JP2018188989A - 風力発電装置 - Google Patents

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    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/74Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction

Abstract

【課題】配置の自由度が高く、かつ、効率が高い風力発電装置を提供すること。【解決手段】本発明の風力発電装置は、流入する風の流れ、向き又は強さを調節する導管本体収れん部14と、回転軸29に回転可能に軸止された羽根車と、を備える。また、風力発電装置の羽根車の輪郭体の一部は、導管本体収れん部の狭窄部14aに陥入し、導管本体収れん部の風路の壁面と羽根車の風路の壁面とは、狭窄部において滑らかに接続している。さらに、羽根車は、導管本体収れん部から流入した流入風を、正面より(対峙して)受け止める平板22を有する複数の羽根25を輪郭体24に備える。【選択図】図2

Description

本発明は、風力発電装置に関する。
風力発電は、風のエネルギー(風力)を回転体の運動エネルギーに変換し、さらに発電機で電気エネルギーに変換して、発電する方式である。そのため、通常、風力(外気・空気、人工風等の風力)を、風力導入通路に誘導し、この風力で駆動される羽根車、発電機等を備えた風力発電装置を設置する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の風力発電装置は、ブレード(羽根)が地面に据え付けられたタワー上に設置され、羽根部がその回転軸と平行な風を直接受けるように構成されている。
さらに、特許文献2に記載の発電装置は、液体貯留部を備え、液体の導入又は排出と連動した気体の移動によって羽根を回転させ、羽根の運動エネルギーを電力に変換するように構成されている。
また、特許文献3に記載の発電装置は、本出願人が提案する発明である。この発明は、建屋の風胴に設けた羽根車を、自然風、及び/又は、高低差の位置エネルギーと、負圧領域による気圧差エネルギー等の何れか一つによる、人工風か、又はこれらの風を総合することで生成される人工風等を動力して発電する構造である。殊に、総合的な風の流れを利用することで、高効率的な発電と、一定した発電量が確保できるとの記載がある。
特許第5864307号公報 第5826354号公報 特開2016−125430号公報
特許文献1に記載の技術は、風力発電であり、設置場所が、安定して風が吹く平野、山麓、海岸、海上又は湖上等に限定される。また、特許文献1は、構造上、羽根が受ける風の流れ、向き又は強さを調節することが困難、又は不可能であり、強風時に破損するおそれがある。
また、特許文献2に記載の技術は、気体の生成と、この気体を利用した発電装置であり、付帯設備を要し、コストの問題が発生する。また水車を利用することで、設置場所の限定がある。
さらに、特許文献3に記載の技術は、有益であるが、本件発明は、さらなる技術の向上と、この特許文献3の技術を補填する。
上記目的を達成するために、本発明に係る風力発電装置は、
風力、及び/又は、人工風でなる風(空気)の風路と、前記風路に介設した導管と、前記導管内に備えた前記風の流れ、向き又は強さを制御する導管収れん部と、前記導管収れん部の部屋に輪郭体の一部を陥入した羽根車と、前記羽根車に設けた多数の導入部屋と、を備える建屋に設けた風力発電装置であって、
前記羽根車の輪郭体の一部は、前記導管収れん部の狭窄部に陥入し、
前記導管収れん部の前記風路と、前記部屋の壁面と、前記導入部屋の壁面とは、滑らかな面とし、
前記導入部屋は、前記導管収れん部を通った風の受止め用の平板及び傾斜板を備える。
本発明に係る風力発電装置は、
前記狭窄部において前記羽根車の風路の壁面と接続し、前記流入風を排出する排気部を備えていてもよい。
本発明に係る風力発電装置において、
前記平板は、前記羽根車の回転方向と垂直であってもよい。
本発明に係る風力発電装置は、
前記狭窄部において、前記平板の少なくとも1枚は、前記風を垂直に受け止めてもよい。
本発明に係る風力発電装置は、以下の効果を有する。
(イ)風力という自然のエネルギーを利用するため、環境に対する負荷が低い。
