JP2018194886A - 衣服処理管理サーバ、衣服処理管理方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の衣服処理管理サーバでは、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることがきでなかった。【解決手段】衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末から受信する処理申込情報受信部と、受信された1以上の属性情報を用いて、当該衣服に対する処理が可能か否かを判断する判断部と、判断部の判断結果を当該ユーザ端末に送信する判断結果送信部とを具備する衣服処理管理サーバにより、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、衣服の情報を処理または管理する衣服処理管理サーバ等に関するものである。
従来、インターネットホームページを用いた受注ページを保有しており、このホームページにアクセスした人が、同ページ内の書き込み欄に所定のデータを入力することで、注文データの入力がなされ、衣服に対するクリーニング等のサービスの申し込みができる受注システムが存在した(例えば、特許文献1参照)。
衣服に対するサービスとしては、クリーニングの他に、例えば、撥水加工、消臭処理などが提供されている。しかし、撥水加工、消臭処理等の各種の処理は、衣類の素材や種類などによって、可能な場合と不可能な場合とがある。
上記従来の受注システムでは、衣服に対する不可能なサービスを受注してしまう可能性があった。
このように、従来のシステムでは、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることがきでなかった。
本第一の発明の衣服処理管理サーバは、衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末から受信する処理申込情報受信部と、1以上の属性情報を用いて、衣服に対する処理が可能か否かを判断する判断部と、判断部の判断結果をユーザ端末に送信する判断結果送信部とを具備する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、本第二の発明の衣服処理管理サーバは、第一の発明に対して、処理を識別する処理識別子と、処理の可否を判断するための条件であり、1以上の属性情報に関する条件とを有する2以上の判断条件が格納される判断条件格納部をさらに具備し、処理申込情報は、処理識別子を有し、判断部は、処理申込情報が有する処理識別子と対になる条件を判断条件格納部から取得し、1以上の属性情報を用いて、取得した条件に合致するか否かを判断する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、本第三の発明の衣服処理管理サーバは、第一または第二の発明に対して、処理申込情報は、処理対象の衣服の画像を含み、判断部は、衣服の画像を解析し、1以上の特徴量を抽出し、1以上の特徴量を用いて、衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、衣服の画像の解析結果を用いて、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、本第四の発明の衣服処理管理サーバは、第一から第三いずれか1つの発明に対して、ユーザを識別するユーザ識別子、衣服を識別する衣服識別子、衣服に対して行われた処理を示す1以上の処理識別子を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部をさらに具備し、判断部は、処理申込情報に対応する衣服の衣服識別子と対になる処理識別子を用いて、衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、過去の衣服に対する処理の情報を用いて、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、本第五の発明の衣服処理管理サーバは、第一から第四いずれか1つの発明に対して、処理申込情報を用いて、処理の工程を決定する処理工程決定部と、処理工程決定部が決定した処理の工程を出力する処理工程出力部とをさらに具備する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、処理申込情報に応じて、適切な工程を提示できる。
また、本第六の発明の衣服処理管理サーバは、第五の発明に対して、過去の処理を識別する処理識別子と処理の工程に関する情報である工程情報とを有する1以上の工程選択情報が格納される工程選択情報格納部をさらに具備し、処理工程決定部は、処理申込情報に対応する過去の処理を識別する処理識別子を取得し、処理識別子に対応する工程情報を工程選択情報格納部から取得し、処理工程出力部は、処理工程決定部が取得した工程情報を出力する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、処理申込情報に応じて、衣服に対する過去の処理の情報を用いて、適切な工程を提示できる。
また、本第七の発明の衣服処理管理サーバは、第一から第三いずれか1つの発明に対して、ユーザを識別するユーザ識別子、衣服を識別する衣服識別子、衣服に対して行われた処理を示す処理識別子、処理の時期を示す時期情報を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部をさらに具備し、1以上の各衣服管理情報に対して、次回の処理が必要か否かを判断する通知判断部と、通知判断部が次回の処理が必要であると判断した場合、判断した衣服管理情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザに、次回の処理が必要である旨を通知する通知部とをさらに具備する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、次回のメンテナンスをユーザに知らせることができる。
また、本第八の発明の衣服処理管理サーバは、第七の発明に対して、ユーザの衣服の利用に関するユーザ利用情報をユーザ端末から受信するユーザ利用情報受信部をさらに具備し、通知判断部は、1以上の各衣服管理情報に対して、衣服管理情報に対応するユーザ利用情報を用いて、次回の処理が必要か否かを判断する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、ユーザの衣服の利用に関するユーザ利用情報を用いて、次回のメンテナンスをユーザに適切に知らせることができる。
また、本第九の発明の衣服処理管理サーバは、第一から第八いずれか1つの発明に対して、1以上の属性情報を用いて、処理に使用する薬品の濃度、処理の時の温度、処理時間を含む処理方法情報を取得する処理方法情報取得部と、処理方法情報を出力する処理方法情報出力部とをさらに具備する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、属性情報に基づいて、薬品の濃度、加工時の温度、加工時間を決定できる。
また、本第十の発明の衣服処理管理サーバは、第一から第九いずれか1つの発明に対して、1以上の属性情報を用いて、衣服の重量を推定する重量推定部と、処理方法情報取得部は、衣服の重量を用いて、薬品の量を含む処理方法情報を取得する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、属性情報に基づいて、薬品量を決定できる。
また、本第十一の発明の衣服処理管理サーバは、第一から第三いずれか1つの発明に対して、ユーザを識別するユーザ識別子、衣服に対して行われる処理を示す1以上の処理識別子を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部と、判断部の判断結果が衣服に対する処理が可能であるとの判断結果である場合、処理申込情報に対応する衣服管理情報を構成し、衣服管理情報格納部に蓄積する申込登録部とをさらに具備する衣服処理管理サーバである。
かかる構成により、衣服に対するサービスの申し込みの情報を登録できる。
本発明によれば、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
以下、衣服処理管理サーバ等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
本実施の形態において、ユーザ端末2から、1以上の衣服の属性情報を含む申込情報を受信し、メンテナンスのための処理(例えば、撥水加工、消臭処理等)が可能か否かを判断し、判断結果を出力する衣服処理管理サーバを備える、情報システムについて説明する。
また、処理可能か否かを、格納されている判断条件を用いて判断する衣服処理管理サーバを備える、情報システムについて説明する。
また、1以上の属性情報は画像を含み、画像解析により、例えば、目が粗い服は撥水加工できないと判断する衣服処理管理サーバを備える、情報システムについて説明する。
また、処理可能か否かを、過去の処理の履歴情報を用いて判断(例えば、既に当該処理と同様の機能の負荷を掛けている場合はNGと判断)する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
また、処理の工程を自動選択(例えば、はじめての撥水加工は通常の撥水加工である一方、2度目以降は薬品の調合を変更した工程を選択)する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
また、過去の処理の履歴情報を用いて、工程を自動選択する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
また、次回のメンテナンスの時期を通知する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
また、ユーザ利用情報を利用して、メンテナンスの時期を算出する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
また、1以上の属性情報に基づいて、例えば、「薬品の濃度」、「処理時の温度」、「処理時間」等を決定する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
また、重さ情報を取得し、処理に用いる薬品量を算出する、衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
さらに、受信した申込情報を蓄積する衣服処理管理サーバを備える情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システムのブロック図である。この情報システムは、衣服処理管理サーバ1、および1または2以上のユーザ端末2を備える。衣服処理管理サーバ1は、例えば、LANやインターネット等のネットワーク、無線または有線の通信回線などを介して、1以上の各ユーザ端末2と通信可能に接続される。
衣服処理管理サーバ1は、例えば、この情報システムのサービスを提供する店舗、または1以上の店舗を運営する企業のサーバである。衣服処理管理サーバ1は、例えば、店舗内または企業の社屋内に設置されたサーバでもよいし、クラウドサーバでもよく、そのタイプや所在は問わない。
ユーザ端末2は、例えば、ユーザの自宅に設置されたPC、またはユーザが携帯する携帯端末などである。携帯端末とは、例えば、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話機等であるが、その種類は問わない。ユーザ端末2は、ユーザが操作可能な端末であれば、そのタイプや所在は問わない。
