JP2018195302A - 仮想オブジェクトの表示システムを用いた顧客把握システム、顧客把握システムプログラム及び顧客把握方法 - Google Patents

仮想オブジェクトの表示システムを用いた顧客把握システム、顧客把握システムプログラム及び顧客把握方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想オブジェクトVが表示される表示システム100を用いてマーケティングを行うこと。
【解決手段】端末400の表示部460に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフト440が、端末400にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶部720と、アプリケーションソフト440が起動された場所を特定する特定部740と、を含む顧客把握システムを提供する。
【選択図】図4

Description

本発明は、仮想オブジェクトの表示システムを用いた顧客把握システム、顧客把握システムプログラム及び顧客把握方法に関する。
近年、表示画面に表示された実空間に対して、仮想オブジェクトを表示する拡張現実(AR:Augmented Reality)に関する技術が注目されている。
仮想オブジェクトは、一般的には、スマートフォン等の携帯電話、タブレット等の通信端末、ヘッドマウントディスプレイ、眼鏡型端末等のウェアラブル端末等の表示画面に表示される。
特許文献1に係る発明は、表示装置は、撮像した画像に情報を付加して表示する表示装置であり、対象空間の画像を撮像する撮像部と、撮像した画像から、対象空間内の、例えば、建築物等の構造物の立体形状を判別する判別部と、判別された立体形状に基づいて、構造物の特定の箇所に対応する画像中の領域に情報を付加して表示する表示処理部とを備えるものである。
特許文献2に係る発明は、建物の建築予定場所を含む風景を撮影するための撮影手段と、建築を検討中の建物の三次元コンピュータグラフィックスからなる建物画像を撮影手段が撮影した風景画像に合成する合成処理を行う情報処理手段と、情報処理手段が合成した合成画像を表示するための表示手段とを備えた拡張現実型建物シミュレーション装置である。
特開2013−214913号公報 特開2014−115957号公報
特許文献1に係る発明は、建築物等の構造物の立体形状を判別し、表示処理部によって画像中の領域に仮想オブジェクトの情報を表示させることができる。
しかしながら、表示画面に仮想オブジェクトを表示させるのみであり、表示画面に表示される構造物と共に仮想オブジェクトの向き・大きさは変化しない。
また、特許文献2に係る発明は、具体的にどのように仮想オブジェクトを風景画像に表示させるか不明である。
また、特許文献1及び特許文献2には、マーケティングに関する記載はない。
本発明の目的は、端末に表示される構造物等と仮想オブジェクトの相対位置を略同一として、端末に表示される仮想オブジェクトの表示を変化させることである。
本発明の他の目的は、仮想オブジェクトが表示される表示システムを用いて顧客を把握することである。
本発明の他の目的は、仮想オブジェクトが表示される表示システムを用いてマーケティングを行うことである。
本発明の他の目的は、仮想オブジェクトが表示される表示システムを用いて効率よく広告を行うことである。
本発明の第1の局面に係る顧客把握システムは、撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムであって、
前記顧客把握システムのサーバは、
前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶部と、
前記アプリケーションソフトが起動された場所を特定する特定部と、を含む顧客把握システムである。
このような顧客把握システムの場合、端末の利用者は、仮想オブジェクトを端末に表示される実空間上に表示させて、家等の建築物を所定の土地に建てた様子を見ることができる。
建築物の仮想オブジェクトを端末に表示させる端末の利用者は、実際に家等の建築物を建てる可能性が高く、顧客把握システムの使用者の顧客となる可能性がある。
顧客把握システムの使用者は、顧客の地域性や顧客層、性別、当該システムへのアクセスの回数等、顧客情報を把握することができる。
そのため、顧客把握システムの使用者は、当該顧客情報に基づいて適切なマーケティングを行うことができる。
端末の利用者が仮想オブジェクトを表示させるためのアプリケーションソフトをダウンロード(インストール)する場合、又は、当該アプリケーションソフトを起動する場合に自己の個人情報を入力する。
個人情報の内容は特に限定されず、SNSのアカウントやWebサイトのアカウントであってもよい。
特定部は、端末の利用者によって登録された個人情報、アプリケーションソフトが起動されたときのログ等によって、端末の利用者の住所等の場所を特定する。
したがって、本発明に係る顧客把握システムの使用者は、顧客又は顧客となり得る人を把握することができる。
そのため、本発明に係る顧客把握システムの使用者は、顧客のニーズを知ることができ、またこれに付随して顧客管理も行うことができる。
本発明の第2の局面に係る顧客把握システムは、第1の局面に係る顧客把握システムであって、前記特定部によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供部を含む顧客把握システムである。
顧客把握システムの使用者は、どの地域に顧客となり得る端末の利用者がいるか把握することができ、端末の利用者のニーズにあった広告を端末の利用者に提供することができる。
本発明の第3の局面に係る顧客把握システムは、第1の局面又は第2の局面に係る顧客把握システムであって、前記記憶部に記憶されている個人情報が、前記アプリケーションがインストールされた前記端末の利用者の住まい、家族構成、住宅新築の予算又は建物の嗜好によって仕分けされる仕分け部を含む顧客把握システムである。
端末の利用者によって入力された個人情報を基に仕分け部が仕分けをする。これにより、各々のキーワードで仕分けがされ、顧客把握システムの使用者が、端末の利用者のニーズに合わせた広告を提供することができる。
なお、広告方法は、チラシの配布、ダイレクトメール等どのようなものであってもよい。
本発明の第4の局面に係る顧客把握システムは、撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムであって、
前記顧客把握システムのサーバは、
前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶部と、
前記アプリケーションソフトは、二次元バーコードが読み込まれることによりインストールされ、前記二次元バーコードによって前記アプリケーションソフトがインストールされた場所が特定される特定部と、を含む顧客把握システムである。
顧客把握システムの使用者は、チラシや看板に二次元バーコードを記載し、地域や場所ごとに異なる二次元バーコードとすることにより、アプリケーションソフトがダウンロード(インストール)された場所がわかる。
本発明の第5の局面に係る顧客把握システムは、第4の局面に係る顧客把握システムであって、前記特定部によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供部を含む顧客把握システムである。
特定部はアプリケーションソフトがダウンロードされた場所を特定し、顧客把握システムの使用者は、端末の利用者のニーズにあった広告を提供する。
本発明の第6の局面に係る顧客把握システムは、第4の局面又は第5の局面に係る顧客把握システムであって、前記記憶部に記憶されている個人情報が、前記アプリケーションがインストールされた前記端末の利用者の住まい、家族構成、住宅新築の予算又は建物の嗜好によって仕分けされる仕分け部を含む顧客把握システムである。
端末の利用者によって入力された個人情報を基に仕分け部が仕分けをする。これにより、各々のキーワードで仕分けがされ、顧客把握システムの使用者が、端末の利用者のニーズに合わせた広告を提供することができる。
本発明の第7の局面に係る顧客把握方法は、撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握方法であって、
前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールさせるインストール工程と、