(ロ)導管収れん部と羽根車の構造及びこれらの関係を最適化したことにより、風力のエネルギーを高い効率で電気エネルギーに変換することができる。
(ハ)羽根車が風を受ける部分が外界から遮蔽されているため、低周波音等による不快感や健康被害を低減することができる。
(ニ)コンパクトな羽根車を使用するため、発電装置全体の小型化を図ることができる。
(ホ)導管収れん部の吸入部は、管などの空洞部材で延長することができるため、発電装置の設置場所に関する自由度が高い。
本発明の実施の形態1〜6に係る風力発電装置を備えた建屋の一例を示した縮尺断面図である。 実施の形態1に係る風力発電装置の要部の斜視断面図である。 実施の形態1の変形に係る風力発電装置の要部の斜視断面図である。 図2の例における実施の形態1に係る風力発電装置の正面視した断面図であり、狭窄部の収れん部の基本形を示した正面視した断面図である。 図3の例における実施の形態1の狭窄部の突部の変形1に係る風力発電装置の正面視した断面図である。 図3の例における実施の形態1の狭窄部の突部の変形2に係る風力発電装置の正面視した断面図である。 図3の例における実施の形態1の風力導入第一風路(導管を含む)の基本形(形態1)を示した風力発電装置の正面視した断面図である。 図3の例における実施の形態1の風力導入第一風路の形態2を示した風力発電装置の正面視した断面図である。 図3の例における実施の形態1の風力導入第一風路の形態3を示した風力発電装置の正面視した断面図である。 図3の例における実施の形態1の風力導入第一風路の形態4を示した風力発電装置の正面視した断面図である。 実施の形態1に係る羽根車の正面図である。 実施の形態1に係る羽根車の側面図である。 実施の形態1に係る羽根車の斜視図である。 実施の形態2に係る風力発電装置の正面断面図である。 実施の各形態に係る羽根車と導管とを示した断面図である。(イ)及びその要部の(イ´)は、実施の形態1に係る構造を、さらに(ロ)及びその要部の(ロ´)は、実施の形態2に係る構造を示している。 実施の各形態に係る羽根車と導管とを示した断面図である。(ハ)及びその要部の(ハ´)は図9−1(イ)の実施の形態1の変形形態である実施の形態3に係る構造を、(ニ)及びその要部の(ニ´)は図9−1(ロ)の実施の形態2の変形形態である実施の形態4に係る構造を、それぞれ示している。 導管収れん部及び/又は狭窄部と羽根車との変形形態を示しており、(ホ)及びその要部の(ホ´)は実施の形態5に係る構造を、(へ)及びその要部の(へ´)は、実施の形態5を変形した実施の形態6に係る構造を、それぞれ示している。 風力収れん部、及び/又は、狭窄部と、特に羽根車との一案を示しており、(ト)及びその要部の(ト´)は、実施の形態1の変形形態に係る構造を示している。 本発明の人工風を発生する仕組みの一例を示した、図3の例における実施の形態1を採用した風力発電装置の正面視した断面図である。 本発明の人工風を発生する仕組みの他の一例を示した、図3の例における実施の形態1を採用した風力発電装置の正面視した断面図である。 本発明の人工風の仕組みの一例を示した図である。 本発明の羽根車の仕組みの一例を示した図である。 本発明の人工風生成(ハイブリッド)の仕組みの一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態に係る風力発電装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1〜6に係る風力発電装置の基本構造を示している。風力導入第一風路100(後述する導管11に繋ぐ)を兼ねる柱R1(芯柱)の基端は、土台2に立設されており、図示しない筋交部材で補強されている。この柱R1は風力導入第一風路100を備えた中空形状であり、空気(風力)を取込む構成である。柱R1は、床下から、少なくとも、建屋Rの天井R2に到る構造である。柱R1は、耐震機能を備える。例えば、鋼管とする。この柱R1は、床下と屋根との気圧差(高低差)により発生する上昇による風(上昇気流、又は位置エネルギー)を生成する。地下空気(床下)、又は地中空気を取込む床下空間の入口101(開口)を備えており、前記柱R1の風力(空気)導入第一風路100に繋がり、後述する屋根裏R4に配備した発電室3に到る。この発電室3には、入口101と風力導入第一風路100を経由して、自然気流X1(蒸気、またはガス等を含む)とか、後述する、発電機、ストーブ、又はその他の機械からの人工風を生成するハイブリッドAの発電装置を備えることも有り得る。
