JP2018195141A - 視線の動きによる入室管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティレベルのより高い管理システム、管理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】表示部10は、複数の人物の顔を含む画像を表示画面2Aに表示する。人物特定部12は、表示画面2Aを見る被検者Pの視線Sの方向を検出し、表示画面2Aに表示された画像から、検出した視線Sの方向に基づいて、被検者Pが注視する画像に対応する人物を特定する。認証コード記憶部14は、表示画面2Aに表示された画像に対応する人物で表現される認証コードを記憶する。認証部13は、人物特定部12で特定された人物から成るコードと認証コードとが一致することにより、被検者Pを認証する。【選択図】図1

Description

本発明は、視線の動きによる入室管理システムに関する。
入室管理システムとは、ある領域(部屋や建物)においてその入り口時点で人物の進入の可否を判別するための認証システムのことである。現在、このような認証システムでは、主として4桁のPINコードの押下による暗証番号による認証や、ICカードによる認証など、種々の認証方法が多く利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
再公表特許第2014/115243号 特開2014−92940号公報
上述のような認証方法では、押下によって残された痕跡の採取やカードの盗難・偽造によるなりすましなどの犯罪が後を絶たない。そこで、上述した認証方法の代替案として指紋や虹彩といった生体情報を用いた認証システムの導入が進められている。しかし、このような認証システムでは、導入コストが高額であることや生体情報が複製された場合に変更が困難であることなどの問題点があげられている。
上記特許文献1、2に開示された認証方法では、被検者の視線の方向により認証を行っているが、この場合でも、視線の方向を他人に読まれると、他者による再現が可能となるというリスクがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、セキュリティレベルのより高い管理システム、管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る管理システムは、
複数の人物の顔を含む画像を表示画面に表示する表示部と、
前記表示画面を見る被検者の視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、前記被検者が注視する画像に対応する人物を特定する人物特定部と、
前記人物特定部で特定された人物に基づいて、前記被検者の認証処理又は特定した人物に関するデータ処理を行う処理部と、
を備える。
この場合、前記処理部は、
前記表示画面に表示された画像に対応する人物で表現される認証コードを記憶する認証コード記憶部と、
前記人物特定部で特定された人物から成るコードと前記認証コードとが一致するか否かにより、前記被検者を認証する認証部と、
を備える、
こととしてもよい。
前記表示部は、
前記人物特定部で人物が特定される度に、前記表示画面に表示される複数の人物の顔画像の位置又は配列をランダムに変化させる、
こととしてもよい。
前記認証コードを表現する人物を、セキュリティ対象に属する人物に限定する、
こととしてもよい。
前記人物特定部は、
前記被検者が閾値を超える時間を超えて同じ人物の画像を見続けた場合に、
その画像に対応する人物を、前記被検者が注視する人物として特定する、
こととしてもよい。
前記表示部は、
複数の人物の顔を含む画像として集合写真の画像を表示する、
こととしてもよい。
前記認証部は、
前記人物特定部で特定された人物の中から、被検者本人を抽出する、
こととしてもよい。
前記認証部が認証に成功し、被検者本人を抽出すると、抽出した被検者本人の認証時刻を記憶する認証時刻記憶部をさらに備える、
こととしてもよい。
前記認証コード記憶部は、前記被検者毎に前記認証コードを記憶し、
前記認証部は、抽出した被検者本人に対応する前記認証コードを読み込んで、認証を行う、
こととしてもよい。
本発明の第2の観点に係る管理方法は、
複数の人物の顔を含む画像を表示画面に表示する表示ステップと、
前記表示画面を見る被検者の視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、前記被検者が注視する画像に対応する人物を特定する人物特定ステップと、
前記人物特定ステップで特定された人物に基づいて、前記被検者の認証処理又はデータ処理を行う処理ステップと、
を含む。
本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の人物の顔を含む画像を表示画面に表示する表示部、
