JP2018193483A - 固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、低品位炭を原料とし、幅広い仕様に応じた固形燃料を安価に提供できる固形燃料の製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明の固形燃料の製造方法は、低品位炭を原料とする固形燃料の製造方法であって、第1低品位炭及び溶媒油の混合によりスラリーを調製する工程と、上記スラリー調製工程で得られたスラリーを加熱脱水する工程と、上記加熱脱水工程後のスラリーを固液分離する工程と、上記固液分離工程で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する工程と、上記分離工程で得られた粉炭を圧縮成型する工程と、上記圧縮成型工程で得られた成型炭に第2低品位炭を混合する工程とを備える。上記混合工程において、第2低品位炭の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭の水分実測値とに基づき第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定するとよい。上記混合工程において、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕するとよい。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の固形燃料の製造方法は、低品位炭を原料とする固形燃料の製造方法であって、第1低品位炭及び溶媒油の混合によりスラリーを調製する工程と、上記スラリー調製工程で得られたスラリーを加熱脱水する工程と、上記加熱脱水工程後のスラリーを固液分離する工程と、上記固液分離工程で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する工程と、上記分離工程で得られた粉炭を圧縮成型する工程と、上記圧縮成型工程で得られた成型炭に第2低品位炭を混合する工程とを備える。上記混合工程において、第2低品位炭の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭の水分実測値とに基づき第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定するとよい。上記混合工程において、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕するとよい。
【選択図】図1
Description
本発明は、固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置に関する。
固形燃料は例えば火力発電等の燃料として好適に用いられる。現在、日本における火力発電の固形燃料としては、瀝青炭が主に使用されている。昨今の新興国を中心とした国々のエネルギー需要の増大を背景に瀝青炭の生産量は年々増加しており、その枯渇が危ぶまれている。このため、瀝青炭に代わる低品位炭が求められている。
この瀝青炭の代替燃料としては、褐炭や亜瀝青炭等の低品位炭を改質した改質石炭が提案されている(特許第2776278号公報参照)。この改質石炭は、低品位炭と溶媒油分とを混合して原料スラリーを得た後、この原料スラリーを加熱処理して低品位炭の脱水を進め、次いでこの処理済スラリーを固液分離、乾燥処理することにより固形燃料(成型炭)を得ている。
この固形燃料は、主に発熱量が6000kcal/kg以上の石炭を必要とする超臨界圧発電や超々臨界圧発電の火力発電方式のボイラ仕様に適している。一方、火力発電方式には、他に亜臨界圧発電があり、4000〜5500kcal/kgの石炭を必要とする。上記従来の固形燃料は、発熱量が大き過ぎるため、この亜臨界圧発電に用いることは難しく、別の固形燃料が必要となる。このようにボイラ仕様に応じた固形燃料の提供が必要とされるが、それぞれのボイラ仕様に対応して異なる原料石炭から異なる製造方法で固形燃料を製造すると、製造コストが高くなり易い。このため、幅広い仕様に応じた固形燃料を安価に提供することが求められている。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、低品位炭を原料とし、幅広い仕様に応じた固形燃料を安価に提供できる固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、低品位炭を原料とする固形燃料の製造方法であって、第1低品位炭及び溶媒油の混合によりスラリーを調製する工程と、上記スラリー調製工程で得られたスラリーを加熱脱水する工程と、上記加熱脱水工程後のスラリーを固液分離する工程と、上記固液分離工程で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する工程と、上記分離工程で得られた粉炭を圧縮成型する工程と、上記圧縮成型工程で得られた成型炭に第2低品位炭を混合する工程とを備える。
