JP2018191221A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及び、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、ユーザがファインダを覗いている場合には、ファーストタッチがされるとファインダ用モニタの中央にAFターゲット枠を表示し、タッチの移動がされるとAFターゲット枠を移動することが開示されている。また、特許文献1には、ファインダを覗いていない場合には、ファーストタッチがされた位置にAFターゲット枠を表示することが開示されている。また、ユーザのユースケースに合わせてカメラに対するタッチパネルの位置を変更することができるカメラがある。特許文献2には、タッチパネルが操作できる状態でタッチパネルをカメラ本体に収納した状態や、タッチパネルが操作できる状態でタッチパネルをカメラ本体から開いた状態等にタッチパネルの位置を変更できることが開示されている。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1(a)、(b)に撮像装置の一例であるデジタルカメラ100の外観図を示す。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
図1(a)、(b)において、表示部128は、画像や各種情報を表示する表示部であり、デジタルカメラ100の背面モニタである。
本体部110は、デジタルカメラ100の筐体である。
レンズユニット150は、交換可能なレンズ203を搭載するレンズユニットである。
シャッターボタン161は、撮影指示を行うための操作部である。
モード切替スイッチ160は、各種モードを切り替えるための操作部である。
電源スイッチ172は、デジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える操作部材である。
サブ電子ダイヤル173は、選択枠の移動や画像送り等を行う回転操作部材である。
十字キー174は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能な4方向キーである。十字キー174の押された部分に応じた操作が可能である。
SETボタン175は、主に選択項目の決定等に用いられる押しボタンである。
ヒンジ178aは、パネル部178の位置を変更可能なヒンジである。
タッチパネル170aは、表示部128に対する接触を検知可能であり、表示部128と一体的に構成される。
シャッターボタン161、メイン電子ダイヤル171、電源スイッチ172、サブ電子ダイヤル173、十字キー174、SETボタン175は、操作部170に含まれる。
ファインダ内表示部176は、画像や各種情報を表示する表示部であり、ユーザが接眼ファインダ116を覗くことで、ユーザは接眼ファインダ116を介して視認可能であり、ファインダ内表示部176に写された画像や各種情報を参照できる。
なお、システム制御部250は、ユーザによる操作部170を介した表示切替操作に基づいて、スルー画像の表示をするか否かを切り替えてもよい。より具体的には、システム制御部250は、操作部170に対する操作に基づいて、表示部128にスルー画像を表示する(ミラーアップ)ことと、接眼ファインダ116を介して光学像が視認可能(ミラーダウン)にすることとを切り替えるようにしてもよい。このように、システム制御部250は、AF枠やスルー画像の表示先を、ファインダ内表示部176と表示部128とで切替可能であってもよい。
なお、接眼ファインダ116は光学ファインダでなくても電子ビューファインダでもよい。その場合、システム制御部250は、近接センサ177の検知結果により、スルー画像の表示先を切り替える。
レンズユニット150は、上記の通り、交換可能なレンズ203を搭載するレンズユニットである。レンズユニット150に搭載されるレンズ203は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。
AEセンサ217は、レンズユニット150、クイックリターンミラー212を通しフォーカシングスクリーン213上に結像した被写体の輝度を測光する。
焦点検出部211は、クイックリターンミラー212及びサブミラーを介して入射する像を撮像し、システム制御部250にデフォーカス量情報を出力する位相差検出方式のAF(オートフォーカス)センサである。システム制御部250は、焦点検出部211が出力したデフォーカス量情報に基づいてレンズユニット150を制御し、位相差AFを行う。
本実施形態の接眼ファインダ116は、光学ファインダ(OVF)であるが、電子ビューファインダ(EVF)でもよい。
フォーカルプレーンシャッター201は、システム制御部250の制御に基づいて撮像部222の露光時間を制御する。
撮像部222は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。
A/D変換器223は、撮像部222によって電気信号に変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