前記インストール工程によって、インストールされたアプリケーションソフトを起動させるために、前記端末の利用者に対して個人情報を入力させる個人情報入力工程と、
前記アプリケーションソフトが起動された場所を特定する特定工程と、を含む顧客把握方法である。
端末の利用者が仮想オブジェクトを端末に表示される実空間上に重畳表示させるアプリケーションソフトをダウンロードすることにより、個人情報を入力したりSNSのアカウントを入力するため、顧客把握システムの使用者は、端末の利用者の個人情報やログによって、アプリケーションソフトが起動された場所を特定することができる。
本発明の第8の局面に係る顧客把握方法は、第7の局面に係る顧客把握方法であって、前記特定工程によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供工程を含む顧客把握方法である。
顧客把握システムの使用者は、当該アプリケーションソフトをダウンロードした又は起動させた端末の利用者を把握することができ、端末の利用者のニーズにあった広告を提供することができる。
本発明の第9の局面に係る顧客把握方法は、撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握方法であって、
前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールさせるインストール工程と、
前記インストール工程によって、インストールされたアプリケーションソフトを起動させるために、前記端末の利用者に対して個人情報を入力させる個人情報入力工程と、
前記アプリケーションソフトは、二次元バーコードが読み込まれることによりインストールされ、前記二次元バーコードによって前記アプリケーションソフトがインストールされた場所が特定される特定工程と、を含む顧客把握方法である。
二次元バーコードを地域や場所ごとに変更することにより、端末の利用者の場所を特定することができ、顧客把握システムの使用者は、どの地域や場所に家を新築したい人が多いか把握することができる。
本発明の第10の局面に係る顧客把握方法は、第9の局面に係る顧客把握方法であって、前記特定工程によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供工程を含む顧客把握方法である。
顧客把握システムの使用者は、端末の利用者のニーズに合った広告を提供することができる。
本発明の第11の局面に係る顧客把握システムのプログラムは、撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムのプログラムであって、
前記顧客把握システムのプログラムは、
前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶処理と、
前記アプリケーションソフトが起動された場所を特定する特定処理と、を含む顧客把握システムのプログラムである。
このような顧客把握システムのプログラムであっても第1の局面に係る顧客把握システムと同様の効果を奏する。
本発明の第12の局面に係る顧客把握システムのプログラムは、第11の局面に係る顧客把握システムのプログラムであって、前記特定処理によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供処理を含む顧客把握システムのプログラムである。
このような顧客把握システムのプログラムであっても第2の局面に係る顧客把握システムと同様の効果を奏する。
本発明の第13の局面に係る顧客把握システムのプログラムは、第11の局面又は第12の局面に係る顧客把握システムのプログラムであって、前記記憶処理に記憶されている個人情報が、前記アプリケーションがインストールされた前記端末の利用者の住まい、家族構成、住宅新築の予算又は建物の嗜好によって仕分けされる仕分け処理を含む顧客把握システムの方法である。
このような顧客把握システムのプログラムであっても第3の局面に係る顧客把握システムと同様の効果を奏する。
本発明の第14の局面に係る顧客把握システムのプログラムは、撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムのプログラムであって、
前記顧客把握システムのプログラムは、
前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶処理と、
前記アプリケーションソフトは、二次元バーコードが読み込まれることによりインストールされ、前記二次元バーコードによって前記アプリケーションソフトがインストールされた場所が特定される特定処理と、を含む顧客把握システムのプログラムである。
このような顧客把握システムのプログラムであっても、第4の局面に係る顧客把握システムと同様の効果を奏する。
本発明の第15の局面に係る顧客把握システムのプログラムは、第14の局面に係る顧客把握システムのプログラムであって、前記特定処理によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供処理を含む顧客把握システムのプログラムである。
このような顧客把握システムのプログラムであっても、第5の局面に係る顧客把握システムと同様の効果を奏する。
本発明に係る表示システムの端末は、撮像部を備える端末で目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して、仮想オブジェクトを重畳表示する表示システムの端末であって、
前記端末は、
前記目標物の位置を決定し、前記仮想オブジェクトを前記表示部に重畳表示させる表示処理部を含み、
前記表示処理部は、前記目標物と前記仮想オブジェクトとの相対位置を略同一に表示させるものである。
このようなものであれば、例えば、タブレット等の端末の撮像部で目標物を撮像する位置が変われば、目標物に合わせて仮想オブジェクトの表示も変化する。
したがって、端末が目標物に近づけば、仮想オブジェクトの表示は、他に表示されているものと同様に大きくなる。また、端末が目標物から離れれば、仮想オブジェクトの表示は、他に表示されているものと同様に小さくなる。
「仮想オブジェクト」とは、AR、VR(Virtual Reality)又はMR(Mixed Reality)に用いられる仮想物のことである。仮想オブジェクトは2次元画像、3次元画像いずれであってもよいが、3次元画像が好ましい。
仮想オブジェクトが3次元画像であれば、タブレット等の端末の利用者は、様々な角度から仮想オブジェクトを見ることができる。
仮想オブジェクトの例としては、家、ビル、マンション等の建築物、看板、車、家具、ピアノ、植木、植栽、標識等が挙げられる。
例えば、目標物が土地で仮想オブジェクトが建築物(仮想建築物)の場合、仮想建築物が実際にその土地に建っているかのように表示部に表示される。
したがって、家を建てようとしている人は、仮想建築物を表示部であるディスプレイで見ることで、どのような状態になるかイメージし易くなる。
また、タブレット等の端末の利用者は、仮想建築物から離れれば、仮想建築物が小さく表示され、仮想建築物に近づけば、仮想建築物が大きく表示される。
また、タブレット等の端末の利用者は、仮想建築物の側面や後面を見たりすることもできる。つまり、タブレット等の端末の利用者は、仮想建築物が実際にその土地に建っているかのように表示部のディスプレイで見ることができる。
仮想オブジェクトが看板(仮想看板)の場合、例えば店舗の看板がどのような状態になるか、看板を設置しようとしている人は、仮想看板をタブレット等の端末のディスプレイでみることで、イメージがし易くなる。つまり、看板のデザインと店舗等の愛称、看板の設置場所等の検討がし易くなる。
仮想オブジェクトが家具(仮想家具)の場合、家具を買おうとしている人は、仮想家具を表示部であるディスプレイでみることで、家具と部屋の愛称、設置場所等、どのような状態になるかイメージがし易くなる。
この場合、タブレット等の端末の利用者は、様々な角度から仮想家具をディスプレイで見ることができ、購入意欲が湧き易い。
前記表示処理部が、前記目標物に対して、前記表示部に表示される仮想上のターゲットエリアが合わせられることにより、前記目標物の位置を決定する位置決定部と、
