JP2018191550A - 電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】 電気加熱式タバコの加熱器具において、加熱ブレード付近の細かい隙間であっても、加熱ブレードに干渉することなく残りカスを確実に掻き出すことができる電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシを提供すること。【解決手段】 タバコを嵌挿可能な開孔部が形成され、この開孔部の内部に突設された板状の加熱ブレードBに当該タバコを突き刺して加熱可能に構成されてなる電気加熱式タバコの加熱器具Hを清掃するためのブラシであって、耐熱性素材からなる直毛状のブラシ毛1の基端部を二箇所に並列した状態で、グリップ部2の先端に止着して、このブラシ毛1の先端によって、前記加熱器具Hの表面と共に、前記加熱器具Hの加熱ブレードBを跨いだ状態で側方を掻き出し可能にするという技術的手段を採用した。【選択図】 図1
Description
本発明は、清掃器具の改良、更に詳しくは、電気加熱式タバコの加熱器具において、加熱ブレード付近の細かい隙間であっても、加熱ブレードに干渉することなく残りカスを確実に掻き出すことができる電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシに関するものである。
近年、愛煙家の間では、安全面と健康面の観点から、火を使用しない電気加熱式タバコの人気が高い。この電気加熱式タバコは、紙巻きタバコを加熱器具の開孔部に嵌挿して、この開孔部の内部に突設された板状の加熱ブレードに突き刺し、タバコの葉を高温で加熱することによって水蒸気等を発生させるものであって、これを吸引することによって、従来の燃焼タバコと同様の味わいを得るものである。
この加熱器具は、繰り返し使用しているうちに、加熱器具内に炭化したタバコの残りカスが溜まったり固着したりして、加熱不良や器具故障の原因となるために、定期的な清掃によって残りカスを完全に除去する必要があり、従来、各加熱器具を清掃するための器具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、かかる清掃作業にあっては、特に加熱器具内に突設された加熱ブレード付近には細かい隙間があってブラシが行き届き難いという問題があり、公知のブラシを用いて力任せに残りカスを掻き出そうとすると、誤って加熱ブレードを折ってしまうおそれがあった。
本発明は、従来の清掃器具に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、電気加熱式タバコの加熱器具において、加熱ブレード付近の細かい隙間であっても、加熱ブレードに干渉することなく残りカスを確実に掻き出すことができる電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシを提供することにある。
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本発明は、タバコを嵌挿可能な開孔部が形成され、この開孔部の内部に突設された板状の加熱ブレードBに当該タバコを突き刺して加熱可能に構成されてなる電気加熱式タバコの加熱器具Hを清掃するためのブラシであって、
耐熱性素材からなる直毛状のブラシ毛1の基端部を二箇所に並列した状態で、グリップ部2の先端に止着して、
このブラシ毛1の先端によって、前記加熱器具Hの表面と共に、前記加熱器具Hの加熱ブレードBを跨いだ状態で側方を掻き出し可能にするという技術的手段を採用したことによって、電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシを完成させた。
耐熱性素材からなる直毛状のブラシ毛1の基端部を二箇所に並列した状態で、グリップ部2の先端に止着して、
このブラシ毛1の先端によって、前記加熱器具Hの表面と共に、前記加熱器具Hの加熱ブレードBを跨いだ状態で側方を掻き出し可能にするという技術的手段を採用したことによって、電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシを完成させた。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、ブラシ毛1を二つ折りにした状態で止着片11と共にグリップ部2の先端に嵌入して、基端部を二箇所に並列した状態で固定するという技術的手段を採用することができる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、グリップ部2の外周面に突起を設けるという技術的手段を採用することができる。
本発明にあっては、耐熱性素材からなる直毛状のブラシ毛の基端部を二箇所に並列した状態で、グリップ部の先端に止着したことによって、このブラシ毛の先端によって、加熱器具の表面と共に、前記加熱器具の加熱ブレードを跨いだ状態で側方を掻き出すことができる。
したがって、本発明の清掃ブラシによれば、電気加熱式タバコの加熱器具において、加熱ブレード付近の細かい隙間であっても、加熱ブレードに干渉することなく残りカスを確実に掻き出すことができるので、加熱器具を衛生的に保つことができ、器具の故障等を防止することができることから、産業上の利用価値は頗る大きいと云える。
本発明を実施するための形態を、具体的に図示した図面に基づいて、更に詳細に説明すると、次のとおりである。
本発明の実施形態を図1から図5に基づいて説明する。図中、符号1で指示するものはブラシ毛であり、符号2で指示するものはグリップ部である。
本実施形態は、タバコを嵌挿可能な開孔部が形成され、この開孔部の内部に突設された板状の加熱ブレードBに当該タバコを突き刺して加熱可能に構成されてなる電気加熱式タバコの加熱器具Hを清掃するためのブラシである。