前記表示画面を見る被検者の視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、前記被検者が注視する画像に対応する人物を特定する人物特定部、
前記人物特定部で特定された人物に基づいて、前記被検者の認証処理又はデータ処理を行う処理部、
として機能させる。
本発明によれば、複数の人物の顔画像から被検者が注視する人物を特定し、特定された人物を用いて認証処理等を行う。すなわち、本発明では、数字ではなく人物を用いて認証処理を行うので、その人物を知らない者が被検者になりすますのが困難になる。この結果、セキュリティレベルをより高くすることができる。
本発明の実施の形態に係る認証システムの構成を示すブロック図である。 図2(A)は、表示画像を表示する表示画面の一例を示す図である。図2(B)は、表示画像の一例である。 被検者の視線と表示画面内の位置との関係を検出する処理を示す図である。 表示画面に表示された表示画像中の人物の顔の領域の一例を示す図である。 座標範囲とキー値との割り当てテーブルを示す図である。 認証コードの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る認証システムの動作を示すフローチャートである。 図8(A)は、表示画像の表示位置が固定された状態での被検者の視線の軌跡を示す図である。図8(B)は、表示画像の表示位置をランダムに変更した状態での被検者の視線の軌跡を示す図である。 認証システムの構成の変形例(その1)を示すブロック図である。 認証システムの動作の変形例(その1)を示すフローチャートである。 認証システムの構成の変形例(その2)を示すブロック図である。 認証システムの動作の変形例(その2)を示すフローチャートである。 認証システムの構成の変形例(その3)を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図面では、各構成部材の大きさや構成部材間の位置関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一又は相当部分には同一符号を付す。
図1に示すように、認証システム1は、被検者Pに対して、例えば、ある部屋への入室を許可する際に認証を行う認証システムである。認証システム1は、表示ディスプレイ2と、視線検出センサ3と、情報処理部4と、を備える。
表示ディスプレイ2は、画像を表示する表示画面2Aを有する。表示画面2Aとしては、液晶や有機ELなどが用いられる。表示画面2Aは、被検者Pが視認可能な位置(例えば、セキュリティ対象である部屋のドア近傍の壁等)に設置されている。図2(A)に示すように、表示画面2Aの一部には、表示画像2Bが表示される。表示画面2Aにおける表示画像2Bの表示位置は、ランダムに変更可能となっている。
表示画像2Bは、図2(B)に示すように、複数の人物の顔を含む画像である。この画像の人物には、認証コードを構成する人物が含まれている。本実施の形態に係る認証システム1は、数字などではなく、人物の顔画像によって認証を行うのが大きな特徴の1つである。
また、本実施の形態では、認証コードを構成する人物は、セキュリティ対象に属する人物である。このようにすれば、外部の人間には、表示画像2B内の人物が誰であるのかが不明なので、認証コードの秘匿性をさらに高めることができる。
視線検出センサ3は、表示画面2Aを見る被検者Pの視線Sを検出する。視線検出センサ3は、赤外線を出射するLED及び赤外線を受光する受光素子を内蔵している。視線検出センサ3は、図1に示すように、赤外線LEDから赤外線を被検者Pの目に向けて投射し、瞳孔からの反射光を、受光素子で受光する。視線検出センサ3は、その受光結果に基づいて、被検者Pの視線Sの方向を推定する。
図3に示すように、表示画面2Aの画像の表示位置は、XY座標系で規定されている。XY座標系では、表示画面2Aの左上隅が原点となっており、横軸がXで縦軸がYとなっている。視線検出センサ3は、被検者Pの視線Sの方向を検出し、その視線Sが、XY座標系のどの位置(x、y)に交差しているかを検出する。
視線Sの方向と、XY座標系の位置(x、y)とを対応づけるため、視線検出センサ3では、予めキャリブレーションが行われる。具体的には、表示画面2Aの4隅に表示されたマークM1、M2、M3、M4を被検者Pが見たときの視線S1,S2,S3,S4の方向を検出し、検出されたマークM1、M2、M3、M4を見たときの被検者Pの視線S1,S2,S3,S4の方向との関係に基づいて、被検者Pの視線Sから表示画面2A上の位置(x,y)を算出する。
情報処理部4は、コンピュータであり、CPU等の制御部5と、ハードディスク等で構成される記憶部6とを備える。制御部5が、記憶部6に記憶されたプログラム7を実行することにより、情報処理部4の機能が発揮される。
制御部5がプログラム7を実行することにより、その機能が実現される構成要素が、表示部10、人物特定部12及び処理部としての認証部13である。また、記憶部6には、表示画像記憶部11及び認証コード記憶部14が構築されている。