前記位置決定部によって決定された位置に対して、前記仮想オブジェクトを重畳表示する重畳表示部と、を含むものが好ましい。このようなものであれば、現実の目標物にマーカを設けなくてもよい。なお、目標物の形状とターゲットエリアの形状は同一でなくてもよい。
前記端末が前記目標物に近づく場合、前記表示部に重畳表示される前記仮想オブジェクトが前記目標物と共に大きく表示され、
前記端末が前記目標物から離れる場合、前記表示部に重畳表示される前記仮想オブジェクトが前記目標物と共に小さく表示されるものが好ましい。
このようなものであれば、例えば、目標物が土地で仮想オブジェクトが建築物(仮想建築物)の場合、仮想建築物が実際にその土地に建っているかのように表示部に表示される。
したがって、家を建てようとしている人は、仮想建築物を表示部であるディスプレイで見ることで、どのような状態になるかイメージし易くなる。
また、例えば、看板を設置しようとしている人は、仮想看板を表示部であるディスプレイで見ることで、どのような状態になるかイメージし易くなる。
前記仮想オブジェクトが建築物又は看板であってもよい。このようなものであれば、家を建てようとしている人は、仮想建築物を表示部であるディスプレイで見ることで、どのような状態になるかイメージし易くなる。
また、看板を設置しようとしている人は、仮想看板を表示部であるディスプレイで見ることで、どのような状態になるかイメージし易くなる。
本発明に係る表示システムのサーバは、撮像部を備える端末で目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して、仮想オブジェクトを重畳表示する表示システムのサーバであって、
前記サーバは、
前記目標物の位置を決定し、前記仮想オブジェクトを重畳表示させる表示処理部を含み、
前記表示処理部は、前記目標物と前記仮想オブジェクトとの相対位置を略同一に表示させるものである。
上述したものは、表示処理部が端末に含まれるものであるが、表示処理部はサーバに含まれるものであってもよい。このようなものであっても上述した表示処理部が端末に含まれる場合と同様の効果を奏する。
本発明に係る表示方法は、撮像部を備える端末で目標物が撮像されることにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して、仮想オブジェクトを重畳表示する表示方法であって、
前記端末で前記目標物を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程により前記表示部に表示される前記目標物にターゲットエリアが合わせられて、前記目標物の位置を決定する位置決定工程と、
前記位置決定工程により前記目標物に合わせられたターゲットエリア上に前記仮想オブジェクトを前記表示部に重畳表示する重畳表示工程と、を含み、
前記位置決定工程と前記重畳表示工程により、前記目標物と前記仮想オブジェクトとの相対位置を略同一に表示させる方法である。このような方法であれば、上記と同様の効果を奏する。
本発明に係る表示システムのプログラムは、撮像部を備える端末で目標物が撮像されることにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して、仮想オブジェクトを重畳表示する表示システムのプログラムであって、
前記プログラムは、
前記目標物の位置が決定され、前記仮想オブジェクトを前記表示部に表示させる表示処理を含み、
前記表示処理は、前記目標物と前記仮想オブジェクトとの相対位置を略同一に表示させるプログラムである。このようなプログラムであれば、上記と同様の効果を奏する。
本発明に係る一実施形態における表示システムの概念図。 本発明に係る一実施形態における表示システムの第2端末。 本発明に係る一実施形態における表示システムの概念図。 本発明に係る一実施形態における表示システムの第2端末。 本発明に係る一実施形態における表示システムの概念図。 本発明に係る一実施形態における表示システムの概念図。 本発明に係る一実施形態における表示システムの第2端末。 本発明に係る一実施形態における表示システムのフローチャート。 本発明に係る一実施形態における顧客把握システムの概念図。 本発明に係る一実施形態における顧客把握システムのフローチャート。 本発明に係る一実施形態における顧客把握システムのフローチャート。
以下、本発明に係る表示システム100の実施形態に関して図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、本実施形態に係る表示システム100は、サーバである第1クラウドサーバ200と、
第1クラウドサーバ200にアクセスすることが可能な端末である第1端末300と、
第1クラウドサーバ200にアクセスすることが可能な端末である第2端末400と、を含む。
第1クラウドサーバ200は、クラウド上に構築されたサーバであり、インターネットを通じてサーバ機能を利用することができるものである。なお、本実施形態では、サーバとして第1クラウドサーバ200を用いているが、クラウドサーバ以外のサーバであってもよい。
第1クラウドサーバ200は、第1端末300及び第2端末400がインターネットで接続可能な通信部210と、
仮想オブジェクトVを第1クラウドサーバ200内に記憶させる記憶部220と、を含む。
通信部210は、第1端末300及び第2端末400と通信する。通信方法は、有線、無線いずれであってもよい。通信部210と第2端末400との通信は、Wi−Fi、Beacon、LTE(Long Term Evolution)等の無線が好ましい。第1端末300及び第2端末400は、複数あってもよい。
記憶部220は、仮想オブジェクトVを記憶(保存)する。つまり、パソコン等の第1端末300の利用者は、第1端末300で作成された仮想オブジェクトVを、第1通信部310を介して、第1クラウドサーバ200の記憶部220に仮想オブジェクトVを保存することができる。なお、本実施形態における仮想オブジェクトVは、家、マンション等の建築物(仮想建築物B)である。
(第1端末300)
端末である第1端末300は、第1クラウドサーバ200にアクセスするため、インターネットにアクセスするための通信機能である第1通信部310と、
仮想オブジェクトVを作成する作成部320と、
仮想オブジェクトVを記憶する第1記憶部330と、
仮想オブジェクトVを表示する第1表示部340と、を含む。
第1端末300の例としては、パソコン、スマートフォン(携帯電話)、タブレット等が挙げられる。
第1通信部310は、インターネットをするための通信を行うところである。第1通信部310により、第1端末300は、第1クラウドサーバ200にアクセスすることができる。
なお、第1通信部310では、Wi−Fi等の無線LAN又は有線LAN等でインターネットにアクセスすることも含まれる。
作成部320では、第1端末300の利用者によって、仮想オブジェクトVが作成される。本実施形態における仮想オブジェクトVは、家、マンション、ビル等の仮想建築物Bである。
作成部320には、3Dキャド等のソフトウェアも含まれる。したがって、第1端末300の利用者が、第1端末300の作成部320で仮想建築物B等の仮想オブジェクトVを作成する。
第1記憶部330では、作成部320で作成された仮想オブジェクトVが記憶される。したがって、第1端末300の利用者は、第1端末300の作成部320で作成された仮想建築物B等の仮想オブジェクトVを、第1記憶部330に保存する。
第1記憶部330では、複数の仮想オブジェクトVが記憶可能である。なお、作成部320で作成された仮想オブジェクトVを第1記憶部330で記憶せずに、直接第1クラウドサーバ200の記憶部220に記憶されてもよい。
つまり、第1端末300の作業者は、仮想オブジェクトVを第1端末300の第1記憶部330に保存したが、第1記憶部330に保存せずに、直接、第1クラウドサーバ200にアップロードし、第1クラウドサーバ200に保存してもよい。
第1表示部340では、作成部320で作成された仮想オブジェクトVが表示される。また、第1表示部340では、第1クラウドサーバ200にアップロードされた仮想オブジェクトVを表示させることができる。
(第2端末400)
端末である第2端末400は、インターネットにアクセスするための通信機能である第2通信部410と、
撮像することが可能な撮像部420と、
第1クラウドサーバ200の第1記憶部220に記憶された仮想オブジェクトVを第2端末400に表示させる表示処理部である第1表示処理部430と、