当該固形燃料の製造方法では、第1低品位炭及び溶媒油を混合したスラリーの加熱脱水により成型炭を得るので、自然発火し難くかつ高カロリーの成型炭が得られる。さらに、当該固形燃料の製造方法は、この成型炭に発熱量の低い第2低品位炭を混合する工程を備えるので、この混合により固形燃料の発熱量を調整できる。また、当該固形燃料の製造方法では、原料石炭を低品位炭のみとできるので製造コストの増大を抑止できる。従って、当該固形燃料の製造方法を用いることで、幅広い仕様に応じた固形燃料を安価に提供できる。
上記混合工程において、第2低品位炭の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭の水分実測値とに基づき第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定するとよい。上記混合工程においてこのように混合比を決定することで、目的とする仕様に応じた固形燃料をより確実に製造することができる。
上記混合工程において、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕するとよい。第2低品位炭は水分を多く含むため、そのまま個別に粉砕すると粉砕機に付着し易い。一方、成型炭は水分をほとんど含まないため、そのまま個別に粉砕すると粉塵が発生し易い。上記混合工程において、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕することで、第2低品位炭及び成型炭の水分が適度に調整され、第2低品位炭の粉砕機への付着及び成型炭の粉塵の発生を抑制することができる。
上記課題を解決するためになされた別の発明は、低品位炭を原料とする固形燃料製造装置であって、第1低品位炭及び溶媒油の混合によりスラリーを調製するスラリー調製部と、上記スラリー調製部で得られたスラリーを加熱脱水する加熱脱水部と、上記加熱脱水部で加熱脱水したスラリーを固液分離する固液分離部と、上記固液分離部で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する分離部と、上記分離部で得られた粉炭を圧縮成型する圧縮成型部と、上記圧縮成型部で得られた成型炭に第2低品位炭を混合する混合部とを備える。
当該固形燃料の製造装置では、第1低品位炭及び溶媒油を混合したスラリーの加熱脱水により成型炭を得るので、自然発火し難くかつ高カロリーの成型炭が得られる。さらに、当該固形燃料の製造装置は、この成型炭に発熱量の低い第2低品位炭を混合する混合部を備えるので、この混合により固形燃料の発熱量を調整できる。また、当該固形燃料製造装置では、原料石炭を低品位炭のみとできるので製造コストの増大を抑止できる。従って、当該固形燃料の製造装置を用いることで、幅広い仕様に応じた固形燃料を安価に提供できる。
なお、本発明において、「低品位炭」とは、多量の水分を含有し、脱水することが望まれる石炭をいい、乾燥ベースで20質量%以上の水分を含む石炭を意味する。
以上説明したように、本発明の固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置を用いることで、低品位炭を原料とし、幅広い仕様に応じた固形燃料を提供できる。
以下、本発明に係る固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置の一実施形態について説明する。
当該固形燃料の製造方法は、スラリー調製工程と、加熱脱水工程と、固液分離工程と、圧縮成型工程と、混合工程とを主に備える。
当該固形燃料の製造方法は、図1に示す固形燃料製造装置を用いて行うことができる。この固形燃料製造装置は、スラリー調製部1と、加熱脱水部2と、固液分離部3と、圧縮成型部5と、混合部6とを主に備える。
<原料>
当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置は、低品位炭Aを原料とする。上記低品位炭Aとしては、例えばビクトリア炭、ノースダコタ炭、ベルガ炭等の褐炭や、西バンコ炭、ビヌンガン炭、サラマンガウ炭等の亜瀝青炭などが挙げられる。また、低品位炭Aの大きさは特に限定されないが、粉砕容易性の観点から粒子径が50mm以下の低品位炭Aの割合が95質量%以上であることが好ましい。なお、粒子径が50mm以下の低品位炭の割合は、JIS−Z−8815:1994に記載のふるい分け試験方法を用いて計測できる。具体的には、粒子径が50mm以下の低品位炭の割合は、目開き50mmのふるいによる分級を行い、ふるいにかけた低品位炭の全質量とこのふるい下の低品位炭の質量とから求めることができる。