表示部10は、表示ディスプレイ2と接続し、表示ディスプレイ2を制御するプログラムが実行されることにより実現される。表示部10は、複数の人物の顔を含む表示画像2Bを表示画面2Aに表示する。表示画像記憶部11には、表示画像2Bのデータが記憶されている。表示部10は、表示画像記憶部11からこのデータを読み込んで、表示ディスプレイ2の表示画面2Aに、読み込んだデータに対応する表示画像2Bを表示する。表示部10は、表示画面2Aにおける表示画像2Bの表示位置をランダムに決定し、決定した位置に表示画像2Bを表示させる。
人物特定部12は、被検者Pが注視する人物を特定するプログラムが実行されることにより実現される。人物特定部12は、表示画面2Aを見る被検者Pの視線Sの方向を検出する。続いて、人物特定部12は、検出した視線Sの方向に基づいて、被検者Pが注視する顔画像に対応する人物を特定する。
図4に示すように、表示ディスプレイ2の表示画面2Aの一部には、表示画像2Bが表示されている。表示画像2Bには、複数の人物の顔の画像が表示されている。各人の顔画像が表示されている領域を領域A1,A2,A3,…とする。人物特定部12は、被検者Pの視線Sに対応する表示画面2Aの位置(x、y)が領域A1,A2,A3,…のうちのどの領域に入っているかによって、被検者Pがどの人物を注視しているかを特定する。
表示画面2Aに表示画像2Bを表示すると、表示部10は、表示画面2Aにおける表示画像2Bの表示位置に基づいて、表示画像2B内の人物の顔画像の領域A1,A2,A3,…を規定し、規定された領域A1,A2,A3,…に人物(キー値)を割り当てたテーブルを作成する。図5には、このテーブルの一例が示されている。このテーブルの情報は、人物特定部12に出力される。人物特定部12は、このテーブルを参照して、被検者Pが注視している人物を特定する。
なお、キー値の入力が1つ完了する度に、表示画面2Aにおける表示画像2Bの表示位置はランダムに変化する。表示部10は、表示画像2Bの表示位置を変更する度に、座標範囲とキー値とのテーブルを作成し、人物特定部12に出力する。
認証部13は、被検者Pの認証を行うプログラムが実行されることにより実現される。認証コード記憶部14は、表示画面2Aに表示された画像に対応する人物で表現される認証コードを記憶する。認証部13は、認証コード記憶部14から認証コードを読み込む。認証部13は、人物特定部12で特定された人物から成るコードと、認証コード記憶部14から読み込まれた認証コードとが一致することにより、被検者Pを認証する。例えば図6に示すように、特定された人物によるコードが鹿嶋−高木−福田−山下である場合、認証コードも、鹿嶋−高木−福田−山下であれば、認証成功となる。
次に、本実施の形態に係る認証システム1の動作について説明する。
図7に示すように、まず、複数の人物の顔を含む画像を表示する表示ステップが実行される(ステップS1)。表示ステップにおいて、まず、表示部10は、表示画像2Bをランダムな位置に表示する(ステップS11)。続いて、表示部10は、各人物の顔画像の座標範囲とキー値との割り当てテーブルを生成する(ステップS12)。
続いて、表示画面を見る被検者Pの視線Sの方向を検出し、検出した視線Sの方向に基づいて、被検者Pが注視する画像に対応する人物を特定する人物特定ステップが行われる(ステップS2)。人物特定ステップにおいて、人物特定部12は、視線検出センサ3で検出された情報に基づいて、被検者Pの視線Sの情報を検出し、表示画面2Aにおける注視する位置を検出する(ステップS13)。続いて、人物特定部12は、視線Sが0.5秒以上領域内に留まるまで待つ(ステップS14;No)。視線Sが同じ領域に0.5秒以上留まれば(ステップS14;Yes)、人物特定部12は、座標範囲に対応するキー値をキー配列に格納する(ステップS15)。続いて、人物特定部12は、コードの取得が完了したか否かを判定する(ステップS16)。
コードの取得が完了していなければ(ステップS16;No)、ステップS11に戻り、表示ステップ(ステップS1)及び人物特定ステップ(ステップS2)を再び行う。ここで、ステップS11では、表示画面2Aにおける表示画像2Bの表示位置がランダムに変更される。
図8(A)に示すように、表示画像2Bの表示位置を動かさない場合には、被検者Pの視線Sの軌跡は、表示画像2B内の人物の位置のみに依存するが、図8(B)に示すように、表示画像2Bの表示位置をランダムに動かした場合には、被検者Pの視線Sの軌跡もランダムに変化するようになる。このようにすれば、例えば、被検者Pを正面から見た場合でも、被検者Pの視線Sを追って認証コードを解読するのが極めて困難になる。