第1表示処理部430を起動させるためのアプリケーションである第1アプリ440と、
仮想オブジェクトV、画像及び動画等を記憶することが可能な第2記憶部450と、
第1クラウドサーバ200に保存されている仮想オブジェクトVが表示される表示部である第2表示部460と、を含む。
第2端末400の例は、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット等が挙げられる。
第2通信部410は、インターネットにアクセスするための通信を行うところである。第2通信部410により、第2端末400は、第1クラウドサーバ200にアクセスすることができる。
撮像部420は、撮像することができるところである。例としては、第2端末400がスマートフォンやタブレットの場合、それに備え付けられているのカメラが挙げられる。
撮像部420では、画像や動画を撮ることができる。撮像部420を起動するためのアイコン(図示しない)が第2表示部460に表示されている。当該アイコンが選択されることにより、撮像部420が起動する。
なお、第2端末400の利用者は、撮像部420が起動している状態でも、第1アプリ440を起動させることができる。
本実施形態では、第2端末400に撮像部420が含まれているが、撮像部420が外部装置であってもよい。つまり、スマートフォン等の第2端末400に対して、ケーブル等で撮像部420であるカメラが取り付けられる構成であってもよい。
第1表示処理部430は、タブレット等の第2端末400の第2表示部460に仮想オブジェクトVを表示させる。つまり、第2端末400の利用者が、第2通信部410を介して第1クラウドサーバ200にアクセスすることにより、第2端末400の第2表示部460に、仮想オブジェクトVが表示される。
具体的には、第2端末400の第1アプリ440が起動されることにより、第1表示処理部430が作動する。第1表示処理部430の作動内容に関しては後述する。
第1アプリ440は、第1表示処理部430を起動させるためのアプリケーションソフトである。第1アプリ440が第2端末400にダウンロードされることにより、第1表示処理部430が第2端末400にダウンロードされる。第1アプリ440は、第1クラウドサーバ200からダウンロードすることができる。
また、第1アプリ440が第2端末400にダウンロードされることにより、第2端末400の第2表示部460である画面上に、第1アプリ440のアイコン(図示しない)が表示される。
本実施形態では、第1アプリ440のアイコン(図示せず)が第2端末400の第2表示部460に表示されている。第2端末400の利用者は、第1アプリ440のアイコンを選択することにより、第1アプリ440が起動する。
そして、第1アプリ440が起動することにより、第1表示処理部430が起動する。第1表示処理部430が起動することにより、第2端末400は、第2通信部410を介して、第1クラウドサーバ200にアクセスし、仮想オブジェクトVが第2表示部460に表示可能となる。
また、本実施形態では、第1アプリ440のアイコン(図示せず)が選択された場合、第1アプリ440が起動し、それに伴って撮像部420が起動する。
具体的には、第1アプリ440が起動すると第1表示処理部430が起動する。そして、第1アプリ440は、撮像部420を起動させる。なお、第1表示処理部430が、第2端末400の撮像部420を起動させてもよい。
言い換えると、第2端末400の利用者は、第1アプリ440を起動させると、撮像部420が起動する。そして、第2端末400の利用者は、例えば、第2端末400がスマートフォンやタブレットの場合、当該利用者の所有する土地を撮像部420であるカメラで撮像することにより、当該利用者が建設を考えている仮想オブジェクトVである仮想建築物Bを、第2表示部460であるディスプレイに表示させることができる。
第2記憶部450は、仮想オブジェクトV、画像及び動画等を記憶(保存)することができるところである。例えば、撮像部420で撮像した画像や動画を第2記憶部450に保存することができる。
なお、第1クラウドサーバ200の記憶部220に保存(記憶)されている仮想オブジェクトVは、第2記憶部450に記憶されてもよい。
(第1表示処理部430)
第1表示処理部430は、第2端末400の第1アプリ440を起動させることにより起動する。
図1に示すように、第1表示処理部430は、第2端末400の第2表示部460に仮想オブジェクトVを表示させる位置を決定する位置決定部である第1位置決定部431と、
第1位置決定部431によって決定された位置に仮想オブジェクトVを表示させる重畳表示部である第1重畳表示部432と、を含む。
第1位置決定部431は、仮想オブジェクトVを配置させるための座標認識手段を有する。
図2に示すように、第1位置決定部431は、タブレット等の第2端末400の第2表示部460に、仮想オブジェクトVを配置させる位置を決定するためのターゲットエリア431aを表示させる。
具体的には、図3に示すように、第1位置決定部431は、スマートフォン、タブレット等の第2端末400と、目標物T(本実施形態では所定の土地)との間に投影面Pを想定して、第2表示部460上の目標物T(本実施形態では所定の土地)の座標を算出する。
投影面Pは、タブレット等の第2端末400の第2表示部460と対応しており、投影面P上の目標物T(本実施形態では所定の土地)が第2表示部460に表示される。
より具体的には、第1位置決定部431は、撮像部420により第2表示部460に表示される画像をもとに、目標物Tの位置(x,y,z)、第2端末400から目標物Tまでの距離d、投影面までの距離eの関係を用いて、投影面上のターゲットエリア431aの座標を算出する。
本実施形態では、目標物Tは所定の土地であるため、例えば図3に示すような4点(xa1,yb1,zc1)(xa2,yb2,zc2)(xa3,yb3,zc3)(xa4,yb4,zc4)でターゲットエリア431aの座標を算出する。
ターゲットエリア431aの座標は、タブレット等の第2端末400の位置を基準に算出される。タブレット等の第2端末400の姿勢は、第2端末400が有する加速度センサ及び地磁気センサの値を解析することにより求められる。
なお、タブレット等の第2端末400の位置は、既存の位置推定技術を用いて推定されてもよい。例えば、第2端末400の位置が、GPS機能により判断されてもよい。
また、本実施形態では、ターゲットエリア431aを表示させて、そのターゲットエリア431a上に仮想オブジェクトVを表示させているが、ターゲットエリア431aを表示させずに、仮想オブジェクトVを第2端末400に表示させるものであってもよい。
本実施形態では、第1位置決定部431は、水平機能を有している。このようなものであれば、ターゲットエリア431aが水平に配置される。つまり、仮想オブジェクトVが水平に重畳される。なお、第1位置決定部431が水平機能を有していないものであってもよい。
本実施形態では、ターゲットエリア431aは枠線であり、形状は仮想オブジェクトVによって異なる。ターゲットエリア431aと目標物Tの形状は同一でなくてもよい。
本実施形態では、仮想オブジェクトVである仮想建築物Bを第2表示部460に表示させるためのターゲットエリア431aである。そのため、ターゲットエリア431aは、仮想建築物Bを建設したい土地(目標物T)が、第2表示部460にどのように表示されるかによって形状が異なる。
つまり、タブレット等の第2端末400の姿勢によって、ターゲットエリア431aの形状が異なる。そして、そのターゲットエリア431aの形状に合わせて仮想建築物Bの姿勢が決定し、仮想建築物Bが第2表示部460に表示される。
第2表示部460に表示されている第1アプリ440が起動した場合、撮像部420が起動する。
そして、その場合、第2表示部460上には、配置ボタン441と、リセットボタン442と、左右ボタン443と、上下ボタン444と、前後ボタン445と、カメラボタン446と、ライブラリボタン447と、写真ボタン448と、設定ボタン449と、が表示される。
なお、各ボタンの第2表示部460上の配置や形状はどのようなものであってもよく、特に限定されない。
配置ボタン441は、仮想オブジェクトVを第2表示部460上に表示させるためのボタンである。
第2端末400の利用者は、第2表示部460上の配置ボタン441を選択することにより、仮想オブジェクトVが第2表示部460に表示される。したがって、第2端末400の利用者は、仮想建築物Bをターゲットエリア431a上に表示させることができる。
