JP2018192438A - 微粒子分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば熱交換器を有する給湯機等の水循環回路を流れる循環水から鉄さび等の金属を効果的に除去することができる微粒子分離装置を提供する。【解決手段】微粒子分離装置は、容器と、容器の内部に媒体を流入させる入口接続部と、容器の内部に流入させた媒体を容器の外部へ排出させる出口接続部と、媒体に含まれる異物を出口接続部から排出される前に捕捉する金属フィルタと、金属フィルタに付着した異物を掻き取る回転体と、容器の底部と出口接続部との間を仕切り、表面に複数の貫通孔を有する導電性の邪魔板と、金属フィルタ及び邪魔板に配線を介して接続され、金属フィルタ及び邪魔板に電圧を印加して、異物の径を増加させる電気化学的酸化処理を行う電源と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は水循環回路を含む水循環システムから微粒子を分離する微粒子分離装置に関するものである。
従来、微粒子分離装置として、例えば特許文献1には、槽内に存在する懸濁液から微粒子を分離し、分離液を排出する懸濁液濃縮造粒装置が開示されている。この懸濁液濃縮造粒装置は、懸濁液供給管と凝集剤注入管とを接続した略円筒状の槽内の下部に、モータに連結された回転軸の回転に伴って回転する回転翼が配設されている。槽内の上部には、液のみを透過し得る多孔質材による多孔質壁を有する筒体が、回転翼と共に回転軸によって回転可能に配置され、回転翼の上方で筒体の内部にドラフトチューブが配置されている。この懸濁液濃縮造粒装置は、懸濁液供給管から供給された懸濁液と、凝集剤注入管から供給された有機高分子凝集剤とが回転翼の回転による旋回流で混合されて反応し、上昇と下降を繰り返して造粒され、その一部が筒体の多孔質壁を透過して固形物の回収率を高める構成である。槽内の造粒物は、槽の内部から外部に延びる造粒物流出管を通って槽外へ排出される。
ところで、例えば給湯機等に代表される熱交換器を有する水循環回路では、配管から混入する鉄さびを主成分とする微粒子を除去することが必要である。水循環経路中に存在する電磁弁、熱交換器、配管等に鉄さびが付着すると、稼働時に部品が故障する虞があるからである。
特開2000−334220号公報
特許文献1に開示された発明は、槽内に存在する懸濁液から微粒子を分離し、分離液を排出する構成ではあるものの、汚泥処理を目的とした装置であって、例えば鉄さび等の微粒子を含む循環水から鉄さび等を効果的に除去できるものではない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、例えば熱交換器を有する給湯機等の水循環回路を流れる循環水から鉄さび等の金属を効果的に除去することができる微粒子分離装置を提供することを目的とする。
本発明に係る微粒子分離装置は、循環経路を循環する媒体中の異物を捕捉する微粒子分離装置であって、容器と、前記容器の下方に設けられ、前記容器の内部に前記媒体を流入させる入口接続部と、前記容器の上方に設けられ、前記容器の内部に流入させた前記媒体を前記容器の外部へ排出させる出口接続部と、前記容器の内部に設けられ、前記媒体に含まれる前記異物を前記出口接続部から排出される前に捕捉する金属フィルタと、前記容器の内部に設けられた軸部材によって回転自在に支持され、前記金属フィルタに付着した前記異物を掻き取る回転体と、前記容器の底部と前記出口接続部との間を仕切り、表面に複数の貫通孔を有する導電性の邪魔板と、前記金属フィルタ及び前記邪魔板に配線を介して接続され、前記金属フィルタ及び前記邪魔板に電圧を印加して、前記異物の径を増加させる電気化学的酸化処理を行う電源と、を備えているものである。
本発明に係る微粒子分離装置によれば、径の大きい異物は、容器の内部で沈降し、邪魔板の貫通孔を通過させて、容器の底部で捕捉することができる。径の小さい異物は、容器の内部を上昇して金属フィルタに付着させ、金属フィルタに電圧を印加して電気化学的酸化処理を行い異物の径を増加させて、回転体で掻き取ることができ、容器の底部に向かって沈降させて捕捉することができる。よって、微粒子分離装置は、例えば熱交換器を有する給湯機等の水循環回路を流れる循環水から鉄さび等の金属を効果的に除去することができる。
