JP2018190117A - 交通情報管理システム、および、交通情報管理方法 - Google Patents

交通情報管理システム、および、交通情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】道路利用者に提供するための交通情報を作成する際のプローブ情報の適切な利用を支援すること。【解決手段】実施形態における交通情報管理システムは、道路の複数の区間ごとに、道路に設置されている車両感知器から取得した情報を用いて第1の交通状況を算出するとともに、道路を走行する車両から取得したプローブ情報を用いて第2の交通状況を算出する交通状況算出部と、区間ごとに、第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があるか否かを判定する判定部と、判定部によって第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があると判定された区間に関する第1の交通状況と第2の交通状況を表示部に表示する表示制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、交通情報管理システム、および、交通情報管理方法に関する。
従来から、例えば、高速道路の交通を管理する道路管制センタでは、高速道路の区間(例えば0.5km〜2km/区間)ごとの渋滞度(例えば、渋滞、混雑、順調の三択)などの交通情報を作成し、その交通情報を道路利用者に提供するサービスを行っている。
その場合、道路管制センタは、例えば、5分ごとに、路側に設置されている車両感知器(トラフィックカウンタ)から取得した情報を用いて交通情報を作成する。ただし、車両感知器はその地点を通過する車両の情報を取得するだけなので、例えば、その地点を通過した車両台数の情報は正確であっても、その地点を含む区間の車両の平均速度などの情報は正確とは限らない。
そこで、近年、道路を走行する車両から路側通信設備(例えばITS(Intelligent Transport Systems)スポット等)を経由して取得したプローブ情報(例えば、車両の位置、速度、日時等の走行履歴情報)を用いて交通情報を作成する技術が実用化されている。なお、道路を走行する複数の車両のうち、プローブ情報を送信するいわゆるプローブカーは一部である。プローブ情報は実際の走行履歴情報であるので、プローブ情報を用いて作成された交通情報は、車両感知器を用いて作成された交通情報よりも正確である可能性が高い。
特開2016−207073号公報
しかしながら、路側通信設備は道路の数km〜数十kmおきに設置されているため、例えば、渋滞の場合、取得されたプローブ情報(走行履歴情報)のうち、特定の区間の情報は古くて(例えば5分以上前の情報であって)利用価値が無いこともある。従来技術では、そのような点について考慮されていない。
そこで、本実施形態の課題は、道路利用者に提供するための交通情報を作成する際のプローブ情報の適切な利用を支援することである。
実施形態における交通情報管理システムは、道路の複数の区間ごとに、道路に設置されている車両感知器から取得した情報を用いて第1の交通状況を算出するとともに、道路を走行する車両から取得したプローブ情報を用いて第2の交通状況を算出する交通状況算出部と、区間ごとに、第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があるか否かを判定する判定部と、判定部によって第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があると判定された区間に関する第1の交通状況と第2の交通状況を表示部に表示する表示制御部と、を備える。
図1は、実施形態における高速道路を示す模式図である。 図2は、実施形態における交通情報管理システム等を示す構成図である。 図3は、実施形態における交通情報管理システムにおける処理を示すフローチャートである。 図4は、図3のフローチャートのステップS5の詳細を示すフローチャートである。 図5は、実施形態における交通情報の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、実施形態において対象とする高速道路(以下、単に「道路」ともいう。)について説明する。図1は、実施形態における高速道路を示す模式図である。この高速道路には、上り車線(以下、単に「上り」ともいう。)と下り車線(以下、単に「下り」ともいう。)があり、交通情報を作成する単位として複数の区間(例えば0.5km〜2km/区間)が設定されている。本実施形態では、区間として、区間A1〜A6について説明する。