図7に戻り、コードの取得が完了した場合(ステップS16;Yes)、表示画面2Aに表示された画像に対応する人物で表現される認証コードと、人物特定部12で特定された人物から成るコードとが一致することにより、被検者Pを認証する認証ステップ(処理ステップ)が行われる(ステップS3)。認証ステップにおいて、認証部13は、認証コード記憶部14から認証コードを読み込む(ステップS17)。続いて、認証部13は、取得されたコードと、認証コードと一致するか否かを判定する(ステップS18)。取得されたコードと認証コードとが一致した場合(ステップS18;Yes)、認証部13は、認証が成功したと判定する(ステップS19)。一方、取得されたコードと認証コードとが一致しなかった場合(ステップS18;No)、認証部13は、認証が失敗したと判定する(ステップS20)。ステップS19又はS20終了後、認証システム1は、処理を終了する。
なお、本実施の形態に係る認証システム1では、表示画像2B内の人物の数が多ければ多いほど、その組み合わせの数が多くなるので、セキュリティレベルを上げることができる。しかしながら、表示画像2B内の人物の数が多ければ多いほど、各人物の顔画像の大きさは小さくなり、被検者Pが特定の人物の顔画像に視線Sを集中させるのが困難になるため、人物の数は、被検者Pが各人物の顔画像に視線Sを集中させることができる程度の数にするのが望ましい。
また、表示画像2Bの大きさが小さければ小さいほど、被検者Pの視線Sをランダムに変化させることができるので、セキュリティレベルを向上させることができる。しかしながら、表示画像2Bを小さくすればそれだけ各人物の顔の大きさは小さくなり、被検者Pがその人物の顔に視線Sを集中させるのが困難になるため、人物の数は、被検者Pが各人物の顔に視線Sを集中させることができる程度の数にするのが望ましい。
また、本実施の形態では、認証コードのキーの数を4つとしたが、本発明はこれには限られない。認証コードの長さは長ければ長いほど、セキュリティレベルを高くすることができる。しかしながら、認証コードの長さは3以下であってもよいし、5以上であってもよい。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、複数の人物の顔画像から、被検者Pが注視する人物を特定し、特定された人物を用いて認証処理等を行う。すなわち、本実施の形態では、数字ではなく人物を用いて認証処理を行うので、その人物を知らない者が被検者Pになりすますのが困難になる。この結果、セキュリティレベルをより高くすることができる。
また、本実施の形態によれば、被検者Pの視線Sの方向を検出して認証を行うので、外部からその視線Sの方向を追って認証コードを推測することが困難である。特に、横からの覗き見、背後からの盗撮に対して頑強である。
また、本実施の形態によれば、被検者Pの視線Sの方向を入力とするので、非接触にコード入力を行うことができるためコード入力の痕跡を残さないようにすることができる。これにより、セキュリティレベルをさらに向上することができる。また、被検者Pは視線Sを動かすだけで認証ができるので、バリアフリーな認証システムを構築することができる。
また、本実施の形態によれば、表示部10は、人物特定部12で人物が特定される度に、表示画面2Aに表示される表示画像2Bの位置をランダムに変化させる。このようにすれば、被検者Pの視線Sの方向から、認証コードを追跡し解読することがより困難になるので、セキュリティレベルをさらに向上することができる。
なお、上記実施の形態では、表示画像2Bの位置をランダムに変化させたが、表示画像2B中の人物の顔画像の配列をランダムに変更するようにしてもよい。
また、上記実施の形態によれば、認証コードを表現する人物を、セキュリティ対象に属する人物に限定する。このようにすれば、外部の人間がコードを追跡し解読することが困難になるので、セキュリティレベルをさらに向上することができる。例えば、仮に認証コードが外部に漏洩した場合、認証コードに用いられる人物が有名人や歴史上の人物であれば、外部の人間でも入力が可能となるが、「山下、松本、高木、内田」というように内部の人物でコードを構成することにより、外部の人間がそのコードを入力することが困難になる。
また、認証を突破されてしまった場合の対応として、指紋認証や静脈認証等の身体的特徴で認証を行う場合には、認証方法の変更が困難になる。これに対して、認証システム1によれば、認証コードに用いる人物又はその順番を変更するだけで認証コードを容易に変更することができる。
また、本実施の形態によれば、人物特定部12は、被検者Pが閾値0.5秒を超えて同じ人物の顔画像を見続けた場合に、その顔画像に対応する人物を被検者Pが注視する人物として特定した。このようにすれば、被検者Pが注視する人物を確実に特定することができる。しかしながら、閾値となる時間は0.5秒以外であってもよい。
このように、上記実施の形態では、被検者Pが特定の人物の顔画像を閾値となる時間だけ注視することで、人物を特定したが、これには限られない。例えば、被検者Pが特定の人物の顔画像を注視しつつ、まばたきをした場合に、その人物を特定したと判断しても良い。