図中102は、空中の空気を取入れる風力(空気)導入第二風路を示す。風力導入第二風路102は、風力導入第一風路100を邪魔しない位置で発電室3に繋がる。また、図示しないが、風力導入第一・第二風路100・102には、それぞれ切換弁を備えてあり、風力導入経路を制御できる。
そして、発電室3に繋がる風力排気風路5(風路となり、柱R1となる)が形成されており、風力排気風路5は屋根裏R4より空中高く配備され、かつ排気風力が建屋Rの周辺風力に邪魔されない構造である。図中500は排気口である。この風力排気風路5は、風力導入第一風路100に嵌合されており、回転自在である。この回転を司る風見鶏501を有する。風力排気風路5は、柱R1となり、前述の効果が期待できる。また、排気口500からの風力の排気で、この排気口500の下側と近傍に負圧領域を形成し、風力導入第一・第二風路100・102と導管11等に風力誘引効果を与えることもできる。図中6は入口101に設けたシャッタで、自動制御である。
図2〜図2−1は、実施の形態1に係る、圧力を増強する風力発電装置1の要部を示す斜視断面図である。
風力発電装置1、風力導入第一風路100(風路となり、柱R1となる)に繋がる吸気端(吸入口)12と、風力導入第一風路100、又は風力導入第二風路102(風路となる)に繋がる排気端(排気口)13とを備えた導管11(導管本管である)と、羽根車21とを備える。導管11は、風を通すための管状部材であり、例えば、直径5cmに設定されている。羽根車21(風車構造)は、風力を回転の運動エネルギーに変換する要素であり、例えば、直径15cm、幅5cmに設定されている。図2には、羽根車21の厚さ方向(後述のZ方向)の中央で風力発電装置1を中心軸に垂直な平面で切断した断面を、切断した側から見下した場合の斜視断面図が示されている。図1の如く、風力導入第一風路100は、建屋の柱R1を兼用する構成である。また、この構造であれば、耐震効果が期待できる。
図3〜図3−2は、実施の形態1に係る風力発電装置1の正面視した断面図であり、収れん部14、殊に、狭窄部14aの、好ましい、各構成を説明する。
図7に示すように、実施の形態1に係る風力発電装置1の羽根車21は、例えば、1対の環状輪郭体24(羽根車21の外郭体)の間に、複数の羽根25を差し渡して構成される。羽根25の各々は、例えば、1枚の平板22と、1枚の傾斜板23とで形成される。なお、羽根25は、対の環状輪郭体24(羽根車21の外郭体)の間に、均等に(整然と)配備されている。また、この導管11には、その両端にそれぞれ吸気端12及び排気端13を形成するとともに、後述する羽根車21に接触する部位に導管本体収れん部14を形成する。この例では、導管本体収れん部14は、導管11の一方の内壁曲面より突出した膨出曲面形状の突部14a1と、対峙する羽根車21の輪郭体24、又は導管11の他方の内壁曲面とで形成した、断面視して、切欠きした半月形状、又は眞半月形状等の狭窄部14aであり、収れん部14(狭窄部14a)は、当該導管11を流れる風の流れ、向き又は強さを調節する(絞り形態である)。この例では、狭窄部14aは、導管11の管路内に形成した羽根車21の陥入を許す滑らかに凹んだ部分(各形態を後述する)をいう。狭窄部14aは、後述する図2〜図4−4と、図8〜図10に示した、それぞれの形態があるが、何れも一例である。
なお、図2や図7などでは、この対の輪郭体24の中間に位置する支持構造も、環状輪郭体24として示してあるが、図2−1に示すように、羽根25の軸側(裏側)の面を面一に覆う、いわば対の輪郭体24と中間の輪郭体24とを一体化した構造の環状輪郭体24も有り得る。
また、導管11には、膨出した扁平かつ略球状の部屋16(狭窄部14aと同じ)を備えており、この部屋16には、羽根車21の一部(風取込み部屋25a)を回転自在に、軸支されている(収容されている)。また、実施例では、該部屋16は、例えば、導管11の壁を外側に膨出させる形で形成されており、導管11の内部空間と気密に連通した空間部位であって、前述の如く、羽根車21が、滑らかな回転を確保するためにも部屋16の内面と僅かなクリアランスをもって、収められている。