区間A1〜A6それぞれの路側に、車両感知器TC1〜TC6(図2の車両感知器2(トラフィックカウンタ)に対応)が設置されている。以下、車両感知器TC1〜TC6を特に区別しないときは、「車両感知器2」と記載する。
車両感知器2は、上り車線、下り車線のそれぞれについて、交通量[台/h]、平均速度[km/h]、車両密度[台/km]、占有率(オキュパンシー)[%]などの情報を収集し、それらの情報を交通情報管理システム1(図2)に送信する。なお、車両感知器2は、上り車線用と下り車線用で別々に設けられていてもよい。
また、この高速道路の路側には、路側通信設備(例えばITSスポット等)B1、B2、B3が、それぞれ、区間A1、A4、A6に設置されている。以下、路側通信設備B1〜B3を特に区別しないときは、「路側通信設備B」と記載する。路側通信設備Bは、上り車線、下り車線のそれぞれについて、近傍を通過した車両4(以下、符号「4」を省略して単に「車両」ともいう。)からプローブ情報(例えば、車両の位置、速度、日時等の走行履歴情報)を受信し、その受信したプローブ情報を交通情報管理システム1(図2)に送信する。
次に、図2を参照して、実施形態における交通情報管理システム1等の構成について説明する。図2は、実施形態における交通情報管理システム1等を示す構成図である。交通情報管理システム1は、交通管制システムの一部として構成される。ここでの交通管制システムとは、高速道路における区間ごとの渋滞度(渋滞、混雑、順調の三択)や交通事故等を含む交通状況を認識し、その交通状況の情報(交通情報)を高速道路の利用者等に提供するシステムである。交通管制システムは、例えば、交通管制室1000における複数のコンピュータ装置によって構成される。例えば、交通管制室1000には、プローブ情報収集装置や中央処理装置等の複数の大型コンピュータ装置(不図示)、オペレータによって使用される複数の端末装置1002、および、大型の表示部1001が設けられている。なお、後述する表示部14は、表示部1001や、端末装置1002の表示部に対応している。
交通情報管理システム1は、例えば、交通管制システムと同じ複数のコンピュータ装置から構成され、処理部11、記憶部12、入力部13、および、表示部14を備える。なお、本実施形態では、説明を簡潔にするために、交通情報管理システム1が1台のコンピュータ装置から構成されているようにして説明する。また、交通情報管理システム1は、外部の装置や機器との通信のための通信部も有しているが、説明を簡潔にするために通信部の図示および説明を省略する。
処理部11は、交通情報管理システム1の全体の動作を制御し、交通情報管理システム1が有する各種の機能を実現する。処理部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、を備える。CPUは、交通情報管理システム1の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換えたりするための記憶媒体である。CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM、記憶部12等に格納されたプログラムを実行する。処理部11は、情報取得部111、交通状況算出部112、判定部113、設定部114、イベント登録部115(交通情報作成部)、表示制御部116、および、イベント送信部117を備える。なお、以下において、処理部11における各部111〜117以外の処理については、動作主体を「処理部11」と記載する。
情報取得部111は、車両感知器2、監視カメラ3、車両4の車載器41から各種情報を取得して、取得した各種情報を取得情報記憶部122に記憶する。なお、情報取得部111は、車両4の車載器41からプローブ情報を取得する場合は、図1の路側通信設備Bを経由して取得する。
監視カメラ3は、高速道路の路側に設置され(図1では図示省略)、高速道路の映像を撮影し、撮影した映像を交通情報管理システム1に送信する。
車両4の車載器41は、例えば、GPS(Global Positioning System)などの検知システムを用いて、時系列の車両情報として、車両の位置(緯度、経度、高度)、速度、加速度、走行方向、日時等の走行履歴情報であるプローブ情報を収集し、そのプローブ情報を交通情報管理システム1に送信する。