また、本実施の形態によれば、複数の人物の顔を含む画像として集合写真を用いた。日頃撮像された集合写真を用いることにより、画像を改めて用意する必要がなくなる。しかしながら、本発明はこれには限られない。個々の人物の顔画像(例えば証明写真)を組み合わせて複数の人物の顔を含む画像を構成し、その画像を用いるようにしてもよい。また、集合写真を複数枚用意し、ランダムにいずれかの集合写真の画像を選択して、表示画面2Aに表示するようにしてもよい。
なお、表示部10が表示する画像中に被検者P本人が含まれている場合には、認証部13は、認証を行うに当たり、人物特定部12で特定された人物の中から、被検者P本人を抽出するようにしてもよい。
例えば、図9に示すように、認証システム1は、認証部13が認証に成功し、被検者P本人を抽出すると、抽出した被検者P本人の認証時刻を記憶する認証時刻記憶部15をさらに備えるようにしてもよい。認証部13は、認証が成功した時点で、認証時刻記憶部15に認証時刻を記憶させる。
具体的には、図10に示すように、表示ステップ(ステップS1)、人物特定ステップ(ステップS2)、認証ステップ(ステップS3)を実行した後に、認証時刻記憶ステップを行う(ステップS4)。認証時刻記憶ステップでは、図7に示すステップS13〜S15を実行して、人物特定部12が、被検者Pが注視した人物を被検者P本人として抽出し、認証部13が、認証時刻と被検者P本人とを対応付けて認証時刻記憶部15に記憶すればよい。
このようにすれば、セキュリティ対象となる施設への被検者Pの認証時刻を管理することができる。
また、図11に示すように、認証コード記憶部14は、セキュリティ対象にアクセスする権限を有する人物毎に、認証コードを記憶するようにしてもよい。認証部13は、人物特定部12で最初に特定された人物に対応する認証コードを認証コード記憶部14から読み込んで、認証を行う。
具体的には、図12に示すように、表示ステップ(ステップS1)を行って、本人特定ステップを行う(ステップS5)。本人特定ステップでは、図7に示すステップS13〜S15を実行して、人物特定部12が、被検者Pが注視した人物を被検者P本人として抽出すればよい。その後、認証システム1は、上記実施の形態1と同様に、表示ステップ(ステップS1)、人物特定ステップ(ステップS2)及び認証ステップ(ステップS3)を行い、ステップS17で、被検者P本人の認証コードを読み込み、その後の認証を行うようにすればよい。
このようにすれば、個人個人で別々の認証コードを保有することができるので、セキュリティレベルをさらに向上することができる。
また、図13に示すように、認証システム1に撮像センサ8を付加し、認証部13で顔認証機能を行うことにより、被検者P本人を特定し、特定した被検者Pに対応する認証コードを認証コード記憶部14から読み込んで認証を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、人物を特定する順番も正確である必要があったが、本発明はこれには限られない。表示画像2Bに写る人物のうち、特定の人物を順不同で視線Sで指定するだけで、入室できるようにしてもよい。このようなシステムを用いれば、例えば、複数の人物のうち、アイドルグループのメンバーが写った画像を表示し、メンバーを全て注視した者だけアイドルのコンサート会場への入室を許可するようなシステムにも本発明を適用することが可能となる。
セキュリティ対象は、部屋や建物には限られない。パーソナルコンピュータへのアクセス権限であってもよいし、表示画像2Bに写る特定の人物をキーとしてタイムカプセルが開くようなシステムにも本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態では、セキュリティ対象に対するアクセスの被検者Pの認証処理を行ったが、本発明はこれには限られない。複数の人物の顔画像を表示し、被検者Pが注視した人物の人気投票を行うような特定の人物に関するデータ処理を行うシステムにも本発明を適用することができる。
上記実施の形態の動作を行うプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列に行われる処理であるが、必ずしも時系列に処理されなくても、並列的又は個別に実行される処理を含んでいてもよい。
上記実施の形態において、システムとは、複数の装置で構成される装置全体又は複数の機能で構成される機能全体を表すものである。
その他、認証システム1のハードウエア構成やソフトウエア構成は一例であり、任意に変更および修正が可能である。
制御部5及び記憶部6などから構成される認証システム1の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する認証システム1を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで認証システム1を構成してもよい。
