JP2018190022A - タッチパネル及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

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裕功 橋田
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Abstract

【課題】アクティブエリアの外形仕様が長方形で、正方形ノードで充足できない場合も、正方形ノードの最外周の微調整やアクティブエリアの仕様変更の交渉を行う必要がなく、工数の増加や生産性の低下を抑制することができるタッチパネルを提供する。【解決手段】接触位置または接近位置を検出し得るアクティブエリアが、平面視で前記ドライブ電極と前記センシング電極が交差する領域にあり外部導体の接触または接近による静電容量の変化を検出する単位となるノードにより構成され、前記アクティブエリアは、長方形状のノードを含むm×n(m、n:第1配列方向、第2配列方向の個数)の整数個の前記ノードで充填されているタッチパネルとする。【選択図】図3

Description

本発明は、第1の方向に沿って並ぶ複数の電極と第2の方向に沿って並ぶ複数の電極とを備えるタッチパネル、及びそれを用いた表示装置に関する。
今日、入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ、接触位置を特定する制御回路、配線及びFPC(フレキシブルプリント基板)を含む。タッチパネル装置は、多くの場合、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの表示装置が組み込まれた種々の装置(例えば、券売機、ATM装置、スマートフォン、ゲーム機)における入力手段として用いられている。このような装置において、タッチパネルセンサは表示装置の表示パネル上に配置され、これにより、タッチパネル装置は表示画像に対応した入力を可能にする。表示パネルに対面するタッチパネルセンサの領域は透明になっており、接触位置(接近位置)を検出し得る領域はアクティブエリアと呼ばれる。
タッチパネル装置は、操作者の指やタッチペンなどの接触媒体によるパネル表面での接触位置(接近位置)を検出する原理に基づいて種々の形式に区別され得る。昨今では、光学的に明るいこと、意匠性があること、構造が容易であること、機能的にも優れていることなどの理由から容量結合方式のタッチパネル装置が主流となっている。容量結合方式のタッチパネル装置では、位置を検知されるべき外部導体(典型的には指)が誘電体を介して接触(接近)する際に、外部導体による奇生容量が新たに発生し静電容量が変化する。この静電容量の変化を利用して、タッチパネルセンサ上の外部導体の位置を検出する。容量結合方式は、表面型と投影型とにさらに分類され、マルチタッチの認識(多点認識)への対応に適していることから、投影型容量結合方式が注目されている(例えば特許文献1参照)。
投影型容量結合方式のタッチパネルセンサは、誘電体と、誘電体の一方の面に形成されたドライブ電極と、誘電体の他方の面に形成されたセンシング電極とを有する(例えば特許文献2参照)。典型的には、ドライブ電極及びセンシング電極はそれぞれ格子状に配列された導電体からなり、外部導体が接触または接近した際に生じる静電容量の変化に基づいて外部導体の位置を検出する。
図8を参照してタッチパネルセンサ付き表示装置(以下、適宜単に表示装置と略記する)の構成を説明する。尚、図8では、ドライブ面31Sに形成されるドライブ電極31DPと、センシング面33Sに形成されるセンシング電極33SPとの構成を説明する便宜上、ドライブ電極31DP、及びセンシング電極33SPが誇張して示されている。
図8が示すように、表示装置は、液晶パネルや有機ELパネルなどの表示パネル10の上にタッチパネル20が透明接着層によって貼り合わされた積層体となっており、タッチパネル20を駆動する駆動回路を備えている。表示パネル10の表面には、矩形形状に形成された表示面10Sが区画され、表示面10Sには外部からの画像データに基づく画像などの情報が表示される。