なお、衣服処理管理サーバ1が1以上の店舗を運営する企業のサーバである場合、情報システムは、1以上の店舗端末(図示しない)をさらに備えていてもよい。店舗端末とは、店舗に配置される端末である。衣服処理管理サーバ1は、1以上の各店舗端末とも通信可能に接続される。店舗端末もまた、例えば、PC、携帯端末等であるが、そのタイプは問わない。
衣服処理管理サーバ1は、格納部11、受信部12、処理部13、送信部14、および出力部15を備える。格納部11は、衣服管理情報格納部111、判断条件格納部112、および工程選択情報格納部113を備える。受信部12は、処理申込情報受信部121、およびユーザ利用情報受信部122を備える。処理部13は、判断部131、処理工程決定部132、処理方法情報取得部133、通知判断部134、重量推定部135、および申込登録部136を備える。送信部14は、判断結果送信部141、および通知部142を備える。出力部15は、処理工程出力部151、および処理方法情報出力部152を備える。
ユーザ端末2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
衣服処理管理サーバ1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述する衣服管理情報、後述する判断条件、後述する工程選択情報などである。また、格納部11には、後述するユーザ利用情報受信部122が受信したユーザ利用情報なども格納される。
衣服管理情報格納部111には、1以上の衣服管理情報が格納される。衣服管理情報とは、ユーザの衣服を管理するための情報である。衣服管理情報は、例えば、ユーザ識別子、衣服識別子、および1以上の処理識別子などを有する。
ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、電話番号、メールアドレス、IDなどであるが、ユーザを識別し得る情報であれば何でもよい。なお、IDは、例えば、数字、アルファベット等の文字、各種の記号、またはそれらを組み合わせた文字列などである(以下同様)。
衣服識別子とは、衣服を識別する情報である。衣服識別子は、例えば、品名、品番、IDなどであるが、衣服を識別し得る情報であれば何でもよい。
処理識別子とは、衣服に対する処理を識別する情報である。衣服に対する処理とは、例えば、撥水加工、消臭処理などであるが、これに限らない。
撥水加工とは、生地の表面を、例えばシリコンやフッ素等の薄膜でコーティングすることにより、水が表面で玉状にはじかれ、生地の中にしみこまないように加工する処理をいう。
消臭処理とは、生地に、細菌の増殖を抑える薬品を付着させることで、汗の臭いの元になる細菌の繁殖を抑える処理(制菌)をいう。ただし、消臭処理は、生地に、臭気成分に対して高い吸着性能または分解性能を有する物質を付加する処理であってもよい。
衣服に対する処理は、例えば、上述した撥水加工等のように、その品質を維持するための機能を付加する処理であることは好適である。ただし、衣服に付加する機能は、通常、その衣服が元々有していない機能である。また、衣服に対する処理は、衣服に機能を付加する処理に限らず、例えば、漂白や染み抜きといった、付いてしまった汚れを除去する処理でもよいし、サイズや形状を変更するリメイクでもよく、衣服のメンテナンスのための処理であれば、その種類は問わない。
処理識別子は、例えば、処理名、IDなどであるが、処理を識別し得る情報であれば何でもよい。ただし、以下では、処理識別子として“撥水”,“消臭”などを用いる。
衣服管理情報は、通常、過去に行われた処理を識別する1以上の処理識別子を有するが、これに代えて、またはこれに加えて、未来に行われる処理を識別する1以上の処理識別子を有していてもよい。すなわち、衣服管理情報は、衣服に対する過去の処理の履歴(処理が1回のみの場合も含む)を示す履歴情報でもよいし、衣服に対する将来の処理の予定を示すスケジュール情報でもよいし、履歴および予定の両方を含む情報でも構わない。
衣服管理情報は、時期情報をさらに有することは好適である。時期情報とは、処理の時期を示す情報である。処理の時期とは、通常、過去に行われた処理の時期であるが、将来行われる処理の時期でもよい。過去に行われた処理の時期は、例えば、前回行われた処理の時期でもよいし、2以上の時期を含む履歴でもよい。将来行われる処理の時期は、例えば、次回行われる処理の時期でもよいし、2以上の時期を含むスケジュールでもよい。時期は、現在からの期間(例えば、半年前、1カ月後など)で表現されてもよいし、年月日(例えば、2016年9月10日、来年6月など)で表現されてもよい。
衣服管理情報は、例えば、ユーザ識別子、衣服識別子、1以上の処理識別子、および当該1以上の処理識別子に対応する1以上の時期情報を有することは好適である。
なお、一のユーザに対して、例えば、管理すべき衣服が1着のみである場合、衣服管理情報は、衣服識別子を有していなくてもよい。
また、衣服管理情報は、衣服の1以上の属性情報を有していてもよい。ただし、衣服管理情報のデータ構造は問わない。
または、例えば、格納部11に、上記のような衣服の1以上の属性情報が格納されていてもよい。
判断条件格納部112には、1または2以上の判断条件が格納される。判断条件とは、処理の可否を判断するための条件である。判断条件は、例えば、処理識別子と、1以上の属性情報に関する条件とを有する。なお、処理が1種類のみである場合、判断条件格納部112には、一の判断条件のみが格納され、その判断条件は、処理識別子を有していなくてもよい。
属性情報とは、衣服の属性に関する情報である。属性情報は、例えば、衣服の素材を示す素材情報、衣服の種類を示す種類情報などである。素材情報は、例えば、「化繊」、「綿」、「革」、「毛皮」等である。種類情報は、例えば、「インナー」、「アウター」、「ジャンバー」、「コート」、「パンツ」等である。ただし、属性情報の内容は問わない。
1以上の属性情報とは、通常、後述する処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報に対応する1以上の属性情報である。かかる1以上の属性情報は、例えば、一の属性情報「インナー」、2つの属性情報「綿」および「アウター」、2つの属性情報「革」および「ジャンバー」などであるが、これに限らない。
1以上の属性情報に関する条件とは、例えば、“獣毛品は、撥水加工できない”、“衣服の種類が「アウター」であり、かつ綿を含んでいる場合、撥水加工が可能”、“衣服の種類が「アウター」である場合、消臭処理は不可”、“目が粗い服は、撥水加工できない”等である。なお、獣毛品とは、例えば、革製品、毛皮製品等である。また、目が粗い服とは、例えば、糸と糸間の隙間との合計に対する糸間の隙間の割合が閾値以上の服であってもよい。ただし、判断条件のデータ構造は問わない。
工程選択情報格納部113には、1以上の工程選択情報が格納される。工程選択情報とは、処理の工程を選択するための情報である。工程選択情報は、例えば、処理識別子と、工程情報とを有する。なお、処理識別子は、通常、過去の処理を識別する処理識別子である。
工程情報とは、処理の工程に関する情報である。工程情報は、例えば、工程種類情報を有していてもよい。工程種類情報とは、工程の種類を示す情報である。工程種類情報は、例えば、“通常の工程”、“薬品の調合を変更した工程”等であってもよい。
工程情報は、処理の回数と工程種類情報との対の集合を有していてもよい。処理の回数とは、一の衣服に対する、同じ機能の処理の回数をいう。処理の回数は、例えば、一の衣服に対して、同じ機能の処理(例えば、撥水加工)が、一度でも行われたか、一度も行われていないかを示す情報でもよいし、過去に何回行われたかを示す情報でもよいし、今回が何回目かを示す情報でも構わない。処理の回数は、例えば、一度も行われていないことを示す「未実行」、一度でも行われたことを示す「実行済」、過去に1回だけ行われたことを示す「1回」、今回が1回目であることを示す「1回目」、今回が2回目以降であることを示す「2回目以降」等であってもよい。
処理の回数と工程種類情報との対の集合とは、例えば、処理の回数“未実行(または1回目)”と工程種類情報“通常の工程”との対、処理の回数“実行済(または2回目以降)”と工程種類情報“薬品の調合を変更した工程”との対、…などであってもよい。
工程情報は、例えば、当該処理で使用される1以上の薬品を識別する薬品識別子群を有することは好適である。また、工程情報は、当該1以上の薬品ごとに、例えば、使用する量、処理時の濃度、処理時の温度、処理時間といった1以上のパラメータの値を示すパラメータ情報をも有することは、より好適である。
ただし、工程選択情報のデータ構造は問わない。なお、以下では、上述した工程種類情報と対になる薬品識別子群およびパラメータ情報群を含む情報であり、処理の方法に関する情報を、処理方法情報と総称する場合がある。
受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、後述する処理申込情報、後述するユーザ利用情報などである。
処理申込情報受信部121は、処理申込情報をユーザ端末2から受信する。処理申込情報とは、ユーザが衣服に対する処理を店舗側に申し込むための情報である。処理申込情報は、衣服の1以上の属性情報を含む。衣服の1以上の属性情報とは、処理の対象となる衣服(以下、単に“衣服”と記す場合がある)の種類または素材のうち1種類以上を示す情報である。例えば、Tシャツの属性情報「インナー」、パンツの2つの属性情報「綿」および「アウター」、革ジャンの2つの属性情報「革」および「ジャンバー」などであるが、これに限らない。
また、処理申込情報は、衣服の1以上の属性情報に加えて、通常、ユーザ識別子、および処理識別子も有する。
また、処理申込情報は、衣服の画像も有することは好適である。画像は、通常、静止画であるが、動画でもよい。また、画像は、衣服の全体の画像でもよいし、一部を拡大した拡大画像でもよい。拡大画像は、通常、衣服それ自体の拡大画像であるが、衣服に付された洗濯タグの拡大画像も含むことは好適である。洗濯タグの拡大画像を文字認識することで、処理が可能か否かの判断に役立つ情報が得られる場合がある。
さらに、処理申込情報は、数量情報(重量、枚数等)を含んでもよい。数量情報とは、衣服の枚数または重量のうち1種類以上に関する情報である。
ユーザ利用情報受信部122は、ユーザ端末2からユーザ利用情報を受信する。ユーザ利用情報とは、ユーザの衣服の利用に関する情報である。ユーザ利用情報は、例えば、着用期間、着用頻度、着用シーン、洗濯頻度、リメイクのありなしのうち、1種類以上の情報を有する。着用期間とは、衣服が着用された期間を示す情報であり、例えば、2カ月、1年間等である。着用頻度とは、衣服が着用された頻度を示す情報であり、例えば、週に1回、月に2回などである。着用シーンとは、衣服が着用されたシーンまたは目的を示す情報であり、例えば、お出かけ時、通勤用、普段着などである。洗濯頻度とは、衣服が洗濯された頻度を示す情報であり、例えば、着用後に毎回、3回着用する毎に1回などである。リメイクのありなしとは、衣服がリメイクされたことがあるかないか、またはリメイクされた回数を示す情報である。
ユーザ利用情報受信部122は、ユーザ端末2から、通常、当該ユーザ端末2を識別するユーザ識別子と対に、ユーザ利用情報を受信する。なお、対に受信または送信することは、ユーザ利用情報がユーザ識別子を有する場合も含む。