リセットボタン442は、配置ボタン441により第2表示部460に表示された仮想オブジェクトVを第2表示部460から消すためのボタンである。
第2端末400の利用者は、第2表示部460上のリセットボタン442を選択することにより、仮想オブジェクトVを第2表示部460から消すことができる。
左右ボタン443、上下ボタン444及び前後ボタン445は、第2表示部460に表示されてるターゲットエリア431aの位置や大きさを調整するためのボタンである。
つまり、ターゲットエリア431aは、第2端末400の利用者が第2表示部460に表示される左右ボタン443、上下ボタン444、及び、前後ボタン445を選択することにより、ターゲットエリア431aの位置や大きさが変更される。
なお、第2端末400の利用者が第2表示部460に表示されているターゲットエリア431aを指で触れることにより、ターゲットエリア431aの位置や大きさが変更されるものであってもよい。
カメラボタン446は、第2表示部460で表示されている画像の写真を撮るボタンである。
これにより仮想オブジェクトVが表示された第2表示部460の画像が第2記憶部450に記憶される。
ライブラリボタン447は、第2記憶部450に保存(記憶)されている仮想オブジェクトVを第2表示部460に表示させるためのものである。ライブラリボタン447が選択されることにより、保存(記憶)されている仮想オブジェクトVが第2表示部460に表示される。
ライブラリボタン447が選択されると、コード入力欄が第2表示部460に表示される。このコード入力欄に予め定められた画像コードや仮想オブジェクトVのコードが入力されることにより、第2記憶部450に保存(記憶)されていない画像や仮想オブジェクトVが第2表示部460に表示される。
これにより、第2端末400の利用者は、使用している第2端末400以外の第2端末400を用いて、仮想オブジェクトVをその第2端末400の第2表示部460に表示させることができる。
写真ボタン448は、第2記憶部450に保存(記憶)されている、カメラボタン446によって撮られた画像を見るためのものである。写真ボタン448が選択されることにより、カメラボタン446によって撮られた画像が第2表示部460に表示される。
設定ボタン449は、第1アプリ440の設定を変更するためのボタンである。
図4に示すように、第1重畳表示部432は、第2端末400の第2表示部460に仮想オブジェクトVを重畳表示させる。
本実施形態では、第1重畳表示部432は、ターゲットエリア431aと、仮想建築物Bの底面とを合わせるように、仮想建築物Bを第2表示部460に重畳表示させる。
これにより、第2端末400の位置が変わった場合、その角度に合わせた仮想建築物Bが第2表示部460に表示される。
つまり、第2端末400の利用者は、目標物Tである土地をいずれの角度から見ても、その角度に合わせた仮想建築物Bを、第2表示部460で見ることができる。
また、第2端末400が仮想建築物B側に近づいた場合、第2表示部460に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、第2表示部460に大きく表示される。
第2端末400が仮想建築物B側から離れた場合、第2表示部460に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、第2表示部460に小さく表示される。
つまり、第2端末400の利用者は、目標物Tに近づいた場合、第2表示部460に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、大きく表示される。
第2端末400の利用者は、目標物Tから離れた場合、第2表示部460に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、小さく表示される。
このように仮想建築物Bが第2端末400の第2表示部460に表示されれば、第2端末400の利用者は、家を購入する前に、どのように家が配置されるのかよくわかる。
図5に示すように、第2端末400は、複数あってもよい。図5では、第2端末400が、第2端末400a、第2端末400b、第2端末400c、第2端末400dと複数ある。なお、第2端末400の数は限定されない。
つまり、1以上の第2端末400が第1クラウドサーバ200にアクセスされてもよい。また、第1端末300は複数であってもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態では、第1実施形態と同様の内容に関しては、省略して又は簡単に説明する。
図6に示すように、本実施形態に係る表示システム100は、サーバである第2クラウドサーバ250と、
第2クラウドサーバ250にアクセスすることが可能な端末である第1端末300と、
第2クラウドサーバ250にアクセスすることが可能な端末である第2端末500と、を含む。
第2クラウドサーバ250は、第1クラウドサーバ200と同様に、クラウド上に構築されたサーバであり、インターネットを通じてサーバ機能を利用することができるものである。
第2クラウドサーバ250は、第1端末300及び第2端末500がインターネットで接続可能な通信部210と、
仮想オブジェクトVを第2クラウドサーバ250内に記憶させる記憶部220と、
第1記憶部220に記憶された仮想オブジェクトVを第2端末500の第2表示部550に表示させる表示処理部である第2表示処理部230と、を含む。
通信部210は、第1端末300及び第2端末500と通信する。通信部210は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
記憶部220は、仮想オブジェクトVを記憶(保存)する。記憶部220は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
第2表示処理部230は、タブレット等の第2端末500の第2表示部550に仮想オブジェクトVを表示させる。つまり、第2端末500の利用者が、第2通信部510を介して第2クラウドサーバ250にアクセスすることにより、第2端末500の第2表示部550に、仮想オブジェクトVが表示される。
具体的には、第2端末500の第2アプリ530が起動されることにより、第2表示処理部230が作動する。第2表示処理部230の作動内容は、第1表示処理部430と同様である。
端末である第1端末300は、第2クラウドサーバ250にアクセスするため、インターネットにアクセスするための通信機能である第1通信部310と、
仮想オブジェクトVを作成する作成部320と、
仮想オブジェクトVを記憶する第1記憶部330と、
仮想オブジェクトVを表示する第1表示部340と、を含む。第1端末300は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
(第2端末500)
端末である第2端末500は、インターネットにアクセスするための通信機能である第2通信部510と、
撮像することが可能な撮像部520と、
第2クラウドサーバ250の第2表示処理部230を起動させるためのアプリケーションである第2アプリ530と、
仮想オブジェクトV、画像及び動画等を記憶することが可能な第2記憶部540と、
第2クラウドサーバ250に保存されている仮想オブジェクトVが表示される第2表示部550と、を含む。
第2端末500の例は、スマートフォン、ノートパソコン、タブレット等が挙げられる。
第2通信部510は、インターネットにアクセスするための通信を行うところである。第2通信部510により、第2端末500は、第2クラウドサーバ250にアクセスすることができる。
撮像部520は、撮像することができるところである。撮像部520は、第1実施形態と同様であるため詳細な内容は省略する。
第2アプリ530は、第2クラウドサーバ250の第2表示処理部230を起動させるためのアプリケーションソフトである。第2アプリ530が第2端末500にダウンロードされることにより、第2端末500の第2表示部550である画面上に、第2アプリ530のアイコン(図示しない)が表示される。
本実施形態では、第2アプリ530のアイコン(図示せず)が第2端末500の第2表示部550に表示されている。第2端末500の利用者は、第2アプリ530のアイコンを選択することにより、第2アプリ530が起動する。そして、第2通信部510を介して、第2クラウドサーバ250にアクセスし、第2表示処理部230が起動する。