図2〜図3−2に示すように、部屋16に収容された羽根車21の一部21a(図3において、羽根車21の導管11側であって、少なくとも、風取込み部屋25a(ポケット))は、導管11の右側に陥入(嵌入)されている。導管11の吸気端12側と羽根車21の傾斜板23とか、平板22、又は部屋16の表面は、いずれも滑らかな曲面、又は平面等の壁面で形成されており、両者は、滑らかに接続する。また、導管11の吸気端12側と羽根車21の平板22も接続する。これにより、導管11の吸気端12から流入した風は、狭窄部14aで平板22に衝突し、回転軸29を中心として羽根車21を回転させる。図2、図3においては、羽根車21の回転方向は、例えば、時計回りである。図2、図3に示すように、流入した風が平板22に衝突する直前の向きと平板22は垂直であるため、風力が高い効率で羽根車21の回転に係る運動エネルギーに変換される。また、部屋16により、導管11を通る風力の逃げが最小限となり、羽根車21に効果的に風力を伝達することが可能となっている。羽根車21を回転させた風は、導管11の排気端13から排出される(風力排気風路5に送られる)。
なお、導管11の吸気端12には、前述の如く、風力導入第一風路100が、また排気端13には、大気中に、働きを終えた風力を排出する風力排気風路5が接続される。
以下、導管11に平行な方向(吸気端12から排気端13への方向)をX方向、導管11に垂直な方向で、羽根車21に向かう方向をY方向、回転軸29と平行な方向(X方向及びY方向に垂直な方向で、例えば、図2、図3において、手前から奥に向かう方向)をZ方向とする。
図3は、狭窄部14aの基本形であり、狭窄部14aは、膨出形状の突部14a1と、この突部14a1と羽根車21の一部21aとの間に形成され、導かれた風力(空気)を羽根車21に強制的にかつ圧縮して(加圧して)送達し、この羽根車21の回転速度を速める。導管11のこの突部14a1に対峙する側には、導管11と部屋16とを繋ぐ通路である風取込み部屋25aを設ける。また、導管本体収れん部14には、風力を誘導し、かつ狭窄箇所を形成するガイド片14bを、導管11の内壁に配備する。このガイド片14bは、望ましくは部屋16の構成部品に併設して設けられる。図3−1は、突部14a1に風力の流れを規制する横方向の抜け道14cを形成し、過剰な風力を排除する変形1を示し、また、図3−2は、傾斜方向の抜け道14cを示してあり、図3−1より優れた機能を備える変形2を示している。
図4−1〜4−は、実施の形態1に係る、主として、風力導入第一風路100の各態様を説明する正面視した断面図である。図4−1は、導管11の基本形(形態1)を示し、図4−2は、導管11の形態2を示し、後述する角度θのものより緩やかな曲管である。また、図4−3は、導管11の形態3を示し、図4−4は、導管11の形態4を示し、角度θの曲管である。即ち、形態2は、曲折の一例であり、排気端13の先の導管11が、羽根車21のセンターの近傍までに曲折(排気端13の水平面を基点として角度θとなる)する構造であり、排気スピードを抑えて、風力の流速を利用する。また、形態3は、吸気端12側の導管11を、図4−3の如く、曲折する構造であり、吸入スピードを抑えて、導管本体の収れん部14に風圧を勢いよく流すことで、羽根車21に大きな力を与える。さらに、形態4は、形態2と形態3との合体構造であって、羽根車21に、優れた大きな風圧(羽根車21)とを与える。角度θは一例であり限定されない。
この羽根車21を詳細に説明すると、この羽根車21は、1対の帯状環体でなる輪郭体24と、この対の輪郭体24の間に多数個差し渡して設けた風の受入部屋となる羽根25と、この羽根25を構成する平板22及び傾斜板23と、輪郭体24及び/又は羽根25に接続されたスポーク27と、スポーク27の中心部を支持する回転軸29とで構成する。輪郭体24は、回転軸29を中心とする環状に形成され、平板22及び傾斜板23を支持するとともに、羽根車21の放射方向の外郭を構成する(水車の形態である)。スポーク27は、羽根車21の径方向の強度を保つ平板状の部材であり、周方向支持部材28は、羽根車21の周方向の強度を保つ円筒状の部材である。スポーク27と周方向支持部材28は、直角に交差している。このような部材により構成された羽根車21は、回転方向の力に対しても、径方向の力に対しても、十分な強度を有する。