認証システム1の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。例えば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)にコンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介してコンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
この発明は、この発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、この発明の範囲を限定するものではない。すなわち、この発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
この発明は、セキュリティ対象へのアクセスに対して認証を行うのに用いることができる。
1 認証システム、2 表示ディスプレイ、2A 表示画面、2B 表示画像、3 視線検出センサ、4 情報処理部、5 制御部、6 記憶部、7 プログラム、8 撮像センサ、10 表示部、11 表示画像記憶部、12 人物特定部、13 認証部、14 認証コード記憶部、15 認証時刻記憶部、M1,M2,M3,M4 マーク、P 被検者、S、S1、S2、S3、S4 視線

Claims (11)

  1. 複数の人物の顔を含む画像を表示画面に表示する表示部と、
    前記表示画面を見る被検者の視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、前記被検者が注視する画像に対応する人物を特定する人物特定部と、
    前記人物特定部で特定された人物に基づいて、前記被検者の認証処理又は特定した人物に関するデータ処理を行う処理部と、
    を備える管理システム。
  2. 前記処理部は、
    前記表示画面に表示された画像に対応する人物で表現される認証コードを記憶する認証コード記憶部と、
    前記人物特定部で特定された人物から成るコードと前記認証コードとが一致するか否かにより、前記被検者を認証する認証部と、
    を備える、
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記表示部は、
    前記人物特定部で人物が特定される度に、前記表示画面に表示される複数の人物の顔画像の位置又は配列をランダムに変化させる、
    請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記認証コードを表現する人物を、セキュリティ対象に属する人物に限定する、
    請求項2又は3に記載の管理システム。
  5. 前記人物特定部は、
    前記被検者が閾値を超える時間を超えて同じ人物の画像を見続けた場合に、
    その画像に対応する人物を、前記被検者が注視する人物として特定する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の管理システム。
  6. 前記表示部は、
    複数の人物の顔を含む画像として集合写真の画像を表示する、
    請求項2から5のいずれか一項に記載の管理システム。
  7. 前記認証部は、
    前記人物特定部で特定された人物の中から、被検者本人を抽出する、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の管理システム。
  8. 前記認証部が認証に成功し、被検者本人を抽出すると、抽出した被検者本人の認証時刻を記憶する認証時刻記憶部をさらに備える、
    請求項7に記載の管理システム。
  9. 前記認証コード記憶部は、前記被検者毎に前記認証コードを記憶し、
    前記認証部は、抽出した被検者本人に対応する前記認証コードを読み込んで、認証を行う、
    請求項7に記載の管理システム。
  10. 複数の人物の顔を含む画像を表示画面に表示する表示ステップと、
    前記表示画面を見る被検者の視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、前記被検者が注視する画像に対応する人物を特定する人物特定ステップと、
    前記人物特定ステップで特定された人物に基づいて、前記被検者の認証処理又はデータ処理を行う処理ステップと、
    を含む管理方法。
  11. コンピュータを、
    複数の人物の顔を含む画像を表示画面に表示する表示部、
    前記表示画面を見る被検者の視線方向を検出し、検出した視線方向に基づいて、前記被検者が注視する画像に対応する人物を特定する人物特定部、
    前記人物特定部で特定された人物に基づいて、前記被検者の認証処理又はデータ処理を行う処理部、
    として機能させるプログラム。
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