また、本実施形態では、第2アプリ530のアイコン(図示せず)が選択された場合、第2アプリ530が起動し、それに伴って撮像部520が起動する。
具体的には、第2アプリ530が起動すると第2表示処理部230が起動する。そして、第2アプリ530は、第2端末500の撮像部520を起動させる。
言い換えると、第2端末500の利用者は、第2アプリ530を起動させると、撮像部520が起動する。そして、第2端末500の利用者は、例えば、第2端末500がスマートフォンやタブレットの場合、当該利用者の所有する土地を撮像部520であるカメラで撮像することにより、当該利用者が建設を考えている仮想オブジェクトVである仮想建築物Bを、第2表示部550であるディスプレイに表示させることができる。
第2記憶部540は、仮想オブジェクトV、画像及び動画等を記憶(保存)することができるところである。例えば、撮像部520で撮像した画像や動画を第2記憶部540に保存することができる。
なお、第2クラウドサーバ250の記憶部220に保存(記憶)されている仮想オブジェクトVは、第2記憶部540に記憶されてもよい。
(第2表示処理部230)
上述したように、第2クラウドサーバ250は、第2表示処理部230を含む。そして、第2表示処理部230は、第2端末500の第2アプリ530を起動させることにより起動する。
図6に示すように、第2表示処理部230は、第2端末500の第2表示部550に仮想オブジェクトVを表示させる位置を決定する位置決定部である第2位置決定部231と、
第2位置決定部231によって決定された位置に仮想オブジェクトVを表示させる重畳表示部である第2重畳表示部232と、を含む。
第2位置決定部231は、仮想オブジェクトVを配置させるための座標認識手段を有する。第2位置決定部231は、第1位置決定部431と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第2表示部550に表示されている第2アプリ530が起動した場合、撮像部420が起動する。そして、その場合、第2表示部550上には、第1表示部460と同様に、配置ボタン441と、リセットボタン442と、左右ボタン443と、上下ボタン444と、前後ボタン445と、カメラボタン446と、ライブラリボタン447と、写真ボタン448と、設定ボタン449と、が表示される。各種ボタンの説明は、第1実施形態と同様であるため省略する。
図4に示すように、第2重畳表示部232は、第2端末500の第2表示部550に仮想オブジェクトVを重畳表示させる。
本実施形態では、第2重畳表示部232は、ターゲットエリア431aと、仮想建築物Bの底面とを合わせるように、仮想建築物Bを第2表示部550に重畳表示させる。
これにより、第2端末500の位置が変わった場合、その角度に合わせた仮想建築物Bが第2表示部550に表示される。
つまり、第2端末500の利用者は、目標物Tである土地をいずれの角度から見ても、その角度に合わせた仮想建築物Bを、第2表示部550で見ることができる。
また、第2端末500が仮想建築物B側に近づいた場合、第2表示部550に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、第2表示部550に大きく表示される。
第2端末500が仮想建築物B側から離れた場合、第2表示部550に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、第2表示部550に小さく表示される。
つまり、第2端末500の利用者は、目標物Tに近づいた場合、第2表示部550に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、大きく表示される。
第2端末500の利用者は、目標物Tから離れた場合、第2表示部550に表示される仮想建築物Bは、周りの実在する建築物と同様に、小さく表示される。
第2端末500は、第1実施形態と同様に、複数あってもよい。なお、第2端末500の数は限定されない。つまり、1以上の第2端末500が第2クラウドサーバ250にアクセスされてもよい。
<第3実施形態>
第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態と同様の内容に関しては、省略して又は簡単に説明する。また、第3実施形態では、第1実施形態の表示システム100を用いて説明する。
図7に示すように、第3実施形態は、仮想オブジェクトVか看板(仮想看板N)の場合である。この場合、目標物Tは、店舗等の建築物の外壁等である。
そして、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、第2表示部450に表示されたターゲットエリア431aの大きさや位置が調整され、第1位置決定部431によってターゲットエリア431aの位置が決定される。
第2端末400の利用者が配置ボタン441を選択することにより、第1位置決定部431によって決定されたターゲットエリア431a上に仮想看板Nが第2表示部450に表示される。
つまり、配置ボタン441が選択されることにより、第1位置決定部431によって決定されたターゲットエリア431a上に仮想看板Nが第2表示部450に表示される。なお、ターゲットエリア431aと目標物Tの形状は一致しなくてもよい。
この場合、第2端末400の利用者は、仮想看板Nの配置や大きさ、仮想看板Nと周りとの調和等の検討がし易い。
(仮想オブジェクトVの表示に係るフローチャート)
図8を用いて、表示システム100の一例についてフローチャートで説明する。
パソコン等の第1端末300の作成部320を用いて、仮想オブジェクトVが作成される(ステップS11)。
作成部320を用いて作成された仮想オブジェクトVが、第1記憶部330に記憶される(ステップS12)。
第1端末300の利用者は、作成された仮想オブジェクトVを第1表示部340でどのように表示されるか確認することができる。
作成された仮想オブジェクトVは、第1通信部310及び通信部210を介して第1クラウドサーバ200の記憶部220に記憶(保存)される(ステップS13)。
第2端末400の利用者が、第1アプリ440を起動させる。つまり、第1アプリ440が起動する(ステップS14)。これに連動して、第2端末400では撮像部420が起動する。
また、第1アプリ440の起動に連動して、第1位置決定部431が起動し、第2表示部460にターゲットエリア431aが表示される。
第2端末400の利用者は、第1アプリ440の起動に連動して起動した撮像部420により目標物Tを撮像する。つまり、第1アプリ440の起動に連動して起動した撮像部420により、目標物Tが撮像される(ステップS15、撮像工程)。
第2端末400の利用者は、ターゲットエリア431aを目標物Tに合わせる。つまり、第2表示部460でターゲットエリア431aが、所定の目標物Tに合わせられる(ステップS16、位置設定工程)。
なお、本実施形態では、ターゲットエリア431aは、仮想オブジェクトVの形状と、タブレット等の第2端末400の姿勢とにより形状が決定する。
ターゲットエリア431aは、自動的に目標物Tを認識するように設定されてもよく、第2端末400の利用者の手動により、ターゲットエリア431aが目標物Tに合わせられてもよい。
また、本実施形態では、ターゲットエリア431aは、第2表示部450に表示される仮想上のものであるが、実際に目標物Tにターゲットエリアを設けてもよい。
第2端末400の利用者は、ターゲットエリア431aを目標物Tに合わせた状態で、配置ボタン441を選択する。つまり、ターゲットエリア431aが目標物Tに合わせられた状態で、配置ボタン441が選択される(ステップS17、重畳表示工程)。
これにより、仮想オブジェクトVが第2表示部460に表示される(ステップS18、重畳表示工程)。
例えば、仮想オブジェクトVが仮想建築物Bであり、目標部Tが所定の土地の場合、タブレット等の第2端末400の利用者は、ターゲットエリア431aを目標物Tである土地に合わせ、配置ボタン441を選択することにより、仮想建築物Bが第2表示部460に表示される。
(顧客把握システム600)
本発明に係る顧客把握システム600は、上述した表示システム100を用いて、第2端末500の使用者に対して広告をするシステムである。