本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置を模式的に示した内部構成図である。 本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の回転体の構造を模式的に示した平面図である。 図2に示したA部拡大図である。 本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の邪魔板を模式的に示した平面図である。 本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の邪魔板の異なる形態を模式的に示した平面図である。 本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の邪魔板の異なる形態を模式的に示した平面図である。 金属フィルタ、邪魔板及び対向電極を有しない微粒子分離装置を模式的に示した内部構成図である。 図4〜図6に示した邪魔板をそれぞれ備えた微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率と、図7に示した微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率とを比較したグラフである。 本実施の形態に係る微粒子分離装置を構成する邪魔板の表面形状の一例を模式的に示した説明図である。 本実施の形態に係る微粒子分離装置を構成する邪魔板の表面形状の一例を模式的に示した説明図である。 本実施の形態に係る微粒子分離装置を構成する邪魔板の表面形状の一例を模式的に示した説明図である。 図9〜図11に示した邪魔板をそれぞれ備えた微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率と、図7に示した微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率とを比較したグラフである。 フィルタ及び邪魔板に印加する電圧と時間の関係を示すグラフである。 印加電圧と鉄さびの捕捉比率との関係を示したグラフである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置を模式的に示した内部構成図である。図2は、本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の回転体の構造を模式的に示した平面図である。図3は、図2に示したA部拡大図である。図4は、本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の邪魔板を模式的に示した平面図である。本実施の形態に係る微粒子分離装置100は、例えば熱交換器を有する給湯機等の水循環回路を循環する媒体中の異物を捕捉するものである。微粒子分離装置100は、図1に示すように、容器1と、容器1の下方に設けられ、容器1の内部に媒体を流入させる入口接続部2と、容器1の上方に設けられ、容器1の内部に流入させた媒体を容器1の外部へ排出させる出口接続部3と、を備えている。媒体とは、一例として鉄さび4を含む循環水である。なお、本実施の形態では、鉄さび4の粒径が10μm以上のものを鉄さび大4aとし表記し、鉄さび4の粒径が10μmより小さいものを鉄さび小4bとして表記する場合がある。
容器1の内部の上方位置には、図1及び図2に示すように、出口接続部3に接続される円環状の外周流路部12が設けられている。外周流路部12の内周面には、循環水に含まれる鉄さび4を出口接続部3から排出される前に捕捉する金属フィルタ11が設けられている。また、外周流路部12で囲まれた内部には、容器1の内部に設けられた軸部材9によって回転自在に支持され、金属フィルタ11に付着した鉄さび4を掻き取る回転体10が設けられている。
金属フィルタ11は、図1及び図2に示すように、回転体10の外面を取り囲むように設けられている。金属フィルタ11には、循環水に含まれる鉄さび4を捕捉するための捕捉孔が複数形成されている。捕捉孔の径は、捕捉対象とする鉄さび4の粒子の径にもよるが、微粒子分離装置100の圧力損失を考慮した場合、2μm〜8μmの範囲である。その際に捕捉される鉄さび4の粒径は、3μm〜10μmの範囲である。また、微粒子分離装置100の圧力損失が低い場合は、より小さい孔径の捕捉孔を有する金属フィルタ11を使用してもよい。つまり、捕捉対象とする鉄さび4の粒子の径は、微粒子分離装置100の圧力損失により、任意に調整するものである。