本実施形態の清掃ブラシの構成について説明する。本実施形態では、耐熱性素材からなる直毛状のブラシ毛1の基端部が二箇所に並列した状態で、グリップ部2の先端に止着されている。
ブラシ毛1の耐熱性素材としては、ポリアミド合成樹脂(ナイロン6)を採用するのが好ましく、具体的には、溶融点が約214℃、使用限界が約100℃の仕様である。加熱ブレードBは、加熱時には200℃以上にまで温度が上昇しており、このような高温加熱中に清掃することは想定していないが、使用直後には75℃程度の余熱がある場合があるため、冷却前に誤って清掃を開始しても、ブラシ毛1が接触して溶融するのを防止することができる。
本実施形態では、例えば、ブラシ毛1の径を約0.415mm程度、長さを約21mm程度、25〜35本の毛束(約4mm範囲)にすることによって、残りカスを掻き出すための適度な剛性と弾力復元力を得ることができる。
また、本実施形態では、グリップ部2を径が約7〜10mm程度の円柱状にすることによって、持ち易くて作業性を向上させることができる。なお、操作性を向上させるために、グリップ部2の形状は円柱状に限らず、楕円や多角形断面などの異形断面にしたり、直棒状に限らずに曲線状や平面状の立体状グリップにしたり、更には、グリップ部2の外周面に突起を設けるなどによって、持ち易くすることもできる。
本実施形態の清掃ブラシにあっては、このブラシ毛1の先端によって、前記加熱器具Hの表面と共に、図2に示すように、特に、前記加熱器具Hの加熱ブレードBを跨いだ状態で側方を掻き出し可能である。また、加熱ブレードBの両端側は、図3(図2と直交方向)に示すような方向で掻き出し可能である。
このような構成により、最も清掃が困難な部位である加熱ブレードB付近の細かい隙間であっても、ブラシ毛1の先端を押し付けて開孔部の内周面に沿って動かすことができ、加熱ブレードBに干渉することなく残りカスを確実に掻き出すことができるのである。
なお、本実施形態におけるブラシ毛1の固定構造は、例えば、図4に示すように、ブラシ毛1が二つ折りにされた状態で止着片11(真鍮片)と共にグリップ部2の先端に嵌入されて、基端部が二箇所に並列した(約1mm程度の隙間を設けた)状態で固定することができ、長手のブラシ毛素材を使用しつつ、強固に止着された並列状の植毛を簡単に形成することができる。
また、本実施形態の清掃ブラシは、特に加熱ブレードB付近の清掃において機能を発揮するものであるが、加熱器具Hの構成は、通常、図5に示すようなブレードカバーCを被嵌してから、開孔部にタバコを差し込むようになっているため、このブレードカバーCを清掃するためにも使用可能である。
そしてまた、図示しないが、ブラシ毛1の保護のためにキャップを適宜被冠することもでき、携帯性を向上してブラシ毛1の損傷を防止することができる。キャップはグリップ部2の先端に嵌合するものや螺合するものを採用することができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、ブラシ毛1をグリップ部2の先端に止着する手段は、ブラシ毛1のインサート射出成形によって一体に成形するものであっても良い。
また、ブラシ毛1の材料は、耐熱性素材であれば、ポリアミド合成樹脂に限らず、他の合成樹脂や金属等の材料を採用することができ、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 ブラシ毛
11 止着片
2 グリップ部
H 加熱器具
B 加熱ブレード
C ブレードカバー
11 止着片
2 グリップ部
H 加熱器具
B 加熱ブレード
C ブレードカバー
Claims (3)
- タバコを嵌挿可能な開孔部が形成され、この開孔部の内部に突設された板状の加熱ブレード(B)に当該タバコを突き刺して加熱可能に構成されてなる電気加熱式タバコの加熱器具(H)を清掃するためのブラシであって、
耐熱性素材からなる直毛状のブラシ毛(1)の基端部が二箇所に並列した状態で、グリップ部(2)の先端に止着されており、
このブラシ毛(1)の先端によって、前記加熱器具(H)の表面と共に、前記加熱器具(H)の加熱ブレード(B)を跨いだ状態で側方を掻き出し可能であることを特徴とする電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシ。 - ブラシ毛(1)が二つ折りにされた状態で止着片(11)と共にグリップ部(2)の先端に嵌入されて、基端部が二箇所に並列した状態で固定されていることを特徴とする請求項1記載の電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシ。
- グリップ部(2)の外周面に突起を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017096823A JP2018191550A (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | 電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017096823A JP2018191550A (ja) | 2017-05-15 | 2017-05-15 | 電気加熱式タバコの加熱器具清掃ブラシ |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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-
2017
- 2017-05-15 JP JP2017096823A patent/JP2018191550A/ja active Pending
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