メモリ232は、撮像部222によって得られA/D変換器223によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部128に表示するための画像データを格納する。メモリ232は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像及び音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ232は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
システム制御部250は、少なくとも1つのプロセッサーを内蔵し、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部250が不揮発性メモリ256に記録されたプログラムをシステムメモリ252に展開して実行することで、図4のフローチャートの処理が実現される。また、システム制御部250は、メモリ232、D/A変換器219、表示部128等を制御することにより表示制御も行う。
システムメモリ252には、RAMが用いられる。システムメモリ252には、システム制御部250の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ256から読み出したプログラム等が展開される。
姿勢検知センサ221は、例えばデジタルカメラ100内に加速度センサを備える。そして、デジタルカメラ100の本体部110の姿勢が横姿勢であるか、縦姿勢であるかによって変化する加速度センサからの出力に応じて、システム制御部250が縦横の判定を行う。横姿勢は、被写体の上下方向が、デジタルカメラ100により撮影された画像の短辺方向と略一致するような姿勢である。縦姿勢は、被写体の上下方向が、デジタルカメラ100により撮影された画像の長辺方向と略一致するような姿勢である。
第2シャッタースイッチ264は、シャッターボタン161の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部250は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部222からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
電源制御部280は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部280は、その検出結果及びシステム制御部250の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
記録媒体I/F218は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。
記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
また、絶対座標設定とは異なる次の設定を相対座標設定という。相対座標設定は、表示部128の所定の位置から、タッチ位置座標ではなく、タッチ操作の移動量(移動方向も)に応じた分、もともと表示されていた位置から移動した位置(移動操作に応じた量移動した位置)への指示を受け付ける設定である。
第1に、システム制御部250は、タッチパネル170aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル170aにタッチしたこと、すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)を検出できる。
第2に、システム制御部250は、タッチパネル170aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)を検出できる。
第3に、システム制御部250は、タッチパネル170aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)を検出できる。
第4に、システム制御部250は、タッチパネル170aへタッチしていた指やペンを離したこと、すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)を検出できる。
第5に、システム制御部250は、タッチパネル170aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)を検出できる。
また、タッチパネル170a上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル170a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル170a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。システム制御部250は、所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことを検出し、そのままタッチアップを検出するとフリックが行なわれたと判定できる。また、システム制御部250は、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことを検出した場合は、ドラッグが行なわれたと判定する。タッチパネル170aに対する操作やタッチパネル170aの状態を検出する処理は、タッチ検出手段による処理の一例である。
