したホスト90に送られてよい。ホスト90は、センシングデータに基づいて、メモリ装置100のメモリセルアレイ10におけるデータを適宜調整してよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・メモリセルアレイ、12・・メモリセル、14・・ワード線、16・・データ線、20・・メインメモリ、30・・モニタメモリ、32・・繰り返し領域、34・・データ値0の領域、36・・データ値1の領域、40・・ワード線制御部、50・・データ線制御部、60・・制御部、70・・データ入出力バッファ、80・・データ入出力端子、90・・ホスト、100・・メモリ装置、110・・トリミング回路、112・・抵抗部、114・・スイッチ部、116・・電源部、118・・出力端、119・・制御部、120・・圧力センサ部、200・・センサ装置

Claims (12)

  1. 複数のメモリセルを各々有するメインメモリおよびモニタメモリ
    を備え、
    通常時における前記メインメモリの読出し閾値電圧である第1の閾値電圧よりも高い第2の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第1基準を満たさなかった場合に、前記第1の閾値電圧よりも低い第3の閾値電圧で前記メインメモリの前記複数のメモリセルを読み出す
    メモリ装置。
  2. 前記メインメモリおよび前記モニタメモリの前記複数のメモリセルは、同一のワード線に電気的に接続される
    請求項1に記載のメモリ装置。
  3. 前記第2の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果が前記予め定められた第1基準を満たさなかった場合とは、前記第2の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果、前記モニタメモリの前記複数のメモリセルの少なくとも1つにエラーが生じた場合であり、
    第1基準を満たさなかった場合、かつ、前記第2の閾値電圧よりも低い第4の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果、前記モニタメモリの前記複数のメモリセルの全てにエラーが生じない場合に、前記第3の閾値電圧で前記メインメモリの前記複数のメモリセルを読み出す
    請求項1または2に記載のメモリ装置。
  4. 前記第2の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出す前に、前記第1の閾値電圧で前記メインメモリの前記複数のメモリセルを読み出す
    請求項1から3のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  5. 前記第3の閾値電圧で前記メインメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果に基づいて、前記メインメモリの前記複数のメモリセルをリフレッシュする
    請求項1から4のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  6. 前記第2の閾値電圧よりも低い第4の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果に基づいて、前記モニタメモリの前記複数のメモリセルをリフレッシュする
    請求項1から5のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  7. 前記第2の閾値電圧よりも低い第4の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果が予め定められた第2基準を満たさなかった場合に、前記メインメモリの前記複数のメモリセルのデータ保持特性が異常であることを示すフラグを立てる
    請求項1から6のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  8. 前記第4の閾値電圧は前記第1の閾値電圧以上である
    請求項6または7に記載のメモリ装置。
  9. 前記第2の閾値電圧で前記モニタメモリの前記複数のメモリセルを読み出した結果が前記予め定められた第1基準を満たす場合に、前記メインメモリおよび前記モニタメモリをリフレシュしない
    請求項1から8のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  10. 前記メインメモリの前記複数のメモリセルにデータを書き込んだ直後において、前記メインメモリの前記複数のメモリセルは、異なるデータ値を示す第1の閾値電圧分布と第2の閾値電圧分布とを有し、
    前記第3の閾値電圧よりも高い前記第1の閾値電圧は、前記第1の閾値電圧分布の平均値と前記第2の閾値電圧分布の平均値との中間の閾値電圧以上、前記第1の閾値電圧分布における最小の閾値電圧以下の電圧である
    請求項1から9のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  11. 隣接して設けられた第1、第2および第3のワード線と、
    前記第1、第2および第3のワード線の各々と交差する複数のデータ線と
    を有し、
    前記モニタメモリは、
    第1のワード線に各々電気的に接続された、前記複数のメモリセルと、
    前記第1のワード線に隣接し前記第1のワード線とは異なる第2のワード線に各々電気的に接続された、複数の第1追加メモリセルと、
    前記第2のワード線に隣接し前記第1のワード線および第2のワード線とは異なる第3のワード線に各々電気的に接続された、複数の第2追加メモリセルと
    を含み、
    前記複数のメモリセルは、異なるデータ値が第1のパターンでデータが書き込まれた繰り返し領域を含み、
    前記複数の第1追加メモリセルは、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンでデータが書き込まれた繰り返し領域を含み、
    前記複数の第2追加メモリセルは、前記第1のパターンでデータが書き込まれた繰り返し領域を含む
    請求項1から10のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  12. 圧力センサ部と、
    前記圧力センサ部への印加電流を調整するトリミング回路と、
    前記トリミング回路へ供給するトリミングデータを保存する、請求項1から11のいずれか一項に記載のメモリ装置と
    を備える
    センサ装置。
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