回転軸29は、羽根車21の中心軸であり、図示しないシャフト等の棒状部材によって、回転力を直接的又は間接的に図示しない発電機に伝える。これにより、風力が電力に変換される。回転軸29は、複数のスポーク27の交点に位置する。
本実施の形態に係る羽根車21は、回転軸29を中心として、例えば、8つのスポーク27を備え、45°毎回転した位置に形成される。
図5は、実施の形態1に係る羽根車21の正面図である。理解を容易にするため、図5において、平板22及び傾斜板23は省略されている。また、図6に示すように、実施の形態1(他の態様も同じ)の羽根車21の幅は一定である。
図7は、実施の形態1に係る羽根車21の斜視図である。図示のように、実施の形態1においては、図2に示すように、羽根車21は、平板22と傾斜板23(風取込み部屋25a)を、例えば、それぞれ30枚ずつ備えている。平板22は、回転軸29と同一の平面上にある。即ち、導管11を上昇してきた風が、狭窄部14aから羽根25に入るときに、平板22に正面より当たり、最大の力が発生する構成である。当たる方向を、図9−1の(イ)、(ロ)において、直角rで示す。傾斜板23は、隣接する2つの平板22の間に形成されている。傾斜板23の一端は、ある平板22の回転軸29から遠い側の端と接し、傾斜板23の他端は、隣接する別の平板22の回転軸29側の端と接している。傾斜板23は、回転軸29に向って凹んだ斜面(曲面状のスロープ)として形成されている。この羽根車21は、図15の表の(A)を参照されたい。その他の羽根車21としては、例えば、図2−1は、傾斜板23を有さず、平板22と輪郭体24とで風取込み部屋25aを形成する、簡易型の羽根車である。図15の表の(B)を参照されたい。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2に係る風力発電装置1の正面断面図である。図示のように、実施の形態2の導管11は、狭窄部14aの羽根車21から遠い側(−Y方向)に、支持板31を備えている。吸気端12から流入した風は、その一部が狭窄部14a付近のカーブに沿って羽根車21に導かれ、他の一部が導管11の方向に直進して支持板31に衝突する。これにより、支持板31がない場合に比べ、強い風が流入した場合でも、導管11や羽根車21が破損し難い。また、支持板31に衝突した風は、その後、羽根車21に向かい、羽根車21を回転させることになるため、エネルギーの損失が少なく、高効率の発電を維持することができる。尚、支持板31には、余剰風力を逃がす開口を形成する構造も有り得る。
図9で示した各図(イ)、(イ´)〜(ニ)、(ニ´)は、狭窄部14aと羽根車21との各案を示しており、各図に対して、以下に説明する。
(イ)及び要部の図面(イ´)は、実施の形態1に係るものであり、導管11の内壁より、羽根車21側に向って膨出した例えば可撓性の突部14a1を利用して狭窄部14aを形成する。この狭窄部14aにより、風力導入第一風路100を流れる風を絞り込み、風の増速と増圧を達成する(圧力を上げる)。この増圧した風を、導管11と狭窄部14aとを繋ぐ導入風路11aより、羽根車21の羽根25(羽根25と外の郭輪体24−1とで形成した風取込み部屋25a)に送り、平板22に直角rに当てる。この風の圧力を、羽根車21の回転動力とするのが、本発明の特徴である。その後は、狭窄部14aから排気風路11bに到った風(働きを終えた風)は、導管11の排気風路11bを利用して排出するが、羽根25によって長く蓄えることで、羽根車21の回転動力(駆動力)の向上に役立ち、かつ発電量の拡充が確保できる。
尚、導管11の排気風路11bより、その排気端13に到る。この風力の流れを、図9と図10において、矢視Aで示す。
(ロ)及び要部の図面(ロ´)は、実施の形態2に係るものであり、前述の(イ)及び要部の図面(イ´)に準ずる。但し、突部14a1の形態が異なる。その構成と作用は略同じである。
(ハ)及び要部の図面(ハ´)は、実施の形態3に係るものであり、図3−1の実施の形態1に準ずるが、排気風路11bがより大きく形成されている。風を搾り込む狭窄部14aに送られた風力を、導管11と部屋16とを繋ぐ導入風路11aより、羽根車21の羽根24の風取込み部屋25a(ポケット)に送り、当該羽根車21の回転動力とする、等のその他の点は、前述(イ)等に準ずる。
(ニ)及び要部の図面(ニ´)は、実施の形態4に係るものであり、実施の形態2及び3の特徴を併せ持ち、前述の(ロ)及び(ハ)に準ずる。