図3A〜図3Dは、表示部128にスルー画像(ライブビュー画像)が表示されておらず、接眼ファインダ116を介して被写体の光学像が視認可能であり、ファインダ内表示部176にAF枠の表示が表示されている状態である。また、デジタルカメラ100の背面の向く方向と、タッチパネル170aのタッチ面の方向とが同じ方向であり、背面側にいるユーザからタッチパネル170aへのタッチ操作が可能である。ただし、表示先はファインダ内表示部176である。
図3Aは、デジタルカメラ100の姿勢が横姿勢であり、表示部128は閉じた状態を示す図である。表示部128が閉じた状態とは、表示部128が本体部110に収納されており、デジタルカメラ100の背面から見たとき、表示部128が本体部110と重なる状態である。表示部128が閉じた状態のとき、表示部128の表示面、及び、タッチパネル170aのタッチ可能な面が、デジタルカメラ100の背面方向側であるユーザ側を向く。このため、ユーザは、表示部128の表示の参照、及び、タッチパネル170aに対するタッチ操作が可能である。そして、表示部128、及び、タッチパネル170aと、ファインダ内表示部176とは縦に並ぶ。縦は、デジタルカメラ100を背面から見たときに、デジタルカメラ100における上下方向である。タッチパネル170aおよび表示部128のX軸、Y軸方向は、図3Aに示すように、背面からみて右方向をX軸プラス方向、下方向をY軸プラス方向とする。
表示部128の表示面、及び、タッチパネル170aのタッチ可能な面が、デジタルカメラ100の背面方向側であるユーザ側を向く。このため、ユーザは、表示部128の表示の参照、及び、タッチパネル170aに対するタッチ操作が可能である。
図3Eは、ユーザが接眼ファインダ116を覗いていない状態を示す図である。
S402において、システム制御部250は、接眼ファインダ116に設けられた近接センサ177の検出値に基づいて、ファインダへの接眼状態であるか否かを判定する。ファインダへの接眼状態とは、ユーザがファインダ内表示部176を覗いている状態である。システム制御部250は、ファインダへの接眼状態のとき処理をS403に進め、ファインダへの接眼状態ではないとき処理をS422に進める。なお、S402においては、システム制御部250は、ミラーがアップ(S402No)かダウン(S402Yes)かを判定してもよい。もしくは表示部128にスルー画像が表示されているか(S402No)、ファインダを介して被写体の光学像が視認可能か(S402Yes)を判定してもよい。さらに、接眼ファインダ116が電子ビューファインダの場合には、スルー画像の表示先がファインダ内表示部であるか否かを判定してもよい。
S404において、システム制御部250は、ファインダ内表示部176の表示を開始する。すなわち、システム制御部250は、ファインダ内表示部176をONにする。本実施形態のデジタルカメラ100は、光学ファインダであるため、クイックリターンミラー212の位置を制御し、さらにファインダ内表示部176をONにする。デジタルカメラ100が電子ビューファインダの場合、システム制御部250は、撮像部222を制御することによって撮像素子を駆動させる。そして、画像処理部224は、撮像部222を介して得られた画像データを処理する。システム制御部250は、画像処理部224によって処理された画像データに基づく被写体観察用の画像をファインダ内表示部176に表示させる。こうして、S404において被写体観察用の画像がファインダ内表示部176に表示され始める。このような画像表示により、ユーザは、ファインダ内表示部176を用いて被写体の観察を行うことが可能である。
S406において、システム制御部250は、パネル位置検知センサ220からの出力に応じて、表示部128がデジタルカメラ100に対して閉じているか開いているかを判定する。システム制御部250は、表示部128がデジタルカメラ100に収納されており閉じていて、かつ、ユーザがタッチパネル170aを操作可能な場合、処理をS407に進め、これ以外の場合、処理をS417に進める。ユーザがタッチパネル170aを操作可能とは、表示部128の表示面がユーザの側を向いており、ユーザがタッチパネル170aに対してタッチ操作が可能な状態である。S406において、表示部128が閉じていて、かつ、ユーザがタッチパネル170aを操作可能な場合、デジタルカメラ100は、例えば図3Aに示す状態である。
S408において、システム制御部250は、タッチセンサ入力回路からの出力に基づいて、タッチムーブを検出したか否かを判定する。システム制御部250は、タッチムーブを検出したとき処理をS409に進め、タッチムーブ以外のタッチ操作を検出したとき処理をS411に進める。タッチムーブ以外のタッチ操作とは、例えば、シングルタップ操作(タッチパネル170aを1回叩く)やダブルタップ操作(タッチパネル170aを2回叩く)等のタッチ操作である。このような操作を検出した場合には、AF枠の位置は変更されないので、ユーザの意図しない位置へAF枠が移動したり、ユーザの意図しない位置でAF処理がされたりしてしまう可能性を低減することができる。