なお、本実施形態では、第1クラウドサーバ200及び第2端末400を用いて説明するが、第2クラウドサーバ250及び第2端末500が用いられてもよい。また、クラウドサーバでなく、通常のサーバであってもよい。
<第4実施形態>
図9に示すように、本実施形態に係る顧客把握システム600は、サーバである第3クラウドサーバ700と、
第3クラウドサーバ700にアクセスすることが可能な端末である第1端末300と、
第3クラウドサーバ700にアクセスすることが可能な端末である第2端末400と、を含む。
第3クラウドサーバ700は、第1端末300及び第2端末400がインターネットで接続可能な第3通信部710と、
第2端末500の利用者の個人情報を記憶する第3記憶部720と、
第3記憶部720に記憶されている第2端末500の利用者の個人情報を仕分けるする仕分け部730と、
第3記憶部720に記憶されている第2端末400の利用者の個人情報に基づいて住まい等の地域や場所を特定する特定部740と、
第2端末400の利用者に広告を発信する広告情報部750と、を含む。
第3記憶部720は、第2端末400の利用者の個人情報を記憶する。また、第3記憶部720は、広告情報部750が第2端末400の利用者に発信する広告情報を記憶する。なお、第3記憶部720は、記憶部220と同一であってもよい。
仕分け部730では、第3記憶部720に記憶されている第2端末400の利用者の個人情報に基づいて、例えば住まい、家を新築するための予算、家族構成、建物の好み、ガレージの有無の希望、希望の広さ、住みたい場所又は地域等のキーワードによって仕分けされる。
仕分け部730で用いられるキーワードは任意であり、また仕分けられた内容が重複していてもよい。
特定部740は、第2端末400の利用者の住所、第2端末400から第1クラウドサーバ200にアクセスした場所、第2端末400で読み込まれた二次元バーコード等によって、第2端末400の利用者の場所や地域を特定する。
例えば、特定部740は、第2端末400の利用者が第1アプリ440を第2端末400にダウンロードする場合、第2端末400の利用者が入力する個人情報によって、第2端末400の利用者の場所等を特定する。
つまり、第2端末400の利用者が第1アプリ440をダウンロードしようとした場合、第2端末400の利用者は、住所や名前等の個人情報を入力するため、その個人情報によって、特定部740は、第2端末400の利用者の場所を特定する。
第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者がどの地域に住んでいて、どのような家を望んでいるか、どのような家族構成で、どの程度の予算を考えているか等の情報を入手することができる。
そして、第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者の数(アカウント数、アクセス数)や場所を把握することができ、その地域にあった広告を、第2端末400の利用者に対してすることができる。
なお、第2端末400の利用者は、第1アプリ440をダウンロードする場合、又は、第1アプリ440を使用して第1クラウドサーバ200にアクセスしようとする場合、住所や名前等の入力のかわりに、SNSのアカウントやWebサイトのアカウントを使用することができるようにしてもよい。
また、別の例として、第2端末400の利用者が第1アプリ440を使用して第1クラウドサーバ200にアクセスする場合、そのログによって第2端末400の大まかな使用地域(場所)がわかる。
そして、そのログによって特定部740は、第2端末400から第1クラウドサーバ200にアクセスした場所をおおまかな特定する。また、特定部740は、第2端末400から第1クラウドサーバ200へのアクセス数又はアカウント数をカウントする。
なお、「ログ」とは、コンピュータ上で行われた処理や操作の記録のことである。本実施形態では、アプリケーションログのことである。
これにより、第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者の数(アカウント数、アクセス数)や大まかな場所を把握することができ、その地域にあった広告を、第2端末400の利用者に対してすることができる。
また、別の例として、第1端末300の使用者が、二次元バーコードが表示されたチラシを配布する場合、地域によってチラシに表示されている二次元バーコードを変更することにより、第2端末400の利用者の場所が特定できる。
具体的には、第2端末400の利用者が、どの二次元バーコードから第1クラウドサーバ200にアクセスしたかによって、第2端末400の利用者の大まかな場所が特定される。チラシ以外にも例えばその地域に設置されている看板等に二次元バーコードが記載されていてもよい。
このような場合であっても、第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者の数(アカウント数、アクセス数)や大まかな場所を把握することができ、その地域にあった適切な広告を、第2端末400の利用者に対してすることができる。
なお、第2端末400の利用者の場所は、地域等がわかる大まかな場所でかまわない。
情報提供部750は、第2端末400の利用者に対して、広告を送信するところである。
本実施形態では、第1端末300の使用者が、第2端末400の利用者に対して広告をする。
広告内容は、住宅の広告、保険の広告、自動車やバイク等の広告等どのようなものであってもよい。
本実施形態では、情報提供部750は、第1アプリ440を通して第2端末400の利用者に対して広告をする。なお、情報提供部750は、第2端末400の利用者が第1アプリ440をダウンロードする際に登録されたメールアドレスに広告を送信してもよい。
また、情報提供部750は、表示システム100によって第2端末400に仮想オブジェクトVが表示されているときに、第2表示部460に広告を掲載するようにしてもよい。
(表示システム100を用いた顧客把握方法)
表示システム100を用いた顧客把握方法の一実施形態を、図10に示すフローチャートで説明する。表示システム100は、第1クラウドサーバ200及び第2端末400を用いて説明する。
本実施形態では、表示システム100を用いた顧客把握方法であり、当該顧客把握方法を用いて第2端末400の利用者に対して広告を提供する内容である。
第1端末300の使用者は、二次元バーコードが付されたチラシを地域ごとに配布する(ステップS21)。配布方法は特に限定されない。
当該二次元バーコードは、第1アプリ440をダウンロードするためのものである。当該二次元バーコードは、地域ごとに異なるバーコードになっている。
第2端末400の利用者は、当該二次元バーコードを第2端末400で読み込み、第1アプリ440をダウンロードする(ステップS22、インストール工程)。
第2端末400での二次元バーコードの読み込みは、第2端末400の撮像部420が二次元バーコードを認識することにより行われる。
第2端末400の利用者は、第1アプリ440をダウンロード(インストール)するにあたり、自己の個人情報を入力する(ステップS23、個人情報入力工程)。
第2端末400の利用者は、個人情報を入力しなくてもSNSのアカウント等でも第1アプリ440をダウンロードすることができる。
なお、個人情報の入力は、第1アプリ440のダウンロードの際に入力するものでなく、第1アプリ440を起動させるときに入力するものであってもよい。
二次元バーコードは、配布される地域ごとに異なり、当該二次元バーコードから、ダウンロードした第2端末400の利用者の大まかな場所が特定される(ステップS24、特定工程)。
第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者に対して、アンケートに回答してもらうようにしてもよい。
この場合、第2端末400の利用者は、個人情報の入力の際に、家族構成、建物の好み、予算、住みたい場所又は地域、駐車場の有無等のアンケートに対する回答を入力する(ステップS25、アンケート入力工程)。
特定工程により特定された第2端末400の利用者の場所、アンケート入力工程により入力された第2端末400の利用者の家族構成、建物の好み、予算、住みたい場所又は地域、駐車場の有無等の情報に基づいて仕分けされる(ステップS26、仕分け工程)。
第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者の個人情報等に基づいて、第2端末400の利用者に対して広告をする(ステップS27、情報提供工程)。