当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置は、低品位炭Aを原料とする。上記低品位炭Aとしては、例えばビクトリア炭、ノースダコタ炭、ベルガ炭等の褐炭や、西バンコ炭、ビヌンガン炭、サラマンガウ炭等の亜瀝青炭などが挙げられる。また、低品位炭Aの大きさは特に限定されないが、粉砕容易性の観点から粒子径が50mm以下の低品位炭Aの割合が95質量%以上であることが好ましい。なお、粒子径が50mm以下の低品位炭の割合は、JIS−Z−8815:1994に記載のふるい分け試験方法を用いて計測できる。具体的には、粒子径が50mm以下の低品位炭の割合は、目開き50mmのふるいによる分級を行い、ふるいにかけた低品位炭の全質量とこのふるい下の低品位炭の質量とから求めることができる。
上記低品位炭Aの発熱量の下限としては、2000kcal/kgが好ましく、3000kcal/kgがより好ましい。上記低品位炭Aの発熱量が上記下限未満であると、所望の発熱量を有する固形燃焼を製造し難くなるおそれがある。一方、上記低品位炭Aの発熱量の上限としては、特に限定されないが、通常5000kcal/kg程度である。
<スラリー調製工程>
スラリー調製工程では、スラリー調製部1において上記低品位炭Aの一部である第1低品位炭A1及び溶媒油Bの混合によりスラリー(第1低品位炭A1と溶媒油Bとの流動性のある混合体)を調製する。上記スラリー調製部1は、第1低品位炭A1と溶媒油Bとを混合するための混合槽、この混合槽に取り付けられた攪拌機等を備える。上記スラリー調製部1は、混合したスラリーを攪拌機で攪拌しながら保持することによりスラリーの混合状態を維持する。
スラリー調製工程では、スラリー調製部1において上記低品位炭Aの一部である第1低品位炭A1及び溶媒油Bの混合によりスラリー(第1低品位炭A1と溶媒油Bとの流動性のある混合体)を調製する。上記スラリー調製部1は、第1低品位炭A1と溶媒油Bとを混合するための混合槽、この混合槽に取り付けられた攪拌機等を備える。上記スラリー調製部1は、混合したスラリーを攪拌機で攪拌しながら保持することによりスラリーの混合状態を維持する。
当該固形燃料の製造方法は、上記第1低品位炭A1を予め粉砕する粉砕工程を備えてもよい。第1低品位炭A1の粉砕には、公知の回転式カッターやハンマーミル等を用いることができる。粉砕後の上記第1低品位炭A1の最大粒子径の上限としては、3mmが好ましく、1mmがより好ましい。また、上記第1低品位炭A1の粉砕後における粒子径が1mm以下の第1低品位炭A1の割合の下限としては、80質量%が好ましく、85質量%がより好ましい。粉砕後の第1低品位炭A1の最大粒子径を上記上限以下、又は粒子径が1mm以下の第1低品位炭A1の割合を上記下限以上とすることで、スラリー化を容易にすることができる。
上記溶媒油Bとしては、例えば灯油、軽油、重油等が挙げられ、これらの混合油を用いてもよい。上記溶媒油Bの沸点としては、加熱脱水の観点から150℃以上300℃以下が好ましい。
上記第1低品位炭A1に対する溶媒油Bの混合質量比率の下限としては、170%が好ましく、200%がより好ましく、250%がさらに好ましい。一方、上記混合質量比率の上限としては、1000%が好ましい。上記混合質量比率が上記下限未満であると、スラリー化が不十分となるおそれがある。逆に、上記混合質量比率が上記上限を超えると、スラリーから溶媒油Bを分離するコストが大きくなるおそれがある。
<加熱脱水工程>
加熱脱水工程では、加熱脱水部2において上記スラリー調製工程で得られたスラリーを水分の蒸発分離により脱水する。上記加熱脱水部2は上記スラリー調製部1で得られたスラリーを予熱するための予熱機、予熱されたスラリーを昇温し、水分を蒸発させるための蒸発器等を備える。
加熱脱水工程では、加熱脱水部2において上記スラリー調製工程で得られたスラリーを水分の蒸発分離により脱水する。上記加熱脱水部2は上記スラリー調製部1で得られたスラリーを予熱するための予熱機、予熱されたスラリーを昇温し、水分を蒸発させるための蒸発器等を備える。
加熱脱水部2による脱水方法(油中脱水法)では、上記蒸発器を用い、スラリーを加圧及び加熱することにより上記第1低品位炭A1中の水分を蒸発させて除去する。このとき、スラリー中の第1低品位炭A1に含まれていた水分が蒸発器から排水Cとして排出される。