S410において、システム制御部250は、相対位置制御を行って、ファインダ内表示部176におけるAF枠の表示位置を変更する。より具体的には、システム制御部250は、タッチ位置の移動が検出される前にAF枠が表示されていた位置から、S409で取得した指の移動方向、及び、移動距離に対応する位置にAF枠を移動させて表示する制御を行う。
図3Cに示す状態のとき、ユーザは、右手で本体部110におけるヒンジ178aとは反対側を掴むと考えられる。そして、ユーザは、左手でデジタルカメラ100の下側となる表示部128をしっかりと支えながら、左手の親指でタッチパネル170aに対するタッチ操作を行うと考えられる。したがって、左手の親指は、タッチパネル170aの領域の全てには届きにくく、タッチパネル170aにおける本体部110の側の半分程度の領域である第1領域303程度までしか届かない。このように、図3Cに示す状態のときは、ユーザのタッチ操作が可能な範囲が小さくなるため、相対位置制御の方が絶対位置制御より操作性が良い。
図3Dに状態のとき、ユーザは、右手で、デジタルカメラ100の下側となる、本体部110におけるヒンジ178aとは反対側をしっかりと支えると考えられる。そして、ユーザは、左手で、デジタルカメラ100の上側となる表示部128を支えながら、左手の親指でタッチパネル170aに対するタッチ操作を行うと考えられる。このような場合、接眼ファインダ116を覗いているユーザの頭部が、タッチパネル170aの下付近まできてしまう。したがって、ユーザがタッチパネル170aに対するタッチ操作を行い易い領域は、第2領域304である。このように、図3Dに示す状態のときは、ユーザのタッチ操作が可能な範囲が小さくなるため、相対位置制御の方が絶対位置制御より操作性が良い。
S412において、システム制御部250は、予め設定された期間内に、ユーザの合焦操作が行われたか否かを判定する。より具体的には、システム制御部250は、シャッターボタン161の操作によって発生する第1シャッタースイッチ信号SW1を取得したか否かを判定する。システム制御部250は、予め設定された期間内にユーザの合焦操作が行われた場合(第1シャッタースイッチ信号SW1を取得した場合)、処理をS413に進める。システム制御部250は、予め設定された期間内にユーザの合焦操作が行われていない場合(第1シャッタースイッチ信号SW1を取得しない場合)、処理をS402に戻す。
S414において、システム制御部250は、予め設定された期間内にユーザの撮影操作が行われたか否かを判定する。より具体的には、システム制御部250は、シャッターボタン161の操作によって発生する第2シャッタースイッチ信号SW2を取得したか否かを判定する。システム制御部250は、予め設定された期間内にユーザの撮影操作が行われた場合(第2シャッタースイッチ信号SW2を取得した場合)、処理をS415に進める。システム制御部250は、予め設定された期間内にユーザの撮影操作が行われていない場合(第2シャッタースイッチ信号SW2を取得しない場合)、処理をS402に戻す。
S416において、システム制御部250は、電源スイッチ172からの信号に基づいて、ユーザがデジタルカメラの電源をOFFにする操作を行ったか否かを判定する。システム制御部250は、ユーザがデジタルカメラの電源をOFFにする操作を行ったとき、デジタルカメラ100の各部の終了処理を行う。そして、システム制御部250は、図4の処理を終了する。システム制御部250は、ユーザがデジタルカメラの電源をOFFにする操作を行っていないとき、処理をS402に戻す。
S419において、システム制御部250は、絶対位置制御を行って、ファインダ内表示部176におけるAF枠の表示位置を変更する。より具体的には、システム制御部250は、S418でタッチダウン(タッチ操作の開始)が検出されたタッチパネル170aの位置に対応するファインダ内表示部176の位置にAF枠を移動させて表示する制御を行う。既に説明した図3Bは、S419における絶対位置制御の例である。
図3Bに示す状態の場合、デジタルカメラ100は絶対位置設定となり、システム制御部250は絶対位置制御を行う。絶対位置制御は、ファインダ内表示部176、及び、表示部128の少なくともいずれかに表示されるAF枠等の位置を示すアイテムを、タッチ操作のタッチ開始位置に基づく位置に表示する制御である。絶対位置制御では、AF枠は、タッチ操作が検出される前にAF枠が表示されていた位置に基づかずに、タッチ操作がされた位置に基づくファインダ内表示部176の位置に表示される。図3Bに示すように、AF枠はファインダ内表示部176に表示される。図3Bの例では、システム制御部250は、ユーザによるタッチパネル170aに対するタッチに基づいて、ファインダ内表示部176のAF枠を、位置300から位置302に移動させて表示する制御を行う。位置302は、ユーザによってタッチされたタッチパネル170aの位置に対応するファインダ内表示部176の位置である。現在のAF枠の位置から離れた位置にAF枠を移動したい場合に、ユーザはその位置にAF枠が移動するまで何回もタッチムーブ操作をしなくても、タッチダウン操作で(すなわち、より少ない操作量で)所望の位置にAF枠を移動することができる。