タッチパネル20は静電容量式のタッチパネルであり、タッチセンサ用電極21とカバー層22とが透明接着層23によって貼り合わされた積層体であり、表示パネル10の表示する情報を透過する。タッチセンサ用電極21の構成要素である透明誘電体基板33は、表示パネル10に形成された表示面10Sの全体を覆うように重ねられて、表示面10Sに形成される画像を透過する。透明誘電体基板33は、例えば透明ガラス基板や透明樹脂フィルムなどの基材から構成されており、1つの基材から構成される単層構造であってもよいし、2つ以上の基材が重ねられた多層構造であってもよい。
透明誘電体基板33における表示パネル10と対向する面は、ドライブ面31Sとして設定されている。透明誘電体基板33のドライブ面31Sには、複数のパッド31Pが、第1配列方向D1に沿って間隔を空けて並び、複数のドライブ電極帯31Bが、第1配列方向D1に沿って間隔を空けて並んでいる。複数のドライブ電極帯31Bの各々は、第1配列方向D1と直交する第2配列方向D2に沿ってパッド31Pに向けて延びる帯形状を有している。
複数のドライブ電極帯31Bの各々は、第1配列方向D1の2つの端のうちの一方に位置するドライブ電極帯31Bから順番に、1つずつパッド31Pに接続している。パッド31Pとドライブ電極帯31Bとは、第1帯状電極であるドライブ電極31DPを構成し、複数のドライブ電極31DPは、第1配列方向D1に沿って間隔を空けて並んでいる。
従来、タッチセンサ用の電極(ドライブ/センシング)では、酸化亜鉛などの金属酸化物膜、酸化インジウムスズ(ITO)や酸化インジウムガリウム亜鉛などのインジウム、スズ、ガリウム、亜鉛などを含む金属酸化物の複合酸化物膜からなる、ITOに代表される透明材料が用いられてきたが、これらの透明材料は高抵抗であるため、大画面のタッチパネルに適用する上では検出感度の低下を招く問題があり、低抵抗材料の適用に対する要望が生じた。しかしながら、低抵抗材料は不透明であるため、ディスプレイの画面表示を阻害しないよう、被覆率(100−開口率)[%]を抑える必要があり、配線電極幅≦10μm、開口率≧90%が要求されており、図8に例示されるような細線ワイヤによるメッシュをトリミングしてなる構成の電極帯が用いられるようになった。
前記のように、複数のドライブ電極帯31Bの各々には、通常、銅やアルミニウムなどの金属細線が用いられる。パッド31Pとドライブ電極帯31Bとから構成されるドライブ電極31DPの各々は、個別に選択回路34に接続されて信号を受けることにより、選択回路34によって選択され駆動される。
透明誘電体基板33における表示パネル10とは反対側の面は、センシング面33Sとして設定され、透明誘電体基板33のセンシング面33Sには、複数のパッド33Pが、第2配列方向D2に沿って間隔を空けて並び、複数のセンシング電極帯33Bが、第2配列方向D2に沿って間隔を空けて並んでいる。複数のセンシング電極帯33Bの各々は、第1配列方向D1に沿ってパッド33Pに向けて延びる帯形状を有している。
複数のセンシング電極帯33Bの各々は、第2配列方向D2の2つの端のうちの一方に位置するセンシング電極帯33Bから順番に、1つずつパッド33Pに接続している。パッド33Pとセンシング電極帯33Bとは、第2帯状電極であるセンシング電極33SPを構成し、複数のセンシング電極33SPは、第2配列方向D2に沿って間隔を空けて並んでいる。
複数のセンシング電極帯33Bの各々には、上述したドライブ電極帯31Bと同様に、銅やアルミニウムなどの金属細線が用いられる。パッド33Pとセンシング電極帯33Bとから構成されるセンシング電極33SPの各々は、個別に検出回路35に接続され、センシング電極33SPごとの電圧が検出回路35によって検出される。
図8において、1つのドライブ電極31DPと1つのセンシング電極33SPとが平面視で交差する領域は、図の点線で例示するような四角領域N1、N1が重なった後述のN1(図2(b)参照)であり、ドライブ電極31DPとセンシング電極33SPとが
重なる方向の静電容量が形成される領域であって、ノードと呼ばれる。ノードは5mm角程度の領域であり、静電容量の初期値、及び人の指などの接触による静電容量の変化を検知するための単位である。
図9は、タッチパネルセンサ付き表示装置の別の構成を説明するための平面図である。尚、図9では表示パネル10のカラーフィルタ層15も図示し、選択回路、検出回路の図示は省略している。図9が図8と異なるところは、以下のような電極構造である。