ユーザ利用情報受信部122は、受信したユーザ利用情報を、通常、格納部11に蓄積する。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、判断部131、処理工程決定部132、処理方法情報取得部133、通知判断部134、および重量推定部135などの処理である。判断部131等の処理には、ユーザ利用情報受信部122が受信した処理申込情報を用いた各種の解析が含まれる。各種の解析とは、例えば、画像の解析、文字の認識、数量の計算などである。また、処理部13は、フローチャートで説明する各種の判別なども行う。
判断部131は、1以上の属性情報を用いて、衣服に対する処理が可能否かを判断する。衣服に対する処理は、前述したように、例えば、撥水加工、消臭処理などである。
判断部131は、例えば、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報を用いた解析により、当該衣服に対する処理が可能か否かを判断してもよい。
判断部131は、例えば、処理申込情報が有する処理識別子と対になる条件を判断条件格納部112から取得し、1以上の属性情報が、取得した条件に合致するか否かを判断することは好適である。判断部131は、通常、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報が有する処理識別子と対になる条件を判断条件格納部112から取得し、当該処理申込情報が有する1以上の属性情報が、取得した条件に合致するか否かを判断する。
また、判断部131は、衣服の画像を解析し、1以上の特徴量を抽出し、1以上の特徴量を用いて、衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断してもよい。本実施形態でいう特徴量とは、衣服の素材の種類や性質(以下、材質と記す場合がある)に関する特徴を示す情報である。
材質に関する特徴は、例えば、目が粗いことでもよい。目が粗いという特徴は、例えば、衣服を構成する糸間の隙間の割合という特徴量を用いて表現可能である。そして、目が粗い衣服は、コーディングで塞ぎきれない隙間が残りやすく、目が粗くない衣服と比べて、通常、低い撥水効果しか得られない。また、目が粗い衣服は、例えば、生地が薄く、コーディングでパリパリになる場合もあるため、撥水加工に適さないとも考えられる。
そこで、判断部131は、衣服の画像に対する画像解析によって、例えば、その糸間の隙間の割合を算出し、算出した割合が閾値よりも大きい又は閾値以上である場合に、撥水加工が不可能であると判断してもよい。
または、材質に関する特徴は、例えば、ニット生地であることでもよい。一般の生地が縦糸と横糸とを交差させながら織られる生地(織物)であるのに対して、ニット生地は、一方向の糸で次々にループを繋ぎながら編まれていく生地(編み物)である。ニット生地であるという特徴は、例えば、生地を構成する糸の形状がループ状であるという特徴量を用いて表現できる。そして、ニット生地は、その柔らかい肌触りがコーディングによって損なわれる場合があるため、撥水加工に適さないとも考えられる。
なお、例えば、タオルに多く用いられるパイル生地も、糸の形状がループ状である。しかし、パイル生地は、高い吸水性が本来の機能の1つであり、撥水加工は、この機能を損なうとも考えられる。
そこで、判断部131は、画像解析によって、例えば、生地の糸の形状がループ状か否かを判別し、ループ状である場合に、撥水加工は不可能であると判断してもよい。
または、材質に関する特徴は、例えば、撥水性を元々有する生地(以下、撥水生地と記す場合がある)であることでもよい。撥水生地とは、例えば、合成皮革などである。撥水生地であるという特徴は、例えば、光沢という特徴量を用いて表現できる。そして、撥水性を有する生地に、さらに撥水加工を施す必要はない。
そこで、判断部131は、画像解析によって、例えば、色または輝度のうち1種類以上の分布に関する情報を取得し、色または輝度のうち1種類以上が、閾値以上、周囲と異なる領域があるか否か等により、光沢の有無を判別し、光沢がある場合に、撥水加工は不可能であると判断してもよい。
なお、撥水加工が不可能であることは、例えば、撥水加工が適さない場合や、撥水加工が不必要である場合なども含み、広く解する。また、特徴量の表現形式は問わない。
さらに、衣服の画像は、通常、ユーザが当該衣服をデジカメやスマートフォン等で撮影した画像であるが、例えば、当該衣服のメーカーやショップ等のサイトからダウンロードされた画像でもよい。
判断部131は、例えば、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報が有する衣服の画像を解析することで、処理が可能か否かの判断をすることは好適である。
例えば、受信された処理申込情報が有する衣服の画像が洗濯タグの拡大画像を含む場合、判断部131は、洗濯タグの拡大画像を解析して、文字やマーク等を認識する認識処理を行い、当該衣服の材質に関する情報を取得し、当該衣服に対する予め決められた処理が可能か否かの判断に利用してもよい。
判断部131は、処理申込情報に対応する衣服の衣服識別子と対になる処理識別子を用いて、衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断する。予め決められた処理は、例えば、前述した撥水加工や消臭処理などである。
処理工程決定部132は、処理申込情報を用いて、衣服の属性に応じた処理の工程を決定し、工程情報を取得する。処理工程決定部132は、例えば、受信された処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報に対応する処理の工程を決定し、工程情報を取得してもよい。
処理工程決定部132は、例えば、受信された処理申込情報に対応する過去の処理を識別する処理識別子を取得し、取得した処理識別子に対応する工程情報を工程選択情報格納部113から取得することは好適である。なお、処理工程決定部132は、受信された処理申込情報に対応する過去の処理を識別する処理識別子を、例えば、衣服管理情報格納部111から取得してもよいし、または、受信された処理申込情報がこれを有している場合には、この処理申込情報から取得しても構わない。
処理方法情報取得部133は、衣服の1以上の属性情報を用いて、当該衣服の処理の方法に関する情報である処理方法情報を取得する。取得される処理方法情報は、例えば、当該衣服の処理に使用する薬品の種類、量、濃度、処理の時の温度、処理時間のうち1種類以上の情報を含む。
処理方法情報取得部133は、例えば、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報を用いた解析により、かかる処理方法情報を取得してもよい。
処理方法情報取得部133は、例えば、受信された処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報に対応する処理方法情報を、工程選択情報格納部113から取得することは好適である。
処理方法情報取得部133は、例えば、受信された処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報に対応する処理方法情報であり、かつ処理工程決定部132が取得した工程情報に対応する処理方法情報を、工程選択情報格納部113から取得することは、より好適である。
処理方法情報取得部133は、例えば、衣服の重量を用いて、薬品の量を含む処理方法情報を取得してもよい。例えば、受信された処理申込情報に、衣服の重量を示す数量情報が含まれている場合、処理方法情報取得部133は、薬品の量を含む処理方法情報を、当該数量情報を用いて取得することは好適である。
処理方法情報取得部133は、例えば、衣服の重量をパラメータとする増加関数を用いて、薬品の量を計算してもよい。または、処理方法情報取得部133は、例えば、衣服の重量と薬品の量と対の集合である第一対応情報を保持しており、この第一対応情報を用いて、衣服の重量に対応する薬品の量を取得しても構わない。
通知判断部134は、衣服管理情報格納部111に格納されている1以上の各衣服管理情報に対して、次回の処理が必要か否かを判断する。なお、次回の処理が必要か否かを判断することは、例えば、メンテナンスの時期を判断することでもよい。
通知判断部134は、例えば、衣服管理情報格納部111から一の衣服管理情報を取得し、当該衣服管理情報に対応するユーザ利用情報を格納部11から取得し、取得した衣服管理情報および取得したユーザ利用情報を用いて、当該衣服管理情報が有する衣服識別子で識別される衣服に対して、次回の処理が必要か否かを判断する一連の動作を、未取得の衣服管理情報がなくなるまで繰り返すことは好適である。なお、対応するユーザ利用情報とは、当該衣服管理情報が有するユーザ識別子に対応付けて格納されているユーザ利用情報である。
通知判断部134は、取得したユーザ利用情報を用いて、例えば、処理周期情報をさらに取得し、次回の処理が必要か否かを、この処理周期情報を用いて判断してもよい。処理周期情報とは、処理の周期に関する情報である。処理周期情報は、例えば、処理識別子と、当該処理識別子で識別される処理の周期とを有する。
通知判断部134は、例えば、判断を行うタイミングを示すタイミング情報を保持しており、このタイミング情報に従うタイミングで、上記のような通知判断処理を行ってもよい。タイミング情報は、例えば、1以上の年月日の集合でもよいし、毎週金曜日、毎月1日といった周期でもよい。タイミング情報に従うタイミングとは、例えば、MPUの内蔵時計やNTPサーバ等から取得される現在時刻が、タイミング情報の示す年月日に達したタイミングでもよいし、前回の取得からの経過時間が、タイミング情報の示す周期を超えたタイミングでもよい。
ただし、通知判断処理は、例えば、通知判断処理の実行の指示である通知判断指示に応じて行われてもよい。また、通知判断処理は、例えば、新たな衣服管理情報が蓄積されたことに応じて、当該新たな衣服管理情報に関して行われもよく、その実行のタイミングやトリガは問わない。
重量推定部135は、処理の対象となる衣服の重量を推定する。重量推定部135は、衣服に重量を、通常、受信された処理申込情報が有する1以上の属性情報を用いて推定する。1以上の属性情報とは、例えば、素材情報、サイズ、衣服の種類情報などである。重量推定部135は、例えば、素材、サイズ、種類のうち一種類以上の情報と、重量との対の集合である第二対応情報を保持しており、受信された処理申込情報が有する1以上の属性情報と、この第二対応情報とを用いて、例えば、機械学習を行うことにより、衣服の重量を推定してもよい。なお、推定することは、当該1以上の属性情報のうち1つが、衣服の重量を示す数量情報である場合に、当該数量情報を取得することも含む。また、衣服の重量は、例えば、衣服を送付する際の送料などからも推定可能であり、その推定方法は問わない。また、機械学習は、ここでは、例えば、深層学習、SVR等である。重量推定部135は、例えば、素材情報、サイズ、衣服の種類情報等、および重量等の情報のセットを2以上、機械学習のアルゴリズムにより学習し、学習情報を蓄積しておく。そして、重量推定部135は、重量を推定する対象の衣服の素材情報、サイズ、衣服の種類情報等を受け付け、蓄積した学習情報を用いた機械学習のアルゴリズムにより衣服の重量を取得する。
申込登録部136は、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報に対する判断部131の判断結果が、衣服に対する処理が可能であるとの判断結果である場合、当該処理申込情報に対応する衣服管理情報を構成し、衣服管理情報格納部111に蓄積する。対応する衣服管理情報とは、受信された処理申込情報を用いた各種の解析の結果を含む衣服管理情報であってもよい。
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、上述した判断結果などである。