S421において、システム制御部250は、タッチセンサ入力回路からの出力に基づいて、タッチアップを検出したか否かを判定する。システム制御部250は、タッチアップを検出したとき処理をS412に進め、タッチアップを検出していないとき再度S419を実行する。
S423において、システム制御部250は、モニタ駆動回路を制御し表示部128の表示を開始する。すなわち、システム制御部250は、表示部128をONにする。この際、システム制御部250は、被写体観察用の画像を表示部128に表示して、スルー画像表示を行う。
S424において、システム制御部250は、表示部128の表示範囲にAF枠を表示する制御を行う。AF枠の表示位置は初期設定位置として表示範囲の中央に表示する。ただし、システム制御部250は、予め設定された位置があれば、その場所にAF枠を表示してもよい。
S426において、システム制御部250は、絶対位置制御を行って、表示部128におけるAF枠の表示位置を変更する。より具体的には、システム制御部250は、S425でタッチダウンが検出されたタッチパネル170aに対応する表示部128の位置にAF枠を移動させて表示する制御を行う。このとき、システム制御部250は、絶対位置制御を行う。
図3Eの例では、ユーザによるタッチパネル170aに対するタッチに基づいて、システム制御部250は、表示部128のAF枠を、位置300から位置305に移動させて表示する制御を行う。位置305は、ユーザによってタッチされたタッチパネル170aの位置に対応する表示部128の位置である。
S428において、システム制御部250は、タッチセンサ入力回路からの出力に基づいて、タッチアップを検出したか否かを判定する。システム制御部250は、タッチアップを検出したとき処理をS412に進め、タッチアップを検出していないとき再度S426を実行する。
なお、上述した実施形態においては、デジタルカメラ100の姿勢が縦姿勢の場合には相対位置制御を行うことを説明したが、絶対位置制御のままでもよい。また、以下のようにしてもよい。つまり、相対位置制御にしてタッチ有効領域を例えば、図3Cの場合は第1領域303にして、小さくしてもよい。縦姿勢の場合に絶対位置制御とする場合には、タッチ有効領域をタッチパネル170aの全面でなく、一部の領域にするとよい。すなわち、例えば、図3Cの場合には第1領域303、図3Dの場合には第2領域304にしてもよい。
また、図3Cの第1領域303と図3Dの第2領域304は図示したものに限らず、例えば、例えばタッチパネル170aのX軸Y軸の共に中央付近の領域でもよいし、Y軸方向の所定値以上の領域としてもよい。
また、上述した実施形態では接眼ファインダ116を覗いている場合の表示部128の位置により、絶対位置制御(絶対座標設定)と相対位置制御(相対座標設定)とを変えるものとして説明をした。しかし、接眼ファインダ116を覗いていないときにも適用してもよい。すなわちタッチパッドのある装置からHDMI(登録商標)や無線を用いて外部出力先に表示をしているような場合にも適用可能である。例えば、タッチパッドと他の操作部との位置関係を変更可能な場合において、他の操作部とタッチパッドの位置が近い場合には、相対位置制御をし、遠い場合には、絶対位置制御をしてもよい。また、ノートPC等のタッチパッドを操作して画面上のカーソルや指標を操作する場合にも適用可能である。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記録媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (16)
- ファインダの外にあるタッチパネルへのタッチ操作を検出可能なタッチ検出手段と、
前記タッチパネルの位置を、本体部に対して、少なくとも第1の位置と、前記第1の位置よりも前記ファインダから離れた位置である第2の位置とへと変更可能な変更手段と、
前記ファインダを介して視認可能なファインダ内表示部にアイテムが表示されている際に、前記タッチパネルが前記第1の位置である場合には、前記タッチパネルへのタッチの開始がされても、前記タッチの開始された位置に対応する前記ファインダ内表示部の位置に前記アイテムを表示せず、タッチ位置が移動したことに応じてタッチ位置の移動に応じた分、前記タッチの開始がされる前に前記アイテムの表示されていた位置から前記アイテムを移動し、