回転体10は、図1及び図2に示すように、内部が中空の円柱体形状で構成されている。回転体10は、容器1の上端部に固定された上下方向に延在する軸部材9によって回転可能に支持されている。回転体10の下端面には、循環水を内部へ取り入れるための円形の流入孔15が、軸部材9の周囲に形成されている。また、回転体10の外周面には、周方向に間隔をあけて配置されたノズル16が複数(図示例の場合は8つ)設けられている。ノズル16は、先端部にスリット条の長方形の吐出孔が形成されている。回転体10の内部は、ノズル16を介して外部と連通している。つまり、流入孔15を介して回転体10の内部に取り入れられた循環水は、ノズル16の吐出孔から回転体10の外部へ吐出されて、回転体10の周方向へ放出される。
回転体10は、図3に示すように、ノズル16の先端部から周方向(B方向)に放出させた流体の反発力により、軸部材9を中心に回転する。つまり、回転体10は、流体の反発力を回転の駆動力としているため、モータにて駆動させる必要がない。
回転体10は、ノズル16の先端を金属フィルタ11に接触させながら回転し、金属フィルタ11の表面に付着した鉄さび小4bを掻き取る。ここで「掻き取る」とは、ノズル16の先端部が金属フィルタ11に対して平行に接触し、回転体10の回転にともなってノズル16の先端部が金属フィルタ11の表面に接触しながら移動することであり、金属フィルタ11の表面に付着した鉄さび小4bを金属フィルタ11の表面から連続的に剥離することを意味する。
ノズル16の高さ寸法Sは、金属フィルタ11の高さ寸法と同じか、それよりも10%短く設定する。なお、金属フィルタ11の高さ寸法は、容器1の内部を流れる循環水の圧力損失が大きくならない程度に設定する必要がある。具体的には、金属フィルタ11の高さ寸法は、容器1の高さの1/50〜1/5の範囲に設定する。また、回転体10の回転速度が大きい場合は、回転体10の高速回転に必要な運動エネルギーが大きくなり、容器1の内部を移動する循環水の圧力損失が増加する。この圧力損失の増加を回避するために、回転体10の回転速度は1分間あたりに20回転以下に設定する。
また、容器1の内部の下方位置には、図1に示すように、容器1の底部と出口接続部3との間を仕切る導電性の邪魔板7と、邪魔板7よりも上方に配置され容器1の内周面に取り付けられた導電性の対向電極8と、が設けられている。邪魔板7は、絶縁体5を介して容器1の内周面に取り付けている。また、対向電極8は、絶縁体6を介して容器1の内面に取り付けられている。邪魔板7と対向電極8とが短絡しないようにするためである。なお、図示することは省略したが、金属フィルタ11にも絶縁体を設けて、金属フィルタ11と対向電極8とが短絡しないようにする。
邪魔板7は、沈降した鉄さび4を容器1の底部で捕捉するために設けられている。邪魔板7には、図4に示すように、沈降した鉄さび4を通過させて容器1の底部に到達させるための貫通孔70が複数形成されている。図4に示した邪魔板7の貫通孔70は、平面的に見て略同径の円形状であり、邪魔板7の全面に形成されている。なお、対向電極8は、電気化学的酸化処理を起こすために設けられている。
また、微粒子分離装置100には、金属フィルタ11及び邪魔板7に配線14を介して接続され、金属フィルタ11及び邪魔板7に電圧を印加して、異物の径を増加させる電気化学的酸化処理を行う電源13が設けられている。
電源13から印加される電位は、金属フィルタ11と邪魔板7が同じ符号であり、同じ電圧に設定されている。一方、対向電極8は金属フィルタ11と邪魔板7に印加する電圧と符号が逆になるように設定されている。
ここで、金属フィルタ11と邪魔板7に印加される電圧は、+0.2V以上+1.5V以下の範囲である。印加する電圧が+0.2Vよりも低い場合、鉄さび4の粒径を増加させる効果がない。また、印加する電圧が+1.5Vより高い場合、金属フィルタ11及び邪魔板7の表面で酸素ガスが発生し、鉄さび4が金属フィルタ11及び邪魔板7に付着し、鉄さび4の粒径を増加させる効果が低くなるからである。
次に、本実施の形態の微粒子分離装置100の作用について説明する。鉄さび大4a及び鉄さび小4bを含む循環水は、入口接続部2から容器1の内部へ流入する。循環水は、容器1の内部へ流入する際に、容器1の内部での平均流速が、入口接続部2の内部での平均流速よりも低下する。これは、容器1の内径が、入口接続部2の内径より大きいためである。例えば入口接続部2の内径が1.7cmであり、容器1の内径が7.7cmである場合、容器1の内部における循環水の平均流速は、入口接続部2の内部の平均流速に比べて約1/20に減少する。