ドライブ面31Sには、複数のドライブ電極31DPが第1方向D1に沿って並び、複数のドライブ電極31DPの各々が、第1方向D1と直交する第2方向D2に沿って延びている。各ドライブ電極31DPは、第2方向D2に沿って並ぶ複数のドライブ検出部31DPaと、第2方向D2にて相互に隣り合う2つのドライブ検出部31DPaの間を接続するドライブ接続部31DPbとを備えている。図のように、ドライブ検出部31DPaは例えば六角形形状を有し、ドライブ接続部31DPbは例えば矩形形状を有し第2方向D2にて相互に隣り合う一方のドライブ検出部31DPaの一辺と、他方のドライブ検出部31DPaの一辺とを共有している。
複数のドライブ電極31DPにおいては、複数のドライブ検出部31DPaが第1方向D1に沿って並び、かつ複数のドライブ接続部31DPbが第1方向D1に沿って並んでいる。第1方向D1にて相互に隣り合うドライブ検出部31DPaは、六角形の1つの頂点が相互に向かい合い、かつ第1方向D1にて相互に隣り合うドライブ検出部31DPa同士が電気的に接続されていない状態で並んでいる。そのため、第1方向D1にて相互に隣り合う2つのドライブ電極31DPの間には、4つのドライブ検出部31DPaの一辺ずつと、2つのドライブ接続部31DPbの一辺ずつによって六角形形状を有したドライブ隙間31DPcが区画され、複数のドライブ隙間31DPcは第1方向D1に沿って並んでいる。
センシング面33Sには、複数のセンシング電極33SPが第2方向D2に沿って並び、複数のセンシング電極33SPの各々が、第2方向D2と直交する第1方向D1に沿って延びている。各センシング電極33SPは、第1方向D1に沿って並ぶ複数のセンシング検出部33SPaと、第1方向D1にて相互に隣り合う2つのセンシング検出部33SPaの間を接続するセンシング接続部33SPbとを備えている。センシング検出部33SPaは例えば六角形形状を有し、センシング接続部33SPbは例えば矩形形状を有し、第1方向D1にて相互に隣り合う一方のセンシング検出部33SPaの一辺と、他方の一方のセンシング検出部33SPaの一辺とを共有している。
複数のセンシング電極33SPにおいては、複数のセンシング検出部33SPaが第2方向D2に沿って並び、かつ複数のセンシング接続部33SPbが第2方向D2に沿って並んでいる。第2方向D2にて相互に隣り合うセンシング検出部33SPaは、六角形の1つの頂点が相互に向かい合い、かつ第2方向D2にて相互に隣り合うセンシング検出部33SPa同士が電気的に接続されていない状態で並んでいる。そのため、第2方向D2にて相互に隣り合う2つのセンシング電極33SPの間には、4つのセンシング検出部33SPaの一辺ずつと、2つのセンシング接続部33SPbの一辺ずつによって六角形形状を有したセンシング隙間33SPcが区画され、複数のセンシング隙間33SPcは第2方向D2に沿って並んでいる。
各センシング検出部33SPaは、各ドライブ隙間31DPcと等しい形状と等しい大きさとを有し、各センシング隙間33SPcは各ドライブ検出部31DPaと等しい形状と等しい大きさとを有している。また、1つのセンシング検出部33SPaは、第1方向D1において相互に隣り合うドライブ電極31DPの間に位置し、かつ第2方向D2にお
いて相互に隣り合う2つのドライブ検出部31DPaの間に位置している。同様に、1つのドライブ検出部31DPaは、第2方向D2において相互に隣り合うセンシング電極33SPの間に位置し、かつ第1方向D1において相互に隣り合う2つのセンシング検出部33SPaの間に位置している。従って、1つのドライブ検出部31DPaは、1つのセンシング隙間33SPcに位置し、1つのセンシング検出部33SPaは、1つのドライブ隙間31DPcに位置する。
さらに、各センシング接続部33SPbは、1つのドライブ接続部31DPbと等しい形状と等しい大きさとを有しており、1つのドライブ接続部31DPbは、1つのセンシング接続部33SPbに重なる。
図9の構成の表示装置においては、ノードは図の点線で例示するような四角領域N2、N2が重なった後述のN2(図10(b)参照)であり、ドライブ接続部31DPb、及びセンシング接続部33SPbを中心とし、ドライブ検出部31DPa、センシング検出部33SPaを含む四角領域である。