第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者のニーズに合った広告を提供することができ、効率的な広告を行うことができる。
図11に示すフローチャートによって、図10に示すフローチャートとは異なる表示システム100を用いた顧客把握方法を説明する。図10の場合と同様に表示システム100は、第1クラウドサーバ200及び第2端末400を用いて説明する。
第2端末400の利用者は、第1端末300の使用者のHP等のWebサイトにアクセスし、第1アプリ440をダウンロードする(ステップS31、インストール工程)。
第1端末300の使用者のHP以外に、例えば第1端末300の使用者から委託を受けたWebサイトであってもよい。
第2端末400の利用者は、第1アプリ440をダウンロード(インストール)するにあたり、自己の個人情報を入力する(ステップS32、個人情報入力工程)。
第2端末400の利用者は、個人情報を入力しなくてもSNSのアカウント等でも第1アプリ440をダウンロードすることができる。
なお、個人情報の入力は、第1アプリ440のダウンロードの際に入力するものでなく、第1アプリ440を起動させるときに入力するものであってもよい。
第1端末300の使用者は、第2端末400にダウンロードされた第1アプリ440が起動されることによるログにより、第2端末400の利用者のIPアドレスやログを出力した年月日、時間等の情報を得る(ステップS33、特定工程)。
したがって、第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者の性別、年齢、住まいの地域(アクセスポイント)、アクセス数等の情報、つまり顧客情報を得ることができる。
そのため、第1端末300の使用者は、この情報に基づいてマーケティングを行うことができる。
特定工程により特定された第2端末400の利用者の場所等の情報に基づいて仕分けされる(ステップS34、仕分け工程)。
第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者の個人情報等に基づいて、第2端末400の利用者に対して広告をする(ステップS35、情報提供工程)。
第1端末300の使用者は、第2端末400の利用者のニーズに合った広告を提供することができ、効率的な広告を行うことができる。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施できる。
100…表示システム
200…第1クラウドサーバ(サーバ)
210…通信部
220…記憶部
230…第2表示処理部(表示処理部)
231…第2位置決定部(位置決定部)
250…第2クラウドサーバ(サーバ)
431a…ターゲットエリア
232…第2重畳表示部(重畳表示部)
300…第1端末(端末)
310…第1通信部
320…作成部
330…第1記憶部
340…第1表示部(表示部)
400…第2端末(端末)
410…第2通信部
420…撮像部
430…第1表示処理部(表示処理部)
431…第1位置決定部(位置決定部)
432…第1重畳表示部(重畳表示部)
440…第1アプリ(アプリケーション)
450…第2記憶部
460…第2表示部(表示部)
500…第2端末(端末)
540…第2アプリ(アプリケーション)
600…顧客把握システム
700…第3クラウドサーバ(サーバ)
710…第3通信部
720…第3記憶部(記憶部)
730…仕分け部
740…特定部
750…情報提供部

Claims (12)

  1. 撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムであって、
    前記顧客把握システムのサーバは、
    前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶部と、
    前記アプリケーションソフトが起動された場所を特定する特定部と、
    と、を含む顧客把握システム。
  2. 前記特定部によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供部を含む請求項1記載の顧客把握システム
  3. 前記記憶部に記憶されている個人情報が、前記アプリケーションがインストールされた前記端末の利用者の住まい、家族構成、住宅新築の予算又は建物の嗜好によって仕分けされる仕分け部を含む請求項1又は2記載の顧客把握システム。
  4. 撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムであって、
    前記顧客把握システムのサーバは、
    前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶部と、
    前記アプリケーションソフトは、二次元バーコードが読み込まれることによりインストールされ、前記二次元バーコードによって前記アプリケーションソフトがインストールされた場所が特定される特定部と、を含む顧客把握システム。
  5. 前記特定部によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供部を含む請求項4記載の顧客把握システム。
  6. 前記記憶部に記憶されている個人情報が、前記アプリケーションがインストールされた前記端末の利用者の住まい、家族構成、住宅新築の予算又は建物の嗜好によって仕分けされる仕分け部を含む請求項4記載の顧客把握システム。
  7. 撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握方法であって、
    前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールさせるインストール工程と、
    前記インストール工程によって、インストールされたアプリケーションソフトを起動させるために、前記端末の利用者に対して個人情報を入力させる個人情報入力工程と、
    前記アプリケーションソフトが起動された場所を特定する特定工程と、を含む顧客把握方法。
  8. 前記特定工程によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供工程を含む請求項7記載の顧客把握方法。
  9. 撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握方法であって、
    前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールさせるインストール工程と、
    前記インストール工程によって、インストールされたアプリケーションソフトを起動させるために、前記端末の利用者に対して個人情報を入力させる個人情報入力工程と、
    前記アプリケーションソフトは、二次元バーコードが読み込まれることによりインストールされ、前記二次元バーコードによって前記アプリケーションソフトがインストールされた場所が特定される特定工程と、を含む顧客把握方法。
  10. 前記特定工程によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供工程を含む請求項9記載の顧客把握方法。
  11. 撮像部を備える端末で実空間の目標物を撮像することにより、前記端末の表示部に表示される前記目標物に対して仮想オブジェクトが重畳表示され、前記端末に表示される実空間上に前記仮想オブジェクトが配置されているように、前記端末の利用者に視認させる前記端末を利用する顧客把握システムのプログラムであって、
    前記顧客把握システムのプログラムは、
    前記端末の前記表示部に表示されている実空間上に、建築物の仮想オブジェクトを重畳表示させるためのアプリケーションソフトが、前記端末にインストールされる場合又は起動される場合に入力される個人情報を記憶する記憶処理と、
    前記アプリケーションソフトが起動された場所を特定する特定処理と、を含む顧客把握システムのプログラム。
  12. 前記特定処理によって特定された場所に関連する広告が、前記端末の利用者に提供される情報提供処理を含む請求項11記載の顧客把握システムのプログラム。

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