容器1の内部に流入した循環水は、平均流速が2.0m/秒以上の場合、大部分の鉄さびが巻き上げられてほとんど沈降しない。一方、容器1の内部に流入した循環水は、平均流速が0.25m/s以下になると大部分の鉄さび大4aが容器1の内部で沈降する傾向を有する。ただし、この循環水の平均流速の低下による容器1の内部での沈降は、鉄さび大4aに効果が限定される。ここで、容器1の内径と入口接続部2の内径の比率は、(容器1の内径)/(入口接続部2の内径)=Aとした場合、2≦A≦20の範囲であり、循環水の流量には依存しない。
鉄さび大4aは、容器1の内部における循環水の平均流速の低下によって、邪魔板7の複数の貫通孔70を通って容器1の底部に沈降し、そこで留まり捕捉される。容器1の底部は、邪魔板7によって入口接続部2から容器1の内部に流入した循環水の流れの影響を受け難い。そのため、容器1の底部に捕捉された鉄さび大4aは、入口接続部2から容器1の内部に流入した循環水の流れによって巻き上げられることがなく、そのまま捕捉された状態が維持される。通常の家庭用の熱交換システムを例とした場合では、水循環経路が、ステンレス製のタンク、ステンレス製の熱交換機、鉄製又は銅製の配管、室内暖房用の鉄製ラジエターから構成される。水循環経路中における鉄製配管及び室内暖房用の鉄製ラジエターは、システムの使用とともに循環水中の酸素と反応して腐食し、鉄さびを生成する。生成された鉄さびは、循環水とともに熱交換システム内を循環する。この際、使用期間15年間で発生する鉄さびの全体積は、150mL程度である。推定使用期間15年に発生する鉄さびの全量は、例えば長さが30cm程度の円筒容器に対して、入口接続部2から容器1の底部までの距離を5cm程度とすることにより、捕捉可能となる。
粒径が10μmより小さい鉄さび小4bは、容器1内の底部に沈降せずに、容器1の内部で上昇する。容器1の内部で上昇した鉄さび小4bは、流入孔15から回転体10の内部に流入する。鉄さび小4bを含む循環水は、回転体10の外周面に設けられたノズル16から金属フィルタ11を介して外周流路部12に流入され、出口接続部3から水循環システム内に戻される。ここで、鉄さび小4bは、金属フィルタ11によって捕捉される。回転体10の外周面に設けたノズル16は、先端部が金属フィルタ11に接触している。回転体10は、ノズル16から流出する循環水の反発力でノズル16を金属フィルタ11に接触させながら軸部材9を中心に回転する。回転体10は、ノズル16の先端を金属フィルタ11に接触させることで、金属フィルタ11の表面に付着した鉄さび小4bを掻き取ることができ、流入孔15を通じて容器1の内部に戻すことができる。
ノズル16よって放出される循環水に含まれ、金属フィルタ11の孔よりも小さい径を有する鉄さび4は、金属フィルタ11を通過して外周流路部12に入り、外周流路部12と接続された出口接続部3から水循環システムに戻される。
次に、図1を用いて電気化学的酸化処理による鉄さびの粒径の増加について説明する。金属フィルタ11の表面及び邪魔板7の表面に接触した鉄さび4の表面は、鉄さび4が水と接触することで水酸化鉄に覆われている。この水酸化鉄は、電気化学的に酸化されて鉄酸化物(鉄さび)に変化する際に水分子を脱離して密度が増加する。この水酸化鉄から鉄酸化物に変化し、密度増加が起こる際に、隣接する表面を水酸化鉄で覆われた鉄さび粒子同士が凝集し、鉄さび1個あたりの径が増加する現象が確認された。電気化学的に酸化処理を実施する場合、酸化反応の駆動力となる正の電圧印加と電子の移動は、電源13より連続的に実施される。そのため、電源13と接続した邪魔板7と金属フィルタ11の表面では、付着した鉄さび4の粒径の増加と凝集が連続的に進行することを新たに見出した。そのため、特に、これまでフィルタによる除去が困難であった鉄さび微粒子においても電気化学的酸化処理による粒子径の増加により高効率な捕集を実現することができる。
金属フィルタ11の表面で電気化学的に酸化された鉄さび4は、粒径が増加するとともに、鉄さび4同士が凝集して粒径が増加するため、金属フィルタ11の表面を移動するノズル16の先端部によって金属フィルタ11の表面から掻き取られる。金属フィルタ11の表面から掻き取られた鉄さび4は、流入孔15を通じて容器1の内部に戻され、容器1の内部を循環することで表面が水と反応して再び水酸化鉄で覆われる。
容器1の内部を循環する鉄さび4の粒子は、金属フィルタ11と邪魔板7に接触するごとに、その粒径が増加する。鉄さび4の粒子は、粒径が10μm以上に増加することで鉄さび大4aとなり、沈降作用により邪魔板7に形成された貫通孔70から容器1の底部に沈降する。沈降した鉄さび4は、邪魔板7により粒子の巻きあがりが防止されるため容器1の底部に留まる。