図10は、図9の構成のタッチパネルセンサ付き表示装置におけるノードの詳細を図示したものであり、図10(a)の点線内は前記のN2であり、図10(b)の点線内は、N2とN2が重なったノードN2を示している。ここでノードN2は正方形であり、ドライブ検出部31DPa、センシング検出部33SPa、及び接続部31DPb、接続部33SPbは、図8の構成の表示装置同様、金属細線から成っている。
特表2007−533044号公報 特開平4−264613号公報
図1は、図8、図9の構成の表示装置をいずれも簡略化して図示したものである。ここで、接触位置を検出し得るアクティブエリアは、図8、9において、ドライブ電極31DP、センシング電極33SPが存在する領域である。アクティブエリアはノードN1によって分割されるが、従来ノードの形状は正方形が使われている。
一方で、アクティブエリアの外形仕様は長方形であることが多いため、その横または縦の長さが正方形ノードの辺の長さの整数倍でないときは、図1のように正方形ノードをぴったりと当てはめる(充填する)ことができない場合がある。このような場合は、縦横に配置した正方形ノードの最外周を微調整し、アクティブエリアの長方形仕様に合わせる必要がある。またはアクティブエリアの仕様変更の交渉を行う必要があり、いずれにしても工数が多くなり、生産性が低下するという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためのものであり、その目的とするところは、アクティブエリアの外形仕様が長方形で従来の正方形ノードで充填できない場合も、正方形ノードの最外周の微調整やアクティブエリアの仕様変更の交渉を行う必要がなく、従って工数の増加や、生産性の低下を抑制することができるタッチパネル、及びそれを用いた表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、情報を表示する表示パネル上に配置され、複数のドライブ電極と複数のセンシング電極を備えるタッチパネルであって、
接触位置または接近位置を検出し得るアクティブエリアが、平面視で前記ドライブ電極と前記センシング電極が交差する領域にあり外部導体の接触または接近による静電容量の変化を検出する単位となるノードにより構成され、
前記アクティブエリアは、長方形状のノードを含むm×n(m:第1配列方向の個数、n:第2配列方向の個数)の整数個の前記ノードで充填されていることを特徴とするタッチパネルとしたものである。
請求項2に記載の発明は、前記長方形状のノードが複数個存在し、それらはすべて同一形状、同一寸法であることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルとしたものである。
請求項3に記載の発明は、情報を表示する表示パネルと、前記表示パネルの表示する前記情報を透過する請求項1または2に記載のタッチパネルと、を備えることを特徴とする表示装置としたものである。
本発明によれば、アクティブエリアの外形仕様が長方形で、従来の正方形ノードで充填できない場合も、正方形ノードの最外周の微調整やアクティブエリアの仕様変更の交渉を行う必要がなく、従って工数の増加や、生産性の低下を抑制することができるタッチパネルが得られる。また、従来の正方形ノードのような、各辺が同じ長さという制約がなくなるため、設計の自由度の高いタッチパネルが得られる。及びそれらを用いた表示装置が得られる。
図8、図9の構成の表示装置を簡略化して示す模式平面図である。 図8の構成の表示装置のノードを詳細に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る、タッチパネルの第1例を説明するための模式平面図である。 図3におけるノードをより詳細に説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る、タッチパネルの第2例を説明するための模式平面図である。 図5におけるノードをより詳細に説明するための平面図である。 本発明の実施形態に係る、タッチパネルの第3例におけるノードを詳細に説明するための平面図である。 タッチパネルセンサ付き表示装置の構成を例示する平面図である。 タッチパネルセンサ付き表示装置の別の構成を例示する平面図である。 図9の構成の表示装置のノードを詳細に示す平面図である。