前記タッチパネルが前記第2の位置である場合には、前記タッチパネルへのタッチの開始がされたことに応じて、前記タッチの開始位置に応じた前記ファインダ内表示部の位置に前記アイテムを表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記タッチパネルが前記第1の位置にある場合、及び、前記タッチパネルが前記第2の位置にある場合には、前記タッチパネルのタッチ面の向く方向は共に前記撮像装置の背面の向く方向と同じ方向であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1の位置は、前記タッチパネルが前記撮像装置に収納された状態の位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記第2の位置は、前記タッチパネルが前記撮像装置に収納されておらず、開いた状態の位置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記アイテムの表示位置に基づいて所定の処理を行う処理手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記アイテムは、AF位置を示すアイテムであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記タッチパネルが前記第1の位置にある場合の前記タッチパネルのタッチ操作が可能な領域よりも、前記第2の位置にある場合の前記タッチパネルのタッチ操作が可能な領域の方を、広くするように制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、
前記タッチパネルが前記第2の位置であり、かつ、前記撮像装置の姿勢が縦姿勢である場合、前記タッチパネルへのタッチの開始がされても、前記タッチの開始された位置に対応する前記ファインダ内表示部の位置に前記アイテムを表示せず、タッチ位置が移動したことに応じてタッチ位置の移動に応じた分、前記タッチの開始がされる前に前記アイテムの表示されていた位置から前記アイテムを移動し、
前記タッチパネルが前記第2の位置であり、かつ、前記撮像装置の姿勢が横姿勢である場合、前記タッチパネルへのタッチの開始がされたことに応じて、前記タッチの開始位置に応じた前記ファインダ内表示部の位置に前記アイテムを表示するように制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記アイテムの表示先をファインダ内表示部と前記タッチパネルと一体となる表示部とで切替可能な切替手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記表示部に前記アイテムが表示されている際には、前記タッチパネルが前記第1の位置でも前記第2の位置でも、タッチの開始位置に応じた前記表示部の位置に前記アイテムを表示するように制御することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
- 前記制御手段は、前記ファインダ内表示部に前記アイテムが表示されている際に、前記タッチパネルが前記第1の位置である場合には、前記タッチパネルへのタッチの開始がされても、前記タッチの開始された位置に対応する位置に前記アイテムを表示せず、タッチ位置が移動したことに応じてタッチ位置の移動に応じた分、前記タッチの開始がされる前に前記アイテムの表示されていた位置から前記アイテムを移動し、
前記タッチパネルが前記第2の位置である場合には、前記タッチパネルへのタッチの開始がされたことに応じて、前記タッチの開始位置に応じた位置に前記アイテムを表示するように制御することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 前記ファインダへ物体が接近したことを検出する接近検出手段をさらに有し、
前記切替手段は、前記接近検出手段が前記ファインダへ物体が接近したことを検出したことに応じて前記ファインダ内表示部に前記アイテムを表示するように制御することを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記切替手段は、撮像部で取得したスルー画像の表示先を切り替え可能であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の撮像装置。
- タッチパネルの位置を、本体部に対して、少なくとも第1の位置と、前記第1の位置よりもファインダから離れた位置である第2の位置とへと変更可能な変更手段を有する撮像装置の制御方法であって、
前記ファインダの外にある前記タッチパネルへのタッチ操作を検出可能なタッチ検出ステップと、
前記ファインダを介して視認可能なファインダ内表示部にアイテムが表示されている際に、前記タッチパネルが前記第1の位置である場合には、前記タッチパネルへのタッチの開始がされても、前記タッチの開始された位置に対応する前記ファインダ内表示部の位置に前記アイテムを表示せず、タッチ位置が移動したことに応じてタッチ位置の移動に応じた分、前記タッチの開始がされる前に前記アイテムの表示されていた位置から前記アイテムを移動し、
前記タッチパネルが前記第2の位置である場合には、前記タッチパネルへのタッチの開始がされたことに応じて、前記タッチの開始位置に応じた前記ファインダ内表示部の位置に前記アイテムを表示するように制御する制御ステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1乃至13のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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-
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