金属フィルタ11の表面で電気化学的に酸化された鉄さび4は、ノズル16の先端部が金属フィルタ11の表面を移動することで掻き取られる。一方、邪魔板7の表面にて固着した鉄さび4は、流体のせん断応力だけでは掻き取れない場合がある。
そこで、金属フィルタ11及び邪魔板7に印加する電位を負に設定することで、金属フィルタ11及び邪魔板7の表面で水素ガスを発生させる。発生した水素ガスは、気泡となって浮上し、気泡と金属フィルタ11及び邪魔板7の界面付近に存在する鉄さび4にせん断応力を発生させて、金属フィルタ11及び邪魔板7に固着した鉄さび4を掻き取る効果がある。
なお、水素ガスを発生させる際に印加する電圧は、−0.2Vよりも小さく、−2.0V以上の範囲内である。電圧が−0.2V以上であると、水素ガスが発生せず、電圧が−2.0Vより低いと金属フィルタ11及び邪魔板7の表面への水素イオンの供給速度が律速するため、水素ガス発生速度が飽和する。剥離した鉄さび粒子は、容器1の内部を循環し、金属フィルタ11及び邪魔板7の表面での電気化学的酸化処理を繰り返することで粒径が増加する。剥離した鉄さび粒子は、粒径が10μm以上に増加すると、邪魔板7の複数の貫通孔70を通って容器1の底部に沈降し、そこで留まり捕捉される。
次に、邪魔板7に形成した捕捉孔の形状と、鉄さびの捕捉効果との関係を、図4〜図8に基づいて説明する。図5及び図6は、本発明の実施の形態に係る微粒子分離装置の邪魔板の異なる形態を模式的に示した平面図である。図7は、金属フィルタ、邪魔板及び対向電極を有しない微粒子分離装置を模式的に示した内部構成図である。図8は、図4〜図6に示した邪魔板をそれぞれ備えた微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率と、図7に示した微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率とを比較したグラフである。なお、図7に示した微粒子分離装置は、図1に示した本実施の形態の微粒子分離装置100と比較して、フィルタ、邪魔板及び対向電極を有しない構成であり、以下ベンチマーク表記する。
本出願人は、上記微粒子分離装置100において、邪魔板7の捕捉孔の形状が鉄さび4の捕捉効果に及ぼす影響について検討を行った。図4に示す邪魔板7Aは、上記したように、全面に略同径の円形の貫通孔70を複数形成した構成である。図5に示す邪魔板7Bは、図4に示す貫通孔70よりも小さい孔径の円形の貫通孔71を複数設けた領域と、半月形状の貫通孔72を形成した領域とで構成している。円形の貫通孔71は、入口接続部2を設けた側に形成され、半月形状の貫通孔72は、入口接続部2を設けた側とは反対側に形成されている。図6に示す邪魔板7Cは、図5に示した半月形状の貫通孔72が入口接続部2を設けた側に形成され、図5に示した円形の貫通孔71が入口接続部2を設けた側とは反対側に複数形成された構成である。
ここで、入口接続部2の内径が1.7cmであり、容器1の内径が7.7cmとした。循環水の平均流速は、入口接続部2の内部が2.0m/s、容器1の内部が0.1m/sとなるように設定した。金属フィルタ11及び邪魔板7に印加する電圧は、+0.5V又は−0.5Vとした。電圧の印加時間は、金属フィルタ11と邪魔板7の表面に、+0.5Vを1時間印加するごとに、−0.5Vを5分間印加するサイクルで実施した。また、上記条件の下、微粒子分離装置100は、5台の鉄製のラジエターと1台の熱交換器、1台のステンレス製タンクを含む家庭用の給湯暖房システムに接続した構成とし、90日間連続運転した。なお、図7に示すベンチマークは、金属フィルタと邪魔板、対向電極、電源を有さないため、粒径が10μm以下の鉄さび4を捕捉できない構成である。
そして、90日間連続運転を行った後に微粒子分離装置100を回収し、底部を切断して捕捉された鉄さびの重量測定を行った結果を図8に示す。図8の縦軸は、鉄さびの捕捉比率を示している。図8の横軸は、図4〜図6に示した邪魔板7A、7B、7Cをそれぞれ備えた微粒子分離装置と、図7に示した微粒子分離装置とを示している。図8では、ベンチマークの鉄さび4の捕捉量を1とした場合に対する、図4〜図6に示す邪魔板7A、7B、7Cを設けた場合の鉄さび4の捕捉量の比率を示している。