上記スラリーの加熱温度は水の沸点以上であり、上記スラリーの加熱温度の下限としては、120℃が好ましく、140℃がより好ましい。一方、上記スラリーの加熱温度の上限としては、160℃が好ましく、150℃がより好ましい。上記スラリーの加熱温度が上記下限未満であると、第1低品位炭A1中の水の蒸発が不十分となり、十分に脱水できないおそれがある。一方、上記スラリーの加熱温度が上記上限を超えると、第1低品位炭A1が変質するおそれがある。
上記スラリーに加える圧力の下限としては、0.2MPaが好ましく、0.25MPaがより好ましい。一方、上記圧力の上限としては、0.5MPaが好ましく、0.4MPaがより好ましい。油中脱水では、第1低品位炭A1の細孔内の水分が気化蒸発した後の空洞に溶媒油Bが入り込み、水分と置き換わることで脱水が促進される。上記圧力が上記下限未満であると、この溶媒油Bによる置換が促進されず、脱水が不十分となるおそれがある。逆に、上記圧力が上記上限を超えると、脱水された水分を排出し難くなるおそれがある。
<固液分離工程>
固液分離工程では、固液分離部3において上記加熱脱水工程後のスラリーを固液分離する。固液分離部3は、固液分離器等を備える。
固液分離工程では、固液分離部3において上記加熱脱水工程後のスラリーを固液分離する。固液分離部3は、固液分離器等を備える。
固液分離工程では、まず固液分離器を用いて上記脱水スラリーから溶媒油Bを分離して泥状のケーキを得る。この固液分離器としては、例えば遠心分離法により脱水スラリーをケーキと溶媒油Bとに分離する遠心分離機を用いることができる。上記脱水スラリーから分離回収された溶媒油Bは、循環油Dとしてスラリー調製部1に戻される。スラリー調製部1に戻された溶媒油Bは、スラリー調製部1でのスラリーの調製に再利用される。
<分離工程>
分離工程では、分離部4において上記固液分離工程で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する。分離部4は、乾燥機、ガス冷却器等を備える。
分離工程では、分離部4において上記固液分離工程で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する。分離部4は、乾燥機、ガス冷却器等を備える。
分離工程では、乾燥機を用いて上記ケーキを加熱及び乾燥することで上記ケーキ内に残留する溶媒油B及び水分を蒸発させ回収し、粉炭と分離する。また、この乾燥の際に、第1低品位炭A1の外面及び細孔内面を非揮発性成分によって被覆し、自然発火が防止された粉炭を得ることができる。
上記乾燥機としては、例えばドラム内面に複数の加熱用スチームチューブが軸方向に配設されたスチームチューブ式ドライヤを挙げることができる。上記乾燥機内でケーキを加熱することにより、このケーキ中の溶媒油Bが蒸発する。また、上記乾燥機での溶媒油Bの回収率を高めるため、上記乾燥機内に循環ガスを流して乾燥を促進させる。
蒸発した溶媒油Bは、この循環ガスにより上記乾燥機から上記ガス冷却器へ移送される。ガス冷却器へ移送された溶媒油Bは、ガス冷却器内で凝縮、回収され、循環油Dとしてスラリー調製部1に戻される。
上記乾燥機における上記ケーキの加熱温度は上記溶媒油Bが蒸発する温度に設定され、例えば180℃以上300℃以下程度である。
この分離工程で得られる粉炭は実質的に水分を含まない。なお、「実質的に水分を含まない」とは、水分含有量が好ましくは0.1質量%以下、好ましくは0.01質量%以下であることを意味する。
上記粉炭中の溶媒油Bの含有量の上限としては、3質量%が好ましく、2質量%がより好ましく、1質量%がさらに好ましい。上記粉炭中の溶媒油Bの含有量が上記上限を超えると、溶媒油Bの回収量が減少するため、固形燃料Fの製造コストが上がるおそれがある。一方、上記粉炭中の溶媒油Bの含有量の下限は、特に限定されず、0質量%であってもよい。
<圧縮成型工程>
圧縮成型工程では、圧縮成型部5において上記分離工程で得られた粉炭を圧縮成型する。圧縮成型部5は、圧縮成型機を備える。
圧縮成型工程では、圧縮成型部5において上記分離工程で得られた粉炭を圧縮成型する。圧縮成型部5は、圧縮成型機を備える。
上記圧縮成型機としては、例えば打錠成型機(タブレッティング)、ダブルロール成型機(ロールプレス)等が挙げられる。
圧縮成型により得られる成型炭Eの形状としては、特に限定されないが、例えばブリケット状やペレット状とできる。
上記成型炭Eの平均体積の下限としては、5cm3が好ましく、10cm3がより好ましい。一方、上記成型炭Eの平均体積の上限としては、50cm3が好ましく、40cm3がより好ましい。上記成型炭Eの平均体積が上記下限未満であると、取扱い性が低下するおそれがある。逆に、上記成型炭Eの平均体積の下限が上記上限を超えると、混合工程において得られる固形燃料Fの粒子径を調整する際に、細かく粉砕する必要が生じ、製造コストが上昇するおそれがある。