判断結果送信部141は、判断部131の判断結果をユーザ端末2に送信する。すなわち、判断結果送信部141は、判断部131の判断結果が、衣服に対する処理が可能であるとの判断結果である場合には、例えば、判断結果“処理可能”を送信し、衣服に対する処理が不可能であるとの判断結果である場合には、例えば、判断結果“処理不可能”を送信してもよい。
判断結果送信部141は、通常、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報に対する判断部131の判断結果を、当該処理申込情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザのユーザ端末2に送信する。
通知部142は、一の衣服管理情報に対して、通知判断部134が次回の処理が必要であると判断した場合、当該衣服管理情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザに、次回の処理が必要である旨を通知する。次回の処理が必要である旨の通知とは、次回のメンテナンスの時期に関する通知でもよい。
出力部15は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、工程情報、処理方法などである。出力部15は、各種の情報を、通常、ディスプレイに表示したり、プリンタでプリントアウトしたりするが、例えば、ユーザ端末2や、図示しない店舗端末、図示しない外部の装置(例えば、工場のサーバ等)などに送信したり、記録媒体に蓄積したりしてもよいし、他の処理装置や他のプログラムなどに引渡しても構わない。なお、このことは、後述する処理方法情報出力部152にも当てはまる。
処理工程出力部151は、処理工程決定部132が決定した処理の工程を出力する。処理工程出力部151は、処理工程決定部132が取得した工程情報を、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。ただし、処理工程出力部151は、工程情報を、例えば、店舗端末等に送信してもよい。
処理方法情報出力部152は、処理方法情報取得部133が取得した処理方法情報を、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。ただし、処理工程出力部151は、処理方法情報を、例えば、店舗端末等に送信してもよい。
ユーザ端末2を構成する端末格納部21は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子などである。
端末受付部22は、各種の情報を受け付ける。各種の情報とは、例えば、処理申込情報、ユーザ利用情報などである。端末受付部22は、処理申込情報等の情報を、通常、キーボード等の入力デバイスを介して受け付けるが、例えば、ディスクや半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報を受け付けたり、ネットワーク等を介して送信された情報を受信したりしてもよい。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、フローチャートで説明する各種の判別などである。
端末送信部24は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、処理申込情報、ユーザ利用情報などである。端末送信部24は、端末受付部22が受け付けた処理申込情報等の情報を、端末格納部21に格納されているユーザ識別子と対に、衣服処理管理サーバ1に送信する。なお、送信される情報は、受け付けられた情報と必ずしも同じでなくてもよい。
端末受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、判断結果、通知などである。端末受信部25は、衣服処理管理サーバ1から判断結果等の情報を受信する。
端末出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、判断結果、通知などである。端末出力部26は、端末受信部25が受信した判断結果等の情報を、通常、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。なお、出力される情報は、受信された情報と必ずしも同じでなくてもよい。
処理が不可能であることを示す判断結果が出力された場合、ユーザは、処理の申し込みを取りやめたり、別の処理に変更したりすることができる。また、次回の処理が必要である旨の通知が出力された場合、ユーザは、次回のメンテナンスの必要性を認識して、次回の処理の申し込みを行うことができる。
格納部11、衣服管理情報格納部111、判断条件格納部112、工程選択情報格納部113、および端末格納部21は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリといった不揮発性の記録媒体が好適であるが、RAMなど揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、DVDやメモリカード等の携帯型の記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、ネットワークや通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。入力デバイスは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等、何でもよい。
端末受付部22は、入力デバイスを含むと考えても、含まないと考えてもよい。端末受付部22は、入力デバイスのドライバーソフトによって、または入力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
受信部12、処理申込情報受信部121、ユーザ利用情報受信部122、および端末受信部25は、通常、有線または無線の通信手段(例えば、ネットワークカードやモデム等の通信モジュール)で実現されるが、放送を受信する手段(例えば、放送受信モジュール)で実現されてもよい。
処理部13、判断部131、処理工程決定部132、処理方法情報取得部133、通知判断部134、重量推定部135、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。ただし、処理手順は、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
送信部14、判断結果送信部141、通知部142、および端末送信部24は、通常、有線または無線の通信手段で実現されるが、放送手段(例えば、放送モジュール)で実現されてもよい。
出力部15、処理工程出力部151、処理方法情報出力部152、および端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えてもよい。出力部15等は、出力デバイスのドライバーソフトによって、または出力デバイスとそのドライバーソフトとで実現され得る。
次に、情報システムの動作について図2および図3のフローチャートを用いて説明する。なお、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
図2は、衣服処理管理サーバ1の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS201)処理部13は、処理申込情報受信部121が処理申込情報を受信したか否かを判別する。処理申込情報受信部121が処理申込情報を受信した場合はステップS202に進み、受信していない場合はステップS203に進む。
(ステップS202)判断部131は、処理申込情報受信部121が受信した処理申込情報を用いた解析を行う。
(ステップS203)判断部131は、受信された処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報を用いた解析の結果により、当該衣服に対する処理が可能か否かを判断する。当該衣服に対する処理が不可能であると判断された場合はステップS204に進み、当該衣服に対する処理が可能であると判断された場合はステップS205に進む。
(ステップS204)判断結果送信部141は、判断部131の判断結果“処理不可能”を、当該処理申込情報の送信元であるユーザ端末2に送信する。その後、ステップS201に戻る。
(ステップS205)判断結果送信部141は、判断部131の判断結果“処理可能”を、当該処理申込情報の送信元であるユーザ端末2に送信する。
(ステップS206)処理工程決定部132は、上記解析の結果、および工程選択情報格納部113に格納されている工程選択情報などを用いて、処理の工程を決定し、工程種類情報を取得する。
(ステップS207)処理工程出力部151は、処理工程決定部132が取得した工程種類情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。
(ステップS208)処理方法情報取得部133は、処理工程決定部132が取得した工程種類情報、および工程選択情報格納部113に格納されている工程選択情報などを用いて、当該工程種類情報に対応する処理方法情報を取得する。なお、重量推定部135が、受信された処理申込情報が有する衣服の1以上の属性情報、および保持している第二対応情報などを用いて、当該衣服の重量を推定し、処理方法情報取得部133は、推定された重量をも用いて、処理方法情報を取得することは好適である。
(ステップS209)処理方法情報出力部152は、処理方法情報取得部133が取得した処理方法情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。
(ステップS210)申込登録部136は、上記解析の結果等を有する衣服管理情報を構成し、衣服管理情報格納部111に蓄積する。その後、ステップS201に戻る。
(ステップS211)処理部13は、ユーザ利用情報受信部122がユーザ端末2からユーザ利用情報を受信したか否かを判別する。ユーザ利用情報受信部122がユーザ端末2からユーザ利用情報を受信した場合はステップS212に進み、受信していない場合はステップS213に進む。
(ステップS212)ユーザ利用情報受信部122は、受信したユーザ利用情報を格納部11に蓄積する。その後、ステップS201に戻る。
(ステップS213)通知判断部134は、例えば、保持しているタイミング情報と、MPUの内蔵時計等から取得される現在時刻とを用いて、通知判断を行うタイミングか否かを判別する。また、通知判断部134は、通知判断を行うか否かの判別を、例えば、ユーザ端末2からの通知判断指示の有無などによっても行うことも好適である。通知判断を行う場合はステップS214に進み、行わない場合はステップS201に戻る。
(ステップS214)通知判断部134は、変数iに初期値1をセットする。変数iは、衣服管理情報格納部111に格納されている1以上の衣服管理情報のうち未選択の衣服管理情報を順番に選択していくための変数である。
(ステップS215)通知判断部134は、i番目の衣服管理情報があるか否かを判別する。i番目の衣服管理情報がある場合はステップS216に進み、ない場合はステップS201に戻る。
(ステップS216)通知判断部134は、i番目の衣服管理情報を衣服管理情報格納部111から取得し、さらに、i番目の衣服管理情報に対応するユーザ利用情報を格納部11から取得する。
(ステップS217)通知判断部134は、i番目の衣服管理情報およびこれに対するユーザ利用情報を用いて、i番目の衣服管理情報が有する衣服識別子で識別される衣服に対して、次回の処理が必要か否かを判断する。次回の処理が必要と判断された場合はステップS218に進み、不必要と判断された場合はステップS219に進む。