交通状況算出部112は、道路の複数の区間ごとに、道路に設置されている車両感知器から取得した情報を用いて第1の交通状況を算出するとともに、道路を走行する車両から取得したプローブ情報を用いて第2の交通状況を算出し、算出した第1の交通状況、第2の交通状況を交通状況記憶部123に記憶する。具体的には、例えば、交通状況算出部112は、第1の交通状況、および、第2の交通状況として、区間を走行する車両の平均速度を算出する。
判定部113は、区間ごとに、第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があるか否かを判定する。第1の交通状況と第2の交通状況が平均速度である場合、所定の閾値は、例えば3km/hである。
設定部114は、情報取得部111によって取得され、取得情報記憶部122に記憶されているプローブ情報について、利用可能フラグと利用不可フラグのいずれかを設定する(詳細は後述)。
イベント登録部115は、オペレータによる入力部13を用いた情報の入力に基づくイベント(交通情報)の登録操作を受け付け、その内容をイベント記憶部124に記憶する。ここでは、イベントは、渋滞度(渋滞、混雑、順調の三択)の情報である。オペレータは、例えば、平均速度が40km/h未満の区間について「渋滞」と入力し、平均速度が40km/h以上で60km/h未満の区間について「混雑」と入力し、平均速度が60km/h以上の区間について「順調」と入力する。なお、各区間について、デフォルトで「順調」の情報が登録されており、「渋滞」と「混雑」の場合だけオペレータが入力するようにしてもよい。また、渋滞、混雑、順調の閾値は、40km/hと60km/hに限定されず、他の値(例えば20km/hと40km/h)であってもよい。
また、イベント登録部115は、表示部14の表示を見たオペレータによって所定の区間についてプローブ情報を利用しない旨の操作入力があった場合に、第1の交通状況を用いて道路利用者に対するイベントを作成し、作成したイベントをイベント記憶部124に記憶する(詳細は後述)。
表示制御部116は、各種情報を表示部14に表示する。表示制御部116は、例えば、判定部113によって第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があると判定された区間に関する第1の交通状況と第2の交通状況を表示部14に表示する。
イベント送信部117は、イベント記憶部124に記憶されたイベントを、情報板51、ハイウェイラジオ52、SA(Service Area)やPA(Parking Area)に設置されている情報提供端末53、道路利用者等が所持する携帯端末54、車両4の車載器41等に送信する。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。記憶部12は、道路情報記憶部121、取得情報記憶部122、交通状況記憶部123、および、イベント記憶部124を備える。
道路情報記憶部121は、高速道路における各区間の位置等を含む道路情報を記憶する。
取得情報記憶部122は、情報取得部111によって取得された車両感知器2、監視カメラ3、車両4の車載器41等からの各種情報を記憶する。
交通状況記憶部123は、交通状況算出部112によって算出された交通状況(第1の交通状況、第2の交通状況等)を記憶する。
イベント記憶部124は、イベント登録部115によって作成されたイベントを記憶する。また、イベント登録部115がオペレータによるイベントの登録操作を受け付けた場合、イベント記憶部124はそのイベントを記憶する。
入力部13は、交通情報管理システム1に対するオペレータの操作を受け付ける。入力部13は、例えば、キーボード、マウス等の入力装置である。
表示部14は、液晶表示装置(LCD(Liquid Crystal Display))、有機EL(Electro-Luminescence)表示装置等により実現される。
次に、図3を参照して、実施形態における交通情報管理システム1における処理について説明する。図3は、実施形態における交通情報管理システム1における処理を示すフローチャートである。
まず、情報取得部111は、車両感知器2から各種情報を取得し、取得した情報を取得情報記憶部122に記憶する(ステップS1)。
次に、情報取得部111は、車両4の車載器41から路側通信設備B(図1)を経由してプローブ情報を取得する(ステップS2)。