上記成型炭Eは、成型中の自然吸湿等により水分を含み得るが、上記成型炭Eの水分含有量の上限としては、15質量%が好ましく、10質量%がより好ましい。上記成型炭Eの水分含有量が上記上限を超えると、後述する第2低品位炭A2の粉砕機41への付着抑止効果が不十分となるおそれがある。一方、上記成型炭Eの水分含有量の下限としては、0質量%であってもよいが、2質量%がより好ましく、5質量%がさらに好ましい。上記成型炭Eの水分含有量を上記下限以上とすることで、成型炭Eを粉砕した際の粉塵の発生を抑制できる。
<混合工程>
混合工程では、混合部6において上記圧縮成型工程で得られた成型炭Eに第2低品位炭A2を混合する。混合部6は、図2に示す混合制御装置を備える。
混合工程では、混合部6において上記圧縮成型工程で得られた成型炭Eに第2低品位炭A2を混合する。混合部6は、図2に示す混合制御装置を備える。
図2に示す混合制御装置は、3つのホッパー(第1ホッパー11、第2ホッパー12及び第3ホッパー13)と、3つのスクリューコンベア(第1スクリューコンベア21、第2スクリューコンベア22及び第3スクリューコンベア23)と、4つのベルトコンベア(第1ベルトコンベア31、第2ベルトコンベア32、第3ベルトコンベア33及び第4ベルトコンベア34)と、粉砕機41とを備える。
上記圧縮成型工程で圧縮成型された成型炭Eは、第1ホッパー11に貯蔵される。また、低品位炭Aのうち、溶媒油Bに混合して処理されていない未処理の低品位炭A(以下、「第2低品位炭A2」ともいう)が、第2ホッパー12に貯蔵される。
成型炭Eは、上記第1ホッパー11により、第1スクリューコンベア21を経て第1ベルトコンベア31へ供給される。このとき、成型炭Eの供給量が第1ベルトコンベア31が有するロードセル31aにより秤量される。また、第1スクリューコンベア21はインバータ21a及びモータ21bを有し、上記ロードセル31aの秤量結果に基づいて成型炭Eが所望の供給量となるように上記インバータ21aがモータ21bの回転数を制御して成型炭Eの供給量を調整する。
第2低品位炭A2は、上記第2ホッパー12により、第2スクリューコンベア22を経て第2ベルトコンベア32へ供給される。このとき、第2低品位炭A2の供給量が第2ベルトコンベア32が有するロードセル32aにより秤量される。また、第2スクリューコンベア22はインバータ22a及びモータ22bを有し、上記ロードセル32aの秤量結果に基づいて第2低品位炭A2が所望の供給量となるように上記インバータ22aがモータ22bの回転数を制御して第2低品位炭A2の供給量を調整する。
供給量の調整された成型炭E及び第2低品位炭A2は、それぞれ第1ベルトコンベア31及び第2ベルトコンベア32から、第3ベルトコンベア33を経て第3スクリューコンベア23へ供給される。第3スクリューコンベア23はモータ23bを有し、このモータ23bの回転により成型炭E及び第2低品位炭A2を混合する。
第2低品位炭A2及び成型炭Eの混合比は、第2低品位炭A2の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭Eの水分実測値とに基づきを決定するとよい。このように第2低品位炭A2の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭Eの水分実測値とに基づいて混合比を決定することで、目的とする仕様に応じた固形燃料Fをより確実に製造することができる。
具体的には、所望の混合炭発熱量となるように、成型炭E及び第2低品位炭A2の混合比は、以下の手順で決定することができる。
まず、第2低品位炭A2の水分含有量及び発熱量を測定する。なお、水分含有量は、オフラインで予め計測しておいもよいが、オンラインで計測してもよい。水分含有量は、JIS−M8820:2000に準拠して、例えば赤外吸収式測定装置を用いて行うことができる。一方、発熱量はオフラインで計測される。発熱量は、JIS−M8814:2003に準拠して、例えば熱研式ボンベ熱量計を用いて行うことができる。
上記計測で得られた第2低品位炭A2の水分実測値をX[質量%]、発熱量実測値をP[kcal/kg]とすると、乾燥基準での第2低品位炭A2の発熱量推算値Q[kcal/kg−dry]は、以下の式(1)で算出できる。
Q=P/(1−X/100) ・・・(1)
Q=P/(1−X/100) ・・・(1)
次に、成型炭Eの水分含有量を測定する。なお、水分含有量は、第2低品位炭A2の場合と同様にオフラインで予め計測しておいもよいが、オンラインで計測してもよい。上記計測で得られた成型炭Eの水分実測値をY[質量%]とすると、成型炭Eの発熱量推算値R[kcal/kg]は、以下の式(2)で算出できる。
R=Q×(1−Y/100) ・・・(2)
R=Q×(1−Y/100) ・・・(2)