(ステップS218)通知部142は、i番目の衣服管理情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザに、次回の処理が必要である旨を通知する。
(ステップS219)通知判断部134は、変数iをインクリメントする。その後、ステップS215に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、衣服処理管理サーバ1の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
図3は、ユーザ端末2の動作を説明するフローチャートである。
(ステップS301)端末処理部23は、端末受付部22が処理申込情報を受け付けたか否かを判別する。端末受付部22が処理申込情報を受け付けた場合はステップS302に進み、受け付けていない場合はステップS303に進む。
(ステップS302)端末送信部24は、端末受付部22が受け付けた処理申込情報を衣服処理管理サーバ1に送信する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS303)端末処理部23は、端末受信部25が判断結果を受信したか否かを判別する。端末受信部25が判断結果を受信した場合はステップS304に進み、受信していない場合はステップS305に進む。
(ステップS304)端末出力部26は、端末受信部25が受信した判断結果を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS305)端末処理部23は、端末受付部22がユーザ利用情報を受け付けたか否かを判別する。端末受付部22がユーザ利用情報を受け付けた場合はステップS306に進み、受け付けていない場合はステップS307に進む。
(ステップS306)端末送信部24は、端末受付部22が受け付けたユーザ利用情報を衣服処理管理サーバ1に送信する。その後、ステップS301に戻る。
(ステップS307)端末処理部23は、端末受信部25が通知を受信したか否かを判別する。端末受信部25が通知を受信した場合はステップS308に進み、受信していない場合はステップS301に戻る。
(ステップS308)端末出力部26は、端末受信部25が受信した通知を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その後、ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、ユーザ端末2の電源オンやプログラムの起動に応じて処理が開始し、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。ただし、処理の開始または終了のトリガは問わない。
以下、本実施の形態における情報システムの具体的な動作例について説明する。なお、以下の説明は、種々の変更が可能であり、本発明を何ら限定するものではない。また、既出の事項に関する説明は、省略または簡略化している。
本例の情報システムは、衣服処理管理サーバ1、および2以上のユーザ端末2を備える。2以上のユーザ端末2のうち一つは、ユーザ識別子“AA”で識別されるユーザ(以下、ユーザAAと記す場合がある)の端末である。2以上のユーザ端末2のうち他の一つは、ユーザ識別子“BB”で識別されるユーザ(ユーザBB)の端末である。
衣服処理管理サーバを構成する衣服管理情報格納部111には、図4に示すような2以上の衣服管理情報が格納され得る。図4は、衣服管理情報のデータ構造図である。衣服管理情報は、ユーザ識別子、衣服識別子、1以上の処理識別子、および当該1以上の処理識別子に対応する1以上の時期情報などを有する。なお、衣服管理情報は、1以上の属性情報をさらに有していてもよい。
2以上の各衣服管理情報は、ID(例えば、1,2,…)に対応付いている。例えば、ID“1”に対応付いた衣服管理情報(以下、衣服管理情報1と記す場合がある)は、ユーザ識別子“AA”、衣服識別子“aaa”、および処理識別子“撥水”と時期情報“2016年2月10日”との対などを有する。なお、衣服管理情報1は、衣服識別子“aaa”で識別される衣服aaaの1以上の属性情報“アウター”および“化繊”をさらに有していてもよい。
また、ID“2”に対応付いた衣服管理情報(衣服管理情報2)は、ユーザ識別子“BB”、衣服識別子“bbb”、処理識別子“消臭”と時期情報“2016年7月15日”との対、および処理識別子“消臭”と時期情報“2016年10月20日”との対などを有する。なお、衣服管理情報2は、衣服識別子“bbb”で識別される衣服bbbの1以上の属性情報“インナー”および“綿”をさらに有していてもよい。
判断条件格納部112には、図5に示すような2以上の判断条件が格納されている。図5は、判断条件のデータ構造図である。判断条件は、処理識別子、および1以上の属性情報に関する条件を有する。1以上の属性情報に関する条件は、種類情報、素材情報、および判断結果の組の集合で構成される。
2以上の判断条件は、ID(例えば、1,2,…)に対応付いている。例えば、ID“1”に対応付いた判断条件(以下、判断条件1と記す場合がある)は、処理識別子“撥水”、および“撥水”に対応する1以上の属性情報に関する条件を有する。“撥水”に対応する1以上の属性情報に関する条件は、種類情報“Null”、素材情報“獣毛品(革・毛皮)”、および判断結果“不可能”の組、種類情報“インナー”、素材情報“Null”、および判断結果“不可能”の組、種類情報“アウター”、素材情報“目が粗い(糸間の隙間の割合が閾値以上)”、および判断結果“不可能”の組、種類情報“アウター”、素材情報“目が粗くない(糸間の隙間の割合が閾値未満)”、および判断結果“可能”の組、…などで構成されている。なお、“Null”は、当該情報が存在しないことを示す(以下同様)。
また、ID“2”に対応付いた判断条件(判断条件2)は、処理識別子“消臭”、および“消臭”に対応する1以上の属性情報に関する条件を有する。“消臭”に対応する1以上の属性情報に関する条件は、種類情報“インナー”、素材情報“Null”、および判断結果“可能”の組、種類情報“アウター”、素材情報“綿を含む”、および判断結果“可能”の組、種類情報“アウター”、素材情報“綿を含まない”、および判断結果“不可能”の組、…などで構成されている。
ただし、当初、衣服管理情報1および2等は、未だ衣服管理情報格納部111には格納されていないものとする。
工程選択情報格納部113には、図6に示すような1以上の工程選択情報が格納されている。図6は、工程選択情報のデータ構造図である。工程選択情報は、処理識別子、および工程情報を有する。工程情報は、処理の回数と、工程種類情報と、処理方法情報との対の集合で構成される。工程方法情報は、薬品識別子群、およびパラメータ群を含む。
1以上の各工程選択情報は、ID(例えば、1,2,…)に対応付いている。例えば、ID“1”に対応付いた工程選択情報(以下、工程選択情報1と記す場合がある)は、処理識別子“撥水”と、“撥水”に対応する2種類の工程情報とを有する。“撥水”に対応する2種類の工程情報のうち1番目の工程情報は、処理の回数“未実行”と、“未実行”に対応する工程種類情報“通常の工程”と、“通常の工程”に対応する処理方法情報とを有する。“通常の工程”に対応する処理方法情報は、薬品識別子群“xx”、およびパラメータ群“10ml”を含む。
また、“撥水”に対応する2種類の工程情報のうち2番目の工程情報は、処理の回数“実行済”と、“実行済”に対応する工程種類情報“薬品の調合を変更した工程”と、“薬品の調合を変更した工程”に対応する処理方法情報とを有する。“薬品の調合を変更した工程”に対応する処理方法情報は、薬品識別子群“xx”、および“xx”に対応するパラメータ群“5ml”と、薬品識別子群“yy”、および“yy”に対応するパラメータ群“10ml”とを含む。
また、ID“2”に対応付いた工程選択情報(工程選択情報2)は、処理識別子“消臭”と、“消臭”に対応する3種類の工程情報とを有する。“消臭”に対応する3種類の工程情報のうち1番目の工程情報は、処理の回数“1回目”と、“1回目”に対応する工程種類情報“通常の工程”と、“通常の工程”に対応する処理方法情報とを有する。“通常の工程”に対応する処理方法情報は、薬品識別子群“zz”、および“zz”に対応するパラメータ群“40度,10分”を含む。
また、“消臭”に対応する3種類の工程情報のうち2番目の工程情報は、処理の回数“2〜3回目”と、“2〜3回目”に対応する工程種類情報“薬品の温度を変更した工程”と、“薬品の温度を変更した工程”に対応する処理方法情報とを有する。“薬品の温度を変更した工程”に対応する処理方法情報は、薬品識別子群“zz”、および“zz”に対応するパラメータ群“50度,10分”を含む。
さらに、“消臭”に対応する3種類の工程情報のうち3番目の工程情報は、処理の回数“4回目以降”と、“4回目以降”に対応する工程種類情報“薬品の温度および処理時間を変更した工程”と、“薬品の温度および処理時間を変更した工程”に対応する処理方法情報とを有する。“薬品の温度および処理時間を変更した工程”に対応する処理方法情報は、薬品識別子群“zz”、および“zz”に対応するパラメータ群“50度,15分”を含む。
ユーザ端末2の端末格納部21には、当該ユーザ端末2のユーザを識別するユーザ識別子と、画面構成情報とが格納されている。ユーザ識別子は、例えば、メールアドレスである。画面構成情報とは、例えば、後述する処理申込画面、後述するユーザ情報入力画面、および後述する通知画面などを構成するための情報である。画面構成情報は、例えば、テキストデータ、画像データ、およびレイアウト情報などを含む。テキストデータは、ユーザに対し、例えば、情報の入力を要求したり、通知したりするための文字列のデータである。画像データは、例えば、文字列に対応付けて配置されるチェックボックスや入力欄やボタン等の画像のデータである。レイアウト情報は、画面内における文字列または画像の位置、サイズ等を示す情報である。
現在の日付は、2016年2月10日である。ユーザAAのユーザ端末2において、端末出力部26が、端末格納部21に格納されている画面構成情報を用いて申込画面を構成し、ディスプレイを介して出力することで、そのディスプレイには、図7に示すような申込画面が表示されている。
図7は、申込画面の出力例を示す図である。この申込画面は、問合せ“この衣服は、弊社で過去に同じ処理したことがありますか?”と、第一の要求“1.衣服の種類を選択してください。”、第二の要求“2.衣服の素材を選択してください。”、第三の要求“3.衣服に愛する種類を選択してください。”、および第四の要求“4.衣服の画像があれば添付してください。”とを有する。
また、申込画面には、上記問い合わせに対応付けて、「再処理」ボタンが配置される。また、申込画面には、上記第一の要求に対応付けて、第一の選択肢“インナー”とチェックボックスとの対、および第二の選択肢“アウター”とチェックボックスとの対が配置される。また、申込画面には、上記第二の要求に対応付けて、第一の選択肢“綿100%”とチェックボックスとの対、第二の選択肢“化繊100%”とチェックボックスとの対、第三の選択肢“綿・化繊混合”とチェックボックスとの対、および第四の選択肢“獣毛品(革・毛皮)”とチェックボックスとの対が配置される。また、申込画面には、上記第三の要求に対応付けて、第一の選択肢“撥水加工”とチェックボックスとの対、および第二の選択肢“消臭処理”とチェックボックスとの対が配置される。また、申込画面には、上記第四の要求に対応付けて、衣服の画像をドラッグ・アンド・ドロップ等で入力するための入力欄が配置される。