次に、処理部11は、処理タイミングが到来したか否かを判定し(ステップS3)、Yesの場合はステップS4に進み、Noの場合はステップS1に戻る。このステップS3では、例えば、5分ごとに処理タイミングが到来したものとする。
ステップS3でYesの後、処理部11は、区間ごとにステップS5の処理(フィルタリング処理)を行う(ステップS4〜S6)。
ここで、図4は、図3のフローチャートのステップS5の詳細を示すフローチャートである。交通状況算出部112は、取得情報記憶部122を参照して、対象の区間について、車両感知器2から取得した情報を用いて第1の交通状況(例えば、第1の平均速度)を算出し、交通状況記憶部123に記憶する(ステップS51)。
次に、ステップS52において、交通状況算出部112は、取得情報記憶部122を参照して、この対象の区間について、対象時間帯(直近の5分間)のプローブ情報があるか否かを判定し、Yesの場合はステップS53に進み、Noの場合はステップS5の処理を終了する。このステップS52でNoの場合とは、例えば、次のような場合が考えられる。
まず、図1において、上り車線について、区間A4、A5、A6で渋滞が発生しており、それらの区間を走行する車両4の速度は遅い。また、例えば、区間A5を走行した車両4が区間A5の走行履歴情報であるプローブ情報を交通情報管理システム1に送信するには、区間A6にある路側通信設備B3の近傍まで到達しなければならない。しかし、その車両4が区間A5から区間A6に移った後、路側通信設備B3の近傍まで到達するのに5分以上かかってしまうと、その区間A5の走行履歴情報であるプローブ情報は古くて利用価値が無くなっている。このような場合である。しかし、このような場合に限定されない。
ステップS53において、交通状況算出部112は、取得情報記憶部122を参照して、この対象の区間について、対象時間帯(直近の5分間)のプローブ情報を用いて第2の交通状況(例えば、第2の平均速度)を算出し、交通状況記憶部123に記憶する。
次に、判定部113は、この対象の区間について、第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があるか否かを判定し(ステップS54)、Yesの場合はステップS55に進み、Noの場合はステップS56に進む。なお、ステップS54において、第1の交通状況と第2の交通状況が平均速度である場合、所定の閾値は、例えば3km/hである。
ステップS55において、設定部114は、対象のプローブ情報について、利用可能フラグを設定する。ここで、対象のプローブ情報に利用可能フラグを設定したのは、第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があり、以降の処理で、プローブ情報を用いてより正確なイベント(交通情報)を作成することをオペレータに促す表示を行うためである(詳細は後述)。ステップS55の後、ステップS5の処理を終了する。
一方、ステップS56において、設定部114は、対象のプローブ情報について、利用不可フラグを設定する。ここで、対象のプローブ情報に利用不可フラグを設定したのは、第1の交通状況と第2の交通状況に所定の閾値以上の差異がなく、そのような差異がないのであれば、処理の負担を軽くするために、プローブ情報を用いずに、車両感知器2から取得した情報のみを用いてイベント(交通情報)を作成するのがよいためである。ステップS56の後、ステップS5の処理を終了する。
図3に戻って、ステップS6の後、表示制御部116は、対象時間帯のプローブ情報のうち、利用可能フラグが設定されたプローブ情報による第2の交通状況と、それに対応する車両感知器2による第1の交通状況と、を表示部14に表示(例えばポップアップ表示)する(ステップS7)。
ここで、図5は、実施形態におけるその場合の交通情報の表示例を示す図である。例えば、図1の例で、上り車線において、区間A1〜A3については、対象時間帯のプローブ情報が路側通信設備B1やB2で取得され、しかし、そのプローブ情報による第2の交通状況と、車両感知器2による第1の交通状況に所定の閾値以上の差異がない(図4のステップS54でNo)ものとする。また、上り車線において、区間A4〜A6で渋滞が発生しており、対象時間帯の区間A4、A5のプローブ情報はいずれの路側通信設備Bでも取得されなかったものとする。また、区間A6については、対象時間帯のプローブ情報が路側通信設備B3で取得され、さらに、そのプローブ情報による第2の交通状況と、車両感知器2による第1の交通状況に所定の閾値以上の差異があった(図4のステップS54でYes)ものとする。