ここで、第2低品位炭A2及び成型炭Eの混合物における第2低品位炭A2の割合をZ[質量%]とすると、第2低品位炭A2及び成型炭Eの混合物の発熱量推算値S[kcal/kg]は、以下の式(3)で算出できる。従って、式(3)で算出される発熱量分析値Sが所望の発熱量となるように、成型炭E及び第2低品位炭A2の混合比を決定することができる。なお、所望の発熱量とは、例えばボイラ仕様から決まる値である。
S=P×Z/100+R×(1―Z/100) ・・・(3)
S=P×Z/100+R×(1―Z/100) ・・・(3)
なお、上記式(3)に基づいて決定した混合比とする制御は、上述の第1スクリューコンベア21のインバータ21a及び第2スクリューコンベア22のインバータ22aにより行うことができる。
混合された第2低品位炭A2及び成型炭E(以下、「混合炭」ともいう)は、粉砕機41へ投入される。この粉砕機41としては、公知の回転式カッターやハンマーミル等を用いることができる。
粉砕機41へ投入された第2低品位炭A2及び成型炭Eは混合粉砕される。第2低品位炭A2は水分を多く含むため、そのまま個別に粉砕すると粉砕機41に付着し易い。一方、成型炭Eは水分をほとんど含まないため、そのまま個別に粉砕すると粉塵が発生し易い。第2低品位炭A2及び成型炭Eを混合粉砕することで、第2低品位炭A2及び成型炭Eの水分が適度に調整され、第2低品位炭A2の粉砕機41への付着及び成型炭Eの粉塵の発生を抑制することができる。
また、粉砕後の混合炭の粒子径は、粉砕機41が有するインバータ41aに制御されたモータ41bの回転数により制御することができる。
上記混合炭の粉砕後における粒子径は、混合炭が使用されるボイラの仕様等により適宜決定されるが、上記混合炭の粉砕後における粒子径が1mm以下の混合炭の割合の上限としては、50質量%が好ましく、40質量%がより好ましい。粒子径が1mm以下の混合炭の割合を上記上限以下とすることで、粉塵の発生をさらに抑制することができる。
粉砕された混合炭は、第4ベルトコンベア34を経て第3ホッパー13に貯蔵される。第3ホッパー13に貯蔵された混合炭は、固形燃料Fとして適宜搬出され、例えば火力発電等の燃料として用いられる。
<利点>
当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置では、第1低品位炭A1及び溶媒油Bを混合したスラリーの加熱脱水により成型炭Eを得るので、自然発火し難くかつ高カロリーの成型炭Eが得られる。さらに、当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置では、この成型炭Eに発熱量の低い第2低品位炭A2を混合するので、この混合により固形燃料Fの発熱量を調整できる。また、当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置では、原料石炭を低品位炭のみとできるので製造コストの増大を抑止できる。従って、当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置を用いることで、幅広い仕様に応じた固形燃料Fを安価に提供できる。
当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置では、第1低品位炭A1及び溶媒油Bを混合したスラリーの加熱脱水により成型炭Eを得るので、自然発火し難くかつ高カロリーの成型炭Eが得られる。さらに、当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置では、この成型炭Eに発熱量の低い第2低品位炭A2を混合するので、この混合により固形燃料Fの発熱量を調整できる。また、当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置では、原料石炭を低品位炭のみとできるので製造コストの増大を抑止できる。従って、当該固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置を用いることで、幅広い仕様に応じた固形燃料Fを安価に提供できる。
[その他の実施形態]
なお、本発明の固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置は、上記実施形態に限定されるものではない。
なお、本発明の固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、混合工程において第2低品位炭の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭の水分実測値とに基づき第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定したが、混合比の決定方法はこれに限定されない。例えば、予め実施した燃焼実験に基づいて決定する方法や、原料石炭である低品位炭A及び成型炭の発熱量実測値に基づいて混合比を決定する方法を用いることもできる。