ユーザAAは、当該衣服を処理したことはないため、キーボード等の入力デバイスを介して、上記第一〜第四の各要求に対し、一の選択肢を選択する操作、または要求された情報を入力する操作を行う。本例では、第一の要求に対して“アウター”が選択され、第二の要求に対して“化繊100%”が選択され、第三の要求に対して“撥水加工”が選択されたとする。また、第四の要求に対して、衣服aaaの画像“aaa.jpg”が入力欄に入力されたとする。
端末受付部22は、上記4つの操作を受け付け、処理申込情報を構成する。この処理申込情報は、当該衣服を識別する衣服識別子“aaa”と、上記4つの操作に対応する種類情報“アウター”、素材情報“化繊100%”、処理識別子“撥水”、および画像“aaa.jpg”と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子“AA”とを含む。端末送信部24は、端末受付部22によって構成された処理申込情報を、衣服処理管理サーバ1に送信する。
衣服処理管理サーバ1において、処理申込情報受信部121が上記処理申込情報を受信し、判断部131は、受信された処理申込情報を用いた解析を行う。すなわち、判断部131は、画像“aaa.jpg”を解析し、当該衣服を構成する糸間の間隔の割合を算出する。また、判断部131は、こうして算出した糸間の間隔も用いて、受信された処理申込情報に含まれる処理識別子“撥水”と1以上の属性情報“アウター”および“化繊100%”との組が、判断条件格納部112に格納されている2以上の各判断条件(判断条件1,判断条件2,…)を満たすか否かを判断する。
本例では、算出された糸間の間隔の割合は閾値未満であり、当該衣服の素材は目が粗くないと判断される。従って、判断部131は、受信された処理申込情報に含まれる処理識別子“撥水加工”と1以上の属性情報“アウター”および“化繊100%”との組が、処理識別子“撥水”を含む判断条件1を構成する4番目の条件を満たすと判断する。
判断部131は、以上のような解析の結果により、当該衣服に対する撥水加工が可能であると判断する。判断結果送信部141は、判断部131の判断結果“処理可能”を、ユーザAAのユーザ端末2に送信する。なお、かかる判断結果に応じたユーザ端末2側の動作については、後述する。
処理工程決定部132は、工程選択情報格納部113に格納されている2以上の工程選択情報(工程選択情報1,工程選択情報2,…)等を用いて、当該衣服aaaに対する処理(撥水加工)の工程を決定し、工程情報を取得する。すなわち、最初、処理工程決定部132は、衣服管理情報格納部111を参照して、当該衣服aaaに関する情報が存在しないことから、当該衣服aaaに対する撥水加工は未実行であると判断する。次に、処理工程決定部132は、工程選択情報格納部113を参照して、処理識別子“撥水”を含む工程選択情報1から“未実行”に対応する工程種類情報を取得する。これにより、工程種類情報“通常の工程”が取得される。
処理工程出力部151は、こうして取得された工程種類情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、取得された工程種類情報に対応する文字列“通常の工程で撥水加工を行います”が表示される。
次に、処理方法情報取得部133は、工程選択情報格納部113に格納されている2以上の工程選択情報を用いて、処理工程決定部132が取得した工程種類情報に対応する処理方法情報を取得する。その際、重量推定部135が、受信された処理申込情報が有する1以上の属性情報“アウター”および“化繊100%”、ならびに保持している第二対応情報などを用いて、衣服aaaの重量を推定し、処理方法情報取得部133は、推定された重量をも用いて、処理方法情報を取得することは好適である。
これにより、薬品識別子群“xx”およびパラメータ群“10ml”を含む処理方法情報が取得される。なお、処理方法情報取得部133は、薬品の量を、例えば、推定された重量をパラメータとする増加関数を用いて算出しもよい。処理方法情報出力部152は、こうして取得された処理方法情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、取得された工程種類情報および処理方法情報の対に対応する文字列“通常の工程では、薬品xxを10ml使用します”が表示される。
申込登録部136は、上記解析の結果等を含む衣服管理情報を構成し、衣服管理情報格納部111に蓄積する。この衣服管理情報は、ユーザ識別子“AA”、衣服識別子“aaa”、処理識別子“撥水”、および時期情報“2016年2月10日”を含む。これにより、衣服管理情報格納部111には、図4に示した衣服管理情報1が格納される結果となる。
他方、ユーザAAのユーザ端末2において、端末受信部25が前述の判断結果“処理可能”を受信すると、端末出力部26は、受信された判断結果と、端末格納部21に格納されている画面構成情報とを用いて、ユーザ情報入力画面を構成し、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その結果、ユーザ端末2のディスプレイに、図8に示すようなユーザ情報入力画面が表示される。
図8は、ユーザ情報入力画面の出力例を示す図である。このユーザ情報入力画面は、上記判断結果を示す文字列“ご依頼の衣服に対する処理は可能です”を有する。また、ユーザ情報入力画面は、ユーザ利用情報の入力を促す文字列“この衣服のご利用に関する下記情報の入力をお願いします。”と、2つの項目とを有する。2つの項目のうち、第一の項目は“1.着用期間”であり、第二の項目は“2.着用頻度”である。
また、ユーザ情報入力画面には、上記第一の項目に対応付けて、第一の選択肢“3カ月未満”とチェックボックスとの対、第二の選択肢“3カ月以上1年未満”とチェックボックスとの対、および第三の選択肢“1年以上”とチェックボックスとの対が配置される。また、ユーザ情報入力画面には、上記第二の項目に対応付けて、第一の選択肢“週に1回以上”とチェックボックスとの対、第二の選択肢“月に数回”とチェックボックスとの対、第三の選択肢“数カ月に1回”とチェックボックスとの対、および第四の選択肢“年に1回未満”とチェックボックスとの対が配置される。
ユーザAAは、キーボード等の入力デバイスを介して、上記第一および第二の各項目に対し、一の選択肢を選択する操作を行う。本例では、第一の項目に対して“3カ月未満”が選択され、第二の項目に対して“月に数回”が選択されたとする。
端末受付部22は、上記2つの操作を受け付け、ユーザ利用情報を構成する。このユーザ利用情報は、衣服識別子“aaa”と、上記2つの操作に対応する着用期間“3カ月未満”、および着用頻度“月に数回”と、端末格納部21に格納されているユーザ識別子“AA”とを含む。端末送信部24は、端末受付部22によって構成されたユーザ利用情報を、衣服処理管理サーバ1に送信する。
衣服処理管理サーバ1において、ユーザ利用情報受信部122が上記ユーザ利用情報を受信し、受信したユーザ利用情報を格納部11に蓄積する。こうして、格納部11には、衣服管理情報格納部111に格納されている衣服管理情報1に対応するユーザ利用情報が格納される結果となる。
現在の日付は、2016年7月15日である。ユーザBBのユーザ端末2において、端末出力部26が、端末格納部21に格納されている画面構成情報を用いて申込画面を構成し、ディスプレイを介して出力することで、そのディスプレイには、図7に示したものと同様の申込画面が表示されている。
ユーザBBは、当該衣服を処理したことはないため、上記第一〜第四の各要求に対する操作を行う。本例では、第一の要求に対して“インナー”が選択され、第二の要求に対して“綿100%”が選択され、第三の要求に対して“消臭処理”が選択されたが、第四の要求に対しては、画像の入力は行われなかったものとする。
端末受付部22は、上記3つの操作を受け付け、処理申込情報を構成する。この処理申込情報は、当該衣服を識別する衣服識別子“bbb”と、上記3つの操作に対応する種類情報“インナー”、素材情報“綿100%”、および処理識別子“消臭”と、ユーザ識別子“BB”とを含む。端末送信部24は、端末受付部22によって構成された処理申込情報を、衣服処理管理サーバ1に送信する。
衣服処理管理サーバ1において、処理申込情報受信部121が上記処理申込情報を受信し、判断部131は、受信された処理申込情報を用いた解析を行う。すなわち、判断部131は、受信された処理申込情報に含まれる処理識別子“消臭”と1以上の属性情報“インナー”および“綿100%”との組が、判断条件格納部112に格納されている2以上の各判断条件を満たすか否かを判断する。
本例では、種類情報が“インナー”であるため、判断部131は、受信された処理申込情報に含まれる処理識別子“消臭”と属性情報“インナー”との組が、処理識別子“消臭”を含む判断条件2を構成する1番目の条件を満たすと判断する。
判断部131は、以上のような解析の結果により、当該衣服bbbに対する消臭処理が可能であると判断する。判断結果送信部141は、判断部131の判断結果“処理可能”を、ユーザBBのユーザ端末2に送信する。
処理工程決定部132は、工程選択情報格納部113に格納されている2以上の工程選択情報等を用いて、当該衣服bbbに対する処理(消臭処理)の工程を決定し、工程情報を取得する。すなわち、最初、処理工程決定部132は、衣服管理情報格納部111を参照して、当該衣服bbbに関する情報が存在しないことから、当該衣服bbbに対する鞘腫処理は未実行であると判断する。次に、処理工程決定部132は、工程選択情報格納部113を参照して、処理識別子“消臭”を含む工程選択情報2から“1回目”に対応する工程種類情報を取得する。これにより、工程種類情報“通常の工程”が取得される。
処理工程出力部151は、こうして取得された工程種類情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、取得された工程種類情報に対応する文字列“通常の工程で消臭処理を行います”が表示される。
次に、処理方法情報取得部133は、工程選択情報格納部113に格納されている2以上の工程選択情報等を用いて、処理工程決定部132が取得した工程種類情報に対応する処理方法情報を取得する。これにより、薬品識別子群“zz”およびパラメータ群“40度,10分”を含む処理方法情報が取得される。処理方法情報出力部152は、こうして取得された処理方法情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、取得された工程種類情報および処理方法情報の対に対応する文字列“通常の工程では、薬品zzを40度で10分間、使用します”が表示される。
申込登録部136は、上記解析の結果等を含む衣服管理情報を構成し、衣服管理情報格納部111に蓄積する。この衣服管理情報は、ユーザ識別子“BB”、衣服識別子“bbb”、処理識別子“消臭”、および時期情報“2016年7月15日”を含む。これにより、衣服管理情報格納部111には、図4に示した衣服管理情報2の一部が格納される結果となる。
他方、ユーザBBのユーザ端末2において、端末受信部25が前述の判断結果“処理可能”を受信すると、端末出力部26は、受信された判断結果と、端末格納部21に格納されている画面構成情報とを用いて、ユーザ情報入力画面を構成し、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。その結果、ユーザ端末2のディスプレイに、図8に示したのと同様のユーザ情報入力画面が表示される。ユーザBBは、上記第一および第二の各項目に対し、一の選択肢を選択する操作を行う。本例では、第一の項目に対して“3カ月以上1年未満”が選択され、第二の項目に対して“週に1回以上”が選択されたとする。