このような場合、図3のステップS7では、上り車線については、区間A6に関する情報だけが表示されることになる。図5の表示例では、区間A6について、車両感知器2による第1の交通状況として「平均速度38km/h」が表示され、また、プローブ情報による第2の交通状況として「平均速度41km/h」が表示されている。
また、図1の例で、下り車線において、区間A4〜A6については、対象時間帯のプローブ情報が路側通信設備B2で取得され、しかし、そのプローブ情報による第2の交通状況と、車両感知器2による第1の交通状況に所定の閾値以上の差異がない(図4のステップS54でNo)ものとする。また、下り車線において、区間A1〜A3で渋滞が発生しており、対象時間帯の区間A1、A3のプローブ情報はいずれの路側通信設備Bでも取得されなかったものとする。また、区間A2については、対象時間帯のプローブ情報が路側通信設備B1で取得され、さらに、そのプローブ情報による第2の交通状況と、車両感知器2による第1の交通状況に所定の閾値以上の差異があった(図4のステップS54でYes)ものとする。
このような場合、図3のステップS7では、下り車線については、区間A2に関する情報だけが表示されることになる。図5の表示例では、区間A2について、車両感知器2による第1の交通状況として「平均速度42km/h」が表示され、また、プローブ情報による第2の交通状況として「平均速度39km/h」が表示されている。
図3に戻って、ステップS7の後、オペレータは、図5に示す表示部14の表示を見て、区間ごとに、入力部13を操作してプローブ情報を利用するか否かを入力する。これを受けて、設定部114は、区間ごとにプローブ情報を利用するか否かを設定する(ステップS8)。
次に、処理部11は、区間ごとにステップS10〜S12の処理を行う(ステップS9〜S13)。
ステップS10において、処理部11は、対象の区間について、ステップS8での設定に基づいて、プローブ情報を利用するか否かを判定し、Yesの場合はステップS11に進み、Noの場合はステップS12に進む。
ステップS11において、イベント登録部115は、オペレータによる入力部13を用いた操作により、イベントをイベント記憶部124に記憶(登録)する。上述したように、ここでは、イベントは、渋滞度(渋滞、混雑、順調の三択)の情報である。例えば、オペレータは、図5の表示を見て、上り車線の区間A6について、プローブ情報による第2の交通状況(第2の平均速度)が「41km/h」であることを考慮して、イベントとして「混雑」を登録する。また、例えば、オペレータは、図5の表示を見て、下り車線の区間A2について、プローブ情報による第2の交通状況(第2の平均速度)が「39km/h」であることを考慮して、イベントとして「渋滞」を登録する。
一方、ステップS12において、イベント登録部115は、車両感知器2による第1の交通状況を用いてイベントをイベント記憶部124に記憶(登録)する。例えば、イベント登録部115は、上り車線の区間A6について、車両感知器2による第1の交通状況(第1の平均速度)が「38km/h」であることから、イベントとして「渋滞」を登録する。また、例えば、イベント登録部115は、下り車線の区間A2について、車両感知器2による第1の交通状況(第1の平均速度)が「42km/h」であることから、イベントとして「混雑」を登録する。
ステップS13の後、ステップS14において、イベント送信部117は、イベント記憶部124に記憶されているイベントを、情報板51、ハイウェイラジオ52、SAやPAに設置されている情報提供端末53、道路利用者等が所持する携帯端末54、車両4の車載器41等に送信する。これにより、道路利用者は、このイベント(交通情報)を知ることができる。ステップS14の後、ステップS1に戻る。
このようにして、実施形態の交通情報管理システム1によれば、道路利用者に提供するための交通情報(イベント)を作成する際のプローブ情報の適切な利用を支援することができる。つまり、車両感知器2から取得した情報を用いて算出した第1の交通状況と、プローブ情報を用いて算出した第2の交通状況と、に所定の閾値以上の差異がある場合にそれらを表示部14に表示することで、それを見たオペレータは、道路利用者に提供するための交通情報を作成する際にプローブ情報を利用するか否かを自由に選択できる。
また、オペレータがプローブ情報を利用しないと選択(操作入力)した場合、イベント登録部115が車両感知器2による第1の交通状況のみを用いて道路利用者に対するイベント(交通情報)を作成することで、オペレータがイベントを作成する手間が省ける。