以下、本発明の実施形態に係るタッチパネル及びそれを用いた表示装置について図面を用いて説明する。同一の構成要素については便宜上の理由がない限り同一の符号を付け、重複する説明は省略する。各図面において、見易さのため構成要素の厚さや比率は誇張されていることがあり、構成要素の数も減らして図示していることがある。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、以下の実施形態に限定されるものではない。
説明の都合上、従来例から説明する。図1は、既述のように、図8、図9の構成の表示装置を簡略化して示す模式平面図であり、ここではノードN1が正方形(N1x=N1y)であっても長方形のアクティブエリアに、X方向7個、Y方向5個の整数個(35個)の正方形ノードで充填することができ、部分的に含むことはない場合を示している。尚、以下で、X方向、Y方向は、それぞれ第1配列方向、第2配列方向のいずれかとする。
図2は、図8の構成の表示装置のノードを詳細に示す平面図である。図2(a)はそれぞれ図8におけるN1、N1の領域であり、実際に電極を構成する金属細線はこのように、非導通のダミー部を含む鍵形状のパターンから成っており、N1、N1では鍵形パターンの向きが異なっている。図2(b)は、図2(a)のN1、N1が平面視で重なったノードN1を表わしており、N1、N1の鍵形パターンが組み合った結果、正方形の格子状パターンからなる基準パターン要素RP1を形成している。尚、ダミー部は視認時に濃淡なく均一化するため、及びタッチする指に電気力線を抜けやすくし、容量変化を強調して感度を向上するために用いられる。
図2(c)は、図2(b)の一部(A)を拡大した図であるが、ここで特徴的なことは、前記基準パターン要素RP1はノードN1の横辺を成すX軸に対して、傾き角θa、θbを有している。これは基準パターン要素RP1の向きが、図9に示すような画素15Pの向きと同じであるときに、画素15Pを区画するブラックマトリクス15aと基準パターン要素RP1により発生するモアレを回避するためである。尚、ここでは基準パターン要素RP1は正方形であるため、その縦横の辺の長さはa=bであり等しい。また、θa+θb=90°である。
図3は、本発明の実施形態に係る、タッチパネルの第1例を説明するための模式平面図であり、図8の構成の表示装置に対する適用例である。第1例では、アクティブエリアのY方向の長さは正方形ノードの長さの整数倍であり正方形ノードで充填することができ、部分的に含むことはないが、アクティブエリアのX方向の長さは正方形ノードの長さの整数倍ではなく、正方形ノードを部分的に含まざるを得ない場合を示す。この場合は正方形ノードをX方向に伸張し、ノードN1として、X方向の長さがY方向よりも長い(N1x>N1y)長方形ノードを使用する。これにより、アクティブエリアはX方向、Y方向ともに複数の長方形状のノードで充填され、ノードを部分的に含むことはない。
図4は、図3におけるX方向の長さがY方向よりも長い長方形ノードを、より詳細に説明するための平面図である。図4(b)は、図4(a)の一部(B)を拡大した図であるが、この場合は、基準パターン要素RP1も長方形(若しくは平行四辺形)となり、2辺の長さはc>dとなる。逆に言えば、c>dとすることにより、X方向の長さがY方向よりも長い長方形ノードとする。また、RP1はX方向成分が長いので、X軸に対する傾き角の和はθc+θd<90°である。
図5は、本発明の実施形態に係る、タッチパネルの第2例を説明するための模式平面図であり、図8の構成の表示装置に対する適用例である。第2例では、アクティブエリアのX方向の長さは正方形ノードの長さの整数倍であり正方形ノードで充填することができ、部分的に含むことはないが、アクティブエリアのY方向の長さは正方形ノードの長さの整数倍ではなく、正方形ノードを部分的に含まざるを得ない場合を示す。この場合は正方形ノードをY方向に伸張し、ノードN1として、Y方向の長さがX方向よりも長い(N1x<N1y)長方形ノードを使用する。これにより、アクティブエリアはX方向、Y方向ともに複数の長方形状のノードで充填され、ノードを部分的に含むことはない。