図8に示すように、ベンチマークによる鉄さび4の捕捉量と、邪魔板7A〜7Cを設けた場合の鉄さび4の捕捉量とを比較すると、邪魔板7Aの鉄さび4の捕捉量は約3.6倍、邪魔板7Bの鉄さび4の捕捉量は3.2倍、邪魔板7Cの鉄さび4の捕捉量は2.3倍となり、図4に示す邪魔板7Aを備えた微粒子分離装置100の場合が最も捕捉効果が高かった。これは、粒径が10μm以上の鉄さび4の粒子が、邪魔板7を介して容器1の底部に沈降する場合、貫通孔70の孔径を大きく形成した邪魔板7Aが鉄さび4を捕捉する効果が高いことを示している。また、半月形状の貫通孔72を形成した邪魔板7B及び7Cの場合、入口接続部2を設けた側とは反対側に半月形状の貫通孔72を形成した邪魔板7Bが、鉄さび4を捕捉する効果が高い。半月形状の貫通孔72を入口接続部2の近くに形成した場合、入口接続部2から流入する循環水によって容器1の底部に沈降した鉄さび4が巻き上げられることで、捕捉効率が低下することを示している。
次に、邪魔板7の表面形状と、鉄さびの捕捉効果との関係を、図9〜図12に基づいて説明する。図9〜図11は、本実施の形態に係る微粒子分離装置を構成する邪魔板の表面形状の一例を模式的に示した説明図である。図12は、図9〜図11に示した邪魔板をそれぞれ備えた微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率と、図7に示した微粒子分離装置における鉄さびの捕捉比率とを比較したグラフである。
本出願人は、上記微粒子分離装置100において、邪魔板7の表面形状が鉄さび4の捕捉効果に及ぼす影響について検討を行った。図9〜図11に示した邪魔板7D、7E、7Fの貫通孔70は、図4に示した邪魔板7Aと同じ構造とする。図9に示した邪魔板7Dの表面形状は、平坦とした構成である。図10に示した邪魔板7Eの表面形状は、ジグザグ状の突起部73が形成されて凹凸形状とした構成である。突起部73の先端の角度は、90度である。突起部73の高さHは、突起部73を除く邪魔板7Eの厚みHと略同じである。図11に示した邪魔板7Fの表面形状は、周期的な波形状の突起部74を形成した構成である。波形状の突起部74の最大高さHは、突起部74を除く邪魔板7Fの厚みHの50%程度である。突起部74の横幅Lは、邪魔板7Fの厚みHの3倍程度である。
ここで、入口接続部2の内径が1.7cmであり、容器1の内径が7.7cmとした。循環水の平均流速は、入口接続部2の内部が2.0m/s、容器1の内部が0.1m/sとなるように設定した。金属フィルタ11及び邪魔板7に印加する電圧は、+0.5V又は−0.5Vとした。電圧の印加時間は、金属フィルタ11と邪魔板7の表面に、+0.5Vを1時間印加するごとに、−0.5Vを5分間印加するサイクルで実施した。また、微粒子分離装置100は、5台の鉄製のラジエターと1台の熱交換器、1台のステンレス製タンクを含む家庭用の給湯暖房システムに接続した構成とし、90日間連続運転した。なお、図7に示すベンチマークは、フィルタと邪魔板、対向電極、電源を有さないため、粒径が10μm以下の鉄さび4を捕捉できない構成である。
そして、90日間連続運転を行った後に微粒子分離装置100を回収し、底部を切断して捕捉された鉄さび4の重量測定を行った結果を図12に示す。図12の縦軸は、鉄さびの捕捉比率を示している。図12の横軸は、図9〜図11に示した邪魔板7D、7E、7Fをそれぞれ備えた微粒子分離装置と、図7に示した微粒子分離装置とを示している。図12では、ベンチマークの鉄さび4の捕捉量を1とした場合に対する、図9〜図11に示す邪魔板7D、7E、7Fを設けた場合の鉄さび4の捕捉量の比率を示している。
図12に示すように、ベンチマークによる鉄さび4の捕捉量と、邪魔板7D〜7Fを設けた場合の鉄さび4の捕捉量とを比較すると、邪魔板7Dの鉄さび4の捕捉量は約3.6倍、邪魔板7Eの鉄さび4の捕捉量は4.0倍、邪魔板7Fの鉄さび4の捕捉量は3.7倍となり、図10に示す邪魔板7Eの場合が最も捕捉効果が高かった。これは、邪魔板7の表面形状に突起部73を形成することで表面積が増加されるため、鉄さび4の電気化学的酸化処理が促進され、短時間で粒子径が増加することによると考えられる。また、波型状の突起部74よりもジグザグ状の突起部73とすることで捕捉効果が高い理由については、ジグザグの状の突起部73の先端で電気化学反応速度が大きくなるため、鉄さび4の粒径の増加が進行したものと考えられる。