また、プローブ情報を適切に利用することができるため、道路利用者に提供する交通情報の精度が上がる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、対象となる高速道路に、合流箇所、分岐箇所、ジャンクション等が含まれていてもよい。また、対象となる道路は、高速道路に限定されず、道路の複数の区間ごとに道路利用者に提供する交通情報を作成する道路であれば、他の道路であってもよい。
また、道路利用者に提供する交通情報は、渋滞度の情報に限定されず、所要時間(所定の2地点間を走行するのに要する時間)の情報等、他の情報であってもよい。
また、プローブ情報に利用可能フラグが設定された場合は、オペレータによるプローブ情報の使用の有無の選択を不要とし、そのプローブ情報を用いて交通情報を自動的に作成するようにしてもよい。
また、対象となる道路が片側複数車線の場合は、車線ごとに渋滞度等を登録するようにしてもよい。
また、監視カメラ3から取得した画像を表示部14に適宜表示させることで、オペレータは、高速道路の様子を知り、プローブ情報の使用の有無の選択の参考とすることができる。
1 交通情報管理システム
2 車両感知器
3 監視カメラ
4 車両
11 処理部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
111 情報取得部
112 交通状況算出部
113 判定部
114 設定部
115 イベント登録部
116 表示制御部
117 イベント送信部
121 道路情報記憶部
122 取得情報記憶部
123 交通状況記憶部
124 イベント記憶部
1000 交通管制室
1001 表示部
1002 端末装置

Claims (6)

  1. 道路の複数の区間ごとに、前記道路に設置されている車両感知器から取得した情報を用いて第1の交通状況を算出するとともに、前記道路を走行する車両から取得したプローブ情報を用いて第2の交通状況を算出する交通状況算出部と、
    前記区間ごとに、前記第1の交通状況と前記第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記第1の交通状況と前記第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があると判定された前記区間に関する前記第1の交通状況と前記第2の交通状況を表示部に表示する表示制御部と、を備える交通情報管理システム。
  2. 前記表示部の表示を見たオペレータによって所定の前記区間について前記プローブ情報を利用しない旨の操作入力があった場合に、前記第1の交通状況を用いて前記道路の利用者に提供する交通情報を作成する交通情報作成部を、さらに備える、請求項1に記載の交通情報管理システム。
  3. 前記交通状況算出部は、前記第1の交通状況、および、前記第2の交通状況として前記区間を走行する車両の平均速度を算出する、請求項1または請求項2に記載の交通情報管理システム。
  4. 道路の複数の区間ごとに、前記道路に設置されている車両感知器から取得した情報を用いて第1の交通状況を算出するとともに、前記道路を走行する車両から取得したプローブ情報を用いて第2の交通状況を算出する交通状況算出ステップと、
    前記区間ごとに、前記第1の交通状況と前記第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって前記第1の交通状況と前記第2の交通状況に所定の閾値以上の差異があると判定された前記区間に関する前記第1の交通状況と前記第2の交通状況を表示部に表示する表示制御ステップと、を含む交通情報管理方法。
  5. 前記表示部の表示を見たオペレータによって所定の前記区間について前記プローブ情報を利用しない旨の操作入力があった場合に、前記第1の交通状況を用いて前記道路の利用者に提供する交通情報を作成する交通情報作成ステップを、さらに含む、請求項4に記載の交通情報管理方法。
  6. 前記交通状況算出ステップは、前記第1の交通状況、および、前記第2の交通状況として前記区間を走行する車両の平均速度を算出する、請求項4または請求項5に記載の交通情報管理方法。
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Citations (3)

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