図6は、図5におけるY方向の長さがX方向よりも長い長方形ノードを、より詳細に説明するための平面図である。図6(b)は、図6(a)の一部(C)を拡大した図であるが、この場合は、基準パターン要素RP1も長方形(若しくは平行四辺形)となり、2辺の長さはe<fとなる。逆に言えば、e<fとすることにより、Y方向の長さがX方向よりも長い長方形ノードとする。また、RP1はY方向成分が長いので、X軸に対する傾き角の和はθe+θf>90°である。
図示しないが、アクティブエリアのX方向の長さ、Y方向の長さともに、適当な正方形ノードの長さの整数倍ではなく正方形ノードを充填できず部分的に含まざるを得ない場合もある。この場合は正方形ノードをX方向、Y方向ともに伸張若しくは縮小し、ノードN1として、X方向の長さとY方向の長さが異なる長方形ノードを使用する。このときは、基準パターン要素RP1も長方形(若しくは平行四辺形)となり、X方向の長さがY方向の長さよりも長いときは、X軸に対する傾き角の和は<90°であり、Y方向の長さがX方向の長さよりも長いときは、X軸に対する傾き角の和は>90°となる。これらにより、アクティブエリアはX方向、Y方向ともに複数の長方形状のノードで充填され、ノードを部分的に含むことはない。
図7は、本発明の実施形態に係る、タッチパネルの第3例におけるノードを詳細に説明するための平面図であり、図9の構成の表示装置に対する適用例である。図9の構成の表示装置におけるノードN2の詳細は、正方形ノードの場合は既に図10で説明しており、図10(b)のように、ドライブ検出部31DPa、センシング検出部33SPa、及び接続部31DPbと接続部33SPbが平面視で重なった領域は、いずれも図2(b)の、図8の構成の表示装置の場合と同様に、格子状パターンからなる基準パターン要素RP2からなっている。
図7では、X方向が長い長方形ノードの場合と、Y方向が長い長方形ノードの場合をまとめて説明する。すなわち、アクティブエリアのX方向に正方形ノードを充填できず部分的に含まざるを得ない場合は、正方形ノードをX方向に伸張し、X方向の長さがY方向よりも長い(N2x>N2y)長方形ノードを使用する。このとき基準パターン要素RP2も長方形(若しくは平行四辺形)となり、2辺の長さはp1>p2及びp3>p4となる。逆に言えば、それらによりX方向の長さがY方向よりも長い長方形ノードとする。また、X軸に対する傾き角の和は<90°となる。これにより、アクティブエリアはX方向、Y方向ともに複数の長方形状のノードで充填され、ノードを部分的に含むことはない。
逆にアクティブエリアのY方向に正方形ノードを充填できず部分的に含まざるを得ない場合は、正方形ノードをY方向に伸張し、Y方向の長さがX方向よりも長い(N2x<N2y)長方形ノードを使用する。このとき基準パターン要素RP2も長方形(若しくは平行四辺形)となり、2辺の長さはp1<p2及びp3<p4となる。逆に言えば、それらによりY方向の長さがX方向よりも長い長方形ノードとする。また、X軸に対する傾き角の和は>90°となる。また、アクティブエリアのX方向、Y方向ともに、正方形ノードを充填できず部分的に含まざるを得ない場合も図8の構成の表示装置に対する場合と同様である。これにより、アクティブエリアはX方向、Y方向ともに複数の長方形状のノードで充填され、ノードを部分的に含むことはない。
以上では、アクティブエリアの長さがノードの辺長の整数倍とならないときに、ノードの辺長を長くする場合について主に説明して来たが、ノードの辺長を短くして整数倍とし、アクティブエリアに充填することもできる。いずれにしても本発明のタッチパネルでは、ノードの形状は長方形状となる。
以上のように、本発明のタッチパネルにおいては、アクティブエリアは長方形状のノードを含むm×n(m:第1配列方向の個数、n:第2配列方向の個数)の整数個のノードで充填されている。従って、従来のように、正方形ノードの最外周の微調整やアクティブエリアの仕様変更の交渉を行う必要がなく、工数の増加や生産性の低下を抑制することができるタッチパネルが得られる。
本発明のタッチパネルにおける長方形状のノードは、接触位置の検出精度にばらつきの懸念を生じさせないために、長方形状のノードのすべてが同一形状、同一寸法であること