次に、金属フィルタ11及び邪魔板7に印加する電圧と、鉄さび4の捕捉効果との関係を、図13及び図14に基づいて説明する。図13は、金属フィルタ及び邪魔板に印加する電圧と時間の関係を示すグラフである。図13の縦軸は、印加電位を示している。図13の横軸は、印加時間を示している。また、図14は、印加電圧と鉄さびの捕捉比率との関係を示したグラフである。図14の縦軸は、鉄さびの捕捉比率を示している。図14の横軸は、印加電圧を示している。
本出願人は、上記微粒子分離装置100において、金属フィルタ11及び邪魔板7に印加する電圧と鉄さび4の捕捉効果との関係について検討を行った。図13に示すように、正の電圧V1(V)を時間T1(s)印加することで金属フィルタ11と邪魔板7の表面に存在する鉄さび4を電気化学的に酸化し、鉄さび4の粒径を増加させる。また、負の電圧V2(V)を時間T2(s)印加することで、金属フィルタ11と邪魔板7の表面に固着した鉄さび4を脱離する。
ここで、入口接続部2の内径が1.7cmであり、容器1の内径が7.7cmとした。循環水の平均流速は、入口接続部2の内部が2.0m/s、容器1の内部が0.1m/sとなるように設定した。金属フィルタ11及び邪魔板7に印加する電圧は、0V〜+1.2Vの範囲とした。電圧の印加時間は、金属フィルタ11と邪魔板7の表面に、正の電圧を1時間印加するごとに、−0.5Vを5分間印加するサイクルで実施した。また、微粒子分離装置100は、5台の鉄製のラジエターと1台の熱交換器、1台のステンレス製タンクを含む家庭用の給湯暖房システムに接続した構成とし、90日間連続運転した。なお、邪魔板7は、図4に示した邪魔板7Aを使用し、図9に示した平坦な表面形状とした。
図14に示すように、印加電圧が0.2Vよりも低い場合には、鉄さび4の捕捉効果はベンチマーク(印加電圧V1が0Vであり、金属フィルタ、邪魔板及び対向電極を有しない構成の装置)よりも高い。これは、邪魔板7と金属フィルタ11が設置されている効果と考えられる。なお、この場合、正の電圧印加による鉄さび4の酸化による効果は低い。電圧印加が+0.2Vよりも大きい場合には、電圧の増加とともに鉄さび4の捕捉効果が増加する。電圧印加が+0.8Vよりも大きい場合には、鉄さび4の捕捉効果は飽和する傾向にある。これは、鉄さび4の酸化反応に加えて酸素ガスが発生し、鉄さび4の酸化の効率が低下したためと考えられる。
以上のように、本実施の形態に係る微粒子分離装置100は、容器1と、容器1の下方に設けられ、容器1の内部に媒体を流入させる入口接続部2と、容器1の上方に設けられ、容器1の内部に流入させた媒体を容器1の外部へ排出させる出口接続部3と、を備えている。そして、微粒子分離装置100は、容器1の内部に設けられ、媒体に含まれる異物を出口接続部3から排出される前に捕捉する金属フィルタ11と、容器1の内部に設けられた軸部材9によって回転自在に支持され、金属フィルタ11に付着した異物を掻き取る回転体10と、容器1の底部と出口接続部3との間を仕切り、表面に複数の貫通孔70を有する導電性の邪魔板7と、金属フィルタ11及び邪魔板7に配線14を介して接続され、金属フィルタ11及び邪魔板7に電圧を印加して、異物の径を増加させる電気化学的酸化処理を行う電源13と、を備えている。
よって、本実施の形態に係る微粒子分離装置100によれば、例えば粒径の大きい鉄さび大4aは、容器1の内部で沈降し、邪魔板7の貫通孔70を通過させて、容器1の底部で捕捉することができる。一方、粒径の小さい鉄さび小4bは、容器1の内部を上昇して金属フィルタ11に付着させ、金属フィルタ11に電圧を印加して電気化学的酸化処理を行い、粒径を増加させて回転体10で掻き取ることができるため、容器1の底部に向かって沈降させて捕捉することができる。よって、微粒子分離装置100は、例えば熱交換器を有する給湯機等の水循環回路を流れる循環水から鉄さび4等の金属を効果的に除去することができる。
また、回転体10は、入口接続部2から出口接続部3に向かって流れる媒体の水流によって回転させる構成であり、モータで駆動させる構成ではないので、構造面での制約が少なくて済む。よって、微粒子分離装置100は、例えば熱交換器を有する給湯機等の水循環システム内に配置することができる。
また、回転体10の外周面には、回転体10の内部と外部とを連通させるノズル16が設けられている。回転体10は、内部に流入した媒体をノズル16から吐出することで回転すると共に、ノズル16の先端によって金属フィルタ11に付着した異物を掻き取る構成である。よって、微粒子分離装置100は、ノズル16を設けることによって、回転体10を効率良く回転させることができ、且つ金属フィルタ11に付着した異物を効果的に掻き取ることができる。