上記実施形態では、混合工程において、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕する場合を説明したが、第2低品位炭と成型炭とは別々に粉砕してから混合することも可能である。なお、第2低品位炭と成型炭とを別々に粉砕する場合においても、第2低品位炭の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭の水分実測値とに基づき第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定することが可能である。
また、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕すること又は別々に粉砕することは、必須の構成要件ではなく、省略することも可能である。
上記実施形態では、固液分離工程で分離した溶媒油をスラリー調製工程で再利用する場合を説明したが、溶媒油は必ずしも再利用しなくともよい。
上記実施形態では、混合工程で粉砕された混合炭を固形燃料として第3ホッパーに貯蔵する場合を説明したが、混合炭を貯蔵する第3ホッパーは必須の構成要件ではない。例えば、粉砕した混合炭をそのまま火力発電所のボイラへ投入する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、混合部が3つのホッパーと、3つのスクリューコンベアと、4つのベルトコンベアと、粉砕機とを備える混合制御装置で構成される場合を説明したが、混合部は第2低品位炭及び成型炭が混合できる限り、他の構成であってもよい。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
低品位炭として、表1に示すHGI、粒子径(粒度)を有する石炭を準備した。この石炭の発熱量は、2300kcal/kgである。
なお、「HGI」とは、「Hardgrove Grinding Index」(粉砕能指数)の略であり、これはASTM−D409で定義される石炭の粉砕抵抗をあらわす指数である。HGIは普通の石炭では50前後であり、この数値が大きいほど、粉砕性がよいことを示す。特にHGIが100以上であると非常に粉砕し易い。
この低品位炭を用いて、図1に示す固形燃料製造装置で上述の固形燃料の製造装置に従って直方体状の成型炭を製造した。具体的には、以下の手順による。まず、低品位炭と溶媒油である灯油とを低品位炭に対する溶媒油の混合質量比300%で混合し、スラリーを調製した。このスラリーを150℃、0.3MPaの条件で加熱脱水した後、固液分離を行い、間接加熱式熱交換器により溶媒油及び水分を分離し、粉炭を得た。さらに、この粉炭をダブルロール型成形機を用いて成型炭を製造した。製造した成型炭のHGI、サイズ(粒度)を表1に示す。
上記成型炭及び低品位炭(未処理の第2低品位炭)を用いて、図1に示す固形燃料製造装置の混合部で固形燃料を200kg/hの製造量(処理量)で製造した。なお、混合部では、第2低品位炭及び成型炭の混合物の発熱量推算値Sが、4000kcal/kgとなるように、上述の式(1)〜(3)を用いて第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定し、混合粉砕した。また、第2低品位炭及び成型炭の水分含有量はオンライン測定により行った。オンライン測定される上記水分含有量は時間による変動があり、その範囲を表1に示す。この水分含有量の変動により、算出される第2低品位炭及び成型炭の混合比が変動し、従って第2低品位炭及び成型炭の供給量(処理量)は表1に示す範囲で変動した。得られた固形燃料の水分含有量及び粒子径(粒度)を表1に示す。
表1で「−」は未測定であることを意味する。
製造された固形燃料の発熱量を測定したところ、4100kcal/kg程度であり、目標とした発熱量推算値Sと近いことを確認した。つまり、当該固形燃料製造装置を用い、当該固形燃料の製造方法で製造することで、所望する仕様に応じた固形燃料が提供できることが分かる。
また、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕することで、第2低品位炭の粉砕機への付着及び成型炭の粉塵の発生を抑制できることを目視により確認した。
以上説明したように、本発明の固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置を用いることで、低品位炭を原料とし、幅広い仕様に応じた固形燃料を提供できる。