端末受付部22は、上記2つの操作を受け付け、ユーザ利用情報を構成する。このユーザ利用情報は、衣服識別子“bbb”と、上記2つの操作に対応する着用期間“3カ月以上1カ月未満”、および着用頻度“週に1回以上”と、ユーザ識別子“BB”とを含む。端末送信部24は、端末受付部22によって構成されたユーザ利用情報を、衣服処理管理サーバ1に送信する。
衣服処理管理サーバ1において、ユーザ利用情報受信部122が上記ユーザ利用情報を受信し、受信したユーザ利用情報を格納部11に蓄積する。こうして、格納部11には、衣服管理情報格納部111に格納されている衣服管理情報2に対応するユーザ利用情報が格納される結果となる。
現在の日付は、2017年1月10日である。いま、ユーザBBのユーザ端末2において、ディスプレイに、図7に示したものと同様の申込画面が表示されている。ユーザBBは、過去に当該衣服bbbを消臭処理したことがあるため、上記問合せに対して、「再処理」ボタンを選択する。端末受付部22は、当該操作を受け付け、処理申込情報を構成する。この処理申込情報は、衣服識別子“bbb”と、前回と同じ種類情報“インナー”、素材情報“綿100%”、および処理識別子“消臭”と、ユーザ識別子“BB”とを含む。端末送信部24は、端末受付部22によって構成された処理申込情報を、衣服処理管理サーバ1に送信する。
衣服処理管理サーバ1において、処理申込情報受信部121が上記処理申込情報を受信し、判断部131は、当該衣服bbbに対して過去に消臭処理を行っているため、消臭処理が可能であると判断する。処理工程決定部132は、工程選択情報格納部113を参照して、処理識別子“消臭”を含む工程選択情報2から“2回目”に対応する工程種類情報を取得する。これにより、工程種類情報“薬品の温度を変更した工程”が取得される。
処理工程出力部151は、こうして取得された工程種類情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、取得された工程種類情報に対応する文字列“薬品の温度を変更した工程で消臭処理を行います”が表示される。
次に、処理方法情報取得部133は、工程選択情報格納部113に格納されている2以上の工程選択情報を用いて、処理工程決定部132が取得した工程種類情報に対応する処理方法情報を取得する。これにより、薬品識別子群“zz”およびパラメータ群“50度,10分”を含む処理方法情報が取得される。処理方法情報出力部152は、こうして取得された処理方法情報を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、取得された工程種類情報および処理方法情報の対に対応する文字列“薬品の温度を変更した工程では、薬品zzを50度で10分間、使用します”が表示される。
申込登録部136は、衣服管理情報格納部111に格納されている衣服管理情報2に、処理識別子“消臭”と時期情報“2017年1月10日”との対を追加する。これにより、衣服管理情報格納部111には、図4に示した衣服管理情報2の全部が格納される結果となる。
通知判断部134は、例えば、保持しているタイミング情報と、MPUの内蔵時計等から取得される現在時刻とを用いて、通知判断を行うタイミングか否かを判別する動作を、適時、行っている。現在時刻がタイミング情報の示すタイミングと一致した場合、または一致と見なし得るほど近接した場合、通知判断部134は、衣服管理情報格納部111に格納されている1以上の各衣服管理情報に対して、通知するか否かを判断する処理である通知判断処理を行う。
一の衣服管理情報に対する通知判断処理では、通知判断部134は、当該衣服管理情報に対応するユーザ利用情報を格納部11から取得し、当該衣服管理情報およびこれに対するユーザ利用情報を用いて、当該衣服管理情報が有する衣服識別子で識別される衣服に対して、次回の処理が必要か否かを判断する動作を行う。
通知判断部134は、例えば、撥水加工の周期に関する情報である周期情報を保持している。また、通知判断部134が保持しているタイミング情報は、次回のタイミングとして、2017年1月20日正午を示している。内蔵時計等から取得された現在時刻が2017年1月20日正午となった時、通知判断部134は、例えば、ユーザ識別子“AA”を含む衣服管理情報1に含まれる時期情報“2016年2月10日”から現在までの経過時間を算出する。そして、通知判断部134は、その算出結果“10日”が、予め決められた閾値(例えば、30日)未満であることから、格納部11に格納されているユーザ識別子“AA”を含むユーザ利用情報、および上記周期情報等を用いて、ユーザAAの衣服aaaに対する次回の撥水加工に関する通知を構成し、ユーザ識別子“AA”で識別されるユーザAAに当該通知を送信する。
ユーザAAのユーザ端末2において、端末受信部25が上記通知を受信し、端末出力部26は、受信された通知を、ディスプレイ等の出力デバイスを介して出力する。これにより、ディスプレイには、例えば図9に示すような通知画面が表示される。図9は、通知画面の出力例を示す図である。この通知画面は、通知に対応する文字列“次回の処理のご案内”,“…AA様のアウターaaaに対する前回の撥水加工から、間もなく1年となります。”,“撥水加工は、月に数回の着用頻度では、1年程度で効果が半減する場合があります。”,および“次回の撥水加工は、今月中がお勧めです…”と、「処理を申し込む」ボタンとを有する。
「処理を申し込む」ボタンが選択されると、端末受付部22は、当該操作を受け付け、前回の撥水加工時と同様の処理申込情報を構成し、端末送信部24は、構成された処理申込情報を衣服処理管理サーバ1に送信する。
以上、本実施の形態によれば、衣服処理管理サーバ1は、衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末2から受信し、1以上の属性情報を用いて、衣服に対する処理が可能か否かを判断し、判断結果をユーザ端末2に送信することにより、例えば、処理が不可能であることを示す判断結果が受信された場合、ユーザが、処理の申し込みを取りやめたり、別の処理に変更したりすることで、衣服処理管理サーバ1は、衣服に対する不可能なサービスを受注してしまう可能性が低減される結果、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、記録媒体は、処理を識別する処理識別子と、処理の可否を判断するための条件であり、1以上の属性情報に関する条件とを有する2以上の判断条件が格納される判断条件格納部112を具備し、処理申込情報は、処理識別子を有し、衣服処理管理サーバ1は、処理申込情報が有する処理識別子と対になる条件を判断条件格納部112から取得し、1以上の属性情報を用いて、取得した条件に合致するか否かを判断することにより、例えば、撥水加工、消臭処理といた2種類以上の処理ごとに判断が行えるので、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、処理申込情報は、処理対象の衣服の画像を含み、衣服処理管理サーバ1は、衣服の画像を解析し、1以上の特徴量を抽出し、1以上の特徴量を用いて、衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断ことにより、例えば、衣服の材質をも考慮した判断が行えるので、衣服の画像の解析結果を用いて、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、記録媒体は、ユーザを識別するユーザ識別子、衣服を識別する衣服識別子、衣服に対して行われた処理を示す1以上の処理識別子を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部111をさらに具備し、衣服処理管理サーバ1は、処理申込情報に対応する衣服の衣服識別子と対になる処理識別子を用いて、衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断することにより、例えば、過去に実行済みの処理と同じ機能の処理は実行可能と判断できるので、過去の衣服に対する処理の情報を用いて、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができる。
また、衣服処理管理サーバ1は、処理申込情報を用いて、処理の工程を決定し、決定した処理の工程を出力することにより、例えば、1以上の属性値や画像などを利用して処理の適切な工程を決定できるので、処理申込情報に応じて、適切な工程を提示できる。
また、記録媒体は、過去の処理を識別する処理識別子と処理の工程に関する情報である工程情報とを有する1以上の工程選択情報が格納される工程選択情報格納部113をさらに具備し、衣服処理管理サーバ1は、処理申込情報に対応する過去の処理を識別する処理識別子を取得し、処理識別子に対応する工程情報を工程選択情報格納部113から取得し、取得した工程情報を出力することにより、過去に実行済みの処理と同機能の処理については、適切な工程が格納されており、それを利用できるので、処理申込情報に応じて、衣服に対する過去の処理の情報を用いて、適切な工程を提示できる。
また、記録媒体は、ユーザを識別するユーザ識別子、衣服を識別する衣服識別子、衣服に対して行われた処理を示す処理識別子、処理の時期を示す時期情報を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部111をさらに具備し、衣服処理管理サーバ1は、1以上の各衣服管理情報に対して、次回の処理が必要か否かを判断し、次回の処理が必要であると判断した場合、判断した衣服管理情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザに、次回の処理が必要である旨を通知することにより、次回の処理をユーザに知らせることができる。通知を受けたユーザは、次回のメンテナンスの必要性を認識し、次回の処理の申し込みを行うことができる。
また、衣服処理管理サーバ1は、ユーザの衣服の利用に関するユーザ利用情報をユーザ端末2から受信し、1以上の各衣服管理情報に対して、衣服管理情報に対応するユーザ利用情報を用いて、次回の処理が必要か否かを判断することにより、ユーザの衣服の利用状況(例えば、着用回数、着用頻度等)を考慮して判断が行えるので、次回のメンテナンスをユーザに適切に知らせることができる。
また、衣服処理管理サーバ1は、1以上の属性情報を用いて、処理に使用する薬品の濃度、処理の時の温度、処理時間を含む処理方法情報を取得し、取得した処理方法情報を出力することにより、属性情報に基づいて、薬品の濃度、加工時の温度、加工時間を決定できる。
また、衣服処理管理サーバ1は、1以上の属性情報を用いて、衣服の重量を推定し、推定した衣服の重量を用いて、薬品の量を含む処理方法情報を取得することにより、属性情報に基づいて、薬品量を決定できる。
また、記録媒体は、ユーザを識別するユーザ識別子、衣服に対して行われる処理を示す1以上の処理識別子を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部111を具備し、衣服処理管理サーバ1は、判断結果が衣服に対する処理が可能であるとの判断結果である場合、処理申込情報に対応する衣服管理情報を構成し、衣服管理情報格納部111に蓄積することにより、衣服に対するサービスの申し込みの情報を登録できる。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。
なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、衣服処理管理サーバ1のコンピュータを、衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末2から受信する処理申込情報受信部121と、前記1以上の属性情報を用いて、前記衣服に対する処理が可能か否かを判断する判断部131と、判断部131の判断結果をユーザ端末2に送信する判断結果送信部141として機能させるためのプログラムである。
図10は、本実施の形態におけるプログラムを実行して、衣服処理管理サーバ1等を実現するコンピュータシステム900の外観図である。本実施の形態は、コンピュータハードウェアおよびその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現され得る。図10において、コンピュータシステム900は、ディスクドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、ディスプレイ904とを備える。なお、キーボード902やマウス903やディスプレイ904をも含むシステム全体をコンピュータと呼んでもよい。
図11は、コンピュータシステム900の内部構成の一例を示す図である。図11において、コンピュータ901は、ディスクドライブ905に加えて、MPU911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するストレージ914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915と、外部ネットワークや内部ネットワーク等のネットワークへの接続を提供するネットワークカード916と、を備える。ストレージ914は、例えば、ハードディスク、SSD、フラッシュメモリなどである。
コンピュータシステム900に、衣服処理管理サーバ1等の機能を実行させるプログラムは、例えば、DVD、CD−ROM等のディスク921に記憶されて、ディスクドライブ905に挿入され、ストレージ914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、ネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ストレージ914に記憶されてもよい。プログラムは、実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ディスク921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、ディスク921に代えて他の着脱可能な記録媒体(例えば、DVDやメモリカード等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータの詳細を示す901に、衣服処理管理サーバ1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上述したコンピュータシステム900は、サーバまたは据え置き型のPCであるが、ユーザ端末2は、例えば、タブレット端末やスマートフォンやノートPCといった、携帯端末で実現されてもよい。この場合、例えば、キーボード902およびマウス903はタッチパネルに、ディスクドライブ905はメモリカードスロットに、ディスク921はメモリカードに、それぞれ置き換えられることは好適である。ただし、以上は例示であり、衣服処理管理サーバ1等を実現するコンピュータのハードウェア構成は問わない。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(受信部12および送信部14など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる衣服処理管理サーバは、衣服に対するサービスの申し込みを適切に受けることができるという効果を有し、衣服処理管理サーバ等として有用である。
1 衣服処理管理サーバ
2 ユーザ端末
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
15 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 衣服管理情報格納部
112 判断条件格納部
113 工程選択情報格納部
121 処理申込情報受信部
122 ユーザ利用情報受信部
131 判断部
132 処理工程決定部
133 処理方法情報取得部
134 通知判断部
135 重量推定部
136 申込登録部
141 判断結果送信部
142 通知部
151 処理工程出力部
152 処理方法情報出力部
2 ユーザ端末
11 格納部
12 受信部
13 処理部
14 送信部
15 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
26 端末出力部
111 衣服管理情報格納部
112 判断条件格納部
113 工程選択情報格納部
121 処理申込情報受信部
122 ユーザ利用情報受信部
131 判断部
132 処理工程決定部
133 処理方法情報取得部
134 通知判断部
135 重量推定部
136 申込登録部
141 判断結果送信部
142 通知部
151 処理工程出力部
152 処理方法情報出力部
Claims (13)
- 衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末から受信する処理申込情報受信部と、
前記1以上の属性情報を用いて、前記衣服に対する処理が可能か否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果を前記ユーザ端末に送信する判断結果送信部とを具備する衣服処理管理サーバ。 - 処理を識別する処理識別子と、当該処理の可否を判断するための条件であり、1以上の属性情報に関する条件とを有する2以上の判断条件が格納される判断条件格納部をさらに具備し、
前記処理申込情報は、処理識別子を有し、
前記判断部は、
前記処理申込情報が有する処理識別子と対になる条件を前記判断条件格納部から取得し、前記1以上の属性情報を用いて、当該取得した条件に合致するか否かを判断する請求項1記載の衣服処理管理サーバ。 - 前記処理申込情報は、処理対象の衣服の画像を含み、
前記判断部は、
前記衣服の画像を解析し、1以上の特徴量を抽出し、当該1以上の特徴量を用いて、前記衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断する請求項1または請求項2記載の衣服処理管理サーバ。 - ユーザを識別するユーザ識別子、衣服を識別する衣服識別子、当該衣服に対して行われた処理を示す1以上の処理識別子を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部をさらに具備し、
前記判断部は、
前記処理申込情報に対応する衣服の衣服識別子と対になる処理識別子を用いて、前記衣服に対する予め決められた処理が可能か否かを判断する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の衣服処理管理サーバ。 - 前記処理申込情報を用いて、処理の工程を決定する処理工程決定部と、
前記処理工程決定部が決定した処理の工程を出力する処理工程出力部とをさらに具備する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の衣服処理管理サーバ。 - 過去の処理を識別する処理識別子と処理の工程に関する情報である工程情報とを有する1以上の工程選択情報が格納される工程選択情報格納部をさらに具備し、
前記処理工程決定部は、
前記処理申込情報に対応する過去の処理を識別する処理識別子を取得し、当該処理識別子に対応する工程情報を前記工程選択情報格納部から取得し、
前記処理工程出力部は、
前記処理工程決定部が取得した工程情報を出力する請求項5記載の衣服処理管理サーバ。 - ユーザを識別するユーザ識別子、衣服を識別する衣服識別子、当該衣服に対して行われた処理を示す処理識別子、当該処理の時期を示す時期情報を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部をさらに具備し、
前記1以上の各衣服管理情報に対して、次回の処理が必要か否かを判断する通知判断部と、
前記通知判断部が次回の処理が必要であると判断した場合、当該判断した衣服管理情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザに、次回の処理が必要である旨を通知する通知部とをさらに具備する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の衣服処理管理サーバ。 - ユーザの衣服の利用に関するユーザ利用情報をユーザ端末から受信するユーザ利用情報受信部をさらに具備し、
前記通知判断部は、
前記1以上の各衣服管理情報に対して、衣服管理情報に対応するユーザ利用情報を用いて、次回の処理が必要か否かを判断する請求項7記載の衣服処理管理サーバ。 - 前記1以上の属性情報を用いて、処理に使用する薬品の濃度、処理の時の温度、処理時間を含む処理方法情報を取得する処理方法情報取得部と、
前記処理方法情報を出力する処理方法情報出力部とをさらに具備する請求項1から請求項8いずれか一項に記載の衣服処理管理サーバ。 - 前記1以上の属性情報を用いて、衣服の重量を推定する重量推定部と、
前記処理方法情報取得部は、
前記衣服の重量を用いて、薬品の量を含む処理方法情報を取得する請求項1から請求項9いずれか一項に記載の衣服処理管理サーバ。 - ユーザを識別するユーザ識別子、当該衣服に対して行われる処理を示す1以上の処理識別子を有する1以上の衣服管理情報が格納される衣服管理情報格納部と、
前記判断部の判断結果が前記衣服に対する処理が可能であるとの判断結果である場合、前記処理申込情報に対応する衣服管理情報を構成し、前記衣服管理情報格納部に蓄積する申込登録部とをさらに具備する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の衣服処理管理サーバ。 - 処理申込情報受信部、判断部、および判断結果送信部によって実現される衣服処理管理方法であって、
前記処理申込情報受信部が、衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末から受信する処理申込情報受信ステップと、
前記判断部が、前記1以上の属性情報を用いて、前記衣服に対する処理が可能か否かを判断する判断ステップと、
前記判断結果送信部が、前記判断部の判断結果を前記ユーザ端末に送信する判断結果送信ステップとを含む衣服処理管理方法。 - 衣服処理管理サーバのコンピュータを、
衣服の1以上の属性情報を含む処理申込情報をユーザ端末から受信する処理申込情報受信部と、
前記1以上の属性情報を用いて、前記衣服に対する処理が可能か否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果を前記ユーザ端末に送信する判断結果送信部として機能させるためのプログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114481584A (zh) * | 2022-01-17 | 2022-05-13 | 青岛海尔智护电器有限公司 | 挂烫机熨烫方法、控制装置、挂烫机及电子设备 |
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2017
- 2017-05-12 JP JP2017095505A patent/JP2018194886A/ja active Pending
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