また、邪魔板7の上面は、複数の突起部73、74が形成されて凹凸形状又は波形状とした構成である。よって、微粒子分離装置100は、上記したように、鉄さび4の捕捉量を効果的に高めることができる。
また、金属フィルタ11及び邪魔板7には、電源13によって+0.2V以上+1.5V以下の範囲で電圧が印加される。つまり、微粒子分離装置100は、前記範囲によって電気化学的酸化処理の電圧を適正に設定することができ、効率良く異物の径を増加させることができる。
また、金属フィルタ11及び邪魔板7には、電源13によって−0.2Vよりも小さく、−2.0V以上の範囲で電圧が印加される。よって、微粒子分離装置100は、金属フィルタ11及び邪魔板7の表面で水素ガスを発生させることができ、発生した水素ガスが気泡となって浮上し、気泡と金属フィルタ11及び邪魔板7の界面付近に存在する鉄さび4にせん断応力を発生させて、金属フィルタ11及び邪魔板7に固着した鉄さび4を掻き取ることができる。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、図示した微粒子分離装置100の内部構成は一例であって、上述した内容に限定されるものではない。本実施の形態の微粒子分離装置100は、他の構成要素を含んだ構成であっても同様に実施することができる。また、邪魔板7の上面は、ジグザグ状の突起部73が形成されて凹凸形状とした構成、又は周期的な波形状の突起部74を形成した構成に限定されず、例えば矩形状の突起部を形成して凹凸形状とした構成でもよい。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 容器、2 入口接続部、3 出口接続部、4 鉄さび、4a 鉄さび大、4b 鉄さび小、5、6 絶縁体、7、7A〜7F 邪魔板、8 対向電極、9 軸部材、10 回転体、11 金属フィルタ、12 外周流路部、13 電源、14 配線、15 流入孔、16 ノズル、70、71、72 貫通孔、73、74 突起部、100 微粒子分離装置。

Claims (6)

  1. 循環経路を循環する媒体中の異物を捕捉する微粒子分離装置であって、
    容器と、
    前記容器の下方に設けられ、前記容器の内部に前記媒体を流入させる入口接続部と、
    前記容器の上方に設けられ、前記容器の内部に流入させた前記媒体を前記容器の外部へ排出させる出口接続部と、
    前記容器の内部に設けられ、前記媒体に含まれる前記異物を前記出口接続部から排出される前に捕捉する金属フィルタと、
    前記容器の内部に設けられた軸部材によって回転自在に支持され、前記金属フィルタに付着した前記異物を掻き取る回転体と、
    前記容器の底部と前記出口接続部との間を仕切り、表面に複数の貫通孔を有する導電性の邪魔板と、
    前記金属フィルタ及び前記邪魔板に配線を介して接続され、前記金属フィルタ及び前記邪魔板に電圧を印加して、前記異物の径を増加させる電気化学的酸化処理を行う電源と、を備えている、微粒子分離装置。
  2. 前記回転体は、前記入口接続部から前記出口接続部に向かって流れる前記媒体の水流によって回転する構成である、請求項1に記載の微粒子分離装置。
  3. 前記回転体の外周面には、前記回転体の内部と外部とを連通させるノズルが設けられており、
    前記回転体は、内部に流入した前記媒体を前記ノズルから吐出することで回転すると共に、前記ノズルの先端によって前記金属フィルタに付着した前記異物を掻き取る構成である、請求項1又は2に記載の微粒子分離装置。
  4. 前記邪魔板の上面は、複数の突起部が形成されて凹凸形状又は波形状とした構成である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の微粒子分離装置。
  5. 前記金属フィルタ及び前記邪魔板には、前記電源によって+0.2V以上+1.5V以下の範囲で電圧が印加される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の微粒子分離装置。
  6. 前記金属フィルタ及び前記邪魔板には、前記電源によって−0.2Vよりも小さく、−2.0V以上の範囲で電圧が印加される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の微粒子分離装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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