図10で示した各図(ホ)、(ホ´)と、(へ)、(へ´)は、風力収れん部14、及び/又は、狭窄部14aと羽根車21との各案を示しており、各図に対して、以下に説明する。(ホ)、(ホ´)は、実施の形態5に係るものであり、羽根車21の各傾斜板23の径方向外側に受入れ傾斜板23aを設けた構造であり、回転動力の向上と、風の整流とを図る。その他は、前述の(ハ)等に準ずる。この例は、羽根車21に受入れ傾斜板23aを設け、この受入れ傾斜板23aは、整流片14dに連繋する構造である。また、(へ)、(へ´)は、実施の形態5を簡略化した、実施の形態6に係るものである。
図12、図13は、人工風を発生する仕組みの一例を示した、図3の例における実施の形態1を採用した風力発電装置であり、導管11に繋ぐ、風力導入第一風路100の適所に、発電機40とか、熱風生成手段のヒータ、ガス等の熱交換部41を付設し、人工風を生成するハイブリッドAを示す。自然風(自然気流)の補助・代替と、共働とを可能とする。また、図13は、図12に準ずるが、導管11に繋ぐ、風力導入第一風路100の適所に、熱交換部41を付設し、人工風を生成するハイブリッドAを示す。自然風の補助等と、共働とを可能とする。この人工風は、一例である。また、図16は、人工風を生成する仕組みの一例であり、単独型と並設型と、上下位置との選択の自由度を示している。そして、図12、図13の想像線により、上位置の場所を示す。
尚、ハイブリッドAは、図示しない内外空気の吸込み口と、風力導入第一風路100に繋がる風路42等を備える。
図中Bは、風力導入第一風路100の中心を示す。
以上説明したように、本実施の形態1〜6においては、導管11の直径と羽根車21の幅とが同一であるが、異なっていてもよい。
本実施の形態1〜6においては、風力発電装置1の導管11及び羽根車21はプラスチック製であるが、材質はこれに限られず、例えば、アルミニウム、木製等の素材であってもよく、複合材料であってもよい。
また、平板22、傾斜板23、スポーク27、周方向支持部材28の数は、上述したものに限られず、適宜変更されてもよい。
1 風力発電装置
100 風力(空気)導入第一風路
101 入口
102 風力(空気)導入第二風路
2 土台
3 発電室
5 風力排気風路
500 排気口
501 風見鶏
6 シャッタ
11 導管
11a 導入風路
11b 排気風路
12 吸気端
13 排気端
14 収れん部(導管本体収れん部)
14a 狭窄部
14a1 突部
14b ガイド片
14c 抜け道
14d 整流片
15 補強材
16 部屋
21 羽根車
21a 一部
22 平板
23 傾斜板
23a 受入れ傾斜板
24 輪郭体
25 羽根
25a 風取込み部屋
27 スポーク
28 部材
29 回転軸
31 支持板
40 発電機
41 熱交換部
42 風路
A ハイブリッド
B 中心
R 建屋
R1 柱
R2 天井
R3 床下
r 直角
R4 屋根裏
X1 自然気流

Claims (4)

  1. 風力、及び/又は、人工風でなる風(空気)の風路と、前記風路に介設した導管と、前記導管内に備えた前記風の流れ、向き又は強さを制御する導管収れん部と、前記導管収れん部の部屋に輪郭体の一部を陥入した羽根車と、前記羽根車に設けた多数の導入部屋と、を備える建屋に設けた風力発電装置であって、
    前記羽根車の輪郭体の一部は、前記導管収れん部の狭窄部に陥入し、
    前記導管収れん部の前記風路と、前記部屋の壁面と、前記導入部屋の壁面とは、滑らかな面とし、
    前記導入部屋は、前記導管収れん部を通った風の受止め用の平板及び傾斜板を備える、
    ことを特徴とした風力発電装置。
  2. 前記狭窄部において前記羽根車の風路の壁面と接続し、前記風力を排出する排気口を備える、
    請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記平板は、前記羽根車の回転方向と垂直である、
    請求項1又は2に記載の風力発電装置。
  4. 前記狭窄部において、前記平板の少なくとも1枚は、前記風を垂直に受け止める、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の風力発電装置。
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