1 スラリー調製部
2 加熱脱水部
3 固液分離部
4 分離部
5 圧縮成型部
6 混合部
11 第1ホッパー
12 第2ホッパー
13 第3ホッパー
21 第1スクリューコンベア
22 第2スクリューコンベア
23 第3スクリューコンベア
31 第1ベルトコンベア
32 第2ベルトコンベア
33 第3ベルトコンベア
34 第4ベルトコンベア
41 粉砕機
21a、22a、41a インバータ
21b、22b、23b、41b モータ
31a、32a ロードセル
A 低品位炭
A1 第1低品位炭
A2 第2低品位炭
B 溶媒油
C 排水
D 循環油
E 成型炭
F 固形燃料
2 加熱脱水部
3 固液分離部
4 分離部
5 圧縮成型部
6 混合部
11 第1ホッパー
12 第2ホッパー
13 第3ホッパー
21 第1スクリューコンベア
22 第2スクリューコンベア
23 第3スクリューコンベア
31 第1ベルトコンベア
32 第2ベルトコンベア
33 第3ベルトコンベア
34 第4ベルトコンベア
41 粉砕機
21a、22a、41a インバータ
21b、22b、23b、41b モータ
31a、32a ロードセル
A 低品位炭
A1 第1低品位炭
A2 第2低品位炭
B 溶媒油
C 排水
D 循環油
E 成型炭
F 固形燃料
Claims (4)
- 低品位炭を原料とする固形燃料の製造方法であって、
第1低品位炭及び溶媒油の混合によりスラリーを調製する工程と、
上記スラリー調製工程で得られたスラリーを加熱脱水する工程と、
上記加熱脱水工程後のスラリーを固液分離する工程と、
上記固液分離工程で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する工程と、
上記分離工程で得られた粉炭を圧縮成型する工程と、
上記圧縮成型工程で得られた成型炭に第2低品位炭を混合する工程と
を備える固形燃料の製造方法。 - 上記混合工程において、第2低品位炭の水分実測値及び発熱量実測値と、成型炭の水分実測値とに基づき第2低品位炭及び成型炭の混合比を決定する請求項1に記載の固形燃料の製造方法。
- 上記混合工程において、第2低品位炭及び成型炭を混合粉砕する請求項1又は請求項2に記載の固形燃料の製造方法。
- 低品位炭を原料とする固形燃料製造装置であって、
第1低品位炭及び溶媒油の混合によりスラリーを調製するスラリー調製部と、
上記スラリー調製部で得られたスラリーを加熱脱水する加熱脱水部と、
上記加熱脱水部で加熱脱水したスラリーを固液分離する固液分離部と、
上記固液分離部で得られたケーキから溶媒油及び水分を分離する分離部と、
上記分離部で得られた粉炭を圧縮成型する圧縮成型部と、
上記圧縮成型部で得られた成型炭に第2低品位炭を混合する混合部と
を備える固形燃料製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017098708A JP2018193483A (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | 固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置 |
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Publications (1)
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JP2018193483A true JP2018193483A (ja) | 2018-12-06 |
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Family Applications (1)
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JP2017098708A Pending JP2018193483A (ja) | 2017-05-18 | 2017-05-18 | 固形燃料の製造方法及び固形燃料製造装置 |
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JP (1) | JP2018193483A (ja) |
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2017
- 2017-05-18 JP JP2017098708A patent/JP2018193483A/ja active Pending
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