が望ましい。また、接触位置の検出精度に許容範囲を越えるばらつきを生じない範囲で部分的に長方形状のノードを混在させることは、タッチパネルセンサの設計上の自由度を高める意味で好ましい。
接触位置の検出精度にX、Y方向差を生じさせないため、及びモアレの発生を回避するために、長方形状のX、Y方向の寸法差は微小となるよう、基準パターン要素(RP1、RP2)の寸法、傾き角、さらにアクティブエリアに充填するノードのX、Y方向の個数を適切に選択すればよい。
尚、本発明では、ノード形状を正方形から長方形に変更することを主たる要件とするものであり、細線ワイヤによる単位メッシュ(基準パターン要素RP1、RP2)の形状まで、ノード形状の変更に伴って追随する様に変更することは必須ではない。すなわち、長方形ノードを構成する単位メッシュは、正方形、菱形、平行四辺形、ノード形状の縮小された長方形、ノードとは縦横比が一致しない矩形であっても良い。また、本発明では、図7、図9、図10に例示される「ダイヤモンドパターン」と称される、配線電極幅が増減した列配線/行配線それぞれの狭幅部で交差して、広幅部が重なり合うことなく平面上に敷き詰められた構成のパターンのみならず、配線幅が一定の帯状電極が並列してなるストライプ状の列配線/行配線の組み合わせにより直交座標が規定される「バーパターン」への適用も可能である。さらには、主に説明してきた低抵抗材料の細線ワイヤからなる配線電極のみならず、ITO透明電極からなる配線電極(ダイヤモンドパターン)にも本発明の適用は可能である。
本発明の表示装置は、液晶パネル、有機ELパネル、LEDパネルなどからなる表示パネルと、該表示パネルの表示する情報を透過する本発明のタッチパネルとを備える表示装置である。
N1、N2・・・ノード
RP1、RP2、31RP・・・基準パターン要素
10・・・・・・表示パネル
10S・・・・・表示面
15・・・・・・カラーフィルタ層
15a・・・・・ブラックマトリクス
15B・・・・・青着色層
15G・・・・・緑着色層
15P・・・・・画素
15R・・・・・赤着色層
20・・・・・・タッチパネル
20S・・・・・操作面
21・・・・・・タッチセンサ用電極
22・・・・・・カバー層
23・・・・・・透明接着層
31DP・・・・ドライブ電極
31DPa・・・ドライブ検出部
31DPb・・・ドライブ接続部
31DPc・・・ドライブ隙間
31S・・・・・ドライブ面
33・・・・・・透明誘電体基板
33S・・・・・センシング面
33SP・・・・センシング電極
33SPa・・・センシング検出部
33SPb・・・センシング接続部
33SPc・・・センシング隙間
34・・・・・・選択回路
35・・・・・・検出回路
SD・・・・・・ドライブ電極線領域
SS・・・・・・センシング電極線領域
33B・・・・・センシング電極帯
31B・・・・・ドライブ電極帯
31P、33P・・・パッド
WP1、WP2、WP3・・・画素幅
WSP2・・・・センシング接続幅
WDP2・・・・ドライブ接続幅

Claims (3)

  1. 情報を表示する表示パネル上に配置され、複数のドライブ電極と複数のセンシング電極を備えるタッチパネルであって、
    接触位置または接近位置を検出し得るアクティブエリアが、平面視で前記ドライブ電極と前記センシング電極が交差する領域にあり外部導体の接触または接近による静電容量の変化を検出する単位となるノードにより構成され、
    前記アクティブエリアは、長方形状のノードを含むm×n(m:第1配列方向の個数、n:第2配列方向の個数)の整数個の前記ノードで充填されていることを特徴とするタッチパネル。
  2. 前記長方形状のノードが複数個存在し、それらはすべて同一形状、同一寸法であることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 情報を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルの表示する前記情報を透過する請求項1または2に記載のタッチパネルと、を備えることを特徴とする表示装置。
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